JP2003026426A - 基板成形用金型およびその製造方法 - Google Patents

基板成形用金型およびその製造方法

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JP2003026426A
JP2003026426A JP2001211986A JP2001211986A JP2003026426A JP 2003026426 A JP2003026426 A JP 2003026426A JP 2001211986 A JP2001211986 A JP 2001211986A JP 2001211986 A JP2001211986 A JP 2001211986A JP 2003026426 A JP2003026426 A JP 2003026426A
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carbide
molding die
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Hidenao Kataoka
秀直 片岡
Akihiko Okabe
明彦 岡部
Hiroshi Minasawa
宏 皆澤
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Fuji Electric Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードディスクの高密度化と高信頼性の要求に
沿ってそれに用いられるガラス基板を超平滑に成形でき
る金型の製造方法を提供する。 【解決手段】ガラスを加熱軟化してプレス成形すること
によりガラス基板を得る際に使用する基板成形用金型の
製造方法であって、金型母材1のプレス面2を鏡面加工
する第1工程と、金型母材のプレス面に加工膜4を形成
する第2工程と、加工膜の表面をプレス面の欠陥の影響
を消去する深さに鏡面加工する第3工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス材料から、
磁気ディスク、光ディスク、その他の情報記録ディスク
用としてのガラス基板にプレス成形するための基板成形
用金型およびそれの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録ディスクにおいては、磁気ディ
スク、光ディスク、その他のハードディスクがある。こ
のようなディスクの基板材料としては、これまでのアル
ミニウム合金に代わり、強度が大きく、耐熱性も良好
で、表面硬度が高く、高精度な精密研磨によって、高精
度な平滑性の要求に十分応えることができるガラス基板
が注目されている。
【0003】このガラス基板の製造としては、金型によ
りガラス材料を加熱加圧して情報記録ディスクの形状に
プレス成形するプレス成形法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハードディスクの高密
度化と高信頼性の要求に伴い、その基板材料であるガラ
ス基板の超平滑性が必要とされ、そのガラス基板を成形
するための金型としてもそのプレス面に対する無欠陥性
の要求も厳しく、そのプレス面を鏡面加工する技術の開
発が進んでいる。
【0005】ところで、前記プレス面を研削や研磨によ
り鏡面に仕上げたにもかかわらず、該プレス面に凹みが
発生しているのが見受けられる。
【0006】本発明者が、この原因について鋭意研究し
た結果、プレス面を鏡面に仕上げても、その金型の母材
を構成する材料によりその内部に存在する微細な空洞
や、また、空洞の存在しない領域でも加工に際しての力
でその構成粒子が離脱したりして凹みのような欠陥が発
生していたことを見出した。
【0007】したがって、本発明は、金型母材の構成材
料により金型母材それ自体にそのプレス面に凹みのよう
な欠陥があってもその影響を受けることなく、ハードデ
ィスクの高密度化と高信頼性の要求に沿ってそれに用い
られるガラス基板を超平滑に成形できる金型およびこれ
の製造方法を提供することを解決すべき課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、ガラスを
加熱軟化してプレス成形することによりガラス基板を得
る際に使用する基板成形用金型の製造方法であって、前
記金型母材のプレス面を鏡面加工する第1工程と、前記
金型母材のプレス面に加工膜を形成する第2工程と、前
記加工膜の表面を前記プレス面の欠陥の影響を消去する
深さに鏡面加工する第3工程とを含む。
【0009】本発明によると、第1工程における鏡面加
工に際して金型母材のプレス面に凹凸のような欠陥がで
きた場合、第2工程でそのプレス面に形成される加工膜
にはその欠陥が影響して凹凸が発生している。そして、
第3工程で、その加工膜の表面が前記欠陥の影響が消去
され、無欠陥な鏡面となる。
【0010】したがって、本発明では、金型母材の構成
材料により金型母材それ自体にそのプレス面に凹みのよ
うな欠陥があってもその影響を受けることなく、ハード
ディスクの高密度化と高信頼性の要求に沿ってそれに用
いられるガラス基板を超平滑に成形できる金型を提供す
ることができる。
【0011】(2)本発明は、前記加工膜の上に離型膜を
形成してもよい。加工膜だけでは、成形対象であるガラ
スとの離型性が悪いが、加工膜の上に離型膜を形成した
場合、前記離型性が向上されて好ましい。
【0012】(3)本発明は、前記金型母材をタングステ
ンカーバイトを主成分とする超硬合金またはチタンナイ
トライド、チタンカーバイト、クロムカーバイトおよび
クロムカーバイトのうちの少なくともいずれか1種から
選択されたものを主成分とするサーメットまたはアルミ
ナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、窒化珪素
および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1種から選
択されたものを主成分とするセラミックスで構成しても
よい。
