JP2003025972A - ランプクリーナシステム - Google Patents

ランプクリーナシステム

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JP2003025972A
JP2003025972A JP2001214173A JP2001214173A JP2003025972A JP 2003025972 A JP2003025972 A JP 2003025972A JP 2001214173 A JP2001214173 A JP 2001214173A JP 2001214173 A JP2001214173 A JP 2001214173A JP 2003025972 A JP2003025972 A JP 2003025972A
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Japan
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nozzle
piston
cleaning liquid
cleaner system
cylinder
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Application number
JP2001214173A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Kitawaki
宏泰 北脇
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/46Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
    • B60S1/48Liquid supply therefor
    • B60S1/52Arrangement of nozzles; Liquid spreading means
    • B60S1/522Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms
    • B60S1/528Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms the spreading means being moved between a rest position and a working position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】噴射ノズルのノズル口に異物が入り込まないラ
ンプクリーナシステムを提供する。 【解決手段】車体に設けられてなり且つ洗浄液8が供給
可能なるシリンダー4と、該シリンダー4に対してピス
トン7を介してヘッドランプユニットの前面カバーの外
面に洗浄液を噴射可能なる噴射ノズル9とより構成され
てなり、前記噴射ノズル9には、ノズル口20が常時閉
止してなると共に洗浄液の圧力によって開成が可能なる
切れ込みがノズル口20に形成されてなる弾性体のノズ
ル本体22を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッドランプな
どのランプユニットのクリーナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のランプクリーナシステムとして、
例えば特開平10−19730号公報に示すように、車
体の開口部に設けられてなるシリンダーと、該シリンダ
ーに伸縮自在に支持されてなるピストンと、該ピストン
の先端部に取り付けられた噴射ノズルとよりなり、ピス
トンがシリンダーから所定位置まで突出した後に噴射ノ
ズルから洗浄液が噴射されて、ヘッドランプの前面カバ
ーに付着したゴミなどを除去させているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、噴射ノズルが車体より露出
していて、常時噴射ノズルのノズル口が開成されてなる
ので、噴射ノズルにゴミや泥やワックスなどの異物が付
着するおそれがある。該噴射ノズルのノズル口に異物が
入り込むと、噴射しずらくなったり、噴射しなくなるお
それがある。
【0004】この発明は、このような従来の技術の欠点
に着目してなされたものであり、噴射ノズルのノズル口
に異物が入り込まないランプクリーナシステムを提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車体に設けられてなり且つ洗浄液が供給可能なるシ
リンダーと、該シリンダーに対してピストンを介してラ
ンプユニットのカバーの外面に洗浄液を噴射可能なる噴
射ノズルとより構成されてなり、前記噴射ノズルには、
ノズル口が常時閉止してなると共に洗浄液の圧力によっ
て開成が可能なる切れ込みがノズル口に形成されてなる
弾性体のノズル本体を有する。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、前記噴射
ノズルのノズル本体に形成されてなるノズル口がノズル
本体自身の弾性力によって常時閉じられているので、ノ
ズル口に異物が入り込むことが確実に阻止され、噴射異
常などが発生するおそれがない。また、洗浄液噴射スイ
ッチをONにすることで、洗浄液がシリンダー及びピス
トン内に充填された圧力により、前記ノズル口が開成可
能であるので、前記ピストンの先端部に取り付けられた
噴射ノズルからの洗浄液の噴射に支障はないことにな
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
されてなるランプクリーナシステムであって、前記ピス
トンは、伸縮自在に支持されてなり且つ前記カバーに対
向した位置まで先端部が突出可能なる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、洗浄液がシリンダー内
に充填されて、ピストンの先端部を前記カバーに対向し
た位置まで移動できるので、前記ピストンの先端部に取
り付けられた噴射ノズルから洗浄効果の高い適正な角度
で洗浄液が噴射することが可能で、ランプユニットのカ
バーに付着したゴミなどを適切に除去することができ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載されてなるランプクリーナシステムであっ
て、前記ノズル口の切れ込みは、前記ランプユニットの
