JP2003021451A - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JP2003021451A
JP2003021451A JP2001206038A JP2001206038A JP2003021451A JP 2003021451 A JP2003021451 A JP 2003021451A JP 2001206038 A JP2001206038 A JP 2001206038A JP 2001206038 A JP2001206038 A JP 2001206038A JP 2003021451 A JP2003021451 A JP 2003021451A
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光幸 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスケットの外気との接触面における結露を
抑制するとともに、当該ガスケットの寿命を延ばす。 【解決手段】 ガスケット30は、基部31と、この基
部31よりも断熱箱体側に形成されたホルダ部32と、
ホルダ部32内に収容された磁石33を備えていて、基
部31に設けた取付係合部31aをドアパックのガスケ
ット取付凹部に係合させることによって断熱扉に取り付
けられるようになっている。ホルダ部32の外壁32d
の内面には、内壁32cに向けて突出する突起32d1
が設けられている。突起32d1は、磁石33を外壁3
2dから離して保持するとともに、磁石33と外壁32
dとの間に空隙部M1,M2を形成するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫、冷凍庫等
の庫本体を形成する断熱箱体の前面開口に開閉自在に組
み付けられた断熱扉に組み付けられて、同断熱扉の閉成
時に断熱箱体と断熱扉との間の気密を保持するガスケッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガスケットは、例えば、実開昭
53−89650号公報に示されていて、同公報に示さ
れているガスケットは、図11に示したように、冷蔵庫
の庫本体を形成する断熱箱体110の前面開口に開閉自
在に組み付けられた断熱扉120の断熱箱体側周縁部に
取り付けられる取付基部131と、同取付基部131よ
りも断熱箱体110側に形成されたホルダ部132と、
幅方向(図11の左右方向)の寸法がホルダ部132内
の幅方向の寸法よりも小さくて同ホルダ部132内に収
容された磁石133とを備えていて、断熱扉120の閉
成時に断熱箱体110と断熱扉120との間の気密を保
持するようになっている。また、上記したガスケット1
30においては、磁石133の厚み方向(図11の上下
方向)の寸法についても、ホルダ部133内の厚み方向
の寸法よりも小さく設定されている。さらに、上記した
ガスケット130においては、ホルダ部132の前壁1
32a(すなわち、断熱箱体110とは反対側)に2個
の磁石支持片132a1が設けられており、磁石133
は、この磁石支持片132a1によってホルダ部132
内にて後壁132b(断熱箱体110側)に向けて保持
されて、後壁132bに密着するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のガスケ
ットにおいては、上述したように、磁石133の幅方向
及び厚み方向の寸法が、ホルダ部132内の幅方向及び
厚み方向の寸法よりも小さく設定されているため、磁石
支持片132a1によって、ホルダ部132内における
磁石133の前後方向の位置決めは確実になされるもの
の、幅方向の位置についてはバラツキが生じてしまう。
このため、磁石133と外壁132d,内壁132cと
の間の空隙部の容積にバラツキが生じ、断熱効果にバラ
ツキが生じてしまう。
【0004】また、上記した従来のガスケットの構成で
は、磁石133をホルダ部132内に挿入した際に、磁
石133がホルダ部132内において外壁132dに密
着して組み付けられることがある(図11参照)。
【0005】ところで、断熱扉120は、ヒンジ(図示
省略)を軸として回転して、断熱箱体110の前面開口
を開閉するようになっている。このとき、ヒンジ側のホ
ルダ部132において、外壁132d側における断熱箱
体110側の角部は、断熱扉120が所定角度まで閉じ
るまでは、ヒンジの軸を中心に円弧上を移動し、断熱箱
体110に当接してからは、内壁132c側における断
熱箱体110側の角部が断熱箱体110に当接するま
で、外側(図11の右方)に向けてスライド可能に設定
されている。しかしながら、ホルダ部132内におい
て、磁石133が外壁132dに密着して組み付けられ
