JP2003031881A - レーザ装置用波長制御装置及び制御方法 - Google Patents

レーザ装置用波長制御装置及び制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 休止後に、パルスレーザ光の中心波長を、迅
速にかつ正確に目標波長に制御可能な波長制御装置及び
制御方法を提供する。 【解決手段】 駆動機構により光学部品をレーザ光軸(2
0)に対して回転させてパルスレーザ光(21)の狭帯域化光
学素子(33)への入射角度(φ)を変更し、パルスレーザ光
(21)の中心波長(λc)を所定の目標波長(λ0)に制御する
レーザ装置の波長制御方法において、レーザ発振の休止
中に生じる中心波長(λc)のずれに基づいて、中心波長
(λc)が目標波長(λ0)に近づくように第1の駆動機構(4
1)に指令を出力して休止中に光学部品を回転させ、目標
波長(λ0)の変更を指示する波長変更指令に基づいて、
中心波長(λc)が新たな目標波長(λn)に近づくように第
2の駆動機構(40)に指令を出力して休止中に光学部品を
回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エキシマレーザ装
置の中心波長を所望の目標波長に制御する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、エキシマレーザ装置等から発
振したレーザ光を狭帯域化し、その中心波長を所望の値
に制御する波長制御技術が知られており、例えば特開平
5−283785号公報に示されている。図7は、同公
報に開示されたレーザ装置の構成図を表しており、以下
図7に基づいて従来技術を説明する。
【0003】図7において、エキシマレーザ装置11
は、レーザ媒質であるレーザガスを封入し、両端部にパ
ルスレーザ光21を透過するウィンドウ17,19を取
着したレーザチャンバ12を備えている。レーザチャン
バ12の内部では、図示しない放電電極間に高電圧が印
加され、パルス放電によってレーザガスを励起し、パル
スレーザ光21を発生させる。発生したパルスレーザ光
21は、狭帯域化ユニット30に入射し、プリズム32
によって拡大され、波長選択ミラー34によって反射さ
れて、狭帯域化光学素子であるグレーティング33に入
射する。グレーティング33では、回折によって所定の
中心波長λc近傍の波長を有するパルスレーザ光21の
みが反射される。これを、狭帯域化と言う。
【0004】このとき、波長選択ミラー34は、ステッ
ピングモータユニット40によって回転自在の、可動ホ
ルダ36に搭載されている。波長選択ミラー34を紙面
と平行な平面内で回転させると、グレーティング33に
対するパルスレーザ光21の入射角度が変わり、グレー
ティング33で回折されるパルスレーザ光21の中心波
長λcが変化する。即ち、波長選択ミラー34を回転さ
せることにより、発振するパルスレーザ光21の中心波
長λcを、所望する目標波長λ0に制御することが可能
である。
【0005】また、エキシマレーザ装置11は、パルス
レーザ光21の一部をビームスプリッタ22で取り出
し、波長モニタ37によってパルスレーザ光21の中心
波長λcをモニタリングしている。レーザコントローラ
29は、モニタリングした中心波長λcに基づき、ステ
ッピングモータユニット40に指令信号を出力して波長
選択ミラー34を回転させ、パルスレーザ光21の中心
波長λcを所望の目標波長λ0に制御している。これ
を、波長制御と言う。狭帯域化されたパルスレーザ光2
1は、狭帯域化ユニット30内のグレーティング33
と、パルスレーザ光21を部分反射するフロントミラー
16との間で数回往復するうちに、レーザチャンバ12
内で増幅される。そして、中心波長λcを有するパルス
レーザ光21として、前方(図7中紙面の左方)へ出射
し、ステッパ等の露光機25に入射する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次に述べるような問題がある。即ち、エキ
シマレーザ装置11を、露光機25の露光用光源として
用いる際には、ウェハやレチクルの入れ替えなどのため
に一定時間にわたって放電を停止し、レーザ発振を止め
