JP2002534005A - ピクセル・レベルでのゲイン制御を備えたcmosイメージ・センサ - Google Patents

ピクセル・レベルでのゲイン制御を備えたcmosイメージ・センサ

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JP2002534005A JP2000590372A JP2000590372A JP2002534005A JP 2002534005 A JP2002534005 A JP 2002534005A JP 2000590372 A JP2000590372 A JP 2000590372A JP 2000590372 A JP2000590372 A JP 2000590372A JP 2002534005 A JP2002534005 A JP 2002534005A
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ファウラー,ボイド
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ピクセル・ディヴァイシズ・インターナショナル・インコーポレーテッド
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  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明によるイメージ・センサ及びイメージ感知方法では、それぞれのピクセルにおいて可変増幅器を備えることにより、センサのダイナミック・レンジを拡張している。イメージ・センサ・コア(500)は、複数のピクセル・センサ(510)を備えている。それぞれのピクセル・センサは、好ましくは、光感知性要素(310)と、可変増幅器(312)と、アナログ・デジタル・コンバータ(ADC)(314)とを含む。ADC(314)は、ラッチ/シフト・レジスタ(514)に結合されたコンパレータ(512)を含む。コンパレータ(512)は、可変増幅器(312)の出力とランプ信号とを受け取り、ランプ信号が増幅器(312)の出力を超えると出力を生じる。ラッチ/シフト・レジスタ(514)は、コンパレータ(512)によってトリガされると、ランプ信号に対応するカウント信号をラッチする。動作においては、光感知性要素(310)は、第1の積分周期の間光に露出される。可変増幅器(312)は、可能な最大の量まで結果として生じる光電荷を増幅する。ADC(314)は、光電流をデジタル信号に変換し、最上位の5ビットをメモリ(514)にラッチする。この5ビットは、可変増幅器(312)にパラレルに与えられて、増幅レベルを設定する。次に、光感知性要素(310)は、第2の積分周期の間光に露出され、結果として得られる光電荷が先に設定された増幅レベルで増幅される。増幅器(312)の出力は、ADC(314)によってデジタル化され、ラッチ/シフト・レジスタ(514)がこの結果である12ビットを記憶する。増幅レベルを選択する5ビットとこの12ビットとにより、イメージ・センサは、17ビットのダイナミック・レンジを有することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは、光学イメージを電気信号に変換するイメージ・センサに関
し、更に詳しくは、ピクセル・レベルの信号増幅とアナログ・デジタル変換とを
有するイメージ・センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
イメージ・センサは、そのセンサ自体の上に合焦している光学イメージを電気
信号に変換するのに用いられる。イメージ・センサは、光検出要素のアレイを含
んでいるのが典型的であり、それぞれの要素は、イメージがアレイ上で合焦して
いるときに、当該要素に衝突する光の強度に対応する信号を生じる。そして、こ
れらの信号は、例えば、モニタ上に対応するイメージを表示するのに用いられた
り、そうでない場合には、光学イメージに関する情報を提供するのに用いられる
【0003】 イメージ・センサの目標の1つとして、可能な限り最大のダイナミック・レン
ジを提供することがある。ダイナミック・レンジは、一般に、イメージ・センサ
が検出することができる光の強度の最小値に対する最大値の比率を特定する。ダ
イナミック・レンジは、デシベル(dB)で表現されるのが典型的であるが、イ
メージ・センサから得ることができる精度のビット数として特定することも可能
である。その場合に、このビット数によって表される最低及び最高のバイナリ値
は、それぞれが、検出可能な最も暗い及び最も明るい光を示しており、中間にあ
る値は、それらの間の段階(グラデーション)に対応する。広いダイナミック・
レンジを有するイメージ・センサは、例えば、飽和又はそれ以外の感知に関する
欠陥を被ることなく、広い範囲で変動する光条件を有するシーンを正確にイメー
ジ化することができる。
【0004】 非常に一般的なタイプのイメージ・センサの1つに、電荷結合素子(CCD)
がある。CCDは、典型的には、ソリッドステート表面上において密接な間隔を
有する金属酸化膜半導体(MOS)キャパシタとフォトダイオードとによるアレ
イである。それぞれのフォトダイオードは、フォトサイトと称され、入射する光
