JP2002133617A - ヘッド保護機構 - Google Patents

ヘッド保護機構

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JP2002133617A
JP2002133617A JP2000330280A JP2000330280A JP2002133617A JP 2002133617 A JP2002133617 A JP 2002133617A JP 2000330280 A JP2000330280 A JP 2000330280A JP 2000330280 A JP2000330280 A JP 2000330280A JP 2002133617 A JP2002133617 A JP 2002133617A
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Japan
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tape
head
protect
chassis
arm
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JP2000330280A
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Kiichiro Nawa
幾一郎 縄
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads
    • G11B5/102Manufacture of housing
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads
    • G11B5/11Shielding of head against electric or magnetic fields
    • G11B5/115Shielding devices arranged between heads or windings
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/40Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature 

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープドライブの薄型化が可能で、負荷に強
いヘッド保護機構を提供すること。 【解決手段】 リーダテープ(71)の連結部が磁気ヘ
ッド(31)と接触しないように保護するためのヘッド
保護機構(50)において、プロテクトアーム(51)
は、アクチュエータアセンブリ(20)に近接してシャ
ーシ(12)の表面上で回動自在に設けられ、テープ通
過溝(51a)を持つ。シャーシの裏面に回動自在に配
置されたプロテクトレバー(54)は、その一端(54
1)がリングカム(62)に近接し、かつカム面(62
1)と係合可能に設けられ、その他端(542)が孔
(12c)を介してプロテクトアームのアーム部(51
4)の先端(514a)と連結されている。スプリング
(53)は、プロテクトアームをアクチュエータアセン
ブリに近づく方向へ常時付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDLT(Digital Li
near Tape)やLTO(Linear Tape Open)に代表され
るリニアテープストレージシステムに関し、特に、それ
に用いられるヘッド保護機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリニアテープストレージシステ
ムは、コンピュータシステムのバックアップ用として開
発され、従来から種々のものが提案されている。例え
ば、DLTとしてのデジタル線形テープドライブは、特
開平9−198639号公報などに開示されている。
【0003】デジタル線形テープドライブ(以下、単に
「駆動装置」や「テープドライブ」、「ドライブ」とも
呼ぶ。)は、単一のリール(供給リール)を持つテープ
カートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とも呼
ぶ。)を受けるためのものであり、その内部に巻取りリ
ールを内蔵している。テープカートリッジが駆動装置に
装着されると、テープカートリッジから磁気テープが引
き出され、ヘッドガイドアセンブリ(HGA)を介して
巻取りリールで巻き取られる。ヘッドガイドアセンブリ
は、テープカートリッジから引き出された磁気テープ
(以下、単に「テープ」とも呼ぶ。)を磁気ヘッドに案
内するためのものである。磁気ヘッドは、当該テープと
の間で情報を交換する。ヘッドガイドアセンブリは、一
般に、ブーメラン状の形をしたアルミニウム製のプレー
トと、ベアリングを使用した6個の大きなガイドローラ
とで構成される。
【0004】尚、ヘッドガイドアセンブリは、テープガ
イドアセンブリとも呼ばれ、それは、例えば、特表平9
−500753号公報に開示されている。また、ガイド
ローラの一例は、特開2000−100025号公報に
開示されている。
【0005】一般に、テープドライブは、例えば、特表
2000−501547号公報に記載されているよう
に、共通のベースを有する略直方体形状のハウジングを
含む。ベースは2つのスピンドルモータ(リールモー
タ)を有する。第1のスピンドルモータは、ベースに永
久的に取り付けられたスプール(巻取りリール)を有
し、そのスプールは、比較的高速で流れる磁気テープを
受けるように大きさが定められている。第2のスピンド
ルモータ(リールモータ)は取外し可能なテープカート
リッジを受けるように適合される。取外し可能なテープ
カートリッジは、ドライブのハウジングに形成されたス
ロットを通してドライブの中に手動で、または自動的に
挿入される。テープカートリッジをスロットの中に挿入
すると、カートリッジは第2のスピンドルモータ(リー
ルモータ)と係合する。第1および第2のスピンドルモ
ータ(リールモータ)を回転する前に、機械的なバック
リング機構によってテープカートリッジは永久的に取付
けられたスプール(テイクアップリール)に接続され
る。テープカートリッジと永久スプールとの間に位置づ
けられた多くのローラ(ガイドローラ)は、テープカー
トリッジと永久に取付けられたスプールとの間を磁気テ
