JP2003034774A - 金属製品用塗料組成物 - Google Patents

金属製品用塗料組成物

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JP2003034774A
JP2003034774A JP2001222670A JP2001222670A JP2003034774A JP 2003034774 A JP2003034774 A JP 2003034774A JP 2001222670 A JP2001222670 A JP 2001222670A JP 2001222670 A JP2001222670 A JP 2001222670A JP 2003034774 A JP2003034774 A JP 2003034774A
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coating
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Masaaki Nakai
正明 中井
Tadateru Endo
忠照 遠藤
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Daiho Toryo Kk
Original Assignee
Daiho Toryo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム、亜鉛、鉛などの非鉄金属やス
テンレスなどの様々な金属に対する密着性に優れるとと
もに、柔軟性、耐衝撃性、耐候性、耐水性、耐湿性、耐
擦傷性などの優れた物性を有し、しかも光沢性や外観性
などの意匠性に優れた塗膜を形成することができる金属
製品用塗料組成物を提供することにある。 【解決手段】 40〜90重量部の焼付塗料用樹脂、5
〜50重量部のアミノ樹脂、3〜10重量部のエポキシ
樹脂が配合されていることを特徴とする金属製品用塗料
組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属製品用塗料組成
物に関し、その目的は、アルミニウム、亜鉛、鉛などの
非鉄金属やステンレスなどの様々な金属に対する密着性
に優れるとともに、柔軟性、耐衝撃性、耐候性、耐水
性、耐湿性、耐擦傷性などの優れた物性を有し、しかも
光沢性や外観性などの意匠性に優れた塗膜を形成するこ
とができる金属製品用塗料組成物を提供することにあ
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車、オートバイ、バス、トラックな
どの自動車部品、家電製品、産業機械或いは建築物など
の金属製品の外装には、塗装が施されて金属製品の保護
および美粧を目的とした塗膜が形成されている。その塗
膜には、高い耐候性、透明性、密着性などの諸物性が要
求され、さらに近年では、より優れた諸物性を備えた塗
膜が要求されている。金属製品の表面に塗装される塗料
のうち、溶剤脱脂のみで密着性に優れるとともに、耐衝
撃性および耐擦傷性に優れた塗膜を形成できる塗料とし
ては、基本樹脂としてポリエステル樹脂、架橋剤として
アミノ樹脂を用いた塗料であるアミノ・エステル系樹脂
塗料がよく使用されている。
【0003】また金属製品の用途に応じて、特定の物性
が特に優れた塗膜が要求される。例えば、スポーツ用品
であるバット、テニスラケット、ゴルフクラブヘッドな
どの表面に形成される塗膜には、優れた外観性などの意
匠性に加えて、特に高い耐衝撃性や耐擦傷性が求められ
る。このような諸物性、特に耐衝撃性や耐擦傷性に優れ
た塗膜を形成することができる塗料を得るためには、架
橋剤であるアミノ樹脂としてベンゾグアナミン樹脂を配
合することが行われている。ベンゾグアナミン樹脂を配
合することにより、密着性、光沢性、柔軟性、耐衝撃
性、耐擦傷性に優れる塗膜を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベンゾ
グアナミン樹脂を配合した塗料により形成される塗膜
は、密着性、光沢性、柔軟性、耐衝撃性、耐擦傷性に優
れるが、耐候性、耐水性、耐湿性に劣るという問題が存
在した。このために、ベンゾグアナミン樹脂が配合され
た塗料を、特に屋外において使用される金属製品の塗料
として使用することは困難であった。
【0005】かかる実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究
を行った結果、焼付塗料用樹脂、アミノ樹脂、エポキシ
樹脂を、ある特定の割合で含有する金属製品用塗料組成
物とすることにより、様々な金属に対する密着性に優れ
るとともに、柔軟性、耐衝撃性、耐候性、耐水性、耐湿
性、耐擦傷性などの優れた物性を有し、しかも光沢性や
外観性などの意匠性に優れた塗膜を形成することができ
る金属製品用塗料組成物を提供することができることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る発
明は、40〜90重量部の焼付塗料用樹脂、5〜50重
量部のアミノ樹脂、3〜10重量部のエポキシ樹脂が配
合されていることを特徴とする金属製品用塗料組成物に
関する。請求項2に係る発明は、前記焼付塗料用樹脂、
アミノ樹脂及びエポキシ樹脂の合計100重量部に対し
て、以下に記載の三種の成分のうちの一種以上が配合さ
れてなることを特徴とする請求項1に記載の金属製品用
塗料組成物に関する。 (1)3重量部以下のシランカップリング剤 (2)3重量部以下の紫外線吸収剤 (3)180重量部以下の顔料 請求項3に係る発明は、前記焼付塗料用樹脂が、ポリエ
ステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシポ
リエステル樹脂のうちの一種以上であることを特徴とす
る請求項1または2に記載の金属製品用塗料組成物に関
する。
【0007】請求項4に係る発明は、前記アミノ樹脂
が、メラミン樹脂および/またはグアナミン樹脂である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の金
属製品用塗料組成物に関する。請求項5に係る発明は、
前記アミノ樹脂が、メラミン樹脂とグアナミン樹脂の混
合物であり、グアナミン樹脂とメラミン樹脂の配合比が
1:1〜3(重量比)であることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の金属製品用塗料組成物に関す
