JP2003030796A - 障害物情報呈示装置 - Google Patents

障害物情報呈示装置

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JP2003030796A JP2001220164A JP2001220164A JP2003030796A JP 2003030796 A JP2003030796 A JP 2003030796A JP 2001220164 A JP2001220164 A JP 2001220164A JP 2001220164 A JP2001220164 A JP 2001220164A JP 2003030796 A JP2003030796 A JP 2003030796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物に関する呈示処理を状況に応じた適切
なタイミングまで継続し、もって、障害物情報を最大限
に活用して、運転者に常に的確な対処を促すことができ
る障害物情報呈示装置を提供する。 【解決手段】 道路インフラから情報が受信される通信
可能区間の通過後も呈示処理を継続して(ステップS2
6がYES)、運転者の障害物への注意や回避操作を喚
起し、その後に呈示終了条件が成立すると(ステップS
14〜22がYES)呈示処理を終了して(ステップS
24)、呈示内容が現実と相違するときの運転者の誤解
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路上に設置された
情報提供システム(以下、道路インフラという)から提
供される道路形状や障害物に関する情報に基づいて、前
方に障害物が存在する場合に警報を発する障害物情報呈
示装置に関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】近年、運転者の負担軽減や安全性
の向上等を目的として、前方の道路上に存在する障害物
等を運転者に呈示して、ブレーキ操作や操舵等の回避操
作を促す障害物情報呈示装置が提案されている。この種
の呈示装置では、車載センサ等の検出情報に加えて、道
路インフラから、例えば車載センサでは検出不能なブラ
インドコーナー奥の障害物情報等を受信し、これらの情
報に基づいて呈示処理を行って、運転者に障害物の存在
を認識させている。
【0003】道路インフラは、障害物を検出するカメラ
装置と、カメラ装置にて検出された障害物情報を送信す
る路側アンテナ装置とから構成されている。例えばブラ
インドコーナーの場合には、運転者の前方視界が制限さ
れるコーナー奥にカメラ装置を設置し、コーナーより手
前側に路側アンテナ装置を設置している。障害物情報は
刻々と変化することから、コーナーに向けて走行中の車
両が常に最新の障害物情報を受信可能なように、コーナ
ーの手前の所定区間に亘って多数の路側アンテナ装置を
連続的に設けることが理想である。しかしながら、この
場合には多数の路側アンテナ装置を要するためにコスト
面で不利になる上に、異なる通信周波数の各路側アンテ
ナ装置を車両の走行に伴って切換える技術を確立する必
要があることから、早期の実用化は困難とされている。
【0004】そこで、現実的な対策として、車両側で障
害物情報を受信可能な区間(以下、通信可能区間とい
う)を狭い範囲に限定した、所謂スポット通信と呼ばれ
る通信方式が提案されている。このスポット通信では、
ブラインドコーナーよりかなり手前に単一の路側アンテ
ナ装置を設置して、その路側アンテナ装置の情報を受信
可能な範囲(例えば30m)を通信可能区間としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記スポット通信の場
合には、通信可能区間の通過後には新たな障害物情報を
受信できないことから、その後に障害物の状況が変化し
ても運転者への呈示内容に反映されず、呈示内容は現実
と相違する可能性を孕むことになる。その結果、呈示処
理をどのタイミングまで継続するかが重要となるが、例
えば通信可能区間を通過した時点、若しくは通過後に運
転者の反応時間(例えば3sec)が経過した時点で呈示
を終了した場合には、それ以降は障害物情報呈示装置に
よる恩恵、つまり運転者の負担軽減や安全性の向上を全
く得ることができない。
【0006】又、例えば車両が障害物の地点を通過する
まで呈示処理を継続した場合には、運転者が目視により
障害物を認識したにも拘わらず、現在の障害物の状況と
整合しない呈示処理が行われて、却って運転者を誤った
対処に導いてしまう可能性がある。本発明の目的は、障
害物に関する呈示処理を状況に応じた適切なタイミング
まで継続し、もって、障害物情報を最大限に活用して、
運転者に常に的確な対処を促すことができる障害物情報
呈示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、路車間通信により走行路に存
