JP2003023146A - 半導体基板と電界効果型トランジスタ並びにSiGe層の形成方法及びこれを用いた歪みSi層の形成方法と電界効果型トランジスタの製造方法 - Google Patents
半導体基板と電界効果型トランジスタ並びにSiGe層の形成方法及びこれを用いた歪みSi層の形成方法と電界効果型トランジスタの製造方法Info
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Abstract
い半導体基板と電界効果型トランジスタ並びにSiGe
層の形成方法及びこれを用いた歪みSi層の形成方法と
電界効果型トランジスタの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体基板は、Si基板上に、
Ge組成比が表面に向けて漸次増加する複数のSiGe
の傾斜組成層を積層したSiGeバッファ層を備え、こ
れらの傾斜組成層各々は、隣接する2つの傾斜組成層の
うち上側の傾斜組成層の下面側のGe組成比は、下側の
傾斜組成層の上面側のGe組成比より大であることを特
徴とする。
Description
等に用いられる半導体基板と電界効果型トランジスタ並
びに歪みSi層等を形成するために好適なSiGe層の
形成方法及びこれを用いた歪みSi層の形成方法と電界
効果型トランジスタの製造方法に関する。
iGe(シリコン・ゲルマニウム)層を介してエピタキ
シャル成長した歪みSi層をチャネル領域に用いた高速
のMOSFET、MODFET、HEMTが提案されて
いる。この歪みSi−FETでは、Siに比べて格子定
数の大きいSiGeによりSi層に引っ張り歪みが生
じ、そのためSiのバンド構造が変化して縮退が解けて
キャリア移動度が高まる。したがって、この歪みSi層
をチャネル領域として用いることにより、通常の1.3
〜8倍程度の高速化したFETが可能になるものであ
る。また、プロセスとしてCZ法による通常のSi基板
を基板として使用できるため、従来のCMOS工程で高
速CMOSを実現可能にするものである。
て要望される上記歪みSi層をエピタキシャル成長する
には、Si基板上に良質なSiGe層をエピタキシャル
成長する必要があるが、SiとSiGeとの格子定数の
違いから、転位等により結晶性に問題があった。このた
めに、従来、以下のような種々の提案が行われていた。
い傾斜で変化させたバッファ層を用いる方法、Ge(ゲ
ルマニウム)組成比をステップ状(階段状)に変化させ
たバッファ層を用いる方法、Ge組成比を超格子状に変
化させたバッファ層を用いる方法及びSiのオフカット
ウェーハを用いてGe組成比を一定の傾斜で変化させた
バッファ層を用いる方法等が提案されている(U.S.Pate
nt 5,442,205、U.S.Patent 5,221,413、PCT WO98/0085
7、特開平6-252046号公報等)。現状では、歪みSi−
FET用のSi基板は、例えば、Si(001)基板上
に、SiGeのGe組成比を0から高濃度まで連続的に
変化させたSiGeバッファ層を成膜することにより、
高速FETが実現可能となっている。
来の技術では、以下のような課題が残されている。すな
わち、上記従来の技術を用いて成膜されたSiGeの結
晶性は、貫通転位密度がデバイスとして要望されるレベ
ルには及ばない悪い状態であった。また、実際にデバイ
スを作製する際に不良原因となる表面ラフネスについて
も転位密度が低い状態で良好なものを得ることが困難で
あった。この表面ラフネスは、内部の転位のために生じ
た凹凸が表面にまで影響を及ぼしたものである。
層を用いる場合では、貫通転位密度を比較的低くするこ
とができるが、表面ラフネスが悪化してしまう不都合が
あり、逆にGe組成比を階段状にしたバッファ層を用い
