JP2002538329A - 繊維材料の処理方法 - Google Patents

繊維材料の処理方法

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JP2002538329A JP2000603338A JP2000603338A JP2002538329A JP 2002538329 A JP2002538329 A JP 2002538329A JP 2000603338 A JP2000603338 A JP 2000603338A JP 2000603338 A JP2000603338 A JP 2000603338A JP 2002538329 A JP2002538329 A JP 2002538329A
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    • C11D3/3947Liquid compositions

Abstract

(57)【要約】 洗浄液中の過酸化水素の漂白効果を著しく改善し、かつ過酸化物含有洗浄液に移行している染料の再吸収を防止する、マンガン錯体と有機配位子との混合物が記述される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、洗浄液中の過酸化水素の漂白効果を著しく改善し、かつ過酸化物含
有洗浄液に移行している染料の再吸収を防止する、マンガン錯体と有機配位子と
の混合物、該混合物を含む洗浄及び洗濯剤処方、並びに生地を洗濯及び/又は漂
白するため、及び洗浄液に移行している染料の再吸収を防止するための、このよ
うな洗浄及び洗濯剤処方の使用方法に関する。
【0002】 過酸化物含有漂白剤は、かなり長い間、洗浄及び洗濯プロセスにおいて使用さ
れてきている。90℃以上の液温では、これらは非常に有効である。しかし温度
が下がると、これらの性能は顕著に低下する。多様な遷移金属イオン(このよう
なカチオンを含む、適切な塩又は配位化合物の形で加えられる)が、H22の分
解を触媒することは知られている。こうして、低温ではその効果が不十分な、H 22、又はH22を放出する前駆体、及び更には他の過酸化物化合物の漂白効果
を増大させることは可能である。この場合に実際上重要なことは、遷移金属イオ
ンと配位子との組合せだけであり、そして過酸化物活性化は、生地に関して酸化
を更に容易にすることにも表現され、カタラーゼ類似の不均化だけに表現される
ものではない(なぜなら後者の活性化は、この場合には不要なものであるが、低
温では不十分なH22及びその誘導体の漂白効果を、更に減少させることもある
ためである)。
【0003】 漂白に有効なH22活性化に関して、多様な配位子、特に1,4,7−トリメ
チル−1,4,7−トリアザシクロノナン、及び場合により酸素含有架橋配位子
とのマンガン錯体の単核及び多核変種が、目下特に有効であると考えられている
。このような触媒は、実際の条件下で十分に安定であり、生態学的に安全な金属
カチオンのMn(n+)を含む。しかしその使用は、染料及び繊維に対する実質的な
損傷を伴う。
【0004】 驚くべきことに、ある種のマンガン錯体の場合に、生地を漂白するための、及
び過酸化物含有洗浄液に移行している染料の再吸収を防止するための触媒として
の比効果(即ち、1molのマンガン錯体あたりの効果)が、このマンガン錯体を
0.2〜50倍モル量の1つ又は2つ以上の低分子量を有する有機配位子と混合
するならば、そしてこの混合物を洗浄プロセスにおける触媒として使用するなら
ば、顕著に増大しうることが今や見い出された。これによって、単に個々の効果
の単純加算ではなく、ある種のマンガン錯体とある種の有機配位子との間の相乗
効果が生じる:それ自体では何ら触媒効果を持たないが、混合物中のあるマンガ
ン錯体の特異的触媒効果を顕著に増大させうる配位子が存在する。よって1グラ
ムの触媒あたりの触媒効果は、純粋なマンガン錯体よりも混合物で高く、そして
染料及び繊維に対する損傷可能性のリスクは減少する。そのうえ、必要とされる
マンガンの量は少ない。更に、マンガン錯体と化学的に対応する配位子との混合
物は、錯化工程において配位子の溶液に同等量未満のマンガン塩を加えることに
より、容易に調製できる。
【0005】 したがって、本発明は、洗浄及び洗濯のための、並びに洗浄液に移行している
染料の再吸収の防止のための方法であって、過酸化物含有洗浄剤を含む洗浄液に
、1リットルの洗浄液あたり、2〜85重量%のマンガン錯体と、マンガンと錯
