JP2003028230A - 油圧緩衝器のナックル取付構造 - Google Patents

油圧緩衝器のナックル取付構造

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JP2003028230A
JP2003028230A JP2001218710A JP2001218710A JP2003028230A JP 2003028230 A JP2003028230 A JP 2003028230A JP 2001218710 A JP2001218710 A JP 2001218710A JP 2001218710 A JP2001218710 A JP 2001218710A JP 2003028230 A JP2003028230 A JP 2003028230A
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JP
Japan
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knuckle
damper tube
mounting
shock absorber
hydraulic shock
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Application number
JP2001218710A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Nakatani
圭一郎 中谷
Yukio Fukaya
幸雄 深谷
Tsutomu Yasuda
務 安田
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパチューブにナックルを固定するに際
し、部品点数を削減し、取付工数を削減すること。 【解決手段】 油圧緩衝器10にナックル17を取付け
る構造において、ダンパチューブ11に、ナックル抜け
止め用リブ22Aとナックル位置決め用突起22Bを有
するナックル取付用バルジ部22を成形してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧緩衝器のナック
ル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のストラッド型サスペンション機
構を構成する油圧緩衝器では、ダンパチューブに固定し
たナックルを車軸側に取付け、ピストンロッドを車体側
に取付け、車輪の上下動に伴なう上下軸方向に伸縮作動
するようになっている。
【0003】従来の油圧緩衝器におけるナックル取付構
造は、ブレーキホースブラケットにナックル位置決め部
を設けたものをダンパチューブに位置決めしながら圧入
し、その下からダンパチューブに挿入したナックルをブ
レーキホースブラケットのナックル位置決め部に係合
し、ナックルを固定ボルトによりダンパチューブに固定
している。最近では、ブレーキホースブラケットが廃止
されているが、ブレーキホースブラケットを廃止して
も、ナックル位置決め部は必要であり、ナックル位置決
め部を備えたリング部材をブレーキホースブラケットに
代わってダンパチューブに圧入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、ダンパ
チューブに対するナックルの取付位置を定めるためにリ
ング部材を必要とし、リング部材の分だけ部品点数が多
いし、リング部材を位置決めしながら圧入するために取
付工数も多い。
【0005】本発明の課題は、ダンパチューブにナック
ルを固定するに際し、部品点数を削減し、取付工数を削
減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、油圧
緩衝器のナックル取付構造において、ダンパチューブ
に、ナックル抜け止め用リブとナックル位置決め用突起
を有するナックル取付用バルジ部を成形してなるように
したものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記ダンパチューブに、スプリングシート取付
用バルジ部と前記ナックル取付用バルジ部を成形し、該
ダンパチューブにおける該ナックル取付用バルジ部の下
部で、ナックル位置決め用突起に対応する位置に、ナッ
クル固定用へこみ部を成形してなるようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 ナックルの抜け止めと位置決めをダンパチューブに成
形したバルジ部により行ない、ダンパチューブと別体の
リング部材を用いることを必要としないから、部品点数
を削減し、取付工数も削減できる。
【0009】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 スプリングシート取付用バルジ部とナックル取付用バ
ルジ部を成形し、更にナックル固定用へこみ部を成形す
るので、それらの成形加工を連続して行ない、加工工程
を少なくできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は油圧緩衝器を示す側面図、
図2は図1の要部拡大図、図3は図2の正面図である。
【0011】油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11と
ピストンロッド12と懸架スプリング13を有し、ダン
パチューブ11の外周部には下スプリングシート14を
取付け、ピストンロッド12にマウントラバー16を介
して上スプリングシート15を取付け、懸架スプリング
13をスプリングシート14、15の間に介装してい
る。
【0012】油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11の
下部に固定したナックル17を車軸側に取付け、ピスト
ンロッド12に取付けた上スプリングシート15を車体
側に取付けている。そして、油圧緩衝器10は、懸架ス
プリング13により路面からの衝撃を吸収し、ダンパチ
