JP2002525543A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 （ａ）湿分の通過を遅らせるフィルムにそれぞれ包まれた複数の金属酸化物含有成形体を提供すること、ここで前記金属酸化物含有成形体は、大気と平衡のときに含有する水の量よりも少ない量の水を含有しており、
（ｂ）前記フィルムを破ること、及び前記金属酸化物含有成形体を大気圧の空気不透過性容器内に配置すること、
（ｃ）前記空気不透過性容器内の圧力を低下させること、及び
（ｄ）前記空気不透過性容器を密封して、真空断熱パネルを作ること、
を含む、真空断熱パネルの製造方法。
【請求項２】 前記工程（ａ）が、
（ｉ）金属酸化物含有組成物を提供すること、
（ｉｉ）前記金属酸化物含有組成物を圧縮して、前記金属酸化物含有成形体を作ること、
（ｉｉｉ）前記金属酸化物含有成形体中の水の量を減少させること、及び
（ｉｖ）前記成形体を前記フィルムで包むこと、
を含む、請求項１に記載の方法。
【請求項３】 空気不透過性容器とこの空気不透過性容器内に配置された複数の金属酸化物含有成形体とを含む真空断熱パネルであって、前記金属酸化物含有成形体が、大気と平衡のときに含有する水の量よりも少ない量の水を含有する、真空断熱パネル。

好ましい態様に重点を、置いて本発明を説明してきたが、ここで特に説明した態様以外にも、様々な他の好ましい態様を実施できることが当業者に明らかである。従って本発明は、特許請求の範囲で示される本発明の範囲及び本質の範囲で、多くの異なる態様を包含している。
本発明の実施形態としては、以下の実施形態を挙げることができる。
（付記１）（ａ）湿分の通過を遅らせるフィルムにそれぞれ包まれた複数の金属酸化物含有成形体を提供すること、ここで前記金属酸化物含有成形体は、大気と平衡のときに含有する水の量よりも少ない量の水を含有しており、
（ｂ）前記フィルムを破ること、及び前記金属酸化物含有成形体を大気圧の空気不透過性容器内に配置すること、
（ｃ）前記空気不透過性容器内の圧力を低下させること、及び
（ｄ）前記空気不透過性容器を密封して、真空断熱パネルを作ること、
を含む、真空断熱パネルの製造方法。
（付記２）前記金属酸化物含有成形体を前記空気不透過性容器内に配置する前に、前記フィルムを破る、付記１に記載の方法。
（付記３）前記フィルムを破る前に、前記金属酸化物含有成形体を前記空気不透過性容器内に配置する、付記１に記載の方法。
（付記４）前記空気不透過性容器を密封する前に、前記フィルムを、前記金属酸化物含有成形体から除去する、付記１〜３のいずれかに記載の方法。
（付記５）前記金属酸化物がシリカである、付記１〜４のいずれかに記載の方法。
（付記６）前記金属酸化物含有成形体がフュームドシリカを含有する、付記５に記載の方法。
（付記７）前記金属酸化物含有成形体がシリカゲルを含有する、付記５に記載の方法。
（付記８）前記金属酸化物含有成形体がシリカエアロゲルを含有する、付記５に記載の方法。
（付記９）前記金属酸化物含有成形体が沈降シリカを含有する、付記５に記載の方法。
（付記１０）前記金属酸化物含有成形体が不透明化剤を含有する、付記１〜９のいずれかに記載の方法。
（付記１１）前記フィルムが、ポリオレフィン、ポリビニルクロリド、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料を含む、付記１〜１０のいずれかに記載の方法。
（付記１２）前記容器が、ポリオレフィン、ポリビニルクロリド、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料を含む、付記１〜１１のいずれかに記載の方法。
（付記１３）前記容器が金属化されている、付記１〜１２のいずれかに記載の方法。
（付記１４）前記成形体が、高さが約１ｍｍ〜約１００ｍｍ、幅が約１ｍｍ〜約１，０００ｍｍ、長さが約１ｍｍ〜約５００ｍｍの成形体である、付記１〜１３のいずれかに記載の方法。
（付記１５）複数の前記金属酸化物含有成形体が実質的に同じ寸法である、付記１４に記載の方法。
（付記１６）２２℃での前記容器の圧力を、工程（ｃ）において、大気圧の約８０％又はそれ未満まで低下させる、付記１〜１５のいずれかに記載の方法。
（付記１７）２２℃での前記容器の圧力を、工程（ｃ）において、約８０ｋＰａ又はそれ未満まで低下させる、付記１〜１６のいずれかに記載の方法。
（付記１８）２２℃での前記容器の圧力を、工程（ｃ）において、約１０ｋＰａ又はそれ未満まで低下させる、付記１７に記載の方法。
（付記１９）２２℃での前記容器の圧力を、工程（ｃ）において、約４ｋＰａ又はそれ未満まで低下させる、付記１８に記載の方法。
（付記２０）前記工程（ａ）が、
（ｉ）金属酸化物含有組成物を提供すること、
（ｉｉ）前記金属酸化物含有組成物を圧縮して、前記金属酸化物含有成形体を作ること、
（ｉｉｉ）前記金属酸化物含有成形体中の水の量を減少させること、及び
（ｉｖ）前記成形体を前記フィルムで包むこと、
を含む、付記１〜１９のいずれかに記載の方法。
（付記２１）空気不透過性容器とこの空気不透過性容器内に配置された複数の金属酸化物含有成形体とを含む真空断熱パネルであって、前記金属酸化物含有成形体が、大気と平衡のときに含有する水の量よりも少ない量の水を含有する、真空断熱パネル。
（付記２２）前記金属酸化物含有成形体が、破れた湿分の通過を遅らせるフィルムで包まれている、付記２１に記載の真空断熱パネル。
（付記２３）前記容器が、ポリオレフィン、ポリビニルクロリド、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される材料を含む、付記２１又は２２に記載の真空断熱パネル。
（付記２４）前記容器が金属化されている、付記２１〜２３のいずれかに記載の真空断熱パネル。
（付記２５）前記成形体が、高さが約１ｍｍ〜約１００ｍｍ、幅が約１ｍｍ〜約１，０００ｍｍ、長さが約１ｍｍ〜約５００ｍｍの成形体である、付記２１〜２４のいずれかに記載の真空断熱パネル。
（付記２６）前記金属酸化物がシリカである、付記２１〜２５のいずれかに記載の真空断熱パネル。
（付記２７）２２℃での前記容器内の圧力が約８０ｋＰａ又はそれ未満である、付記２１〜２６のいずれかに記載の真空断熱パネル。