JP3926243B2 - 芝刈り機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンからの駆動力を伝動ケースによって左右一対の静油圧式無段変速装置に分岐させて伝達するとともに、前記左右一対の静油圧式無段変速装置の出力を左右一対の減速伝動機構によって左右走行装置に各別に減速して伝達するように構成してある芝刈り機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記芝刈り機は、左右一対の静油圧式無段変速装置を各別に変速操作することにより、左右走行装置の駆動速度や駆動方向が相違して車体の操向操作が行なえるものである。この種の芝刈り機として、従来、たとえば特許文献1に示されるものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−67721号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記芝刈り機においては、静油圧式無段変速装置の入力回転速度が低速になると無段変速装置に駆動不良が発生することから、無段変速装置には、所要回転速度より低下することがない駆動力を入力するように構成する必要がある。また、無段変速装置が最高速度の伝動状態に変速操作されても、走行装置には必要なものとして設定した駆動トルクで動力伝達されるように構成する必要がある。このため、減速伝動機構に所要の減速伝動比を具備させ、無段変速装置の入力回転速度を所要回転速度にしながら走行装置に所要トルクの駆動トルクを伝達させる伝動を減速伝動機構による減速伝動のみで実現化すると、減速伝動機構の減速伝動比を大にする必要が生じていた。すると、減速伝動機構における伝動ギヤが大径化するとかギヤ列が多くなるなど、減速伝動機構が大型化していた。
【0005】
本発明の目的は、無段変速装置も走行装置も所要の回転速度や駆動トルクの駆動力で駆動しながら減速伝動機構を小型化できる芝刈り機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0007】
〔構成〕
エンジンからの駆動力を伝動ケースによって左右一対の静油圧式無段変速装置に分岐させて伝達するとともに、前記左右一対の静油圧式無段変速装置の出力を左右一対の減速伝動機構によって左右走行装置に各別に減速して伝達するように構成してある芝刈り機において、前記左右一対の静油圧式無段変速装置を、変速域の全体において油圧ポンプの一回転当たりの吐出油量が油圧モータの一回転当たりの排出油量より小である状態で駆動されるように構成し、
前記左右一対の静油圧式無段変速装置に、前記油圧ポンプの入力軸と前記油圧モータの出力軸とを互いに平行に位置し合う配置で備え、さらに、前記入力軸の前記油圧ポンプに対して前記減速伝動機構が位置する側とは反対側に位置する部位に支持作用する軸受を前記油圧ポンプから離れて前記伝動ケースに入り込んだ配置で備えてある。
【0008】
〔作用〕
静油圧式無段変速装置を、変速域の全体において油圧ポンプの一回転当たりの吐出油量が油圧モータの一回転当たりの排出油量より小である状態で駆動されるように構成してあるから、この無段変速装置を最高速度の伝動状態に変速操作した場合でも、無段変速装置の出力速度が入力速度の割には低速になる。これにより、減速伝動機構に減速比が比較的小の減速伝動比を具備させても、静油圧式無段変速装置には回転数不足のない駆動力が入力されながら、無段変速装置を如何なる速度状態に変速操作しても、走行装置にはトルク不足のない駆動トルクで駆動力が伝達される伝動を行なわせられる。
【0009】
〔効果〕
従って、無段変速装置に回転数不足のない駆動力が入力されて無段変速装置の駆動が強固に行なわれるようにでき、かつ、無段変速装置を如何なる速度状態に変速操作しても走行装置にトルク不足のない駆動力が伝達されて走行装置が強固に駆動されるようにできる。その割には、減速伝動機構として減速伝動比が小さくて軽量かつコンパクトなものを採用して車体の地上高さや重心高さを低くし、傾斜や凹凸が多いとか激しい作業箇所であっても、安定良くかつスムーズに走行して能率よく芝刈り作業できる。
【0010】
請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0011】
〔構成〕
