JP2002524797A - 匿名ショッピング及び匿名売り主ショッピングを伴う電子商取引 - Google Patents

匿名ショッピング及び匿名売り主ショッピングを伴う電子商取引

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JP2002524797A
JP2002524797A JP2000569324A JP2000569324A JP2002524797A JP 2002524797 A JP2002524797 A JP 2002524797A JP 2000569324 A JP2000569324 A JP 2000569324A JP 2000569324 A JP2000569324 A JP 2000569324A JP 2002524797 A JP2002524797 A JP 2002524797A
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JP2000569324A
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ブレナー，ハリー
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インパワー，インコーポレイテッド
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    • G—PHYSICS
    • G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00—Commerce
    • G06Q30/06—Buying, selling or leasing transactions

Abstract

(57)【要約】 売り手コンピュータ（１４０）の顧客の識別手段または物理的な配達アドレスを明かすことなく、売り手ウエブサイトから購入した商品を配達するコンピュータ実行方法。。この方法は、各顧客の識別手段と物理的な場所を、安全プロバイダコンピュータ（１１０）または銀行コンピュータ（１５０）のような安全コンピュータに記憶されている情報を連係させるコンピュータ（１００）と連係させる工程を含む。顧客コンピュータ（１００）は、売り手ウエブサイト（１４０）に匿名で接続して、自分の実際の識別手段または物理的場所を明かすことなく商品を注文する。商品は、売り手により、取引識別子または顧客対象とともにエンコードされるパッケージにして共通の運搬者に与えられる。共通の運搬者は、取引識別子または顧客対象を使用して安全プロバイダコンピュータ（１１０）から顧客の識別手段及びアドレスを引き出し、パッケージを顧客の物理的アドレスに配達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客が、売り主のウエブサイトに、顧客の識別及び住所に関する情
報を売り主ウエブサイトに開示することなく、匿名で接触し、匿名で商品を購入
し、かつ、匿名で商品を受け取ることができる電子商取引(electronic commerce
)を行う方法及びシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
今日、多くの消費者は、ショッピングをするのに、インターネットのような地
球規模の通信ネットワークを使用している。オンラインショッピングにより、ユ
ーザは、種々の売り主ウエブサイトを素早く走査検索し、価格を比較し、見つけ
るのが困難な物品を捜しだし、国内及び世界でショッピングすることができると
ともに、これらを全て短時間で行うことができる。しかしながら、多くの人々は
、現在、インターネット及び世界規模のウエブを使用する場合には、プライバシ
ーの問題を危惧している。ウエブサイトと接触する(visit)だけで、消費者がど
のコンピュータを使用しているのか、コンピュータがどこに接続されているのか
、消費者が最後に接触したのはどのウエブサイトであるのかといった、顧客につ
いての詳細な情報を得ることができる。更にまた、多くのサイトは、顧客がサイ
トのサービスを使用するのに個人情報をもってサイトにログすることを必要とし
ている。しかしながら、多くの顧客は、自分のプライバシーが損なわれ、名前や
アドレスが明らかになるのを望まない。これは、データベースに入れられ、かつ
、ほかの仲間に通信名簿の一部として売買されることを望まないからである。更
に、消費者は、第三者が送信を監視するおそれがあるため、クレジットカードの
