JP2002540431A - アナログ・デジタル兼用チャネルを有する集積回路試験装置 - Google Patents

アナログ・デジタル兼用チャネルを有する集積回路試験装置

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JP2002540431A
JP2002540431A JP2000608188A JP2000608188A JP2002540431A JP 2002540431 A JP2002540431 A JP 2002540431A JP 2000608188 A JP2000608188 A JP 2000608188A JP 2000608188 A JP2000608188 A JP 2000608188A JP 2002540431 A JP2002540431 A JP 2002540431A
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ディントマン・ブライアン・ジェイ
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クリーダンス システムズ コーポレイション
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    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31917Stimuli generation or application of test patterns to the device under test [DUT]
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Abstract

(57)【要約】 集積回路(IC)テスタは、一組のデジタル/アナログ兼用のチャネルを有する。それぞれのテスタチャネルは、デジタル信号入力若しくはアナログ信号入力のいずれかをICターミナルに供給することのできるドライバと、DUTターミナルに現れるアナログ又はデジタルのIC出力信号のいずれかをデジタイズしてそれを処理して、試験中のそのIC出力信号の挙動を表す結果データを生成するレシーバを有する。一つの試験は、一連の試験サイクルで構成され、各試験サイクルの前に、各チャネル内のパターン発生器(30)が試験サイクル中のドライバ(34)とレシーバ(38)の動作を制御するためのデータを生成する。制御データは、ドライバ(34)がアナログ試験信号を生成すべきか又はデジタル試験信号を生成すべきかを制御し、試験サイクル中に試験信号がドライブされるべき大きさ、すなわち、論理レベルを制御し、更に、いかなる信号のステート変化又はその大きさの変化の試験サイクル中の時点を制御する。制御信号は、また、試験サイクル中にレシーバ(38)がIC出力信号を何時どのようにデジタイズして、更に、それを処理するのかを指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明は、一般的には、集積回路(IC)テスタに関するが、特には、そのそ
れぞれのチャンネルにおいてアナログテストとデジタルテストの双方を行う性能
を有するテスタに関する。
【0002】 関連技術の説明 アナログ−デジタルコンバータ(ADC)又はデジタル−アナログコンバータ
(DAC)のような集積回路(IC)が、アナログとデジタルの入力/出力信号
の両方を有するとき、それはアナログとデジタルの両チャネルを有する集積回路
テスタによって試験されるべきである。例えば、ADCを試験するために、テス
タはアナログ入力信号をADCに供給してそれが生成する一連のデジタル出力信
号を監視してADCがそのアナログ入力信号を適切にデジタイズしているか否か
を判断しなければならない。反対に、DACを試験するためには、テスタは一連
のデジタルデータ値を入力としてDACに供給し、そして、DACのアナログ出
力信号を監視してそれが入力データシーケンスによって定義された動作をしてい
るか否かを判断しなければならない。
【0003】 図1は、ADC又はDAC若しくは他の被測定アナログ/デジタルデバイス(
DUT)4を試験するために、N個一組のデジタルチャネルD1−DNとM個一
組のアナログチャネルA1−AMを有する代表的な汎用ICテスタを図示してい
る。それぞれのデジタルチャネルD1−DNは、DUT4の個々のデジタルI/
Oターミナルに接続されており、更に、デジタル試験信号入力をそのターミナル
に供給するか、若しくは、そのターミナルにおいて生成されたデジタルDUT出
力信号をサンプリングしてそのステートを決定するかのうちのいずれかを行うこ
とができる。それぞれのアナログチャネルA1−AMは、アナログDUTのI/
Oターミナルに接続されており、さらに、アナログ試験信号入力をそのターミナ
ルに供給するか、若しくは、そのターミナルにおけるDUT出力信号をデジタイ
ズしてそのDUT出力信号の挙動を表す波形データシーケンスを生成するかのう
ちのいずれかを行うことができる。「ロードボード」8は、DUT4を試験中保
持して、DUT4のそれぞれのI/Oターミナルと適切なデジタルチャネルD1
−DN又はアナログチャネルA1−AMの間に信号を転送するためのトレース7
を提供する。
【0004】 一つの試験は一連の試験サイクルで構成され、そして、各試験サイクルの開始
前にそれぞれのデジタルチャネルD1−DNは試験サイクル中になにをなすべき
かをそれに命じるためのベクタ(データ値)を必要とする。そのベクタは、例え
ば、チャネルに対してそれが試験サイクル中にDUT4のターミナルに供給する
試験信号のステートを何時どのようにして変更するのかを命じることができるか
、若しくは、チャネルに対してそのターミナルにおいて発生されたデジタルDU
T出力信号をサンプリングしてそれが予想されるステートであるか否かを判定す
るように命じることができる。それぞれのアナログチャネルA1−AMは、また
、試験中になにをなすべきかをそれに命じるデータを必要とする。例えば、ある
アナログチャネルがアナログ試験信号を発生すべきである場合、そのチャネルは
、アナログ試験信号が試験中に時間と共にどのように変動するのかをそれに命じ
るデータシーケンスを必要とする。アナログチャネルがアナログDUT出力信号
をデジタイズすべきときには、それはその出力信号を何時サンプリングするのか
をそれに命じるデータを必要とする。
【0005】 試験の開始前に、バス10を介してすべてのデジタル及びアナログチャネルD
1−DNとA1−AMに接続されたホストコンピュ−タ2は、必要なベクタとプ
ログラミングデータをそれぞれのデジタルチャネルとアナログチャネルに送信す
る。その後、ホストコンピュ−タ2は、スタート信号STARTを同時にすべて
のチャネルに送信して、それらに試験を開始するように命じる。そして、チャネ
ルD1−DNとA1−AMは、クロック源9によって生成されたマスタクロック
信号(CLOCK)にそれらの作業を同期して、それらの入力ベクタと制御デー
タによって定義された試験作業の実行を開始する。
【0006】 一つの試験が数百万回の試験サイクルにまで及ぶことがあるので、そして、そ
れぞれのデジタルチャネルD1−DNが各試験サイクルに対してその試験作業を
定義するためにベクタデータを記憶しなくてはならないので、そのデータを記憶
するそれぞれのデジタルチャネル内のベクタメモリは、かなり大容量でなければ
ならない。ベクタメモリのサイズを最小にする一つの方法は、各ベクタ内のビッ
ト数をできるだけ小さく維持する、一方、ベクタが選択可能な各種の試験イベン
トとイベント回数の間を区別するための十分なビット数を提供することである。
ベクタを小さく維持するためには、それは効率よくコード化されねばならない。
代表的なテスタにおいては、ベクタは一定の決められたサイズであり、デジタル
チャネルのベクタのある種のフィールドがチャネルが行うべき作動を示すために
リザーブされているが、一方、ベクタの他のフィールドはそのチャネルがその作
動を行うべきサイクル中の回数を示すためにリザーブされている。試験中にチャ
ネルによって実行される試験作業の範囲とタイミングが、リザーブされたフィー
ルドを有する決められた長さのベクタによって定義される作動範囲と回数に比べ
て比較的に小さいときには、ベクタフィールドについてそのような固定されたア
ローケーションシステムには本来的な無駄がある。したがって、テスタが動的に
ベクタサイズを選択して、実行すべき試験の要件に整合するようにそれぞれのベ
クタに意味を付与することができれば有益である。
【0007】 アナログチャネルとデジタルチャネルの両方を有する汎用テスタは、大抵、い
ずれかの特定の試験中においてもそのチャネルメモリのリソースをすべて使用す
ることはできない。例えば、純粋なデジタルDUTを試験するときには、アナロ
グチャネルは必要ないし、また、純粋なアナログDUTを試験するときには、デ
ジタルチャネルは必要ない。このように、試験されているDUTのタイプに応じ
て、テスタのチャネルメモリと他のリソースの多くがアイドル状態のままである
。テスタがそのリソース、特に、そのメモリリソースをもっと柔軟にアロケート
することができれば、より長くより複雑な試験を実行することができる。例えば
、試験がデジタルチャネルのみを必要とする場合、アイドル状態のアナログチャ
ネルのメモリリソースがデジタルチャネルに対して何らかの方法で有効になり、
より長いベクタ又は命令シーケンスを記憶することができるのであれば有用であ
る。
【0008】 各チャネルをできるだけDUTに対して近接配置してDUT入出力信号が各チ
ャネルとDUTターミナルの間のロードボードルーティングパス7に亘って遠く
に伝送しないようにすれば有用である。短い信号パスは、信号の歪みを低減する
ことに役立ち、試験がより高い信号周波数で実行できるようになる。図1のテス
タアーキテクチュアは、アナログチャネルとデジタルチャネルの両方を有するの
で、そして、それぞれのチャネルがテスタ内においてある量のスペースを必要と
するので、デジタルチャネルのみを使用するテスタにおけるようにはDUTに近