る。請求項6に係る発明は、前記メラミン樹脂が、ブチ
ルエーテル化メラミン樹脂および/またはメチルエーテ
ル化メラミン樹脂であることを特徴とする請求項4また
は5に記載の金属製品用塗料組成物に関する。請求項7
に係る発明は、前記グアナミン樹脂が、ブチルエーテル
化ベンゾグアナミン樹脂および/またはスピロアセター
ル環を有するグアナミン樹脂であることを特徴とする請
求項4乃至6のいずれかに記載の金属製品用塗料組成物
に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金属製品用塗
料組成物について詳述する。本発明に係る金属製品用塗
料組成物は、主に塗装対象となる金属製品の最外層塗膜
を形成する上塗塗料として用いられるものである。そし
て、必須成分として、少なくとも、(A)焼付塗料用樹
脂、(B)アミノ樹脂、(C)エポキシ樹脂が配合され
ている。
【0009】本発明に係る金属製品用塗料組成物の第一
の必須成分は、(A)焼付塗料用樹脂である。用いられ
る焼付塗料用樹脂は特に限定されず、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、エポキシポリエステル樹脂、或いは
アクリル樹脂などの熱硬化性樹脂を例示することができ
る。
【0010】特に本発明では(A)焼付塗料用樹脂とし
てポリエステル樹脂を用いることが好ましい。本発明で
用いられるポリエステル樹脂としては、(A1)オイル
フリーポリエステル樹脂、(A2)アルキド樹脂、また
はこれらの樹脂の変性物、例えば(A3)エポキシ変性
ポリエステル樹脂、(A4)アクリル変性ポリエステル
樹脂、(A5)ウレタン変性ポリエステル樹脂、(A
6)ウレタン変性アルキド樹脂などを例示することがで
きる。
【0011】(A1)オイルフリーポリエステル樹脂
は、多塩基酸成分と多価アルコール成分とのエステル化
物である。前記多塩基酸成分としては、無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フマル酸、
アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸などから選択
される一種以上の二塩基酸またはこれらの酸の低級アル
キルエステル化物が好適に使用される。また必要に応じ
て安息香酸、クロトン酸、p−t−ブチル安息香酸など
の一塩基酸、無水トリメット酸、メチルシクロヘキサト
リカルボン酸、無水ピロメリット酸などの三価以上の多
塩基酸などを併用することもできる。特に本発明では多
塩基酸成分として、イソフタル酸、テレフタル酸および
これらの酸の低級アルキルエステル化物が好ましく用い
られる。これらの多塩基酸成分は単独で、または二種以
上を混合して使用することができる。
【0012】前記多価アルコール成分としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、3−メチルペンタンジオール、1,4−へキサン
ジオール、1,6−へキサンジオールなどの二価アルコ
ールが好適に使用される。また必要に応じてグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールな
どの三価以上の多価アルコールを併用することもでき
る。これらの多価アルコールは単独で、或いは二種以上
を混合して使用することができる。
【0013】前記多塩基酸成分と前記多価アルコール成
分からエステル化物を得る方法は特に限定されず、従来
から公知のエステル化反応またはエステル交換反応を任
意に採用することができる。
【0014】市販の(A1)オイルフリーポリエステル
樹脂としては、DIC社製の商品名「ベッコライト46
−118」、三井化学社製の商品名「アルマテックスP
645」、長興化学社製の商品名「ETERKYD‐5
062−X−70−1」などを例示することができる。
【0015】(A2)アルキド樹脂は、(A1)オイル
フリーポリエステル樹脂の酸成分およびアルコール成分
に加えて、脂肪酸を既知の方法で反応させて変性させた
ものである。脂肪酸としては、例えばヤシ油脂肪酸、大
豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、ト
ール油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、キリ油脂肪酸など
を挙げることができる。アルキド樹脂の変性量(油長)
は特に限定されないが、30%以下、より好ましくは5
〜20%とされる。
【0016】市販の(A2)アルキド樹脂としては、長
興化学社製の商品「ETERKYD3803−X−6
5」、DIC社製の商品名「ベッコゾールEZ−380
1−60」、日立化成社製の商品名「フタルキッド80
4−701A」などを例示することができる。
【0017】(A3)エポキシ変性ポリエステル樹脂と
しては、ポリエステル樹脂とエポキシ樹脂との付加、縮
合、グラフトなどの反応により得られる反応生成物を挙
げることができる。具体的には、上記ポリエステル樹脂
の製造に使用される各成分から製造されたポリエステル
樹脂中のカルボキシル基とエポキシ基含有樹脂との反応
生成物や、ポリエステル樹脂中の水酸基とエポキシ樹脂
中の水酸基とをポリイソシアネート化合物を介して結合
させた反応生成物などを例示することができる。(A
3)エポキシ変性ポリエステル樹脂における変性の度合
は、一般にエポキシ樹脂の量がエポキシ変性ポリエステ
ル樹脂に対して、0.1〜0.3重量%とされる。
【0018】市販の(A3)エポキシ変性ポリエステル
樹脂としては、DIC社製の商品名「ベッコゾールP−
790−50」、三井化学社製の商品名「エポキー70
1HV」、長興化学社製の商品名「ETERKYDNP
1022−R−50」などを例示することができる。
【0019】(A4)アクリル変性ポリエステル樹脂と
しては、上記ポリエステル樹脂の製造の際に使用される
各成分から製造されたポリエステル樹脂中のカルボキシ
ル基または水酸基にこれらの基に対して反応性を有する
基、例えばカルボキシル基、水酸基またはエポキシ基を
含有するアクリル樹脂との反応生成物や、ポリエステル
樹脂と(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリル酸エステ
ルなどのパーオキサイド系重合開始剤を使用するグラフ
