JP2003033444A - エレベータ乗降口における防煙装置 - Google Patents

エレベータ乗降口における防煙装置

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JP2003033444A
JP2003033444A JP2001221486A JP2001221486A JP2003033444A JP 2003033444 A JP2003033444 A JP 2003033444A JP 2001221486 A JP2001221486 A JP 2001221486A JP 2001221486 A JP2001221486 A JP 2001221486A JP 2003033444 A JP2003033444 A JP 2003033444A
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smoke
door
fire
elevator
exit
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JP2001221486A
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Keiichiro Onishi
慶一郎 大西
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SPINDLE KENZAI KK
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
SPINDLE KENZAI KK
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通路に煙が充満した後も、エレベータシャフ
トが煙突効果を生じないエレベータ乗降口における防煙
装置を提供すること。 【解決手段】 災害時に壁面に収納した防火扉2を作動
せしめエレベータ乗降口前に防煙区画を形成する防煙装
置1において、防火扉2下部には床面に接するように遮
煙部材3を取り付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗降
口の前を防火扉によって防煙区画を形成する装置の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビル建築物は、火災時に下層階の煙がエ
レベータの扉と扉収容部との隙間からエレベータシャフ
トに流れ込み、該エレベータシャフトがダクトの作用を
なして煙は上層階に流れる。かゝる問題点を解決すべく
本出願人等は実公平7−33803号公報に開示する折
畳み式の防火扉によって防煙区画を形成する防煙装置を
考案した。かゝる防煙装置を図10乃至図11に示す。
【0003】図において、エレベータ乗降口における防
煙装置50は、エレベータの乗降口52の両側壁面に沿
わせて一対の折畳み式の防火扉51、51を配備し、該
防火扉は、乗降口52に接近して基端を回転可能に枢支
した第1扉51aと、該第1扉51aの自由端に枢支さ
れて、折畳み状態にて第1扉51aの外側に略平行に重
なる第2扉51bとによって形成され、第1扉51aは
該扉の自由端を壁面側へ常時付勢され、また第2扉51
bは、第1扉51aに対して略々90°の角度に開くよ
うに夫々連繋されており、常時は図10に示す如く適宜
係止手段により壁面53と同一平面に収納されている。
而して、火災時には係止手段を火災報知器等のからの電
気信号等によって防火扉51、51を図11に示す通り
エレベータの乗降口52の前において、両防火扉51、
51の第2扉51b、51bの自由端が突き合わさると
共に上方においては防煙天井55と防火扉51、51に
よって密閉され、防火扉51、51と乗降口52との間
に少なくとも一人の人間を収容できる防煙区画54を形
成するものである。また、折畳み式の防火扉以外に自閉
式の引戸装置により災害時にエレベータ前を防火する扉
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この際、防火扉と床面
には扉の開閉をスムーズに行うため、または床面の凹凸
のため、若干の隙間を形成するもので、時として数cm
の隙間が存在することがある。従って、火災発生時には
建築物の各階の圧力差により下層階で発生した煙をエレ
ベータシャフトに吸い込み、上層階に拡散させる煙突効
果と呼ばれる現象が生じる。また、建築基準法の改正に
