JP2002525068A - 2−ケト−l−グロン酸の産生のための細菌株 - Google Patents

2−ケト−l−グロン酸の産生のための細菌株

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JP2002525068A
JP2002525068A JP2000570354A JP2000570354A JP2002525068A JP 2002525068 A JP2002525068 A JP 2002525068A JP 2000570354 A JP2000570354 A JP 2000570354A JP 2000570354 A JP2000570354 A JP 2000570354A JP 2002525068 A JP2002525068 A JP 2002525068A
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ハンミン ジェイ. リャウ,
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    • C12P7/40Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a carboxyl group including Peroxycarboxylic acids
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    • C12P7/602-Ketogulonic acid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales

Abstract

(57)【要約】 本発明は、2−ケト−L−グロン酸の産生に有用な新規細菌株に関する。本発明はさらに、L−ソルボースの発酵変換による2−ケト−L−グロン酸の産生のための、これらの株の使用に関する。本発明はさらに、ピロロキノリンキノンおよび非毒性リポポリサッカリドの産生のための、これらの新規細菌株の使用に関する。ベクターによって形質転換された本発明の株もまた、記載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (発明の分野) 本発明は、2−ケト−L−グロン酸の産生に有用な新規細菌株に関する。本発
明はさらに、L−ソルボースの発酵変換による2−ケト−L−グロン酸の産生の
ための、これらの株の使用に関する。本発明はさらに、ピロロキノリンキノンお
よび非毒性リポポリサッカリドの産生のための、これらの新規細菌株の使用に関
する。ベクターによって形質転換された本発明の株もまた、記載する。
【0002】 (背景情報) 2−ケト−L−グロン酸(「2−KLG」)は、L−アスコルビン酸(ビタミ
ンC)(必須栄養素)の調製における、重要な中間体である。2−KLGは、R
eichstein法を用いて、工業的な規模で過去に合成されている(Hel
vetica Chimica Acta 17:311(1934))。しか
し、この方法は、大量の溶媒の使用および多数の複合反応工程の関与を含む、商
業的適用についての多くの不利な点を有する。
【0003】 従って、Reichstein法に対する代替法として、1つ以上の微生物を
使用する多数のプロセスが、発酵により2−KLGを産生するために開発されて
いる。米国特許第2,421,611号は、例えば、D−グルコースから5−ケ
ト−D−グルコン酸への微生物酸化、それに続くL−イドン酸(L−idoni
c acid)への化学的還元または微生物還元、そして引き続く2−KLGへ
の微生物酸化を含む方法を開示する。日本国特許公報第39−14493号、同
第53−25033号、同第56−15877号、および同第59−35290
号は、例えば、D−グルコースの2,5−ジケト−D−グルコン酸への微生物酸
化、それに続く2−KLGへの微生物還元または化学的還元を含む類似のプロセ
スを開示する。
【0004】 しかし、これらの方法はまた、2−KLGの商業的産生におけるそれらの有用
性を減少する多くの不利な点を被っている。例えば、これらの方法における化学
的還元工程(すなわち、5−ケト−D−グルコン酸からL−イドン酸および2,
5−ジケト−D−グルコン酸から2−KLGへの還元)は、順に2−KLGの収
量を減少する還元の立体化学を制御する問題を付随する(従って、副産物として
、それぞれ、D−グルコン酸および2−ケト−D−グルコン酸を産生する)。あ
るいは、この還元が1つ以上の微生物によって行われる場合、過剰の糖が、この
還元のためのエネルギー源を提供するのに必要であり、これもまた、2−KLG
の収量を減少する。
【0005】 これらの問題を考慮して、代替の経路が2−KLGの発酵産生について使用さ
れており、これはソルボゾン(sorbosone)中間体を介する、L−ソル
ボースの2−KLGへの酸化のみを含む。この経路を使用する多数のプロセスが
開発されており、これらは、Gluconobacter oxydans(米
国特許第4,935,359号;同第4,960,695号;同第5,312,
741号;および同第5,541,108号)のようなGluconobact
er属、Pseudogluconobacter saccharoketo
genes(米国特許第4,877,735号;欧州特許第221707号)の
ようなPseudogluconobacter属、Pseudomonas
sorbosoxidans(米国特許第4,933,289号および同第4,
892,823号)のようなPseudomonas属由来の広範な微生物、そ
してこれらの属ならびに他の属(例えば、Acetobacter、Bacil
lus、Serratia、Mycobacterium、およびStrept
omyces(米国特許第3,912,592号;同第3,907,639号;
および同第3,234,105号)由来の微生物の混合物を使用する。
【0006】 しかし、これらのプロセスは、2−KLGの商業的産生についてのそれらの有
用性を限定する特定の不利な点を被っている。例えば、G.oxydansを使
用する上記に参照したプロセスはまた、商業的使用のために十分に高レベルの2
−KLGを産生するために、さらなる「ヘルパー(helper)」微生物株(
例えば、Bacillus megaterium)、または商業的に魅力的で
ない量の酵母もしくは酵母に由来する増殖成分の存在を必要とする。同様に、P
seudogluconobacterを使用するプロセスは、商業的に適切な
2−KLG濃度およびソルボース基質の効率的な使用を達成するために、高価な
かつ珍しい希土塩類を補充した培地、またはヘルパー株(例えば、B.mega
terium)の存在、および/または酵母の存在を必要とし得る。Pseud
omonas sorbosoxidansを使用する他のプロセスもまた、そ
の培地中に商業的に魅力的でない量の酵母または酵母抽出物を含む。
【0007】 ピロロキノリンキノン(PQQ)(2,7,9−トリカルボキシー1H−ピロ
ロ[2,3−f]−キノ−リン−4,5−ジオン)は、メチロトローフ(メタノ
ール資化)細菌の培養物から最初に単離され、後に多くの動物組織中に存在する
ことが見出された。PQQの構造は、以下である:
【0008】
【化1】 PQQは、正常な成長および発達に必須であると考えられるので、新規なビタ
ミンであり得る。補助剤として動物に摂食させた場合、PQQは、通常生じる酸
化的変化を防止する。さらに、PQQは、マウス大グリア細胞(astrogi
al cell)において神経成長因子合成を増加させ、そして脳における治療
的役割の可能性を有する(Bishopら、「Pyrroloquinolin
e Quinone:A Novel Vitamin」Nutrition
Reviews 56:287−293(1998)。
【0009】 有機化学合成は、PQQを生成するための従来の手段である。しかし、有機化
学合成は、多くの不利な点を有する。例えば、化学合成は、複数の、かつ時折複
雑な反応工程を必要とし、そして低収率で生成するので、不経済かつ時間浪費性
である。
【0010】 従って、PQQの生成のための化学合成技術の不利な点を克服する必要性が、
PQQの生成な有用な細菌株によって部分的満たされてきた(米国特許第4,9
94,382号および同第5,344,768号)。しかし、より効率的かつ経
済的なPQQ産生微生物株の必要性が、依然存在する。
【0011】 リポポリサッカリド(LPS)は、多くのグラム陰性細菌の細胞壁成分である
両親媒性分子である。これは、ヒトおよび動物におけるグラム陰性感染に関連す
る多くの病態生理と関係している。Rhodobacter sphaeroi
des由来のLPSは、非毒性であり、そして免疫調節剤および抗腫瘍剤として
いくつかの用途を有する。しかし、Rhodobacter sphaeroi
desを介する非毒性LPSの産生に関連するいくつかの不利な点(例えば、光
合成を必要とする培養の不便さ)が存在する。
【0012】 (発明の要旨) 本発明は、2−ケト−L−グロン酸を効率的に産生する微生物株を提供する。
【0013】 本発明の別の実施態様は、ヘルパー株との協調下での2−ケト−L−グロン酸
の産生のための株に関する。
【0014】 本発明のさらなる実施態様は、PQQを産生するための方法を提供する。
【0015】 本発明の別の実施態様は、非毒性LPSを産生するための方法を提供すること
である。
【0016】 本発明のさらなる実施態様は、ベクターで形質転換された本発明の細菌株を提
供すること、およびその細菌株をベクターで形質転換する方法である。
【0017】 これら、および他の実施態様は、本発明の方法によって達成され、これらの方
法は、第1の実施態様において、微生物株ADM291−19(NRRL B−