長手方向とほぼ同一方向に長尺に形成されてなる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、前記ランプユニットの長手方向と同一の切
れ込みに沿って噴射することが可能であるので、ランプ
ユニットのカバーに付着したゴミなどを適切に除去する
ことができる。換言すると、横に長手のランプユニット
のカバーであれば、切れ込みを横長にし、縦に長手のラ
ンプユニットのカバーであれば、切れ込みを縦長にする
など、ランプユニットのカバーの長手方向に切れ込みの
傾きを合わせることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
されてなるランプクリーナシステムであって、前記ノズ
ル口の切れ込みには、前記ランプユニットの長手方向と
ほぼ同一方向に小穴を複数形成されてなる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口の小穴から抵
抗無く噴射される洗浄液は、前記ランプユニットの長手
方向に沿って噴射することが可能であるので、噴射液の
圧力は損なわれず、前記ランプユニットのカバーに付着
したゴミなどをより適切に除去することができる。換言
すると、横に長手のランプユニットのカバーであれば、
切れ込みに沿った小穴が横方向に配されてなるし、縦に
長手のランプユニットのカバーであれば、切れ込みに沿
った小穴が縦方向に配されてなるなど、ランプユニット
のカバーの長手方向に小穴の向きを合わせることができ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載されてなるランプクリーナシステムであっ
て、前記ノズル本体の切れ込みは、ノズル本体の中心部
より放射状に複数形成されてなる。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、ノズル本体の切れ込みがノズル本体の中心
部より放射状に複数形成されているので、開口する際の
抵抗が少なく、前記ランプユニットのカバーに向かって
強い圧力での噴射が可能であり、ランプユニットのカバ
ーに付着したゴミなどを適切に除去することができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
されてなるランプクリーナシステムであって、前記ノズ
ル本体の切れ込みの内側には、切れ込みに向けて集中す
る溝が形成されてなる。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、ノズル本体の切れ込みがノズル本体中心部
より放射状に形成されているばかりか集中する溝が形成
されてなるので、開口する際の抵抗がより少なく、前記
ランプユニットのカバーに向かってより強い圧力での噴
射が可能であり、ランプユニットのカバーに付着したゴ
ミなどを適切に除去することができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載されてなるランプクリーナシステムであっ
て、前記ノズル本体の切れ込みは、渦状に形成されてな
る。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、ノズル本体の切れ込みが渦状に形成されて
いるので、開口する際の抵抗が少なく、前記ランプユニ
ットのカバーに向かって強い圧力での噴射が可能であ
り、ランプユニットのカバーに付着したゴミなどを適切
に除去することができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載されてなるランプクリーナシステムであっ
て、前記噴射ノズルのノズル本体は、孔を有するドーム
状をなし、前記ピストンを覆う蛇腹と一体に形成されて
なる。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、噴射ノズルのノズル本体が孔を有するドー
ム状に形成されてなるので、開口する際の抵抗が少な
く、前記ランプユニットのカバーに向かって強い圧力で
の噴射が可能であり、ランプユニットのカバーに付着し
たゴミなどを適切に除去することができる。また、ノズ
ル本体が蛇腹と一体なので、部品点数が少なく、原価が
低減できる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
されてなるランプクリーナシステムであって、前記蛇腹
内には、前記シリンダーに対してピストンが収縮する方
向に常時付勢してなると共に前記洗浄液の圧力により、
前記ピストンを前記シリンダーより突出可能なる第1ス
プリングが介在されてなる。
【0022】請求項9に記載の発明によれば、蛇腹を組
み付けるだけで第1スプリングとしての機能が付加され
るので、第1スプリングを別に組み付ける場合に比較し
て組み立て性が向上する。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
請求項9の何れか1項に記載されてなるランプクリーナ
システムであって、前記シリンダーと前記ピストンとの
間には、前記シリンダーに対してピストンが収縮する方
向に常時付勢してなると共に前記洗浄液の圧力により、
前記ピストンを前記シリンダーより突出可能なる第1ス
プリングが介在されてなり、前記ピストンには、シリン
ダーの第1流通路に連通可能なる第2流通路が形成され
てなると共に第1,第2流通路を開閉可能なる閉止弁が
配設されてなり、該閉止弁は、前記ピストンに配設され
てなるガイド部材と、該ガイド部材の着座面に密接する
ことで前記第1,第2流通路を閉じると共に着座面から
遊離することで前記第1,第2流通路を開く弁本体と、
該弁本体を常時ガイド部材の着座面に密接する方向に付
勢してなると共に前記第1スプリングの付勢力より大き
なバネ力を有する第2スプリングとより構成されてな
る。
【0024】請求項10に記載の発明によれば、洗浄液
噴射スイッチをONにすると、洗浄液がシリンダー内に
充填されると、該洗浄液による圧力がピストンに加わ
り、ピストンが第1スプリングの伸び力に抗して押され
て移動し、シリンダーから噴射ノズル側が突出して、噴
射ノズルの位置が前記ランプユニットのカバーと対向す
る位置まで移動する。前記第1スプリングが最も圧縮さ
れると、ピストンの移動が停止され、更に加わる圧力に
より閉止弁の弁本体がガイド部材の着座面から遊離し、
シリンダーの第1流通路とピストンの第2流通路とが連
通し、ノズル本体のノズル口に圧力が加わり、ノズル口
が開くことで、噴射ノズルより洗浄液がランプユニット
のカバーへ向けて噴射することができる。
【0025】また、洗浄液噴射スイッチをOFFにする