より、防火区画に用いる遮煙性能に関し、閉鎖した際に
隙間が生じない構造である旨要求された。
【0005】本発明は、かゝる点に鑑み、通路に煙が充
満した後も、エレベータシャフトが煙突効果を生じない
エレベータ乗降口における防煙装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のエレベータ乗降口における防煙装置は、災
害時に壁面に収納した防火扉を作動せしめエレベータ乗
降口前に防煙区画を形成する防煙装置において、防火扉
下部には床面に接するように遮煙部材を取り付けたこと
を特徴とする。
【0007】このエレベータ乗降口における防煙装置
は、災害時に煙突効果が起こっても煙はエレベータシャ
フト内に流入することなくエレベータ乗降口前に形成し
た防煙区画を完全に密閉状態とすることができる。
【0008】また、第2の発明は、上記遮煙部材は、防
火部材としての無機繊維に非通気性の防煙部材を蒸着若
しくは接着したことを特徴とする。
【0009】この場合、床面に接しながら移行する遮煙
部材を蒸着若しくは接着した無機繊維としたから、火災
による高温においても劣化することはなく、防火扉の作
動もスムーズとなる。
【0010】また、第3の発明は、上記遮煙部材は、防
火部材に防煙部材を蒸着若しくは接着した繊維を2つ折
りとしたことを特徴とする。
【0011】この場合、遮煙部材を2つ折りとしたこと
により、遮煙部材と床面をより密着させられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
【0013】以下、本発明のエレベータ乗降口における
防煙装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1乃至図8は、本発明のエレベータ乗降
口における防煙装置の実施例を示す。図においてエレベ
ータ乗降口における防煙装置1は、従来構造と同様にエ
レベータの乗降口9の両側壁面に沿わせて一対の折畳み
式の防火扉2、2を配備し、該防火扉2の下部と床面と
の間隙を密閉する遮煙部材3を取り付けてなる。防火扉
2は、乗降口9に接近して基端を第一蝶番4にて回転可
能に枢支した第1扉2aと、該第1扉2aの自由端に第
二蝶番5にて枢支されて、折畳み状態にて第1扉2aの
外側に略平行に重なる第2扉2bとによって形成され、
第1扉2aは該扉の自由端を壁面側へ常時付勢され、ま
た第2扉2bは、第1扉2aに対して略々90°の角度
に開くように夫々連繋されている。
【0015】防火扉2、2下部には遮煙部材3を防火扉
2、2の横幅全長に亘って、床面に接する様に取り付け
る。第1扉2aの自由端部分の遮煙部材3と第2扉2b
が略々90°の角度に開いた時の該第2扉2bの固定端
における遮煙部材3は、図3に示す如く、第1扉の自由
端を覆うように密着し煙の進入を防止する。
【0016】なお、図4に示す通り、第2扉2bの自由
端においては他方の第2扉2bの自由端と接する際に確
実に防火区画内を密閉状態とするため、遮煙部材3は自
由端の突出部12内に達する長さとし、他方の突出部と
重合することにより、両扉の合わせ部を覆うように取り
付ける。
【0017】図5乃至図6は遮煙部材3の取り付け方法
の別の実施例を示し、第1扉2aの自由端に略々90°
に折り曲げた固定遮煙部材13を取り付ける。固定遮煙
部材13は、略々90°に曲がった形状を保つべく上部
に90°に曲げた金属部材等を取り付けることが好まし
い。
【0018】図6に示す如く、第2扉2bが略々90°
の角度に開いた時に第2扉2bの固定端に取り付けた遮
煙部材3と固定遮煙部材13が密着する。
【0019】図7は遮煙部材3の第1実施例として、防
火部材3bの両面を防煙部材3aで把持した三層構造と
した例を示す。また図8は他の構造の遮煙部材3Bを示
すもので、この遮煙部材3Bは可撓性の防火部材3dに
防煙部材3cを蒸着若しくは接着し2つ折りとしたもの
で、図9は折れ部分に防火部材3dを詰め込んだ別の遮
煙部材3Cの構造を示す。
【0020】なお、何れの遮煙部材3a、3cも耐火性
の無機繊維(例えばシリカクロス)に防煙部材として非
通気性のアルミを蒸着若しくはアルミシートを接着した
素材を用いることが好ましい。
【0021】なお、図において6は側壁を示し、常時は
折り畳まれた防火扉2の収納凹部の一側を形成し、該側
壁には防火扉2の全開時に第1扉2aの自由端近傍付近
と接する側にシール部材7を取り付ける。シール部材7
は床面から防煙天井8に至る範囲で取り付けられ、防煙
天井8にもは防火扉2の上部と接する面にシール部材