ープが比較的高速で前後に移動する際にそれを案内す
る。
【0006】このような構成のデジタル線形テープドラ
イブでは、巻取りリールがテープを供給リールから引っ
張るための装置が必要である。そのような引っ張り装置
は、例えば、特公平3−7595号公報に開示されてい
る。この公報によると、巻取りリールには巻取りリーダ
手段(第1のテープリーダ)が連結され、供給リール上
のテープに供給テープリーダ手段(第2のテープリー
ダ)が固定されている。第1のテープリーダはその一端
にタブを有し、第2のテープリーダはロッキング孔を有
し、タブがロッキング孔に係合される。
【0007】さらに、第1のテープリーダを第2のテー
プリーダに接合するための機構も必要となる。そのよう
な接合機構は、例えば、特公平6−39027号公報に
開示されている。
【0008】また、特開2000−100116号公報
には、リーダテープ(第2のテープリーダ)の側方に突
出する耳片を必要とすることなく、リーダテープの端部
をテープカートリッジのテープエンド引掛け部に係止す
ることのできる「リーダテープの係止部構造」が開示さ
れている。
【0009】特開平11−86381号公報には、テー
プカートリッジがドライブに挿入されていない際に、テ
ープドライブの巻取りリールが回転するのを防ぐための
ロックシステムが開示されている。
【0010】一方、デジタル線形テープドライブに装着
されるテープカートリッジとしては、その一例が特開2
000−149491号公報に開示されている。
【0011】また、特開平11−316991号公報に
は、バックリング機構または巻取りリーダを使用するこ
となくテープリーダがテープカートリッジからテイクア
ップリールに押し進められるようにした「テープドライ
ブ」が開示されている。
【0012】尚、テープドライブは、磁気テープヘッド
アクチュエータアセンブリをさらに含み、この磁気テー
プヘッドアクチュエータアセンブリは複数のローラによ
って規定されたテープ経路上に、巻取りスプールとテー
プカートリッジとの間に位置づけられる。動作中は、磁
気テープが巻取りスプールとテープカートリッジとの間
を前後に流れ、規定されたテープ経路上を流れる間に磁
気ヘッドアクチュエータアセンブリに密に接近する。こ
のような磁気ヘッドアクチュエータアセンブリの一例
は、上記特表2000−501547号公報に開示され
ている。
【0013】ところで、上記特公平3−7595号公報
に開示されているように、巻取りリールには第1のテー
プリーダが連結され、テープカートリッジに内蔵される
供給リール上のテープに第2のテープリーダが固定され
ている。尚、テープリーダは「リーダテープ」とも呼ば
れる。そして、テープカートリッジがテープドライブの
スロットの中に挿入され、テープカートリッジ(供給リ
ール)が供給リールモータに係合された後、上記特公平
6−39027号公報に開示されているような接合機構
を使用して、第1のリーダテープと第2のリーダテープ
とが接合(連結)される。この第1のリーダテープと第
2のリーダテープとの接合(連結)部は、上記特公平3
−7595号公報に開示された図面に図示されているよ
うに、リーダテープの表面から上下方向に突出した形状
を呈する。その後に、テープカートリッジ(供給リー
ル)から磁気テープを巻取りリールに引込む「テープロ
ーディング」が行われる。また、磁気テープと磁気ヘッ
ドアクチュエータアセンブリの磁気ヘッドとの間の情報
交換が終了した後、巻取りリールから磁気テープをテー
プカートリッジ(供給リール)に巻き戻す「テープアン
ローディング」が行われる。
【0014】上述したように、上記連結部がテープ表面
から上下方向に突出した形状を呈しているので、テープ
ローディング時およびテープアンローディング時におい
て、上記連結部が磁気ヘッドアクチュエータセンブリの
磁気ヘッドと接触しないように保護する機構(以下「ヘ
ッド保護機構」が必要となる。すなわち、テープドライ
ブが記録再生モード以外のときには、このヘッド保護機
構を駆動させることによって、上記連結部が磁気ヘッド
と接触しないように保護する必要がある。一方、テープ
ドライブが記録再生モードのときには、ヘッド保護機構
の駆動を解除して、磁気テープが磁気ヘッドと接触する
のを許すように動作する。換言すれば、リーダテープ
(第1のリーダテープと第2のリーダテープの両方)が
磁気ヘッドアクチュエータアセンブリの近傍を通過する
際には、ヘッド保護機構を駆動させて上記連結部が磁気
ヘッドと接触しないように保護する必要がある。
【0015】図7を参照して、従来のヘッド保護機構を
含む従来のテープドライブについて説明する。尚、図7
は上蓋を取り外した状態の従来のテープドライブを示す
平面図である。
【0016】テープドライブ10’は、テープカートリ
ッジ(図示せず)を受けるためのものであり、その内部
に巻取りリール11を内蔵している。巻取りリール11
はスプールとも呼ばれる。テープドライブ10’は、共
通のベース12’aを有する略直方体形状のハウジング
(シャーシ)12’を有する。ベース12’aは2つの
スピンドルモータ(リールモータ)13’、14を有す
る。第1のスピンドルモータ13’は、ベースに永久的
に取り付けられたスプール(巻取りリール)11を有
し、そのスプール11は、比較的高速で流れる磁気テー
プ(図示せず)を受けるように大きさが定められてい
る。第2のスピンドルモータ(リールモータ)14は取
外し可能なテープカートリッジを受けるように適合され
る。取外し可能なテープカートリッジは、ドライブ1
0’のハウジング12’に形成されたスロット12’b
を通してドライブ10’の中に手動で、または自動的
に、矢印Aで示す挿入方向に沿って挿入される。第1の
スピンドルモータ13’は巻取りリールモータと呼ば
れ、第2のスピンドルモータ14は供給リールモータと
呼ばれる。
【0017】テープカートリッジをテープドライブ1
0’のスロット12’bの中に挿入すると、カートリッ
ジは第2のスピンドルモータ(供給リールモータ)14
と係合する。第1および第2のスピンドルモータ(リー
ルモータ)13’、14を回転する前に、機械的なバッ
クリング機構(図示せず)によってテープカートリッジ
は永久的に取付けられたスプール(巻取りリール)11
に接続される。テープカートリッジと永久スプール11
との間に位置づけられた多くのローラ(ガイドローラ)
15は、テープカートリッジと永久に取付けられたスプ
ール11との間を磁気テープが比較的高速で前後に移動
する際にそれを案内する。
