JP2002532242A - 水性系中の疎水性粒子のためのABn分散剤 - Google Patents

水性系中の疎水性粒子のためのABn分散剤

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Abstract

(57)【要約】 水性媒体中の粒子の疎水性表面に強力に吸着する分散剤について述べられている。分散剤は、イオン化性部分を含有し末端分岐疎水性セグメントを有する親水性、または両親媒性ポリマー鎖を含む。分散剤を含む懸濁液およびインクについても述べられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、水をベースとする系中の顔料をはじめとする疎水性粒子のための分
散剤に関する。特に発明の分散剤は、インクジェット印刷用途に適合されたイン
クのために有用なものなどの顔料と共に使用することができる。
【0002】 発明の背景 疎水性粒子を水に入れると、それらは凝集する傾向がある。この傾向のために
水をベースとする系中で、疎水性粒子の分散体を得ることが困難になる。この凝
集傾向を低下させるために、分散剤を混合物に添加しても良い。分散剤が疎水性
および親水性の双方である場合、その疎水性部分は疎水性粒子表面に引きつけら
れ、親水性部分は水によって水和される。
【0003】 近年、多くの用途においてサーマルインクジェットプリンターの使用が劇的に
増大した。このようなプリンターは、典型的に紙またはフィルムのシートである
受容体上にスプレーされる、液体ベースのインクを使用して画像を形成する。基
本的なインクの色(黒色、黄色、シアン、およびマゼンタ、または黒色、赤、緑
、および青)、並びに白色顔料(TiO2など)を様々な組み合わせと濃度で使
用することで、印刷された画像の部分として実質的にあらゆる色が作り出せる。
さらにインクジェット技術は、高解像度のグラフィック画像、特に電子印刷シス
テムを使用して作り出されるものに良く適している。このようなシステムは典型
的にコンピュータ技術を用いて、画像、文書、グラフィックスなどを作成、変更
、そして保存する。
【0004】 インクジェットおよびその他のプリンターで過去に使用されてきたインクの多
くは、主に有機ベースのキャリア液体中に含有された染料から成る。このような
インクは特定の用途において満足できる性能を提供するかもしれないが、このよ
うなシステムは屋外や同様に要求の厳しい用途で必要な光安定性と耐久性に欠け
る画像を作りがちなため、現在はこのような系から遠ざかる傾向にある。さらに
有機ベースのキャリア液体の使用は、多数の環境上および材料取り扱い上の複雑
化を引き起こす。むしろ印刷工業は、有機溶剤ベースの系にかかわる問題を減少
させまたは除外する、主として水をベースとするインクを探し求めた。
【0005】 インクは、水をベースとするキャリア中の顔料粒子懸濁液を含んでも良い。し
かし懸濁された顔料は、凝集する傾向がある。インクジェットプリンターは、非
常に小さなジェットノズル(約40μm未満程度で液滴体積はピコリットル程度
)を使用して高解像度画像を提供するので、顔料凝集はプリンターヘッドを制限
し、あるいは詰まらせるかもしれない。この効果は、ここでは「目詰まり」と称
される。さらにサーマルインクジェット系の場合、インクはノズル内の加熱エレ
メントのために高温(およそ350℃)に曝される。典型的にインクは、より高
い温度ではより早く凝集しがちであり、プリンターヘッドの加熱エレメントに付
着して被覆するかもしれない。これにより印刷ヘッドの熱効率が低下して、より
小さなインク液滴が形成されて画像の品質が低下する。この効果は、一般に「焦
げつき」と称される。
【0006】 上述の問題を克服するために、いくつかの顔料粒子は、分散剤によって(凝集
から)安定化されている。1つのアプローチでは、親水性部分と疎水性部分を有
し、異なる疎水性の顔料表面にその疎水性セグメントが吸着する界面活性剤から
分散剤が形成される。別のアプローチでは、親水性および疎水性セグメントを有
する共重合体が使用される。これらのアプローチの例は、米国特許番号第4,5
97,794号、および米国特許番号第5,085,698号で述べられている
【0007】 上述のアプローチでは、界面活性剤またはポリマーの疎水性セグメントは、分
散剤分子と、表面が疎水性でありがちな有機ベース顔料との疎水性相互作用によ
って顔料上に吸着できる。この疎水性相互作用は、通常それほど強くない。この
弱い引力のために分散剤分子が顔料表面から脱着し、それにより顔料粒子が凝集
するかもしれない。これにより印刷中に、プリンターヘッドジェットノズルの目
詰まりが帰結するかもしれない。サーマルインクジェットシステム中で生じる熱
は、疎水性顔料表面への分散剤の吸着を強化することでインクの安定性を向上さ
せるかもしれないが、目詰まりと焦げつきの問題が残る。
【0008】 発明の要約 前述に鑑みて、水性媒体中で疎水性粒子に強力に吸着し、凝集を阻害する分散
剤に対する必要性が存在する。より大きな安定性を提供する、水をベースとする
インクに対する必要性も存在する。本発明はこのような必要性に取り組む。
【0009】 発明の一態様は、ABn構造(式中、Aはイオン化性部分を含有する親水性ポ
リマーセグメントであって多官能性連鎖移動剤(CTA)で終端し、Bは無極性
非重合炭化水素の疎水性部分であり、nは1を越え、B部分がAセグメントのC
TA末端で分岐セグメントを形成する。)を含む、水性システム中で疎水性粒子
を分散するための分散剤を提供する。複数の疎水性部分の存在によって、分散剤
と粒子表面との相互作用が強化できる。
【0010】 発明の別の実施態様は、発明の分散剤が水をベースとする粒子分散体に組み込
まれ、粒子が疎水性表面を有する安定した水をベースとする系に関する。このよ
うな系は、a)疎水性粒子と、b)ABn構造(式中、Aはイオン化性部分を含
有する親水性ポリマーセグメントであって多官能性連鎖移動剤(CTA)で終端
し、Bは無極性非重合炭化水素の疎水性部分であり、nは1を越え、B部分がA
セグメントのCTA末端で分岐セグメントを形成する。)を含む分散剤と、の水
性懸濁液を含む。
【0011】 本発明の特定用途は、インクジェットおよびその他の印刷用途の厳しい要求を
満たす、安定した水をベースとする着色インクに関する。これらのインクでは、
発明の分散剤が水をベースとする顔料分散に組み込まれて、疎水性顔料粒子が凝
集する可能性を除外または低下させる。
【0012】 この発明における用法では、 「吸着する」とは、別の物質表面に対する原子、イオン、または分子の接着を
指し、 「分散剤/粒子複合材」とは、分散剤分子、および分散剤がそれに吸着された
粒子または微粒子を意味し、典型的に複合材は、疎水性粒子と分散剤分子との層
を含み、 「イオン化性(ionizable)」とは、例えば水などの極性媒体に入れ
ると電子を失いあるいは得ることで、正味電荷を得てイオンになることができる
