JP2003011576A - 塗布具 - Google Patents

塗布具

Info

Publication number
JP2003011576A
JP2003011576A JP2001198457A JP2001198457A JP2003011576A JP 2003011576 A JP2003011576 A JP 2003011576A JP 2001198457 A JP2001198457 A JP 2001198457A JP 2001198457 A JP2001198457 A JP 2001198457A JP 2003011576 A JP2003011576 A JP 2003011576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
weight
parts
polyoxyethylene
manufactured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001198457A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Uchino
昌洋 内野
Katsuji Arisawa
克二 有沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP2001198457A priority Critical patent/JP2003011576A/ja
Publication of JP2003011576A publication Critical patent/JP2003011576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下等の衝撃を受けても、逆流防止体やイン
キが飛び散ることのない塗布具を提供すること。 【解決手段】 逆流防止体の硬さを調整した塗布具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、穂先、繊維集束
体、ヘラ先、ボールペンチップ等の塗布先に接続した、
インキタンク内に、少なくともインキと、インキに不溶
または難溶の溶剤及び/または水と粘度調整剤とを少な
くとも含有する逆流防止体とを収容配置してなる塗布具
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、筒状のインキタンク内に、インキの
後端界面に接触して、ポリブテンやポリブテンのゲル化
物からなる逆流防止体を配置したボールペンが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】逆流防止体がその逆流
防止機能を発揮するためには、インキと相溶しない、又
は極めて相溶し難いことが必要であり、水性インキであ
れば上記のポリブテンやポリブテンのゲル化物が好適に
使用できたものであるが、低粘度の油性インキにおいて
はインキが逆流する懸念があるものであった。
【0004】また、インキに酸化チタンの様に比重の高
い顔料を高濃度に使用したインキの場合、ペン先を上向
きに放置した時、インキと逆流防止体の比重差により、
逆流防止体がインキ中に潜り込んだようにペン先方向に
移動してしまう逆転現象が起こったり、また、塗布具が
落下した場合(特に、ペン先上向き)、その衝撃により
逆流防止体及びインキが後方移動して洩れ出すなどの不
具合が起こるという問題があった。
【0005】ところで、逆流防止体を用いた塗布具は、
インキタンクにインキ及び逆流防止体を充填した後、通
常、ペン先を外向きにして回転させるなどして遠心し、
インキや逆流防止体製造時に混入した気泡、及びインキ
タンクに充填した時に混入した気泡を除去する工程を設
けている。逆流防止体によっては遠心力を付与しても気
泡が除去され難い場合があり、更に遠心力を強くする
と、顔料を用いたインキでは、顔料が沈降し筆記ができ
なくなるという新たな問題が発生するものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、インキ
タンク内に、少なくともインキと、インキに不溶または
難溶の溶剤及び/または水と粘度調整剤とを少なくとも
含有する逆流防止体とを収容配置してなる塗布具におい
て、前記逆流防止体が、内径3cmの円筒形容器に入れ
た逆流防止体を直径2cmの円盤で2cm/分の速度で
押していったときの負荷重が5g以上60g以下である
ことを特徴とする塗布具を要旨とする。
【0007】以下、詳細に説明する。塗布具の塗布先
は、棒状体や球体の塗布部材をバネ等の弾撥体により前
方附勢して塗布液吐出口の内縁に押し付けた先端弁式の
ものや、繊維集束体、筆穂を使用したものなど、適宜採
用することができる。特に使用されるインキが揮発性の
溶剤を使用したものであれば、弁を使用する等、塗布先
からの溶剤の蒸発を抑えるような構造とすることが好ま
しい。先端弁式であれば、弁体ともなる塗布部材の材質
は、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート等の
樹脂、ステンレス、真鍮などの金属などが適宜使用でき
る。
【0008】インキタンクの材質は、一般的に使用され
ているものが適宜使用できるが、一例を挙げると、ナイ
ロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ポリエチレン、フッ素樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト等が挙げられ、耐溶剤性を考慮するとナイロン、ポリ
エチレンテレフタレート、フッ素樹脂、ポリブチレンテ
レフタレートが好ましい。また、インキタンク内壁への
インキの付着を抑制するために、収容管の内壁面が、算
術平均粗さ(Ra)が500nm以下、最大高低差(P
−V)が5000nm以下の表面粗さ(JIS B06
01)とすることは好ましい。また、インキタンクの形
状は、一般的な合成樹脂の押し出し成形パイプのような
断面円形状の筒体が好ましいが、内径が部分によって異
なるものであっても良いし、断面が四角等の多角形など
