JP2003013518A - 建造物用下地工法および建造物用下地構造 - Google Patents
建造物用下地工法および建造物用下地構造Info
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Abstract
地構造を構築し得るようにする。 【解決手段】 所定間隔で並べられた複数の構造部材
1,1・・に対して直交するように配置された多数の金
属製下地材2,2・・のうちの両端に位置するものを、
前記構造部材1,1・・に対して固定金具T,T・・を
介して所定位置に位置決めされた状態で固定するととも
に、両端以外の金属製下地材2,2・・を、前記構造部
材1,1・・に対して固定金具T,T・・を介して仮支
持し、この状態のもとに全ての金属製下地材2,2・・
の所定位置に形成された開口6,6・・に対して姿勢矯
正部材7を挿通して全ての金属製下地材2,2・・の位
置揃えを行った後、両端以外の金属製下地材2,2・・
を前記固定金具T,T・・に対して固定するようにして
いる。
Description
壁あるいは屋根母屋として用いられる下地構造を構築す
る建造物用下地工法および建造物用下地構造に関するも
のである。
て用いられる下地構造としては、図10に示すように、
鋼製の構造部材1(例えば、H型鋼等)にボルト挿通穴
を形成したアングルピース3を溶接固定し、金属製下地
材2(例えば、C型鋼等)にボルト穴(図示省略)をあ
け、前記アングルピース3のボルト挿通穴およびC型鋼
2のボルト穴に通されたボルト4をナット5で締め付け
て固定するようにしたものが一般的であった。
造の場合、構造部材1の胴縁位置に予めアングルピース
を溶接しておかなくてはならないとともに、C型鋼2に
も予め決められた位置を割り付けして穴明け加工をして
おかなくてはならないばかりでなく、図11に示すよう
に、アングルピース3,3・・に固定されたC型鋼2,
2・・の位置にバラ付きが生ずる(例えば、鉛直基準線
OとC型鋼2,2・・との間隔W1,W2,W3,W4がW
1≠W2≠W3≠W4となる)。
対して外壁材(図示省略)を張り付けていくわけには行
かないところから、W1=W2=W3=W4とする必要があ
る。そのためには、1本のC型鋼2についてボルトとナ
ットとが、例えば8個使用されているとすれば、8個の
ナットを全てゆるめなくてはならないこととなり、現場
組立時において、組立時間および組立工数がかさむこと
となる。
直しした後、W3を時間をかけて調整しても、W4の調整
が完了した時には、W1〜W4の間隔に狂いが生じ、再度
手直しが必要となるという不具合があった。
行っても、全ての位置を完全に一致させることは困難で
あり、時間がかかり過ぎるため、不完全なままでおわっ
ているのが現状である。このような状態で、外壁材を張
り付けると、外壁がでこぼこしてしまい見苦しくなると
いう不具合が発生する。
や母屋材)として、従来から多用されている一方が開放
されたC型鋼に代えて、全面が閉鎖されている金属製四
角筒が採用されるようになってきている。この金属製四
角筒は、全面が閉鎖されているため、上記した従来の結
合方法を採用することができない。
ので、短時間の作業で低コストで頑丈な建造物用下地構
造を構築し得るようにすることを目的とするものであ
る。
記課題を解決するための手段として、所定間隔で並べら
れた複数の構造部材1,1・・と、該構造部材1,1・
・に対して直交するように配置された多数の金属製下地
材2,2・・とを結合して建造物用下地構造を構築する
に当たって、前記金属製下地材2,2・・のうちの両端
に位置するものを、前記構造部材1,1・・に対して固
定金具T,T・・を介して所定位置に位置決めされた状
態で固定するとともに、両端以外の金属製下地材2,2
・・を、前記構造部材1,1・・に対して固定金具T,
T・・を介して仮支持し、この状態のもとに全ての金属
製下地材2,2・・の所定位置に形成された開口6,6
