JP2003031773A - 磁気メモリ素子及びその記録方法、並びにその磁気メモリ素子を用いたメモリ - Google Patents

磁気メモリ素子及びその記録方法、並びにその磁気メモリ素子を用いたメモリ

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JP2003031773A
JP2003031773A JP2001213580A JP2001213580A JP2003031773A JP 2003031773 A JP2003031773 A JP 2003031773A JP 2001213580 A JP2001213580 A JP 2001213580A JP 2001213580 A JP2001213580 A JP 2001213580A JP 2003031773 A JP2003031773 A JP 2003031773A
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Naoki Nishimura
直樹 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスを複雑にすることなく、書込み
線から発生する磁界を効果的に垂直磁気抵抗効果素子に
集中させる。 【解決手段】 膜面垂直方向に磁化容易軸を持つ第1磁
性層21及び第2磁性層22で非磁性層23を挟んだ構
造の磁気抵抗効果素子2の側面近傍に、絶縁膜を介して
書込み線3を配置する。更に、書込み線3の上部及び下
部に、絶縁膜を介して磁性膜からなる磁界集中層1を配
置する。これにより、書込み線3から発生する磁界は磁
界集中層1に集中してから磁気抵抗効果素子2に印加さ
れることになるため、より効果的に磁界を磁気抵抗効果
素子2に印加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗素子等の
磁気素子を用いた磁気メモリ素子及びその記録方法、並
びにその磁気メモリ素子を用いたメモリに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、MRAM(Magnetic Random Acce
ss Memory)と呼ばれる磁気メモリが盛んに研究されて
いる。このMRAMは、情報の保存に磁性膜を用いてい
るため、電源を落としても情報が消えず不揮発であると
いう特徴がある。
【0003】MRAMのメモリセルには、少なくとも2
つの磁性層とその間の非磁性層から構成される磁気素子
が用いられている。その代表的なものとしてスピントン
ネル効果による磁気抵抗素子がある。この種の磁気抵抗
素子は、一般にTMR(Tunnel Magneto Resistance)
素子と呼ばれており、抵抗変化率(MR比)が従来の磁
気抵抗素子と比較して大きく、また、抵抗値も数kΩか
ら数十kΩでMRAMのメモリセルとして最適な値に設
定することが可能であるため、MRAM用の磁気抵抗素
子として一般的に用いられている。
【0004】TMR素子の磁性膜としては、膜面内方向
に磁化される、いわゆる面内磁化膜が一般に用いられて
いる。しかしながら、この面内磁化膜は、微細化すると
反磁界によってスピンが膜端面でカーリングするため、
磁化を安定して保存することができないという問題があ
る。この問題を回避するためには、面内磁化膜の長さと
幅との比を3倍程度とする必要があるが、このように面
内磁化膜を構成するとMRAMの集積度が悪化してしま
う。また、TMR素子の上部または下部に書込み線を設
ける必要があるため、製造プロセスが複雑になってしま
う。
【0005】上述した面内磁化膜に係る種々の問題に鑑
み、本発明者は、特開平11−213650号公報にお
いて、膜面垂直方向に磁化される、いわゆる垂直磁化膜
を用いたTMR素子を提案した。例えばこのような垂直
磁化TMR素子に記録を行う場合には、種々の方法が考
えらえるが、その一つの例として、TMR素子の側面に
配置された書込み線に電流を流し、その書込み線から発
生する膜面垂直方向の磁界をTMR素子に印加し、TM
R素子の垂直磁化膜のうち情報が記録される垂直磁化膜
の磁化方向を反転させることで記録を行う方法が考えら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】垂直磁化TMR素子の
側面に配置された書込み線に流す電流値は、少なくとも
