JP2001523757A - 漂白用触媒 - Google Patents

漂白用触媒

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JP2001523757A
JP2001523757A JP2000521171A JP2000521171A JP2001523757A JP 2001523757 A JP2001523757 A JP 2001523757A JP 2000521171 A JP2000521171 A JP 2000521171A JP 2000521171 A JP2000521171 A JP 2000521171A JP 2001523757 A JP2001523757 A JP 2001523757A
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bleaching
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water
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JP2000521171A
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レンダー、カーメル、マリア
− フーパー、マイケル、ジョン グリーンヒル
バントン、クリフォード
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ユー.エス.ボラックス インコーポレイテッド
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3932Inorganic compounds or complexes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/168Organometallic compounds or orgometallic complexes

Abstract

(57)【要約】 本発明は洗浄用又は洗剤組成物の中に使用するための漂白用触媒に関する。使用される漂白用触媒は、一つ又はそれ以上のコバルトイオン(a)と、配位子としての、アミノ化及び/又はアルキル化された一つ又はそれ以上の単糖又はオリゴ糖(場合によって還元又は酸化された形態やその塩であってもよい。)(b)との水溶性錯体である。本発明の錯体は良好な漂白用触媒であり、かつ高い加水分解安定度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は洗浄用又は洗剤組成物(cleaning or detergent composition)に使用 するための漂白用触媒(bleach catalyst)に関する。
【0002】 欧州の洗濯洗剤は通常、酸素系漂白剤、例えば過ホウ酸ナトリウム又は過炭酸
ナトリウムを含有している。これら漂白剤は60℃を越す温度ではよく働くが、
現今の比較的低い洗濯温度(例えば、40〜60℃)におけるそれらの総合的有
効性を押し上げるために、それらは最も普遍的にはいわゆる漂白活性化剤(bleac
h activator)化合物と共に使用される。漂白活性化剤(その商業的使用における
例は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)である)は、洗剤の中に代
表的には3〜6%の量で使用されており、そして過酸塩とは化学量論的に反応し
てより強い酸化剤例えば過酢酸を生成する。この酸化体は過酸化水素よりも良好
にシミを漂白することができ、そしてより優れた殺菌作用も有する。しかしなが
ら、洗濯温度は降下し続けるので、より大きなエネルギー効率を要求する結果、
市販品に使用されている活性化された漂白システムでさえ、それらの性能が40
℃未満では急速に低下することが知られているため魅力的なものになっていない
。これらタイプの活性化剤のもう一つの欠点は、洗剤配合物へのそれらのコスト
寄与が特に過酸塩成分のそれに比べてかなりのものになることである。また、低
温におけるそれらの溶解速度もそれらの有効性を低下させるらしく、そして局部
的な色合い損傷の原因になるかも知れない。
【0003】 界面的に活性である過酸を生成させるように過酸塩(persalt)と反応する界面 的に活性な漂白活性化剤の開発は、或る条件下の酸素系漂白剤の性能を改良した
。この技術は漂白が効率的にシミを攻撃目標とするので、等しい性能を与えるの
に洗濯液中に必要とされる漂白システムの濃度がより低いことを意味している。