体を形成できる98〜15重量%の有機配位子とからなる、0.5〜150mg、
好ましくは1.5〜75mg、更に好ましくは1.5〜30mgの混合物(百分率は
、混合物の総重量に基づく)を加えることを特徴とする方法に関する。
【0006】 本発明のプロセスに適しているマンガン錯体は、特に式(1)又は(2):
【0007】
【化5】
【0008】 〔式中、 Aは、アニオンであり; nは、0、1、2又は3であり、 mは、0、1、2又は3であり、 R4は、水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキルであり、 R8は、水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキルであり、 Yは、式:−〔C(R42r−(式中、rは、1〜8の整数であり、そして
4基は、それぞれ互いに独立に、上記と同義である)の直鎖若しくは分岐のア
ルキレンラジカル、−CX=CX−(式中、Xは、シアノ、直鎖若しくは分岐の
1−C8アルキル又はジ(直鎖若しくは分岐のC1−C8アルキル)アミノである
)、−(CH2q−NR4−(CH2q−(式中、R4は、上記と同義であり、そ
してqは、1、2、3又は4である);又は下記式:
【0009】
【化6】
【0010】 で示される1,2−シクロヘキシレンラジカル、又は下記式:
【0011】
【化7】
【0012】 (式中、R9は、水素、SO3H、CH2OH又はCH2NH2である)で示される
1,2−アリールラジカルであり、 R及びR1は、それぞれ他と独立に、シアノ、ハロゲン、OR4又はCOOR4
(ここで、R4は、上記と同義である)、ニトロ、直鎖若しくは分岐のC1−C8
アルキル、直鎖若しくは分岐の部分的フッ素化若しくは過フッ素化C1−C8アル
キル、NR56(ここで、R5及びR6は、同一であるか又は異なって、それぞれ
水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C12アルキルである)、又は直鎖若しくは分
岐のC1−C8アルキル−R7(ここで、R7は、NH2、OR4、COOR4又はN
56(これらは、上記と同義である)である)、又は−CH2−N+467
、又は−N+456(ここで、R4、R5及びR6は、上記と同義である)であ
り、 R2及びR3は、それぞれ他と独立に、水素、直鎖若しくは分岐のC1−C4アル
キル又は非置換アリール、又は置換アリール〔これは、シアノ、ハロゲン、OR 4 又はCOOR4(ここで、R4は、水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキ
ルである)、ニトロ、直鎖若しくは分岐のC1−C8アルキル、NHR5又はNR56(ここで、R5及びR6は、同一であるか又は異なって、それぞれ水素又は直
鎖若しくは分岐のC1−C12アルキルである)、又は直鎖若しくは分岐のC1−C 8 アルキル−R7(ここで、R7は、NH2、OR4、COOR4又はNR56(これ
らは、上記と同義である)である)、又は−N+456(ここで、R4、R5
びR6は、上記と同義である)により置換されている〕である〕で示される化合
物である。
【0013】 式(I)の化合物において、R及び/又はR1が、−N+456又は−CH2 −N+467として定義されるか、あるいはR2及び/又はR3が、−N+4 56又は−CH2−N+467(ここで、R4、R5及びR6は、上記と同義であ
る)により置換されているアリールとして定義されるならば、−N+456
は−CH2−N+467基の正の電荷と釣り合わせるために適切なアニオンは
、塩化物のようなハロゲン化物、ペルクロラート、スルファート、ニトラート、
水酸化物、BF4 -、PF6 -、カルボキシラート、アセタート、トシラート又はト
リフラートである。臭化物及び塩化物が好ましい。
【0014】 nが2又は3である、式(I)の化合物では、R基は、同じ意味であっても異
なっていてもよい。同じことは、mが2又は3である、式(I)の化合物にも、
1基に関して当てはまる。
【0015】 1,2−シクロヘキシレン基として定義されるYは、その立体異性体のcis
/trans型のいずれであってもよい。
【0016】 Yは、好ましくは式:−(CH2r−(ここで、rは、1〜8の整数である)
、又は式:−C(R42−(CH2p−C(R42−(ここで、pは、0〜6、
好ましくは0〜3の数であり、そしてR4基は、それぞれ互いに独立に、水素又