書込み線がエレクトロマイグレーションによって断線し
ないような値以下に設定する必要がある。また、その範
囲内であっても、消費電力を考慮すると、できるだけ小
さな値に設定することが望ましい。
【0007】ただし、書込み線に流す電流値が小さい場
合には、書込み線から発生する磁界も小さくなるため、
小さな磁界で磁性膜の磁化方向が反転可能となるように
磁性膜の保磁力を小さく設定する必要がある。しかしな
がら、磁性膜の保磁力を小さくすることは、磁性膜の磁
化方向を容易に反転可能とさせることになるため、情報
の保存性を悪化させる方向になる。
【0008】垂直磁化TMR素子を用いた磁気メモリ素
子では、磁気素子に対して膜面垂直方向の磁界を発生さ
せるために、書込み線を垂直磁化TMR素子の側面近傍
に配置する必要があるが、このような構造で、書込み線
から発生する磁界を効果的にTMR素子に集中させ、か
つ、そのために製造プロセスが複雑にならないようにす
る技術が望まれている。
【0009】本発明の目的は、製造プロセスを複雑にす
ることなく、書込み線から発生する磁界を効果的に垂直
磁化TMR素子に集中させることができる磁気メモリ素
子及びその記録方法、並びにその磁気メモリ素子を用い
たメモリを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、膜面垂直方向に磁化容易軸を持つ第1磁性
層と、非磁性層と、膜面垂直方向に磁化容易軸を持つ第
2磁性層とが積層された磁気素子を用いた磁気メモリ素
子において、前記磁気素子の側面近傍に書込み線が設け
られ、該書込み線の上部もしくは下部の少なくとも一方
に前記書込み線よりも透磁率の大きい層が設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】また、前記書込み線よりも透磁率の大きい
層が前記書込み線の上部及び下部の両方に設けられてい
ることを特徴とする。
【0012】また、前記書込み線よりも透磁率の大きい
層は、前記磁気素子よりも上部及び下部に位置すること
を特徴とする。
【0013】また、前記書込み線よりも透磁率の大きい
層は、膜面内方向に磁化容易軸を持つことを特徴とす
る。
【0014】また、前記書込み線よりも透磁率の大きい
層はNiFeを主成分とすることを特徴とする。
【0015】また、前記第1の磁性層及び第2の磁性層
がフェリ磁性膜からなることを特徴とする。
【0016】また、前記フェリ磁性膜が、希土類元素と
遷移金属元素との合金からなることを特徴とする。
【0017】また、前記書込み線よりも透磁率の大きい
層と前記書込み線との間に絶縁膜が設けられていること
を特徴とする。
【0018】また、前記書込み線がアルミニウム合金か
らなることを特徴とする。
【0019】また、前記書込み線が銅もしくは銅の合金
からなることを特徴とする。
【0020】また、前記書込み線よりも透磁率の大きな
層は、前記書込み線と交差する方向の長さが前記書込み
線の長さよりも長く、前記磁気素子の近傍まで延びてい
ることを特徴とする。
【0021】また、前記書込み線が前記磁気素子の両側
に設けられていることを特徴とする。
【0022】また、前記磁気素子の両側に設けられた前
記2つの書込み線がその端部で互いに電気的に接続され
ていることを特徴とする。
【0023】また、前記磁気メモリ素子の記録方法であ
って、前記書込み線に電流を流すことで膜面垂直方向の
磁界を前記磁気素子に印加し、前記書込み線に流れる電
流方向に応じて前記第1磁性層もしくは第2磁性層のい
ずれかの磁化方向を変化させて、情報を記録することを
特徴とする。
【0024】また、前記磁気メモリ素子の記録方法であ
って、前記磁気素子の両側に設けられた前記2つの書込
み線に互いに逆向きの電流を流すことで膜面垂直方向の
磁界を前記磁気素子に印加し、前記書込み線に流す電流
方向に応じて前記第1磁性層もしくは第2磁性層のいず
れかの磁化方向を変化させて、情報を記録することを特
徴とする。
【0025】また、前記磁気メモリ素子を用いたメモリ
であって、前記磁気メモリ素子を電界効果トランジスタ
と接続してメモリセルを形成し、該メモリセルをマトリ
ックス状に配置したことを特徴とする。
【0026】また、前記磁気メモリ素子を用いたメモリ
であって、前記磁気素子の一端を電界効果トランジスタ
のドレイン電極に接続し、前記磁気素子の他端を前記書
込み線と交差するビット線に接続し、前記書込み線の下
