JP2002538284A - 半導体の製造に適した構造化ウェハを修正するための加工液およびその方法 - Google Patents

半導体の製造に適した構造化ウェハを修正するための加工液およびその方法

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Abstract

(57)【要約】 半導体製造用のウェハの露出された表面を修正するのに有用な加工液系列が、かかる加工液系列を利用する半導体製造用ウェハの露出された表面を修正する方法、そして、前述のプロセスにより製造された半導体ウェハと共に提供される。本発明の加工液は、酸化剤と、イオン緩衝剤と、パッシベーション剤と、イミノ二酢酸とその塩から選ばれるキレート化剤と水とを含む初期成分の溶液である。本発明の方法は、a)パターンを形成するために表面がエッチングされた第1の材料と、第1の材料の表面を覆うように配置された第2の材料とを含むウェハを提供する工程と、b)ウェハの第2の材料を、加工液を存在させて研摩剤と接触させる工程と、c)ウェハの露出表面が平面になり、露出した第1の材料の少なくとも一領域と露出した第2の材料の一領域とを有するようになるまで、第2の材料を研摩剤と接触させながらウェハを相対的に動かす工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景 本発明は、半導体製造の構造化ウェハの露出された中間表面を修正するのに有
用な加工液系列、かかる加工液系列を利用する半導体製造用構造体ウェハの露出
された中間表面を修正する方法、そして、前述のプロセスにより製造された半導
体ウェハに関する。
【0002】 集積回路製造中、半導体製造に用いられる半導体ウェハには、成膜、パターニ
ングおよびエッチング工程をはじめとする数多くの処理工程が施される。半導体
ウェハのこれらの製造工程の詳細は、国際生産技術研究協会年報発行Tonsh
offら「シリコンの砥粒加工」(39巻/2/1990)621〜635頁に
報告されている。各製造工程において、後の製造または生産工程用のウェハを作
成するために、ウェハの露出された表面を修正または精製するのが必要または望
ましいことが多い。
【0003】 従来の半導体デバイス製造スキームにおいては、平坦なベースシリコンウェハ
に、多層構造となる単一層を形成する2種類以上の別個の材料の均一な層を成膜
する一連の処理工程が施されている。このプロセスにおいては、第1の材料の均
一な層を、業界で一般的に使われているいずれかの手段により、ウェハそのもの
、または中間構造の既存の層に適用して、その層に孔をエッチングし、その孔を
第2の材料で充填するのが一般的である。この代わりに、第1の材料を含むほぼ
均一な厚さのフィーチャーを、通常、マスクを通して、ウェハまたはウェハに前
に作成された層に成膜し、これらフィーチャーに近接する領域を第2の材料で充
填して層を完成させてもよい。成膜工程に続いて、ウェハ表面に成膜された材料
または層には、通常、追加の成膜または後の処理を行う前にさらに処理が必要で
ある。完了時、外側表面はほぼ全体に平面であり、ベースシリコンウェハ表面に
並行である。かかるプロセスの具体例は、金属ダマシンプロセスである。
【0004】 ダマシンプロセスにおいては、パターンを金属誘電体(例えば、二酸化シリコ
ン)層にエッチングする。エッチング後、任意の接着/バリア層を全表面に成膜
する。代表的なバリア層は、例えば、タンタル、窒化タンタル、窒化チタンまた
はチタンを含む。次に、金属(例えば、銅)を接着/バリア層を覆うように上部
に成膜する。成膜した金属および誘電体表面の接着/バリア層の領域を除去する
ことにより、成膜した金属層に修正、精製または仕上げ処理を行う。通常、十分
な表面金属を除去して、ウェハの外側露出表面に金属と酸化物誘電体材料の両方
があるようにする。露出したウェハ表面の平面図によれば、エッチングされたパ
ターンに対応する金属と金属に近接する誘電体材料のある平面があるのが分かる
。ウェハの修正表面にある金属および酸化物誘電体材料はもともと異なる物理特
性、例えば、異なる硬度値を有している。ダマシンプロセスにより作成されたウ
ェハを修正するのに用いる研摩処理は、金属と誘電体材料を、いずれの材料の表
面も引っ掻くことなく、同時に修正するものでなくてはならない。研摩処理によ
って、金属の露出領域と、誘電体材料の露出領域を有するウェハに平面の外側露
出表面を作らなければならない。
【0005】 酸化物誘電体材料がウェハ外側表面に露出するまで、成膜金属層を修正するか
かるプロセスは、ウェハ表面にあるサブミクロン寸法の金属フィーチャーのため
に、エラーに対する余裕がほとんどない。成膜金属の除去速度は、製造コストを
最小にするために比較的早くしなければならず、金属をエッチングされていなか
った領域から完全に除去しなければならない。エッチングされた領域に残る金属
は不連続領域またはゾーンに限られなければならない一方、適正な導電性を確実
にするために、こうした領域またはゾーン内で連続していなければならない。ま
とめると、金属修正プロセスは、サブミクロンのスケールで均一で、制御され、
再生可能でなければならない。
【0006】 構造化ウェハの露出した表面を修正または精製する従来の方法の一つは、ウェ
ハ表面を、液体に分散された複数の疎性研摩粒子を含有するスラリーで処理する
ものである。通常、このスラリーを研磨パッドに適用し、材料をウェハ表面から
除去するために、ウェハ表面を研削またはパッドに対して動かす。スラリーはま
た、ウェハ表面と反応する化学剤を含んでいてもよい。この種のプロセスは、一
般に、化学−機械平坦化(CMP)プロセスと呼ばれている。
【0007】 CMPスラリー法に変わる最近の方法は、研摩物品を用いて半導体表面を修正
または精製するものであるため、前述のスラリーを必要としない。この代替CM
Pプロセスは、1997年3月27日公開の国際特許出願公開WO第97/11
484号に報告されている。報告された研摩物品は、バインダーに分散された研
摩粒子を含むテクスチャード研摩表面を有している。用いる際、通常、加工液を
存在させて、ウェハ上の単一層の材料を修正し、平坦で均一なウェハ表面を与え
る動きにより、研摩物品を半導体ウェハ表面と接触させる。加工液をウェハの表
面に適用して、研摩物品を動かしながら、ウェハ表面を化学的に修正またはウェ
ハ表面からの材料の除去を促す。
【0008】 前述のスラリーか研摩物品と組み合わせられる上述したプロセスに有用な加工
液は、通常、錯化剤、酸化剤、パッシベーション剤、界面活性剤、湿潤剤、バッ
ファ、錆止め剤、潤滑剤、石鹸またはこれらの組み合わせをはじめとする様々な
添加剤の水性溶液である。添加剤はまた、酸化、還元、パッシベーションまたは
錯化剤のような、第2の材料、すなわち、ウェハ表面の金属または金属合金導体
と反応性のある物質を含んでいてもよい。かかる加工液は、例えば、1998年
6月24日出願の米国特許出願第09/091,932号に例示がある。
【0009】 前述したCMPプロセスにおいては、碗状変形(dishing)性能および
除去速度が、研磨性能を測定するものである。これらの性能の測定は、前述の加
工液の使用に依存している。碗状変形は、銅のような金属がどのくらい、中間ウ
ェハ表面の平面の下にあるボンドパッドまたはワイヤトレースから除去されたか
の尺度であり、ブランケット銅または銅プラスバリア層の除去後の銅とバリアま
たは誘電体層の上部の高さの差により定義される。除去速度とは、単位時間当た
りに除去された材料の量のことをいう。1分当たり少なくとも約1000Åを超
える除去速度が好ましい。1分当たり数百オングストローム(Å/分)以下とい
うようにこれより低い除去速度は、ウェハ製造に関する全体の製造コストを増大
する傾向にあるためあまり望ましくない。
【0010】 半導体製造の構造化ウェハの露出された中間表面を修正するのに有用な加工液
、そして、金属除去速度の改善を好ましくは維持しつつ、前述の加工液系列を利
用して、半導体製造用のかかるウェハの露出された中間表面を修正する方法を提
供することにより、化学機械平坦化を改善することが望まれている。前述の方法
に有用で、改善された碗状特性を備えた構造化ウェハを含む金属が製造する加工
液を提供することが特に望まれている。
【0011】 発明の概要 本発明は、半導体製造に適した構造化ウェハの中間表面を修正または精製する
のに用いる加工液系列を提供する。本発明はまた、かかる加工液を利用して、か
かるウェハの中間表面を修正する方法も提供する。本明細書で用いる構造化ウェ
ハの中間表面には、パターンまたはデザインを形成するためにエッチングされた
