JP2002526331A - 安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルト - Google Patents

安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルト

Info

Publication number
JP2002526331A
JP2002526331A JP2000574760A JP2000574760A JP2002526331A JP 2002526331 A JP2002526331 A JP 2002526331A JP 2000574760 A JP2000574760 A JP 2000574760A JP 2000574760 A JP2000574760 A JP 2000574760A JP 2002526331 A JP2002526331 A JP 2002526331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
strip
woven
length
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000574760A
Other languages
English (en)
Inventor
ベルガー、ヨハン
メルツ、ヨゼフ
Original Assignee
ベルガー、ヨハン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベルガー、ヨハン filed Critical ベルガー、ヨハン
Publication of JP2002526331A publication Critical patent/JP2002526331A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D1/00Woven fabrics designed to make specified articles
    • D03D1/02Inflatable articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/18Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags the inflatable member formed as a belt or harness or combined with a belt or harness arrangement
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D1/00Woven fabrics designed to make specified articles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D1/00Woven fabrics designed to make specified articles
    • D03D1/0005Woven fabrics for safety belts
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D11/00Double or multi-ply fabrics not otherwise provided for
    • D03D11/02Fabrics formed with pockets, tubes, loops, folds, tucks or flaps
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/02Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein loops of continuous weft thread are inserted, i.e. double picks
    • D03D47/10Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein loops of continuous weft thread are inserted, i.e. double picks by a forked needle pushing loop of weft through shed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/235Inflatable members characterised by their material
    • B60R2021/23533Inflatable members characterised by their material characterised by the manufacturing process
    • B60R2021/23542Weaving
    • B60R2021/23547Weaving one piece weaving
    • DTEXTILES; PAPER
    • D10INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10B2505/00Industrial
    • D10B2505/12Vehicles
    • D10B2505/122Safety belts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時に膨張可能で、非膨張時には扁平な形状にできるベルト帯状物ないし安全ベルト。 【解決手段】 ベルト帯状物(2)は、 まず所定の第1帯状物長さ部分(4)に亘って一層として製織され、次に所定の第2帯状物長さ部分(6)に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分について、二層として製織されて、上部織物層(10)と下部織物層(8)が形成され、そして再び所定の第1帯状物長さ部分(4)に亘って一層として製織され、次に再び所定の第2帯状物長さ部分(6)に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分について、二層として製織され、以下同様に繰返して製織される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルトの製造方法、並びにとりわ
け本発明の方法により製造されるベルト帯状物及び安全ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のベルト帯状物及びそれから製造される安全ベルト、並びにそれらの製
造方法は既知である。
【0003】 例えば、チューブとして形成され、かつ衝突時に帯状物により惹き起こされる
張力により引裂かれそしてこの引裂きと連動したバルブの開口によりチューブ状
ベルトが膨張するように構成された縫付け引裂きひだを有する安全ベルトは、ド
イツ特許DE20 08 048から既知である。このため、事故が起こる前は扁平なチ
ューブとして存在しているベルト(その横幅は膨張したベルトの周長の半分に相
当する)は、急速に膨張する。つまりこれは、単純なベルトに対し有利な、緩衝
クッションの一種である。しかし、膨張したチューブ状ベルトの大きさは僅かな
ので、乗客の十分な保護は、満足できる程度には保証されていない。同様に上記
文献で挙げられた膨張可能なクッション(これはベルトの一部分の周囲に配設さ
れている)を有するベルトチューブの周長の拡大は、これまた不利である。とい
うのは、当該クッションは、平時には邪魔な物と感じられ、そのため事故時に適
切な位置に必ずしも存在するとは限らず、従ってそれ特有の目的を達成するため
に役立ち得ないからである。この安全ベルトの更なる欠点は、格納器へ巻き上げ
る場合及びベルトバックル(止め具)の近くで方向転換する場合、その二重壁構
造のため通常の安全ベルトより大きい空間が必要となり、現在一般的な装置を適
合させるための許容できない莫大な費用を別としても、より大きくかつより高価
な装備が必要となる。
【0004】 膨張可能なチューブ状のシートベルトシステムは、国際出願PCT/US95/10
695から既知である。そこで示されたシートベルトシステムは、骨盤ベルト及び
肩ベルトからなり、この場合、骨盤ベルトは、例えば、膨張している間その長さ
が短くなり、そのためそのクッション機能のほかベルトを緊張させる機能も持つ
