JP2003026431A - 基板成形用金型およびこれを用いた基板の製造方法 - Google Patents

基板成形用金型およびこれを用いた基板の製造方法

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JP2003026431A JP2001211985A JP2001211985A JP2003026431A JP 2003026431 A JP2003026431 A JP 2003026431A JP 2001211985 A JP2001211985 A JP 2001211985A JP 2001211985 A JP2001211985 A JP 2001211985A JP 2003026431 A JP2003026431 A JP 2003026431A
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Hidenao Kataoka
秀直 片岡
Akihiko Okabe
明彦 岡部
Hiroshi Minasawa
宏 皆澤
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Panasonic Holdings Corp
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Fuji Electric Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/41Profiled surfaces
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/44Flat, parallel-faced disc or plate products
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス基板の成形後にそのガラス基板を金型の
プレス面から容易に離型しやすくすること。 【解決手段】基板の両端面の外形寸法より大きなプレス
面を有する金型において、前記金型のプレス面に、前記
基板に対応する部分外に段差や溝を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板成形用金型お
よびこれを用いた基板の製造方法に係り、より詳しく
は、ガラス材料から、磁気ディスク、光ディスク、その
他の情報記録ディスク用のガラス基板にプレス成形する
のに適した基板成形用金型およびこれの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報記録ディスクにおいては、磁気ディ
スク、光ディスク、その他のディスクがある。このよう
なディスクの基板材料として、これまでのアルミニウム
合金に代わり、強度が大きく、耐熱性も良好で、表面硬
度が高く、高精度な精密研磨によって、高精度な平滑性
の要求に十分応えることができるガラス基板が注目され
ている。
【0003】このガラス基板の製造として、金型によ
り、ガラス材料を加熱加圧してディスク形状にプレス成
形するプレス成形法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報記録デ
ィスク用のガラス基板としては高記録密度、小型化、な
どの要求により超平滑性が要求され、そのようなガラス
基板を成形する金型のプレス面としても、それに対応し
てその表面粗さが小さく鏡面にされている。
【0005】そのため、成形後の金型のプレス面とガラ
ス基板との密着性が高いため、そのプレス面にガラス基
板が付着して離型しにくく、離型させる際に、ガラス割
れが発生するおそれがある。
【0006】また、成形完了後に金型のプレス面とガラ
ス基板との間に真空状態が発生し、そのプレス面からガ
ラス基板を取り外しにくくなり、その取り外しの際にガ
ラス基板が割れてしまうおそれがあった。
【0007】上記の場合、基板材料としてガラス材料で
あったが、他の基板材料でも金型のプレス面と密着性が
高いものでも同様である。
【0008】したがって、本発明は、基板の成形後にそ
の基板を金型のプレス面から容易に離型しやすくしてそ
のプレス面にその材料成分の付着を無くし、また、離型
に際しての基板割れの発生を無くし、さらには、取り外
しも簡単にできるようにすることを解決すべき課題とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の基板成形
用金型は、金型母材のプレス面に離型膜を形成した基板
成形用金型であって、前記離型膜表面に、当該金型によ
り成形された後の離型を促進する形状を有する。
【0010】本発明によると、当該金型により成形され
た後の基板の離型を促進する形状とされているから、基
板の成形後に当該基板を金型のプレス面から容易に離型
しやすくなり、プレス面への基板の材料が付着すること
を無くし、また、離型に際しての基板割れの発生や、さ
らには、プレス面からの基板の取り外しも簡単にできる
ようになる。
【0011】(2)前記離型促進形状が、前記離型膜表
面に設けられた段差形状であるようにすると、基板材料
が熱収縮するとき前記離型膜表面の段差形状によりプレ