番号あるいは銀行の口座番号のような個人情報をオンラインで送信することにつ
いて危惧をもっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
現在、売り主ウエブサイトに対するインターネットアクセスプロバイダによる
顧客情報の信頼性を確保するインターネット請求書送付システムが、知られてい
る。インターネットアクセスプロバイダは、ユーザのために、安全プロバイダウ
エブサイトを介してインターネットに対するアクセスを行う。次に、プロバイダ
は、外部の売り主との取引のために、顧客の口座をプロバイダまたは他の特定の
口座とともに請求書に記入し、この場合には、顧客は自分の銀行口座番号または
クレジットカード情報を売り主に提供する必要はない。これらの請求書送付シス
テムに関しては、完全なプライバシーを確保することができないという問題があ
る。かかる請求書送付システムを利用する顧客は、自分の銀行口座やクレジット
カードの番号を外部の売り主に明かす必要はないが、売り主が顧客に注文品を発
送することができるように、売り主に自分の住所を明かさなければならない。多
くの顧客は、オンラインショッピングを行う場合、売り主からの将来の勧誘を避
けるとともに、自分の名前や住所が通信名簿に加えられる可能性をなくすように
、完全に匿名状態にあることを所望する。匿名性は重要であるが、多くの買い手
は、（「クッキー」("cookie")を介してのような）買い手についての情報を記憶
している売り手ウエブサイトに戻ることにより、同じ情報を各回ごとに再入力す
る必要性をなくし、かつ、好みのウエブサイトに再接触したときに注文の申し出
や情報を買い手に連絡することができるという利益を享受する。従って、必要と
されるものは、売り手の顧客の実際の識別手段や発送のアドレスを提供する必要
性をなくし、従って、顧客に完全な匿名性を提供することができる安全なインタ
ーネット電子商取引(e-commerce)システムである。更に、顧客が匿名性を確保す
ることができるが、顧客が売り手ウエブサイトに戻ったときに認識されるように
、文字またはペルソナとしてウエブサイトに接触することができるようにした電
子商取引を提供することが所望されている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の好ましい観点によれば、物理的な場所にいる複数の顧客がコンピュー
タネットワークを通じてアクセスすることができる売り手ウエブサイト(vendor
web site)を有する売り手から商品を購入することができる、商品を納入するコ
ンピュータ実行方法(computer-implemented method)が提供されている。顧客は
、売り手ウエブサイトにアクセスして、商品を電子的に購入するように、コンピ
ュータネットワークに接続された顧客コンピュータを有する。この方法は、（ａ
）各顧客の識別手段(identity)と物理的場所をそれぞれの顧客対象(customer ob
ject)と連係情報(linking information)を介して連係させる工程と、（ｂ）連係
情報を売り手ウエブサイトから離隔した場所にある安全コンピュータに記憶する
工程と、（ｃ）顧客の識別手段及び物理的場所を明かすことなく顧客対象の識別
手段を使用して顧客コンピュータにより売り手ウエブサイトに匿名で接続する工
程と、（ｄ）顧客コンピュータを使用して顧客により売り手ウエブサイトにおい
て商品を注文するとともに、顧客による注文が始まったときに、（ｉ）売り手コ
ンピュータにより取引識別子(identifier)を自動的に発生し、（ｉｉ）顧客が注
文した商品のパッケージを取引識別子とともに売り手によりエンコードし、かつ
、（ｉｉｉ）売り手コンピュータにより安全コンピュータに取引識別子を顧客対
象とともに送る工程と、（ｅ）売り手コンピュータにより送られる取引識別子を
連係情報を使用して安全コンピュータにおいて顧客の識別手段及び物理的アドレ
スと連係させるとともに、取引識別子と顧客の連係された識別手段及び物理的ア
ドレスを共通の運搬者のコンピュータに自動的に送る工程と、（ｆ）エンコード
されたパッケージを売り手により共通の運搬者に出荷する工程と、（ｇ）共通の
運搬者により取引識別子を読みとり、取引識別子と連係する顧客の識別手段及び
物理的場所を使用し、かつ、顧客の物理的場所にパッケージを物理的に配達する
工程とを備えている。
【０００５】 別の好ましい実施の形態においては、商品を配達するコンピュータ実行方法は
、（ａ）各顧客の識別手段と物理的場所をそれぞれの顧客対象と連係情報を介し
