JP2003146690A - ガラス基板成形用金型、その製造方法およびガラス基板成形方法 - Google Patents

ガラス基板成形用金型、その製造方法およびガラス基板成形方法

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JP2003146690A
JP2003146690A JP2001341859A JP2001341859A JP2003146690A JP 2003146690 A JP2003146690 A JP 2003146690A JP 2001341859 A JP2001341859 A JP 2001341859A JP 2001341859 A JP2001341859 A JP 2001341859A JP 2003146690 A JP2003146690 A JP 2003146690A
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molding
carbide
release film
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Hidenao Kataoka
秀直 片岡
Tatsutoshi Suenaga
辰敏 末永
Akihiko Okabe
明彦 岡部
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Fuji Electric Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
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    • C03B2215/41Profiled surfaces
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な軸一体型のディスク用ガラス基板
を、プレス成形により安価にかつ大量に生産できるガラ
ス基板成形用金型およびその製造方法、また、その金型
を使用したガラス基板成形方法を提供する。 【解決手段】ディスク用ガラス基板の軸部に対応するプ
レス面6の凹部には、離型膜5を形成した後、この離型
膜5を精密加工することにより、凹部4を含むプレス面
が高精度で、離型性に優れたガラス基板成形用金型を得
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスクなどのディスク用ガラス基板を、プレス成形す
るのに好適な基板成形用金型、その製造方法および前記
ディスク用ガラス基板の成形方法に関し、更に詳しく
は、突出した軸部を有する軸一体型のディスク用ガラス
基板のプレス成形に好適な基板成形用金型、その製造方
法およびガラス基板の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録ディスクにおいては、磁気ディ
スク、光ディスク、その他のディスクがある。このよう
なディスクの基板材料として、これまでのアルミニウム
合金に代わり、強度が大きく、耐熱性も良好で、表面硬
度が高く、高精度な精密研磨によって、高精度な平滑性
の要求に充分応えることができるガラス基板が注目さ
れ、既に実用化されている。
【0003】このようなディスク用ガラス基板の製造法
としては、金型によってガラス材料を加熱加圧してディ
スク状にプレス成形するプレス成形法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク用
ガラス基板は、中央部に開口を有する中空円盤(ドーナ
ツ盤)状にプレス成形されていたが、かかる中空円盤状
では、ディスクの回転軸となる軸部を高精度に別途組み
付ける必要があるために、手間がかかるといった難点が
ある。
【0005】そこで、開口を無くすとともに、中央部に
回転軸となる突出した軸部を一体にした軸一体型のディ
スク用ガラス基板をプレス成形することが望まれる。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、軸部を有するディスク用ガラス基板を、高い
精度で安定してプレス成形によって生産できるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0008】すなわち、本発明のガラス基板成形用金型
は、突出した軸部を有する軸一体型のディスク用ガラス
基板をプレス成形するガラス基板成形用金型であって、
前記軸部に対応して窪んだ凹部を有する金型母材のプレ
ス面には、少なくとも前記凹部に、高精度に加工された
離型膜を有するものである。
【0009】ここで、高精度に加工とは、軸部を有する
ディスク用ガラス基板が要求される高い精度で得られる
ような精度で加工されることをいい、例えば、円柱状の
軸部を要求される高い形状精度で得るために、前記凹部
の離型膜が、その表面粗さ、真円度、円筒度、直角度な
どの各項目の内の所要の項目について、所要の数値を満
たすような精度に加工されることをいう。
【0010】本発明によれば、ディスク用ガラス基板の
軸部に対応して窪んだ凹部には、高精度に加工された離
型膜を有するので、このガラス基板成形用金型を用いて
プレス成形することにより、高精度な軸部を有する軸一
体型のディスク用ガラス基板を安定して得ることができ
る。
