JP2003002102A - クリップ及びクリップ付き自動車部品 - Google Patents
クリップ及びクリップ付き自動車部品Info
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Abstract
まわないようにする。 【解決手段】 クリップ本体8の筒壁14にアシストグ
リップの本体部2が回動可能に取り付けられる。また、
筒壁14内にはリテーナ挿通孔18が開設され、その開
口縁を挟んで一対の係止爪19が立設される。リテーナ
9は挿通孔へ遊挿可能であると共に、仮係止位置では一
次係止用の凹所に係止するが、一次係止用の凹所では段
縁33が傾斜面をもって形成されている。このため、本
体部2がリテーナ9に当接すると、リテーナ9は傾斜姿
勢となってリテーナ挿通孔18に対して真っ直ぐに押し
込めない状態となるため、不用意に本係止位置へ移動し
てしまうことが回避される。
Description
シストグリップ、サンバイザー、あるいはロッドホルダ
ー等の自動車部品を固定するためのクリップ及びこのク
リップを装着した自動車部品に関するものである。
シストグリップを室内の壁面に固定する場合には、樹脂
製のクリップが使用されてきた。クリップはアシストグ
リップに対する取付け部分と、車両のボディ側に対する
取付け部分とからなっている。ボディ側への取付け構造
は、ボディ側に取付け孔が開口され、クリップ側には一
対の撓み脚が形成される。そして、これら撓み脚を窄ま
せつつ取付け孔へ通し、弾性復帰させることで、撓み脚
が取付け孔の孔縁に仮付け状態となる。その後、撓み脚
の間にリテーナを押し込んで撓み脚の撓み規制をし、こ
れによってクリップの係着力を高め、アシストグリップ
全体の抜け止めを図ってきた。
されるものの、作業性を考慮して予め一体化できるよう
になっている。その場合においても、リテーナを装着し
たまま撓み脚を取付け孔へ差し込みうるよう、リテーナ
は撓み脚の窄み変形を阻害しないような位置(仮係止位
置)でクリップ側に保持される必要があり、取付け孔へ
の差込みの後において、撓み脚間に押し入って撓み脚の
変形を規制するような位置(本係止位置)に変位できる
ようにしておく必要がある。
リップの中には握り部が不動の固定式のものの他、通常
時には車室内の壁面に沿った位置にあり、使用時に突出
した位置に変位する回転収納式と呼ばれるタイプのもの
が知られている。こうしたものでは、使用時の位置から
握り部を解放すると、ばねの力で格納位置へと自動的に
復帰するようにしている。
係止位置にあるときには、クリップから突出してアシス
トグリップと干渉する状態となっている。このため、ば
ね力によってリテーナが仮係止位置から本係止位置に誤
って移動してしまうおそれがある。本係止位置にリテー
ナが移動してしまえば、撓み脚を取付け孔へ差し込むこ
とができないため、作業現場ではリテーナを仮係止位置
へ戻すための作業を強いられ、作業性を低下させる。
されたものであって、仮係止位置にあるリテーナが本係
止位置へ不用意に移動してしまわないようにしたクリッ
プ及びこのクリップを組み付けてなる自動車部品を提供
することである。
めの手段として、請求項1の発明は、自動車部品を車室
内の取付面へ固定させるための樹脂製のクリップであっ
て、前記自動車部品に連結可能な基部とこの基部から一
体に設けられ、かつ取付け面に穿孔された取付け孔へ撓
み変形しつつ差し込まれ復帰時に取付け孔の孔縁に係止
可能な複数の係止脚部とを備えたクリップ本体と、前記
基部に貫通して前記各係止脚部の間に通じるリテーナ挿
通孔に対し、前記取付け孔への差込み時における前記各
係止脚部の撓み変形を許容する仮係止位置と前記各係止
脚部の間に押し入り前記各係止脚部の撓みを規制して取
付け孔への係止状態を保持する本係止位置との間で移動
可能なリテーナとからなり、さらに、前記リテーナと前
記リテーナ挿通孔の対向面のいずれか一方には他方と係
止し合うことで前記仮係止位置において前記リテーナを
リテーナ挿通孔の軸心に対し傾斜した姿勢に保持する挿
入規制部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
