JP2003002516A - シート状媒体整合装置 - Google Patents
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Abstract
らずに良好に揃えを行なうことのできるシート状媒体整
合装置、画像形成装置、シート状媒体後処理装置を提供
すること。 【解決手段】戻し手段121を任意のホームポジション
(I)から押え/戻し位置(II)間で変位可能とする
と共に、排出シート状媒体S1の先端部が既積載シート
状媒体S2の上面に接する以前に、戻し手段121を押
さえ/戻し位置(II)に位置させて押え動作により既
積載シート状媒体S2を定位置に保持した後、排出シー
ト状媒体S1が積載手段12上に落下後に、この落下し
たシート状媒体を戻し手段121の戻し動作により立壁
131に突き当てて整合させ、その後、揃え手段により
紙面を貫く方向についてシート状媒体を揃えることとし
た。
Description
合装置、画像形成装置、シート状媒体後処理装置に関す
る。
送されてくるシート状媒体を積載手段としてのトレイ上
に積載状態で整合し、また、仕分けなどする手段とし
て、非公知のシート状媒体整合装置が提案されている。
されてくるシート状媒体を排出する下コロ3a、上コロ
3bの対からなる排紙コロ3を以って構成される排出手
段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を積
載する積載手段(以下、トレイ12という。)と、この
トレイ12上に積載されたシート状媒体をシート状媒体
の排出方向aと平行な端部を挟むように接して揃える揃
え手段(図34、図35には図示されず。後述)と、シ
ート状媒体に接離自在の回転体からなりシート状媒体に
接触したまま回転することでシート状媒体を移動させて
トレイ12の前記排出方向aでの上流側端部に設けられ
た立壁(以下、エンドフェンスという。)に突き当てて
整合させる戻し動作を行なうことができる戻し手段を具
備したものである。図34、図35では戻し手段の一部
である戻しコロ121'a、121'bを示している。
の一部として構成され、或はシート状媒体後処理装置の
一部として構成されて、次々の搬送されてくるシート状
媒体を前記排出方向について整合する縦揃え、前記排出
方向と直交する方向について整合する横揃えを行ない、
又、必要に応じて仕分け処理する。仕分け処理する場合
には、トレイ12又は前記揃え手段を排出手段のシート
状媒体排出方向aと直交するシフト方向dに所定量移動
させる仕分け手段が備えられる。
動作や、前記戻し手段による戻し動作による整合が行な
われ、これら整合のための各動作は一定の時間間隔で次
々と搬送されてくるシート状媒体の前記時間間隔を利用
して行なわれる。
れたら、次のシート状媒体が排出されてくるまでの時間
内に、排出直後のシート状媒体を既に排出済みのシー
ト状媒体の排出方向上の端縁に揃えるため、戻し手段に
よりエンドフェンスに突き当たるまでシート状媒体を戻
して排出方向上での揃えを行う戻し動作、シート状媒
体のシフト方向d上の端部を揃えるため、既に排出済み
のシート状媒体と共にシフト方向dでの端部を揃え手段
で挟む動作を行う揃え動作が行なわれる。
形成装置から受け取ったシート状媒体を搬送させ、排紙
コロ3を経てトレイ12に1枚ずつ排出し積載する際に
少なからずシート状媒体の自重落下に頼って整合して積
載していた。すなわちトレイ12は排出口に近い方(排
出方向aの下流側)が遠い方(排出方向aの上流側)と
比較して低くなるように一定の角度、例えば角度α°を
以って装着されている。
状媒体はその傾斜に沿って排出方向aの上流側に滑り落
ちてくる。滑り落ちる途中で排紙コロ3の下方で積載紙
に対して接離自在に定置してある戻しコロ121'a、
121'bと接触して、これら戻しコロの回転力によっ
てシート状媒体後端がエンドフェンス131に突き当て
られて整合される。
は、その後端が排出コロ3から抜けた後、排出コロ3の
下方に位置している戻しコロ121'a、121'bの外
周面に沿ってトレイ12に落下するわけだが、落下した
直後、シート状媒体後端部は戻しコロ121'a、12
1'bに接触しておらず、シート状媒体がトレイ12の
傾斜に沿ってエンドフェンスの方向に滑り落ちてきた時
に初めて接触する。接触すれば戻しコロ121'a、1
21'bの回転力で引き込めるのである。
体が中高のバックカール(下向きカール)の場合、その
ようなバックカールのついたシート状媒体をトレイ12
上に大量積載するとカールの積み重ねによって積載面の
傾斜角度がα°から次第に緩慢な角度であるθ°になっ
てきてトレイ12に落下したシート状媒体は積載面の傾
斜に沿って戻りにくくなる。戻らなければ定位置にある
戻しコロ121'a、121'bとも接触できないわけ
で、当然、エンドフェンス131に当たるまでシート状
媒体を戻すことができずに不揃いになってしまう。
うにシート状媒体としての用紙S1が排出される際に、
排出される用紙S1の先端部がトレイ12上に積載され
たシート状媒体としての積載用紙S2に接触すると、こ
の排出される用紙S1によって積載紙S2が排出方向a
に押し出されてしまい、結果的に図35に示すような不
揃いが発生してしまう。
ート状媒体のカール状態や積載状態にかかわらずに良好
に揃えを行なうことのできるシート状媒体整合装置、画
像形成装置、シート状媒体後処理装置を提供することに
ある。
成するため、以下の構成とした。 (1).搬送されてくるシート状媒体を排出する排出手
段と、この排出手段により排出されるシート状媒体を積
載する積載手段と、この積載手段上に積載されたシート
状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出方向と
平行な端部を挟むように接して揃える揃え動作を行なう
揃え手段と、シート状媒体に接離自在の回転体からなり
シート状媒体に接触したまま回転することでシート状媒
体を前記積載手段の前記排出方向での上流側端部に設け
られた立壁に突き当たるまで戻す戻し動作を行なうこと
ができる戻し手段を具備したシート状媒体整合装置であ
って、前記戻し手段を任意のホームポジションから前記
排出方向上前記排出紙の後端部を捕え得る押え/戻し位
置間で変位可能とすると共に、前記排出手段から排出さ
れるシート状媒体が前記積載手段上に落下する前に前記
戻し手段を前記積載手段上のシート状媒体に接触させて
押える押え動作を可能とし、排出シート状媒体の先端部
が前記積載手段上に既に積載されている既積載シート状
媒体の上面に接する以前に、前記戻し手段を前記押さえ
/戻し位置に位置させて前記押え動作により前記既積載
シート状媒体を定位置に保持した後、前記排出シート状
媒体が前記積載手段上に落下後に、この落下したシート
状媒体を前記戻し手段の前記戻し動作により前記立壁に
突き当てて整合させ、その後、前記揃え手段の前記揃え
動作によりシート状媒体を揃えることとした(請求項
2)。 (2).(1)記載のシート状媒体整合装置において、
前記揃え手段により揃え動作が行なわれているシート状
媒体が最終のシート状媒体のときには、前記揃え手段に
よる前記揃え動作後に前記戻し手段の前記戻し動作によ
り前記最終のシート状媒体を前記立壁に突き当てて整合
させることとした(請求項2)。 (3).(1)記載のシート状媒体整合装置において、
前記積載手段に排出されたシート状媒体が最終のシート
状媒体以外のシート状媒体であるとき、前記揃え手段が
シート状媒体の排出方向と平行な端部を挟むように接し
ている間に、前記戻し手段を前記押さえ/戻し位置に位
置させて前記押え動作により前記揃え手段が接している
シート状媒体を押えることとした(請求項3)。 (4).(1)乃至(3)記載のシート状媒体整合装置
において、前記戻し手段は前記排紙手段の駆動とは別箇
に回転停止制御を可能とした(請求項4)。 (5).シート状媒体に画像形成を行なう画像形成手段
およびこの画像形成されたシート状媒体を搬送する搬送
手段を有する画像形成装置において、(1)乃至(4)
の何れか1つに記載のシート状媒体整合装置を具備して
いることとした(請求項5)。 (6).シート状媒体に後処理を行なう後処理手段及び
この後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手段を有
するシート状媒体後処理装置において、(1)乃至
(4)の何れか一つに記載のシート状媒体整合装置を具
備していることとした(請求項6)。
ート状媒体として、複写紙、転写紙、記録紙、表紙、合
い紙(仕切紙)、コンピュータフォーム、特殊紙、OH
Pシート等が含まれるが、以下では、これらを代表して
用紙の名称で表示する。
の用紙にファイリング用のパンチ穴をあけるパンチユニ
ットや、ステープル手段、押印などの後処理を行なうシ
ート状媒体後処理装置や画像形成装置において、排出手
段から排出されてくる用紙は、コピー業者などでは、仕
分けされて積載された用紙束を次工程の例えば、パンチ
機にかけたりするため、精度の良い仕分け状態での積載
が要求されている。
ら取り出した用紙束を再び人の手によって揃えてからパ
ンチ機にかけなければならず作業効率の面で無駄が発生
してしまう。このため、上のセグメント例えば所謂コピ
ー業者は、積載された用紙について厳しい揃え精度を要
求し、揃え精度の向上が望まれているが、以下の例に係
る揃え手段、戻し手段、仕分け手段を適用することによ
り、このような要望に応えることができる。
は、単独の装置として構成することもできるし、シ
ート状媒体を排出する手段をもつ他の装置、例えば、揃
え機能、を有しない画像形成装置、揃え機能、仕分け機
能を有しないシート状媒体後処理装置等と一体的若しく
は連結して組み合わせて用い、揃え機能、戻し機能、押
さえ機能によってシート状媒体をトレイ上に揃えことが
できる。また、必要に応じて仕分け機能を付して仕分け
ることもできる。
具備したシート状媒体後処理装置を例にしてシート状媒
体を排出する排出手段、排出手段により排出されるシー
ト状媒体を積載する積載手段としてのトレイ及び揃え手
段を説明し、さらに戻し手段についての機械的な構成作
用を説明した後、タイムチャートにより、シート状媒体
を揃えるための構成および手順を説明し、最後に画像形
成装置などについて例示する。
独立したシート状媒体後処理装置と一体的に構成された
シート状媒体整合装置を例に説明する。図3において、
用紙に後処理を行なう後処理手段としてのシート状媒体
後処理装置51は、画像形成装置50と連結されてい
る。
指示された後処理内容に従い画像形成手段により画像形
成された用紙Sがシート状媒体後処理装置51に送られ
てくる。
理内容としては、画像形成装置50が複写機の場合には
次のモードがある。用紙を排出順に単に積載する通常
モード。このモードでは、用紙サイズとコピー枚数を指
示することで処理が実行される。ステープル処理を行
なうステイプルモード。このモードでは、用紙サイズと
コピー枚数のほか、綴じ枚数や綴じ位置等を指示するこ
とにより処理が実行される。仕分け処理を行なう仕分
けモード。このモードでは用紙サイズと仕分け部数を指
示することで処理が実行される。パンチモード。この
モードでは、穴あけが行なわれる。そのほか、必要に応
じて他の処理も可能である。
機の操作パネルからキー操作によりCPUを含む制御手
段に伝えられ、画像形成装置50及びシート状媒体後処
理装置51と制御手段との間で後処理遂行の信号授受が
行なわれて後処理が実行される。なお、このシート状媒
体後処理装置には後述する揃え手段およびその駆動手段
が一体的に構成されている。
処理実行有無の選択ができ、後処理実行が選択されたこ
とにより後処理された用紙、或いは後処理実行が選択さ
れなかったことにより後処理が行なわれなかった用紙
は、シート状媒体整合装置の揃え機能によってトレイ上
に揃えることができる。
置51の全体構成例を示す。本例のシート状媒体後処理
装置は、用紙を排出する手段をもつ他の装置、例えば、
揃え機能を有しない画像形成装置50と連結して組み合
わされて用いられ、揃え機能によって用紙をトレイ12
上に揃えることができる。
用紙は、シート状媒体後処理装置51に至る。後処理の
有無は選択することができ、選択により後処理された用
紙或いは選択により後処理を行なわなかった用紙はシー
ト状媒体後処理装置51と組み合わされたシート状媒体