ス面との密着が容易に解除され、離型が促進されるよう
になって好ましい。
【0012】(3)前記金型母材のプレス面が、段差形
状を有しており、前記離型膜が、前記プレス面に沿って
設けられることにより、その表面が前記段差形状とされ
ているようにすると、基板材料が熱収縮するとき前記プ
レス面に対応した離型膜表面の段差形状によりプレス面
との密着が容易に解除され、離型が促進されるようにな
って好ましい。
【0013】(4)前記離型膜表面が、所要サイズの基
板の外径寸法に対応する内周領域と、この内周領域の外
側における外周領域とを備えており、前記内周領域と外
周領域との境界において段差が設けられているようにす
ると、基板材料が熱収縮するとき前記内周領域と外周領
域との境界の段差形状によりプレス面との密着が容易に
解除され、離型が促進されるようになるうえ、成形され
た基板のうち、段差部分を乗り越えるときに外周領域
は、後加工で除去することができるから、離型による影
響を受けても成形基板に対して影響しないから好まし
い。
【0014】(5)、前記離型促進形状が、所要サイズ
の基板の外径寸法に対応する内周領域と、この内周領域
の外側における外周領域とを備えており、前記内周領域
に、外径側に向けて低くなる段差が設けられており、ま
た、前記内周領域と外周領域との境界において段差が設
けられているようにすると、離型がより促進されて好ま
しい。
【0015】(6) 前記段差形状が、内周側よりも外
周側を低くされているようにすると、離型がより促進さ
れて好ましい。
【0016】(7) 前記内周領域が、円形領域と、こ
の円形領域の外周側に下方へ低くなる段差をもつ小径環
状領域とで構成され、前記外周領域が、前記小径環状領
域の外周側に下方へ低くなる段差をもつ大径環状領域で
構成されているようにすると、離型がより促進されて好
ましい。
【0017】(8) 前記離型促進形状が、溝形状であ
るようにすると、基板材料が熱収縮するとき前記溝形状
によりプレス面との密着が容易に解除され、離型が促進
されるようになって好ましい。
【0018】(9) 前記溝形状が、前記離型膜に形成
されているようにすると、、離型がより促進されて好ま
しい。
【0019】(10) 前記金型母材のプレス面が、所
要サイズの基板の外径寸法に対応する内周領域と、この
内周領域の外側における外周領域とを備え、前記外周領
域が、その表面粗さを前記離型を促進する粗さとされた
前記離型促進形状とされているようにすると、基板材料
が熱収縮するとき前記外周領域の表面粗さによりプレス
面との密着が容易に解除され、離型が促進される。
【0020】(11) 前記外周領域と内周領域との表
面粗さが互いに異なるようにすると、離型がより促進さ
れて好ましい。
【0021】(12) 前記外周領域が、前記内周領域
よりも、その表面粗さが粗くされているようにすると離
型がより促進されて好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示さ
れる実施形態を参照して説明する。
【0023】図1ないし図5を参照して実施形態1を説
明する。図1は、実施形態1の金型(実施形態金型)に
係り、図1(a)は、実施形態金型の断面図、図1
(b)は、実施形態金型の平面図である。
【0024】図2は、一対の実施形態金型に係り、図2
(a)は、成形前の一対の実施形態金型の断面図、図2
(b)は、成形時の一対の実施形態金型の断面図、図2
(c)は、成形されたガラス基板の断面図である。
【0025】図3は、前記ガラス基板に係り、図3
(a)は、コアドリルの断面図、図3(b)は、図2
(c)に対応するガラス基板の断面図、図3(c)は、
コアドリルで加工されたガラス基板の断面図、図3
(d)は、図3(c)に対応するガラス基板の平面図で
ある。
【0026】図4は、実施形態金型と比較するための金
型(比較金型)に係り、図4(a)は、その比較金型の
断面図、図4(b)は、その比較金型の平面図である。
【0027】図5は、図2に対応するもので、一対の比
較金型に係り、図5(a)は、成形前の一対の比較金型
の断面図、図5(b)は、成形時の一対の比較金型の断
面図、図5(c)は、成形されたガラス基板の断面図で
ある。
【0028】図1を参照して、実施形態金型1は、金型
母材2と、離型膜3とから構成されている。
【0029】金型母材2は、タングステンカーバイトを
主成分とする超硬合金と、コバルトよりなるバインダー
とからなる。
【0030】離型膜3は、所定の膜厚好ましくは、膜厚
0.5ミクロンの白金からなる。
【0031】金型1のプレス面4は、その全面にわたり
所定の表面粗さ好ましくは、表面粗さRa0.2nmの
鏡面に加工された外径を有し、所定径の円形領域4a
と、この円形領域4aの外周側において該円形領域4a
との境界で下方へ所定の段差好ましくは100μm低く
なる第1段差10をもつ小径環状領域4bと、小径環状
領域4bの外周側において該小径環状領域4bとの境界
で下方へ所定の段差好ましくは100μm低くなる第2
段差20をもつ大径環状領域4cとに構成されている。
【0032】つまり、実施形態金型1の場合、プレス面
4に前記段差形状が形成されるため、そのプレス面4に
設けられる離型膜3の表面形状が、前記円形領域3a
と、これの外側の小径環状領域3bとが、内周領域とし