のものにおいて、前記自動車部品は前記基部に対し回動
可能に取り付けられるとともに、その軸支部分にはトー
ションばねが介在されて前記自動車部品をリテーナと当
接させて前記仮係止位置にある挿入規制部が係止する方
向に付勢することを特徴とするものである。
請求項2に記載のものにおいて、前記基部には前記リテ
ーナ挿通孔を挟んで係止爪が撓み可能に起立するととも
に、前記係止爪を取り囲み前記本係止位置にあるときの
リテーナの上部を収容する筒壁が立設される一方、前記
挿入規制部は、前記リテーナの側面において傾斜した段
縁を有しこの段縁の傾斜に沿って前記係止爪が係止する
第1挿入規制部と、前記リテーナが傾斜姿勢になったと
きに前記筒壁の内壁と倒れ方向で対向する面との間で相
互に凹凸係合する第2挿入規制部とからなっていること
を特徴とするものである。さらにまた、請求項4の発明
は、請求項1乃至請求項3いずれかに記載のクリップ
が、車室内の取付面に対向可能に組み付けられているこ
とを特徴とするものである。
ーナが仮係止位置にあるときに、クリップ本体の各係止
脚部を取付け孔へ挿入すると、各係止脚部は窄み変形し
つつ取付け孔を通過し、通過後には復帰して取付け孔の
孔縁に係止する。その後、リテーナを仮係止位置からリ
テーナ挿通孔の軸心に沿ってさらに深く挿入すると、リ
テーナは各係止脚部間に押し入って窄み変形、つまり取
付け孔の孔縁から解離する方向への撓みを規制する。こ
れによってクリップ全体が取付け面に抜け止め状態で固
定される。
きにリテーナは挿入規制部によって傾斜姿勢に保持させ
ることができる。このようにしておけば、リテーナに対
し外力が作用してもリテーナが軸心に沿ってそのまま移
動してしまうようなことなく、したがって不用意に仮係
止位置から本係止位置へと移動してしまうことがない。
て仮係止位置へ戻すような作業が強いられることがな
く、作業性に優れる。
車部品に組み付けられた状態では、トーションばねのば
ね力によって自動車部品がリテーナに当接してリテーナ
を傾斜姿勢へ倒すように付勢する。したがって、仮係止
位置においてリテーナを自動的に傾斜姿勢に保持するた
め、仮係止位置から本係止位置への不用意な移動が規制
される。
止位置において傾斜姿勢になると、第1挿入規制部では
傾斜して形成された段縁と係止爪とが係止し、また第2
挿入規制部ではリテーナの倒れ方向で対向する面、つま
り係止爪と段縁とが係止し合う面とは異なる面で凹凸係
合している。すなわち、二つの挿入規制部によってリテ
ーナが係止するため、本係止位置への不用意な移動をよ
り確実に規制することができる。また、請求項4の発明
によれば、請求項1乃至3いずれかに記載のクリップを
用いて自動車部品の固定を行うことができる。
面に基づいて説明する。
る。図において、1は自動車のドア用開口部の上部に装
着される回転式アシストグリップの全体を示すものであ
り、略コの字状をなす合成樹脂製の本体部2を有する。
図2に示すように、アシストグリップ1の本体部2の両
端部はクリップ3を取り付けるための取付け凹部4がそ
れぞれ凹み形成されている。この取付け凹部4の内側面
は一側方へ開口しており、その開口寄りの対向する内面
のうちの一方には支軸5(ねじ軸)を貫通する差込み孔
6が貫通し、他方には支軸5がねじ込まれるねじ孔7が
それぞれ形成されている。
り、クリップ本体8とリテーナ9とから構成されてい
る。さらに、クリップ本体8はアシストグリップ1への
取付けのための基部10と自動車の室内パネル12への
取付けのための係止脚部11とを備えている。このう
ち、基部10は室内パネル12に対向する基板13を有
し、その表面には一面側へ開口する角筒状に形成された
筒壁14が設けられている。この筒壁14の一側面には
一対の軸受け部15が突出しており、両軸受け部15は
クリップ本体8が本体部2の取付け凹部4に装着された
ときに、差込み孔6及びねじ孔7と同軸をなすようにし
てある。両軸受け部15には同軸で軸孔16が貫通し、
これらには差込み孔6より差し込まれる支軸5が貫挿さ
れる。同支軸5の先端はねじ孔7へとねじ込まれ、これ
によってクリップ本体8が本体部2に対して支軸5周り