膨張可能なバルーンからなる。この場合、確かに乗客の腹部はとりわけ保護され
るが、しかし肩部及び頭部は、緊張したベルトにより付加的に肩を拘束保護する
以外は、これといった顧慮はなされていない。このシステムは、通常の安全ベル
トのような現存する既知の部材、及び肩ベルトの端部とベルトの取付端部との間
に膨張可能なバルーンを詰めた編成チューブが縫込まれるようにして該部材に固
定された膨張装置付エアバックから構成されている。このシステムでは、張力は
全てベルトの縦方向でこれらの縫い目を介して伝えられる、即ちベルトの縦方向
強度は、これらの縫い目の質次第である。つまりこれらの縫い目は、極めて精密
にかつ費用をかけて作らざるをえない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、従来技術についての既知の欠点を回避又は少なくとも低減す
るベルト帯状物の製造方法及び安全ベルトの製造方法、並びにとりわけ本発明の
方法により製造されるベルト帯状物及び安全ベルトを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は、帯状物織機(Band-Webmaschine)によるベルト帯状物の製造方法
により解決される。即ち該方法は、ベルト帯状物が、まず所定の第1帯状物長さ
部分に亘って一層として製織され、次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯
状物幅の少なくとも一部分について、二層として製織されて、上部織地層と下部
織地層が形成され、そして再び該ベルト帯状物が、所定の第1帯状物長さ部分に
亘って一層として製織され、次に再び所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状
物幅の少なくとも一部分について、二層として製織され、以下同様に繰返して製
織されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】 本発明の有利な展開構成は、とりわけ請求項2及び6の対象として記載されて
いる。
【0008】 本発明の課題は、請求項5、8、9及び14に記載の膨張可能な安全ベルトの
製造方法により解決される。
【0009】 本発明の課題は、請求項15に記載のベルト帯状物により解決される。 本発明の課題は、請求項16に記載の安全ベルトにより解決される。
【0010】 本発明の他の有利な実施形態は、従属請求項の対象として記載されている。
【0011】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】 図1は、例えば二本針(Doppelnadel)帯状物織機で製造されたベルト帯状物
2を示しており、該ベルト帯状物2は、一層の第1帯状物長さ部分4と該部分4
に引き続いた、下部織地層8及び上部織地層10を有する二層の第2長さ部分6
から構成されている。下部織地層(ないし織成層:Gewebelage)8及び上部織地
層10は、ほぼ平面状に押し潰されたチューブ状になっている。上部織地層10
において伸長している一点鎖線で示された直線SBLは、帯状物中央部の領域に
延在する部分を示しており、該部分は、上部織地層10に沿って所謂目標破断線
部SBLを形成するために、例えばレーザ光線の照射によりその経糸Sを脆弱化
(弱くすること)処理することができる。目標破断線部SBLは、帯状物中央部
において同様に(織機で)織り込むこともできる。この目標破断線部SBLは、
このベルト帯状物2から作られるべき本発明の安全ベルト12(図12参照)で
は、織地層8及び10の間に収容された挿入物(インレット)16の解放可能手
段として用いられる。このインレット16は、点火装置(不図示)の点火により
ガスが導入され、瞬間的に膨張する。
【0013】 図2は、図1の直線A−Aに沿った一層の領域、即ち第1帯状物長さ部分4で
切ったベルト帯状物2の断面図である。この帯状物部分は、安全ベルトモジュー
ル(不図示)の巻上機構(不図示)に収容する。
【0014】 図3は、図1の直線B−Bに沿った二層の領域、即ち第2帯状物長さ部分6で
切ったベルト帯状物2の断面図である。この帯状物部分は、安全ベルト12(図
12参照)の織地層8及び10の間にインレット16(その機能は既に述べた)
を収容する。
【0015】 本発明のベルト帯状物2は、好適な形態では、所定の第1帯状物長さ部分4が
一層として製織され、そしてさらなる糸目開口(糸間の空間:Fach)の移動の後
、所定の第2帯状物長さ部分6に亘り二層として製織され、上部織地層10と下
部織地層8ができる。これで一単位の緯糸打込みサイクル(レピート単位:Rapp
ort)が完成する。そして更に糸目開口を作った後、再び所定の第1帯状物長さ
部分4が一層として製織され、以下同様に繰り返し製織される。
【0016】 図4は、囲み部分“X”を大きく拡大した模式図である。この図から、下部織
地層8と上部織地層10とが点15で合流し、一層の織地部分となることがわか
る。緯糸Sは、右から左へとそしてその反対方向へと推移する。経糸Kは、紙面
に直角に貫通するように推移する。その結果糸目開口構成は、二層の部分で経糸
Kがそれぞれ半数ずつ下部織地層8と上部織地層10に分かれて配置するように
なる。ベルト帯状物は、図3の囲み部分“X”の右側の縁で終端する。図4の左
側へは、二層の織地が広がっている。同じような連結点15が、(図4の)左側
の、紙面上の(ベルト帯状物の中心を通る)垂直線に関し対称的な位置にあるこ
とは、想像がつくであろう。
【0017】 このようにして、驚くほどに簡単かつ低コストで、冒頭で挙げた種類のベルト
帯状物ないし安全ベルトを製造することができる。この場合、とりわけ請求項1
0〜12で挙げた製織方法は、理想的に本発明と組み合わせることができる。そ
こで引用された文献の全記載は、引用を持って繰込みここに記載されたものとみ
なす。
【0018】 図5は、例えば二本針帯状物織機で製造されたベルト帯状物202を示してい
る。このベルト帯状物202は、一層の第1帯状物長さ部分204とこれに接続
する、下部織地層208及び上部織地層210を有する二層の第2帯状物長さ部
分206から構成される。下部織地層208と上部織地層210は、ほぼ平面状
に押し潰され、側面端部が開口したチューブ状をなしている。下部織地層208
と上部織地層210は、二層部分(第2帯状物長さ部分206)内へインレット
16を収容した後、破線に沿って引き裂き綴じ目209で縫い合わせることがで
きる。綴じ目209は、所謂目標破断線部SBLを形成するために利用される。
目標破断線部SBLは、帯状物中央部に同様にして織り込むこともできる。この
目標破断線部SBLは、このベルト帯状物202から作られた本発明の安全ベル
ト12(図12参照)では、織地層208及び210の間に収容されたインレッ
ト16の解放可能手段として用いられる。このインレット16は、点火装置(不
図示)の点火によりガスが導入され、瞬間的に膨張する。
【0019】 本発明のベルト帯状物202は、好適な形態では、所定の第1帯状物長さ部分
204が一層として製織され、そして次いで糸目の移動後、所定の第2帯状物長
さ部分206に亘り二層として製織され、上部織地層210と下部織地層208
ができる。これで一単位の緯糸打込サイクル(レピート:Rapport)が完成する
。そして更に糸目の移動後、再び所定の第1帯状物長さ部分204が一層として
製織され、以下同様に繰り返し製織される。経糸と緯糸の推移は、この実施例で
は、上述の実施例とは異なり、ベルト帯状物の「右」側に2つの縁部が形成され
るように制御される。そこで例えばドイツ特許29 25 413に記載の方法により製
織されたベルト帯状物から以下の成果物ができる。即ち、ベルト帯状物202は
、環状縁RKGを伴う2つの閉端部を持つ一層の第1帯状物長さ部分204、及
びそれ(部分204)に接続した、環状縁RKGを伴う1つの閉端部と環状縁R
KOを伴う各1つの分割開放端部とを持つ二層の第2帯状物長さ部分206から
なり、二層の第2帯状物長さ部分206の開放縁RKOからチューブ状の膨張可
能なインレット16を挿入することができる。
【0020】 図8〜11には、第3実施例が示されている。これは、上述の第2実施例(図
5〜7a)に変更が行われたものであり、二層の帯状物長さ部分306が(例え
ばこの実施例では)環状縁を伴う2つの閉端部を持つ一層の第3帯状物長さ部分
307と接続する。この場合、この第3部分には、代替的に、ベルト帯状物の縦
方向にほぼ三等分に区分された部分のうちの中央部分は、インレット16に対す