30035)、ADM62A−12A(NRRL B−30037N)、ADM
266−13B(NRRL B−30036)、またはそれらの変異体のいずれ
かの培養物に関する。
【0018】 本発明の他の特徴および利点は、以下の好ましい実施態様の詳細な説明に示さ
れ、そしてこの説明から一部が明らかであるか、または本発明の実施によって理
解され得る。本発明のこれらの利点は、詳細な説明および本明細書の特許請求の
範囲で特に指摘される方法によって、実現かつ達成される。
【0019】 前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方は、単に例示的および説明
的なものであり、そして特許請求される本発明のさらなる説明を提供することが
意図されることが、理解されるべきである。
【0020】 (発明の詳細な説明) 第1の実施態様において、本発明は、ADM291−19(NRRL B−3
0035)、ADM 62A−12A(NRRL B−30037N)、ADM
266−13B(NRRL B−30036)、またはそれらの変異体からな
る群より選択される株の同定特徴を有する微生物株の生物学的に純粋な培養物に
関する。本発明の実施態様の微生物株は、純粋培養(すなわち、1つ以上のさら
なる微生物株の非存在下)での発酵によって、L−ソルボースから2−KLGを
産生し得る。
【0021】 さらなる実施態様において、本発明の微生物株およびADM X6L株(NR
RL B−21627、米国特許第5,834,231号)は、適切な炭素源か
らPQQを産生し得る。
【0022】 ADM 291−19およびADM 266−13B株は、Agricult
ural Research Service Culture Collec
tion(NRRL)(1815 North University Str
eet, Peoria, Illinois 61604, USA)に、1
998年6月18日に、ブタペスト条約の下に寄託され、そしてそれぞれ受託番
号NRRL B−30035およびNRRL B−30036を割り当てられた
。ADM 62A−12A株は、1998年8月25日にNRRLに寄託され、
そして受託番号NRRL B30037Nを割り当てられた。NRRL B−3
0035、NRRL B−30036およびNRRL B−30037N株の特
徴は以下を含むがそれらに限定されない: (1)細胞形態−グラム陰性;より古い培養においてグラム可変であり得る;小
さな桿菌(tiny rod)または球桿菌;細胞は1つずつまたは対を示す;
汎形態性であり得る;短鎖または長い不規則な細胞を形成し得る;芽胞を形成し
ない; (2)コロニー形態−点状、凸状、全縁、平滑、バター様、および透明;同じ培
地上のより古いコロニーにおいて、ベージュまたは茶色の呈色; (3)色素−コロニーは、特に炭酸カルシウムを含み、炭素源としてフルクトー
スを含む富栄養培地上で、褐色の拡散可能な色素を産生する; (4)生理学的特徴: (a)カタラーゼ:ポジティブ; (b)オキシダーゼ;ポジティブ (c)ゼラチナーゼ;ネガティブ; (5)培養特徴: (a)ブレインハートインフュージョン寒天:増殖; (b)NaClを含まないDM液体基本培地(表5)上、または寒天凝固DM
基本培地において増殖する; (c)4.5〜5.0の範囲のpHのグルコースもしくはマンニトールブロス
静置培養において、24時間以内に菌膜または環を形成しない; (d)NaClを含まないDM液体基本培地(表5)において増殖、または寒
天凝固DM基本培地においては、4℃で増殖するが37℃では増殖しない。至適
増殖温度は、NaClを含まないDM液体基本培地(表5)において、または寒
天凝固DM基本培地においては25℃〜30℃である; (e)至適増殖pHは、NaClを含まないDM液体基本培地(表5)上、ま
たは寒天凝固DM基本培地においてはpH7.0とpH8.0との間である; (6)抗生物質耐性−アミカシン、オーグメンチン(アモキシシリン+クラブラ
ン酸(clavulonic acid))、アンピシリン、セファゾリン、セ
フォキシチン、セフタジジム、セフチオフール、セファロチン、エンロフロキサ
シン、フロルフェニコール、ゲンタマイシン、イミペネム、カナマイシン、サラ
フロキサシン(sarafloxicin)、テトラサイクリン、チカルシリン
、およびチルミコシンに対して感受性であるが、トリブリッセン(tribri
ssen)(オーグメンチン+サルファメトゾール(sulfamethozo
le))には耐性である(市販の「Pascoシステム)を使用して、抗生物質
の生理学的に達成可能な濃度に基づいて、最小阻止濃度(MIC)によって規定
した);ならびに (7)RiboPrint(登録商標)分析: RiboPrint(登録商標)は、細菌の遺伝子フィンガープリントを生成し
そしてそれを分析する、自動化リボタイピングシステムである。遺伝子フィンガ
ープリントパターンは、各サンプルについての遺伝子データの正規化されたデジ
タル表示である。この方法によって得られるパターンは、異なる種の生物間のみ
でなく、同じ種の異なる株間の分化にも有用である。NRRL B−30035
7(ADM 291−19)、NRRL B−30037N(ADM62A−1
2A)、およびNRRL B−30036(ADM266−13B)株、および
L−ソルボースから2−KLGを産生し得ることが公知の多数の比較株について
得られるRiboPrint(登録商標)パターンは、図1に示される。
【0023】 細菌株の一意性は、これらのRiboPrint(登録商標)パターンが異な
る場合に、それらのパターンから実証され得る。2つの株が区別可能ではないR
iboPrint(登録商標)パターンを与える場合において、RiboPri
nt(登録商標)データは結論に到達せず、株の一意性を示すために他の方法が
必要である。このような方法の1つは、DNA解離であり、この方法では、細菌
染色体全体にわたる株の関連性の程度が評価される。これは、2つの株からの染
色体DNAの、定量的な相反交叉ハイブリダイゼーションによって行われ得る。
NRRL B−30035(ADM 291−19)およびNRRL B−30
036(ADM 266−13B)株の場合において、このような研究からの結
果は、70%未満の染色体類似性(近代の細菌分類学においてしばしば別々の種
に属する株と関連する結果(Wayne,L.G.ら、Int.J.Syste
m.Bacteriol.37:463−464(1987)))を示した。従
って、DNA解離データは、NRRL B−30035(ADM 291−19
)およびNRRL B−30036(ADM 266−13B)株が独特であり
そして互いに異なることを明解に示す。
【0024】 発酵によってL−ソルボースから2−KLGを産生する細菌株ADM X6L
(NRRL B−21627)およびその変異体は、米国特許第5,834,2
31号(1998年11月10日発行)および米国特許出願第08/893,5
98号(1997年7月11日出願)にそれぞれ開示される。この出願に開示さ
れる株およびその変異体は、図1に示されるそれらのRiboPrint(登録
商標)パターンの比較から見られ得るように、本発明におけるものとは異なる。
【0025】 生物学的に純粋な株であるNRRL B−30035(ADM 291−19
)、NRRL B−30037N(ADM 62A−12A)およびNRRL
B−30036(ADM 266−13B)に加えて、それらの変異もまた、こ
れらの変異体もまたL−ソルボースから2−KLGを産生し得る場合、2−KL
Gの産生に使用され得る。
【0026】 本発明の微生物株およびその変異体、ならびにNRRL B−2167(AD
M X6L)株およびその変異体もまた、これらの変異体がやはりPQQを産生
し得る場合に、PQQの産生に使用され得る。
【0027】 本明細書中で使用される場合、「生物学的に純粋な」株とは、通常、自然に関
連する材料から分離される株を意味することが意図される。他の株と関連する株
、または通常には天然に見出されない化合物または材料と関連する株もなお、「
生物学的に純粋」として定義される。特定の株の単一培養物も、当然のことなが
ら、「生物学的に純粋」である。
【0028】 本明細書中で使用される場合、本発明の所定の株の変異体は、本発明の株、す
なわちNRRL B−30035(ADM 291−19)、NRRL B−3
0037N(ADM 62A−12A)またはNRRL B−30036(AD
M 266−13B)もしくは微生物株NRRLB−21627(ADM X6
L)のうちの1つに由来する。
【0029】 本発明の微生物株の変異体を調製するための適切な方法の例示的な例は、以下
を含むがこれらに限定されない:紫外線光またはX線の照射による変異誘発、ま
たは化学変異原(例えば、ニトロソグアニジン(N−メチル−N’−ニトロ−N
−ニトロソグアニジン)、メチルメタンスルホネート、ナイトロジェンマスター
ドなど)での処理による変異誘発;挿入エレメントもしくはトランスポゾンによ
って媒介される技術、または線状もしくは環状DNA分子を形質転換する相同組
換えによる技術のような遺伝子組み込み技術;ならびにバクテリオファージによ
って媒介される形質導入。これらの方法は当該分野で周知であり、そして例えば
、J.H.Miller,Experiments in Molecular
Genetics,Cold Spring Harbor Laborat
ory Press,Cold Spring Harbor New Yor
k(1972);J.H.Miller,A Short Course in
Bacterial Genetics,Cold Spring Harb
or Laboratory Press,Cold Spring Harb
or,New York(1992);M.SingerおよびP.Berg,