の強度に応答して電荷を通過させる。
【0005】 例えば、図1は、従来技術によるCCDイメージ・センサ100を図解するブ
ロック図である。この図では、イメージ・センサ110の2次元的なアレイが示
されている。センサ112がその例である。センサの垂直方向のアレイ(アレイ
113がその例)は、それぞれが、垂直方向のCCDシフト・レジスタ(シフト
・レジスタ114がその例)の入力に結合されている。それぞれの垂直方向のC
CDシフト・レジスタ114の出力は、水平方向のCCDシフト・レジスタ11
6の入力に結合されている。水平方向のCCDシフト・レジスタ116の出力は
増幅器118に結合され、この増幅器118の出力はアナログ・デジタル(A/
D)コンバータ120の入力に結合されている。
【0006】 用いられる際には、垂直方向のアレイ113におけるイメージ・センサ112
の電荷は、対応する垂直方向のCCDシフト・レジスタ114の中にパラレルに
シフトされる。そして、垂直方向のCCDシフト・レジスタ114それぞれから
の電荷パケットは、水平方向のCCDシフト・レジスタ116の中にシフトされ
る。水平方向のCCDシフト・レジスタ116における電荷パケットは、一度に
1だけシフトされ、増幅器118によって電荷から電圧に変換され、A/Dコン
バータ120によって一連のデジタル・ビットに変換される。
【0007】 CCDベースのイメージ・センサのダイナミック・レンジは、8−14ビット
の範囲にあるのが典型的である。ピクセル信号経路とオフチップのA/Dコンバ
ータ120とを共有しているために、CCDベースのイメージ・センサのダイナ
ミック・レンジは、これ以上の拡張が困難である。更に、イメージ信号は、アナ
ログ信号経路が長いことに起因する雑音やひずみを受ける。また、CCD技術は
比較的小さなマーケットであるため、大量生産のコスト削減から利益を受けると
いうことは必ずしもいえない。
【0008】 上述したCCDベースのイメージ検出器に付随する問題点に部分的に対応する
目的で、最近、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)ベースのイメージングに対
して再び関心が向けられている。CMOSタイプのイメージ・センサでは、光検
出器又はフォトトランジスタ(又は、それ以外の適切なデバイス)が光検出器要
素として用いられ、その場合に、この要素の導電性が当該要素に衝突する光の強
度に対応している。従って、光検出要素によって発生する可変信号は、ピクセル
に衝突する光の量に(一定の範囲内で)ほぼ比例する大きさを有するアナログ信
号である。CMOSイメージ・センサは集積回路として形成され、CCDよりも
はるかに安価であるのが一般的である。
【0009】 図2は、従来技術によるCMOSイメージ・センサ200を図解するブロック
図である。この図では、ピクセル・イメージ・センサ210の2次元的なアレイ
が示されており、センサ212がその例である。イメージ・センサ212は、そ
れぞれが、固定ゲインの増幅器の入力に結合されている。このような増幅器の例
は増幅器214である。固定ゲインの増幅器214は最小限の増幅を提供し、基
本的にバッファとして機能する。固定ゲインの増幅器214の出力は、スイッチ
216などのスイッチを介して送られ、アナログ・マルチプレクサ(MUX)2
18に入力される。アレイ221などのそれぞれの垂直方向のアレイにおけるス
イッチの出力は、MUX218の同じ入力ラインに結合され、ロー・デコーダ2
17は、アレイ219などのスイッチのそれぞれの水平方向のアレイに結合され
ている。MUX218への選択された入力は、出力増幅器220に送られる。出
力増幅器220の出力は、A/Dコンバータ222に送られる。
【0010】 用いられるときには、ロー・デコーダ217の出力は、スイッチ216の水平
方向のアレイ219を選択的にイネーブルし、それによって、アレイ219にお
ける固定ゲインの増幅器214の出力電圧がアナログMUX218の入力に送ら
れる。MUX218は、入力電圧を出力増幅器220とA/Dコンバータ222
とに選択的に与える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、大型のピクセル・アレイでは、それぞれの光検出要素によって発生さ
れたアナログ信号は、寄生容量及び抵抗によって生じるような様々な程度の寄生
効果を受ける。これらの寄生効果は、制御が困難であり、結果的に、イメージ情
報の信号対雑音比(S/N比)を劣化させる。更に、CMOSベースのイメージ
・センサは、CCDベースのセンサよりもダイナミック・レンジが小さいのが典
型的である。
【0012】 この目的のために、本発明の発明者による米国特許第5,461,425号(
425特許)に開示されているようなCMOSイメージ・センサが開発されてい
る。なお、この米国特許は、この出願において援用する。425特許におけるC
MOSイメージ・センサは、図2に示されているイメージ・センサに類似してい
るが、425特許のイメージ・センサは各ピクセルごとにA/Dコンバータを有
していることにより他のCMOSイメージ・センサの設計におけるアナログ寄生
効果を緩和している点が異なっている。
【0013】 しかし、425特許におけるCMOSイメージ・センサであっても、僅かに8