ト重合により得ることができる反応生成物を挙げること
ができる。(A4)アクリル変性ポリエステル樹脂にお
ける変性の度合は、一般に、アクリル樹脂の量がアクリ
ル変性ポリエステル樹脂中、0.1〜50重量%とされ
る。
【0020】市販の(A4)アクリル変性ポリエステル
樹脂としては、昭和ワニス社製の商品名「M−140
0」、DIC社製の商品名「アクリディックM−115
6」などを例示することができる。
【0021】(A5)ウレタン変性ポリエステル樹脂と
しては、上記オイルフリーポリエステル樹脂、または上
記オイルフリーポリエステル樹脂の製造の際に使用され
る酸成分またはアルコール成分を反応させて得られる低
分子量のオイルフリーポリエステル樹脂を、ポリイソシ
アネート化合物と既知の方法で反応させたものを例示す
ることができる。
【0022】また(A6)ウレタン変性アルキド樹脂と
しては、上記アルキド樹脂、または上記アルキド樹脂の
製造の際に用いられる各成分を反応させて得られる低分
子量のアルキド樹脂を、ポリイソシアネート化合物と既
知の方法で反応させたものを例示することができる。
【0023】(A5)ウレタン変性ポリエステル樹脂や
(A6)ウレタン変性アルキド樹脂のように、ウレタン
結合を導入する理由は、ウレタン結合を導入すること
で、加工性、耐衝撃性を向上することができるからであ
る。
【0024】(A5)ウレタン変性ポリエステル樹脂お
よび(A6)ウレタン変性アルキド樹脂を製造する際に
使用されるポリイソシアネート化合物としては、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、2,4,6−トリイソシアナトトルエンなどを例
示することができる。(A5)ウレタン変性ポリエステ
ル樹脂および(A6)ウレタン変性アルキド樹脂は、一
般にポリイソシアネート化合物の量がウレタン変性ポリ
エステル樹脂またはウレタン変性アルキド樹脂中、30
重量%以下となる変性度合のものを好適に使用すること
ができる。
【0025】市販の(A6)ウレタン変性アルキド樹脂
としては、昭和ワニス社製の商品名「ショウキッドUA
L−031−45D」などを例示することができる。
【0026】以上詳述した各種ポリエステル樹脂のう
ち、好ましく用いられるポリエステル樹脂は(A1)オ
イルフリーポリエステル樹脂である。特に酸価が2〜1
4mgKOH/g、好ましくは4〜10mgKOH/g
であり、かつ平均分子量が1500〜30000、好ま
しくは5000〜20000であるオイルフリーポリエ
ステル樹脂が好適である。このような市販のオイルフリ
ーポリエステル樹脂としては、DIC社製の商品名「ベ
ッコライト46−118」、三井化学社製の商品名「ア
ルマテックスP645」、長興化学社製の商品名「ET
ERKYD‐5062−X−70−1」などを例示する
ことができる。
【0027】本発明では、上記した(A)焼付塗料用樹
脂のうちの一種を単独で配合してもよく、また二種以上
を混合して配合しても構わない。(A)焼付塗料用樹脂
の配合量は特に限定されないが、40〜90重量部、好
ましくは50〜80重量部、より好ましくは60〜75
重量部とされる。この理由は、40重量部未満の配合量
の場合、塗膜の可撓性が低下する傾向が認められるため
に、また90重量部を超えて配合すると塗膜の架橋密度
が低下し諸物性が低下するために、いずれの場合も好ま
しくないからである。
【0028】本発明に係る金属製品用塗料組成物の第二
の必須成分は、(B)アミノ樹脂である。アミノ樹脂は
架橋剤として配合される。本発明において用いられるア
ミノ樹脂は特に限定されないが、メラミン、尿素、ベン
ゾグアナミン、アセトグアナミン、ステログアナミン、
スピログアナミン、ジシアンジアミドなどのアミノ成分
とアルデヒドとの反応によるメラミン樹脂、尿素樹脂、
グアナミン樹脂などを例示することができ、(B1)メ
ラミン樹脂、(B2)グアナミン樹脂を用いることが好
ましい。具体的に例示すると、(B1)メラミン樹脂と
しては、メラミンとアルデヒドとの反応によって得られ
るメチロール化アミノ樹脂、或いはメチロール化アミノ
樹脂を適当なアルコールによってエーテル化したアルキ
ルエーテル化メラミン樹脂などを例示することができ
る。
【0029】前記メチロール化アミノ樹脂を得る際に用
いられるアルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、パラ
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどが挙げられ
る。また、上記アルキルエーテル化メラミン樹脂を得る
際に用いられるアルコールとしては、メタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブ
タノール、イソブタノール、2−エチルブタノール、2
−エチルヘキサノールなどが挙げられる。特に本発明で
は、(B1)メラミン樹脂として、メチルエーテル化メ
ラミン樹脂およびn−ブチルエーテル化メラミン樹脂を
用いることが好ましく、特に耐候性の面からメチルエー
テル化メラミン樹脂を用いることがより好ましい。
【0030】市販のメチルエーテル化メラミン樹脂とし
ては、三井サイテック社製の商品名「サイメル30
3」、DIC社製の商品名「スーパーベッカミンL−1
05−60」などを例示することができる。
【0031】また、市販のn−ブチルエーテル化メラミ
ン樹脂としては、DIC社製の商品名「スーパーベッカ
ミンG−821−60」、長興化学社製の商品名「ET
ERMINO9216−60」などを例示することがで
きる。
【0032】(B2)グアナミン樹脂としては、ベンゾ
グアナミン、アセトグアナミン、ステログアナミン、ス
ピログアナミンなどのアミノ成分とアルデヒドとの反応
によるものを例示することができる。前記反応で使用さ
れるアルデヒドとしては、段落番号(0029)におい
て述べたものと同様のものを例示することができる。ま
た、(B2)グアナミン樹脂を適当なアルコールによっ
てエーテル化したアルキルエーテル化グアナミン樹脂を
例示することができる。前記反応で使用されるアルコー
ルとしては、段落番号(0029)で述べたものと同様
のものを例示することができる。
【0033】本発明では、(B2)グアナミン樹脂とし
て、ベンゾグアナミンおよびホルムアルデヒドからなる
グアナミン樹脂をn−ブタノールによってエーテル化し
たブチルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂、または次式
1(化1)に示すようなスピロアセタール環を有するグ
アナミン(3,9-ヒ゛ス[2-(3,5-シ゛アミノ-2,4,6-トリアサ゛フェニル)エチ
ル]2,4,8,10-テトロキサスヒ゜ロ[5,5]ウンテ゛カン)とホルムアルデヒ
ドおよびn−ブタノールによるアルキルエーテル化反応
物である次式2(化2)で示されるスピロアセタール環
を有するグアナミン樹脂を用いることが好ましく、次式
2(化2)で示されるスピロアセタール環を有するグア
ナミン樹脂を用いることがより好ましい。この理由は、
次式2(化2)で示されるスピロアセタール環を有する
グアナミン樹脂を使用した場合の硬化塗膜物性は、ブチ
ルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂を使用した場合と比
較して、特に耐候性、耐水性、耐湿性および耐汚染性の
面で優れているからである。
【0034】
【化1】
【0035】
【化2】
【0036】市販の前記ブチルエーテル化ベンゾグアナ
ミン樹脂としては、富士化成社製の商品名「デラミンT
−100−S」、DIC社製の商品名「スーパーベッカ
ミンTD−126」、長興化学社製の商品名「ETER
MINO9411−75」などを例示することができ
る。
【0037】また市販のスピロアセタール環を有するグ
アナミン樹脂としては、富士化成社製の商品名「デラミ
ンCTU−100」などを例示することができる。
【0038】さらに本発明では、二種以上の(B)アミ
ノ樹脂を任意の割合で混合して使用することもできる。
特に本発明では、(B1)メラミン樹脂と(B2)グア
ナミン樹脂を混合して使用することが好ましい。(B
1)メラミン樹脂と(B2)グアナミン樹脂を混合して
使用する場合、その配合比は特に限定されないが、B
2:B1=1:1〜3(重量比)、好ましくは1:1〜
2.5、より好ましくは1:1.1〜2.0とされる。
この理由は、(B1)メラミン樹脂の配合量が(B2)
グアナミン樹脂の配合量の等量未満の場合、塗膜の耐候
性が低下する傾向が認められるために、また(B1)メ
ラミン樹脂の配合量が(B2)グアナミン樹脂の配合量
の3倍量を超える場合、塗膜の耐衝撃性が低下する傾向
が認められるために、いずれの場合も好ましくないから
である。
【0039】本発明の第二の必須成分である(B)アミ
ノ樹脂の配合量は特に限定されないが、5〜50重量
部、好ましくは15〜40重量部、より好ましくは20
〜35重量部とされる。この理由は、5重量部未満の配
合量の場合、塗膜の硬化性が低下して諸物性が低下する
ために好ましくないからである。また50重量部を超え
て配合すると、塗膜の可撓性が低下するために好ましく
ないからである。
【0040】本発明に係る第三の必須成分は、(C)エ
ポキシ樹脂である。本発明で使用されるエポキシ樹脂は
特に限定されないが、グリシジルエーテル型エポキシ樹
脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルア
ミノ型エポキシ樹脂および環状オキシラン型エポキシ樹
脂などを例示することができる。特に本発明では、ビス
フェノールAとエピクロルヒドリンより合成されるビス
フェノールA型エポキシ樹脂が好ましく用いられる。こ
の理由は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂はビスフェ
ノールA型樹脂の強靭な特性とエーテル結合の柔軟性を
併せ持っているために密着性に優れ、また耐食性や耐薬
品性にも優れているからである。ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂のエポキシ当量は特に限定されないが、30
0〜2000(g/eg)の範囲のものが好ましい。ま
たビスフェノールA型エポキシ樹脂のアミン当量も特に
限定されないが、400〜1000(g/eg)が好ま
しい。
【0041】市販の(C)エポキシ樹脂としては、油化
シェルエポキシ社製の商品名「エピコート1001X5
0」、東郡化成社製の商品名「エポトートYD−01
1」、DIC社製の商品名「EPICLON1050−
70X」などを例示することができる。
【0042】(C)エポキシ樹脂は、一種を単独で配合
してもよく、また二種以上を混合して配合することもで
きる。(C)エポキシ樹脂の配合量は特に限定されない
が、全塗料固形分中、1〜10重量部、好ましくは3〜
7重量部、より好ましくは3〜5重量部とされる。この
理由は、1重量部未満の配合量の場合、密着性効果が十
分ではなくなるために好ましくないからである。また1
0重量部を超えて配合すると、塗膜の硬度が低下する傾
向があるために好ましくないからである。
【0043】以上が本発明に係る金属製品用塗料組成物
の必須成分であるが、さらに本発明では必要に応じて、
(D)シランカップリング剤、(E)紫外線吸収剤、
(F)着色顔料のうちの一種以上を適宜任意に配合する
ことができる。
【0044】本発明では(D)シランカップリング剤を
適宜任意に配合することができる。シランカップリング
剤を配合することにより、あらゆる金属素材に対する密
着性効果の向上を図ることができる。用いられるシラン
カップリング剤は特に限定されないが、アルコキシ基、
グリシジル基などの反応性官能基を有するシリコーン化
合物を例示することができ、具体的にはアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリ
メトキシシラン、アミノプロピルジメトキシシラン、ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、アミノプロピルジエ
トキシシランなどのアミノシラン系化合物などのシリコ
ン化合物を例示することができる。
【0045】特に本発明では、(D)シランカップリン
グ剤として次式3(化3)に示される一分子中に少なく
とも二種類の反応性の異なる官能基を有するものを使用
することが好ましい。この理由は、シランカップリング
剤のアルコキシル基が水或いは湿気により加水分解され
シラノール基となり、このシラノール基と無機質表面と
が縮合反応によりSi−O−M結合を形成する。一方の
反応基Xは有機質と結合或いは結合せずに相溶化するだ
けでよく、結果的に無機質と有機質を化学的に結合させ
