JP2001241516A - 作業車両の走行装置 - Google Patents
作業車両の走行装置Info
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Abstract
れた走行駆動軸間に大幅な減速を行う左右の遊星歯車装
置を設ける構成の走行装置において、走行装置の構造を
単純とする。 【解決手段】 左右の遊星歯車装置における左右の太陽
歯車を、主駆動軸40の外周面上に互いに一体に連ねて
形成した歯形40aにより構成し、主駆動軸上の入力歯
車63を、該歯形を用いて主駆動軸上に嵌着した。
Description
業車両の走行装置、特に主駆動軸の回転を減速して左右
の走行駆動軸に対し伝達する左右の遊星歯車装置を備え
た走行装置に、関するものである。
軸と左右の走行駆動軸間に、主駆動軸の回転を大幅に減
速して左右の走行駆動軸に対し伝達するための左右の遊
星歯車装置であってその各太陽歯車を主駆動軸に固定し
てある遊星歯車装置を設けてある、作業車両の走行装置
において従来は、上記した入力歯車と左右の太陽歯車と
を互いに別々の手段を用いて主駆動軸に固定して来てい
る。
を、単一の加工による手段によって主駆動軸上に固定設
置することとして、上記タイプの走行装置の構造を単純
化しよとするものである。
変速駆動される入力歯車(63)を嵌着してある主駆動
軸(40)、該主駆動軸の左右に主駆動軸と同心状に配
置された左右の走行駆動軸(37L,37R)、及び上
記主駆動軸の回転を減速して該左右の走行駆動軸に対し
伝達するための左右の遊星歯車装置(41L,41R)
であって、それぞれが主駆動軸上に固定設置された太陽
歯車(67)、該太陽歯車の外周側に配置され内歯々車
(68)を形成するリング部材(71)、各走行駆動軸
に固定したキャリア(69)に回転可能に軸支され太陽
歯車及び内歯々車に対し噛合わされている複数個の遊星
歯車(70)を備えた左右の遊星歯車装置(41L,4
1R)、を備えた走行装置であって、上記左右の遊星歯
車装置(41L,41R)における左右の太陽歯車(6
7)を、上記主駆動軸(40)の外周面上に互いに一体
に連ねて形成した歯形(40a)により構成すると共
に、上記入力歯車(63)を、該歯形(40a)を用い
て主駆動軸上に嵌着してあるものに、構成される。
歯形40aを主駆動軸40に、互いに一体に連ねて形成
し、この歯形40aを利用して入力歯車63を該主駆動
軸40に嵌着しているから、左右の太陽歯車67が主駆
動軸40上の入力歯車63のための支持手段と共に、主
駆動軸についての単一の加工によって与えられることに
なって、主駆動軸と左右の走行駆動軸間に大幅な減速を
得させる左右の遊星歯車装置41L,41Rを設ける走
行装置の構造を単純とする。
装置(28)を設け、この可逆転無段変速装置を前記入
力歯車(63)に対し、該入力歯車を変速駆動するよう
に連動連結する(請求項2)。この構成に加えてさら
に、前記可逆転無段変速装置(28)を前記入力歯車
(63)に対し、有段変速装置(52)を介して連動連
結するのが好ましい(請求項3)。可逆転無段変速装置
として好ましいものは、可変容積形の油圧ポンプと定容
積形の油圧モータとを備えた油圧伝動装置であり、この
可逆転無段変速装置ないし油圧伝動装置によって主駆動
軸を正逆無段に変速駆動できる。有段変速装置を設ける
構造では、可逆転無段変速装置ないし油圧伝動装置を出
力回転が安定となる比較的高速域で変速制御させ、有段
変速装置によって変速域をさらに、例えば比較的高速の
回転を与える路上走行変速域と比較的低速の回転を与え
る作業時走行変速域とに区分するように、車速制御を行
える。
備したコンバインを示している。図示コンバインは通例
のように左右のクローラ1により走行駆動され、機体前
方の刈取部2で植立穀稈を刈取り、刈取られた穀稈につ