ビットのダイナミック・レンジしか得られない。従って、既存のイメージ・セン
サよりも大きなダイナミック・レンジを提供するようなCMOSベースのイメー
ジ・センサに対する必要性がこの技術分野に存在している。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以上で述べた必要性は、各ピクセルにおいて可変増幅器を設けているイメージ
・センサ及びイメージ感知方法によって充足される。ピクセルからの信号を個別
的かつ可変的に増幅することにより、本発明の1つの実施例では、17ビットの
ダイナミック・レンジが与えられる。
【0015】 本発明の好適実施例は、相補型金属酸化物半導体(CMOS)プロセスを用い
て製造されるコンピュータ・チップのイメージ・センサ・コア(500)を備え
ている。イメージ・センサ・コアは、イメージ感知要素(510)のアレイを備
えている。それぞれの要素は、光子検出器(photon detector)(310)と、
可変増幅器(312)と、アナログ・デジタル(A/D)コンバータ(314)
とを含む。光子検出器は、光検出器(photodetector)とも称される。
【0016】 光子検出器(310)は、フォトダイオードなどの光感知性の要素であり、こ
の検出器(310)に衝突する光に応答して光電荷を発生する。光電荷は、可変
増幅器(312)によって増幅される。本発明のある実施例では、可変増幅器(
312)によって提供される増幅の量は、5ビットの制御信号によって、最大で
32の増幅レベルの中から制御可能な態様で選択される。
【0017】 増幅器(312)によって出力される電圧はA/Dコンバータ(314)に提
供され、このA/Dコンバータは光電流を記述するデジタル値を発生する。本発
明のある実施例では、A/Dコンバータ(314)は12ビットの値を発生し、
この値はメモリに記憶される。これら5ビットの増幅レベルと12ビットの値と
の両方が、17ビットのダイナミック・レンジで、検出器(310)に衝突する
光を記述している。
【0018】 A/Dコンバータ(314)は、好ましくは、17ビットのラッチ/シフト・
レジスタ(514)に結合されたコンパレータ(512)を備えている。コンパ
レータ(512)は、可変増幅器(312)の出力と単調ランプ信号とを受け取
り、ラッチ/シフト・レジスタ(514)に結合された出力を有する。ラッチ/
シフト・レジスタ(514)は、ランプ信号に同期した12ビットのカウント信
号を受け取り、シフト・レジスタ(514)の最上位の5ビットを可変増幅器(
312)に結合するパラレル出力と、17ビットすべてがこれを介してシフトさ
れるシリアル出力とを有する。コンパレータ(512)は、ランプ信号が可変増
幅器(312)の出力を超えたと判断すると、ラッチ/シフト・レジスタ(51
4)をトリガして、カウント信号をラッチさせる。カウント信号は、シフト・レ
ジスタ(514)の最上位の5ビット又は最下位の12ビットのいずれかに制御
可能な態様でラッチされる。シフト・レジスタ(514)の中にラッチされた最
上位の5ビットは、可変増幅器(312)に対する制御信号を形成する。
【0019】 本発明は、好ましくは、2つのフェーズを有する方法を用いて、17ビットの
ダイナミック・レンジを与える。第1のフェーズの間には、光感知性要素(31
0)が第1の統合周期の間、光に露出される。本発明の好適実施例では、第1の
積分周期は、通常の積分周期の32分の1である。可変増幅器(312)は、最
大の増幅設定で、結果として生じる光電荷を増幅する。次に、増幅された光電流
は、A/Dコンバータ(314)によってアナログからデジタルに変換される。
この変換の間に、ランプ信号は通常の32倍の速度で増加し、カウント信号の最
上位の5ビットは、17ビットのラッチ/シフト・レジスタ(514)の最上位
の5ビットにラッチされる。
【0020】 第2のフェーズの間には、光感知性要素(310)が通常の積分周期の間、光
に露出される。次に、可変増幅器(312)が、ラッチ/シフト・レジスタ(5
14)にラッチされた5ビットから決定される量だけ、結果として生じる光電荷
を増幅する。結果として生じる光電流はA/Dコンバータ(314)に送られ、
対応する12ビットのカウント信号がラッチ/シフト・レジスタ(514)の最
下位の12ビットにラッチされる。
【0021】 第2のフェーズの最後において、ラッチ/シフト・レジスタ(514)の17
ビットのコンテンツ全体が、シリアルにシフト・アウトされうる。最上位の5ビ
ットは指数(exponent)を記述し、最下位の12ビットは積分周期の間にセンサ
要素に衝突する光の強度に対応するデジタル値の仮数(mantissa)を記述する。
従って、本発明によるイメージ・センサのダイナミック・レンジは、17ビット
の精度を有している。
【0022】
【発明の実施の態様】
図3は、本発明の好適実施例による相補型金属酸化膜半導体(CMOS)ベー
スのイメージ・センサ300の1つのピクセルを図解するブロック図である。こ
の図3には、可変増幅器312に結合された光子検出器310が図解されている
。しかし、適切な調節がセンサに対して行われるのであれば、任意のCMOSベ
ースの光感知性要素で代替することが可能である。この技術分野において広く知