や、自由な形状の射出成形品であってもよい。
【0009】インキは筆跡や図柄を形成したり、形成さ
れた筆跡や図形を隠蔽する(修正液)ために使用するも
ので、基本的には、着色剤(隠蔽剤)と、溶剤及び/ま
たは水とより少なくともなるものである。
【0010】着色剤は、顔料や染料が使用できるが、そ
の使用量はインキ全量に対し、3〜65重量%に調整す
る事が好ましい。具体例としては、TITONE SR
−1、同650、同R62N、同R3L、同R7E(以
上、堺化学工業(株)製)、クロノスKR−310、同
KR−380、同480(以上、チタン工業(株)
製)、タイピュアR−900、同R−602、同R−9
60、同R−931(以上、デュポン・ジャパン・リミ
テッド製)、TITANIXJR301、同JR80
5、同JR602、同JR800(以上、テイカ(株)
製)などの酸化チタン、Special Black
6、同S170、同S610、同5、同4、同4A、同
550、同35、同250、同100、Printex
150T、同U、同V、同140U、同140V、同
95、同90、同85、同80、同75、同55、同4
5、同P、同XE2、同L6、同L、同300、同3
0、同3、同35、同25、同200、同A、同G(以
上、デグサ・ジャパン(株)製)、#2400B、#2
350、#2300、#2200B、#1000、#9
50、#900、#850、#MCF88,MA60
0、MA100、MA7、MA11、#50、#52、
#45、#44、#40、#33、#32、#30、C
F9、#20B、#4000B(以上、三菱化成工業
(株)製)、MONARCH 1300、同1100、
同1000、同900、同880、同800、同70
0、MOGUL L、REGAL 400R、同660
R、同500R、同330R、同300R、同99R、
ELFTEX 8、同12、BLACK PEARLS
2000(以上、米国、キャボットCo.LTD
製)、Raven7000、同5750、同5250、
同5000、同3500、同2000、同1500、同
1255、同1250、同1200、同1170、同1
060、同1040、同1035、同1020、同10
00、同890H、同890、同850、同790、同
780、同760、同500、同450、同430、同
420、同410、同22、同16、同14、同825
Oil Beads 、同H20、同C、Conduc
tex 975、同900、同SC(以上、コロンビヤ
ン・カーボン日本(株)製)などカーボンブラック、B
S−605、同607(以上、東洋アルミ(株)製)、
ブロンズパウダーP−555、同P−777(以上、中
島金属箔工業(株)製)、ブロンズパウダー3L5、同
3L7(以上、福田金属箔工業(株)製)などの金属粉
顔料、また、黒色酸化鉄、低次性酸化チタン、黄色酸化
鉄、赤色酸化鉄、群青、紺青、コバルトブルー、クロム
グリーン、酸化クロムなどの無機顔料、ハンザエー−1
0G、同5G、同3G、同4、同GR、同A、ベンジジ
ンエロー、パ−マネントエローNCG、タートラジンレ
ーキ、キノリンエロー、スダーン1、パ−マネントオレ
ンジ、インダスレンブリリアントオレンジGN、パーマ
ネントブラウンFG、パラブラウン、パーマネントレッ
ド4R、ファイヤーレッド、ブリリアントカーミンB
S、ピラゾロンレッド、レーキレッドC、キナクリドン
レッド、ブリリアントカーミン6B、ボルドー5B、チ
オインジゴレッド、ファストバイオレットB、ジオキサ
ンバイオレット、アルカリブルーレーキ、フタロシアニ
ンブルー、インジゴ、アシッドグリーンレーキ、フタロ
シアニングリーンなどの有機顔料などが挙げられる。ま
た、この他に硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫酸亜鉛カドミウ
ム、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステ
ン酸カルシウムなどの無機蛍光顔料が挙げられる。
【0011】溶剤は、水性インキの場合、主溶剤として
水を用い、その他に、ペン先の乾燥防止のために、エチ
レングリコール、グリセリン、プロピレングリコール等
の水溶性有機溶剤を用いることもできる。油性インキの
場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グ
リセリン、エチレングリコールモノフェニルエーテル、
ベンジルアルコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシ
レングリコール、テトラリン、プロピレングリコールモ
ノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ト
リプロピレングリコールモノメチルエーテル、N−メチ
ル−2−ピロリドン等が挙げられ、これらは混合しても
し2種以上混合して使用しても良い。
【0012】低極性の溶剤を用いた場合、ノルマルヘキ
サン(沸点68.7℃)、イソペンタン、ノルマルヘプ
タン(沸点98.4℃)、ノルマルオクタンなど脂肪族
炭化水素系溶剤、シクロペンタン(沸点49.2℃)、
メチルシクロペンタン(沸点71.8℃)、シクロヘキ
サン(沸点80.0℃)、メチルシクロヘキサン(沸点
100.9℃)、エチルシクロヘキサン(沸点132
℃)等の脂環族炭化水素系溶剤の他、エクソールDSP
100/140(初留点102℃、乾点138℃)、
同D30(初留点141℃、172℃)、同D40(初
留点153℃、乾点196℃)、同D80(初留点20
4℃、乾点230℃)、同D110(初留点243℃、
終点272℃)、同D130(初留点277℃、終点3
10℃)、アイソパーC(初留点97℃、乾点104
℃)、同E(初留点115℃、乾点138℃)、同G
(初留点156℃、乾点175℃、同H(初留点176
℃、乾点192℃)、同L(初留点188℃、乾点21
0℃)、同M(初留点208℃、乾点254℃)(以上
エクソン化学(株)製)等の脂肪族炭化水素系溶剤の混
合品などが挙げられる。これらは、単独もしくは混合し
て使用可能であり、その使用量はインキ全量に対して3
0〜95重量%が好ましい。