と、洗浄液の供給が停止されるので、ノズル本体自体の
弾性力によりノズル口が閉じ、噴射ノズルからの洗浄液
の噴射が停止されると共に、第1スプリングの伸び力に
よりピストンが押されて移動し、シリンダー内にピスト
ンが没入すると共にシリンダー内の洗浄液がシリンダー
外へ押し戻される。また、閉止弁が閉じ、第1流通路と
第2流通路とが閉じることになる。こうして、簡易な構
成であるにもかかわらず、洗浄液の噴射及び該噴射の停
止並びに噴射ノズルの没入した位置への復帰が行われる
ことになる。簡易な構成であるから、安価になり、故障
の可能性も著しく低下する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な第1の実
施形態を図1〜図7に基づいて説明する。この第1の実
施形態に係る「ランプクリーナシステム」であるヘッド
ランプクリーナシステム1は、自動車11の「車体」で
あるバンパ12に図示しないブラケットを介在して設け
られてなり且つ洗浄液8が供給可能なるシリンダー4
と、該シリンダー4に対して伸縮自在に支持されてなり
且つ先端部6が車外に突出可能なるピストン7を介して
「ランプユニット」であるヘッドランプユニット2の
「カバー」である前面カバー3の外面に洗浄液8を噴射
可能なる噴射ノズル9とより構成されてなる。
【0027】前記噴射ノズル9は、ノズル口20が常時
閉止してなると共に洗浄液8の圧力によって開成が可能
なる切れ込み21がノズル口20に形成されてなるゴム
などの弾性体よりなるノズル本体22と、該ノズル本体
22を保持すると共に前記ピストン7の先端部6に保持
されたノズルホルダー23と、該ノズルホルダー23に
保持され且つ前記ピストン7がシリンダー4内に没入状
態で前記自動車11のバンパ12の開口部5を閉塞可能
なる蓋体10とよりなる。該蓋体10は、前記バンパ1
2の開口部5を閉塞している状態で、前記バンパ12に
対して略面一状をなすように、互いにテーパー状をなし
て合致することが望ましい。
【0028】前記ヘッドランプユニット2は、自動車1
1の前側FRに左右1個ずつ配置されてなる。前記前面
カバー3は、後側RRに若干湾曲していて、図示しない
光源の光を透光可能である。前記ヘッドランプクリーナ
システム1は、前記ヘッドランプユニット2の中央に設
けることで、前面カバー3を均一に洗浄できる。
【0029】前記ヘッドランプクリーナシステム1は、
図6に示すように、ON・OFF操作可能なる洗浄液噴
射スイッチ26と、コントローラ27と、洗浄液8を貯
蔵可能なるタンク28と、前記洗浄液噴射スイッチ26
をON操作することでタンク28内の洗浄液8を吸引可
能なると共に洗浄液噴射スイッチ26のOFF操作によ
り該吸引を停止させるポンプ29と、前記シリンダー4
及びポンプ29を連通した二股状のチューブ30とより
構成されてなる。前記ポンプ29は、洗浄液噴射スイッ
チ26のOFF操作により吸引を停止するだけでなく、
逆流、つまり、タンク28内に洗浄液8を吸引するもの
でも良い。前記チューブ30は、ポンプ29に接続され
た第1チューブ30aと、前記シリンダー4それぞれに
接続された第2チューブ30bと、第1チューブ30a
及び第2チューブ30bを接続した接続部材30cとよ
り構成されてなる。前記タンク28の口28aからは、
洗浄液8を導入可能なると共にキャップ28bで、口2
8aを閉塞することで、ゴミなどの侵入を防いでいる。
【0030】前記ヘッドランプクリーナシステム1は、
図2、図3、図5に示すように、筒型に形成されてなる
と共に第1流通路14が形成されてなる前記シリンダー
4と、該シリンダー4内を出没自在なると共に第2流通
路15が形成されてなる前記ピストン7と、該ピストン
7の根元7aに配されてなる閉止弁16と、前記シリン
ダー4のピストン7側を閉じるストッパー31及び前記
ピストン7の根元7aの間に介在されることで前記シリ
ンダー4に対してピストン7が収縮する方向、つまり没
入するように常時付勢してなるコイル状の第1スプリン
グ13とよりなる。符号33は、前記ストッパー31と
前記ピストン7の先端部6の端部との間に伸縮自在に配
されてなる蛇腹である。
【0031】前記閉止弁16は、図2,図3、図5に示
すように、前記ピストン7の根元7aに配設されてなる
ガイド部材18と、該ガイド部材18の着座面19に密
接することで前記第1,第2流通路14、15を閉じる
と共に着座面19から遊離することで前記第1,第2流
通路14,15を開く弁本体24と、該弁本体24を常
時ガイド部材18の着座面19に密接する方向に付勢し
てなると共に前記第1スプリング13の付勢力より大き
なバネ力を有する第2スプリング17とより構成されて
なる。
【0032】前記ノズル口20の切れ込み21は、図7
に示すように、前記ヘッドランプユニット2の前面カバ
ー3の長手方向とほぼ同一方向に長尺に形成されてな
る。前記ノズル口20の切れ込み21には、前記ヘッド
ランプユニット2の前面カバー3の長手方向とほぼ同一
方向に小穴25を複数形成されてなる。
【0033】このようにして得られたヘッドランプクリ
ーナシステム1は、前記噴射ノズル9のノズル本体22
に形成されてなるノズル口20がノズル本体22自身の
弾性力によって常時閉じられているので、ノズル口20
に異物が入り込むことが確実に阻止され、噴射異常など
が発生するおそれがない。また、洗浄液噴射スイッチ2
6をONにすることで、洗浄液8がシリンダー4及びピ
ストン7内に充填された圧力により、前記ノズル口20
が開成可能であるので、前記ピストン7の先端部6に取
り付けられた噴射ノズル9からの洗浄液8の噴射に支障
はないことになる。
【0034】また、洗浄液噴射スイッチ26をONにす
ることで、洗浄液8がシリンダー4内に充填されて、該
洗浄液8による圧力がピストン7に加わり、ピストン7
が第1スプリング13の伸び力に抗して押されて移動
し、シリンダー4からピストン7の噴射ノズル9側が突
出して、噴射ノズル9の位置が前記ヘッドランプユニッ
ト2の前面カバー3と対向する位置まで移動する。前記
第1スプリング13が最も圧縮されると、ピストン7の
移動が停止され、更に加わる圧力により閉止弁16の弁
本体24がガイド部材18の着座面19から遊離し、シ
リンダー4の第1流通路14とピストン7の第2流通路
15とが連通し、ノズル本体22のノズル口20に圧力
が加わり、ノズル口20が開くことで、噴射ノズル9よ
り洗浄液8がヘッドランプユニット2の前面カバー3へ
向けて噴射することができる。
【0035】しかも、洗浄液8の噴射水が前面カバー3
に対して垂直に当たりやすくなり、洗浄効率が著しく向
