JP2003000335A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JP2003000335A
JP2003000335A JP2001188391A JP2001188391A JP2003000335A JP 2003000335 A JP2003000335 A JP 2003000335A JP 2001188391 A JP2001188391 A JP 2001188391A JP 2001188391 A JP2001188391 A JP 2001188391A JP 2003000335 A JP2003000335 A JP 2003000335A
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protrusion
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JP2001188391A
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Masayuki Sekine
正行 関根
Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
Hiroshi Ideshita
裕志 井手下
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Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体開閉時に容器本体と蓋体との間に摩擦力
を発生させて蓋体を任意の位置で静止させることがで
き、またその摩擦部における経時疲労を抑制することが
可能なコンパクト容器の提供。 【解決手段】 容器本体2と蓋体4の後端部間にはヒン
ジ部8が設けられている。ヒンジ部8は、ヒンジ片14
とヒンジブロック16とこれらを貫通するヒンジピン1
8とから構成される。ピン18の外側には容器本体2に
一体的に環状凸部26が設けられ、蓋体4には環状凸部
26がはめ込まれる嵌合凹部24が設けられる。蓋体4
が開動すると、突出部30が環状凸部26と嵌合凹部2
4との間の隙間27に入り込み、嵌合凹部24の内周部
24aとの間に摩擦力が発生し、フリーストップ機能が
実現される。蓋体閉止時には、突出部30が切欠凹部2
8にはめ込まれ、摩擦力が解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体にヒンジ
部を介して開閉可能に蓋体が枢着されたコンパクト容器
に関し、特に蓋体開閉時に蓋体を任意の位置で静止させ
るためのフリーストップ機能を備えたコンパクト容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に化粧料等を収納して持ち運ぶに
あたっては、コンパクト容器と呼ばれる容器が使用され
ている。このコンパクト容器は、化粧料等を収納する容
器本体と、この容器本体の上面を開閉する蓋体とから構
成され、容器本体の後方部との間にはヒンジピンが挿通
され、ヒンジ部が設けられている。蓋体は容器本体に対
して回動可能に枢着され、また蓋体の前方部と容器本体
の前方部との間にはフックが介設され、このフックが係
合することによって蓋体が閉止状態に保持されるように
なっている。蓋体の内面部には、通常、鏡板が装着され
ている。
【0003】このようなコンパクト容器にあっては、蓋
体の内面部に装着された鏡板を利用し易いようにするこ
とを目的として、蓋体を任意の角度で静止させるための
フリーストップ機能を備えたものがある。このフリース
トップ機能は、ヒンジピンと当該ヒンジピンが挿通され
る挿通孔との間に生じる摩擦力を利用して実現されたも
ので、蓋体の開閉操作を止めると、摩擦力により蓋体の
動きが規制され、その開閉操作を止めた位置で蓋体が静
止されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフリーストップ機能にあっては次のような問
題点を抱えていた。すなわち、ヒンジピンとそのヒンジ
ピンの挿通孔との間に摩擦力を発生させるために、容器
組立時にヒンジピンを挿通孔に圧入してヒンジピンと挿
通孔との間に常時一定の応力が加わるようにしているた
め、時間経過とともにヒンジピンがへたってしまうとい
う問題があった。これによって、ヒンジピンと挿通孔と
の間の摩擦力が徐々に弱くなって、最終的にはフリース
トップ機能が十分に利かなくなったり、またヒンジピン