いて機体上の脱穀部3で脱穀して、穀粒は機体上の穀粒
タンク4に収納し、排わらは機体後方の排わら処理装置
(集束、結束、カッター装置又はその切替え式組合せ)
5により処理するものとされている。エンジン6は機体
中寄りに設置され、該エンジンから入力伝動を受けるト
ランスミッション7が、エンジン6の前下方位置に配置
されている。エンジン6の上前方側に座席8を備える操
縦部9が配置されている。この操縦部9は車両操行用の
ステアリングホイール10、車速制御用の主変速レバー
11及び副変速レバー12、駐車ブレーキレバー13等
を備える。図2において14はクローラ駆動輪15を装
備する車軸、16は刈刃、17は穀粒タンク4から穀粒
を搬出するための揚穀装置である。
示し、図4,5がその主な内部構造を示している。これ
らの図に示すようにトランスミッション7は下方側に左
右のケース半部19a,19bから成るミッションケー
ス19を備え、右ケース半部19bの上部側面に上方向
きに突出する略L字形の厚手のプレート部材20を装着
し、このプレート部材20の左側面上半部に角形のハウ
ジング21を、また右側面に該側面の全体にまたがるL
字形のハウジング22を、それぞれ装着してなるケーシ
ング構造を有する。図5に示すようにハウジング21,
22とプレート部材20を貫通する入力軸23を設けて
あり、図1−3に示すように該入力軸23にハウジング
21外で入力プーリ24を嵌着して、エンジン6の出力
プーリ6aからベルト25によって入力軸23への入力
伝動を行ってある。図3,4に示すように左右の前記車
軸14は左右のケース半部19a,19b内から、該ケ
ース半部に取付けた左右のアクスルケース26内を通し
て左右に突出させてある。
軸とする油圧ポンプ29,33を、プレート部材20の
上半部左面及び右面に装着してハウジング21,22内
に設置すると共に、ミッションケース19内に突入させ
た出力軸31,35を備える油圧モータ30,34を、
プレート部材20の下半部右面に装着してハウジング2
2内に設置している。各油圧ポンプ29,33は斜板2
9a,33aの傾角を変更調節して油吐出量と吐出方向
を変更自在である可変容積形のものに構成されており、
斜板29a,33aを傾動操作するための制御アーム2
9b,33bは図3に示すように、ハウジング21,2
2外で斜板支軸に取付けられている。油圧ポンプ29と
定容積形の油圧モータ30とを流体接続して図1に示す
第1の油圧伝動装置28が構成されており、また油圧ポ
ンプ33と定容積形の油圧モータ34とを流体接続して
図1に示す第2の油圧伝動装置32が構成されている。
なお各油圧ポンプ29,33と各油圧モータ30,34
間を接続する油路、及び各油圧伝動装置28,32に付
設のバルブ類は、プレート部材20内に設けてある。
9内の下方位置で互いに同心配置した左右の走行駆動軸
37L,37Rを設けてあり、左右の各走行駆動軸37
L,37Rを左右の各歯車38,39減速機構によって
左右の各車軸14に対し接続してある。左右の走行駆動
軸37L,37R間にはこれらの軸と同心配置の主駆動
軸40を配置してあり、この主駆動軸40の回転を左右
の遊星歯車装置41L,41Rによって減速して、左右
の走行駆動軸37L,37Rに対し伝達することとされ
ている。
行駆動軸37L,37Rに対し、出力軸31から主駆動
軸40と左右の遊星歯車装置41L,41Rを介して動
力を伝達して車両を変速駆動するためのものとされ、ま
た第2の油圧伝動装置32は左右の走行駆動軸37L,
37Rに対し選択的に、出力軸35により左右の遊星歯
車装置41L,41Rを利用し互いに逆方向の付加回転
を付与し、もって左右の走行駆動軸37L,37Rに対
し回転数差を与えて車両を旋回させるためのものとされ
ている。第1の油圧伝動装置28のポンプ斜板操作用の