に回動可能に取り付けられる。さらに、両支軸5のうち
一方のものには戻しばねとしてのトーションばね17が
巻装されている。トーションばね17は一端側が本体部
2側に、他端側がクリップ本体8側にそれぞれ係止され
ていて、アシストグリップ1全体を使用位置(図8に示
すような本体部2が室内パネル12に対してほぼ垂直な
姿勢をとる位置)から格納位置(図10に示すような室
内パネル12にほぼ沿った姿勢をとる位置)へ付勢する
ように作用する。換言すれば、トーションばね17の付
勢方向は本体部2を図における反時計回りに回動させる
方向に作用し、仮係止位置にあるリテーナ9に当接して
リテーナ9を同方向へ倒伏させるよう作用する。
挿通するためのリテーナ挿通孔18が略T字型をなして
貫通している。また、リテーナ挿通孔18の開口縁には
一対の係止爪19が撓み可能に立設されている。さら
に、筒壁14の上縁のうち両短辺部には切り欠き20が
それぞれ形成されていて、リテーナ9の張り出し部21
が引掛け可能である。さらにまた、筒壁14の内面にお
いて一方の長辺部(軸受け部15が設けられていない
側)には高さ方向に沿ってリブ22が設けられている。
されている。すなわち、リテーナ挿通孔18に対し前記
した係止爪19と同方向から挟むようにして一対の差し
込み脚片23が垂下されている。両差し込み脚片23は
室内パネル12に開設された取付け孔24へ差し込むこ
とができるよう、窄み方向への撓みが可能となってお
り、かつその上部には仮係止縁25が形成されていて、
リテーナ9の装着前において差し込み脚片23が取付け
孔24へ差し込まれたときに取付け孔24の開口縁に弾
性的に係止してアシストグリップ1全体を室内パネル1
2に対して仮保持させることができる。
23の対面方向と直交して本係止脚片26が垂下されて
いる。この本係止脚片26において仮係止縁25とほぼ
同じ高さ位置には本係止縁27が段差状に形成されてい
る。さらに、本係止脚片26はリテーナ9が装着される
前の状態で両差し込み脚片23と共に取付け孔24へ挿
入されるときには、取付け孔24に対して遊挿可能であ
るが、リテーナ9の装着に伴ってクリップ3全体が図8
に示すX矢視方向へ移動すると、本係止縁27を取付け
孔24の開口縁に係止させてクリップ3全体の抜け止め
を確実なものとすることができる。
してない側へ嵌込み可能なカバー部28を有し、かつそ
の内面中央部にはリテーナ挿通孔18へ適合して貫挿で
きるような断面T字形状をなす係止軸部29が垂下され
ている。
状の誘導面30が形成されている。この誘導面30は筒
壁14内へリテーナ9が収容される動作に伴い、取付け
孔24の孔縁に摺接する過程で、前述したように、クリ
ップ本体8をスライド移動させることができ、これによ
って両差し込み脚片23の仮係止縁25を取付け孔24
に係止させつつ本係止脚片26の本係止縁27を取付け
孔24の開口縁に係止させることができる。本係止脚片
26は内面側に差し込み脚片23が位置しているため、
取付け孔24から解離する方向への撓み変形を干渉によ
って規制するようにしてあり、もってクリップ3全体の
抜け止めを確実にしている。
9が筒壁14内に収容されたときに係止爪19と弾性的
に係止される一対の凹所が高さ方向に沿って二箇所、凹
み形成されている。一つは、係止軸部29の先端寄りに
設けられた仮係止用凹所31であり、ここに係止爪19
が係止したときのリテーナ9の位置が仮係止位置とな
る。さらに、仮係止用凹所31は図7に示すように、そ
の下縁(係止軸の先端側の縁)は水平に形成されるが、
上縁は所定の勾配をなす段縁33(第1挿入規制部)と
なっていて、係止爪19がこの段縁33に沿って係止す
るときにはリテーナ9全体を本体部2の回動付勢方向と
同方向へ傾斜した姿勢に保持する。これにより、係止軸
部29の先端がリテーナ挿通孔18の内面と当接するた
め、リテーナ9はそのままリテーナ挿通孔18の軸芯に
沿って押し込むことができないようになる。
け根部分に設けられた本係止用凹所32であり、ここに
係止爪19が係止したときのリテーナ9の位置が本係止
位置となる。
2と対向する面の先端には長さ方向に沿って係止溝34
(第2挿入規制部)が凹設されており、リテーナ9が傾
