JP2006231943A - サスペンション装置のブラケット - Google Patents

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Kenji Kitamura
健司 北村
Takeshi Kuno
武志 久野
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Abstract

【課題】 油圧緩衝器との位置決めを簡単且つ、安価に形成できる構造を備えたサスペンション装置のブラケットを提供する。
【解決手段】 筒状の本体部10と、この本体部10から二股状に延びる一対のアーム部12とを備え、油圧緩衝器1の下部に設けた取付部4を上記本体部10に挿入すると共に上記アーム部12を車輪側部材に連結することにより当該車輪側部材に上記油圧緩衝器1を連結されるサスペンション装置のブラケット2において、上記本体部10に油圧緩衝器1の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部13を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用サスペンションに油圧緩衝器を連結するためのブラケットの構造に関する。
従来から、この種のブラケットとしては、特許文献1に示すものを例示することができる。
このブラケットは、油圧緩衝器の下端の設けた取付部を嵌合した状態で車輪側部材としてのナックル部材に揺動可能に連結されるものであって、例えば、図4に示すように、上記取付部22が嵌合される筒状に形成されると共に、その一部に切欠部26を有する断面C字状の本体部27と、この本体部27から二股状に延びる一対のアーム部28とから構成され、このアーム部28が上記ナックル部材(図示なし)に揺動可能に連結されている。
又、上記取付部22には板材を溶接固定した位置決め部材23が設けられる共に、この位置決め部材23には下方に向かって延びる三角形状の係止突起24が一体的に形成されている。
従って、このように構成されたブラケット25の上記本体部27に油圧緩衝器の取付部22を嵌合させると、この本体部27の上面27aと位置決め部材23の下面23aとが当接して図4の矢印Xで示す上下方向の位置決めがなされると共に、この位置決め部材23に設けた係止突起24が上記切欠部26に挿入されて係止されることで、同じく図4のYで示す回転方向への位置決めがなされるようになっている。
尚、ここで、上記回転方向とは油圧緩衝器の軸線を回転中心とした回転を示している。
特開平5-254318号公報(図1,図4,図6)
上記のように構成された油圧緩衝器においては、特に問題がある訳ではないが、次に示すような問題点の発生が考えられる場合がある。
即ち、ブラケット25に対する油圧緩衝器の上下方向及び回転方向への位置決めを行う位置決め部材23が、この油圧緩衝器に設けた取付部22に対して溶接により固定されているので、その溶接工程に大掛かりな装置が必要となる。
又、取付部22に対する位置決め部材23の溶接強度を確保するには充分な溶接時間を必要とし、その分、溶接時間が長くなって製造コストが嵩む。
更には、油圧緩衝器はその内部にピストン等の摺動部材が配置されているので、上記した溶接時の熱による影響を考慮した設計をしなければならず、設計コストも嵩む。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するために創案されたものであって、その目的は、油圧緩衝器との位置決めを簡単且つ、安価に形成できる構造を備えたサスペンション装置のブラケットを提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、筒状の本体部と、この本体部から二股状に延びる一対のアーム部とを備え、油圧緩衝器の下部に設けた取付部を上記本体部に挿入すると共に上記アーム部を車輪側部材に連結することにより当該車輪側部材に上記油圧緩衝器を連結されるサスペンション装置のブラケットにおいて、上記本体部に油圧緩衝器の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ブラケットに油圧緩衝器の取付部を取り付けると、ブラケットに形成された上下方向位置決め部によって油圧緩衝器のブラケットに対する上下方向の位置決めがなされる。
このとき、上記上下方向位置決め部をブラケット側に設けたので、油圧緩衝器を製造する際、従来例のような大掛かりな溶接工程を省くことができ、その分、製造コストを削減して簡単に製造できるばかりでなく、油圧緩衝器を設計する際にも溶接を考慮した設計をする必要がなくなる。
又、本体部の下端に一体的に設けたフランジ部を上下方向位置決め部とした場合には、ブラケットに対する最小の変更で具体化が可能となるので、ブラケット自体も簡単な構成で安価に製造することができる。
以下に、本発明を自動車のサスペンション装置に単筒型の油圧緩衝器を取り付けるためのブラケットに具体化した実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明のブラケット2に油圧緩衝器1を取り付けた状態を示しており、油圧緩衝器1は、シリンダ3の下端に取付部としての取付筒部4が設けられると共に、この取付筒部4に嵌合された上記ブラケット2を介して車輪側部材としての図示しないナックル部材に揺動可能に連結されるようになっている。
以下、詳述すると、上記取付筒部4は、全体が鍛造等で有底筒状に形成され、その開口端部に上記シリンダ3の下端を嵌合し、この嵌合部分に溶接等を施すことで両者を一体的に固定している。
上記取付筒部4の中央部には、円筒状の凹部(図番なし)が設けられており、この凹部には円柱状の位置決めピン8が嵌合されており、この位置決めピン8が後述するブラケット2の本体部10に縦方向に沿って形成した切欠部11に挿入されることで、油圧緩衝器1の回転方向(図1の矢印Yで示す)の位置決めを行うようになっている。
上記ブラケット2は、上記取付筒部4が嵌合される筒状に形成されると共に、その一部に切欠部11を有する断面C字状の本体部10と、この本体部10から二股状に延びる一対のアーム部12とを供え、このアーム部12が上記ナックル部材(図示なし)に揺動可能に連結されている。
