JP2003025770A - カード台紙 - Google Patents

カード台紙

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JP2003025770A JP2001219915A JP2001219915A JP2003025770A JP 2003025770 A JP2003025770 A JP 2003025770A JP 2001219915 A JP2001219915 A JP 2001219915A JP 2001219915 A JP2001219915 A JP 2001219915A JP 2003025770 A JP2003025770 A JP 2003025770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードを覆う透明フィルムが台紙に綺麗に接
着され、かつカードの取り出しが容易なカード台紙を提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 台紙1に透明フィルム5を接着して、台
紙1と透明フィルム5との間にカードAを収納するカー
ド台紙であり、カードAが収納される部分の台紙部Bに
開口部1cを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行カード、クレ
ジットカード、会員カード等の各種のカードの発行者、
及び利用者が扱い易いように改良されたカードを収納す
るカード台紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、個人を特定するカードとして、銀
行カード、クレジットカード、会員カード、身分証明カ
ード等の多種のカードが発行されて利用されており、発
行者が付与した個人特定コード等が磁気記録部、バーコ
ード、或いは会員番号が刻印されたエンボス部等に書き
込まれている。従来、これらカードは、例えば宛名書き
された台紙に設けたポケットに差し込んで、印刷された
住所等の宛名記入部が封筒の外側から分かるように、窓
付き封筒に同封して、申込者、入会者、或いは契約者に
郵送されている。
【0003】従来、カードを郵送する場合、契約者の宛
名書きしたカード台紙にカードを仮着けした後、透明フ
ィルムでカードを覆ったものが使用されている。或い
は、入会申込書や契約案内書等では、これらの内容が台
紙に印刷され、この台紙にカードが仮着けされ、カード
を覆うように透明フィルム(ポリエチレン,ポリプロピ
レン等のフィルム)が接着され、台紙を折り畳んでカー
ドを収納するようにしたものがある。カード台紙には、
用途に応じて種々のカード台紙の形態がある。以下、従
来のカード台紙について、図面を参照して説明する。
【0004】図5(a)は、カードを郵送する際に使用
する従来のカード台紙の一例を示す平面図である。同図
において、台紙1には、その両端に連続的に住所等を印
刷したり、カードAを貼付する際に利用されるスプロケ
ット用の穿孔2が設けられている。台紙1の片側には、
宛名記入部1aが印刷される部分がある。台紙1の宛名
記入部1aと反対側には、カード収納部が形成されてい
る。カード送付先の住所等が台紙1の宛名記入部1aに
印刷された後、台紙1の宛名記入部1aとは反対側に糊
付け用ローラ等で、カードAを台紙1に仮着けする仮接
着部1bと、透明フィルム(ポリエチレン,ポリプロピ
レン等のフィルム)5を接着する接着部4とが塗布さ
れ、カードAが台紙1の仮接着部1bに仮着けされ、カ
ードAを覆うように透明フィルム5を接着部4に接着さ
れる。その後、台紙1の穿孔2が設けられた両端縁が切
取線3から除去される。
【0005】図5(b)は、従来の他のカード台紙を示
す平面図である。同図において、台紙6は、例えば3つ
折りに折り畳まれて、その二つの紙面6,6
入会に必要な申込書、契約書、誓約書等の必要事項が印
刷される印刷領域6aが設けられ、他の一面にはカード
Aを収納する紙面6が設けられ、台紙6が折り畳ま
れてカードAが折り込まれる。カードAは、紙面6
に仮接着部6bに仮接着されて、さらにカードAの周囲
に接着部4が塗布され、透明フィルム(ポリエチレン,
ポリプロピレン等のフィルム)5を接着部4に接着す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来のカ
ード台紙は、カードAが台紙1,6の仮接着部Aaに仮
付けされた後、透明フィルム5がローラで押圧されて接