部に設けられた前記磁性膜を前記磁気素子の下部に配置
し、前記書込み線の上部に設けられた前記磁性膜を前記
磁気素子の上部にかつ前記ビット線の下部に配置したこ
とを特徴とする。
【0027】また、前記磁性膜は、前記ビット線に沿う
方向の長さと前記書込み線に沿う方向の幅との比が2以
上であることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は、本発明の磁
気メモリ素子の第1の実施の形態を示す断面図である。
【0030】図1に示すように本実施形態は、磁気素子
として、膜面垂直方向に磁化容易軸を持つ第1磁性層2
1と、非磁性層23と、膜面垂直方向に磁化容易軸を持
つ第2磁性層22とが積層されてなるスピントンネル型
のTMR素子2を用いている。なお、本発明における磁
気素子はTMR素子に限定されるものではなく、磁性層
が膜面垂直方向に磁化されるものであれば、例えばGM
R(Giant Magneto Resistance)素子等の磁気抵抗素子
を用いても良い。
【0031】第1磁性層21と第2磁性層22とは、保
磁力に差があり、例えば保磁力の大きい層が初期化され
た磁化方向を保つピン層、保磁力の小さい層が磁化の向
きによって情報を保存するメモリ層とする。もしくは、
保磁力の大きい層が上述のメモリ層、保磁力の小さい層
が再生時にメモリ層を磁化反転させて抵抗変化を誘発さ
せる検出層とする。前者は、読み出し時にTMR素子2
の抵抗の絶対値を検出する絶対検出方式に適用され、後
者は、差動検出方式に適用される。
【0032】TMR素子2の側面近傍には、不図示の絶
縁膜を介して紙面垂直方向に延びた書込み線3が配置さ
れている。
【0033】書込み線3の上部及び下部には、不図示の
絶縁膜を介して書込み線よりも透磁率の大きな層が形成
されている。これは例えば磁性膜を設ければよい。この
ような層を設けることによって、書込み線3から発生す
る磁界を効果的にTMR素子2に印加することが可能と
なる。その概念図を図10に示す一般的に、導線に流れ
る電流から発生する磁界は空間上に均一に発生するが、
導線近傍に導線よりも透磁率の高い層を設けると、磁性
層の透磁率は絶縁体や導体などの非磁性体と比較して高
いため、磁束が磁性層に集中し、局所的に高い磁界が発
生させることができ、磁気抵抗効果素子に磁界を集中さ
せることができる。
【0034】したがって導線よりも透磁率の高い層を磁
界集中層とすると、磁界集中層1及び書込み線3の近傍
にTMR素子2を配置することにより、書込み線3から
発生する磁界を効果的にTMR素子2に印加することが
できる。この磁界によって、第1磁性層21或いは第2
磁性層22のいずれかであるメモリ層または検出層の磁
化方向が上向きもしくは下向きに磁化される。その磁化
方向は、書込み線3に流す電流の方向によって決定する
ことができる。
【0035】磁界集中層1は、図1では書込み線3の上
部及び下部に設けられているが、書込み線3の上部もし
くは下部のいずれか一方にのみ設けた構成としても良
い。ただし、より効果的に磁界をTMR素子2に印加す
るためには、図1のように書込み線3の上部及び下部の
両方に磁界集中層1を設けることが好ましい。
【0036】磁界集中層1は、透磁率が高く、保磁力が
低いNiFeなどの軟磁性膜であることが望ましい。ま
た、磁界集中層1は、書込み線3に流れる電流から発生
する磁界をTMR素子2の膜面垂直方向に印加し易くす
るために、書込み線3と交差する方向となる膜面内方向
に磁化容易軸を持つことが望ましい。ここで透磁率は、
大きければより磁界を集中させることができるため良い
が、あまり大きくなりすぎると、インダクタンスが大き
くなり書込み線にバイアスを印加した時の応答が悪くな
るため、透磁率の上限はその応答速度によって決めれば
よい。また保磁力が大きいと、やはり応答速度が低下す
るため小さい方が好ましい。
【0037】第1磁性層21及び第2磁性層22は、フ
ェリ磁性膜であることが望ましい。フェリ磁性膜は、副
格子磁化が反平行に磁化するため、全体の磁化の大きさ
が小さい。従って、膜面垂直方向に磁化した際に発生す
る反磁界が小さく、容易に垂直磁化膜となりやすい。ま
た、フェリ磁性膜から発生する漏洩磁界は小さいため、
他の磁性膜に書込み線3からの発生磁界以外の余分な磁
界が印加されることが少なくなる。これにより、安定し
た記録再生動作を実現することが可能となる。
【0038】フェリ磁性膜は、希土類元素と鉄族元素の
