JP2003026427A - 基板成形用金型およびこれの製造方法 - Google Patents

基板成形用金型およびこれの製造方法

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秀直 片岡
Akihiko Okabe
明彦 岡部
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型母材表面の研磨による加工痕を消失させ、
また、ガラス基板の離型性を良好にする。 【解決手段】金型母材1のプレス面2が研削により鏡面
にされ、エッチングで所望の表面粗さとされ、その金型
母材のプレス面に離型膜3が、所定の膜厚でかつ所定の
表面粗さに形成されている基板成形用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス材料から、
磁気ディスク、光ディスク、その他の情報記録ディスク
用のガラス基板にプレス成形するための基板成形用金型
およびこれの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録ディスクにおいては、磁気ディ
スク、光ディスク、その他のハードディスクがある。こ
のようなディスクの基板材料としては、これまでのアル
ミニウム合金に代わり、強度が大きく、耐熱性も良好
で、表面硬度が高く、高精度な精密研磨によって、高精
度な平滑性の要求に十分応えることができるガラス基板
が注目されている。
【0003】このガラス基板の製造としては、金型によ
りガラス材料を加熱加圧して情報記録ディスクの形状に
プレス成形するプレス成形法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の金型
の場合、その母材の表面を研磨し、その表面に成形した
ガラス基板との離型を良くするための離型膜を形成する
ものがある。
【0005】また、このような金型において、従来で
は、母材の表面粗さが小さくて鏡面性が高いために、そ
の母材の表面に形成される離型膜の表面も鏡面性が高い
ものとなっており、離型膜が形成されているにもかかわ
らず、金型からのガラス基板の離型性が悪く、ガラス成
分の付着や基板割れが多発している。
【0006】したがって、本発明は、金型母材のプレス
面に離型膜が形成されている金型において、成形時のガ
ラス基板の離型性も良好にすることを解決すべき共通の
課題としている。
【0007】また、このような金型では、前記母材表面
の研磨に起因する方向性を持った加工痕が存在し、その
加工痕が、離型膜の形成後も残留し、それを使用してガ
ラス基板を成形した際には、この残留加工痕がガラス基
板に転写されてしまうおそれがある。
【0008】したがって、本発明は、金型母材表面の研
磨による加工痕を消失させてガラス基板へのその加工痕
の転写を無くすことを解決すべき他の課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明第1は、金型
母材の少なくともプレス面をドライエッチング、ウエッ
トエッチングなどで所望の表面粗さに荒らした後、少な
くとも一層以上の離型膜を形成するものである。
【0010】本発明第1によると、金型母材のプレス面
が所望の表面粗さになっているから、そのプレス面に形
成される離型膜の表面粗さもほぼ該プレス面の表面粗さ
に対応したものとなる。したがって、この離型膜からの
ガラス基板の離型性が大きく向上し、金型へのガラス成
分の付着や、ガラス基板割れが発生しなくなる。
【0011】本発明第1は、好ましくは、前記プレス面
が、鏡面加工された後で、エッチングで所望の表面粗さ
に加工されている。
【0012】こうした構成にした場合、エッチングレー
トの違いで金型母材表面を所望の表面粗さに容易かつ正
確に制御できて好ましい。
【0013】本発明第1は、好ましくは、前記金型母材
が、エッチングレートが異なる材料を含むとともに、そ
のプレス面を研削加工により鏡面にされた後、ドライエ
ッチングによりプレス面がエッチングされて所望の表面
粗さにされている。
【0014】こうした構成にした場合、エッチングレー
トの違いで金型母材表面を所望の表面粗さに容易かつ正
確に制御できて好ましい。
【0015】本発明第1は、好ましくは、前記離型膜
が、当該離型膜に対する形成条件を制御したスパッタリ
ングにより、所定の膜厚でかつ所定の表面粗さに形成さ
れている。
【0016】こうした構成にした場合、離型膜の表面粗
さを金型母材のプレス面の表面粗さに対応させやすくな
って好ましい。
【0017】(2)本発明第2は、所望の表面粗さとされ
たプレス面を有する金型母材と、前記プレス面に所望の
表面粗さで形成されている加工膜と、前記加工膜上に形
成された離型膜とを含む。
【0018】本発明第2によると、本発明第1と同様
に、金型母材のプレス面が所望の表面粗さになっている
から、そのプレス面に形成される離型膜の表面粗さもほ
ぼ該プレス面の表面粗さに対応したものとなる。したが
って、この離型膜からのガラス基板の離型性が大きく向
上し、金型へのガラス成分の付着や、ガラス基板割れが
発生しなくなる。
【0019】そして、この場合、本発明第2では、離型