Genes&Genomes,University Science Bo
oks,Mill Valley,California(1991);J.S
ambrook,E.F.FritschおよびT.Maniatis,Mol
ecular Cloning:A Laboratory Manual,第
2版、Cold Spring Harbor Laboratory Pre
ss,Cold Spring Harbor New York(1989)
;P.B.Kaufmanら、Handbook of Molecular
and Cellular Methods in Biology and
Medicine,CRC Press,Boca Raton,Florid
a(1995);Methods in Plant Molecular B
iology and Biotechnology,B.R.Glickおよ
びJ.E.Thompson編、CRC Press, Boca Raton
,Florida(1993);ならびにP.F.Smith−Keary,M
olecular Genetics of Escherichia col
i,The Guliford Press, New York,NY(19
89)に記載される。
【0030】 2−KLGを産生する変異体は、その変異体が2−KLGを産生する限りは、
親株または祖先株の同じ生物学的同定特徴を有していても有してなくてもよい。
【0031】 PQQを産生する変異体は、同様に、その変異体がPQQを産生する限りは、
親株または祖先株の同じ生物学的同定特徴を有していても有してなくてもよい。
【0032】 本発明の生物NRRL B−30035(ADM 291−19)、NRRL
B−30037N(ADM62−12A)、もしくはNRRL B−3003
6(ADM 266−13B)に由来する変異株、または公知の方法を使用する
NRRL B−2167(ADM X6L)由来の変異株は、次いで、好ましく
は、改良された2−KLGおよび/またはPQQ産生能力について、あるいはL
−ソルボースから2−KLGを産生することにおけるそれらの有用性および/ま
たはPQQを産生することにおけるそれらの有用性に関連する他の所望の特徴に
ついて、選択されるかまたはスクリーニングされる。
【0033】 本発明に従って、本発明の微生物株またはその変異体は、十分な時間L−ソル
ボースと接触され、次いで、蓄積した2−KLGが単離される。好ましくは、こ
の微生物株は、L−ソルボースを含有する天然または合成培地中で、2−KLG
を産生するための時間にわたり培養され、そして蓄積した2−KLGが続いて単
離される。あるいは、この微生物株の細胞に由来する調製物は、十分な時間L−
ソルボールと接触され得、次いで蓄積された2−KLGが単離され得る。
【0034】 本発明に一致して、本発明の微生物株またはその変異体は、炭素源および窒素
源を含む培養培地中で培養される。炭素源は、様々な糖アルコール、ポリオール
、アルドール糖、またはケト糖であり得、これらには、アラビノース、セロビオ
ース、フルクトース、グルコース、グリセロール、イノシトール、ラクトース、
マルトース、マンニトール、マンノース、ラムノース、ラフィノース、ソルビト
ール、ソルボース、スクロース、トレハロース、ピルベート、スクシネート、も
しくはメチルアミン、または当業者によって決定され得る他の基質が挙げられる
がこれらに限定されない。培地は、好ましくは、ポリオールまたはアルドール糖
、さらにより好ましくは、マンニトール、イノシトール、ソルボース、グリセロ
ール、ソルビトール、ラクトースおよびアラビノースを、0.1%〜20%(重
量で)の濃度で炭素源として含有する。全ての炭素減は、培養の開始前に培地に
添加され得るか、または工程毎もしくは培養の間に連続的に添加され得る。
【0035】 本明細書中で使用される場合、「細胞に由来する調製物」は、本発明の株また
はその変異体、アセトン乾燥細胞、支持体(例えば、ポリアクリルアミドゲル、
κカラゲナン、アルギン酸カルシウムなど)上またはその内部の固定化細胞、お
よび類似の調製物の培養ブロスからの細胞の任意および全ての抽出物を意味する
ことが意図される。
【0036】 このような手順の例示的な例は、適切な水性緩衝液(例えば、2−(N−メチ
ルモルホリノ)エタンスルホン酸(pH6.5;0.5M))中のL−ソルボー
スおよびCaCO3を、振盪フラスコ中の微生物株の水性抽出物に添加すること
を含む。この反応は、好ましくは、6.0〜8.0の範囲のpHで、20℃〜4
0℃の範囲の温度にて、約1〜100時間進行する。L−ソルボースの濃度は、
約0.1〜10%w/v、より好ましくは約0.3〜6%(w/v)であるべき
であり、そしてNRRL B−30035(ADM 291−19)、NRRL
B−30037N(ADM62A−12A)もしくはNRRL B−3003
6(ADM 266−13B)株またはその変異体の細胞に由来する調製物の量
は、約1〜30mg/mlであるべきである。2−KLG収率を最大化すること
が経験的に決定された温度およびpH条件下で、十分な時間振盪した後、蓄積し
た2−KLGは、従来の方法によって単離され得る。
【0037】 本明細書中で用いられる培地は、固体または液体、合成(すなわち、人工)ま
たは天然であり得、そして本発明の微生物株の培養に十分な栄養素を含む。好ま
しくは、使用される培地は、液体培地、より好ましくは合成液体培地である。
【0038】 本発明の方法(本明細書中で使用される場合、プロセスと同義)の種々の実施
態様において、開始物質(L−ソルボース)は、本発明の微生物株の導入前に培
地中に存在し得るか、あるいは株の導入後に、開始と同時に1回で、または培養
の経過にわたって連続してもしくは分割してのいずれかで、全てを培地に添加さ
れ得るか、あるいはD−ソルビトールの発酵転化によってインサイチュで作製さ
れ得る。使用されるL−ソルボースの量は、当業者によって経験的に決定され得
るが、その量は微生物株が少なくとも約40g/Lの2−KLGを産生するに少
なくとも十分である。好ましくは、L−ソルボースは、培養培地の3〜30%(
w/v)、より好ましくは5〜20%を含む。
【0039】 本発明の好ましい実施態様において、L−ソルボース開始物質は、適切な微生
物または微生物の混合を用いるD−ソルビトールの発酵転化によって、インサイ
チュで作製される。NRRL B−30035(ADM 291−19)、NR
RL B−30037N(ADM62A−12A)もしくはNRRL B−30
036(ADM 266−13B)またはその変異体の存在下でD−ソルビトー
ルからL−ソルボースに転化し得るが、L−ソルボースを2−KLGに転化する
その能力に悪影響を及ぼさない、任意の微生物または微生物の混合物が使用され
得る。好ましくは、使用される微生物は、Gluconobacter oxy
dansの株、より好ましくはG.oxydans株ATCC 621またはG
.oxydans株IFO 3293である。本発明のこの好ましい実施態様に
よって、D−ソルビトール開始物質は、1つ以上の微生物の導入の前に培地中に
存在し得るか、あるいは1つ以上の微生物の導入後に、開始と同時に1回で、ま
たは培養の経過にわたって連続してもしくは分割してのいずれかで、全てを培地
に添加され得る。
【0040】 上記または下記に記載される本発明の実施態様において使用される天然または
合成培養培地はまた、窒素源、適切な無機塩、および適切には、種々の微量栄養
素、微生物株の培養に適した増殖因子などを含み、そしてまた、少なくとも1つ
の補充炭素源を含み得る。使用されるべきこれらのさらなる成分の各々の量は、
好ましくは、2−KLGおよび/またはPQQおよび/またはLPS産生を最大
にするために選択される。このような量は、当該分野で公知の種々の方法および
技術に従って、当業者によって経験的に決定され得る。
【0041】 本発明の特に好ましい実施態様において、2−KLG産生のために使用される
培養培地は、約10%(w/v)のL−ソルボース、約3%(wt、乾燥固体/
v)のコーンスティープリカー、および約0.2%(w/v)のMgSO4・7
2Oを含み、pHをNH4OH、Ca(OH)2またはCaCO3を用いて制御し
た。
【0042】 本発明の特に好ましい実施態様において、PQQ産生に使用される培養培地は
、約5〜40g/Lのマンニトール、グルコース、ソルボースまたはイノシトー
ル、好ましくは、10〜20g/Lのマンニトール、グルコース、ソルボースま
たはイノシトールを含み、そしてその培養は、0℃〜40℃、好ましくは2℃〜
35℃、そしてさらにより好ましくは20℃〜35℃の間の温度で行われる。培
地のpHは、一般的には6〜9、好ましくは6.5〜8.0である。培養時間は
、一般には、20〜150時間、好ましくは20〜50時間である。好ましい実
施態様において、PQQは、細胞中および/または培養培地中に蓄積される。A
DM X6L(NRRL B−21627)からのPQQの産生のための培地の
例示的な例は、DM基本培地(表5)(pH6.0〜7.8)である。ADM
62A−12A、266−13B、および291−19株の場合においては、N
aClを含まないDM基本培地が使用される。マンニトールのかわりに、任意の
他のポリオールまたは糖アルコール(例えば、myo−イノシトール、ソルボー
スおよびグルコース)が使用され得る。
【0043】 種菌を調製する際に用いるための培地は、適切には、例えば、ペプトン、N−
Zアミン、酵素的ダイズ加水分解物、さらなる酵母抽出物、麦芽抽出物、補充炭
素源、および種々のビタミンのようなさらなる成分を含み得る。
【0044】 適切な補充炭素源の例示的な例としては、以下を含むがこれらに限定されない
:他の炭化水素(例えば、グルコース、フルクトース、マンニトール、デンプン
またはデンプン加水分解産物、セルロース加水分解産物、および糖蜜);有機酸