て連係させる工程と、（ｂ）連係情報を売り手ウエブサイトから離隔した場所に
ある安全コンピュータに記憶する工程と、（ｃ）顧客の識別手段及び物理的場所
を明かすことなく顧客対象の識別手段を使用して顧客コンピュータにより売り手
ウエブサイトに匿名で接続する工程と、（ｄ）顧客コンピュータを使用して顧客
により売り手ウエブサイトで商品を注文するとともに、顧客による注文が始まっ
たときに、顧客が注文した商品のパッケージを顧客対象とともにエンコードする
工程と、（ｅ）エンコードされたパッケージを売り手により共通の運搬者に出荷
する工程と、（ｆ）連係情報を共通の運搬者に提供する工程と、（ｇ）共通の運
搬者により顧客対象を読み取り、顧客対象と連係する顧客の識別手段及び物理的
場所を引き出し、かつ、顧客の物理的場所にパッケージを物理的に配達する工程
とを備えている。
【０００６】 望ましくは、上記方法は、更に、顧客により注文された商品のコストを示す情
報と顧客対象とを売り手コンピュータから金融機関コンピュータにコンピュータ
ネットワークを介してクレジット承認のために送り、顧客対象のクレジット状況
を確認し、顧客に対してクレジットを承認しまたは断るメッセージを金融機関コ
ンピュータから売り手コンピュータに自動的に送る工程を更に備えている。顧客
対象のクレジット状況の確認は安全プロバイダから金融機関により得られる連係
情報に基づいて顧客の識別手段を確認することにより行うことができる。
【０００７】 売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程は、顧客対象により売り手ウエブサ
イトに対して１つ以上の顧客の特徴を明らかにして、売り手ウエブサイトにかか
る顧客の特徴を使用させることにより、顧客に提供された商品と情報を売り手ウ
エブサイトに戻ったときに顧客対象を使用してカスタマイズする工程を含むこと
ができる。
【０００８】 売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程は、顧客により特定される命令に従
って顧客のために買い物をするようにプログラム化された顧客対象により少なく
とも幾度か顧客の対話なしに自動的に行われるのが好ましい。
【０００９】 顧客対照は、聴覚及び／または視覚表示装置の表示を介して顧客コンピュータ
を介して顧客に擬人化することができる。
【００１０】 安全コンピュータは、顧客が売り手ウエブサイトに匿名で接続することができ
る安全プロバイダコンピュータ(secure provider computer)から構成することが
できる。あるいは、安全コンピュータは、金融機関コンピュータから構成するこ
とができる。
【００１１】 本発明の好ましい実施の形態においては、売り手ウエブサイトにアクセスする
ように接続された複数の顧客コンピュータを有するコンピュータネットワークに
よって売り手ウエブサイトに対するアクセスを提供する売り手コンピュータから
商品、サービス及び／または情報を提供するコンピュータシステムにおけるコン
ピュータキャラクタ発生システムが提供されている。このコンピュータキャラク
タ発生システムは、（ａ）売り手コンピュータで実行可能であるとともに、売り
手を示しかつ売り手コンピュータサイトを介して顧客を対話形式で案内する対話
式売り手キャラクタを売り手コンピュータに発生させる指示を含むキャラクタ発
生プログラムを備え、（ｂ）キャラクタ発生プログラムは顧客コンピュータが売
り手ウエブサイトにアクセスして顧客コンピュータが顧客コンピュータと連係す
る表示装置に対話式売り手キャラクタを表示するときに顧客コンピュータにキャ
ラクタ表示指令を送るように動作を行い、（ｃ）対話式売り手キャラクタは、対
話式売り手キャラクタが売り手ウエブサイトからコンピュータネットワークを通
じて商品、サービス及び／または情報を知ることを所望する顧客により売り手と
同一視されるように売り手に関する商標機能を提供し、対話式売り手キャラクタ
は代表的な能力をもって代理する特定の個人的特徴を有する人間を代表する態様
で顧客による通信を示す顧客コンピュータからの入力に応答するようにペルソナ
を更に有することを特徴とする構成に係る。
【００１２】 望ましくは、売り手コンピュータは、売り手ウエブサイトと対話する顧客コン
ピュータの識別手段を記録するとともに各顧客コンピュータの売り手コンピュー
タとの取引を示す履歴データを記録し、売り手キャラクタは、各顧客コンピュー
タからの入力に一部が基づきかつ個人的特徴と関連する履歴情報に一部が基づき