はC1−C4アルキル、好ましくは水素又はメチルである)の基、あるいは下記式
【0017】
【化8】
【0018】 で示される1,2−シクロヘキシレン基又は1,2−フェニレン基である。
【0019】 ハロゲンは、好ましくはクロロ、ブロモ又はフルオロである。クロロが特に好
ましい。
【0020】 n又はmが1であるならば、R及びR1基は、R又はR1がニトロ又はCOOR 4 でなければ、好ましくは各ベンゼン環の4位にある。ニトロ又はCOOR4の場
合は、R又はR1基は、好ましくは5位にある。R又はR1がN+456である
ならば、R又はR1基は、好ましくは4位又は5位にある。
【0021】 n又はmが2であるならば、2つのR又はR1基は、R又はR1がニトロ又はC
OOR5でなければ、好ましくは各ベンゼン環の4,6−位にある。ニトロ又は
COOR4の場合は、R又はR1基は、好ましくは3,5−位にある。
【0022】 R又はR1がジ(C1−C12アルキル)アミノであるならば、このアルキル基は
、直鎖であっても分岐であってもよい。この基は、好ましくは1〜8個の炭素原
子、更に好ましくは1〜3個の炭素原子を含む。
【0023】 R及びR1は、好ましくは水素、クロロ、OR4、COOR4、N(R42又は
+(R43(ここで、N(R42又はN+(R43においてR4基は、異なって
いてもよく、水素又はC1−C4アルキル、好ましくはメチル、エチル又はイソプ
ロピルである)である。
【0024】 R2及びR3は、好ましくは水素、メチル、エチル又は非置換フェニルである。
【0025】 アリールは、典型的にはナフチル、又は好ましくはフェニルである。
【0026】 適切なアニオンAは、例えば、塩化物若しくは臭化物のようなハロゲン化物、
ペルクロラート、スルファート、ニトラート、水酸化物、BF4 -、PF6 -、カル
ボキシラート、アセタート、トシラート又はトリフラートである。塩化物、臭化
物及びアセタートが好ましい。
【0027】 マンガン錯体と有機配位子との新規な混合物において使用される適切な有機配
位子は、好ましくは式(3)又は(4):
【0028】
【化9】
【0029】 〔式中、R、R1、R2、R3、R4、R8、Y、n及びmは、式(1)及び(2)
と同義である〕で示される化合物である。
【0030】 式(1)及び(2)のマンガン錯体に関して与えられるR、R1、R2、R3
4、R8、Y、n及びmの好ましい定義はまた、式(3)及び(4)の配位子の
場合にも好ましい。
【0031】 新規な混合物中の有機配位子として使用するために適している他の化合物は、
式(5)又は(6):
【0032】
【化10】
【0033】 〔式中、R、R2、R8及びnは、式(1)及び(2)と同義である〕で示される
ものである。
【0034】 式(1)及び(2)のマンガン錯体に関して与えられるR、R2、R8及びnの
好ましい定義はまた、式(5)及び(6)の配位子の場合にも好ましい。
【0035】 式(1)〜(6)の化合物は、既知であるか、又はそれ自体既知の方法で調製
することができる。マンガン錯体は、例えば、対応する配位子(2)及び(3)
並びにマンガン化合物から調製される。このような調製の方法は、特に米国特許
5,281,578及び4,066,459、並びにBernardoら, Inorg. Chem. 45(1996) 387に記
載されている。
【0036】 式(1)又は(2)の化合物は、単独で、又は2つ以上の式(1)若しくは(
2)の追加の化合物との混合物として使用することができる。同様に、式(3)
〜(6)の配位子は、単独で、又は2つ以上の追加の配位子との混合物として使
用することができる。
【0037】 本発明により使用される混合物における下記式: V=(混合物中のマンガン錯体の総量)/(混合物中の有機配位子の総量) で示される比は、好ましくは0.02〜5、更に好ましくは0.02〜1である
。この量は、モル量に基づく。
【0038】 本発明はまた、洗浄剤に関するものであり、これは、 I)5〜90%、好ましくは5〜70%の、A)アニオン性界面活性剤及び/
又はB)非イオン性界面活性剤、 II)5〜70%、好ましくは5〜50%、更に好ましくは5〜40%のC)ビ
ルダー物質、 III)0.1〜30%、好ましくは1〜12%のD)過酸化物、並びに IV)0.005〜2%、好ましくは0.02〜1%、更に好ましくは0.05
〜0.5%の、E)式(1)又は(2)のマンガン錯体と、式(3)、(4)、