(例えば、酢酸、プロピオン酸、乳酸、ギ酸、リンゴ酸、クエン酸、およびフマ
ル酸);ならびにアルコール(例えば、グリセロール、イノシトール、マンニト
ールおよびソルビトール)。
【0045】 適切な窒素源の例示的な例としては、以下を含むがこれらに限定されない:ア
ンモニア(アンモニアガスおよびアンモニア水溶液を含む);無機酸または有機
酸のアンモニウム塩(例えば、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、および酢酸アンモニウム);尿素;硝酸塩また
は亜硝酸塩、ならびに他の窒素含有物質(純粋または粗調製物のいずれかとして
アミノ酸、肉抽出物、ペプトン、魚粉、魚加水分解産物、コーンスティープリカ
ー、カゼイン加水分解産物、大豆固形物(cake)加水分解産物、酵母抽出物
、乾燥酵母、エタノール−酵母蒸留液、大豆粉末、綿実粕など)。
【0046】 適切な無機塩の例示的な例としては、以下を含むがこれらに限定されない:カ
リウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、コバルト、亜
鉛、銅、モリブデン、タングステンおよび他の微量元素とリン酸との塩。
【0047】 適切な微量栄養素、増殖因子などの例示な例としては、以下を含むがこれらに
限定されない:補酵素A、パントテン酸、ピリドキシン−HCl、ビオチン、チ
アミン、リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレ
オチド、DL−6,8−チオクト酸、葉酸、ビタミンB12、他のビタミン、シス
テインおよびヒドロキシプロリンのようなアミノ酸、アデニン、ウラシル、グア
ニン、チミジンおよびシトシンのような塩基、チオ硫酸ナトリウム、p−または
r−アミノ安息香酸、ニコチンアミド、ニトリロ酢酸など。これらは純粋または
部分的に精製した化学化合物または天然物質に存在するかのいずれかである。本
発明の微生物株の培養は、当業者に公知の任意の液内発酵技術(例えば、エアー
リフト(airlift)、伝統的な散布−撹拌設計、または振盪培養において
)を用いて達成され得る。
【0048】 使用される培養条件(温度、pH、通気速度、撹拌速度、培養期間などを含む
)は、当業者によって、2−KLGおよび/またはPQQの産生を最大にするよ
うに経験的に決定され得る。特定の培養条件の選択は、使用される特定の本発明
の微生物株、培地組成物および型、培養技術、ならびに同様の考慮のような因子
に依存する。本発明の特に好ましい実施態様において、NRRL B−3003
5(ADM 291−19)、NRRL B−30037N(ADM 62A−
12A)、NRRL B−30036(ADM 266−13B)、もしくはN
RRL B−21627(ADM X6L)株またはその変異体を使用する場合
、培養は、22℃〜35℃の範囲の温度、好ましくは約30℃で行われ、そして
6.0〜8.0の範囲のpH、好ましくは5.5〜7.5の範囲のpH、より好
ましくは約6.0〜7.5の範囲のpHで行われる。当然のことながら、使用さ
れる培養条件は、培養中の異なる時点で、適切に、2−KLGおよび/またはP
QQの産生を最大にするように、公知の方法によって変更され得る。
【0049】 十分な時間(例えば、10〜150時間)の培養後、細胞および/または培養
ブロス中に蓄積した2−KLGおよび/またはPQQは、任意の公知の方法(イ
オン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過、溶媒抽出、アフィニティークロマトグ
ラフィー、または任意のそれらの組み合わせを含む)に従って単離される。培養
に使用される条件に適切な任意の方法が使用され得る;2−KLGを回収するた
めの適切な方法の例示的な例は、米国特許第5,474,924号;同第5,3
12,741号;同第4,960,695号;同第4,935,359号;同第
4,877,735号;同第4,933,289号;同第4,892,823号
;同第3,043,749号;同第3,912,592号;同第3,907,6
39号、および同第3,234,105号に記載される。PQQを回収するため
の適切な方法の例示的な例は、米国特許第4,994,382号および同第5,
344,768号に記載される。
【0050】 PQQの除去のための1つのこのような方法に従って、固−液分離(例えば、
濾過および/または遠心分離)が培養ブロスに適用されて、細胞の除去をもたら
す。上清(細胞の除去後に得られる液体部分)または培養ブロス(細胞を含む)
のいずれかが、さらなる回収工程に使用され得る。上清または培養ブロスからの
PQQの回収は、例えば、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過、溶媒抽出
、またはアフィニティークロマトグラフィーによってもたらされる。
【0051】 回収されたPQQの同定は、例えば、ペーパークロマトグラフィー、薄層クロ
マトグラフィー、ゲル透過クロマトグラフィー、元素分析(例えば、質量分析)
、核磁気共鳴分光法、吸収分光法または高速液体クロマトグラフィー(HPLC
)、あるいはそれらの組み合わせを使用して、純粋標準物質(Fluka Pr
oduct No.64682)との比較によってなされる。
【0052】 PQQの定量分析は、Pseudomonas aeruginosa(Am
eyamaら、FEBS Lett.130:179−183(1981))お
よびE.coli(Ameyamaら、Agric.Biol.Chem.49
:1227−1231(1985))のD−グルコースデヒドロゲナーゼ活性欠
失改変体、UV吸収スペクトル(Dekkerら、Eur.J.Biochem
.125:69−73(1982))、HPLC、質量分析と組み合わせたゲル
透過クロマトグラフィーまたはフーリエ変換赤外分光法(FTIR)を使用して
なされ得る。
【0053】 2−KLGの回収のための1つのこのような方法によって、微生物は、公知の
方法(例えば、遠心分離または濾過)によって培養ブロスから最初に除去され、
そして得られた溶液は、減圧下で濃縮される。次いで、結晶性の2−KLGは、
濾過によって回収され、そして所望される場合、再結晶化によって精製される。
同様に、2−KLGは、イオン交換樹脂、溶媒抽出、沈殿、塩析などの使用のよ
うな公知の方法を用いて回収され得る。
【0054】 2−KLGが遊離酸として回収される場合、従来の方法を用いて、所望のよう
な、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、または同様のカチオン
との塩に転換され得る。あるいは、2−KLGが塩として回収される場合、従来
の方法を用いて、その遊離形態または異なる塩に転換され得る。
【0055】 本発明の代替の実施態様において、本発明の微生物は、1つ以上のヘルパー株
との混合培養において培養される。本明細書中で用いられるように、「ヘルパー
株」は、本発明のプロセスにおいて産生される2−KLGおよび/またはPQQ
の量を増加させる微生物の株を意味することが意図される。適切なヘルパー株は
、当業者によって経験的に決定され得る。適切なヘルパー株の例示的な例として
は、以下の属のメンバーを含むがこれらに限定されない:Aureobacte
rium(好ましくは、A.liquefaciensまたはA.saperd
ae)、Corynebacterium(好ましくは、C.ammoniag
enesまたはC.glutamicum)、Bacillus、Brevib
acterium(好ましくは、B.linensまたはB.flavum)、
Pseudomonas、Proteus、Enterobacter、Cit
robacter、Erwinia、Xanthomonas、およびFlav
obacterium。好ましくは、ヘルパー株は、Corynebacter
ium glutamicum ATCC 21544である。
【0056】 ヘルパー株は、好ましくは、適切な培地中で、適切な条件下で、十分な時間、
十分な集団の培養物が得られるまで、インキュベートされる。次いで、このヘル
パー株種菌は、別々または本発明の微生物株と組み合わせて(すなわち、混合し
た種菌)のいずれかで、2−KLGおよび/またはPQQを産生するための培養
培地に導入され得る。好ましくは、2−KLGの産生のために、NRRL B−
30035(ADM 291−19)、NRRL B−30037N(ADM
62A−12A)、またはNRRL B−30036(ADM 266−13B
)株の量に対するヘルパー株の量の比は、10:1〜1:10,000の範囲で
ある。好ましくは、PQQの産生のために、BRRL B−21627(ADM
X6L)株の量に関連するヘルパー株の量の比は、10:1〜1:10,00
0の範囲である。
【0057】 本発明の別の実施態様は、2−KLGの産生のための発酵プロセスにおいて有
用である新規の微生物株に関する。
【0058】 本発明のさらなる実施態様は、NRRL B−30035(ADM 291−
19)、NRRL B−30037N(ADM 62A−12A)、NRRL
B−30036(ADM 266−13B)、またはBRRL B−21627
(ADM X6L)もしくはその変異体から非毒性リポポリサッカリド(LPS
)を単離する方法を提供する。この実施態様の状況において、変異体は、非毒性
リポポリサッカリドを産生する本発明の株の1つに由来する株として定義される
【0059】 LPSは、例えば、以下に記載される任意の公知の方法によって、本発明の株
から精製され得る:Strittmaterら、「Nontoxic Lipo
polysaccharide from Rhodopseudomonas
sphaeroids ATCC 17023」、J.Bacteriol.