【0011】また、本発明のガラス基板成形用金型の製
造方法は、突出した軸部を有する軸一体型のディスク用
ガラス基板をプレス成形するガラス基板成形用金型の製
造方法であって、金型母材のプレス面を粗加工して前記
軸部に対応して窪んだ凹部を形成する第1工程と、前記
プレス面の少なくとも前記凹部に、離型膜を形成する第
2工程と、前記離型膜を精密加工する第3工程とを含む
ものである。
【0012】ここで、精密加工とは、上述の高精度に加
工と同様に、軸部を有するディスク用ガラス基板が要求
される高い精度で得られるような精度で加工されること
をいう。
【0013】本発明によれば、粗加工によって凹部を形
成し、この凹部に離型膜を形成した後に精密加工するの
で、ディスク用ガラス基板をプレス成形するためのガラ
ス基板成形用金型を効率的に製造できる。
【0014】また、前記金型母材が、タングステンカー
バイト(WC)を主成分とする超硬合金、チタンナイト
ライド(TiN)、チタンカーバイド(TiC)、クロ
ムカーバイド(Cr32)およびアルミナ(Al23
のうちから選ばれた少なくともいずれか1種を主成分と
するサーメット、アルミナ(Al23)、シリコンカー
バイド(SiC)、クロムカーバイド(Cr32)、窒
化珪素(Si34)および窒化硼素(BN)のうちから
選ばれた少なくともいずれか1種を主成分とするセラミ
ックスからなるのが好ましい。これらは、耐熱性、耐食
性に優れ、耐高温強度を有するものであり、また、この
ような超硬合金あるいはサーメットやセラミックスなど
の焼結材を金型母材とすることにより、良好な熱伝導性
を確保できるとともに、プレス面の面荒れによる表面性
の低下を防止できる。
【0015】さらに、前記離型膜が、シリコン(S
i)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、チタン(T
i)、ニオブ(Nb)、バナジウム(V)、モリブデン
(Mo)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジ
ウム(Ir)、ロジウム(Rh)、オスミウム(O
s)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)、タング
ステン(W)およびタンタル(Ta)のうちから選ばれ
た少なくともいずれか1種、あるいは、それらのいずれ
かを主成分とする合金、あるいは、アルミナ(Al
23)、シリコンカーバイド(SiC)、クロムカーバ
イド(Cr32)、窒化珪素(Si34)および窒化硼
素(BN)のうちから選ばれた少なくともいずれか1種
からなるのが好ましく、このような離型膜は、ガラスと
の高温下で濡れ性が悪く化学的に反応せず、離型が容易
になる。
【0016】また、本発明のガラス基板成形方法は、一
対の金型間にガラス材料を配置してプレス成形して一方
の面に突出した軸部を有する軸一体型のディスク用ガラ
ス基板を得る方法であって、前記一対の金型の一方を、
本発明に係る凹部を有するガラス基板成形用金型とする
とともに、他方を、前記凹部を有しない金型としてい
る。
【0017】本発明によれば、高精度な軸部を有する軸
一体型のディスク用ガラス基板を安定して得ることがで
きる。
【0018】
【発明実施の形態】以下、図面によって本発明の実施の
形態について詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の一つの
実施の形態に係るガラス基板成形用金型を示すものであ
り、同図(a)は断面図を、同図(b)は平面図をそれ
ぞれ示している。
【0020】この実施の形態のガラス基板成形用金型1
は、後述する図3(c)に示されるディスク用ガラス基
板2を、プレス成形して製造するための一方の金型(下
金型)とされるものである。ディスク用ガラス基板2
は、図3(c)に示されるように、円盤状の一方の面の
中央部に、回転軸となる円柱状の軸部2aが一体にプレ
ス成形されてなる。
【0021】かかるディスク用ガラス基板2をプレス成
形するためのガラス基板成形用金型1は、図1に示され
るように、金型母材3のプレス面6の全面には、高精度
に加工された離型膜5を有しており、その中央部には、
ディスク用ガラス基板2の軸部2aに対応して窪んだ凹
部4を有している。
【0022】この実施の形態では、金型母材3は、タン
グステンカーバイト(WC)を主成分とし、焼結バイン
ダーとしてコバルト(Co)を用いた超硬合金からな
り、離型膜5は、白金(Pt)からなる。
【0023】この実施の形態のガラス基板成形用金型1
のプレス面6の外径Dは、50.0mmである。また、
離型膜5の膜厚Tは、20μmであり、この離型膜5が
形成された凹部4の外径dは、10.0mmであり、そ
の深さLは、8mmである。
【0024】この実施の形態では、軸部2aを有するデ
ィスク用ガラス基板2を、高い精度で安定してプレス成
形して生産できるようにするために、ガラス基板成形用
金型1の離型膜5は、高精度に加工されている。すなわ
ち、この実施の形態の離型膜5の表面粗さは、0.2s
であり、円柱状の軸部2aに対応する凹部4の真円度
は、0.5μmであり、その円筒度および直角度は、い
ずれも1μmである。
【0025】このように、凹部4における離型膜5が高
精度に加工されて、その表面粗さが0.2s、真円度が
0.5μm、円筒度および直角度が1μmとされている
ので、このガラス基板成形用金型1を用いて得られるデ