表面を有する第1の材料と、第1の材料の表面を覆うように配置された第2の材
料が含まれる。
【0012】 一態様において、本発明は、 酸化剤と、イオン緩衝剤と、 パッシベーション剤と、 イミノ二酢酸とその塩から選ばれるキレート化剤と、 水と、 を含む初期成分の溶液である、半導体デバイスの製造に適したウェハ表面を修正
するのに有用な加工液を提供する。
【0013】 加工液のパッシベーション剤は、アゾール誘導体であり、好ましくは、ベンゾ
トリアゾール、トリルトリアゾールまたはこれらの組み合わせから選ばれる。加
工液は、酸化剤として過酸化水素を、イオン緩衝剤としてリン酸水素アンモニウ
ムを、パッシベーション剤としてトリルトリアゾールを含むのが好ましい。
【0014】 本発明の態様を参照するにあたって、特定の用語の意味は次の通りである。
【0015】 「碗状変形」とは、フィーチャーの端部により画定される面からのフィーチャ
ー中心の逸脱である。試験の目的で、100か120ミクロンの正方形ボンドパ
ッドが、碗状変形を測定するのに一般的に用いられる。これはCMPプロセス中
に上にある第2の材料(例えば、銅)が第1の材料(例えば、誘電体材料)から
除去されて、誘電体である第1の材料のエッチングされた領域のような画定され
た不連続領域にのみ第2の材料の領域を残した後になされる。本明細書において
特に断りのない限り、碗状変形測定とは、第2の材料の領域、通常銅から構成さ
れた領域での碗状変形のことをいう。本明細書において用いる碗状変形は、「T
IR」すなわち、「インジケータ実指示」として報告される。これは、ウェハの
特定領域における構造化ウェハの平面度の尺度である。TIR値は、通常、TE
NCOR(カリフォルニア州、マウンテンビュー)より入手可能なTENCOR
P−22長走査側面計のような計器を用いて半導体ウェハの特定領域のライン
に沿って測定される。この測定は、2つの想像上の並行面の間の距離を表すもの
であり、一方は半導体ウェハの表面の最も高い点と交差または接触し、他方は当
該領域における半導体ウェハの表面の最も低い点と交差または接触している。
【0016】 「均一性」は、ウェハ表面を通る銅の除去速度がいかに均一であるかの尺度で
ある。
【0017】 「除去速度」は、金属フィルムがウェハから除去される速度、すなわち、単位
時間当たりに除去される厚さである。除去速度は、ウェハの異なる点で、初期の
銅の厚さから最終の銅の厚さを引くことにより測定される。この差の平均で除算
した差の標準偏差は%均一性として記録される。均一性は低い数(例えば、2〜
3%)が好ましい。
【0018】 「三次元」研摩物品は、数多くの研摩粒子を有する研摩物品のことであり、そ
の厚さの少なくとも一部にわたって伸張していて、平坦化の間に粒子の一部が除
去されて、平坦化機能を実施することのできる更なる研摩粒子が露出される。
【0019】 他の態様において、本発明は、 a)パターンを形成するために表面がエッチングされた第1の材料と、第1の
材料の表面を覆うように配置された第2の材料とを含むウェハを提供する工程と
、 b)ウェハの第2の材料を、上述の加工液を存在させて研摩剤と接触させる工
程と、 c)ウェハの露出表面が平面になり、露出した第1の材料の少なくとも一領域
と露出した第2の材料の一領域とを有するようになるまで、第2の材料を研摩剤
と接触させながらウェハを相対的に動かす工程と を含む半導体デバイスの製造に適したウェハ表面を修正する方法を提供する。
【0020】 この態様において、加工液は上述した通りである。研摩剤は物品であり、ウェ
ハと研摩物品の間の動きは、通常、約0.1〜約25psiの範囲、好ましくは
約0.2〜約15psiの範囲、最も好ましくは約1〜約6psiの範囲の圧力
下で生じる。ウェハと研摩物品は、円形、螺旋形、不均一、八の字のような楕円
形または不規則に互いに回転かつ/または動いてもよい。ウェハホルダーまたは
ベースもまた、これに超音波振動を送るなどにより、振動させてもよい。例えば
、研摩物品かウェハのいずれか、または研摩物品とウェハの両方を他方に対して
回転させ、ウェハおよび研摩物品の相対中心に沿って線状に動かす。ウェハと研
摩物品間の回転運動または回転速度は1rpm〜10,000rpmである。研
摩物品が回転するときの研摩物品の好ましい回転速度は、10rpm〜1,00
0rpm、より好ましくは10rpm〜250rpm、最も好ましくは10rp
m〜60rpmである。ウェハが回転するときのウェハの好ましい回転速度は、
2rpm〜1,000rpm、より好ましくは5rpm〜500rpm、最も好
ましくは10rpm〜100rpmである。
【0021】 前述の方法において用いる好ましい研摩剤は、研摩物品に固定された三次元研
摩複合体を含み、この複合体はバインダーに固定および分散された複数の研磨粒
子を含む。研摩物品はさらにバッキングを含むのが好ましく、このバッキングが
ポリマーフィルムであるのがより好ましい。このバッキングには表側と裏側があ
る。バッキングは、紙、不織物、布、処理済布、ポリマーフィルムおよび下塗り
されたポリマーフィルムのようなこれまで研摩物品に用いられてきた材料の群よ
り選んでよい。好ましい実施形態において、バッキングは下塗りされたポリマー
フィルムである。さらに、かかる研摩剤は、ポリカーボネートシートおよびポリ
ウレタンフォームのラミネートから構成されるサブパッドにより固定またはその
他支持されていてもよい。サブパッドには通常表側と裏側があり、研摩剤はサブ
パッドの表側に存在させる。研摩物品をサブパッドに固定するために、感圧接着
剤を研摩剤のバッキングの裏側に適用してもよい。
【0022】 この代わりに、研摩剤は、研磨パッドと共に用いられる研摩剤または研磨スラ
リーから構成されていてもよく、このスラリーは、研磨パッドの適用によりウェ
ハの第2の材料を接触させるスラリーにより液体(例えば、水)に分散された複
数の疎性研磨粒子を含んでいる。スラリーと研磨パッドを研摩剤として用いる場
合には、スラリーはその一部に上述の加工液を含むのが好ましい。
【0023】 本方法は、構造化ウェハの中間表面を修正するのに適用されるのが好ましい。
第1の材料は、通常、中間材料またはそれを覆う接着/バリア層を備えた誘電体
材料である。好適な中間材料または接着/バリア層としては、タンタル、チタン
、窒化タンタル、窒化チタンが挙げられる。その他の好適な中間材料または接着
/バリア層としては、金属、窒化物およびケイ化物が挙げられる。第1の材料に
関連したデザインとしては、パターン化された領域、溝のある領域、バイアス、
および完成半導体デバイスを形作るその他の構造が挙げられる。第2の材料は、
通常、チタン、銀、アルミニウム、タングステン、銅またはこれらの合金から選
ばれる導電性材料である。本発明の方法は、特に、約0.1オーム−cm未満の
固有抵抗値を有する材料の導電性表面を修正するのに用いられる。通常、好まし
い誘電体材料の誘電率は約5未満である。
【0024】 本方法において、研摩剤と導電性材料間の接触および動きは、ウェハの露出表
面が平面で、露出した第2または導電性材料の少なくとも一領域と、露出した第
1または誘電体材料の少なくとも一領域を含み、導電性材料の露出した領域と、
誘電体材料の露出した領域が単一面になるまで維持される。誘電体材料は、接着
/バリア層のような1種類以上の中間体材料によりカバーされていてもよい。通
常、露出した誘電体材料表面には、過剰の導電性材料を除去した後に中間材料が
実質的にない。あるいは、導電性材料の除去により、中間材料と導電性材料の表
面のみが露出されればよい。連続した修正により、ウェハの表面に、誘電体材料
および導電性材料が露出する。
【0025】 本発明のこれらおよびその他の態様は、好ましい実施形態の詳細な説明および
添付の請求項を含めた開示を考慮すれば当業者に理解されるであろう。
【0026】 好ましい実施形態の詳細な説明 本発明をその好ましい実施形態を参照することにより説明する。この詳細な説
明は、特定のフィーチャーが参照番号により識別され、同じ番号が同じフィーチ
ャーを指している様々な図面を参照して行う。
【0027】 図1は、本発明のプロセスに用いるのに好適なパターン化ウェハ10の代表図
である。明確にするために、ドープ領域、活性デバイス、エピタキシャル層、キ
ャリアおよびフィールド酸化層のような公知のフィーチャーは省いてある。ウェ
ハ10は、ベース11と、通常、単結晶シリコン、ひ化ガリウムおよび業界に公
知のその他材料のような適切な材料からできた複数のトポグラフィカルフィーチ
ャーを有している。通常、窒化チタン、チタン、タンタル、窒化タンタルまたは
窒化シリコンであるバリアまたは接着層13がベース層11とベースフィーチャ
ーを覆っている。