請求項1による発明の構成において、前記左右一対の減速伝動機構に、前記静油圧式無段変速装置の出力軸にギヤ形成加工を施して一体回転自在に設けた入力ギヤを備えてあるとともに、前記入力ギヤにブレーキディスクを一体回転自在に係合させてある。
【0012】
〔作用〕
減速伝動機構に、静油圧式無段変速装置の出力軸にギヤ形成加工を施して一体回転自在に設けた入力ギヤを備えてあるとともに、入力ギヤにブレーキディスクを一体回転自在に係合させてあるから、出力軸が減速伝動機構の入力ギヤ、及び、ブレーキディスクの支持部材になっている。これにより、特別な入力ギヤやブレーキディスク支持部材を必要とすることなく減速伝動機構及びブレーキを得られる。また、走行装置に対するブレーキが減速伝動機構の出力ギヤを介して効率よく掛かり、ブレーキディスクとして小径なものを採用しながら強固にブレーキを掛けられる。
【0013】
〔効果〕
従って、出力軸を入力ギヤ及びブレーキディスク支持部材を構成する部材に利用して減速伝動機構及びブレーキを構造簡単かつコンパクトに得られる。さらに、小径なブレーキディスクを採用してこの面からもコンパクトに得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1、図2に示すように、左右一対のキャスタ車輪で成る前車輪1と左右一対の駆動自在な後車輪2によって自走し、車体後端部に位置するエンジン3を有した原動部、この原動部の前側に位置する運転座席4を有した運転部、運転座席4の後側近くに位置する転倒保護枠5のそれぞれが装備された自走車体の車体フレーム10の前後輪間に、リンク機構6を介して芝刈り装置7を連結して、乗用型芝刈り機を構成してある。
【0015】
この芝刈り機は、運転座席4の下方に位置する単動形のリフトシリンダ8により、リンク機構6を車体フレーム10に対して上下に揺動操作して、芝刈り装置7をモーアデッキ7aの前後側に位置するゲージ輪7bが接地した下降作業位置と、ゲージ輪7bが地面上から浮上した上昇非作業位置とに昇降操作し、芝刈り装置7を下降作業位置にして車体を走行させると、芝刈り装置7がモーアデッキ7aの内部の車体横方向に並ぶ複数箇所において前記エンジン3からの駆動力で車体上下方向の軸芯まわりで回動するブレード(図示せず)によって芝を刈り取り、刈り芝をモーアデッキ7aの横一端側の排出口7cから放出していくものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
【0016】
図3、図4に示すように、車体フレーム10は、左右一対の車体前後向きの車体メインフレーム11、左右の車体メインフレーム11の前端部どうしにわたって連結している前フレーム12、左右の車体メインフレーム11の中間部どうしにわたって連結している走行及び作業用の伝動装置13、左右の車体メインフレーム11の後端部どうしにわたって連結している後フレーム14、前記前フレーム12と前記伝動装置13の間で左右の車体メインフレーム11どうしを連結している連結フレーム15を備えて構成してある。左右の車体メインフレーム11のいずれもは、前記前連結フレーム12に前端部が連結し、後端部が前記伝動装置13に連結している前車体フレーム部16、及び、前記伝動装置13に前端部が連結し、後端部が前記後連結フレーム14に連結している後車体フレーム部17を備えて構成してある。
【0017】
左右前輪1は、前記前フレーム12が備えている前輪支持部12aに中間部が車体前後向きの軸芯まわりで回動自在に連結している一本の前輪支持杆18の遊端部に支持させてある。左右後輪2は、前記伝動装置13が備えている後車軸2aに支持させてある。前記リンク機構6は、左右の車体メインフレーム11の前記前車体フレーム部16どうしにわたって支持させてある。運転座席4は、前記左右の前車体フレーム部16の後端側どうしにわたって連結している図4の如き座席支持フレーム19に支持させてある。前記エンジン3は、車体メインフレーム11の前記後車体フレーム部17と後連結フレーム14にわたって連結している図3の如きエンジン搭載フレーム3aに支持させてある。
【0018】
図5に示すように、前記転倒保護枠5は、車体フレーム10の両横側に固定されている下部枠5aと、この左右一対の下部枠5aの上端部どうしにわたって起立使用姿勢と、倒伏格納姿勢とに切り換え自在に支持させてある上部枠5bと、左右の下部枠5aの中間部どうしを連結している連結枠5cとによって連結してある。
【0019】