【0018】尚、ハウジング(シャーシ)12'は非磁
性体のアルミダイカストで構成されているので、第2の
スピンドルモータ14のマグネット(図示せず)からの
磁気漏れを遮断するために、第2のスピンドルモータ1
4は鉄系の磁性体からなるプレート16で覆われてい
る。
【0019】テープドライブ10’は、磁気テープヘッ
ドアクチュエータアセンブリ(以下、単に「アクチュエ
ータアセンブリ」とも呼ぶ)20’をさらに含み、この
アクチュエータアセンブリ20’は上記複数のローラ1
5によって規定されたテープ経路(図示せず)上に、巻
取りスプール11とテープカートリッジとの間に位置づ
けられる。動作中は、磁気テープが巻取りスプール11
とテープカートリッジとの間を前後に流れ、規定された
テープ経路上を流れる間にアクチュエータアセンブリ2
0’に密に近接する。また、従来のヘッド保護機構5
0’は、このアクチュエータアセンブリ20’に近接し
て配置されると共に、後述するように、アクチュエータ
アセンブリ20’の一部の構成要素をヘッド保護機構5
0’の構成要素としても使用している。
【0020】次に図8を参照して、従来のヘッド保護機
構の駆動部を備えた、従来のアクチュエータアセンブリ
20’について説明する。図8はアクチュエータアセン
ブリ20’の外観を示す斜視図である。
【0021】アクチュエータアセンブリ20’は、大ま
かに、テープヘッドアセンブリ(以下、単に「ヘッドア
センブリ」とも呼ぶ。)とヘッド送り機構とから構成さ
れる。ヘッドアセンブリは、上下方向に延在する磁気ヘ
ッド(ヘッド)31と、この磁気ヘッド31を保持する
ヘッドホルダ32と、磁気ヘッド31と外部の回路(図
示せず)との間を電気的に接続するための一対のフレキ
シブルプリント回路(FPC)33とを有する。
【0022】ヘッドホルダ32は、磁気ヘッド31を搭
載するヘッド搭載部321と、このヘッド搭載部321
の上端両側からヘッド搭載部321に対して垂直方向に
互いに対向して延在した一対のフランジ322とを有す
る。フランジ322の各々は、ネジ34を受け入れる孔
322aを有し、この孔322aを介してネジ34を螺
合することにより、ヘッドアセンブリと後述するヘッド
送り機構とが組み付けられる。また、ヘッド搭載部32
1は、ほぼ中央に開口321aを有し、この開口321
aを介して、一対のフレキシブルプリント回路(FP
C)33の一端と磁気ヘッド31とが電気的に接続され
る。
【0023】一方、ヘッド送り機構は、回転中心軸Oを
持つネジ山41’a付きリードスクリュー(ネジ山付き
シャフト)41’と、中央部が開口(図示せず)した略
ロ字形をしており、上記ヘッドアセンブリを保持しなが
らヘッドアセンブリを上下動させるためのヘッドリフト
42’と、このヘッドリフト42’の開口内に配置され
た状態で、このヘッドリフト42’に固定され、リード
スクリュー41’のネジ山41’aと係合するネジ溝
(図示せず)を持つスプリットナット(以下、単に「ナ
ット」とも呼ぶ。)43’と、リードスクリュー41’
の下端側に取り付けられ、他の駆動手段によりこのリー
ドスクリュー41’を回転中心軸Oの回りに回転させる
リードスクリューギヤ44’とを有する。スプリットナ
ット43’は、リードスクリュー41’の回転中心軸O
の回りの回転に応じて、ヘッドリフト42’を回転中心
軸Oの延在する方向(上下方向)に移動させる。
【0024】ヘッドリフト42’は、一方の側壁部42
2’の下端から側方外側へ突出する突出部425’を有
し、この突出部425’にはガイド47’を受けるため
のガイド用溝が形成されている。なお、このガイド4
7’は、シャーシ12’のベース12’aから上方へ立
設したガイド棒17(図7)に対して上下方向に摺動可
能に取り付けられ、ヘッドリフト42’が回転するのを
防止するためのものである。
【0025】スプリットナット43’のネジ溝はリード
スクリュー41’のネジ山41’aと係合して、リード
スクリュー41’の回転中心軸Oに沿ってヘッドリフト
42’を上下方向に移動する。
【0026】スプリットナット43’は、その外周に形
成された環状溝(図示せず)をさらに有し、この環状溝
の中にドーナツ状スプリング(円形ばね)48’が位置
づけられる。ドーナツ状スプリング48’は、ドーナツ
状に成形した特殊なコイルスプリングである。このドー
ナツ状スプリング48’により、内向きの適応した圧縮
力がナット43’に与えられる。ナット43’の変形を
軽減するために、ナット43’は回転中心軸Oに対して
垂直に配向された環状スペース(図示せず)をさらに含
む。
【0027】従って、アクチュエータアセンブリ20’
(ヘッド送り機構)のリードスクリュー41’が時計回
りまたは反時計回りのいずれかの方向に回転すると、ヘ
ッドリフト42’およびそれに取り付けられたヘッドア
センブリはリードスクリュー41’の回転に応じて、回
転中心軸Oに沿って上下方向に移動することなる。
【0028】尚、スプリットナット43’とドーナツ状
スプリング48’との組み合わせは、アクチュエータア
センブリ20’のバックラッシュを防止するためのバッ
クラッシュ防止機構として働く。詳述すると、リードス
クリュー41’とリードスクリュー41’の回転に応じ
たヘッドリフト42’移動時のバックラッシュを防止す
るため、ドーナツ状スプリング48’で、スプリット
(スリット)(図示せず)を設けたスプリットナット4
3’を弾性変形させ、側方より内側にリードスクリュー
41’に押圧している。
【0029】尚、アクチュエータアセンブリ20’(ヘ
ッド送り機構)は、シャーシ12’のベース12’a上
に立設したベアリングホルダ18によって回転可能に支
持されている。
【0030】図7および図8に加えて図9をも参照し
て、従来のヘッド保護機構50’について説明する。
【0031】図9に示されるように、ヘッド保護機構5
0’は、ヘッドアセンブリの磁気ヘッド31を覆うよう
に、アクチュエータアセンブリ20’のヘッドアセンブ
リの前面に近接して配置されたプロテクトアーム51’
を有する。このプロテクトアーム51’は、断面略U字
型の形状をしており、回動軸52’の回りに回動可能に
配置されている。この回動軸52’にはスプリング5
3’が巻き付けされており、このスプリング53’によ
りプロテクトアーム51’はヘッドアセンブリ側へ向け
て常に付勢されている。すなわち、このスプリング5
3’はプロテクトアーム51’をヘッドアセンブリ側へ
向けて付勢する付勢手段として働く。