制御アーム29bは図2に示す前記主変速レバー11に
よって操作されるものとされ、第2の油圧伝動装置32
のポンプ斜板操作用の制御アーム33bは図2に示す前
記ステアリングホイール10によって操作されるものと
されている。
駆動軸40間の伝動機構は図1,4に示してあり、これ
らの軸31,40に平行するクラッチ軸43、中間軸4
4及び副変速軸45を有する。クラッチ軸43は出力軸
31に対し、出力軸31上の出力歯車46をクラッチ軸
43上の歯車47に対し噛合せて出力軸31に対し接続
されている。クラッチ軸43上には歯車48を遊嵌設置
して中間軸44上に固定設置の歯車49に対し噛合せて
あり、歯車48を選択的にクラッチ軸43に対し結合す
るためのクラッチ50が、クラッチ軸43上に設置され
ている。このクラッチ50はクラッチ軸43上に固定設
置したクラッチシリンダ50aと歯車48のボス部とに
それぞれ摺動のみ自在に支持させた複数枚宛の摩擦エレ
メントを、ピストン50bの押圧作用で摩擦係合させて
クラッチ入りを得る油圧多板式のものに、構成されてい
る。クラッチ50を入切制御する切換弁(図示せず)は
車両のステップに装備された、図2に図示のクラッチペ
ダル100に対し、該ペダル100を踏込むとクラッチ
50が切られるように接続してある。
副変速装置52を、配設してある。この副変速装置52
は中間軸44上に摺動のみ自在に設置したシフト歯車5
3、中間軸44上に遊嵌設置した2個の歯車54,5
5、副変速軸45上に固定設置されシフト歯車53を噛
合せ可能である歯車56、及び副変速軸45上に固定設
置され歯車54,55に対し噛合せてある2個の歯車5
7,58を、備える。シフト歯車53はその両側に設け
たクラッチ爪を歯車54,55に設けたクラッチ爪に対
し噛合せて、歯車54,55を中間軸44に対し選択的
に結合可能であるものに構成されている。以上により副
変速装置52は中間軸44により副変速軸45を、歯車
54,57列を介し駆動する高速変速段(路上走行変速
段)、歯車53,56列を介し駆動する中速変速段(乾
田作業変速段)、及び歯車55,58列を介して駆動す
る低速変速段(湿田作業変速段)の、3段の変速段に切
替え得るものとされている。図7に示すようにミッショ
ンケース19の側壁を貫通させてある回転操作軸59に
よりスライド操作されてシフト歯車53をシフトさせる
シフトフォーク60を設けてあり、操作軸59の外端に
取付けた変速アーム61は、図2に示す前記副変速レバ
ー12に対し接続されている。
歯車58は、主駆動軸40上に固定設置した大径の入力
歯車63に対し噛合せてある。副変速軸45の一端はミ
ッションケース19の左ケース半部19aの外面上に形
成したブレーキケース部内に突入させてあり、該ブレー
キケース部内に副変速軸45を制動するための駐車ブレ
ーキ64を、設けてある。摩擦多板式のものに構成され
カム軸64a及びボール64bを含むカム機構によって
作動せしめられる該ブレーキ64を制動操作するための
カム軸64a外端のブレーキアーム65は、図2に示す
前記駐車ブレーキレバー13に対し接続されている。
11によって正逆転を含め無段に出力回転数を制御され
る第1の油圧伝動装置28と副変速レバー12により3
段に変速制御される副変速装置52とにより変速駆動さ
れるが、この主駆動軸40と左右の走行駆動軸37L,
37R間を接続する左右の遊星歯車装置41L,41R
は、次のようなものに構成されている。
て画いた図8に示すように各遊星歯車装置41L,41
Rは通例のように太陽歯車67、この太陽歯車67の外
周位置に設けた内歯々車68、及びキャリア69に遊転
可能に軸支されて太陽歯車67と内歯々車68とに対し
噛合せてある複数個(3個)の遊星歯車70とを備える
が、先ず左右の太陽歯車67は図9に示すように主駆動
軸40の外周面上に一体に連らねて形成した歯形40a
