JP2000149491A - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
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- JP2000149491A JP2000149491A JP10325103A JP32510398A JP2000149491A JP 2000149491 A JP2000149491 A JP 2000149491A JP 10325103 A JP10325103 A JP 10325103A JP 32510398 A JP32510398 A JP 32510398A JP 2000149491 A JP2000149491 A JP 2000149491A
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- reel
- tape cartridge
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- spring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】上ハーフと回転リールの間に介在され、回転リ
ールを下ハーフ側に常時付勢しているコイルバネを有す
るテープカートリッジにおいて、回転リールが高速回転
した時でもガタツキが生じずらいようにコイルバネを逆
円錐台形状に形成する。 【解決手段】上ハーフ及び下ハーフから構成されるケー
スと、このケース内に回転自在に収納され、且つテープ
状記録媒体を巻回している回転リールと、上ハーフと回
転リールとの間に介在し、回転リールを下ハーフ側に常
時付勢して収納されている円筒形状のコイルバネと、を
有するテープカートリッジであって、円筒形状のコイル
バネは、上ハーフ側を付勢するバネ径を回転リール側を
付勢するバネ径よりも拡径に形成した逆円錐台形状に形
成したことである。
ールを下ハーフ側に常時付勢しているコイルバネを有す
るテープカートリッジにおいて、回転リールが高速回転
した時でもガタツキが生じずらいようにコイルバネを逆
円錐台形状に形成する。 【解決手段】上ハーフ及び下ハーフから構成されるケー
スと、このケース内に回転自在に収納され、且つテープ
状記録媒体を巻回している回転リールと、上ハーフと回
転リールとの間に介在し、回転リールを下ハーフ側に常
時付勢して収納されている円筒形状のコイルバネと、を
有するテープカートリッジであって、円筒形状のコイル
バネは、上ハーフ側を付勢するバネ径を回転リール側を
付勢するバネ径よりも拡径に形成した逆円錐台形状に形
成したことである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状記録媒体
を巻回した回転リールを、上ハーフ及び下ハーフから構
成されているケースに収納したテープカートリッジに関
し、特に回転リールの回転ブレを減少させたテープカー
トリッジに関する。
を巻回した回転リールを、上ハーフ及び下ハーフから構
成されているケースに収納したテープカートリッジに関
し、特に回転リールの回転ブレを減少させたテープカー
トリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術におけるテープカートリッジ
は、図６〜図８に示すように、四角形状に形成した上ハ
ーフ１０及び下ハーフ１１とから構成するケース１２
と、このケース１２内に回転自在に収納されている記録
/再生可能な磁気テープ２４を巻回している回転リール
１３と、回転リール１３と上ハーフ１０の間に介在する
円筒形状のコイルバネ１４とから構成されている。尚、
その他の構成要素である記録可否状態を変化させる誤消
去スライドや、回転リールの非使用時の回転を防ぐリー
ルロック等は省略してある。
は、図６〜図８に示すように、四角形状に形成した上ハ
ーフ１０及び下ハーフ１１とから構成するケース１２
と、このケース１２内に回転自在に収納されている記録
/再生可能な磁気テープ２４を巻回している回転リール
１３と、回転リール１３と上ハーフ１０の間に介在する
円筒形状のコイルバネ１４とから構成されている。尚、