整合装置の整合機能によって排出方向aについてトレイ
上に揃えられ、かつ、必要に応じ、排出方向aと直交す
るシフト方向d(図3において紙面を貫く方向)につい
て所定枚数ずつ位置をずらした仕分け状態で積載され
る。この仕分け機能は、シフト方向dにトレイ12を移
動させるトレイ移動手段(本発明とは直接の関係がない
ので説明を省略)により行なわれる。
置51は、積載手段としての昇降可能なトレイ12を有
しているとともに、位置固定トレイとしてのプルーフト
レイ14を装置上部に有している。
近傍には、入口センサー36、入口ローラ対1が設けら
れており、入口ローラ対1により取り込まれた用紙は、
後処理モードに応じてそれぞれの搬送経路を搬送され
る。
ンチユニット15が設けられており、パンチユニット1
5の下流には搬送ローラ対2aが設けられている。搬送
ローラ対2aの下流には分岐爪8aが設けられており、
用紙は分岐爪8aによりプルーフトレイ14へ向かう搬
送経路と、略水平に進む搬送経路とに選択的に案内され
る。プルーフトレイ14へ向けて搬送された場合、用紙
は搬送ローラ対60で搬送され、排紙ローラ対62によ
りプルーフトレイ14へ排出される。
れており、用紙は分岐爪8bによりノンステイプルルー
トEと、ステイプルルートFへ選択的に案内される。分
岐爪8a、8bは、図示しないソレノイドのオン/オフ
制御により位置を切り替えられるようになっている。
は、搬送ローラ対2bにより搬送され、排出手段として
の排紙コロ3によりトレイ12に排出される。一対の排
紙ローラ3の下部と重なるようにして或は下方位置には
後述する戻し手段としての戻しコロ121が設けられて
いる。戻しコロ121は後述するように2つの戻しコロ
121a、121bからなり、任意のホームポジション
から排出方向a上、排出紙の後端部を捕え得る押さえ/
戻し位置間で変位可能である。装置本体の図中左側面
は、トレイ12に対する用紙の後端揃えを行うエンドフ
ェンス131となっている。
bを有し、下コロ3bは用紙排出方向aの上流側を支持
されて上下方向に回動自在に設けられた支持部材66の
自由端部に回転自在に支持されている。下コロ3bは自
重又は付勢力により上コロ3aに当接し、用紙は両ロー
ラ間に挟持されて排出される。綴じ処理された用紙束が
排出されるときは、支持部材66が上方に回動され、所
定のタイミングで戻される。このタイミングは排紙セン
サ38の検知信号に基づいて決定される。排紙センサ3
8は排紙コロ3の上流側直近に配置されている。
搬送ローラ対2cにより搬送される。搬送ローラ対2c
の下流には分岐爪8cが設けられており、用紙は分岐爪
8cにより、ステイプル本ルートGと、退避ルートHへ
選択的に案内される。分岐爪8cも図示しないソレノイ
ドのオン/オフ制御により位置を切り替えられるように
なっている。
は、搬送ローラ対4を経て排紙センサ37で検知され排
紙ローラ対68により図示しないステイプルトレイへ積
載される。この場合、用紙毎に叩きローラ5で縦方向
(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス9
にて横方向(排出方向aと直交する用紙幅方向)の整合
が行われる。ジョブの切れ目、例えば、用紙束の最終紙
から次の用紙束の先頭紙の間で図示しない制御手段から
のステイプル信号によりステイプラー11が駆動され、
綴じ処理が行われる。
距離が短く、綴じ処理をしている間に次の用紙が来る場
合には、該次の用紙は退避ルートHへ案内され、一時的
に退避させられる。退避ルートHへ案内された用紙は、
搬送ローラ対16により搬送される。
爪10aを有する放出ベルト10によりガイド69を経
て排紙コロ3へ送られ、排紙コロ3によりトレイ12へ
排出される。放出爪10aはセンサ39によって所定位
置を検知されるようになっている。
いソレノイドによって振り子運動を与えられ、上記ステ
イプルトレイへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用
紙をエンドフェンス131に突き当てる。図示しない
が、排紙ローラ対68はブラシローラを有しており、こ
れによって用紙後端の逆流が防止される。なお、叩きロ
ーラ5は反時計回りに回転する。ここまでがシート状媒
体後処理装置の本来的な機能部分の構成及び動作の概要
である。
な機能である後処理を行なうことができると共に、以下
に述べるように、トレイ12上に積載された用紙を揃
え、仕分けることができる。この揃えには、排出方向a
の端部を揃える所謂縦揃えをすることと、シフト方向d
の端部を揃える所謂横揃えの2つの意味があるが、前者
の揃えはエンドフェンス131への突き当てを行なう戻
し手段たる戻しコロ131の機能によりなされ、後者の
揃えは揃え手段としての揃え部材102によりなされ
る。
は、排紙コロ3、排紙コロ3より排出される用紙Sを積
載するトレイ12、トレイ12を昇降させるトレイの昇
降手段、トレイ12の昇降方向の位置を制御する位置決
め手段、トレイ12を図3の排出方向aと直交するシフ
ト方向dに往復動させる仕分け手段としてのトレイの移
動手段、トレイ12上に積載された用紙をエンドフェン
ス131に突き当てて揃える戻し手段としての戻しコロ
121、戻しコロ121を排出方向aに変位させる変位
手段、揃え手段としての揃え部材102a、102b及
びその駆動手段などからなる。
(a)に符号95、昇降方向の位置決め手段は図4
(b)に符号96で示され詳細は以下で説明する。
である搬送ローラ対2bにより排紙センサ38を経てト
レイ12に向けて搬送され、排紙コロ3により排出方向
aに送り出される。
面は排出方向aに進むほど、上面の高さが増す傾向に傾
斜している。該トレイ12の傾斜面の下方基端部には鉛
直面からなるエンドフェンス131が位置している。
紙Sは、後述する受け入れ位置(図6参照)で待機して
いる揃え部材102a、102b間に進入し、基本的に
は重力によりトレイ12上、上記傾斜に沿って滑り、後
端部がエンドフェンス131に突き当たることにより後
端部が揃えられ整合される。後端部が整合されたトレイ
12上の用紙Sは揃え部材102a、102bの揃え動
作によりシフト方向d(幅方向)が揃えられる。
面であって、揃え部材102aに対向する部位には凹部
80a、揃え部材102bが対向する部位は凹部80b
がそれぞれ形成されていて、トレイ12の上面よりも部
分的に低くなっている。少なくともこれら凹部80a、
80b上に用紙が積載されていない状態では、受け入れ
位置(図6参照)にある揃え部材102a、102bは
これら凹部80a、80bの中にその一部が進入しトレ
イ12とオーバーラップした状態を保持するようになっ
ている。これは、揃え動作において揃え部材102a、
102bを用紙Sの端部に確実に当てるためである。
昇降手段95により昇降されるとともに、位置決め手段
96により用紙Sの着地に適する位置に常時制御される
ようになっている。
上に排出され積載面が上昇すると、トレイ12は昇降手
段95およびトレイの昇降方向の位置決め手段96によ
り適量下降させられて用紙最上面の位置が排紙コロ3の
ニップ部から一定の高さを維持し着地位置が一定レベル
に保持されるように制御される。
定位置で回転するようになっている。よって、仮にトレ
イ12が昇降しない構成では、トレイ12上に用紙Sが
次々に排出され積載されてくると用紙束の高さが高くな
りこの用紙束が用紙の排出をさえぎることにより、遂に
は用紙Sの排出ができなくなる。
昇降させ、かつ、排紙コロ3のニップ部からトレイ12
上面までの間隔、或いは排紙コロ3のニップ部からトレ
イ12上の用紙Sの最上面までの間隔を、位置決め手段
により、排紙が適正に行なわれる適正間隔に維持するこ
とができる。これにより、トレイ12上面へ用紙Sを着
地位置のバラツキが小さい状態で排出することができ
る。
リフトベルト70により吊るされている。上下リフトベ
ルト70はギヤ列及びタイミングベルトを介して上下モ
ータ71により駆動され、上下モータ71の正転または
逆転により上昇または下降する。これら上下リフトベル
ト70、上下モータ71、ギヤ列及びタイミングベルト
等はトレイを昇降させる昇降手段95の主な構成要素で
ある。
置には戻しコロ121a、121bが位置している。ト
レイ12上に送り出された用紙Sは、トレイ12の傾斜
面に沿って滑り落ち、後端側が戻しコロ121a、12
1bに挾まれると、これら戻しコロ121a、121b
により送りをかけられてエンドフェンス121に突き当
てられて排出方向での整合が行われる。
トレイ12上に次々と排出され積載により用紙Sの最上
面が上昇していく。戻しコロ121a、121bの近傍
であって、積載された用紙の最上面には、図4(b)に
示すように軸73aに揺動自在に支持された紙面レバー
1200の一端側が自重で接するように設けられてお
り、この紙面レバー1200の他端側はフォトインタラ
プタからなる紙面センサ130a又は紙面センサ130
bにより検知されるようになっている。
いてトレイ12の上下位置を制御するためのものであ
り、紙面センサ130aはステイプルモードにおいて、
同様の制御を行うためのものであり、モードに応じて用
紙の排出位置を異ならせている。
心にして自重によるモーメントで回動するようになって
いる。用紙がトレイ12上に積載され上面位置が高くな
ると紙面レバー1200の折曲部の先端部が積載面によ
り押し上げられ、軸73aを支点として回動させられ、
紙面センサ130bが紙面レバー120の他端側に形成
された扇状の板部を検知してオンになる。この時点で上
下モータ71を駆動してトレイ12を下降させる仕組み
になっている。トレイ12を下降することにより紙面レ
バー1200が回動して紙面センサ130bがオフとな
るタイミングで上下モータ71によるトレイ12の下降
を停止する。このような動作を繰り返すことにより、ト
レイ12と排紙コロ3のニップ部との間隔は所定の間隔
に制御される。通常モードでは紙面センサ130bによ
る制御が行なわれ、ステイプルモードでは紙面センサ1
30aによる制御が行なわれる。
が1枚ずつ排出される毎に用紙Sの積載面が上昇し、紙
面レバー120の自由端部が紙面センサ130bと重な
る毎に、上下モータ71が駆動されて紙面センサ130
bがオフになるまでトレイ12を下降させる制御が行わ
れる。これにより、用紙Sのトレイ12上での着地位置
の条件は、排紙コロ3とトレイ12(用紙の最上面)と
の間隔が前記適正間隔に制御される。紙面センサ130
a、130b及び紙面レバー1200等はトレイ12の
高さを一定の高さに制御するトレイの位置決め手段96
の主な構成要素であり、位置決めのための情報を検知し
て制御手段に送る。
12の高さ位置を適正排出位置と称し、カール等特殊な
態様で送り出される用紙以外の普通の状態の用紙を受け
る位置として適切な位置として設定された位置である。
合と、ステイプルモードでステープル処理された用紙束
が排出される場合とでは、排紙の条件が異なるので当然
のことながら、トレイ12の適正排出位置は異なる。こ
のことは、紙面センサ130a、130bで位置を異な
らせていることからも明らかである。また、後処理終了
時には、用紙の取り出しに備え排紙トレイ12を30m
m程度下降させる動作が行なわれる。
処理にかかるモードでも、それぞれに適する基準高さ
で、排紙コロ3からの用紙Sはトレイ12上に排出さ
れ、用紙Sが積もる毎にトレイ12は下降し、遂には下
限センサ76により下限位置が検知される。また、トレ
イ12の上昇時にはトレイ12は紙面センサ130a、
130b、紙面レバー1200等の位置決め手段による
紙面の検知情報に基き、基準高さまで上昇させられる。
積載紙を戻しコロで押え、排出紙がトレイ12上に落下
するとこの落下した用紙を戻しコロ121で戻す動作が
行なわれ、その後、揃え部材102a、102bによる
揃え動作が行なわれる。なお、仕分けモードでは部の最
終紙の積載がなされるとトレイ12のシフト方向dでの
移動による仕分け動作が行なわれる。
端部は図3に示すフレーム90内に支持されている。該
フレーム90には、揃え部材102a、102bの揃え
動作及び該揃え動作及びこれに付随して動作させるべき
他の動作を行なわせるための手段として、以下の項で説
明する揃え部材の移動手段、揃え部材の退避手段、揃え
部材の駆動装置等が構成されている。揃え部材102
a、102bを動作させるための制御手段は、図3に示