なければならない場合がある。
【0007】このような場合には、プリズム32等の光
学部品やその周辺の温度低下のために、光学部品の特性
が変化したり、光学部品を固定する図示しない固定部品
が伸縮したりして、中心波長λcがずれてしまうことが
ある。また、放電をしばらく停止した結果として、放電
電極やレーザガスの状態変化が起こり、中心波長λcが
ずれることもある。このような、休止中に起きる中心波
長λcのずれを、波長の休止ドリフトと呼ぶ。その結
果、休止後にレーザ発振を再開した際に、発振したレー
ザ光21の中心波長λcが目標波長λ0と大きくずれて
おり、これを目標波長λ0に戻すのに多くの時間を要す
るという問題がある。
【0008】また、例えば休止中に露光機25から、目
標波長λ0をλnに変更するようにという波長変更指令
が、レーザコントローラ29に出力される場合がある。
このような場合には、再発振時には、中心波長λcと新
たな目標波長λnとの差がさらに大きくなっていること
があり、中心波長λcを新たな目標波長λnに合わせる
のに、より多くの時間を要するという問題がある。その
結果、露光機25が所望する中心波長λcのレーザ光2
1が出射せず、露光機25の稼働率が低下する。
【0009】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、休止後に、パルスレーザ光の中心波長を、
迅速にかつ正確に目標波長に制御可能な波長制御装置及
び制御方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明は、駆動機構により光学部
品を回転させてパルスレーザ光が狭帯域化光学素子に入
射する入射角度を変更する光学部品回転手段と、前記光
学部品回転手段を駆動して前記入射角度を変更し、パル
スレーザ光の中心波長を所定の目標波長に制御するレー
ザコントローラとを備えたレーザ装置用波長制御装置に
おいて、レーザ発振の休止中に生じる中心波長の休止ド
リフトに基づいて、中心波長が目標波長に近づくように
休止中光学部品を回転させる第1駆動機構と、目標波長
の変更を指示する波長変更指令に基づいて、中心波長が
新たな目標波長に近づくように休止中光学部品を回転さ
せる第2の駆動機構とを備えている。
【0011】かかる構成によれば、休止ドリフトの補正
のためと、目標波長変更のためとの2個の駆動機構を備
えている。これにより、休止ドリフトの補正と目標波長
変更とを、同時に互いに独立に行なうことができ、常に
制御が発散せず、好適に行なわれる。
【0012】また本発明によれば、前記第1駆動機構が
圧電素子ユニットであり、前記第2駆動機構がステッピ
ングモータユニットである。圧電素子ユニットを備えて
いるので、休止ドリフトの補正だけでなく、発振時の波
長制御も、圧電素子ユニットによって応答性よく行なう
ことができる。従って、迅速な制御が可能である。ま
た、目標波長λ0の変更をストロークの長いステッピン
グモータユニットによって行なうことにより、広帯域に
わたっての目標波長λ0の変更が可能である。
【0013】また、本発明によれば、前記第1駆動機構
と第2駆動機構とが直列に配されている。これにより、
第1、第2の駆動機構が、同じ光学部品の同じ場所を駆
動することになるため、一方の駆動機構の駆動量に対す
る中心波長の変化の度合いが、他方の駆動機構の駆動の
有無と無関係となり、常に一定となる。従って、2個の
駆動機構を、互いに独立に制御できるので、制御が容易
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態に
係るエキシマレーザ装置11の構成図を示している。図
1において、エキシマレーザ装置11は、レーザ媒質で
あるレーザガスを封入したレーザチャンバ12を備えて
いる。レーザチャンバ12の両端部には、パルスレーザ
光21を透過するフロントウィンドウ17及びリアウィ
ンドウ19が、図示しないホルダによってそれぞれ取着
されている。
【0015】レーザチャンバ12の内部には、一対の放
電電極14,15が、図1中紙面と垂直方向に対向して
設置されている。高圧電源23より、放電電極14,1
5間に高電圧を印加し、パルス放電を起こしてレーザガ
スを励起し、例えば数〜十数kHzの周波数で、パルスレ