前記伝動装置13は、図6、図7に示すように、上端側で入力軸31が車体後方向きに突出している伝動ケース30、この伝動ケース30の上端側の両横側部にケーシング41の一方の横側部が連結している無段変速装置40、前記左側の無段変速装置40の車体横外側の横側部に上端側が連結し、下端側で前記左後車軸2aを回転自在に支持している減速伝動ケース50、前記右側の無段変速装置40の車体横外側の横側部に上端側が連結し、下端側で前記右後車軸2aを回転自在に支持している減速伝動ケース50を備えて構成してある。
【0020】
図7に示すように、前記伝動ケース30の前記入力軸31は、回転軸21によってエンジン3の出力軸3aに連動させてある。前記伝動ケース30の内部に、車体横向きの1本の筒軸型の走行用分岐伝動軸32、及び、この走行用分岐伝動軸32に対して前記入力軸31から動力伝達するギヤ機構33を設けてある。伝動ケース30の下端側に車体前後向きの作業用出力軸34を支持させ、この作業用出力軸34に対して前記入力軸31から動力伝達するギヤ利用の作業用伝動機構35を伝動ケース30の内部に設けてある。前記作業用出力軸34は、図1の如く回転軸22により芝刈り装置7のモーアデッキ7aの上面側に位置している入力軸7dに連動させてある。
【0021】
図6、図7に示すように、前記左右の無段変速装置40のいずれもは、前記伝動ケース30の横側部に車体内側の横側部が連結しているケーシング本体41aとこのケーシング本体41aの車体横外側の横側部に連結しているポートブロック42とで成る前記ケーシング41の内部に、可変容量形のアキシャル形プランジャポンプ43、及び、定容量形のアキシャル形プランジャモータ44を設けるとともに、このポンプ43とモータ44のポートどうしを、前記ポートブロック42の内部に設けた油路(図示せず)で連通させることによって構成してある。すなわち、ポンプ43からの圧油によってモータ44を駆動するように静油圧式無段変速装置に構成してある。これにより、左右いずれの無段変速装置40も、ポンプ43の斜板角を変更することにより、ポンプ43の入力軸で成る入力軸45の駆動力を前進側の駆動力に変換して、かつ、無段階に変速してモータ44の出力軸で成る出力軸46から出力するように前進伝動状態になるとか、入力軸45の駆動力を後進側の駆動力に変換して、かつ、無段階に変速して出力軸46から出力するように後進伝動状態になるとか、出力軸46からの出力を停止するように中立状態になる。
左側の無段変速装置40の入力軸45は、伝動ケース30の前記走行用分岐伝動軸32の一端側に、右側の無段変速装置40の入力軸45は、前記走行用分岐伝動軸32の他端側にそれぞれスプライン係合によって一体回転するように連結してある。
左右の無段変速装置40の前記入力軸45は、これのポンプ43に対して減速伝動機構53が位置する側とは反対側に位置する部位で軸受48によって支持されている。前記軸受48は、ポンプ43から伝動ケース30の方に離れ、この伝動ケース30の横側部内に入り込んだ箇所に配置にされている。
【0022】
前記左後輪用の減速伝動ケース50も、前記右後輪用の減速伝動ケース50も、図8に示すように、前記無段変速装置40の前記ポートブロック42の下端側における車体横外側の側面がわに開口側の端部が当接するとともに複数本の連結ボルトで締め付け連結されていて開口50aがポートブロック42で閉じられた状態になっている伝動ケース本体50bと、前記ポートブロック42とによって構成してある。左後輪用の減速伝動ケース50の内部にも、右後輪用の減速伝動ケース50の内部にも、無段変速装置40の前記出力軸46に歯切り加工を施して設けた入力ギヤ51と、この入力ギヤ51に噛合った状態で後車軸2aに対してスプライン係合によって一体回動自在に連結している出力ギヤ52とを備えて構成したギヤ利用の減速伝動機構53を設けてある。減速伝動機構53の入力ギヤ51と出力ギヤ52の間の伝動比を減速伝動比にしてある。
【0023】