したシート状媒体後処理装置51の制御手段を共用して
おり、図示しない入出力回線を介してフレーム90と接
続されている。揃え部材102a、102bは用紙の揃
え動作及び該揃え動作に付随して生ずる他の動作も行な
う。
械的構成部分は箱状のフレーム90内に納めて一体的な
揃えユニットとして構成されている。図3において、フ
レーム90はシート状媒体後処理装置51の本体にねじ
止め、或いは、凹凸状の係脱手段により着脱可能に取り
付けられ、揃え部材102a、102bによる揃え機能
を不要とするユーザーに対して容易に対応することがで
きるようになっている。
揃え部材102a、102bは板状体からなり、揃え部
102a1、102b1はこれら揃え部材102a、1
02bの最下部に位置し、互いの対向面は前記シフト方
向dと直交する平坦面からなる。
を、互いの対向面がシフト方向dと直交する平坦面で構
成したことにより、揃え部材102、103をシフト方
向dに移動することによって、トレイ12上に積載され
た用紙Sの端部に揃え部102a1、102b1を確実
に接離させて用紙束を揃えることができる。また、板状
体としたことにより、コンパクトな構成となし得る。
bは、図3、図4に示した排紙コロ3から排出された用
紙Sをこれら揃え部材102a、102bの対向間隔内
に導きやすくするため、各揃え部102a1、102b
1の上方部分がこれら揃え部102a1、102b1の
対向間隔L1よりも広い間隔L2で形成された逃げ部1
02a2、102b2を構成している。
排出されるとき、揃え部材102a、102bは、予め
揃え部102a1、102b1が該用紙幅よりも広い所
定の間隔をあけた受け入れ位置に移動して待機してお
り、この受け入れ位置で排紙コロ3からの用紙Sの排出
を待つ。この受け入れ位置は、図6において例えば、A
4サイズの用紙からなる用紙束SSの紙幅よりも片側で
7mm広めにとった位置である。
向dにある程度ばらついて排出されてくる用紙を受け入
れることのできる最小限の間隔をおいた受け入れ位置で
待機していて、用紙が排出されてトレイ12上に積載さ
れると、この受け入れ位置から用紙の紙幅より狭い図1
1に示す位置まで移動して揃える。このように受け入れ
位置を設定したのは、揃え動作の都度、間隔を広くあけ
たホームポジションまで戻っていたのでは、時間がかか
るためである。勿論、ホームポジションからその都度揃
える位置まで移動させることはできる。
ロ121によりエンドフェンス131に突き当てられて
縦揃えがなされたのち、図6に矢印で示すように揃え
部材102a、102bを互いに接近する方向に移動さ
せ或いは、図6において揃え部材102a或いは揃え
部材102bの何れか一方を不動にしたまま、残る揃え
部材を矢印方向に移動させることにより、結果的に図7
に示すように揃え部102a1、102b1が用紙束S
Sの排紙方向(紙面を貫く方向)と平行な2つの端部に
紙幅よりも僅かにせばめた揃え位置で接する状態にす
る。
片側1mmずつの食い込み量となるように用紙束SSの
端部に揃え部102a1、102b1を圧接させた状態
であり、この食い込み量により用紙束SSの端部が揃え
られる。その後、揃え部材102a、102bは図6に
示す受け入れ位置に復帰して次の用紙Sの排出積載を待
つ。
揃え部材102a、102bを互いに接近する方向に移
動させて揃える態様を両側移動態様と称する。また、上
記のように、揃え部材102a或いは揃え部材102
bの何れか一方を停止したまま、残る揃え部材を矢印方
向に移動させて揃える態様を片側移動態様と称する。
用紙が排出されるまで揃え部材102a、102bはト
レイ12の一方の移動端で図10に示す受け入れ位置
と、図7に示す揃え位置との間を移動する。
受け入れ位置で待機しているときに排紙コロ3から排出
される用紙Sのシフト方向dでの位置は正確に一定の位
置ではなく、スキューなどによりバラツキがある。よっ
て、揃え部102a1、102b1の対向間隔で決まる
受け入れ位置は広いほど、用紙の受け入れが容易である
が、あまりに大きくし過ぎると、揃え動作における揃え
部材102a、102bの移動量が大きくなって揃え動
作に時間を要してしまい、高速排紙の機種に適合できな
い。
対向間隔を可能な限りせばめ、つまり、揃え部材102
a、102bの受け入れ位置をできるだけ小さくし、そ
の上で揃え部102a1、102b1の上部の対向間隔
を広げ、用紙Sを受け入れることができるようにしてい
る。
両方の揃え部材102a、102bが移動するのである
から、用紙の上面に接したままで揃え動作することとな
る。また、既に揃えられた前回ジョブ終了後、図6に示
す受け入れ位置に復帰したままでいると、今回ジョブに
際してトレイ12がシフト方向dにシフトする際に揃え
部材102a、102bがせっかく揃えた前回ジョブの
部を引っ掛けてトレイ12上でシフト方向にずらし乱し
てしまうことから、このようなことを回避するために、
ジョブ終了後、揃え部材102a、102bを用紙上面
から離間させる退避動作がとられるようになっている。
自体を移動させる態様と、トレイ12を下降させる方法
などあり、具体例については「退避動作」の項で後述す
るが、揃え部材102a、102bを移動する方法のう
ち、1点を支点にして回動させて退避させる方法では、
この退避動作に際して用紙の上面に揃え部材102a、
102bの下端部が摺れることとなり、揃えられた用紙
を乱す要因となりかねない。
際して用紙上面との擦れがあり、また、退避動作に際し
て用紙上面との擦れがあり、これらの擦れは態様が異な
るため擦れの程度も同じではないにしても、揃え部材1
02a、102bの下端部が用紙Sの上面と擦れること
に変わりはなく、用紙が乱される可能性を否定できな
い。
端部であって用紙Sと接触する部分の摩擦係数を、用紙
相互間の摩擦係数よりも小さくなるように材質を選択
し、表面粗さも小さく加工するなどして用紙相互間の摩
擦係数よりも小さくし、揃え動作においてまた、退避動
作において、揃え部材と接触することにより既に揃え済
みの部(用紙束)が乱されることがないようにしてい
る。
方向d上、図6に示す受け入れ位置から図7に示す揃え
位置間を移動することは既に述べた。その他に揃え部材
102a、102bは図6に示す受け入れ位置からさら
に互いに離間する方向に移動したホームポジションまで
移動することができるようになっている。
するため、揃え部材102a、102bの移動手段を具
備している。この揃え部材の移動手段について説明す
る。
合には、トレイ12がシフトする毎に揃え部材102
a、102bの両方を等量、接近、離間させる動作を行
なわせるだけでよい。
についてそれぞれ単独で接離方向に移動させることがで
きる移動手段について説明する。図8において排出方向
aの上流側から下流側に向かってトレイ12をみたとき
シフト方向dの左側を前側、右側を後側とすれば、揃え
部材102aは前側の揃え部材であり、揃え部材102
bは後側の揃え部材である。
について説明する。図8において、揃え部材102aは
シフト方向dと平行な円柱状の軸108に摺動可能に枢
着されている。軸108の両端部はフレーム90に固定
されている。図9、図10に示すように、揃え部材10
2aの上端部は受け台105aに形成された軸108と
直交する平面と平行なスリット105a1内に嵌合して
いる。受け台105aは軸108に摺動可能に嵌合する
とともに、該軸108と平行なガイド軸109に摺動可
能に嵌合している。さらに、受け台105aの上部はタ
イミングベルト106aに固定されている。
うにプーリ120a、120a'間に張設されている。
プーリ120aはフレーム90に固定された軸に軸支さ
れている。プーリ120a'はフレーム90に固定され
たステッピングモータ104aの回転軸に固定されてい
る。
台105a、タイミングベルト106a、軸108、ガ
イド軸109は、揃え部材102aの移動手段を構成す
る主要な部材である。
て説明する。図9、図10に示すように揃え部材102
bは揃え部材102aと同じ軸108に摺動可能に枢着
されている。また、この揃え部材102bは揃え部材1
02aと受け台105aとの係合関係と同様、受け台1
05bのスリット105b1に嵌合されている。
106bに固定されている。タイミングベルト106b
は図8に示すようにプーリ120b、120b'間に張
設されている。プーリ120bはフレーム90に固定さ
れた軸に軸支されている。プーリ120b'はフレーム
90に固定されたステッピングモータ104bの回転軸
に固定されている。
台105b、タイミングベルト106b、軸108、ガ
イド軸109は、受け部材102bの移動手段を構成す
る主要な部材である。
いては、受け台105a、105bを安定支持しかつガ
イドする機能を有し共用されているが、揃え部材102
a、102bの移動に際して使用される領域は前側、後
側でずれているので、独立して設けることもできる。
はそれぞれ独立した移動手段を具備しているといえるの
で、ステッピングモータ104a、104bをそれぞれ
単独で正転、逆転を切り換え駆動することにより、タイ
ミングベルト106a、106bがそれぞれ単独に回動
し、これに伴い受け台105a、105bが移動し、受
け台105a、105bに形成されたスリット105a
1、105b1に挟まれた揃え部材102a、102b
がシフト方向dに単独で移動する。
かる構成の揃え部材の移動手段により、揃え部材102
a、102bを駆動できる。
シフト方向dに案内するガイドであると共に、揃え部材
102aを回転可能に支持する支持軸でもある。揃え部
材102aの上端部は前記したようにスリット105a
1内に嵌合しており、該揃え部材102aの下端側は軸
108よりも排出方向a側に延びている。このため、揃
え部材102aの重心位置も排出方向aにずれており、
揃え部材102aは自重により軸108を中心とする矢
視Kの向きのモーメントを受けている。
05a1の奥部は開放されてはおらず、塞がれている。
このため、矢視Kの向きのモーメントによる揃え部材1
02aの回転は、トレイ12上の用紙Sとの干渉がない
限り、揃え部材102aの上端縁部102a3がスリッ
ト105a1の奥部と当接することにより阻止される。
図15において、この回動を阻止された状態の揃え部材
102aを実線で示している。
成されているので、受け台105aは揃え部材102a
の、軸108を中心とする回転量を規制する規制部材で
もある。これと全く同じ構造及び作用が揃え部材102
bと受け台105bとの間にも成り立っている。
る受け台105a、同じく受け台105bによる回転量
の規制部材の働きにより、1対の揃え部材102a、1
02bは自重のモーメントによる回動が規制され、回動
方向上の一定の位置が自動的に保持されることとなり、
特別な回転方向の位置決め機構を設けずに済む。
くともこれら凹部80a、80b上に用紙が積載されて
いない状態では、揃え部材102a、102bの各下端
部がトレイ12の積載面より下方、つまり、凹部80
a、80b内に位置する状態でこれら揃え部材102
a、102bはスリット105a1、105b1の奥部
により係止されるように設定されている。
102bがシフト方向d上の受け入れ位置にあるときに
は、トレイ12の積載面上であって、揃え部材102a
と対向する部位には凹部80aが形成されており、この
凹部80aを塞ぐようにして用紙が積載されていれば、
揃え部材102aはこの用紙の上面に自重による当接力
で当接することになる。同様に、受け入れ位置にある揃
え部材102bと対向する部位には凹部80bが形成さ
れていて、この凹部80bを塞ぐようにして用紙が積載
されていれば、揃え部材102bはこの用紙の上面に自
重による当接力で当接することになる。
によるモーメントで回転しようとしており、トレイ12
上に用紙が無ければ凹部80a、80b内で回動可能の
ため、図9、図11に示すようにスリット105a1、
105b1の奥部により係止される。こうして矢視Kの
向きの回転は阻止されているが、矢視Kの向きと逆向き
の回転は阻止されていない。従って、トレイ12上に凹
部80a、80bを塞ぐようにして用紙Sが積載された
場合には、自重により該トレイ12上の用紙S上に揃え
部材102a、102bが接することとなるのである。
ければ、揃え部材102a、102bの下端部は自重に
より凹部80a、80b内に位置し、用紙が有ればこの