が破損するなどの不具合を生じる虞があった。また、容
器組立時には、ヒンジピンを挿通孔に圧入しなければな
らなず、スムーズに挿入することはできないため、作業
が非常に煩雑になっていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、蓋体開閉時に蓋体を任意の位置
で静止させることができる上、経時疲労による性能低下
を抑制し得るようなコンパクト容器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係るコンパクト容器にあっては、容器
本体と蓋体とを備え、前記容器本体および前記蓋体の各
後端部にそれぞれ突設されたヒンジ片とヒンジブロック
とが相互に回動可能に連結され、前記蓋体が前記容器本
体に対して開閉可能に枢着されたコンパクト容器におい
て、前記ヒンジ片または前記ヒンジブロックのうちの少
なくとも一方に突出部を設け、他方に当該突出部が前記
蓋体の開閉時に当接して摩擦力を発生させつつ摺動する
摺動部を設けるとともに、前記蓋体が閉じられたときに
前記突出部を前記当接から解放する当接解放部を前記他
方に設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0007】このコンパクト容器では、蓋体開閉時に
は、一方に設けられた突出部が他方に設けられた摺動部
に当接して当該他方との間に摩擦力を発生させるため、
蓋体を任意の開動角度で静止させることができ、非常に
簡易な構造によりフリーストップ機能を実現することが
できる。また、蓋体が閉じられたときには、突出部が当
接解放部によって摺動部との当接から解放されるので、
突出部と摺動部との間に応力が発生することはなく、非
常に安定した状態に保持することができる。これによっ
て、経時疲労を可及的に抑制することができ、フリース
トップ性能の低下を防止することができる。長期間にわ
たって非常に安定したフリーストップ性能を実現するこ
とができる。
【0008】また、このコンパクト容器にあっては、前
記蓋体が所定の開き位置に達したときにその開き位置を
保持するために前記突出部が係合される係合凹部を前記
他方に設けたことを特徴とする(請求項2)。このよう
に係合凹部を設けることで、蓋体を所定の開き位置で係
止させることができる。蓋体を適当な角度で係止するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るコンパクト容
器の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。
図1〜図5は、本発明に係るコンパクト容器の第1実施
形態を示したものである。図1はその内部構造を示す断
面図である。図2はそのヒンジ部の構造を示す断面図で
ある。図3はそのヒンジ部の構造を示す組立分解斜視図
である。図4は蓋体閉止時のヒンジ部の様子を示す部分
拡大断面図である。図5は蓋体開放時のヒンジ部の様子
を示す部分拡大断面図である。
【0010】このコンパクト容器は、図1に示すよう
に、容器本体2と、この容器本体2と別体に形成された
蓋体4とから構成されている。これら容器本体2と蓋体
4とは、相互に重なり合うようにその外周形状が同一の
サイズに成形されている。容器本体2の上面には、化粧
料等を収容する中皿(図示外)を収納するための収納凹
部5が形成され、蓋体4の内面部には鏡板7が装着され
ている。容器本体2および蓋体4の後端部間にはヒンジ
部8が設けられ、容器本体2に対して蓋体4を開閉可能
に枢着している。
【0011】一方、容器本体2および蓋体4の前端部間
には、フック10が構成され、このフック10の係合状
態で蓋体4の閉止状態が保持されるようになっている。
フック10は、容器本体2の前端部に形成した凹部11
の後壁に形成した第1突起12と、蓋体4の前端部から
垂設した第2突起13とで構成され、第2突起の弾発力
13をもってこれら第1突起12と第2突起13とは係
脱可能に構成されている。
【0012】ヒンジ部8の構成について詳しく説明す
る。ヒンジ部8は、図2及び図3に示すように、容器本
体2の後端部(同図中右端部)の左右両側端部に突設さ
れた一対のヒンジ片14と、蓋体4の後端中央部に垂下
形成されたヒンジブロック16と、これら一対のヒンジ
片14とヒンジブロック16との各間に跨って挿通され
た一対のヒンジピン18とから構成されている。左右の
ヒンジ片14の間には切欠凹所20が形成されていて、
この切欠凹所20にヒンジブロック16が嵌め合わされ
ている。左右両側のヒンジ片14とヒンジブロック16