在する障害物に関する情報を検出する障害物情報検出手
段と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
運転者の所定の運転操作を検出する運転操作検出手段
と、障害物情報検出手段が障害物情報を検出したとき
に、障害物情報及び走行状態検出手段が検出した走行状
態に応じて警報を発する警報呈示手段とを備え、警報呈
示手段は、障害物情報検出手段の検出終了後も警報を継
続すると共に、運転操作検出手段にて所定の運転操作が
検出されたときに警報を中止するようにしたものであ
る。
【0008】従って、障害物情報が検出されると、障害
物情報及び車両の走行状態に応じて警報が発せられ、障
害物情報の検出終了後も警報は継続されると共に、運転
者の所定の操作、例えば意識的な専用スイッチのオン操
作、或いは障害物の回避に繋がるアクセル操作の中止、
ブレーキ操作や操舵の開始等が検出されると、警報が中
止される。
【0009】障害物の検出終了後の警報内容には、その
後の障害物の状況変化が反映されずに現実と相違する可
能性を孕むことになるが、障害物の検出終了後も継続す
ることにより、運転者の障害物への注意や回避操作を喚
起可能であり、一方、所定の操作後は、運転者が障害物
を認識していると見なせるため、以降の警報は不要とし
て中止することにより、警報内容が現実と相違するとき
の運転者の誤解が未然に防止される。
【0010】又、請求項2の発明では、路車間通信によ
り走行路に存在する障害物に関する情報を検出する障害
物情報検出手段と、車両の走行状態を検出する走行状態
検出手段と、障害物情報検出手段が障害物情報を検出し
たときに、障害物情報及び走行状態検出手段が検出した
走行状態に応じて警報を発する警報呈示手段とを備え、
警報呈示手段は、障害物情報検出手段の検出終了後も警
報を継続すると共に、走行状態検出手段にて車両の所定
の減速が検出されたときに該警報を中止するようにした
ものである。
【0011】従って、障害物情報が検出されると、障害
物情報及び車両の走行状態に応じて警報が発せられ、障
害物情報の検出終了後も警報は継続されると共に、車両
の所定の減速、例えば予め設定された速度幅以上の減速
が検出されると、警報が中止される。障害物の検出終了
後の警報内容には、その後の障害物の状況変化が反映さ
れずに現実と相違する可能性を孕むことになるが、障害
物の検出終了後も継続することにより、運転者の障害物
への注意や回避操作を喚起可能であり、一方、所定の減
速後は、運転者が障害物を認識していると見なせるた
め、以降の警報は不要として中止することにより、警報
内容が現実と相違するときの運転者の誤解が未然に防止
される。
【0012】更に、請求項3の発明では、路車間通信に
より走行路に存在する障害物に関する情報を検出する障
害物情報検出手段と、車両の走行状態を検出する走行状
態検出手段と、走行路の形状に関する情報を検出する道
路形状情報検出手段と、道路形状情報検出手段の検出結
果に基づいて運転者が目視可能な視程距離を算出する視
程距離算出手段と、障害物情報検出手段が障害物情報を
検出したときに、障害物情報及び走行状態検出手段が検
出した走行状態に応じて警報を発する警報呈示手段とを
備え、警報呈示手段は、障害物情報検出手段の検出終了
後も警報を継続すると共に、視程距離算出手段にて算出
された視程距離に車両が到達したときに該警報を中止す
るようにしたものである。
【0013】従って、障害物情報が検出されると、障害
物情報及び車両の走行状態に応じて警報が発せられ、障
害物情報の検出終了後も警報は継続されると共に、車両
が視程距離に到達すると、警報が中止される。障害物の
検出終了後の警報内容には、その後の障害物の状況変化
が反映されずに現実と相違する可能性を孕むことになる
が、障害物の検出終了後も継続することにより、運転者
の障害物への注意や回避操作を喚起可能であり、一方、
車両の視程距離への到達後は、運転者が障害物を目視可
能となるため、以降の警報は不要として中止することに
より、警報内容が現実と相違するときの運転者の誤解が
未然に防止される。
【0014】一方、請求項4の発明では、警報呈示手段
が、障害物の地点を車両が通過したときにも警報を中止
するものである。従って、車両が障害物の地点を通過し
て、障害物に関する警報が不要になると警報が中止され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を運転支援装置に具
体化した一実施形態を説明する。図1は本実施形態の運
転支援装置を示す全体構成図である。本実施形態の運転
支援装置は運転者の運転操作の総合的な支援を目的とし
たものであり、車間距離制御、レーン逸脱防止、後側方
監視等の機能と共に、本発明に係る障害物情報の呈示機
能を備えている。
【0016】運転支援装置の全体的な制御を実行するE
CU(電子コントロールユニット)1は車室内に設置さ
れており、図示しない入出力装置、記憶装置(ROM、
RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ
等を備えている。ECU1の入力側には、運転支援装置
を操作するための入力部2、地図情報のデータベースや
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)等か
らなるナビゲーション装置3、車速、アクセル開度、操
舵角、ブレーキ圧、ウインカ等を検出するための各種セ
ンサ類4、先行車等を検出するためのレーダー類5、自
車前方の白線を撮像する前方カメラや自車後側方の周辺
車両を撮像する後側方カメラ等のカメラ類6、道路イン
フラ(路上に設置された情報提供装置)から送信される
情報を受信するための受信機7、運転者が呈示内容を了
解したときに操作する了解スイッチ8等が接続されてい
る。又、ECU1の出力側には、インストルメントパネ
ル上に設置された液晶式のディスプレイ11及びスピー
カ12、エンジンのスロットルを操作するためのスロッ
トルアクチュエータ13、車両のブレーキを操作するた
めのブレーキアクチュエータ14、車両の操舵系にトル
クを付加するためのステアリングアクチュエータ15等
が接続されている。
【0017】そして、ECU1はナビゲーション装置3
からの地図情報や位置情報、センサ類4やレーダー類5
からの検出情報、カメラ類6からの画像情報等に基づい
て運転操作を支援するための種々の制御を実行する。例
えば、自車と先行車との車間距離や相対速度に基づきス
ロットルやブレーキを操作して、所定の車間距離を保ち
ながら先行車を追走する車間距離制御、自車レーンの白
線画像に基づいて自車のレーン逸脱を防ぐ方向に弱い操
舵トルクを発生させるレーン逸脱防止、周辺車両の画像
に基づいて周辺車両を妨害する車線変更が行われたとき
に、車線変更を防ぐ方向に弱い操舵トルクを発生させる
と共に警報を発する後側方監視、前方に障害物が存在す
る場合に、障害物の呈示を実行して運転者に認識させる
障害物情報の呈示等の各種制御を実行する。
【0018】一方、図2に示すように、上記道路インフ
ラは、カメラ装置23と路側アンテナ装置24とから構
成されており、例えばブラインドコーナーに設けた場合
には、カメラ装置23を運転者の前方視界が制限される
コーナー奥に設置し、路側アンテナ装置24をコーナー
より手前側に設置している。カメラ装置23にて撮像さ
れたコーナー奥の画像が解析されて障害物Zの有無が判
定され、その障害物情報が路側アンテナ装置24から送
信される。自車R側では路側アンテナ装置24周辺の通
信可能区間E内を走行中に障害物情報を受信し、受信し
た情報に基づいてディスプレイ11やスピーカ12によ
り障害物Zに関する呈示処理を行って、運転者に事前に
障害物Zの存在を認識させている。
【0019】そこで、以下に障害物情報の呈示処理の詳
細を説明する。ECU1は図3に示す障害物情報呈示ル
ーチンを所定の制御インターバルで実行する。まず、E
CU1はステップS2で自車Rが通信可能区間E内を走
行中か否かを判定し、YES(肯定)のときにはステッ
プS4に移行する。ステップS4では道路インフラから
受信した情報を取り込む。具体的には、道路形状に関す
る情報として、カーブ半径、半径の変化点、レーン幅等
を取り込み(道路形状情報検出手段)、障害物Zに関す
る情報として、障害物Zまでの距離、障害物Zが存在す
るレーン位置、障害物Zの移動速度等を取り込む(障害
物情報検出手段)。
【0020】次いで、ステップS6で自車情報、即ち、
前記センサ類4、レーダー類5、カメラ類6、了解スイ
ッチ8による各種情報を取り込む(走行状態検出手段、
運転操作検出手段)。その後、ステップS8で視程距離
Lの算出処理を行う(視程距離算出手段)。視程距離L
とは、ブラインドコーナーにより運転者の前方視界が制
限されているときに、目視可能な最大距離を意味する。
図4では防音壁25により前方視界が制限される場合を
示しているが、視程距離Lは直線距離A−C−Bではな
く、レーンに沿った円弧距離A−Bとして算出される。
よって、視程距離Lは以下の関係式(1)により表され、
ステップS8ではこの式(1)に従って視程距離Lを算出
する。
【0021】
【数1】 ここに、rはカーブ半径、Wはレーン幅、Kはレーンの
端から防音壁25までの距離であり、カーブ半径rとレ
ーン幅Wについては、道路インフラから道路情報として
取り込まれ、Kについては、予め設定した規定値として
取り扱っている。尚、レーン数が2つの場合には、内側
のレーンについては、上式(1)を適用して視程距離Lを
算出し、外側のレーンについては、詳細は説明しない
が、カーブ半径rにレーン幅Wを加算する等の対処によ
り視程距離Lを算出できる。
【0022】その後、ステップS10で上記した障害物
情報に基づいて障害物Zが存在するか否かを判定し、N
O(否定)のときにはルーチンを終了する。又、ステッ
プS8の判定がYESで障害物Zが存在するときには、