ィスク用ガラス基板2の軸部2aも高精度のものとな
る。
【0026】高精度な軸部2aを有するディスク用ガラ
ス基板2を得るためには、ガラス基板成形用金型1の凹
部4の表面粗さは、例えば、0.5s程度以下であるの
が好ましく、真円度、円筒度および直角度は、それぞれ
例えば、2〜3ミクロン程度以下の高精度に加工される
のが好ましいが、ディスク用ガラス基板2に要求される
精度に応じて、より緩やかな加工精度としてもよい。
【0027】次、このガラス基板成形用金型1の製造方
法を、図2に基づいて説明する。
【0028】まず、同図(a)に示される金型母材3の
プレス面6の中心部に、放電加工及び研削加工により、
凹部7を粗加工した。粗加工後の凹部7の形状精度は、
表面粗さ12s、真円度6μm、直径9.98mm、深
さ7.98mmであった。
【0029】次に、同図(b)に示されるように凹部7
以外の部分を、ダイヤモンド砥石を使用した研磨加工に
よりプレス面6を鏡面化した。鏡面化後のプレス面6の
表面粗さは、0.2sであった。そして、凹部7を含む
プレス面6の全面に、例えば、スパッタ法によって、離
型膜5を40μm形成した。その後、同図(c)に示さ
れるように、この凹部7をホーニングにより鏡面加工
(精密加工)した。鏡面加工後の凹部4の形状精度は、
上述のように表面粗さ0.2s、真円度0.5μm、円
筒度および直角度が1μm、凹部4の直径10.0m
m、深さ8mmであり、上述の図1のガラス基板成形用
金型1が得られた。
【0030】次に、このガラス基板成形用金型1を使用
したディスク用ガラス基板の成形方法を図3に示す。
【0031】この実施の形態のガラス基板成形方法で
は、上述したガラス基板成形用金型1と凹部4を有して
いない金型8と用いてディスク用ガラス基板2を成形す
るものである。上金型となる金型8は、凹部4を有して
いない以外は、下金型である本発明のガラス基板成形用
金型1と基本的に同様の構成であり、平面状のプレス面
6’を有する金型母材3’上に、離型膜5’が形成され
て構成されている。
【0032】同図(a)に示されるように、これら両金
型1,8の間に、ガラス材料(アルミノシリケートガラ
ス)9を配置し、両金型1,8およびガラス材料9を6
80℃に加熱後、同図(b)に示されるように、450
kgf/cm2にてプレス成形することで同図(c)に
示されるように、軸部2aを一体に有するディスク用ガ
ラス基板2を得た。
【0033】かかるガラス基板成形方法によれば、離型
の際に軸部2aにクラック等を発生することもなく、高
精度な軸部2aを有するディスク用ガラス基板2を安定
して得ることができた。
【0034】なお、比較例として、上述の図2(b)と
同様に、金型母材のプレス面の中心部に凹部を粗加工し
た後、離型膜を形成したままの表面を有する金型を用い
て、同じガラス材料を、同じ条件で成形(加熱温度68
0℃、プレス圧力450kgf/cm2)したところ、
軸部の離型性が悪く、ディスク用ガラス基板の軸部にク
ラックが多発するとともに、得られた軸部の形状精度が
悪かった。
【0035】さらに、別の比較例として、上述の図2
(b)と同様に、金型母材のプレス面の中心部に凹部を
粗加工した後、離型膜を形成する前に、本発明と同様
に、凹部を高精度にホーニング加工し、プレス面全面を
鏡面加工した後、離型膜を20μm形成した。この金型
の場合、成膜前の凹部の加工精度は、本発明のガラス基
板成形用金型1の完成後のものとほぼ同一であったが、
離型膜の成膜により、膜分布のばらつきが生じて精度が
が劣化し、表面粗さ3.2s、真円度1.8μmとなっ
た。そして、この金型を使用してディスク用ガラス基板
を上述の実施の形態と同様の条件でプレス成形したとこ
ろ、ガラス基板の軸部の形状精度が悪かった。
【0036】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、軸部の形状として円柱状としたが、角柱状やその
その他の形状であってもよい。
【0037】また、上述の実施の形態では、金型母材と
して、タングステンカーバイト(WC)を主成分とする
超硬合金を、離型膜として、白金(Pt)を、ガラス材
料として、アルミノシリケートをそれぞれ使用したが、
本発明の他の実施の形態として、金型母材として、その
他のタングステンカーバイト(WC)を主成分とする超
硬合金、チタンナイトライド(TiN)、チタンカーバ
イド(TiC)、クロムカーバイド(Cr3C2)、ア
ルミナ(Al23)を主成分とするサーメット、アルミ
ナ(Al23)、シリコンカーバイド(SiC)、クロ
ムカーバイド(Cr32)、窒化珪素(Si34)、窒
化硼素(BN)のセラミックス等、耐熱性、耐食性に優
れ、耐高温強度を有するものを、また、離型膜としてそ
の他のシリコン(Si)、ニッケル(Ni)、クロム
(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、バナジウ
ム(V)、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、パラジ
ウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ロジウム(R
h)、オスミウム(Os)、ルテニウム(Ru)、レニ
ウム(Re)、タングステン(W)、タンタル(Ta)
のいずれか、あるいは、それらのいずれかを主成分とす