US−A−4,412,934に記載されているノナノイルオキシベンゼンスル
ホン酸ナトリウム(SNOBS)はこのタイプの活性化剤の例である。この開示
は典型的により低い洗剤濃度が使用される米国内に過ホウ酸塩漂白剤系の洗剤を
導入することを成功させたけれども、40℃未満の温度における洗剤性能を改良
することは殆どなかった。
【0004】 多くの努力が新規な有機の漂白活性化剤の探究に費やされているが、目下のと
ころ、(I)40℃未満において有意に改良された漂白活性度、(II)速い溶
解速度、(III)低コスト、(IV)洗剤配合物への加工容易性、(V)貯蔵
安定性、(VI)他の洗剤成分との適合性、及び(VII)非毒性、を包含しな
ければならないという要件全てを満たすものは出現していない。
【0005】 考慮されたもう一つの手法は、予め生成された過酸を漂白剤として使用するこ
とである。この例は、ジペルオキシドデカンジオン酸(DPDDA)である。予
め生成された過酸の上記及びその他の例では、テトラアセチルエチレンジアミン
(TAED)で活性化された過ホウ酸塩よりも優れた漂白性能を導くことができ
るけれども、過酸は一般に安定化被覆(stabilising coating)(例えば、US− A−4,100,095に記載されているような)を必要とする。それらの使用
は染色布にピンホール被害を生じさせることもある。
【0006】 洗剤産業分野内で採用された更に別の手法は、過ホウ酸ナトリウムや過炭酸ナ
トリウムのような酸素系漂白剤と共に作用する漂白用触媒の使用であった。EP
−A−237,111及びEP−A−443,651は、それぞれヒドロキシカ
ルボン酸及び非カルボキシレートポリヒドロキシ化合物のような多座配位子をも
ったマンガンの水溶性錯体を含む漂白用組成物を記載している。EP−A−27
2,030及びEP−A−392,592は、布のような基質からのシミ取りに
おいて過酸化水素化合物を活性化するのに有効な触媒として、Co(III)アミン
錯体(例えば、それぞれ [Co(NH3)5 Cl] Cl2 及びCo(ビスピリジル
アミン)Cl2 錯体)を開示している。他の特許明細書、例えばWO96/23
859、WO96/23860及びWO96/23861は、自動食器洗浄用洗
剤における増強された洗浄/漂白利益を与えるための [Co(NH3)5 Cl] C
2 及びCo−SALENタイプの錯体のようなコバルト触媒を開示している。
ヘイジ(hage)等によってネイチャー(Nature)第369号第637〜639頁(1
994年)に、そしてEP−A−458,397及びEP−A−458,398
にも記載されている触媒は、布上のシミを40℃未満の温度での洗濯中に過酸塩
で漂白するのをかなり向上させる例である。しかしながら、これら触媒はラジカ
ルな触媒分解生成物の形成によって、染め色及び布に許容されない被害を起こし
やすい。
【0007】 漂白用触媒のもう一つの重要な特性は、それらの加水分解安定度である。触媒
の加水分解安定性の欠如はアルカリ性の洗濯条件下で、結果として最も望ましく
ない褐色のシミをつける不溶性の遷移金属酸化物又は水酸化物の析出を生じるこ
とがある。従って、触媒として使用される錯体は、一方では良好な加水分解活性
を有していなければならないが、他方では漂白用触媒として良好な効率をなお有
していなければならないということが重要である。
【0008】 この度、驚くべきことには、アミノ化及び/又はアルキル化された単糖又はオ
リゴ糖(場合によって還元又は酸化された形態やその塩であってもよい)と、コ
バルトとの水溶性錯体は、漂白用触媒として高度の有効性を有し、かつ高い加水
分解安定度を有するということが判明した。
【0009】 本発明の一つの局面によれば、一つ又はそれ以上のコバルトイオン(a)と、
配位子としての、アミノ化及び/又はアルキル化された一つ又はそれ以上の単糖
又はオリゴ糖(場合によって還元又は酸化された形態やその塩であってもよい)
(b)との水溶性錯体が、漂白用触媒としての使用のために、特に、洗浄用又は
洗剤組成物のために、提供される。
【0010】 本発明に使用される錯体においては、コバルトイオン(単数又は複数)(a)
は、一般式Iの一つ又はそれ以上の化合物(b)と錯体を形成しているのが望ま
しい:
【化11】
【0011】 式中、 R1は、CH2OH、CO2H、CO2 -+(Mはアルカリ金属又はアンモニウム
イオンである)及び式(a)〜(d)
【化12】 の基から選ばれ(ここで、nは1〜3の整数である); R2及びR3の一方はHであり、そして他方はH、OH及び式(e)〜(h)