(5)又は(6)の有機配位子との混合物 を含むことを特徴とする(百分率は、重量により、洗浄剤の総重量に基づく)。
【0039】 マンガン錯体と有機配位子とを最初に混合し、生じた混合物E)と他の洗浄剤
成分A)、B)、C)及びD)とを次に混合することが可能である。しかしまた
、マンガン錯体及び有機配位子を、残りの洗浄剤成分A)、B)、C)及びD)
と個別に混合することも可能である。
【0040】 この洗浄剤は、固体であっても液体の形態であってもよく、例えば、GB-A-2,1
58,454に記載されているように、例えば、5重量%以下、好ましくは0〜1重量
%の水、及び主成分として非イオン性界面活性剤中のビルダー物質の懸濁液を含
むことを特徴とする、液体非水性洗浄剤の形態であってもよい。
【0041】 しかし好ましくは、この洗浄剤は、粉末化又は顆粒化された形態で得られる。
【0042】 この洗浄剤は、例えば、最初に成分D)及びE)を除く上述の全成分を含む水
性スラリーを噴霧乾燥することにより出発粉末を調製し、そして次に乾燥成分の
D)及びE)を加えて、これら全ての成分を混合することにより製造することが
できる。
【0043】 また、成分E)を、成分A)、B)及びC)を含む水性スラリーに加え、そし
てこの混合物を噴霧乾燥後、成分D)とこの乾燥混合物とを混合することも可能
である。
【0044】 また、成分A)及びC)を含むが、成分B)は含まないか、又は成分B)の一
部のみ含む水性スラリーから出発することも可能である。スラリーを噴霧乾燥後
、成分E)を成分B)と混合してここに加え、次に成分D)を乾燥形態で混合す
る。
【0045】 アニオン性界面活性剤A)は、例えば、スルファート、スルホナート若しくは
カルボキシラート界面活性剤、又はこれらの混合物であってよい。
【0046】 好ましいスルファートは、場合によりアルキルエトキシスルファート(これの
アルキルラジカルは、10〜20個の炭素原子を含む)と組合せた、アルキル基
に12〜22個の炭素原子を含むものである。
【0047】 好ましいスルホナートは、例えば、アルキル基に9〜15個の炭素原子を含む
アルキルベンゼンスルホナートである。
【0048】 アニオン性界面活性剤中のカチオンは、好ましくはアルカリ金属カチオンであ
り、最も好ましくはナトリウムである。
【0049】 好ましいカルボキシラートは、式:R−CO−N(R1)−CH2COOM1
式中、Rは、アルキル又はアルケニル基に8〜18個の炭素原子を含む、アルキ
ル又はアルケニルであり、R1は、C1−C4アルキルであり、そしてM1は、アル
カリ金属である)のアルカリ金属サルコシン酸塩である。
【0050】 非イオン性界面活性剤B)は、例えば、3〜8molのエチレンオキシドと1mol
の9〜15個の炭素原子を含む第1級アルコールとの縮合物であってよい。
【0051】 適切なビルダー物質C)は、例えば、アルカリ金属リン酸塩、好ましくはトリ
ポリリン酸塩、炭酸塩又は重炭酸塩、更に好ましくはこれらのナトリウム塩、ケ
イ酸塩、ケイ酸アルミニウム塩、ポリカルボキシラート、ポリカルボン酸、有機
ホスホン酸塩、アミノアルキレンポリ(アルキレンホスホナート)、又はこれら
の化合物の混合物である。
【0052】 特に適切なケイ酸塩は、式:NaHSit2t+1・pH2O又はNa2Sit2t +1 ・pH2O(式中、tは、1.9〜4の数であり、そしてpは、0〜20の数
である)の結晶性層状ケイ酸のナトリウム塩である。
【0053】 好ましいケイ酸アルミニウムは、ゼオライト(Zeolite)A、B、X及びHS
の名称の下で市販されているものであり、そして2つ以上のこれらの成分を含む
混合物も好ましい。
【0054】 好ましいポリカルボキシラートは、ポリヒドロキシカルボキシラート、特にシ
トラート、及びアクリラート、更には無水マレイン酸とのそのコポリマーである
【0055】 好ましいポリカルボン酸は、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、並び
にラセミ体及びエナンチオマーとして純粋なS,S−型の両方のエチレンジアミ
ンジスクシナートである。
【0056】 特に適切なホスホン酸塩又はアミノアルキレンポリ(アルキレンホスホナート
)は、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロトリス(メチレ
ンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸及びジエチレント