とは相互に密接した状態になっている。
【0013】左右両側のヒンジ片14とヒンジブロック
16との各間には、両者間に跨って一対のヒンジピン挿
通孔22が同軸上に形成され、ヒンジ片14の左右両側
方から各ヒンジピン挿通孔22内にヒンジピン18が挿
入されることで、各ヒンジ片14とヒンジブロック16
とが相互に連結され、蓋体4が容器本体2に対してヒン
ジ部8を中心に開閉可能に枢着されている。
【0014】そして、左右両側のヒンジ片14とヒンジ
ブロック16との各間には、図3に示すように、ヒンジ
ピン18の周りにこれを囲繞するようにして形成された
環状凸部26と、この環状凸部26がはめ込まれる嵌合
凹部24とが設けられている。環状凸部26は、ヒンジ
片14の内側部にこれより突出してヒンジピン挿通孔2
2と同軸に一体形成されている。また嵌合凹部24は、
ヒンジブロック16の左右両側部のヒンジピン挿通孔2
2の開口周縁部にヒンジピン挿通孔22と同軸に断面円
形状に切欠き形成されている。
【0015】環状凸部26が嵌合凹部24にはめ込まれ
ると、環状凸部26の外周部と嵌合凹部24の内周部2
4aとが相互に密接されるようになっている。また、環
状凸部26の外径寸法と嵌合凹部24の内径寸法との間
には若干の寸法差が設定され、環状凸部26と嵌合凹部
24との間には若干の微小な隙間27が形成されるよう
になっている。
【0016】嵌合凹部24の周壁部には、図3および図
4に示すようにその径方向に沿って切欠凹部28が形成
されている。切欠凹部28は、蓋体4を容器本体2に装
着する際に環状凸部26が嵌合凹部24にはめ込むため
に形成されたもので、本実施形態では扇状をなし、その
外周部の幅が環状凸部26の外径より大きな幅に設定さ
れている。また、その内周部の幅は環状凸部26の外径
寸法より若干小さくなるように設定され、環状凸部26
を嵌合凹部24にはめ込むときには、環状凸部26をこ
の切欠凹部24にはめ合わせて嵌合凹部24に向けて強
く押し込むことで、嵌合凹部24の周縁部が弾性変形し
て切欠凹部28が拡開して環状凸部26の通過が許容さ
れ、環状凸部26が嵌合凹部24にはめ込まれる。はめ
込まれた環状凸部26は嵌合凹部24からの脱落が防止
される。
【0017】なお、切欠凹部28の形状は扇形状に限定
されることはなく、その外周部が環状凸部26を無理な
く嵌入できる程度の幅に形成されるとともに、その内周
部が環状凸部26を少々の力で押し込んで通過させ得る
程度の小さな幅に設定されれば、どのような形状に形成
されても構わない。
【0018】本実施形態では、環状凸部26の外周部に
それぞれ突出部30が形成されている。この突出部30
は、環状凸部26の外周部からその径方向外方に向かっ
て突出形成されたもので、蓋体4が閉止状態のときに
は、図4に示すように、環状凹部24の切欠凹部28に
はまり込むように形成されている。すなわち、この切欠
凹部28は、本発明に係る当接解放部として機能するよ
うになっている。
【0019】フック10の係合を外し、蓋体4を開動操
作すると、突出部30は、図5に示すように、環状凸部
26の外周部と嵌合凹部24の内周部24aとの間の隙
間27に入り込む。突出部30の高さは、その隙間27
の幅寸法よりも若干大きく設定されており、隙間27に
入り込んだ突出部30は嵌合凹部24の内周部24aと
接触し、蓋体4の開動とともにその内周部24aに沿っ
て摺動する。即ち、この嵌合凹部24の内周部24aが
本発明に係る摺動部となっている。突出部30及びこの
突出部30と接触した嵌合凹部24の内周部24aの周
辺部には若干の弾性変形が生じ、この弾性変形によって
突出部30と嵌合凹部24の内周部24aとの間に押圧
力が働き、この押圧力が突出部30の摺動に伴い摩擦力
となって突出部30と嵌合凹部24の内周部24aとの
間に作用する。この摩擦力が蓋体4に対してその開動を
阻止する方向の抵抗力として加わる。蓋体4を開動させ
る場合には、この摩擦力に抗う力を付与して開動させる
必要がある。
【0020】蓋体4の開動を取り止めると、蓋体4は、
その摩擦力によって直ちに停止し、その開動を止めた位
置に静止される。摩擦力は、突出部30と嵌合凹部24
の内周部24aとが接触している間であればどこでも働
くため、蓋体4の静止位置はその間であればどこでも任
意に設定することができる。
【0021】蓋体4を閉動操作し、蓋体4を再びフック
10が係合される元の閉止位置まで回動させると、図4
に示すように、突出部30は嵌合凹部24の外縁部に形
成された切欠凹部28に入り込み、突出部30と嵌合凹