ーザ光21を発生させる。発生したパルスレーザ光21
は、例えば後方(図1中左方)へ進行し、パルスレーザ
光21を狭帯域化する狭帯域化ユニット30に入射す
る。狭帯域化ユニット30は、狭帯域化ボックス31に
よって囲繞されており、内部に光学部品として、プリズ
ム32,32、波長選択ミラー34、及びグレーティン
グ33等を備えている。狭帯域化ボックス31の壁に
は、パージガス給気口35が付設され、清浄で乾燥した
希ガスや高純度窒素などの反応性の小さなパージガス4
5を、狭帯域化ボックス31内部に導入している。
【0016】狭帯域化ユニット30に入射したパルスレ
ーザ光21は、プリズム32,32によって拡大され、
波長選択ミラー34によって反射され、狭帯域化光学素
子であるグレーティング33に入射する。グレーティン
グ33では、回折によって、入射角度φによって定まる
中心波長λcのパルスレーザ光21のみが反射される。
このとき、波長選択ミラー34は、水平面内(図1中紙
面と平行な平面内)で回動自在の、可動ホルダ36に搭
載されている。可動ホルダ36を回転させて波長選択ミ
ラー34を回転させることにより、グレーティング33
に入射するパルスレーザ光21の入射角度φが変わる。
これにより、グレーティング33で回折されるパルスレ
ーザ光21の中心波長λcが変化する。尚、図1におい
て、20はパルスレーザ光21のレーザ光軸を表してい
る。
【0017】狭帯域化されたパルスレーザ光21は、狭
帯域化ユニット30内のグレーティング33と、パルス
レーザ光21を部分反射するフロントミラー16との間
で数回往復するうちに、放電電極14,15間の放電に
よって増幅される。そして、フロントミラー16を部分
透過し、パルスレーザ光21として前方(図1中、右
方)へ出射し、露光機25に入射する。出射したパルス
レーザ光21の一部は、ビームスプリッタ22で図1中
下方へ取り出され、波長モニタ37によってその中心波
長λcをモニタリングされる。
【0018】以下、本実施形態に係る可動ホルダ36の
構造について、詳細に説明する。図2に、可動ホルダ3
6の平面断面図、図3に狭帯域化ボックス31内部のグ
レーティング33側からミラー側を見た、可動ホルダ3
6の正面図を示す。図2、図3に示すように、可動ホル
ダ36は、波長選択ミラー34を固定した四角形のミラ
ーホルダ38を備えている。ミラーホルダ38は、図示
しない引きバネ及び板バネ49の付勢力によって、狭帯
域化ボックス31に引きつけられている。
【0019】また、ミラーホルダ38の第1〜第4隅部
38A〜38Dのうち、第2隅部38B及び第1隅部3
8Aは、それぞれ支持部材39及び図2には図示しない
手動マイクロメータ50によって、狭帯域化ボックス3
1から押圧されている。支持部材39は、例えばスクリ
ュー47を所定長さだけ狭帯域化ボックス31から突き
出させ、ナット46で固定している。また、手動マイク
ロメータ50は、手動で狭帯域化ボックス31からの突
き出し量を変更自在である。ミラーホルダ38の第3隅
部38Cには、後述するようにピエゾ素子ユニット41
が取着されている。ピエゾ素子ユニット41の先端部4
1Bは、図示しない引きバネ及び板バネ49の付勢力に
よってボールネジユニット43と接し、ステッピングモ
ータユニット40を押圧している。
【0020】図1に示すように、ステッピングモータユ
ニット40及びピエゾ素子ユニット41は、いずれもレ
ーザコントローラ29に電気的に接続されている。ステ
ッピングモータユニット40は、レーザコントローラ2
9から受信したパルス信号のパルス数に応じて、モータ
軸48(図2参照)を所定量だけ回転させる。モータ軸
48の先端部48Aには、カップリング42を介して、
ネジ山が精密加工されたボールネジユニット43の後端
部43Bが取着されている。ボールネジユニット43
は、ガイド51によって、回転しながら前後方向にスム
ーズに直進運動を行なう。ボールネジユニット43の先
端部43Aは、その長手方向に垂直な平面に精密加工さ
れ、この平面に、球面に精密加工されたピエゾ素子ユニ
ット41の先端部41Bが当接している。従って、ボー
ルネジユニットが回転しながら前後動したとき、ピエゾ
素子ユニット41は回転せずに前後動する。ピエゾ素子