【0013】上記各成分の他に、紙、ガラス等の被筆記
面への定着性を向上するために、水性インキの場合、ス
チレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩、α−メ
チルスチレン−アクリル酸共重合体のアンモニウム塩と
いった水溶性樹脂を用いることが出来る。また、アクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂
共重合物等の水不溶性樹脂等を用いることもできる。
尚、水不溶性樹脂はエマルジョン形態で使用する。
【0014】アルコール系、及び/またはグリコール系
溶剤を用いた油性インキの場合、ケトン樹脂、キシレン
樹脂、ポリエチレンオキサイド、ロジン樹脂、テルペン
樹脂、クマロン−インデン樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
【0015】低極性の炭化水素系溶剤を用いた場合、例
えば、テスラック2158−100(日立ポリマー
(株)製)、フタルキッドDX615(50重量%キシ
レン溶液、日立化成(株)製)などのアルキド樹脂、ア
クリロイドB66,同B67(英国、ロームアンドハー
ス社製)などのアクリル樹脂、カリフレックスTR−1
107(シェル化学(株)製)、タフプレンA、アサプ
レンT−431(以上、旭化学工業(株)製)等のスチ
レン系エラストマー、スミテートRB−11(住友化学
工業(株)製)、エバフレックス150(三井ポリケミ
カル(株)製)などのエチレン・酢酸ビニル共重合体等
が挙げられる。定着性、塗布性を考慮すると、その使用
量はインキ全体に対して1〜20重量%が好ましい。
【0016】上記各成分の他に、粘度調整のために、水
性インキの場合、グァーガム、ヒドロキシプロピル化グ
ァーガム、カルボキシメチルヒドロキシプロピル化グァ
ーガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、キサン
タンガム、ウエランガム、ラムザンガム、ジェランガ
ム、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、アルギン酸アンモ
ニウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸プロピレング
リコールエステル、ローカストビーンガム、タマリンド
ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、
カラギーナン、サクシノグルカン等の水溶性多糖類、ポ
リアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオ
キサイド、ポリビニルピロリドン、N−ビニルアセトア
ミド共重架橋物等の合成高分子、スメクタイト等の粘度
系鉱物などを添加する。これらは、単独もしくは2種以
上混合して使用できる。低極性の炭化水素系溶剤を使用
したインキの場合、脂肪酸アマイド、よりなる、ディス
パロンA670−20M(有効成分20%)、6900
−20X(有効性分20%)(楠本化成(株)製)、微
粒子シリカよりなるアエロジルR972、同R974、
同200(日本アエロジル(株)製)などを使用でき
る。
【0017】また、顔料分散安定性の為に、アルキル硫
酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリカルボン酸高分
子などの陰イオン性界面活性剤、ポリエチレンアルキル
エーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、第4級
アンモニウム塩、アルキルアミン塩などの分散剤を添加
することが出来る。
【0018】尚、着色剤に隠蔽性の高い酸化チタン、溶
剤に低極性炭化水素で沸点40〜150℃の揮発性溶剤
を使用すれば修正液として使用できる。
【0019】インキは上記各成分をボールミル、アトラ
イター、サンドグラインダー、インペラー等の攪拌分散
機を使用して分散混合することによって得られる。
【0020】逆流防止体は、インキ消費に伴うインキ界
面の移動に追従して移動するものであり、インキの逆流
を防止すると共に、インキタンク内面へのインキの付着
を防止するものであってよい。基材はインキに相溶しな
いか又はインキと相溶し難い溶剤を用いる。水性インキ
やアルコール系、グリコール系溶剤を用いた油性インキ
の場合、具体的には、α-オレフィンよりなるモービル
SHF21(40℃動粘度5.2cSt)、同41(4
0℃動粘度17.5cSt)、同61(40℃動粘度2
8.8cSt)、同82(40℃動粘度47.6cS
t)、同401(40℃動粘度420cSt)、同10
03(40℃動粘度1374cSt)(以上、モービル
ケミカルプロダクツインターナショナルインク製)、ポ
リブテンよりなるLV−7(40℃動粘度11cS
t)、LV−10(40℃動粘度19cSt)、LV−
25(40℃動粘度52.5cSt)、LV−50(4
0℃動粘度110cSt)、LV−100(40℃動粘
度205cSt)、HV−15(40℃動粘度655c
St)、HV−35(40℃動粘度2300cSt)、
HV−50(40℃動粘度3450cSt)、HV−1
00(40℃動粘度9500cSt)、HV−300
(40℃動粘度26000cSt)、HV−1900
(40℃動粘度160000cSt)、HV−3000
(40℃動粘度320000cSt)(以上、日本石油
(株)製)、エチレン−αオレフィンよりなるルーカント
HC−10(40℃動粘度60cSt)、同HC−20
(40℃動粘度155cSt)、同HC−40(40℃
動粘度380cSt)、同HC−100(40℃動粘度
1300cSt)、同HC−150(40℃動粘度22
00cSt)、同HC−600(40℃動粘度9850
cSt)、HC−2000(40℃動粘度37500c
St)(以上、三井石油化学工業(株)製)、流動パラ
フィン、シリコンオイル等の低極性不揮発性または難揮
発性の溶剤が使用でき、これらは単独または混合して使
用することが可能である。極性の小さい炭化水素系の溶
剤を用いたインキの場合、極性の大きい溶剤を使用す