【化13】 の基から選ばれ(ここで、mは1〜3の整数である); R4及びR5の一方はHであり、そして他方はOHであり; R6及びR7の一方はHであり、そして他方はOH又はNH2であり; そして R8及びR9の一方はHであり、そして他方はOH、OCH2(CH2)pCH3( pは6〜16の整数である)、又は式
【化14】 の基である; ただし、R6及びR7の一方がNH2であり、且つ/又はR8及びR9の一方がO CH2(CH2)pCH3であることを条件とする。
【0012】 また、本発明に使用される錯体においては、コバルトイオン(単数又は複数)
(a)は、一般式IIの一つ又はそれ以上の化合物(b)と錯体を形成していても
よい:
【化15】
【0013】 式中、 R10及びR11の各々は、同一であってもよいし又は異なっていてもよく、H、
CH2OH、CO2H、又はCO2 -+(Mは上記定義通りである)を表わし;そ して l及びkの各々は2〜5の整数であり、かつkはlに等しいか又はそれより小
さい。
【0014】 好ましくは、コバルトイオン(単数又は複数)(a)は、D−マンノサミン、
D−グルコサミン、又はD−ガラクトサミン(b)と、又は一つ又はそれ以上の
、5以下の重合度を有するアルキルポリグルコシド(アルキルは8〜18個の炭
素原子を含有する)(b)と、錯体を形成している。
【0015】 望ましくは、本発明に使用される錯体はCo(II)又はCo(III) 錯体である。
【0016】 本発明に使用される錯体は、水溶液中で、(A)水に加えたときにCo(II)又
はCo(III) イオンを放出できる水溶性化合物を、(B)アミノ化及び/又はア
ルキル化された一つ又はそれ以上の単糖又はオリゴ糖(場合によって還元又は酸
化された形態やその塩であってもよい)と接触させることを含む方法によって製
造できる。
【0017】 例えば、500mLの脱イオン水の中に塩化コバルト6水和物(0.53g)
とマンノサミン塩酸塩(24.1g)を溶解し、この溶液のpHを、1Mの水酸
化ナトリウム溶液を使用して、pH=10に調節し、そしてこの溶液をロータリ
ーエバポレーターで蒸発乾燥させた。
【0018】 配位子:コバルトのモル比は、一般的には1:1から500:1の間にあって
もよく、領域50:1の中の比率、例えば、20:1から80:1までが特に適
する。
【0019】 本発明の別の局面によれば、 (I)漂白剤、及び (II)漂白用触媒として、本発明によって規定された水溶性錯体、 を含む、洗浄用又は洗剤組成物が提供される。
【0020】 漂白用コバルト触媒は、現場で洗浄サイクルの始めに形成することができるし
、実際それが好ましい。従って、本発明の更に別の局面によれば、 (I)漂白剤、並びに 漂白用触媒の前駆体としての (IIA)水に加えたときにCo(II)又はCo(III)イオンを放出できる水溶性 化合物、及び (IIB)アミノ化及び/又はアルキル化された一つ又はそれ以上の単糖又はオ
リゴ糖(場合によって還元又は酸化された形態やその塩であってもよい) を含む、洗浄用又は洗剤組成物が提供される。
【0021】 水溶性のCo2+又はCo3+化合物(IIA)は、組成物中の化合物(IIB)によ
って優先的に錯体を形成する化合物であるべきである。これら化合物は塩化コバ
ルト又は弱く錯体化しているコバルト化合物であってもよい。
【0022】 本発明に使用される錯体は漂白作用を促進し、そしてこの漂白作用は低温(即
ち20〜40℃)において特に顕著である。
【0023】 漂白剤(I)は一般的には、水中で過酸化水素を放出するペルオキシ化合物、
好ましくは過ホウ酸ナトリウム又は過炭酸ナトリウム、であろう。
【0024】 漂白用触媒の中の配位子成分(b)又は前駆体成分(IIB)は、望ましくは、
式Iの環状配位子であってもよい。式Iの配位子の幾つかは、特に油状及び粒子
状固形物に対して、更なる洗浄上の利点を与える表面活性の性質を有する。
【0025】 本発明に従って使用される配位子化合物は、澱粉又は天然炭化水素に由来し、
従って環境上許容され、そして毒物学的に不活性である。
【0026】 本発明の組成物は、洗濯洗剤であってもよいし、又は自動食器洗浄用洗剤を含
む硬質表面洗浄剤であってもよい。そして、当業者に周知のその他成分を含んで
もよい。
【0027】 それらは漂白活性化剤、例えば、TAED、を含有してもよい。
【0028】 本発明の組成物は、界面活性剤、例えば、アニオン性界面活性剤例えばアルコ
ールスルフェート又は直鎖アルキルベンゼンスルホネート、又は非イオン性のも
の例えばアルコールエトキシレート、を含有してもよい。
【0029】 更に、本発明の組成物は、一般に、ビルダー、例えば、アルミノシリケート(
例えば、ゼオライトA)、層状シリケート、燐酸塩、特にトリポリ燐酸ナトリウ