て、所要サイズのガラス基板の外径寸法に対応し、ま
た、さらにその外側の大径環状領域3cとなり、それぞ
れにプレス面4における前記第1および第2段差10,
20の形状を備えた金型1により成形された後のガラス
基板に対してその離型を後述するように促進させる。
【0033】図2を参照して、前記金型1を使用したガ
ラス基板の製造方法を説明する。
【0034】この製造方法は、図2(a)で示すよう
に、前記した構成の金型1の上下一対間に、アルミノシ
リケートガラスとされたガラス材料5を設置する第1工
程と、両金型1とガラス材料5とを所定の温度好ましく
は680℃に加熱し、その後、図2(b)で示すよう
に、所定の圧力好ましくは450kgf/cm2にてプ
レス成形する第2工程と、金型1からガラス基板6を離
型して図2(c)で示すようなガラス基板6を得る第3
工程とを有する。
【0035】上記の場合、上下一対の金型1それぞれの
プレス面は、超平滑なためガラス基板6とプレス面とが
密着しているとしても、ガラス基板6が熱収縮するとき
に、第1および第2段差10,20を乗り越えようとす
る。このとき、そのプレス面とガラス基板6との間に隙
間が発生することで、ガラス基板6は金型1から簡単に
離型することができる。
【0036】したがって、実施形態金型1では、当該金
型1により成形された後のガラス基板6を金型1から離
型する場合、金型1が備える第1および第2段差10、
20による離型促進形状により、ガラス基板6の成形後
に当該ガラス基板6を実施形態金型1のプレス面4から
容易に離型しやすくなり、プレス面4へのガラス基板6
の材料が付着したり、また、離型に際してガラス基板6
に割れが発生したりするようなことがなくなり、さらに
は、プレス面4からの基板の取り外しも簡単にできるよ
うになる。
【0037】ところで、前記ガラス基板6は、大径環状
領域4cの分だけ、本来必要とするガラス基板のサイズ
(これは円形領域4aと小径環状領域4bとを合わせた
領域サイズ)より大きなサイズに成形されており、した
がって、大径環状領域4cの分、除去することが必要と
なる。
【0038】そこで、図3を参照して、第4工程とし
て、大径環状領域4cの分、除去する加工を説明する。
【0039】この加工は、本来、中心に軸挿入穴を備え
た情報記録ディスク用ガラス基板6を作製する場合、ガ
ラス基板6からその軸挿入穴をドリル加工で開ける加工
である。この加工をそのまま利用して大径環状領域4c
を除去することで同一の工程でそれらが行えるという利
点がある。
【0040】まず、図3(a)で示すようなダイヤモン
ド砥石を使用したコアードリル7を用いる。このコアー
ドリル7は、前記軸挿入穴形成用の内周歯7aと、大径
環状領域4c除去用の外周歯7bとを有する。
【0041】そして、このコアードリル7を図3(b)
で示されるガラス基板6に対向させてこれを打ち抜き加
工すると、図3(c)で示すように大径環状領域4cが
除去されかつ軸挿入穴が形成されたドーナツ状でかつ平
坦な所定サイズのガラス基板8を得ることができる。
【0042】比較として、図4で示すように、プレス面
9に段差のない金型(比較金型)10を使用して、同じ
ガラス材料5を使用して、実施形態と同様に、図5で示
すように、同じ成形条件で成形したところ、比較金型1
0の表面粗さが小さく鏡面であるがゆえに、成形後のガ
ラス基板11が、比較金型10に付着したり、割れた
り、また、そのような場合でなくても、成形完了後、ガ
ラス基板11と比較金型10との間で真空状態となり、
比較金型10からガラス基板11の取り外しが容易でな
く、取り外しの際に割れることがあった。なお、比較金
型10において、12は、その金型母材、13は、離型
膜である。
【0043】これに対して、実施形態金型1を用いて成
形した場合、上述したようにガラス基板6の離型が容易
であり、ガラス基板6材料の付着やガラス基板6の割れ
などが発生しなくなり、さらには、プレス面4からの基
板の取り外しも簡単にできる。
【0044】本発明は、上述した実施形態1に限定され
るものではなく種々な応用や変形が考えられる。
【0045】(1)図6ないし図8を参照して本実施の
形態2を説明する。図6は、本実施の形態2の金型(実
施形態金型)に係り、図6(a)は、実施形態金型の断
面図、図6(b)は、実施形態金型の平面図である。
【0046】図7は、一対の実施形態金型に係り、図7
(a)は、成形前の一対の実施形態金型の断面図、図7
(b)は、成形時の一対の実施形態金型の断面図、図7
(c)は、成形されたガラス基板の断面図である。
【0047】図8は、前記ガラス基板に係り、図8
(a)は、コアドリルの断面図、図8(b)は、図7
(c)に対応するガラス基板の断面図、図8(c)は、
コアドリルで加工されたガラス基板の断面図、図8
(d)は、ガラス基板の平面図である。
【0048】まず、図6を参照して、実施形態金型1
は、金型母材2と、離型膜3とから構成されている。
【0049】金型母材2は、タングステンカーバイトを
主成分とする超硬合金と、コバルトよりなるバインダー
とからなる。
【0050】離型膜3は、所定の膜厚好ましくは膜厚
0.5ミクロンのシリコンカーバイドからなる。
【0051】実施形態金型1のプレス面4は、所定の表