接してそれらを配置することは困難である。したがって、ロードボード8は比較
的に長い信号ルーティングパス7を必要とする。このために、アナログチャネル
とデジタルチャネルの両方を有する汎用テスタは、デジタルチャネルのみを有す
る同様のテスタにおけるほど高周波数で純粋のデジタル試験を行うことはできな
い。したがって、そのチャネルによって必要とするスペース量を最小にする汎用
のアナログ/デジタルテスタのためのアーキテクチュアを提供できれば有益であ
る。
【0009】 汎用のアナログ/デジタルテスタが様々なアナログ及びデジタルのピン配列を
有するDUTを試験することができなければならないので、テスタチャネルをど
のようにしたら最もよく配置することができるのかを知ることは不可能である。
アナログチャネルとデジタルチャネルの間のリソースをどのようにしたら最もよ
くアロケートできるのかも判らないし、アナログチャネルとデジタルチャネルを
どのようにしたら最もよく配置して信号パスの距離を最小にすることができるの
かも判らない。一つのDUTピン配列に対して最適な試験チャネルの配置は、異
なるピン配列を有するDUTに対しては最適ではない。したがって、チャネル配
置がすべてのDUTピン配列に対して実質的に最適であるテスタを提供すること
は有益である。
【0010】 DUT4に対して一連の試験を実行する必要があるとき、ホストコンピュ−タ
2は連続する各試験の後で各チャネルを再プログラムしなければならない。ホス
トコンピュ−タ2が、各チャネルを再プログラムするために、大量のデータをバ
ス10に亘って各チャネルに対して送らなくてはならないので、各試験の間のそ
のような再プログラミングのための労力は、たびたび、実質的に試験それ自体よ
りもより多くの時間を必要とする。この再プログラミング時間は、実質的にテス
タのスループットを制限してしまう。試験と試験の間に再プログラミングをする
必要のない一連のデジタル/アナログ試験を実行することが可能なテスタを提供
することは有益である。
【0011】 必要なのは、デジタル信号とアナログ信号の両方を保持することができる集積
回路テスタであり、該テスタとDUTの間の信号ルーティング距離を最小にし、
そして、メモリリソースを有効利用するものである。
【0012】発明の要約 本発明の一つの測面に関して、集積回路(IC)テスタは、一組のデジタル・
アナログ兼用チャネルであって、それぞれが被測定集積回路デバイス(DUT)
の各ターミナルにおいて一連の試験作業を実行するものを有する。そのテスタは
、一回の試験を一組の連続する試験サイクルで構成し、そして、それぞれの試験
サイクル中において、各チャネルは、アナログ試験信号入力又はデジタル試験信
号入力をDUTターミナルに供給するか、若しくは、そのターミナルにおけるD
UTのアナログ出力信号又はデジタル出力信号を処理してDUTの動作を示す出
力データを生成するかのいずれかを行うことができる。それぞれのチャネルがア
ナログ試験作業若しくはデジタル試験作業のいずれかを実施することができるの
で、アナログチャネルやデジタルチャネルを個々に提供する必要はない。本発明
に関するデジタル/アナログ兼用チャネルは専用のデジタルチャネルよりもそう
大きいものではないので、それは個々のアナログチャネルの空間的必要条件を排
除する。したがって、兼用チャネルは、一組の専用のアナログチャネルとデジタ
ルチャネルに比べてDUTにより近接配置され、それによって、各試験がより歪
みのないより高い周波数で実施できるようになる。
【0013】 すべてのチャネルがアナログとデジタルの両方の性能を有するので、アナログ
チャネルとデジタルチャネルの間でチャネルリソースをどのようにアロケートし
たら最もよくなるかを気にする必要はないし、DUTの入出力ピンに関連してど
のようにしたらチャネルを最もよく配分することができるのかを判断することも
より簡単になる。DUTのアナログ及びデジタルの各ピンの相対的な配置関係に
かかわらず、すべてのDUTピン配列に対するチャネル配分を実質的に最適にす
ることができる。兼用チャネルは、また、アナログ試験とデジタル試験の両方に
とって必要である2つの個別のチャネルをDUTピンに接続する必要性をなくす
【0014】 本発明の他の測面においては、それぞれのテスタチャネルは、ドライバとレシ
ーバとタイミング信号発生器を有する。ドライバは、各試験サイクル中にデジタ
ル試験信号又はアナログ試験信号をDUTターミナルに供給することができ、そ
して、レシーバは各サイクル中にそのDUTターミナルに現れるDUT出力信号
をサンプリングしそれを処理して、その出力信号の挙動を表すチャネル出力デー
タを生成することができる。タイミング信号発生器は、試験作業を実行するとき
のタイミング基準として使用するためにタイミング信号をドライバとレシーバに
供給する。
【0015】 本発明の更なる測面においては、それぞれのチャネルは、また、パターン発生
器を有する。試験開始前に、ホストコンピュ−タは、パターン発生器をプログラ
ムして各試験サイクル中に出力データ値(ベクタ)を発生するようにする。ベク
タは、ドライバとレシーバが試験サイクル中に実行すべき試験作業をレファレン
スし、更に、その作業が実行されるべき試験サイクル中の時点もレファレンスす
る。各チャネルに内蔵された参照テーブルは、ベクタをデコードしてドライバと
レシーバとタイミング信号発生器への制御データ入力を生成して、それらに試験
サイクル中になにをなすべきかを命じる。その制御データは、ドライバに対して
、試験サイクル中にそのアナログ出力信号若しくはデジタル出力信号のステート
又は大きさをどのように変更するのかを命じ、更に、レシーバに対して、試験サ
イクル中にDUT信号をどのようにサンプリングし、更に、それを処理してその
挙動を表す出力データを生成するのかを命じる。タイミング信号発生器への制御
データ入力は、それに対して、その出力タイミング信号を試験サイクル中の何時
アサートすべきかを命じる。あるタイミング信号は、ドライバに対して、試験サ
イクル中の何時その入力制御データに応答するのかを命じ、一方、他のタイミン
グ信号は、レシーバに対して、試験サイクル中の何時それがその入力制御データ
に応答すべきかを命じる。
【0016】 本発明の他の測面においては、それぞれのテスタチャネルのドライバは、参照
テーブルからの制御データ入力のレベル「LEVEL」フィールドによって決定
される大きさを有する出力信号を発生するデジタル−アナログコンバータ(DA
C)を有する。トライステートバッファは、DAC出力をバッファしてDUTへ
のアナログ又はデジタル試験信号を生成する。ドライバ出力がアナログ信号であ
るときは、その制御データ入力のレベルフィールドLEVELは連続する試験サ
イクルに亘ってステート領域を通じて一命令ずつ実行し、さらに、DAC出力は
、所望のアナログ出力信号の段階的な近似として現出する。DACとトライステ
ートドライバの間に挿入されたフィルタはDAC出力信号を濾過して、平滑に変
換されたアナログ出力信号を生成するために、DACの離散レベルによって生成
されたエッジを平滑にする。ドライバ出力がデジタル信号であるときは、DAC
とトライステートバッファの間からフィルタが取り除かれて、ドライバ出力信号
はデジタル信号の離散ステート変化特性を表す。ドライバに供給された制御デー
タは、ドライバ出力信号の大きさを制御するだけではなく、それはフィルタの各
種特性と共にそのフィルタがDACとトライステートドライバの間に挿入される
か否かを制御する。制御データの他のビットは、また、チャネルがDUTターミ
ナルを動的にドライブすベきではないときに、バッファをトライステートにする
ことができる。本発明の兼用ドライバは、多くの同じ構成部品を使用してアナロ
グ試験信号とデジタル試験信号の両方を生成するので、それは専用のデジタルド
ライバに比べてそう大きくはない。
【0017】 本発明の他の測面においては、それぞれのテスタチャネルは、その入力試験信
号に応答して、DUTの動作を示すテスタ出力データを生成するために、アナロ
グDUT出力信号又はデジタルDUT出力信号のいづれかをデジタイズして処理
することのできるレシーバを有する。そのレシーバは、DUT出力信号の大きさ
を表している出力データを得るために、入力タイミング信号によって指定される
それぞれの試験サイクル中のある時点において、アナログDUT出力信号又はデ
ジタルDUT出力信号をデジタイズするためのデジタイザを有する。レシーバへ
の制御データ入力は、レシーバに対して、デジタイザ出力を処理して試験サイク
ル中のDUT動作を表しているデータをどのように生成するのかを命じる。例え
ば、DUT出力信号がデジタル信号であるときは、レシーバへの制御データ入力
はそのデジタル信号の予想される論理レベルを示し、更に、デジタイザ出力が予
想される論理レベルではないときには、レシーバに対して、故障出力信号FAI
Lを生成するように命じることができる。さもなければ、他の例として、DUT
出力信号がアナログ信号であるときは、その制御データは、ドライバに対して、
収集メモリにそれぞれの試験サイクルに対するデジタイザ出力を記憶して、後で
ホストコンピュ−タによって読み出されて分析されるアナログDUT出力信号を
表している波形データシーケンスを提供するように命じることができる。本発明
の兼用レシーバが、同様の組の構成部品を使用して、柔軟にデジタル信号とアナ
ログ信号の両方を処理するので、それは専用のデジタルレシーバに比べてもそう
大きなものではない。本発明に関する兼用のテスタチャネルを採用したテスタア
ーキテクチュアは、専用のアナログチャネルとデジタルチャネルを採用した従来
のテスタに比べてリソースをより有効に利用する。例えば、デジタル信号のみを
含む試験において、従来のテスタチャネルはアナログチャネルにアロケートされ
たリソースを使用してはいない。しかしながら、本発明に関する兼用チャネルを
採用したテスタにおいては、それぞれのチャネルのリソースのすべてはデジタル
動作に割り当てられ、それぞれのチャネルのリソースのうちの極小さな部分がア
イドル状態に置かれている。反対に、チャネルが試験中アナログチャネルとして
のみ作動すべきであるときには、そのリソースのすべてが実質的にアナログ機能