その他の構成要素である記録可否状態を変化させる誤消
去スライドや、回転リールの非使用時の回転を防ぐリー
ルロック等は省略してある。
【０００３】回転リール１３は、中心位置に設けた円筒
形状のリールハブ１５と、リールハブ１５の両端であっ
て磁気テープの厚み分の間隔を持って突出形成した上下
フランジ１６、１７とから構成されている。
形状のリールハブ１５と、リールハブ１５の両端であっ
て磁気テープの厚み分の間隔を持って突出形成した上下
フランジ１６、１７とから構成されている。
【０００４】リールハブ１５は、上部側を開口に形成
し、その底部の中心位置にはコイルバネを係合する大き
さからなるバネ係合部１８を設けた構造となっている。
し、その底部の中心位置にはコイルバネを係合する大き
さからなるバネ係合部１８を設けた構造となっている。
【０００５】上ハーフ１０は、図７に示すように、その
中央部位置にリールハブ１５の開口側が遊嵌できる大き
さのリールガイド部１９を設け、このリールガイド部１
９の中心位置にはコイルバネ１４を付勢して支持する突
状のバネ当接部２０を設けた構造となっている。このバ
ネ当接部２０の外周基部にはボールベアリング２１が装
着されており、付勢するコイルバネ１４を円滑に回転さ
せるようになっている。
中央部位置にリールハブ１５の開口側が遊嵌できる大き
さのリールガイド部１９を設け、このリールガイド部１
９の中心位置にはコイルバネ１４を付勢して支持する突
状のバネ当接部２０を設けた構造となっている。このバ
ネ当接部２０の外周基部にはボールベアリング２１が装
着されており、付勢するコイルバネ１４を円滑に回転さ
せるようになっている。
【０００６】下ハーフ１１は、上ハーフ１０のリールガ
イド部１９に対向する位置であって、リールハブ１５の
径の大きさの環状に切り欠いた回転駆動係合部２２を設
けた構造となっている。又、下ハーフ１１の側壁面には
磁気テープを外部に取り出すドア２５を設けた構造とな
っている。
イド部１９に対向する位置であって、リールハブ１５の
径の大きさの環状に切り欠いた回転駆動係合部２２を設
けた構造となっている。又、下ハーフ１１の側壁面には
磁気テープを外部に取り出すドア２５を設けた構造とな
っている。
【０００７】コイルバネ１４は、所定長さの上端から下
端まで同一のバネ径の円筒形状に形成され、上ハーフ１
０と回転リール１３との間に介在し、回転リール１３を
下ハーフ１１側に常時付勢した状態で収納されている。
端まで同一のバネ径の円筒形状に形成され、上ハーフ１
０と回転リール１３との間に介在し、回転リール１３を
下ハーフ１１側に常時付勢した状態で収納されている。
【０００８】このような構成からなるテープカーリッジ
は、不使用時においては図７に示すように、コイルバネ
１４が上ハーフ１０側のボールベアリング２１に当接さ
せ、且つ回転リール１３を下方向に常時付勢した状態に
して、回転リール１３が底部側の回転駆動面２３を下ハ
ーフ１１の回転駆動係合部２２から外側に露出した状態
で下ハーフ１１の内側に押し付けられている。
は、不使用時においては図７に示すように、コイルバネ
１４が上ハーフ１０側のボールベアリング２１に当接さ
せ、且つ回転リール１３を下方向に常時付勢した状態に
して、回転リール１３が底部側の回転駆動面２３を下ハ
ーフ１１の回転駆動係合部２２から外側に露出した状態
で下ハーフ１１の内側に押し付けられている。
【０００９】そして、図８に示すように、磁気テープの
記録／再生を行う場合には、テープカートリッジを駆動
ドライブ装置２６に挿入すると、テープカートリッジの
ケース１２が上下方向から支持されて駆動ドライブ装置
２６の基準面２７上に固定される。そして、駆動ドライ
ブ装置２６側の駆動モータに連結した回転機構部２８の
回転係合部２９がコイルバネ１４の付勢力に対抗して上
方向に押され、回転リール１３が下ハーフ１１内面から
離れる。
記録／再生を行う場合には、テープカートリッジを駆動
ドライブ装置２６に挿入すると、テープカートリッジの
ケース１２が上下方向から支持されて駆動ドライブ装置
２６の基準面２７上に固定される。そして、駆動ドライ
ブ装置２６側の駆動モータに連結した回転機構部２８の
回転係合部２９がコイルバネ１４の付勢力に対抗して上