る。具体的には水の他に、極性の大きい多価アルコール
のエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リン、グリセリンモノアセタート、ジエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどが使用できる。これらは単独もしくは混合して使
用可能である。
【0021】上記逆流防止体の粘度調整剤に、水性イン
キ及びアルコール系、グリコール系溶剤を用いた油性イ
ンキ用として、低極性の溶剤を用いた場合、微粒子状シ
リカよりなるアエロジルR972、同R974、同20
0(日本アエロジル(株)製)、脂肪酸アマイドよりな
るディスパロンA670−20M、同6900−20X
(以上、楠本化成(株)製)等を用いることができ、基
材に高極性の溶剤を用いた場合、グァーガム、ヒドロキ
シプロピル化グァーガム、カルボキシメチルヒドロキシ
プロピル化グァーガム、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、キサンタンガム、ウエランガム、ラムザンガ
ム、ジェランガム、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、ア
ルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウム、アルギン
酸プロピレングリコールエステル、ローカストビーンガ
ム、タマリンドガム、アラビアガム、トラガカントガ
ム、カラヤガム、カラギーナン、サクシノグルカン等の
水溶性多糖類、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、
N−ビニルアセトアミド共重架橋物等の合成高分子、ス
メクタイト等の粘度系鉱物などを添加することができ、
これらは、単独もしくは2種以上混合して使用できる。
【0022】また、高極性溶剤を用いた逆流防止体に
は、インキがインキタンクに付着するのを更に防止する
ために界面活性剤を使用することもでき、非イオン系、
陰イオン系、陽イオン系、フッ素系等の界面活性剤が使
用できる。非イオン系界面活性剤の具体例として、モノ
ステアリン酸ポリオキシエチレン(5〜15)グリセリ
ル、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(5〜15)等
のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、モノ
ラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサ
グリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、モノ
オレイン酸、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリ
スチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセ
リル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノリノール酸
デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリ
ル、ジイソステアリン酸デカグリセリル、トリオレイン
酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル、
モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタ
ン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレン(20)ソル
ビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)
ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(2
0)ソルビタン、モノイソステアリン酸ポリオキシエチ
レン(20)ソルビタン等のポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリオキシエチレ
ン(6)ソルビット、テトラステアリン酸ポリオキシエ
チレン(30〜60)ソルビット等のポリオキシエチレ
ンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(2
0〜60)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20〜10
0)硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレンヒマシ油・硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(5〜30)フィトス
テロール、ポリオキシエチレン(25)フィトスタノー
ル、ポリオキシエチレン(30)コレスタノール等のポ
リオキシエチレンステロール・水素添加ステロールモノ
ラウリル酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸
ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレン
グリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等
のポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン(4.2〜25)ラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレン(2〜40)セチルエーテル、ポリオキシエ
チレン(2〜20)ステアリルエーテル、ポリオキシエ
チレン(10〜50)オレイルエーテル、ポリオキシエ
チレン(10〜30)ベヘニルエーテル等のポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(7.