る(ガス)供給チューブを収容するために、二層として製織され、図11に示し
たような形状になる。
【0021】 図12は、本発明のベルト帯状物の端部領域の模式図であり、(図12の)左
側には、破線で示された中空縁が描かれている。
【0022】 製織技術の詳細は、当業者には既知であり、それ故ここではそれについて詳細
に立ち入らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法により製造されたベルト帯状物の断片の一例につい
てごく単純化した模式透視図。
【図2】 直線A−Aに沿って切った図1のベルト帯状物。
【図3】 直線B−Bに沿って切った図1のベルト帯状物。
【図4】 図3の囲み部分“X”の模式拡大図。
【図5】 ベルト帯状物の有利な一展開形態についてごく単純化した模式透
視図。
【図6】 直線C−Cに沿って切った図5のベルト帯状物。
【図6a】 直線C−Cに沿って切った環状縁を持つ図5のベルト帯状物。
【図7】 直線D−Dに沿って切った図5のベルト帯状物。
【図7a】 直線D−Dに沿って切った環状縁を持つ図5のベルト帯状物。
【図8】 ベルト帯状物の有利な他の一展開形態についてごく単純化した模
式透視図。
【図9】 直線E−Eに沿って切った図8のベルト帯状物。
【図10】 直線F−Fに沿って切った図8のベルト帯状物。
【図11】 直線G−Gに沿って切った図8のベルト帯状物。
【図12】 インレットを備えた安全ベルトの部分断面図。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月19日(2001.4.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルト
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記脆弱化は、前記緯糸(複数)へのレーザ光線の照射によ
り行われる、 ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項】 前記緯糸(複数)は、それらを脆弱化した範囲において、所
定の距離に亘り、糸浮をなして延在するように製織される、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項】 a)経糸の方向において、一の糸が、チューブ状の膨張可能な挿入物(インレッ
ト)のための引き通し補助具(Durchziehhilfe)として製織されること、 b)前記ベルト帯状物から ba)所定の一層の第1帯状物長さ部分と bb)所定の二層の第2帯状物長さ部分 とを含む部分が切り出されること、そして c)チューブ状の膨張可能なインレットが、該引き通し補助具を使用して、該二
層の帯状物長さ部分の開口端部から内部に導入されること、 を特徴とする請求項1〜3の一に記載の製造方法。
【請求項】 前記ポケット内に、膨張可能な挿入物が導入され、かつ 前記上部及び下部織地層の自由端縁部(U字の脚部)は、該チューブの膨張時
に所定の力で引き裂かれるように構成されている引き裂き綴じ目で結合される、 ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項】 前記ベルト帯状物は、反対方向に往復運動する複数の緯糸針
を有する針床式帯状物織機(Nadelband-Webmaschine)で製織される、 ことを特徴とする請求項1〜3の一に記載の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルトの製造方法、並びにとりわ
け本発明の方法により製造されるベルト帯状物及び安全ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】 この種のベルト帯状物及びそれから製造される安全ベルト、並びにそれらの製
造方法は既知である。
【0003】 例えば、チューブとして形成され、かつ衝突時に帯状物により惹き起こされる
張力により引裂かれそしてこの引裂きと連動したバルブの開口によりチューブ状
ベルトが膨張するように構成された縫付け引裂きひだを有する安全ベルトは、ド
イツ特許DE20 08 048から既知である。このため、事故が起こる前は扁平なチ
ューブとして存在しているベルト(その横幅は膨張したベルトの周長の半分に相
当する)は、急速に膨張する。つまりこれは、単純なベルトに対し有利な、緩衝
クッションの一種である。しかし、膨張したチューブ状ベルトの大きさは僅かな
ので、乗客の十分な保護は、満足できる程度には保証されていない。同様に上記
文献で挙げられた膨張可能なクッション(これはベルトの一部分の周囲に配設さ
れている)を有するベルトチューブの周長の拡大は、これまた不利である。とい
うのは、当該クッションは、平時には邪魔な物と感じられ、そのため事故時に適
切な位置に必ずしも存在するとは限らず、従ってそれ特有の目的を達成するため
に役立ち得ないからである。この安全ベルトの更なる欠点は、格納器へ巻き上げ
る場合及びベルトバックル(止め具)の近くで方向転換する場合、その二重壁構
造のため通常の安全ベルトより大きい空間が必要となり、現在一般的な装置を適
合させるための許容できない莫大な費用を別としても、より大きくかつより高価
な装備が必要となる。
【0004】 膨張可能なチューブ状のシートベルトシステムは、国際出願PCT/US95/10
695から既知である。そこで示されたシートベルトシステムは、骨盤ベルト及び
肩ベルトからなり、この場合、骨盤ベルトは、例えば、膨張している間その長さ
が短くなり、そのためそのクッション機能のほかベルトを緊張させる機能も持つ
膨張可能なバルーンからなる。この場合、確かに乗客の腹部はとりわけ保護され
るが、しかし肩部及び頭部は、緊張したベルトにより付加的に肩を拘束保護する
以外は、これといった顧慮はなされていない。このシステムは、通常の安全ベル
トのような現存する既知の部材、及び肩ベルトの端部とベルトの取付端部との間
に膨張可能なバルーンを詰めた編成チューブが縫込まれるようにして該部材に固
定された膨張装置付エアバックから構成されている。このシステムでは、張力は
全てベルトの縦方向でこれらの縫い目を介して伝えられる、即ちベルトの縦方向
強度は、これらの縫い目の質次第である。つまりこれらの縫い目は、極めて精密
にかつ費用をかけて作らざるをえない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の課題は、従来技術についての既知の欠点を回避又は少なくとも低減す
る、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及びこれにより作られる安全ベルトを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本発明は、第一の視点において、帯状物織機によ
る、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法であって、 ベルト帯状物が、 まず所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分につい
て、二層として製織されて、上部織地層と下部織地層が形成される形式の製造方
法は、 第1及び第2帯状物長さ部分が、1単位の打込みサイクル(ないしレピート:
Rapport)として製織され、及び 二層の帯状物長さ部分が、両側端部で閉鎖されたチューブとして製織され、か
つ緯糸(複数)の少なくとも一部が、第2帯状物長さ部分の上部又は下部織地層
のほぼ帯状物中間部において、その引張強度に関し部分的に脆弱化される、こと
を特徴とする。 本発明は、第二の視点において、帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状
物の製造方法であって、 ベルト帯状物が、 まず所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分につい
て、二層として製織されて、上部織地層と下部織地層が形成される形式の製造方
法は、 第1及び第2帯状物長さ部分が、1単位の打込みサイクル(ないしレピート)
として製織され、及び 上部及び下部織地層は、一の側縁部でのみ互いに織り合わされており、そのた
め第2帯状物長さ部分が、上部及び下部織地層がU字の脚部をなす(他方の)側
端部で開口した扁平なU字形状のポケットとして構成されている、ことを特徴と
する。 本発明は、第三の視点において、帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状