面粗さ好ましくは表面粗さRa0.3nmでその全面に
わたり鏡面に加工されかつ上述と同様に本来必要とする
ガラス基板サイズ(第1外径)よりも所定サイズ分だけ
大径とされた外径(第2外径)を有する。
【0052】そして、実施形態金型1では、このプレス
面4上の離型膜3の表面に、その中心から第1外径のと
ころから外径方向に所定幅好ましくは幅1.0mmでか
つ所定深さ好ましくは深さ100μmの溝3dが形成さ
れている。
【0053】つまり、実施形態2の金型1の場合、離型
膜3表面の溝3dが、この金型1により成形された後の
ガラス基板に対してその離型を促進するための形状とさ
れて後述するガラス基板の製造過程で離型促進機能を果
たす。
【0054】図7を参照して実施形態2の金型1を使用
したガラス基板の製造方法を説明する。
【0055】図7(a)で示すように、一対の金型1間
に、アルミノシリケートガラスとされたガラス材料5を
設置し、実施形態金型1およびガラス材料5を700℃
に加熱後、図7(b)で示すように420kgf/cm
2にてプレス成形することで、図7(c)で示すような
ガラス基板6を得る。
【0056】上記の場合、上下一対の金型1それぞれの
プレス面は、超平滑なためガラス基板6とプレス面とが
密着しているとしても、ガラス基板6が熱収縮するとき
に、前記溝3dをまたがって乗り越えようとする。この
とき、その溝3dによりプレス面とガラス基板6との間
に隙間が発生することで、ガラス基板6は金型1から簡
単に離型することができる。
【0057】したがって、この金型1では、当該金型1
により成形された後のガラス基板6を金型1から離型す
る場合、金型1が備える溝3dによる離型促進形状によ
り、ガラス基板6の成形後に当該ガラス基板6を実施形
態金型1のプレス面4から容易に離型しやすくなり、プ
レス面4へのガラス基板6の材料が付着したり、また、
離型に際してガラス基板6に割れが発生したりするよう
なことがなくなり、さらには、プレス面4からの基板の
取り外しも簡単にできるようになる。
【0058】ところで、実施形態2の場合も、そのガラ
ス基板6は、第1外径よりも外周部分だけ、本来必要と
するガラス基板のサイズを超えているために、その外周
部分を除去することが必要となる。
【0059】そこで、図8を参照して、第4工程とし
て、その外周部分を除去する加工を説明する。
【0060】この加工の場合、実施形態1とは異なっ
て、中心に軸挿入穴が無いガラス基板の製造であるか
ら、以下、図8を参照してガラス基板6の加工について
説明する。図8(a)で示すように、ガラス基板6をダ
イヤモンド砥石を使用したコアードリル7を用いる。こ
のコアードリル7は、外周歯7bを備える。このコアー
ドリル7を用いてガラス基板6を打ち抜き加工すること
により、円盤状の所定のサイズのガラス基板6aを得
た。
【0061】比較として、プレス面に溝のない比較金型
を使用して、同じガラス材料5を使用して、同じ成形条
件で成形したところ、成形後の基板が、金型に付着した
り、割れたり、また、そのような場合でなくても、成形
完了後、基板と金型との間で真空状態となり、金型から
基板の取り外しが容易でなく、取り外しの際に割れるこ
とがあった。
【0062】これに対して、実施形態金型1を用いて成
形した場合、そのようなことがなかった。
【0063】(2)図9ないし図11を参照して本実施
の形態3を説明する。
【0064】図9は、本実施の形態3の金型(実施形態
金型)に係り、図9(a)は、実施形態金型の断面図、
図9(b)は、実施形態金型の平面図である。
【0065】図10は、一対の実施形態金型に係り、図
10(a)は、成形前の一対の実施形態金型の断面図、
図10(b)は、成形時の一対の実施形態金型の断面
図、図10(c)は、成形されたガラス基板の断面図で
ある。
【0066】図11は、前記ガラス基板に係り、図11
(a)は、コアドリルの断面図、図11(b)は、図1
0(c)に対応するガラス基板の断面図、図11(c)
は、コアドリルで加工されたガラス基板の断面図、図1
1(d)は、ガラス基板の平面図である。
【0067】まず、図9を参照して、実施形態金型1
は、金型母材2と、離型膜3とから構成されている。
【0068】金型母材2は、タングステンカーバイトを
主成分とする超硬合金と、コバルトよりなるバインダー
とからなる。
【0069】離型膜3は、所定の膜厚好ましくは膜厚
0.5ミクロンの白金−タンタル合金からなる。実施形
態金型1のプレス面4は、上述と同様に本来必要とする
ガラス基板サイズ(第1外径)よりも所定サイズ分だけ
大径とされた外径(第2外径)を有する。
【0070】そして、実施形態3の金型1の場合、第1
外径と第2外径との間の領域3eの表面粗さが、第1外
径より内周の領域3fの表面粗さよりも荒くされてい
る。例えば、領域3eの表面粗さをRa0.2μm、領
域3fの表面粗さをRa0.2nmとされている。
【0071】このような実施形態3の金型1の場合、離
型膜3表面の領域3eが、この金型1により成形された
後のガラス基板に対してその離型を促進するための形状
とされた離型促進形状として機能する。
【0072】図10を参照して、実施形態金型1を使用
した基板の製造方法を説明する。
【0073】図10(a)で示すように、一対の実施形