5〜20)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(10〜30)オクチルフェニルエーテル等のポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン(5〜15)ステアリルアミン、ポリオキシエチ
レン(5〜15)オレイルアミン、ポリオキシエチレン
(8)ステアリルプロピレンジアミン、ポリオキシエチ
レン(4〜15)ステアリン酸アミド、ポリオキシエチ
レン(5)オレイン酸アミド等のポリオキシエチレンア
ルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンラノ
リン、ポリオキシエチレン(5〜40)ラノリンアルコ
ール、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)ペ
ルフルオロオクタンスルホンアミド、ポリオキシエチレ
ン高級脂肪酸アルコールエーテル、アセチレングリコー
ル(サーフィノール465、同485、信越化学(株)
製)、ポリオキシエチレン(3〜20)−N−プロピル
ペルフルオロオクタンスルホンアミド等のフッ素系界面
活性剤等が挙げられる。陰イオン系界面活性剤の具体例
として、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウ
ム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸
アンモニウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、セチル硫酸
ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウ
ム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(2〜4)
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
(2〜4)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミ
ン、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ア
ンモニウム、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイ
ルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウ
ム、ミリストイルサルコシンナトリウム、パルミトイル
サルコシンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナト
リウム等のN−アシルアミノ酸塩、ポリオキシエチレン
(3〜6)トリデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウ
ム等のアルキルエーテルカルボン酸塩、ラルリルリン酸
ナトリウム等のアルキルリン酸塩、ポリオキシエチレン
(1)ラウリルエーテルリン酸塩等のポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル塩、N−ココイルメチルタウリンナ
トリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、
N−ミリストイルメチルタウリンナトリウム、N−パル
ミトイルメチルタウリンナトリウム、N−ステアロイル
メチルタウリンナトリウム等のN−アシルタウリン塩、
スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ラウリルスルホ
酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等
のスルホン酸塩、塩化ラウリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアル
リルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチル
アンモニウム、塩化ジステアリルトリメチルアンモニウ
ム等、アルキルアンモニウム塩、ト゛デシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルフォン酸
塩、ペルフルオロオクタンスルホン酸、ペルフルオロオ
クタンスルホン酸カリウム、ペルフルオロオクタンスル
ホン酸リチウム、ペルフルオロオクタンスルホン酸アン
モニウム、N−プロピル−N−ペルフルオロオクチルス
ルホニルグリシンカリウム塩、リン酸ビス[2−(N−
プロピルペルフルオロオクチルスルホニルアミノ)エチ
ル]アンモニウム塩、ペルフルオロカプリル酸、ペルフ
ルオロオクタン酸アンモニウム等のフッ素界面活性剤、
アルキルナフタレンスルフォン酸ナトリウム、ジアルキ
ルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルジフェニルエー
テルジスルフォン酸ナトリウム、アルキルリン酸カリウ
ム塩等が挙げられる。陽イオン系界面活性剤の具体例と
して、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のアルキルア
ンモニウム塩、N−[3−(ペルフルオロオクタンスル
ホンアミド)プロピル]−N,N,N,−トリメチルア
ンモニウムアイオダイド等のフッ素系界面活性剤等が挙
げられる。両性界面活性剤の具体例として、ラウリルベ
タイン、ステアリルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミノプロ
ピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン型両性界
面活性剤、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウ
ム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン・ラウリル硫酸
