JP2003028270A - 静油圧式無段変速装置 - Google Patents

静油圧式無段変速装置

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JP2003028270A
JP2003028270A JP2001215175A JP2001215175A JP2003028270A JP 2003028270 A JP2003028270 A JP 2003028270A JP 2001215175 A JP2001215175 A JP 2001215175A JP 2001215175 A JP2001215175 A JP 2001215175A JP 2003028270 A JP2003028270 A JP 2003028270A
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hydraulic pump
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variable transmission
hydraulic
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Minoru Hiraoka
実 平岡
Yoshiro Takao
吉郎 高尾
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ式作業車のクローラ駆動用に装備し
やすいようにコンパクトな静油圧式無段変速装置を提供
する。 【解決手段】 油圧ポンプ20のケーシング22と、油
圧モータ30のケーシング32とが連結している。油圧
ポンプ20の入力軸21と、油圧モータ30の出力軸3
1とが同芯軸に並んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静油圧式無段変速
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばコンバインなどの農作業車にお
いて、左右のクローラ式走行装置を一対の静油圧式無段
変速装置によって各別に駆動するように構成すると、左
右の走行装置の駆動速度差を任意に変更し、旋回半径を
大小さまざまに調節するなどして有利に走行できる。と
ころが、機体構造の都合で走行用伝動構造を配設できる
スペースが限られていることから、従来、油圧ポンプと
油圧モータとが分離しており、限られたスペースに配置
しやすい静油圧式無段変速装置が採用されていた。すな
わち、油圧ポンプと油圧モータとを外部配管によって接
続して成る静油圧式無段変速装置が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、静油圧式無段変
速装置を装備するのに手間が掛かっていた。また、静油
圧式無段変速装置のコスト面から高価になっていた。
【0004】本発明の目的は、コンバインなどクローラ
式走行車の場合でも、作業容易にかつ安価に装備できる
静油圧式無段変速装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕油圧ポンプのケーシングと、油圧
モータのケーシングとを連結状態で備え、油圧ポンプの
入力軸と、油圧モータの出力軸とを同芯軸に並んだ状態
で備えている静油圧式無段変速装置。
【0007】〔作用〕油圧ポンプと油圧モータの両ケー
シングが連結し、油圧ポンプの入力軸と油圧モータの出
力軸が同芯軸に並んでいるものだから、モータ側がクロ
ーラベルトのループ内に入り込むように配置して装備で
きるようにコンパクト化でき、かつ、油圧ポンプと油圧
モータを接続する外部配管を不要にしながら装備でき
る。
【0008】また、油圧ポンプと油圧モータのシリンダ
ブロックどうしの間にポートブロックを配置し、このポ
ートブロックに油圧ポンプと油圧モータを接続する油路
を入出力軸芯に沿う方向に貫設し、ポートブロックを油
路形成の面から安価に作製できる。
【0009】〔効果〕従って、クローラ式走行車の場合
でも、クローラベルトのループ内に入り込むように配置
するとともに外部配管を省略し、左右走行装置に任意の
駆動速度差を与えて有利に走行できるものが組付け容易
にかつ安価に得られる。その上、ポートブロックの製作
面からもコストダウンできる。
【0010】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0011】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記油圧ポンプと前記油圧モータとを接続する油路
が、ポートブロックを油圧ポンプの入力軸芯及び油圧モ
ータの出力軸芯に沿う方向に貫通している。
【0012】〔作用〕ポートブロックに入出力軸芯に沿
う方向に貫通する形状簡単な孔を設けることによって前
記油路を備えさせることができ、油路形成の面から安価
にポートブロックを得られる。
【0013】〔効果〕従って、無段変速駆動が可能な伝
動構造をコンパクトに得られるとともに装着手間の面か