・・に対して姿勢矯正部材7を挿通して全ての金属製下
地材2,2・・の位置揃えを行った後、両端以外の金属
製下地材2,2・・を前記固定金具T,T・・に対して
固定するようにしている。
下地材2,2・・のうちの両端に位置するものが、構造
部材1,1・・に対して固定金具T,T・・を介して所
定位置に位置決めされた状態で固定され且つ両端以外の
金属製下地材2,2・・が、前記構造部材1,1・・に
対して固定金具T,T・・を介して仮支持された状態の
もとに、全ての金属製下地材2,2・・の所定位置に形
成された開口6,6・・に対して姿勢矯正部材7が挿通
されると、この姿勢矯正部材7によって両端以外の金属
製下地材2,2・・が、両端の所定位置に位置決めされ
た金属製下地材2,2に対して全て位置揃えされる。そ
の後、両端以外の金属製下地材2,2・・を前記固定金
具T,T・・に対して固定すれば、建造物用下地構造が
短時間の作業で低コストで構築できる。
記載の建造物用下地工法において、前記各固定金具T
を、相対向する2辺8a,8bと、これらの2辺8a,
8bの一端を連結する連結辺8cとからなる断面コ字状
の部材により構成するとともに、前記2辺8a,8bの
開放端部側に、前記各金属製下地材2を挟持固定するた
めの抱持部9,9をそれぞれ形成し且つ前記2辺8a,
8bにおいて前記連結辺8cから所定距離離れた位置
に、前記各構造部材1の一部が挿入される切欠溝10,
10を形成する一方、前記連結辺8cに螺合されたボル
ト11,11の先端を前記切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部に圧接することにより固定するよう
に構成した場合、相対向する2辺8a,8bを連結する
連結辺8cに螺合されたボルト11,11の先端を前記
2辺8a,8bに形成された切欠溝10,10に挿入さ
れた構造部材1の一部に圧接することにより固定した
後、前記2辺8a,8bの抱持部9,9に金属製下地材
2を挟持固定すると、構造部材1に対して直交するよう
に配置された金属製下地材2が構造部材1に簡単且つ強
固に結合されることとなり、前以て溶接や穴明けを行う
必要が全くなく、しかも現場における再加工の必要もな
くなり、組立時間および組立工数を大幅に低減できる。
記載の建造物用下地工法において、前記連結辺8cに、
前記ボルト11,11の螺合部を挟むようにして前記2
辺8a,8bとの連結部に向かって延びる複数の補強用
ビード13,13・・を形成した場合、連結辺8cにお
ける剛性が強化される。
および3のいずれか一項記載の建造物用下地工法におい
て、前記2辺8a,8bに、前記切欠溝10,10を囲
むようにして補強用ビード17,17をそれぞれ形成し
た場合、切欠溝10,10の周辺部の剛性が強化され
る。
2、3および4のいずれか一項記載の建造物用下地工法
において、前記金属製下地材2として、金属製四角筒を
用いた場合、全面が閉鎖されている金属製四角筒であっ
ても抱持部9,9によって抱持された状態で固定される
こととなるため、簡単且つ強固な下地構造が得られる。
ための手段として、多数平行に配置された構造部材1,
1・・と、該構造部材1,1・・に直交するように多数
平行に配置された金属製下地材2,2・・と、該金属製
下地材2,2・・と前記構造部材1,1・・とを結合す
る固定金具T,T・・とを備えた建造物用下地構造にお
いて、前記金属製下地材2,2・・の所定位置に形成さ
れた開口6,6・・に対して姿勢矯正部材7を挿通して
該金属製下地材2,2・・の位置揃えを行うように構成
している。
下地材2,2・・の所定位置に形成された開口6,6・
・に対して挿通される姿勢矯正部材7によって該金属製
下地材2,2・・が全て位置揃えされることとなり、短
時間の作業で低コストで頑丈な建造物用下地構造を構築
することができる。
記載の建造物用下地構造において、前記各固定金具T
を、相対向する2辺8a,8bと、これらの2辺8a,
8bの一端を連結する連結辺8cとからなる断面コ字状