【0032】詳述すると、プロテクトアーム51’は、
底板部511’と、この底板部511’のヘッドアセン
ブリ側の一端から、間に磁気ヘッド31を挟んだ状態
で、底板部511’に対して垂直に上方へ延在する一対
の内側プロテクト板部512’と、この一対の内側プロ
テクト板部512’および磁気ヘッド31から離間しか
つ磁気ヘッド31と対向した状態で、底板部511’の
他端から底板部511’に対して垂直に上方へ延在する
外側プロテクト板部513’とを有する。すなわち、プ
ロテクトアーム51’は、一対の内側プロテクト板部5
12’と外側プロテクト板部513’との間に形成され
た、磁気テープや上記リーダテープを通過させるための
テープ通過溝51’aを持つ。
【0033】図8に示されるように、従来のヘッド保護
機構50’(プロテクトアーム51’)の駆動部は、磁
気ヘッド31の下端より下側で、ヘッドリフト42’の
底部に回動軸(後述する)の回りに回動可能に取り付け
られたカムバー54’と、リードスクリューギヤ44’
の上面に、後述するように磁気ヘッド(ヘッドアセンブ
リ)が下方へ移動したときにカムバー54’と係合し
て、このカムバー54’をリードスクリュー41’から
離れる方向へ駆動するための突起55’とを有する。
【0034】このヘッド保護機構50’(プロテクトア
ーム51’)の駆動部の駆動源(駆動力)としては、ア
クチュエータアセンブリ20’(ヘッド送り機構)のリ
ードスクリューギヤ44’を回転駆動するためのステッ
ピングモータ60が使用される。すなわち、ステッピン
グモータ60の回転軸(図示せず)は、図示しない歯車
列を介してリードスクリューギヤ44’と係合してい
る。
【0035】次に、図10乃至図13を参照して、従来
のヘッド保護機構50’の動作について説明する。図1
0は、テープドライブ10’が記録再生モード時におけ
る、カムバー54’とリードスクリューギヤ44’との
位置関係を示すアクチュエータセンブリ20’の側面図
であり、図11は、テープドライブ10’が記録再生モ
ード時における、プロテクトアーム51’の位置関係を
示す要部平面図である。また、図12は、テープドライ
ブ10’が記録再生モード以外の時における、カムバー
54’とリードスクリューギヤ44’との位置関係を示
すアクチュエータセンブリ20’の側面図であり、図1
3は、テープドライブ10’が記録再生モード以外の時
における、プロテクトアーム51’の位置関係を示す要
部平面図である。
【0036】最初に、図10および図11を参照して、
テープドライブ10’が記録再生モード時における、従
来のヘッド保護機構50’の動作について説明する。
【0037】記録再生モードでは、磁気ヘッド31は、
図10に示される位置から、常に矢印Aで示されるよう
に、上方に移動した位置で使用される。換言すれば、図
10は、磁気ヘッド31を通常する記録再生位置におい
て最も下方にある状態を示している。尚、磁気ヘッド3
1を上方へ移動させる場合、図10の矢印D1で示され
るように、リードスクリュー41’は時計回りに回転さ
せられる。
【0038】このような状態では、図10から明らかな
ように、リードスクリューギヤ44’に取り付けられた
突起55’は、カムバー54’とは決して係合すること
はない。従って、カムバー54’は、その先端が、その
付勢手段により、図11に示されるように、リードスク
リュー41’に近づく方向へ(すなわち、その回動軸5
41’の時計回り方向へ)付勢される。それにより、カ
ムバー54’は、図11に示されるように、プロテクト
アーム51’の一方の内側プロテクト板部512’と係
合することもない。従って、ヘッド保護機構50’は駆
動されることなく、プロテクトアーム51’は、スプリ
ング53’の付勢力によって、回動軸52’の回りを時
計回りに回動され、図11に示されるように、一方の内
側プロテクト板部512’がヘッドアセンブリのヘッド
搭載部321と接触した状態となる。これにより、図1
1に示されるように、一対の内側プロテクト板部51
2’間から磁気ヘッド31がプロテクトアーム51’の
テープ通過溝51’a中へ突出した状態となる。従っ
て、テープカートリッジの供給リールから引き出された
磁気テープ70は、このプロテクトアーム51’のテー
プ通過溝51’aを通過する際、ヘッドアセンブリの磁
気ヘッド31と接触した状態となり、磁気テープ70と
磁気ヘッド31との間の情報交換がなされる。
【0039】次に、図12および図13を参照して、テ
ープドライブ10’が記録再生モード以外の時におけ
る、従来のヘッド保護機構50’の動作について説明す
る。
【0040】記録再生モード以外の時、すなわち、テー
プローディング時およびテープアンローディング時で
は、リーダテープ71の上記連結部が磁気ヘッド31と
接触しないように、ヘッド保護機構50’のプロテクト
アーム51’を駆動する。
【0041】すなわち、この場合、磁気ヘッド31を、
図10に示される記録再生位置の最下方の位置よりもさ
らに、図12の矢印Bで示されるように、下方へ移動さ
せる。この為に、ステッピングモータ60によりリード
スクリューギヤ44’を、図12の矢印D2で示される
ように、反時計回りに回転する。
【0042】これにより、図12に示されるように、リ
ードスクリューギヤ44’に取り付けられた突起55’
が、カムバー54’と係合することになる。従って、カ
ムバー54’は、その先端が、その付勢手段の付勢力に
抗して、図13に示されるように、リードスクリュー4
1’から離れる方向へ(すなわち、その回動軸541’
の反時計回り方向へ)移動させられる。それにより、カ
ムバー54’は、図13に示されるように、プロテクト
アーム51’の一方の内側プロテクト板部512’と係
合する。このように、ヘッド保護機構50’のプロテク
トアーム51’は駆動され、スプリング53’の付勢力
に抗して、回動軸52’の回りを反時計回りに回動され
る。これにより、一方の内側プロテクト板部512’が
ヘッドアセンブリのヘッド搭載部321から離れ、一対
の内側プロテクト板部512’間からプロテクトアーム
51’のテープ通過溝51’a中へ突出していた磁気ヘ
ッド31が、そのテープ通過溝51’aから引っ込んだ
状態となる。従って、テープカートリッジの供給リール
から引き出されたリーダテープ71または巻取りリール
11のリーダテープ71は、このプロテクトアーム5
1’のテープ通過溝51’aを通過する際、ヘッドアセ
ンブリの磁気ヘッド31と接触するのを防止される。こ
れにより、リーダテープ71の上記連結部が磁気ヘッド
