JP2002131397A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JP2002131397A
JP2002131397A JP2000324689A JP2000324689A JP2002131397A JP 2002131397 A JP2002131397 A JP 2002131397A JP 2000324689 A JP2000324689 A JP 2000324689A JP 2000324689 A JP2000324689 A JP 2000324689A JP 2002131397 A JP2002131397 A JP 2002131397A
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Masayuki Ito
正幸 伊藤
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Advantest Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体試験装置が備えるハード資源(ハードリ
ソース)の動作条件を設定変更するときに、試験パター
ンの発生と各受信ユニットとの動作を同期した関係で試
験実施可能な半導体試験装置を提供する。 【解決手段】試験パターンの発生タイミングと、試験条
件の変更が行われる各受信ユニットの変更動作のタイミ
ングとが同期したタイミング関係で受信ユニットの試験
条件を設定変更する、半導体試験装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体試験装置
に関する。特に、半導体試験装置が備える各受信ユニッ
トのハード資源(ハードリソース)の動作条件を設定変
更するときに、試験パターンの発生と各受信ユニットの
動作とを同期した関係で設定変更可能とした半導体試験
装置の実現に関する。また、上記設定変更時間を短縮し
てデバイス試験のスループットを向上可能とする半導体
試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、図6(a)の試験経過に示すよう
に、試験実施の単位は、変更試験単位T1と設定変更時
間T2とから成り、この試験実施単位で個々の試験項目
が実行されていくものとする。一方の変更試験単位T1
は、DUTに対して、所望の1つの試験項目が実行され
る期間である。他方の設定変更時間T2は、次の1つの
試験項目に対応する試験条件となるように、対応する受
信ユニットのハードリソースである各回路要素を設定変
更する設定変更期間である。設定変更する受信ユニット
の種類や、設定更新の対象となる回路要素の個数は、試
験項目毎に数個から数千個以上と大きく異なる。
【0003】次に、従来の半導体試験装置の概念構成図
を図1に示す。尚、半導体試験装置は公知であり技術的
に良く知られている為、本願に係る要部を除き、その他
の信号や構成要素については省略する。本願に係る要部
構成要素の一例としては、テスタ・コントローラTC
と、シーケンシャル・パターン・ジェネレータSQPG
と、FTUと、THUと、DPUと、アナログリソース
MIXEDとを備える。ここで、各ユニットの中で、設
定変更データを受けるFTUと、THUと、DPUと、
MIXEDの各ユニットを受信ユニットと呼称する。
【0004】ここで、デバイス試験プログラム(テスト
・プログラム)は、メインプログラムと、パターンプロ
グラムとに大別される。一方のメインプログラムは、T
C(テスタ・コントローラ)内のメモリ上に格納され、
他方のパターンプログラムは、SQPGやALPG内の
メモリ上に格納される。デバイス試験の実行は、メイン
プログラム上の例えば「MEAS LPAT」記述行で、SQP
G/ALPG側に格納されているパターンプログラムが
所定のスタートアドレスから実行開始され、パターンプ
ログラムの例えば試験項目毎の実行終了によりメインプ
ログラム側へ戻ってくる。各種試験項目はこの繰り返し
実行によって順次実行される。
【0005】TC(テスタ・コントローラ)は、制御C
PUであり、メインプログラムがメモリ上へロードさ
れ、これに基づいてデバイス試験を実行する。そして、
メインプログラム上の例えば「MEAS LPAT」記述行によ
り、TCはスタート信号STARTを発生して待機し、
SQPGからの終了信号ENDを受けた後、メインプロ
グラムの次の記述行が実行されていく。また、この他
に、装置全体の制御も担当していて、専用のテスタバス
TBUSを介して各受信ユニット間との制御やデータの
授受や、また、試験結果のデータ処理や、その他多くの
タスク処理、割込処理等が行われる。従って、DUTへ
印加される信号のタイミングとは非同期の動作となって
いる。
【0006】SQPGはPGU(パターン発生ユニッ
ト)の主たる要素であり、パターンプログラムを格納す
るメモリを備えて、これに基づいて所定の試験パターン
を発生しながらデバイス試験を実際に実行する装置であ
る。これは、主に、DUTに印加するファンクショナル
・パターン(例えばドライバ用パターンDRPや、コン
パレータ用期待値パターンEXPや、タイミングセット
TS等)、のデータ列を発生します。従って、SQPG
のパターンプログラムの実行と、DUTへ印加される信
号タイミングとは常に同期した関係にある。また、OU
T命令の記述により、テスタバスTBUSを介して各受
信ユニットの回路要素を所望条件に設定変更できる。
【0007】OUTメモリ部70は、連続するテスタバ
ス命令となる多数の設定データ群を格納するメモリであ
って、SQPGからのOUT命令が発生したときに、こ
れを受けてOUTメモリ部70が動作する。そのときの
OUT命令に付与しているパラメータが読出し指定情報
として使用される。読出し指定情報としては、OUTメ
モリ上のスタートアドレス位置情報とワード数情報とが
ある。図2(b)に示すように、SQPGのOUT命令
のパラメータ情報であるアドレス位置情報と読出しワー
ド数情報とに基づき設定変更が開始される。一方のアド