ユニット41の後端部41Aは、ミラーホルダ38に固
定された紫外線カバー44に固定されている。
【0021】ピエゾ素子ユニット41の配線52は、紫
外線カバー44の内側を通って、図示しない導入孔を介
して狭帯域化ボックス31の外部に達しており、レーザ
コントローラ29に接続されている。ピエゾ素子ユニッ
ト41は、配線52を介して印加された、電圧Vの大き
さに応じた長さだけ、前後方向に伸縮する。ピエゾ素子
ユニット41は、初期位置として、フルストロークの約
1/2の中立位置に保たれている。
【0022】レーザコントローラ29は、可動ホルダ3
6に信号を出力してステッピングモータユニット40又
はピエゾ素子ユニット41を伸縮させることにより、紫
外線カバー44を介してミラーホルダ38の第3隅部3
8Cを押し引きする。これにより、波長選択ミラー34
が回動し、前記入射角度φが変更されて、パルスレーザ
光21の中心波長λcが変化する。このときレーザコン
トローラ29は、波長モニタ37によってモニタリング
した中心波長λcに基づき、中心波長λcを目標波長λ
0に合わせ、両者の差である波長偏差が所定の許容値よ
りも小さくなるように制御を行なっている。これを波長
制御と言う。
【0023】また、レーザコントローラ29は、高圧電
源23に電圧指令を出力することにより、パルスレーザ
光21のパルス出力の制御(これをパワーロック制御と
言う)も行なっている。さらにレーザコントローラ29
は、露光機25と互いに通信を行なっており、露光機2
5からの発振指令信号に基づいてレーザ発振を行なう。
また、レーザコントローラ29は、自己の判断に基づい
て発振指令信号を出力し、レーザ発振を行なう場合もあ
る。
【0024】以下に、レーザコントローラ29がこのよ
うな可動ホルダ36を用いて、休止中に、波長の休止ド
リフトの補正及び目標波長λ0の変更を行なう際の、具
体的な制御手順について説明する。まず、第1の制御手
順として、休止中に目標波長λ0の変更を指示する波長
変更指令が来ず、波長の休止ドリフト補正のみを行なう
場合について、説明する。
【0025】図4は、上方から、休止中の休止ドリフト
補正を行なわない場合の中心波長λcの変動、露光機2
5からの発振指令(ON/OFF)信号、休止ドリフト
補正を行なった場合の中心波長λcの動き、及び休止ド
リフト補正を行なった場合の、ピエゾ素子ユニット41
に出力される指令電圧Vをそれぞれ示すタイミングチャ
ートである。尚、レーザコントローラ29は、レーザ発
振中には、波長モニタ37でモニタリングした中心波長
λcに基づき、波長制御を行なうものとする。
【0026】図4に示すように、時刻t11までは、発
振指令信号がONとなっており、レーザ発振が行なわれ
ている。レーザコントローラ29は、波長モニタ37で
モニタリングした中心波長λcに基づき、ピエゾ素子ユ
ニット41に指令電圧Vを出力して、波長制御を行なっ
ており、中心波長λcが目標波長λ0に略一致してい
る。時刻t11に、発振指令信号がOFFになり、発振
が停止する。これに伴い、休止ドリフト補正を行なわな
い場合の中心波長λcは、時刻t11から、温度変化に
よって次第に1方向に動いていく。尚、ここでは、波長
が長波長側へ休止ドリフトするものとして説明するが、
短波長側へ休止ドリフトする場合もある。そして、時刻
t14にレーザ発振が再開されると、波長制御が行なわ
れ、中心波長λcは目標波長λ0に近づいてゆき、時刻
t16に目標波長λ0に戻る。
【0027】これに対して、休止ドリフト補正を行なう
場合には、次のような制御が行なわれる。レーザ発振が
所定時間以上休止すると、時刻t12においてレーザコ
ントローラ29は、休止中に、中心波長λcが休止前の
目標波長λ0からどの程度ずれるかを推定する。この推
定は、例えばこれまでにレーザ発振がどのようなパター
ンで行なわれたかという情報や、現在の狭帯域化ボック
ス31内部の温度、さらには時刻t11から時刻t12
までの休止時間等に基づいて行なわれる。
【0028】レーザコントローラ29は、このずれを補
正して、再発振直後に中心波長λcを目標波長λ0にで
きるだけ近づけるための、波長選択ミラー34の回転
角、及びこれを達成するためのピエゾ素子ユニット41