る場合では、表面ラフネスを比較的少なくすることがで
きるが、貫通転位密度が多くなってしまう不都合があっ
た。また、オフカットウェーハを用いる場合では、転位
が成膜方向ではなく横に抜け易くなるが、まだ十分な低
転位化を図ることができていない。したがって、貫通転
位によるFETの動作不良を防ぐためには、貫通転位密
度を低減する必要がある。
ので、貫通転位密度が低くかつ表面ラフネスも小さい半
導体基板と電界効果型トランジスタ並びにSiGe層の
形成方法及びこれを用いた歪みSi層の形成方法と電界
効果型トランジスタの製造方法を提供することを目的と
する。
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
の半導体基板は、Si基板上に、Ge組成比が表面に向
けて漸次増加するSiGeの傾斜組成層を複数層積層状
態としたSiGeバッファ層を備え、これらの傾斜組成
層各々は、隣接する2つの傾斜組成層のうち上側の傾斜
組成層の下面側のGe組成比は、下側の傾斜組成層の上
面側のGe組成比より大であることを特徴とする。
Si基板上に、Ge組成比が表面に向けて漸次増加する
SiGeの傾斜組成層を複数層積層状態としたSiGe
バッファ層を成膜する方法であって、積層方向に隣接す
る2つの傾斜組成層の上側の傾斜組成層の下面側のGe
組成比が下側の傾斜組成層の上面側のGe組成比より大
であるように、前記SiGeの傾斜組成層をエピタキシ
ャル成長する工程を複数回繰り返し、各々のSiGeの
傾斜組成層を成膜することを特徴とする。
て研究を行ってきた結果、結晶中の転位が以下のような
傾向を有することがわかった。すなわち、SiGe層を
成膜する際に、成膜中に発生する転位は成膜方向に対し
て斜め方向又は横方向(成膜方向に直交する方向:<1
10>方向)のいずれかに走り易い特性を持っている。
また、転位は層の界面で横方向に走り易いが、組成が急
峻に変化する界面では、上記斜め方向に走り易くなると
共に多くの転位が高密度に発生すると考えられる。
して成膜すると、急峻な組成変化となる界面部分で多く
の転位が高密度に生じると共に、転位が成膜方向の斜め
方向に走り易く、貫通転位となるおそれが高いと考えら
れる。また、Ge組成比を単純に緩く傾斜させて成膜す
ると、上記斜め方向に走った転位が横方向に逃げるきっ
かけとなる部分(界面等)が無く、表面にまで貫通して
しまうと考えられる。
方法では、上側の傾斜組成層の下面側のGe組成比が、
下側の傾斜組成層の上面側のGe組成比より大となるよ
うに、Ge組成比が表面に向けて漸次増加するSiGe
の傾斜組成層をエピタキシャル成長する工程を複数回繰
り返し、各SiGeの傾斜組成層を成膜し、また、本発
明の半導体基板では、Ge組成比が表面に向けて漸次増
加するSiGeの傾斜組成層各々が、隣接する2つの傾
斜組成層のうち上側の傾斜組成層の下面側のGe組成比
を下側の傾斜組成層の上面側のGe組成比より大とした
SiGeバッファ層を備えているので、積層された各傾
斜組成層の界面がGe組成比が不連続な面となり、転位
密度が小さくかつ表面ラフネスが小さいSiGe層を形
成することができる。
り易くなり、貫通転位が生じ難くなる。また、界面での
組成変化が小さいので、界面での転位発生が抑制され、
傾斜組成層の層内で転位が均等に発生して、表面ラフネ
スの悪化を抑制することができる。
Ge層が形成された半導体基板であって、上述した本発
明のSiGe層の形成方法により前記SiGe層が形成
されていることを特徴とする。すなわち、この半導体基
板では、上記本発明のSiGe層の形成方法によりSi
Ge層が形成されているので、転位密度が小さくかつ表
面ラフネスが小さい良質なSiGe層が得られ、例えば
歪みSi層をSiGe層上に形成するための基板として
好適である。
体基板の前記SiGeバッファ層上に直接又は他のSi