ナトリウム等のイミダゾリン型両性界面活性剤等が挙げ
られる。尚、上記において括弧内の数字は酸化エチレン
の付加モル数を示す。
【0023】また、溶剤として水を用いた場合、逆流防
止体のカビの発生防止のために、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、1,2−ベンゾチアゾリン−3−オン、安息香酸ナ
トリウムなどの防腐防黴剤を適量加えることが出来る。
また、水等の蒸発しやすい材料では、蒸発抑制のため
に、この基材に不溶及び/または難溶の不揮発性及び/
または難揮発性の有機溶剤、またはこれらを粘度調整し
たものや、ゴム弾性を有する合成ゴムやエラストマー、
プラスチックなどの成形品を乾燥防止体として、逆流防
止体の界面に配置して併用することもできる。乾燥防止
体を液状組成物とする場合には、有機溶剤として、ポリ
ブテン、αオレフィン、エチレン−αオレフィン、流動
パラフィンなどが使用でき、単独もしくは2種以上併用
して使用可能であり、粘度調整のために、アエロジルR
972,同R974(日本アエロジル(株)製)などの
微粒子シリカ、ディスパロン305(楠本化成(株)
製)等の水添ヒマシ油系のもの、ソロイド(三晶(株)
製)などのセルロース系のもの、更に金属石鹸類、ベン
トナイト等を単独もしくは2種以上混合して使用可能で
ある。また、固体状の成形品の乾燥防止体と液状組成物
の乾燥防止体とを併用することも出来る。
【0024】いずれにしても、逆流防止体としては、内
径3cmの円筒形容器に入れた逆流防止体を直径2cm
の円盤で2cm/分の速度で押していったときの荷重
(以下、抵抗荷重と呼ぶ)が5g以上60g以下である
ことが必要である。即ち、この抵抗荷重は、円盤が逆流
防止体を変形させるのに必要な負荷つまり硬さであるの
で、より大きい抵抗荷重の逆流防止体の方が落下などの
衝撃に対する抵抗力が大きく、また、気泡除去するため
にはより大きい遠心力を要する。
【0025】また、逆流防止剤の逆流防止機能を確実に
するために、また、液状組成物とした乾燥防止体の乾燥
防止機能や逆流防止機能を高めるために、逆流防止体の
内部に位置するような浮子を配置することもできる。こ
の浮子は逆流防止体、液状組成物とした乾燥防止体それ
ぞれに、もしくは一方のみに配置することもできるが、
共通の浮子が両方に配置されるようにすることもでき
る。また、固体の乾燥防止体を用いた場合には、その先
端部分が逆流防止体内部に位置させることによって浮子
の機能をもたせることもできる。浮子の形状としては、
円柱状、玉状、盤状、多角柱状、コップ状などを例示す
ることができる。
【0026】
【作用】本発明に係わる逆流防止体は硬さを調整するこ
とによって、衝撃に対する耐変形性を付与することがで
き、インキが洩れや顔料が沈降して筆記不能にならない
遠心力で気泡を除去できる。
【0027】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。 インキ1 TITONE R62N(酸化チタン、堺化学(株)製) 55. 0重量部 アクリロイドB67(アクリル樹脂、ロームアンドハース社製) 9.0重量部 メチルシクロヘキサン 35.0重量部 ホモゲノールL18(ポリカルボン酸型高分子界面活性剤、花王(株)製) 1.0重量部 上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、白色イ
ンキを得た。
【0028】 インキ2 TITONE R62N(前述) 25.0重量部 TAROX LL−XLO(黄色酸化鉄、チタン工業(株)製) 25. 0重量部 アクリロイドB67(前述) 5.0重量部 エチルシクロヘキサン 44.0重量部 ホモゲノールL18(前述) 1.0重量部 上記各成分をボールミルで24時間分散処理し、黄色イ
ンキを得た。
【0029】 インキ3 カーボンブラックMA−100(三菱化学(株)製)15.0重量部 デンカブチラール#3000−K(電気化学工業(株)製) 1 0.0重量部 エチレングリコールモノフェニルエーテル 43.5重量部 エチレングリコールモノヘキシルエーテル 30.0重量部 モノオレイン酸ソルビタン 1.5重量部 上記各成分をビーズミルで3時間分散し黒色インキを得
た。
【0030】 インキ4 C.I.Pigment Red21 21.0重量部 デンカブチラール#2000−L(電気化学工業(株)製) 16. 5重量部 エチレングリコールモノフェニルエーテル 50.0重量部 セスキオレイン酸ソルビタン 2.5重量部 上記各成分をビーズミルで3時間分散し黒色インキを得
た。
【0031】 インキ5 TITANIX JR301(酸化チタン、テイカ(株)製) 30.0重量部 LUMIKOL NKW2018(青色樹脂粒子、固形分53%、日本蛍光(株 )製) 15.0重量部 ケルザンAR6%水溶液(キサンタンガム、三晶(株)製) 8 .0重量部 ジョンクリル61J(水溶性スチレン−アクリル共重合体、固形分30%、ジョ ンソンポリマー(株)製) 8.0重量部 エチレングリコール 4.0重量部 グリセリン 4.0重量部 TL10(非イオン系界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 1. 0重量部 水 30.0重量部 上記各成分中、LUMIKOL NKW2108、ケル
ザンAR6%水溶液以外の各成分を混合し、ボールミル
で24時間分散処理を行った後、LUMIKOLNKW
2108、ケルザンAR6%水溶液を加えて1時間攪拌
を行い、インキを得た。
【0032】 逆流防止体1 水 93.8重量部 ケルザンS(キサンタンガム、三晶(株)製) 4.0重量部 エマルゲン709(ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、花王(株)製 ) 2.0重量部 プロクセルGXL(前述) 0.2重量部 上記各成分をプロペラ型撹拌機で混合、溶解し、逆流防
止体を得た。この逆流防止体の抵抗荷重は、22.0g
であった。