入力に応答する。売り手キャラクタは、顧客コンピュータと連係する履歴データ
に基づいて各顧客コンピュータにより取得を引き出す傾向がある応答を売り手キ
ャラクタが予測することができる人工知能機能を有するのが好ましい。売り手キ
ャラクタは、各顧客コンピュータにより要求された入手することができる商品、
サービス及び／または情報をチェックするとともに、顧客コンピュータにより要
求されたものとは異なるが、履歴データに基づいて顧客コンピュータに問題のも
のであると考えられる商品またはサービスをチェックすることができる。売り手
キャラクタは、個人的特徴と関連する顔の表情、動作の特徴及び声のアクセント
とともに表示されるようにすることができる。
【００１３】 本発明の更に別の好ましい実施の形態においては、コンピュータネットワーク
により売り手ウエブサイトへのアクセスを提供する売り手コンピュータから売り
手ウエブサイトにアクセスするようにネットワークに接続された複数の顧客コン
ピュータに商品、サービス及び／または情報を提供する対話式コンピュータ実行
方法が提供されている。この方法は、（ａ）商品、サービス及び／または情報を
売り手サイトから取得することを所望する個人を表す複数の顧客対象を提供する
工程を備え、各顧客対象には個人的な好みと個人についての情報を示すユーザの
特徴のセットが提供されており、更に（ｂ）売り手を示し、売り手により提供さ
れる商品、サービス及び／または情報についての情報を表す売り手の特徴のセッ
トが提供されている売り手ペルソナを提供する工程と、（ｃ）顧客対象と売り手
ペルソナ対象(vendor persona object)とが互いに動的に対話を行い、ユーザの
特徴と売り手の特徴のセットの１つ以上のサブセット(subset)を交換することに
より、売り手コンピュータにより提供される商品、サービス及び／または情報が
ユーザペルソナ対象にとって関係のあるものかどうかを定めるように売り手コン
ピュータサイトにネットワークを介して顧客対象を持って接触する工程とを備え
ている。
【００１４】 この方法は、安全プロバイダコンピュータにより少なくとも１つの顧客コンピ
ュータに関して集められかつ売り手に提供される人工統計学情報と購入関心に基
づいて安全プロバイダコンピュータを介して少なくとも１つの顧客コンピュータ
に売り手コンピュータにより販売オファーを目標として示す工程を更に備えるの
が好ましく、顧客対象は販売のオファーが顧客コンピュータに提示されているか
どうかを定めるように顧客により構成される。
【００１５】 本発明の更に別の好ましい実施の形態においては、安全プロバイダコンピュー
タのウエブサイトで広告を行う方法が提供されており、この方法は、（ａ）安全
プロバイダコンピュータに接続された顧客コンピュータが安全プロバイダウエブ
サイトで許可された売り手のオファーにアクセスすることができるように安全プ
ロバイダコンピュータを提供する工程と、（ｂ）１つ以上の売り手オファーを安
全プロバイダウエブサイトに転記する工程とを備え、オファーは顧客コンピュー
タにより見ることができるだけであるように構成されている。
【００１６】 本発明の更に別の好ましい観点においては、故意にネットワークの操作を監視
するとともに安全プロバイダにより複数の顧客の履歴を購入するコンピュータ実
行方法が提供されている。この方法は、（ａ）各顧客に顧客の人口統計学的(dem
ographic)情報を有することに同意するように要求しかつ安全プロバイダにより
追跡された履歴を購入することにより各顧客に安全プロバイダとの口座をつくる
ことを要求する工程と、（ｂ）安全プロバイダの安全プロバイダコンピュータを
介して口座を設立した顧客のコンピュータにコンピュータネットワークに対する
オンラインアクセスを提供する工程と、（ｃ）顧客が自分の人口統計学的情報を
更新しかつ変更するとともに自分の顧客コンピュータを介して購入を行うときに
顧客の人工統計学的情報を追跡しかつ記憶するとともに安全プロバイダコンピュ
ータにより履歴を購入する工程とを備えている。
【００１７】 好ましくは、顧客の人口統計学的情報に基づいて安全プロバイダコンピュータ
により選択される購入されるべき商品が、少なくとも１つの顧客コンピュータに
提供されるように構成され、しかも本発明の方法は、安全プロバイダにより追跡
された履歴を購入する工程を更に備えている。更に、顧客の識別情報を含まない
修正された形態で安全プロバイダコンピュータにより集められかつ前記売り手に
提供される顧客の人工統計学情報と購入履歴とに基づいて、安全プロバイダコン
ピュータを介して少なくとも１つの顧客コンピュータに、売り手コンピュータに