方向に押され、回転リール１３が下ハーフ１１内面から
離れる。
【００１０】このように使用時においては、回転リール
１３はコイルバネ１４と回転機構部２８により支持さ
れ、下ハーフ１１から離れて所定の走行高さに保持され
る。即ち、回転リール１３はケース１２内部において回
転係合部２９で上方向に押され、且つコイルバネ１４の
上部端がボールベアリング２１に当接した状態で維持さ
れる。この位置で、回転リール１３は回転し、開いたド
ア２５より磁気テープ２４が引き出される。
１３はコイルバネ１４と回転機構部２８により支持さ
れ、下ハーフ１１から離れて所定の走行高さに保持され
る。即ち、回転リール１３はケース１２内部において回
転係合部２９で上方向に押され、且つコイルバネ１４の
上部端がボールベアリング２１に当接した状態で維持さ
れる。この位置で、回転リール１３は回転し、開いたド
ア２５より磁気テープ２４が引き出される。
【００１１】ところで、近年のマルチメデイア化の進展
に伴い、コンピュータ等で扱われるデータは画像や音
声、プログラム等と多様化し、そのデータ容量も膨大化
しつつある。そのため、上述したテープカートリッジに
おいても、記録容量を増大させるため、高密度記録化が
要望されている。
に伴い、コンピュータ等で扱われるデータは画像や音
声、プログラム等と多様化し、そのデータ容量も膨大化
しつつある。そのため、上述したテープカートリッジに
おいても、記録容量を増大させるため、高密度記録化が
要望されている。
【００１２】このような要望に応えるべくテープカート
リッジにおいては、記録領域拡大のため、テープをより
薄型化して巻回するテープ長を増加させたり、又、単位
時間当たりの記録容量を増加するために、より早い記録
／再生を行うべく、テープの高速走行、即ち、回転リー
ルの高速回転が必要になってくる。
リッジにおいては、記録領域拡大のため、テープをより
薄型化して巻回するテープ長を増加させたり、又、単位
時間当たりの記録容量を増加するために、より早い記録
／再生を行うべく、テープの高速走行、即ち、回転リー
ルの高速回転が必要になってくる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術において、テープ走行中、回転リールはコイ
ルバネと回転機構部に保持されるが、より高速の回転に
なると、コイルバネによる付勢力が不充分となり回転リ
ールの回転にガタが生じ始めると云う問題がある。
た従来技術において、テープ走行中、回転リールはコイ
ルバネと回転機構部に保持されるが、より高速の回転に
なると、コイルバネによる付勢力が不充分となり回転リ
ールの回転にガタが生じ始めると云う問題がある。
【００１４】そこで、単純にコイルバネの付勢力を上げ
ると回転ガタの防止にはなるが、回転機構部の押し付け
る力が増加し駆動ドライブ側の負荷が増大するという問
題が発生する。
ると回転ガタの防止にはなるが、回転機構部の押し付け
る力が増加し駆動ドライブ側の負荷が増大するという問
題が発生する。
【００１５】従って、駆動ドライブ側への負荷が増大す
ることなく、高速回転化による回転リールの回転ガタを
減少させることができるテープカートリッジに解決しな
ければならない課題を有している。
ることなく、高速回転化による回転リールの回転ガタを
減少させることができるテープカートリッジに解決しな
ければならない課題を有している。
【００１６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るテープカートリッジは、上ハーフ及び
下ハーフから構成されるケースと、該ケース内に回転自
在に収納され、且つテープ状記録媒体を巻回している回
転リールと、前記上ハーフと該回転リールとの間に介在
し、前記回転リールを前記下ハーフ側に常時付勢して収
納されている円筒形状のコイルバネと、を有するテープ
カートリッジであって、前記円筒形状のコイルバネは、
前記上ハーフ側に当接する径を前記回転リール側に当接
する径よりも大きく形成したことであり、又、前記円筒
形状のコイルバネは、逆円錐台形状に形成したことであ
る。
に、本発明に係るテープカートリッジは、上ハーフ及び
下ハーフから構成されるケースと、該ケース内に回転自