レス位置情報はOUTメモリにおけるスタートアドレス
(図2A1、A2参照)を指定し、他方の読出しワード
数情報は数ワード〜数十Kワード(図2B1、B2参
照)もの転送ワード数を指定する。
【0008】この動作は、スタートアドレスから1ワー
ド単位に読み出され、これをテスタバス命令に変換し
て、テスタバスTBUSを介して各受信ユニットへ転送
書込みする。これを順次連続的に所定の転送ワード数だ
け繰り返し実行した後、終了してパターンプログラムに
戻ってくる。この実行によって、各受信ユニットはOU
T命令の都度、所望の試験条件に変更されて試験実施さ
れる。このOUTメモリ内に格納される設定データ群
は、個々のデバイス試験プログラムのソースファイルに
基づいて、半導体試験装置が備える翻訳ツールで翻訳生
成される。これによれば、図2(a)に示す設定変更時
間T2は、例えば数ミリ〜数十ミリ秒かかる。この設定
変更の繰り返し回数はDUT品種や試験内容や試験項目
にもよるが、数百から数千回以上にも及ぶ。
【0009】尚、OUTメモリの設定データ群の格納構
造の一例としては、図2(b)に示すように、各ワード
毎に、テスタバス上のユニットアドレスデータと、ユニ
ット内回路要素のアドレスデータと、回路要素への設定
変更データ、のデータ構造になっている。
【0010】FTU(ファンクションテストユニット:
Functional Test Unit)は、ロジックリソースであり、
主に、SQPGからのパターンを受けて、TGとFCに
より所定に波形整形し、所定のタイミングに変換したパ
ルス信号をTHUのドライバDRへ供給する。また、D
UTから出力される応答信号はTHUのCPを介して受
けて、TGからの所定タイミングのストローブ信号ST
Bによりラッチし、SQPGからの期待値パターンEX
Pに基づいてDCで良否判定を行い、判定された結果が
フェイルメモリFMへ所定に格納される。
【0011】THU(テストヘッドユニット:Test Hea
d Unit)は、多数Nチャンネル、例えば1000チャン
ネルに対応するピンエレクトロニクスを各チャンネル毎
に備えていて、ドライバDRやコンパレータCPの動作
条件の設定変更が行われたり、リレー等による切り替え
制御により、FTUやDPUやMIXEDと、DUTと
の間の接続を切り替えて所定に試験実施できるようにな
っている。例えば、図2(a)のTHUの制御に係る内
部構成例に示すように、VIO部C1bではドライバD
RによりDUTへ印加するハイ/ロー電圧(VIH/V
IL)の電圧レベルを設定変更したり、また、コンパレ
ータCPによりDUTからのアナログの応答信号を受け
て、論理信号に変換するしきい値であるハイ/ロー電圧
(VOH/VOL)の電圧レベルを設定変更したり、リ
レー制御部C1aではドライバ出力用のOUTリレーS
1や、DC特性測定用のDCリレーS2、S3や、FT
U側かMIXED側かに測定を切り替えたりするリレー
S4、S5や、DUT負荷回路用のLOADリレー(図
示なし)や、バイパスコンデンサ接続用のPCONリレ
ー(図示なし)や、その他をON/OFF制御する。従
って、数万にも及ぶ設定変更可能な回路要素を備えてい
る。尚、入出力端子P1〜P4は、例えば図示ないが、
パフォーマンスボードとハイフィックスを介してICハ
ンドラ装置やICプローバ装置へ接続される。
【0012】DPUは、DC系受信ユニットのリソース
であり、一例としてDCUとDPSとを内部に備える。
一方のDCUはDC特性を高精度に測定するための受信
ユニットであり、VSIM(電圧印加電流測定)、IS
VM(電流印加電圧測定)の機能を備え、TCからの切
り替え制御に基づいて測定条件が変更できる。他方のD
PSはDUTへの電源供給用プログラマブル電源であ
り、且つ、DC特性測定機能も内蔵していて、TCから
の設定変更の制御に基づいて電源電圧の変更や測定条件
が所望に変更できる。
【0013】MIXEDは、DUTの高周波信号、無線
信号等を含む多様なアナログ信号の授受を担当する各種
アナログリソースを内蔵している。図1の例ではオーデ
ィオ帯波形発生器AFGと、オーディオ帯波形デジタイ
ザAFDとを内部に備える簡素な構成例である。実際に
は、この他にもDUTに対応した任意波形発生器やデジ
タイザやデジタル・キャプチャー・メモリ等の多様なア
ナログリソースを備えている。
【0014】上述各受信ユニット内に備えるバスI/F
部80は、一般的なバスインターフェース部であって、
テスタバスTBUSを介してTCやPGUからの設定変
更用の制御コマンドを受けて、コマンドに対応する回路
要素へ設定データをセットして変更する。
【0015】ところで、図1の概念構成では簡素に示し
ているが、実際の半導体試験装置では、例えば1000
チャンネル以上ものテスタチャンネルを備えているの
で、試験条件の設定変更は、全チャンネルを対象として
設定変更する場合、例えば数千ワード以上もの設定変更
用の制御コマンドが、SQPGのOUT命令に基づき、
テスタバスTBUSを介して実行される。ここで、テス
タバスTBUSは試験パターンの発生との間において、
同一条件で実行されても、ばらつき時間を生じる。この
結果、各チャンネル間、若しくは受信ユニット間で、設
定変更時間のばらつきが生じて非同期の関係となる。こ
の為、設定変更後に所定のセットリング時間が必要とさ
れる回路要素(リレー、可変電圧源、可変電流源、可変
増幅器、等)や、所定時間以上の切り替えタイミングで
シーケンシャルに切り替え制御することが求められる回
路要素においては、最適な待ち時間(WAIT TIME命令)
を与えることが難しい状況にある。例えば、2つのリレ
ーの接点が同時ON状態(ブレイク・ビフォア・メイ
ク)になってはいけない場合や、逆に、2つのリレーの
接点が同時OFF状態(メイク・ビフォア・ブレイク)
になってはいけない場合等である。これに伴い、ばらつ
き時間を考慮した余裕時間を加味した待ち時間に設定さ
れる結果、デバイス試験のスループット低下要因となっ
ている。
【0016】一方で、第1に、この設定変更の時間は試
験内容により不定である為、例えば、各受信ユニットへ