(図示しない)を取り付けてなる。シール部材の材質は
発泡性の不燃材、例えばシリコン系の素材を使用するの
が好ましい。
【0022】上記構成において、従来装置と同様、火災
時には係止手段(図示しない)を火災報知器等のからの
電気信号等によって防火扉2、2を図1、図4に示す通
りエレベータの乗降口9の前において、両防火扉2、2
の第2扉2b、2bの自由端が突き合わさると共に上方
においては防煙天井8と防火扉2、2によって完全に密
閉され、防火扉2、2と乗降口9との間に少なくとも一
人の人間を収容できる防煙区画14を形成するものであ
る。
【0023】この際、両防火扉2、2下部には遮煙部材
3を床面に接する様に取り付けているから防火扉と床面
に煙の進入を許容する隙間を構成することはない。
【0024】また別の実施例として、引戸型の防火扉に
上記遮煙部材を使用してもよい。引戸型の防火扉を使用
する場合は、折畳の防火扉のようにエレベータの扉と防
火扉の間に人を収容するスペースは確保できないが、シ
ール部を少なくすることが可能となり、気密性を容易に
高めることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く本発明のエレベータ乗降口に
おける防煙装置によれば、災害時において、エレベータ
乗降口前に形成した防煙区画内に火災による煙の進入を
許容することはなく防煙区画内に避難する人間の安全を
保つと共に、煙がエレベータシャフト内に流入し、上層
階に煙を蔓延させることを防止することができる等の効
果を有する。また請求項2記載の発明によるときは、遮
煙部材は、防火部材としての無機繊維に非通気性の防煙
部材を蒸着若しくは接着したことにより、火災による高
温時においても劣化することがない。また、請求項3記
載の発明によるときは、遮煙部材は、防火部材に防煙部
材を蒸着若しくは接着したシートを2つ折りとしたこと
により、扉の閉塞時に床面とより多く接地し気密性を高
めると共に、耐摩耗性を有せしめることができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ乗降口における防煙装置の
全体斜視図である。
【図2】図2乃至図4は図1におけるX−X断面での本
発明のエレベータ乗降口における防煙装置の動作説明図
で図2は防火扉片側の通常状態断面図である。
【図3】第2扉開放時の状態断面図である。
【図4】防火区画形成状態断面図である。
【図5】図5乃至図6は図1におけるX−X断面での別
の実施例を示し、図5は通常状態の一部断面図である。
【図6】第2扉開放時の状態の一部断面図である。
【図7】遮煙部材の断面図である。
【図8】遮煙部材の別の実施例の断面図である。
【図9】遮煙部材の別の実施例の断面図である。
【図10】図10乃至図11は従来例のエレベータ乗降
口における防煙装置の一例を示し、図10は通常状態の
斜視図である。
【図11】防火区画形成状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 エレベータ乗降口における防煙装置 2 防火扉 3 遮煙部材 3B 遮煙部材 3C 遮煙部材 3a 防煙部材 3b 防火部材 3c 防煙部材 3d 防火部材 3e 防煙部材 3f 防火部材 9 エレベータの乗降口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E039 BA01 3F304 CA02 DA03 3F307 BA07 CD02 CD21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害時に壁面に収納した防火扉を作動せ
    しめエレベータ乗降口前に防煙区画を形成する防煙装置
    において、防火扉下部には床面に接するように遮煙部材
    を取り付けたことを特徴とするエレベータ乗降口におけ
    る防煙装置。
  2. 【請求項2】 遮煙部材は、防火部材としての無機繊維
    に非通気性の防煙部材を蒸着若しくは接着したことを特
    徴とする請求項1記載のエレベータ乗降口における防煙
    装置。
  3. 【請求項3】 遮煙部材は、防火部材に防煙部材を蒸着
    若しくは接着した繊維を2つ折りとしたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のエレベータ乗降口における防煙
    装置。
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