合金からなる磁性膜であることが望ましい。これは、希
土類元素と鉄族元素の合金からなる磁性膜は、アモルフ
ァスであるため、結晶粒界による誤動作の可能性が少な
くなり、また、室温で成膜して容易に垂直磁化膜となる
ためである。
【0039】書込み線3は、磁性層である磁界集中層1
よりも電気伝導率が高いものが望ましい。具体的には、
アルミニウム合金や、銅もしくはその合金からなるもの
が良い。特に、銅もしくはその合金からなる書込み線
は、アルミニウム合金からなる書込み線と比較して限界
電流密度が10倍程度であり、より大きな磁界を発生す
ることができるため、より望ましい。
【0040】(第2の実施の形態)図2は、本発明の磁
気メモリ素子の第2の実施の形態を示す断面図である。
【0041】図2に示すように本実施形態は、図1に示
した第1の実施形態と比較して、TMR素子2の両側
に、紙面垂直方向に延びた2本の書込み線3a,3bが
配置されている点が異なる。2本の書込み線3a,3b
のそれぞれの上部及び下部には、図1と同様に磁界集中
層1が設けられている。
【0042】本実施形態では、2本の書込み線3a,3
bに互いに逆方向の電流を流すことにより、書込み線が
1本の場合と比較して、TMR素子2に2倍の磁界を印
加することができる。また、2本の書込み線3a,3b
を端部で電気的に接続することにより、電流値を2倍に
しなくとも2倍の発生磁界を得ることができる。
【0043】更に、本実施形態では、2本の書込み線3
a,3bのそれぞれの上部及び下部に磁界集中層1が設
けられているため、2本の書込み線3a,3bから発生
する磁界を、より効果的にTMR素子2に印加すること
ができる。
【0044】(第3の実施の形態)図3は、本発明の磁
気メモリ素子の第3の実施の形態を示す断面図である。
【0045】図3に示すように本実施形態は、図2に示
した第2の実施形態と比較して、磁界集中層1における
書込み線3と交差する方向の長さが書込み線3の長さよ
りも長く、TMR素子2の近傍まで延びている点が異な
る。
【0046】本実施形態では、書込み線3から発生した
磁束は、一方の磁界集中層1を通った後、TMR素子2
を通って他方の磁界集中層1を通る。
【0047】従って、磁束が通る経路が制限されるとと
もに、その制限された中にTMR素子2が配置されるた
め、より効果的に磁束をTMR素子2に集中させること
ができ、より高い発生磁界をTMR素子2に与えること
ができる。
【0048】ここで、本発明の磁気メモリ素子による効
果について図4及び図5を参照して説明する。
【0049】図4は、磁気メモリ素子の構造を模式的に
示す図であり、(a)は図3に示した磁気メモリ素子の
構造を模式的に示す図、(b)は図2に示した磁気メモ
リ素子の構造を模式的に示す図、(c)はTMR素子の
両側に2本の書込み線が配置され、磁界集中層が設けら
れていない磁気メモリ素子の構造を模式的に示す図、
(d)はTMR素子の片側に1本の書込み線が配置さ
れ、磁界集中層が設けられていない磁気メモリ素子の構
造を模式的に示す図である。
【0050】図4において、書込み線3,3a,3b
は、幅が0.1μm、膜厚が0.1μmとし、10mA
/cm2の電流密度の電流を流した。また、書込み線3
aの右側面と書込み線3bの左側面との間隔は0.3μ
m、磁界集中層1の膜厚は20nm、磁界集中層1と書
込み線3との間隔は20nmとした。また、TMR素子
2は、書込み線3a,3bからの距離が等しい位置(図
4(d)の場合は、TMR素子2の中心が書込み線3の
中心から0.2μmとなる位置)に配置されている。
【0051】図5は、図4(a)〜(d)に示した各構
造の磁気メモリ素子において、書込み線から発生する磁
界の磁界分布を示す図である。
【0052】図5において、横軸は、各構造の磁気メモ
リ素子において書込み線3a(図4(d)の場合は書込
み線3)の右側面を0とし、その書込み線と直交する横
方向(紙面右方向)への距離を示したものである。縦軸
は、書込み線3,3a,3bの膜厚方向の中央部におけ
る膜面垂直方向の磁界強度を示したものである。
【0053】図5より、TMR素子2の両側に2本の書
込み線3a,3bを配置した場合(W2)は、1本の書込
み線3を配置した場合(W1)と比較して発生磁界が大き
くなるが、磁界集中層1を設けた場合(W2K1,W2K2)は
発生磁界が更に大きくなることが分かる。
【0054】特に、磁界集中層1をTMR素子2の近傍