供給する機能回路の動作スタート/ストップ指令のタイ
ミングが一致しない。この結果、ロジックリソースとア
ナログリソースとの同期が得られなくなり、実用上好ま
しくない場合がある。この為、図示しないが、MIXE
D内に備えるイベント・マスタEMや、ロジック・シン
クロナス・トリガLYNCを用いて、改めて両者のスタ
ートタイミングの同期を計る必要性が生じてくる。第2
に、設定変更の開始から完了する迄の設定変更時間T2
が数ミリ〜数十ミリ秒かかり、この期間は試験内容や試
験項目にもよるが、数百から数千回以上にも及ぶ。この
結果、トータルの設定変更時間は数秒から数十秒にもな
る。しかも、この時間はデバイス試験が一時停止状態に
あるからして、デバイス試験のスループットが低下する
要因となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述説明したように従
来技術においては、第1に、この設定変更の時間は試験
内容により不定である為、各受信ユニットが試験パター
ンに同期した関係で動作スタートさせることが困難であ
り、これに伴い、特に、ロジックリソースとアナログリ
ソースとのタイミングの同期が得られなくなり、デバイ
ス試験上の不具合を生じる場合がある。更に第2に、T
Cがテスタバスを介して、各受信ユニットへ順次シーケ
ンシャルに設定変更している為、設定変更時間が多くか
かる結果、デバイス試験のスループットが低下する難点
がある。そこで、本発明が解決しようとする課題は、半
導体試験装置が備えるハード資源(ハードリソース)の
動作条件を設定変更するときに、試験パターンの発生と
各受信ユニットとの動作を同期した関係で試験実施可能
な半導体試験装置を提供することである。更に、本発明
が解決しようとする課題は、半導体試験装置が備える各
受信ユニットのハードリソースの動作条件を設定変更す
るときに、設定変更時間を短縮してデバイス試験のスル
ープットを向上可能とする半導体試験装置を提供するこ
とである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、半導体試験装置が備える各受信ユニットの内部に備
えるハード資源(ハードリソース)の動作条件を、デバ
イス試験の試験条件に基づいて所定に順次設定変更して
被試験デバイスを試験実施する半導体試験装置におい
て、試験パターンの発生タイミングと、試験条件の変更
が行われる各受信ユニットの変更動作のタイミングとが
同期したタイミング関係で受信ユニットの試験条件を設
定変更する、ことを特徴とする半導体試験装置である。
上記発明によれば、半導体試験装置が備えるハードリソ
ースの動作条件を設定変更するときに、試験パターンの
発生と各受信ユニットとの動作を同期した関係で試験実
施可能な半導体試験装置が実現できる。
【0019】また、上述試験パターンの発生タイミング
と受信ユニットの変更動作のタイミングとの同期の一態
様としては、試験パターンの発生に同期して同期起動信
号STnを発生して所定の受信ユニットへ供給し、当該
受信ユニットの設定変更の開始は前記同期起動信号ST
nの起動タイミングに基づいて設定変更を開始する、こ
とを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0020】上記課題を解決するために、半導体試験装
置が備える各受信ユニットの内部に備えるハード資源
(ハードリソース)の動作条件を、デバイス試験の試験
条件に基づいて所定に順次設定変更して被試験デバイス
を試験実施する半導体試験装置において、上記受信ユニ
ットに対してデバイス試験に基づき所定の試験条件に上
記ハードリソースが変更される試験単位を変更試験単位
T1と呼称し、上記ハードリソースの中で、試験条件の
変更対象となるユニットを受信ユニットと呼称し、所定
の受信ユニットに備える動作状態を変更可能な複数変更
要素(回路要素)の各変更要素を指定する個別のアドレ
ス情報を変更要素指定データ(例えば各要素個別のアド
レス情報)と呼称し、前記変更要素へセットする設定デ
ータを設定変更データと呼称し、前記両データを変更デ
ータセットと呼称したとき、試験パターンの発生に同期
した所定のタイミングで、所定の受信ユニットへ設定変
更を起動させる同期起動信号STnのパルスを発生し
て、対応する受信ユニットへ供給する同期起動信号発生
手段20を具備し、所定の受信ユニットの内部に、上記
同期起動信号STnの起動に基づき所定ワード数の変更
データセットを格納する設定データ格納手段(例えばテ
ーブル・メモリ56)を具備し、所定の受信ユニットは
上記同期起動信号STnを受けたときに、これに同期し
たタイミングで上記設定データ格納手段から対応する上
記変更データセットを読み出して、当該受信ユニットの
対応する回路要素の試験条件を変更する試験条件変更手
段(例えばシーケンス・コントローラ)を具備し、以上
を具備することを特徴とする半導体試験装置がある。
【0021】また、上述設定データ格納手段の一態様
は、デバイス試験の試験条件を変更する変更試験単位T
1に変更データセットを連続的に配列してメモリへ格納
されるとき、前記変更試験単位T1に格納された変更デ
ータセット群の先頭を示すメモリ上のスタートアドレス
位置情報と、前記変更試験単位T1のワード数を示すワ
ード数情報とを指定する情報を読出し指定情報としたと
き、上記同期起動信号STnに先だって所定の受信ユニ
ットへ前記読出し指定情報を供給する読出し指定情報供
給手段を、更に備えることを特徴とする上述半導体試験
装置がある。
【0022】また、上述読出し指定情報供給手段の一態
様としては、OUT命令に基づいてテスタバスTBUS
を介して受信ユニットへデータ転送するOUTメモリ部
70を半導体試験装置が備えるとき、前記OUTメモリ
部70に上記変更試験単位T1に対応する所定複数個の
上記読出し指定情報を転送する設定データを前記OUT
メモリ部70へ所定に格納しておき、前記OUT命令に
基づいて、所定の受信ユニットへ上記同期起動信号ST
nに先だって上記読出し指定情報を転送する、ことを特
徴とする上述半導体試験装置がある。