の駆動量を算出する。そして、算出した駆動量に相当す
る電圧信号Vを、ピエゾ素子ユニット41に出力する。
これにより、時刻t12から、ピエゾ素子ユニット41
が可動ホルダ36を駆動して波長選択ミラー34を回転
させ、時刻t13に回転が終了する。その結果、中心波
長λcは目標波長λ0に近づき、時刻t13には中心波
長λcが目標波長λ0にほぼ一致する。尚、時刻t11
から時刻t14までは、実際にレーザ発振を行なっては
おらず、モニタリングを行なえないため、中心波長λc
を示すチャートは、破線で表されている。
【0029】その後、時刻t14になると、レーザ発振
が再開される。発振が再開されると、レーザコントロー
ラ29は波長モニタ37によってモニタリングした中心
波長λcに基づき、ピエゾ素子ユニット41に指令電圧
Vを出力して波長制御を行なう。これにより、時刻t1
5において、中心波長λcが目標波長λ0に略一致す
る。即ち、レーザ発振の休止中に、予めピエゾ素子ユニ
ット41によって中心波長λcを目標波長λ0に近づけ
ておくことにより、発振再開後に、迅速に中心波長λc
を目標波長λ0に合わせることが可能である。このよう
な、休止ドリフトの補正を行なわない場合には、中心波
長λcが目標波長λ0に合うのは時刻t16となり、多
大な時間がかかる。
【0030】尚、前述したように、休止ドリフトによる
中心波長λcのずれ量の推定は、休止時間に基づいて行
なわれるため、休止時間が長くなるような場合には、再
度補正が行なわれる。即ち、上記手順では、ただ1回だ
けピエゾ素子ユニット41を大きく動かすことにより、
目標波長λ0に合わせるように説明しているが、通常
は、ピエゾ素子ユニット41を何度も細かく動かすこと
により、補正を行なっている。
【0031】次に、第2の制御手順として、休止ドリフ
トの補正時に、露光機25から目標波長λ0の変更を行
なうように波長変更指令が来た場合について、説明す
る。図5は、上方から、休止中の休止ドリフト補正を行
なわない場合の中心波長λcの変動、露光機25からの
発振指令(ON/OFF)信号、休止ドリフト補正を行
ない、かつ、波長変更指令が来た場合の中心波長λc、
その場合の、ピエゾ素子ユニット41に出力される指令
電圧V、波長変更指令D、及び、ステッピングモータユ
ニット40のストローク位置Pをそれぞれ示すタイミン
グチャートである。尚、発振中は、図4と同様に波長制
御を行なうものとする。
【0032】図5に示すように、時刻t21までは、発
振指令信号がONとなっており、レーザ発振が行なわれ
ている。レーザコントローラ29は、波長モニタ37で
モニタリングした中心波長λcに基づき、ピエゾ素子ユ
ニット41に指令電圧Vを出力して波長制御を行なって
おり、中心波長λcが目標波長λ0に略一致している。
時刻t21に発振指令信号がOFFになり、発振が停止
する。これに伴い、休止ドリフト補正を行なわない場合
の中心波長λcは、時刻t21から、温度変化によって
次第に1方向に動いていく。尚、ここでは、波長が長波
長側へ休止ドリフトする場合を例にとって説明するが、
短波長側へ休止ドリフトする場合もある。そして、時刻
t27にレーザ発振が再開されると、波長制御が行なわ
れる。このとき、後述するように、露光機25からレー
ザコントローラ29に、目標波長λ0を新たな目標波長
λnに変更する、波長変更指令が出力されている。従っ
て、レーザコントローラ29は、中心波長λcを新たな
目標波長λnに近づけてゆき、時刻t29に目標波長λ
nに合わせている。
【0033】これに対して、休止ドリフト補正を行なう
場合には、次のような制御が行なわれる。レーザ発振が
所定時間以上休止すると、時刻t22においてレーザコ
ントローラ29は、休止中に、中心波長λcが休止前の
目標波長λ0からどの程度ずれるかを推定する。この推
定は、例えばこれまでにレーザ発振がどのようなパター
ンで行なわれたかという情報や、現在の狭帯域化ボック
ス31内部の温度、さらには時刻t21から時刻t22
までの休止時間等に基づいて行なわれる。
【0034】そしてレーザコントローラ29は、このず
れを補正して、再発振直後に中心波長λcを目標波長λ
0にできるだけ近づけるための、波長選択ミラー34の
回転角、及びこれを達成するためのピエゾ素子ユニット