用紙の最上面に自重で接する状態となる。これらの何れ
の状態でも、シフト方向の移動により揃え動作に移行す
ることが可能である。そこで、これらの状態を以下の説
明の便宜上、揃え作動位置と称することとする。代表例
として示す図12では、用紙が無い場合の揃え部材10
2aの位置を揃え作動位置として示しているが、用紙が
有る場合には該用紙の上面に揃え部材102aの下端部
が自重で当接した状態となる。図12に示す揃え作動位
置というときは、これら何れの状態も含めるものとす
る。また、揃え部材102bについても揃え部材102
aにおけると同様の作動位置をとり得るものとする。
る揃え部材102a、102bは、図12に示す揃え作
動位置では、トレイ12の凹部80a、80b上に用紙
が積載されていなければこれら凹部80a、80bの中
にその一部が進入した状態を保持するし、凹部80a、
80b上に用紙が積載されていれば該用紙の最上面に自
重で接する状態となる。
向d上、図6の受け入れ位置におき、かつ、軸108を
中心とする回動方向上、図12の揃え作動位置におき、
これらの状態で用紙Sが揃え部材102a、102b間
のトレイ12上に積載された場合、揃え部材102a、
102bの両方或いは何れか一方を移動して揃え動作を
行なうことで、該トレイ12上に積載された用紙を揃え
ることができる。
を適切に設定することにより、用紙Sに対する接触圧力
を小さく調整でき、仕分け揃え動作に際し、既に揃えら
れた用紙が乱さないようにすることができる。
105bには遮蔽板105a2、105b2がそれぞれ
付いており、ステッピングモータ104a、104bが
受け台105a、105bを互いに離間する向きに移動
するように回転すると、受け台105aの遮蔽板105
a2がホームポジションセンサ107a内に挿入されて
光学的に遮蔽され、受け台105bの遮蔽板105b2
がホームポジションセンサ107bに挿入されて光学的
に遮蔽されることで、それぞれこの遮蔽状態がこれらホ
ームポジションセンサ107a、107bにより検知さ
れ、この検知信号に基き、ステッピングモータ104
a、104bが停止制御される。
ホームポジションセンサ107a、107bにより検知
された状態が揃え部材102a、102bのホームポジ
ションであり、このホームポジションは揃え部材102
a、102bが仕分け揃えの対象となる各種サイズの用
紙のうち、最大幅よりも十分に開いた位置である。
作業に入る前には、このホームポジションで待機してい
る。図5では、揃え部材102a、102bがホームポ
ジションにある。
3から排出されてくる用紙Sの紙幅に応じて図6に示す
ように、各ホームポジションからステッピングモータ1
04a、104bが所定パルス相当分だけ図6に示す矢
印方向に駆動されて受け入れ位置で待機し、用紙がトレ
イ12に落下し完全に停止してスタックされてから図7
に示す揃え位置に移動して揃え動作を行う。この時点で
トレイ12に積載された用紙束SSは揃えられ、再び次
の用紙の受け入れ状態に入るために図6の受け入れ位置
まで移動し待機する。
かる一連のジョブが終了した時点で、再び図5に示すホ
ームポジションまで揃え部材102a、102bが移動
する。
104b、遮蔽部材105a2、105b2を含む受け
台105a、105b、タイミングベルト106a、1
06b、軸108、ガイド軸109などの移動手段や、
ホームポジションセンサ107a、107bなど、及び
制御手段により、揃え部材102a、102bの揃え部
102a1、102b1が、図6に示す受け入れ位置と
図7に示す揃え位置の少なくとも2つの位置に位置させ
られる得る。このように、受け入れ位置を設定すること
により、揃え動作に際しての揃え部材102a、102
bの移動量をホームポジションからの移動量よりも小さ
い移動量で用紙を受け入れ、揃えることができる。
うに軸108により枢着されているが、この枢着部を基
点として排出方向aの上流側の部位には、L字状の切り
欠きが形成されている。この切り欠きのうち、揃え部材
102aが図12に示した揃え作動位置にあるとき、略
水平方向に沿う状態となる面を押動面と称し、符号10
2a4で示す。同様に、揃え部材102bについても押
動面102b4が形成されている。
は、軸108と平行な軸110が自重で当接している。
軸110の軸長手方向の両端部はフレーム90の側板部
に形成された鉛直方向の長穴90a、90b(図9参
照)に上下動可能に嵌合されている。
の中央部にはフレーム90に軸112を軸支されたL字
状のレバー113の一端側が自重で乗っている。レバー
113の他端側はばね114を介してソレノイド115
のプランジャと連結されている。ソレノイド115はフ
レーム90に設けられている。
では、揃え部材102a、102bは自重によるモーメ
ントにより、図10、図11に示すように上端縁部10
2a3がスリット105a1の奥部と当接し、或いはこ
れら揃え部材102a、102bの下端部がトレイ12
上の用紙に接することにより上端縁部102a3がスリ
ット105a1の奥部から少し離間した、図12に示す
揃え作動位置にある。
え部材102a、102bはトレイ12上面の凹部80
a、80b内、又は、トレイ12上に積載された用紙の
最上面部に当接した状態にある。
オン(励磁)にすると、該ソレノイド115のプランジ
ャが引かれ、レバー113が回動する。これにともない
図9、図10に示すように軸110がレバー113によ
りフレーム90に設けられた長穴90a、90bに案内
されて押し下げられる。
部材102a、102bに形成された切り欠きのうち押
動面102a4、102b4に係合しているので、図1
3に示すように軸110が押し下げられることにより、
揃え部材102a、102bは矢視Kとは逆の向きに回
動し、凹部80a、凹部80b内から、或いはトレイ1
2上に積載された用紙の最上面から大きく離間したトレ
イ12の上方位置に移動する。
きの揃え部材102a、102bの位置を図11に2点
鎖線で、また図13に実線で示し、この位置を退避位置
という。軸110、レバー113、ソレノイド115な
どは、揃え部材102a、102bを退避位置におく退
避手段を構成する。
2a、102bを支持している構成部分は、これら揃え
部材102a、102bを共通に枢着する支点軸として
の軸108と、この軸108からずれた揃え部材上の各
作用点としての押動面102a4、102b4に当接し
て軸108を中心に揃え部材102a、102bを回動
させる押動軸としての軸110と、揃え部材102a、
102bの自重による軸108を中心とするモーメント
による回動をそれぞれ阻止し得る、スリット105a
1、105b1の各奥部を具備した受け台105a、1
05bからなる回動阻止部材を有し、軸108は揃え部
材102a、102bを揃え方向であるシフト方向dに
案内するガイド軸を兼ねていて、受け台105a、10
5bは揃え部材102a、102bをシフト方向dに移
動させる駆動手段を兼ねている構成からなり、さらに、
用紙の排出方向aと平行な端部を挟むようにこれら端部
に接離する揃え方向に移動して前記端部の位置を揃える
揃え動作を行なう1対の揃え部材を具備した構成として
とらえることができる。
する荷重で用紙Sの上面に揃え部材102a、102b
を当接することができ、この荷重を調節することによ
り、用紙Sへの接触圧力を自在に調節可能であり、用紙
Sがないときには図11に実線で示すように揃え部材1
02aの上部をスリット105a1の奥部に係止状態の
もとで揃え部材102a、102bをトレイ12の凹部
80a、80b内におくことができ、用紙S端部への揃
え部102a1、102b1の確実な当接を可能とす
る。
て作用点としての押動面102b4を押動させる状態
と、該押動を解除する状態とを切り換え自在とする、レ
バー113とソレノイド115を主な構成とする切り換
え駆動手段を具備していることにより、揃え部材102
a、102bを同時に、用紙Sの最上面から退避する状
態と、自重による回転モーメントで接する状態とを切り
換えることができる。
2上面又はトレイ12上面に積載された用紙最上面の上
下方向の位置が排出コロ3からの用紙Sの排出に適する
適正排出位置となるように昇降方向のトレイ12の位置
が制御されるようになっていて、この適正排出位置にお
いて、図12で説明した揃え作動位置が設定されてい
る。
dに移動して揃え動作をするとき、揃え機能がよく発揮
されるように、また、仕分けのためにトレイ12がシフ
トするときなどに、トレイ12上の用紙と揃え部材10
2a、102bとが干渉するのが回避されるようになっ
ている。
明した揃え作動位置にあるとき、トレイ12上に設けら
れた凹部80a、80b内に揃え部材102a、102
bの下端部が部分的に入り込んでいてかつ、図10、図
11に示すように揃え部材102a、102bは凹部8
0a、80b内で間隔βをとることによりトレイ12と
非干渉である。このときのトレイ12は、図4で説明し
たように、トレイの昇降方向の位置決め手段96により
適正排出位置にある。
り、揃え部材102a、102bの下端部は凹部80
a、80b内、つまり、トレイの12上面よりも下方に
位置することにより、揃え部材102a102bの下端
部、より詳しくは揃え部材102a、102bの下端部
内側に位置する揃え部102a1、102b1を凹部8
0a、80bを介して確実に用紙Sの端部に交差させた
態様をとり、揃え部102a1、102b1は一番下の
用紙Sについてもその端部に確実に当てて揃えることが
できる。
揃え部材102a、102bが図6に示す受け入れ位置
にある状態のままで、仕分けのためトレイ12がシフト
方向dに移動したとすると、せっかく揃えた用紙束SS
が、トレイ12のシフトとともに、揃え部材102a、
102b下端部にひっかけられて整列を乱されてしま
う。そこで、これを回避するために、トレイ12がシフ
トする前に、予めトレイ12上の用紙と揃え部材102
a、102bとを退避手段により離間、退避させること
とした。
の所定部数の仕分け揃えに際し、用紙幅が変更される場
合などに備え、揃え部材102a、103aは受け入れ
位置よりも更に間隔を開けた位置まで移動させる必要が
ある。このための揃え部材102a、102bの移動に
際しても、揃え部材102a、102bが既に揃えられ
たトレイ12上の用紙に干渉するのを避けるため、揃え
部材102a、102bを受け入れ位置よりも開いた位
置、ホームポジション或いは、ホームポジションよりも
狭い任意の位置まで移動させる前に、トレイ12上の用
紙Sとの干渉を避けるため予めトレイ12上の用紙と揃
え部材102a、102bとを離間、退避させる。
a、102bを回動させる方法、トレイ12を下降させ
る方法、揃え部材102a、102bを回動させると共
にトレイ12を下降させる方法、の3つがある。また、
退避量を定めるには用紙のカールの度合いとトレイのシ
フト量との関係を考慮し、現実の装置において具体的に
定めるのがよい。
レノイド115などは、揃え部材102a、102bを
退避位置におく退避手段を構成する。退避手段により、
ジョブが終わる毎に、つまり、トレイ12がシフトする
前毎に、予めソレノイド115をオンにして、図13に
示すように揃え部材102a、102bを退避位置にお
く。或いは、所定部数の仕分け揃えが終了したときに、
必要に応じて図13に示すように揃え部材102a、1
02bを退避位置におく。
で揃え部材の下端部分(トレイ12とオーバーラップし
ていた部分)は押し上げられ、トレイ12との間に隙間
が生じる。隙間が生じた時にトレイ12が仕分けをする
ためにシフト方向dに動作するため、用紙の最上面と揃
え部材102a、102bとの接触を回避できる。
れた揃え部材102a、102bは、ソレノイド115
をオフにするだけで、揃え部材102a、102bの自
重によるモーメントで図6に示す揃え作動位置に復帰さ
せることができる。但し、退避位置から揃え作動位置に
戻すタイミングは、揃え部材102a、102bが図6
に示す受け入れ位置に移動した後とする。
102a、102bが揃え作動位置に復帰したとき、揃
え部材の一方は前回ジョブでの用紙束の上に乗り、他方
の揃え部材が前回ジョブでの用紙束の端部の外側に位置
し、トレイ12のシフト後に行なわれる次回ジョブで
は、上記前回ジョブでの用紙束上に乗った方の揃え部材
が不動で、前回ジョブでの用紙の端部の外側に位置する