膜が加工膜上に形成されているから、母材表面にその研
磨に起因して存在する加工痕をその加工膜で除去するこ
とができるから、加工痕が、離型膜の形成後に残留する
ようなことが九なり、その結果、従来のように加工痕が
ガラス基板に転写されてしまうおそれをなくすことがで
きる。
【0020】本発明第2は、好ましくは、前記加工膜
は、鏡面加工されてからエッチングにより所望の表面粗
さに形成されている。
【0021】こうした構成にした場合、その加工膜の上
に形成される離型膜の表面粗さを、金型母材のプレス面
の表面粗さに影響されず、加工膜の表面粗さに対応した
ものにできるから、その表面粗さの設定が容易になる。
【0022】本発明第2は、好ましくは、前記エッチン
グが、ウェットエッチングである。
【0023】本発明第2は、好ましくは、前記金型母材
が、そのプレス面を研磨加工により鏡面にされており、
前記離型膜が、放電投入電力を制御したスパッタリング
により、所定の膜厚でかつ所定の表面粗さに形成されて
いる。
【0024】本発明第2は、好ましくは、前記加工膜と
離型膜とが同じ材料で構成されている。
【0025】こうした構成にした場合、加工膜と離型膜
との密着性が高くなって好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報記録ディスク
用ガラス基板のプレス成形用金型(以下、単に金型とい
う)についての詳細を図面に示す実施形態を参照して説
明する。
【0027】なお、金型は上下一対からなるが、各実施
形態では、その一方の金型についての製造方法について
説明するが、他方の金型も同様に製造することができ
る。さらに、各実施形態で示される金型は、図面的には
その側面構成のみが示されており、その平面構成は示さ
れていない。
【0028】本実施の形態は、ガラスを加熱軟化してプ
レス成形することによりガラス基板を得る際に使用する
基板成形用金型の製造方法であって、金型母材の少なく
ともプレス面を所望の表面粗さにする第1工程と、前記
プレス面に対して、少なくとも一層以上の離型膜を形成
する第2工程とを有するものである。
【0029】以下、図1(a)(b)(c)を参照し
て、これら各工程の詳細を説明する。これらの図におい
て、1は金型母材、2はプレス面、3は離型膜である。
【0030】〔第1工程〕第1工程は、図1(a)で示す
ように、金型母材1のプレス面2を、ダイヤモンド砥石
により研削加工するとともに、2ミクロン径のダイヤン
ド砥粒により研磨加工して、その表面粗さを所望の表面
粗さとして例えば中心線平均粗さRaで0.5nmの鏡
面構造とする。この場合、金型母材1は、タングステン
カーバイド(WC)と焼結バインダーであるコバルト
(Co)とから構成されている。
【0031】そして、鏡面加工された金型母材1を、図
1(b)で示すように、アルゴンガスを使用してエッチ
ング量100nmでもって、その表面粗さを前記Ra
0.5nmからRa1.5nmとするようにドライエッ
チングする。
【0032】このドライエッチングの場合、金型母材1
の構成材料である、タングステンカーバイドとコバルト
とのエッチングレートが異なることを利用することがで
きる。
【0033】〔第2工程〕第2工程では、前記したよう
に、金型母材1のプレス面2に対して、少なくとも一層
以上の離型膜3を形成するものであり、そのため、前記
ドライエッチングの後、図1(c)で示すように、金型
母材1のプレス面2に、スパッタリング法により膜厚1
ミクロンの白金(Pt)からなり、かつ、表面粗さRa
1.7nmの離型膜3を形成する。
【0034】以上の第1工程により、金型母材1のプレ
ス面2は、表面粗さが、Ra0.5nmからRa1.5
nmとし、第2工程により、離型膜3の表面粗さをRa
1.7nmとする。
【0035】したがって、本実施の形態1の金型による
場合、金型母材1の研磨加工痕がドライエッチングによ
り消失するとともに、得られた金型表面の面状態が等方
的に、かつ、均一に荒れており、加工痕の転写もなく、
ガラス基板との離型性に優れたものとなるうえ、得られ
たガラス基板の品質を良好なものできる。
【0036】なお、本実施の形態1の金型とは異なっ
て、金型母材1のプレス面2を、ドライエッチングする
ことなく表面粗さRa0.7nmの離型膜3を形成した
従来の金型の場合、その金型母材の表面には研磨加工に
起因する方向性を持った加工痕が存在し、離型性が悪
く、その加工痕が、離型膜の形成後も残留している。こ
のような金型の場合、それを使用してガラス基板を成形
した際には、この残留加工痕がガラス基板に転写されて
しまうものである。
【0037】本発明は、上述した実施形態1に限定され
るものではなく、種々な応用や変形が考えられる。 (1)図2(a)(b)を参照して、実施形態2の金型の
製造方法について説明する。これらの図において、1は
金型母材、2はプレス面、3は離型膜である。
【0038】実施形態2の金型においては、金型母材1
は、アルミナ(Al23)で構成され、また、離型膜3
は、白金とタングステンとの合金(Pt−W)で構成さ
れている。
【0039】〔第1工程〕図2(a)で示すように、金