リアミンペンタメチレンホスホン酸のアルカリ金属塩である。
【0057】 適切な過酸化物成分D)は、例えば、文献において既知であり、かつ市販され
ている、有機及び無機過酸化物であり、そして標準的洗浄温度、例えば、10〜
95℃で繊維材料を漂白するものである。
【0058】 有機過酸化物は、例えば、モノ−又はポリ過酸化物であり、好ましくはフタル
イミドペルオキシカプロン酸、ペルオキシ安息香酸、ジペルオキシドデカン二酸
、ジペルオキシノナン二酸、ジペルオキシデカン二酸、ジペルオキシフタル酸又
はこれらの塩のような、有機過酸又はこれらの塩である。
【0059】 しかし、無機過酸化物、例えば、過硫酸塩、過ホウ酸塩、過炭酸塩及び/又は
過ケイ酸塩を使用することが好ましい。また当然ながら、無機及び/又は有機過
酸化物の混合物を使用することも可能である。過酸化物は、異なる結晶形で得る
ことができ、異なる水含量であってよく、そしてこれらはまた、その貯蔵安定性
を改善するために、他の無機又は有機化合物と一緒に使用してもよい。
【0060】 過酸化物は、好ましくは、例えば、スクリュー供給系及び/又は流動床混合機
を用いて、成分を混合することにより、洗浄剤に加える。
【0061】 新規な組合せに加えて、この洗浄剤は、例えば、ビス−トリアジニルアミノス
チルベンジスルホン酸、ビス−トリアゾリルスチルベンジスルホン酸、ビス−ス
チリルビフェニル又はビス−ベンゾフラニルビフェニルの分類、ビス−ベンゾオ
キサリル誘導体、ビス−ベンゾイミダゾリル誘導体、クマリン誘導体又はピラゾ
リン誘導体からの、1つ以上の蛍光増白剤を含んでもよい。
【0062】 この洗浄剤はまた、汚れの懸濁剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、pH調節剤、例えば、アルカリ若しくはアルカリ土類金属ケイ酸塩、泡
立ち調節剤、例えば、石鹸、噴霧乾燥性及び顆粒化性の調節用の塩、例えば、硫
酸ナトリウム、香料、並びに場合により帯電防止剤及び柔軟剤、アミラーゼのよ
うな酵素、ブリーチ、顔料及び/又は色直し剤(Shading agent)を含んでもよ
い。これらの成分は、当然ながら使用される漂白剤に対して安定でなければなら
ない。
【0063】 新規な洗浄剤に好ましく加えられる他の添加物は、洗浄液中に存在し、洗浄条
件下で布から分離している染料による、洗浄中の布の汚染を防止するポリマーで
ある。これらのポリマーは、好ましくはポリビニルピロリドンであり、そしてこ
れらは、修飾されていないか、又はアニオン性若しくはカチオン性置換基の組み
込みにより修飾されているものであり、特に5000〜60000、更に好まし
くは10000〜50000の範囲の分子量を有するものである。これらのポリ
マーは、好ましくは、洗浄剤の総重量に基づいて、0.05〜5重量%、更に好
ましくは0.2〜1.7重量%の量で使用される。
【0064】 この洗浄剤は更に、TAED又はTAGUのような、いわゆる過ホウ酸塩アク
チベーターを含んでもよい。TAEDが好ましく、そして好ましくは、洗浄剤の
総重量に基づいて、0.05〜5重量%、更に好ましくは0.2〜1.7重量%
の量で使用される。
【0065】 以下の非限定的な実施例により本発明を更に詳細に説明する。部及び百分率は
、他に記載がなければ重量による。
【0066】 実施例1:触媒の有効性を測定するために、DTI有効性を測定した。DTI(
染料の移行阻害(Dye transfer inhibition))有効性のaは、下記百分率とし
て定義される: a=(〔Y(E)−Y(A)〕/〔Y(W)−Y(A)〕)*100 式中、Y(W)、Y(A)及びY(E)は、この順に、白色材料、触媒の添加な
しに処理した材料及び触媒を添加して処理した材料のCIE白色度を意味する。
a=0は、完全に無益な製品の特徴を与え、これを洗浄液に添加しても、染料は
自由に移行する。次にa=100%は、白色材料の汚染を完全に阻害する完璧な
触媒に相当する。
【0067】 試験データを得るために、下記試験系を用いた:7.5gの白色の綿織物を8
0mlの洗浄液中で処理した。この液は、7.5g/lの濃度の標準的な洗浄剤のE
CE無リン酸(456IEC)(EMPA、スイス)、8.6mmol/lのH22
び試験染料の溶液を含む。洗浄プロセスは、リニテスト(LINITEST)装置中のビ
ーカーで40℃で30分かけて行った。触媒は、それぞれ所定濃度で加えた。
【0068】 市販のダイレクトブラウン(Direct Brown)172(染料1)250%処方を