ることができ、密着性の向上が図られるからである。
【0046】
【化3】 (但し、Xは、ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メタ
クリル基、メルカプト基などの各種合成樹脂などの有機
質材料と化学結合する反応基である。OR基はメトキシ
基、エトキシ基などのガラス、金属などの無機質材料と
化学結合する反応基である。)
【0047】市販の(D)シランカップリング剤として
は、信越化学社製の商品名「KBM−503」、商品名
「KBM−403」、商品名「KBM−603」などを
例示することができる。
【0048】(D)シランカップリング剤を配合する場
合、上記のシランカップリング剤のうちの一種を単独で
配合してもよく、また二種以上を混合して配合すること
もできる。(D)シランカップリング剤を配合する場
合、この配合量は特に限定されないが、必須成分(A,
B,C)合計の配合量100重量部に対して、3重量部
以下、好ましくは0.1〜2.5重量部、より好ましく
は0.3〜2.0重量部とされる。この理由は、3重量
部を超えて配合してもさらなる密着性の向上が認められ
ず経済的に不利となるために、好ましくないからであ
る。
【0049】本発明では(E)紫外線吸収剤を適宜任意
に配合することができる。紫外線吸収剤を配合すること
により、塗膜の耐候性を著しく向上することができる。
用いられる(E)紫外線吸収剤は特に限定されないが、
サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、フェニルサリチレート系、ジフェニルアクリレート
系、アセトフェノン系、シアノアクリレート系の化合物
のうちの一種または二種以上の混合物を用いることが好
ましい。さらに、紫外線安定剤やヒンダートアミン系安
定剤(HALS)を併用することで、より効果を高める
ことができる。
【0050】紫外線吸収剤を配合する場合、配合量は特
に限定されないが、必須成分(A,B,C)合計の配合
量100重量部に対して、3重量部以下、好ましくは
0.5〜3重量部、より好ましくは1.0〜2.5重量
部とされる。この理由は、3重量部を超えて配合して
も、さらなる耐候性効果の向上が認められず、経済的に
不利となるために、好ましくないからである。
【0051】さらに、本発明では(F)着色顔料を適宜
任意に配合することができる。用いられる着色顔料とし
ては、塗料分野で通常使用されている着色顔料、例え
ば、チタン白、亜鉛華などの白色顔料、シアニンブル
ー、インダスレンブルーなどの青色顔料、シアニングリ
ーン、緑青などの緑色顔料、アゾ系やキナクリドン系な
どの有機赤色系顔料、ベンガラなどの赤色顔料、ベンツ
イミダゾロン系、イソインドリノン系、イソインドリン
系およびキノフタロン系などの有機黄色顔料、チタンイ
エロー、黄鉛などの黄色顔料、カーボンブラック、黒
鉛、松煙などの黒色顔料、アルミニウム粉、銅粉、ニッ
ケル粉、酸化チタン被覆マイカ粉、酸化鉄被覆マイカ粉
および光輝性グラファイトなどの光輝性顔料などが挙げ
られる。(F)着色顔料の配合量は、上塗塗料の透明性
を阻害せずに上塗塗膜を形成できる範囲内であればよ
い。
【0052】さらに、本発明では、本発明の効果が損な
われない範囲内で、湿潤性付与材、消泡剤、塗膜調整
剤、硬化触媒、無機微粉末などを適宜任意に配合するこ
とができる。
【0053】本発明に係る塗料組成物は、(A)焼付塗
料用有機樹脂、(B)アミノ樹脂および(C)エポキシ
樹脂を必須成分とし、必要に応じて(G)溶媒を配合す
ることができる。溶媒は、本発明に係る塗料組成物の塗
装性を改善するために配合される。本発明で用いられる
溶媒としては、上記の固形分を溶解ないし分散できるも
のであれば特に限定されることなく使用することができ
る。具体的には、トルエン、キシレン、高沸点石油系炭
化水素などの炭化水素系溶媒、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン
などのケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエス
テル系溶媒、メタノール、エタノール、ブタノールなど
のアルコール系溶媒、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルなどのエーテルア
ルコール系溶媒、或いは水などを例示することができ
る。これらは、単独で或いは二種以上を混合して使用す
ることができる。
【0054】(G)溶媒の配合量は特に限定されない
が、全塗料固形分100重量部に対して、15〜60重
量部、好ましくは20〜55重量部、より好ましくは2
5〜50重量部とされる。この理由は、15重量部未満
又は60重量部を超えて配合した場合、塗料の製品粘度
の調整が困難となるために好ましくないからである。
【0055】本発明に係る金属製品用塗料組成物を用い
て塗膜を形成する方法は特に限定されず、3コート3ベ
ーグ方式、2コート2ベーグ方式あるいは2コート1ベ
ーグ方式で塗膜が形成される。
【0056】次に、以上説明した本発明に係る金属製品
用塗料組成物からなる塗料を金属表面に塗装する方法の
一例を説明する。本発明に係る金属製品用塗料組成物が
塗装される金属製品としては、アルミニウム、スチー
ル、各種化成処理(例えばクロム処理など)アルミニウ
ム、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼
板、合金メッキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス鋼
板、銅板、銅メッキ鋼板、錫メッキ鋼板などの金属製品
またはこれらの金属板にリン酸塩系やクロム酸塩系など
の表面処理を施した金属製品、ポリエステルなどでラミ
ネートされたスチール、銅、真鍮、ステンレスなどが挙
げられる。
【0057】まず、前記した金属製品の表面にプライマ
ー硬化膜を形成する。プライマー硬化膜は金属製品の耐
食性の向上や塗膜の密着性の向上のために形成される。
プライマー硬化膜を形成する方法は特に限定されず、例
えば金属製品上に手吹きなどにより乾燥塗膜が15〜2
0μm程度となるようにプライマーを塗装した後に、焼
付乾燥することにより得ることができる。用いられるプ
ライマーは特に限定されず、エポキシ系、ポリエステル
系、アクリル系およびこれらの変性プライマーなどを例
示することができる。尚、前記説明したように、金属の