より、販売オファーを目標として示すことができ、顧客対象は、販売のオファー
が顧客コンピュータに提示されているかどうかを定めるように顧客により構成さ
れる。
【００１８】 本発明の更に別の好ましい実施の形態においては、安全プロバイダコンピュー
タのウエブサイトに外部の売り手オファーを提供する方法が提供されている。こ
の方法は、（ａ）外部の売り手オファーを記入する(post)ウエブサイトの領域に
メンバの顧客コンピュータがアクセスすることができる安全プロバイダウエブサ
イトを形成する工程と、（ｂ）売り手のオファーがメンバの顧客コンピュータに
よってだけ見ることができるように安全プロバイダウエブサイトを構成する工程
とを備えている。望ましくは、安全プロバイダと前もって購入の契約をした売り
手だけが、外部の売り手オファーを記入するウエブの領域を見ることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
図１について説明すると、本発明のコンピュータシステムは、インターネット
５０のような地球規模の通信ネットワークを介して接続された相互接続コンピュ
ータのネットワークを備えている。コンピュータのこのネットワークは、複数の
顧客コンピュータ１００と、安全プロバイダコンピュータ１１０と、複数の売り
手コンピュータ１４０と、複数の銀行コンピュータ１５０と、複数の第三者運搬
者または出荷コンピュータ１８０とを備えている。各コンピュータは、ＲＡＭ及
びＲＯＭメモリ、大容量記憶装置、マイクロプロセッサ、表示装置、ユーザ入力
装置などのような、インターネット及び世界規模のウエブに接続する必要がある
典型的な構成素子を備えている。安全プロバイダコンピュータ１１０と売り手コ
ンピュータ１４０もまた、商品、サービスその他の所望の情報を提供する安全プ
ロバイダウエブサイト及び売り手ウエブサイトのようなウエブサイトの配設を許
容することができるように、１つ以上のサーバコンピュータを典型的には有して
いる。
【００２０】 本発明は、顧客が売り手ウエブサイトにおいてオンラインで匿名のままで買い
物をすることができるのが望ましい。そのために、顧客は、（インターネットに
対してダイヤル呼び出し接続性を有する家庭のコンピュータのような）自分の顧
客コンピュータ１００を使用し、安全プロバイダコンピュータ１１０と接続する
とともに、ＩＤ及びパスワードベースの証明をログインする(login)。オンライ
ンショッピングを行う前に、顧客は、顧客対象または顧客の好みを示すオンライ
ンペルソナをつくる。これについては、以下において更に詳細に説明する。（「
ゴルフォ（ＧＯＬＦＯ）」のような）名前により表すことができる顧客対象と、
顧客の名前及びアドレスのような顧客の個人情報を、連係情報と整合させる。こ
の連係情報は、一の実施の形態においては、安全プロバイダコンピュータ１１０
のデータベース１３０に記憶されている連係表に記憶される。この連係表は、各
顧客対象を、顧客が売り手ウエブサイトから保護されることを望む顧客の個人情
報と整合させる。あるいは、連係情報は、安全プロバイダではなく銀行だけが顧
客の本当の識別手段とアドレスを実際に承知することができるように、銀行のコ
ンピュータ１５０のデータベース１７０に記憶させることができる。いずれの場
合にも、連係情報は、連係情報を売り手を含む第三者から保護するように安全コ
ンピュータに記憶される。この連係表を使用して、安全プロバイダコンピュータ
１１０または銀行のコンピュータ１５０は、所定の顧客対象がどの顧客を表して
いるのかを定めることができる。
【００２１】 顧客のコンピュータ１００が安全プロバイダのコンピュータ１１０に接続され
ると、安全接続パイプライン１２０が、顧客のコンピュータ１００と安全プロバ
イダのコンピュータ１１０との間に提供され、顧客コンピュータ１００と安全プ
ロバイダのコンピュータ１１０との送信が監視されるのを防止する。即ち、顧客
が安全プロバイダのコンピュータ１１０のウエブサイトに接続した後は、顧客コ
ンピュータ１００には、安全プロバイダコンピュータ１１０によりソフトウエア
が提供されるのが好ましい。このソフトウエアにより、顧客コンピュータ１００
は、インターネットにおいて一般的なように各回ごとに異なるノード対ノード(n
ode-to-node)ネットワークを介して売り手ウエブサイトに接続することを必要と
することなく、公知の所定のノード対ノードルートに沿って、安全プロバイダコ
ンピュータ１１０に直接接続することができる。かくして、ユーザのプライバシ