型母材1のプレス面2を、ダイヤモンド砥石により研削
加工し、その後、2ミクロン径のダイヤンド砥粒を用い
て研磨加工してその表面粗さを中心線平均粗さRaで
0.3nmとされた鏡面構造とする。
【0040】〔第2工程〕そして、図2(b)で示すよ
うに、鏡面加工後、金型母材1のプレス面2に対してス
パッタリング法により、膜厚1ミクロンで表面粗さRa
1.7nmの離型膜3を形成する。
【0041】このスパッタリングに際しての放電投入電
力は300W、ガス圧0.3Paとしている。
【0042】実施形態2の金型と従来の金型とを比較す
る。従来の金型は、実施形態2の金型と同じ金型母材1
を使用し、離型膜3のスパッタリング法による形成条件
を、ガス圧力は同じで、放電投入電力を200Wとして
いる。
【0043】従来の金型の場合、プレス面2の表面粗さ
はRa0.6nmとなり、金型母材1の研磨加工痕が残
留するとともに、成形時のガラス基板の離型性が良好で
なかった。
【0044】これに対して実施形態2の金型の場合、加
工痕が成膜により消失し、また、成形時のガラス基板の
離型性も良好であった。
【0045】以上のように、上述の実施形態2の場合、
母材のプレス面をエッチング等により荒らした後、離型
膜を形成することにより、等方的で、任意の粗さの金型
表面を得ることができる。また、離型膜の形成条件を制
御することで、所望の表面粗さの金型を得ることができ
る。
【0046】(2)図3(a)(b)(c)(d)を参照
して、実施形態3の金型の製造方法について説明する。
これらの図において、1は金型母材、2はプレス面、3
は離型膜、4は加工膜である。
【0047】実施形態3の場合、金型母材1の少なくと
もプレス面2を所望の表面粗さにする第1工程と、金型
母材1の少なくともプレス面2上に所望の表面粗さの加
工膜4を形成する第2工程と、前記加工膜4上に一層以
上の離型膜3を形成する第3工程とを含む。
【0048】実施形態3の金型においては、金型母材1
は、シリコンカーバイド(SiC)で構成され、離型膜
3は、白金とイリジウムとの合金(Pt−Ir)で構成
されている。そして、この実施形態3の場合、金型母材
1と離型膜3との間にシリコン(Si)からなる加工膜
4が介装されている。
【0049】〔第1工程〕図3(a)で示すように、金
型母材1のプレス面2を、ダイヤモンド砥石により研削
加工し、その後、アルミナ(Al23)砥粒を使用した
研磨加工により表面粗さをRa2.8nmに鏡面加工す
る。
【0050】〔第2工程〕金型母材1のプレス面2に、
図3(b)で示すように、CVD法により、膜厚1.5
ミクロンのシリコン(Si)からなる加工膜4を形成す
る。
【0051】この加工膜4を、2ミクロン径のシリカ
(Si23)砥粒を用いた研磨加工により、その表面粗
さをRa0.5nmの鏡面とする。
【0052】そして、加工膜4を、図3(c)で示すよ
うにエッチング量150nmのウエットエッチングによ
り表面粗さRa1.2nmとする。
【0053】〔第3工程〕加工膜4の上に、図3(d)
で示すように、スパッタリング法により膜厚1ミクロン
にて白金とイリジウムとの合金(Pt−Ir)からなる
表面粗さRa1.8nmの離型膜3を形成する。
【0054】実施形態3の金型と従来の金型とを比較す
る。従来の金型は、金型母材1上に加工膜4が形成され
ていない。
【0055】その結果、従来の金型の場合、金型母材が
エッチングされていても、その表面粗さRaは、金型母
材の研磨加工後の表面粗さがほぼ維持されたままであ
り、その結果、離型膜の形成後も、その表面には、金型
母材の表面に存在した研磨加工に起因する方向性を持っ
た加工痕が残留し、この金型を使用して成形した際、こ
の加工痕がガラス基板に転写するという問題が発生す
る。
【0056】一方、実施形態3の金型の場合、金型母材
1の研磨加工痕も加工膜4のエッチングにより消失する
とともに、その面粗さが等方的で、加工痕の転写もな
く、離型性に優れたものであり、得られたガラス基板の
品質も良好であった。
【0057】(3)図4(a)(b)(c)を参照して、
実施形態4の金型の製造方法について説明する。これら
の図において、1は金型母材、2はプレス面、3は離型
膜、4は加工膜である。
【0058】実施形態4の金型においては、金型母材1
は、チタンカーバイド(TiC)を主成分とするサーメ
ットで構成され、離型膜3は、白金と金との合金(Pt
−Au)で構成されている。そして、この実施形態4の
場合、金型母材1と離型膜3との間にクロム(Cr)か
らなる加工膜6が介装されている。
【0059】実施形態4の製造方法を説明する。
【0060】〔第1工程〕金型母材1のプレス面4は、
図4(a)で示すように、ダイヤモンド砥石により表面
粗さRa15nmに研削加工されている。
【0061】〔第2工程〕前記鏡面加工の後、図4
(b)で示すように、金型母材1のプレス面4に、スパ
ッタ法により膜厚1.5ミクロンからにるクロム(C
r)の加工膜6が形成される。
【0062】この加工膜6は、2ミクロン径のアルミナ
(Al23)砥粒を用いた研磨加工により表面粗さRa
0.4nmの鏡面とされる。
【0063】〔第3工程〕そして、加工膜6の上に、図