に割り当てられる。本発明の兼用チャネルアーキテクチュアは、チャネルがドラ
イバとして作動すべきであるか又はレシーバとして作動すべきかに応じて、そし
て、アナログ信号か又はデジタル信号を生成すべきか、若しくは、受信すべきか
に応じて、それがそのパターン発生リソースを効率的にアロケートできるという
点で特に順応性を有する。このリソースの有効利用は、様々なアナログ試験とデ
ジタル試験を行えるその性能に影響を及ぼすことなく、兼用テスタアーキテクチ
ュアを非常にコンパクトなものにする。
【0018】 本明細書の結論部分は、本発明の主題を特に指摘し且つ明確に権利主張してい
る。しかし、当業界で通常の知識を有する者は、同じ引用符号が同じ構成要素を
指し示している添付の図面を参照して、本明細書の残りの部分を読むことによっ
て、本発明の構成と操作方法の双方を、更に、その効果と目的をも最もよく理解
する。
【0019】好適な実施の形態の説明 テスタアーキテクチュア 図2は、被測定ICデバイス(DUT)22を試験するための本発明に関する
集積回路(IC)テスタ20をブロック図形式で図示している。DUT22は、
例えば、アナログ信号とデジタル信号の両方によって通信するアナログ−デジタ
ルコンバータのようなデバイスである。テスタ20は、N個一組の兼用チャネル
C1−CNであって、それぞれがDUT22の個々の入力/出力(I/O)ター
ミナルにおいて一連の試験作業を実行するものを有する。試験中においてDUT
22が搭載されるロードボード27は、それぞれのチャネルC1−CNをDUT
22の対応I/Oターミナルに接続するための一組のトレース29を有する。
【0020】 一つの試験は、セントラルクロック源25からそれぞれのチャネルC1−CN
に供給されたクロック信号CLOCKの各パルスのエッジによってサイクルが決
められる連続する試験サイクルで構成されている。各試験サイクル中において、
それぞれのチャネルC1−CNは、アナログ試験信号入力又はデジタル試験信号
入力をDUT22の入力ターミナルに供給するか、又は、そのターミナルに現れ
るDUTアナログ出力信号又はDUTデジタル出力信号をデジタイズして、それ
を処理して試験サイクル中のDUT出力信号の挙動を示す試験結果のデータを生
成する。試験前に、ホストコンピュ−タ24は従来のコンピュータバス26を経
由してそれぞれのチャネルC1−CNにプログラムを書き込む。それぞれのプロ
グラムは、チャネルに対して、その試験のそれぞれのサイクル中に何をすべきか
を命じる。そして、ホストコンピュ−タ24は、トリガバス28を経由して開始
信号STARTを同時にすべてのチャネルC1−CNに送り、それらに自らの試
験プログラムの実行を開始するように命じる。すべてのチャネルC1−CNが試
験の終了に達したときは、それらは終了信号ENDをホストコンピュ−タ24に
送る。そして、ホストコンピュ−タ24は、DUT保持機器(図示しない)に信
号を送ってテスタ20からDUT22を取り出し、それを次に試験すべきDUT
と交換する。
【0021】 ホストコンピュ−タ24は、各種のチャネルC1−CNをプログラムしてそれ
ぞれの試験サイクル中においてDUT22の出力信号を監視し、更に、DUT2
2の出力信号が予測されたようには挙動しなかった試験の時にはトリガバス28
上で故障信号FAILを外部に送信することができる。そのような場合、故障信
号FAILは、すべてのチャネルC1−CNとホストコンピュ−タ22に対して
、そのDUTが試験に不合格となったこととその試験が終了すべきであることを
知らせる。ホストコンピュ−タ24は、別な場合、各種のチャネルC1−CNの
それぞれをプログラムしてそれぞれの試験サイクル中にアナログ又はデジタルの
DUT出力信号をデジタイズして、DUT出力信号の挙動を示すデジタル波形デ
ータを生成することができる。そして、そのようなチャネルのそれぞれは、内部
の収集メモリ内にその結果を記憶する。その後、ホストコンピュ−タ24がトリ
ガバス28上の終了信号ENDを検出したとき、それはそれらのチャネルの収集
メモリ内に記憶された波形データにリードアクセスしてそれを分析し、DUT2
2が試験にどのように応答したのかを判定する。
【0022】 図2のテスタ20のそれぞれの兼用チャネルC1−CNがアナログとデジタル
の両方のDUT入力信号若しくはDUT出力信号を取り扱えるので、図1のテス
タ1のような個別の専用アナログチャネルと専用デジタルチャネルを提供する必
要はない。それぞれの兼用チャネルC1−CNが代表的な専用デジタルチャネル
とほぼ同じサイズであるので、テスタ20のチャネルを実装している回路ボード
は、従来のテスタ1のチャネルD1−DNとA1−AMを実装している回路ボー
ドに比べて、必要としているトータル空間は、より少ない。よりコンパクトであ
るために、チャネルC1−CNはDUT22により近接配置されることが可能で
ある。チャネルC1−CNとDUT22の間に信号を転送するロードボード27
のトレース29は、したがって、テスタ1のロードボード8上のトレース7より
もより対称的となり、更に、より真っ直ぐに且つより短くすることができる。チ
ャネルC1−CNとDUT22の間のより短い単独の信号通路により、テスタ2
0のチャネルC1−CNは、従来のテスタ1の各チャネルに比べて、DUT22
とより高周波数信号でより低歪みの通信することができる。
【0023】 チャネルアーキテクチュア 図3は、図2のデジタル/アナログチャネルC1をより詳細なブロック図形式
で図示している。チャネルC2−CNも同様である。チャネルC1は、各試験サ
イクルに先行して出力ベクタ(VECTOR)を生成するためのパターン発生器
30を有している。それぞれのベクタVECTORは、チャネルC1がその試験
サイクル中に実行すべき作業(単数若しくは複数)を示すデータ値である。それ
ぞれの試験サイクルの前に、ランダムアクセスメモリ(参照テーブル32)がカ
レントなパターン発生器出力ベクタVECTORをデコードして3組の制御デー
タDC、TC、RCを生成する。
【0024】 チャネルC1は、図2のDUT22への入力として供給される出力信号(DU
T_IN)を生成するためのドライバ回路34を有している。DUT_INはア
ナログ信号であってもデジタル信号であってもよい。それぞれの試験サイクルの
開始の直前にドライバに供給された参照テーブル32のDCデータ出力は、ドラ
イバ34に対して、次の試験サイクル中においてDUT_IN信号をどのように
して、少しでも、変化させるのかを知らせる。例えば、DUT_INがアナログ
信号であるとき、DCデータはドライバ34に命じてその大きさを増減させる。
DUT_INがデジタル信号であるとき、DCデータはドライバ34に対して試
験サイクル中に信号のステートを変更するように命じることができる。DCデー
タは、また、ドライバ34に対して試験サイクル中においてDUT_IN信号を
トライステートにしそれが図2のDUT22に入力信号を送らないようにするこ
ともできる。チャネルC1は、また、DUT出力信号(DUT_OUT)をデジ
タイズしてそれを処理してチャネル故障出力信号FAILを生成するか、収集メ
モリ40に記憶されるべき結果のデータRESULTSを生成するためのレシー
バ回路38を有している。それぞれの試験サイクルの開始時にレシーバ38に供
給された参照テーブル32のRCデータ出力は、レシーバ38に対して、それが
その試験サイクル中においてDUT_OUT信号をデジタイズしてDUT_OU
T信号の大きさを示すデジタル波形データ値を生成すべきであるか否かを知らせ
る。RCデータは、また、ドライバ38に対して、そのデジタライズされたデー
タを処理してテスタチャネル故障出力信号FAILを生成すべきか否か、そして
、どのように処理すべきかを知らせるか、若しくは、収集メモリ40に結果のデ
ータRESULTSとしてのデジタル波形データを記憶すべきか否かを知らせる
【0025】 チャネルC1は、また、ドライバ34への入力として供給されるタイミング信
号TIMING1と、レシーバ38への入力として供給されるタイミング信号T
IMING2を生成するために参照テーブル32のTC出力によって制御される
タイミング信号発生器36を有する。タイミング信号TIMING1のエッジは
、ドライバ34に対して、それがその入力DCデータによって指示された試験作
業を試験サイクル中の何時実行すべきであるかを知らせる。タイミング信号TI
MING2のエッジは、ドライバ34に対して、それがDUT_OUT信号を試
験サイクル中の何時デジタイズすべきであるかを知らせる。それぞれの試験サイ
クルの開始時点で参照テーブル32がタイミング信号発生器36に供給するTC
データは、試験サイクル中のタイミング信号TIMING1とTIMING2の
各エッジのタイミングを示している。
【0026】 このように、参照テーブル32によってデコードされたとき、パターン発生器
30のそれぞれのベクタ出力VECTORはDCデータを提供して、ドライバ3
4に対して、試験サイクル中においてアナログ又はデジタルのDUT_IN信号
のステート又は大きさをどのように変化するのかを知らせ、そして、RCデータ
を提供して、レシーバ38に対して、試験サイクル中においてアナログ又はデジ
タルのDUT_OUT信号をどのようにデジタライズしてそれを処理するのかを
知らせ、更に、TCデータを提供を提供して、試験サイクル中においてドライバ
34とレシーバ38の各作業のタイミングを制御する。図2のホストコンピュ−
タ24は、試験開始前にバス26を介して個別のプログラミングを各チャネルC
1−CNのパターン発生器30に書き込むことができる。そのプログラムは、試
験中にパターン発生器30が生成すべきベクタシーケンスVECTORを定義す
る。各パターン発生器30をプログラムした後で、ホストコンピュ−タ24はト
リガバス28を経由して開始信号STARTを同時にすべてのチャネルC1−C
Nのパターン発生器30に送り、パターン発生器に自らのプログラムの実行を開
始するように命じる。このように、それぞれのパターン発生器30は、図2のソ
ース25からのクロック信号CLOCKの各パルスに応答して、ベクタシーケン
スVECTORをそのローカルな参照テーブル32に供給することを開始する。