Ge層を介して形成された歪みSi層を備えていること
を特徴とする。また、本発明の歪みSi層の形成方法
は、Si基板上にSiGe層を介して歪みSi層を形成
する方法であって、前記Si基板上に、上記本発明のS
iGe層の形成方法によりSiGeバッファ層をエピタ
キシャル成長する工程と、該SiGeバッファ層上に直
接又は他のSiGe層を介して歪みSi層をエピタキシ
ャル成長する工程とを有することを特徴とする。また、
本発明の半導体基板は、Si基板上にSiGe層を介し
て歪みSi層が形成された半導体基板であって、上記本
発明の歪みSi層の形成方法により前記歪みSi層が形
成されていることを特徴とする。
基板のSiGeバッファ層上に直接又は他のSiGe層
を介して形成された歪みSi層を備え、また上記歪みS
i層の形成方法では、上記本発明のSiGe層の形成方
法によりエピタキシャル成長したSiGeバッファ層上
に直接又は他のSiGe層を介して歪みSi層をエピタ
キシャル成長し、また上記半導体基板では、上記本発明
の歪みSi層の形成方法により歪みSi層が形成されて
いるので、貫通転位密度が低減されかつ表面状態が良好
なSiGe層上に歪みSi層を成膜することにより、良
質な歪みSi層を形成することができる。例えば歪みS
i層をチャネル領域とするMOSFET等を用いた集積
回路用の基板として好適である。
Ge層上の歪みSi層にチャネル領域を有する電界効果
型トランジスタであって、上記本発明の半導体基板の前
記歪みSi層に前記チャネル領域を有することを特徴と
する。また、本発明の電界効果型トランジスタの製造方
法は、SiGe層上にエピタキシャル成長された歪みS
i層にチャネル領域が形成される電界効果型トランジス
タの製造方法であって、上記本発明の歪みSi層の形成
方法により前記歪みSi層を形成することを特徴とす
る。また、本発明の電界効果型トランジスタは、SiG
e層上にエピタキシャル成長された歪みSi層にチャネ
ル領域が形成される電界効果型トランジスタであって、
上記本発明の歪みSi層の形成方法により前記歪みSi
層が形成されていることを特徴とする。
効果型トランジスタの製造方法では、上記本発明の半導
体基板の前記歪みSi層にチャネル領域が形成され、又
は上記本発明の歪みSi層の形成方法により、チャネル
領域が形成される歪みSi層が形成されるので、良質な
歪みSi層により高速動作可能等の高特性を有する電界
効果型トランジスタを高歩留まりで得ることができる。
を、図面を参照しながら説明する。
ウェーハ(半導体基板)W0及び歪みSi層を備えた半
導体ウェーハ(半導体基板)W1を示す断面図であり、
この半導体ウェーハの構造をその製造プロセスと合わせ
て説明すると、まず、CZ法で引上成長して作製された
Si基板1上に、Ge組成比xが0からy(例えばy=
0.267)まで成膜方向に傾斜をもって段階的に変化
するSi1-xGexのステップ傾斜層(SiGeバッファ
層)2を減圧CVD法によりエピタキシャル成長する。
なお、上記減圧CVD法による成膜は、キャリアガスと
してH2を用い、ソースガスとしてSiH4及びGeH4
を用いている。
が一定(例えばz=0.3)であるSi1-yGeyの緩和
層3をエピタキシャル成長して半導体ウェーハW0を作
製する。さらに、Si1-zGezの緩和層3上にSiをエ
ピタキシャル成長して歪みSi層4を形成することによ
り、本実施形態の歪みSi層を備えた半導体ウェーハW
1が作製される。なお、各層の膜厚は、例えば、ステッ
プ傾斜層2が1〜2μm、緩和層3が0.5〜1μm、
歪みSi層4が15〜25nmである。
図3に示すように、ステップ傾斜層2の第1の傾斜組成
層2aのSi基板1側のGe組成比が、Si基板1に対
して不連続となるように、Si基板1のGe組成比より