態金型1間に、アルミノシリケートガラスとされたガラ
ス材料5を設置し、実施形態金型1およびガラス材料5
を670℃に加熱後、図10(b)で示すように、49
0kgf/cm2にてプレス成形することで、図10
(c)で示すようなガラス基板6を得る。
【0074】上記の場合、上下一対の金型1それぞれの
プレス面は、超平滑なためガラス基板6とプレス面とが
密着しているとしても、ガラス基板6が熱収縮するとき
に、前記領域3eにより変形作用を受け、これによっ
て、プレス面とガラス基板6との間に隙間が発生するこ
とで、ガラス基板6は金型1から簡単に離型することが
できる。
【0075】したがって、この金型1では、当該金型1
により成形された後のガラス基板6を金型1から離型す
る場合、金型1のプレス面における表面粗さの荒さによ
る離型促進形状により、ガラス基板6の成形後に当該ガ
ラス基板6を実施形態金型1のプレス面4から容易に離
型しやすくなり、プレス面4へのガラス基板6の材料が
付着したり、また、離型に際してガラス基板6に割れが
発生したりするようなことがなくなり、さらには、プレ
ス面4からの基板の取り外しも簡単にできるようにな
る。
【0076】ところで、実施形態3の場合も、そのガラ
ス基板6は、第1外径よりも外周部分だけ、本来必要と
するガラス基板のサイズを超えているために、その外周
部分を除去する加工が必要となる。
【0077】図11を参照してガラス基板6の加工につ
いて説明する。すなわち、図11(a)で示すようなダ
イヤモンド砥石を使用したコアードリル7を用いる。こ
のコアードリル7は、外周歯7bを有する。このコアー
ドリル7により、図11(b)で示されるように、ガラ
ス基板6を打ち抜き加工することにより、図11(c)
(d)で示すような円盤状のガラス基板6aを得ること
ができる。
【0078】比較として、上記のようなプレス面に表面
粗さ極端に粗い部分の無い、全面鏡面な比較金型を使用
して、同じガラス材料5を使用して、同様に成形(加熱
温度670℃、プレス圧力490kgf/cm2)した
ところ、成形後の基板が、金型に付着したり、割れた
り、また、そのような場合でなくても、成形完了後、基
板と金型との間で真空状態となり、金型から基板の取り
外しが容易でなく、取り外しの際に割れることがあっ
た。
【0079】これに対して、実施形態3の金型1を用い
て成形した場合、そのうよなことがない。
【0080】(3)上述の実施形態では、ガラス基板と
してドーナツ状、円盤状のものを挙げたが、形状はこの
限りでない。
【0081】(4)実施形態金型の表面に微細なパター
ン(矩形状、鋸歯状、ディンプル状等)を形成していて
も同様の効果が得られる。
【0082】(5)基板材質は、樹脂、ガラス等何であ
っても良い。
【0083】(6)実施形態1では、その段差形状とし
ては、深さは任意であっても良いが、極端に深すぎる
と、加熱成形後の冷却時の基板の収縮が段差により阻害
され、割れの発生原因となることもあるので、それが発
生しない範囲のものとする。段差の断面も、直角状のも
のだけでなく、テーパー状のものやその他の形状であっ
ても良い。
【0084】(7)実施形態2の場合、溝3dの形状に
関しても、そのサイズ、その形状も同様であり、例えば
形状に関して、鋸歯状のものであっても良い。
【0085】(8)実施形態3の場合、表面粗さの値
も、これに限ったものでない。
【0086】(9)実施形態1〜3の場合、段差、溝、
表面粗さを複合的に用いても良い。また、それらの加工
方法も如何なるものであっても良いし、その加工は、母
材に施してから離型膜を形成しても良いし、母材状に形
成された離型層を加工しても良い。また、基板材料によ
っては、離型層を形成する必要はなく、また、離型層を
形成する場合でも、その膜が多層化しても良い。
【0087】(10)上述の実施形態の場合、その製造
方法として、基板材料形状も図に示した限りでなく、例
えば、平板であっても良い。また、成形基板から基板を
得る際の加工方法も、コアードリルに限ったものではな
い。
【0088】(11) 本発明の場合、その金型母材1
の素材としては、上述の実施形態を含めて、耐熱性、耐
食性に優れ、耐高温強度を有する、以下のものを用いる
ことできる。
【0089】・タングステンカーバイトを主成分とする
超硬合金 ・チタンナイトライド、チタンカーバイト、クロムカー
バイトおよびクロムカーバイトのうちの少なくともいず
れか1種から選択されたものを主成分とするサーメット
よりなる ・アルミナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、
窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1
種から選択されたものを主成分とするセラミックス。
【0090】(12)本発明の場合、その離型膜の素材
としては、上述の実施形態を含めて以下のものを用いる
ことできる。
【0091】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種。
【0092】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種を主成分とする合金からなる ・アルミナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、
窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1
種から選択されたもの。
【0093】(13)以上のように、上述した各実施形
態それぞれの金型を使用してガラス基板を製造する際、
ガラス基板の体積より大きな基板材料を使用し、金型お
よび基板材料を加熱後、プレス成形することで、前記基
板の両端面を段差を含む大きさまで大きく成形するた
め、プレス面に形成した各の形状は転写されるものの、
その形状は、最終製品となる部分以外のところであり、
その部分を、加工で取り除くことにより、品質良好な基
板を得ることができる。
【0094】ここで、金型プレス面に形成された段差に
おいて、段差より内側のプレス面は、外側のプレス面よ
り高さが高いため、その段差を成形された基板が収縮時
に乗り上げることで、容易に真空状態を解除可能であ
る。
【0095】また、同様に、表面粗さが異なる金型の場
合、その表面粗さが、前記基板に対応する部分より対応
する部分外の方が、粗いため、その粗い表面粗さを成形
された基板が収縮時に通過することで、容易に真空状態
を解除可能である。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、当該金
型により成形された後の基板の離型を促進する形状とさ
れているから、基板の成形後に当該基板を金型のプレス
面から容易に離型しやすくなり、プレス面への基板の材
料が付着することを無くし、また、離型に際しての基板
割れの発生や、さらには、プレス面からの基板の取り外
しも簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1の金型(実施形態金型)に係
り、図1(a)は、実施形態金型の断面図、図1(b)
は、実施形態金型の平面図である。
【図2】図1に示される実施形態金型に係り、図2
(a)は、成形前の一対の実施形態金型の断面図、図2
(b)は、成形時の一対の実施形態金型の断面図、図2
(c)は、成形されたガラス基板の断面図である。
【図3】図2に示されるガラス基板に係り、図3(a)
は、コアドリルの断面図、図3(b)は、図2(c)に
対応するガラス基板の断面図、図3(c)は、コアドリ
ルで加工されたガラス基板の断面図、図3(d)は、図
3(c)に対応するガラス基板の平面図である。
【図4】実施形態金型と比較するための金型(比較金
型)に係り、図4(a)は、その比較金型の断面図、図
4(b)は、その比較金型の平面図である。
【図5】図2に対応するもので、一対の比較金型に係
り、図5(a)は、成形前の一対の比較金型の断面図、
図5(b)は、成形時の一対の比較金型の断面図、図5
(c)は、成形されたガラス基板の断面図である。
【図6】本実施の形態2の金型(実施形態金型)に係
り、図6(a)は、実施形態金型の断面図、図6(b)
は、実施形態金型の平面図である。
【図7】図6の実施形態金型に係り、図7(a)は、成
形前の一対の実施形態金型の断面図、図7(b)は、成
形時の一対の実施形態金型の断面図、図7(c)は、成
形されたガラス基板の断面図である。
【図8】図6に示されるガラス基板に係り、図8(a)
は、コアドリルの断面図、図8(b)は、図7(c)に
対応するガラス基板の断面図、図8(c)は、コアドリ
ルで加工されたガラス基板の断面図、図8(d)は、ガ
ラス基板の平面図である。
【図9】本実施の形態3の金型(実施形態金型)に係
り、図9(a)は、実施形態金型の断面図、図9(b)
は、実施形態金型の平面図である。
【図10】図9の実施形態金型に係り、図10(a)
は、成形前の一対の実施形態金型の断面図、図10
(b)は、成形時の一対の実施形態金型の断面図、図1
0(c)は、成形されたガラス基板の断面図である。
【図11】図10に示されるガラス基板に係り、図11
(a)は、コアドリルの断面図、図11(b)は、図1
0(c)に対応するガラス基板の断面図、図11(c)
は、コアドリルで加工されたガラス基板の断面図、図1
1(d)は、ガラス基板の平面図である。
【符号の説明】
1 実施形態金型 2 金型母材 3 離型膜 4 プレス面 5 ガラス材料 6 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/84 G11B 5/84 Z 7/26 511 7/26 511 // B29L 17:00 B29L 17:00 (72)発明者 岡部 明彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 皆澤 宏 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA49 AH38 AH79 AJ02 AJ06 AJ09 AJ11 AR13 CA09 CD01 CD22 CD30 5D112 AA02 BA03 BA10 5D121 AA02 DD04 DD18

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型母材のプレス面に離型膜を形成した基