ら安価に得られるものが、ポートブロックの作製面から
も安価に得られる。
【0014】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0015】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記油圧モータの押出し容積が前記油圧ポン
プのそれより大である。
【0016】〔作用〕油圧ポンプの回転速度の割には油
圧モータの回転速度が遅くなり、走行装置との間に減速
機構を設けることを不要にしながら走行装置に必要な強
さの駆動力を伝達できる。
【0017】〔効果〕従って、伝達可能な駆動力の割に
は伝動構造をコンパクトなものに済ませ、クローラ式走
行車の場合に殊に有利に装着できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対のク
ローラ式走行装置1、搭乗型運転部、運転座席2の下方
に位置する原動部を備える走行機体の機体フレーム3の
前部に、植立穀稈に作用する引起装置4a及びバリカン
型刈取装置4b、刈取穀稈を後方に搬送する搬送装置4
cを備える刈取部4のフレーム4dの基端部を機体横向
きの軸芯まわりで回動自在に連結するとともに、リフト
シリンダ5によって刈取部フレーム4dを上下に揺動操
作して刈取部4を昇降操作するように構成し、前記搬送
装置4cからの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置6及び
脱穀粒を貯留する穀粒タンク7を前記走行機体に設け
て、稲・麦などの穀物を収穫するようにコンバインを構
成してある。
【0019】図2、図3、図4 などに示すように、前記
左右一対のクローラ式走行装置1それぞれのクローラベ
ルト1aのループ内の前部に、クローラ駆動スプロケッ
ト1bに出力軸31が直結している静油圧式無段変速装
置9を設け、前記左側の無段変速装置9の入力側に下端
側が連結し、上端側が走行機体の機体フレーム3によっ
て支持されている機体上下向きのチェーン伝動ケース1
0と、前記右側の無段変速装置9の入力側に下端側が連
結し、上端側が走行機体の機体フレーム3によって支持
されいている機体上下向きのチェーン伝動ケース10
と、前記両チェーン伝動ケース10の入力チェーンスプ
ロケット11にわたって取付けた1本の機体横向きの回
転伝動軸12と、この回転伝動軸12の中間部に一体回
動自在に連結しているベルトプーリ13aを備えている
ベルト式伝動機構13とを介し、前記両無段変速装置9
の入力軸21を前記原動部に位置するエンジン14の出
力軸14aに連動させてある。
【0020】すなわち、エンジン14からベルト伝動機
構13、回転伝動軸12、チェーン伝動ケース10の内
部に位置するチェーン伝動機構を介して伝達される駆動
力によって左右の無段変速装置9を駆動し、この左右の
無段変速装置9によって左右のクローラ式走行装置1を
各別に駆動するように構成し、運転部に設けてある操向
操作具によって左右の無段変速装置9を各別に伝動停止
の中立状態とか前進側や後進側に切り換え操作するとと
もに前進側及び後進側で無段階に変速操作し、左右の走
行装置1を共に停止させて機体走行を停止させたり、左
右の走行装置1を同一の駆動方向に同一の駆動速度で駆
動して機体を直進走行するように操作するとか、左右の
走行装置1を異なる駆動方向に駆動したり異なる駆動速
度で駆動して機体を向き変化させたり旋回させるべく操
向操作するようにしてある。
【0021】図4に示すように、前記左右の静油圧式無
段変速装置9のそれぞれは、前記入力軸21を備えてい
るアキシァル形プランジャポンプで成る可変容量形の油
圧ポンプ20と、この油圧ポンプ20のポンプケーシン
グ22と一端側どうしが連結しているモータケーシング
32、及び、油圧ポンプ20の入力軸21と同芯軸に一
直線状に並んでいる前記出力軸31を備えているアキシ
ァル形プランジャモータで成る油圧モータ30とによっ
て構成してある。
【0022】さらに詳述すると、軸支部23aを一端側
に備えたケーシング本体23と、このケーシング本体2
3の軸支部側とは反対側に連結しているポートブロック
24とによってポンプケーシング22を構成し、ポート
ブロック24の中央部に貫通孔を形成して設けた軸支部
24aと、前記ケーシング本体23の前記軸支部23a
とにわたって前記入力軸21を回動自在に取付け、プラ
ンジャ25を周部の複数箇所に摺動自在に備えていると
ともに入力軸21に外嵌しているシリンダブロック26
を、入力軸21のブロック連結部21aにスプライン噛
合いによって一体回動自在に連結し、前記複数本のプラ
ンジャ25それぞれの端部をスリッパ27を介してカム
面28aで支持するとともに入力軸21に相対回動自在
に外嵌している斜板28を、ケーシング本体23の内面
側に連結ボルト29aによって固定されているガイドブ
ロック29のガイド面29bによって受け止め支持させ
るとともにこのガイド面29bに沿わせて傾斜操作でき
るように構成して、前記油圧ポンプ20を構成してあ
る。