155:153−158(1983)、Galanos,C.ら、「A new
method for extraction of R lipopoly
saccharides」、Eur.J.Biochem.9:245−249
(1969)、およびQureshiら、「Position of Este
r Groups in the Lipid A Backbone of
Lipopolysaccharides Obtained from Sa
lmonella typhimurium」、J.Biol.Chem.25
8:12947−12951(1983)。
【0060】 NRRL B−30035(ADM291−19)、NRRL B−3003
7N(ADM62A−12A)、NRRL B−30036(ADM266−1
3B)またはNRRL B−21627(ADMX6L)からLPSの産生およ
び精製のための方法の1つは、培地(1%Difco Soytone、1%D
ifco Yeast Extract、0.5%Difco Malt Ex
tract、0.5%NaCl、0.25%K2HPO4、2%マンニトールまた
は、他の適切な炭素源、pH7.8を含む)中で培養することを含む。適切な炭
素源は、グリセロール、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、グルコー
スおよびフルクトースからなる群より選択され得る。ADM62A−12A、2
66−13B、および291−19宿主の場合には、NaClなしの培地が使用
される。NaOHでpHを7.8に調製されたTyptic Soy Brot
h(Difco)もまた使用され得る。細胞塊は液体培地中で増殖し得るか、ま
たは1.3%Difco Bacto Agerで凝固させた培地上の表面培養
において増殖し得る。次いで、湿った細菌を少なくとも1回、約0.1〜5%の
酢酸を含むn−ブタノールで洗浄する。次いで、細菌をさらにエタノール、アセ
トンおよびエーテルで洗浄し、次いで、例えば、真空乾燥させる。次いで、その
細胞をフェノール−クロロホルム−石油エーテル抽出にかけ、そして得られたL
PSを必要に応じて再びフェノール−クロロホルム−石油エーテルで処理する。
【0061】 本発明はまた、必要に応じて少なくとも1つのマーカー遺伝子を含むベクター
を用いて形質転換された本発明の菌株に関する。
【0062】 組換え構築物は、形質導入、トランスフェクション、接合およびエレクトロポ
レーションまたは他の形質転換方法のような周知の技術を使用して本発明の細菌
株に導入され得る。例えばベクターは、ファージ、プラスミド、コスミドまたは
ミニ染色体であり得る。
【0063】 本明細書にて定義される場合、「宿主」および「宿主細胞」は、本発明の微生
物株の細胞と同じ意味である。
【0064】 目的のポリヌクレオチドは、宿主の伝播について選択可能なマーカーを含むべ
クターと結合され得る。プラスミドベクターが、沈澱物(例えば、リン酸カルシ
ウム沈澱)または荷電した脂質との複合体に導入され得る。
【0065】 目的のポリヌクレオチドに対してシス作用制御領域を含むベクターが好ましい
。適切なトランス作用因子は、宿主により供給され得るか、相補ベクターにより
供給され得るか、または宿主に導入される際にベクター自体により供給され得る
【0066】 この点に関する特定の好ましい実施態様において、ベクターは特異的な発現を
提供し、これは誘導的、変異特異的および/または条件特異的であり得る。その
ようなベクターの中で特に好ましいベクターは、操作が簡単な環境因子(例えば
、温度、栄養添加物または化学添加物)により誘導可能なベクターである。他の
適切な環境因子は、当業者に対して容易に明らかである。
【0067】 本発明に有用な発現ベクターは、染色体性ベクター、エピソームベクター(例
えば、プラスミド、バクテリオファージ由来のベクター、それらの組み合わせ由
来のベクター(例えば、コスミドおよびファージミド))を含む。
【0068】 目的のDNAインサートは、適切なプロモーター(これは宿主由来のプロモー
ターが好ましい)と作動可能に連結される。発現構築物は、転写開始のための部
位、転写終結のための部位、および転写された領域内に翻訳のためのリボゾーム
結合部位をさらに含む。この構築物により発現された成熟転写物のコード部分は
、始めにその宿主に対して適切な翻訳開始コドンおよび翻訳されるべきポリペプ
チドの末端に適切に位置付けられる終結コドンを含む。
【0069】 示されたように、好ましくは、この発現ベクターは、選択され得るか、または
スクリーニングされ得る少なくとも1つのマーカーを含む。そのようなマーカー
には、アミカシン、オーグメンチン(アモキシリン)、およびクラブラン酸(c
lavulonic acid)、アンピシリン、セファゾリン、セフォキシチ
ン、セフタジジム、セフチオフール、セファロチン、クロラムフェニコール、エ
ンフロキサシン、エリスロマイシン、フロルフェニコール、ゲンタマイシン、イ
ミペネム、カナマイシン、ペニシリン、サラフロキシン(sarafloxic
in)、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、チカル
シリン、またはチルミコシン耐性遺伝子が挙げられる。好ましいマーカーには、
アンピシリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン、カナマイシン、ペニ
シリン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、および/またはテトラサイ
クリンか挙げられる。他の適切なマーカーは当業者に容易に明らかである。
【0070】 好ましいベクターは、pMF1014−α(M.T.Follettie、「
DNA Technolgy for Corynebacterium gl
utamicum:Isolation and Characterizat
ion of Amino Acid Biosynthetic Genes
,」博士論文、Massachusettes Institute of T
echnology,Cambridge,Massachusetts(19
89))、これは、pSR1−αレプリコンおよびカナマイシン耐性決定基を含
む。特に、pMF1014−αはpSR1レプリコン(Archer,J.A.
ら、J.Gen.Microbiol.139:1753〜1759(1993
))、およびE.coli宿主内でプラスミドの複製的維持が可能なpSR1−
α変異(Follettie Dissertation、1989)、および
プラスミドpUC4KからのTn903由来カナマイシン耐性遺伝子(Tayl
ar,L.A.ら、Nuleic Acid Res.16:358(1998
))を含む。本発明は、本発明の菌株またはその変異体(pMF1014−αを
含む)を提供する。本発明は、微生物菌株NRRL B−2167またはその変
異体(pMF1014−αを含む)の生物学的に純粋な培養物を提供する。
【0071】 宿主細胞へのこの構築物の導入は、リン酸カルシウムトランスフェクション、
DEAEデキストラン媒介トランスフェクション、カチオン性脂質媒介トランス
フェクション、エレクトロポレーション、および他の形質転換方法、形質導入、
感染、または他の方法によりもたらされ得る。このような方法は、多くの標準的
実験マニュアルに記載される(例えば、Davisら、「Basic Meth
ods in Moleculer Biology,」(1986))。
【0072】 本明細書中で使用および記載される方法は、当該分野において周知であり、例
えば、J.H.Miler、Experiments in Molecula
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oss bacterial membranes,」Microbiol.R
ev.58:293〜316(1994);Nordstrom,K.、および
Wagner,E.G.、「Kinetic aspects of cont
rol of plasmid replication by antise
nse RNA,「Trends Biochem.Sci.19:294〜3
00(1994);Frost,L.S.、ら、「Analysis of t
he sequence gene products of the tra
nfer region of the F sex factor,」Mic
robiol.Rev.58:162〜210(1994);Drury,L.