ステップS12に移行して障害物Zの呈示処理を実行す
る(警報呈示手段)。具体的には、図5に示すように、
ディスプレイ11により障害物Z及び障害物Zまでの距
離を呈示する一方、スピーカー12により障害物Zまで
の距離をアナウンスし、運転者に障害物Zの存在を認識
させる。
【0023】続くステップS14〜22では、障害物Z
の呈示処理を終了する条件が成立しているか否かを判定
する。まず、ステップS14で了解スイッチ8がオン操
作されたか否かを判定し、ステップS16で運転者によ
る障害物Zの回避操作、具体的にはアクセル操作の中
止、ブレーキ操作や操舵の開始等が行われたか否かを判
定し、ステップS18で予め設定された速度幅(例えば
30%)以上の減速が行われたか否かを判定し、ステッ
プS20で上記視程距離Lに到達したか否かを判定し、
ステップS22で障害物Zの地点を通過したか否かを判
定する。そして、以上の全てのステップSでNOの判定
を下したときには、ルーチンを終了する。
【0024】又、ステップS14〜22の何れかでYE
Sの判定を下したときには、呈示終了条件が成立したと
して、ステップS24に移行してディスプレイ11やス
ピーカ12による呈示処理を終了し、ルーチンを終了す
る。意識的な了解スイッチ8の操作や障害物Zの回避操
作が行われた場合、或いは実際に車両が減速した場合に
は、運転者が障害物Zを認識したと見なすことができ、
又、視程距離Lに到達した場合には、運転者が障害物Z
を目視可能なため認識したものと推測でき、障害物Zの
地点を通過した場合には、呈示を継続する意味がなくな
るため、何れの場合も呈示が不要として終了しているの
である。
【0025】一方、自車Rが通信可能区間Eを通過して
ステップS2の判定がNOになると、ECU1はステッ
プS26に移行して、前記ステップS12の呈示処理が
継続されているか否かを判定し、既に呈示処理を終了し
て判定がNOのときには、ルーチンを終了する。又、判
定がYESのときにはステップS28で前記ステップS
6と同様に自車情報を入力した後、ステップS14〜2
2で自車情報に基づいて呈示終了条件を判定し、何れか
でYESの判定を下すと、ステップS24で呈示処理を
終了する。
【0026】以上のように本実施形態の運転支援装置で
は、道路インフラから情報が受信される通信可能区間E
を通過した後も呈示処理を継続し、呈示終了条件が成立
したときに呈示処理を終了している。つまり、通信可能
区間Eを通過後の呈示内容には、その後の障害物Zの状
況変化が反映されずに現実と相違する可能性を孕むこと
になるが、このような呈示内容であっても、運転者の障
害物Zへの注意や回避操作を喚起できる一方、呈示終了
条件の成立以降は、運転者が障害物Zを認識しているた
め、呈示処理を不要と見なすことができる。
【0027】そこで、上記のように通信可能区間Eの通
過後も呈示を継続することにより、障害物Zへの注意や
回避操作を喚起して、運転者の負担軽減及び安全性の向
上に貢献できる上に、呈示終了条件の成立に伴って呈示
を終了することにより、呈示内容が現実と相違するとき
の運転者の誤解による誤った対処を未然に防止でき、結
果として道路インフラからの障害物情報を最大限に活用
して、運転者に常に的確な対処を促すことができる。
【0028】以上で実施形態の説明を終えるが、本発明
の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば、上記実施形態では、障害物情報の呈示機能を含めた
運転操作の総合的な支援を目的とする運転支援装置に具
体化したが、障害物情報の呈示機能のみに絞った障害物
情報呈示装置に具体化してもよい。又、上記実施形態で
は、障害物Zが存在すると判定したときに、ステップS
12で障害物Zと共に障害物Zまでの距離を呈示した
が、ステップS12の呈示内容はこれに限定されること
はなく、例えば障害物Zの存在のみを呈示したり、或い
は、まず、障害物Zの存在のみを呈示して運転者に障害
物Zを認識させ、その後、自車の走行に伴って減速距離
相当の呈示タイミング(所定の減速度で障害物Zの手前
で車両を停止可能なタイミング)に到達すると、障害物
Zとの距離を表示すると共に警告音等を発して、運転者
のブレーキ操作を促すようにしてもよい。
【0029】更に、上記実施形態では、呈示終了条件と
してステップS14〜22を設定したが、何れかの条件
を削除したり、或いは別の条件を加えたりしてもよい。
一方、上記実施形態では、障害物Zに関する情報に加え
て道路形状に関する情報も道路インフラから得たが、道
路形状については他の情報源から得てもよく、例えばナ
ビゲーション装置3を利用して、GPSの自車位置に基
づいて地図データベースから自車周囲の道路形状を割り
出してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の障害物情報
呈示装置によれば、障害物の検出終了後も警報を継続す
ると共に、運転者の所定の操作、車両の所定の減速、車