原子を含む中性分子を意味し、 「分岐(forked)」とは、親水性セグメントのCTA末端から延びる2
つ以上の疎水性部分を有することを意味し、疎水性部分は異なる方向に延びても
良く、分散剤分子の個々の部分が同一分散剤分子の別の部分の吸着部位とは独立
に、粒子表面上に吸着できるように、好ましくは十分に動くことができ、 「親水性ポリマーセグメント」または「親水性ポリマー鎖」、または「両親媒
性ポリマー(鎖)」とは、少なくとも60重量%の水溶性モノマー単位を含み、
少なくとも1個のイオン化性モノマー構成成分を有し、疎水性セグメントと識別
される分散剤の部分を意味し、 「オリゴマー」とは、およそ10〜50個のモノマー単位を有するポリマー鎖
を意味し、 「脂肪族基」または「脂肪族部分」または「長鎖脂肪族基」または「長鎖脂肪
族部分」とは、およそ6〜100個、好ましくは8〜20個の炭素原子を有する
直鎖、分枝鎖、または環式の置換されたまたは置換されていない無極性炭化水素
を意味し、 「芳香族基」または「芳香族部分」とは、少なくとも1個のπ共役環構造を含
有する少なくとも1個の環式構造を含み、およそ6〜100個、好ましくは8〜
20個の炭素原子を有する無極性炭化水素を意味し、 「炭化水素基」または「炭化水素部分」とは、脂肪族または芳香族基または部
分を意味し、 「バンディング」とは、インクが基材上に印刷された際に起きる可視的な条線
またはより低い光学濃度の線を指し、 「ランダム共重合体」とは、モノマー単位の組み合わせ順がランダムである、
例えばAおよびBの少なくとも2つのタイプのモノマー単位を含む共重合体を意
味し、 「疎水性セグメント」とは、疎水性粒子表面と会合または結合できる水不溶性
無極性部分を含み、親水性セグメントと識別される分散剤分子の部分を意味し、
疎水性セグメントは重合せず、各疎水性部分(B部分)が単一脂肪族または芳香
族炭化水素前駆物質から誘導され、 「疎水性粒子」とは、無極性であるまたは無極性表面を有する粒子を意味し、 「溶媒化合物」は、例えば水などの溶剤の溶解または懸濁物質粒子に対する強
力な親和力のために、粒子が表面に密接に保持される溶剤のフィルムを獲得する
現象を指し、 「水溶性」は、水性溶液または分散を形成する材料などの水中に均質に分布で
きる材料を指す。
【0013】 以下の詳細な説明を参照することにより、発明のさらに詳しい態様が明らかに
なるであろう。
【0014】 詳細な説明 本発明の分散剤は、イオン化性部分、多官能性連鎖移動剤(CTA)、および
CTAの官能基(群)と反応できる少なくとも1つの反応性基を含有する無極性
非重合炭化水素の疎水性部分を含有する、オリゴマーおよび共重合体をはじめと
する、親水性または両親媒性ポリマーの反応生成物であっても良く、疎水性部分
は疎水性表面を有する粒子に吸着できる。分散剤は水不溶性セグメントおよび部
分を含有するが、分散剤は水溶性であり、すなわちそれらは水性分散液を形成す
る。
【0015】 分散系に添加する場合、そのセグメントが異なる長さであることができる分散
剤のイオン化性親水性セグメントが、立体化学的および静電的安定化を分散に提
供する一方、複数の疎水性部分が、分散剤の強力な疎水性吸着(投錨効果)を疎
水性粒子表面に提供すると考えられる。
【0016】 親水性セグメントによって提供される立体化学的および静電的安定化は、個々
の分散剤/粒子複合材相互の強力な相互反発に起因する。これらの反発力は、各
分散剤/粒子複合材を効果的に高度に荷電させる、イオン性官能基を含有する親
水性セグメントのためである。イオン性基は、アニオン性またはカチオン性であ
ることができるが、典型的には全て同一タイプの電荷を有するべきである。類似
した電荷は、複合材を互いに反発させることで粒子の凝集を阻害する。上述のよ
うに粒子の凝集に対する抵抗は、そのエネルギーが頻繁で活発な粒子の相互作用
を引き起こし凝集につながることもある、ジェット噴射中に生成される高い熱エ
ネルギーを相殺するために望ましい。凝集はインクの分散安定性および保存寿命
を低下させるので、粒子の凝集の低下はさらに望ましい。反発力は例えば少なく
とも1年程度の長期間にわたり、分散安定性を提供するのを助けることができる
【0017】 親水性(コ)ポリマーは、直鎖または分枝鎖、好ましくは直鎖であっても良く
、例えばアクリル酸(AA)と、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパ
ンスルホン酸(AMPS)と、イタコン酸と、無水マレイン酸および無水イタコ
ン酸などの無水物とをはじめとするあらゆる親水性イオン化性モノマー構成成分
を含んでも良い。共重合体は、例えばイソボルニルアクリレート(IBA)、イ
ソオクチルアクリレートをはじめとする中性/非イオン化性モノマー、そしてエ
チル−、ブチル−、およびイソブチル−アクリレートなどのアルキルアクリレー
ト、およびスチレンを任意に含む両親媒性であっても良い。分散剤が水溶性であ
ることを確実にするために、Aセグメント中のIBAなどの水不溶性非イオン化
性モノマーの含量は、好ましくはAセグメントまたは分散剤の40重量%を越え
ない。親水性セグメントの共重合体のモノマー単位は、ランダムに配列する。
【0018】 連鎖移動剤(CTA)は、親水性セグメントに末端官能基を効果的に付着する
。CTAは親水性セグメントの長さを制御して、その部分が疎水性粒子に吸着で
きる、疎水性部分が付着するための官能性反応性部位を提供する。例えばCTA
は、親水性ポリマー鎖を終結させるメルカプト基、そして疎水性部分を付着する
ための反応部位を提供するヒドロキシル官能基を含有しても良い。CTAの官能
性部位の数は、分散剤上の疎水性部分の数を左右する。親水性セグメント反応物
と反応するCTAの量は、親水性セグメントの長さを変化させるために異なって
も良い。CTAの濃度を増大させると、鎖の長さがより短くなる。CTAは、例
えばメルカプトコハク酸などのメルカプトポリカルボン酸、メルカプトポリオー
ル、ハロポリオール、または親水性セグメントを終結して、疎水性セグメントの
疎水性部分のために2つ以上の反応部位を提供できるあらゆるその他の部分であ
っても良い。
【0019】 疎水性部分は、基あたりおよそ6〜100個、好ましくは8〜20個の総炭素
原子を含有する無極性炭化水素基を含有する。炭化水素基は、置換基が極性部分
を含有しない限りは、直鎖または分枝鎖、置換されていないまたは置換された脂
肪族基であっても良く、あるいは炭化水素基は芳香族であっても良い。
【0020】 分散剤中の各疎水性部分は、分散剤と疎水性表面との疎水性相互作用を可能に
する。概して分散剤と疎水性粒子との可能な疎水性相互作用の程度は、各疎水性
粒子表面に広がる各分散剤分子上の利用できる疎水性部分の数に左右される。
【0021】 疎水性部分は、特定の分散を安定化させる最も効果的な分散剤を提供するよう
に、得られる分散剤の物理化学特性を仕立てるように選択されても良い。分散剤
分子上の疎水性部分の数は、分散剤の水溶性を損なうことなく粒子吸着を最大化