上記切欠部11は、上記位置決めピン8の直径と略同一の幅に形成されており、この切欠部11に位置決めピン8を挿入すると、この位置決めピン8が左右方向へ移動しないようになっている。
上記本体部10の切欠部11を除く下端全周には、図2,3に示すように、内方に向かって延びる上下方向位置決め部としてのフランジ部13が一体的に形成されており、このフランジ部13の上面13aと、上記取付筒部4の下面4aとの当接によって上記油圧緩衝器1のブラケット2に対する上下方向(図1の矢印Xで示す)の位置決めがなされるようになっている。
従って、ブラケット2の上記本体部10に油圧緩衝器1の取付筒部4を挿入すると、この本体部10のフランジ部13の上面13aと、取付筒部4の下面4aとが当接して上記上下方向の位置決めがなされると共に、上記位置決めピン8が上記切欠部11に挿入されることで、同じく上記回転方向への位置決めがなされるようになっている。
又、上記フランジ部13には下方に向かって穿設された水抜き孔14が複数個所定間隔をおいて設けられており、サスペンションの使用状態においてこのフランジ部13に雨水、泥水等が溜まらないようになっている。
上記のように構成されたブラケット2においては、その本体部10に油圧緩衝器1の取付筒部4を挿入すると、この本体部10に設けたフランジ部13の下面13aと取付筒部4の下面4aとが当接して上下方向の位置決めがなされると共に、上記位置決めピン8が上記切欠部11に挿入されることで、回転方向への位置決めがなされる。
このとき、上記フランジ部6を取付筒部4と一体的に設けたので、従来例のような油圧緩衝器1側に設ける必要がなくなり、その際必要とした大掛かりな溶接装置を不要とすることができる。
従って、その分、製造コストを削減して安価に油圧緩衝器1を製造することができるばかりでなく、油圧緩衝器1を設計する際、この溶接を考慮した設計も必要なくなるので、余分な設計コストも削減できる。
特に、本実施の形態で示したような単筒型の油圧緩衝器1では、シリンダ3の内周面をフリーピストンやピストンが摺動するので、上記の溶接工程を省くことはコスト上及び設計上、大変有効である。
又、本体部10の下端に一体的に設けたフランジ部13で当該本体部10に対する油圧緩衝器1の上下方向位置決めが可能となるので、ブラケット2自体も簡単な構成で安価に製造することができる。
又、上記フランジ部13を取付筒部4の全周に亘って設けたので、ブラケット2側から加わる力を油圧緩衝器1の取付筒部4全体で分散して受けることができる。
従って、油圧緩衝器1に偏荷重が加わることでフリーピストンやピストンロドのスムーズな進退動作を妨げると言った虞を確実に防止できる。
又、上下方向位置決め部としてのフランジ部13と、回転方向位置決め部としての凹部及び位置決めピン8を夫々別部材としたので、互いの機能に合わせた最適の設計を行うことができる。
又、上記フランジ部13に水抜き孔14を複数個所定間隔をおいて設けたので、サスペンションの使用状態においてこのフランジ部13に雨水、泥水等が溜まるのを防止でき、この水等に起因する錆等の発生を防止することができる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して具体化することも可能である。
1)本実施の形態では、フランジ部13を本体部10の下端全周に設けたが、これに限定されるものではなく、部分的に形成しても良い。また、フランジ部13の形成位置も必ずしも下端にする必要はない。
2)本実施の形態では、フランジ部13と本体部10とを一体的に設けたが、これに限定されるものではなく、フランジ部13を別部材で形成して本体部10に取り付けるようにしても良い。
3) 本本実施の形態では、フランジ部13に水抜き孔14を設けたが、これに限定されるものではなく、フランジ部13自体に水が抜ける工夫(傾斜面等)を行えば、必ずしも必要はない。
4)本実施の形態では、単筒型の油圧緩衝器1に取り付けられるサスペンションのブラケット2に具体化したが、複筒型の油圧緩衝器1に取り付けられるサスペンションのブラケット2に具体化しても良い。
本発明の実施の形態を示すブラケットに油圧緩衝器を取り付けた状態を示す一部破断正面図である。 図1において、ブラケット部分を拡大して示す部分破断断面図である。 ブラケットの平面図である。 従来例を示し、ブラケットに油圧緩衝器を取り付けた状態を示す一部破断正面図である。
符号の説明
1 油圧緩衝器
2 ブラケット
4 取付部(取付筒部)
8 位置決めピン
10 本体部
11 切欠部
12 アーム部
13 フランジ部(上下方向位置決め部)

Claims (5)

  1. 筒状の本体部と、この本体部から二股状に延びる一対のアーム部とを備え、油圧緩衝器の下部に設けた取付部を上記本体部に挿入すると共に上記アーム部を車輪側部材に連結することにより当該車輪側部材に上記油圧緩衝器を連結されるサスペンション装置のブラケットにおいて、上記本体部に油圧緩衝器の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部を設けたサスペンション装置のブラケット。
  2. 上記上下方向位置決め部は本体部の下端から内方に向かって延びるフランジ部であり、このフランジ部の上面と、上記取付部の下面との当接によって上記上下方向の位置決めが行われる請求項1記載のサスペンション装置のブラケット。
  3. 上記フランジ部は本体部の下端全周に亘って設けられている請求項2記載のサスペンション装置のブラケット。
  4. 上記フランジ部はその一部に水抜き孔が穿設されている請求項2、3記載のサスペンション装置のブラケット。
  5. 上記本体部に縦方向に沿う切欠部を形成し、当該切欠部に油圧緩衝器に設けた位置決めピンを挿入することで当該油圧緩衝器の回転方向の位置決めを行う請求項1、2,3又は4記載のサスペンション装置のブラケット。
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