た場合に、ホルダ部132の外壁132d側における断
熱箱体110側の角部が断熱箱体110に当接すると、
磁石133が断熱箱体110に吸着固定してしまい、そ
こからさらに断熱扉120を閉じていったときには、ホ
ルダ部が外側に向けてスライドせず、正規の吸着固定位
置(図11参照)よりも所定量Sだけ内側に偏位してし
まう。これにより、当該ガスケット130が内側に向け
て変形し(図12参照)、当該ガスケットの耐久性を損
ねてしまう。
【0006】また、磁石133がホルダ部132内にお
いて外壁132dに密着して組み付けられた場合におい
ては、断熱箱体110内部の冷熱が、断熱箱体110を
形成する外箱111(通常、金属製である)から、ガス
ケット130におけるホルダ部132の後壁132bを
介して同後壁132bに密着している磁石133に伝わ
り、同磁石133に密着しているホルダ部132の外壁
132dに伝わる。このため、外気と接触しているホル
ダ部132の外壁132dの外面に結露が生じ、衛生
上、好ましくない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
(耐久性の低下、結露の発生)に対処するためになされ
たものであり、断熱箱体の前面開口に開閉自在に組み付
けられた断熱扉の断熱箱体側周縁部に取り付けられる取
付基部と、同取付基部よりも前記断熱箱体側に形成され
たホルダ部と、幅方向の寸法が前記ホルダ部内の幅方向
の寸法よりも小さくて同ホルダ部内に収容された磁石と
を備えてなり、前記断熱扉の閉成時に前記断熱箱体と前
記断熱扉との間の気密を保持するガスケットにおいて、
前記磁石を前記ホルダ部の外壁から離して保持するとと
もに前記磁石と前記外壁との間に空隙部を形成する保持
手段を設けたこと(請求項1に係る発明)に特徴があ
る。
【0008】この場合において、前記保持手段を、前記
ホルダ部の外壁内面に設けられて内側に向けて突出し前
記磁石と弾撥的に係合する突起とすること(請求項2に
係る発明)、前記保持手段を、前記ホルダ部の外壁より
も内側に形成されて前記外壁と前記磁石間を区画する中
壁と、この中壁の内面に設けられて内側に向けて突出し
前記磁石と弾撥的に係合する突起とすること(請求項3
に係る発明)が好ましく、これらの場合において、前記
ホルダ部の外壁側における前記断熱箱体側角部に面取り
を施すこと(請求項4に係る発明)が好ましい。
【0009】また、本発明は、上記した問題(断熱効果
のバラツキ)に対処するためになされたものであり、断
熱箱体の前面開口に開閉自在に組み付けられた断熱扉の
断熱箱体側周縁部に取り付けられる取付基部と、同取付
基部よりも前記断熱箱体側に形成されたホルダ部と、幅
方向の寸法が前記ホルダ部内の幅方向の寸法よりも小さ
くて同ホルダ部内に収容された磁石とを備えてなり、前
記断熱扉の閉成時に前記断熱箱体と前記断熱扉との間の
気密を保持するガスケットにおいて、前記磁石を前記ホ
ルダ部の内壁から離して保持するとともに前記磁石と前
記内壁との間に空隙部を形成する保持手段を設けたこと
(請求項5に係る発明)に特徴がある。
【0010】この場合において、前記保持手段を、前記
ホルダ部の内壁内面に設けられて外側に向けて突出し前
記磁石と弾撥的に係合する突起とすること(請求項6に
係る発明)が好ましい。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明によるガスケット(請求項
1に係る発明)においては、保持手段によって、ホルダ
部内に収容される磁石がホルダ部の外壁から離れて保持
されるとともに、磁石とホルダ部の外壁との間に空隙部
が形成されるものであるため、断熱扉を閉じる際、断熱
扉が所定角度まで閉じて、ヒンジ側のホルダ部において
外壁側でかつ断熱箱体側の角部が断熱箱体に当接したと
きに、磁石が断熱箱体に吸着固定することはなく、ホル
ダ部の外壁側でかつ断熱箱体側の角部は、断熱箱体に当
接した後、断熱扉が閉じていくのに応じて外側に向けて
スライド移動を始める。
【0012】したがって、断熱扉が完全に閉じるまで、
またはその直前まで、磁石の断熱箱体への吸着固定を防
止することができて、断熱扉が完全に閉じた状態におい
ては、当該ガスケットの形状を所期状態(自由状態から
厚み方向にのみ変形した状態)またはそれに近い状態に
保持することができ、当該ガスケットの無理な変形を抑
えて寿命を延ばすことができる。
【0013】また、本発明によるガスケットにおいて
は、断熱箱体内部の冷熱は、断熱箱体を形成する外箱か
ら、ホルダ部の後壁(断熱箱体側)を介して同後壁に密
着している磁石へと伝わるものの、ホルダ部の外壁と磁
石との間に形成された空隙部によって断熱効果が得られ
て、前記冷熱のホルダ部外への伝播が抑制される。この
ため、ホルダ部における外気との接触面(外壁の外面)