するように制御され選択されても良い。考慮すべき要素としては、水をベースと
する特定のキャリア液体中での分散剤の溶解性、および分散させる粒子表面の化
学的性質が挙げられる。疎水性部分は、好ましくは単一分散剤分子上の2つ以上
の利用できる疎水性部分が、単一疎水性粒子に吸着できるのに十分な長さである
【0022】 発明の分散剤は、反応性基を運ぶ連鎖移動剤の存在下で親水性鎖のモノマー構
成成分を重合し、得られるポリマーを疎水性部分と反応させて調製しても良い。
分散剤の分子量は、典型的に100,000未満、好ましくは50,000未満
、そして最も好ましくは15,000〜35,000の範囲である。
【0023】 好ましくは分散剤のデザインおよび合成からは、250ナノメーター(nm)
未満、好ましくは200nm未満、そして最も好ましくは100〜150nmの
直径を有する粒子/分散剤複合材の安定したコロイド分散が生成する。
【0024】 分散剤は、例えばCTAの官能基(群)とウレタン結合を形成する反応性官能
基で終結する疎水性部分を含んでも良い。例えばイソシアネート官能基で終結す
る炭化水素鎖は、3−メルカプト−1,2−プロパンジオールの遊離ヒドロキシ
ル基と反応してウレタン結合を形成する。ウレタンは、例えば1年間の長期間後
も水性媒体中で加水分解(またはその他の分解)を受けないので、分散剤の安定
性が向上するかもしれない。
【0025】 分散剤の一実施態様は、次のようにして調製される。イソボルニルアクリレー
ト(IBA)およびアクリル酸(AA)の混合物を3−メルカプト−1,2−プ
ロパンジオール(MPD)および光重合開始剤と共に組み合わせる。得られる混
合物を典型的に300〜365nmの波長であるUV光に曝して、モノマーから
ポリマーへの転換をもたらす。CTAは成長するポリマー鎖と反応してその成長
を終了させることで、分散剤ポリマーのCTA末端親水性セグメントを形成して
2個の反応性ヒドロキシル官能基を提供する。引き続いてオクタデシルイソシア
ネートが添加されてCTAの終端の2個のヒドロキシルと反応し、分散剤ポリマ
ーの分岐疎水性セグメントを形成する。
【0026】 本発明の分散剤化合物を形成する反応ステップに直接関与しない、反応性材料
上の官能基をさらに反応させて、最終分散剤に所望の物理化学特性を提供しても
良い。これにより仕立てられた分散剤の形成が可能になる。
【0027】 インク系 本発明の分散剤は、インクジェットおよびその他の印刷インク中での顔料分散
剤としての適用性を有する。本発明のインクは、多数の顔料と共に使用しても良
い。特に発明のインクは、黒色、シアン、黄色、マゼンタ、赤、青、緑、および
白色顔料と共に提供されても良い。個々の色濃度および重なる単色の画像を変化
させることで、適切な基材上に実質的にあらゆる色を提供することが可能である
。電子グラフィックイメージ系と組み合わせると、実質的にあらゆる電子的に作
成または保管できる画像が、インクジェットプリンターを使用して複製できる。
もちろん本発明が、上述のようなカラーインクに限定されないことを理解すべき
である。むしろ電子グラフィックイメージ系と適合性のあらゆる顔料、または顔
料の組み合わせを用いるインクが使用されても良い。
【0028】 黒色インクについては、カーボンブラックが黒色顔料として使用されても良い
。本発明と共に使用するのに適したカーボンブラックの選択は、主として顔料の
表面酸化、および黒さの程度(漆黒さとも称される)の考慮に基づく。カーボン
ブラックはその表面酸化にもかかわらず、水和熱試験による測定で疎水性スケー
ルが最も高い方に属する。酸性のまたは表面処理された顔料は、強力な分散剤吸
着のための適切な相互作用部位を提供する。高度な黒さまたは漆黒さの顔料は、
高品質の印刷画像を提供する。
【0029】 黄色インクについては、ニッケルアゾ黄色顔料の使用がいくつかの利点を提供
する。第一にこのような顔料は、屋外環境で高度に耐久性のインクを提供する。
第二にこのような顔料は、新しい分散剤と錯体結合を形成できるかもしれないニ
ッケルイオンを含有する。最後にこのような顔料は、高度な熱伝導性を提供する
と考えられる。その結果、発熱体上の粒子沈着がジェット噴射工程中に起きても
、沈着したフィルムはインクの加熱効率を顕著に低下させないので、適切な液滴
形成が可能である。
【0030】 マゼンタインクについては、屋外用途に適応したグラフィックイメージを生じ
ることが非常に望ましいので、主要な考慮は耐光性である。キナクリドンマゼン
タ顔料は、優れた耐光性を有することが知られているので、1つの好ましいマゼ
ンタ顔料である。
【0031】 シアンインクについても上の考慮、すなわち耐光性、耐久性などが当てはまる
。シアン顔料として銅フタロシアニンを使用すると、様々な満足できる特性があ
るので、このような顔料を含むインクが1つの好ましい実施態様である。
【0032】 分散剤の選択 顔料粒子は、分散剤のための投錨点を提供する表面官能基を典型的に欠いてい
るので、分散剤は好ましくは水性環境において疎水性固形顔料表面と相互作用す
る疎水性部分を含む。この発明の分散剤は、顔料粒子と相互作用する複数の疎水
性部分を提供できる。分散剤分子中の2つ以上の疎水性部分の存在により、分散
剤が2つ以上の部位で顔料粒子に吸着できるようになる。このタイプの立体配置
は、分散剤に対する顔料の強力な吸着(投錨効果)を提供する。
【0033】 通常、顔料粒子は単一分散剤分子ではなく、むしろ分散剤分子の複数の層を保
有する。これは分散剤の炭化水素部分が粒子に吸着すると、それが第2の分散剤
分子の吸着を容易にし、これが吸着される分散剤層が均衡厚に到達するまで継続
するために生じる。
【0034】 分散剤、顔料、およびインクのその他の構成成分間の相溶性も考慮しなくては
ならない。同一受容体表面に適用される異なる着色顔料のために使用される分散
剤は、好ましくは熱力学的に混和性で同じ種類のイオン性電荷を有し、受容体表
面に沈着した際にインクの凝塊を防止するべきである。
【0035】 補助分散剤(群)を使用して、主分散剤の安定化効果を向上させても良い。
【0036】 インク 上述の顔料および分散剤に加えて、インクは好ましくは、その中に顔料が分散
しても良い媒体として水を含む。このようなインクは、典型的にさらに別の添加
剤も含み、様々な特性を提供する。例えばポリオールを用いてインクの乾燥速度
を制御しても良い。適切なポリオールとしては、例えばポリエチレングリコール
およびポリプロピレングリコールなどのポリアルキレングリコールと、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレングリコール、およびジエチ
レングリコールなどのアルキレン基が炭素原子2〜6個を有するアルキレングリ
コールと、グリセロールと、エチレングリコールモノメチルまたはモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールメチルまたはエチルエーテル、およびトリエチレ