【0013】(4)本発明は、前記加工膜を、シリコン、
ニッケル、クロム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリ
ブデン、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、オ
スミウム、ルテニウム、レニウム、タングステンおよび
タンタルのうちの少なくともいずれか1種またはシリコ
ン、ニッケル、クロム、チタン、ニオブ、バナジウム、
モリブデン、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウ
ム、オスミウム、ルテニウム、レニウム、タングステン
およびタンタルのうちの少なくともいずれか1種を主成
分とする合金またはアルミナ、シリコンカーバイト、ク
ロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少な
くともいずれか1種から選択されたものから構成しても
よい。
【0014】前記(3)および(4)について、詳しく言う
と、金型母材を例えば単結晶材料例えばシリコンで構成
すると、その表面を非常に無欠陥な鏡面に加工できるも
のの、シリコンの場合、非常に脆いから成形のように数
十トンほどの荷重がかかる金型材料とすると容易に破壊
したり、また、熱伝導に劣るため成形に時間がかかる。
そこで、超硬合金は熱伝導に優れているが、表面性に劣
る。そのため、前記(3)のような超硬合金やサーメット
やセラミックなどの焼結材を金型母材とすると、熱伝導
性を確保することができて好ましい。そして、この場
合、これら焼結材はプレスで押し固めたものであるた
め、その表面を鏡面に加工しても空洞などの欠陥が発生
しやすい。そこで、その焼結材からなる金型母材の表面
に前記(4)のような無欠陥に鏡面加工できる加工膜を成
膜すると、金型母材で熱伝導性と強度とを確保する一方
で、加工膜で鏡面性を確保できる金型が得られて好まし
い。
【0015】(5)本発明は、前記離型膜を、シリコン、
ニッケル、クロム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリ
ブデン、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム、オ
スミウム、ルテニウム、レニウム、タングステンおよび
タンタルのうちの少なくともいずれか1種またはシリコ
ン、ニッケル、クロム、チタン、ニオブ、バナジウム、
モリブデン、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウ
ム、オスミウム、ルテニウム、レニウム、タングステン
およびタンタルのうちの少なくともいずれか1種を主成
分とする合金またはアルミナ、シリコンカーバイト、ク
ロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少な
くともいずれか1種から選択されたものから構成しても
よい。
【0016】前記(5)の離型膜の場合、前記(4)の加工
膜上に成膜される材料として、ガラスとの高温下での濡
れ性が悪いつまり化学的に反応せず、また、耐酸化性に
優れているの点で好ましい。
【0017】(6)本発明は、前記加工膜と離型膜とを同
じ材料で構成してそれらの密着性を確保可能としてもよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金型についての詳
細を図面に示す実施形態を参照して説明する。
【0019】なお、金型は、上下一対からなり、各実施
形態では、その一方の金型についての製造方法について
説明するが、他方の金型も同様に製造することができ
る。さらに、各実施形態で示される金型は、図面的には
その側面構成のみが示されており、その平面構成は示さ
れていない。
【0020】本実施の形態のガラス基板成形用金型の製
造方法は、ガラスを加熱軟化してプレス成形することに
よりガラス基板を得る際に使用する製造方法であって、
金型母材のプレス面を鏡面加工する第1工程と、金型母
材のプレス面に加工膜を形成する第2工程と、加工膜の
表面を前記プレス面の欠陥の影響を消去する深さに鏡面
加工する第3工程とを含むものである。
【0021】以下、図1(a)(b)(c)を参照して
前記第1ないし第3工程の詳細を説明する。
【0022】〔第1工程〕図1(a)を参照して、金型
母材1は、タングステンカーバイト(WC)を主成分と
する超硬合金を素材とし、これをコバルト(Co)を焼
結バインダーとしてプレスにより押し固めて構成されて
いる。
【0023】そして、第1工程では、このような金型母
材1のプレス面2を、ダイヤモンド砥石により研削加工
し、2ミクロン径のダイヤンド砥粒により研磨加工し、
その表面粗さを中心線平均粗さRaで1.5nmの鏡面
に加工する。
【0024】この場合、金型母材1のプレス面2を鏡面
に加工しても、その素材が超硬合金であるために、図1
(a)で示すように、プレス面2には、前記研磨に起因
した凹みの欠陥3が存在していることがある。
【0025】詳しく言うと、金型母材1は、タングステ
ンカーバイトの0.5ミクロン径の微粒子を焼結するこ
とにより製造されているため、その内部に多数の微細な
空洞やバインダー(Co)の偏析、カーボン溜まりが存
在したり、ガラスによる粒子の離脱があり、ダイヤモン
ド砥石および砥粒による研削、研磨加工後、深さ100
nm以上にも達する凹みの欠陥3が、鏡面内に存在して
いる。
【0026】したがって、このような欠陥3が存在して
いたのでは、ガラス基板をプレス成形しようとしても、
その基板面に、金型母材1のプレス面2の欠陥3がその
まま転写されてしまい、その表面を平滑に成形できな
い。
【0027】〔第2工程〕そのため、前記第1工程によ
る鏡面加工の後で、金型母材1のプレス面2上に、図1
(b)で示すように、スパッタリング法により膜厚3ミ
クロンにて白金レニウム合金(Pt−Re)からなる加
工膜4を形成する。
【0028】この場合、スパッタリング法で加工膜4を
形成しただけでは、加工膜4の表面には、金型母材1の
欠陥3に対応した欠陥5が存在した形状となる。