斜姿勢になったときに、リブ22の上縁と係止すること
でリテーナ9の挿入規制をすることができる。
設けられたスペーサ突縁であり、室内パネル12に突き
当てられて基板13を室内パネル12から浮かせた位置
に保持するようにしている。これは、室内パネル12に
はクッション性を有するライニング材37が貼られるた
め、これをアシストグリップ1の取付けによって潰して
しまわないようにするためのものである。
及び本係止脚片26よりも長めに形成された位置決め片
38が垂下されていて、詳しくは図示しないが、室内パ
ネル12の対応箇所に貫通して設けられた貫通孔へ差し
込まれてクリップ3を室内パネル12に固定する場合の
位置決めを行う。但し、クリップ3はリテーナ9の差込
み動作によって全体がスライドするため、貫通孔もこれ
を許容するだけの長孔としてある。
の作用効果を具体的に説明する。アシストグリップ1の
取付け手順について説明すると、本体部2の両取付け凹
部4にクリップ3がそれぞれ取付けられた状態で、リテ
ーナ9の係止軸部29をそれぞれリテーナ挿通孔18へ
浅く差し込み、仮係止用凹所31にそれぞれ係止爪19
を係止させ、これによってリテーナ9を仮係止位置に保
持する。アシストグリップ1は上記のようにして、クリ
ップ3が本体部2に一体化された状態で組み付け現場へ
搬入される。
3および本係止脚片26を室内パネル12の取付け孔2
4へ遊挿する。前述したように、仮係止位置においては
両差し込み脚片23はリテーナ9によって撓み規制がさ
れていないため、取付け孔24に対して撓み変形しなが
ら挿入され、各スペーサ突縁が室内パネル12に突き当
てられる位置まで挿入されると、復帰して仮係止縁25
を取付け孔24の開口縁に係止させる。これにより、ア
シストグリップ1全体が室内パネル12に対して仮保持
される。
深く押し込んで、本係止用凹所32に係止爪19が係止
する本係止位置に至らしめると、その間、係止軸部29
の先端の誘導面30が取付け孔24の孔縁と摺接するた
め、アシストグリップ1全体が図8のX矢視方向に移動
し、本係止脚片26の本係止縁27が取付け孔24の開
口縁に係止する。また、リテーナ9が本係止位置に至れ
ばリテーナ9は両差し込み脚片23の間に割って入った
状態となるため、両差し込み脚片23の撓み規制がなさ
れる。したがって、クリップ3は剛性の高い本係止脚片
26の本係止縁27と、撓み規制がなされた両仮係止縁
25がそれぞれ取付け孔24の三辺に係止するため、抜
け止めが確実になされる。
入されるまでの間は、本体部2はトーションばね17の
バネ力によって仮係止位置に保持されているリテーナ9
の上端部に当接するため、リテーナ9を図8に示す半時
計回りに倒伏させようとする。すると、本実施形態では
リテーナ9は仮係止用凹所31の段縁33に係止する一
方で、リブ22が係止溝34に係止するため、リテーナ
9全体は自動的に傾斜姿勢に保持される。したがって、
本体部2によって押し付けられても、本係止部へ移動し
てしまうことがなく、そのまま仮係止位置に保持される
ため、作業現場において仮係止位置へ戻すための修正作
業を強いられることがなく、作業性が損なわれることが
ない。本係止位置へ移動させる場合には、本体部2をト
ーションばね17に抗して起立させながらリテーナ9を
直立姿勢にし、そのまま軸線方向に沿って押し込めばよ
く、円滑な作業を行うことができる。
を示すものであり、この実施形態ではリテーナ9が直立
姿勢のときと傾斜姿勢のときとで仮係止用凹所31内に
おける保持の状況を変更するようにしたものである。す
なわち、仮係止用凹所31内には深さの異なる二つの領
域が上下に設定され、段縁33に近い側が深めに形成さ
れた傾斜保持部50であり、他の側が浅めに形成された
直立保持部51となっている。両保持部50,51の境
界部は段縁33と平行をなすように形成されている。そ
して、リテーナ9が直立姿勢にあるときには係止爪19
が浅めの直立保持部に係止するようにしてあり(図15
参照)、傾斜姿勢になったときには係止爪19は直立保
持部から移動して深めの傾斜保持部50に係止位置する
ようになっている(図16参照)。
は、リテーナ9が傾斜姿勢になったときに直立保持部5