41の駆動量を算出する。そして、時刻t22におい
て、算出した駆動量に相当する電圧信号Vを、ピエゾ素
子ユニット41に出力する。これにより、時刻t22か
ら、ピエゾ素子ユニット41が可動ホルダ36を駆動し
て、中心波長λcを目標波長λ0に合わせるべく、波長
選択ミラー34を回転させ始める。
【0035】この回転中に、時刻t24において、露光
機25から、目標波長λ0を新たな目標波長λnに変更
する波長変更指令Dが来るものとする。レーザコントロ
ーラ29は、ピエゾ素子ユニット41に対する電圧指令
Vをそのままに、時刻t24から時刻t25まで、ステ
ッピングモータユニット40に対して、目標波長λ0を
変更するための指令を出力する。これにより、ステッピ
ングモータユニット40は、ストローク位置PからPn
まで移動する。
【0036】この間、ピエゾ素子ユニット41は、電圧
指令Vに従って動き続け、時刻t26において、目標ス
トロークに達する。尚、上記手順では、ただ1回だけピ
エゾ素子ユニット41を大きく動かすことにより、目標
波長λ0に合わせるように説明しているが、通常は、ピ
エゾ素子ユニット41を繰り返し微小距離駆動すること
により、補正を行なっている。従って、ピエゾ素子ユニ
ット41が数度にわたって動作と停止を繰り返す間、ス
テッピングモータユニット40も動き続け、目標波長λ
0の変更を行なっている。従って時刻t26において、
波長選択ミラー34は、ピエゾ素子ユニット41による
休止ドリフト補正と、ステッピングモータユニット40
による目標波長λ0変更との、両者を合わせただけ回転
したことになる。その結果、波長選択ミラー34の角度
は、新たな目標波長λnに略相当する角度となってい
る。
【0037】そして、時刻t27にレーザ発振が再開さ
れたときには、レーザコントローラ29は波長モニタ3
7によってモニタリングした中心波長λcに基づき、波
長制御を行なう。休止中に、ステッピングモータユニッ
ト40及びピエゾ素子ユニット41により、中心波長λ
cは新たな目標波長λnに対して近い値となっているの
で、短時間で(時刻t28に)中心波長λcを新たな目
標波長λ0に合わせることができる。即ち、休止中の目
標波長λ0変更及び休止ドリフト補正を行なわない場合
に、時刻t29に中心波長λcが新たな目標波長λnに
合うのに比べて、非常に迅速な波長制御が可能となって
いる。
【0038】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、レーザ発振の休止中に休止ドリフト補正を行ない、
温度変化等による中心波長λcのずれを補正して、予め
目標波長λ0に近づけるようにしている。これにより、
発振再開後の波長制御により、中心波長λcが迅速に目
標波長λ0に合致するので、目標波長λ0から外れた露
光に不適切な中心波長λcを有するレーザ光21が、露
光機25に入射することが少ない。また、露光に適切な
中心波長λcのレーザ光21を得るまでの時間が短く、
露光機25の稼働率が向上する。
【0039】また、本実施形態によれば、レーザ発振の
休止中に休止ドリフト補正に加え、露光機25からの波
長変更指令Dに基づき、目標波長λ0の変更を行なって
いる。これにより、発振再開後の波長制御により、中心
波長λcが迅速に新たな目標波長λnに合致する。
【0040】また、本実施形態によれば、休止ドリフト
補正を行なうための第1の駆動機構(ピエゾ素子ユニッ
ト41)と、目標波長λ0の変更を行なうための第2の
駆動機構(ステッピングモータユニット40)との、2
個の駆動機構を備えている。従って、休止ドリフト補正
の途中で波長変更指令が入力されても、レーザコントロ
ーラ29はいずれの処理を優先的に行なうかを迷うこと
がなく、それぞれの処理を独立に行なうことができる。
即ち、常に制御が発散せず、好適に行なわれる。即ち、
第1の駆動機構をピエゾ素子ユニット41として説明し
たが、これに限られるものではない。即ち、第1、第2
の駆動機構のいずれもが、ステッピングモータユニット
でもよく、いずれもがピエゾ素子ユニット41であって
もよい。
【0041】しかしながら、実施形態に説明したよう
に、ピエゾ素子ユニット41によって休止ドリフト補正
を行ない、ステッピングモータユニット40によって目