ングリコールモノメチルまたはモノエチルエーテルなどのポリオールの低級アル
キルエーテルとが挙げられる。ジエチレングリコールが、最も好ましいポリオー
ルである。顔料を濡らして、インク系の表面張力を低下させるのに有用な界面活
性剤を提供しても良い。上記に加えて、一般に技術分野で既知のその他のインク
添加剤を使用しても良い。これらとしては、水溶性有機補助溶剤、湿潤剤(上に
挙げたポリオールに加えて)、殺生剤、殺真菌剤、脱泡剤、腐食防止剤、粘度調
節剤、pH緩衝液、浸透剤、金属イオン封鎖剤などが挙げられる。
【0037】 インク加工 顔料の分散加工のための現在の配合技術では、多数の加工技術を用いる。この
ような一技術は、超音波エネルギーを利用して混合および粒子の解凝集を達成す
る。別の技術は、ボールミル、サンドミルまたは磨砕機などの媒体ミルを利用す
る。媒体ミルは、顔料粒子の凝集を破壊する高強度のミクロ剪断とカスケーディ
ングに顔料混合物を曝すことで、許容可能な顔料分散を達成する。しかし媒体ミ
ル加工システムは、媒体摩耗製品汚染をはじめとする不都合があることが多い。
さらに媒体ミル中の流速が特定のレベルを超えて加速されると、得られる磨砕お
よび分散がムラになり、材料のほとんどが十分に加工されずに系を出ていく。
【0038】 さらに別の処理方法では、顔料分散は、約150μm〜約1000μm程度の
直径を有する一連の小型ノズルから押し出すことができる。このような系は、早
い流速で非常な高圧に耐えることができなくてはならない。このような系に対し
て3つの異なる形態を使用しても良い。a)減少する直径のオリフィスがある「
ウェッジ」形態、b)その中にオリフィスが空洞化増進装置を有する「ウェッジ
」形態、およびc)分散体ストリームが少なくとも2つの要素に分かれ、各スト
リームがオリフィスを通過してジェットを生じ、ジェットストリームがそれらを
互いに衝突させることで再び結合する「衝突ジェット」形態。これらの各系は、
水をベースとする着色インクの加工において満足できる結果を生じることが分か
った。
【0039】 本発明では、顔料、分散剤、補助界面活性剤、水、DEG、およびその他の添
加剤を含む着色インク調合物は、プロペラのヘッドを通じたより大きな吸着のた
めの「グレープフルーツ型」ヘッドが付いたスパイラルプロペラを含む高速衝突
ホモジナイザーである、ニュージャージー州パターソンのHill Mixer
,Inc.から入手できるHillミキサー(Model#4000Plus、
AC駆動)内で、高剪断条件下で混合された。剪断混合は2000rpm程度の
中速で実施された。インクを固形分15〜25%の濃縮物に希釈後、概してPC
T公報WO96/14925で述べられるような「衝突ジェット」工程によって
微粒子に磨砕した。加工した濃縮物を20:80〜12.5:87.5、好まし
くは12.5:87.5のDEG:水の割合を有するジエチレングリコール/水
混合物中で、典型的に固形分4%に希釈した。
【0040】 実施例 以下の実施例により、この発明を例証する。
【0041】 これらの実施例で述べた全ての材料は、特に断りのない限りウィスコンシン州
ミルウォーキーのAldrich Chemical Co.から入手できる。
【0042】 試験方法 分子量 分散剤の分子量は、マサチューセッツ州ミルフォードのWaters Cor
p.から商品名ULTRAHYDROGELの下に入手できるゲル浸透クロマト
グラフを使用して、溶出によって求めた。0.1Mトリスアミン緩衝液(トリス
ヒドロキシメチルアミノメタン)および0.2M LiNO3を含む溶出溶液と
共に、リニア1000、500および250カラムを使用した。カリフォルニア
州パロアルトのHewlett Packard Instrumentsから
入手できるHewlett Packard1037A屈折率検出器をクロマト
グラフに装着した。分子量計算は、分子量範囲2.8×105〜200のポリエ
チレングリコール(PEG)およびポリ酸化エチレン(PEO)標準物質を使用
して得た較正に基づいた。
【0043】 熱安定性 あらゆる加工されたインクは、特に断りのない限り固形分4重量%の濃度にし
た。固形分は顔料、界面活性剤、および補助分散剤などのあらゆるその他の不揮
発性添加剤を含んだ。加工および濾過後に得られたインクをガラスバイアル(8
.9cm長×2.54cm直径)に注いで、ゆるくフィットする金属キャップで
覆って、インク中の液体(水中に12.5重量%のジエチレングリコール(DE
G))のほとんどを保持するのを助けた。バイアルを(実施例で特に断りのない
限り)60〜65℃のオーブン内に1週間静置した。60℃で固形物の分離が生
じない場合、インクは熱的に安定であるとみなされた。外観検査から、凝塊ある
いは分離した固形物の薄い層がインクの上に浮かんでいないことが明らかになっ
た場合、バイアルを120℃のオーブンに移し、少なくとも2日間おいて固形物
の分離が生じたかどうかを調べた。インクが2日以上たった後に固形物の分離を
示さない場合、それは高度に安定しているとみなされた。
【0044】 Encad NOVAJET IIIプリンター上での印刷品質 インクは、カリフォルニア州サンディエゴのEncad Inc.から商品名
NOVAJET IIIの下に入手できるサーマルインクジェットプリンターを
使用して、ミネソタ州セントポールの3M Companyから商品名SCOT
CHCALの下に入手できるビニル受容体シート上に印刷された。印刷の準備に
おいては、プリントヘッドを清潔にしてプリンターを漏れについて調べ、カート
リッジに試験するインクを充填した。印刷の品質は、試行を繰り返して大きなブ
ロック(30cm×90cm)全体における色の均一性、バンディングの不在、
および基材への付着について視覚的に審査した。
【0045】 分散剤の合成 分散剤A ビス(オクタデシルイソシアネート)ポリ(イソボルニル−コ−アクリル酸) 32オンスのガラスジャー内で、250gのイソボルニルアクリレート(IB
A)と250gのアクリル酸(AA)との混合物を450gのメチルエチルケト
ンに溶解した。この混合物に、50gのジメチルホルムアミド、続いて7.5g
の3−メルカプト−1,2−プロパンジオール(MPD)、およびペンシルベニ
ア州エクストンのSartomer Co.から商品名KB−1の下に入手でき
る0.12重量%(総モノマー濃度を基準にして)の光重合開始剤、ジエトキシ
フェニルアセトフェノンを添加した。得られた均質な反応溶液を1分あたりおよ
そ50〜100個のバブルの速度で20分間、窒素でフラッシュした。次に窒素
フラッシュを継続しながら、反応溶液を300nmのUVブラックライト源に曝
して重合を引き起こした。重量分析(既知重量のサンプルを160℃で真空内で
乾燥することでサンプル中のあらゆるモノマーを蒸発させ、次に乾燥サンプルを
秤量してポリマー含量を求める)によって、モノマーからポリマーへの転換をモ
ニターした。ほぼ100%の転換を達成した後、ポリマー溶液に40.9gのオ