揃え部材が該端部に接離して揃え動作を行う。
102a、102bが揃え作動位置に復帰したとき、揃
え部材の一方は前回ジョブでの用紙束の上に乗り、他方
の揃え部材が前回ジョブでの用紙束の端部の外側に位置
する。トレイ12のシフト後に行なわれる次回ジョブで
は、上記前回ジョブでの用紙束上に乗った方の揃え部材
及び、前回ジョブでの用紙の端部の外側に位置する揃え
部材の両方が該用紙束の端部に接離して揃え動作を行
う。
一連の用紙に対して完了した後は用紙をトレイ12から
取り出す場合がある。この場合にも、揃え部材102
a、102bを図12に示す揃え作動位置から図13に
示す退避位置におけば、トレイ12上からの揃え済みの
用紙束の取り出しが容易となる。
りトレイ12を下降させることにより、トレイ12のシ
フトに際してのトレイ12上の用紙と揃え部材102
a、102bとの干渉を回避することができる。
は、トレイ12が仕分けに必要な所定のシフト量だけ移
動した後、或いは、次の所定部数の仕分け揃えに際し
て、これから揃え動作を行なうべき用紙サイズが決まり
そのサイズに合わせた受け入れ位置まで揃え部材10
2、103が移動された後まで継続し、その後、トレイ
12は適正排出位置まで上昇させられる。これにより、
用紙をトレイ上に良好な状態で排出し、揃え動作を実行
することができる。
02bの何れか一方を不動にしたまま、残る揃え部材を
不動の揃え部材側に移動させて揃える片側移動態様と、
揃え部材102a、102bを互いに接近する方向に
移動させて揃える両側移動態様の2つがある。
る。図14はトレイ12を図3において排出方向aの上
流側から下流側に向かってみたときの図である。図3に
おいて搬送ローラ7、排紙センサ38、排紙コロ3等が
配設された搬送経路を通過してきた用紙Sは、排紙コロ
3より排出方向aに向けて排出される。
下する。ここでは、既に部を構成する数枚の積載がなさ
れている。用紙Sの排出に先立ち、トレイ12は予めシ
フト方向dの定位置に位置しており、また、揃え部材1
02a、102bはシフト方向dについては図6に示す
受け入れ位置、上下方向については図12に示す揃え作
動位置にあり、トレイ12上には最初のジョブにかかる
第1の用紙束SS−No.1を構成する用紙が有る程度
積載されている。
102bが受け入れ位置から共に用紙束SS−NO.1
に接近する方向に移動して該用紙束SS−No.1を挟
むようにして排出方向aと平行な用紙の端部に接し、或
いは叩き、図7に示す揃え位置に移動する揃え動作を行
なう。
1は用紙Sが図34に示した自由落下距離Lを落下する
間に生じたシフト方向dについて横ずれΔ(図15参
照)がない状態に揃えられる。その後、揃え部材102
a、102bは復動し、図6に示す受け入れ位置に戻
る。このような動作を用紙Sが排出されてトレイ12上
に積載される都度行なう。
定枚数目にあたる最後の用紙(最終紙)の排出を終了し
たあと、揃え部材102a、102bをホームポジショ
ン(図5参照)に戻す。
この戻しコロ121''を排出方向上に変位させる変位手
段の例を説明する。図16において、戻しコロ121''
は表面が凹凸形状をしたスポンジ状の弾性材からなり、
移動体500に軸支されている。移動体500は正面形
状がL字状をしていて、その上部は変位方向に長い案内
部材501に摺動可能に嵌合されている。戻しコロ12
1''は移動体500に軸支されており、戻しコロ12
1''と一体的な軸にはプーリ502が一体的に設けられ
ている。また、移動体500にはモータ503が固定さ
れ、その軸にはプーリ504が固定されている。
04の中間位置にはアイドルプーリ505が軸支されて
いて、アイドルプーリ505とプーリ502間にはベル
ト506が掛けられ、アイドルプーリ505とプーリ5
04間にはベルト507が掛けられている。
伝達して戻しコロ121''を排紙コロ3の回転とは無関
係に回転させることができる。移動体500の下面には
ラック508が形成されている。このラック508には
ピニオン509が噛み合っている。ピニオン509は不
動部材に軸支されたモータ510の回転軸に固定されて
いる。
ータ510を駆動することにより、その回転方向に応じ
て、ラック508とピニオン509の噛み合いを介して
移動体500を案内部材501に沿って往復動させ、モ
ータ510の回転量及び回転方向の制御により、戻しコ
ロ121''を排出方向a(変位方向)上の任意の位置に
移動させることができる。
噛み合い関係を利用して変位を行なうので、戻しコロ1
21''の移動軌跡は直線的となるのが特徴であり、トレ
イ12又はトレイ12上の積載紙の上面から離間しかつ
排出方向aでの上流側端近傍のホームポジション(I)
と、ホームポジション(I)から排出方向上排出紙の後
端部を捕え得、トレイ上の上面に軽く接する押え/戻し
位置(II)間を変位可能である。
戻し位置(II)を、上記のように定めることにより既
に積載されている用紙の後端部を押さえることで、次の
排出紙の先端部が押し出すのを防止することができる
し、排出紙の先端部が押し出さなくなったときには一旦
ホームポジション(I)まで戻り、排出紙が落下した後
には再度ホームポジションから押え/戻し位置(II)
まで移動させかつ戻しコロ121''を戻し方向に回転さ
せることにより排出紙の後端がエンドフェンス131に
ぶつかるまで戻すことにより縦揃えを行なうことができ
る。
系であるモータ504は排紙コロ3の回転駆動系とは独
立した構成にしてあるので排紙コロ3の回転速度に支配
されることなく、変位動作と連動して戻しコロ121''
の回転速度を停止起動および増減速制御することが可能
である。
1a、121bを備え、排出方向a上に変位させる別の
変位手段の例を説明する。なお、説明の便宜上、戻しコ
ロ121a、121bの2つを戻しコロ121と総称す
る場合もある。図17は変位手段を戻しコロ121a、
121bと共に組み立て状態でその要部を示した図、図
18は変位手段を戻しコロ121a、121bと共に分
解した状態で示した図である。変位手段の構成部材はフ
レーム200に組み付けられている。
明した戻しコロ121''と同じ材質及び概略形状をして
いる。戻しコロ121aを変位させる手段と、戻しコロ
121bを変位させる手段とは共通部分において全く同
じ構成である。そこで、説明の煩雑を避けるため、この
共通部部分の構成に関しては戻しコロ121a関係につ
いては部材を表す数字の符号にaの文字を付して詳細に
説明し、戻しコロ121b関係については部材を表す数
字の符号にbの文字を付すにとどめ、説明は省略する。
図17、図18において、第1部材(以下、駆動レバー
という。)123aはたて長の部材であって、その中間
位置を軸129により貫通されることにより不動部材で
あるフレーム200に枢着されている。ここで、軸12
9は駆動レバー123aに対して回転自在であり、軸1
29の両端部は軸受520、521を介してフレーム2
00に軸支されている。駆動レバー123aについて軸
129により貫通された部位は枢着部であり、この部位
を第1枢着部522aと称する。駆動レバー123aは
第1枢着部522aを揺動中心にして一定角度の範囲で
揺動可能である。
22aはたて長の部材であってその中間位置にて突出し
ている軸部524aを、駆動レバー123a上の第1枢
着部522aから外れた一方の自由端側である第2枢着
部523aに嵌合することにより枢着されている。従動
レバー122aは第2枢着部523aを中心に一定角度
の範囲で揺動可能である。
での回転中心(軸部524aの中心)からずれた任意の
自由端側には、軸部525aが一体に形成されており、
この軸部525aに戻しコロ121aが枢着されてい
る。
22aを中心とする揺動と、従動レバー122aの第2
枢着部523aを中心とする揺動との組み合わせ動作に
より、従動レバー122aの自由端側に枢着された戻し
コロ121aを排出方向a上の異なる位置に変位させる
ことができる。
に戻しコロを設ける構成(不図示)や、図16により説
明したラックとピニオンの組み合わせによる変位手段に
比べて、後述するように、戻しコロ121aを遠方まで
変位させることが可能であり、折曲自在な駆動レバー1
23aと従動レバー122aの構成により、同じ量の変
位ストロークを達成するための他の構成と比べてコンパ
クトな構成となし得、しかも、山形の軌跡を描かせるな
ど上下方向の変位も可能でフェイスカールにより後端部
が上方に跳ね上った部位を越えてトレイ上の用紙の上に
当てることも可能となる。
を中心にして考えたときに従動レバー122aが設けら
れた側と反対側の自由端側に板金からなるブラケット1
24がねじ526aによって固定されている。これによ
り駆動レバー123aは板状をしたブラケット124と
一体化されている。
上流側の側面部には駆動レバー123aを揺動させる偏
心カム125の周面が当接している。偏心カム125は
フレーム200と一体的に構成された支持板527に軸
支された軸528と一体的に回転させられるようになっ
ている。偏心カム125のカム面をブラケット124に
弾性的に押し当てる第1当接手段として、ねじりコイル
ばね529aが設けられている。このねじりコイルばね
529aのうち、ボス状をした第1枢着部522aの外
周をゆるく巻いた該ねじりコイルばね529aの一端側
が駆動レバー123aの側部に掛けられ、該ねじりコイ
ルばね529aの他端側がフレーム200の一部として
構成されたフック530aに掛けられている。
り、駆動レバー123aは第1枢着部522aを中心に
して矢印の向きに回動付勢され、偏心カム125に弾性
的に押圧される。よって、偏心カム125を回転駆動す
ることにより、カム面の変位量に従い駆動レバー123
aは第1枢着部522aを中心にして揺動する。
するので、その回転運動により駆動レバー123a、ひ
いては戻しコロ121aに周期的な変位を与えることが
できる。
29aと偏心カム125を以って、第1揺動手段が構成
され、この第1揺動手段によって偏心カム125と駆動
レバー123a(ブラケット124)の自由端側の摺接
が得られ、偏心カム125の回転に応じて駆動レバー1
23aを偏心量に従う所定角度で揺動させることができ
る。
ー123aを所定角度揺動させることによって、該駆動
レバー123a上に乗っている従動レバーを戻しコロ1
21aと共に移動させ、戻しコロ121aに対して排出
方向aについての円弧状の変位を与えることができる。
は円盤の一部を半円状に切り欠かれた遮蔽板531がそ
の軸心部を固定されており、かつ、歯車532がその軸
心部を固定されている。歯車532には歯車533が噛
み合わされており、この歯車533は支持板527に固
定されたステッピングモータ126により回転駆動され
るようになっている。
センサ127が固定されていて、センサ127による遮
蔽板531の検知情報により偏心カム125の回転量を
検知し、ステッピングモータ126の駆動停止を制御す
ることができる。このセンサ127は戻しコロ121の
ホームポジションを検知する戻しコロHPセンサとして
機能させることができる。
せはエンコーダを構成し、偏心カム125はステッピン
グモータ126を駆動源として上記エンコーダにより回
転量が制御される。
ダの組み合わせの構成を採用することにより戻しコロ1
21aの位置を適正に管理することができる。例えば、
戻しコロ121aを図21示したようにホームポジショ
ン(I)、と押え/戻し位置(II)等にあるように位
置決めすることができる。
はトレイ12上の積載紙の上面から離間しかつ排出方向
aでの上流側端近傍であり、押え/戻し位置(II)は
ホームポジション(I)から排出方向上、排出紙の後端
部を捕え得、トレイ上の用紙の上面に軽く接する位置で
ある。
22a上であって第2枢着部523a(軸部524a)
を間にして戻しコロ121aが設けられた側と反対側の
自由端側534aに作用するように設けられた第2揺動
手段により揺動させられる。
の揺動に伴い、第2枢着部523aを中心に従動レバー
122aを所定角度量だけ揺動させるもので、かかる第
2揺動手段を設けることにより、第2枢着部523aを
中心とする駆動レバー123aに対する従動レバー12
2aの角度を変位させることで戻しコロ121aを所望
の軌跡を以って所望の位置間に移動させ得る。かつ、従
動レバー122aの揺動動作と駆動レバー123aの揺
動動作とを組み合わせることにより、戻しコロ121a
のストロークを稼ぐことができる。