両の視程距離への到達等により運転者が障害物を認識し
たと見なせるとき、或いは、車両が障害物地点を通過し
て警報が不要になったときには、警報を中止するため、
障害物に関する警報を状況に応じた適切なタイミングま
で継続し、もって、障害物情報を最大限に活用して、運
転者に常に的確な対処を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の運転支援装置を示す全体構成図であ
る。
【図2】道路インフラの設置状態と通信可能区間を示す
説明図である。
【図3】ECUが実行する障害物情報呈示ルーチンを示
すフローチャートである。
【図4】ブラインドコーナーでの視程距離を表す説明図
である。
【図5】障害物を呈示したときのディスプレイ表示を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 ECU(視程距離算出手段、警報呈示手段) 4 センサ類(走行状態検出手段) 8 了解スイッチ(運転操作検出手段) 7 受信機(道路形状情報検出手段、障害物情報検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 624F 626 626B 626E 628 628B 628C G01S 13/93 G01S 13/93 Z G08G 1/09 G08G 1/09 R // G01S 5/14 G01S 5/14 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 BB15 CC04 CC12 FF05 FF22 FF27 FF33 FF40 LL02 LL04 LL07 LL08 LL09 LL15 5J062 AA05 BB01 CC07 HH05 5J070 AC02 AC06 AE01 AF03 BD08 BF02 BF03 BF12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路車間通信により走行路に存在する障害
    物に関する情報を検出する障害物情報検出手段と、 車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、 運転者の所定の運転操作を検出する運転操作検出手段
    と、 上記障害物情報検出手段が障害物情報を検出したとき
    に、該障害物情報及び上記走行状態検出手段が検出した
    走行状態に応じて警報を発する警報呈示手段とを備え、 上記警報呈示手段は、上記障害物情報検出手段の検出終
    了後も上記警報を継続すると共に、上記運転操作検出手
    段にて所定の運転操作が検出されたときに該警報を中止
    することを特徴とする障害物情報呈示装置。
  2. 【請求項2】 路車間通信により走行路に存在する障害
    物に関する情報を検出する障害物情報検出手段と、 車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、 上記障害物情報検出手段が障害物情報を検出したとき
    に、該障害物情報及び上記走行状態検出手段が検出した
    走行状態に応じて警報を発する警報呈示手段とを備え、 上記警報呈示手段は、上記障害物情報検出手段の検出終
    了後も上記警報を継続すると共に、上記走行状態検出手
    段にて車両の所定の減速が検出されたときに該警報を中
    止することを特徴とする障害物情報呈示装置。
  3. 【請求項3】 路車間通信により走行路に存在する障害
    物に関する情報を検出する障害物情報検出手段と、 車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、 上記走行路の形状に関する情報を検出する道路形状情報
    検出手段と、 上記道路形状情報検出手段の検出結果に基づいて運転者
    が目視可能な視程距離を算出する視程距離算出手段と、 上記障害物情報検出手段が障害物情報を検出したとき
    に、該障害物情報及び上記走行状態検出手段が検出した
    走行状態に応じて警報を発する警報呈示手段とを備え、 上記警報呈示手段は、上記障害物情報検出手段の検出終
    了後も上記警報を継続すると共に、上記視程距離算出手
    段にて算出された視程距離に車両が到達したときに該警
    報を中止することを特徴とする障害物情報呈示装置。
  4. 【請求項4】 上記警報呈示手段は、上記障害物の地点
    を車両が通過したときにも上記警報を中止することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の障害物
    情報呈示装置。
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Cited By (6)

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