在に収納され、且つテープ状記録媒体を巻回している回
転リールと、前記上ハーフと該回転リールとの間に介在
し、前記回転リールを前記下ハーフ側に常時付勢して収
納されている円筒形状のコイルバネと、を有するテープ
カートリッジであって、前記円筒形状のコイルバネは、
前記上ハーフ側に当接する径を前記回転リール側に当接
する径よりも大きく形成したことであり、又、前記円筒
形状のコイルバネは、逆円錐台形状に形成したことであ
る。
【００１７】このように、円筒形状のコイルバネは、上
ハーフ側に当接する径を回転リール側に当接する径より
も大きな逆円錐台形状に形成したことにより、コイルバ
ネと回転駆動部とで保持されて回転する回転リールを高
速回転させて使用する時に、従来の円筒形状のコイルバ
ネに比べて偏倚、変形又は座屈しずらくなり、横方向へ
ズレずらくなる結果、回転リールのガタツキが起きにく
くなる。
ハーフ側に当接する径を回転リール側に当接する径より
も大きな逆円錐台形状に形成したことにより、コイルバ
ネと回転駆動部とで保持されて回転する回転リールを高
速回転させて使用する時に、従来の円筒形状のコイルバ
ネに比べて偏倚、変形又は座屈しずらくなり、横方向へ
ズレずらくなる結果、回転リールのガタツキが起きにく
くなる。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るテープカート
リッジの実施の形態について図面を参照して説明する。
尚、本発明のテープカートリッジは、テープ状記録媒体
として二分の一インチ幅の磁気テープを巻き込み収納し
たＤＬＴ（デジタルリニアテープ）カートリッジに適応
して説明する。又、従来技術で説明したものと同様のも
のには同一符号を付与して説明する。
リッジの実施の形態について図面を参照して説明する。
尚、本発明のテープカートリッジは、テープ状記録媒体
として二分の一インチ幅の磁気テープを巻き込み収納し
たＤＬＴ（デジタルリニアテープ）カートリッジに適応
して説明する。又、従来技術で説明したものと同様のも
のには同一符号を付与して説明する。
【００１９】本発明に係るテープカートリッジは、図１
〜図５に示すように、樹脂成型で作成された上ハーフ１
０及び下ハーフ１１から構成されるケース１２と、同じ
く樹脂成型により作成され、ケース１２内に回転自在に
収納された記録再生可能なテープ状記録媒体、例えば磁
気テープ２４を巻回した回転リール１３と、回転リール
１３をケース１２内で回転できるように支持する逆円錐
台形状のコイルバネ３０とを備えた構造になっている。
〜図５に示すように、樹脂成型で作成された上ハーフ１
０及び下ハーフ１１から構成されるケース１２と、同じ
く樹脂成型により作成され、ケース１２内に回転自在に
収納された記録再生可能なテープ状記録媒体、例えば磁
気テープ２４を巻回した回転リール１３と、回転リール
１３をケース１２内で回転できるように支持する逆円錐
台形状のコイルバネ３０とを備えた構造になっている。
【００２０】回転リール１３は、中心位置に設けた円筒
形状のリールハブ１５と、このリールハブ１５の両端で
あって磁気テープ２４の厚み分の間隔を持って円板状に
形成した上下フランジ１６、１７とから構成されてい
る。
形状のリールハブ１５と、このリールハブ１５の両端で
あって磁気テープ２４の厚み分の間隔を持って円板状に
形成した上下フランジ１６、１７とから構成されてい
る。
【００２１】リールハブ１５は、図３に示すように、上
部側を開口に形成した筒形状に形成し、その底部の中心
位置には逆円錐台形状のコイルバネ３０の下端側のバネ
径を係合するバネ係合部１８を設けた構造となってい
る。このバネ係合部１８はコイルバネの伸縮によって干
渉しない構造となっている。
部側を開口に形成した筒形状に形成し、その底部の中心
位置には逆円錐台形状のコイルバネ３０の下端側のバネ
径を係合するバネ係合部１８を設けた構造となってい
る。このバネ係合部１８はコイルバネの伸縮によって干
渉しない構造となっている。
【００２２】上ハーフ１０は、図４及び図５に示すよう
に、その中央部位置にリールハブ１５の開口側に遊嵌で
きる大きさのリールガイド部１９を設け、このリールガ
イド部１９の中心位置には逆円錐台形状のコイルバネ３
０の上端側のバネ径を遊嵌合して当接する突状のバネ当