る合金、あるいは、アルミナ(Al23)、シリコンカ
ーバイド(SiC)、クロムカーバイド(Cr32)、
窒化珪素(Si34)、窒化硼素(BN)よりなるもの
を、ガラス材料としてその他のガラスをそれぞれ使用し
てもよい。
【0038】また、金型の製造方法として、凹部の粗加
工方法として、放電加工及び研削加工以外の方法であっ
てもよい。また、プレス面の鏡面化も、研磨加工、ホー
ニング加工以外のものであってもよい。
【0039】また、金型の少なくともプレス面には、離
型膜が形成されていることが好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガラス材
料を加熱軟化してプレス成形することにより、軸部を有
するディスク用ガラス基板を得る際に使用するガラス基
板成形用金型において、そのプレス面の前記軸部に対応
して窪んだ凹部には、高精度に加工された離型膜を有し
ており、これによって、高精度で、離型性に優れた軸一
体型のディスク用ガラス基板を安定して得ることができ
る。
【0041】また、離型膜を形成した後に凹部を精密加
工することにより、精密加工後に離型膜を形成する場合
と比較して、離型膜の成膜による凹部の形状精度劣化も
なく、凹部を高精度に加工することができ、これによっ
て、得られるディスク用ガラス基板の軸部の形状精度も
高まることになる。
【0042】また、このガラス基板成形用金型を使用し
てガラス基板をプレス成形することにより、高精度な軸
部を有するディスク用ガラス基板を安価に、高精度に、
大量に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガラス基板成形用金
型を示す図である。
【図2】図1のガラス基板成形用金型の製造手順を示す
図である。
【図3】図1のガラス基板成形用金型を用いたガラス基
板の成形方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板成形用金型 2 ディスク用ガラス基板 2a 軸部 3,3’ 金型母材 4 凹部 5,5’ 離型膜 9 ガラス材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末永 辰敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡部 明彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 4G015 HA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突出した軸部を有する軸一体型のディス
    ク用ガラス基板をプレス成形するガラス基板成形用金型
    であって、 前記軸部に対応して窪んだ凹部を有する金型母材のプレ
    ス面には、少なくとも前記凹部に、高精度に加工された
    離型膜を有することを特徴とするガラス基板成形用金
    型。
  2. 【請求項2】 前記金型母材が、タングステンカーバイ
    ト(WC)を主成分とする超硬合金からなる請求項1記
    載のガラス基板成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記金型母材が、チタンナイトライド
    (TiN)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカー
    バイド(Cr32)およびアルミナ(Al23)のうち
    から選ばれた少なくともいずれか1種を主成分とするサ
    ーメットからなる請求項1記載のガラス基板成形用金
    型。
  4. 【請求項4】 前記金型母材が、アルミナ(Al
    23)、シリコンカーバイド(SiC)、クロムカーバ
    イド(Cr32)、窒化珪素(Si34)および窒化硼
    素(BN)のうちから選ばれた少なくともいずれか1種
    を主成分とするセラミックスからなる請求項1記載のガ
    ラス基板成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記離型膜が、シリコン(Si)、ニッ
    ケル(Ni)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオ
    ブ(Nb)、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)、
    白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン(W)
    およびタンタル(Ta)のうちから選ばれた少なくとも
    いずれか1種からなる請求項1〜4のいずれかに記載の
    ガラス基板成形用金型。
  6. 【請求項6】 前記離型膜が、シリコン(Si)、ニッ
    ケル(Ni)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオ
    ブ(Nb)、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)、
    白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン(W)
    およびタンタル(Ta)のうちから選ばれた少なくとも
    いずれか1種を主成分とする合金からなる請求項1〜4