られているように、フォトダイオードを流れる光電流は、フォトダイオードのP
N接合上に入射する光エネルギの量に比例する。
【0023】 光電流は、可変増幅器312に入力される。好ましくは、増幅器312は、相
互抵抗(transresistance)増幅器であり、デジタル的にプログラム可能なフィ
ードバック容量を有している。増幅器312のゲインは、好ましくは2のベキ乗
(powers of two)で段階的に変化し、好ましくはゲインの指数を表す5ビット
の入力を受け取る。増幅器312の出力は、A/Dコンバータ314に送られる
【0024】 A/Dコンバータ314は、増幅器312から受け取ったアナログ電圧を代表
的なデジタル値に変換するが、好ましくは、12ビットの単一の勾配レベルを有
するコンバータである。A/Dコンバータ314は、好ましくは、サンプル・ホ
ールド回路と、自動零化(auto zeroed)コンパレータと、グレイ・バイナリ・
コード・コンバータ回路とを含む。A/Dコンバータ314の動作については、
以下でより詳細に説明する。
【0025】 A/Dコンバータ314の出力の最上位の5ビットは、好ましくは、17ビッ
トのシフト・レジスタ316の5ビット315Aに結合される。シフト・レジス
タ316の5ビット316Aは、可変増幅器312にパラレルに結合される。既
に述べたように、可変増幅器312は、この5ビットの値を用いてゲイン設定(
gain setting)を決定する。更に、A/Dコンバータ314の出力の12ビット
は、すべてが、シフト・レジスタ316の残りの12ビット316Bに結合され
る。2つの制御信号XFER1及びXFER2が、それぞれ、データはシフト・
レジスタ316の5ビット316Aの部分にロードされるのか12ビット316
Bの部分にロードされるのかを制御する。シフト・レジスタ316は、1ビット
の出力を有しており、この出力を介して17ビットのデータすべてをシリアルに
シフトすることができる。本発明の好適実施例では5ビットの部分と12ビット
の部分とを有する17ビットのシフト・レジスタが用いられているが、本発明の
別の実施例では任意の実際的なビット数を記憶するメモリを用いることができる
ことに注意することが重要である。従って、ゲイン設定と光強度の値とを表すの
にこれよりも大きな又は小さなビット数を用いる実施例であっても、本発明の範
囲に属することは明らかである。更に、シフト・レジスタ316の中での2つの
データ部分の相対的な位置も変動しうる。
【0026】 図3のイメージ・センサの動作は、2つのシーケンシャルなフェーズとして説
明することができる。第1のフェーズは、ピクセルに対する適切なゲインを決定
する。第2のフェーズは、ピクセルの出力電圧を決定する。ゲインと出力電圧と
は、科学的な概念を用いて合成され、そのピクセルに衝突する光の強度を記述す
る1つのバイナリ値が得られる。ここで、ゲイン設定が指数(exponent)であり
、出力電圧が仮数(mantissa)である。
【0027】 ピクセルに対するゲイン設定は、増幅器312を最大のゲイン設定に設定しピ
クセルを短縮された積分周期の間一定量の光に露出することによって、測定され
る。増幅器312は当初は最大ゲインが25=32というゲイン設定に設定され
ているので、短縮された積分周期は、通常の積分周期である4.7msの32分
の1であることが好ましい。別の実施例では、当初のゲイン設定及び積分周期に
関して、別の値を用いることもできる。
【0028】 結果として生じる光電流は、A/Dコンバータ314に送られる。A/Dコン
バータ314は光電荷に対して12ビットのA/D変換を実行し、その結果の最
上位の5ビットは増幅器312に結合されたシフト・レジスタ316の5ビット
316Aに記憶され、それによって、第2のフェーズに対する可変増幅器312
のゲインが設定される。
【0029】 第2のフェーズの最初では、ピクセルにおける出力電圧を決定するために、通
常の積分周期を用いて、光電荷が可変増幅器312の上で積分される。積分周期
の最後において、増幅器312からの出力電圧が、A/Dコンバータ314によ
って提供される12ビットの分解能を用いてアナログ信号からデジタル信号に変
換される。12ビットの出力は、シフト・レジスタ316の12ビット部分に送
られる。第2のフェーズの最後では、17ビットのピクセル・データをシフト・
レジスタ316からシリアルに読み出すことができる。5ビットのデータがピク
セル・ゲイン(指数)を特定し、12ビットのデータがピクセルの出力電圧(化
数)を特定する。
【0030】 図4は、本発明によるイメージ・センサ400の別の実施例を図解している。
この実施例では、光子検出器410A−Cと可変増幅器412A1−Cとで構成
される複数の対がマルチプレクサ(MUX)414に結合されている。MUX4
13は、どの増幅器412の出力がA/Dコンバータ414に与えられるべきか
を選択する。同様に、デマルチプレクサ(DMUX)418は、どの可変増幅器
412がシフト・レジスタ416に保持されている5ビットのゲイン設定データ
を受け取るべきかを選択する。この実施例では、A/Dコンバータの数を減らす
ことにより、図3に図解されている実施例を用いるチップの場合と比較して、C
MOSセンサ・チップが複雑でなくなっている。