大とし、さらに、第4の傾斜組成層2d上に、Ge組成
比が第4の傾斜組成層2dの最終的な組成比である上面
側のGe組成比より大とされ、かつGe組成比が膜厚方
向で一定であるSiGeの一定組成層がエピタキシャル
成長されている。
の傾斜組成層のエピタキシャル成長工程を1ステップと
すると、まず最初のステップとして、Si基板1上に第
1の傾斜組成層2aを、Ge組成比を0.033から
0.067まで漸次増加させて成長させる。次に、第2
のステップとして、第1の傾斜組成層2a上に第2の傾
斜組成層2bを、Ge組成比を0.100から0.13
3まで漸次増加させて成長させる。
組成層2b上に第3の傾斜組成層2cを、Ge組成比を
0.167から0.200まで漸次増加させて成長させ
る。次に、第4のステップとして、第3の傾斜組成層2
c上に第4の傾斜組成層2dを、Ge組成比を0.23
3から0.267まで漸次増加させて成長させる。
傾斜組成層2dそれぞれの膜厚は、いずれも同一になる
ように設定されている。すなわち、第1の傾斜組成層2
aの膜厚をl1、第2の傾斜組成層2bの膜厚をl2、第
3の傾斜組成層2cの膜厚をl3、第4の傾斜組成層2
dの膜厚aをl 4とすると、l1=l2=l3=l4となる
ように積層されている。
の傾斜組成層2d各々は、隣接する2つの傾斜組成層の
うち上側の傾斜組成層の下面側のGe組成比は、下側の
傾斜組成層の上面側のGe組成比より大であるとされて
いる。すなわち、第2の傾斜組成層2bの下面側のGe
組成比は、第1の傾斜組成層2aの上面側のGe組成比
より大とされ、第1の傾斜組成層2aと第2の傾斜組成
層2bとの界面におけるGe組成比は不連続とされてい
る。
側のGe組成比は、第2の傾斜組成層2bの上面側のG
e組成比より大とされ、この界面におけるGe組成比は
不連続とされている。第4の傾斜組成層2dも同様に、
その下面側のGe組成比は、第3の傾斜組成層2cの上
面側のGe組成比より大とされ、この界面におけるGe
組成比は不連続とされている。
工程を4回(ステップ数4)繰り返し行い、第1の傾斜
組成層2a〜第4の傾斜組成層2dが積層されたステッ
プ傾斜層2としたのは、貫通転位密度及び表面ラフネス
の両方を低くすることができるからである。
を、SiGeバッファ層が全体で1.5μmとなるよう
に繰り返した場合のステップ数(N)と成膜表面の貫通
転位密度との関係を示す図であり、この図4によれば、
貫通転位密度はステップ数が2以上であればステップ数
が1の場合の約半分以下になることが分かった。また、
ここでは図示しないが、ステップ数と表面ラフネス(R
MS:Root Mean Square)との関係により、表面ラフネ
スはステップ数が1以上であればステップが無い場合に
比べて非常に小さくなることが分かっている。
組成層の厚みを臨界膜厚(Tc)以下とすることが有効
である。この点について図5及び図6に基づき説明す
る。図5は、Si基板上のGe組成比を0とし、表面に
向けて漸次組成比が増加するGe組成比プロファイルで
あり、このプロファイルにおいては、Ge組成比が不連
続に変化する部分を有し、かつGe組成比がx1でg0か
らg(x1)に不連続に変化した場合、Ge組成比が連
続的に変化する区間(T1)の始点x1のGe組成比g
(x1)は、終点x2のGe組成比g(x2)よりも低く
なる。
膜の臨界膜厚(Tc)は、例えば次のように評価するこ
とができる。Ge組成比が連続的に変化する区間
(T1) の平均Ge組成比Gは、
PeopleとBeanの理論(R.People and J.C.Bea
n, Appl. Phys. Lett. 47, 322(1985); 49, 229(198
6))から臨界膜厚(Tc)を求めることができる。貫通
転位密度を低減するためには、 Tc/T1≧1 とすることが有効である。