物の製造方法であって、 ベルト帯状物が、 まず所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分につい
て、二層として製織されて、上部織地層と下部織地層が形成される形式の製造方
法は、 a) aa)一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)部分aa)に接続する二層の第2帯状物長さ部分であって、上部及び
下部織地層が、一の側縁部でのみ互いに織り合わされており、そのため上部及び
下部織地層がU字の脚部をなす(他方の)側端部で開口した扁平なU字形状のポ
ケットとして構成されている第2帯状物長さ部分と、 ac)両縁部が一層としてかつ長さ方向の中間部分に所定の帯状物幅に亘っ
て二層として製織され、そのため該帯状物の中央部分に細いチューブが形成され
る部分ab)に接続する第3帯状物長さ部分、 を1単位の打込みサイクル(ないしレピート)として製織すること、 b)(ガス)供給チューブに接続したチューブ状の膨張可能な挿入物が、二層の
帯状物長さ部分の開口縁部から内部に導入されること、を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、脆弱化が、緯糸
(複数)へのレーザ光線の照射により行われることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、緯糸(複数)が
、それらを脆弱化した範囲において、所定の距離に亘り、糸浮をなして延在する
ように製織されることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、 a)経糸の方向において、一の糸が、チューブ状で膨張可能な挿入物(インレッ
ト)のための引き通し補助具(Durchziehhilfe)として製織されること、 b)ベルト帯状物から ba)所定の一層の第1帯状物長さ部分と bb)所定の二層の第2帯状物長さ部分 とを含む部分が切り出されること、そして c)チューブ状の膨張可能な挿入物が、引き通し補助具を使用して、二層の帯状
物長さ部分の開口端部から内部に導入されることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、ポケット内に、
膨張可能な挿入物が導入され、かつ 上部及び下部織地層の自由端縁部(U字の脚部)が、チューブの膨張時に所定
の力で引き裂かれるように構成されている引き裂き綴じ目で結合されることが好
ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、ベルト帯状物が
、 a)一層の第1帯状物長さ部分が、環状縁を伴う2つの閉端部を有し、 b)部分a)に接続する二層の第2帯状物長さ部分が、環状縁を伴う1つの閉
端部と環状縁を伴う1つの分割開放端部とを有し、 c)部分b)に接続する第3帯状物長さ部分が、環状縁を伴う2つの閉端部を
有するように製織されることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、ベルト帯状物が
、反対方向に往復運動する複数の緯糸針を有する針床式帯状物織機(Nadelband-
Webmaschine)で製織されることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、一体のものとし
て製織又は縫合された挿入物が、導入されることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、少なくとも部分
的に被膜が形成された挿入物が、導入されることが好ましい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、導入された挿入
物が、二層として製織された第2帯状物長さ部分の内部に固定されることが好ま
しい。 帯状物織機による、安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法は、挿入物が、二層
として製織された第2帯状物長さ部分の内部で、帯状物の縦方向及び/又は横方
向で、少なくとも部分的に縫付、貼付又は溶着されることが好ましい。 安全ベルトは、上記各方法により製造されたベルト帯状物を用いて作られるこ
とが好ましい。
【0008】 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法は、 ベルト帯状物が、 まず所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分につい
て、二層として製織されて、上部織地層と下部織地層が形成され、 そして再び所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に再び所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分に
ついて、二層として製織され、以下同様に繰返して製織されることが好ましい。 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法は、二層の帯状物長さ部分が、両側
端部で閉鎖されたチューブとして製織され、かつ 緯糸(複数)の少なくとも一部は、第2帯状物長さ部分の上部又は下部織地層
のほぼ帯状物中間部において、その引張強度に関し部分的に脆弱化されることが
好ましい。 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法は、脆弱化が、緯糸(複数)へのレ
ーザ光線の照射により行われることが好ましい。 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法は、緯糸(複数)が、それらを脆弱
化した範囲において、所定の距離に亘り、糸浮をなして延在するように製織され
ることが好ましい。 ベルト帯状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法は、 a)経糸の方向において、一本の糸が、挿入物(インレット)のための引き通し
補助具として製織されること、 b)ベルト帯状物から ba)所定の一層の第1帯状物長さ部分と bb)所定の二層の第2帯状物長さ部分 とを含む部分が切り出されること、そして c)チューブ状の膨張可能な挿入物(インレット)が、とりわけ引き通し補助具
を使用して、二層の帯状物長さ部分の開口端部から内部に導入されることが好ま
しい。 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法は、上部及び下部織地層は、一の側
縁部でのみ互いに織り合わされており、そのため第2帯状物長さ部分は、上部及
び下部織地層がU字の脚部をなす(他方の)側端部で開口した扁平なU字形状の
ポケットとして構成されていることが好ましい。 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法は、ポケット内に、膨張可能なチュ
ーブ(挿入物)が導入され、かつ 上部及び下部織地層の自由端縁部(U字の脚部)は、チューブの膨張時に所定
の力で引き裂かれるように構成されている引き裂き綴じ目で結合されることが好
ましい。 ベルト帯状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法は、 a)ベルト帯状物から、 aa)一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)(部分aa)に接続する)二層の第2帯状物長さ部分と、 ac)(部分ab)に接続する)一層の第3帯状物長さ部分 とを含む部分が切り出されること、 b)チューブ状の伸長かつ膨張可能な挿入物が、二層の帯状物長さ部分の開口縁
部から内部に導入されることが好ましい。 ベルト帯状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法は、 a)ベルト帯状物から、 aa)一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)(部分aa)に接続する)二層の第2帯状物長さ部分と、 ac)長さ方向の中間部分に所定の帯状物幅に亘って二層として製織され、
そのため該帯状物の中央部分に細いチューブが形成される(部分ab)に接続す
る)第3帯状物長さ部分、 とを含む部分が切り出されること、 b)(ガス)供給チューブに接続したチューブ状の膨張可能な挿入物が、二層の