、「Transformation of bacteria by elec
troporaton,」Methods Mol.Biol.58:249〜
256(1996);Dower,W.J.、「Electroporatio
n of bacteria:a general approach to
genetic transformation,」Genet.Eng.12
:275〜295(1990);Na,S.ら、「The factors a
ffecting transformation efficiency o
f coryneform bacteria by electropora
tion,」Chin.J.Biotechnol.11:193〜198(1
995);Pansegrau,W.、「Covalent associat
ion of the traI gene product of plas
mid RP4 with the 5’−terminal nucleot
ide at the relaxation nick site,」J.B
iol.Chem.265:10637〜10644(1990);およびBa
iley,J.E.、「Host−vector interactions
in Escherichia coli,」Adv.Biochem.Eng
.Biotechnol.48:29〜52(1993)においてより詳細に記
載される。
【0073】 以下の実施例は例示するのみであり、そして添付の請求の範囲によって規定さ
れるような本発明の範囲を限定することを意図されない。当業者には、種々の改
変および変更が、本発明の方法において、本発明の精神および範囲を逸脱せずに
なされ得ることは明らかである。従って、本発明の改変および変更が、添付の請
求の範囲の範囲およびそれらの等価物内にあるならば、本発明がそれらを含むこ
とが意図される。
【0074】 本明細書中に参照される全ての特許および刊行物は、参考として明白に援用さ
れる。
【0075】 (実施例) 実施例1:NRRL B−30035(ADM291−19)株、NRRL
B−30037N(ADM62A−12A)株およびNRRL B−30036
(ADM266−13B)の単離 (A.土壌サンプルの起源、濃縮、およびスクリーニング) 環境試料を振盪フラスコ中で微生物濃縮に供した。得られた混合培地をスクリ
ーニングして、L-ソルボースから2−KLGを産生し得る少なくとも1つの微生
物株を含むものを同定した。湿潤土壌、砂、堆積物、果物、液果、腐植、および
他の環境試料を、アメリカ合衆国の種々の地域から採集した。各試料を、冷却換
気湿潤容器中に即座に保存した。濃縮は、1グラムの土壌または試料を、250
mLバッフル振盪フラスコ中の30mLの培地A(表1)に添加し、続いて30
℃にて230rpm、約2日間の振盪インキュベーションすることによって開始
した。
【0076】 発酵による濃縮をスクリーニングするために、各濃縮物の0.5〜0.75m
Lを、30mLの新鮮な培地B(表1)を含む250mLバッフルフラスコに移
した。混合培地発酵の一部を2−KLG含量について分析した後、これらのフラ
スコを、30℃にて230rpm、約3日間振盪し、低温保存した。保存のため
に、各培養物の2.0mLを、1.0mLの40%滅菌グリセロール水と混合し
、次いで−70℃で保存した。
【0077】 フラスコを、Whatman LK5 Silica Gel 150プレー
ト(250mm厚)(カタログ番号4855−820)の薄層クロマトグラフィ
ーを用いて、2−KLG産生についてスクリーニングした。プレートを、5μL
の遠心分離した培養ブロスでスポットし、そして溶媒中(157mLのn−プロ
パノール;39mLの脱イオン水;4mLの1%リン酸;0.4mLの氷酢酸)
で5〜6時間発色させた。プレートを風乾し、次いで25mLのメタノールおよ
び25mLの6N水酸化ナトリウム中に溶解した0.125gの塩化テトラゾリ
ウムブルーをスプレーした。その後、それを60℃にて5分間焼いた。ソルボー
スおよび2−KLGを、完成したプレート上で紫色のスポットとして可視化し、
そして2−KLGおよびL−ソルボースの各々10g/Lを含む標準との比較に
よって同定した。
【0078】 2−KLGの産生を、HPLCによって定量した。サンプルを、移動相中の1
:10希釈、続いて0.45μm多孔性膜を通して濾過することによって調製し
た。移動相は、Mili−Q水を用いて4.0Lに希釈した、1.1mLのAC
Sグレードのスルホン酸を含む。100μLのサンプルの各々を、600mmの
全カラム長を提供するために(同じ樹脂のガードカラムを前に)一続きに配列し
た2つの2mm×300mm×7.8mm Aminex HPX−87Hカラ
ム(BioRad)にロードした。カラムを、0.6mL/分の流速を用いて5
5℃にて実行した。L−ソルボースおよび2−KLGを、Waters Mod
el No.410示差屈折計を用いて検出し、そして2−KLGおよびL−ソ
ルボースを含む標準に対して比較することによって同定した。
【0079】 33の混合した培養発酵は、1.8〜9.3g/Lの範囲の量の2−KLGを
産生した。NRRL B−30035(ADM291−19)株、NRRL B
−30037N(ADM62A−12A)株およびNRRL B−30036(
ADM266−13B)株が後から単離された(実施例1B)混合培養発酵は、
それぞれ6.9g/L、9.3g/Lおよび5.4g/Lの2−KLGを産生し
た。
【0080】 (B.単培養の単離および試験) L−ソルボースから2−KLGを産生し得る微生物の純粋培養物(単培養また
は他の微生物との混合培養のいずれかにおいて)を、上記の濃縮物から単離した
。実施例1Aからの11の混合培養濃縮物を、それらの優れた2−KLG産生に
基づいて選択した。これらを解凍し、そして培地Aを用いて10倍ずつ連続希釈
し、その後、各希釈物の0.1mLを、培地A寒天プレートの表面に広げた。プ
レートを、30℃にて24時間インキュベートし、次いで8〜40倍の拡大率で
試験した。最小の最遅増殖コロニーが、希釈プレートから2−KLG産生株を回
収するために必要であったことに留意する。各コロニーの型およびサイズのいく
つかの例を選択し、そして新鮮な培地Aのプレートで継代培養し、その後、この
希釈プレートを24時間30℃に戻した。さらなる遅増殖コロニーを、希釈プレ
ートから選択し、そして二次インキュベーション期間の後、継代培養した。各株
を、各培地AプレートまたはPYMプレート(10g/Lペプトン;10g/L
酵母抽出物;0.5g/Lグリセロール;30g/Lマンニトール;20g/L
寒天)のいずれかで、1〜3サイクル画線精製した。純粋な株を、20%グリセ
ロールを含むPYM液体培地中で、−70℃にて低温保存した。全118の純粋
な株を、11の濃縮混合物から回収した。
【0081】 118の新しい株を、振盪フラスコにおいてL−ソルボースを2−KLGに変
換するそれらの能力について、試験した。2−KLG産生が、2つ以上の微生物
の合わせた活性を要求し得る可能性について説明するために、各新しい単離物を
、同じ濃縮物に起源する全ての他の株との対の組合せにおいて、ならびに純粋培
養において試験した。種菌を調製するために、各株を、PYM寒天で24時間培
養し、その後、細胞の巨大なループを、50mMリン酸ナトリウム、0.4%塩
化ナトリウム、および0.05%マンニトールを含む滅菌緩衝液(pH7.2)
に懸濁した。各純粋株または対の株の試験のために、30mLの培地C(表1)
を含む250mLバッフルフラスコに、各々の関連株の0.2mLの細胞懸濁物
を接種した。これらのフラスコを、30℃にて230rpm、24時間振盪し、
その後、1.0mLを30mLの発酵培地D(表1)に移した。発酵フラスコを
、30℃にて230rpm、3日間振盪し、次いで培養液を2−KLG含有量お
よびソルボース含有量について、TLCおよびHPLCを用いて分析した。NR
RL B−30035(ADM291−19)株、NRRL B−30037N
(ADM62A−12A)株およびNRRL B−30036(ADM266−
13B)株を含むフラスコが、これらの菌株を含まないフラスコよりも高い2−
KLGレベルの全体パターンを示した。これらの菌株は、2−KLG産生候補と
してさらなる研究のために選抜された。
【0082】
【表1】 (実施例2:振盪フラスコにおけるNRRL B−30035(ADM291
−19)株、NRRL B−30037N(ADM62A−12A)株、および
NRRL B−30036(ADM266−13B)株によるL−ソルボースか
らの2−KLGの産生) 各々の試験される株について、寒天培地上で生育させた新鮮な培養物を白金耳
で1回とり、20mLの種培地AまたはB(表2)を含む250mLバッフル振
盪フラスコに接種した。これを、30℃で22〜24時間、240rpmで振盪
した。種培養の内容物の2mlを使用して、250mLバッフル振盪フラスコ中
の25mLの発酵培地CまたはD(表2)に接種し、30℃にて72〜92時間
240rpmで振盪した。引き続いて、そのブロスを回収し、HPLCによって
分析した。2−KLG産生の結果を表3に示す。
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】 (実施例3:第2の生物を用いる同時培養におけるNRRL B−30035
(ADM291−19)産生株、またはNRRL B−30037N(ADM6
2A−12A)産生株、またはNRRL B−30036(ADM266−13
B)産生株からなる混合培養によるL−ソルボースからの2−KLGの産生) 各々の産生株について、寒天培地上で生育させた新鮮な培養物を白金耳で1回
とり、20mlの培地A(表2)を含む250mLバッフル振盪フラスコに接種
し、続いて直ちに100μLのAureobacterium liquefa
ciens株X6Sの凍結培養物で接種した。このフラスコを240rpmで、
30℃で22〜24時間振盪した。2mLのこの培養物を25mLの培地Cを含
む250mLバッフル振盪フラスコに移し、次いで30℃にて72〜92時間、
240rpmで振盪した。そのブロスを引き続いて回収し、そしてHPLCによ
って分析した。2−KLG産生の結果を、表4に示す。
【0085】
【表4】 (実施例4:振盪フラスコにおけるNRRL B−30035(ADM291
−19)株、NRRL B−30037N(ADM62A−12A)株、NRR
L B−30036(ADM266−13B)株、およびNRRL B−216
27(ADM X6L)株によるPQQの産生) NRRL B−30035(ADM291−19)株、NRRL B−300
37N(ADM62A−12A)株、NRRL B−30036(ADM266
−13B)株、またはNRRL B−21627(ADM X6L)株を、10
mlのDM基本培地(表5)、pH7.8に接種し、そして600nmにおける
最大光学密度に達するまで、30℃にて300rpmで振盪した。ADM62A