着部4に接着されており、台紙1,6と透明フィルム5
との間に空気が閉じ込められる場合があり、透明フィル
ム5に不均一なローラ圧がかかって、透明フィルム5に
皺が発生して見苦しくなる問題があった。また、透明フ
ィルム5の接着の際、空気圧が透明フィルム5に不均一
にかかって、透明フィルム5がずれた位置に接着される
おそれもあった。
【0007】さらに、カード台紙の用途は、人目に付き
易い場所や人が頻繁に出入りする場所、例えばカウンタ
等に設置されて、入会又は契約希望者らが自由に手に取
ってカード台紙に印刷された内容を確認するような使用
形態がある。また、カードを収納したカード台紙を大量
に郵送する際の郵送業務においては、封筒内でカードが
簡単に移動しないようにする必要があり、カードを透明
フィルムで覆って、台紙に保持する必要があり、透明フ
ィルムをカード台紙に強固に接着してカードを収納する
必要があった。従って、契約者や入会者は、カードを取
り出す際、透明フィルムを破いて取り出さねばならない
が、透明フィルムがカード台紙に強固に接着されてお
り、透明フィルムを容易に破ることができないので、透
明フィルムの未接着部を摘んで剥がそうとすると、契約
内容や入会内容が記載されている台紙までが破れて見苦
しくなる欠点があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みなさ
れたものであり、カードを覆う透明フィルムが台紙に綺
麗に接着され、かつカードの取り出しが容易なカード台
紙を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、台紙にフィルムを
接着して、該台紙と該フィルムとの間にカードを収納す
るカード台紙であって、該カードが収納される部分の台
紙部と該フィルムとの何れか一方、若しくは該台紙部と
該フィルムとの両方に開口部を設けたことを特徴とする
カード台紙である。
【0010】請求項1の発明では、台紙にフィルムを接
着して、台紙とフィルムとの間にカードを収納するカー
ド台紙であり、カードが収納される部分の台紙部とフィ
ルムとの何れか一方、若しくは台紙部とフィルムとの両
方に開口部を設けることによって、ローラ等でカードを
覆うようにフィルムを台紙に接着する際に、台紙とフィ
ルムとの間の空気が開口部を通して、外部に逃げるため
に、フィルムに不必要な空気圧が加わらないので、フィ
ルムに皺やフィルムの捩れによる接着位置ずれ等が発生
し難い作用を有する。なお、台紙部とは、フィルムを接
着する接着剤で囲まれた部分の台紙を意味している。ま
た、フィルムは透明フィルムが好ましいが、一部に印刷
したものであってもよい。
【0011】また、請求項2の発明は、前記台紙部に設
けられる開口部が孔状であることを特徴とする請求項1
に記載のカード台紙である。
【0012】請求項2の発明では、台紙部に設けられる
開口部が孔状であり、フィルムの接着時に、この孔状の
開口部から空気が外部に逃げるとともに、この孔状の開
口部に指を挿入してカードを押しことができ、さらには
この孔状の開口部から台紙を破って、カード台紙からカ
ードを容易に取り出すこともできる。なお、台紙部に開
口部の他に切り込み(ミシン目等)を設ければより、カ
ードをより簡単に取り出せる。
【0013】また、請求項3の発明は、前記フィルムに
設けられる開口部が線状であることを特徴とする請求項
1に記載のカード台紙である。
【0014】請求項3の発明では、フィルムに設けられ
る開口部が線状であり、フィルムの接着時に、この線状
の開口部から空気が外部に逃げるとともに、この線状開
口部からフィルムを切り裂くことができ、台紙を破るこ
となく、カード台紙からカードを容易に取り出すことも
できる作用を有する。なお、線状の開口部とは、直線状
や曲線状の切欠、或いは点線(ミシン目)、一点鎖線、
二点鎖線を含む点線の切欠である。
【0015】また、請求項4の発明は、前記台紙部に設
けられる開口部が孔状であり、かつ前記フィルムに形成
される開口部が線状であることを特徴とする請求項1に
記載のカード台紙である。
【0016】請求項4の発明では、台紙部に孔状の開口
部が設けられ、かつフィルムに線状の開口部が設けら
れ、台紙部とフィルムの両方に開口部が設けられること
で、フィルムを台紙に接着する際の空気を逃がす開口部
して、かつ台紙部に設けた開口部には指を挿入すること
ができ、指でカードを押し、かつフィルムに形成された
線状の開口部からフィルムを押し破って、カードを取り
出すことができる。