    のいずれかに記載のガラス基板成形用金型。
  7. 【請求項7】 前記離型膜が、アルミナ(Al23)、
    シリコンカーバイド(SiC)、クロムカーバイド(C
    32)、窒化珪素(Si34)および窒化硼素(B
    N)のうちから選ばれた少なくともいずれか1種からな
    る請求項1〜4のいずれかに記載のガラス基板成形用金
    型。
  8. 【請求項8】 突出した軸部を有する軸一体型のディス
    ク用ガラス基板をプレス成形するガラス基板成形用金型
    の製造方法であって、 金型母材のプレス面を粗加工して前記軸部に対応して窪
    んだ凹部を形成する第1工程と、 前記プレス面の少なくとも前記凹部に、離型膜を形成す
    る第2工程と、 前記離型膜を精密加工する第3工程と、 を含むことを特徴とするガラス基板成形用金型の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第1工程と前記第2工程との間に、
    前記凹部以外のプレス面を鏡面加工する工程を含む請求
    項8記載のガラス基板成形用金型の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記金型母材が、タングステンカーバ
    イト(WC)を主成分とする超硬合金からなる請求項8
    または9記載のガラス基板成形用金型の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記金型母材が、チタンナイトライド
    (TiN)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカー
    バイド(Cr32)およびアルミナ(Al23)のうち
    から選ばれた少なくともいずれか1種を主成分とするサ
    ーメットからなる請求項8または9記載のガラス基板成
    形用金型の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記金型母材が、アルミナ(Al
    23)、シリコンカーバイド(SiC)、クロムカーバ
    イド(Cr32)、窒化珪素(Si34)および窒化硼
    素(BN)のうちから選ばれた少なくともいずれか1種
    を主成分とするセラミックスからなる請求項8または9
    記載のガラス基板成形用金型の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記離型膜が、シリコン(Si)、ニ
    ッケル(Ni)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニ
    オブ(Nb)、バナジウム(V)、モリブデン(M
    o)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム
    (Ir)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ル
    テニウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)およびタンタル(Ta)のうちから選ばれた少な
    くともいずれか1種からなる請求項8〜12のいずれか
    に記載のガラス基板成形用金型の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記離型膜が、シリコン(Si)、ニ
    ッケル(Ni)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニ
    オブ(Nb)、バナジウム(V)、モリブデン(M
    o)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム
    (Ir)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ル
    テニウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)およびタンタル(Ta)のうちから選ばれた少な
    くともいずれか1種を主成分とする合金からなる請求項
    8〜12のいずれかに記載のガラス基板成形用金型の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 前記離型膜が、アルミナ(Al
    23)、シリコンカーバイド(SiC)、クロムカーバ
    イド(Cr32)、窒化珪素(Si34)および窒化硼
    素(BN)のうちから選ばれた少なくともいずれか1種
    からなる請求項8〜12のいずれかに記載のガラス基板
    成形用金型の製造方法。
  16. 【請求項16】 一対の金型間にガラス材料を配置して
    プレス成形して一方の面に突出した軸部を有する軸一体
    型のディスク用ガラス基板を得る方法であって、 前記一対の金型の一方を、前記請求項1〜7のいずれか
    に記載の前記凹部を有するガラス基板成形用金型とする
    とともに、他方を、前記凹部を有しない金型とすること
    を特徴とするガラス基板成形方法。
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