DUT_OUT信号が予想されるような挙動をしていないことを検出した後でい
ずれかのチャネルC1−CNのレシーバ38が故障信号FAILを生成するよう
な試験中においては、トリガバス28は故障信号FAILをすべてのチャネルC
1−CNのパターン発生器30に送って、それらにプログラムの実行を停止して
次の試験の開始まで待機するように命じる。パターン発生器30が故障信号FA
ILを検出することなくそのプログラムの終了に達したときには、プログラムの
最後の命令がそれに終了信号ENDをホストコンピュ−タ24に送って試験の完
了を示すように命じる。
【0027】 ベクタ幅制御 以下に詳述するように、ドライバ34とレシーバ38は、それぞれ様々な各種
の試験作業を行うことができる。いかなる試験サイクルにおいても、ドライバ3
4はDUT_IN信号をトライステートにすることができるか、又は、DUT_
IN信号を多数の大きさのうちのいずれか一つに設定することができる。ドライ
バ34は、また、DUT_INを図2のDUTに送り出す前にそれを様々な方法
で調節可能に処理することもできる。タイミング信号発生器36は、また、その
出力タイミング信号TIMING1とTIMING2に対して広範なタイミング
オプションを提供する。それぞれの試験サイクル中において非常に多くの各種の
ドライバ34とレシーバ38とタイミング信号発生器36のオプションから直接
選択するために、パターン発生器30の各ベクタ出力VECTORは、多くのビ
ット数を有していなくてはならない。しかし、パターン発生器30が大規模なメ
モリを有するように多くのベクタVECTORが要求するので、その出力ベクタ
VECTORの幅を制限することが好適である。いずれか所定のチャネルC1−
CNのドライバ34とレシーバ38とタイミング信号発生器36はいずれかの試
験中において多くの異なる種類の試験作業やイベントタイミングのうちのいずれ
かを実行することができるかもしれないが、いずれかの特定の試験は、通常それ
ぞれのチャネルがそのようなイベント/タイミング組み合わせのうちの比較的少
数のもののみを実行するように要求する。例えば、試験中において、特定のチャ
ネルC1−CNはデジタル試験信号DUT_INを生成することのみを必要とし
、そして、DUT_OUT信号をデジタイズすることを不必要とするかもしれな
い。また、そのタイミング信号のステート変更は、それぞれの試験サイクルにお
いて比較的少ない回数に制限されるかもしれない。そのような場合、パターン発
生器30によって生成されたベクタデータVECTORは、チャネル作業とイベ
ントタイミングの比較的に少ない組み合わせのうちからの選択だけをする必要が
ある。
【0028】 試験前に、図2のホストコンピュ−タ24は、パターン発生器30のベクタ出
力VECTORの可能な値に対応して、適切なDC、TC、RCデータ値をそれ
ぞれの参照テーブル32のそれぞれのアドレスに書き込む。それぞれの試験サイ
クル中において、パターン発生器30のベクタ出力VECTORが参照テーブル
32のアドレスを指定したとき、パターン発生器はそのアドレスに記憶されてい
たDC、TC及びRCをドライバ34とタイミング信号発生器36とレシーバ3
8に読み出す。このように、DC、TC及びRCのデータは、チャネルC1が実
行可能な広範な試験イベントとタイミングのオプションのうちからの選択のため
に必要な多くのビット数を有するが、一方、パターン発生器30のベクタ出力V
ECTORは、試験中においてチャネルが実際に実行するであろう比較的に少数
のそのようなイベントとタイミングのオプションのうちから選択するための十分
な情報を有することだけが必要である。ホストコンピュ−タ24は、試験開始前
に「ビット対サイクル」データ(B/C)をバス28を介してパターン発生器3
0内のレジスタに書き込むことによって、パターン発生器30が試験中に生成す
べきベクタ出力VECTORの情報幅を定義する。パターン発生器30がそれぞ
れの試験サイクル中に生成するベクタVECTORは、16ビットの一定のサイ
ズを有するが、それが搬送する情報は試験の条件に応じて1乃至16ビットの範
囲に亘ることがある。ビット対サイクル(W)の数が16未満であるとき、パタ
ーン発生器30は、ベクタVECTORの低位Wビットのみを発生し、ベクタV
ECTORのより高位のビット(16−W)を論理0に設定する。したがって、
ホストコンピュ−タ24は、テーブルデータTABLE_DATAをベクタVE
CTORの低位Wビットによってアドレス指定された特定の参照テーブル32の
アドレスに書き込むことのみが必要である。このベクタVECTORサイズの順
応性は、ホストコンピュ−タがそれぞれのパターン発生器30に提供しなくては
ならないプログラムのサイズを最小にするのに役立ち、従って、ホストコンピュ
−タ24がテスタ20をプログラムして試験を実行するために必要なデータ量を
減らすことに貢献する。それは、また、プログラム命令がチャネルC1−CN内
の有効メモリに圧縮される効率を改善する。
【0029】 リソース占有 図1の従来のテスタ1のDUT4がN個のターミナルを有するとすると、その
うちのいくつはデジタル信号を通じて通信し、そして、そのうちのいくつかはア
ナログ信号を通じて通信する。DUT4が個別のデジタルチャネルD1−DNと
アナログチャネルA1−AMを有しているので、各種のDUTのチャネルD1−
DNとA1−AMは、デジタルとアナログのDUTターミナルの相対的な比率に
依存して、試験中に一方は活動し他方は不活動となる。そのような場合において
、不活動チャネルのプログラム記憶他のリソースは、それらが試験中に使用され
ない限り、「アイドル」状態である。
【0030】 一方、図2のテスタ20の各チャネルC1−CNがアナログチャネル又はデジ
タルチャネルのうちのいずれかとして機能することができるので、N個すべての
チャネルC1−CNは、DUTN個のターミナルを試験するときに利用されるこ
とが可能であり、チャネルリソースが試験中に無駄にされる必要がない。再び図
3に関して、参照テーブル32がパターン発生器30のベクタ出力VECTOR
をデコードして、ドライバ34とレシーバ38によって実行されるべき試験作業
を選択するために、更に、それぞれの試験サイクル中においてそれらの試験作業
のタイミングを制御するために、DC、TC及びRC制御データを生成する。図
3のドライバ34とレシーバ38がデジタル信号又はアナログ信号を発生するか
又はデジタイズすることができるので、パターン発生器30のベクタ出力VEC
TORは、アナログ試験作業か又はデジタル試験作業のいずれかを選択するため
に使用されうる。このように、各チャネルのパターン発生リソースは、実行され
るべき試験のタイプに対して有効にアロケートされる。
【0031】 DUTの入力信号又は出力信号が試験中にデジタルとアナログを切り替えてい
るような試験においては、DUT信号をアクセスするテスタ20の特定のテスタ
チャネルC1−CNがサイクル毎にデジタルとアナログの試験作業を切り替える
ことができることに言及する。参照テーブル32がチャネルのパターン発生器3
0のベクタ出力VECTORのいくつかの値をデコードして、デジタル作業を初
期化し、ベクタ出力の他の値をデコードしてアナログ作業を初期化するようにす
ることだけが必要である。したがって、そのターミナルに対する作業を制御する
ためにはたった一つのプログラムだけが必要である。図1の従来のテスタ1にお
いては、アナログ動作からデジタル動作への切り替えをするDUTターミナルに
とっては2つのプログラムが必要である。そのターミナルにアクセスしているデ
ジタルチャネルにとっては一つのプログラムが必要であり、そのチャネルにアク
セスしているアナログチャネルにとっては一つのプログラムが必要である。した
がって、このような状況の基で、テスタ10の兼用チャネルは、テスト1のデジ
タルとアナログチャネルの組み合わせに比べてはるかに少ないプログラミングデ
ータを必要とし、更に、従来のテスタと同じDUTピンに結線されている2つの
テスタチャネルの代わりに一つのテスタチャネルのみを必要とする。
【0032】 ドライバアーキテクチュア 図4は、図3の兼用ドライバ34をより詳細なブロック図形式で図示している
。ドライバ34は、タイミング信号TIMING1によってクロックされて、図
3の参照テーブル32のドライバ制御データDC出力を格納するためのレジスタ
50を有する。参照テーブル32は、試験サイクルの開始直前にDCデータをレ
ジスタ50に供給すると共に、その後、レジスタ50は、図3のタイミング信号
発生器36へのTCデータ入力によって制御された試験サイクル中のある時点に
おいてタイミング信号TIMING1のエッジに応答してそのDCデータを格納
する。
【0033】 試験サイクル中は、ドライバ34は、DCデータがレジスタ50にロードされ
るとすぐにそれに応答する。DCデータは、ドライバ34によって実施されるべ
き試験作業の各種の局面を制御するための4つのフィールド(LEVEL、FC
1、SW1、TRI)を有する。レジスタ50に格納されたDCデータのレベル
フィールドLEVEL(好適には8ビット)は、デジタル−アナログコンバータ
(DAC)52をドライブして、レベルフィールドLEVELの値に比例した電
圧の出力信号DAC_OUTを生成する。信号DAC_OUTは、選択的にフィ
ルタ56かスイッチ58のいずれかを通してトライステートバッファ54に供給
されるが、トライステートバッファ54はその入力を十分な電力で増幅してアナ
ログ又はデジタルのDUT_IN信号を生成する。
【0034】 DUT_INがアナログ信号であるべきとき、DCデータの単一ビットSW1
はスイッチ58を開成してDAC_OUTがフィルタ56を介してトライステー
トバッファ54に通過するようにする。レベルフィールドLEVELが例えば8
ビットであるとき、DAC52はDAC_OUTの大きさを8ビットの分解能で
設定する。DAC_OUTの大きさは、レベルフィールドがレジスタ50にロー
ドされたときに急激に変化することがあるが、しかし、フィルタ56はDAC_
OUT信号の結果のエッジを平滑にし、DUT_INが平滑に変化するアナログ