部24の内周部24aとの間の接触が解放され、突出部
30とこの突出部30に接触していた嵌合凹部24の周
辺部は弾性変形から開放される。このとき、容器本体2
と蓋体4との間に過大な応力を加えずに済み、容器本体
2と蓋体4とを非常に安定した状態にすることができ
る。
【0022】以上このコンパクト容器にあっては、容器
本体2側の突出部30とまた蓋体4側の嵌合凹部24の
内周部24aとの間に、蓋体4の開閉操作に伴って摩擦
力を発生させることができるから、蓋体4を任意の位置
で静止させることができ、フリーストップ機構を非常に
簡易な構成で実現することができる。しかも、蓋体4を
閉じたときには、容器本体2側の突出部30が蓋体4側
の嵌合凹部24の内周部24aとの接触から開放される
ため、容器本体2と蓋体4との間に過大な力を加えずに
済み、容器本体2および蓋体4を非常に安定した状態に
することができる。長期間にわたって非常に安定した状
態にフリーストップ性能を実現することができる。
【0023】図6〜図8は、本発明に係るコンパクト容
器の第2実施形態を示したものである。図6はそのヒン
ジ部の構造を示す組立分解斜視図である。図7は蓋体閉
止時のヒンジ部の様子を示す部分拡大断面図である。図
8は蓋体開放時のヒンジ部の様子を示す部分拡大断面図
である。
【0024】このコンパクト容器では、前述したコンパ
クト容器と異なり、突出部30の幅が小さく形成されて
いるとともに、この突出部30をはめ込み可能な係合凹
部42a,42bが蓋体4側の嵌合凹部24の内周部2
4aに設けられている。係合凹部42a,42bは、図
8に示すように、蓋体4が開動されて所定の回動角度に
達したときに突出部30が嵌合されるように形成された
もので、当該回動角度で突出部30が係合凹部42a,
42bにはめ込まれることで、蓋体4の開動が一旦停止
される。係合凹部42a,42bにはめ込まれた突出部
30は、摩擦力以上の力を加えない限り、突出部30が
係合凹部42a,42bから脱することはなく、蓋体4
を安易に開動し得ないようになっている。これによっ
て、ユーザーに対して蓋体4の適切な静止位置を知らせ
ることができる。本実施形態では、係合凹部42a,4
2bが嵌合凹部24の内周部に沿って前後に間隔をあけ
て二箇所形成され、蓋体4はその開動途中に前後二段階
で停止される。なお、突出部30が係合凹部42a,4
2bにはめ込まれているときには、突出部30と係合凹
部42a,42bとの間に押圧力が働いても働いていな
くともどちらでも構わない。
【0025】図9〜図12は、本発明に係るコンパクト
容器の第3実施形態を示したものである。図9はそのヒ
ンジ部の構造を示す組立分解斜視図である。図10はそ
のヒンジ部の構造を示す部分拡大断面図である。図11
は蓋体閉止時のヒンジ部の様子を示す部分拡大断面図で
ある。図12は蓋体開放時のヒンジ部の様子を示す部分
拡大断面図である。
【0026】このコンパクト容器では、前述した2つの
コンパクト容器と異なり、突出部30が相互に密接され
る環状凸部26の端面部に形成されているとともに、切
欠凹部28がその環状凸部26の端面と対向する嵌合凹
部24の内底部に、蓋体閉止時にこの突出部30がはめ
込まれる収容凹部52が形成されている。この収容凹部
52は切欠凹部28に連続して形成されたもので、本発
明に係る当接解放部として機能する。図9に示すよう
に、収容凹部52は、嵌合凹部24の底部に突出部30
の形状に対応して扇形状に成形されている。突出部30
は、図12に示すように、蓋体開閉時に嵌合凹部24の
内底部に当接して摺動し、嵌合凹部24の内底部との間
に摩擦力を発生させてフリーストップ機能を実現すると
ともに、蓋体閉止時に収容凹部52にはめ込まれ、嵌合
凹部24の内底部との間の摩擦力から解放するようにな
っている。このように場所に突出部30および収容凹部
52を設けても、本発明を実現することができる。
【0027】なお、本実施の形態では、突出部30が容
器本体2側に突設された環状凸部26に形成され、また
収容凹部28,52が、環状凸部26がはめ込まれる嵌
合凹部24に設けられていたが、本発明にあってはこの
ような形態に限らず、容器本体2と蓋体4との間に蓋体
開閉時に摩擦力を発生させることができ、また突出部の
当接を解放できればどのような場所に設けられても、ま
たどのような形態に形成されても構わない。
【0028】また、本発明に係る当接解放部にあって
は、前述した切欠凹部や収容凹部以外に突出部30を摺
動部との当接から隔離することができれば、例えば単に