【0028】 金属導電体層14が、バリア層の前面13とベースフィーチャーを覆っている
。チタン、アルミニウム、銅、アルミニウム銅合金、タングステンまたは銀とい
った様々な金属または金属合金を用いてよい。金属層は、通常、バリア層13に
金属の連続層を成膜することにより適用される。過剰の金属を除去して、図2に
示すような所望のパターンの金属相互接続15を形成する。金属除去により、不
連続の金属相互接続表面15と不連続フィーチャー表面16ができる。これは、
最終半導体デバイスの操作性を妨害する引っ掻き傷やその他欠陥のない平面とな
るのが好ましい。
【0029】 図3に、本発明のプロセスに有用な、ウェハを修正する装置の概略図を示す。
この機械の変形品および/または数多くのその他の機械もまた本発明に有用であ
る。研磨パッドおよび疎性研摩スラリーと共に用いられるこの種の装置、その数
多くの変形品およびその他の種類の装置は業界に公知である。好適な市販の装置
としては、IPEC/WESTECH(アリゾナ州、フェニックス)より入手可
能なCMP(化学機械プロセス)機が挙げられる。代替CMP機はSTRASB
AUGHまたはSPEEDFAMより入手可能である。装置30は、モーター(
図示せず)に接続されたヘッドユニット31を備えている。チャック32は、ヘ
ッドユニット31から延びている。かかるチャックとしては、ジンバルチャック
が例示される。チャック32のデザインは、研摩物品がウェハに所望の表面仕上
げおよび平面度を与えるように、異なる力および旋回軸を収容するのが好ましい
。しかしながら、平坦化の最中、チャックがウェハを旋回させてもさせなくても
よい。
【0030】 チャック31の端部は、ウェハ34をヘッドユニット31に固定し、処理中、
ウェハが移動しないようにするウェハホルダー33である。ウェハホルダーは、
ウェハを収容するように設計されており、例えば、円形、楕円形、矩形、正方形
、八角系、六角形または五角形であってもよい。ウェハホルダーには、任意の保
持リングとウェハ支持パッドの2つの部分がある場合もある。保持リングは、一
般に、半導体ウェハの周囲に嵌合する円形デバイスである。ウェハ支持パッドは
、例えば、ポリウレタンフォームのような1種類以上の構成要素から作成される
。ウェハホルダー33は、リング位置35で半導体ウェハ34と並んで延びてい
る。任意のリング部分は、別個のピースであっても、ホルダー33と一体化され
ていてもよい。ウェハホルダー33が研摩物品41に触れない、または接触しな
いよう、ウェハホルダー33はウェハ34を超えて延びていない場合がある。ま
た、研摩複合体の場合には、その特性に影響を及ぼすため、ウェハホルダーが研
摩複合体と触れない、または接触しないようウェハホルダー33がウェハ34を
超えて延びていない場合がある。例えば、ウェハホルダー33が、研摩物品を「
調節」し、処理中、研摩物品の表面の最外部分を除去する恐れがある。ウェハホ
ルダーまたは保持リングは、研摩物品が、所望の程度の修正をウェハに加えるこ
とができるのであればいかなるデザインまたは材料であってもよい。好適な材料
としては、ポリマー材料が例示される。
【0031】 ウェハホルダー33が回転する速度は、特定の装置、処理条件、研摩物品およ
び所望のウェハ修正基準により異なる。しかしながら、一般に、ウェハホルダー
33は、約2〜約1,000rpm、通常、約5〜約500rpm、好ましくは
約10〜約300rpm、より好ましくは約20〜約100rpmで回転する。
ウェハホルダーの回転が遅すぎたり速すぎたりすると、所望の除去速度が得られ
ない。
【0032】 ウェハホルダ33および/またはベース42は、円形、螺旋形、不均一、八の
字のような楕円形または不規則に回転してもよい。ウェハホルダーまたはベース
はまた、これに超音波振動を送るなどにより、振動させてもよい。
【0033】 上述した通り、本発明に用いる研摩剤は、研摩スラリーと共に用いるパッドで
あるか、またはここに参考文献として組み込まれる1997年12月2日発行の
米国特許証第5,692,950号(Bruxvoortら)「半導体ウェハ修
正のための研摩構造体」に記載されたタイプの三次元研摩物品である。
【0034】 本明細書において、「物品」または「研摩物品」とは、研摩スラリーと共に用
いる研摩パッドか三次元形状研摩物品のいずれかを指すものである。研摩剤は三
次元形状の研摩物品であるのが好ましい。物品の直径は約10〜1000mm、
好ましくは約25〜850mmである。物品は約5〜10,000rpm、約1
0〜1,000、約10〜250rpm、好ましくは10rpm〜60rpmで
回転させる。ウェハと物品の両方が同じ方向に回転するのが好ましい。しかしな
がら、ウェハと物品を逆方向に回転させても構わない。
【0035】 ウェハ表面34とウェハホルダー33の界面は、所望の程度に平坦化させるた
めには比較的平面で均一にしなければならない。加工液39はリザーバ37内に
保持され、管38を通じてウェハ表面と物品41の界面に送出される。平坦化の
最中、加工液が、物品とウェハ表面の間の界面に一定に流れるのが好ましい。一
般に、加工液はまず、外側または露出されたウェハ表面34に適用されて、その
表面にある少なくとも1種類の材料と反応する。続いて、研摩剤をウェハの表面
に適用して、ウェハ材料と加工液の反応生成物を除去する。この代わりに、金属
をまず機械的に除去してから、加工流体の成分と反応させてもよい。加工液の流
速は、所望の平坦化基準(除去速度、表面仕上げおよび平坦性)、特定のウェハ
構造、露出した金属の化学的性質および研摩物品の表面構成にある程度依存して
いる。加工液を分配する流速は、一般に、約10〜1,000ミリリットル/分
、好ましくは10〜500ミリリットル/分、より好ましくは約25〜250ミ
リリットル/分である。
【0036】 本発明の加工液は、構造化ウェハの中間表面を有する金属のCMP処理、特に
銅を含む表面のCMPプロセスに有用である。加工液は、銅と反応して酸化銅の
表面層を形成する酸化剤のような化学エッチング液を含む水溶液である。酸化物
層は、研摩剤を適用することによりウェハ表面から容易に除去される。酸化剤に
加えて、有用な化学エッチング液としては、上述の酸化剤と同様の方法で作用し
て、研摩剤の機械的動作により容易に除去される層を形成する錯化剤が挙げられ
る。好適な化学エッチング剤としては、硫酸、過酸化水素、塩化第二銅、アンモ
ニウム、ナトリウムおよびカリウムの過硫酸塩、塩化第二鉄、クロム硫酸、フェ
リシアン化カリウム、硝酸およびその組み合わせが挙げられる。好適な錯化剤と
しては、水酸化アンモニウム、塩化アンモニウムおよびその他アンモニウム塩お
よび添加剤のようなアルカリ性アンモニア、炭酸アンモニウム、硝酸第二鉄およ
びこれらの組み合わせが例示される。安定性、表面処理またはエッチング速度を
変えるために数多くの添加剤を添加することができる。エッチング液は、一般に
、等方性エッチングを行う。すなわち、全ての方向に同じエッチング速度または
除去速度である。
【0037】 加工流体に組み込んでよい好適な酸化または漂白剤としては、フェリシアン化
物、EDTA第二鉄アンモニウム、クエン酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二
鉄、オキサル酸第二鉄アンモニウム、クエン酸第二銅、オキサル酸第二銅、グル
コン酸第二銅、グリシン酸第二銅、酒石酸第二銅等が挙げられ、この場合、錯化
剤は一般に多座配位アミン、カルボン酸またはこの2つの組み合わせである。数
多くの配位化合物がコットン&ウィルキンソン最新無機化学第5版に記載されて
いる。金属銅および/または酸化第一銅の酸化に好適な、バナジウム、クロム、
マンガン、コバルト、モリブデンおよびタングステンをはじめとする配位化合物
のような、酸化能力を備えたものを用いることができる。その他の好適な酸化剤
としては、アルカリ金属塩のようなハロゲンのオキソ酸およびその塩が挙げられ
る。これらの酸はコットン&ウィルキンソン最新無機化学第5版に記載されてい
る。これらの酸のアニオンは、通常、塩素、臭素またはヨウ素のようなハロゲン
化物原子を含んでいる。これらのハロゲン化物は、1個、2個、3個または4個
の酸素原子に結合している。塩素酸(HOClO2)、亜塩素酸(HOClO)
、次亜塩素酸(HOCl)およびそのそれぞれのナトリウム塩が例示される。例
えば、塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウムおよび次亜塩素酸ナトリウムであ
る。同様の臭素およびヨウ素類似体も知られている。
【0038】 銅を含む構造化ウェハの中間表面を処理するのに好ましい酸化剤としては、硝