まで延ばした場合(W2K2)は、磁界集中層1が書込み線
3a,3bと同じ幅である場合(W2K1)と比較して、発
生磁界が約1.5倍となり、発生磁界を大きくする効果
が大きいことが分かる。
【0055】以下に、本発明の磁気メモリ素子を用いた
磁気メモリの構造について説明する。ここでは、図3に
示した磁気メモリ素子を用いたMRAMのメモリセルの
構造について図6を参照して説明する。
【0056】図6は、図3に示した磁気メモリ素子を用
いたMRAMのメモリセル一構造例を示す断面図であ
る。なお、このMRAMは、図6に示したメモリセルが
マトリックス状に配置された構成となっている。
【0057】図6において、TMR素子2はp型Si基
板8上に形成されたMOSFETのドレイン電極7に接
続され、さらに、書込み線3と交差する方向に延びてい
るビット線4に接続されている。TMR素子2の側面に
は、紙面垂直方向に延びている2本の書込み線3a,3
bが配置され、さらに、2本の書込み線3a,3bのそ
れぞれの上部及び下部には磁界集中層1が設けられてい
る。MOSFETは、ドレイン電極7の他にゲート電極
6及びソース電極5を備えている。
【0058】マトリックス状に配置された多数のメモリ
セルのうち特定のメモリセルから情報を読み出す場合に
は、その特定のメモリセル内のソース電極5をアースと
し、ビット線4の一端に高電位を印加し、MOSFET
でメモリセルを選択すれば、TMR素子2の抵抗値に応
じた電位がビット線4の他端に現れるため、特定のメモ
リセル内のTMR素子2に記録された情報を読み出すこ
とができる。
【0059】書込み時には、磁束が効果的にTMR素子
2に集中して高い磁界が印加される。磁界集中層1は、
書込み線3a,3bと不図示の絶縁膜を介して配置され
ているため、書込み線3a,3bに電流を流しても、T
MR素子2及びビット線4に電流が流れることはない。
すなわち、磁界集中層1とドレイン電極7が電気的に接
触していても、動作上の問題は無いため、磁界集中層1
をTMR素子2の横方向の位置に近づけることが可能で
ある。
【0060】また、マトリックス状に配置された多数の
メモリセルのうち特定のメモリセルを選択して書込みを
行う場合には、書込み線3a,3bに互いに逆方向の電
流を紙面垂直方向に流すと同時に、ビット線4に紙面水
平方向に電流を流す。すると、TMR素子2には、膜面
垂直方向の磁界が印加されると同時に膜面内方向の磁界
が印加されることになる。TMR素子2は、膜面内方向
の磁界を受けた場合に膜面垂直方向の反転磁界が低減さ
れるように設定できるので、特定のメモリセル内のTM
R素子2のみの磁化方向を反転させることができる。
【0061】なお、TMR素子2の磁化方向を反転させ
る場合、TMR素子2の上部の磁界集中層1は、ビット
線4の影響を受けて紙面垂直方向にやや傾くが、この紙
面垂直方向の磁化成分が大きくなると、TMR素子2に
印加される磁界がやや減少する可能性がある。このた
め、TMR素子2の上下の磁界集中層1、特にTMR素
子2の上部の磁界集中層1は、ビット線4に沿う方向
(磁化容易軸方向)に磁気異方性が大きくなるように設
定する。これは、磁界集中層1におけるビット線4に沿
う方向の長さと書込み線3に沿う方向の幅との比を2以
上、好ましくは3以上とすることで実現可能である。こ
のように磁界集中層1の長さと幅との比を設定すること
は、TMR素子2の上部の磁界集中層1だけでなく、T
MR素子2の上下の磁界集中層1に適用するとさらに望
ましい。
【0062】(第4の実施形態)図7は、本発明の磁気
メモリ素子の第4の実施の形態を示す断面図である。
【0063】図7に示すように本実施形態は、図1に示
した第1の実施形態と比較して、磁界集中層1を書込み
線3の上部及び下部だけでなく、書込み線3の側面のう
ちTMR素子2とは反対側の側面に設けている点が異な
る。
【0064】本実施形態では、書込み線3から発生する
磁界を磁界集中層1に集中させ易くなるため、より効果
的に磁界をTMR素子2に印加することができる。ただ
し、書込み線3の側面の片側に磁界集中層1を設けてい
るため、上述した第1〜第3の実施形態と比較して、製
造プロセスは若干複雑になる。なお、図7に示した構成
は、上述した第1〜第3の実施形態にも適用することが
できる。
【0065】(比較例)図8に示す磁気メモリ素子は、
磁気素子として、膜面内方向に磁化容易軸を持つ第1磁