【0023】軸支部33aを一端側に備えたケーシング
本体33と、このケーシング本体33の軸支部側とは反
対側に連結している前記ポートブロック24とによって
モータケーシング32を構成し、ポートブロック24の
前記軸支部24aと、前記ケーシング本体33の前記軸
支部33aとにわたって前記出力軸31を回動自在に取
付け、プランジャ35を周部の複数箇所に摺動自在に備
えているとともに出力軸31に外嵌しているシリンダブ
ロック36を、出力軸31のブロック連結部31aにス
プライン噛合いによって一体回動自在に連結し、前記複
数本のプランジャ35それぞれの端部をスリッパ37を
介してカム面38aで支持するとともに出力軸31に外
嵌しているカムブロック38を連結ボルト38bによっ
てケーシング本体33の内面側に固定して、前記油圧モ
ータ30を構成してある。
【0024】図4及び図5に示すように、前記ポートブ
ロック24の中央部に、前記入力軸21の軸芯に沿う方
向視で円弧形をなし、かつ、前記入力軸21及び前記出
力軸31の軸芯に沿う方向に貫通する2個の貫通孔を形
成して2個の油路40を設け、油圧ポンプ20のシリン
ダブロック26にこのシリダブロック26の回転位置に
よって吸込み口になったり吐出し口になるように設けて
ある吸排口26aと、油圧モータ30のシリンダブロッ
ク36にこのシリダブロック36の回転位置によって吸
込み口になったり吐出し口になるように設けてある吸排
口36aとが、ポートブロック24と各シリンダブロッ
ク26,36との間に位置する弁板41の油路41a
と、ポートブロック24の前記油路40とによって接続
されるように構成してある。
【0025】油圧モータ30のシリンダブロック36に
前記プランジャ35が摺動自在に入り込むように設けて
ある各プランジャ室36bを、プランジャ35が単位ス
トロークを入り込むことによってQm(cc)の油を押
し出すように構成し、油圧ポンプ20のシリンダブロッ
ク26に前記プランジャ25が摺動自在に入り込むよう
に設けてある各プランジャ室26bを、プランジャ25
が単位ストロークを入り込むことによってQp(cc)
の油を押し出すように構成してある。すなわち、油圧モ
ータ30は、押出し容積Qm(cc/rev)を備え、
油圧ポンプ20は、押出し容積Qp(cc/rev)を
備えるように構成してある。そして、油圧ポンプ20の
回転速度の割には油圧モータ30の回転速度が遅くなる
ように、油圧モータ30の押出し容積Qm(cc/re
v)を油圧ポンプ20の押出し容積Qp(cc/re
v)より大にしてある。
【0026】〔別実施形態〕本発明による静油圧式無段
変速装置9は、コンバインの他、人参や玉ねぎなど各種
の農作物を収穫対象とする農作業車や、運搬車などに装
備する無段変速装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】走行装置駆動構造の側面図
【図3】走行装置駆動構造の正面図
【図4】静油圧式無段変速装置の断面図
【図5】弁板及びポートブロックの斜視図
【符号の説明】
20 油圧ポンプ 21 入力軸 22 油圧ポンプのケーシング 24 ポートブロック 30 油圧モータ 31 出力軸 32 油圧モータのケーシング 40 油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプのケーシングと、油圧モータ
    のケーシングとを連結状態で備え、油圧ポンプの入力軸
    と、油圧モータの出力軸とを同芯軸に並んだ状態で備え
    ている静油圧式無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧ポンプと前記油圧モータとを接
    続する油路が、ポートブロックを油圧ポンプの入力軸芯
    及び油圧モータの出力軸芯に沿う方向に貫通している請
    求項1 記載の静油圧式無段変速装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧モータの押出し容積が前記油圧
    ポンプのそれより大である請求項1又は2記載の静油圧
    式無段変速装置。
JP2001215175A 2001-07-16 2001-07-16 静油圧式無段変速装置 Pending JP2003028270A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102151853A (zh) * 2011-04-28 2011-08-17 哈尔滨工业大学 一种立式超精密液体静压电主轴系统
JP2013221588A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd 油圧式無段変速装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102151853A (zh) * 2011-04-28 2011-08-17 哈尔滨工业大学 一种立式超精密液体静压电主轴系统
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