表面における貫通転位密度は、Ge組成比が0から高い
組成比まで連続的に変化したSiGeの傾斜組成層にお
ける貫通転位密度よりも小さくなっている。この貫通転
位密度の低減効果は、特に1<Tc/T1<20の範囲で
顕著である。
Si層を備えた半導体ウェーハW1では、Si基板1上
に、下地材料(成長する際の下地がSi基板1の場合は
Si、傾斜組成層2a〜2dの場合はSiGe)のGe
組成比からGe組成比を漸次増加させたSiGeの傾斜
組成層をエピタキシャル成長する工程を複数回繰り返す
ことにより、傾斜組成層2a〜2dからなるステップ傾
斜層2を形成したので、傾斜組成層2a〜2d各々の界
面におけるGe組成比が不連続となり、上述したように
転位密度が少なくかつ表面ラフネスが少ないステップ傾
斜層2を形成することができる。
により、格子緩和に必要な転位を均等に発生させると共
に、転位をできるだけ横方向に走らせて表面上に貫通し
て出ないようにSiGe層を成膜することができるの
で、このように良好な表面状態を得ることができる。
を示す図であり、ステップ傾斜層の膜厚に対するGe組
成比を示している。このステップ傾斜層は、上述したス
テップ傾斜層2の第4の傾斜組成層2d上に、Ge組成
比が第4の傾斜組成層2dの最終的な組成比である上面
側のGe組成比より大とされ、かつGe組成比が膜厚方
向で一定であるSiGeの一定組成層をエピタキシャル
成長している。
形例を示す図である。このステップ傾斜層は、上述した
ステップ傾斜層2の第1の傾斜組成層2aのSi基板1
側のGe組成比が、Si基板1に対して不連続となるよ
うに、Si基板1のGe組成比より大とされている。
形例を示す図である。このステップ傾斜層は、上述した
ステップ傾斜層2の第1の傾斜組成層2aのSi基板1
側のGe組成比が、Si基板1に対して不連続となるよ
うに、Si基板1のGe組成比より大とし、さらに、第
4の傾斜組成層2d上に、Ge組成比が第4の傾斜組成
層2dの最終的な組成比である上面側のGe組成比と同
一であり、かつGe組成比が膜厚方向で一定であるSi
Geの一定組成層をエピタキシャル成長している。
に他の変形例を示す図である。このステップ傾斜層は、
下地材料のGe組成比からGe組成比を所定値まで漸次
増加させたSiGeの傾斜組成層をエピタキシャル成長
する工程を複数回繰り返すことにより行われ、ここで
は、4層のSiGeの傾斜組成層2a〜2dが積層され
たステップ傾斜層2が得られる。
導体ウェーハW1を用いた電界効果型トランジスタ(M
OSFET)を、その製造プロセスと合わせて図11を
参照して説明する。図11は、本発明の電界効果型トラ
ンジスタの概略的な構造を示す断面図であり、この電界
効果型トランジスタを製造するには、上記の製造工程で
作製した歪みSi層を備えた半導体ウェーハW1の表面
の歪みSi層4上にSiO2のゲート酸化膜5及びゲー
トポリシリコン膜6を順次堆積する。そして、チャネル
領域となる部分の上のゲートポリシリコン膜6の上に、
ゲート電極(図示略)をパターニングして形成する。
ことにより、ゲート電極下以外の部分を除去する。さら
に、ゲート電極をマスクに用いたイオン注入により、歪
みSi層4及び緩和層3にn型あるいはp型のソース領
域S及びドレイン領域Dを自己整合的に形成する。次い
で、ソース領域S及びドレイン領域D上にソース電極及
びドレイン電極(図示略)をそれぞれ形成し、歪みSi
層4がチャネル領域となるn型あるいはp型MOSFE
Tが製造される。
た半導体ウェーハW1の歪みSi層4にチャネル領域を
形成したので、良質な歪みSi層4により高速動作可能
等の高特性を有するMOSFETを高歩留まりで得るこ
とができる。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実