これにより、伝動装置13は、エンジン3の出力軸3aから回転軸21によって伝達される駆動力を入力軸31によって伝動ケース30に入力し、この伝動ケース30のギヤ機構33と伝動機構35とによって走行用と作業用とに分岐させる。走行用に分岐させた駆動力は、伝動ケース30の走行用分岐伝動軸32によって左側の無段変速装置40の入力軸45と、右側の無段変速装置40の入力軸45とに分岐させて伝達し、左側の無段変速装置40に伝達した駆動力は、この無段変速装置40によって前進側や後進側の駆動力に変換するとともに前進側においても後進側においても無段階に変換して出力軸46から左側の減速伝動ケース50に入力し、この減速伝動ケース50の減速伝動機構53によって減速して左後車軸2aに伝達することで左後輪2に伝達し、右側の無段変速装置40に伝達した駆動力は、この無段変速装置40によって前進側や後進側の駆動力に変換するとともに前進側においても後進側においても無段階に変換して出力軸46から右側の減速伝動ケース50に入力し、この減速伝動ケース50の減速伝動機構53によって減速して右後車軸2aに伝達することで右後輪2に伝達する。そして、伝動ケース30で作業用に分岐させた駆動力は、作業用出力軸34によって伝動ケース30から車体前方側に出力して回転軸22に伝達することで芝刈り装置7に伝達する。
【0024】
左右いずれの無段変速装置40においても、ケーシング41の上端部の外側に位置する図6の如き変速操作部47の揺動操作によって前記ポンプ43の斜板角を変更操作するように構成し、左側の無段変速装置40の前記変速操作部47は、運転部に位置する図2の如き左右一対の操向レバー23a,23bのうちの左側の操向レバー23aに対して、右側の無段変速装置40の前記変速操作部47は、前記左右一対の操向レバー23a,23bのうちの右側の操向レバー23bに対してそれぞれリンク機構(図示せず)を介して連動させてある。
つまり、左右一対の操向レバー23a,23bを各別に車体前後方向に揺動操作して左右一対の無段変速装置40を各別に変速操作し、左右後輪2を前進側や後進側に同一の駆動速度で駆動することによって車体を直進前進させるとか直進後進させ、左右後輪2を異なる駆動速度で駆動するとか異なる駆動方向に駆動することによって車体の走行方向を変更するようにしてある。
【0025】
図7に示すように、前記伝動ケース30の内部に位置する前記作業用伝動機構35に作業クラッチ36を備えてあり、この作業クラッチ36により、前記入力軸31から前記作業用出力軸34に対する伝動を入り状態と切り状態とに切り換えることによって芝刈り装置7の駆動を入り切りするようにしてある。
【0026】
図8に示すように、前記左右の減速伝動ケース50それぞれに、前記無段変速装置40の前記出力軸46に取り付けた複数枚のブレーキディスク61を備えた走行用ブレーキ60を設けてある。
左右いずれの走行用ブレーキ60も、前記ブレーキディスク61の他に、減速伝動ケース50の支持部54に支持させた複数枚の摩擦プレート62、操作リング63などを備えて構成してある。前記各ブレーキディスク61は、前記出力軸46に外嵌する取り付け孔に設けたスプライン歯の作用により、出力軸46の前記入力ギヤ51に対して摺動するように、かつ、一体回転するように係合している。前記各摩擦プレート62は、前記支持部54に対して出力軸46に沿う方向に摺動するように、かつ、相対回転しないように係合している。
【0027】
すなわち、減速伝動ケース50の外部に位置している操作レバー64が回転支軸64aの軸芯まわりで揺動操作されると、回転支軸64aの端部に一体回転自在に付いている操作カム65が操作リング63を設定回転角だけ回転操作する。すると、操作リング63がカムボール66の作用によってブレーキディスク61の方に摺動操作されてこのブレーキディスク61及び摩擦プレート62を前記支持部54に固定の支持リング67に押し付け操作し、走行用ブレーキ60は、ブレーキディスク61に摩擦制動力を作用させて、この摩擦制動力を入力ギヤ51及び出力ギヤ52を介して後車軸2aに作用させることにより、後車輪2に摩擦ブレーキを掛けるようにブレーキ入りになる。
【0028】
左右いずれの無段変速装置40においても、ポンプ43の各プランジャの容量がモータ44の各プランジャの容量より小になるように容量設定してある。つまり、前進側においても後進側においても、変速操作可能な最低速度から最高速度のいずれの速度の伝動状態に変速操作した場合でも、ポンプ43の一回転当たりの吐出油量がモータ44の一回転当たりの排出油量より小になる状態で駆動されるように構成してある。すなわち、無段変速装置40を最高速度の伝動状態に変速操作した場合でも、無段変速装置40の出力速度が入力速度の割には低速になるようにしてある。
【0029】