の部材により構成するとともに、前記2辺8a,8bの
開放端部側に、前記各金属製下地材2を挟持固定するた
めの抱持部9,9をそれぞれ形成し且つ前記2辺8a,
8bにおいて前記連結辺8cから所定距離離れた位置
に、前記各構造部材1の一部が挿入される切欠溝10,
10を形成する一方、前記連結辺8cに螺合されたボル
ト11,11の先端を前記切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部に圧接することにより固定するよう
に構成した場合、構造部材1に金属製下地材2を固定す
るに当たって、相対向する2辺8a,8bを連結する連
結辺8cに螺合されたボルト11,11の先端を前記2
辺8a,8bに形成された切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部に圧接することにより固定した後、
前記2辺8a,8bの抱持部9,9に金属製下地材2を
挟持固定すると、構造部材1に対して直交するように配
置された金属製下地材2が構造部材1に簡単且つ強固に
結合されることとなり、前以て溶接や穴明けを行う必要
が全くなく、しかも現場における再加工の必要もなくな
り、組立時間および組立工数を大幅に低減できる。
記載の建造物用下地構造において、前記連結辺8cに、
前記ボルト11,11の螺合部を挟むようにして前記二
辺8a,8bとの連結部に向かって延びる複数の補強用
ビード13,13・・を形成した場合、連結辺8cの剛
性が強化される。
および8のいずれか一項記載の建造物用下地構造におい
て、前記2辺8a,8bに、前記切欠溝10,10を囲
むようにして補強用ビード17,17をそれぞれ形成し
た場合、切欠溝10,10の周辺部の剛性が強化され
る。
7、8および9のいずれか一項記載の建造物用下地構造
において、前記金属製下地材2として、金属製四角筒を
用いた場合、全面が閉鎖されている金属製四角筒であっ
ても抱持部9,9によって抱持された状態で固定される
こととなるため、簡単且つ強固な下地構造が得られる。
発明の好適な実施の形態について詳述する。
用の下地構造、あるいは図2に示す屋根用の下地構造と
されている。
支えるべく所定間隔で立設されたH型鋼からなる構造部
材1,1・・の外面に金属製下地材である金属製四角筒
2,2・・を上下に所定間隔で並べ、これらの金属製四
角筒2,2・・を前記構造部材1,1・・に対して後述
する固定金具T,T・・により固定するに当たって、前
記金属製四角筒2,2・・の所定位置に形成された開口
6,6・・に対して姿勢矯正部材として作用する断面コ
字状のチャンネル7を挿通して該金属製四角筒2,2・
・の位置揃えを行った後、これらの金属製四角筒2,2
・・を前記固定金具T,T・・に対して固定するように
している。符号はBは外壁用板材、Zは基礎である。
構造を支えるべく所定間隔で配置されたH型鋼からなる
構造部材1,1・・上に金属製四角筒2,2・・を軒先
から棟に向かって所定間隔で並べ、これらの金属製四角
筒2,2・・を前記構造部材1,1・・に対して後述す
る固定金具T,T・・により固定するに当たって、前記
金属製四角筒2,2・・の所定位置に形成された開口
6,6・・に対して姿勢矯正部材として作用する断面コ
字状のチャンネル7を挿通して該金属製四角筒2,2・
・の位置揃えを行った後、これらの金属製四角筒2,2
・・を前記固定金具T,T・・に対して固定するように
している。符号はFは屋根用波板である。
すように、相対向する2辺8a,8bと、これらの2辺
8a,8bの一端を連結する連結辺8cとからなる断面
コ字状の部材により構成されており、前記2辺8a,8
bの開放端部側には、前記金属製四角筒2を挟持固定す
るための抱持部9,9をそれぞれ形成するとともに、前
記2辺8a,8bにおいて前記連結辺8cから所定距離
離れた位置には、前記構造部材1の一部(具体的には、
H型鋼の縁部1a)が挿入される切欠溝10,10が形
成されている。そして、前記連結辺8cに螺合された2