上する。また、洗浄液8が、下方に噴射されるので、バ
ンパ12など他の車体構造部品に水滴が着きにくく、水
滴が飛び散ることにならない。
【0036】また、洗浄液噴射スイッチ26をOFFに
すると、洗浄液8の供給が停止されるので、ノズル本体
22自体の弾性力によりノズル口20が閉じ、噴射ノズ
ル9からの洗浄液8の噴射が停止されると共に、第1ス
プリング13の伸び力によりピストン7が押されて移動
し、シリンダー4内にピストン7が没入すると共にシリ
ンダー4内の洗浄液8がシリンダー4外へ押し戻され
る。また、閉止弁16が閉じ、第1流通路14と第2流
通路15とが閉じることになる。こうして、簡易な構成
であるにもかかわらず、洗浄液8の噴射及び該噴射の停
止並びに噴射ノズル9の没入した位置への復帰が行われ
ることになる。簡易な構成であるから、安価になり、故
障の可能性も著しく低下する。
【0037】また、洗浄液噴射スイッチ26をONにす
ることで、ノズル口20から噴射される洗浄液8は、前
記ヘッドランプユニット2の長手方向と同一の切れ込み
21に沿って噴射することが可能であるので、ヘッドラ
ンプユニット2の前面カバー3に付着したゴミなどを適
切に除去することができる。換言すると、横に長手のヘ
ッドランプユニット2の前面カバー3であれば、切れ込
み21を横長にし、縦に長手のヘッドランプユニット2
の前面カバー3であれば、切れ込み21を縦長にするな
ど、ヘッドランプユニット2の前面カバー3の長手方向
に切れ込み21の傾きを合わせることができる。このこ
とは、小穴25が形成されていれば、より抵抗無く噴射
することができることになる。
【0038】図8は、前記した第1の実施形態の変形例
で、ノズル本体22の切り込み21は同じであるが、小
穴25が中央1カ所である点で、このようなものでも良
いことを示す。
【0039】図9は、前記した第1の実施形態の別の変
形例で、ノズル本体22の中心部より放射状、例えば、
X字状の切り込み35を形成した例を示す。
【0040】かかる実施形態によれば、洗浄液噴射スイ
ッチ26をONにすることで、ノズル口22から噴射さ
れる洗浄液8は、ノズル本体22の切れ込み35がX字
状に形成されているので、開口する際の抵抗が少なく、
前記ヘッドランプユニット2の前面カバー3に向かって
強い圧力での噴射が可能であり、ヘッドランプユニット
2の前面カバー3に付着したゴミなどを適切に除去する
ことができる。
【0041】図10は、前記した第1の実施形態の別の
変形例で、前記ノズル本体22の切れ込み35の内側に
は、切れ込み35に向けて集中するような孔を有するド
ーム状の溝36が形成されてなる例を示す。
【0042】かかる実施形態によれば、洗浄液噴射スイ
ッチ26をONにすることで、ノズル口20から噴射さ
れる洗浄液8は、ノズル本体22の切れ込み35がX字
状に形成されているばかりか、集中する溝36が形成さ
れてなるので、開口する際の抵抗がより少なく、前記ヘ
ッドランプユニット2の前面カバー3に向かってより強
い圧力での噴射が可能であり、ヘッドランプユニット2
の前面カバー3に付着したゴミなどを適切に除去するこ
とができる。
【0043】図11は、前記した第1の実施形態の別の
変形例で、前記ノズル本体22の中心部より放射状、例
えば、切れ込み37は、Y字状に形成されてなる。
【0044】かかる実施形態によれば、洗浄液噴射スイ
ッチ26をONにすることで、ノズル口20から噴射さ
れる洗浄液8は、ノズル本体22の切れ込み37がY字
状に形成されているので、開口する際の抵抗が少なく、
前記ヘッドランプユニット2の前面カバー3に向かって
強い圧力での噴射が可能であり、ヘッドランプユニット
2の前面カバー3に付着したゴミなどを適切に除去する
ことができる。
【0045】図12は、前記した第1の実施形態の別の
変形例で、前記ノズル本体22の切れ込み38は、渦状
に形成されてなる。
【0046】かかる実施形態によれば、洗浄液噴射スイ
ッチ26をONにすることで、ノズル口20から噴射さ
れる洗浄液8は、ノズル本体22の切れ込み38が渦状
に形成されているので、開口する際の抵抗が少なく、前
記ヘッドランプユニット2の前面カバー3に向かって強
い圧力での噴射が可能であり、ヘッドランプユニット2
の前面カバー3に付着したゴミなどを適切に除去するこ
とができる。
【0047】図13は、前記した第1の実施形態の別の
変形例で、前記ノズル本体22の切れ込み39は、渦状
に形成され且つ切れ込み39に角度を設けている。
【0048】かかる実施形態によれば、洗浄液噴射スイ
ッチ26をONにすることで、ノズル口20から噴射さ
れる洗浄液8は、ノズル本体22の切れ込み39が渦状
に形成されているばかりか、角度を設けてなるので、開
口する際の抵抗がより少なく、前記ヘッドランプユニッ
ト2の前面カバー3に向かって強い圧力での噴射が可能
であり、ヘッドランプユニット2の前面カバー3に付着
したゴミなどを適切に除去することができる。
【0049】図14乃至図16は、本発明の第2の実施
形態で、この第2の実施形態に係る「ランプクリーナシ
ステム」であるヘッドランプクリーナシステム41は、
自動車11(図1参照)のバンパ12(図1参照)に図
示しないブラケットを介在して設けられてなり且つ洗浄
液8が供給可能なるシリンダー4と、該シリンダー4に
対して伸縮自在に支持されてなり且つ先端部6が車外に
突出可能なるピストン42を介してヘッドランプユニッ
ト2(図1参照)の前面カバー3(図1参照)の外面に
洗浄液8を噴射可能なる噴射ノズル9とより構成されて
なる。
【0050】前記噴射ノズル9は、ノズル口20が常時
閉止してなると共に洗浄液8の圧力によって開成が可能
なる切れ込み21がノズル口20に形成されてなるゴム
などの弾性体よりなるノズル本体43と、該ノズル本体
43を保持すると共に前記ピストン42の先端部6に保
持されたノズルホルダー23と、該ノズルホルダー23
に保持され且つ前記ピストン42がシリンダー4内に没
入状態で前記自動車11のバンパ12の開口部5(図4
参照)を閉塞可能なる蓋体10とよりなる。
【0051】前記ヘッドランプクリーナシステム41
は、筒型に形成されてなると共に第1流通路14が形成
されてなる前記シリンダー4と、該シリンダー4内を出
没自在なると共に前記第1流通路14に連通されてなる
第2流通路15が形成されてなる前記ピストン42と、
前記シリンダー4のピストン42側を閉じるストッパー
31及び前記ピストン42の根元42aの間に介在され
ることで前記シリンダー4に対してピストン42が収縮
する方向、つまり没入するように常時付勢してなるコイ
ル状の第1スプリング13とよりなる。符号33は、前