31と接触するのを防止できる。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のヘッド保護機構50’では、リーダテープ71の連結
部が磁気ヘッド31と接触するのを避けるために、プロ
テクトアーム51’を駆動する際、磁気ヘッド31を通
常使用する記録再生位置よりも下げて、リードスクリュ
ーギヤ44’の突起55’をヘッドリフト42’に設け
たカムバー55’に係合させてカムバー55’を回転さ
せることにより、プロテクトアーム51’を駆動する方
法を採用している。
【0044】このように、従来のヘッド保護機構50’
では、磁気ヘッド31を通常使用する記録再生位置より
も下げる必要があるため、磁気ヘッド31の下方にその
分のスペースが必要となる。このことが、テープドライ
ブ10’(メカ)の薄型化の妨げとなってしまう。
【0045】また、ヘッド保護機構50’の駆動力(駆
動源)をステッピングモータ60より得ているので、減
速比を十分にとることができず、負荷に弱いという欠点
もある。
【0046】したがって、本発明の課題は、テープドラ
イブの薄形化が可能な、ヘッド保護機構を提供すること
にある。
【0047】本発明の他の課題は、負荷に強い、ヘッド
保護機構を提供することにある。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、テープ
ドライブ(10)に用いられるヘッド保護機構(50)
であって、テープドライブは、シャーシ(12)と、こ
のシャーシの表面上で回転自在に設けられた巻取りリー
ル(11)と、この巻取りリールを回転駆動するため
に、シャーシの裏面側に取り付けられた巻取りリールモ
ータ(13)と、シャーシの表面上に設けられ、供給リ
ールを内蔵したテープカートリッジを挿入するためのス
ロット(12b)と、このスロットと対向するシャーシ
の裏面上に取り付けられ、スロットに挿入されたテープ
カートリッジの供給リールを回転駆動するための供給リ
ールモータ(14)と、テープカートリッジがスロット
に挿入された後で、供給リールを供給リールモータに係
合させるためのローディング機構とを有し、このローデ
ィング機構は、シャーシの裏面に配置されたローディン
グモータ(65)と、供給リールモータの回転軸と同軸
で、シャーシの裏面と供給リールモータとの間に回転可
能に配置され、カム面(621)を持つリングカム(6
2)とを含み、テープドライブは、シャーシの表面上で
昇降自在に配置され、供給リールから巻取りリールへ引
き出された磁気テープ(70)に対して情報交換を行う
磁気ヘッド(31)を含むアクチュエータアセンブリ
(20)をさらに含み、ヘッド保護機構(50)は、テ
ープローディング時およびテープアンローディング時
に、巻取リールの第1のリーダテープ(71)と供給リ
ールの第2のリーダテープ(71)との連結部が磁気ヘ
ッドと接触しないように保護するための機構であり、ヘ
ッド保護機構は、磁気ヘッドを覆うように、アクチュエ
ータアセンブリに近接してシャーシの表面上に回動自在
に設けられ、磁気テープ、第1および第2のリーダテー
プが通過するテープ通過溝(51a)を持つプロテクト
アーム(51)を含む、ヘッド保護機構に於いて、シャ
ーシの裏面に回動自在に配置され、一端(541)がリ
ングカムに近接し、かつカム面と係合可能に設けられ、
他端(542)がシャーシに空けられた孔(12c)を
介してプロテクトアームのアーム部(514)の先端
(514a)と連結されたプロテクトレバー(54)
と、このプロテクトレバーに一端(53a)が接続され
て、プロテクトアームをアクチュエータアセンブリに近
づく方向へ常時付勢する付勢手段(53)とを有し、テ
ープドライブの記録再生モード時には、プロテクトレバ
ーの一端をリングカムのカム面とは係合しない位置に置
いて、付勢手段の付勢力によって、プロテクトアームを
アクチュエータアセンブリへ接近させて、磁気ヘッドを
テープ通過溝中へ突出させて磁気テープと接触させるよ
うに動作し、テープドライブの記録再生モード以外の時
には、ローディングモータによりリングカムを回転駆動
して、プロテクトレバーの一端をリングカムのカム面と
係合させ、それにより付勢手段の付勢力に抗してプロテ
クトレバーを回動させることにより、プロテクトアーム
をアクチュエータアセンブリから離し、テープ通過溝中
へ突出していた磁気ヘッドをこのテープ通過溝から引っ
込ませるように動作することを特徴とするヘッド保護機
構が得られる。
【0049】尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を
容易にするために付したものであり、一例にすぎず、こ
れらに限定されないのは勿論である。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0051】最初に図1を参照して、本発明に係るヘッ
ド保護機構を含むテープドライブについて説明する。
尚、図1は上蓋を取り外した状態のテープドライブを示
す平面図である。
【0052】テープドライブ10は、テープカートリッ
ジ(図示せず)を受けるためのものであり、その内部に
巻取りリール11を内蔵している。巻取りリール11は
スプールとも呼ばれる。テープドライブ10は、共通の
ベース12aを有する略直方体形状のハウジング(シャ
ーシ)12を有する。ベース12aは2つのスピンドル
モータ(リールモータ)13、14を有する。第1のス
ピンドルモータ13は、ベース12aに永久的に取り付
けられたスプール(巻取りリール)11を有し、そのス
プール11は、比較的高速で流れる磁気テープ(図示せ
ず)を受けるように大きさが定められている。第2のス
ピンドルモータ(リールモータ)14は取外し可能なテ
ープカートリッジを受けるように適合される。取外し可
能なテープカートリッジは、ドライブ10のハウジング
12に形成されたスロット12bを通してドライブ10
の中に手動で、または自動的に、矢印Aで示す挿入方向
に沿って挿入される。第1のスピンドルモータ13は巻
取りリールモータと呼ばれ、第2のスピンドルモータ1
4は供給リールモータと呼ばれる。
【0053】テープカートリッジをスロット12bの中
に挿入すると、カートリッジは第2のスピンドルモータ
(供給リールモータ)14と係合する。第1および第2
のスピンドルモータ(リールモータ)13、14を回転
する前に、機械的なバックリング機構(図示せず)によ
ってテープカートリッジは永久的に取付けられたスプー