10mg/lで、又はリアクティブブルー(Reactive Blue)238(染料2)10
0%処方を6mg/lで、試験染料として使用した。スペクトラフラッシュ(SPECTR
AFLASH)2000を用いて試料の反射スペクトルを測定して、CIEの標準法に
より白色度に変換した(D65/10)。
【0069】 下記のマンガン錯体及び配位子を使用した:
【0070】
【化11】
【0071】 表1は、式(1a)、(3a)、(3b)、(3c)、(3d)、(5a)及
び(5b)の化合物を含む、錯体、及びマンガン錯体と有機配位子とからなる混
合物のDTI効果a(%)を示す。洗浄液中の混合物の個々の成分の濃度は、第
1のカラムに列挙した。使用条件は、上述のとおりとした。表1は、DTI効果
aが、原則として加成性でないことを示している:染料2では、5μmol/Lの(
1a)は68%のDTI効果であり、45μmol/Lの(5b)は9%のDTI効
果であったが、一方(1a)と(5b)との混合物は、わずか25%の効果であ
った。相乗効果は、配位子(5a)について特に明らかであり、これ自体は90
μmol/Lの濃度でDTI効果は少しも示さなかったが、5μmol/Lのマンガン錯体
(1a)と組合せると、5μmol/Lの(1a)を単独で使用したときよりも著し
く良好な効果であった。表1は、マンガン錯体と有機配位子との二元混合物のD
TI効果が、マンガン錯体を洗浄液中でわずか5又は6μmol/Lの濃度で使用し
た場合に、50μmol/Lの濃度で使用したときの単独のマンガン錯体の効果と事
実上同等に良好であったことを示している。
【0072】
【表1】
【0073】 実施例2:表2は、マンガン錯体(1a)(洗浄液中の濃度:5μmol/L)と配
位子(3a)(洗浄液中の濃度:45μmol/L)との混合物が、種々の分類の染
料の再吸収を非常に有効に防止したことを示している。実験の条件並びに化合物
(1a)及び(3a)の構造は、実施例1に記載されている。
【0074】
【表2】
【0075】 実施例3:新規な混合物は、洗浄液中の過酸化水素の漂白効果を著しく改善した
が、一方純粋な錯体は、漂白結果を改善しないか、又はほとんど改善しなかった
。漂白試験は、以下のとおり行った:7.5gの白色の綿織物及び2.5gの茶
じみのついた綿織物を80mlの洗浄液中で処理した。この液は、7.5g/lの濃
度の標準的な洗浄剤のECE無リン酸(456IEC)(EMPA、スイス)、
並びにオキシダント、触媒、及び場合によりアクチベーターを、対応する表に列
挙される濃度で含むことを特徴とする。洗浄プロセスは、リニテスト装置中のス
チールビーカーで40℃で30分かけて行った。漂白結果を評価するために、処
理により生じるしみの白色度上昇DY(CIEによる白色度の差)を使用した。
表3は、検討した系のDY値を含む。化合物(1a)及び(3a)の構造は、実
施例1に与えられる。濃度は、洗浄液中の濃度である。
【0076】
【表3】
【0077】 実施例4:新規な混合物は、同じかそれより良好なDTI及び漂白効果を示しな
がら、純粋なマンガン錯体よりも、概して染色された洗浄物に対して損傷を起こ
しにくかった。染料の損傷に関しては、非常に敏感であることが知られている染
料を使用してさえ、TAED活性化漂白系の場合よりも、わずかではあるが染料
減量が概して低いことが見い出された。TAED系は、酸素漂白の分野では、許
容される損傷/有用性のバランスを伴う、現在の技術の到達水準とされている。
表4は、実施例3に記載されるように使用したとき、3つの系を5回処理した後
の染料減量をパーセントで示している。
【0078】
【表4】
【0079】 実施例5:染色された材料の繊維損傷に関して、新規な混合物は、概して引用さ
れたTAED系及びマンガン錯体自体と同様のバランスをもっていた。表5は、
上述のように使用したときの、3つの系を5回処理した後の相対的DP減少を示
している。
【0080】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マコーカ,コーネリア ドイツ国 デー−79725 ローフェンブル ク シェッフェルシュトラーセ 14 (72)発明者 デュ,マリ−ジョゼ フランス国 エフ−68130 ヴィッテルス ドルフ リュ ジャン−ジャック エネル 49 (72)発明者 リヒター,グリット ドイツ国 デー−79395 ノイエンブルク エラスムスシュトラーセ 2 (72)発明者 シュリングロフ,グンター スイス国 ツェーハー−4125 リーヘン ディンケルベルクシュトラーセ 64 (72)発明者 ダンナッハー,ヨーゼフ スイス国 ツェーハー−4059 バーゼル ペーター オックス−シュトラーセ 33 (72)発明者 ヴァインガートナー,ペーター スイス国 ツェーハー−4457 ディークテ ン ハウプトシュトラーセ 87 Fターム(参考) 4H003 EB12 EB20 EB26 EE04 FA14 FA43