ューブ11が内蔵する減衰装置により懸架スプリング1
3の伸縮振動を制振する。尚、18はバンプラバー、1
9はダストカバーである。
【0013】しかるに、油圧緩衝器10にあっては、ダ
ンパチューブ11へのナックル17の取付部を以下の如
くに形成している。
【0014】(1)ダンパチューブ11に、スプリングシ
ート取付用バルジ部21とナックル取付用バルジ部22
をバルジ加工等の膨径加工により連続して膨れ成形す
る。
【0015】スプリングシート取付用バルジ部21は、
ダンパチューブ11に上から挿入された下スプリングシ
ート14を圧入保持するスプリングシート圧入部21A
と、スプリングシート圧入部21Aの下側で拡径されて
下スプリングシート14と軸方向にて衝合する環状のス
プリングシート抜け止め用リブ21Bを有する。
【0016】ナックル取付用バルジ部22は、ダンパチ
ューブ11に下から挿入されたナックル17の円筒部1
7Aと軸方向にて衝合する環状のナックル抜け止め用リ
ブ22Aと、ナックル17の円筒部17Aの周方向の一
部に設けた切り割り部17Bに係入するナックル位置決
め用突起22Bを有する。
【0017】(2)ダンパチューブ11における、上記ナ
ックル取付用バルジ部22の下部で、ナックル位置決め
用突起22Bの直下(ダンパチューブ11の中心軸回り
でナックル位置決め用突起22Bと同一角度位置)に対
応する位置に、ナックル固定用へこみ部23をプレス加
工等により成形する。ナックル固定用へこみ部23は、
ナックル17の円筒部17Aにおいて切り割り部17B
を挟む両側部の一方から他方に設けてあるボルト挿通孔
17Cに挿通される固定ボルト24(ナット24A)の
外周面の一部が嵌合するように、該固定ボルト24の軸
方向に沿う凹面をなす。
【0018】従って、ダンパチューブ11へのナックル
17の取付手順は以下の通りになる。
【0019】(1)ナックル17の円筒部17Aをダンパ
チューブ11に下から挿入し、切り割り部17Bをダン
パチューブ11のナックル位置決め用突起22Bに係入
し、円筒部17Aをダンパチューブ11のナックル抜け
止め用リブ22Aに衝合する。
【0020】(2)上述(1)の切り割り部17Bとナックル
位置決め用突起22Bの係入により、ダンパチューブ1
1に対するナックル17の周方向取付位置、換言すれば
ダンパチューブ11のナックル固定用へこみ部23に対
するナックル17のボルト挿通孔17Cの相対位置が規
定される。従って、固定ボルト24をナックル17のボ
ルト挿通孔17Cに挿通すると、ボルト24の外周面の
一部がダンパチューブ11のナックル固定用へこみ部2
3に嵌合し、この固定ボルト24にナット24Aを螺着
してナックル17をダンパチューブ11に締結固定した
とき、固定用ボルト24はナックル固定用へこみ部23
との係合によりナックル17を回り止めかつ下方へ抜け
止めするものとなる。
【0021】本実施形態によれば以下の作用がある。 ダンパチューブ11にナックル取付用バルジ部21を
成形し、ナックル抜け止め用リブ22Aとナックル位置
決め用突起22Bを作成する。従って、ナックル17の
抜け止めと位置決めをダンパチューブ11に成形したバ
ルジ部21(リブ22A、突起22B)により行ない、
ダンパチューブ11と別体のリング部材を用いることを
必要としないから、部品点数を削減し、取付工数も削減
しながら、ナックル17をダンパチューブ11の適宜位
置に固定できる。
【0022】ダンパチューブ11にスプリングシート
取付用バルジ部21とナックル取付用バルジ部22を成
形し、更にナックル固定用へこみ部23も成形するの
で、それらの成形加工を連続して行ない、加工工程を少
なく、加工の生産性を向上できる。
【0023】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、ナックル取付用バルジ部とスプリ
ング取付用バルジ部の加工方法は、バルジ加工のような
膨径加工であれば良く、本発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ダンパチ
ューブにナックルを固定するに際し、部品点数を削減
し、取付工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油圧緩衝器を示す側面図である。
【図2】図2は図1の要部拡大図である。
【図3】図3は図2の正面図である。
【符号の説明】
10 油圧緩衝器 11 ダンパチューブ 17 ナックル 21 スプリングシート取付用バルジ部 22 ナックル取付用バルジ部 22A ナックル抜け止め用リブ 22B ナックル位置決め用突起 23 ナックル固定用へこみ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 務 埼玉県行田市藤原町1丁目14番地1 株式 会社ショーワ埼玉本社工場内 Fターム(参考) 3J069 AA50 CC34 DD47 DD48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧緩衝器のナックル取付構造におい
    て、 ダンパチューブに、ナックル抜け止め用リブとナックル
    位置決め用突起を有するナックル取付用バルジ部を成形
    してなることを特徴とする油圧緩衝器のナックル取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ダンパチューブに、スプリングシー
    ト取付用バルジ部と前記ナックル取付用バルジ部を成形
    し、 該ダンパチューブにおける該ナックル取付用バルジ部の
    下部で、ナックル位置決め用突起に対応する位置に、ナ
    ックル固定用へこみ部を成形してなる請求項1に記載の
    油圧緩衝器のナックル取付構造。
JP2001218710A 2001-07-18 2001-07-18 油圧緩衝器のナックル取付構造 Pending JP2003028230A (ja)

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