本のボルト11,11の先端を前記切欠溝10,10に
挿入された前記H型鋼の縁部1aに圧接することにより
固定するように構成されている。つまり、前記2辺8
a,8bにおける切欠溝10,10から開放端部側にか
けての部分が金属製四角筒2を挟持固定するための抱持
部9,9とされているのである。
1を螺合させるボルト穴12,12が前記各切欠溝10
の長さ方向に対応するように形成されており、前記ボル
ト11,11の螺合部となるボルト穴12,12を挟む
ようにして前記2辺8a,8bとの連結部(換言すれ
ば、屈曲部位)に向かって延びる複数の補強用ビード1
3,13・・が形成されている。該各補強用ビード13
は、連結辺8cの面から凹陥させた形状とされている。
このようにすると、連結辺8cにおける剛性が強化され
ることとなるとともに、連結辺8cの外面に出っ張った
部分がなくなり、ボルト11に螺着されるナット24の
着座面を容易に確保することができる。符号14は連結
辺8cから2辺8a,8bにかけての屈曲部位の剛性を
強化するために形成された補強用ビードである。
9,9に挟持固定される金属製四角筒2を固定するため
のビス15,15・・を挿通させるためのビス穴16,
16・・が所定間隔をあけて抱持部9,9の延設方向に
並ぶように2列で形成されている。そして、この2辺8
a,8bには、前記切欠溝10,10をそれぞれ囲むと
ともに前記ビス穴16,16・・の間に向かって延びる
補強用ビード17,17がそれぞれ形成されている。こ
の各補強用ビード17は、2辺8a,8bの面から突出
した形状とされている。このようにすると、切欠溝1
0,10の周辺部およびビス穴形成部分の剛性が強化さ
れることとなるとともに、抱持部9,9の内面に出っ張
った部分がなくなり、金属製四角筒2を確実に挟持でき
る。なお、本実施の形態においては、前記補強用ビード
17において抱持部9側に形成された部分には、後に説
明するが、金属製下地材2としてC型鋼を採用した場合
に、該C型鋼2を抱持部9,9に固定するためのボルト
22を挿通するために該抱持部9の延設方向に長い長穴
18が形成されている。
図1に示す角形鋼管を採用してもよいが、図5に示すよ
うに、所定の幅に切断された金属板をその両端がコーナ
の一点において接するように四角筒状に折曲して構成さ
れており、前記金属板の一方の端部には、前記金属製四
角筒2の内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向
かって折曲されてなる逆J字状折曲部20が設けられ、
前記金属板の他方の端部には、内側に逆U字状に折曲さ
れてなる逆U字状折曲部21が設けられており、両者を
連続して嵌合圧着せしめて上下方向に連続するコーナ型
接続部19として成形されたものを採用することもでき
る。
角形鋼管や金属製四角筒以外にも、従来から使用されて
いるC型鋼を採用することもできる。
おける側面2a,2bに対して抱持部9,9がビス1
5,15・・により固定されるが、前記側面2a,2b
のうちの一方側2bは開放されている。そこで、抱持部
9,9に形成されている長穴18,18に挿通されるボ
ルト22をC型鋼2の一方の側面2aを貫通させてナッ
ト23で締結固定するようにしてもよい。
成される開口6は、図7に示すように、前記チャンネル
7が嵌挿される嵌挿溝25を有しており、該嵌挿溝25
の両側面には、嵌挿されたチャンネル7への当接力を増
大させるための円弧状の突部26,26が一体に形成さ
れている。また、前記嵌挿溝25の一方の側面には、該
嵌挿溝25に嵌挿されたチャンネル7の移動を規制する
ための規制片27が前記嵌挿溝25の一側面を屈曲部2
8として屈曲自在且つ一体に形成されている。符号29
は前記規制片27を屈曲させる際に手指を挿入するため
の操作用開口である。
は、まず、操作用開口29に手指を挿入して、規制片2
7を屈曲部28を起点として起こし、この状態で嵌挿溝