記ストッパー31と前記ピストン42の先端部6の端部
との間に伸縮自在に配されてなる蛇腹である。
【0052】前記ノズル本体43は、前記第1スプリン
グ13の付勢力より大きなバネ力を有している。
【0053】このようにして得られたヘッドランプクリ
ーナシステム41は、前記噴射ノズル9のノズル本体4
3に形成されてなるノズル口20がノズル本体43自身
の弾性力によって常時閉じられているので、ノズル口2
0に異物が入り込むことが確実に阻止され、噴射異常な
どが発生するおそれがない。また、洗浄液噴射スイッチ
26をONにすることで、洗浄液8がシリンダー4及び
ピストン43内に充填された圧力により、前記ノズル口
20が開成可能であるので、前記ピストン42の先端部
6に取り付けられた噴射ノズル9からの洗浄液8の噴射
に支障はないことになる。
【0054】また、洗浄液噴射スイッチ26をONにす
ることで、洗浄液8がシリンダー4及びピストン42の
第1,第2流通路14,15内に充填されることで、該
洗浄液8による圧力がピストン42に加わり、ピストン
42が第1スプリング13の伸び力に抗して押されて移
動し、シリンダー4からピストン42の噴射ノズル9側
が突出して、噴射ノズル9の位置が前記ヘッドランプユ
ニット2の前面カバー3と対向する位置まで移動する。
この間、第1スプリング13よりノズル本体43の方が
剛性があるので、ノズル本体43は開口しない。前記第
1スプリング13が最も圧縮されると、ピストン42の
移動が停止され、更に加わる圧力によりノズル本体43
自体が変形してノズル口20が開くことで、噴射ノズル
9より洗浄液8がヘッドランプユニット2の前面カバー
3へ向けて噴射することができる。
【0055】しかも、洗浄液8の噴射水が前面カバー3
に対して垂直に当たりやすくなり、洗浄効率が著しく向
上する。また、洗浄液8が、下方に噴射されるので、バ
ンパ12など他の車体構造部品に水滴が着きにくく、水
滴が飛び散ることにならない。
【0056】また、洗浄液噴射スイッチ26をOFFに
すると、洗浄液8の供給が停止されるので、ノズル本体
43自体の弾性力によりノズル口20が閉じ、噴射ノズ
ル9からの洗浄液8の噴射が停止されると共に、第1ス
プリング13の伸び力によりピストン42が押されて移
動し、シリンダー4内にピストン42が没入すると共に
シリンダー4内の洗浄液8がシリンダー4外へ押し戻さ
れる。こうして、第1の実施形態よりも更に簡易な構成
であるにもかかわらず、洗浄液8の噴射及び該噴射の停
止並びに噴射ノズル9の没入した位置への復帰が行われ
ることになる。簡易な構成であるから、安価になり、故
障の可能性も著しく低下する。
【0057】図17乃至図19は、本発明の第3の実施
形態で、この第3の実施形態に係る「ランプクリーナシ
ステム」であるヘッドランプクリーナシステム45は、
自動車11(図1参照)のバンパ12(図1参照)に図
示しないブラケットを介在して設けられてなり且つ洗浄
液8が供給可能なるシリンダー4と、該シリンダー4に
対して伸縮自在に支持されてなり且つ先端部6が車外に
突出可能なるピストン46を介してヘッドランプユニッ
ト2(図1参照)の前面カバー3(図1参照)の外面に
洗浄液8を噴射可能なる噴射ノズル47とより構成され
てなる。
【0058】前記噴射ノズル47は、ノズル口48が常
時閉止してなると共に洗浄液8の圧力によって開成が可
能なる切れ込み49がノズル口48に形成されてなるゴ
ムなどの弾性体よりなるノズル本体50が、前記ストッ
パー31と前記ピストン42の先端部6の端部との間に
伸縮自在に配されて前記ピストン46を覆う蛇腹33と
一体に形成されてなる。該ノズル本体50は、孔を有す
るドーム状をなす。
【0059】前記ヘッドランプクリーナシステム45
は、筒型に形成されてなると共に第1流通路14が形成
されてなる前記シリンダー4と、該シリンダー4内を出
没自在なると共に前記第1流通路14に連通されてなる
第2流通路15が形成されてなる前記ピストン46と、
前記シリンダー4のピストン46側を閉じるストッパー
31及び前記ピストン46の根元46aの間に介在され
ることで前記シリンダー4に対してピストン46が収縮
する方向、つまり没入するように常時付勢してなるコイ
ル状の第1スプリング13とよりなる。
【0060】前記ノズル本体50は、前記第1スプリン
グ13の付勢力より大きなバネ力を有している。
【0061】このようにして得られたヘッドランプクリ
ーナシステム45は、前記噴射ノズル47のノズル本体
50に形成されてなるノズル口48がノズル本体50自
身の弾性力によって常時閉じられているので、ノズル口
48に異物が入り込むことが確実に阻止され、噴射異常
などが発生するおそれがない。また、洗浄液噴射スイッ
チ26をONにすることで、洗浄液8がシリンダー4及
びピストン46内に充填された圧力により、前記ノズル
口48が開成可能であるので、前記ピストン46の先端
部6に取り付けられた噴射ノズル47からの洗浄液8の
噴射に支障はないことになる。
【0062】また、洗浄液噴射スイッチ26をONにす
ることで、洗浄液8がシリンダー4及びピストン46の
第1,第2流通路14,15内に充填されることで、該
洗浄液8による圧力がピストン46に加わり、ピストン
46が第1スプリング13の伸び力に抗して押されて移
動し、シリンダー4からピストン46の噴射ノズル47
側が突出して、噴射ノズル47の位置が前記ヘッドラン
プユニット2の前面カバー3と対向する位置まで移動す
る。この間、第1スプリング13よりノズル本体50の
方が剛性があるので、ノズル本体50は開口しない。前
記第1スプリング13が最も圧縮されると、ピストン4
6の移動が停止され、更に加わる圧力によりノズル本体
50自体が変形してノズル口48が開くことで、噴射ノ
ズル47より洗浄液8がヘッドランプユニット2の前面
カバー3へ向けて強い圧力での噴射することができる。
ノズル口48から噴射される洗浄液8は、噴射ノズル4
7のノズル本体50が孔を有するドーム状に形成されて
なるので、開口する際の抵抗が少ない。また、ノズル本
体50が蛇腹33と一体なので、部品点数が少なく、原
価が低減できる。
【0063】しかも、洗浄液8の噴射水が前面カバー3
に対して直角に当たりやすくなり、洗浄効率が著しく向
上する。また、洗浄液8が、下方に噴射されるので、バ
ンパ12など他の車体構造部品に水滴が着きにくく、水
滴が飛び散ることにならない。
【0064】また、洗浄液噴射スイッチ26をOFFに
すると、洗浄液8の供給が停止されるので、ノズル本体
50自体の弾性力によりノズル口48が閉じ、噴射ノズ