帯状物長さ部分の開口縁部から内部に導入されることが好ましい。 ベルト帯状物又は安全ベルトの製造方法は、ベルト帯状物が、ドイツ特許29 2
5 413の請求項の一に記載の方法により、1つの一層として製織された中間部分
及び2つの中空縁を備えるように製織されることが好ましい。 ベルト帯状物又は安全ベルトの製造方法は、ベルト帯状物が、欧州特許0 147
621の請求項の一に記載の方法により製織されることが好ましい。 ベルト帯状物又は安全ベルトの製造方法は、ベルト帯状物が、欧州特許0 510
122の請求項の一に記載の方法により製織されることが好ましい。 ベルト帯状物又は安全ベルトの製造方法は、ベルト帯状物が、反対方向に往復
運動する複数の緯糸針を有する針床式帯状物織機(Nadelband-Webmaschine)で
製織されることが好ましい。 ベルト帯状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法は、 a)ベルト帯状物から、 aa)環状縁を伴う2つの閉端部を有する一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)環状縁を伴う1つの閉端部と環状縁を伴う1つの分割開放端部とを有
する(部分aa)に接続する)二層の第2帯状物長さ部分と、 ac)環状縁を伴う2つの閉端部を有する一層の(部分ab)に接続する)
第3帯状物長さ部分、 とを含む部分が切り出されること、 b)チューブ状の膨張可能な挿入物が、二層の帯状物長さ部分の開口縁部から内
部に導入されることが好ましい。 ベルト帯状物は、まず所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され
、 次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分につい
て、二層として製織されて、上部織地層と下部織地層が形成され、 そして再び所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に再び所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分に
ついて、二層として製織され、以下同様に繰返し製織されることが好ましい。 安全ベルトは、 a)経糸の方向において、一本の糸が、選択的に、挿入物のための引き通し補助
具として製織されていること、 b)以下のベルト帯状物部分、即ち ba)所定の一層の第1帯状物長さ部分と bb)所定の二層の第2帯状物長さ部分 とを含むベルト帯状物部分からなること、及び c)とりわけ該引き通し補助具を使用して、二層の帯状物長さ部分の開口端部か
ら内部に導入されたチューブ状の膨張可能な挿入物を含むことが好ましい。 安全ベルトは、挿入されたチューブ(挿入物)が、一体のものとして製織又は
縫合されていることが好ましい。 安全ベルトは、挿入されたチューブ(挿入物)が、少なくとも部分的に被膜が
形成されていることが好ましい。 安全ベルトは、挿入されたチューブ(挿入物)が、二層として製織された第2
帯状物長さ部分の内部に固定されていることが好ましい。 安全ベルトは、挿入された挿入物は、二層として製織された第2帯状物長さ部
分の内部で、チューブを形成するために縫合かつ固定されていることが好ましい
。 安全ベルトは、挿入されたチューブ(挿入物)が、二層として製織された第2
帯状物長さ部分の内部で、帯状物の縦方向及び/又は横方向で、少なくとも部分
的に縫付、貼付又は溶着されていることが好ましい。
【0009】
【実施例】 本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】 図1は、例えば二本針(Doppelnadel)帯状物織機で製造されたベルト帯状物
2を示しており、該ベルト帯状物2は、一層の第1帯状物長さ部分4と該部分4
に引き続いた、下部織地層(ないし織成層:Gewebelage)8及び上部織地層10
を有する二層の第2長さ部分6から構成されている。下部織地層8及び上部織地
層10は、ほぼ平面状に押し潰されたチューブ状になっている。上部織地層10
において伸長している一点鎖線で示された直線SBLは、帯状物中央部の領域に
延在する部分を示しており、該部分は、上部織地層10に沿って所謂目標破断線
部SBLを形成するために、例えばレーザ光線の照射によりその経糸Sを脆弱化
(弱くすること)処理することができる。目標破断線部SBLは、帯状物中央部
において同様に(織機で)織り込むこともできる。この目標破断線部SBLは、
このベルト帯状物2から作られるべき本発明の安全ベルト12(図12参照)で
は、織地層8及び10の間に収容された挿入物(インレット)16の解放可能手
段として用いられる。このインレット16は、点火装置(不図示)の点火により
ガスが導入され、瞬間的に膨張する。
【0011】 図2は、図1の直線A−Aに沿った一層の領域、即ち第1帯状物長さ部分4で
切ったベルト帯状物2の断面図である。この帯状物部分は、安全ベルトモジュー
ル(不図示)の巻上機構(不図示)に収容する。
【0012】 図3は、図1の直線B−Bに沿った二層の領域、即ち第2帯状物長さ部分6で
切ったベルト帯状物2の断面図である。この帯状物部分は、安全ベルト12(図
12参照)の織地層8及び10の間にインレット16(その機能は既に述べた)
を収容する。
【0013】 本発明のベルト帯状物2は、好適な形態では、所定の第1帯状物長さ部分4が
一層として製織され、そしてさらなる糸目開口(糸間の空間:Fach)の移動の後
、所定の第2帯状物長さ部分6に亘り二層として製織され、上部織地層10と下
部織地層8ができる。これで一単位の緯糸打込みサイクル(レピート単位:Rapp
ort)が完成する。そして更に糸目開口を作った後、再び所定の第1帯状物長さ
部分4が一層として製織され、以下同様に繰り返し製織される。
【0014】 図4は、囲み部分“X”を大きく拡大した模式図である。この図から、下部織
地層8と上部織地層10とが点15で合流し、一層の織地部分となることがわか
る。緯糸Sは、右から左へとそしてその反対方向へと推移する。経糸Kは、紙面
に直角に貫通するように推移する。その結果糸目開口構成は、二層の部分で経糸
Kがそれぞれ半数ずつ下部織地層8と上部織地層10に分かれて配置するように
なる。ベルト帯状物は、図3の囲み部分“X”の右側の縁で終端する。図4の左
側へは、二層の織地が広がっている。同じような連結点15が、(図4の)左側
の、紙面上の(ベルト帯状物の中心を通る)垂直線に関し対称的な位置にあるこ
とは、想像がつくであろう。
【0015】 このようにして、驚くほどに簡単かつ低コストで、冒頭で挙げた種類のベルト
帯状物ないし安全ベルトを製造することができる。この場合、とりわけ請求項1
0〜12で挙げた製織方法は、理想的に本発明と組み合わせることができる。そ
こで引用された文献の全記載は、引用を持って繰込みここに記載されたものとみ
なす。
【0016】 図5は、例えば二本針帯状物織機で製造されたベルト帯状物202を示してい
る。このベルト帯状物202は、一層の第1帯状物長さ部分204とこれに接続
する、下部織地層208及び上部織地層210を有する二層の第2帯状物長さ部
分206から構成される。下部織地層208と上部織地層210は、ほぼ平面状
に押し潰され、側面端部が開口したチューブ状をなしている。下部織地層208
と上部織地層210は、二層部分(第2帯状物長さ部分206)内へインレット
16を収容した後、破線に沿って引き裂き綴じ目209で縫い合わせることがで
きる。綴じ目209は、所謂目標破断線部SBLを形成するために利用される。
目標破断線部SBLは、帯状物中央部に同様にして織り込むこともできる。この
目標破断線部SBLは、このベルト帯状物202から作られた本発明の安全ベル
ト12(図12参照)では、織地層208及び210の間に収容されたインレッ
ト16の解放可能手段として用いられる。このインレット16は、点火装置(不
図示)の点火によりガスが導入され、瞬間的に膨張する。
【0017】 本発明のベルト帯状物202は、好適な形態では、所定の第1帯状物長さ部分
204が一層として製織され、そして次いで糸目の移動後、所定の第2帯状物長
さ部分206に亘り二層として製織され、上部織地層210と下部織地層208
ができる。これで一単位の緯糸打込みサイクル(レピート:Rapport)が完成す
る。そして更に糸目の移動後、再び所定の第1帯状物長さ部分204が一層とし
て製織され、以下同様に繰り返し製織される。経糸と緯糸の推移は、この実施例