25にチャンネル7が嵌挿される。チャンネル7の嵌挿
後においては、規制片27を手指で元に戻してチャンネ
ル7の移動規制を行うこととなっている。
地構造(例えば、図1に示す外壁用下地構造)を構築す
る工法について、図8および図9を参照して説明する。
に、外壁構造を支えるべく所定間隔で配置された構造部
材1,1・・上の所定位置に固定金具T,T・・を取り
付ける。この固定金具Tの取付は、構造部材1の一部で
あるH型鋼の縁部1aを切欠溝10,10に挿入し、連
結辺8cに螺合されたボルト11,11の先端を前記2
辺8a,8bに形成された切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部(即ち、H型鋼の縁部1a)に圧接
することにより行われる。そして、前記固定金具T,T
・・のうちの上端と下端とに位置する(換言すれば、両
端に位置する)固定金具Tにおける抱持部9,9に、金
属製四角筒2,2を挟持した後、ビス15,15・・に
より固定する。この時、図9(イ)に示すように、固定
金具T,Tに固定された金属製四角筒2,2と鉛直基準
線Oとの距離W1,W2が、W1=W2となるように、金属
製四角筒2,2の位置設定が行われる。
外の金属製四角筒2,2・・を、前記固定金具Tにおけ
る抱持部9,9に対して仮支持する。この時、両端以外
の金属製四角筒2,2・・は固定金具T,T・・に対し
て固定されておらず、両端以外の金属製四角筒2,2・
・の位置はバラバラであってもよい。この状態のもと
に、図9(ハ)に示すように、全ての金属製四角筒2,
2・・の所定位置に形成された開口6,6・・に対して
姿勢矯正部材であるチャンネル7を挿通すると、固定金
具T,Tに固定されて所定位置に位置決めされている両
端の金属製四角筒2,2に対して両端以外の金属製四角
筒2,2・・の位置揃えが行われる。つまり、全ての金
属製四角筒2,2・・の側面が同一面上に並ぶこととな
るのである。その後、両端以外の金属製四角筒2,2・
・を前記固定金具T,T・・に対してビス15,15で
固定すれば、外壁用板材Bを張り付ける張り付け面が同
一面上に並ぶこととなるのである。
は、金属製四角筒2,2・・のうちの両端に位置するも
のが、構造部材1,1・・に対して固定金具T,T・・
を介して所定位置に位置決めされた状態で固定され且つ
両端以外の金属製四角筒2,2・・が、前記構造部材
1,1・・に対して固定金具T,T・・を介して仮支持
された状態のもとに、全ての金属製四角筒2,2・・の
所定位置に形成された開口6,6・・に対して姿勢矯正
部材であるチャンネル7が挿通されると、このチャンネ
ル7によって、両端以外の金属製四角筒2,2・・が、
両端の所定位置に位置決めされた金属製四角筒2,2に
対して全て位置揃えされる。その後、両端以外の金属製
四角筒2,2・・を前記固定金具T,T・・に対して固
定すれば、建造物用下地構造が短時間の作業で低コスト
で構築できる。
べられた複数の構造部材1,1・・と、該構造部材1,
1・・に対して直交するように配置された多数の金属製
下地材2,2・・とを結合して建造物用下地構造を構築
するに当たって、前記金属製下地材2,2・・のうちの
両端に位置するものを、前記構造部材1,1・・に対し
て固定金具T,T・・を介して所定位置に位置決めされ
た状態で固定するとともに、両端以外の金属製下地材
2,2・・を、前記構造部材1,1・・に対して固定金
具T,T・・を介して仮支持し、この状態のもとに全て
の金属製下地材2,2・・の所定位置に形成された開口
6,6・・に対して姿勢矯正部材7を挿通して全ての金
属製下地材2,2・・の位置揃えを行った後、両端以外
の金属製下地材2,2・・を前記固定金具T,T・・に
対して固定するようにしているので、建造物用下地構造
を短時間の作業で低コストで構築することができるとい
う効果がある。
記載の建造物用下地工法において、前記各固定金具T
を、相対向する2辺8a,8bと、これらの2辺8a,
8bの一端を連結する連結辺8cとからなる断面コ字状