【0031】 この実施例のある実現例では、イメージ・センサ400は、MUX413とD
MUX418とを用いて、それぞれの光子検出器410から17ビットのデータ
をシリアルな態様で収集する。この分野の当業者には、イメージ・センサ400
のこれ以外の動作方法も容易に明らかであろう。例えば、特定のA/Dコンバー
タ414に結合された光子検出器410のグループが幾何学的に近接している場
合には、グループを構成する複数の増幅器412に対して、1つのゲイン設定を
用いるのが適切でありうる。
【0032】 図5は、本発明の好適実施例によるCMOSイメージ・センサ・チップのハイ
レベル・ブロック図である。このチップのイメージ・センサ・コア500は、好
ましくは、複数のピクセル・センサを備えている。ピクセル・センサ510がそ
の代表である。図5には4つのピクセル・センサだけしか図解されていないが、
イメージ・センサ・コア500の実施例は、1次元的又は2次元的なアレイに整
列した多くのピクセル・センサを有することが可能である。本発明のある実施例
では、イメージ・センサ・コア510は、1次元的なアレイとして整列した27
00個のピクセル・センサを有している。それぞれのピクセル・センサ510は
、図3に図解されたセンサと機能的に同等であり、光子検出器310と、増幅器
312と、A/Dコンバータ314とを含む。
【0033】 動作においては、イメージはイメージ・センサ・コア500上で合焦され、そ
れによって、それぞれのピクセル・センサ510の上には、合焦されたイメージ
の異なる部分が衝突する。それぞれの光子検出器310によって発生される光電
荷は、従って、光子検出器310に衝突する光の強度に対応する。コア500に
おけるすべてのピクセル・センサ510からのアナログ信号は、上述した2つの
フェーズからなるプロセスに従って、同時的かつ可変的に増幅されシリアル・ビ
ット・ストリームに変換される。次に、このシリアル・ビット・ストリームは、
光子検出器310に衝突する光の強度を表す信号を駆動するように処理すること
ができる。
【0034】 図5に示されているように、A/Dコンバータ314は、相関されたダブル・
サンプリング(CDS)を用いて増幅器312からの光電流を受け取るサンプル
・ホールド回路を有する1ビットのコンパレータ512で構成されている。コン
パレータ512は、それぞれが信号「S1」及び「ランプ」を受け取る2つの制
御入力を有する。S1信号は、コンパレータ512に増幅器312からの出力電
圧をホールドさせる。ランプ信号の電圧がサンプリングされた出力電圧を超える
と、コンパレータ512の出力はハイからローにスイッチングされる。
【0035】 また、A/Dコンバータ314は、コンパレータ512の州を受け取り図3に
示されている17ビットのシフト・レジスタの機能を実行する17ビットのラッ
チ/シフト・レジスタ514を備えている。
【0036】 ラッチ/シフト・レジスタ514は、ランプ信号と同期しておりインクリメン
トするグレイ・コード化されたカウントを好ましくは含む「カウント」用の12
ビットの入力と、このラッチ/シフト・レジスタ514のコンテンツをゼロにす
る「シフト・レジスタ・リセット」用の1ビットの入力とを受け取り、これを介
してそのコンテンツがシフトされる1ビットの出力とを有する。ラッチ/シフト
・レジスタ514は、また、増幅器312の入力に結合された5ビットの出力を
有する。
【0037】 A/Dコンバータは、また、5ビットのグレイ・バイナリ・コード・コンバー
タ回路516を備えていることが好ましい。この回路516は、好ましくは、ラ
ッチ/シフト・レジスタ514によって捕捉された5ビットのグレイ・コード化
された指数信号を可変増幅器512のためのバイナリ制御信号に変換する。
【0038】 図6は、上述した2つのフェーズからなるイメージ感知を実行している際の図
5のイメージ・センサ・チップ(及び図3に図解されている実施例)の動作を図
解するタイミング・チャートである。図6には、areset610、S161
2、comp.PHI1613、comp.PHI2614、ramp616、
XFER618、XFER620、PHI1622、PHI2624及びshi
ft reset626が図解されている。制御信号616は好ましくはアナロ
グであり、それ以外の信号は好ましくはデジタルである。
【0039】 第1のフェーズの開始時には、areset610のパルスはハイであり、そ
れによって、ピクセル増幅器312は最高のゲイン設定にリセットされる。これ
とほぼ同時に、コンパレータ512が自動零化(autozeroed)される。ares
etが下降した後で、それぞれのピクセル増幅器310が安定する(settle)こ
とが許容され、それぞれのピクセルからのリセット電圧がそれぞれの対応するコ
ンパレータ512にサンプリングされる。コンパレータ512は、comp.P
HI1613及びcomp.PHI2614信号を用いて、オフセット補償/C
DSを実行する。PHI1613がハイである間は、ピクセル増幅器312から
のアナログ・リセット電圧とコンパレータ512の第1段のオフセットとがサン
プリングされる。次に、PHI2614がハイである間に、このオフセットはピ
クセル増幅器310の出力サンプルから自動的に減算される。