クタデシルイソシアネート(MPDのモル比の2倍)、続いて(点眼瓶から)1
〜2滴のジブチルスズジラウレートを添加した。ポリマー溶液を一晩周囲温度で
振盪した。IBA−AA共重合体とオクタデシルイソシアネートとの反応の完結
を赤外分光分析によってモニターした。次に水性アンモニアによってポリマー上
のカルボキシル基を中和し、それに続いてアセトン(2L)中で沈殿させて反応
したポリマーを単離した。アセトンを除去し、ポリマーを60℃で3〜4時間真
空乾燥し、次に水中で懸濁して固形分25重量%の溶液を得た。
【0046】 分散剤B 分散剤Bは、3−メルカプト−2−プロパンジオール(MPD)の量が(7.
5gでなく)10gであったこと以外は、分散剤Aと同様にして調製した。
【0047】 分散剤C 分散剤Cは、3−メルカプト−2−プロパンジオール(MPD)の量が(7.
5gでなく)10gであり、モノマー装填量が(250gのIBAおよび250
gのAAでなく)300gのIBAおよび200gのAAであったこと以外は、
分散剤Aと同様にして調製した。
【0048】 分散剤D 分散剤Dは、MPDの量が(7.5gでなく)15gであり、モノマー装填量
が(250gのIBAおよび250gのAAでなく)300gのIBAおよび2
00gのAAであったこと以外は、分散剤Aと同様にして調製した。
【0049】
【表1】
【0050】 インクの調合 分散剤の有効性を評価するために、汎用手順を採用して着色インクを調製した
。顔料は補助界面活性剤および分散剤の存在下で、典型的にジエチレングリコー
ル(DEG)の水溶液中に分散された。通常、顔料と分散剤との重量比は3:2
〜2:1であった。補助界面活性剤を添加してインクの表面張力を調節して、プ
リンターノズルを通過するジェット性を助け、受容体表面を濡らした。界面活性
剤は、分散システムに対して追加的な安定性を提供したかもしれない。顔料表面
を濡らすようにデザインされた超分散剤が、任意に含まれた。ジエチレングリコ
ールは湿潤剤の役割を果たした。
【0051】 インクの磨砕 プロペラのヘッドを通じたより大きな吸着のための「グレープフルーツ型」ヘ
ッドが付いたスパイラルプロペラを含む高速衝突ホモジナイザーミキサーである
、ニュージャージー州パターソンのHill Mixer,Inc.から入手で
きるHillミキサー(Model#4000Plus、AC駆動)内で、使用
する水のおよそ10%の量を差し引いた、各インク調合物に対応する成分を高剪
断条件下で周囲温度と圧力で混合した。ミキサーは、1分あたり10,000回
転(rpm)の能力の定格1馬力(HP)のモーターを有した。(前進および逆
転双方のモードで)2,000rpmまでのプロペラ速度を磨砕に使用した。取
り分けておいた水を使用してミキサーをすすいで、磨砕操作後にあらゆる付着し
たインク濃縮物を集めた。
【0052】 得られた濃縮物は、磨砕が困難な高粘度のペーストが形成するのを避けるため
に、好ましくは固形分15〜20重量%であった。
【0053】 実施例1(黄色インク) プラスチック容器内で、サウスカロライナ州ロックヒルのBayer Cor
porationから商品名FANCHON Fast Y−5688の下に入
手できる40gのニッケルアゾ錯体黄色顔料を23gのDEGと97gの水との
混合物中に懸濁した。Zeneca Pigments and Additi
vesから商品名SOLSPERSE27000の元に入手できる9gの非イオ
ン性芳香族エトキシレートポリマー超分散剤、およびニュージャージー州クラン
ベリーのRhodia,Inc.から商品名ALKAMULS EL−620の
下に入手できる5gの非イオン性エトキシ化脂肪酸エステル界面活性剤を添加し
た。得られた混合物をHillミキサー内でおよそ2000rpmで2時間磨砕
した。次に分散剤Bの固形分29重量%水溶液90gを添加して(およそ26g
の分散剤Bを提供し)、磨砕をさらに2時間継続して固形分20〜25重量%の
インク濃縮物を製造した。
【0054】 固形分20〜25重量%のインク濃縮物を固形分12〜15%に希釈し、概し
てPCT公報WO96/14925で述べられるようにして、衝突ジェット加工
中で60〜90分間微粒子に磨砕した。アナーバーのArbor Techno
logyから入手できるWhatman Polycap36HDカートリッジ
型フィルターなどの0.5〜1.0μmフィルターを通して、希釈されたインク
濃縮物を濾過し、重量比80:20の水/エチレングリコール混合物によって固
形分およそ4重量%のインクにさらに希釈した。
【0055】 フロリダ州ハイアレアのCoulter Corporationから入手で
きるN+サブミクロン粒子分析器で測定されたインク中の顔料粒子の粒度は、1
00〜150nmの範囲であった。
【0056】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。
【0057】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通してSCOTCHCAL受容体シート上に噴射され、均一の色でバンディ
ングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの黄色印刷を生成した。
【0058】 実施例2(黄色インク) 100gのFANCHON Fast Y−5688を100gのDEGと5
00gの水との混合物中で懸濁した。22gのSOLSPERSE27000お
よび10gのALKAMULS EL−620を添加した。得られた混合物をH
illミキサー内で、2時間およそ2000rpmで混合して磨砕した。次に分
散剤Aの固形分31.5重量%の水溶液211.4gを添加して磨砕をさらに2
時間継続した。次にさらに155gの水を使用して磨砕器具をすすぎ、すすぎ水
を集めてインクを集め(そして希釈し)た。固形分20重量%のインク濃縮物が
生成した。
【0059】 次に実施例1で述べたようにして、固形分20重量%のインク濃縮物を希釈し
て衝突ジェット加工で磨砕して濾過し、さらに希釈して固形分およそ4重量%の
インクを提供した。
【0060】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器によって測定されたインク中の顔
料粒子の粒度は、100〜150nmの範囲であった。
【0061】 インクは60℃で熱的に安定しており、120℃で1日間安定だった。
【0062】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通して、SCOTCHCAL受容体シート上に噴射され、均一の色でバンデ
ィングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの黄色印刷を生成した。
【0063】 実施例3(黄色インク) この実施例では、本願明細書に引用した同時係属出願USSN09/216,