接部３１を設けた構造となっている。このバネ当接部３
１には突状基部周囲にボールベアリング３２が装着され
ており、当接するコイルバネ３０を円滑に回転させ、且
つコイルバネ３０の伸縮によって干渉しない構造となっ
ている。
に、その中央部位置にリールハブ１５の開口側に遊嵌で
きる大きさのリールガイド部１９を設け、このリールガ
イド部１９の中心位置には逆円錐台形状のコイルバネ３
０の上端側のバネ径を遊嵌合して当接する突状のバネ当
接部３１を設けた構造となっている。このバネ当接部３
１には突状基部周囲にボールベアリング３２が装着され
ており、当接するコイルバネ３０を円滑に回転させ、且
つコイルバネ３０の伸縮によって干渉しない構造となっ
ている。
【００２３】下ハーフ１１は、上ハーフ１０のリールガ
イド部１９に対向する位置であって、回転リール１３の
リールハブ１５の径の大きさの環状に切り欠いた回転駆
動係合部２２を設けた構造となっている。
イド部１９に対向する位置であって、回転リール１３の
リールハブ１５の径の大きさの環状に切り欠いた回転駆
動係合部２２を設けた構造となっている。
【００２４】円筒形状のコイルバネ３０は、上ハーフ１
０と回転リール１３との間に介在し、回転リール１３を
下ハーフ１１側に常時付勢して収納されている。この円
筒形状のコイルバネ３０は、上ハーフ１０側に当接する
径を回転リール１３側に当接する径よりも大きく形成し
た逆円錐台形状の構造となっている。このように逆円錐
台形状に形成したコイルバネ３０の伸縮力は、従来の上
端から下端までの径が同じ円筒形状のコイルバネの伸縮
力と同等である。従って、後述する回転リール１３底面
側から押し上げる駆動ドライブ装置側の押圧力は従来技
術と同じでよい。
０と回転リール１３との間に介在し、回転リール１３を
下ハーフ１１側に常時付勢して収納されている。この円
筒形状のコイルバネ３０は、上ハーフ１０側に当接する
径を回転リール１３側に当接する径よりも大きく形成し
た逆円錐台形状の構造となっている。このように逆円錐
台形状に形成したコイルバネ３０の伸縮力は、従来の上
端から下端までの径が同じ円筒形状のコイルバネの伸縮
力と同等である。従って、後述する回転リール１３底面
側から押し上げる駆動ドライブ装置側の押圧力は従来技
術と同じでよい。
【００２５】このような構成からなるテープカーリッジ
は、不使用時においては図４に示すように、逆円錐台形
状のコイルバネ３０が回転リール１３を下ハーフ１１側
に常時付勢することにより、回転リール１３は、その底
面側の回転駆動面２３が下ハーフ１１の回転駆動係合部
２２から外側に露出した状態で下ハーフ１１の内側に押
し付けられている。
は、不使用時においては図４に示すように、逆円錐台形
状のコイルバネ３０が回転リール１３を下ハーフ１１側
に常時付勢することにより、回転リール１３は、その底
面側の回転駆動面２３が下ハーフ１１の回転駆動係合部
２２から外側に露出した状態で下ハーフ１１の内側に押
し付けられている。
【００２６】テープカートリッジを使用時には、図５に
示すように、先ずテープカートリッジを駆動ドライブ装
置２６に挿入すると、ケース１２の上下方向から基準面
２７を基準にしてテープ巻出し可能位置に固定する。そ
して、回転機構部２８の回転係合部２９が回転リール１
３の回転駆動面２３に係合して付勢しているコイルバネ
３０の付勢力に抗して回転リール１３を持ち上げ、下ハ
ーフ１１から離れる。そうすると、コイルバネ３０は圧
縮されボールベアリング３２と当接している径の広い側
の上端部及び回転リール１３と当接する下端部の付勢力
が強くなる。このような状態でテープカートリッジの回
転リール１３が回転駆動され高速回転となると、回転リ
ール１３自身の遠心力増加と、高速で引き出される磁気
テープ２４の緊張力により、特に回転駆動している回転
リール１３より離れている上ハーフ１０側に当接してい
るコイルバネ３０が横方向へズレ易くなる。ところが、
逆円錐台形状のコイルバネ３０が上ハーフ１０側に当接
するバネ径を大きくした分コイルバネ３０自身の偏倚、
変形又は座屈が起りにくくなる。これにより、回転リー
ル１３の回転ガタが起きにくくなり、駆動ドライブ装置
２６側に設置された記録／再生ヘッドに対する磁気テー