の部材により構成するとともに、前記2辺8a,8bの
開放端部側に、前記各金属製下地材2を挟持固定するた
めの抱持部9,9をそれぞれ形成し且つ前記2辺8a,
8bにおいて前記連結辺8cから所定距離離れた位置
に、前記各構造部材1の一部が挿入される切欠溝10,
10を形成する一方、前記連結辺8cに螺合されたボル
ト11,11の先端を前記切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部に圧接することにより固定するよう
に構成した場合、相対向する2辺8a,8bを連結する
連結辺8cに螺合されたボルト11,11の先端を前記
2辺8a,8bに形成された切欠溝10,10に挿入さ
れた構造部材1の一部に圧接することにより固定した
後、前記2辺8a,8bの抱持部9,9に金属製下地材
2を挟持固定すると、構造部材1に対して直交するよう
に配置された金属製下地材2が構造部材1に簡単且つ強
固に結合されることとなり、前以て溶接や穴明けを行う
必要が全くなく、しかも現場における再加工の必要もな
くなり、組立時間および組立工数を大幅に低減できる。
記載の建造物用下地工法において、前記連結辺8cに、
前記ボルト11,11の螺合部を挟むようにして前記2
辺8a,8bとの連結部に向かって延びる複数の補強用
ビード13,13・・を形成した場合、連結辺8cにお
ける剛性が強化される。
および3のいずれか一項記載の建造物用下地工法におい
て、前記2辺8a,8bに、前記切欠溝10,10を囲
むようにして補強用ビード17,17をそれぞれ形成し
た場合、切欠溝10,10の周辺部の剛性が強化され
る。
2、3および4のいずれか一項記載の建造物用下地工法
において、前記金属製下地材2として、金属製四角筒を
用いた場合、全面が閉鎖されている金属製四角筒であっ
ても抱持部9,9によって抱持された状態で固定される
こととなるため、簡単且つ強固な下地構造が得られる。
ための手段として、多数平行に配置された構造部材1,
1・・と、該構造部材1,1・・に直交するように多数
平行に配置された金属製下地材2,2・・と、該金属製
下地材2,2・・と前記構造部材1,1・・とを結合す
る固定金具T,T・・とを備えた建造物用下地構造にお
いて、前記金属製下地材2,2・・の所定位置に形成さ
れた開口6,6・・に対して姿勢矯正部材7を挿通して
該金属製下地材2,2・・の位置揃えを行うように構成
しているので、金属製下地材2,2・・の所定位置に形
成された開口6,6・・に対して挿通される姿勢矯正部
材7によって該金属製下地材2,2・・が全て位置揃え
されることとなり、短時間の作業で低コストで頑丈な建
造物用下地構造を構築することができるという効果があ
る。
記載の建造物用下地構造において、前記各固定金具T
を、相対向する2辺8a,8bと、これらの2辺8a,
8bの一端を連結する連結辺8cとからなる断面コ字状
の部材により構成するとともに、前記2辺8a,8bの
開放端部側に、前記各金属製下地材2を挟持固定するた
めの抱持部9,9をそれぞれ形成し且つ前記2辺8a,
8bにおいて前記連結辺8cから所定距離離れた位置
に、前記各構造部材1の一部が挿入される切欠溝10,
10を形成する一方、前記連結辺8cに螺合されたボル
ト11,11の先端を前記切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部に圧接することにより固定するよう
に構成した場合、構造部材1に金属製下地材2を固定す
るに当たって、相対向する2辺8a,8bを連結する連
結辺8cに螺合されたボルト11,11の先端を前記2
辺8a,8bに形成された切欠溝10,10に挿入され
た構造部材1の一部に圧接することにより固定した後、
前記2辺8a,8bの抱持部9,9に金属製下地材2を
挟持固定すると、構造部材1に対して直交するように配
置された金属製下地材2が構造部材1に簡単且つ強固に
結合されることとなり、前以て溶接や穴明けを行う必要