記第2枢着部の中心からずれた戻しコロ121aが設け
られた側と反対側の自由端側534aに形成した突起5
35aに摺動するカムであって、曲率無限大の周面の一
部に台形状の突起部536が形成された平板状カム53
7と、該平板状カム537を突起535aに当接させる
第2当接手段を付帯している。この第2当接手段として
は、軸部524aにねじりコイルばねを巻き、該ねじり
コイルばねの一端側を従動レバー122aに掛け、該ね
じりコイルばねの他端側を不動部材に掛けることにより
構成することができる。
する突起535aの当接状態が得られることにより、駆
動レバー123aの揺動に応じて戻しコロ121aを周
期的に上下動させることができ、駆動レバー123a及
び従動レバー122aの揺動との組み合わせにより戻し
コロ121aを山形の軌跡で変位させることができるの
で、トレイ12上に積載された用紙にぶつかって排出方
向aに押し出すことなく、押え/戻し位置(II)へ移
動させることができる。
7は従動レバー122aの自由端側534aの上方に位
置している。このような位置関係では戻しコロ121a
の下方にはトレイ12が位置している。
れる用紙の上面と排紙コロ3との間の距離を一定に保つ
ために、用紙が排出されてトレイ12上の高さが高くな
るにつれて下降するようにモータ駆動されるようになっ
ている。
てのリミットスイッチが設けられていて、トレイ上下動
用のモータが暴走した場合でも停止するように制御され
るが、かかるリミットスイッチに到達する以前に、仮に
何らかの原因でトレイ12が異常事態により上昇した場
合でも、本例のように平板状カム537が従動レバー1
22aの自由端側534aの上方に位置している構成と
すれば、上昇するトレイ12が戻しコロ121aを押し
上げても、第2枢着部523aを中心に従動レバー12
2aは平板状カム537から逃げることができ、従動レ
バー122aが回動するだけで他部材との干渉がないの
で、部材の損傷を免れることができる。
力伝達系について説明する。動力伝達系は、第1枢着部
522a、第2枢着部523aの各枢着中心を回転中心
とするプーリおよびこれらプーリに掛けられたベルトを
主要素としている。ここで、プーリ及びベルトには、歯
車及びチェーンも同様な動力伝達手段として包含するも
のとする。
するプーリ538aと、軸部524aに枢着されている
プーリ539aと、これらプーリ538aとプーリ53
9aとに掛けまわされたベルト540aからなる組み合
わせがある。
リ541aと、軸部525aに枢着され戻しコロ121
aと一体に構成されたプーリ542aと、これらプーリ
541aとプーリ542aとに掛けまわされたベルト5
43aからなる組み合わせがある。なお、プーリ541
aとプーリ539aとは共通の軸部524aに嵌合され
た状態では側面部に形成された噛み合わせ部が噛み合う
ことにより一体的に回転される状態となる。
ステッピングモータ556がフレーム200に固定され
ていて、軸129を回転させる。軸129が回転するこ
とにより、プーリ538a→ベルト540a→プーリ5
39a→プーリ541a→ベルト543a→プーリ54
2a→戻しコロ121aの順で動力の伝達して戻しコロ
121aが回転させられ、用紙をエンドフェンスに向け
て戻す戻しのための回転がなされる。
バー122aの各揺動支点部にプーリを配置しこれらの
プーリを介して戻しコロ121aに動力伝達される構成
とし動力伝達のプーリの軸部を戻しコロ変位のための揺
動支点軸と共通化したので、動力伝達系を簡単に構成で
き、かつ、駆動レバー123aの外部からも容易に動力
をとり入れることができ変位手段を軽量かつコンパクト
化できる。
121a回転のための動力は、第1枢着部522aと同
心の軸129と一体的に設けられたプーリ538aと、
第2枢着部523aと同心の軸部524aに枢着された
プーリ539aと、これらプーリ538aとプーリ53
9a間に掛けまわされたベルト540aを介して伝達さ
れる構成を含んでいる。
いて、プーリ538aは軸129と一体的に固定されて
いる。プーリ539aは軸部524aに枢着されてい
る。本例では特に、これらプーリ538aとプーリ53
9a間に掛けまわされたベルト540aの張力を適度に
選択してこの張力によりプーリ539aを軸部524a
に押しつけることにより、該プーリ539aの内径部と
軸部524aとの間に適度の摩擦力を作用させる。この
摩擦力によりプーリ539aの回転力は軸部524aに
も伝えられて、従動レバー122aは第2枢着部523
aを中心にして回動付勢される。
aに用紙をエンドフェンス131側に戻す戻し機能を果
たさせるための回転の向きは反時計まわりの向きであ
る。この回転の向きで戻しコロ121aを回転させると
きプーリ539aの回転の向きは反時計まわりの向きで
あり、この向きの回転のときに上記摩擦力によって従動
レバー122aに与えられる回動付勢力もまた、第2枢
着部523aと中心とする反時計まわりの向きであり、
この回動付勢力により従動レバー122aの突起535
aが平板状カム537に押圧される向きに付勢される。
るプーリ539aと軸部524aとの摩擦力及びプーリ
539aの回転力を利用した従動レバー122aの回動
付勢により、従動レバー122aの突起535aを平板
状カム537に押圧させる第2付勢手段の機能を果たさ
せることができ、ねじりコイルばねを使用する場合に比
べて、簡易な構成となすことができる。突起535aが
平板状カム537に適度の押圧力で押圧された状態でプ
ーリ539aと軸部524aとがスリップするようにベ
ルト540aの張力は適度に設定するものとする。
動との組み合わせ動作により回転体からなる戻し手段を
排出方向の異なる位置に確実に変位させて、戻し手段に
よる戻し機能や押さえ機能を得ることができる。
るが、押さえ機能時には必ずしも回転させる必要はな
い。一方、排紙コロ3は継続して回転させる必要があ
る。本例では、戻しコロ121の回転駆動系と排紙コロ
3の回転駆動系とを別箇とし、それぞれ独立して回転制
御できるようにしている。
成例を図22により説明する。戻しコロ121aには図
18で説明したようにプーリ542aが一体的に形成さ
れており、これらのプーリは軸部524a上のプーリ5
41aとベルト543aで結ばれている。さらに、プー
リ541aと同軸かつ一体的なプーリ539aがベルト
540aを介して駆動側のプーリ538aと結ばれてい
る。
132とは別箇のステッピングモータ556に連結され
た軸129と一体的に回転するプーリ538aによりベ
ルト540aが回転してプーリ539a、541aを回
転させ、これによりベルト543aを介してプーリ54
2aが回転して戻しコロ121が回転する仕組みであ
る。プーリ542bについても上記に準ずる。
2aの内部に、ベルト540は駆動レバー123aの内
部に各々収納されている。これらの構造は図25により
説明した通りである。なお、排紙コロ3は排紙モータで
あるステッピングモータ132からベルトを介して回転
動力を得ている。このように、排紙コロ3の駆動と戻し
コロ3の駆動を個別に制御できる。
段により戻しコロ121をホームポジション(I)と押
え/戻し位置(II)間で変位させる動作について説明
する。なお、前記図16における変位手段による戻しコ
ロ121''の制御についても、以下の説明に準ずるもの
とし、モータ510の回転により行なう。図21におい
て戻しコロ121はホームポジション(I)では排紙コ
ロ3の下部近傍、つまりトレイ12上で排出方向aでの
上流側端近傍かつ積載紙の上面から離間した位置にあ
り、シフト方向d(用紙の幅方向)の中央部に対向して
配置されている。
面の紙面高さを検知するための紙面レバー1200が位
置している。これにより、紙面レバー1200とトレイ
12上の用紙の積載面との接触点は常に一定の高さに制
御される。
積載された用紙にカールがあると、トレイ12上に積載
された用紙の最上面部はトレイ12に設けた傾斜よりも
なだらかな傾斜となり、新たにトレイ12上に排出され
た用紙は自重でエンドフェンス131に突き当たるまで
移動することができなくなる。このため、排出方向aの
上流側端及び下流側端が揃わない。
エンドフェンス131まで戻らないことによる縦揃えの
不揃えを防止するために、本例の変位手段で駆動される
戻しコロ121を用いて、ホームポジション(I)か
ら、その飛び出した用紙S2の後端部を捕え得る、押え
/戻し位置(II)まで変位させて用紙の後端部に上か
ら接触させ、戻しコロ121の回転力でエンドフェンス
131に突き当たるまで戻す。
動レバー122a、122bの軸部525a、525b
に枢着されており、これら従動レバー122a、122
bの反対側の軸部524a、524bは、駆動レバー1
23a、123bに挿入されて該軸部524a、524
bを中心に従動レバー122a、122bは回動するよ
うになっている。
動レバー122a、122bが枢着している反対側を軸
129に挿通されていて該軸129を中心に回動するよ
うになっている。さらに、駆動レバー123aと123
bにはブラケット124が接合されており、ブラケット
124を偏心カム125で変位させることによって、駆
動レバー123a、123bを、軸129を中心に揺動
させ、さらには駆動レバー123a、123bに枢着さ
れている従動レバー122a、122bを揺動させ、戻
しコロ121を変位させる。
S1が排出されるときには予め戻しコロ121はホーム
ポジション(I)から2点鎖線で示す押え/戻し位置
(II)まで移動してトレイ12上に積載されている用
紙S2を押さえて排出中の用紙S1の先端部が用紙S2
を押し出すのを防止し、さらに、用紙S1が用紙S2の
上に落下するまでの間に一旦ホームポジションまで戻
り、用紙S1が落下した後、再度押え/戻し位置(I
I)まで移動して積載済みの用紙S1をエンドフェンス
131に向けて戻すように機能する。その結果、図1、
図2に示すように縦ずれのない整列状態を得る。
3bに接合されているブラケット124を矢印J方向に
変位させる偏心カム125がステッッピングモータ12
6から歯車533、532による伝達駆動を受けて回転
し、この回転によりホームポジション(I)と押え/戻
し位置(II)との間の戻しコロ121の変位が行なわ
れる。
が付加されており、この遮蔽板531をセンサ127で
検知することによって偏心カム125の停止位置を規制
して、すなわち戻しコロ121の停止位置を規制してい
る。
通常は、ホームポジション(I)にあり、排紙コロ3よ
り排出中の用紙の先端部が既積載用紙の上面に接する以
前に、戻しコロ121を前記押さえ/戻し位置(II)
に変位させて押え動作により既積載用紙を定位置に保持
した後、ホームポジション(I)に戻り、排出中の用紙
がトレイ12上に落下後に再度戻しコロ121を押さえ
/戻し位置(II)に変位させて落下した用紙を戻し動
作によりエンドフェンス131に突き当てて整合させ、
その後、揃え部材102a、102bの揃え動作により
用紙を揃える。
によるカム形状に従う山形の軌跡を辿って行なわれ戻し
コロ121は用紙後端部に上方から下降して接触して、
ある一定時間その位置にとどまり、既積載紙を押さえた
り、回転力でもって用紙をエンドフェンス131戻した
りする。押え動作時には戻しコロ121の回転を停止す
ることもできる。
状の弾性材を用い、かつ、表面形状を凹凸状にしたもの
を用いた。これにより、用紙Sの上面に変形して接する
ことで適度の押圧力が得やすくなり、また、用紙を確実
に捉えることができる。
ついて説明するが、図16の戻しコロ121''について
も上記戻しコロ121についての制御に準ずる。
ート状媒体後処理装置51が連結されていて、このシー
ト状媒体後処理装置51に本発明に係るシート状媒体整
合装置が設けられた装置の全体構成のもとでの用紙の揃
え、戻し、仕分けを行なう制御の例である。揃え動作に
ついては図14で述べた両側移動態様で説明する。
御プログラムをメモリされたROM710と情報の授受
を行ないまた、クロック720からクロック信号を入力
して以下の各フローチャートに示された制御を実行す
る。
50との間で信号の授受をなし、また、センサ群730
からの情報を入力し、ステッピングモータ制御ドライバ
740、モータドライバ750、ドライバ760に情報
を出力するようになっている。
51及び本発明に係るシート状媒体整合装置に用いられ