信号として現れるようにする。レジスタ50に格納されたDCデータの複数ビッ
トFC1フィールドは、周知の方法でフィルタ56の周波数応答特性を制御する
【0035】 DUT_INがデジタル信号であるべきとき、いずれかの試験サイクル中にレ
ジスタ50に書き込まれたDCデータのレベルフィールドLEVELは、DUT
_IN信号の所望のハイとローの論理レベルに対応するいずれか2つの値を有す
ることができる。また、DUT_INがデジタル信号であるときには、レジスタ
50のDCデータのSW1フィールドは、通常、スイッチ58を閉成して、DA
C_OUT信号がフィルタ56をバイパスして、それによって、DUT_INが
その急激なエッジをデジタル信号として適切な状態のままに保持することを可能
にする。
【0036】 したがって、ドライバ34は、レジスタ50に書き込まれたDCデータの値に
応じて、試験サイクル中にアナログ又はデジタルのいずれかの出力信号DUT_
INを生成することができる。アナログ信号のためのフィルタ56を使用するこ
とを除いて、ドライバ34は、DUT_INがアナログ信号であるべきかデジタ
ル信号であるべきかにかかわらず、出力信号DUT_INを生成するために同じ
構成要素(レジスタ50、DAC52、トライステートバッファ54)を使用し
ていることに言及する。その兼用のリソース占有アーキテクチュアは、全く個別
にアナログチャネルとデジタルチャネルを実装する場合に比べて、よりコンパク
トな形式でドライバ34を実装することを可能にする。
【0037】 ある種の例においては、いくつかの異なる論理レベルを使用して、デジタルI
Cを試験したい場合がある。例えば、ICが異なる論理レベル規定、例えばEC
LとTTLのような論理レベルで互換性を有することができるものとすると、E
CL論理レベルを使用して一つの試験を実施し、そして繰り返しTTL論理レベ
ルを使用してその試験を実施したい場合がある。従来のテスタは、それぞれの試
験前にホストコンピュ−タに制御データをデジタルチャネルに送るように要求し
て、それらが採用する論理レベルを決定する。そのようなホストの調整は非常に
時間がかかる。しかし、ドライバ34は、試験中に供給されるその制御データ値
に基づいて非常に多くの論理レベルのいずれかを生成することができるので、論
理レベルを変えるためのホストの調整を必要とすることなく、それはいくつかの
異なる論理レベルでDUTを試験することが可能である。
【0038】 レシーバアーキテクチュア 図5は、図3のアナログ及びデジタル兼用レシーバ回路38をより詳細に図示
しているブロック図である。試験サイクルの開始前に入力としてレシーバ38に
提供される参照テーブル32のRC制御データ出力は、レシーバ38に対して、
その試験サイクル中にDUT_OUT信号をどのように処理するのかを命じる。
図3のタイミング信号発生器36のタイミング信号出力TIMING2は、レシ
ーバ38に対して、試験サイクル中の何時DUT_OUT信号を処理するのかを
知らせる。システムクロック信号CLOCKは、それぞれの試験サイクルの開始
前にRCデータをレジスタ60にロードし、そして、レジスタ60のデータは試
験サイクル中においてレシーバ38の作業を制御する。
【0039】 レシーバ38は、DUT22からのDUT_OUTを搬送する伝達線をその固
有のインピーダンスによってターミネートし、信号反射を減少して所望の電流使
用量を提供するためのアクティブ負荷74回路を有する。レシーバ38は、また
、DUT_OUT信号を、例えば、ノイズ削減用に濾過するために使用されてい
る、レジスタ60に格納されたRCデータのFC2フィールドによって制御され
る調節可能なフィルタ76を有する。レジスタ60のRCデータのSW2ビット
によって制御されるスイッチ77は、必要でないときにはフィルタ77をバイパ
スすることを可能にする。フィルタ76又はスイッチ77のいずれかを通過する
か否かでDUT_OUT信号は、デジタイザ64の入力をドライブする。それぞ
れの試験サイクル中において、デジタイザ64は、DUT_OUT信号をデジタ
イズしてDUT_OUT信号のカレントな大きさを示している出力データMAG
を生成することによって、タイミング信号発生器36のタイミング出力TIMI
NG2に応答する。レジスタ60に格納されたRCデータのレンジフィールドR
ANGEは、デジタイザ64の電圧範囲を制御する。
【0040】 ランダムアクセスメモリ(参照テーブル66)は、デジタイザ64のMAG出
力データを処理して、図3の収集メモリ40に対して、それがFAILとRES
ULTSビットを記憶すべきか否かを命じるACQビットと共に、レシーバ38
の故障出力FAILと結果出力RESULTSを生成する。それぞれの試験サイ
クル中に、デジタイザ64のMAGデータ出力は参照テーブル66の入力アドレ
スの下位ビットを構成し、一方、レジスタ60に格納されたRCデータのMS(
モードセレクト)フィールドは参照テーブル66の入力アドレスの上位ビットを
構成する。試験開始前に、図2のホストコンピュ−タ24は、参照テーブル66
の各アドレスにデータを書き込み、その後、それぞれの試験サイクル中において
、参照テーブル66が、MAGとMSの値のそれぞれの組み合わせに対して適切
な組の出力データACQ、FAIL、RESULTSのデータを読み出すように
する。
【0041】 サイクル毎に変更可能なRCデータのMSデータフィールドは、MAGデータ
が試験サイクル中に取ることのできるそれぞれの特定の値を参照テーブル66が
どのように処理するのかを選択する。例えば、DUT_OUTがデジタル信号で
あるとき、特定の試験サイクル中においては、それはハイか又はローのいずれか
の論理レベルであると予測される。それがハイ論理レベルであると予測されると
きには、デジタイザ64のMAGデータ出力はある範囲内にあるべきである。そ
のMAGデータ出力がその範囲内にないときには、参照テーブル66がその出力
故障信号FAILをアサートするようにするものとする。その試験サイクルに対
するMSデータは、したがって、コード化されて参照テーブル66内の特定領域
のアドレス空間を選択し、その可能なハイレベルの範囲外にあるMAGのそれぞ
れの値がテーブル66にFAIL信号をアサートさせるが、一方、その可能なハ
イレベルの範囲内にあるMAGの値はテーブル66にFAIL信号をアサートさ
せることはない。DUT_OUTが特定のロー論理レベル範囲内にあることが予
測される試験サイクル中においては、レジスタ60のMSデータ出力は、DUT
_OUTがローレベル範囲外にあることをMAGの値が示しているときにのみそ
の故障信号出力FAILがアサートされる参照テーブル66内のアドレス空間の
他の部分を選択する。したがって、このような場合には、MSデータフィールド
がMAGデータの予測される値(単数又は複数)を示している。
【0042】 DUT_OUTがアナログ信号であり、DUT_OUTの大きさを示す結果信
号RESULTSがそれぞれの試験サイクル中に図3の収集メモリ40に書き込
まれるべきであるとき、MSデータは、それぞれの記憶位置がMAGの個々の値
に対応する結果データRESULTSを記憶して、更に「1」に設定されたAC
Qビットを記憶する参照テーブル66のエリアを選択する。
【0043】 参照テーブル66の各アドレスにロードされたデータの性質や、試験中に供給
されたRCデータの値の範囲に応じて、レシーバ38がいくつかのモードデータ
処理操作のうちのいずれかの間でサイクル毎に交代し、更に、DUT_OUTを
アナログ信号又はデジタル信号のいずれかとして様々に取り扱うことができるこ
とに言及する。従って、一般的には、参照テーブル66へのMAGデータ入力を
、DUT_OUTの大きさを示すものとしてみることができ、参照テーブル66
へのMSデータ入力を、MAGデータを参照テーブル出力データ(ACQ、FA
IL、RESULTS)に変換するための特定モードを選択するものとして見る
ことができ、更に、ホストコンピュ−タ24(図1)が試験前に参照テーブルに
書き込むデータを、PCデータによって選択された各処理モードに対して参照テ
ーブル26がMAGの各値にどのように応答すべきかを示すものとして見ること
ができる。従って、レシーバ38は、いかなる所定の試験サイクル中においても
それがDUT_OUTにどのように応答するのかについて高度に順応することが
可能である。
【0044】 アナログ信号を時間的に照合するためにフィルタ76を使用することを除いて
、レシーバ38が、アナログ又はデジタルのDUT_OUT信号を処理するとき
と同じ組の構成要素(レジスタ60,アクティブ負荷74,デジタイザ64,参
照テーブル66)を使用していることに言及する。この兼用リソース占有アーキ
テクチュアは、全く個別にアナログレシーバとデジタルレシーバを実装すること
に比べて、レシーバ38をよりコンパクトな形式で実装することを可能にする。
【0045】 デジタイザアーキテクチュア 図5のデジタイザ64は、被測定回路負荷からDUT22を分離して、従来の
フラッシュ比較器68への入力としてDUT_OUTを送信するバッファ62を
有する。フラッシュ比較器68は、バッファ62の出力を、DAC72によって
発生された基準信号REFに対するバッファ62の出力信号の大きさを示すサー
モメータコードデータD1に変換する。基準信号REFは、DUT_OUTのレ
ベルとMAG出力のレベルの間に一定の比例関係を設定する。レジスタ60に格
納されたRCデータのレンジフィールドRANGEは、DAC72をドライブす
る。エンコーダ69は、サーモメータコードデータD1を、図3のタイミング信
号発生器36のタイミング信号TIMING2によってクロックされたレジスタ
70へ入力として供給されるバイナリーコード化されたデータD2に変換する。
タイミング信号TIMING2のエッジによって決定されたそれぞれの試験サイ
クル中のある時点において、レジスタ70はエンコーダ69のカレントな出力を
格納する。レジスタ70のカレントなコンテンツは参照テーブル66へのMAG
入力を形成する。
【0046】 タイミング信号発生器アーキテクチュア 図6は、図3のタイミング信号発生器36を図示しているブロック図である。