酸、フェリシアン化カリウムが挙げられ、過酸化水素が最も好ましい。その他の
好適な酸化剤は、Westら、銅およびその合金(1982年)、Leidhe
iser、銅、錫およびその合金の腐食(1971年)に挙げられている。脱イ
オン水中の酸化剤の濃度は、約0.01〜50重量%、好ましくは0.02〜4
0重量%である。過酸化水素を酸化剤として用いる場合には、約0.5%〜約1
2.5%、好ましくは約1.0%〜約7.5%、最も好ましくは約1.0%〜約
5.0%の濃度(重量パーセント)で水溶液中に存在させる。
【0039】 銅の酸化および溶解は、銅と結合して、金属銅または酸化銅の水への溶解度を
増大させる錯化剤の添加より向上する。コットン&ウィルキンソンおよびHat
haway、総合配位化学、第5巻、ウィルキンソン、Gillard、McC
leverty編に記載されている。本発明の加工液においては、錯化剤は脱イ
オン水中約0.01〜50重量%の濃度で常に存在している。銅を含有する構造
化ウェハの中間表面の処理において、好ましい錯化剤はイミノ二酢酸(IDA)
およびその塩であり、IDAは通常、加工液中、約0.5%〜約5.0%、好ま
しくは約0.5%〜約2.0%、最も好ましくは約0.75%〜約1.5%の濃
度(重量パーセント)で存在している。
【0040】 金属、特に鋼および亜鉛めっき鋼の腐食防止剤またはパッシベーション剤は周
知である。銅について最も知られていて最も広く用いられている防止剤はベンゾ
トリアゾールおよびアゾール誘導体として知られているその誘導体である。銅は
、特に中性または温和アルカリpHで酸化第一銅によりややパッシベーションさ
れることが知られている。パッシベーション剤の加工液への添加により、研摩物
品とまだ接触していない金属表面の部分を、エッチング剤による早期の過剰な除
去から保護したり、露出した金属表面と反応させる酸化剤の量を制御することが
できる。その他のパッシベーション剤は、Leidheiser、銅、錫および
それらの合金の腐食(1971年)119〜123頁に挙げられている。パッシ
ベーション剤の量および種類は、所望の平坦化基準(除去速度、表面仕上げおよ
び平坦性)にある程度依存している。
【0041】 本発明による銅を含有するウェハの処理において、好適なパッシベーション剤
としては、加工液中、約0.025%〜約0.20%、好ましくは約0.050
%〜約0.15%、より好ましくは約0.050%〜約0.10%の濃度(重量
パーセント)で存在している特定のアゾール誘導体、好ましくはトリルトリアゾ
ール、ベンゾトリアゾールおよびトリルトリアゾールとベンゾトリアゾールの組
み合わせが挙げられる。
【0042】 バッファを加工液に添加すると、pHを制御し、濯ぎ水による軽度の希釈に起
因するpHの変化および/または原料に応じた脱イオン水のpHの差を緩和する
ことができる。上述したように、pHは銅の表面の性質および銅の除去速度に大
きな影響を与え得る。最も好ましいバッファは、半導体、CMP後のクリーニン
グの必要性と適合し、アルカリ金属のような不純物の可能性の低いものである。
さらに、最も好ましいバッファは、これを調整すると、酸性〜ほぼ中性〜塩基性
までpH範囲を広げることができる。多塩基酸はバッファとして作用し、水酸化
アンモニウムで完全または部分的に中和してアンモニウム塩を作成すると好まし
い。代表例としては、リン酸−アンモニウムリン酸塩、リン酸水素アンモニウム
、ポリリン酸−アンモニウムポリリン酸塩、ホウ酸−アンモニウム四ホウ酸塩、
ホウ酸−アンモニウム五ホウ酸塩の系が挙げられる。その他の三−およびポリプ
ロトン酸性プロトライトおよびその塩、特にアンモニウム塩が好ましい。これら
は、7を超える少なくとも1つのpKaを有する以下のプロトライトに基づくア
ンモニウムイオン緩衝剤系を含んでいてもよい。アスパラギン酸、グルタミン酸
、ヒスチジン、リジン、アルギニン、オルニチン、システイン、チロシンおよび
カルノシン。
【0043】 加工液はまた、界面活性剤、粘度調節剤、湿潤剤、バッファ、錆止め剤、潤滑
剤、石鹸等のような添加剤も含んでいてよい。これらの添加剤は、下にある半導
体ウェハ表面に損害を与えることなく、所望の利点を与えるものを選ぶ。例えば
、潤滑剤は、平坦化中、研摩物品と半導体ウェハ表面の間の摩擦を減じる目的で
加工液に含めてもよい。
【0044】 無機微粒子もまた加工液に含めてもよい。これらの無機微粒子を用いて、金属
および/または誘電体の除去速度を増大することができる。かかる無機微粒子と
しては、シリカ、ジルコニア、炭酸カルシウム、クロミア、セリア、セリウム塩
(例えば、硝酸セリウム)、ガーネット、シリケートおよび二酸化チタンが例示
される。これらの無機微粒子の平均粒子サイズは、約1,000オングストロー
ム未満でなければならず、好ましくは約500オングストローム未満、より好ま
しくは約250オングストローム未満である。微粒子を加工液に添加してもよい
が、研摩物品に固定された前述の三次元研摩複合体を利用するCMPプロセスは
、無機微粒子、例えば、研摩物品と関連のない疎性研摩粒子を実質的に含まない
加工液を用いるのが好ましい。加工液は、1重量%未満、好ましくは0.1重量
%未満、より好ましくは0重量%の無機微粒子を含むのが好ましい。構造化ウェ
ハの中間表面から銅を除去するのに有効な特に好ましい加工液は、キレート化剤
、酸化剤、イオン性バッファおよびパッシベーション剤を含む。好ましい加工液
は、(重量パーセントで)約0.5%〜約12.5%、好ましくは約1.0%〜
約7.5%、より好ましくは約1.0%〜約5.0%、最も好ましくは約3.3
%の濃度の過酸化水素、約1.0%〜約8.0%、好ましくは約2.0%〜約6
.0%、より好ましくは約2.0%〜約4.0%、最も好ましくは約3.0%の
濃度のリン酸水素アンモニウム、約0.5%〜約5.0%、好ましくは約0.5
%〜約2.0%、より好ましくは約0.75%〜約1.5%、最も好ましくは約
1.0%の濃度のイミノ二酢酸、約0.025%〜約0.2%、好ましくは約0
.05%〜約0.15%、最も好ましくは約0.05%の濃度のトリルトリアゾ
ール、および残部(92.65%)の水を含む。当業者であれば、界面活性剤、
粘度調節剤およびその他既知の添加剤を特定の用途に必要とされるように加工液
に添加してよいことが分かるであろう。
【0045】 ウェハ表面に適用される加工液の量は、金属または金属酸化物成膜を表面から
除去するのを補助するのに十分なものであるのが好ましい。基本の加工液および
/または化学エッチング剤で多くの場合十分である。研磨を施す際に、第1の加
工液に加えて平坦化界面に第2の液体を存在させることが必要な場合もある。こ
の第2の液体は第1の液体と同じであっても違うものであってもよい。
【0046】 本発明の加工液はまた従来の研磨スラリーにも用いてよい。当業者に知られて
いるように、かかるスラリーは通常1種類以上の研磨微粒子を液体媒体、通常、
水中に含んでいる。微粒子は、シリカ、アルミナ、ジルコニアおよびセリアのう
ち1種類以上を、スラリー中の研摩剤の濃度で液体中の粒子の合計が約2重量%
〜約10重量%含んでいてもよい。本発明の加工液がスラリーに含まれる場合に
は、前述の個々の成分は、上記に示した重量パーセントでスラリーの液体部分に
存在しているのが好ましい。安定なスラリーを形成するために、加工液全体に研
摩微粒子を分散させる補助として、少量の分散剤または界面活性剤がスラリーに
含まれているのが好ましい。分散剤および界面活性剤は業界に周知であり、特定
の分散剤または界面活性剤の選択は、研摩微粒子およびその特性の選択に依存し
ている。分散剤は、例えば、カーク−オスマー化学技術百科事典、第4版、8巻
(John Wiley and Sons)(1993年)に開示されている
。本発明に用いるのに適した界面活性剤は、カーク−オスマー化学技術百科事典
、第4版、23巻(John Wiley and Sons)(1997年)
に開示されている。スラリーの残部は通常水である。
【0047】 本発明の加工液は、銅および恐らく、その他金属の表面に生じる碗状変形を減
じることにより研磨特性を改善する。具体的に、本発明の加工液で処理した銅を
含む中間ウェハ表面の銅の領域における碗状変形は、約1000Å未満である。
さらに、本発明の加工液を利用するCMPプロセスには、1分当たり約1000
Åを超える高除去速度という特徴がある。こうした高い除去速度は、加工液がキ
レート化剤としてIDAを、そしてそれと組み合わせてパッシベーション剤とし
てトリルトリアゾールの両方を含む場合に通常得られる。特に好ましい実施形態
において、加工液はIDAとトリルトリアゾールを含み、これは相乗的に作用し