ている種々のセンサをまとめて表現したもので、以下の
フローチャートによる制御の中にでてくる種々のセンサ
が該当する。
シート状媒体後処理装置51及び本発明に係るシート状
媒体整合装置に用いられている種々のステッピングモー
タを制御するもので、具体的には以下で説明するフロー
チャートに出てくる種々のステッピングモータが該当す
る。図23では符号Mで例示している。
理装置51及び本発明に係るシート状媒体整合装置に用
いられている種々のDCモータを制御するもので、具体
的には以下で説明するフローチャートに出てくる種々の
モータが該当する。図23では符号Mで例示している。
CPU700は画像形成装置50の制御手段(CPU)
50PUと情報の授受をするようにしてある。
51及び本発明に係るシート状媒体整合装置に用いられ
ている種々のソレノイドを制御するもので、具体的には
以下で説明するフローチャートに出てくる種々のソレノ
イドが該当する。図23では符号SOLで例示してい
る。図23におけるCPU700が、以下に示すフロー
を実行する主な部分であり、本発明における制御手段の
中心をなす。
シート状媒体後処理装置51に搬送されてきた用紙は、
入口ローラ対1によって受け取られ、搬送ローラ対2a
及び搬送ローラ対2bを通過し、最終搬送手段である排
紙コロ3によってトレイ12に排出される。その時、分
岐爪8a、8bはデフォルト位置のままで、1枚1枚の
用紙が順次、同様の搬送経路を通過してトレイ12に排
出される。
本発明に関係している部分のみを示したものである。図
3の画像形成装置50およびシート状媒体後処理装置5
1を統括するメインスイッチをオンにし、縦、横の整合
モードを選択することにより、図24に示すイニシャル
ルーチン及びその後のメインルーチンが実行される。イ
ニシャルルーチンでは、ステップP1で「各駆動部イニ
シャル制御」が行なわれ、揃え部材102a、102b
が図5に示したホームポジションに移動し、各フラグが
0にリセットされる。なお、以下のフローチャート上、
ジョガーとは揃え部材102a、102bの意味であ
る。
ジャンプする。メインルーチンではステップP2「用紙
搬送制御」(詳細は図25)、ステップP3「戻しコロ
押え制御」(詳細は図26、図27)、ステップP4の
「戻しコロ戻し制御」(詳細は図28参照)、ステップ
P5「ジョガー制御」(詳細は図29)が順次実行さ
れ、メインルーチンに戻る。
P8では排紙センサonフラグは0であるので(ステッ
プP1)、ステップP9に進み、排紙センサ38による
用紙S1の先端検知があると(図32(a))、排紙セ
ンサonフラグを1にセットし(ステップP10)、時
間短縮のため排紙コロ3を駆動する排紙モータであるス
テッピングモータ132を加速制御し(ステップP1
1)、ステップP12で戻しコロ押え動作フラグをセッ
トすると共に、ステップP13で戻しコロ押さえ動作タ
イマをリセットする。ここまでの手順において、用紙の
先端を排紙センサ38が検知した時点で同時に戻しコロ
押え動作タイマによる時間T1の計時を開始する)。こ
の計時にかかる時間T1は図26に示す流れ図中のステ
ップP24で使用する。
るのを待ち、用紙の後端が排紙センサ38を通過すると
(ステップP14、図32(b))、排紙センサONフ
ラグを0にした上で、トレイ12上での着地位置を安定
させるため排紙モータであるステッピングモータ132
を減速制御する(ステップP16)。
をセットし、戻しコロ戻し動作タイマをリセットし(ス
テップP18)、ジョガー動作フラグをセットする(ス
テップP19)。
紙センサ38が検知した時点で、戻しコロ戻し動作タイ
マによる時間T3の計時を開始する。この計時にかかる
時間T3は図28の流れ図中のステップP38で使用す
る。また、ジョガー動作フラグをセットしたことにより
図29に示した流れ図において揃え動作が行なわれる。
る。ステップP20において既にステップP12で戻し
コロ押え動作フラグはセット済みであるのでステップP
21に進む。ステップP21、P22、P23において
各フラグはリセットされたままであるので、ステップP
24で戻しコロ押さえ動作タイマによる時間T1の経過
を監視し、時間T1を経過した時点で、戻しコロ121
によりトレイ12上に既に積載されている用紙の上面を
押さえる押え準備に入る。この時間T1の経過時点で
は、まだ用紙S1の先端部は既積載紙の上面に接する状
態にはなっていない。
コロ121をホームポジション(I)から押え/戻し位
置(II)へ向けて移動を開始する戻しコロon制御
(ステップP25)により戻しコロ121を移動開始す
る。また、戻しコロon移動開始フラグをセットし(ス
テップP26)、図18のステッピングモータ126を
起動することでセンサ127がオフになり(ステップP
27)、所定量移動して戻しコロ121が押え/戻し位
置(II)に移動することでステッピングモータ121
6を停止する(ステップP28)。これらの準備を終え
て戻しコロ121が押え/戻し位置(II)に達した時
点において、排出紙の先端は既積載紙の上面にまだ接触
していない(図41(c))。
は、既積載用紙を押えるだけであるので、回転させる必
要は必ずしもないので、回転を停止させるように制御す
ることもできる。回転停止時にはモータのブレーキ機能
により外力によってつれ回りすることがないので、押え
機能を果たすことができる。
ら時間T1を経過しさらに戻しコロ121がホームポジ
ション(I)から押さえ/戻し位置(II)まで移動し
た後、用紙S1の先端部が既積載紙の上面に接触するよ
うにする。こうして戻しコロ121は押え機能を発揮す
る。戻しコロ121がホームポジション(I)から押え
/戻し位置(II)まで移動するに要する距離は一定で
あるので所要時間も既知であり、用紙の先端が既積載紙
に当接する前に戻しコロ121を押え/戻し位置(I
I)に移動させておくことが可能である。このような戻
しコロの移動動作に要する準備時間を見込んで時間T1
を設定している(図41(d))。
戻し位置(II)に移動した時点で戻しコロon移動開
始フラグをリセットし、かつ、戻しコロ0n移動終了フ
ラグをセットし(ステップP29)、さらに、戻しコロ
押え動作タイマをリセット(ステップP30)すること
で、戻しコロ押え動作タイマにより時間T2の計時を開
始する。この時間T2が経過するまでの間に排出紙であ
る用紙S1は排紙コロ3より送り出される。
1が既積載紙を押し出す作用は殆ど失われている。時間
T2の経過時点で、戻しコロ121による押えを解除す
ることとし、時間T2が経過したら(ステップP3
1)、戻しコロ121を押え/戻し位置(II)からホ
ームポジション(I)へ向けて移動開始し(ステップP
32、図32(e))、戻しコロon移動終了フラグを
リセット、戻しコロoff移動開始フラグをセットし
(ステップP33)、戻しコロ121がホームポジショ
ンに達したことをセンサ127で検知することによりチ
ェックした上で(ステップP34)、ステッピングモー
タ126を停止し(ステップP35)、戻しコロ押え動
作フラグ、および戻しコロoff移動開始フラグをリセ
ットする(ステップP36)。
された用紙S1をエンドフェンス131に突き当たるま
で戻す戻しコロによる戻し制御が行なわれる。図28に
おいて、ステップP37では、既にステップP17で戻
しコロ戻し動作フラグが1にセットされているので、ス
テップP38に進み、戻しコロ戻し動作タイマの計時時
間が、用紙S1の後端が排紙センサ38を通過したステ
ップP18の時点から時間T3を経過しているか否かが
チェックされる。
に、用紙S1はトレイ12上に落下している(図32
(f))。
3が経過した時点で、戻しコロ121が用紙を戻す方向
に回転駆動されると共に、戻し準備動作として、戻しコ
ロ121はホームポジション(I)から押え/戻し位置
(II)に移動する(ステップP39、P40、P4
1)。
動作フラグがリセットされ、ステップP40ではステッ
ピングモータ126の起動により戻しコロ121が移動
を開始し、ステップP41でセンサ127の検知がある
とステップP58でステッピングモータ126を停止す
る(ステップP42)。この時点で戻しコロ121は押
え/戻し位置(II)に達していて(図32(g))、
用紙S1をエンドフェンス131に向けて戻す動作を開
始する。
ると同時に戻しコロ戻し動作タイマがリセットされて時
間T4の計時が開始され(ステップP43)、時間T4
が経過すると(ステップP44)、戻しコロ121が押
え/戻し位置(II)からホームポジション(I)に向
けて移動して戻し機能が解除される(ステップP45、
P46、P47)。時間T4は戻しコロ121により用
紙の後端部がエンドフェンス131に突き当てられて整
合されるに要する十分な時間として設定される。こうし
て戻しコロ121がホームポジション(I)に復帰後、
ジョガー制御に入る。
ップP19でジョガー動作フラグは1にセットされてい
るので、ステップP49に進む。ステップP49、ステ
ップP50、ステップP51において、各フラグはステ
ップP1においてリセット状態のままであるのでステッ
プP52に進み、戻しコロ戻し動作が終了していること
を条件にステップP53でジョガーつまり揃え部材10
2a、102bを内側に移動する内側移動制御を行な
う。この動作は例えば図14における動作に相当する。
ラグをセットしてからステップP55でジョガー移動終
了(図7に示した揃え位置に相当)をチェックし、イエ
スならステップP56でジョガー内側移動開始フラグを
リセット、ジョガー内側移動終了フラグをセットしてか
ら、ステップP57でジョガー動作タイマリセットによ
り時間T5の計時を開始する。この時間T5は揃え部材
102a、102bを揃え位置に状態を保持する時間で
あり、用紙を安定して揃えるためである。
ステップP59で揃え部材102a、102bを外側に
移動して開き、ステップP60でジョガー内側移動終了
フラグをリセット、ジョガー外側移動開始フラグをセッ
トした後、ステップP61にて揃え部材102a、10
2bが図6に示した受け入れ位置に移動したと判断され
たならば、ステップP62でジョガー動作フラグ、ジョ
ガー外側移動開始フラグを共にリセットする。
出される際に戻しコロを動作させ積載紙を押えて積載紙
が排出方向に押し出されるのを防止すると共に、排出紙
がトレイに落下後は再び戻しコロの動作により排出紙を
エンドフェンスまで戻した上で、揃え部材による横揃え
を行うことで、用紙のカール状態や積載状態に拘わらず
に良好に揃えを行い、かつ仕分け動作を行うことができ
る。
る搬送方向aでの整合である縦揃えが完全に終わった後
で、揃え部材102a、102bによるシフト方向dで
の整合である横揃えを行うと、戻しコロ121で縦揃え
が完了したにも拘わらず、揃え部材102a、102b
による横揃え動作で、縦揃えが再び乱れるおそれがあ
る。このような揃え部材の横揃え動作によって乱される
縦揃えの乱れの大きさは、用紙の排出位置が中央に対し
て大きくずれているとき程、揃え部材による揃え動作に
よって用紙の移動する距離が大きくために、大きくなっ
て現れる傾向がある。
102bによる横揃え動作後に、次の用紙による積載紙
の押し出しを防止するため戻しコロによる押さえ動作が
行なわれるため、この押え動作が上述した揃え部材によ
って発生する縦揃えの乱れを再び修正する役目を果たし
ている。しかし、最終紙においては続く用紙が無いため
前記押え動作が無いことになる。したがって、最終紙に
ついては揃え部材102a、102bによる横揃え動作
により縦揃えの整合が乱されてしまうおそれがある。
揃え終了後に戻しコロ121を再度動作させて縦揃えを
行うことで、より良好な揃えを実現することとした。こ
の発明の制御例としては、既に説明した図24のイニシ
ャルルーチンを図30に示したイニシャルルーチンに置
き換えた内容で実施される。
5の後にステップP6、ステップP7を追加した点であ
る。すなわち、揃え部材102a、102bによる揃え
動作を終えた用紙が最終紙の場合に限りステップP7で
再度、図26,図27に示した戻しコロ戻し制御を実行
することにより戻しコロ121で最終紙をエンドフェン
ス131に突き当たるまで戻して揃える動作を行なうこ
ととした。これにより、トレイ12に排出された全ての
用紙について縦揃え、横揃えがなされ、良好な揃えが実
現される。
し制御において戻しコロ121の回転を停止しないで継