標波長λ0の変更を行なうのが好適である。即ち、目標
波長λ0の変更を、ストロークの長いステッピングモー
タユニット40によって行なうことにより、広帯域にわ
たっての目標波長λ0の変更が可能である。
【0042】また、休止ドリフト補正は、レーザ発振の
休止のたびに必ず行なわなければならず、頻度が高い。
そのため、これを精度良く補正する必要があり、より微
小ストロークを精密に駆動できるピエゾ素子ユニット4
1によって休止ドリフト補正を行なうことにより、正確
な補正が可能である。また、第1、第2の駆動機構を直
列に配し、波長選択ミラー34の1つの隅部を押圧して
回転させ、中心波長λcを制御するように説明したが、
これに限られるものではない。例えば、グレーティング
33やプリズム32を回転させるようにしてもよい。
【0043】また、例えば、ステッピングモータユニッ
ト40で波長選択ミラー34を、ピエゾ素子ユニット4
1でプリズム32を、それぞれ回転させるように、別々
の光学部品を回転させてもよい。しかしながら、上記実
施形態で説明したように、ステッピングモータユニット
40及びピエゾ素子ユニット41を直列に配し、光学部
品のうち、いずれか1つのみを回転させるのがよい。即
ち、第1、第2の駆動機構が、同じ光学部品の同じ場所
を駆動させるため、一方の駆動機構の駆動量に対する中
心波長の変化量が、他方の駆動機構の駆動の有無と無関
係となり、常に一定となる。従って、2個の駆動機構
を、互いに独立に制御できるので、制御が容易となる。
これに対し、ステッピングモータユニット40とピエゾ
素子ユニット41とを異なる場所に配置するならば、一
方の駆動機構を駆動した場合、他方の駆動機構におけ
る、中心波長λcを変更するために必要な駆動量が影響
を受ける。即ち、中心波長λcを変更するために、ピエ
ゾ素子ユニット41とステッピングモータユニット40
との伸縮量を、互いの影響を考慮しながら制御を行なわ
なければならず、制御が困難になる。
【0044】図6に、プリズム32を回転自在の可動ホ
ルダ36上に搭載し、この可動ホルダ36をステッピン
グモータユニット40及びピエゾ素子ユニット41によ
って駆動する場合の例を示す。このように、波長選択ミ
ラー34を用いない構成にすることにより、光路長が短
くなるので出力が増大し、例えばゲインが小さなArF
エキシマレーザ装置などの場合にも、必要な大きさの出
力での発振が可能である。
【0045】また、本発明によれば、レーザ発振時の波
長制御を、ピエゾ素子ユニット41によって行なってい
る。ピエゾ素子ユニット41は指令に対する反応時間が
短いので、制御に対する応答性が良く、波長が迅速に目
標波長λ0に合致する。
【0046】尚、本実施形態の説明では、新たな目標波
長λnを、目標波長λ0よりも長波長側にあるものとし
て説明しているが、これに限られるものではない。例え
ば、休止ドリフトによって、中心波長λcが長波長側に
ずれるのに対し、新たな目標波長λnが、目標波長λ0
よりも短波長となるような場合もある。このような場合
には、休止ドリフトによるずれと、目標波長λ0の変更
によるずれとが加算されるため、中心波長λcから、新
たな目標波長λnまでの差が、さらに大きくなる。従っ
て、本発明に係る休止時間中の休止ドリフト補正及び目
標波長λ0の変更を行なわない場合には、時刻t27に
おける再発振後、時刻t29に中心波長λcが新たな目
標波長λnに合うまでの時間が、より長くなる。これに
対し、本発明によれば、休止時間中に中心波長λcを新
たな目標波長λnに概略近づけているので、迅速な波長
制御が可能であり、このような場合には、本発明の効果
が、より大きくなる。
【0047】また、狭帯域化光学素子として、グレーテ
ィング33を用いる場合について説明したが、エタロン
を用いてもよい。さらには、本発明は、エキシマレーザ
装置について説明したが、フッ素分子レーザ装置につい
ても、同様に応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るエキシマレーザ装置の構成図。
【図2】可動ホルダの平面断面図。
【図3】可動ホルダの正面図。
【図4】第1制御手順を説明するタイミングチャート。
【図5】第2制御手順を説明するタイミングチャート。