ム、クエン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム又はホウ酸ナトリウム、を含有する
であろう。
【0030】 同様に、高分子添加物例えばコビルダー(co-builder)として作用するマレイン
/アクリル共重合体、及び汚れ解放ポリマー(soil release polymer)例えばポリ
エチレンオキシドテレフタレート、が存在してもよい。
【0031】 本発明の組成物はまた、泡抑制剤(suds suppressor)例えばソープ;酵素、例 えばリパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ及びプロテアーゼ;蛍光増白剤、例えば
スチルベン誘導体;コバルトに対しては低い親和力を有するが他の遷移金属とは
錯体を形成する(そうでない場合は触媒性能を損なわない十分低い濃度の)金属
イオン封鎖剤又は金属イオン封鎖剤の組合せ;及び流動助剤/充填剤、例えば硫
酸ナトリウム、を含有してもよい。
【0032】 代表的には、本発明の洗剤配合物のためには、5g/Lという代表的な洗剤使
用量(欧州)とすると、洗剤配合物の中の塩化コバルト6水和物と例えばマンノ
サミン配位子の適する量は、それぞれ0.024重量%と1.08重量%のオー
ダーであろう。
【0033】 使用において、コバルトの量は、たとえば、洗浄液1リットル当たり0.85
〜85マイクロモルのCo(0.05〜5ppm)の範囲にあってもよい。
【0034】 代表的な洗剤組成物についての更に詳細な情報は、例えばWO92/0616
1に開示されている。
【0035】 本発明を下記の実施例において更に説明する。
【0036】 実施例1 混合されたコバルト塩/有機ポリオール/過酸塩のシステムと、有機的に活性
化された過酸塩との、40℃における紅茶シミ漂白性能の比較
【0037】 試験洗浄液は、1リットルの脱イオン水から、それに、 (a)5×10-6MのCoCl2・6H2O(CoCl2・6H2O)、 (b)過ホウ酸ナトリウム(PBS)の使用を模するための、溶液に活性酸素
を提供するペルオキシゲン源としての8.6×10-3MのH2 2、及びホウ酸 塩緩衝剤としての8.6×10-3Mのメタホウ酸ナトリウム、 (c)過炭酸ナトリウム(PCS)を模するための、ペルオキシゲン源として
の8.6×10-3MのH22、及び炭酸塩緩衝剤としての5.7×10-3Mの炭
酸ナトリウム、 (d)活性化剤としての、6.6×10-4Mのテトラアセチルエチレンジアミ
ン(TAED)、 (e)2.5×10-4Mの特定ポリヒドロキシ化合物 を、下記の表Iに示されている通りの漂白システムを提供するのに適するように
添加して、つくられた。
【0038】 漂白試験は、Terg−o−tometer(ユナイテッド ステーツ テス
ティング社(United States Testing Co.))で40℃で実施した。pHを監視し 、そして必要ならば希硫酸又は水酸化ナトリウム溶液を用いてpH=10に維持
した。
【0039】 漂白試験には、紅茶のシミをつけた木綿(BC1)の4枚の10×10cm2 見本を使用した。
【0040】 洗濯時間は31分間であった。
【0041】 ハンターラボ ウルトラスキャン(Hunterlab UltraScan)XE分光光度計を使 用して、見本全部の反射率を洗濯前と洗濯後に測定した。指定波長に於いて洗濯
後と洗濯前の布の反射率の変化(ΔR)を算出し、そして4つのΔR値を平均し
て洗濯1回当たりの全体値を与えた。
【0042】 結果は下記の表Iに示されている。
【表1】
【0043】* シミュルゾル(Simulsol)SL10(SEPPICから)は、4以下の重合度を
有するアルキルポリグルコシドの混合物、1−4(50%)および1−6(50
%)インターグルコシド結合であり、アルキル基は主にデシルである。
【0044】 加水分解安定度試験は、10配位子:CoCl2・6H2Oとしての1Co2+
モル比(0.5ミリモルの配位子/0.05ミリモルのCo2+)で実施した。指
定されている場合には、PBSは8.6×10-3Mのメタホウ酸ナトリウムと8
.6×10-3MのH22として添加され、そしてPCSは5.7×10-3Mの炭
酸ナトリウムと8.6×10-3MのH22として添加された。試験溶液は脱イオ
ン水の中でつくられ、そして全ての溶液はCoの添加前にpH10に調節された
【0045】 結果は下記の表IIに示されている。
【表2】
【0046】* 安定な溶液は、光学的に透明であり、そして可視沈殿物を含有していないもの
として定義される。