4(c)で示すように、ガス圧力0.05Paにてスパ
ッタリング法により表面粗さRa2.1nmの離型膜5
が形成される。
【0064】実施形態4の金型と従来の金型と比較す
る。従来の金型の場合、実施形態4の金型と同じ金型母
材とし、離型膜のスパッタリング法による形成条件は、
ガス圧0.6Paとされる。
【0065】この結果、従来の金型の場合、表面粗さR
aが0.9nmとなり、加工膜の研磨加工痕が残留する
とともに、表面粗さが小さく、成形時の離型性が良好で
なかった。
【0066】これに対して、実施形態4の金型の場合、
金型母材1の研磨加工痕が、離型膜3の形成により消失
するとともに、その面粗さが等方的で、かつ、任意に制
御可能で、また、加工痕の転写もなく、離型性に優れた
ものであり、得られたガラス基板の品質も良好であっ
た。
【0067】また、加工膜4の形成とその鏡面加工によ
り、金型母材1のプレス面2に存在した欠陥(たとえ
ば、微小な空洞)を完全に除去できた。
【0068】(4)本発明の場合、その金型母材1の素材
としては、上述の実施形態を含めて、耐熱性、耐食性に
優れ、耐高温強度を有する、以下のものを用いることで
きる。
【0069】・タングステンカーバイトを主成分とする
超硬合金。
【0070】・チタンナイトライド、チタンカーバイ
ト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイトのうちの
少なくともいずれか1種から選択されたものを主成分と
するサーメットよりなる。
【0071】・アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
もいずれか1種から選択されたものを主成分とするセラ
ミックス。
【0072】(5)本発明の場合、離型膜3の素材とし
ては、上述の実施形態を含めて以下のものを用いること
できる。
【0073】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種。
【0074】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種を主成分とする合金からなる、・アルミ
ナ、シリコンカーバイト、クロムカーバイト、窒化珪素
および窒化硼素のうちの少なくともいずれか1種から選
択されたもの。
【0075】(6)本発明の場合、加工膜4の素材とし
ては、上述の実施形態を含めて以下のものを用いること
できる。
【0076】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種。
【0077】・シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
いずれか1種を主成分とする合金からなる。
【0078】・アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
もいずれか1種から選択されたもの。
【0079】(7)本発明は、上述した実施形態を含め
て、加工膜4の形成方法として、スパッタリング法、C
VD法、めっき法、PVD法、などがある。
【0080】(8)本発明は、上述した実施形態を含め
て、離型膜3の形成方法として、スパッタリング法、C
VD法、めっき法、PVD法、などがある。
【0081】(9)本発明は、加工膜4や離型膜3は、
単層でも複数層でもよい。
【0082】(10) また、鏡面の加工法も上述の実施
形態に限定されるものでなく、その他の加工方法であっ
てもよい。
【0083】(11) また、表面のエッチング方法とし
て、ウエットエッチング、ドライエッチング以外に、そ
の他の加工方法、たとえば、CMP(ケミカルメカニカ
ルポリシング)であってもよい。また、表面粗さのエッ
チング方法として、ドライエッチングと形成条件の双方
を組み合わせてもよい。
【0084】(12) また、形成条件は、スパッタリン
グ法の場合、投入電力、ガス圧を挙げたが、処理時間、
基板加熱の有無等、その他の条件であっても良いし、そ
の他の形成方法、例えば、メッキ法の場合は、電気密
度、温度等、表面粗さを制御可能ないかなるものであっ
ても良い。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金型母材
表面の研磨による加工痕を消失させてガラス基板へのそ
の加工痕の転写を無くし、また、成形時のガラス基板の
離型性も良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る金型の製造方法の説
明に供する図
【図2】本発明の実施形態2に係る金型の製造方法の説
明に供する図
【図3】本発明の実施形態3に係る金型の製造方法の説
明に供する図
【図4】本発明の実施形態4に係る金型の製造方法の説
明に供する図
【符号の説明】