ル47からの洗浄液8の噴射が停止されると共に、第1
スプリング13の伸び力によりピストン46が押されて
移動し、シリンダー4内にピストン46が没入すると共
にシリンダー4内の洗浄液8がシリンダー4外へ押し戻
される。こうして、第1の実施形態よりも更に簡易な構
成であるにもかかわらず、洗浄液8の噴射及び該噴射の
停止並びに噴射ノズル47の没入した位置への復帰が行
われることになる。簡易な構成であるから、安価にな
り、故障の可能性も著しく低下する。
【0065】図20乃至図22は、本発明の第4の実施
形態で、この第4の実施形態に係る「ランプクリーナシ
ステム」であるヘッドランプクリーナシステム53は、
自動車11(図1参照)のバンパ12(図1参照)に図
示しないブラケットを介在して設けられてなり且つ洗浄
液8が供給可能なるシリンダー4と、該シリンダー4に
対して伸縮自在に支持されてなり且つ先端部6が車外に
突出可能なるピストン54を介してヘッドランプユニッ
ト2(図1参照)の前面カバー3(図1参照)の外面に
洗浄液8を噴射可能なる噴射ノズル47とより構成され
てなる。
【0066】前記噴射ノズル47は、ノズル口48が常
時閉止してなると共に洗浄液8の圧力によって開成が可
能なる切れ込み49がノズル口48に形成されてなるゴ
ムなどの弾性体よりなるノズル本体50が、前記ストッ
パー31と前記ピストン54の先端部6の端部との間に
伸縮自在に配されて前記ピストン54を覆う蛇腹55と
一体に形成されてなる。該ノズル本体50は、孔を有す
るドーム状をなす。
【0067】前記ヘッドランプクリーナシステム53
は、筒型に形成されてなると共に第1流通路14が形成
されてなる前記シリンダー4と、該シリンダー4内を出
没自在なると共に前記第1流通路14に連通されてなる
第2流通路15が形成されてなる前記ピストン54と、
前記蛇腹55内に埋設されてなることで前記シリンダー
4に対してピストン54が収縮する方向、つまり没入す
るように常時付勢してなるコイル状の第1スプリング5
6とよりなる。
【0068】このようにして得られたヘッドランプクリ
ーナシステム53は、前記噴射ノズル47のノズル本体
50に形成されてなるノズル口48がノズル本体50自
身の弾性力によって常時閉じられているので、ノズル口
48に異物が入り込むことが確実に阻止され、噴射異常
などが発生するおそれがない。また、洗浄液噴射スイッ
チ26をONにすることで、洗浄液8がシリンダー4及
びピストン54内に充填された圧力により、前記ノズル
口48が開成可能であるので、前記ピストン54の先端
部6に取り付けられた噴射ノズル47からの洗浄液8の
噴射に支障はないことになる。
【0069】また、洗浄液噴射スイッチ26をONにす
ることで、洗浄液8がシリンダー4及びピストン54の
第1,第2流通路14,15内に充填されることで、該
洗浄液8による圧力がピストン54に加わり、ピストン
54が第1スプリング56の伸び力に抗して押されて移
動し、シリンダー4からピストン54の噴射ノズル47
側が突出して、噴射ノズル47の位置が前記ヘッドラン
プユニット2の前面カバー3と対向する位置まで移動す
る。この間、第1スプリング56よりノズル本体50の
方が剛性があるので、ノズル本体50は開口しない。前
記第1スプリング56が最も圧縮されると、ピストン5
4の移動が停止され、更に加わる圧力によりノズル本体
50自体が変形してノズル口48が開くことで、噴射ノ
ズル47より洗浄液8がヘッドランプユニット2の前面
カバー3へ向けて強い圧力での噴射することができる。
ノズル口48から噴射される洗浄液8は、噴射ノズル4
7のノズル本体50が孔のあるドーム状に形成されてな
るので、開口する際の抵抗が少ない。また、ノズル本体
50が蛇腹55と一体なので、部品点数が少なく、原価
が低減できる。
【0070】しかも、洗浄液8の噴射水が前面カバー3
に対して垂直に当たりやすくなり、洗浄効率が著しく向
上する。また、洗浄液8が、下方に噴射されるので、バ
ンパ12など他の車体構造部品に水滴が着きにくく、水
滴が飛び散ることにならない。
【0071】また、洗浄液噴射スイッチ26をOFFに
すると、洗浄液8の供給が停止されるので、ノズル本体
50自体の弾性力によりノズル口48が閉じ、噴射ノズ
ル47からの洗浄液8の噴射が停止されると共に、第1
スプリング56の伸び力によりピストン54が押されて
移動し、シリンダー4内にピストン54が没入すると共
にシリンダー4内の洗浄液8がシリンダー4外へ押し戻
される。こうして、第1の実施形態よりも更に簡易な構
成であるにもかかわらず、洗浄液8の噴射及び該噴射の
停止並びに噴射ノズル47の没入した位置への復帰が行
われることになる。簡易な構成であるから、安価にな
り、故障の可能性も著しく低下する。
【0072】図23乃至図25は、本発明の第4の実施
形態の変形例で、噴射ノズル59のノズル本体60内
と、蛇腹55内とに、第1スプリング61が一体に配さ
れてなる。
【0073】かかる例によれば、蛇腹55を組み付ける
だけで、第1スプリング61としての機能が付加される
ので、第1スプリング61を別に組み付ける場合に比較
して組み立て性が向上する。
【0074】尚、以上の各実施形態では、ヘッドランプ
クリーナシステム1、41,45,53、ヘッドランプ
ユニット2及び前面カバー3は、自動車の前面側に配さ
れる灯具を対象に説明したが、前面側に限定されるもの
ではなく、後面側でも良い。また、図26及び図27に
示すように、ヘッドランプクリーナシステム1、41,
45,53と異なり、前記バンパ12に前記噴射ノズル
65が固設されてなるものでも良い。
【0075】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記噴
射ノズルのノズル本体に形成されてなるノズル口がノズ
ル本体自身の弾性力によって常時閉じられているので、
ノズル口に異物が入り込むことが確実に阻止され、噴射
異常などが発生するおそれがない。また、洗浄液噴射ス
イッチをONにすることで、洗浄液がシリンダー及びピ
ストン内に充填された圧力により、前記ノズル口が開成
可能であるので、前記ピストンの先端部に取り付けられ
た噴射ノズルからの洗浄液の噴射に支障はないことにな
る。
【0076】請求項2に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、洗浄液がシリンダー内
に充填されて、ピストンの先端部を前記カバーに対向し
た位置まで移動できるので、前記ピストンの先端部に取
り付けられた噴射ノズルから洗浄効果の高い適正な角度