ル(巻取りリール)11に接続される。テープカートリ
ッジと永久スプール11との間に位置づけられた多くの
ローラ(ガイドローラ)15は、テープカートリッジと
永久に取付けられたスプール11との間を磁気テープが
比較的高速で前後に移動する際にそれを案内する。尚、
ハウジング12は鉄系の磁性体からなる板金プレスシャ
ーシで構成されている。
【0054】テープドライブ10は、磁気テープヘッド
アクチュエータアセンブリ(以下、単に「アクチュエー
タアセンブリ」とも呼ぶ)20をさらに含み、このアク
チュエータアセンブリ20は上記複数のローラ15によ
って規定されたテープ経路(図示せず)上に、巻取りス
プール11とテープカートリッジとの間に位置づけられ
る。動作中は、磁気テープが巻取りスプール11とテー
プカートリッジとの間を前後に流れ、規定されたテープ
経路上を流れる間にアクチュエータアセンブリ20に密
に近接する。また、本発明に係るヘッド保護機構50
は、このアクチュエータアセンブリ20に近接して配置
されている。
【0055】次に、図2を参照して、アクチュエータア
センブリ20について説明する。図2はアクチュエータ
アセンブリ20の外観を示す斜視図である。
【0056】アクチュエータアセンブリ20は、テープ
ヘッドアセンブリ(以下、単に「ヘッドアセンブリ」と
も呼ぶ。)とヘッド送り機構とから構成される。ヘッド
アセンブリは、上下方向に延在する磁気ヘッド(ヘッ
ド)31と、この磁気ヘッド31を保持するヘッドホル
ダ32と、磁気ヘッド31と外部の回路(図示せず)と
の間を電気的に接続するための一対のフレキシブルプリ
ント回路(FPC)33とを有する。
【0057】ヘッドホルダ32は、磁気ヘッド31を搭
載するヘッド搭載部321と、このヘッド搭載部321
の上端両側からヘッド搭載部321に対して垂直方向に
互いに対向して延在した一対のフランジ322とを有す
る。フランジ322の各々は、ネジ34を受け入れる孔
322aを有し、この孔322aを介してネジ34を螺
合することにより、ヘッドアセンブリと後述するヘッド
送り機構とが組み付けられる。また、ヘッド搭載部32
1は、ほぼ中央に開口321aを有し、この開口321
aを介して、一対のフレキシブルプリント回路(FP
C)33の一端と磁気ヘッド31とが電気的に接続され
る。
【0058】一方、ヘッド送り機構は、上下方向に延在
する回転中心軸Oを有するネジ山41a付きリードスク
リュー(ネジ山付きシャフト)41と、中央部が中空で
かつ半円筒分だけ開口(以下、「中空開口」と呼ぶ。)
(図示せず)した略I字形をしており、上記ヘッドアセ
ンブリを保持しながらヘッドアセンブリを上下動させる
ためのヘッドリフト42と、このヘッドリフト42の中
空開口内に配置されて、リードスクリュー41と係合す
るネジ溝(図示せず)を持つ予圧ブッシュ43と、リー
ドスクリュー41の下端側に取り付けられ、他の駆動手
段によりこのリードスクリュー41を回転中心軸Oの回
りに回転させるリードスクリューギヤ44と、後述する
ようにヘッドリフト42に組み付けられ、リードスクリ
ュー41と係合するネジ溝(図示せず)を持つヘッドガ
イド47とを有する。ヘッドガイド47は、予圧ブッシ
ュ43と協働して、リードスクリュー41の回転中心軸
Oの回りの回転に応じて、ヘッドリフト42を回転中心
軸Oの延在する方向(上下方向)に移動させる。
【0059】ヘッドガイド47の一方の腕474には、
その先端に略コ字形のガイド部474dが形成されてい
る。このガイド部474dは、シャーシ12のベース1
2aから上方へ立設したガイド棒17(図1)に対して
上下方向に摺動可能に取り付けられ、ヘッドリフト42
が回転するのを防止するためのものである。
【0060】予圧ブッシュ43は、半環状の溝(図示せ
ず)を持ち、この溝に挿入された状態で、予圧ブッシュ
43とヘッドリフト42の上端部の下面との間に、予圧
バネ48が圧縮した状態で置かれる。予圧バネ43は圧
縮コイルスプリングである。すなわち、この予圧バネ4
8により、予圧ブッシュ43には常にリードスクリュー
41の回転中心軸Oに沿って下向きの押圧力が作用する
と共に、ヘッドリフト42には常にリードスクリュー4
1の回転中心軸Oに沿って上向きの押圧力が作用してい
る。ヘッドガイド47はヘッドリフト42に取り付けら
れているので、ヘッドガイド47にも常にリードスクリ
ュー41の回転中心軸Oに沿って上向きの押圧力が作用
している。
【0061】予圧ブッシュ43と予圧バネ48との組み
合わせは、アクチュエータアセンブリ20のバックラッ
シュを防止するためのバックラッシュ防止機構として働
く。
【0062】尚、アクチュエータアセンブリ20(ヘッ
ド送り機構)は、シャーシ12のベース12a上に立設
したベアリングホルダ18によって回転可能に支持され
ている。
【0063】図3および図4を参照して、本発明の一実
施の形態に係るヘッド保護機構50について説明する。
【0064】図3に示されるように、ヘッド保護機構5
0は、ヘッドアセンブリの磁気ヘッド31を覆うよう
に、アクチュエータアセンブリ20のヘッドアセンブリ
の前面に近接して配置されたプロテクトアーム51を有
する。このプロテクトアーム51は、断面略U字型の形
状をしており、回動軸52の回りに回動可能に配置され
ている。
【0065】詳述すると、プロテクトアーム51は、底
板部511と、この底板部511のヘッドアセンブリ側
の一端から、間に磁気ヘッド31を挟んだ状態で、底板
部511に対して垂直に上方へ延在する一対の内側プロ
テクト板部512と、この一対の内側プロテクト板部5
12および磁気ヘッド31から離間しかつ磁気ヘッド3
1と対向した状態で、底板部511の他端から底板部5
11に対して垂直に上方へ延在する外側プロテクト板部
513とを有する。すなわち、プロテクトアーム51
は、一対の内側プロテクト板部512と外側プロテクト
板部513との間に形成された、磁気テープや上記リー
ダテープを通過させるためのテープ通過溝51aを持
つ。
【0066】また、図4に示されるように、ヘッド保護
機構50(プロテクトアーム51)の駆動部は、この技
術分野で周知のローディング機構のリングカム62のカ
ム面621と一端(係合端)541が係合する略く字型
のプロテクトレバー54を有する。なお、「ローディン
グ機構」とは、テープカートリッジに内蔵された供給リ
ールを供給リールモータ14に係合させるための機構を
いう。リングカム62は、供給リールモータ14(図