【0033】 逆流防止体2 水 97.8重量部 ケルザンT(キサンタンガム、三晶(株)製) 2.0重量部 プロクセルGXL(前述) 0.2重量部 上記各成分をプロペラ型撹拌機で混合、溶解し、抵抗荷
重10.0gの逆流防止体を得た。
【0034】 逆流防止体3 ケルザンT(前述) 6.0重量部 水 93.8重量部 プロクセルGXL(前述) 0.2重量部 上記各成分をプロペラ型撹拌機で混合、溶解し、抵抗荷
重40gの逆流防止体を得た。
【0035】 逆流防止体4 水 50.8重量部 グリセリン 10.0重量部 エマルゲン709(前述) 1.0重量部 スメクトンSA(合成スメクタイト、クニミネ工業(株)製) 2 .0重量部 プロクセルGXL(前述) 0.2重量部 上記各成分をプロペラ型撹拌機で混合、分散し、抵抗荷
重6.0gの逆流防止体を得た。
【0036】 逆流防止体5 水 44.8重量部 グリセリン 10.0重量部 エマルゲン709(前述) 1.0重量部 スメクトンSA(合成スメクタイト、クニミネ工業(株)製) 8.0 重量部 プロクセルGXL(前述) 0.2重量部 上記各成分をプロペラ型撹拌機で混合、分散し、抵抗荷
重45.0gの逆流防止体を得た。
【0037】 逆流防止体6 ケルザンS 8.0重量部 水 90.8重量部 ネオペレックスNo.6(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、花王(株) 製) 1.0重量部 プロクセルGXL 0.2重量部 上記各成分をプロペラ型撹拌機で混合、溶解し、抵抗荷
重60gの逆流防止体を得た。
【0038】 逆流防止体7 ポリブテンHV15(ポリブテン、40℃動粘度655cSt、日本石油(株) 製) 46.5重量部 モービルSHF1003(α-オレフィンオリゴマー、40℃動粘度1374cS t、米国モ−ビルケミカルプロダクトインク製) 46.5重量部 アエロジルR972(乾式法シリカ、日本アエロジル(株)製) 4 .0重量部 レオパールKL(デキストリン脂肪酸エステル、千葉製粉(株)製) 2.0 重量部 上記各成分を140〜150℃にて、2時間混合攪拌し
て抵抗荷重2gインキ逆流防止体を得た。
【0039】 逆流防止体8 ポリブテンHV15(前述) 45.5重量部 モービルSHF1003(前述) 45.5重量部 アエロジルR972(前述) 5.4重量部 レオパールKL(前述) 3.6重量部 上記各成分を140〜150℃にて、2時間混合攪拌し
て抵抗荷重10gインキ逆流防止体を得た。
【0040】 逆流防止体9 ポリブテンHV15(前述) 88.3重量部 アエロジルR972(前述) 7.8重量部 レオパールKE(デキストリン脂肪酸エステル、千葉製粉(株)製) 3.9 重量部 上記各成分を140〜150℃にて、2時間混合攪拌
後、室温まで法令する。その後、3本ロールにて分散処
理して、抵抗荷重30gインキ逆流防止体を得た。
【0041】 逆流防止体10 ポリブテンHV15(前述) 83.0重量部 アエロジルR972(前述) 10.0重量部 レオパールKE(前述) 5.5重量部 DGO−80(グリセリンオレエート、日光ケミカルズ(株)製) 1.5重量部 上記各成分を140〜150℃にて、2時間混合攪拌
後、室温まで法令する。その後、3本ロールにて分散処
理して抵抗荷重50g、インキ逆流防止体を得た。
【0042】 逆流防止体11 ポリブテンHV15(前述) 79.5重量部 アエロジルR972(前述) 12.5重量部 レオパールKE(前述) 6.0重量部 DGO−80(前述) 2.0重量部 上記各成分を140〜150℃にて、2時間混合攪拌
後、室温まで法令する。その後、3本ロールにて分散処
理して、抵抗荷重70gインキ逆流防止体を得た。
【0043】 逆流防止体12 ルーカントHC−40(エチレン−αオレフィン,40℃動粘度380cSt 、三井石油化学工業(株)製) 86.6重量部 アエロジルR972(前述) 8.6重量部 レオパールKE(前述) 4.8重量部 上記各成分を140〜150℃にて、2時間混合攪拌
後、室温まで法令する。その後、3本ロールにて分散処
理して、抵抗荷重30gインキ逆流防止体を得た。
【0044】上記インキ及び逆流防止体を収容配置する
に好適な塗布具構造の一例を図面に基づいて説明する。
図1にて要部縦断面図に示すように、直径1.0mmの
ボール1(材質:超硬)とステンレス製ボールホルダー
2とよりなるボールペンチップタイプの塗布部3を内径
5mmの円筒状インキタンク4に取り付けたものであ
る。このような塗布具構造のものにインキC、及び逆流
防止体Gを充填して塗布具を得た。それぞれのインキ、
逆流防止体、インキタンクの材質の関係は表1の通りで
ある。
【0045】
【発明の効果】上記の塗布具構造に上記のインキ及び逆
流防止体をそれぞれ組み合わせて収容配置させ、実施
例、比較例とした。これら実施例、比較例について、下
記の試験を行った。結果を表1に示す。
【0046】逆流防止体の抵抗荷重測定 逆流防止体を直径3cmの容器に高さ4cm充填し、レ
オメーターNRM−2010−CW(不動工業(株)
製)にて、直径2cmの円盤型アダプターを用い、架台
速度(円盤が逆流防止体を押す速度)2cm/分で逆流
防止体の荷重を測定した。尚、充填高さ4cmのうち、
円盤が上から2cmに達したところの荷重をその逆流防
止体の抵抗荷重とした。
【0047】逆流防止体逆転試験 各実施例、比較例の塗布具をペン先を上向きに50℃に
て1ヶ月放置し、逆流防止体のペン先方向への移動の有
無を確認した。
【0048】落下試験 各実施例、比較例の塗布具をペン先を上向きに50c
m、100cm、150cm、200cm、250cm
の高さから自由落下させ、逆流防止体がインキタンク後
端から洩れ出た時の落下高さ高さを測定した。
【0049】脱泡性試験 各実施例、比較例の塗布具について、遠心力の程度を変
化させた下記に示す複数の条件で遠心処理を行い、目視
にて逆流防止体中の気泡の有無を確認し、気泡が除去さ
れた最小回転数及びその回転数において気泡を除去した
塗布具を手書きにて、インキが吐出するかどうかを確認
した。