タイミング信号発生器36は、図3のドライバ34(TIMING1)とレシー
バ38(TIMING2)の両方に対して、それらの入力DC制御データとRC
制御データによって示される試験作業を何時行うかを知らせるタイミングパルス
を生成する。クロック信号CLOCKは、それぞれの試験サイクルの開始時点で
図3の参照テーブル32のTC出力をレジスタ80にロードする。
【0047】 それぞれの試験サイクル中において、リング発振器82は、クロック信号CL
OCKに周波数同期されているが位相的には分散されていてそれらのパルスエッ
ジが均等に試験サイクルをJ個のタイムスロットに分割するJ個一組のタイミン
グ信号T1−TJを発生する。信号T1−TJは一対の同様のエッジ発生器84
−85をドライブして、図3のドライバ34と図3のレシーバ38に供給される
タイミング信号TIMING1とTIMING2を生成する。それぞれの試験サ
イクル中にタイミング信号TIMING1内において一つまでの正のエッジと一
つまでの負のエッジを発生することができるエッジ発生器84は、マルチプレク
サ86とRSフリップープロップ88を有する。レジスタ80のTCデータの一
部の制御の基でマルチプレクサ86は、リング発振器の出力T1−TJのうちの
一つを選択してRSフリップープロップ88のセット入力(S)とリング発振器
の入力T1−TJのうちの他の一つを選択してRSフリップープロップ88のリ
セット入力(R)をドライブする。RSフリップープロップ88は、そのQ出力
にタイミング信号TIMING1を生成する。そのS入力におけるパルスは、R
Sフリップープロップ88にそのQ出力にタイミング信号TIMING1の正の
エッジを生成させるが、一方、そのR入力におけるパルスは、RSフリップープ
ロップ88にそのQ出力にタイミング信号TIMING1の負のエッジを生成さ
せる。エッジ発生器84とエッジ発生器85は、タイミング信号発生器36がク
ロック信号CLOCKに対するタイミング信号TIMING1とTIMING2
のエッジの位相を変えることを可能にする。したがって、それぞれのタイミング
信号は、クロック信号CLOCKの周期の1/Jの分解能で試験イベントのタイ
ミングを制御することができる。
【0048】 パターン発生器 図7は、図3のパターン発生器30をより詳細なブロック図形式で図示してい
る。パターン発生器30は、ホストコンピュ−タ24からプログラミングデータ
を記憶するためのランダムアクセスプログラムメモリ90を有する。各プログラ
ムステップに対して、プログラムメモリ90は、プログラムメモリ90の個々の
アドレスにフォームのデータ(INST、VECTOR)を記憶する。それぞれ
の試験サイクル中に、命令プロセッサ92がプログラムメモリ90をアドレス指
定してそれが記憶されている(INST、VECTOR)の対を読み出すように
する。プログラムメモリ90のベクタ出力VECTORはベクタコンバータ94
を通過して、更に、図3の参照テーブル32をアドレス指定して、それに次の試
験サイクルのためのその出力DC、RC、TCの各データを提供するようにさせ
る。プログラムメモリ90から読み出された命令INSTは、命令プロセッサ9
2に対して、プログラムメモリ90のための次のアドレス位置ADDRをどのよ
うにして発生するかを命じる。命令セットは以下の表Iに列挙されている。
【0049】
【表I】
【0050】 命令INCは、命令プロセッサ92に対して、カレントなメモリアドレスよりも
一つ大きいアドレスである出力メモリアドレスADDRを発生するように命じる
。ループ開始N命令LoopStart Nは、カレントなアドレスをインクリ
メントして、そして、N回の反復を繰り返すループの最初のメモリアドレスをマ
ークする。ループ終了命令LoopEndは、ループの最後のメモリアドレスを
マークする。命令プロセッサ92がLoopEnd命令に遭遇する最初のN回に
おいて、それはメモリアドレスADDRを記憶されたLoopStartアドレ
スにリセットする。命令プロセッサがLoopEnd命令に遭遇する次の回にお
いては、それはカレントなアドレスをインクリメントする。
【0051】 N回繰り返し命令Repeat Nは、命令プロセッサ92に対して、N回の
試験サイクル中に出力メモリアドレスADDRが変更されないように命じる。N
回呼び出し命令Call Nは、命令プロセッサ92に対して、カレントなアド
レス+1を「復帰」アドレスとして保存し、そして、メモリアドレスADDRを
値Nに設定するように命令する。復帰命令Returnは、命令プロセッサ92
に対して、メモリアドレスを記憶された復帰アドレスに戻すように命じる。終了
命令Endは、試験終了を表しており、そして、命令プロセッサ92に対して、
終了信号ENDをホストコンピュ−タ24にトリガバス28を経由して送るよう
に命じる。
【0052】 ベクタコンバータ 図8は、図8のベクタコンバータ94をより詳細なブロック図形式で図示して
いる。ベクタコンバータ94は、図7のプログラムメモリ90から読み出された
一連の16ビットのベクタ(VECTOR’)を受け取って、図3の参照テーブ
ル32に供給される一連の16ビットのベクタ(VECTOR)を出力として提
供する。上記のように、各ベクタ出力VECTORはテスタチャネルCH1が試
験サイクル中に実行すべき作業(単数又は複数)を参照し、そして、作業(単数
又は複数)が実施されるべき試験サイクル中の回数(単数又は複数)を示す。
【0053】 16−ビットのベクタワードVECTORは216個までの異なる試験作業と
タイミングの組み合わせを参照することが可能であるけれども、チャネルは、大
抵、試験中においてより少ない数の異なる試験作業とタイミングの組み合わせを
実行する。従って、ほとんどの試験例においては、チャネルがいずれか所定の試
験サイクル中に実行すべき限られた範囲の作業のなかから選択するためには比較
的少数の16ビットのベクタワードVECTORのみが必要である。例えば、チ
ャネルが一試験中に4つの異なる試験作業とタイミングの組み合わせを実行する
ことだけが必要であるとき、各ベクタワードVECTORの2つの最下位ビット
のみがその選択をするためには必要である。そのような場合、ベクタコンバータ
94は、その出力ベクタシーケンスVECTORのそれぞれのワードに対して下
位2ビットとしてその入力ベクタシーケンスVECTOR’の2ビットを有し、
更に、それぞれの出力ベクタVECTORのその他の上位14ビットを論理0に
設定する。例えば、それぞれの試験サイクル中に必要な選択情報を行うためにベ
クタワードVECTORが低位2ビットのみを必要としているときには、図7の
プログラムメモリ90によって生成されたそれぞれ16ビットのベクタワードV
ECTOR’は、一連の8個のベクタワードVECTORの各値を制御する。あ
るいは、他の例において、ベクタワードVECTORが25の試験作業とタイミ
ングの組み合わせのうちから選択するためには5ビットが必要であるとき、5つ
一組の連続する16ビットのベクタワードVECTOR’のそれぞれが16個一
組の連続する5ビットベクタワードVECTORのそれぞれの値を制御する。ベ
クタコンバータ94は、システムから取り除くことも可能であり、プログラムメ
モリ90の出力ベクタワードVECTOR’は図3の参照テーブル32を直接ア
ドレス指定するために使用することもできる。しかし、ベクタコンバータ94は
プログラムメモリ90のベクタ出力VECTOR’が試験作業を定義することに
よって効率を改善する。なぜならば、それが一つの16ビットベクタワードVE
CTOR’が1から16の試験サイクル中の試験作業を定義することを可能にす
るからである。
【0054】 図8に関連して、ベクタコンバータ94は、シーケンサ98によって生成され
たシフトイン(SI)信号の各パルスに応答して、16ビットのベクタワードV
ECTOR’を受け取って格納するバッファ100を有する。16ビットのベク
タワードVECTOR’を格納した後で、バッファ100は、シーケンサ108
によって生成されたシフトアウト信号(SO)の連続パルスに応答して、そのワ
ードの各ビットを連続的に16ビットのシリアルイン/パラレルアウトシフトレ
ジスタ102にシフトアウトする。16個のANDゲート104のアレイは、デ
コーダ110の16ビットのMASKワード出力をシフトレジスタ102に格納
された16ビットのワード(VECTOR’’)と論理積演算して、図3の参照
テーブル32の入力にレジスタ106を介してクロックされる16ビットの出力
ベクタ値VECTORを生成する。
【0055】 図9は、デコーダ110によって生成されるマスクMASKと、ANDゲート
104がそのマスクMASKとベクタ値VECTOR’’を組み合わせて2つの
連続する試験サイクル用のベクタVECTORを生成する方法を図示している。
デコーダ110は、図3のレジスタ96に格納されたB/Cデータをデコードし
てそのマスクワード出力MASKを生成する。マスクワードMASKは、論理「
0」に設定すべきANDゲート10416ビットのベクタワード出力VECTO
Rの上位ビットの数とベクタワードVECTOR’’の対応ビットに整合するよ
うに設定されるべき下位ビットの数を決定する。図9に図示された例においては
、デコーダ110へのB/C入力は、ベクタワードVECTORの下位5ビット
が試験作業選択情報を搬送すべきであることと、ベクタワードVECTORの上
位16−5=11ビットが0に設定されるべきであることを示すW=5の値を有
する。そのため、デコーダ110は、値(0000000000011111)
の「サーモメータコード」マスクを生成する。最初の試験サイクルに先立って、
シフトレジスタ102の16ビットのベクタ出力VECTOR’’は、例えば、
(1010111101001101)であり、マスク値MASKとベクタ値V
ECTOR’’は、ANDゲート104内で組み合わされて試験サイクル中にベ
クタVECTOR値(0000000000001101)を生成する。第2の
試験サイクルの前に、シーケンサ108はシフトレジスタ102からベクタVE
CTOR’’値の下位5ビットをシフトし、そして、シフトレジスタ102のベ