【0029】[第3工程〕そして、第3工程では、前記
第2工程後に、前記欠陥5の有る加工膜4を、0.5ミ
クロン径のダイヤモンド砥粒を用いた研磨加工により表
面粗さRaで0.7nmの鏡面、つまり、加工膜4の表
面をプレス面2の欠陥3の影響を消去するように、欠陥
5の深さ以上に研磨加工することにより、図1(c)で
示すように、無欠陥な鏡面を実現することができる。
【0030】このようにして構成された金型の上下一対
でもって、直接、ガラス材料をプレス成形した場合、ガ
ラス基板を超平滑に成形することができる。
【0031】したがって、実施形態1の金型では、ハー
ドディスクの高密度化と高信頼性の要求に沿うガラス基
板を成形することができる。
【0032】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0033】(1)図2(a)(b)(c)(d)を参
照して、実施形態2の金型の製造方法について説明す
る。
【0034】実施形態2の金型においては、金型母材1
を、チタンカーバイド(TiC)を主成分とするサーメ
ットで構成し、また、加工膜4を、アモルファスシリコ
ン(a−Si)から構成している。そして、この実施形
態2の場合、金型母材1と白金(Pt)からなる離型膜
6との間に加工膜4を介装している。
【0035】〔第1工程〕図2(a)で示すように、金
型母材1のプレス面をダイヤモンド砥石により研削加工
した後、ダイヤンド砥粒(砥粒径2ミクロン)を用いて
研磨加工し、表面粗さRa1.3nmに鏡面加工する。
【0036】この場合も、金型母材1のプレス面2に
は、実施形態1で述べたと同様の理由により前記研磨に
起因した凹みの欠陥3が存在している。
【0037】〔第2工程〕第1工程で鏡面加工した金型
母材1のプレス面2に、図2(b)で示すように、CV
D法により膜厚2ミクロンにてアモルファスシリコン
(a−Si)からなる加工膜4を形成する。
【0038】この加工膜4が形成された状態だけでは、
実施形態1で述べたと同様の理由により加工膜4の表面
には、金型母材1の欠陥3に対応した欠陥5が存在した
形状となっている。
【0039】〔第3工程〕そして、加工膜4を、0.5
ミクロン径のシリカ(SiO2)砥粒を用いて研磨加工
して表面粗さRa0.3nmの鏡面とする。
【0040】加工膜4を、その表面の凹み20の深さ以
上に研磨加工することにより、図2(c)で示すよう
に、無欠陥な鏡面が実現される。
【0041】〔第4工程〕実施形態1の場合は、加工膜
4のみで、ガラスとの離型性が悪く、成形時にガラス付
着が発生する恐れがあるので、実施形態2では、さら
に、白金(Pt)からなる離型膜6を、図2(d)で示
すように、加工膜4上にスパッタリング法により形成す
る。
【0042】離型膜6を、無欠陥な鏡面構造の加工膜4
上に形成していると、離型が良好であり、かつ、凹みの
ない加工膜4上に形成しているため、その表面に凹み欠
陥が存在することはない。
【0043】実施形態2の金型の場合も、実施形態1と
同様にして、欠陥のない平滑なガラス基板を得ることが
できる。
【0044】(2)本発明の場合、その金型母材1の素
材としては、上述の実施形態を含めて、耐熱性、耐食性
に優れ、耐高温強度を有する、以下のものを用いること
できる。
【0045】・タングステンカーバイトを主成分とする
超硬合金 ・チタンナイトライド、チタンカーバイト、クロムカー
バイトおよびクロムカーバイトのうちの少なくともいず
れか1種から選択されたものを主成分とするサーメット
よりなる ・アルミナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、
窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1
種から選択されたものを主成分とするセラミックス。
【0046】(3)本発明の場合、その加工膜4の素材
としては、上述の実施形態を含めて以下のものを用いる
ことできる。
【0047】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種。
【0048】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種を主成分とする合金からなる ・アルミナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、
窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1
種から選択されたもの。
【0049】(4)本発明の場合、離型膜6の素材とし
ては、上述の実施形態を含めて以下のものを用いること
できる。
【0050】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種。
【0051】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種を主成分とする合金からなる ・アルミナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、
窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1
種から選択されたもの。
【0052】(5)本発明は、上述した実施形態を含め
て、加工膜4の形成方法として、スパッタリング法、C
VD法、めっき法、PVD法、などがある。
【0053】(6)本発明は、上述した実施形態を含め
て、離型膜6の形成方法として、スパッタリング法、C
VD法、めっき法、PVD法、などがある。
【0054】(7)本発明は、加工膜4や離型膜6は、
単層でも複数層でもよい。
【0055】(8)上述の実施形態の場合、研磨加工性
とプレス成形に耐え得る機械強度を優先するときは加工
膜4を選択して実施形態1の金型を用いる。この場合、
加工膜4そのものが離型作用を有する。また、ガラスと
の離型性を優先するときは加工膜4は離型性を有すると
してもさらに離型性にすぐれた離型膜6を選択し実施形
態2の金型を用いるようにして、いずれにしても欠陥の