が全くなく、しかも現場における再加工の必要もなくな
り、組立時間および組立工数を大幅に低減できる。
記載の建造物用下地構造において、前記連結辺8cに、
前記ボルト11,11の螺合部を挟むようにして前記二
辺8a,8bとの連結部に向かって延びる複数の補強用
ビード13,13・・を形成した場合、連結辺8cの剛
性が強化される。
および8のいずれか一項記載の建造物用下地構造におい
て、前記2辺8a,8bに、前記切欠溝10,10を囲
むようにして補強用ビード17,17をそれぞれ形成し
た場合、切欠溝10,10の周辺部の剛性が強化され
る。
7、8および9のいずれか一項記載の建造物用下地構造
において、前記金属製下地材2として、金属製四角筒を
用いた場合、全面が閉鎖されている金属製四角筒であっ
ても抱持部9,9によって抱持された状態で固定される
こととなるため、簡単且つ強固な下地構造が得られる。
造を示す斜視図である。
造の他の例を示す斜視図である。
造の要部を示す拡大断面図である。
造に用いられている固定金具の拡大斜視図である。
造に用いられる金属製四角筒の斜視図である。
造の他の例の要部を示す拡大断面図である。
造に用いられている金属製下地材の要部を示す拡大斜視
図である。
造の組立途中の状態を示す斜視図である。
造の組立手順を示す側面図であり、(イ)は上下両端の
金属製下地材の基準出し状態を示し、(ロ)は残りの金
属製下地材の仮支持状態を示し、(ハ)は組立完了状態
を示している。
面図である。
示す断面図である。
は開口、7は姿勢矯正部材(チャンネル)、8a,8b
は辺、8cは連結辺、9は抱持部、10は切欠溝、11
はボルト、12はボルト穴、13は補強用ビード、17
は補強用ビード、Tは固定金具。
Claims (10)
- 【請求項1】 所定間隔で並べられた複数の構造部材
(1),(1)・・と、該構造部材(1),(1)・・
に対して直交するように配置された多数の金属製下地材
(2),(2)・・とを結合して建造物用下地構造を構
築する建造物用下地工法であって、前記金属製下地材
(2),(2)・・のうちの両端に位置するものを、前
記構造部材(1),(1)・・に対して固定金具
(T),(T)・・を介して所定位置に位置決めされた
状態で固定するとともに、両端以外の金属製下地材
(2),(2)・・を、前記構造部材(1),(1)・
・に対して固定金具(T),(T)・・を介して仮支持
し、この状態のもとに全ての金属製下地材(2),
(2)・・の所定位置に形成された開口(6),(6)
・・に対して姿勢矯正部材(7)を挿通して全ての金属
製下地材(2),(2)・・の位置揃えを行った後、両
端以外の金属製下地材(2),(2)・・を前記固定金
具(T),(T)・・に対して固定するようにしたこと
を特徴とする建造物用下地工法。 - 【請求項2】 前記各固定金具(T)を、相対向する2
辺(8a),(8b)と、これらの2辺(8a),(8
b)の一端を連結する連結辺(8c)とからなる断面コ
字状の部材により構成するとともに、前記2辺(8
a),(8b)の開放端部側には、前記各金属製下地材
(2)を挟持固定するための抱持部(9),(9)をそ
れぞれ形成し且つ前記2辺(8a),(8b)において
前記連結辺(8c)から所定距離離れた位置には、前記
各構造部材(1)の一部が挿入される切欠溝(10),
(10)を形成する一方、前記連結辺(8c)に螺合さ
れたボルト(11),(11)の先端を前記切欠溝(1
0),(10)に挿入された構造部材(1)の一部に圧
接することにより固定するように構成したことを特徴と
する前記請求項1記載の建造物用下地工法。 - 【請求項3】 前記連結辺(8c)には、前記ボルト
(11),(11)の螺合部を挟むようにして前記2辺
(8a),(8b)との連結部に向かって延びる複数の
補強用ビード(13),(13)・・を形成したことを
特徴とする前記請求項2記載の建造物用下地工法。 - 【請求項4】 前記2辺(8a),(8b)には、前記