施形態の半導体ウェーハW1の歪みSi層4上に、さら
にSiGe層を備えた構成としてもよい。また、SiG
e層3の上にさらにSiGe層を成膜した構成としても
よい。また、上記実施形態では、傾斜組成層のエピタキ
シャル成長工程を繰り返す回数を4回(ステップ数4)
としたが、4回に限定することなく、貫通転位密度及び
表面ラフネスの両方を効果的に低下させることを条件に
回数を設定しても良い。
の基板として歪みSi層を備えた半導体ウェーハW1を
作製したが、他の用途に適用する基板としても構わな
い。例えば、本発明のSiGe層の形成方法及び半導体
基板を太陽電池用の基板に適用してもよい。すなわち、
上述した各実施形態のいずれかのシリコン基板上に最表
面で100%GeとなるようにGe組成比を漸次増加さ
せた傾斜組成層のSiGe層を成膜し、さらにこの上に
GaAs(ガリウムヒ素)を成膜することで、太陽電池
用基板を作製してもよい。この場合、低転位密度で高特
性の太陽電池用基板が得られる。
いて説明する。まず、比較対象としてのSi(001)
基板上にGe組成を0から30%まで連続的に変化させ
た傾斜組成層(区間膜厚:1500nm)を有する試料
を作製し、比較例とした。
傾斜組成層(区間膜厚:1500nm)をN区間に分割
(ステップ1〜ステップN)し、各ステップでGe濃度
を30/(2N+1)%だけ不連続に変化させた後、1
500/N(nm)の区間をGe濃度を30/(2N+
1)%だけ増加するプロファイルとした。表1に作製し
た各試料の例を示した。
750nmのGe組成が30%の層と、厚み20nmの
Si層を成膜し、最表面における貫通転位密度を測定し
た。その結果、図4に示したように、貫通転位密度は、
ステップ数Nが2以上で比較対象試料(比較例)の転位
密度1.2×106cm-2よりも小さく、効果があるこ
とが分かった。
本発明の半導体基板によれば、Si基板上に、Ge組成
比が表面に向けて漸次増加するSiGeの傾斜組成層を
複数層積層状態としたSiGeバッファ層を備え、これ
らの傾斜組成層各々は、隣接する2つの傾斜組成層のう
ち上側の傾斜組成層の下面側のGe組成比は、下側の傾
斜組成層の上面側のGe組成比より大としたので、転位
を横方向に走らせて表面上に貫通する転位を低減するこ
とができる。また、界面での組成変化が小さいので、界
面での転位発生を抑制することができる。
に発生させて表面ラフネスを低減させると共に、転位を
できるだけ横方向に走らせて貫通転位を低減させて成膜
を施すことができ、貫通転位密度及び表面ラフネスの小
さい良質な結晶性を得ることができる。
れば、積層方向に隣接する2つの傾斜組成層の上側の傾
斜組成層の下面側のGe組成比が下側の傾斜組成層の上
面側のGe組成比より大であるように、前記SiGeの
傾斜組成層をエピタキシャル成長する工程を複数回繰り
返し、各々のSiGeの傾斜組成層を成膜するので、界
面での集中的な転位発生を抑制し、さらに転位を横方向
に走らせて表面上に貫通する転位を低減し、貫通転位密
度及び表面ラフネスの小さい良質な結晶性を有する半導
体基板を容易に製造することができる。
基板によれば、本発明の半導体基板のSiGeバッファ
層上に直接又は他のSiGe層を介して形成された歪み
Si層を備えたので、表面状態が良好なSiGe層上に
Si層を成膜することができ、良質な歪みSi層を形成
することができる。
ば、本発明のSiGe層の形成方法によりエピタキシャ
ル成長したSiGeバッファ層上に直接又は他のSiG
e層を介して歪みSi層をエピタキシャル成長するの
で、表面状態が良好なSiGe層上にSi層を成膜で
き、良質な歪みSi層を形成することができる。
よれば、本発明の半導体基板の前記歪みSi層にチャネ
ル領域が形成されているので、良質な歪みSi層により