【0023】また、上述読出し指定情報供給手段の一態
様としては、上記変更試験単位T1に対応する所定複数
個の上記読出し指定情報を、各受信ユニットのテーブル
・メモリ56に予め格納しておき、上記同期起動信号S
Tnにより前記読出し指定情報群の中から所定の読出し
指定情報を順次読み出して適用する、ことを特徴とする
上述半導体試験装置がある。
【0024】また、上述読出し指定情報の一態様として
は、各受信ユニットが備える設定データ格納手段へスタ
ートアドレス位置の指示情報と、読み出す所定ワード数
の指示情報との両情報を上記変更試験単位T1に対応し
て予め備える、ことを特徴とする上述半導体試験装置が
ある。
【0025】また、上述同期起動信号発生手段20の一
態様としては、上記パターンプログラムを格納するPG
U、例えばSQPGのインストラクション・メモリWC
Sから直接発生可能な制御用信号を適用して、各受信ユ
ニットへ個別の同期起動信号STnとして割り当て使用
する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0026】また、上述同期起動信号発生手段20の一
態様としては、上記パターンプログラムを格納するPG
U、例えばSQPGのインストラクション・メモリWC
Sから直接発生可能な制御用信号を適用して、各受信ユ
ニットへ分配供給する共通の1本の同期起動信号ST1
として割り当て使用する、ことを特徴とする上述半導体
試験装置がある。
【0027】また、上述変更試験単位T1における設定
変更が不要な受信ユニットに対しては、実質的に当該受
信ユニットの設定変更を行わないように、上記読出し指
定情報における読出しを指示するワード数情報の値を”
0”とする、ことを特徴とする上述半導体試験装置があ
る。
【0028】また、上述試験条件変更手段(例えばシー
ケンス・コントローラ)の一態様は、設定変更する変更
データセットを格納するメモリ容量を備えた設定データ
格納手段(例えばテーブル・メモリ56)を具備し、上
記同期起動信号STnを受けた都度、上記設定データ格
納手段の所定スタートアドレス位置から連続格納されて
いる所定ワード数の上記変更データセットSDiを順次
読み出し、読み出した前記変更データセットSDiを上
記同期起動信号STnの受信タイミングに同期したタイ
ミングで内部の対応する回路要素へ供給設定して当該回
路要素の動作条件を設定変更する手段(例えばユニット
コントローラ52とプログラムメモリ54)を具備し、
以上を具備することを特徴とする上述半導体試験装置が
ある。
【0029】また、テスタバスTBUSを備え、前記テ
スタバスTBUSは半導体試験装置の制御CPUである
テスタ・コントローラTCと各ユニットとの間のバス・
インターフェースであり、前記テスタバスTBUSへテ
スタバス命令を乗せて各ユニットの動作を所定に制御
し、OUTメモリ部70を備え、前記OUTメモリ部7
0は所定複数ワードのテスタバス命令となる設定データ
を格納して、試験パターンを発生するパターンプログラ
ムから発生されるOUT命令に基づき、前記OUTメモ
リ部70の所定アドレス位置から所定ワード数の連続す
るデータをテスタバス命令として、上記テスタバスTB
USを介して各ユニットへ供給して各ユニットの動作を
所定に制御するとき、上記OUTメモリ部70へ格納す
る読出し指定情報は、読出し指定情報を通知する受信ユ
ニットに対するテスタバスのアドレス情報と、各受信ユ
ニットのメモリ上における上記変更試験単位T1に格納
された変更データセット群の先頭位置を示すスタートア
ドレス位置情報と、前記変更試験単位T1のワード数情
報とを示す変更データセットSDiと、をOUTメモリ
内へ所定に格納する、ことを特徴とする上述半導体試験
装置がある。
【0030】また、上述設定変更する上記受信ユニット
としては、アナログユニットMIXED、あるいはFT
U(Functional Test Unit)、あるいはTHU(Test H
eadUnit)、あるいはDC系受信ユニットDPUであ
る、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明を適用した実施の形
態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の
実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定す
るものではないし、更に、実施の形態で説明されている
要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。
更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係の形
容は、一例でありその形容内容のみに限定するものでは
ない。
【0032】本発明について、図3の半導体試験装置の
概念構成図と、図4のシーケンス・コントローラの原理
構成図と、図5のOUTメモリの格納例と、テーブル・
メモリの格納例と、図6のデバイス試験時間の従来と本
発明との推移比較例、とを参照して以下に説明する。
尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付し、また重
複する部位の説明は省略する。
【0033】本願に係る要部構成は、図3に示すよう
に、従来構成要素に対して、同期起動信号発生手段20
と、各受信ユニットの内部に備えるシーケンス・コント
ローラとを追加した構成としている。他は従来と同一要
素である。
【0034】同期起動信号発生手段20は、SQPGか
ら各受信ユニットへ個別の同期起動信号ST1〜ST5
のパルスを、所望のタイミングに発生して各受信ユニッ
トへ供給する。この同期起動信号ST1〜ST5が所定
に発生されるようにパターンプログラムを作成してお
く。具体的な同期起動信号の発生例を示すと、SQPG
が備えるインストラクション・メモリWCSから直接発
生可能で、使用可能な複数本の制御用信号を適用する。
これを、5ビットを5ビットの同期起動信号ST1〜S
T5として割り当て使用する。これによれば、試験パタ