【0040】 areset610がハイになるのとほぼ同時に、S1612もハイになり積
分周期の始点を定めることになる。これは第1のフェーズであるから、好ましく
は、積分周期は通常の積分周期である4.7msの32分の1である。この積分
周期の最後では、S1612は下降し、コンパレータ512にピクセル増幅器3
12の出力電圧をサンプリングさせる。
【0041】 サンプリングからランプへのリセット時間はある実施例では100nsである
が、その後で、ランプ・リセット信号614のパルスは上昇し、それにより、ラ
ンプ信号616がローになる。本発明の好適実施例では、ランプ信号616はあ
る時間周期の上では単調に増加する。しかし、ランプ信号の代わりに、任意の単
調な波形を用いることができる。これは第1のフェーズであるから、ある実施例
では、ランプ信号616は、通常のランプ時間である0.5msの32分の1の
間に最小値から最大値まで上昇する。ランプ信号616が上昇するにつれて、ラ
ッチ/シフト・レジスタへのカウント入力における12ビットのグレイ・コード
化されたカウントが増加する。ランプ信号がピクセル増幅器312のサンプリン
グされた出力電圧を超えると、XFER1信号618がトリガされ、それにより
、ラッチ/シフト・レジスタ514へのカウント入力におけるグレイ・コードが
ラッチ/シフト・レジスタ514の5ビットの部分316Aに転送される。転送
された5ビットのバイナリ同等部分はバイナリに変換されて、可変増幅器512
のゲイン・レベルを設定する。
【0042】 第2のフェーズの開始時には、areset610のパルスはハイであり、今
回は、それによって、ピクセル増幅器312は、ラッチ/シフト・レジスタ51
4に保持されている5ビットによって特定されるゲイン・レベルに設定される。
更に、コンパレータ512は自動零化され、comp.PHI1613及びco
mp.PHI2614信号がオフセット補償/CDSを実行する。これとほぼ同
時に、信号S1612が再び上昇し、今回は、通常の積分周期の間、そのままハ
イの状態に留まる。
【0043】 サンプルからランプへのリセット時間の後で、ランプ・リセット信号614は
のパルスは再びハイになり、それにより、ランプ信号616がローになる。次に
、ランプ信号は徐々に上昇し、12ビットのカウント信号も対応して上昇する。
これは第2のフェーズであるから、ある実施例では、ランプ信号は、0.5ms
の間に最小値から最大値まで上昇する。ランプ信号がピクセル増幅器312のサ
ンプリングされた出力電圧を超えると、XFER2信号620がトリガされ、そ
れにより、ラッチ/シフト・レジスタ514へのカウント入力におけるグレイ・
コードがラッチ/シフト・レジスタ514の12ビットの部分316Bに転送さ
れる。
【0044】 第2のフェーズの後では、ラッチ/シフト・レジスタ514は、ピクセル・セ
ンサ310に衝突する光の強度を表す、5ビットの指数と12ビットの仮数とを
含む。次に、シフト・レジスタに対する2フェーズのクロックであるPHI16
22及びPHI2624の列が、ラッチされたデータをラッチ/シフト・レジス
タ514からシフトする。僅かな数のパルスだけしか示されていないが、好適実
施例では、すべてのデータを読み出すには17のシフトが必要となる。いったん
シフト・レジスタの中のデータが読み出されると、シフト・レジスタのコンテン
ツは、シフト・レジスタ・リセット信号626上のパルスによってリセットされ
る。
【0045】 ラッチ/シフト・レジスタ514からシフトされた5ビットの指数と12ビッ
トの仮数とは、両者で、ピクセル310上に衝突する光の強度を17ビットの精
度で表している。従って、ピクセル・センサ300のダイナミック・レンジすな
わちピクセル・センサが検出することができる光の強度の最小値に対する最大値
の比率は、従来型のイメージ・センサよりもはるかに大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるCCDイメージ・センサを図解するブロック図である。
【図2】 従来技術によるCMOSイメージ・センサを図解するブロック図である。
【図3】 本発明の好適実施例によるCMOSベースのイメージ・センサの1つのピクセ
ルを図解するブロック図である。
【図4】 本発明の別の実施例によるCMOSベースのイメージ・センサの複数のピクセ
ルを図解するブロック図である。
【図5】 本発明による複数のピクセル・センサを有するイメージ・センサ・チップのハ
イレベルなブロック図である。
【図6】 2つのフェーズによるイメージ感知を実行するときの図5のイメージ・センサ
・チップの動作を図解するタイミング・チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA02 AB01 BA10 BA14 CA03 DD09 FA06 5C024 CX03 CX43 GY31 GY39 HX18 HX23 HX57 5F049 MA15 NA20 NB05 UA13 【要約の続き】 し、最上位の5ビットをメモリ(514)にラッチす る。この5ビットは、可変増幅器(312)にパラレル に与えられて、増幅レベルを設定する。次に、光感知性 要素(310)は、第2の積分周期の間光に露出され、 結果として得られる光電荷が先に設定された増幅レベル で増幅される。増幅器(312)の出力は、ADC(3 14)によってデジタル化され、ラッチ/シフト・レジ スタ(514)がこの結果である12ビットを記憶す る。増幅レベルを選択する5ビットとこの12ビットと により、イメージ・センサは、17ビットのダイナミッ ク・レンジを有することになる。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージ・センサ回路であって、 集積回路チップ上のイメージ・センサ・コアの中に配置された光子検出器のア