【0047】 実施例2 混合されたコバルト塩/有機ポリオール/過酸塩(persalt)のシステムと、有 機的に活性化された過塩酸との、20℃、30℃及び40℃における紅茶シミ漂
白性能の比較
【0048】 試験洗浄液は、下記の表IIIに示されている通りの漂白システムを提供する
よう、実施例1に示されるようにつくられた。
【0049】 漂白試験及び反射率測定は、使用した漂白試験温度が20℃、30℃及び40
℃であったこと以外は、実施例1と同様に実施した。
【0050】 結果は下記の表IIIに示されている。
【表3】
【0051】 実施例3 40℃における紅茶シミ漂白性能に対する、過酸化物及びコバルト塩の濃度の
影響
【0052】 試験洗濯液は、1リットルの脱イオン水から、それに、 (a)5×10-6M又は10×10-6MのCoCl2・6H2O、 (b)8.6×10-3MのH22及び8.6×10-3Mのメタホウ酸ナトリウ
ム、又は17.2×10-3MのH22及び17.2×10-3Mのメタホウ酸ナト
リウム、 (c)6.6×10-4Mのテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、 (e)2.5×10-4Mの特定ポリヒドロキシ化合物 を、下記の表IVに示されている通りの漂白システムを提供するのに適するよう
に添加して、つくられた。
【0053】 漂白試験及び反射率測定は実施例1に示されているように実施した。
【0054】 結果は下記の表IVに示されている。
【表4】
【0055】* 高い反射率の値はCo(5×10-6M)+H22(17.2ミリモル)を含有
する洗濯液から得られた。しかしながら、この組合せはその加水分解不安定性の
ために洗濯条件下では許容されないものであろう。
【0056】 実施例4 Co塩/シミュルゾルSL10錯体を添加した場合と添加しない場合のPBS
の、40℃での洗濯試験における様々なシミ及び汚れに対する性能の比較
【0057】 試験洗濯液は、1リットルの脱イオン水から、それに、 (a)8.6×10-3MのH22と8.6×10-3Mのメタホウ酸ナトリウム
(PBS)、 (b)6.6×10-4MのTAED、 (c)5×10-4MのCoCl2・6H2O、 (d)2.5×10-4MのシミュルゾルSL10 を、下記の表Vに示されている通りの漂白システムを提供するのに適するように
添加して、つくられた。
【0058】 漂白試験は、指定サンプルの各4枚の10×10cm2見本を使用して実施し た。
【0059】 漂白試験及び漂白/洗浄試験のためのプロトコールは実施例1の漂白試験の通
りであった。
【0060】 反射率は実施例1に記載されている通りに測定された。
【0061】 得られた結果は下記の表Vの通りであった。
【表5】
【0062】a EMPA114は、赤ワインのシミをつけた木綿b BC1は、紅茶のシミをつけた木綿c BC2は、コーヒーのシミをつけた木綿d CS−5Sは、マヨネーズ/アナットー(annatto)で汚した木綿e EMPA101は、カーボンブラック/オリーブオイルで汚した木綿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バントン、クリフォード アメリカ合衆国 カリフォルニア、サンタ バーバラ、コカパ ドライブ 935 Fターム(参考) 4H003 AC05 DA01 DA05 DA19 EA20 EB12 EB26 EB41 EE05 FA43

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ又はそれ以上のコバルトイオン(a)と、配位子として
    の、アミノ化及び/又はアルキル化された一つ又はそれ以上の単糖又はオリゴ糖
    (場合によって還元又は酸化された形態やその塩であってもよい)(b)との水
    溶性錯体の、漂白用触媒としての使用。
  2. 【請求項2】 錯体において、コバルトイオン(単数又は複数)(a)が、
    一般式I 【化1】 〔式中、 R1は、CH2OH、CO2H、CO2 -+(Mはアルカリ金属又はアンモニウム
    イオンである)及び式(a)〜(d) 【化2】 の基から選ばれ(ここで、nは1〜3の整数である); R2及びR3の一方はHであり、そして他方はH、OH及び式(e)〜(h) 【化3】 の基から選ばれ(ここで、mは1〜3の整数である); R4及びR5の一方はHであり、そして他方はOHであり; R6及びR7の一方はHであり、そして他方はOH又はNH2であり; そして R8及びR9の一方はHであり、そして他方はOH、OCH2(CH2)pCH3( pは6〜16の整数である)、又は式 【化4】 の基である; ただし、R6及びR7の一方がNH2であり、且つ/又はR8及びR9の一方がO CH2(CH2)pCH3であることを条件とする〕 の一つ又はそれ以上の化合物(b)と錯体を形成している、請求項1記載の使用