により構成され、同歯形40aに対応する内歯67aを
入力歯車63の中心穴内周面に形成し内歯67aを歯形
40aに噛合せることにより入力歯車63を主駆動軸4
0上に嵌着してある。入力歯車63の軸線方向位置は、
主駆動軸40に嵌着する両側1対の止輪75により規制
することとしてある。
37L,37Rにスプライン嵌めにより固定して設けて
あり、入力歯車63側に配置のリング69aをスペーサ
69b及びボルト69cを介しキャリア69本体に連結
し、リング69aにより抜止めしたピン69dを設け
て、該ピン69d上に遊星歯車70を遊転自在に設けて
いる。また内歯々車68は通例のように太陽歯車67の
外周側に配置したリング71の内周面に形成してある
が、左右のリング71は、左右の走行駆動軸37L,3
7R上にキャリア69のボス部と1対宛のボールベアリ
ング72を介して遊嵌設置した左右の歯車73に、リン
グ71の内周面に形成した内歯71aと歯車73のボス
部に形成した外歯73aを互いに噛合せることで、相対
回転不能に支持させてある。そしてリング71に挿通し
たピン74を内歯71a及び外歯73aの側面に接当さ
せてリング71の抜止めを行い、もってリング71を、
歯車73に対し放射方向で可動であるように支持してい
る。
右の遊星歯車装置41L,41Rのリング71間には、
図1及び図5,6に示す付加回転伝達機構を設けてあ
る。すなわち出力軸35に平行する中間軸77及びロッ
ク軸78を設け、出力軸35と中間軸77間を歯車7
9,80減速機構により接続すると共に、中間軸77と
ロック軸78間を歯車81,82減速機構により接続し
ている。そしてロック軸78と左右のリング71間は前
記した左右の歯車73を利用して、ロック軸78により
左右のリング71が互いに逆方向に等速で回転せしめら
れるように接続している。すなわち左側のリング71と
一体回転する歯車73に対しては歯車82と一体形成し
てロック軸78に嵌着した歯車83を噛合せ、また右側
のリング71と一体回転する歯車73に対してはロック
軸78に嵌着した歯車84を、ケース半部19bに支持
させたアイドラ軸85上のアイドラ歯車86を介して噛
合せ、且つ、左側の歯車83,73列の減速比と右側の
歯車84,86,73の減速比とを等しく設定してい
る。
軸35と左右の遊星歯車装置41L,41Rの左右のリ
ング71間に配設された歯車伝動装置87(図1,5)
は、出力軸35の回転を左右のリング71に対し互いに
回転方向を逆にして伝達するものとなっている。そして
第2の油圧伝動装置32ないしその油圧ポンプ33が中
立状態とされ出力軸35に回転が与えられない場合、左
右のリング71が互いに同方向に等速で回転変位しよう
とするとその回転変位はロック軸78に対し互いに逆方
向に等速で伝えられるからロック軸78は何れの方向に
も回転せず、したがって逆にロック軸78により左右の
リング71が回転不能にロックされることになる。
めには図1,3,11に示すように、ミッションケース
19内から外部に突出させたPTO軸89を設け、この
PTO軸89上に一方向クラッチ90を介してPTOプ
ーリ91を設置し、該プーリ91と刈取部2の入力プー
リ92間にベルト93を巻回している。そして図1,1
1に示すようにミッションケース19内で第1の油圧伝
動装置28の出力軸31とPTO軸89間に中間軸94
を設け、出力軸31上の前記出力歯車46と噛合せた歯
車95を中間軸94上に設けると共に、中間軸94とP
TO軸89間を歯車96,97により減速接続してい
る。上記一方向クラッチ90は出力軸31が車両前進方
向に回転せしめられるときにのみ係合し、プーリ91を
PTO軸89に対し結合するものとされている。図2の
刈取部2からはさらに脱穀部3、排わら処理装置5等へ
駆動力が伝達される。
前後方向での配置は、トランスミッション7を右側から