では、上述の実施例とは異なり、ベルト帯状物の「右」側に2つの縁部が形成さ
れるように制御される。そこで例えばドイツ特許29 25 413に記載の方法により
製織されたベルト帯状物から以下の成果物ができる。即ち、ベルト帯状物202
は、環状縁RKGを伴う2つの閉端部を持つ一層の第1帯状物長さ部分204、
及びそれ(部分204)に接続した、環状縁RKGを伴う1つの閉端部と環状縁
RKOを伴う各1つの分割開放端部とを持つ二層の第2帯状物長さ部分206か
らなり、二層の第2帯状物長さ部分206の開放縁RKOからチューブ状の膨張
可能なインレット16を挿入することができる。
【0018】 図8〜11には、第3実施例が示されている。これは、上述の第2実施例(図
5〜7a)に変更が行われたものであり、二層の帯状物長さ部分306が(例え
ばこの実施例では)環状縁を伴う2つの閉端部を持つ一層の第3帯状物長さ部分
307と接続する。この場合、この第3部分には、代替的に、ベルト帯状物の縦
方向にほぼ三等分に区分された部分のうちの中央部分は、インレット16に対す
る(ガス)供給チューブを収容するために、二層として製織され、図11に示し
たような形状になる。
【0019】 図12は、本発明のベルト帯状物の端部領域の模式図であり、(図12の)左
側には、破線で示された中空縁が描かれている。
【0020】 製織技術の詳細は、当業者には既知であり、それ故ここではそれについて詳細
に立ち入らない。
【0021】
【発明の効果】 本発明の第一の視点により、引裂き綴じ目はベルト帯状物内に隠れた状態にす
ることができる。引裂耐性が脆弱化された(弱められた)緯糸は、ベルト帯状物
の利用者に実質的に見られることもなければ、感じられることもない。このよう
な引裂き綴じ目は嵩張らず、かついかなる意味においても乗客には目立たず乃至
邪魔にならないし、巻上げの場合にも不都合はない。本発明のベルト帯状物は、
極めて容易に製造することができ、しかも乗客にとって重要な快適さを損なうこ
とがない。 本発明の第二の視点により、ベルト帯状物の膨張するインレットの展開は、ベ
ルト帯状物の幅方向ではなく、ベルト帯状物の側縁部を介して行われるが、この
場合もベルト帯状物は、コンパクトにかつ極めて容易に製造でき、乗客には快適
で、巻上装置への収納も容易である。 本発明の第三の視点によっても、ベルト帯状物は、コンパクトかつ極めて容易
に製造でき、乗客には快適で、巻上装置への収納も容易である。更に、第1、第
2及び第3帯状物長さ部分の位置を適切に定めることにより、二層の帯状物部分
(インレットを含む部分)の位置(乗客の身体の要保護位置)は、乗客に対し自
由に決めることができる。 本発明の安全ベルトは、乗客には快適で、低コストかつ適用範囲が広く、しか
も乗客の安全性は好適に保証され、防護領域(インレットを含む部分)は、個々
の要求に応じ、極めて容易にかつ自由に位置を決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法により製造されたベルト帯状物の断片の一例につい
てごく単純化した模式透視図。
【図2】 直線A−Aに沿って切った図1のベルト帯状物。
【図3】 直線B−Bに沿って切った図1のベルト帯状物。
【図4】 図3の囲み部分“X”の模式拡大図。
【図5】 ベルト帯状物の有利な一展開形態についてごく単純化した模式透
視図。
【図6】 直線C−Cに沿って切った図5のベルト帯状物。
【図6a】 直線C−Cに沿って切った環状縁を持つ図5のベルト帯状物。
【図7】 直線D−Dに沿って切った図5のベルト帯状物。
【図7a】 直線D−Dに沿って切った環状縁を持つ図5のベルト帯状物。
【図8】 ベルト帯状物の有利な他の一展開形態についてごく単純化した模
式透視図。
【図9】 直線E−Eに沿って切った図8のベルト帯状物。
【図10】 直線F−Fに沿って切った図8のベルト帯状物。
【図11】 直線G−Gに沿って切った図8のベルト帯状物。
【図12】 インレットを備えた安全ベルトの部分断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 10/00 D06M 10/00 K (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3D018 BA01 3D054 AA25 4L031 AB32 CB09 DA11 4L048 BA09 BB01 CA01 CA02 DA26

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状物織機によるベルト帯状物の製造方法において、 該ベルト帯状物(2)は、 まず所定の第1帯状物長さ部分(4)に亘って一層として製織され、 次に所定の第2帯状物長さ部分(6)に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分
    について、二層として製織されて、上部織地層(10)と下部織地層(8)が形
    成され、 そして再び所定の第1帯状物長さ部分(4)に亘って一層として製織され、 次に再び所定の第2帯状物長さ部分(6)に亘って、帯状物幅の少なくとも一
    部分について、二層として製織され、 以下同様に繰返して製織される、 ことを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 前記二層の帯状物長さ部分は、両側端部で閉鎖されたチュー
    ブとして製織され、かつ 緯糸(複数)の少なくとも一部は、該第2帯状物長さ部分の上部又は下部織地
    層のほぼ帯状物中間部において、その引張強度に関し部分的に脆弱化される、 ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記脆弱化は、前記緯糸(複数)へのレーザ光線の照射によ
    り行われる、 ことを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記緯糸(複数)は、それらを脆弱化した範囲において、所
    定の距離に亘り、糸浮をなして延在するように製織される、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の一に記載の方法により製造されたベルト帯状
    物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法において、 a)経糸の方向において、一本の糸が、挿入物(インレット)のための引き通し
    補助具(Durchziehhilfe)として製織されること、 b)該ベルト帯状物から ba)所定の一層の第1帯状物長さ部分と bb)所定の二層の第2帯状物長さ部分 とを含む部分が切り出されること、そして c)チューブ状の膨張可能な挿入物(インレット)が、とりわけ該引き通し補助
    具を使用して、該二層の帯状物長さ部分の開口端部から内部に導入されること、 を特徴とする製造方法。
  6. 【請求項6】 前記上部及び下部織地層は、一の側縁部でのみ互いに織り合
    わされており、そのため前記第2帯状物長さ部分は、該上部及び下部織地層がU
    字の脚部をなす(他方の)側端部で開口した扁平なU字形状のポケットとして構
    成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポケット内に、膨張可能なチューブ(挿入物)が導入さ
    れ、かつ 前記上部及び下部織地層の自由端縁部(U字の脚部)は、該チューブの膨張時
    に所定の力で引き裂かれるように構成されている引き裂き綴じ目で結合される、 ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、6又は7に記載の方法により製造されたベルト帯
    状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法において、 a)該ベルト帯状物から、 aa)一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)(該部分aa)に接続する)二層の第2帯状物長さ部分と、 ac)(該部分ab)に接続する)一層の第3帯状物長さ部分 とを含む部分が切り出されること、 b)チューブ状の伸長かつ膨張可能な挿入物が、該二層の帯状物長さ部分の開口
    縁部から内部に導入されること、 を特徴とする製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1、6又は7に記載の方法により製造されたベルト帯