1 金型母材 2 プレス面 3 離型膜 4 加工膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 511 G11B 7/26 511 // B29C 43/36 B29C 43/36 B29L 17:00 B29L 17:00 (72)発明者 岡部 明彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 皆澤 宏 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA49 AH38 AH79 AJ02 AJ06 AJ09 AJ11 CA09 CD01 CD22 CD24 CD30 5D112 AA02 AA24 BA03 BA10 5D121 AA02 DD04 DD18

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の表面粗さとされたプレス面を有する
    金型母材と、 前記金型母材のプレス面上に成膜されている離型膜と、 を含む基板成形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記プレス面が、エッチングにより前記所望の表面粗さ
    とされている、基板成形用金型。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記金型母材が、エッチングレートが異なる材料により
    構成されている、基板成形用金型。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3いずれかに記載の基板成
    形用金型において、 前記離型膜が、前記金型母材のプレス面に対して当該離
    型膜に対する形成条件を制御したスパッタリングにより
    成膜されている、基板成形用金型。
  5. 【請求項5】所望の表面粗さとされたプレス面を有する
    金型母材と、 前記プレス面上に成膜されかつ所望の表面粗さを有する
    加工膜と、 前記加工膜上に成膜された離型膜と、 を含む基板成形用金型。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜は、鏡面加工されてからエッチングにより所
    望の表面粗さに形成されている、基板成形用金型。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記エッチングが、ウェットエッチングである、基板成
    形用金型。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記金型母材が、そのプレス面を研磨加工により鏡面に
    されており、 前記離型膜が、スパッタリングにより所定の表面粗さで
    成膜されている、 基板成形用金型。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8いずれかに記載のにおい
    て、基板成形用金型において、 前記金型母材の材料として、タングステンカーバイトを
    主成分とする超硬合金を用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型。
  10. 【請求項10】請求項1ないし8いずれかに記載の基板
    成形用金型において、 前記金型母材が、チタンナイトライド、チタンカーバイ
    ト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイトのうちの
    少なくともいずれか1種から選択されたものを主成分と
    するサーメットよりなる、ことを特徴とする基板成形用
    金型。
  11. 【請求項11】請求項1ないし8いずれかに記載の基板
    成形用金型において、 前記金型母材が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロ
    ムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なく
    ともいずれか1種から選択されたものを主成分とするセ
    ラミックスよりなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  12. 【請求項12】請求項1ないし11いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記離型膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種からなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  13. 【請求項13】請求項1ないし11いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記離型膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種を主成分とする合金からなる、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  14. 【請求項14】請求項1ないし11いずれかに記載の基