見て画いた図7に示されている。
じ副変速レバー12により図1,4に図示の副変速装置
52に路上走行時には高速、乾田作業時には中速、湿田
作業時には低速の変速段を選択セットし、主変速レバー
11により図1及び図4,5に図示の第1の油圧伝動装
置28のポンプ斜板29aを操作し進行方向の制御を含
め車速を無段に変更制御して、走行せしめられる。車両
の直進時にはステアリングホイール10による図1,5
に図示の第2の油圧伝動装置32のポンプ斜板33a操
作は行われず、同油圧伝動装置32は中立状態に維持さ
れ、このとき前述したように左右の遊星歯車装置41
L,41Rのリング71はロック軸78により回転変位
不能に拘束されている。
装置41L,41Rを模式的に示している。第1の油圧
伝動装置28の油圧モータ30が正転している状態では
太陽歯車67が矢印A方向に回転し、これにより各遊星
歯車70が矢印B方向に自転しつつ矢印C方向に、図1
0では図示省略のキャリア69を回転させつつ公転す
る。この場合にキャリア69及び各走行駆動軸37L,
37Rに与えられる回転数Rは、太陽歯車67の回転数
を1とし、太陽歯車67の歯数をN1、内歯々車68の
歯数をN2とすると、 R=N1 /(N1 +N2 ) で与えられるから、歯数N2を適当に設定しておくこと
で大幅な減速が得られる。油圧モータ30の逆転時には
回転方向が逆になるのみで、上記したのと事情は等し
い。
を回動操作し第2の油圧伝動装置32の油圧モータ34
を正転方向に回転させるときは図1,5に示す歯車伝動
装置87により、左側の歯車83,73列を介し左側の
遊星歯車装置41Lのリング71には矢印D1方向の回
転が与えられ、また右側の歯車84,86,73列を介
し右側の遊星歯車装置41Rのリング71には矢印D2
方向の回転が与えられる。左側のリング71の矢印D1
方向への回転によってはその回転速度分だけ遊星歯車7
0の矢印C方向への回転数、したがって左側キャリア6
9及び走行駆動軸37Lの回転数が減少され、逆に右側
のリング71の矢印D2方向への回転によってはその回
転速度分だけ遊星歯車70の矢印C方向への回転数、し
たがって右側キャリア69及び走行駆動軸37Rの回転
数が増加される。したがって車両は左旋回せしめられ、
その旋回半径はステアリングホイール10の操作量を加
減し油圧モータ34の回転数を制御することによって、
自在に選択できる。車両前進中の右旋回、後進中の左又
は右旋回も類似して得ることができる。
支持させたリング71の軸線方向への抜止めを図8のピ
ン74により得て、リング71を放射方向で可動に支持
していることによっては、何れかの遊星歯車70が内歯
々車68に対し偏心した状態で噛合いすることがリング
71の放射方向での逃げにより防止され、複数遊星歯車
70に動力が等配分されて歯車の損傷とか遊星歯車装置
での振動、騒音の発生とかが無くされる。
いる間、PTO軸89による車両の前進速度に同調した
回転を受けて、圃場の穀稈列を刈り取り、脱穀部3へ送
り込む。ここで、穀稈列の末端を刈り終えるとオペレー
タはクラッチペダル100を踏み込んで前記クラッチ5
0を切って車両を一旦停止させるも、出力軸31の前進
方向への回転出力は継続しておりPTO軸89は刈取部
2を駆動し続けるため、刈取穀稈を常に脱穀部へ送り込
むことができる。そして、オペレータは踏み込んだクラ
ッチペダル100を解放してクラッチ50を接続すると
共に、前記ステアリングホイール10を所定量回動操作
することにより車両を旋回させて刈取部2をその隣の未
刈側穀稈列に合わせる。
様)における動力等配分のためのリング71の支持機構
の他例を示しており、前述の場合同様に走行駆動軸37
Lにキャリア69のボス部と1対のボールベアリング7
2を介し支承させた歯車73にリング71を支持させる
構造において、リング71に挿通したピン174を歯車