1より深い傾斜保持部50へと係止位置が移行するた
め、係止爪19との係止代をより深くすることができ
る。したがって、本係止位置への不用意な移動防止をよ
り確実に達成することができる、という効果が得られ
る。なお、他の構成は第1実施形態と同様であり、もっ
て同様の作用効果を発揮することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
斜(段縁33)を形成したが、クリップ本体8側に形成
することも可能である。
リップ1を固定するためのクリップ3に適用した場合を
示したが、リテーナ9の押し込みを利用して固定するク
リップ3であれば適用対象は決して限定されるべきもの
ではない。
いる状態を示す断面図
いる状態を示す断面図
を示す断面図
を示す正断面図
断面図
断面図
用凹所の拡大断面図
用凹所の拡大断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車部品を車室内の取付面へ固定させ
るための樹脂製のクリップであって、 前記自動車部品に連結可能な基部とこの基部から一体に
設けられ、かつ取付け面に穿孔された取付け孔へ撓み変
形しつつ差し込まれ復帰時に取付け孔の孔縁に係止可能
な複数の係止脚部とを備えたクリップ本体と、 前記基部に貫通して前記各係止脚部の間に通じるリテー
ナ挿通孔に対し、前記取付け孔への差込み時における前
記各係止脚部の撓み変形を許容する仮係止位置と前記各
係止脚部の間に押し入り前記各係止脚部の撓みを規制し
て取付け孔への係止状態を保持する本係止位置との間で
移動可能なリテーナとからなり、 さらに、前記リテーナと前記リテーナ挿通孔の対向面の
いずれか一方には他方と係止し合うことで前記仮係止位
置において前記リテーナをリテーナ挿通孔の軸心に対し
傾斜した姿勢に保持する挿入規制部が設けられているこ
とを特徴とするクリップ。 - 【請求項2】 前記自動車部品は前記基部に対し回動可
能に取り付けられるとともに、その軸支部分にはトーシ
ョンばねが介在されて前記自動車部品をリテーナと当接
させて前記仮係止位置にある挿入規制部が係止する方向
に付勢することを特徴とする請求項1記載のクリップ。 - 【請求項3】 前記基部には前記リテーナ挿通孔を挟ん
で係止爪が撓み可能に起立するとともに、前記係止爪を
取り囲み前記本係止位置にあるときのリテーナの上部を
収容する筒壁が立設される一方、 前記挿入規制部は、前記リテーナの側面において傾斜し
た段縁を有しこの段縁の傾斜に沿って前記係止爪が係止
する第1挿入規制部と、前記リテーナが傾斜姿勢になっ
たときに前記筒壁の内壁と倒れ方向で対向する面との間
で相互に凹凸係合する第2挿入規制部とからなっている
ことを特徴とする請求項1又は2記載のクリップ。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3いずれかに記載の
クリップが、車室内の取付面に対向可能に組み付けられ
ていることを特徴とするクリップ付き自動車部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001191456A JP4698072B2 (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | クリップ、クリップ付き自動車部品及び回転式アシストグリップ |
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JP2001191456A JP4698072B2 (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | クリップ、クリップ付き自動車部品及び回転式アシストグリップ |
Publications (2)
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JP2003002102A true JP2003002102A (ja) | 2003-01-08 |
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