て、低碗状変形と高除去速度の両方により構造化ウェハの表面から銅を除去する
加工液を提供するものと考えられる。
【0048】 研摩物品41が三次元形状の研摩物品の場合には、物品41は、一般に、研摩
物品の支持のためサブパッド43に固定されている。ある程度、サブパッドは剛
性を与えて、研摩物品が露出したウェハ表面を効果的に研摩し、同様に、研摩物
品が露出ウェハ表面に適合する。当業者であれば、特定のサブパッド(例えば、
サブパッドの物理特性)を選択できる。サブパッド構造については、例えば、こ
こに参考文献として組み込まれる米国特許出願第09/091,932号にさら
に記載されている。前述の三次元形状の研摩物品の構造についてはまた、出願’
932号および1997年12月2日発行の米国特許証第5,692,950号
(Bruxvoortら)「半導体ウェハ修正のための研摩構造体」にも更に詳
細がある。
【0049】 研磨される対象物の表面と、研磨パッドの表面に均一な摩耗速度を与える方法
は、米国特許第5,20,283号、第5,177,908号、第5,234,
867号、第5,297,364号、第5,486,129号、第5,230,
184号、第5,245,790号および第5,562,530号に記載されて
いる。これらの方法は、本発明に用いてもよい。スラリーと組み合わせて、シー
トパッド材料の連続ベルトか供給ロールを用いるウェハ平滑化プロセスはまた、
テクスチャード三次元研摩複合体および加工流体のベルトまたはロールに変えた
変形例としてもよい。特定の研摩表面との相互作用には元々依存していないウェ
ハキャリアの構造およびウェハ支持/取付け手段のような研磨に関連した技術を
、本発明のテクスチャード三次元研摩複合体を含む研摩物品と共に用いてもよい
【0050】 ウェハ処理に影響する可能性のある変数としては、ウェハ表面と研摩物品間の
適正な接触圧力、液体媒体のタイプ、ウェハ表面と研摩物品間の相対速度および
相対運動、および液体媒体の流速が挙げられる。これらの変数は相互に依存して
おり、処理される個々のウェハ表面に基づいて選択される。
【0051】 通常、単一の半導体ウェハについてのプロセス工程は数多くあるため、比較的
高除去速度の材料が望まれる。本明細書に記載した加工液については、除去速度
は、1分当たり少なくとも1000オングストローム、好ましくは1分当たり少
なくとも2000オングストローム、より好ましくは1分当たり少なくとも30
00オングストローム、最も好ましくは1分当たり少なくとも4000オングス
トロームである。研摩物品の除去速度は、機械の条件および処理されるウェハ表
面のタイプに応じて変わる。高除去速度とするのが望ましいが、所望の表面仕上
げおよび/またはウェハ表面のトポグラフィーを損なうほど、または平坦化プロ
セスの制御を困難にするほど高くないのが好ましい。
【0052】 ウェハの表面仕上げは公知の方法により評価することができる。好ましい方法
の一つは、「粗さ」の尺度となり、引っ掻き傷やその他表面の欠陥を示すウェハ
表面のRt値を測定するものである。例えば、Wyko社(アリゾナ州、タクソ
ン)のRST PLUSテクニカルリファレンスマニュアルの第2章を参照のこ
と。ウェハ表面を修正して、約1000オングストローム以下、より好ましくは
約100オングストローム以下、さらに好ましくは約50オングストローム以下
のRt値となるのが好ましい。
【0053】 Rtは、Wyko社より調達されるWyko RST PLUS干渉計のよう
な干渉計や、TENCOR側面計を用いて測定される。引っ掻き傷の検出もまた
暗視野顕微鏡により測定される。引っ掻き傷の深さは、例えば、デジタルインス
ツルメンツ(カリフォルニア州、サンタバーバラ)より入手可能な「ディメンジ
ョン5000」走査プローブ顕微鏡を用いて原子力顕微鏡により測定してもよい
。引っ掻き傷および欠陥のない表面が極めて望ましい。
【0054】 研摩物品とウェハ表面の間の界面圧力(すなわち、接触圧力)は、通常、約3
0psi未満、好ましくは約15psi未満、より好ましくは約6spi未満で
ある。本明細書に記載した構造化研摩物品を本発明の方法に用いると、実証され
た界面圧力で良好な除去速度を与えることが知見された。また、平坦化プロセス
のうち2つ以上の処理条件を用いてもよい。例えば、第1の処理セグメントは第
2の処理セグメントより高い界面圧力を有していてもよい。平滑化プロセス中の
ウェハおよび/または研摩物品の回転および並進速度もまた可変である。
【0055】 研摩物品の凹部は、加工液をウェハ全表面に分散させるのを補助する通路とし
て作用する。凹部はまた、摩耗した研摩粒子およびその他異物をウェハと研摩物
品の界面から除去するのを補助する通路としても作用する。凹部はまた、研摩物
品がウェハ表面に固着したり留まる傾向にある「スティクション」として業界に
知られた現象も防ぐ。
【0056】 本発明の研摩物品は円形、すなわち研摩ディスクの形態であってもよい。円形
研摩ディスクの外側端部は平滑であるのが好ましいが、この代わりにスカラップ
であってもよい。研摩物品はまた、楕円形、または三角形、四角形、矩形等のよ
うな多角形形状の形態とすることもできる。あるいは、研摩物品は、研摩業界で
は一般に研摩テープロールと呼ばれる、ベルトの形態、またはロールの形態であ
ってもよい。修正プロセス中、研摩テープロールに印をつけてもよい。研摩物品
を穿孔して、研摩コーティングおよび/またはバッキングに開口部を設けて、使
用前、使用中、または使用後、液体媒体を通過させてもよい。
【0057】 上述したことは、本発明の加工液と組み合わせて用いるのに好適な研摩物品の
例証である。本発明の加工液と組み合わせて用いる研摩物品は、再調整の必要な
しに、少なくとも2個、好ましくは少なくとも5個、より好ましくは少なくとも
20個、最も好ましくは少なくとも30個の銅含有ウェハを完成させることがで
きるという点で長い耐用寿命を示す。
【0058】 本発明をさらに以下の実施例により例証するがこれに限られるものではない。
特に断らない限り、濃度は重量パーセントである。
【0059】 実施例 本明細書における試験では以下の手順を用いた。
【0060】 手順I 複合体微構造固定研摩剤を用いてウェハ表面から金属を除去する数多くの研磨
溶液の能力は、ウェハ表面の処理をシミュレートするこの手順Iに従って求めた
。この試験手順のウェハ表面は銅表面を有する二酸化シリコンのコートされたシ
リコンベースウェハであった。ブランケットウェハは平らで、平らで平滑な金属
コーティングを有しており、パターン化ウェハは、銅でコンフォーマルにコート
された表面トポグラフィーというフィーチャーを有している。
【0061】 銅コートブランケットウェハを、ウェハネットまたはシリコンバレーマイクロ
エレクトロニクス(両社ともカリフォルニア州、サンホセ)より調達した直径1
00mm、厚さ約0.5mmの単結晶シリコンベースユニットから作成した。金
属層の成膜の前に、約5,000Åの厚さの二酸化シリコン層をシリコンウェハ
上に成長させた。チタン接着/バリア層を金属成膜の前に二酸化シリコン層上に
成膜させた。Tiの厚さは通常200Åで、100〜300Åの範囲であった。
Cuの均一層を、物理蒸着(PVD)を用いてシリコンベースに成膜した。金属
層の厚さは通常11,000〜12,000Åであった。これはTENCORイ
ンスツルメンツプロメトリックス部門(カリフォルニア州、サンタクララ)のオ
ムニマップNC110非接触金属モニタリングシステムにより測定した。
【0062】 銅パターン化ウェハを、熱成膜技術を用いて、100mmのシリコンウェハの
表面に10,000Åの熱酸化シリコンをまず形成することにより作成した。乾
燥エッチング技術により、一連の100ミクロン平方のフィーチャーをエッチン
グすることにより、約7,000Åの深さまで、ウェハをパターン化した。二酸
化物の上に400ÅのTiNコーティングと、TiNバリア層上に1,2000
ÅのPVD銅コーティングをするために、ウェハをウェハネット(カリフォルニ
ア州、サンホセ)へ送った。
【0063】 試験機は、図3に示した装置と同様の修正Strasbaughラップ機、型
番6Y−1であった。ウェハのワークを、「DF200」という商品名でRod
el(デラウェア州、ニューアーク)より入手可能なフォームバッキングに載せ
、このアセンブリをスプリング入りのプラスチック保持リングに入れた。本実施
例研摩物品を、ジェネラルエレクトリック構造化プラスチック、ジェネラルエレ
クトリック社(ニューヨーク州、シェネクテディ)より入手した20ミルの「P
CF20」ポリカーボネートシート支持パッドに接合し、3M(ミネソタ州、セ