ーンの発生と共に、基本クロックに同期したタイミング
で受信ユニットに対して、必要となる所望のタイミング
で同期起動信号STn(ここで、nは1から5とする)
を発生できる。例えば、パターンプログラムのステート
メント記述上で、”NOP ST1 ST3”と記述した行では、
例えば図6Aの位置で2つの同期起動信号ST1、ST
3が試験パターンの発生と同期したタイミングで同時に
発生できる。また、”NOP ST1ST2 ST3 ST4 ST5”と記述
した場合には、例えば図6Bの位置で5つの同期起動信
号ST1〜ST5が同時発生できる。また、”NOP ST
1”と記述した場合には、例えば図6Cの位置で1つの
同期起動信号ST1が発生できる。
【0035】更に、各同期起動信号STn(ここで、n
は1から5の値とする)の発生に先立って、OUT命令
は発するようにパターンプログラムを作成しておく。こ
の理由は、同期起動信号STnがパルス信号の為、後述
するユニットコントローラ52に対して読出し指定情報
を通知する必要がある為である。この読出し指定情報と
しては、後述するテーブル・メモリ56における読出し
のスタートアドレス位置情報と、読出しワード数情報と
を指定する情報である。
【0036】各受信ユニットのシーケンス・コントロー
ラは、プログラム方式で動作するコントローラである。
具体構成例としては、図4に示すように、ユニットコン
トローラ52と、プログラムメモリ54と、テーブル・
メモリ56とを備える。ユニットコントローラ52は、
例えばDSPやCPU等のプロセッサであり、所定のプ
ログラムをプログラムメモリ54へロードして使用に供
する。そして、所定のOUT命令に基づいて上記読出し
指定情報を受けて内部へラッチ保持する。即ち、スター
トアドレス位置情報と読出しワード数情報とを内部に記
憶しておく。その後に発生するSQPGからの同期起動
信号ST1を受けたときに、例えばSQPGと同期関係
にある基本クロックを適用して、且つ、一定したタイミ
ングで設定変更動作を行う。即ち、上記スタートアドレ
ス位置情報と読出しワード数情報とに基づいて、テーブ
ル・メモリ56のスタートアドレス位置からの設定デー
タの指定ワード数を、順次読出して対応する各回路要素
(VIO部C1bやリレー制御部C1a)へ順次書き込
んでいく。これにより、試験パターンの発生と同期した
関係で制御動作が行われ、且つ、読出しワード数に比例
して一定の時間で完了して終了できる。尚、ユニット内
部での転送であるからしてテスタバスTBUSに比べ
て、数分の1に短縮できる利点もある。更に、各受信ユ
ニットに分散して並行して実行されるからして、ワード
数の偏りにもよるが、従来よりも更に数分の1の時間短
縮ができる。従って、図6(b)に示すように、設定変
更時間T3は、大幅に時間短縮ができる利点が得られ
る。この結果、トータルのデバイス試験時間はT6は、
従来よりも短縮される利点が得られる。
【0037】プログラムメモリ54は、ユニットコント
ローラ52が実行する為の実行制御用の制御プログラム
の格納用メモリであり、各受信ユニット対応するプログ
ラムを予めロードして使用可能な状態にしておく。尚、
各受信ユニットのプログラムメモリ54に格納する制御
プログラムについては、DUT品種等に依存しないよう
にして共通して適用できるようにしておくことが望まし
い。
【0038】テーブル・メモリ56には、当該DUTの
試験項目に対応する複数群の設定データを予め格納して
おく。即ち、従来のOUTメモリへの設定データに相当
するデータを格納する。但し、各受信ユニットへ分散さ
れて格納されることとなる。本願の設定データの一例と
しては、図5(b)に示すように、従来のOUTメモリ
に格納されていたユニット内回路要素のアドレス情報
と、当該回路要素への設定変更データとを格納しておけ
ば良い。
【0039】次に、上述に伴い、本願におけるOUTメ
モリ部70に格納する設定データ群の内容を説明する。
本願のOUTメモリ部70には、従来とは異なり、図5
(a)に示すように、例えば5ワードの小容量の設定デ
ータが格納されているのみであり、且つ、従来とは異な
る情報が格納される。OUTメモリ上の設定データの内
容の具体例としては、テスタバスTBUS上のユニット
アドレス情報と、各受信ユニット毎に固有のスタートア
ドレス位置情報(図5C参照)と、読出しワード数情報
(図5D参照)とが格納される。そして、SQPGから
のOUT命令のパラメータ情報により、OUTメモリ上
の1つの、例えばスタートアドレスA1aとワード数情
報B1aとが指定される。この結果、対応する5つの設
定データがテスタバス命令に変換されて、各受信ユニッ
トのユニットコントローラ52へテーブル・メモリ56
に対するスタートアドレス位置情報と、ワード数情報と
して通知される。ここの例では、わずか5ワードのテス
タバス命令であるからして、数マイクロ秒で通知完了す
る。従って、対応する同期起動信号STnの発生タイミ
ングは、当該OUT命令で各受信ユニットへ通知完了す
る数マイクロ秒以降の発生となるようにパターンプログ
ラムを作成しておく必要性がある。
【0040】次に、上述に伴い、本願のSQPGに格納
するパターンプログラム内容は従来と少し変わる。第1
に、上記したOUT命令に付与している読出し指定情報
であるスタートアドレス位置情報と読出しワード数情報
は、上述した図5(a)に示すスタートアドレス(図5
A1a、A2a参照)の情報と、転送ワード数(図5B
1a、B2a参照)の情報に変わる。第2に、前記OU
T命令に基づき、各受信ユニットのユニットコントロー
ラ52へ通知完了後に、所望の同期起動信号STnが発
生されるようにパターンプログラムを記述する。尚、こ
れらは、デバイス試験プログラムのソースファイルに基
づいて、半導体試験装置が備える所定の翻訳ツールによ
って翻訳生成される。
【0041】上述発明手段によれば、試験パターンの発
生に同期したタイミングの同期起動信号STnを発生さ
せ、これに同期して各シーケンス・コントローラが設定
変更データを対応する回路要素へ設定変更のセットする
ことが可能となる結果、試験パターンの発生と同期した