窪んでいたり凹んでいたりするなどの形態も採用可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るコンパクト容器によれば、
容器本体または蓋体のうちの少なくとも一方に突出部を
設け、他方に当該突出部が蓋体開閉時に当接されて摺動
される摺動部を設け、突出部と摺動部との間に摩擦力を
発生させることで、蓋体を任意の位置で静止させ得るフ
リーストップ機能を非常に簡易な構造で実現することが
できるとともに、蓋体が閉じられたときに前記突出部を
前記当接から解放する当接解放部を設けたことで、突出
部と摺動部との間の応力発生を防止することができ、非
常に安定した状態に保つことができる。経時疲労を可及
的に抑制することができ、フリーストップ性能の低下を
防止することができる。長期間にわたって非常に安定し
たフリーストップ性能を実現することができる(請求項
1)。
【0030】また、このコンパクト容器にあっては、前
記蓋体が所定の角度に達したときに前記突出部が係合さ
れる係合凹部を設けたことで、蓋体を所定の開き位置で
係止させることができ、蓋体を適当な角度で係止するこ
とができる(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンパクト容器の第1実施形態の
内部構造を示す断面図である。
【図2】図1に示すコンパクト容器のヒンジ部の構造を
示す断面図である。
【図3】図1に示すコンパクト容器のヒンジ部の構造を
示す組立分解斜視図である。
【図4】図1に示すコンパクト容器の蓋体閉止時のヒン
ジ部の様子を示す部分拡大断面図である。
【図5】図1に示すコンパクト容器の蓋体開放時のヒン
ジ部の様子を示す部分拡大断面図である。
【図6】本発明に係るコンパクト容器の第2実施形態の
ヒンジ部の構造を示す組立分解斜視図である。
【図7】図6に示すコンパクト容器の蓋体閉止時のヒン
ジ部の様子を示す部分拡大断面図である。
【図8】図6に示すコンパクト容器の蓋体開放時のヒン
ジ部の様子を示す部分拡大断面図である。
【図9】本発明に係るコンパクト容器の第3実施形態の
ヒンジ部の構造を示す組立分解斜視図である。
【図10】図9に示すコンパクト容器のヒンジ部の構造
を示す部分拡大断面図である。
【図11】図9に示すコンパクト容器の蓋体閉止時のヒ
ンジ部の様子を示す部分拡大断面図である。
【図12】図9に示すコンパクト容器の蓋体開放時のヒ
ンジ部の様子を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
2 容器本体 4 蓋体 8 ヒンジ部 14 ヒンジ片 16 ヒンジブロック 18 ヒンジピン 20 切欠凹所 22 ピン挿通孔 24 嵌合凹部 26 環状凸部 28 切欠凹部(当接解放部) 30 突出部 42a,42b 係合凹部 52 収容凹部(当接解除部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手下 裕志 東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋体とを備え、前記容器本体
    および前記蓋体の各後端部にそれぞれ突設されたヒンジ
    片とヒンジブロックとが相互に回動可能に連結され、前
    記蓋体が前記容器本体に対して開閉可能に枢着されたコ
    ンパクト容器において、 前記ヒンジ片または前記ヒンジブロックのうちの少なく
    とも一方に突出部を設け、他方に当該突出部が前記蓋体
    の開閉時に当接して摩擦力を発生させつつ摺動する摺動
    部を設けるとともに、前記蓋体が閉じられたときに前記
    突出部を前記当接から解放する当接解放部を前記他方に
    設けたことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋体が所定の開き位置に達したとき
    にその開き位置を保持するために前記突出部が係合され
    る係合凹部を前記他方に設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のコンパクト容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099833A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Yoshida Industry Co., Ltd. コンパクト容器
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