【0017】また、請求項5の発明は、前記台紙に、入
会案内や契約内容及び/又は入会申込書等の記載部分、
又は宛名記入部、若しくは該記載部分と該宛名記入部の
両方が設けられ、かつ該台紙が少なくとも2つ折りであ
ることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のカ
ード台紙である。
【0018】請求項5の発明では、台紙が種々の用途に
使用され、台紙にはカード収納部のみならず、入会案内
や契約内容及び/又は入会申込書等の記載部分、又は宛
名記入部、若しくは該記載部分と該宛名記入部の両方が
設けられており、従って、このような部分を2つ折りに
して、カードを台紙の内側に折り畳むことで、フィルム
面が外部に露呈しないし、カードをフィルムと台紙とで
保護することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカード台紙の
実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、
カード台紙には、カード収納部のみならず、入会案内や
契約内容及び/又は入会申込書等の記載部分が設けられ
ている。さらには、宛名記入部が設けられている台紙、
若しくは前記のような記載部分と宛名記入部との両方が
設けられている台紙とがある。また、カード台紙の形状
は、短冊状のもの、2つ折り以上の折り畳み状のもの、
その他の形状でもよい。短冊状のカード台紙は、カード
を窓付封筒で郵送する際に使用される場合が多く、折り
畳み状のカード台紙は、入会案内や契約内容等が記載さ
れているものが多い。本発明では、短冊状のカード台紙
と、折り畳み状のカード台紙とに大別して説明する。
【0020】先ず、本発明に係る実施形態の短冊状のカ
ード台紙について、図1を参照して説明する。図1
(a)は本実施形態の平面図であり、図1(b)は図1
(a)の矢視XY方向の断面図である。同図において、
台紙1には、従来例と同様に、台紙1の両端縁にスプロ
ケット用の穿孔2が設けられ、連続的に住所等を印刷し
たり、カードAを仮接着する際に利用され、かつ台紙1
の片面には住所等が印刷される宛名記入部1aが設けら
れている。本実施形態では、台紙1に孔状の開口部1c
が設けられている。さらに、台紙1には、開口部1cに
隣接して糊付け用ローラ等で、カードAを台紙1に仮着
けする仮接着部1bが形成され、それらの周囲に接着部
4が塗布され、接着部4に透明フィルム(ポリエチレン
・フィルム等)5が接着される。仮接着部1bは、弱粘
着性であればよく、接着部4は強粘着性とする。なお、
カードAが収納され、接着部4で囲まれた部分を台紙部
Bと称することとする。
【0021】カード送付先住所の台紙1の宛名記入部1
aへの印刷に前後して、カードAが台紙部Bの仮接着部
1bに仮付される。透明フィルム(ポリエチレン・フィ
ルム等)5がカードAを覆うように接着部4に接着され
る。カードAは、台紙1の台紙部Bと透明フィルム5と
間に収納される。その後、台紙1の両端縁の穿孔2部分
が切取線3から切り離される。カードAを収納したカー
ド台紙は、宛名記入部1aが封筒の窓から確認できるよ
うに窓開き封筒に封入される。
【0022】本実施形態では、カードAを台紙部Bに仮
接着した後、ローラ等で透明フィルム5を押圧して接着
部4に接着する。台紙部Bと透明フィルム5との間の空
気は、台紙部Bと透明フィルム5との隙間と開口部1c
とから外部に押し出されるので、台紙部Bと透明フィル
ム5との間の空気が封入されることがない。従って、透
明フィルム5が封入された空気圧で透明フィルム5に皺
が発生したり、透明フィルム5がずれた位置に接着され
ることがない。また、カードAを仮接着部1bに接着す
ると、カードAが開口部1cを覆うが、カードAには会
員番号等が形成されたエンボス部が設けられ、また、仮
接着部1bが塗布されているので、透明フィルム5を接
着部1bに接着したとしても、エンボス部や仮接着部1
bの周囲から開口部1cを通して空気が流れるので、空
気の流通を阻害することはない。また、この開口部1c
は、指が挿入できる程度の大きさの孔であり、開口部1
cに指を挿入して、カードAを押して取り出すことがで
きる。また、開口部1cに指を挿入して、台紙部Bを破
って取り出すこともできる。
【0023】なお、図1の実施形態では、台紙部Bに形
成した開口部1cが円形状切欠であるが、この実施形態
に限定するものではなく、四角形状、三角形状、長孔
状、楕円状、前方後円形状等の切欠であってもよい。さ