での結露を抑制することができ、当該ガスケットを清潔
に保つことができる。
【0014】また、本発明の実施に際して、保持手段
を、ホルダ部の外壁内面に設けられて内側に向けて突出
し磁石と弾撥的に係合する突起とした場合(請求項2に
係る発明)には、磁石をホルダ部内に挿入するときに、
突起が弾性的に変形するため、磁石の挿入作業を容易に
行うことができる。
【0015】また、本発明の実施に際して、保持手段
を、ホルダ部の外壁よりも内側に形成されて外壁と磁石
間を区画する中壁と、この中壁の内面に設けられて内側
に向けて突出し磁石と弾撥的に係合する突起とした場合
(請求項3に係る発明)には、請求項2に係る発明と同
様に、磁石のホルダ部内への挿入作業を容易に行うこと
ができることは勿論のこと、外壁と中壁間にも空隙部が
形成されるため、請求項2に係る発明に比して断熱効果
をさらに高めることができ、ホルダ部における外気との
接触面(外壁の外面)での結露をより確実に抑制するこ
とができる。
【0016】また、本発明の実施に際して、ホルダ部の
外壁側における断熱箱体側角部に面取りを施した場合
(請求項4に係る発明)には、ホルダ部の外壁側におけ
る断熱箱体側角部が断熱箱体へ当接するタイミングを遅
らせることができるため、断熱扉の開閉をスムーズに行
うことができる。
【0017】また、本発明によるガスケット(請求項5
に係る発明)においては、保持手段によって、磁石と内
壁との間に所期の空隙部を形成することができるため、
断熱効果のバラツキを抑えることができる。
【0018】また、本発明の実施に際して、保持手段
を、ホルダ部の内壁内面に設けられて外側に向けて突出
し磁石と弾撥的に係合する突起とした場合(請求項6に
係る発明)には、磁石をホルダ部内に挿入するときに、
突起が弾性的に変形するため、磁石の挿入作業を容易に
行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明によるガス
ケットを実施した冷蔵庫を示していて、この冷蔵庫は、
庫本体を形成する断熱箱体10と、断熱箱体10にドア
ヒンジ(図示省略)を介して開閉自在に組み付けられた
断熱扉20を備えており、同断熱扉20の断熱箱体10
側周縁部には軟質樹脂製のガスケット30が取り付けら
れている。
【0020】断熱箱体10は、それ自体周知のもので、
金属製の内箱11と、同内箱11を収容する金属製の外
箱12と、内箱11と外箱12との間に充填された発泡
断熱材13から形成されており、前面に開口が形成され
ている。
【0021】断熱扉20は、それ自体周知のもので、金
属製のドアパネル(外板)21と、樹脂製のドアパック
22と、ドアパネル21とドアパック22との間に充填
された発泡断熱材23から形成されており、図示省略の
ドアヒンジを軸に回転することにより、断熱箱体10の
前面開口を開閉するようになっている。また、ドアパッ
ク22の周縁部には、ガスケット30を取り付けるため
のガスケット取付凹部22aが形成されている。
【0022】ガスケット30は、図4に詳細に示したよ
うに、基部31と、この基部31よりも断熱箱体10側
に形成されたホルダ部32と、ホルダ部32内に収容さ
れた磁石33を備えていて、基部31に設けた取付係合
部31aをドアパック22のガスケット取付凹部22a
に係合させることによって断熱扉20に取り付けられる
ようになっている。
【0023】ホルダ部32は、断面形状が略長方形をし
ており、外壁32dの内面における厚み方向(図4の上
下方向)略中間部位には、内壁32cに向けて突出する
保持手段としての突起32d1が設けられている。突起
32d1は、磁石33と弾撥的に係合して磁石33を外
壁32dから離して保持するとともに、磁石33と外壁
32dとの間に空隙部M1,M2を形成するようになっ
ている。
【0024】磁石33は、断面形状が略長方形をしてお
り、厚み方向(図4における上下方向)の寸法が、ホル
ダ部32内の厚み方向の寸法(前壁32aの内面と後壁
32bの内面との間の寸法)と略同一で、幅方向(図4
における左右方向)の寸法がホルダ部内の幅方向の寸法
(内壁32cの内面と外壁32dの内面との間の寸法)
よりも小さく、内壁32cの内面と突起32d1の先端
との間の寸法よりも大きくされている。
【0025】上記のように構成した本実施形態のガスケ
ット30においては、保持手段としての突起32d1に
よって、ホルダ部32内に収容される磁石33がホルダ
部32の外壁32dから離れて保持されるとともに、磁
石33とホルダ部32の外壁32dとの間に空隙部M
1,M2が形成されるものであるため、断熱扉20を閉
じる際、断熱扉20が所定角度まで閉じて、ヒンジ側の
ホルダ部32において外側でかつ断熱箱体10側の角部
が断熱箱体10に接触したとき(図3参照)に、磁石3