165(代理人整理番号54279USA1A)で開示されたような、少なくと
も1つの末端イオン化性部分と少なくとも1つの末端炭化水素部分を有する、置
換されて誘導体化デンドリティックポリマーを含む二次補助分散剤が組み込まれ
る。この特定の実施例では、第5世代官能性付与超分岐補助分散剤ポリマーが使
用された。
【0064】 オハイオ州トレドのPerstorp Polyols Inc.から商品名
BOLTORN H50の下に入手できる200gの第5世代超分岐ポリエステ
ルポリオール(OH官能価128)、および1重量%のp−トルエンスルホン酸
を撹拌機および窒素ガス注入口を装着した三つ口反応器に入れた。ポリマーが溶
融するまで反応器を140℃に加熱した。Malmstrom,E.、Joha
nsson,M.、およびHult,A.のMacromolecules、2
8、1698〜1703(1995)を参照されたい。連続的に撹拌される溶融
ポリマーに、ポリマーの12〜13モル当量、またはポリマーの遊離ヒドロキシ
ル基の10モル%である25重量%(50g)のステアリン酸を添加した。連続
的に撹拌し、頻繁にキシレンを添加して共沸水の除去を促進しながら、混合物の
反応を続けさせた。反応時間全体にわたり連続的に窒素ストリームを反応器に吹
き込んで、キシレン/水共沸混合物の除去を促進した。反応の2時間後、窒素を
止めて反応器を減圧し、あらゆる小型分子および揮発分を除去した。室温に冷却
させると、得られた粘稠な褐色液体は固化した。およそ100%の収率が得られ
た。
【0065】 上の反応からの第5世代ポリエステルポリオールから誘導された150gの固
化したステアリル誘導体を撹拌機、冷却器、および窒素ガス注入口を装着した三
つ口フラスコ内で、等重量のダイグライムに混合した。固形物が溶解して透明な
溶液を形成するまで、混合物を100℃に加熱した。透明な溶液に、総固形物装
填量を基準にして63重量%の無水コハク酸(残留遊離OH基の1当量)、続い
て2重量%の1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U)(1〜2モル)を添加した。混合物を100℃で36時間、連続して撹拌し
ながら加熱した。次に透明な液体を周囲温度(25℃)で過剰なヘキサン中で凝
固させた。得られた黄色ペーストを温かい(45℃〜50℃の)ヘキサンで数回
洗浄し、未反応の無水物が確実に除去されるようにした。得られた残留物を48
時間風乾し、次に減圧下で24時間60℃でさらに乾燥させた。得られた固形物
(官能性付与超分岐ポリマー調製品)を水に溶解し、十分な量の水性アンモニア
を添加して、あらゆる未反応ヒドロキシル基と反応させて中和した。このように
して固形物の30〜40重量%溶液を調製した。溶液に十分な水性アンモニアを
添加して、pHを9〜10にした。
【0066】 実施例2で述べたようにして調製された(衝突ジェット加工前の)20重量%
のインク濃縮物の全量を固形分38重量%の第5世代官能性付与超分岐ポリマー
水溶液58.4gと混合した。実施例1で述べたようにして混合物をHillミ
キサー内で1時間およそ2000rpmで磨砕して、次に希釈しジェット衝突加
工で磨砕して濾過し、さらに希釈して固形分およそ4%の溶液を提供した。
【0067】 Coulter N+サブミクロン粒子分析器で測定したインク中の顔料粒子
の粒度は、100〜150nmの範囲であった。
【0068】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。インクは120℃で実施例
2のインクの2倍より長い期間安定していた。
【0069】 Encad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッドを通し
て、SCOTCHCAL受容体シート上にインクを噴射して、均一の色でバンデ
ィングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの黄色印刷を生成した。
インクは、30cm×90cmのブロックに印刷した際に(視覚的に判定して)
実施例2のインクよりもさらに均一でムラのない色を提供した。
【0070】 実施例4(シアンインク) ペンシルベニア州アレンタウンのAir Products and Che
micalsから商品名SURFYNOL CT−136の下に入手できる22
gのアセチレン系ジオール/アニオン界面活性剤配合物(磨砕助剤/界面活性剤
の役割りを果たす)を含有する、160gのDEGおよび700gの水の混合物
中に、オハイオ州シンシナチのSun Chemical Corporati
onから#449−1281(固形分36%のプレスケーキ)として入手できる
360gの銅フタロシアニンシアン顔料を懸濁した。分散剤Cの固形分35重量
%の水溶液200gを添加し、混合物をHillミキサー内で4時間、最大速度
およそ2000rpmで磨砕した。グラインダーをおよそ100mLの水ですす
いでインクを集めた。
【0071】 実施例1で述べたようにして、得られたインク濃縮物を希釈してジェット衝突
加工で磨砕し、濾過してさらに希釈して固形分およそ4重量%のインク濃縮物を
提供した。
【0072】 Coulter N+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は
、100〜150nmの範囲であった。
【0073】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。
【0074】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通して、SCOTCHCAL受容体シートに噴射され、均一の色でバンディ
ングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの青緑色印刷を生成した。
【0075】 実施例5(シアンインク) Sun Chemicalから751−91A(固形分54%のプレスケーキ
)として入手できる、吸着されたポリエチレングリコールベースの材料でその表
面が変性された、200gの銅フタロシアニンシアン顔料を160gのDEGと
1Lの水の混合物中に懸濁した。Zeneca Pigments and A
dditivesから商品名SOLSPERSE12000の下に入手できる2
1gの銅フタロシアニン誘導体超分散剤、および21gの磨砕助剤/界面活性剤
SURFYNOL CT−136を添加した。得られた混合物をHillミキサ
ー内でおよそ2000rpmで2時間磨砕した。次に分散剤Cの固形分35.5
重量%の水溶液およそ67.2gを混合物に添加して、磨砕をさらに2時間継続
した。固形分およそ15重量%のインク濃縮物が得られ、実施例1で述べたよう
にして衝突ジェット加工中で微粒子に磨砕され、濾過されて希釈され固形分およ
そ4重量%のインクが提供された。