    板成形用金型において、 前記離型膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものからなる、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  15. 【請求項15】請求項5に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種からなる、ことを特徴とする基板成形用金
    型。
  16. 【請求項16】請求項5に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜が、シリコン、ニッケル、クロム、チタン、
    ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、パラジウム、
    イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、レニ
    ウム、タングステンおよびタンタルのうちの少なくとも
    いずれか1種を主成分とする合金からなる、ことを特徴
    とする基板成形用金型。
  17. 【請求項17】請求項5に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものからなる、ことを特
    徴とする基板成形用金型。
  18. 【請求項18】請求項5に記載の基板成形用金型におい
    て、 前記加工膜と離型膜とが同じ材料で構成されている、こ
    とを特徴とする基板成形用金型。
  19. 【請求項19】ガラスを加熱軟化してプレス成形するこ
    とによりガラス基板を得る際に使用する基板成形用金型
    の製造方法であって、 金型母材の少なくともプレス面を所望の表面粗さにする
    第1工程と、 前記プレス面に対して、少なくとも一層以上の離型膜を
    形成する第2工程と、 を有する基板成形用金型の製造方法。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の基板成形用金型の製
    造方法において、 前記第1工程が、前記金型母材のプレス面を鏡面加工し
    た後、エッチングにより所望の表面粗さに荒すものであ
    る、基板成形用金型の製造方法。
  21. 【請求項21】請求項19または20に記載の基板成形
    用金型の製造方法において、 前記第2工程が、前記離型膜の形成条件を変化させるこ
    とで、前記離型膜に所望の表面粗さを得るものである、
    基板成形用金型の製造方法。
  22. 【請求項22】ガラスを加熱軟化してプレス成形するこ
    とによりガラス基板を得る際に使用する基板成形用金型
    の製造方法であって、 金型母材の少なくともプレス面を所望の表面粗さにする
    第1工程と、 金型母材の少なくともプレス面上に所望の表面粗さの加
    工膜を形成する第2工程と、 前記加工膜上に一層以上の離型膜を形成する第3工程
    と、 を含む基板成形用金型の製造方法。
  23. 【請求項23】請求項22に記載の基板成形用金型の製
    造方法において、 前記第2工程が、前記加工膜を鏡面加工した後、エッチ
    ングにより所望の表面粗さにするものである、基板成形
    用金型の製造方法。
  24. 【請求項24】ガラスを加熱軟化してプレス成形するこ
    とによりガラス基板を得る際に使用する基板成形用金型
    の製造方法であって、 金型母材の少なくともプレス面を所望の表面粗さにする
    第1工程と、 金型母材の少なくともプレス面上に所望の表面粗さの加
    工膜を形成する第2工程と、 前記加工膜上に一層以上の離型膜を形成するとともに、
    前記離型膜の内、最表面側の離型膜を所望の表面粗さに
    加工する第3工程と、 を含む基板成形用金型の製造方法。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の基板成形用金型の製
    造方法において、 前記第3工程が、前記最表面離型膜を、鏡面加工した
    後、エッチングにより所望の表面粗さに荒すものである
    基板成形用金型の製造方法。
  26. 【請求項26】ガラスを加熱軟化してプレス成形するこ
    とによりガラス基板を得る際に使用する基板成形用金型
    の製造方法であって、 金型母材の少なくともプレス面を所望の表面粗さにする
    第1工程と、 前記金型母材の少なくともプレス面上に所望の表面粗さ
    の加工膜を形成する第2工程と、 前記加工膜上に、その形成条件を変化させることで所望
    の表面粗さを有する一層以上の離型膜を形成する第3工
    程と、 を含む基板成形用金型の製造方法。
  27. 【請求項27】請求項22または24または26に記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記加工膜の形成方法が、メッキ法、PVD法、CVD
    法等の薄膜形成方法である、基板成形用金型の製造方
    法。
  28. 【請求項28】請求項19または21または22または
    24または26に記載の基板成形用金型の製造方法にお
    いて、 前記離型膜の形成方法が、メッキ法、PVD法、CVD