表面にプライマーを塗布してプライマー硬化膜を形成し
てもよいが、金属の表面にプライマー硬化膜を形成しな
くても構わない。
【0058】次に、プライマー硬化膜が形成された金属
製品或いは形成されていない金属製品上に、上塗ベース
塗料を塗装して焼付を行う。上塗ベース塗料は、上塗塗
膜と、プライマー硬化膜または金属製品面との間に形成
される上塗ベース塗膜を形成する塗料である。用いられ
る上塗ベース塗料は特に限定されないが、(a)焼付塗
料用有機樹脂、(b)アミノ樹脂、(c)エポキシ樹脂
が配合されているものを使用することが好ましい。
【0059】上塗ベース塗料に配合される(a)焼付塗
料用樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、ポ
リエステル、アルキド、アクリル、およびエポキシポリ
エステル樹脂などの一種または二種以上の混合物を例示
することができる。上記した各種樹脂のうち、なかでも
ポリエステル樹脂を好適に使用することができる。ポリ
エステル樹脂としては、段落番号(0009)〜(00
25)に記載されたポリエステル樹脂を例示することが
できる。このうち最も好適に使用することができるのは
オイルフリーポリエステル樹脂である。オイルフリーポ
リエステル樹脂の平均分子量は特に限定されないが、5
000〜20000が好ましい。また酸価も特には限定
されないが、4〜10mgKOH/gが好ましい。
【0060】(a)焼付塗料用樹脂の配合量は特に限定
されないが、40〜90重量部、好ましくは60〜75
重量部とされる。
【0061】上塗ベース塗料に配合される(b)アミノ
樹脂としては、段落番号(0028)〜(0037)に
記載されたアミノ樹脂を例示することができる。特に本
発明では、(b)アミノ樹脂としてメラミン樹脂及びグ
アナミン樹脂を使用することが好ましく、特にメラミン
樹脂とグアナミン樹脂の混合物を使用することがより好
ましい。
【0062】(b)アミノ樹脂の配合量は特に限定され
ないが、5〜50重量部、好ましくは20〜35重量部
とされる。
【0063】上塗ベース塗料に配合される(c)エポキ
シ樹脂としては、段落番号(0400)〜(0041)
に記載されたエポキシ樹脂を例示することができる。特
に本発明ではエポキシ樹脂としてビスフェノールA型を
使用することが好ましく、エポキシ当量450〜500
(g/eq)のエポキシ樹脂を使用することがより好ま
しい。(c)エポキシ樹脂の配合量は特に限定されない
が、1〜10重量部、好ましくは3〜5重量部とされ
る。
【0064】さらに、上塗ベース塗料には(d)着色顔
料を適宜任意に配合することができる。用いられる着色
顔料としては、塗料分野で通常使用されている着色顔
料、例えば、チタン白、亜鉛華などの白色顔料、シアニ
ンブルー、インダスレンブルーなどの青色顔料、シアニ
ングリーン、緑青などの緑色顔料、アゾ系やキナクリド
ン系などの有機赤色系顔料、ベンガラなどの赤色顔料、
ベンツイミダゾロン系、イソインドリノン系、イソイン
ドリン系およびキノフタロン系などの有機黄色顔料、チ
タンイエロー、黄鉛などの黄色顔料、カーボンブラッ
ク、黒鉛、松煙などの黒色顔料、アルミニウム粉、銅
粉、ニッケル粉、酸化チタン被覆マイカ粉、酸化鉄被覆
マイカ粉および光輝性グラファイトなどの光輝性顔料な
どが挙げられる。(d)着色顔料の配合量は、特に限定
されるものではなく、良好な美粧性を発揮できる範囲内
であればよく、通常の場合、(a)(b)(c)合計の
配合量100重量部に対して、1〜180重量部の範囲
で使用される。
【0065】上塗ベース塗料には(a)焼付塗料用有機
樹脂、(b)アミノ樹脂、(c)エポキシ樹脂および
(d)着色顔料に加えて、(e)溶媒が配合される。上
塗ベース塗料に配合される(e)溶媒は、塗装性の改善
などのために必要に応じて配合されるものであり、上記
(a)、(b)、(c)を溶解ないし分散できるものが
使用できる。具体的には、段落番号(0053)に記載
した溶媒を例示することができる。
【0066】(e)溶媒の配合量は特に限定されない
が、上塗ベース塗料中に配合される全固形分100重量
部に対して、20〜55重量部、好ましくは25〜50
重量部とされる。
【0067】上塗ベース塗料は、焼付塗料用有機樹脂、
アミノ樹脂、エポキシ樹脂、必要に応じて配合される着
色顔料および溶媒から実質的になるが、さらにタルク、
クレー、マイカ、シリカ、アルミナなどの耐湿顔料、ク
ロム酸ストロンチウム、クロム酸カリウム、クロム酸亜
鉛、クロム酸バリウム、リン酸亜鉛などの防錆顔料、硬
化触媒、消泡剤、塗面調整剤などの添加剤を適宜任意に
配合することが好ましい。
【0068】上塗ベース塗料の塗装方法は特に限定され
ず、スプレーコート法、カーテンフロー法、ナイフコー
ト法、ロールコート法、流し塗り法、浸漬塗装法などを
例示することができる。また上塗ベース塗料の焼成温度
は特に限定されないが、130〜150℃とされる。焼
成時間も特に限定されないが、10〜20分とされる。
【0069】上塗ベース塗料を焼成することにより上塗
ベース塗膜を形成した後に、本発明に係る金属製品用塗
料組成物からなる上塗塗料を塗装して焼成を行う。上塗
塗料の塗装方法は特に限定されず、スプレーコート法、
カーテンフロー法、ナイフコート法、ロールコート法、
流し塗り法、浸漬塗装法などを例示することができる。
また塗装される上塗塗料の厚さは特に限定されないが、
乾燥した後の塗膜厚が5〜20μm、好ましくは5〜1
0μmとなるように塗装される。そして、130〜16
0℃、好ましくは150〜160℃の焼成温度におい
て、20〜40分、好ましくは30〜40分間加熱処理
されることで、塗膜が形成される。
【0070】こうして調製された金属製品は、最外層に
焼付塗料用樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂が配合する
上塗塗料が塗装されて塗膜が形成されているから、密着
性、光沢性、柔軟性、耐衝撃性、耐候性、耐水性、耐湿
性を有する金属製品である。
【0071】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではな
い。尚、配合量は重量部である。 1.試料の調製 表1の組成に従い、実施例1〜9および比較例1、2の
各試料を調製した。
【0072】
【表1】
【0073】尚、表1における熱硬化性樹脂および架橋