関係で設定変更可能となる利点が得られる。これは、特
に、ロジックリソースとアナログリソースとが同期した
関係で設定変更される結果、両者の同期を維持してデバ
イス試験を実施できる大きな利点が得られる。更に、設
定変更が各受信ユニットに分散され、且つ、各受信ユニ
ットで並行して設定変更の実行が行われる結果、設定変
更時間を大幅に短縮できる。従って、デバイス試験のス
ループットが向上できる利点も得られる。
【0042】次に、図7と図8とを参照して、ソフトと
の関係を説明する。図8はSQPGと、DPUユニット
及びAFGユニットとの動作関係を示している制御概念
図である。DPUユニットは、リーク試験プログラム
と、条件テーブルと、シーケンスコントローラと、その
他を備えている。条件テーブルはDPUの動作条件を設
定するテーブルであって、予めテスタバスTBUSを介
してメインプログラムから設定される。DPUのシーケ
ンスコントローラは、リーク試験プログラムと、前記条
件テーブルとに基づいて、当該DPUが備えるハードリ
ソースを所望に制御してDUTを試験実施して、測定デ
ータ等を収集し、結果を出力する。更に、シーケンスコ
ントローラは、SQPGからのパターンプログラムに基
づく同期起動信号ST1を受けて、SQPGのパターン
発生と同期した関係でリーク試験プログラムが実行さ
れ、やがて、同期した関係で完了信号をSQPGへ供給
する。
【0043】AFGユニットは、サイン波発生プログラ
ムと、条件テーブルと、シーケンスコントローラと、そ
の他を備えている。同様に、条件テーブルはAFGの動
作条件を設定するテーブルであって、予めテスタバスT
BUSを介してメインプログラムから設定される。AF
Gのシーケンスコントローラは、サイン波発生プログラ
ムと、前記条件テーブルとに基づいて、当該AFGが備
えるハードリソースを所望に制御してDUTへサイン波
形信号を供給し、また、測定データ等を収集し、結果を
出力する。更に、シーケンスコントローラは、SQPG
からのパターンプログラムに基づく同期起動信号ST2
を受けて、SQPGのパターン発生と同期した関係でサ
イン波発生プログラムが実行され、やがて、同期した関
係で完了信号をSQPGへ供給する。
【0044】図7はメインプログラムの記述例と、パタ
ーンプログラムの記述例と、DPUのリーク試験プログ
ラムの記述例と、AFGのサイン波発生プログラムの記
述例との動作関係を示している概念図である。メインプ
ログラムの記述例としては、2つの部分に分けられてい
て、一方の記述部(1)は、試験項目、条件、シーケン
ス設定部である。具体例として、リーク試験Aでは条件
AとシーケンスAとを設定し、サイン波発生Aでは条件
AとシーケンスAとを設定している。次の、次のリーク
試験Bでは条件BとシーケンスBとを設定し、サイン波
発生Bでは条件BとシーケンスBとを設定している。他
方の記述部(2)は、実行シーケンス、結果判定部であ
る。具体例として、リーク試験Aではパターン・スタ
ートとパス・フェイル判定と、前記判定に基づく分岐と
が記述されている。次の、サイン波発生Aではパス・
フェイル判定と、前記判定に基づく分岐とが記述されて
いる。次の、リーク試験Bではパターン・スタートと
パス・フェイル判定と、前記判定に基づく分岐とが記述
されている。次の、サイン波発生Bではパターン・ス
タートとパス・フェイル判定と、終了とが記述されてい
る。
【0045】これにより、DPUのリーク試験関数のプ
ログラム中の命令は全てDPU内に格納されることとな
り、又、AFGのそれも同様である。メイン・プログラ
ム中の命令とそのメイン・プログラムから呼び出される
関数中の命令が独立して各ユニットに格納される構造を
とることができる。このように、ユニットを制御する関
数と、ハード上のプログラム格納場所が1対1に対応す
ることにより、あるユニットの関数だけ修正が必要にな
った場合、その部分だけの書き換えで済む為、プログラ
ム修正/転送/実行のターン・アラウンドを短縮するこ
とができる利点が得られる。
【0046】尚、本発明の技術的思想は、上述実施の形
態の具体構成例、接続形態例に限定されるものではな
い。更に、本発明の技術的思想に基づき、上述実施の形
態を適宜変形して広汎に応用してもよい。例えば、各受
信ユニットのシーケンス・コントローラは機能単位のユ
ニット毎に備える具体例を示したが、所望により、機能
単位の受信ユニットが複数枚のボードで構成される場合
は、上述シーケンス・コントローラをボード単位に備え
るように構成しても良い。この場合は、設定変更時間が
更に短縮可能となる利点が得られる。
【0047】また、上述実施例では、各受信ユニットへ
読出し指定情報を供給する具体例を示したが、所望によ
り、デバイス試験の実行における読出し指定情報の発生
順番が予め判っている場合は、発生順に所定複数個の読
出し指定情報を格納しておき、同期起動信号STnを受
けた都度、順次、次の読出し指定情報を読み出して実施
することが可能であるからして、所望により、同期起動
信号STnの発生に先だって発生させるOUT命令の記
述を削除しても良い。
【0048】また、上述実施例では、各受信ユニットへ
独立した個別の同期起動信号STnを供給する具体例で
あったが、所望により、1本の同期起動信号ST1を各
受信ユニットへ分配供給するように構成しても良い。但
し、この場合、設定変更が不要な受信ユニットに対して
も、無動作となる読出し指定情報を送信するようにす
る。例えば、読出しワード数情報の値を”0”にしてお
けば当該受信ユニットは実質的に何もしないことにな
る。この場合は1本の同期起動信号ST1のみで全受信
ユニットの同期が実現できる利点が得られる。
【0049】また、上述実施例では、OUTメモリ部7
0に対する起動は、SQPGのパターンプログラムから
のOUT命令により起動する具体例で説明していたが、
所望により、TCからOUT命令と同様の起動を与える
ようにして、TCからも起動できるようにさせても良
い。
【0050】また、上述実施例では、テーブル・メモリ
56を受信ユニットに備える具体例で説明していたが、