−12A、266−13B、および291−19の場合、NaClを含まない培
地を使用した。5mlのこの培養物を、2Lバッフルフラスコ中の500mlの
新鮮な培地に移した。これを、600nmの波長における最大光学密度に達する
に十分な時間、300rpmで振盪しながら30℃でインキュベートした。
【0086】 培地中のPQQの量を決定するために、サンプルを所定の時間に取り出し、そ
して遠心分離して上清を得た。この上清を、米国特許第4,994,382号お
よび/または同第5,344,768号の方法に従って、または質量分析法と結
びつけたゲル浸透クロマトグラフィーによって分析する。
【0087】 (実施例5:NRRL B−30035(ADM291−19)株、NRRL
B−30037N(ADM62A−12A)株、NRRL B−30036(
ADM266−13B)株、およびNRRL B−21627(ADM X6L
)株からの非毒性リポポリサッカリドの抽出) NRRL B−30035(ADM291−19)株、NRRL B−300
37N(ADM62A−12A)株、NRRL B−30036(ADM266
−13B)株、またはNRRL B−21627(ADM X6L)株を、1%
Difco Soytone、1% Difco Yeast Extrac
t、0.5% Difco Malt Extract、0.5% NaCl、
0.25% K2HPO4、2% マンニトール、2% ミオ−イノシトール、ま
たは2% グルコース、あるいは他の適切な炭素源、pH 7.8を含む培地中
で培養し、そして30℃にて300rpmで振盪する。NRRL B−3003
5(ADM291−19)株、NRRL B−30037N(ADM62A−1
2A)株、NRRL B−30036(ADM266−13B)株の場合には、
NaClを含まない培地を使用する。次いで、細胞を収集し、次いで水で3回洗
浄する。次いで、120gの湿重量の細菌を、各回約1%酢酸を含む600ml
のn−ブタノールで3回洗浄する。次いで、その細菌を、エタノール、アセトン
、およびエーテルでさらに洗浄し(それぞれについて600mlで3回)、真空
乾燥する。
【0088】 乾燥させた細菌を、遠心分離容器に配置し、そして抽出混合液(200ml)
を添加する。抽出混合液は、液体フェノール(90gの乾燥フェノール+11m
l水)、クロロホルム、および石油エーテル(沸点40〜60℃)を、それぞれ
2:5:8の容量比で含む。この混合物は、使用されるフェノールが乾燥してい
る場合、単層になる。水がもともとのフェノール調製物中に存在する場合、その
混合物は濁り、そして固体フェノールの添加によって清澄化し得る。次いで、こ
の懸濁液を、温度が5℃〜20℃を維持するように、2分間冷却しながらホモジ
ナイズする。この処理は、細菌を破壊することではなく、微細な懸濁液中で細菌
を得ることを意味する。細菌がすでに微細に懸濁されていた場合、数分間の混合
物の攪拌が十分である。時として、懸濁液は、ホモジナイズの後で非常に粘性で
ある。この場合、より多くの抽出混合液が添加される。次いで、細菌は遠心分離
され(5000回転/分、15分間)、そしてリポポリサッカリドを含んだ上清
を、濾紙を通して丸底フラスコに濾過する。細菌の残渣を、等量の抽出混合液を
用いてもう1回抽出し、攪拌し、そして上記のように遠心分離して、そして上清
は最初の抽出物に添加される。抽出を3回反復し得る。
【0089】 プールした上清溶液は、明るい黄色から暗い茶色の色を有する。次いで、石油
エーテルおよびクロロホルムを30〜40℃で(または高真空では0℃未満で)
、ロータリーエバポレーターで完全に除去する。もし残存するフェノールがここ
で結晶化するならば、十分な水を添加してそれを溶解させる。溶液をガラス遠心
分離ポットに移し、そしてリポポリサッカリドが沈殿するまで水を滴下する。混
合液を1〜2分間静置させた後にリポポリサッカリドが沈殿し始めたときに、水
の添加を停止する。リポポリサッカリドの沈殿は、フェノールが水で飽和するず
っと前に完了するが、水を添加しすぎないように注意を払わなくてはならない。
なぜなら、これは2つの相の形成を引き起こすからである。次いで、沈殿したリ
ポポリサッカリドを遠心分離して(3000回転/分、10分)、上清をデカン
トし、そしてチューブを逆さまにして2〜3分間静置させる。次いで、濾紙で内
側を拭う。沈殿を、少量の80%フェノール(約5ml)で3回洗浄し、そして
チューブの内側を、上清のデカンテーション後に濾紙で拭う。最後に、沈殿を3
回エーテルで洗浄して、残存するすべてのフェノールを除去し、そして真空乾燥
させる。リポポリサッカリドを蒸留水(50ml)に取り込み、45℃に加熱し
、そして空気を取り除くために吸引を注意深く適用する。次いで、数分間振盪さ
せ、それによって粘性(時には非常に粘性)の溶液を得る。その粘性は、5分間
ultra vibrator中に溶液を置くことによって低下させ得る。リポ
ポリサッカリド溶液を、1回、高速で遠心分離する(100,000×g、4時
間)。得られる沈殿物は、清澄かつ透明であり、その結果、時には上清をデカン
トするまで認識することが困難である。リポポリサッカリドは、水中に再溶解さ
れ、そして凍結乾燥される。
【0090】
【表5】 (実施例6:ベクターを用いる株の形質転換) 細菌宿主株ADM X6Lを、プラスミドベクターpMF1014−α(これ
は、pSR1−aレプリコンおよびカナマイシン耐性決定因子を含む)を用いて
、エレクトロポレーションによって形質転換した。次いで、pMF1014−α
プラスミドを、得られるADM X6L形質転換体から再単離し、引き続いてE
.coli宿主を形質転換するために使用した。この実施例は、ベクターを用い
るADM株の形質転換、ADM宿主中でのカナマイシン耐性の発現による形質転
換体の選択、ADM宿主中での染色体外エレメントとしてのプラスミドの維持、
および新規なE.coli/ADM宿主株シャトルベクターとしてのpMF10
14−αの使用を実証する。
【0091】 プラスミドpMF1014−α(M.T.Follettie,「DNA T
echnology for Corynebacterium glutam
icum:isolation and characterization
of amino acid biosynthetic genes」、博士
論文、MIT、U.S.A.、1989)DNAを、「Wizard Plus
Midipreps」DNA精製システム(Promega)において提供さ
れる材料および手順を使用して、50μg/mlのカナマイシン硫酸塩を有する
Luriaブロス(1% Difco Tryptone、0.5% Difc
o Yeast Extract、0.5% NaCl)で培養したE.col
i DH5αMCR/pMF1014−αの50mlのオーバーナイト培養物か
ら単離した。
【0092】 コンピテントなADM X6L宿主細胞を調製するために、ADM X6Lの
単一コロニーを、10mlのX6L培地(1% Difco Soytone、
1% Dufco Yeast Extract、0.5% Difco Ma
lt Extract、0.5% NaCl、0.25% K2HPO4、2%
マンニトール、pH 7.8)に接種し、そして0.8の吸収単位のOD600
に達するまで、30℃、300rpmで振盪した。ADM 62A−12A、2
66−13B、および291−19宿主の場合、NaClを含まないX6L培地
を使用する。5mlのこの培養物を、2Lバッフルフラスコ中の500mlの新
鮮なX6L培地に移し、これを、1.0の吸収単位のOD600に達するに十分な
時間、300rpmで振盪しながら30℃でインキュベートした。成熟培養物を
急速に冷却し、そして2〜4℃の温度を引き続く工程の間維持した。細胞を、遠
心分離によって収集し、そして2サイクルの500mlの氷冷水中への再懸濁、
続いて再遠心分離によって洗浄した。第2の洗浄からのペレットを、40mlの
氷冷10% グリセロール中に懸濁させ、混合し、そして再遠心分離した。この
ペレットの体積を見積もり、そしてこのペレットを等量の氷冷10% グリセロ
ール中に懸濁した。得られる形質転換コンピテント細胞懸濁物を、微量遠心分離
チューブ中に、チューブあたり40μLアリコートとしてとり、そして−80℃
で保存した。
【0093】 水中に140μg/mlの精製したpMF104−α DNAを含む2μLの
冷溶液を、40μLの冷コンピテントADM X6L細胞に添加し、そして混合
した。この細胞−DNA混合物を、あらかじめ冷却したエレクトロポレーション
キュベット(1mmキュベット、カタログ番号940−00−100−5、Ep
pendorf Scientific,Inc.)に移し、迅速に「BioR
ad Gene Pulser II」エレクトロポレーション装置に移し、そ
して1.5kV、25μF、200オームでパルスした。パルスの直後に、1m
lの室温のX6L培地をパルスした細胞に添加し、そして混合液を10ml滅菌
試験管に移し、そして300rpmで振盪しながら30℃でインキュベートした
。インキュベーションの2時間後、カナマイシン耐性の発現を可能にするために
、1.04mlの細胞懸濁液を除去し、そして14,000rpmで2分間、微
量遠心分離を行った。0.9mlの上清を除去し、細胞ペレットを残存する上清
中で懸濁させ、そして細胞懸濁物を、20μg/mlカナマイシンおよび1.3
%Difco Bacto Agarを含むX6L培地のペトリプレート上で広
げた。そのプレートを、30℃で2日間インキュベートした。20個のカナマイ
シン耐性ADM X6M形質転換体コロニーを、この手順によって得た。
【0094】 X6L形質転換体は、染色体外エレメントとしてpMF1014−αプラスミ
ドを維持した。これを実証するために、プラスミドDNAを、形質転換したX6
L細胞が、40μg/mlカナマイシンを含むX6L培地中で増殖した以外はE
.coliについて上記に概説された手順を用いて、X6L形質転換体から再単
離した。X6L形質転換体から単離したプラスミドDNAは、アガロースゲル電
気泳動によって実証されたように、もともとのpMF1014−αプラスミドと
同じサイズを有した。X6L形質転換体から単離されたプラスミドは、なおカナ
マイシン耐性遺伝子およびE.coli複製決定因子を有した。これを実証する
ために、コンピテントE.coli細胞を、LetterbergおよびCoh
enの方法(J.Bact.119:1072−1074、1964)によって
調製し、そしてD.A.Morrisonの方法(J.Bact.132:34
9−351、1977)を用いてX6L形質転換体からのプラスミドDNAを用
いて形質転換した。この方法によって形質転換されたE.coli細胞はカナマ
イシン耐性を獲得し、そしてもともとのプラスミドpMF1014−αと同じサ
イズを有するプラスミドの存在を示した。
【0095】
【表6】
【0096】
【表7】
【0097】