無い超平滑平面なガラス基板を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、金型母
材のプレス面に、加工膜を形成し、その加工膜を鏡面に
加工することにより、金型母材のプレス面に存在する凹
みなどの欠陥を除去することが可能となり、この金型を
使用して、ガラス基板を成形することにより、欠陥の無
い、超平滑平面なガラス基板を得ることができる。
【0057】また、加工膜上に、離型膜を形成した場
合、欠陥の無い、かつ、ガラスとの離型性が良好な金型
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る金型の製造方法の説
明に供する図
【図2】本発明の実施形態2に係る金型の製造方法の説
明に供する図
【符号の説明】
1 金型母材、2 プレス面、4 加工膜、6 離型膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 511 G11B 7/26 511 // B29L 17:00 B29L 17:00 (72)発明者 岡部 明彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 皆澤 宏 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AH38 AH79 AJ02 AJ06 AJ09 AJ11 CA09 CB01 CD22 5D112 AA02 BA03 BA10 5D121 AA02 DD04 DD18

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型母材と、 前記金型母材のプレス面に設けられ、かつ、その表面が
    前記プレス面の欠陥の影響を消去する深さに鏡面加工さ
    れている加工膜と、 を含むことを特徴とする基板成形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜上に設けられた離型膜を含む、ことを特徴と
    する基板成形用金型。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の基板成形用金型に
    おいて、 前記金型母材が、タングステンカーバイトを主成分とす
    る超硬合金よりなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の基板成形用金型に
    おいて、 前記金型母材が、チタンナイトライド、チタンカーバイ
    ト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイトのうちの
    少なくともいずれか1種から選択されたものを主成分と
    するサーメットよりなる、ことを特徴とする基板成形用
    金型。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の基板成形用金型に
    おいて、 前記金型母材が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロ
    ムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なく
    ともいずれか1種から選択されたものを主成分とするセ
    ラミックスよりなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5いずれかに記載の基板成
    形用金型において、 前記加工膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種からなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5いずれかに記載の基板成
    形用金型において、 前記加工膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種を主成分とする合金からなる、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  8. 【請求項8】請求項1ないし5いずれかに記載の基板成
    形用金型において、 前記加工膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものからなる、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  9. 【請求項9】請求項2に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記離型膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種からなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  10. 【請求項10】請求項2に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記離型膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種を主成分とする合金からなる、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  11. 【請求項11】請求項2に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記離型膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものからなる、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  12. 【請求項12】請求項2に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜と離型膜とが同じ材料で構成されている、こ
    とを特徴とする基板成形用金型。