続して回転していた場合、戻しコロ121による押え動
作は、揃え部材102a、102bによる揃え動作によ
って発生した縦方向の不揃いを修正する役目を果たす
が、この戻しコロによる押え動作によって今度はせっか
く揃え部材102a、102bによって揃えた用紙が横
方向(シフト方向d)で多少なりの不揃いを発生させる
おそれがある。
02a、102bで横揃えを行うタイミングと戻しコロ
121で押えを行うタイミングを一定時間重ねることで
揃え部材102a、102bおよび戻しコロ121の双
方による整合の乱しの副作用をなくすようにした。本発
明により、より良好な揃えを実現することができる。
部分を図31に破線示す内容に置き換えることにより、
請求項3の発明にかかる制御が実行されるので、置き換
えた内容で説明する。
ップP53で揃え部材102a、102bは内側移動を
実行して整合し、そのまま待機して図31のステップP
60で「no」となるのでステップP61へ進み、ステ
ップP61では戻しコロ121はホームポジション
(I)にいるので「no」が選択されて、リターンへ抜
け、次の用紙の先端が図25の用紙搬送制御におけるス
テップP9で排紙センサ38により検知され、時間T1
の経過(ステップP24)により戻しコロが押え/戻し
位置(II)移動することで図31のステップP61か
らステップP57へ進んでジョガー動作タイマリセット
で時間T5の計時タイマをリセットし、ステップP58
で時間T5を経過することにより、ステップP59に進
んで揃え部材102a、102bを開く。このように、
戻しコロ121が押えに行くときには揃え部材102
a、102bが既に内側に移動して揃え位置(図7参
照)を保持しているので、押さえ動作により戻しコロ1
21が積載紙に接触しても積載紙が横方向に乱されるこ
とはない。
出されないので図31において、ステップP61を経る
ことなくステップP57へ進んでジョガー動作タイマを
リセットして時間T5の計時を開始し、ステップP58
で時間T5の経過によりステップP59に進んで揃え部
材102a、102bを開く。
間T5(ステップP31)と、揃え部材が内側に留まっ
ている時間T5との関係を、T5<T2の関係になるよ
うに設定することにより、ジョガー,戻しコロがそれぞ
れ単独で用紙に作用する時間を設けている。
いてのジョガー制御(図29参照)と、2枚目の用紙に
ついて戻しコロ押え制御(図26参照)とを同時に行う
必要がある。そこで、各動作を平行して実行できるよう
に、タイマなどの待機時間では一度そのサブルーチンを
抜け、再びそのサブルーチンを実行するときは同位置よ
り実行できるようにするための目印になるフラグとし
て、図26、図27における、「戻しコロon移動開始
フラグ」、「戻しコロon移動終了フラグ」、「戻しコ
ロoff移動開始フラグ」や、図29における、「ジョ
ガー内側移動開始フラグ」、「ジョガー内側移動終了フ
ラグ」、「ジョガー外側移動開始フラグ」を設けた。
は別箇の駆動源により駆動、停止される構成であるの
で、押さえ動作時に回転を停止して押さえ機能を果たす
ことができるし、また、必要に応じ回転を継続すること
で押え機能時に戻し作用を果たすこともできる。
ては戻しコロ121について説明したが、図16の戻し
コロ121''についても上記戻しコロ121に準ずる。
形成された用紙を搬送する搬送手段を有する画像形成装
置に関するもので、図33に示した画像形成装置50'
は、図3における画像形成装置50と共通の画像形成手
段を具備している。画像形成装置50'は、揃え部材1
02a、102b及びこれらを駆動するための手段や、
戻しコロ121及びその変位手段を具備している。ま
た、画像形成装置50'において、図3に示したシート
状媒体後処理装置51における構成部分と共通の部材が
あり、その部分については図3におけるものと同じ符号
で示し、説明は省略した。
画像形成部135が配置され、この画像形成部135の
すぐ下方に給紙部136が配置されている。給紙部13
6は給紙カセット210を備えている。
て、原稿を読み取る原稿読み取り装置(図示せず)を配
設することができる。画像形成部135の上部は、画像
形成された用紙を搬送する搬送手段としてのローラRR
やガイド板等が設けられている。
動したり、制御したりする電装ユニットQが配置されて
いる。また、ドラム状をした感光体5000が配置され
ている。この感光体5000の周囲に、該感光体500
0の表面に帯電処理を行う帯電装置600、画像情報を
感光体表面にレーザ光で照射する露光装置7000、感
光体5000の表面に露光されて形成された静電潜像を
可視化する現像装置800、感光体5000上で可視化
されたトナー像を用紙に転写する転写装置900、転写
後感光体表面に残留するトナーを除去回収するクリーニ
ング装置1000等がそれぞれ配置されている。
0、露光装置7000、現像装置800、転写装置90
0、クリーニング装置1000等は画像形成手段の主要
部をなす。感光体5000の略上方であって、感光体5
000よりも用紙搬送経路上の下流位置には、定着装置
140が配置されている。
合、画像形成に際しては、画像信号が入力される。予
め、感光体5000は暗中にて帯電装置600により一
様に帯電されている。この一様に帯電された感光体50
00に、画像信号に基づいて露光装置7000のレーザ
ダイオードLD(不図示)の発光により露光光が照射さ
れ、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至
り、感光体5000の表面に静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は感光体5000の回転と共に移動し、現像
装置800により可視像化され、さらに移動して転写装
置900に向かう。
には、未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持
された底板220上の最上位置の用紙Sが給紙ローラ2
30に押し付けられるように、底板220がばね240
により加圧されるようになっている。転写のための給紙
に際しては、給紙ローラ230が回転し、この回転によ
り、用紙Sは給紙カセット210から送り出され、一対
のレジストローラ1400へと搬送される。
紙は、ここでその搬送が一時的に止められる。レジスト
ローラ1400は、感光体5000の表面のトナー像と
用紙Sの先端との位置関係が転写装置900を設けた転
写位置で画像転写に適する所定の位置になるよう、タイ
ミングをとって用紙の搬送を開始する。
する間にトナー像が定着される。定着装置140を通過
した用紙は搬送手段であるローラRRにより搬送され、
排紙センサ38を経て、排紙コロ3よりトレイ12へ排
出される。
2、駆動レバー123などの変位手段による用紙の整合
機能機能については、既に前記各実施の態様において述
べた内容と同じであるので、説明は省略する。
に積載された用紙Sに対して戻しコロ121、揃え部材
102a、102bなどによる整合及び仕分け手段によ
る仕分けが行なわれ、高精度にシート状媒体を揃えるこ
とができる。
が排出される際に戻し手段を動作させ積載済みのシート
状媒体を押えて排出方向に押し出されるのを防止すると
共に、排出されつつあるシート状媒体が積載手段に落下
後は再び戻し手段により排出されたシート状媒体を立壁
に突き当たるまで戻した上で、揃え手段による揃えを行
うことで、シート状媒体のカール状態や積載状態に拘わ
らずに良好に揃えることができる。請求項2記載の発明
では、積載手段に排出された全てのシート状媒体につい
て良好な揃えが実現される。
手段双方の整合の乱しの副作用を解消してより精度の高
い揃えを実現できる。
手段と別箇に回転停止制御が可能であるので、戻し手段
の回転を停止して押え動作を行なっても排紙手段による
排紙動作に支障はない。
ついて、シート状媒体のカール状態や積載状態に拘わら
ずに良好に揃えを行うことができる。
処理装置について、シート状媒体のカール状態や積載状
態に拘わらずに良好に揃えを行うことができる。
る。
像形成装置の概略構成図である。
視図、図4(b)はトレイの高さを制御するセンサ周辺
部の概略斜視図である。
らみた概略の正面図である。
らみた概略の正面図である。
らみた概略の正面図である。
斜視図である。
る。
ある。
た正面図である。
ある。
る。
図である。
た斜視図である。
ある。
ある。
図である。
の断面図である。
る。
面図である。
た図、図32(b)は後端検知時を示した図、図32
(c)は戻しコロの押え/戻し位置への移動を示した
図、図32(d)は戻しコロによる押え状態を示した
図、図32(e)は戻しコロがホームポジションに移動
する様子を示した図、図32(f)は用紙が落下した状
態を示した図、図32(g)は戻しコロで用紙を戻して
いる状態を示した図である。
図である。
イ部の斜視図である。
イ部の正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】搬送されてくるシート状媒体を排出する排
出手段と、この排出手段により排出されるシート状媒体
を積載する積載手段と、この積載手段上に積載されたシ
ート状媒体の前記排出手段によるシート状媒体の排出方
向と平行な端部を挟むように接して揃える揃え動作を行
なう揃え手段と、シート状媒体に接離自在の回転体から
なりシート状媒体に接触したまま回転することでシート
状媒体を前記積載手段の前記排出方向での上流側端部に
設けられた立壁に突き当たるまで戻す戻し動作を行なう
ことができる戻し手段を具備したシート状媒体整合装置
であって、 前記戻し手段を任意のホームポジションから前記排出方
向上前記排出紙の後端部を捕え得る押え/戻し位置間で
変位可能とすると共に、前記排出手段から排出されるシ
ート状媒体が前記積載手段上に落下する前に前記戻し手
段を前記積載手段上のシート状媒体に接触させて押える
押え動作を可能とし、排出シート状媒体の先端部が前記
積載手段上に既に積載されている既積載シート状媒体の
上面に接する以前に、前記戻し手段を前記押さえ/戻し
位置に位置させて前記押え動作により前記既積載シート
状媒体を定位置に保持した後、前記排出シート状媒体が
前記積載手段上に落下後に、この落下したシート状媒体
を前記戻し手段の前記戻し動作により前記立壁に突き当
てて整合させ、その後、前記揃え手段の前記揃え動作に
よりシート状媒体を揃えることを特徴とするシート状媒
体整合装置。 - 【請求項2】請求項1記載のシート状媒体整合装置にお
いて、 前記揃え手段により揃え動作が行なわれているシート状
媒体が最終のシート状媒体のときには、前記揃え手段に
よる前記揃え動作後に前記戻し手段の前記戻し動作によ
り前記最終のシート状媒体を前記立壁に突き当てて整合
させることを特徴とするシート状媒体整合装置。 - 【請求項3】請求項1記載のシート状媒体整合装置にお
いて、 前記積載手段に排出されたシート状媒体が最終のシート
状媒体以外のシート状媒体であるとき、前記揃え手段が
シート状媒体の排出方向と平行な端部を挟むように接し
ている間に、前記戻し手段を前記押さえ/戻し位置に位
置させて前記押え動作により前記揃え手段が接している
シート状媒体を押えることを特徴とするシート状媒体整
合装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3記載のシート状媒体整合装
置において、 前記戻し手段は前記排紙手段の駆動とは別箇に回転停止
制御が可能であることを特徴とするシート状媒体整合装
置。 - 【請求項5】シート状媒体に画像形成を行なう画像形成
手段およびこの画像形成されたシート状媒体を搬送する
搬送手段を有する画像形成装置において、 請求項1乃至4の何れか1つに記載のシート状媒体整合
装置を具備していることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】シート状媒体に後処理を行なう後処理手段
及びこの後処理されたシート状媒体を搬送する搬送手段
を有するシート状媒体後処理装置において、請求項1乃
至4の何れか一つに記載のシート状媒体整合装置を具備
していることを特徴とするシート状媒体後処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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