    法等の薄膜形成方法である基板成形用金型の製造方法。
  29. 【請求項29】請求項19または21または22または
    24または26に記載の基板成形用金型の製造方法にお
    いて、 前記金型母材の材料として、タングステンカーバイトを
    主成分とする超硬合金を用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型の製造方法。
  30. 【請求項30】請求項19または21または22または
    24または26に記載の基板成形用金型の製造方法にお
    いて、 前記金型母材の材料として、タングステンカーバイトを
    主成分とする超硬合金を用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型。
  31. 【請求項31】請求項19または21または22または
    24または26に記載の基板成形用金型の製造方法にお
    いて、 前記金型母材の材料として、チタンナイトライド、チタ
    ンカーバイト、クロムカーバイトおよびクロムカーバイ
    トのうちの少なくともいずれか1種から選択されたもの
    を主成分とするサーメットを用いる、ことを特徴とする
    基板成形用金型の製造方法。
  32. 【請求項32】請求項19または21または22または
    24または26に記載の基板成形用金型の製造方法にお
    いて、 前記金型母材の材料として、アルミナ、シリコンカーバ
    イト、クロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のう
    ちの少なくともいずれか1種から選択されたものを主成
    分とするセラミックスを用いる、ことを特徴とする基板
    成形用金型の製造方法。
  33. 【請求項33】請求項19ないし31いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記離型膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種からなるものを用いる、こと
    を特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  34. 【請求項34】請求項19ないし31いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記離型膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を主成分とする合金を用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  35. 【請求項35】請求項19ないし31いずれかに記載の
    基板成形用金型の製造方法において、 前記離型膜の材料として、アルミナ、シリコンカーバイ
    ト、クロムカーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうち
    の少なくともいずれか1種から選択されたものを用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  36. 【請求項36】請求項22または24または26に記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記加工膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を用いる、ことを特徴とする
    基板成形用金型の製造方法。
  37. 【請求項37】請求項22または24または26に記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記加工膜の材料として、シリコン、ニッケル、クロ
    ム、チタン、ニオブ、バナジウム、モリブデン、白金、
    パラジウム、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテ
    ニウム、レニウム、タングステンおよびタンタルのうち
    の少なくともいずれか1種を主成分とする合金を用い
    る、ことを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  38. 【請求項38】請求項22または24または26に記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記加工膜が、アルミナ、シリコンカーバイト、クロム
    カーバイト、窒化珪素および窒化硼素のうちの少なくと
    もいずれか1種から選択されたものを用いる、ことを特
    徴とする基板成形用金型の製造方法。
  39. 【請求項39】請求項22または24または26に記載
    の基板成形用金型の製造方法において、 前記加工膜と離型膜とを同じ材料のものを用いる、こと
    を特徴とする基板成形用金型の製造方法。
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