プ走行位置が安定する。従って、高速回転する回転リー
ルであってもデータの記録／再生の信頼性を向上させる
ことができた高容量テープカートリッジを作成すること
ができる。
示すように、先ずテープカートリッジを駆動ドライブ装
置２６に挿入すると、ケース１２の上下方向から基準面
２７を基準にしてテープ巻出し可能位置に固定する。そ
して、回転機構部２８の回転係合部２９が回転リール１
３の回転駆動面２３に係合して付勢しているコイルバネ
３０の付勢力に抗して回転リール１３を持ち上げ、下ハ
ーフ１１から離れる。そうすると、コイルバネ３０は圧
縮されボールベアリング３２と当接している径の広い側
の上端部及び回転リール１３と当接する下端部の付勢力
が強くなる。このような状態でテープカートリッジの回
転リール１３が回転駆動され高速回転となると、回転リ
ール１３自身の遠心力増加と、高速で引き出される磁気
テープ２４の緊張力により、特に回転駆動している回転
リール１３より離れている上ハーフ１０側に当接してい
るコイルバネ３０が横方向へズレ易くなる。ところが、
逆円錐台形状のコイルバネ３０が上ハーフ１０側に当接
するバネ径を大きくした分コイルバネ３０自身の偏倚、
変形又は座屈が起りにくくなる。これにより、回転リー
ル１３の回転ガタが起きにくくなり、駆動ドライブ装置
２６側に設置された記録／再生ヘッドに対する磁気テー
プ走行位置が安定する。従って、高速回転する回転リー
ルであってもデータの記録／再生の信頼性を向上させる
ことができた高容量テープカートリッジを作成すること
ができる。
【００２７】尚、上記説明した実施の形態においては、
ケース１２内部に回転リールを有するテープカートリッ
ジで、走行時の回転リールの位置決め安定のために、コ
イルバネを利用するもの全般に適用出来ることは勿論の
ことである。
ケース１２内部に回転リールを有するテープカートリッ
ジで、走行時の回転リールの位置決め安定のために、コ
イルバネを利用するもの全般に適用出来ることは勿論の
ことである。
【００２８】又、上記説明した実施の形態は、一個のリ
ールの磁気テープカートリッジに適応して説明したが、
本件発明は全てのデスク走行カートリッジや、記録再生
可能な磁気ディスク等のディスク等のディスク状記録媒
体をケース内に収納したディジスクカートリッジにおい
ても該当するコイルバネを有するものに適応することが
できる。
ールの磁気テープカートリッジに適応して説明したが、
本件発明は全てのデスク走行カートリッジや、記録再生
可能な磁気ディスク等のディスク等のディスク状記録媒
体をケース内に収納したディジスクカートリッジにおい
ても該当するコイルバネを有するものに適応することが
できる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るテー
プカートリッジは、上ハーフと回転リールの間に介在
し、回転リールを下ハーフ側に常時付勢するコイルバネ
を逆円錐台形状に形成することにより、上ハーフ側に当
接する径が回転リールに当接する径よりも大きく形成し
たぶん回転リールの高速回転時に発生するコイルバネの
偏倚、変形又は座屈を少なくすることができ、その結果
横方向へのズレが生じにくくなり、回転リールのガタつ
きを起こしにくくすることが出来るという効果がある。
プカートリッジは、上ハーフと回転リールの間に介在
し、回転リールを下ハーフ側に常時付勢するコイルバネ
を逆円錐台形状に形成することにより、上ハーフ側に当
接する径が回転リールに当接する径よりも大きく形成し
たぶん回転リールの高速回転時に発生するコイルバネの
偏倚、変形又は座屈を少なくすることができ、その結果
横方向へのズレが生じにくくなり、回転リールのガタつ
きを起こしにくくすることが出来るという効果がある。
【図１】本願発明に係るテープカートリッジの全体外観
図である。
図である。
【図２】同背面側からみた外観図である。
【図３】同テープカートリッジを構成する各部品を示し
た分解斜視図である。
た分解斜視図である。
【図４】同テープカートリッジの非使用時における断面
図である。
図である。
【図５】同テープカートリッジの使用時における断面図
である。
である。
【図６】従来技術におけるテープカートリッジを構成す