    板成形用金型であって、 前記離型膜表面が、当該金型により成形された後の基板
    の離型を促進する形状を有している、ことを特徴とする
    基板成形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記離型促進形状が、前記離型膜表面に設けられた段差
    形状である、ことを特徴とする基板成形用金型。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記金型母材のプレス面が、段差形状を有しており、前
    記離型膜が、前記プレス面に沿って設けられることによ
    り、その表面が前記段差形状とされている、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の基板成形用金型
    において、 前記離型膜表面が、所要サイズの基板の外径寸法に対応
    する内周領域と、この内周領域の外側における外周領域
    とを備えており、 前記内周領域と外周領域との境界において段差が設けら
    れている、ことを特徴とする基板成形用金型。
  5. 【請求項5】請求項2または3に記載の基板成形用金型
    において、 前記離型促進形状が、所要サイズの基板の外径寸法に対
    応する内周領域と、この内周領域の外側における外周領
    域とを備えており、 前記内周領域に、外径側に向けて低くなる段差が設けら
    れており、また、前記内周領域と外周領域との境界にお
    いて段差が設けられている、ことを特徴とする基板成形
    用金型。
  6. 【請求項6】請求項1または2に記載の基板成形用金型
    において、 前記段差形状が、内周側よりも外周側を低くされてい
    る、ことを特徴とする基板成形用金型。
  7. 【請求項7】請求項1記載の基板成形用金型において、 前記内周領域が、円形領域と、この円形領域の外周側に
    下方へ低くなる段差をもつ小径環状領域とで構成され、 前記外周領域が、前記小径環状領域の外周側に下方へ低
    くなる段差をもつ大径環状領域で構成されている、こと
    を特徴とする基板成形用金型。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記離型促進形状が、溝形状である、ことを特徴とする
    基板成形用金型。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記溝形状が、前記離型膜に形成されている、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  10. 【請求項10】請求項1記載の基板成形用金型におい
    て、 前記金型母材のプレス面が、所要サイズの基板の外径寸
    法に対応する内周領域と、この内周領域の外側における
    外周領域とを備え、 前記外周領域が、その表面粗さを前記離型を促進する粗
    さとされた前記離型促進形状とされている、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の基板成形用金型にお
    いて、 前記外周領域と内周領域との表面粗さが互いに異なる、
    ことを特徴とする基板成形用金型。
  12. 【請求項12】請求項10に記載の基板成形用金型にお
    いて、 前記外周領域が、前記内周領域よりも、その表面粗さが
    粗くされている、ことを特徴とする基板成形用金型。
  13. 【請求項13】請求項1ないし12いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記金型母材が、タングステンカーバイトを主成分とす
    る超硬合金よりなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  14. 【請求項14】請求項1ないし12いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記金型母材が、チタンナイトライド、チタンカーバイ
    ト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイトのうちの
    少なくともいずれか1種から選択されたものを主成分と
    するサーメットよりなる、ことを特徴とする基板成形用
    金型。
  15. 【請求項15】請求項1ないし12いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記金型母材が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロ
    ムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なく
    ともいずれか1種から選択されたものを主成分とするセ
    ラミックスよりなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  16. 【請求項16】請求項1ないし12いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記離型膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種からなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  17. 【請求項17】請求項1ないし12いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記離型膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種を主成分とする合金からなる、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  18. 【請求項18】請求項1ないし12いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記離型膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものからなる、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  19. 【請求項19】請求項1ないし3いずれかに記載の基板
    成形用金型の上下一対間に、基板材料を設置する第1工
    程と、 前記第1工程後に、前記両金型と前記基板材料とを加熱
    し、第1基板形状にプレス成形する第2工程と、 前記第2工程後に、前記両金型から前記第1基板を離型
    する第3工程と、 を含むことを特徴とする基板の製造方法。
  20. 【請求項20】請求項4に記載の基板成形用金型の上下
    一対間に、基板材料を設置する第1工程と、 前記第1工程後に、前記両金型と前記基板材料とを加熱
    し、第1基板形状にプレス成形する第2工程と、 前記第2工程後に、前記両金型から前記第1基板を離型
    する第3工程と、 前記第3工程後に、前記第1基板に対して、所要サイズ
    の第2基板を越える外周部分を除去加工して当該第2基
    板を得る第4工程、 を含むことを特徴とする基板の製造方法。
  21. 【請求項21】請求項19または20に記載の基板の製
    造方法において、 前記基板が、ガラスよりなることを特徴とする基板の製
    造方法。
  22. 【請求項22】請求項19ないし21いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記金型母材の材料として、タングステンカーバイトを
    主成分とする超硬合金を用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型の製造方法。
  23. 【請求項23】請求項19いし21いずれかに記載の基
    板成形用金型の製造方法において、 前記金型母材の材料として、チタンナイトライド、チタ
    ンカーバイト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイ
    トのうちの少なくともいずれか1種から選択されたもの
    を主成分とするサーメットを用いる、ことを特徴とする
    基板成形用金型の製造方法。
  24. 【請求項24】請求項19ないし23いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記金型母材の材料として、アルミナ、シリコンカーバ
    イト、クロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のう
    ちの少なくともいずれか1種から選択されたものを主成
    分とするセラミックスを用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型の製造方法。
  25. 【請求項25】請求項19ないし23いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記離型膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を用いる、ことを特徴とする
    基板成形用金型の製造方法。
  26. 【請求項26】請求項19ないし23いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記離型膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を主成分とする合金を用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  27. 【請求項27】請求項19いし23いずれかに記載の基
    板成形用金型の製造方法において、 前記離型膜の材料として、アルミナ、シリコンカーバイ
    ト、クロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうち
    の少なくともいずれか1種から選択されたものを用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
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