    レイであって、それぞれの光子検出器は当該光子検出器に衝突する光に応答して
    信号を発生する、光子検出器のアレイと、 前記イメージ・センサ・コアの中に配置された複数の可変増幅器であって、そ
    れぞれの可変増幅器は前記光子検出器の少なくとも1つに結合されており前記結
    合された光子検出器からの信号を可変的に増幅する、複数の可変増幅器と、 を備えていることを特徴とするイメージ・センサ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイメージ・センサ回路において、 前記イメージ・センサ・コアの中に配置された複数のアナログ・デジタル・コ
    ンバータを更に備えており、 それぞれのアナログ・デジタル・コンバータは、前記複数の可変増幅器の少な
    くとも1つに結合され、前記結合された可変増幅器からの増幅された信号を当該
    信号のデジタル表現に変換することを特徴とするイメージ・センサ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のイメージ・センサ回路において、それぞれの
    アナログ・デジタル・コンバータからの信号の前記デジタル表現は、 前記結合された可変増幅器が信号をどれだけ増幅するかという量を決定する制
    御信号を含むことを特徴とするイメージ・センサ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のイメージ・センサ回路において、それぞれの
    光子検出器はフォトダイオードを備えていることを特徴とするイメージ・センサ
    回路。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のイメージ・センサ回路において、前記複数の
    アナログ・デジタル・コンバータは、それぞれが、 前記信号の前記デジタル表現を記憶するメモリを備えていることを特徴とする
    イメージ・センサ回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のイメージ・センサ回路において、前記メモリ
    は、 前記制御信号を前記結合された可変増幅器に出力する第1の出力と、 前記信号の前記デジタル表現を出力する第2の出力と、 を備えていることを特徴とするイメージ・センサ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のイメージ・センサ回路において、それぞれの
    可変増幅器は、 複数のステップの中の1つによって前記信号を増幅するステップ可能な増幅器
    を備えていることを特徴とするイメージ・センサ回路。
  8. 【請求項8】 光学イメージを記述する電気信号を発生する方法であって、 センサ要素に衝突する光に対応する第1の信号を発生するステップと、 前記第1の信号を第1の増幅レベルだけ増幅して第1の増幅された信号を生じ
    るステップと、 前記第1の増幅された信号から第2の増幅レベルを決定するステップと、 センサ要素に衝突する光に対応する第2の信号を発生するステップと、 前記第2の信号を前記第2の増幅レベルだけ増幅して第2の増幅された信号を
    生じるステップと、 前記第2の増幅された信号と前記第2の増幅レベルから前記光学イメージを記
    述するデジタル値を決定するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法において、前記第1の信号を第1の増幅
    レベルだけ増幅する前記ステップは、 前記第1の信号を最大増幅レベルまで増幅するステップを含むことを特徴とす
    る方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の方法において、前記第1の増幅された信号
    から第2の増幅レベルを決定する前記ステップは、 前記第1の増幅された信号を第1のデジタル表現に変換するステップと、 前記第1のデジタル表現の少なくとも一部を第1のメモリに記憶するステップ
    と、 を含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法において、 前記第1のデジタル表現を前記第1のメモリからパラレルに読み出すステップ
    を更に含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の方法において、デジタル値を決定する前
    記ステップは、 前記第2の増幅された信号を第2のデジタル表現に変換するステップと、 前記第2のデジタル表現を第2のメモリに記憶するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法において、 前記第1及び第2のメモリにそれぞれの記憶されている前記第1及び第2のデ