剤の配合量は固形分重量にて表示した。また専用のシン
ナー(メチルエチルケトン:酢酸ブチル:メトキシブチ
ルアセテート:イソブタノール:ブチルカルビトール:
キシレン:ソルベッソー100=5:10:15:1
0:10:30:20(重量比))を塗料粘度調整に使
用し、上塗塗料の粘度を13〜15秒(フォートカップ
♯4、20℃)に調整した。
【0074】試験塗板の作製 クロメート処理を施した厚さ0.8mmの溶融亜鉛メッ
キ鋼板上に、まず後記表2および表3に記載の上塗ベー
ス塗料の粘度を専用シンナーを用いて18〜20秒(フ
ォートカップ♯4、20℃)に調整し、乾燥膜厚が約2
0μmとなるように塗装した。次に、素材到達最高温度
が150℃となるように20分間焼付けした後(但し、
比較例1については120℃、20分間とした。)、上
記調製した実施例1乃至9および比較例1、2の試料を
上塗塗料として後記表2および表3に示す組み合わせで
スプレー塗装法により乾燥膜厚が約10μmとなるよう
に塗装した。続いて素材到達最高温度が150℃となる
ように30分間焼成(但し、比較例1については120
℃、20分間とした。)して各試料鋼板を得た。
【0075】表2および表3中、「DB-1」としては、大
豊塗料社製の商品名「スーパーコートDB-5201白」のポ
リエステル−メラミン樹脂系の白色上塗塗料を使用し
た。「DB-2」としては、大豊塗料社製の商品名「ダイミ
ン白」のアルキド−メラミン樹脂系の白色上塗塗料を使
用した。「DB-3」としては、大豊塗料社製の商品名「ア
クリン白」のアクリル−メラミン樹脂系の白色上塗塗料
を使用した。
【0076】試験例1;塗面の外観 実施例1〜9および比較例1,2の各試料を塗布した試
験塗板の塗膜の外観を、以下の評価基準に従い目視にて
評価した。結果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:塗膜に異常がなく良好である。 ×:塗膜に異常が認められる。
【0077】試験例2:鉛筆硬度 実施例1〜9および比較例1,2の各試料を塗布した試
験塗板の塗膜硬度を、JIS K-5600-5-4 11.4.20(1999)に
規定する鉛筆引っかき試験により評価を行った。結果を
表2および表3に記載する。
【0078】試験例3:密着性 JIS K-5400-5-6 11.4.20(1999)に規定する基盤目テープ
法試験に準じた。まず、実施例1〜9および比較例1,
2の各試料を塗布した試験塗板の塗膜表面にカッターナ
イフで素地に到達するように直交する縦横11本づつの
平行な直線を1mm間隔で引いて、1mm×1mmのま
す目を100個作製した。その表面にセロハン粘着テー
プを密着させ、テープを急激に剥離した際のマス目の剥
がれ程度を観察し、下記の評価基準に従い評価した。結
果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:カットの縁が完全に滑らかで、どの格子の目にも剥
がれがない。 ○:カットの交差点における塗膜の小さな剥がれが認め
られた。クロスカット部分で影響を受けるのは明確に5
%を上回ることがない。 △:塗膜がカットの縁にそって、および/または交差点
において剥がれている。クロスカット部分で影響を受け
るのは明確に5%を超えるが15%を上回ることはな
い。 ×:塗膜がカットの縁にそって、部分的または全面的に
大きな剥がれを生じており、および/または目のいろい
ろな部分が部分的または全面的に剥がれている。クロス
カット部分で影響を受けるのは、明確に15%を超える
が35%を上回ることはない。
【0079】試験例4;耐衝撃性 JIS K 5400に規定するデュポン式の耐衝撃性試験に準じ
た。まず、実施例1〜9および比較例1,2の各試料を
塗布した試験塗板上に撃芯(頂径=1/2インチ)をセ
ットした。荷重ブロック(500g)を撃芯上に50cm
の高さから落下させて、塗膜の剥離の状態を以下の評価
基準に従って評価を行った。 <評価基準> ◎:剥離なし。 △:剥離有り。
【0080】試験例5;描画試験 荷重をかけた針の旋回と試料台の横方向の運動で塗膜面
にサイクロイド類似の曲線を描いて(20個以上)試料
面に生じる庇跡や剥離の状態から塗膜の硬度・付着性等
を比較評価した。本試験では負荷分銅500グラム×1
0m/m(円弧)で評価した。結果を表2および表3に
記載する。
【0081】試験例6;エリクセン試験 JIS K-5400に規定されるエリクセン試験に準じた。ま
ず、先端が球形(20mmφ)であるポンチで実施例1
〜9および比較例1,2の各試料を塗布した試験塗板の
裏面から押し出したときの塗膜の割れおよびはがれが生
じるまで鋼球を押し出し、そのときの押し出し距離(破
断距離法)を判定した。結果を表2および表3に記載す
る。
【0082】試験例7;耐溶剤性 20℃の室内において、メチルエチルケトンをしみ込ま
せたガーゼを、実施例1〜9および比較例1,2の各試
料を塗布した試験塗板の塗面に約1kg/cmの荷重をか
けて、約5cmの長さの間を往復させ、素地が見えるまで
の往復回数を記録した。尚、50回の往復で素地が見え
ないものは「>50」と記録した。結果を表2および表
3に記載する。
【0083】試験例8;耐酸性試験 実施例1〜9および比較例1,2の各試料を塗布した試
験塗板を、30℃の5%HSO溶液中に24時間浸
漬させた後、さらに室温で24時間放置した。各試料の
塗膜表面の状態を以下の評価基準に従い目視で評価し
た。結果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:塗膜表面には何らの変化は見られなかった。 ○:塗膜表面に少し変化が見られた。
【0084】試験例9;耐アルカリ性試験 実施例1〜9および比較例1,2の各試料を塗布した試
験塗板を、30℃の5%NaOH溶液中に24時間浸漬
させた後、さらに室温で24時間放置した。各試料の塗
膜表面の状態を以下の評価基準に従って目視で評価し
た。結果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:塗膜表面に何ら変化なし。 ○:塗膜表面に少し変化が見られた。
【0085】試験例10;耐食性試験 JIS K-5400-7-1 11.4.20(1999)に規定する耐中性塩水噴
霧性試験に準じた。まず、実施例1〜9および比較例
1,2の各試料を塗布した試験塗板を塩水噴霧試験装置
内に150時間保持した後に、塩水による錆および塗膜