性層84と、非磁性層86と、膜面内方向に磁化容易軸
を持つ第2磁性層85とが積層されてなる面内磁化TM
R素子であるTMR素子82を用い、磁界集中層81を
書込み線83の近傍に設けている。
【0066】面内磁化TMR素子を用いた磁気メモリ素
子では、面内磁化TMR素子の上部及び/または下部に
書込み線が設けられる。図8では、TMR素子82の下
部に書込み線83が設けられている。
【0067】このため、図8に示すように、磁界集中層
81を書込み線83の側面に設ける必要がある。例え
ば、図9に示すように、磁界集中層81を書込み線83
の下部のみに設けて、書込み線83の側面に設けない場
合には、磁界集中層81に集中する磁界を実質的にTM
R素子82に印加することができない。
【0068】しかしながら、面内磁化TMR素子を用い
た磁気メモリ素子では、より効果的に磁界を面内磁化T
MR素子に集中させるには、図8に示すように、磁界集
中層81を書込み線83の両側に設ける必要があるた
め、図7に示した磁気メモリ素子(磁界集中層1を書込
み線3の片側にのみ配置)と比較して製造プロセスが更
に複雑になってしまうという欠点がある。
【0069】また、面内磁化TMR素子を用いた磁気メ
モリ素子では、TMR素子の上部及び/または下部に書
込み線を設けることからも、製造プロセスが複雑になっ
てしまう。これらの欠点は、膜面内方向に磁化される面
内磁化膜を用いる限り、回避不可能な問題である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
書込み線の上部及び/または下部に磁性膜からなる磁界
集中層を設けた構成としたため、書込み線から発生する
磁界を磁界集中層に集中させてから磁気素子に印加する
ことになる。
【0071】これにより、より効果的に磁界を磁気素子
に印加することができ、小さな電流値で磁気メモリ素子
を駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気メモリ素子の第1の実施の形態を
示す断面図である。
【図2】本発明の磁気メモリ素子の第2の実施の形態を
示す断面図である。
【図3】本発明の磁気メモリ素子の第3の実施の形態を
示す断面図である。
【図4】磁気メモリ素子の構造を模式的に示す図であ
り、(a)は図3に示した磁気メモリ素子の構造を模式
的に示す図、(b)は図2に示した磁気メモリ素子の構
造を模式的に示す図、(c)はTMR素子の両側に2本
の書込み線が配置され、磁界集中層が設けられていない
磁気メモリ素子の構造を模式的に示す図、(d)はTM
R素子の片側に1本の書込み線が配置され、磁界集中層
が設けられていない磁気メモリ素子の構造を模式的に示
す図である。
【図5】図4(a)〜(d)に示した各構造の磁気メモ
リ素子において、書込み線から発生する磁界の磁界分布
を示す図である。
【図6】図3に示した磁気メモリ素子を用いたMRAM
のメモリセルの一構造例を示す断面図である。
【図7】本発明の磁気メモリ素子の第4の実施の形態を
示す断面図である。
【図8】磁気メモリ素子の一比較例を示す断面図であ
る。
【図9】磁気メモリ素子の他の比較例を示す断面図であ
る。
【図10】書込み線から発生する磁束の分布を表した模
式図である。
【符号の説明】
1 磁界集中層 2 TMR素子 21 第1磁性層 22 第2磁性層 23 非磁性層 3,3a,3b 書込み線 4 ビット線 5 ソース電極 6 ゲート電極 7 ドレイン電極 8 p型Si基板

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜面垂直方向に磁化容易軸を持つ第1磁
    性層と、非磁性層と、膜面垂直方向に磁化容易軸を持つ
    第2磁性層とが積層された磁気素子を用いた磁気メモリ
    素子において、 前記磁気素子の側面近傍に書込み線が設けられ、該書込
    み線の上部もしくは下部の少なくとも一方に前記書込み
    線よりも透磁率の大きい層が設けられていることを特徴
    とする磁気メモリ素子。
  2. 【請求項2】 前記書込み線よりも透磁率の大きい層が
    前記書込み線の上部及び下部の両方に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリ素子。
  3. 【請求項3】 前記書込み線よりも透磁率の大きい層
    は、前記磁気素子よりも上部及び下部に位置することを