クタ出力VECTOR’’は、例えば、(1100110101111010と
なる。そして、ANDゲート104は、ベクタVECTOR’’の上位11ビッ
トを0でマスクして第2の試験サイクルのための出力ベクタVECTOR値(0
0000000000011010)を生成する。
【0056】 風波数逓倍器112は、クロック信号CLOCKを係数16で周波数逓倍して
、試験サイクルの周波数の16倍のレートでシーケンサ108をクロックするた
めのクロック信号CLOCK’を生成する。値WのB/Cデータが入力としてシ
ーケンサ108に供給される。シーケンサ108は、それぞれの試験サイクルた
め中にベクタデータVECTOR’のWビットをバッファ100と102を介し
てシフトするために、SO信号をそれぞれの試験サイクルにおいてW回パルスす
る。シーケンサ108がバッファ100から16ビットベクタの値VECTOR
’のすべてをシフトしたとき、バッファ100は、エンプティ信号EMPTYを
シーケンサ108に送る。シーケンサ108は、バッファ100へのSI入力を
パルスにして応答し、それに対して、次のベクタ値VECTOR’をロードする
ように命じ、更に、その後、後続信号NEXTを図3の命令プロセッサ92に送
り、それに対して、バッファ100への次のベクタVECTOR’入力を提供す
るように命じる。
【0057】 命令プロセッサ92のが試験の最後に生成するリセット信号出力RESETの
前縁は、バッファ100からいかなる残りのベクタデータVECTOR’をクリ
アしてシーケンサ108を無効にする。試験の最初のサイクルの直前に命令プロ
セッサ92によって生成されたリセット信号出力RESETの後縁は、シーケン
サ108を初期化して有効にする。
【0058】 テスタ動作 兼用テスタ20の動作は、図2のDUT22が8ビットのデジタル波形をアナ
ログ出力信号に変換するためのデジタル−アナログコンバータ(DAC)である
例によって最もよく図示されうる。DUT22を試験してそれが1MHzのサイ
ン波を発生するか否かを判定するものとする。この試験をする単純な方法は、D
ACに1MHzの周波数の出力アナログ信号を生成させる入力データシーケンス
をそれに供給することである。そして、DAC出力信号は、各試験サイクル中に
おいてデジタイズされて、DUT出力信号の挙動を表している波形データシーケ
ンスを生成する。ホストコンピュ−タ24は、そして、データを分析してDAC
が予測されるように動作したか否かを判断する。
【0059】 DACに対してそのような試験を行うために、図2のホストコンピュ−タ24
は8個一組のチャネルC1−C8をプログラムして、1MHzの信号を生成する
と予測されるDUT22に8ビットのデジタル入力波形データシーケンスを供給
するようにし、更に、デジタル入力データをクロックしてDUT22に送るため
に、DUT22へのデジタルクロック信号入力を提供するように一つのチャネル
C9をプログラムする。ホストコンピュ−タ24は、また、適切な周波数でDU
Tのアナログ出力信号をデジタイズするようにチャネルC10をプログラムする
【0060】 試験を開始するために、ホストコンピュ−タ24は、トリガバス28を経由し
て、開始信号STARTをチャネルC1−C10に送る。そして、チャネルC1
−C8は、一連の8ビットデータ値をDUT22に供給することを開始する。チ
ャネルC9は、クロックパルスを供給して、DAC22に信号を送ってそれぞれ
の8ビットのデータ値を対応するアナログ信号の大きさに変換する。チャネルC
10は、繰り返し、アナログDUT出力信号を適切な速度でサンプリングし、デ
ジタイズされた値をその内部の収集メモリ40に記憶する。その試験プログラム
が実行された後で、すべてのチャネルはトリガバス28経由で終了信号ENDを
送り、ホストコンピュ−タ24に試験が完了したことを知らせる。そして、ホス
トコンピュ−タ24は、バス26経由でデジタルチャネルC10によって記憶さ
れていたデジタル波形データを読み込み、それを処理してそのDACが試験に合
格したか否かを判断する。
【0061】 それぞれのチャネルC1−CNがアナログ又はデジタルのいずれかの試験作業
を実行できるので、そのような試験を実行するために個別にアナログとデジタル
のチャネルを提供する必要はない。このことは多用途のテスタにとって必要なチ
ャネル数を少なくすることを可能にする。兼用チャネルが代表的な専用チャネル
に比べてそう大きくはないので、従って兼用チャネルはDUTに対して一組のア
ナログとデジタルの専用チャネルに比べてより近接配置されることが可能である
。このことは、歪みのより少ないより高周波数で試験を実施できることを可能に
する。本発明の兼用チャネルアーキテクチュアは、特に、チャネルがアナログチ
ャネルか又はデジタルチャネルとして作動すべきか、そして、ドライバか、又は
、レシーバとして作動すべきかに応じて、そのパターン発生器リソースを効率よ
く且つ柔軟にアロケートすることができるという点で特に順応性がある。データ
リソースの有効利用は、そして同様の性能を有する従来のテスタに比べてより少
ないデータを用いて、より早くテスタをプログラムすることを可能にする。
【0062】 上記の明細書は本発明の好適実施の形態を説明してきたが、業界において通常
の知識を有する者は、本発明の範囲から逸脱することなくそのより広範な諸相に
おいて、好適実施の形態に対して多くの改作をなすことができる。したがって、
添付の特許請求の範囲は、本発明の真の範囲やその精神の範囲内にあるすべての
そのような改作を保護することを意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術の集積回路(IC)テスタをブロック図形式で図示している。
【図2】 本発明の集積回路(IC)テスタをブロック図形式で図示している。
【図3】 図2のアナログデジタル兼用チャネルをより詳細なブロック図形式で図示して
いる。
【図4】 図3のアナログデジタル兼用ドライバをより詳細なブロック図形式で図示して
いる。
【図5】 図3のアナログデジタル兼用レシーバをより詳細なブロック図形式で図示して
いる。
【図6】 図3のタイミング信号発生器をより詳細なブロック図形式で図示している。
【図7】 図3のパターン発生器をより詳細なブロック図形式で図示している。
【図8】 図7のベクタコンバータをより詳細なブロック図形式で図示している。
【図9】 図8のマスク工程をより詳細な形式で図示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月1日(2000.9.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 11/22 330 G01R 31/28 R 【要約の続き】 それを処理するのかを指示する。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの集積回路(IC)が複数のターミナルを有する各
    集積回路に対して、それぞれの試験が連続する試験サイクルで構成される各試験
    を実行する装置であって、前記装置が複数のテスタチャネル(C1−CN)を有
    しており、該各テスタチャネルが、 前記それぞれの試験中において、一連の制御データ値(DC、TC、RC)で
    あって、各制御データ値が対応する試験サイクル中にICターミナルにおいて実
    施されるべき試験作業を定義するものを発生するデータ発生手段(30、32)
    と、 その対応する試験サイクル中において発生されたそれぞれの制御データ値によ
    って定義された試験作業を実行する試験手段(34、36、38)を有し、 前記制御データ値によって定義された試験作業がデジタル信号を介して前記I
    Cターミナルと交信することとアナログ信号を介して前記ICターミナルと交信
    することを含んでいる装置。
  2. 【請求項2】 前記制御データ値によって定義された前記試験作業が、試験
    信号を発生してそれをICターミナルに送信することを含んでおり、前記試験信
    号が、前記試験のうちのある部分の試験サイクル中においてはデジタル信号(D
    UT_IN)であり、前記試験のうちの他の部分の試験サイクル中においてはア
    ナログ信号であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記制御データ値のそれぞれが、前記試験信号が前記アナロ
    グ試験信号として発生されるか否かを選択し、更に、前記試験信号が前記デジタ
    ル試験信号として発生されるか否かを選択することを特徴とする請求項2に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 前記試験手段が、 デジタル−アナログ変換(DAC)手段(50、52)であって、前記データ
    発生手段によって生成されたそれぞれの制御データ値によって制御された大きさ
    の第1の出力信号(DAC_OUT)を生成するものと、 それぞれの制御データ値に応答して前記第1の出力を調節可能に処理して前記
    試験信号を生成する手段(54、56、58)を有することを特徴とする請求項
    2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の出力信号を調節可能に処理する手段(54、56
    、58)が、それぞれの制御データ値に応答して、調節可能に前記第1の出力信
    号を濾過することを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の出力信号を調節可能に処理する手段(54、56
    、58)が、更に、前記第1の出力信号をバッファして前記試験信号を生成する
    ためにそれぞれの制御データ値によって制御されるトライステートバッファ(5
    4)を有することを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の出力信号を調節可能に処理する手段(56、58
    )が、 それぞれの制御データ値に応答して前記第1の出力信号を調節可能に濾過する