の膨れ、剥がれの発生状態を、以下の評価基準に従い評
価した。結果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:錆の発生なし、塗膜の変化なし。 ○:錆の発生なし、塗膜少し変化あり。
【0086】試験例11;耐汚染性試験 JIS K-5400に規定する耐汚染性試験に準じた。まず、塗
膜面に汚染材料(JISS6037に規定するマーキングペン
(赤)及び口紅)を付着させ、室温で24時間放置し
た。次に、汚染材料をガーゼで拭き取ってエタノールで
洗い、乾燥した清浄なガーゼで軽く拭き、試料の汚染の
程度を目視によって以下の評価基準に従い評価した。結
果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:色・つやの変化及び膨れは認められない。 ○:色・つやの変化は少し認められるが、膨れは認めら
れない。 △:色・つやの変化は大きいが、膨れは認められない。
【0087】試験例12;耐候性試験 実施例1〜9および比較例1,2の各試料を塗布した試
験塗板の耐候性を、促進耐候試験機(商品名:「サンシ
ャインウエザオメータ」、アトラス社製)を使用する5
00時間の耐候性試験により、耐候性試験前後における
塗膜の変化を以下の評価基準に従い目視により評価する
ことにより行った。結果を表2および表3に記載する。 <評価基準> ◎:特に変化なし ○:少し変化あり △:著しく変化有り
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る金属製
品用塗料組成物は、必須成分として40〜90重量部の
焼付塗料用樹脂、5〜50重量部のアミノ樹脂、3〜1
0重量部のエポキシ樹脂が配合されているから、アルミ
ニウム、亜鉛、鉛などの非鉄金属やステンレスなどの様
々な金属に対する密着性に優れるとともに、柔軟性、耐
衝撃性、耐候性、耐水性、耐湿性、耐擦傷性などの優れ
た物性を有するとともに、光沢性や外観性などの意匠性
に優れた塗膜を形成することができる。
【0091】また、上記必須成分に加えて、3重量部以
下のシランカップリング剤を配合することで、形成され
る塗膜の密着性を向上させることができる。3重量部以
下の紫外線吸収剤を配合することで、形成される塗膜の
耐候性を著しく向上させることができる。180重量部
以下の顔料を配合することで、塗膜に優れた意匠性を付
与することができる。
【0092】上記焼付塗料用樹脂が、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシポリエステ
ル樹脂のうちの一種以上であることで、諸物性に優れた
塗膜を形成することができる。
【0093】上記アミノ樹脂が、メラミン樹脂および/
またはグアナミン樹脂であることで、諸物性に優れた塗
膜を形成することができる。
【0094】上記アミノ樹脂が、メラミン樹脂とグアナ
ミン樹脂の混合物であり、グアナミン樹脂とメラミン樹
脂の配合比が1:1〜3(重量比)であることで、塗膜
の耐候性や耐衝撃性を向上することができる。
【0095】上記メラミン樹脂が、ブチルエーテル化メ
ラミン樹脂および/またはメチルエーテル化メラミン樹
脂であることで、塗膜の耐候性を向上させることができ
る。
【0096】上記グアナミン樹脂が、ブチルエーテル化
ベンゾグアナミン樹脂および/またはスピロアセタール
環を有するグアナミン樹脂であることで、塗膜の耐候
性、耐水性、耐湿性及び耐汚染性を向上させることがで
きる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 DA161 DA162 DA171 DA172 DB062 DB092 DB152 DD051 DD052 DD121 DD122 DD241 DD242 DG321 DG322 MA12 MA14 NA01 NA03 NA04 NA11 NA12 PA07 PA19 PB02 PB05 PB06 PB07 PB09 PC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 40〜90重量部の焼付塗料用樹脂、5
    〜50重量部のアミノ樹脂、3〜10重量部のエポキシ
    樹脂が配合されていることを特徴とする金属製品用塗料
    組成物。
  2. 【請求項2】 前記焼付塗料用樹脂、アミノ樹脂及びエ
    ポキシ樹脂の合計100重量部に対して、以下に記載の
    三種の成分のうちの一種以上が配合されてなることを特
    徴とする請求項1に記載の金属製品用塗料組成物。 (1)3重量部以下のシランカップリング剤 (2)3重量部以下の紫外線吸収剤 (3)180重量部以下の顔料
  3. 【請求項3】 前記焼付塗料用樹脂が、ポリエステル樹
    脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシポリエステ
    ル樹脂のうちの一種以上であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の金属製品用塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記アミノ樹脂が、メラミン樹脂および
    /またはグアナミン樹脂であることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の金属製品用塗料組成物。
  5. 【請求項5】 前記アミノ樹脂が、メラミン樹脂とグア
    ナミン樹脂の混合物であり、グアナミン樹脂とメラミン
    樹脂の配合比が1:1〜3(重量比)であることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の金属製品用塗
    料組成物。
  6. 【請求項6】 前記メラミン樹脂が、ブチルエーテル化
    メラミン樹脂および/またはメチルエーテル化メラミン
    樹脂であることを特徴とする請求項4または5に記載の
    金属製品用塗料組成物。
  7. 【請求項7】 前記グアナミン樹脂が、ブチルエーテル
    化ベンゾグアナミン樹脂および/またはスピロアセター
    ル環を有するグアナミン樹脂であることを特徴とする請
    求項4乃至6のいずれかに記載の金属製品用塗料組成
    物。
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