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄及び洗濯のため、並びに洗浄液に移行している染料の再
    吸収の防止のための方法であって、過酸化物含有洗浄剤を含む洗浄液に、1リッ
    トルの洗浄液あたり、2〜85重量%のマンガン錯体と、マンガンと錯体を形成
    できる98〜15重量%の有機配位子とからなる混合物(百分率は、混合物の総
    重量に基づく)0.5〜150mgを加えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 1リットルの洗浄液あたり、マンガン錯体と有機配位子との
    混合物1.5〜75mgを加えることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 1リットルの洗浄液あたり、マンガン錯体と有機配位子との
    混合物1.5〜30mgを加えることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 使用されるマンガン錯体が、式(1)又は(2): 【化1】 〔式中、 Aは、アニオンであり; nは、0、1、2又は3であり、 mは、0、1、2又は3であり、 R4は、水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキルであり、 R8は、水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキルであり、 Yは、式:−〔C(R42r−(式中、rは、1〜8の整数であり、そして
    4基は、それぞれ互いに独立に、上記と同義である)の直鎖若しくは分岐のア
    ルキレン基、−CX=CX−(式中、Xは、シアノ、直鎖若しくは分岐のC1
    8アルキル又はジ(直鎖若しくは分岐のC1−C8アルキル)アミノである)、
    −(CH2q−NR4−(CH2q−(式中、R4は、上記と同義であり、そして
    qは、1、2、3又は4である);又は下記式: 【化2】 で示される1,2−シクロヘキシレン基、又は下記式: 【化3】 (式中、R9は、水素、SO3H、CH2OH又はCH2NH2である)で示される
    1,2−アリール基であり、 R及びR1は、それぞれ他と独立に、シアノ、ハロゲン、OR4又はCOOR4
    (ここで、R4は、上記と同義である)、ニトロ、直鎖若しくは分岐のC1−C8
    アルキル、直鎖若しくは分岐の部分的フッ素化若しくは過フッ素化C1−C8アル
    キル、NR56(ここで、R5及びR6は、同一であるか又は異なって、それぞれ
    水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C12アルキルである)、又は直鎖若しくは分
    岐のC1−C8アルキル−R7(ここで、R7は、NH2、OR4、COOR4又はN
    56(これらは、上記と同義である)である)、又は−CH2−N+467
    、又は−N+456(ここで、R4、R5及びR6は、上記と同義である)であ
    り、 R2及びR3は、それぞれ他と独立に、水素、直鎖若しくは分岐のC1−C4アル
    キル又は非置換アリール、又は置換アリール〔これは、シアノ、ハロゲン、OR 4 又はCOOR4(ここで、R4は、水素又は直鎖若しくは分岐のC1−C4アルキ
    ルである)、ニトロ、直鎖若しくは分岐のC1−C8アルキル、NHR5又はNR56(ここで、R5及びR6は、同一であるか又は異なって、それぞれ水素又は直
    鎖若しくは分岐のC1−C12アルキルである)、又は直鎖若しくは分岐のC1−C 8 アルキル−R7(ここで、R7は、NH2、OR4、COOR4又はNR56(これ
    らは、上記と同義である)である)、又は−N+456(ここで、R4、R5
    びR6は、上記と同義である)により置換されている〕である〕で示される化合