ントポール)より入手した3M接着剤442DLまたは9671LEにより、V
oltek、積水アメリカ社(マサチューセッツ州、ローレンス)の一部門より
得られた90ミルの酢酸エチレンビニル独立気泡フォームにラミネートし、パッ
ドをStrasbaughのプラテンに固定した。
【0064】 ウェハを保持するキャリアヘッドを、手順IIIにより作成された研摩物品と
接触させた。ウェハを約40か60rpmで回転させ、プラテンをキャリアヘッ
ドと同じ速度で回転させた。ウェハと研摩物品は両方とも時計回りに回転させた
。回転に加えて、研摩物品の端部から約13mmから始めてウェハをアーク(約
31mmを9秒の周期で)により動かした。プラテンの直径は12インチであっ
た。研摩物品とキャリアヘッドを、特に断りのない限り、約350KPa(50
ポンド)の圧下力で互いに接触させた。加工液をウェハと接触させる前に研摩物
品に送出した。研磨中、加工液を約40ml/分の流速でウェハと研摩剤の界面
に送出した。研摩物品を用いてブランケットウェハを1分間(60秒間)のサイ
クルで研磨した。研磨サイクルの後、ウェハをホルダーから取り外し、脱イオン
水で濯いだ。
【0065】 金属フィルムの厚さの変化を求めて金属の除去速度を計算した。初期(研磨前
)と最終(研磨後)の測定をNC110の同じ位置で行った。5回の読取を平均
して1分当たりのオングストローム(Å/分)で除去速度を求めた。ブランケッ
ト金属コートウェハを用いて、金属フィルム厚さの除去速度を求めた。
【0066】 パターン化ウェハを用いて、碗状変形の程度を判断した。100ミクロン平方
のフィチャーを研磨中に露出し、ウェハのフィーチャーを測定して、表面領域の
碗状変形の程度を判断した。そこから銅が除去されて、二酸化シリコンストップ
層またはバリア層金属ストップ層が露出されていた。TENCOR P−22自
動表面側面計(TENCORインスツルメンツ、カリフォルニア州、サンタクラ
ラ)を用いて碗状変形を測定した。
【0067】 手順II 複合体微構造固定研摩剤を用いてウェハ表面から金属を除去する数多くの研磨
溶液の能力は、この手順IIに従って求めた。この試験手順のウェハ表面は銅表
面を有する二酸化シリコンのコートされたシリコンベースブランケットウェハで
あった。ブランケットウェハは平らで、平らで平滑な金属コーティングを有して
おり、パターン化ウェハは、銅でコンフォーマルにコートされた表面トポグラフ
ィーというフィーチャーを有している。
【0068】 銅コートブランケットウェハを、ウェハネット(カリフォルニア州、サンホセ
)より調達した直径200mm、厚さ約0.5mmの単結晶シリコンベースユニ
ットから作成した。シリコンウェハへの層の成膜はウェハネットにより実施した
。金属層の成膜の前に、二酸化シリコン層をシリコンウェハ上に成長させた。こ
の層の厚さは約5,000Åであった。チタン接着層をバリア層金属成膜の前に
二酸化シリコン層上に成膜させた。Tiの厚さは200Åであった。窒化チタン
(TiN)バリア層を金属成膜の前にTi層上に成膜した。TiNの厚さもまた
200Åであった。Cuの均一層を、物理蒸着(PVD)を用いてシリコンベー
スに成膜した。金属層の厚さは通常11,000〜12,000Åであった。こ
れはTENCORインスツルメンツプロメトリックス部門(カリフォルニア州、
サンタクララ)のオムニマップNC110非接触金属モニタリングシステムによ
り測定した。
【0069】 直径200mmの銅パターン化ウェハは、SKWアソシエーツ(カリフォルニ
ア州、ロスアルトス)より調達した。パターン化ウェハは銅ダマシンCMP特性
ウェハ:SKW6−1と指定される。ウェハは、プラズマ強化テトラエチルオル
ソシリケート(PETEOS)により成膜した8000Åの二酸化シリコン、5
00Åのタンタル(Ta)バリア層、500Åの銅シード層および15,000
Åの電気めっき銅の順でコートされた単結晶シリコンである。約8,000Åの
深さまで二酸化シリコンにエッチングされたパターンは、碗状変形測定に用いた
120ミクロン平方のボンドパッドの配列を含んでいる。
【0070】 試験機は、図3に示した装置と同様のWestechシステムズ社の型番37
2−01001自動ウェハポリッシャ(アリゾナ州、フェニックス)であった。
ウェハのワークを、キャリアヘッドにおいて「DF200」という商品名でRo
del(デラウェア州、ニューアーク)より入手可能なフォームバッキングに載
せた。本実施例研摩物品を、ジェネラルエレクトリック構造化プラスチック、ジ
ェネラルエレクトリック社(ニューヨーク州、シェネクテディ)より入手した2
0ミルの「PCF20」ポリカーボネートシート支持パッドに接合し、3M(ミ
ネソタ州、セントポール)より入手した3M接着剤442DLまたは9671L
Eにより、Voltek、積水アメリカ社(マサチューセッツ州、ローレンス)
の一部門より得られた90ミルの酢酸エチレンビニル独立気泡フォームにラミネ
ートし、パッドをWestech 372のプラテンに固定した。
【0071】 ウェハを保持するキャリアヘッドを、手順IIIにより作成された研摩物品と
接触させた。ウェハを約20、30または40rpmで回転させ、プラテンをキ
ャリアヘッドと同じ速度プラス1、すなわち21、31または41rpmで回転
させた。ウェハと研摩物品は両方とも時計回りに回転させた。プラテンの直径は
22.5インチであった。回転に加えて、研摩物品の端部から約13mmから始
めてウェハをアーク(約48mmの長さ、10mm/秒の速度で)により振動さ
せた。研摩物品とキャリアヘッドを10秒間1平方インチ当たり0.7ポンドp
siの圧下力で互いに接触させ、実施例に規定された3または4(psi)まで
約10秒間にわたって圧力を急速に上げた。加工液をウェハと接触させる前に研
摩物品に送出した。研磨中、加工液を約225ml/分の流速でウェハと研摩剤
の界面に送出した。研摩物品を用いてブランケットウェハを1分間(60秒間)
のサイクルで研磨した。60秒の研磨サイクルの後、圧力を5秒間減じ、ウェハ
をホルダーから取り外し、脱イオン水で濯いだ。
【0072】 金属フィルムの厚さの変化を求めて金属の除去速度を計算した。初期(研磨前
)と最終(研磨後)の測定をNC110の同じ位置で行った。49回の読取を平
均して1分当たりのオングストローム(Å/分)で除去速度を求めた。ブランケ
ット金属コートウェハを用いて、金属フィルム厚さの除去速度を求めた。
【0073】 パターン化ウェハを用いて、碗状変形の程度を判断した。120ミクロン平方
のフィチャーを研磨中に露出し、ウェハのフィーチャーを測定して、表面領域の
碗状変形の程度を判断した。そこから銅が除去されて、二酸化シリコンストップ
層またはバリア層金属ストップ層が露出されていた。TENCOR P−22自
動表面側面計(TENCORインスツルメンツ、カリフォルニア州、サンタクラ
ラ)を用いて碗状変形を測定した。
【0074】 手順III(研摩物品を作成する一般的手順) 研摩物品の作成を説明するのに下記の材料の表示を用いる。
【0075】
【表1】 材料の表示
【0076】 実施例で用いた研摩物品は次のようにして作成した。
【0077】 近接する複数の円柱状ポストから構成された鋳造表面を有する金属マスターツ
ール上にポリプロピレン材料を鋳造することにより、ポリプロピレン生成ツール
を作成した。円柱状パターンは、所望の外見上のベアリング領域を与えるように
選択されたポスト内間隔を備え、近接するベースが三角形の配列に配置されるよ
うになっていた。得られた生成ツールには円柱状のキャビティが含まれていた。
【0078】 200−18ミクロンのポストポターンは円柱状ポストの三角形配列であり、
ポストの直径は200ミクロン、高さは40ミクロン、中心から中心の間隔は4
86ミクロンである。200−25ミクロンのポストポターンは円柱状ポストの
三角形配列であり、ポストの直径は200ミクロン、高さは56ミクロン、中心
から中心の間隔は373ミクロンである。
【0079】 マスキングタイプの感圧接着テープを用いて生成ツールを金属キャリア板に固
定した。9.99%のSR9003、14.99%のSR339、2.51%の
Dysperbyk111、0.80%のLR8893X、71.71%のTR
S2093からなる研摩スラリーを高剪断ミキサーを用いて均一になるまで混合
した。研摩スラリーを80μmのフィルタそして60μmのフィルタに続けて通
してろ過した。この研摩スラリーを、スキージを用いて生成ツールのキャビティ
にコートした後、デュポン製の5ミルのポリエステルフィルムMelinex6
1を生成ツールのキャビティにある研摩スラリーと接触させた。物品をChem