らに、カードAを台紙部B側から取り出し得るように、
開口部1cに連続した切り込み或いは切り目(ミシン
目)を設けてもよい。また、図1の実施形態は短冊状で
あるが、台紙1の長手方向の辺に折り返し部が形成され
てもよい(図示なし)。
【0024】次に、本発明の他の実施形態について、図
2及び図3を参照して説明する。図2(a),(b)
は、本発明に係る短冊状のカード台紙の他の実施形態を
示す平面図であり、図3は、開口部の変形例を示す平面
図である。なお、図2において、図1と同一部分又は同
一機能を有する部分には同一符号を付与した。
【0025】図2(a)の実施形態では、台紙1の台紙
部Bに塗布された仮接着部1bにカードAを仮着けし、
カードAの周囲に塗布された接着部4に透明フィルム5
が接着されて、カードAが透明フィルム5と台紙部Bと
の間に収納される。透明フィルム5には直線状の開口部
7が形成されている。直線状の切欠である開口部7は、
カードAの隣接する二辺を横切る位置に対応するよう
に、透明フィルム5に形成されている。なお、本実施形
態では、直線状の開口部7が一カ所形成されているが、
二カ所以上、例えばカードAの四隅に対応するように、
透明フィルム5に直線状の開口部7を四カ所形成するこ
とができる。線状の開口部を設ける場合は、カードAの
二辺を横切る位置に設けると、カード台紙を湾曲させた
際に、カードAの一部が開口部から飛び出して取り出し
易くなる。また、図2(b)の実施形態では、図2
(a)の実施形態に加えて、台紙部Bに開口部1bが形
成されている。
【0026】図2(a)の実施形態では、カード台紙か
らカードAを取り出す場合、台紙1を湾曲させて、カー
ドAの角部が開口部7から飛び出させて引き抜くことに
より、カードAを取り出すことができる。また、図2
(b)の実施形態では、さらに開口部1cが形成されて
いるので、開口部1cに指を差し入れて、カードAを押
しながらカードAの角部が直線状の開口部7からカード
Aの角部が飛び出すようにして、取り出すことができ
る。また、開口部7から台紙部Bを破いて取り出しても
良い。
【0027】一方、透明フィルム5に形成される開口部
7は、図2の実施形態のように、直線状である必要はな
く、図3(a)〜(e)に示すように種々の形態が実施
できる。なお、図3(a)〜(e)には、参考として台
紙に塗布される接着部4を図示した。図3(a)は、透
明フィルム5に形成される点線状(ミシン目)の切欠
(切れ目)である開口部7aがカードAの長手方向に対
応するように形成されている。なお、図3(a)では、
点線状の開口部7aが透明フィルム5の中心から上下に
ずれた位置に形成されているが、中央に設けてもよい。
また、点線状の開口部7aは接着部4を越えて形成され
ているが、接着部4に囲まれた範囲の透明フィルム5の
みに形成してもよい。
【0028】図3(b)では、点線状(ミシン目状)の
切れ目である開口部7bが、カードAの長手方向の端部
に対応する位置であり、カードAの短辺方向となるよう
に、透明フィルム5に形成されている。また、図3
(c)では、点線状(ミシン目)の切れ目である開口部
7cが、カードAの周縁部に対応する透明フィルム5の
位置に形成されている。また、図3(d)では、点線状
(ミシン目)の切れ目である開口部7dが、カードAの
長手方向に横向きY字を左右対称に並べた形状に、透明
フィルム5に形成されている。また、図3(e)では、
点線状(ミシン目)の切れ目である開口部7eが、カー
ドAの長手方向の端部周縁に対応する透明フィルム5の
位置に湾曲状に形成されている。なお、図3(a)〜
(e)は、図2(b)のカード台紙に適用するとができ
る。また、図示していないが、台紙に形成される開口部
から指を挿入して、直接透明フィルムを破って、カード
を取り出すようにしてもよい。
【0029】続いて、図4を参照して、本発明に係る他
の実施形態について説明する。本実施形態は折り畳み状
のカード台紙である。図4において、図5(b)と同一
部分及び同一機能を有する部分には、同一符号が付与さ
れている。同図において、台紙6は、例えば3つ折りに
折り畳まれて、その二つの紙面6,6に入会に
必要な申込書、契約書、誓約書等の必要事項が印刷され
る印刷領域6aが設けられ、紙面6はカードAを収
納する紙面であり、紙面6〜6を折り畳まれ
て、カードAが台紙6の各紙面に挟まれて収納される。
カード収納部は、上記実施形態と同様である。カードA
は、紙面6の仮接着部6bに仮り接着されて、さら