る各部品を示した分解斜視図である。
る各部品を示した分解斜視図である。
【図７】従来技術におけるテープカートリッジの非使用
時における断面図である。
時における断面図である。
【図８】従来技術におけるテープカートリッジの使用時
における断面図である。
における断面図である。
１０；上ハーフ、１１；下ハーフ、１２；ケース、１
３；回転リール、１５；リールハブ、１６；上フラン
ジ、１７；下フランジ、１８；バネ係合部、１９；リー
ルガイド部、２２；回転駆動係合部、２３；回転駆動
面、２４；（テープ状記録媒体）磁気テープ、２５；ド
ア、２６；駆動ドライブ装置、２７；基準面、２８；回
転機構部、２９；回転係合部、３０；逆円錐台形状のコ
イルバネ、３１；バネ当接部、３２；ボールベアリング
３；回転リール、１５；リールハブ、１６；上フラン
ジ、１７；下フランジ、１８；バネ係合部、１９；リー
ルガイド部、２２；回転駆動係合部、２３；回転駆動
面、２４；（テープ状記録媒体）磁気テープ、２５；ド
ア、２６；駆動ドライブ装置、２７；基準面、２８；回
転機構部、２９；回転係合部、３０；逆円錐台形状のコ
イルバネ、３１；バネ当接部、３２；ボールベアリング
Claims (2)
- 【請求項１】上ハーフ及び下ハーフから構成されるケー
スと、該ケース内に回転自在に収納され、且つテープ状
記録媒体を巻回している回転リールと、前記上ハーフと
該回転リールとの間に介在し、前記回転リールを前記下
ハーフ側に常時付勢して収納されている円筒形状のコイ
ルバネと、を有するテープカートリッジであって、前記
円筒形状のコイルバネは、前記上ハーフ側に当接する径
を前記回転リール側に当接する径よりも大きく形成した
ことを特徴とするテープカートリッジ。 - 【請求項２】前記円筒形状のコイルバネは、逆円錐台形
状に形成したことを特徴とする請求項１に記載のテープ
カートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325103A JP2000149491A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325103A JP2000149491A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | テープカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000149491A true JP2000149491A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18173170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10325103A Withdrawn JP2000149491A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000149491A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003009291A1 (en) * | 2001-07-18 | 2003-01-30 | Tdk Corporation | Disk cartridge |
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| US6844997B2 (en) | 2001-12-28 | 2005-01-18 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Head feeding mechanism having protrusion engaged with lead screw |
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-
1998
- 1998-11-16 JP JP10325103A patent/JP2000149491A/ja not_active Withdrawn
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