代わりに各受信ユニットにはFIFO型のバッファメモ
リを備えておき、従来と同様にOUTメモリ部70へ設
定データ群を格納しておく。そして、上述同期起動信号
STnを発生する所定時間前に、OUT命令を発生させ
る。ここで、このOUT命令の場合にはパターンプログ
ラム側が完了の応答待ちをさせないで直ちに続行する形
態とすれば、従来よりもスループットが向上できる。そ
の後の所定時間後に、上述同期起動信号STnを発生さ
せる。これを上述同様に同期したタイミングで各受信ユ
ニットが受けて、FIFO型のバッファメモリの内容を
順次読出して対応する回路要素へ一定した時間で転送さ
せる。この場合には、従来のOUTメモリ部70のデー
タ内容がそのまま適用できる利点と、デバイス試験のス
ループットが従来よりも向上できる利点と、試験パター
ンの発生と同期した関係で設定変更が可能となる利点と
が得られる。
【0051】また、上述実施例では、同期起動信号ST
nの発生に先だって、OUT命令を適用し、テスタバス
TBUSを介して各受信ユニットへ設定データを供給す
る形態の具体例で説明していたが、所望により、テスタ
バスTBUSを適用せず、代わりに、各受信ユニットへ
設定データを直接供給可能な手段を備えて実施する形態
としても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容からして、下
記に記載される効果を奏する。上述説明したように本発
明によれば、各受信ユニットへシーケンス・コントロー
ラを備えて、SQPGから各受信ユニットへ試験パター
ンの発生に同期したタイミングの同期起動信号STnを
発生させ、これに同期して各シーケンス・コントローラ
が設定変更データを対応する回路要素へセットすること
が可能な構成を具備したことにより、試験パターンの発
生と同期した関係で設定変更可能となる利点が得られ
る。また、特に、ロジックリソースとアナログリソース
とが同期した関係で設定変更される結果、両者の同期を
維持しながらデバイス試験を実施できる大きな利点が得
られる。更に、設定変更が分散して並行して実施される
結果、デバイス試験が一時停止状態にある設定変更の時
間を大幅に短縮できる結果、デバイス試験のスループッ
トを向上可能となる大きな利点も得られる。従って、本
発明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の、本願に係る半導体試験装置の概念構成
図。
【図2】従来の、THUの制御に係る内部構成例と、O
UTメモリの格納例。
【図3】本発明の、本願に係る半導体試験装置の概念構
成図。
【図4】本発明の、シーケンス・コントローラの原理構
成図。
【図5】本発明の、OUTメモリの格納例と、テーブル
・メモリの格納例。
【図6】デバイス試験時間の従来と本発明との推移比較
例。
【図7】メインプログラムの記述例と、パターンプログ
ラムの記述例と、DPUのリーク試験プログラムの記述
例と、AFGのサイン波発生プログラムの記述例との動
作関係を示す概念図。
【図8】SQPGと、DPUユニット及びAFGユニッ
トとの動作関係を示す制御概念図。
【符号の説明】
C1a リレー制御部 C1b VIO部 S1 OUTリレー S2,S3 DCリレー S4,S5 リレー 20 同期起動信号発生手段 52 ユニットコントローラ 54 プログラムメモリ 56 テーブル・メモリ 70 OUTメモリ部 80 バスI/F部 CP コンパレータ DR ドライバ DUT 被試験デバイス SQPG シーケンシャル・パターン・ジェネレータ TBUS テスタバス TC テスタ・コントローラ DPU DC系受信ユニット FTU ファンクションテストユニット(Functional
Test Unit) MIXED アナログリソース THU テストヘッドユニット(Test Head Unit)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体試験装置が備える各受信ユニット
    の内部に備えるハード資源(ハードリソース)の動作条
    件を、デバイス試験の試験条件に基づいて所定に順次設
    定変更して被試験デバイス(DUT)を試験実施する半
    導体試験装置において、 試験パターンの発生タイミングと、試験条件の変更が行
    われる各受信ユニットの変更動作のタイミングとが同期
    したタイミング関係で受信ユニットの試験条件を設定変
    更する、ことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 試験パターンの発生タイミングと受信ユ
    ニットの変更動作のタイミングとの同期は、試験パター
    ンの発生に同期して同期起動信号を発生して所定の受信
    ユニットへ供給し、当該受信ユニットの設定変更の開始
    は該同期起動信号の起動タイミングに基づいて設定変更
    を開始する、ことを特徴とする請求項1記載の半導体試
    験装置。
  3. 【請求項3】 半導体試験装置が備える各受信ユニット
    の内部に備えるハード資源(ハードリソース)の動作条
    件を、デバイス試験の試験条件に基づいて所定に順次設
    定変更して被試験デバイス(DUT)を試験実施する半
    導体試験装置において、 該受信ユニットに対してデバイス試験に基づき所定の試
    験条件に該ハードリソースが変更される試験単位を変更
    試験単位と呼称し、 該ハードリソースの中で、試験条件の変更対象となるユ
    ニットを受信ユニットと呼称し、 所定の受信ユニットに備える動作状態を変更可能な複数
    変更要素(回路要素)の各変更要素を指定する個別のア
    ドレス情報を変更要素指定データとし、該変更要素へセ
    ットする設定データを設定変更データとし、前記両デー
    タを変更データセットと呼称したとき、 試験パターンの発生に同期した所定のタイミングで、所
    定の受信ユニットへ設定変更を起動させる同期起動信号
    のパルスを発生する同期起動信号発生手段と、 所定の受信ユニットの内部に、該同期起動信号の起動に