インスツルメンツより市販されているベンチトップの実験室用ラミネータ型番#
001998に通過させた。約280〜560Pa(40〜80psi)の圧力
および約2〜7の速度設定で物品を2本のゴムローラの間に連続的に供給した。
水晶板を物品を覆うように置いた。アメリカンウルトラバイオレット社より市販
されている2つの鉄ドープランプ、またはフュージョンシステムズ社より市販さ
れている2つの紫外(「V」バルブ)を、約157.5ワット/cm(400ワ
ット/インチ)で操作して、バッキングおよび研摩スラリーと共にツールを通過
させることにより、物品を硬化した。放射線がフィルムバッキングを通過した。
速度は約10.2〜13.7メートル/分(15〜45フィート/分)であり、
試料を2回まで通過させた。
【0080】 手順IV(加工液): オリン社(コネチカット州、ノーウォーク)より入手した半導体等級の過酸化
水素を30%溶液として適宜希釈して用い、加工液を調製した。リン酸水素アン
モニウム(ACS試薬等級)、イミノ二酢酸、クエン酸アンモニウム、トリルト
リアゾール(5−メチル−1−H−ベンゾトリアゾール)および1−H−ベンゾ
トリアゾールはアルドリッチケミカル社(ウィスコンシン州、ミルウォーキー)
より入手した。
【0081】 全ての溶液に脱イオン水を用いた。固体を別個に秤量し、適正な希釈となるま
で30%の過酸化水素を加えた水に溶解した。以下の実施例について、溶液は全
て3.0%のリン酸水素アンモニウムと3.3%の過酸化水素を含んでいる。キ
レート化剤、イミノ二酢酸またはクエン酸アンモニウムは異なり、そしてパッシ
ベーション剤、トリルトリアゾールまたはベンゾトリアゾールは実施例によって
異なる。各溶液の残部は脱イオン水であった。
【0082】 試薬とその量は、実験室規模の調製で3.3%の過酸化水素、3.0%のリン
酸水素アンモニウム、1.0%のイミノ二酢酸および0.05%のトリルトリア
ゾールである。
【0083】
【表2】
【0084】 比較例A パターン化ウェハについて、接着/バリア層が200ÅのTiであり、銅コー
ティングが約10,000Åであり、ボンドパッドのエッチング深さが約5,0
00Åであった以外は、手順Iを用いて本明細書に記載された試験研摩物品とし
た。プラテン速度は67rpmであり、キャリア速度は100rpmであり、流
速は80ml/分であった。手順IIIに従って作成した研摩物品を用いて20
0−25のポストパターンとした。
【0085】 0.50%のクエン酸アンモニウムをキレート化剤として、そして0.10%
のベンゾトリアゾールをパッシベーション剤として含む加工液を手順IVに従っ
て調製した。手順Iに従って溶液を試験した。ウェハの大部分の領域に、ウェハ
表面から除去された銅とチタンがあり、エッチングされた100ミクロン平方の
フィーチャーとその他のエッチングされたフィーチャー以外は二酸化シリコンス
トップ層が露出した。ウェハ上の100ミクロン平方のフィチャーの断面を測定
して、銅が除去されて、二酸化シリコンストップ層の露出した部分の碗状変形の
程度を判断した。TENCOR P−22側面計を用いて碗状変形を測定した。
ウェハの4つの異なる部位を測定した。測定結果を表1に示してある。
【0086】
【表3】 表1
【0087】 比較例B 接着/バリア層が厚さ約300〜600ÅのTiNで、ボンドパッドが100
ミクロン平方で、トレンチを約5,000Åまでエッチングし、銅の厚さが約1
2,000Åであった以外は手順IIを用いた。ウェハをSKWアソシエーツ製
ウェハと同じやり方で製造した。ただし必ずしも同じでなくてもよい。銅ダマシ
ンCMPプロセスを評価するためにパターン化ウェハを作成した。
【0088】 手順IIIに従って作成した研摩物品を用いて200−25のポストパターン
とした。0.50%のクエン酸アンモニウムをキレート化剤として、そして0.
10%のベンゾとリアゾアールをパッシベーション剤として含む加工液を手順I
Vに従って調製した。ウェハの圧力を4spiに、背圧を1spiに設定して加
工液を手順IIに従って試験した。プラテンとキャリアの速度はそれぞれ30と
31rpmであった。最初の2つのブランケットウェハの1分間の研磨のための
除去速度は、均一性約35〜40%で3928と4159Å/分であった。パタ
ーン化ウェハの前のブランケットウェハの1分間研磨のための除去速度は365
8Å/分であった。パターン化ウェハは同じ条件下で2.0分間操作され、大略
の除去速度をチェックした。均一性のプロフィールはセンタースローであり、最
後の2分間の研磨は3psiの背圧で行った。ウェハは外側に向かって実質的に
清浄にされたが、直径約4インチの銅が中心に残っていた。TENCOR P−
22側面計を用いて碗状変形を測定した。ウェハの4つの異なる部位を測定した
。測定結果を表2に示してある。
【0089】
【表4】 表2
【0090】 実施例1 手順IIIに従って200−18のポストパターンを有する研摩物品を作成し
た。1.0%のイミノ二酢酸をキレート化剤として、そして0.10%のベンゾ
トリアゾールをパッシベーション剤として含む加工液を手順IVに従って調製し
た。加工液の化学的性質を、プラテンとキャリアの速度が40rpmだった以外
は手順Iに従って試験した。1分間研磨したパターン化ウェハの前のブランケッ
トウェハの除去速度は388Å/分であった。これは有用と考えるには低すぎる
。パターン化ウェハは12分後最端部で清浄となり始めた。2分おきにチェック
を続けた。パターンフィーチャーが約18分後ウェハの外側周辺で清浄となり始
めた。23分後、小さな円状の銅が中心に残っていた。バリア層は外側から清浄
にされた。研磨は、25分後、ウェハの中心部分近傍のバリア層ストップまで、
そしてウェハ外側近傍の酸化物ストップまで完了した。TENCOR P−22
側面計を用いて碗状変形を測定した。ウェハの9つの異なる部位を測定した。測
定結果を表3に示してある。
【0091】
【表5】 表3
【0092】 実施例2 手順IIIに従って200−25のポストパターンを有する研摩物品を作成し
た。1.0%のイミノ二酢酸をキレート化剤として、そして0.05%のトリル
トリアゾールをパッシベーション剤として含む加工液を手順IVに従って調製し
た。加工液の化学的性質を、プラテンとキャリアの速度を60rpmとして手順
Iに従って試験した。パターン化ウェハの前のブランケットウェハの除去速度は
1700Å/分であった。パターン化ウェハを5.0分間研磨し、ブランケット
の外観とした。パターン化ウェハをポリッシャーに戻し、2.0分間研磨した。
計7分後、ウェハはTiNバリア層まで完全に清浄にされた。バリア層は均一な
色ではなく、これは部分的に除去されたであろうことを示すものである。TEN
COR P−22側面計を用いて碗状変形を測定した。ウェハの9つの異なる部
位を測定した。測定結果を表4に示してある。
【0093】
【表6】 表4
【0094】 実施例3 手順IIIに従って200−18のポストパターンを有する研摩物品を作成し
た。1.0%のイミノ二酢酸をキレート化剤として、そして0.05%のトリル
トリアゾールをパッシベーション剤として含む加工液を手順IVに従って調製し
た。加工液の性能を手順Iに従って試験した。プラテンとキャリア速度は40r
pmであった。パターン化ウェハの前のブランケットウェハで求めた除去速度は
1755Å/分であった。パターン化ウェハを6.0分間研磨したところ、ウェ
ハの中心で約60〜70%清浄にされた。ウェハをポリッシャーに戻し、さらに
30秒間研磨して、1つの小領域を除いてTiNバリア層まで全ウェハを実質的
に清浄にした。ウェハの碗状変形についてTENCOR P−22で測定した。
試験した9つの部位はウェハに延在する2つの垂直な直径にある。4つの端の部
位は清浄になったと考えられたが、5つの内側の部位は30秒の追加の研磨が必
要だと考えられた。碗状変形値を下記の表5の3列目に記してある。パターン化
ウェハのバリア層除去について明視野光学顕微鏡で観察した。バリア層は銅充填
トレンチの密度の高いウェハの領域で部分的に除去されていたが、パターンの見
つからない領域では除去されていなかった。
【0095】 新しい研摩物品と新しい化学的性質のバッチでの違う日の同条件での別の実験
において、同じパターン化ウェハを再び研磨して、TiN層が除去されたかどう
か観察した。パターン化ウェハを1.0分間、そしてさらに30秒研磨した。最
初の追加の分の後、銅が清浄にされただけの小領域を除いて、バリア層は二酸化
シリコンストップまで除去された。これはウェハの色が均一であることにより示
された。光学顕微鏡によりバリア層の除去が確認された。最後の30秒間で残り