    物である、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 式(1)又は(2)〔ここで、Yは、式:−(CH2r−(
    ここで、rは、1〜8の整数である)、若しくは式:−C(R42−(CH2p −C(R42−(ここで、pは、0〜6、好ましくは0〜3の数であり、そして
    4基は、それぞれ互いに独立に、水素又はC1−C4アルキル、好ましくは水素
    又はメチルである)の基、又は1,2−シクロヘキシレン基又は1,2−フェニ
    レン基である〕のマンガン錯体を使用することを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(1)又は(2)〔ここで、R及びR1は、水素、クロロ
    、OR4、COOR4、N(R42又はN+(R43(ここで、N(R42又はN+ (R43においてR4基は、異なっていてもよく、水素又はC1−C4アルキル、
    好ましくはメチル、エチル又はイソプロピルである)である〕のマンガン錯体を
    使用することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 式(1)又は(2)〔ここで、R2及びR3は、水素、メチル
    、エチル又は非置換フェニルである〕のマンガン錯体を使用することを特徴とす
    る、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 式(3)、(4)、(5)又は(6): 【化4】 〔式中、R、R1、R2、R3、R8、Y、n及びmは、請求項1の式(1)及び(
    2)と同義である〕で示される配位子を使用することを特徴とする、請求項1〜
    7のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 式(3)又は(4)〔ここで、Yは、式:−(CH2r−(
    ここで、rは、1〜8の整数である)、若しくは式:−C(R42−(CH2p −C(R42−(ここで、pは、0〜6、好ましくは0〜3の数であり、そして
    4基は、それぞれ互いに独立に、水素又はC1−C4アルキル、好ましくは水素
    又はメチルである)の基、又は1,2−シクロヘキシレン基又は1,2−フェニ
    レン基である〕の配位子を使用することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか
    1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 式(3)、(4)、(5)又は(6)〔ここで、R及びR 1 は、水素、OR4、COOR4、N(R42又はN+(R43(ここで、N(R4
    2又はN+(R43においてR4基は、異なっていてもよく、水素又はC1−C4
    アルキル、好ましくはメチル、エチル又はイソプロピルである)である〕の配位
    子を使用することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 式(3)、(4)、(5)又は(6)〔ここで、R2及び
    3は、水素、メチル、エチル又は非置換フェニルである〕の配位子を使用する
    ことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 下記式: V=(混合物中のマンガン錯体の総量)/(混合物中の有機配位子の総量) で示される比が、0.02〜5、好ましくは0.02〜1である(量は、モル量
    に関係する)、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 I)5〜90%、好ましくは5〜70%の、A)アニオン
    性界面活性剤及び/又はB)非イオン性界面活性剤、 II)5〜70%、好ましくは5〜50%、更に好ましくは5〜40%のC)ビ
    ルダー物質、 III)0.1〜30%、好ましくは1〜12%のD)過酸化物、並びに IV)0.005〜2%、好ましくは0.02〜1%、更に好ましくは0.05
    〜0.5%の、E)式(1)又は(2)のマンガン錯体と、式(3)、(4)、
    (5)又は(6)の有機配位子との混合物 を含むことを特徴とする、洗浄剤(百分率は、重量により、洗浄剤の総重量に基
    づく)。
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