【図6】プリズムを駆動する場合のエキシマレーザ装置
の構成例。
【図7】従来技術に係るエキシマレーザ装置の構成図。
【符号の説明】
11:エキシマレーザ装置、12:レーザチャンバ、1
5:放電電極、16:フロントミラー、17:フロント
ウィンドウ、19:リアウィンドウ、20:レーザ光
軸、21:レーザ光、22:ビームスプリッタ、25:
露光機、29:レーザコントローラ、30:狭帯域化ユ
ニット、31:狭帯域化ボックス、32:プリズム、3
3:グレーティング、34:波長選択ミラー、35:パ
ージガス給気口、36:可動ホルダ、37:波長モニ
タ、38:ミラーホルダ、39:支持部材、40:ステ
ッピングモータユニット、41:ピエゾ素子ユニット、
42:カップリング、43:ボールネジユニット、4
4:紫外線カバー、45:パージガス、46:ナット、
47:スクリュー、48:モータ軸、49:板バネ、5
0:手動マイクロメータ、51:ガイド、52:配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 毅 栃木県小山市横倉新田400 ギガフォトン 株式会社内 Fターム(参考) 2H043 AB05 AB09 AB14 AB31 5F046 CA04 CB01 CB22 5F071 AA06 HH05 HH07 JJ05 JJ06 5F072 AA06 AA07 HH05 HH08 JJ05 JJ06 JJ13 KK05 KK07 KK08 KK15 KK18 MM18 SS06 YY09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構により光学部品を回転させてパ
    ルスレーザ光(21)が狭帯域化光学素子(33)に入射する入
    射角度(φ)を変更する光学部品回転手段と、 前記光学部品回転手段を駆動して前記入射角度(φ)を変
    更し、パルスレーザ光(21)の中心波長(λc)を所定の目
    標波長(λ0)に制御するレーザコントローラ(29)とを備
    えたレーザ装置用波長制御装置において、 レーザ発振の休止中に生じる中心波長(λc)の休止ドリ
    フトに基づいて、中心波長(λc)が目標波長(λ0)に近づ
    くように休止中光学部品を回転させる第1駆動機構(41)
    と、 目標波長(λ0)の変更を指示する波長変更指令に基づい
    て、中心波長(λc)が新たな目標波長(λn)に近づくよう
    に休止中光学部品を回転させる第2の駆動機構(40)とを
    備えたことを特徴とするレーザ装置用波長制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ装置用波長制御装
    置において、 前記第1駆動機構(41)が圧電素子ユニットであり、 前記第2駆動機構(40)がステッピングモータユニットで
    あることを特徴とするレーザ装置用波長制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のレーザ装置用波長
    制御装置において、 前記第1駆動機構(41)と第2駆動機構(40)とが直列に配
    されていることを特徴とするレーザ装置用波長制御装
    置。
  4. 【請求項4】 駆動機構により光学部品をレーザ光軸(2
    0)に対して回転させてパルスレーザ光(21)の狭帯域化光
    学素子(33)への入射角度(φ)を変更し、 パルスレーザ光(21)の中心波長(λc)を所定の目標波長
    (λ0)に制御するレーザ装置の波長制御方法において、 レーザ発振の休止中に生じる中心波長(λc)のずれに基
    づいて、中心波長(λc)が目標波長(λ0)に近づくように
    第1の駆動機構(41)に指令を出力して休止中に光学部品
    を回転させ、 目標波長(λ0)の変更を指示する波長変更指令に基づい
    て、中心波長(λc)が新たな目標波長(λn)に近づくよう
    に第2の駆動機構(40)に指令を出力して休止中に光学部
    品を回転させることを特徴とするレーザ装置用波長制御
    方法。
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