    特徴とする請求項1記載の磁気メモリ素子。
  4. 【請求項4】 前記書込み線よりも透磁率の大きい層
    は、膜面内方向に磁化容易軸を持つことを特徴とする請
    求項1から3のいずれか1項に記載の磁気メモリ素子。
  5. 【請求項5】 前記書込み線よりも透磁率の大きい層は
    NiFeを主成分とすることを特徴とする請求項1から
    4のいずれか1項に記載の磁気メモリ素子。
  6. 【請求項6】 前記第1の磁性層及び第2の磁性層がフ
    ェリ磁性膜からなることを特徴とする請求項1から5の
    いずれか1項に記載の磁気メモリ素子。
  7. 【請求項7】 前記フェリ磁性膜が、希土類元素と遷移
    金属元素との合金からなることを特徴とする請求項6記
    載の磁気メモリ素子。
  8. 【請求項8】 前記書込み線よりも透磁率の大きい層と
    前記書込み線との間に絶縁膜が設けられていることを特
    徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の磁気メ
    モリ素子。
  9. 【請求項9】 前記書込み線がアルミニウム合金からな
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に磁
    気メモリ素子。
  10. 【請求項10】 前記書込み線が銅もしくは銅の合金か
    らなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項
    に磁気メモリ素子。
  11. 【請求項11】 前記書込み線よりも透磁率の大きな層
    は、前記書込み線と交差する方向の長さが前記書込み線
    の長さよりも長く、前記磁気素子の近傍まで延びている
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記
    載の磁気メモリ素子。
  12. 【請求項12】 前記書込み線が前記磁気素子の両側に
    設けられていることを特徴とする請求項1から11のい
    ずれか1項に記載の磁気メモリ素子。
  13. 【請求項13】 前記磁気素子の両側に設けられた前記
    2つの書込み線がその端部で互いに電気的に接続されて
    いることを特徴とする請求項12に記載の磁気メモリ素
    子。
  14. 【請求項14】 請求項1から11のいずれか1項に記
    載の磁気メモリ素子の記録方法であって、 前記書込み線に電流を流すことで膜面垂直方向の磁界を
    前記磁気素子に印加し、前記書込み線に流れる電流方向
    に応じて前記第1磁性層もしくは第2磁性層のいずれか
    の磁化方向を変化させて、情報を記録することを特徴と
    する磁気メモリの記録方法。
  15. 【請求項15】 請求項12または請求項13に記載の
    磁気メモリ素子の記録方法であって、 前記磁気素子の両側に設けられた前記2つの書込み線に
    互いに逆向きの電流を流すことで膜面垂直方向の磁界を
    前記磁気素子に印加し、前記書込み線に流す電流方向に
    応じて前記第1磁性層もしくは第2磁性層のいずれかの
    磁化方向を変化させて、情報を記録することを特徴とす
    る磁気メモリの記録方法。
  16. 【請求項16】 請求項1から13のいずれか1項に記
    載の磁気メモリ素子を用いたメモリであって、 前記磁気メモリ素子を電界効果トランジスタと接続して
    メモリセルを形成し、該メモリセルをマトリックス状に
    配置したことを特徴とするメモリ。
  17. 【請求項17】 請求項2に記載の磁気メモリ素子を用
    いたメモリであって、 前記磁気素子の一端を電界効果トランジスタのドレイン
    電極に接続し、前記磁気素子の他端を前記書込み線と交
    差するビット線に接続し、前記書込み線の下部に設けら
    れた前記磁性膜を前記磁気素子の下部に配置し、前記書
    込み線の上部に設けられた前記磁性膜を前記磁気素子の
    上部にかつ前記ビット線の下部に配置したことを特徴と
    するメモリ。
  18. 【請求項18】 前記磁性膜は、前記ビット線に沿う方
    向の長さと前記書込み線に沿う方向の幅との比が2以上
    であることを特徴とする請求項17に記載のメモリ。
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