  13. 【請求項13】ガラスを加熱軟化してプレス成形するこ
    とによりガラス基板を得る際に使用する基板成形用金型
    の製造方法であって、 前記金型母材のプレス面を鏡面加工する第1工程と、 前記金型母材のプレス面に加工膜を形成する第2工程
    と、 前記加工膜の表面を前記プレス面の欠陥の影響を消去す
    る深さに鏡面加工する第3工程と、 を含む基板成形用金型の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の基板成形用金型の製
    造方法において、 前記加工膜の上に離型膜を形成する第4工程、 を含むことを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の基板成形用
    金型の製造方法において、 前記第1工程が、前記金型母材のプレス面を研削した
    後、研磨することにより鏡面に仕上げるものである、こ
    とを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  16. 【請求項16】請求項13ないし15のいずれかに記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記金型母材の材料として、タングステンカーバイトを
    主成分とする超硬合金を用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型の製造方法。
  17. 【請求項17】請求項13ないし15のいずれかに記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記金型母材の材料として、チタンナイトライド、チタ
    ンカーバイト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイ
    トのうちの少なくともいずれか1種から選択されたもの
    を主成分とするサーメットを用いる、ことを特徴とする
    基板成形用金型の製造方法。
  18. 【請求項18】請求項13ないし15のいずれかに記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記金型母材の材料として、アルミナ、シリコンカーバ
    イト、クロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のう
    ちの少なくともいずれか1種から選択されたものを主成
    分とするセラミックスを用いるよりなる、ことを特徴と
    する基板成形用金型の製造方法。
  19. 【請求項19】請求項13ないし18いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記加工膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種からなるものを用いる、こと
    を特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  20. 【請求項20】請求項13ないし19いずれかに記載の
    基板成形用金型において、 前記加工膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を主成分とする合金を用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型。
  21. 【請求項21】請求項13ないし19いずれかに記載の
    基板成形用金型において、 前記加工膜の材料として、アルミナ、シリコンカーバイ
    ト、クロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうち
    の少なくともいずれか1種から選択されたものを用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型。
  22. 【請求項22】請求項14に記載の基板成形用金型にお
    いて、 前記離型膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を用いる、ことを特徴とする
    基板成形用金型。
  23. 【請求項23】請求項14に記載の基板成形用金型にお
    いて、 前記離型膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を主成分とする合金を用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型。
  24. 【請求項24】請求項14に記載の基板成形用金型にお
    いて、 前記離型膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものからなる、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  25. 【請求項25】請求項12に記載の基板成形用金型の製
    造方法において、 前記加工膜と離型膜とを同じ材料を用いて形成する、こ
    とを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005314761A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Kida Seiko Kk 光ディスク用スタンパーの基板作製方法及び電鋳物
JP2009073689A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Fujinon Corp 光学素子成形用金型及びその製造方法
EP2610933A2 (en) 2011-12-28 2013-07-03 Nichia Corporation Molded package for light emitting device

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