1)の回転軸と同軸で、シャーシ12の裏面と供給リー
ルモータ14との間に回転可能に配置されている。
【0067】このプロテクトレバー54は、シャーシ1
2の裏面側に設けられており、後述する支点(回動軸)
の回りで回動自在に取り付けられている。プロテクトレ
バー54の他端542は、上記プロテクトアーム51側
へ延在しており、シャーシ12に空けられた穴12cを
介して、プロテクトアーム51の回動軸52から延在す
るアーム部514の先端514aと連結されている。ま
た、このプロテクトレバー54は、一端53aがプロテ
クトレバー54に、他端53bがシャーシ12に接続さ
れたスプリング53によって、その支点の回りで時計回
り方向に付勢されている。なお、上述したように、プロ
テクトレバー54の他端542とプロテクトアーム51
のアーム部514の先端514aとは孔12cを介して
連結されているので、プロテクトレバー54およびプロ
テクトアーム51の回動範囲はこの孔12cの大きさで
規制される。
【0068】このように、ヘッド保護機構50(プロテ
クトアーム51)の駆動部の駆動源(駆動力)として
は、リングカム62を回転駆動するためのローディング
モータ65を使用している。すなわち、ローディングモ
ータ65の回転軸651は、歯車列67を介してリング
カム62の歯車部622と係合している。
【0069】次に、図5および図6を参照して、ヘッド
保護機構50の動作について説明する。図5は、テープ
ドライブ10が記録再生モード時における、プロテクト
アーム51およびプロレクトレバー54の位置関係を示
す平面図である。また、図6は、テープドライブ10が
記録再生モード以外の時における、プロテクトアーム5
1およびプロテクトレバー54の位置関係を示す平面図
である。
【0070】最初に、図5を参照して、テープドライブ
10が記録再生モード時における、ヘッド保護機構50
の動作について説明する。
【0071】記録再生モードでは、図5から明らかなよ
うに、リングカム62のカム面621は、プロテクトレ
バー54の一端541とは係合しない位置にある。従っ
て、プロテクトレバー54は、その他端542が、スプ
リング53により、その回動軸(支点)543の回りで
反時計回り方向へ付勢される。それにより、プロテクト
レバー54の他端542は孔12cの縁(図5で下側の
縁)に位置付けられる。従って、ヘッド保護機構50は
駆動されることなく、プロテクトアーム51は、上記ス
プリング53の付勢力によって、回動軸52の回りを反
時計回りに回動され、図5に示されるように、一対の内
側プロテクト板部512がヘッドアセンブリのヘッド搭
載部321の前面と最も接近した状態となる。これによ
り、図5に示されるように、一対の内側プロテクト板部
512間から磁気ヘッド31がプロテクトアーム51の
テープ通過溝51a中へ突出した状態となる。従って、
テープカートリッジの供給リールから引き出された磁気
テープ70は、このプロテクトアーム51のテープ通過
溝51aを通過する際、ヘッドアセンブリの磁気ヘッド
31と接触した状態となり、磁気テープ70と磁気ヘッ
ド31との間の情報交換がなされる。
【0072】次に、図6を参照して、テープドライブ1
0が記録再生モード以外の時における、ヘッド保護機構
50の動作について説明する。
【0073】記録再生モード以外の時、すなわち、テー
プローディング時およびテープアンローディング時で
は、リーダテープ71の上記連結部が磁気ヘッド31と
接触しないように、ヘッド保護機構50のプロテクトア
ーム51を駆動する必要がある。
【0074】すなわち、ローディングモータ65(図
4)によりリングカム62を、図6の矢印D1で示され
るように、時計回りに回転する。
【0075】これにより、図6に示されるように、リン
グカム62に取り付けられたカム面621が、プロテク
トレバー54の一端541と係合することになる。従っ
て、プロテクトレバー54は、その他端542が、スプ
リング53の付勢力に抗して、図6に示されるように、
その回動軸543の回りを時計回り方向へ回動させられ
る。それにより、ヘッド保護機構50のプロテクトアー
ム51も駆動され、スプリング53の付勢力に抗して、
回動軸52の回りを時計回りに回動される。これによ
り、一対の内側プロテクト板部512がヘッドアセンブ
リのヘッド搭載部321からより離れる方向へ移動(回
動)し、一対の内側プロテクト板部512間からプロテ
クトアーム51のテープ通過溝51a中へ突出していた
磁気ヘッド31が、そのテープ通過溝51aから引っ込
んだ状態となる。従って、テープカートリッジの供給リ
ールから引き出されたリーダテープ71または巻取りリ
ール11のリーダテープ71は、このプロテクトアーム
51のテープ通過溝51aを通過する際、ヘッドアセン
ブリの磁気ヘッド31と接触するのを防止される。これ
により、リーダテープ71の上記連結部が磁気ヘッド3
1と接触するのを防止できる。
【0076】このように、本実施の形態では、ローディ
ングモータ65を駆動源とするリングカム62により、
プロテクトアーム51の駆動力を得ているので、従来の
アクチュエータアセンブリ20’のように、テープロー
ディング時やテープアンローディング時において、磁気
ヘッド31をその通常使用する記録再生位置より下げる
必要がない。その結果、テープドライブ10(メカ)の
薄型化が可能となる。また、ヘッド保護機構50(プロ
テクトアーム51)の駆動源としてローディングモータ
65を使用しているので、減速比を十分にとることがで
き、負荷に強いという利点もある。
【0077】以上、本発明について好ましい実施の形態
によって例を挙げて説明してきたが、本発明は上述した
実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上述
した実施の形態では、プロテクトアーム51を駆動する
駆動部として、リングカム62、プロテクトアーム54
のような回転方式のものを用いているが、本発明はこれ
に限定せず、スライド方式のものを用いても良いのは勿
論である。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、ローディングモータを駆動源とするリングカムに
より、プロテクトアームの駆動力を得ているので、磁気
ヘッドをその通常使用する記録再生位置より下げる必要
がない。その結果、テープドライブ(メカ)の薄型化が
可能となる。また、ヘッド保護機構(プロテクトアー
ム)の駆動源としてローディングモータを使用している