のバリアの大半が除去され、最後には銅の部位も清浄にされた。対応する部位で
碗状変形をTENCOR P−22により再び測定したが、その部位のボンドパ
ッドは正確に同じセットではなかった。碗状変形値を下記の表5の最後の列に記
してある。
【0096】
【表7】 表5
【0097】 実施例4 手順IIIに従って200−18のポストパターンを有する研摩物品を作成し
た。1.0%のイミノ二酢酸をキレート化剤として、そして0.05%のトリル
トリアゾールをパッシベーション剤として含む加工液を手順IVに従って調製し
た。加工液の化学的性質を、ウェハに背圧をかけずに手順IIに従って試験した
。最初のブランケット速度のウェハをプラテンとキャリアの速度をそれぞれ40
と41にして3psiで操作した。均一性5.84%で除去速度は2679Å/
分であった。第2のブランケット速度のウェハをプラテンとキャリアの速度をそ
れぞれ40と41にして4psiで操作した。均一性4.46%で除去速度は2
638Å/分であった。第3のブランケット速度のウェハをプラテンとキャリア
の速度をそれぞれ60と61にして3psiで操作した。均一性3.42%で除
去速度は2547Å/分であった。タンタルストップまで実質的に清浄になった
ら、パターン化されたウェハをプラテンとキャリアの速度を40と41にして4
分間(まだ清浄にならず)プラス2.5分間3psiで操作した。TENCOR
P−22側面計を用いて碗状変形を測定した。ウェハの3つの異なる部位を測
定し、表6に記してある。
【0098】
【表8】 表6
【0099】 パターン化ウェハをポリッシャーに戻し、同じ条件で30秒以上研磨した。こ
の研磨により、タンタルストップにあった最後の僅かな銅が除去された。これは
、追加の研磨と考えられる。表7に同じデータと、TENCOR P−22から
集めた追加のデータを示す。追加の研磨後に検査された部位は、測定済みの部位
とは同じでなかった。中心と端部の間の途中の部位は互いに90度で、ウェハの
中心から3つの異なる円弧からであった。
【0100】
【表9】 表7
【0101】 上述の実施例は狭い範囲の碗状変形値を示す。上述の実施例で用いた本発明の
加工液は、比較例AおよびBで用いた加工液により得られた碗状変形値より、銅
について大幅に低い碗状変形値を示す。さらに、ウェハから銅を実質的に清浄に
した後(追加の研磨)、ウェハをさらに研磨すると、実施例の構造化ウェハにつ
いて追加の碗状変形のレベルが低い。均一性が非常に不良で、ウェハのいくつか
の部分は清浄でもその他の部分に除去すべき銅があると、追加の研磨での追加の
碗状変形のレベルは大きくなり得、さらにウェハ全体を研磨する必要がある。比
較例において、最大の碗状変形数(最も深い)銅ボンドパッドは最初に清浄にさ
れて追加の研磨により深くなる一方で残りのボンドパッドが清浄されると考えら
れる。実施例の碗状変形値は約400〜約1000Åであるが、実施例によって
は、当業者であれば、最新の研磨機器でのプロセス最適化によって碗状変形値を
大幅に改善することができるであろう。
【0102】 さらに、本発明の実施例2〜4の結果によれば、実施例1に比べて材料の除去
速度が改善されている。この特筆すべき性能の改善は、加工液中のIDAとトリ
ルトリアゾール成分間の相乗作用によるものと考えられる。実施例1の加工液に
おいて、この加工液の除去速度において特筆すべき減少を示したパッシベーショ
ン剤はベンゾトリアゾールであった。
【0103】 本発明の好ましい実施形態を詳細に説明してきたが、本発明の技術思想から逸
脱することなく当業者であれば説明した実施形態を変更することができるものと
考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 表面修正前の構造化ウェハの一部の概略断面図。
【図2】 表面修正後の構造化ウェハの一部の概略断面図。
【図3】 半導体製造に用いるウェハ表面を修正する装置の部分概略側面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 622 H01L 21/304 622C 622D 21/308 21/308 G (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 3C058 AA07 AC04 DA12 DA17 5F043 BB27 DD16 FF07 GG03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化剤と、 イオン緩衝剤と、 パッシベーション剤と、 イミノ二酢酸とその塩から選ばれるキレート化剤と、 水と、 を含む初期成分の溶液である、半導体デバイスの製造に適したウェハ表面を修正
    するのに有用な加工液。
  2. 【請求項2】 前記パッシベーション剤が、ベンゾトリアゾール、トリルト
    リアゾールおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項1記載の加工
    液。
  3. 【請求項3】 前記酸化剤が過酸化水素であり、前記イオン緩衝剤がリン酸
    水素アンモニウムであり、前記パッシベーション剤がベンゾトリアゾール、トリ
    ルトリアゾールおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項1記載の
    加工液。
  4. 【請求項4】 過酸化水素が約0.5〜約12.5重量パーセントの濃度で
    前記液体に存在し、リン酸水素アンモニウムが約1.0〜約8.0重量パーセン
    トの濃度で前記液体に存在し、前記パッシベーション剤が約0.025〜約0.
    20重量パーセントの濃度で前記液体に存在し、前記キレート化剤が約0.5〜
    約5.0重量パーセントの濃度で前記液体に存在し、残部が水である請求項3記
    載の加工液。
  5. 【請求項5】 a)パターンを形成するために表面がエッチングされた第1
    の材料と、前記第1の材料の表面を覆うように配置された第2の材料とを含むウ
    ェハを提供する工程と、 b)前記ウェハの前記第2の材料を、請求項1記載の加工液を存在させて研摩
    剤と接触させる工程と、 c)前記ウェハの露出表面が平面になり、露出した第1の材料の少なくとも一
    領域と露出した第2の材料の一領域を有するようになるまで、前記第2の材料を
    前記研摩剤と接触させながら前記ウェハを相対的に動かす工程と を含む半導体デバイスの製造に適したウェハ表面を修正する方法。
  6. 【請求項6】 前記パッシベーション剤が、ベンゾトリアゾール、トリルト
    リアゾールおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項5記載の方法
  7. 【請求項7】 前記酸化剤が過酸化水素であり、前記イオン緩衝剤がリン酸
    水素アンモニウムであり、前記パッシベーション剤がベンゾトリアゾール、トリ
    ルトリアゾールおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項5記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 過酸化水素が約1.0〜約5.0重量パーセントの濃度で前
    記液体に存在し、リン酸水素アンモニウムが約1.0〜約8.0重量パーセント
    の濃度で前記液体に存在し、前記パッシベーション剤が約0.050〜約0.1
    0重量パーセントの濃度で前記液体に存在し、前記キレート化剤が約0.75〜
    約1.5重量パーセントの濃度で前記液体に存在し、残部が水である請求項7記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前記研摩剤が、研摩物品に固定された三次元研摩複合体を含
    み、前記複合体がバインダーに固定および分散された複数の研磨粒子を含む請求
    項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記研摩剤がスラリーと研磨パッドとを有し、前記スラリ
    ーが前記加工液と前記液体に分散された複数の研磨粒子とを含み、前記スラリー
    が前記研磨パッドを適用することにより前記ウェハの前記第2の材料と接触して
    いる請求項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 研磨粒子と、 請求項1記載の加工液と、 を含む研磨スラリー。
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