3が断熱箱体10に吸着固定することはなく、ホルダ部
32の外壁32d側でかつ断熱箱体10側の角部は、断
熱箱体10に当接した後、断熱扉20が閉じていくのに
応じて外側(図2の右方)に向けてスライド移動を始め
る。
【0026】したがって、断熱扉20が完全に閉じるま
で、またはその直前まで、磁石33の断熱箱体10への
吸着固定を防止することができて、断熱扉20が完全に
閉じた状態においては、ガスケット30の形状を所期状
態(自由状態から厚み方向にのみ変形した状態)または
それに近い状態に保持することができ、ガスケット30
の無理な変形を抑えて寿命を延ばすことができる。
【0027】また、本実施形態のガスケット30におい
ては、断熱箱体10内部の冷熱は、断熱箱体10を形成
する外箱11から、ホルダ部32の後壁32b(断熱箱
体10側)を介して同後壁32bに密着している磁石3
3へと伝わるものの、ホルダ部32の外壁32dと磁石
33との間に形成された空隙部M1,M2によって断熱
効果が得られて、前記冷熱のホルダ部32外への伝播が
抑制される。このため、ホルダ部32における外気との
接触面(外壁32dの外面)での結露を抑制することが
でき、ガスケット30を清潔に保つことができる。
【0028】また、本実施形態のガスケット30におい
ては、保持手段を、ホルダ部32の外壁32d内面に設
けられて内側に向けて突出し磁石33と弾撥的に係合す
る突起32d1としたため、磁石33をホルダ部32内
に挿入するときに、突起32d1が弾性的に変形し、磁
石33の挿入作業を容易に行うことができる。また、突
起32d1は、磁石33を所期の位置に保持して磁石3
3の幅方向への移動を規制するため、所期の空隙部M
1,M2を形成することができ、断熱効果のバラツキを
抑えることができる。
【0029】上記実施形態においては、保持手段として
の突起32d1をホルダ部32における外壁32dの内
面に形成したが、この保持手段は、磁石33をホルダ部
32の外壁32dから離して保持するとともに磁石33
と外壁32dとの間に空隙部を形成するものであれば良
く、例えば、図5に示した変形実施形態のように、前壁
32aの内面から後壁32bに向けて突出する突起32
a1と、後壁32bの内面から前壁32aに向けて突出
する突起32b1を形成することにより、磁石33をホ
ルダ部32の外壁32dから離して保持するとともに磁
石33と外壁32dとの間に空隙部M0を形成して実施
することも可能である。なお、この場合、突起32a1
と突起32b1のどちらか一方のみを形成して実施する
ことも可能である。
【0030】図6は、本発明によるガスケット30の第
2実施形態を示していて、このガスケット30において
は、保持手段が、ホルダ部32の外壁32dよりも内側
に形成されて外壁32dと磁石33間を区画して空隙部
M3を形成する中壁32eと、中壁32eの内面に設け
られて内側(内壁32c側)に向けて突出し磁石33と
弾撥的に係合する突起32e1とによって構成されてい
る。
【0031】この第2実施形態のガスケット30におい
ては、上記第1実施形態と同様に、磁石33をホルダ部
32内に挿入するときに、突起32e1が弾性的に変形
するため、磁石33の挿入作業を容易に行うことができ
ることは勿論のこと、外壁32dと中壁32eとの間に
空隙部M3が形成されているため、上記第1実施形態に
比して断熱効果をさらに高めることができ、断熱箱体1
0から伝わる冷熱のホルダ部32外への伝播を一層抑制
することができる。このため、ホルダ部32における外
気との接触面(外壁32dの外面)での結露をより確実
に抑制することができる。
【0032】上記各実施形態においては、ホルダ部32
の断面形状を略長方形として実施したが、ホルダ部32
の外壁32d側における断熱箱体10側角部に、図7に
示したようにR面取りを施して実施すること、図8に示
したようにC面取りを施して実施することも可能であ
る。これらの場合においては、上記各実施形態に比し
て、ホルダ部32の外壁32d側における断熱箱体10
側角部が断熱箱体10へ当接するタイミングを遅らせる
ことができ、断熱扉20の開閉をスムーズに行うことが
できる。
【0033】また、上記各実施形態においては、空隙部
を外壁32dと磁石33との間に形成して実施したが、
図9に示した第3実施形態のように、ホルダ部32の内
壁32c内面に設けられて外側(外壁32d側)に向け
て突出し磁石33と弾撥的に係合する突起32c1を設
けることによって、上記した空隙部に加えて、内壁32
cと磁石33との間にも空隙部M4,M5を形成して実
施することも可能である。この場合には、内壁32cと
磁石33との間に形成した空隙部M4,M5の断熱効果
によって、内壁32cから磁石33に伝わる冷熱の伝播
を抑制することができる。
【0034】また、本発明の実施に際して、図10に示