【0076】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は、
100〜150nmの範囲であった。
【0077】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。
【0078】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通して、SCOTCHCAL受容体シートに噴射され、均一の色でバンディ
ングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの青緑色印刷を生成した。
【0079】 実施例6(シアンインク) 分散剤Cの添加後に混合物を2時間磨砕してから、部分的にエステル化された
第3世代超分岐ポリオールポリマー(公称分子量3570)の固形分22.5重
量%の水溶液およそ50g(固形物11gを提供する)を添加したこと以外は、
実施例5の手順を繰り返した。開始材料がPerstorp Polyols,
Inc.からBOLTORN H30として入手できる第3世代ポリオールであ
り、25重量%のステアリン酸が3〜4モル当量のポリマーを提供したこと以外
は、実施例3の第5世代超分岐ポリマーと同様にして超分岐ポリマーを調製した
【0080】 混合物をHillミキサー内でさらに1時間磨砕した。実施例1で述べたよう
にして、得られたインク濃縮物を衝突ジェット加工して濾過し、希釈して固形分
およそ4重量%のインクを生成した。
【0081】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は、
100〜150nmの範囲であった。
【0082】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。インクは120℃で、実施
例5のインクよりも長期にわたり、すなわち2日間を越えて安定していた。
【0083】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通して、SCOTCHCAL受容体シートに噴射され、均一の色でバンディ
ングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの青緑色印刷を生成した。
【0084】 実施例7(シアンインク) Sun Chemicalから449−5050(固形分55%のプレスケー
キ)の商品名の下に入手できる18gの銅フタロシアニンシアン顔料を27gの
DEGと170gの水の混合物中に懸濁した。それぞれ2gの超分散剤SOLS
PERSE12000およびSOLSPERSE27000、続いて2gの磨砕
助剤/界面活性剤SURFYNOL CT−136を混合物に添加した。得られ
た混合物をHillミキサー内でおよそ2000rpmで2時間磨砕した。次に
固形分35.5重量%の分散剤Cの水溶液およそ10g(4gの固形物を提供す
る)を添加して、磨砕を1時間継続して固形分およそ15重量%のインク濃縮物
を得た。
【0085】 実施例1で述べたようにして、このインク濃縮物を衝突ジェット加工で微粒子
に磨砕し、濾過して希釈して固形分およそ4重量%のインクを生成した。
【0086】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は、
100〜150nmの範囲であった。
【0087】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。
【0088】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通して、SCOTCHCAL受容体シートに噴射され、均一の色でバンディ
ングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの青緑色印刷を生成した。
【0089】 実施例8(マゼンタインク) インディアナ州ガリーのUnion Carbide Chemicals
and Plastics Co.からTRITON X−100の商品名の下
に入手できる15gの(溶解した)アルカリールポリエーテルアルコール界面活
性剤を含有する120gのDEGおよび450gの水の混合物中に、Sun C
hemicalから商品名マゼンタ122プレスケーキ428−5024(固形
分29.6%)の下に入手できる405gのキナクリドンマゼンタ顔料を懸濁し
た。分散剤Bの24.7重量%の溶液(49gの固形物)202gを添加した。
混合物をHillミキサー内でおよそ2000rpmで2時間磨砕した。次に実
施例6のようにして調製された第3世代超分岐ポリマーの固形分30重量%の水
溶液(32gの固形物を提供する)90gを混合物に添加して、磨砕をさらに2
時間継続した。実施例1に述べたようにして、得られたインク濃縮物を衝突ジェ
ット加工で微粒子に磨砕して濾過し、希釈して固形分およそ4重量%のインクを
得た。
【0090】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は、
100〜150nmの範囲であった。
【0091】 インクは60℃〜120℃で熱的に安定していた。
【0092】 インクはEncad NOVAJET III広幅プリンターのプリントヘッ
ドを通して、SCOTCHCAL受容体シートに噴射され、均一の色でバンディ
ングのない、基材への付着を示す30cm×90cmの紫紅色印刷を生成した。
【0093】 実施例9(黒色インク) マサチューセッツ州ボストンのCabot Corp.から商品名CABOT
BLACK(4)の下に入手できる10gの黒色顔料を28gのDEGおよび
180gの水の混合物中に懸濁した。それぞれ2gの超分散剤SOLSPERS
E12000およびSOLSPERSE27000、続いて1gの非イオン性界
面活性剤ALKAMULS EL−620、および分散剤Dの固形分22.5重
量%の水溶液90g(20gの分散剤Dを提供する)を混合物に添加した。得ら
れた混合物をHillミキサー内で2000rpmで30分間磨砕した。次に実
施例6に述べたようにして、第3世代超分岐ポリマーの固形分39重量%の水溶
液20g(7.5gの固形物)を調製し、混合物に添加して磨砕をさらに10分
間継続した。
【0094】 実施例1に述べるようにして、得られたインク濃縮物を衝突ジェット加工で微
粒子に磨砕し、濾過して希釈して固形分およそ4重量%のインクを提供した。
【0095】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は、
100〜150nmの範囲であった。
【0096】 インクは2日間60℃での熱安定性試験に合格した。
【0097】 実施例10(黒色インク) (1)使用した顔料が、ジョージア州アトランタのColumbian Ch
emicals Co.から商品名RAVEN12200CARBON BLA
CKの下に入手できる黒色顔料であり、(2)30gの分散剤D(固形分22.