    ために前記DAC手段を前記トライステートバッファに連結するフィルタ(56
    )と、 それぞれの制御データ値に応答して選択的に前記DAC手段を前記バッファに
    連結するスイッチ(58)を有することを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記試験手段が、更に、それぞれの制御データ値によって制
    御された時点でタイミング信号(TIMING1)を発生するための手段(36
    )を有し、 前記制御データ値によって制御された大きさの前記第1の出力信号を生成する
    ことによって、前記DAC手段が前記タイミング信号に応答することを特徴とす
    る請求項4に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記制御データ値によって定義された前記試験作業が、IC
    ターミナルにおいて生成されたIC出力信号を処理して試験結果データ(FAI
    L、RESULTS)を生成することを含んでいて、前記IC出力信号が、前記
    試験のうちのある部分の試験サイクル中においてはデジタル出力信号であり、前
    記試験のうちのその他の部分の試験サイクル中においてはアナログ信号であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 それぞれの制御データ値が、前記IC出力信号が処理され
    るべき方法を制御することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記試験手段が、 それぞれの前記制御データ値に応答して、それぞれの試験中に前記IC出力信
    号をデジタイズしてIC出力信号の大きさを表す出力データ(MAG)を生成す
    る手段(76、77、64)と、 それぞれの前記制御データ値によって決定された方法で前記出力データを調節
    可能に処理して前記試験結果のデータを生成する手段(60、66)を有するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記出力データを調節可能に処理するための手段が、対応
    する結果データを生成することによって前記出力データ(MAG)とそれぞれの
    前記各制御データ値の一部(MC)の組み合わせに応答するための参照テーブル
    手段(66)を有することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記IC出力信号をデジタイズする手段が、 基準電圧を発生するために、前記制御データ値のそれぞれの一部(RANGE
    )に応答する手段(72)と、 前記IC出力信号(DUT_OUT)と前記基準電圧を受信し、更に、前記基
    準電圧によって制御される比例定数を有する前記IC出力信号(DUT_OUT
    )の大きさに比例した値を有する前記出力データ(MAG)を発生する手段(7
    6、77、62、68、69、70)を有することを特徴とする請求項11に記
    載の装置。
  14. 【請求項14】 前記IC出力信号をデジタイズする手段が、 前記IC出力信号(DUT_OUT)と前記基準電圧を受信し、更に、前記基
    準電圧(REF)によって制御される比例定数を有する前記IC出力信号(DU
    T_OUT)の大きさに比例した値を有するデジタルフラッシュ比較器出力デー
    タを発生するフラッシュ比較器手段と、 前記デジタルフラッシュ比較器出力データを受信してそれをコード化して前記
    出力データ(MAG)を生成する手段を有することを特徴とする請求項13に記
    載の装置。
  15. 【請求項15】 前記IC出力信号をデジタイズする手段(76、77、6
    4)が、 それぞれの制御データに応答して前記IC出力信号を調節可能に濾過して被濾
    過IC出力信号を生成する手段(76、77)と、 それぞれの前記制御データ値に応答して前記被濾過IC出力信号をデジタイズ
    して、前記被濾過IC出力信号の大きさを表す前記出力データ(MAG)を生成
    する手段(64)を有することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記装置それそれのテスタチャネルが、更に、 ICターミナルを前記チャネルの前記試験手段に接続する伝達線を有すること
    とと、 前記試験手段が、更に、前記伝達線をターミネートするためのアクティブ負荷
    手段(74)を有し、前記アクティブ負荷がそれぞれの前記制御データ値によっ
    て制御される負荷を前記ICターミナルに付加する状態に置くことを特徴とする
    請求項11に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記試験手段が、更に、それぞれの制御データ値によって
    制御される時点でタイミング信号(TIMING2)を発生する手段を有し、前
    記制御データ値によって制御されるIC出力信号の大きさを示す前記出力データ
    (MAG)を生成することによって、前記DAC手段が前記タイミング信号に応
    答することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記データ発生手段が、 それぞれの試験サイクルに対する個々のベクタを有する第1のベクタシーケン
    ス(VECTOR)を発生するパターン発生手段(30)と、 前記第1のベクタシーケンスの各ベクタを受信して、それに応じて前記制御デ
    ータ値のうちの一つを発生する参照テーブル手段(32)を有することを特徴と
    する請求項1に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記参照テーブル手段が、アドレス可能な記憶位置に制御
    データ値を記憶して、更に、アドレスされたときにそれぞれの前記制御データ値
    を読み出すために前記第1のベクタシーケンスの各ベクタによってアドレスされ
    るランダムアクセスメモリを有することを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 制御データ値を前記ランダムアクセスメモリの前記アドレ
    ス可能な記憶位置に書き込む手段(24、26)を有することを特徴とする請求
    項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記パターン発生手段が、 第2のベクタシーケンス(VECTOR’)を発生する手段(90、92)と
    、 前記第2のベクタシーケンスを受信してそれを前記第1のベクタシーケンスに
    変換する手段(94、96)を有し、前記第1のベクタシーケンスの各ベクタが
    、前記第2のシーケンスのベクタの若干のビットを有し、前記若干のビットが入
    力データ(B/C)によって調節可能に制御されることを特徴とする請求項19
    に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記制御データ値によって定義される前記試験作業が、試
    験信号を発生してそれをICターミナルに送信することを含んでおり、 前記試験信号が、いくつかの前記試験の試験サイクル中はデジタル信号(DU
    T_IN)であり、他の前記試験の試験サイクル中はアナログ試験信号であり、 前記制御データ値によって定義される前記試験作業が、また、ICターミナル
    において生成されたIC出力信号を処理して試験結果のデータ(FAIL、RE
    SULTS)を生成することを含み、更に、 前記IC出力信号が、いくつかの前記試験の試験サイクル中はデジタル出力信
    号であり、他の前記試験の試験サイクル中はアナログ出力信号であることを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記制御データ値のそれぞれが、前記試験信号が前記アナ
    ログ試験信号として発生されるか否かを選択し、更に、前記試験信号が前記デジ
    タル試験信号として発生されるか否かを選択し、更に、 前記制御データ値のそれぞれが前記IC出力信号が処理されるべき方法を制御
    することを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記試験手段が、 デジタル−アナログ変換(DAC)手段(50、52)であって、前記データ
    発生手段によって生成されたそれぞれの制御データ値によって制御される大きさ
    の第1の出力信号(DAC_OUT)を生成するものと、 前記各制御データ値に応答して前記第1の出力信号を調節可能に濾過して、前
    記試験信号を生成する手段(54、56、58)と、 制御データ値に応答して、前記IC出力信号を調節可能に濾過してそれをデジ
    タイズして、IC出力信号の大きさを表すデジタル出力データ(MAG)を生成
    する手段(76、77、64)と、 それぞれの前記制御データ値によって決定された方法で前記デジタル出力デー
    タを調節可能に処理して前記試験結果のデータを生成する手段(60、66)を
    有することを特徴とする請求項22に記載の装置。
  25. 【請求項25】 更に、それぞれの試験サイクルに対する個々のベクタを有
    する第1のベクタシーケンス(VECTOR)を発生するパターン発生手段(3
    0)と、 前記第1のベクタシーケンスの各ベクタを受信して、それに応じて前記制御デ
    ータ値のうちの一つを発生する参照テーブル手段(32)を有し、 参照テーブル手段が、そのアドレス可能な記憶位置に制御データ値を記憶して
    、更に、アドレスされたときにそれぞれの前記制御データ値を読み出すために前
    記ベクタシーケンスの各ベクタによってアドレスされるランダムアクセスメモリ
    を有することを特徴とする請求項23に記載の装置。
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