ので、減速比を十分にとることができ、負荷に強いとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッド保護機構を含むテープドラ
イブを、上蓋を取り外した状態で示す平面図である。
【図2】本発明に係るヘッド保護機構と共に使用され
る、テープドライブのアクチュエータアセンブリの外観
を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るヘッド保護機構の
一部分を拡大して示す斜視図である。
【図4】図3に図示したヘッド保護機構の残りの部分を
示す斜視図である。
【図5】テープドライブが記録再生モード時における、
ヘッド保護機構のプロテクトアームおよびプロレクトレ
バーの位置関係を示す平面図である。
【図6】テープドライブが記録再生モード以外の時にお
ける、ヘッド保護機構のプロテクトアームおよびプロテ
クトレバーの位置関係を示す平面図である。
【図7】従来のヘッド保護機構を含む従来のテープドラ
イブを、上蓋を取り外した状態で示す平面図である。
【図8】従来の磁気ヘッド保護機構の駆動部を備えた、
従来のアクチュエータアセンブリの外観を示す斜視図で
ある。
【図9】従来のヘッド保護機構の一部分を拡大して示す
斜視図である。
【図10】テープドライブが記録再生モード時におけ
る、従来のヘッド保護機構のカムバーとリードスクリュ
ーギヤとの位置関係を示す、従来のアクチュエータセン
ブリの側面図である。
【図11】従来のテープドライブが記録再生モード時に
おける、従来のヘッド保護機構のプロテクトアームの位
置関係を示す要部平面図である。
【図12】従来のテープドライブが記録再生モード以外
の時における、従来のカムバーとリードスクリューギヤ
との位置関係を示す、従来のアクチュエータセンブリの
側面図である。
【図13】従来のテープドライブが記録再生モード以外
の時における、従来のヘッド保護機構のプロテクトアー
ムの位置関係を示す要部平面図である。
【符号の説明】
10 テープドライブ 11 巻取りリール 12 シャーシ 12b スロット 12c 孔 13 巻取りリールモータ 14 供給リールモータ 20 アクチュエータアセンブリ 31 磁気ヘッド(ヘッド) 50 ヘッド保護機構 51 プロテクトアーム 51a テープ通過溝 514 アーム部 53 スプリング 54 プロテクトレバー 541 プロテクトレバーの一端 542 プロテクトレバーの他端 543 回動軸(支点) 62 リングカム 621 カム面 65 ローディングモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープドライブに用いられるヘッド保護
    機構であって、前記テープドライブは、シャーシと、該
    シャーシの表面上で回転自在に設けられた巻取りリール
    と、該巻取りリールを回転駆動するために、前記シャー
    シの裏面側に取り付けられた巻取りリールモータと、前
    記シャーシの表面上に設けられ、供給リールを内蔵した
    テープカートリッジを挿入するためのスロットと、該ス
    ロットと対向する前記シャーシの裏面上に取り付けら
    れ、前記スロットに挿入された前記テープカートリッジ
    の前記供給リールを回転駆動するための供給リールモー
    タと、前記テープカートリッジが前記スロットに挿入さ
    れた後で、前記供給リールを前記供給リールモータに係
    合させるためのローディング機構とを有し、該ローディ
    ング機構は、前記シャーシの裏面に配置されたローディ
    ングモータと、前記供給リールモータの回転軸と同軸
    で、前記シャーシの裏面と前記供給リールモータとの間
    に回転可能に配置され、カム面を持つリングカムとを含
    み、前記テープドライブは、前記シャーシの表面上で昇
    降自在に配置され、前記供給リールから前記巻取りリー
    ルへ引き出された磁気テープに対して情報交換を行う磁
    気ヘッドを含むアクチュエータアセンブリをさらに含
    み、前記ヘッド保護機構は、テープローディング時およ
    びテープアンローディング時に、前記巻取リールの第1
    のリーダテープと前記供給リールの第2のリーダテープ
    との連結部が前記磁気ヘッドと接触しないように保護す
    るための機構であり、前記ヘッド保護機構は、前記磁気
    ヘッドを覆うように、前記アクチュエータアセンブリに
    近接して前記シャーシの表面上に回動自在に設けられ、
    前記磁気テープ、前記第1および前記第2のリーダテー
    プが通過するテープ通過溝を持つプロテクトアームを含
    む、前記ヘッド保護機構に於いて、 前記シャーシの裏面に回動自在に配置され、一端が前記
    リングカムに近接し、かつ前記カム面と係合可能に設け
    られ、他端が前記シャーシに空けられた孔を介して前記
    プロテクトアームのアーム部の先端と連結されたプロテ
    クトレバーと、 該プロテクトレバーに一端が接続されて、前記プロテク
    トアームを前記アクチュエータアセンブリに近づく方向
    へ常時付勢する付勢手段とを有し、 前記テープドライブの記録再生モード時には、前記プロ
    テクトレバーの前記一端を前記リングカムの前記カム面
    とは係合しない位置に置いて、前記付勢手段の付勢力に
    よって、前記プロテクトアームを前記アクチュエータア
    センブリへ接近させて、前記磁気ヘッドを前記テープ通
    過溝中へ突出させて前記磁気テープと接触させるように
    動作し、 前記テープドライブの記録再生モード以外の時には、前
    記ローディングモータにより前記リングカムを回転駆動
    して、前記プロテクトレバーの前記一端を前記リングカ
    ムの前記カム面と係合させ、それにより前記付勢手段の
    付勢力に抗して前記プロテクトレバーを回動させること
    により、前記プロテクトアームを前記アクチュエータア
    センブリから離し、前記テープ通過溝中へ突出していた
    前記磁気ヘッドを該テープ通過溝から引っ込ませるよう
    に動作することを特徴とするヘッド保護機構。
JP2000330280A 2000-10-30 2000-10-30 ヘッド保護機構 Withdrawn JP2002133617A (ja)

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