    状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法において、 a)該ベルト帯状物から、 aa)一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)(該部分aa)に接続する)二層の第2帯状物長さ部分と、 ac)長さ方向の中間部分に所定の帯状物幅に亘って二層として製織され、
    そのため該帯状物の中央部分に細いチューブが形成される(該部分ab)に接続
    する)第3帯状物長さ部分、 とを含む部分が切り出されること、 b)(ガス)供給チューブに接続したチューブ状の膨張可能な挿入物が、該二層
    の帯状物長さ部分の開口縁部から内部に導入されること、 を特徴とする製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ベルト帯状物は、ドイツ特許29 25 413の請求項の一
    に記載の方法により、1つの一層として製織された中間部分及び2つの中空縁を
    備えるように製織される、 ことを特徴とする請求項1〜9の一に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ベルト帯状物は、欧州特許0 147 621の請求項の一に
    記載の方法により製織される、 ことを特徴とする請求項1〜9の一に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ベルト帯状物は、欧州特許0 510 122の請求項の一に
    記載の方法により製織される、 ことを特徴とする請求項1〜11の一に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ベルト帯状物は、反対方向に往復運動する複数の緯糸
    針を有する針床式帯状物織機(Nadelband-Webmaschine)で製織される、 ことを特徴とする請求項1〜5、10〜12の一に記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項9又は10に記載の方法により製造されたベルト帯
    状物を使用した膨張可能な安全ベルトの製造方法において、 a)該ベルト帯状物から、 aa)環状縁を伴う2つの閉端部を有する一層の第1帯状物長さ部分と、 ab)環状縁を伴う1つの閉端部と環状縁を伴う1つの分割開放端部とを有
    する(該部分aa)に接続する)二層の第2帯状物長さ部分と、 ac)環状縁を伴う2つの閉端部を有する一層の(該部分ab)に接続する
    )第3帯状物長さ部分、 とを含む部分が切り出されること、 b)チューブ状の膨張可能な挿入物が、該二層の帯状物長さ部分の開口縁部から
    内部に導入されること、 を特徴とする製造方法。
  15. 【請求項15】 まず所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分につい
    て、二層として製織されて、上部織地層と下部織地層が形成され、 そして再び所定の第1帯状物長さ部分に亘って一層として製織され、 次に再び所定の第2帯状物長さ部分に亘って、帯状物幅の少なくとも一部分に
    ついて、二層として製織され、 以下同様に繰返し製織された、 とりわけ請求項1〜4、10〜13の一に記載の方法により製造された、 ことを特徴とするベルト帯状物。
  16. 【請求項16】 a)経糸の方向において、一本の糸が、選択的に、挿入物のための引き通し補助
    具として織込まれていること、 b)安全ベルトが以下のベルト帯状物部分、即ち ba)所定の一層の第1帯状物長さ部分と bb)所定の二層の第2帯状物長さ部分 とを含むベルト帯状物部分からなること、及び c)とりわけ該引き通し補助具を使用して、該二層の帯状物長さ部分の開口端部
    から内部に導入されたチューブ状の膨張可能な挿入物を含むこと、 とりわけ請求項5〜10、14の一に記載の方法により製造されたこと、 を特徴とする安全ベルト。
  17. 【請求項17】 前記挿入されたチューブ(挿入物)は、一体のものとして
    製織又は縫合されている、 ことを特徴とする請求項16に記載の安全ベルト。
  18. 【請求項18】 前記挿入されたチューブ(挿入物)は、少なくとも部分的
    に被膜が形成されている、 ことを特徴とする請求項17に記載の安全ベルト。
  19. 【請求項19】 前記挿入されたチューブ(挿入物)は、前記二層として製
    織された第2帯状物長さ部分の内部に固定されている、 ことを特徴とする請求項16、17又は18に記載の安全ベルト。
  20. 【請求項20】 前記挿入された挿入物は、前記二層として製織された第2
    帯状物長さ部分の内部で、チューブを形成するために縫合かつ固定されている、 ことを特徴とする請求項19に記載の安全ベルト。
  21. 【請求項21】 前記挿入されたチューブ(挿入物)は、前記二層として製
    織された第2帯状物長さ部分の内部で、帯状物の縦方向及び/又は横方向で、少
    なくとも部分的に縫付、貼付又は溶着されている、 ことを特徴とする請求項19又は20に記載の安全ベルト。
JP2000574760A 1998-10-02 1999-09-24 安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルト Pending JP2002526331A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19845439.2 1998-10-02
DE19845439 1998-10-02
PCT/EP1999/007135 WO2000020671A1 (de) 1998-10-02 1999-09-24 Gurtband und sicherheitsgurt sowie verfahren zu deren herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002526331A true JP2002526331A (ja) 2002-08-20

Family

ID=7883206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000574760A Pending JP2002526331A (ja) 1998-10-02 1999-09-24 安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルト

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1117858A1 (ja)
JP (1) JP2002526331A (ja)
AU (1) AU6196999A (ja)
BR (1) BR9914220A (ja)
DE (2) DE19857034C1 (ja)
WO (1) WO2000020671A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7735933B2 (en) 2006-12-11 2010-06-15 Takata Corporation Woven belt
US7799709B2 (en) 2005-11-28 2010-09-21 Takata Corporation Woven belt and seatbelt device
CN105568485A (zh) * 2015-12-15 2016-05-11 常熟江南玻璃纤维有限公司 玻璃纤维复合材料的生产工艺

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4734737B2 (ja) * 2001-03-07 2011-07-27 タカタ株式会社 エアベルト及びエアベルト装置
DE10235227A1 (de) * 2002-08-01 2004-02-19 Johann Berger Verfahren zur Herstellung eines gewebten Gurtbandes
DE10255360A1 (de) * 2002-11-27 2004-06-17 Johann Berger Verfahren zur Herstellung eines gewebten Gurtbandes
FR2850117B1 (fr) * 2003-01-21 2005-07-29 Chomarat Composites Ruban de renforcement