  3. 【請求項3】 錯体において、コバルトイオン(単数又は複数)(a)が、
    一般式II 【化5】 〔式中、 R10及びR11の各々は、同一であってもよいし又は異なっていてもよく、H、
    CH2OH、CO2H又はCO2 -+(Mは上記定義通りである)を表わし;そし て l及びkの各々は2〜5の整数であり、かつkはlに等しいか又はそれより小
    さい〕 の一つ又はそれ以上の化合物(b)と錯体を形成している、請求項1記載の使用
  4. 【請求項4】 錯体において、コバルトイオン(単数又は複数)(a)が、
    D−マンノサミン、D−グルコサミン、又はD−ガラクトサミンと錯体を形成し
    ている、請求項1記載の使用。
  5. 【請求項5】 錯体において、コバルトイオン(単数又は複数)(a)が、
    一つ又はそれ以上の5以下の重合度を有するアルキルポリグルコシド(アルキル
    は8〜18個の炭素原子を含有する)(b)と錯体を形成している、請求項1記
    載の使用。
  6. 【請求項6】 錯体において、コバルトイオン(a)がCo(II)又はCo(I
    II)イオンである、請求項1〜5のいずれか1項記載の使用。
  7. 【請求項7】 (I)漂白剤、及び (II)漂白用触媒として、請求項1〜6のいずれか1項に記載されている水溶
    性錯体、 を含む洗浄用又は洗剤組成物。
  8. 【請求項8】 (I)漂白剤、並びに 漂白用触媒の前駆体としての (IIA)水に加えたときにCo(II)又はCo(III) イオンを放出できる水溶性
    化合物、及び (IIB)アミノ化及び/又はアルキル化された一つ又はそれ以上の単糖又はオ
    リゴ糖(場合によって還元又は酸化された形態やその塩であってもよい)、 を含む洗浄用又は洗剤組成物。
  9. 【請求項9】 成分(IIA)として塩化コバルトが使用される、請求項8記
    載の組成物。
  10. 【請求項10】 成分(IIB)として、一般式I 【化6】 〔式中、 R1は、CH2OH、CO2H、CO2 -+(Mはアルカリ金属又はアンモニウム
    イオンである)及び式(a)〜(d) 【化7】 の基から選ばれ(ここで、nは1〜3の整数である); R2及びR3の一方はHであり、そして他方はH、OH及び式(e)〜(h) 【化8】 の基から選ばれ(ここで、mは1〜3の整数である); R4及びR5の一方はHであり、そして他方はOHであり; R6及びR7の一方はHであり、そして他方はOH又はNH2であり; そして R8及びR9の一方はHであり、そして他方はOH、OCH2(CH2)pCH3( pは6〜16の整数である)、又は式 【化9】 の基である; ただし、R6及びR7の一方がNH2であり、且つ/又はR8及びR9の一方がO CH2(CH2)pCH3であることを条件とする〕 の一つ又はそれ以上の化合物が使用される、請求項8又は9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 成分(IIB)として、一般式II 【化10】 〔式中、 R10及びR11の各々は、同一であってもよいし又は異なっていてもよく、H、
    CH2OH、CO2H又はCO2 -+(Mは上記定義通りである)を表わし; そし
    て l及びkの各々は2〜5の整数であり、かつkはlに等しいか又はそれより小
    さい〕 の一つ又はそれ以上の化合物が使用される、請求項8又は9に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 成分(IIB)として、D−マンノサミン、D−グルコサミ
    ン、又はD−ガラクトサミンが使用される、請求項8又は9に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 成分(IIB)として、一つ又はそれ以上の、5以下の重合
    度を有するアルキルポリグルコシド(アルキルは8〜18個の炭素原子を含有す
    る)が使用される、請求項8又は9に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 漂白剤(I)が、水中に過酸化水素を放出するペルオキシ
    化合物、好ましくは、過ホウ酸ナトリウム又は過炭酸ナトリウム、である、請求
    項7〜13のいずれか1項に記載の組成物。
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