【表8】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、L−ソルボースから2−KLGを産生し得る細菌株のRiboPri
nt(登録商標)パターンの図である。RiboPrint(登録商標)パター
ンを、以下の細胞株から得た:ADM X6L(NRRL B−21627)、
ADM291−19(NRRL B−30035)、ADM266−13B(N
RRL B−30036)、ADM62A−12A(NRRL B−30037
N)、DSM 4025C(混合培養寄託物DSM 4027の小コロニー成分
株の再単離物(reisolate)、米国特許第4,935,359号)、P
seudogluconobacter saccharoketogenes
株IFO14484およびPseudomonas sorbosoxidan
株IFO 14502。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12P 19/44 (C12N 1/20 A //(C12N 1/20 C12R 1:01) C12R 1:01) (C12P 7/60 (C12P 7/60 C12R 1:01) C12R 1:01) (C12P 17/12 (C12P 17/12 C12R 1:01) C12R 1:01) (C12P 19/44 (C12P 19/44 C12R 1:01) C12R 1:01) (C12P 19/44 (C12P 19/44 C12R 1:19) C12R 1:19) C12N 15/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZA,ZW (72)発明者 リャウ, ハンミン ジェイ. アメリカ合衆国 イリノイ 61821, キ ャンペーン, ガレン ドライブ 1013 (72)発明者 デリア, ジョン アメリカ合衆国 イリノイ 61821, キ ャンペーン, フィリポブ ストリート 1903 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA03 BA80 CA03 DA06 EA04 FA15 GA14 GA19 HA01 4B064 AD54 AE49 AF11 CA02 CA19 CB11 CC24 CD09 DA01 DA20 4B065 AA01X AA01Y AA15X AA22X AA24X AA25X AA26X AA27X AA40X AA41X AA56X AB01 AC14 BA03 BA25 BB15 BC01 BD14 CA10 CA18 CA22 CA44 CA60

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NRRL B−30035(ADM291−19)、NRR
    L B−30037N(ADM62A−12A)およびNRRL B−3003
    6(ADM266−13B)からなる群より選択される株を同定する特徴を含む
    微生物株または該株に由来するその変異体の生物学的に純粋な培養物。
  2. 【請求項2】 微生物株NRRL B−30035(ADM291−19)
    または該株に由来するその変異体を含む、請求項1に記載の生物学的に純粋な培
    養物。
  3. 【請求項3】 微生物株NRRL B−30037N(ADM62A−12
    A)または該株に由来するその変異体を含む、請求項1に記載の生物学的に純粋
    な培養物。
  4. 【請求項4】 微生物株NRRL B−30036(ADM266−13B
    )または該株に由来されるその変異体を含む、請求項1に記載の生物学的に純粋
    な培養物。
  5. 【請求項5】 2−ケト−L−グロン酸を産生するための方法であって、請
    求項1に記載の株をL−ソルボースを含む培地中で、該L−ソルボースが2−ケ
    ト−L−グロン酸に変換されるのに十分な時間培養する工程;および該2−ケト
    −L−グロン酸を回収する工程を包含する、方法。
  6. 【請求項6】 前記2−ケト−L−グロン酸を、アスコルビン酸またはその
    塩に変換する工程をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記株が、少なくとも約40g/Lの2−ケト−L−グロン
    酸を、アスコルビン酸またはその塩に産生し得る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記培養工程が、約6.0〜8.0のpHで行われる、請求
    項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記培養工程が、約22℃〜約35℃の温度で行われる、請
    求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記微生物が、純粋培養で培養される、請求項5に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記微生物株が、少なくとも1つのさらなる微生物株を含
    む混合培養で培養される、請求項5に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記さらなる微生物株が、Aureobacterium
    、Corynebacterium、Bacillus、Brevibacte
    rium、Pseudomonas、Proteus、Enterobacte
    r、Citrobacter、Erwinia、Xanthomonasおよび
    Flavobacteriumからなる群より選択される属のメンバーである、
    請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記L−ソルボースが、D−ソルビトールの発酵変換によ
    って生成される、請求項5に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記L−ソルボースが、Gluconobacter o
    xydansを使用するD−ソルビトールの発酵変換によって生成される、請求
    項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記Gluconobacter oxydansが、株
    ATCC 621または株IFO3293、あるいはそれらの変異体である、請
    求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 2−ケト−L−グロン酸を産生するための方法であって、
    請求項1に記載の株を、D−ソルビトールを含む培地中でD−ソルビトールをL
    −ソルボースに変換し得る微生物株との混合培養中で、該D−ソルビトールが2
    −ケト−L−グロン酸に変換されるのに十分な時間培養する工程;および該2−
    ケト−L−グロン酸を回収する工程を包含する、方法。
  17. 【請求項17】 前記さらなる微生物株が、Gluconobacter属
    またはAcetobacter属のメンバーである、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記さらなる微生物株が、Gluconobacter
    oxydans ATCC 621またはGluconobacter oxy
    dans IFO3293、あるいはそれらの変異体のいずれかである、請求項
    17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 PQQを単離する方法であって、以下: 請求項1に記載の株を、グルコース、ソルボース、グリセロール、マンニトー
    ル、ソルビトールまたはイノシトールを含む培養培地中で培養する工程;および 該PQQを単離する工程、 を包含する、方法。
  20. 【請求項20】 PQQを単離する方法であって、以下: 微生物株NRRL B−21627またはその変異体を、グルコース、ソルボ
    ース、グリセロール、マンニトール、ソルビトールまたはイノシトールを含む培
    養培地中で培養する工程;および 該PQQを単離する工程、 を包含する、方法。
  21. 【請求項21】 前記微生物株またはその変異体が、少なくとも1つのさら
    なる株を含む混合培養物中で培養される、請求項19または請求項20に記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 非毒性リポポリサッカリドを単離する方法であって、請求
    項1に記載の株を、グリセロール、グルコース、フルクトース、マンニトール、
    ソルビトールまたはイノシトールを含む培地中で培養する工程、および該リポポ
    リサッカリドを単離する工程を包含する、方法。
  23. 【請求項23】 非毒性リポポリサッカリドを単離する方法であって、微生
    物株NRRL B−21627を、グリセロール、グルコース、フルクトース、
    マンニトール、ソルビトールまたはイノシトールを含む培地中で培養する工程、
    および該リポポリサッカリドを単離する工程を包含する、方法。
  24. 【請求項24】 前記株が、ベクターを含む、請求項1に記載の培養物。
  25. 【請求項25】 前記ベクターが、pMF1014−αである、請求項24
    の培養物。
  26. 【請求項26】 pMF1014−αを含む、微生物株NRRL B−21
    627またはその変異体の、生物学的に純粋な培養物。
  27. 【請求項27】 前記ベクターが、マーカー遺伝子を含む、請求項24に記
    載の培養物。
  28. 【請求項28】 前記マーカー遺伝子が、宿主細胞中で抗生物質耐性を付与
    するタンパク質の合成を指向するように作用するヌクレオチド配列を含む、請求
    項27に記載の培養物。
  29. 【請求項29】 前記抗生物質耐性が、アンピシリン、クロラムフェニコー
    ル、エリスロマイシン、カナマイシン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシ
    ンおよびテトラサイクリンに対する耐性を含む、請求項28に記載の培養物。
  30. 【請求項30】 請求項24に記載の培養物であって、前記ベクターが、以
    下: (a)外因性転写ターミネーター; (b)外因性プロモーター;および (c)該プロモーターと該ターミネーターとの間にある、別々の一連の制限エ
    ンドヌクレアーゼ認識部位、 を含む、培養物。
  31. 【請求項31】 請求項1に記載の株を形質転換するための方法であって、
    該株内にベクターを挿入する工程を包含する、方法。
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