DE10326757A1 (de) 2003-06-13 2005-01-13 Bst Berger Safety Textiles Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Herstellung eines Luftsacks
DE102005052516B4 (de) * 2005-11-03 2007-09-13 Autoliv Development Ab Mehrkammer-Gassack
JP4664193B2 (ja) 2005-11-28 2011-04-06 タカタ株式会社 乗員拘束ベルト用ウェビング、シートベルト、シートベルト装置
DE102005061351A1 (de) 2005-12-21 2007-07-05 Bst Safety Textiles Gmbh Gewebe und Verfahren zum Herstellen desselben
DE102006021082A1 (de) 2006-05-05 2007-11-15 Bst Safety Textiles Gmbh Nahtkonstruktion für ein Gewebe
US9393926B2 (en) 2014-08-27 2016-07-19 Autoliv Asp, Inc. Folding patterns of an inflatable seat belt
CN204530130U (zh) * 2014-12-17 2015-08-05 特大纺织制品(深圳)有限公司 一种绳子
USD980074S1 (en) 2021-07-13 2023-03-07 S. C. Johnson & Son, Inc. Container

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE756451A (fr) * 1970-02-21 1971-03-01 Rutzki Edith Ceinture de securite
US3841654A (en) * 1972-09-21 1974-10-15 Allied Chem Vehicle safety system
US4205709A (en) * 1976-06-18 1980-06-03 G. Bopp & Co. Ag Metal fabric cell plates for alkaline cell accumulators
FI67100C (fi) * 1979-06-23 1985-01-10 Berger Johann Foerfarande och traodinfoerare foer framstaellning av ett goerdelband med en i ett lag vaevd mittdel och tvao ihaoliga kanter pao en naolbandvaevmaskin
DE3345508A1 (de) * 1983-12-16 1985-06-27 Ieperband N.V., Ieper Gurtband mit flexibelem schussmaterial
DE4009455A1 (de) * 1990-03-23 1991-09-26 Berger Johann Verfahren zum weben eines bandes
DE4116162A1 (de) * 1991-05-17 1992-11-19 Keiper Recaro Gmbh Co Sicherheitsgurt fuer fahrzeugsitze, insbesondere kraftfahrzeugsitze
DE9209008U1 (de) * 1992-04-10 1992-11-05 Carl Stahl GmbH & Co KG, Gurt- und Bandweberei, 89542 Herbrechtingen Gurtband
DE19524500C1 (de) * 1995-07-05 1996-06-05 Mageba Textilmaschinen Vertrie Mullgewebe aus Schuß- und Kettfäden und Verfahren zu dessen Herstellung
DE29613721U1 (de) * 1996-08-08 1996-11-21 Carl Stahl GmbH & Co KG, Gurt- und Bandweberei, 89542 Herbrechtingen Austauschgurt
KR20010012478A (ko) * 1997-05-11 2001-02-15 알렉산더 부에스겐 변화하는 폭을 갖는 직물
ITRM20110243A1 (it) 2011-05-19 2012-11-20 Ind Scaffalature Arredamenti Isa S R L Frigorifero espositore.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7799709B2 (en) 2005-11-28 2010-09-21 Takata Corporation Woven belt and seatbelt device
US7735933B2 (en) 2006-12-11 2010-06-15 Takata Corporation Woven belt
CN105568485A (zh) * 2015-12-15 2016-05-11 常熟江南玻璃纤维有限公司 玻璃纤维复合材料的生产工艺

Also Published As

Publication number Publication date
DE19857034C1 (de) 2000-08-31
EP1117858A1 (de) 2001-07-25
BR9914220A (pt) 2001-07-03
WO2000020671A1 (de) 2000-04-13
AU6196999A (en) 2000-04-26
DE19947586A1 (de) 2000-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002526331A (ja) 安全ベルト用ベルト帯状物の製造方法及び安全ベルト
US9027961B2 (en) Air belt and air belt apparatus
US5098125A (en) Tube, airbag, and method of making the same
JP3945100B2 (ja) エアベルト及びエアベルト装置
RU2194811C2 (ru) Надувная лента ремня
WO2011077510A1 (ja) サイドエアバッグ装置及びサイドエアバッグの縫製方法
JP2002518235A (ja) 外側ベルト部分内に膨張可能な部分を有するベルト式拘束装置及び拘束方法
JP2004256099A (ja) シートベルトエアバッグ
US6641165B2 (en) Air belt apparatus
JP2002264754A (ja) エアベルト及びエアベルト装置
JP3825256B2 (ja) 帯状物、および帯状物の製造方法
CN101094948A (zh) 安全气囊织物及由其形成的充气型元件
JPH0443143A (ja) 異形袋織エアーバッグ
JP2005511405A (ja) エアーバッグ
JPH11348721A (ja) エアベルト及びエアベルト装置
JP2002178867A (ja) インフレータブルシートベルト装置におけるエアベルト
JP3888009B2 (ja) エアベルト及びエアベルト装置
JP3767173B2 (ja) エアベルト用バッグ
JP2002526683A (ja) ベルト及びその製造方法
JP3899740B2 (ja) エアベルト及びエアベルト装置
JP2000006755A (ja) エアベルトとタングとの接続体及びエアベルトとウェビングとの接続体
US20200139920A1 (en) Knitted seat trim cover with integral airbag pocket
JP2000212864A (ja) エアベルトカバー用たて編み物
WO2005068266A1 (en) Vehicle safety device
JP2006001548A (ja) エアベルト

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030916