つまり、無段変速装置40の入力回転速度が低速になると無段変速装置40に駆動不良が発生することから、無段変速装置40には回転数不足のない駆動力が入力されながら、無段変速装置40を如何なる速度状態に変速操作しても、後輪2にはトルク不足のない駆動トルクで駆動力が伝達される伝動を行なわせる必要がある。この伝動を減速伝動機構53による減速伝動のみで実現化すると、減速伝動機構53の減速伝動比を大にする必要が生じるが、減速伝動機構53に減速比が比較的小の減速伝動比を具備させて減速伝動機構53のコンパクト化を図りながら、その伝動が行なわれるようにしてある。
【0030】
前記左右の車体メインフレーム11それぞれの前記前車体フレーム部16及び前記後車体フレーム部17の前記伝動装置13に対する連結、及び、前記転倒保護枠5の前記左右の下部枠5aの車体フレーム10に対する固定は、図9〜図11に示す如く行なってある。
【0031】
すなわち、前車体フレーム部16の図12の如き後端部16aは、左右の無段変速装置40の一方のポートブロック42の前端側で、このポートブロック42に連結している前記減速伝動ケース本体50bから外れている部分42aの車体横外向きの側面に当て付けて複数本の連結ボルト16bによって締め付け連結してある。後車体フレーム部17の前端部17aは、左右の無段変速装置40の一方のポートブロック42の後端側で、このポートブロック42に連結している前記ケーシング本体41aから外れている部分42bの車体内向きの側面に当て付けて複数本の連結ボルト17bによって締め付け連結してある。
転倒保護枠5の左右の下枠部5aそれぞれの基端側部5dを、前記左右の前車体フレーム部16の一方の後端部16aと車体横方向に重なり合い、かつ、下部枠5aの基端側部5dが前車体フレーム部16より車体内側に位置する状態にして、前記複数本の連結ボルト16bによる前車体フレーム部16との共締めによって前記ポートブロック42の前端部42aに締め付け連結してある。
【0032】
〔別実施形態〕
車輪2に替え、クローラ式走行装置を採用したものにも本発明は適用できる。従って、車輪2、クローラ式走行装置を総称して走行装置2と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用型芝刈り機全体の側面図
【図2】 乗用型芝刈り機全体の平面図
【図3】 車体フレームの平面図
【図4】 車体フレームの側面図
【図5】 転倒保護枠の後面図
【図6】 伝動装置の一部断面状態での後面図
【図7】 伝動装置の概略図
【図8】 無段変速装置及び減速伝動ケースの断面図
【図9】 前車体フレーム部及び後車体フレーム部の連結構造を示す車体外側から見た側面図
【図10】 前車体フレーム部及び後車体フレーム部の連結構造を示す車体内側から見た側面図
【図11】 前車体フレーム部及び後車体フレーム部の連結構造を示す平面図
【図12】 前車体フレームの後端部及び転倒保護枠の基端側部を示す斜視図
【符号の説明】
2 走行装置
3 エンジン
30 伝動ケース
40 静油圧式無段変速装置
43 静油圧式無段変速装置の油圧ポンプ
44 静油圧式無段変速装置の油圧モータ
45 入力軸
46 静油圧式無段変速装置の出力軸
48 軸受
51 減速伝動機構の入力ギヤ
53 減速伝動機構
61 ブレーキディスク
Claims (2)
- エンジンからの駆動力を伝動ケースによって左右一対の静油圧式無段変速装置に分岐させて伝達するとともに、前記左右一対の静油圧式無段変速装置の出力を左右一対の減速伝動機構によって左右走行装置に各別に減速して伝達するように構成してある芝刈り機であって、
前記左右一対の静油圧式無段変速装置を、変速域の全体において油圧ポンプの一回転当たりの吐出油量が油圧モータの一回転当たりの排出油量より小である状態で駆動されるように構成し、
前記左右一対の静油圧式無段変速装置に、前記油圧ポンプの入力軸と前記油圧モータの出力軸とを互いに平行に位置し合う配置で備え、さらに、前記入力軸の前記油圧ポンプに対して前記減速伝動機構が位置する側とは反対側に位置する部位に支持作用する軸受を前記油圧ポンプから離れて前記伝動ケースに入り込んだ配置で備えてある芝刈り機。 - 前記左右一対の減速伝動機構に、前記静油圧式無段変速装置の出力軸にギヤ形成加工を施して一体回転自在に設けた入力ギヤを備えてあるとともに、前記入力ギヤにブレーキディスクを一体回転自在に係合させてある請求項1記載の芝刈り機。
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