高速動作可能等の高特性を有するMOSFETを得るこ
とができる。
製造方法によれば、本発明の歪みSi層の形成方法によ
りチャネル領域となる歪みSi層が形成されているの
で、良質な歪みSi層により高速動作可能等の高特性を
有するMOSFETを高歩留まりで作製することができ
る。
示す断面図である。
示す断面図である。
膜厚に対するGe組成比を示す図である。
転位密度との関係を示す図である。
ップ傾斜層の膜厚に対するGe組成比を示す説明図であ
る。
ップ傾斜層の膜厚に対するGe組成比を示す説明図であ
る。
変形例を示す図である。
他の変形例を示す図である。
他の変形例を示す図である。
の他の変形例を示す図である。
示す概略断面図である。
板)
Claims (9)
- 【請求項1】 Si基板上に、Ge組成比が表面に向け
て漸次増加するSiGeの傾斜組成層を複数層積層状態
としたSiGeバッファ層を備え、 これらの傾斜組成層各々は、隣接する2つの傾斜組成層
のうち上側の傾斜組成層の下面側のGe組成比は、下側
の傾斜組成層の上面側のGe組成比より大であることを
特徴とする半導体基板。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体基板において、 前記SiGeバッファ層上に直接又は他のSiGe層を
介して形成された歪みSi層を備えていることを特徴と
する半導体基板。 - 【請求項3】 SiGe層上の歪みSi層にチャネル領
域を有する電界効果型トランジスタであって、 請求項2記載の半導体基板の前記歪みSi層に前記チャ
ネル領域を有することを特徴とする電界効果型トランジ
スタ。 - 【請求項4】 Si基板上に、Ge組成比が表面に向け
て漸次増加するSiGeの傾斜組成層を複数層積層状態
としたSiGeバッファ層を成膜する方法であって、 積層方向に隣接する2つの傾斜組成層の上側の傾斜組成
層の下面側のGe組成比が下側の傾斜組成層の上面側の
Ge組成比より大であるように、前記SiGeの傾斜組
成層をエピタキシャル成長する工程を複数回繰り返し、
各々のSiGeの傾斜組成層を成膜することを特徴とす
るSiGe層の形成方法。 - 【請求項5】 Si基板上にSiGe層を介して歪みS
i層を形成する方法であって、 前記Si基板上に、請求項4記載のSiGe層の形成方
法によりSiGeバッファ層をエピタキシャル成長する
工程と、 該SiGeバッファ層上に直接又は他のSiGe層を介
して歪みSi層をエピタキシャル成長する工程とを有す
ることを特徴とする歪みSi層の形成方法。 - 【請求項6】 SiGe層上にエピタキシャル成長され
た歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果型ト
ランジスタの製造方法であって、 請求項5記載の歪みSi層の形成方法により前記歪みS
i層を形成することを特徴とする電界効果型トランジス
タの製造方法。 - 【請求項7】 Si基板上にSiGe層が形成された半
導体基板であって、 請求項4記載のSiGe層の形成方法により前記SiG
e層が形成されていることを特徴とする半導体基板。 - 【請求項8】 Si基板上にSiGe層を介して歪みS
i層が形成された半導体基板であって、 請求項5記載の歪みSi層の形成方法により前記歪みS
i層が形成されていることを特徴とする半導体基板。 - 【請求項9】 SiGe層上にエピタキシャル成長され
た歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果型ト
ランジスタであって、 請求項5記載の歪みSi層の形成方法により前記歪みS
i層が形成されていることを特徴とする電界効果型トラ
ンジスタ。
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