切欠溝(10),(10)を囲むようにして補強用ビー
ド(17),(17)をそれぞれ形成したことを特徴と
する前記請求項2および3のいずれか一項記載の建造物
用下地工法。 - 【請求項5】 前記金属製下地材(2)として、金属製
四角筒を用いたことを特徴とする前記請求項2、3およ
び4のいずれか一項記載の建造物用下地工法。 - 【請求項6】 多数平行に配置された構造部材(1),
(1)・・と、該構造部材(1),(1)・・に直交す
るように多数平行に配置された金属製下地材(2),
(2)・・と、該金属製下地材(2),(2)・・と前
記構造部材(1),(1)・・とを結合する固定金具
(T),(T)・・とを備えた建造物用下地構造であっ
て、前記金属製下地材(2),(2)・・の所定位置に
形成された開口(6),(6)・・に対して姿勢矯正部
材(7)を挿通して該金属製下地材(2),(2)・・
の位置揃えを行うように構成したことを特徴とする建造
物用下地構造。 - 【請求項7】 前記各固定金具(T)を、相対向する2
辺(8a),(8b)と、これらの2辺(8a),(8
b)の一端を連結する連結辺(8c)とからなる断面コ
字状の部材により構成するとともに、前記2辺(8
a),(8b)の開放端部側には、前記各金属製下地材
(2)を挟持固定するための抱持部(9),(9)をそ
れぞれ形成し且つ前記2辺(8a),(8b)において
前記連結辺(8c)から所定距離離れた位置には、前記
各構造部材(1)の一部が挿入される切欠溝(10),
(10)を形成する一方、前記連結辺(8c)に螺合さ
れたボルト(11),(11)の先端を前記切欠溝(1
0),(10)に挿入された構造部材(1)の一部に圧
接することにより固定するように構成したことを特徴と
する前記請求項6記載の建造物用下地構造。 - 【請求項8】 前記連結辺(8c)には、前記ボルト
(11),(11)の螺合部を挟むようにして前記二辺
(8a),(8b)との連結部に向かって延びる複数の
補強用ビード(13),(13)・・を形成したことを
特徴とする前記請求項7記載の建造物用下地構造。 - 【請求項9】 前記2辺(8a),(8b)には、前記
切欠溝(10),(10)を囲むようにして補強用ビー
ド(17),(17)をそれぞれ形成したことを特徴と
する前記請求項7および8のいずれか一項記載の建造物
用下地構造。 - 【請求項10】 前記金属製下地材(2)として、金属
製四角筒を用いたことを特徴とする前記請求項7、8お
よび9のいずれか一項記載の建造物用下地構造。
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JP2001203185A JP4576072B2 (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 建造物用下地工法および建造物用下地構造 |
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JP2020105750A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | ハイアス・アンド・カンパニー株式会社 | 型枠パネル及び型枠 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11247334A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-14 | Sato Keikou Seisakusho:Kk | 壁下地構造 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203185A patent/JP4576072B2/ja not_active Expired - Fee Related
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