    ジタル表現をシリアルに読み出すステップを更に含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 イメージ・センサ回路であって、 光検出器のアレイであって、それぞれの光検出器は当該光検出器に衝突する光
    に応答して変動する電気的特性を有する、光検出器のアレイと、 複数の可変増幅器であって、それぞれは少なくとも1つの光検出器に結合され
    ており前記光検出器の電気的特性を増幅する、複数の可変増幅器と、 を備えていることを特徴とするイメージ・センサ回路。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のイメージ・センサ回路において、 複数のアナログ・デジタル・コンバータであって、それぞれが少なくとも1つ
    可変増幅器に結合されており前記増幅された電気的特性をデジタル値に変換する
    、複数のアナログ・デジタル・コンバータを更に備えていることを特徴とするイ
    メージ・センサ回路。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のイメージ・センサ回路において、前記ア
    レイにおける前記光検出器の少なくとも1つは、 フォトダイオードに衝突する光に応答して電気信号を発生する光検出器を備え
    ていることを特徴とするイメージ・センサ回路。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のイメージ・センサ回路において、前記可
    変増幅器の少なくとも1つは、 複数の増幅レベルの中の選択された1つだけ前記電気的特性を増幅する可変増
    幅器を備えており、前記増幅レベルは前記複数のアナログ・デジタル・コンバー
    タの1つから受け取られたデジタル値によって選択されることを特徴とするイメ
    ージ・センサ回路。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のイメージ・センサ回路において、前記ア
    ナログ・デジタル・コンバータの少なくとも1つは、 前記増幅された電気的特性を記述するデジタル値を記憶するメモリと、 前記記憶されたデジタル値の少なくとも一部を前記可変増幅器の少なくとも1
    つに提供する出力とを備え、 前記増幅器に与えられたデジタル部分は、可変増幅器により実行された増幅料
    を決定する、 ことを特徴とするイメージ・センサ回路。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のイメージ・センサ回路において、前記ア
    ナログ・デジタル・コンバータは、 前記記憶されたデジタル値の前記一部を前記可変増幅器にパラレルに提供する
    パラレル出力と、 前記記憶されたデジタル値へのシリアルなアクセスを提供するシリアル出力と
    、 を更に備えていることを特徴とするイメージ・センサ回路。
  20. 【請求項20】 光学イメージを電気信号に変換する方法であって、 第1のフェーズにおける、 第1の時間間隔の間、光の強度に対応する第1の電気信号を発生するステッ
    プと、 第1のゲイン選択によって決定される第1のゲイン量だけ前記第1の電気信
    号を増幅するステップと、 前記増幅された第1の電気信号を解析して第2のゲイン選択を決定するステ
    ップと、 第2のフェーズにおける、 第2の時間間隔の間、光の強度に対応する第2の電気信号を発生するステッ
    プと、 前記第2のゲイン選択から決定される第2のゲイン量だけ前記第2の電気信
    号を増幅するステップと、 前記増幅された第2の電気信号を解析して値を決定するステップと、 を含んでおり、前記光学イメージは、前記第2のゲイン選択と前記値とから決
    定されることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の方法において、前記第1の時間間隔は前
    記第2の時間間隔よりも実質的に短いことを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の方法において、前記第2のゲイン選択は
    複数ビットで構成されており、前記第1のフェーズは、 前記第2のゲイン選択の前記複数ビットを記憶するステップと、 前記記憶された第2のゲイン選択の前記複数ビットをパラレルに読み出すステ
    ップと、 を更に含むことを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の方法において、前記値は複数ビットで構
    成されており、前記第2のフェーズは、 前記値の前記複数ビットを前記第2のゲイン選択の前記複数ビットと共に記憶
    するステップと、 前記値の前記複数ビットと前記第2のゲイン選択の前記複数ビットとをシリア
    ルに読み出すステップと、 を更に含むことを特徴とする方法。
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