【0050】遠心条件 1000rpm×10分 2000rpm×10分 3000rpm×10分 4000rpm×10分 5000rpm×10分 使用遠心機:KOKUSAN H103N((株)コク
サン製)
【0051】
【表1】
【0052】以上、詳細に説明したように、本発明の塗
布具は、インキが逆流し難く、逆流防止体の逆転現象や
衝撃による逆流防止体及びインキが後方移動して洩れ出
すなどの不具合、気泡を除去する遠心工程においても顔
料が沈降しない条件で気泡の除去がなせる、極めて良好
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す要部拡大縦断面図。
【図2】他の一例を示す要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 ボール 2 ボールホルダー 3 塗布部 4 インキタンク C インキ G 逆流防止体 K 乾燥防止体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキタンク内に、少なくともインキ
    と、インキに不溶または難溶の溶剤及び/または水と粘
    度調整剤とを少なくとも含有する逆流防止体とを収容配
    置してなる塗布具において、前記逆流防止体が、内径3
    cmの円筒形容器に入れた逆流防止体を直径2cmの円
    盤で2cm/分の速度で押していったときの荷重が5g
    以上60g以下であることを特徴とする塗布具。
  2. 【請求項2】 前記逆流防止体が、少なくとも水とキサ
    ンタンガムとを含有することを特徴とする請求項1記載
    の塗布具。
  3. 【請求項3】 前記逆流防止体が、40℃における動粘
    度が400cSt以上350000cSt以下の溶剤を
    少なくとも含有することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の塗布具。
JP2001198457A 2001-06-29 2001-06-29 塗布具 Pending JP2003011576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198457A JP2003011576A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198457A JP2003011576A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 塗布具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003011576A true JP2003011576A (ja) 2003-01-15

Family

ID=19035905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001198457A Pending JP2003011576A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003011576A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124638A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Pentel Corp 修正液
JP2020000168A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 株式会社Mizkan Holdings 粉末食品及びその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124638A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Pentel Corp 修正液
JP4586610B2 (ja) * 2004-09-30 2010-11-24 ぺんてる株式会社 修正液
JP2020000168A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 株式会社Mizkan Holdings 粉末食品及びその製造方法
JP7186377B2 (ja) 2018-06-29 2022-12-09 株式会社Mizkan Holdings 粉末食品及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3380414B2 (ja) 消去可能なインキを充填したボールペン
JP2001158869A (ja) 筆記具用油性インキ
JP4275225B2 (ja) 消しゴム消去性ボールペン用水性インキ組成物
JP3925271B2 (ja) 塗布具
JP2003011576A (ja) 塗布具
JP2003226089A (ja) 塗布具
JP2003191685A (ja) 塗布具
CN1659246A (zh) 加压圆珠笔用墨水组合物及加压圆珠笔
JP2007321057A (ja) 修正液およびこれを使用した塗布具
JP5114948B2 (ja) ボールペン用水性インキ組成物
JP2002225488A (ja) 塗布具
JP3788330B2 (ja) 塗布具用インキ
JP2008050484A (ja) 筆記具用消去性インキ組成物及びそれを用いた筆記具
JP4403637B2 (ja) ボールペン用水性インキ
JP3707434B2 (ja) 塗布具
JP2002321489A (ja) 塗布具
JP2004034364A (ja) 塗布具
JP2008274146A (ja) ボールペン用水性インキ組成物
JP4925570B2 (ja) 消去性インキ組成物
JP2002127680A (ja) 修正具
JP2010202706A (ja) ボールペン用水性インキ
JP2003103988A (ja) 筆記具
JP4306372B2 (ja) インキ逆流防止体組成物
JP2002103884A (ja) 修正具
JP2005048029A (ja) ボールペン用水性インキ組成物