で洗浄液が噴射することが可能で、ランプユニットのカ
バーに付着したゴミなどを適切に除去することができ
る。
【0077】請求項3に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、前記ランプユニットの長手方向と同一の切
れ込みに沿って噴射することが可能であるので、ランプ
ユニットのカバーに付着したゴミなどを適切に除去する
ことができる。換言すると、横に長手のランプユニット
のカバーであれば、切れ込みを横長にし、縦に長手のラ
ンプユニットのカバーであれば、切れ込みを縦長にする
など、ランプユニットのカバーの長手方向に切れ込みの
傾きを合わせることができる。
【0078】請求項4に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口の小穴から抵
抗無く噴射される洗浄液は、前記ランプユニットの長手
方向に沿って噴射することが可能であるので、噴射液の
圧力は損なわれず、前記ランプユニットのカバーに付着
したゴミなどをより適切に除去することができる。換言
すると、横に長手のランプユニットのカバーであれば、
切れ込みに沿った小穴が横方向に配されてなるし、縦に
長手のランプユニットのカバーであれば、切れ込みに沿
った小穴が縦方向に配されてなるなど、ランプユニット
のカバーの長手方向に小穴の向きを合わせることができ
る。
【0079】請求項5に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、ノズル本体の切れ込みがノズル本体の中心
部より放射状に複数形成されているので、開口する際の
抵抗が少なく、前記ランプユニットのカバーに向かって
強い圧力での噴射が可能であり、ランプユニットのカバ
ーに付着したゴミなどを適切に除去することができる。
【0080】請求項6に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、ノズル本体の切れ込みがノズル本体中心部
より放射状に形成されているばかりか集中する溝が形成
されてなるので、開口する際の抵抗がより少なく、前記
ランプユニットのカバーに向かってより強い圧力での噴
射が可能であり、ランプユニットのカバーに付着したゴ
ミなどを適切に除去することができる。
【0081】請求項7に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、ノズル本体の切れ込みが渦状に形成されて
いるので、開口する際の抵抗が少なく、前記ランプユニ
ットのカバーに向かって強い圧力での噴射が可能であ
り、ランプユニットのカバーに付着したゴミなどを適切
に除去することができる。
【0082】請求項8に記載の発明によれば、洗浄液噴
射スイッチをONにすることで、ノズル口から噴射され
る洗浄液は、噴射ノズルのノズル本体が孔を有するドー
ム状に形成されてなるので、開口する際の抵抗が少な
く、前記ランプユニットのカバーに向かって強い圧力で
の噴射が可能であり、ランプユニットのカバーに付着し
たゴミなどを適切に除去することができる。また、ノズ
ル本体が蛇腹と一体なので、部品点数が少なく、原価が
低減できる。
【0083】請求項9に記載の発明によれば、蛇腹を組
み付けるだけで第1スプリングとしての機能が付加され
るので、第1スプリングを別に組み付ける場合に比較し
て組み立て性が向上する。
【0084】請求項10に記載の発明によれば、洗浄液
噴射スイッチをONにすると、洗浄液がシリンダー内に
充填されると、該洗浄液による圧力がピストンに加わ
り、ピストンが第1スプリングの伸び力に抗して押され
て移動し、シリンダーから噴射ノズル側が突出して、噴
射ノズルの位置が前記ランプユニットのカバーと対向す
る位置まで移動する。前記第1スプリングが最も圧縮さ
れると、ピストンの移動が停止され、更に加わる圧力に
より閉止弁の弁本体がガイド部材の着座面から遊離し、
シリンダーの第1流通路とピストンの第2流通路とが連
通し、ノズル本体のノズル口に圧力が加わり、ノズル口
が開くことで、噴射ノズルより洗浄液がランプユニット
のカバーへ向けて噴射することができる。
【0085】また、洗浄液噴射スイッチをOFFにする
と、洗浄液の供給が停止されるので、ノズル本体自体の
弾性力によりノズル口が閉じ、噴射ノズルからの洗浄液
の噴射が停止されると共に、第1スプリングの伸び力に
よりピストンが押されて移動し、シリンダー内にピスト
ンが没入すると共にシリンダー内の洗浄液がシリンダー
外へ押し戻される。また、閉止弁が閉じ、第1流通路と
第2流通路とが閉じることになる。こうして、簡易な構
成であるにもかかわらず、洗浄液の噴射及び該噴射の停
止並びに噴射ノズルの没入した位置への復帰が行われる
ことになる。簡易な構成であるから、安価になり、故障
の可能性も著しく低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるランプクリー
ナシステムの蓋体を閉じた状態の自動車を示す正面図。
【図2】図1のランプクリーナシステムの要部の断面
図。
【図3】図2の状態からピストンが突出した状態を示す
断面図。
【図4】図1の自動車からピストンが突出した状態を示
す側面図。
【図5】図3の状態から洗浄液を噴射した状態を示す断
面図。
【図6】図1のランプクリーナシステム図。
【図7】図2のノズル本体を示す図で、(a)は正面
図、(b)は断面図、(c)はその作用断面図、(d)
は、(C)の状態の斜視図。
【図8】図7のノズル本体の変形例を示す図で、(a)
は正面図、(b)は断面図、(c)はその作用断面図、
(d)は、(C)の状態の斜視図。
【図9】図7のノズル本体の変形例を示す図で、(a)
は正面図、(b)は断面図、(c)はその作用断面図、
(d)は、(C)の状態の斜視図。
【図10】図7のノズル本体の変形例を示す図で、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)はその作用断
面図、(d)は、(C)の状態の斜視図。
【図11】図7のノズル本体の変形例を示す図で、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)はその作用断
面図、(d)は、(C)の状態の斜視図。
【図12】図7のノズル本体の変形例を示す図で、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)はその作用断
面図。
【図13】図7のノズル本体の変形例を示す図で、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)はその作用断