に、カードAの周囲に塗布された接着部4に透明フィル
ム(ポリエチレン・フィルム)5を接着する。カードA
を仮着けして収納する部分である台紙6の台紙部B
には、接着時の空気抜きのための開口部6cが設けられ
ている。
【0030】一方、図4の本実施形態の開口部6cは、
図1の開口部1cで説明した形態の全てが適用できる。
無論、図2,図3の実施形態で説明した透明フィルム5
に形成した点線状(ミシン目状)の切れ目である開口部
の全ての形態が図4の折り畳み状のカード台紙の実施形
態に適用できる。
【0031】なお、図4に示した折り畳み状のカード台
紙では、短冊状の台紙より、折り畳まれて小さくなる。
台紙にはカード収納部のみならず、入会案内や契約内容
及び/又は入会申込書等の記載部分、又は契約者の住所
が記載された宛名記入部、若しくは前記記載部分と宛名
記入部の両方を印刷することができる。従って、このよ
うな折り畳み状のカード台紙は、台紙を折り畳むこと
で、カードを台紙の内側に収納することができ、カード
を収納したフィルム面が外部に露呈しないし、透明フィ
ルムと台紙とでカードを十分に保護することができる。
【0032】なお、上記実施形態において、台紙に設け
られる開口部から台紙部にミシン目を設けて、そのミシ
ン目を切り離すことによって、透明フィルムを破ること
なく、カードを取り出すこともできる。
【0033】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、台紙の
カード収納部の台紙部か、或いは透明フィルムに、若し
くは両方に開口部を設けることによって、透明フィルム
を台紙に接着する際に、台紙と透明フィルムとの間に空
気が封入されることがなく、その空気圧によって、透明
フィルムに皺が生じたり、透明フィルムの接着位置が捩
れたりすることがなく、カード台紙に透明フィルムを綺
麗に接着することができる利点がある。
【0034】また、本発明によれば、台紙に設けた開口
部から指を差し込んで、台紙部を破ってカードを取り出
すことができ、しかも透明フィルムを接着する接着部よ
り外側までを破ることなく、綺麗にカードを取り出すこ
とができる利点がある。また、透明フィルムに線状の開
口部が形成されている場合は、透明フィルムを破ってカ
ードを取り出すことができ、台紙に記載されている入会
案内等を破るおそれがない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係るカード台紙の一実施形
態を示す平面図、(b)はXY矢視からの断面図であ
る。
【図2】(a),(b)は、本発明に係るカード台紙の
他の実施形態を示す平面図である。
【図3】(a)〜(d)は、透明フィルムに設けた開口
部の他の形態を示す平面図である。
【図4】本発明に係るカード台紙の他の実施形態を示す
平面図である。
【図5】従来のカード台紙の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
A カード B 台紙部 1,6 台紙 1a 宛名記入部 1b 仮接着部 1c,6c,7 開口部 4 接着部 5 透明フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙にフィルムを接着して、該台紙と該
    フィルムとの間にカードを収納するカード台紙であっ
    て、該カードが収納される部分の台紙部と該フィルムと
    の何れか一方、若しくは該台紙部と該フィルムとの両方
    に開口部を設けたことを特徴とするカード台紙。
  2. 【請求項2】 前記台紙部に設けられる開口部が孔状で
    あることを特徴とする請求項1に記載のカード台紙。
  3. 【請求項3】 前記フィルムに設けられる開口部が線状
    であることを特徴とする請求項1に記載のカード台紙。
  4. 【請求項4】 前記台紙部に設けられる開口部が孔状で
    あり、かつ前記フィルムに形成される開口部が線状であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカード台紙。
  5. 【請求項5】 前記台紙に、入会案内や契約内容及び/
    又は入会申込書等の記載部分、又は宛名記入部、若しく
    は該記載部分と該宛名記入部の両方が設けられ、かつ該
    台紙が少なくとも2つ折りであることを特徴とする請求
    項1,2,3又は4に記載のカード台紙。
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