73のボス部の穴に嵌合している。本実施例ではリング
71の軸線方向変位がピン174により直接に阻止され
つつ、ピン174上でリング71が放射方向に変位でき
ることになっている。
ング71の外周面に一体形成すると共に、該リング71
を内周側でキャリア69のボス部及びボールベアリング
172を介して各走行駆動軸37L,37Rに支承させ
る一方、外周側でボールベアリング99を介してミッシ
ョンケース19にも支持させて、歯車73を備えるリン
グ71の安定支持を図っている。なお本実施例でもリン
グ71と歯車73を切離して形成し、リング71を歯車
73に、放射方向での変位可能に支持させるようにして
もよい。
段変速装置としてそれぞれ、ポンプ斜板29a,33a
の傾角制御により無段変速を得る油圧伝動装置28,3
2を用いたが、この発明は勿論、第1及び第2の可逆転
無段変速装置のうちの一者又は両者を、前述したような
摩擦機械式等の可逆転無段変速装置として実施すること
も可能である。
る伝動機構を示す機構図である。
ンの外観を示す概略斜視図である。
である。
部省略、一部展開縦断背面図である。
ある。
置を示す側面図である。
解斜視図である。
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 変速駆動される入力歯車(63)を嵌着
してある主駆動軸(40)、 該主駆動軸の左右に主駆動軸と同心状に配置された左右
の走行駆動軸(37L,37R)、及び上記主駆動軸の
回転を減速して該左右の走行駆動軸に対し伝達するため
の左右の遊星歯車装置(41L,41R)であって、そ
れぞれが主駆動軸上に固定設置された太陽歯車(6
7)、該太陽歯車の外周側に配置され内歯々車(68)
を形成するリング部材(71)、各走行駆動軸に固定し
たキャリア(69)に回転可能に軸支され太陽歯車及び
内歯々車に対し噛合わされている複数個の遊星歯車(7
0)を備えた左右の遊星歯車装置(41L,41R)、
を備えた作業車両の走行装置であって、 上記左右の遊星歯車装置(41L,41R)における左
右の太陽歯車(67)を、上記主駆動軸(40)の外周
面上に互いに一体に連ねて形成した歯形(40a)によ
り構成すると共に、上記入力歯車(63)を、該歯形
(40a)を用いて主駆動軸上に嵌着してある作業車両
の走行装置。 - 【請求項2】 可逆転無段変速装置(28)を設け、こ
の可逆転無段変速装置を前記入力歯車(63)に対し、
該入力歯車を変速駆動するように連動連結してある請求
項1の走行装置。 - 【請求項3】 前記可逆転無段変速装置(28)を前記
入力歯車(63)に対し、有段変速装置(52)を介し
て連動連結してある請求項2の走行装置。
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2001
- 2001-02-05 JP JP2001027609A patent/JP3507446B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2006205948A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Yanmar Co Ltd | 作業車両のトランスミッション |
JP2020507297A (ja) * | 2017-01-20 | 2020-03-05 | ナスケム カンパニー リミテッド | 携帯用自家発電装置及びこれを備えるモジュール |
JP2022553719A (ja) * | 2019-10-25 | 2022-12-26 | ビーワイディー カンパニー リミテッド | クラッチ機構、ステアリングシステム及び自動車 |
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