    基づき所定ワード数の変更データセットを格納する設定
    データ格納手段と、 所定の受信ユニットは該同期起動信号を受けたときに、
    これに同期したタイミングで該設定データ格納手段から
    対応する該変更データセットを読み出して、当該受信ユ
    ニットの対応する回路要素の試験条件を変更する試験条
    件変更手段と、 を具備することを特徴とする半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 該設定データ格納手段は、デバイス試験
    の試験条件を変更する変更試験単位に変更データセット
    を連続的に配列してメモリへ格納されるとき、該変更試
    験単位に格納された変更データセット群の先頭を示すメ
    モリ上のスタートアドレス位置情報と、該変更試験単位
    のワード数を示すワード数情報とを指定する情報を読出
    し指定情報としたとき、 該同期起動信号に先だって所定の受信ユニットへ該読出
    し指定情報を供給する読出し指定情報供給手段を、更に
    備えることを特徴とする請求項3記載の半導体試験装
    置。
  5. 【請求項5】 該読出し指定情報供給手段は、OUT命
    令に基づいてテスタバスTBUSを介して受信ユニット
    へデータ転送するOUTメモリ部を半導体試験装置が備
    えるとき、該OUTメモリ部に該変更試験単位に対応す
    る所定複数個の該読出し指定情報を転送する設定データ
    を該OUTメモリ部へ所定に格納しておき、該OUT命
    令に基づいて、所定の受信ユニットへ該同期起動信号に
    先だって該読出し指定情報を転送する、ことを特徴とす
    る請求項4記載の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 該読出し指定情報供給手段は、該変更試
    験単位に対応する所定複数個の該読出し指定情報を、各
    受信ユニットに予め格納しておき、該同期起動信号によ
    り該読出し指定情報群の中から所定の読出し指定情報を
    順次読み出して適用する、ことを特徴とする請求項4記
    載の半導体試験装置。
  7. 【請求項7】 該読出し指定情報は、各受信ユニットが
    備える設定データ格納手段へスタートアドレス位置の指
    示情報と、読み出す所定ワード数の指示情報との両情報
    を該変更試験単位に対応して予め備える、ことを特徴と
    する請求項5乃至6記載の半導体試験装置。
  8. 【請求項8】 同期起動信号発生手段は、該パターンプ
    ログラムを格納するPGUのインストラクション・メモ
    リWCSから直接発生可能な制御用信号を適用して、各
    受信ユニットへ個別の同期起動信号として割り当て使用
    する、ことを特徴とする請求項3記載の半導体試験装
    置。
  9. 【請求項9】 同期起動信号発生手段は、該パターンプ
    ログラムを格納するPGUのインストラクション・メモ
    リWCSから直接発生可能な制御用信号を適用して、各
    受信ユニットへ分配供給する共通の1本の同期起動信号
    として割り当て使用する、ことを特徴とする請求項3記
    載の半導体試験装置。
  10. 【請求項10】 該変更試験単位における設定変更が不
    要な受信ユニットに対しては、実質的に当該受信ユニッ
    トの設定変更を行わないように、該読出し指定情報にお
    ける読出しを指示するワード数情報の値を”0”とす
    る、ことを特徴とする請求項9記載の半導体試験装置。
  11. 【請求項11】 試験条件変更手段は、設定変更する変
    更データセットを格納するメモリ容量を備えた設定デー
    タ格納手段と、 該同期起動信号を受けた都度、該設定データ格納手段の
    所定スタートアドレス位置から連続格納されている所定
    ワード数の該変更データセットを順次読み出し、読み出
    した該変更データセットを該同期起動信号の受信タイミ
    ングに同期したタイミングで内部の対応する回路要素へ
    供給設定して当該回路要素の動作条件を設定変更する手
    段と、 を具備する、ことを特徴とする請求項3記載の半導体試
    験装置。
  12. 【請求項12】 テスタバスTBUSを備え、該テスタ
    バスTBUSは半導体試験装置の制御CPUであるテス
    タ・コントローラTCと各ユニットとの間のバス・イン
    ターフェースであり、該テスタバスTBUSへテスタバ
    ス命令を乗せて各ユニットの動作を所定に制御し、 OUTメモリ部を備え、該OUTメモリ部は所定複数ワ
    ードのテスタバス命令となる設定データを格納して、試
    験パターンを発生するパターンプログラムから発生され
    るOUT命令に基づき、該OUTメモリ部の所定アドレ
    ス位置から所定ワード数の連続するデータをテスタバス
    命令として、該テスタバスTBUSを介して各ユニット
    へ供給して各ユニットの動作を所定に制御するとき、 該OUTメモリ部へ格納する読出し指定情報は、読出し
    指定情報を通知する受信ユニットに対するテスタバスの
    アドレス情報と、各受信ユニットのメモリ上における該
    変更試験単位に格納された変更データセット群の先頭位
    置を示すスタートアドレス位置情報と、該変更試験単位
    T1のワード数情報とを示す変更データセットと、をO
    UTメモリ内へ所定に格納する、ことを特徴とする請求
    項4乃至5記載の半導体試験装置。
  13. 【請求項13】 該受信ユニットは、アナログユニット
    MIXED、あるいはFTU(Functional Test Uni
    t)、あるいはTHU(Test Head Unit)、あるいはD
    C系受信ユニットDPUである、ことを特徴とする請求
    項1乃至12記載の半導体試験装置。
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