面図。
【図14】本発明の第2の実施形態にかかるランプクリ
ーナシステムの図2相当断面図。
【図15】図14の状態からピストンが突出した状態を
示す断面図。
【図16】図15の状態から洗浄液を噴射した状態を示
す断面図。
【図17】本発明の第3の実施形態にかかるランプクリ
ーナシステムの図2相当断面図。
【図18】図17の状態からピストンが突出した状態を
示す断面図。
【図19】図18の状態から洗浄液を噴射した状態を示
す断面図。
【図20】本発明の第4の実施形態にかかるランプクリ
ーナシステムの図2相当断面図。
【図21】図20の状態からピストンが突出した状態を
示す断面図。
【図22】図21の状態から洗浄液を噴射した状態を示
す断面図。
【図23】本発明の第4の実施形態の変形例にかかるラ
ンプクリーナシステムの図2相当断面図。
【図24】図23の状態からピストンが突出した状態を
示す断面図。
【図25】図24の状態から洗浄液を噴射した状態を示
す断面図。
【図26】本発明の第1の実施形態の変形例にかかるラ
ンプクリーナシステムの自動車を示す正面図。
【図27】図26の自動車から洗浄液を噴射した状態を
示す側面図。
【符号の説明】
1、41,45,53 ヘッドランプクリーナシステム
(ランプクリーナシステム) 2 ヘッドランプユニット(ランプユニット) 3 前面カバー(カバー) 4 シリンダー 5 開口部 6 ピストンの先端部 7、42,46,54 ピストン 8 洗浄液 9、47,59、65 噴射ノズル 10 蓋体 11 自動車 12 バンパ(車体) 13、56、61 第1スプリング 14 第1流通路 15 第2流通路 16 閉止弁 17 第2スプリング 18 ガイド部材 19 着座面 20、48 ノズル口 21、35,37,38、39,49 切れ込み 22,43、50、60 ノズル本体 24 弁本体 25 小穴 33、55 蛇腹 36 溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられてなり且つ洗浄液が供給
    可能なるシリンダーと、該シリンダーに対してピストン
    を介してランプユニットのカバーの外面に洗浄液を噴射
    可能なる噴射ノズルとより構成されてなり、 前記噴射ノズルには、ノズル口が常時閉止してなると共
    に洗浄液の圧力によって開成が可能なる切れ込みがノズ
    ル口に形成されてなる弾性体のノズル本体を有すること
    を特徴とするランプクリーナシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されてなるランプクリー
    ナシステムであって、 前記ピストンは、伸縮自在に支持されてなり且つ前記カ
    バーに対向した位置まで先端部が突出可能なることを特
    徴とするランプクリーナシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されてなる
    ランプクリーナシステムであって、 前記ノズル口の切れ込みは、前記ランプユニットの長手
    方向とほぼ同一方向に長尺に形成されてなることを特徴
    とするランプクリーナシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されてなるランプクリー
    ナシステムであって、 前記ノズル口の切れ込みには、前記ランプユニットの長
    手方向とほぼ同一方向に小穴を複数形成されてなること
    を特徴とするランプクリーナシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載されてなる
    ランプクリーナシステムであって、 前記ノズル本体の切れ込みは、ノズル本体の中心部より
    放射状に複数形成されてなることを特徴とするランプク
    リーナシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されてなるランプクリー
    ナシステムであって、 前記ノズル本体の切れ込みの内側には、切れ込みに向け
    て集中する溝が形成されてなることを特徴とするランプ
    クリーナシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載されてなる
    ランプクリーナシステムであって、 前記ノズル本体の切れ込みは、渦状に形成されてなるこ
    とを特徴とするランプクリーナシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項2に記載されてなる
    ランプクリーナシステムであって、 前記噴射ノズルのノズル本体は、孔を有するドーム状を
    なし、前記ピストンを覆う蛇腹と一体に形成されてなる
    ことを特徴とするランプクリーナシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されてなるランプクリー
    ナシステムであって、 前記蛇腹内には、前記シリンダーに対してピストンが収
    縮する方向に常時付勢してなると共に前記洗浄液の圧力
    により、前記ピストンを前記シリンダーより突出可能な
    る第1スプリングが介在されてなることを特徴とするラ
    ンプクリーナシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9の何れか1項に
    記載されてなるランプクリーナシステムであって、 前記シリンダーと前記ピストンとの間には、前記シリン
    ダーに対してピストンが収縮する方向に常時付勢してな
    ると共に前記洗浄液の圧力により、前記ピストンを前記
    シリンダーより突出可能なる第1スプリングが介在され
    てなり、 前記ピストンには、シリンダーの第1流通路に連通可能
    なる第2流通路が形成されてなると共に第1,第2流通
    路を開閉可能なる閉止弁が配設されてなり、 該閉止弁は、前記ピストンに配設されてなるガイド部材
    と、該ガイド部材の着座面に密接することで前記第1,
    第2流通路を閉じると共に着座面から遊離することで前
    記第1,第2流通路を開く弁本体と、該弁本体を常時ガ
    イド部材の着座面に密接する方向に付勢してなると共に
    前記第1スプリングの付勢力より大きなバネ力を有する
    第2スプリングとより構成されてなることを特徴とする
    ランプクリーナシステム。
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