した構成(図9に示した突起32d1と空隙部M1,M
2を無くした構成)を採用した場合には、内壁32c内
面に設けられた突起32c1によって、磁石33と内壁
32cとの間に所期の空隙部M4,M5を形成すること
ができるため、断熱効果のバラツキを抑えることができ
る。
【0035】上記各実施形態においては、本発明を冷蔵
庫に実施したが、本発明は、例えば、冷凍庫にも同様に
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるガスケットを実施した冷蔵庫の
正面図である。
【図2】 図1に示した冷蔵庫の2−2線断面図であ
る。
【図3】 図2に示した冷蔵庫において、断熱扉が所定
角度まで閉じた状態を示す図である。
【図4】 本発明によるガスケット単体の縦断正面図で
ある。
【図5】 図4に示したガスケットの変形実施形態を示
す縦断正面図である。
【図6】 本発明によるガスケットの第2実施形態を示
す縦断正面図である。
【図7】 本発明によるガスケットの第1実施形態及び
第2実施形態の変形実施形態を示す縦断正面図である。
【図8】 本発明によるガスケットの第1実施形態及び
第2実施形態の変形実施形態を示す縦断正面図である。
【図9】 本発明によるガスケットの第3実施形態を示
す縦断部分正面図である。
【図10】 図9に示したガスケットの変形実施形態を
示す縦断部分正面図である。
【図11】 従来のガスケットを実施した冷蔵庫を示す
図2相当図である。
【図12】 従来のガスケットにおいて、磁石が正規の
吸着位置よりも内側に吸着した状態を示す図である。
【符号の説明】
10…断熱箱体、20…断熱扉、30…ガスケット、3
1…基部、32…ホルダ部、32c…内壁、32d…外
壁、32e…中壁、32a1,32b1,32c1,3
2d1,32e1…突起、33…磁石、M0,M1,M
2,M3,M4,M5…空隙部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体の前面開口に開閉自在に組み付
    けられた断熱扉の断熱箱体側周縁部に取り付けられる取
    付基部と、同取付基部よりも前記断熱箱体側に形成され
    たホルダ部と、幅方向の寸法が前記ホルダ部内の幅方向
    の寸法よりも小さくて同ホルダ部内に収容された磁石と
    を備えてなり、前記断熱扉の閉成時に前記断熱箱体と前
    記断熱扉との間の気密を保持するガスケットにおいて、
    前記磁石を前記ホルダ部の外壁から離して保持するとと
    もに前記磁石と前記外壁との間に空隙部を形成する保持
    手段を設けたことを特徴とするガスケット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスケットにおいて、
    前記保持手段を、前記ホルダ部の外壁内面に設けられて
    内側に向けて突出し前記磁石と弾撥的に係合する突起と
    したことを特徴とするガスケット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のガスケットにおいて、
    前記保持手段を、前記ホルダ部の外壁よりも内側に形成
    されて前記外壁と前記磁石間を区画する中壁と、この中
    壁の内面に設けられて内側に向けて突出し前記磁石と弾
    撥的に係合する突起としたことを特徴とするガスケッ
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載のガスケットにお
    いて、前記ホルダ部の外壁側における前記断熱箱体側角
    部に面取りを施したことを特徴とするガスケット。
  5. 【請求項5】 断熱箱体の前面開口に開閉自在に組み付
    けられた断熱扉の断熱箱体側周縁部に取り付けられる取
    付基部と、同取付基部よりも前記断熱箱体側に形成され
    たホルダ部と、幅方向の寸法が前記ホルダ部内の幅方向
    の寸法よりも小さくて同ホルダ部内に収容された磁石と
    を備えてなり、前記断熱扉の閉成時に前記断熱箱体と前
    記断熱扉との間の気密を保持するガスケットにおいて、
    前記磁石を前記ホルダ部の内壁から離して保持するとと
    もに前記磁石と前記内壁との間に空隙部を形成する保持
    手段を設けたことを特徴とするガスケット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のガスケットにおいて、
    前記保持手段を、前記ホルダ部の内壁内面に設けられて
    外側に向けて突出し前記磁石と弾撥的に係合する突起と
    したことを特徴とするガスケット。
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