5重量%の水溶液135g)を使用したこと以外は、実施例9と同様にして実施
例10を調製して試験した。
【0098】 CoulterN+サブミクロン粒子分析器で測定された顔料粒子の粒度は、
100〜150nmの範囲であった。
【0099】 インクは2日間60℃での熱安定性試験に合格した。
【0100】 発明のその他の実施態様は、以下の特許請求の範囲内である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 ガーダム,バブ エヌ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 Fターム(参考) 4D077 AB05 AC05 BA02 BA07 BA13 CA14 DC02Z DC38Z DD05Y DD06Y DD14Y DD17Y DD18Y DD19Y DD20Y DD46Y DE02Y DE09Y DE10Y DE29Y 4J037 AA02 AA08 AA30 CC16 CC17 CC29 DD24 EE43 FF04 FF05 FF06 FF07 FF08 FF15 4J039 AD09 AD10 AD12 AD13 AD14 AE04 AE13 BA04 BA38 BC39 BC50 BC61 BC69 BC74 BE01 BE22 CA06 DA02 EA15 EA16 EA17 EA18 EA19 EA20 EA44 GA24 4J100 AB02Q AJ02P AJ09P AK32P AL03Q AL04Q AL08Q AM19P AM21P BA34H BA56P BC27Q CA01 CA04 DA01 FA04 HA33 HA35 HA61 HC51 HE05 HE14 JA07

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ABn構造(式中、Aはイオン化性部分を含有する親水性ポ
    リマーセグメントであって多官能性連鎖移動剤で終端し、Bは無極性非重合疎水
    性炭化水素部分であり、nは1を越え、B部分がAセグメントのCTA末端で分
    岐セグメントを形成する。)を有するポリマーを含む、水性系中で疎水性粒子を
    分散するための分散剤。
  2. 【請求項2】 Aがホモポリマーを含む請求項1に記載の分散剤。
  3. 【請求項3】 Aがランダム共重合体を含む請求項1に記載の分散剤。
  4. 【請求項4】 ホモポリマーが、アクリル酸、2−アクリルアミド−2−メ
    チル−1−プロパンスルホン酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、イタコン酸
    、無水マレイン酸から成る群より選択されたモノマーの重合によって調製される
    、請求項2に記載の分散剤。
  5. 【請求項5】 Aが40重量%までの疎水性非イオン化性モノマー単位を有
    するランダム共重合体を含む、請求項1に記載の分散剤。
  6. 【請求項6】 共重合体が、(a)アクリル酸、2−アクリルアミド−2−
    メチル−1−プロパンスルホン酸、イタコン酸、および無水マレイン酸を含む水
    溶性材料の群、および(b)イソボルニルアクリレート、イソオクチルアクリレ
    ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、お
    よびスチレンを含む水不溶性材料の群から選択されたモノマー単位を含み、(b
    )群のモノマー単位がAの40重量%までを構成する、請求項5に記載の分散剤
  7. 【請求項7】 分散剤が15,000〜35,000の数平均分子量を有す
    る、請求項1に記載の分散剤。
  8. 【請求項8】 A中のイオン化性部分がアニオン性である、請求項1に記載
    の分散剤。
  9. 【請求項9】 Bがオクタデシル部分を含む、請求項1に記載の分散剤。
  10. 【請求項10】 Bが8〜20個の炭素原子を有する炭化水素鎖を含む、請
    求項1に記載の分散剤。
  11. 【請求項11】 連鎖移動剤が3−メルカプト−1,2−プロパンジオール
    を含む、請求項1に記載の分散剤。
  12. 【請求項12】 Aが3−メルカプチル−1,2−プロパンジイルで終端す
    るイソボルニルアクリレート/アクリル酸共重合体を含み、Bがオクタデシルイ
    ソシアネートから誘導されたC18炭化水素セグメントを含む、請求項1に記載の
    分散剤。
  13. 【請求項13】 イソボルニルアクリレートとアクリル酸との重量比が3:
    2〜1:1である、請求項12に記載の分散剤。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の分散剤、および疎水性粒子を含む水性懸
    濁液。
  15. 【請求項15】 a)顔料粒子と、 b)ABn構造(式中、Aはイオン化性部分を含有する親水性ポリマーセグメ
    ントであって多官能性連鎖移動剤で終端し、Bは非重合疎水性炭化水素部分であ
    り、nは1を越え、B部分がAセグメントのCTA末端で分岐セグメントを形成
    する。)を有するポリマーを含む、水性系中で疎水性粒子を分散するための分散
    剤と、の懸濁液を含む水性顔料インク。
  16. 【請求項16】 補助分散剤をさらに含む、請求書15に記載の水性顔料イ
    ンク。
  17. 【請求項17】 補助分散剤が、少なくとも1つの末端イオン化性部分、お
    よび少なくとも1つの無極性非重合末端炭化水素の疎水性部分をさらに含む、誘
    導体化デンドリドポリマーを含む、請求項16に記載の水性顔料インク。
  18. 【請求項18】 誘導体化デンドリドポリマーが、誘導体化された第3また
    は第5世代超分岐ポリオールを含む、請求項17に記載の水性顔料インク。
  19. 【請求項19】 Aが3−メルカプチル−1,2−プロパンジイルで終端す
    るイソボルニルアクリレート/アクリル酸共重合体を含み、Bがオクタデシルイ
    ソシアネートから誘導されたC18炭化水素セグメントを含む、請求項15に記載
    の水性顔料インク。
  20. 【請求項20】 分散剤がウレタン結合を含む、請求項15に記載の水性顔
    料インク。
  21. 【請求項21】 顔料粒子および分散剤分子が、250ナノメーター未満の
    直径を有する粒子/分散剤複合材を形成する請求項15に記載の水性顔料インク
  22. 【請求項22】 顔料が黒色、黄色、マゼンタ、シアン、赤、青、緑、およ
    び白色顔料から成る群より選択される、請求項14に記載の水性顔料インク。
  23. 【請求項23】 黒色顔料がカーボンブラック顔料を含む、請求項22に記
    載の水性顔料インク。
  24. 【請求項24】 黄色顔料がニッケルアゾ顔料を含む、請求項22に記載の
    水性顔料インク。
  25. 【請求項25】 シアン顔料が銅フタロシアネート顔料を含む請求項22に
    記載の水性顔料インク。
  26. 【請求項26】 マゼンタ顔料がキナクリドン顔料を含む、請求項22に記
    載の水性顔料インク。
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