ーを保護するために、顧客コンピュータ１００は、インターネットを介して個人
の通路またはトンネルを提供する仮想個人ネットワーク（「ＶＰＮ」）を介して
安全プロバイダコンピュータ１１０に接続するのが好ましい。インターネット通
信の技術分野において公知のように、ＶＰＮにおいては、コンピュータは、ファ
イアウォール(fire wall)コンピュータを介して互いに連通することにより、既
知のアドレスだけがファイアウォールコンピュータのアドレスとなる。安全プロ
バイダコンピュータと売り手コンピュータとの間に通信がある場合には、この安
全パイプライン１２０により、顧客は、ノード対ノードでＶＰＮと直接接続する
ことができるので、売り手に明かされたアドレスだけが、ファイアウォールコン
ピュータのアドレスとなる。これにより、顧客コンピュータ１００は、アドレス
を明かされることなくあるいは顧客コンピュータの周辺機器または装置にアクセ
スすることなく、ネットワーク内から売り手コンピュータ１４０に通信を行うこ
とができる。
【００２２】 かかる安全な接続により、顧客コンピュータ１００は、安全プロバイダの代理
サーバ(proxy server)を介してインターネットを使用する種々の売り手コンピュ
ータ１４０のウエブサイトに匿名で接続することができる。顧客コンピュータ１
００は、本技術分野において公知の種々の異なる調査方法を使用して、問題の売
り手コンピュータ１４０のウエブサイトに関して走査検索を行うことができる。
顧客コンピュータ１４０が売り手コンピュータ１４０の売り手ウエブサイトに接
続すると、売り手コンピュータ１４０には、顧客対象だけが提供され、これによ
り、実際の名前とアドレスのような顧客についての個人情報を明かすことなく、
顧客を架空のエンティティ(fictitious entity)として識別する。顧客コンピュ
ータ１００は、購入を希望する売り手のコンピュータ１４０を通知すると、売り
手コンピュータ１４０はインターネットを介して銀行のコンピュータ１５０と接
触し、顧客コンピュータ１００の顧客対象が購入を行うのに十分な資力をもって
いることを確認する。確認操作を容易にするために、売り手コンピュータ１４０
は、顧客対象を銀行コンピュータに送る。銀行コンピュータ１５０は連係情報を
得るか、あるいは銀行コンピュータには既に連係情報が提供されていて、顧客対
象を、顧客の口座情報をはじめとする顧客についての個人情報と連係させる。顧
客対象が購入を行うのに十分な資力を有するかどうかを銀行コンピュータ１５０
が定めると、銀行コンピュータ１５０は、顧客が購入を行うのに十分な資力を有
するかどうかを売り手コンピュータ１４０に通知する。別の実施の形態において
は、売り手コンピュータ１４０は、銀行と接触する必要はないが、取引に関して
安全プロバイダコンピュータ１１０に請求書を送ることができ、次に、プロバイ
ダコンピュータは顧客に請求書を送る。
【００２３】 顧客による購入が承認されると、売り手は、第三者の運搬者がパッケージを引
き取りにくるように手配を行う。しかしながら、パッケージには、運送者がパッ
ケージを正しいアドレスに送るのに使用することができるが、顧客の実際のアド
レスは含まない情報を張り付けなければならない。これは、実際のアドレスを、
売り手から保護しなければならないからである。そのために、好ましい実施の形
態においては、売り手コンピュータ１４０は、第三者である運搬者のコンピュー
タ１８０に取引識別子(transaction identifier)を提供するとともに、顧客対象
をインターネットを介して運送者のコンピュータ１８０に送る。売り手はまた、
取引識別子をパッケージにのみ付ける。運送者が売り手のところでパッケージを
引き取ると、運送者に連係情報が提供され、あるいは運送者は連係情報を確認す
ることができ、アドレスが取引識別子と整合することを承知する。あるいは、売
り手は、顧客対象を、例えばバーコードまたはラベルの形態をもって、パッケー
ジに取り付けることができる。第三者運送者のコンピュータ１８０は、次に、安
全なパイプラインまたはインターネットを介して安全プロバイダコンピュータ１
１０と直接接触して、顧客のアドレスをデータベース１３０から引き出すことが
でき、あるいは顧客対象を顧客の実際の名前及びアドレスと整合することができ
るように、運送者コンピュータには時間前に連係情報が提供される。あるいは、
連係情報が、安全プロバイダに知られておらず、銀行にだけ知られている場合に
は、運送者は、銀行から取引識別子及び／または顧客対象に関する連係情報を引
き出すことができ、あるいは運送者に銀行からかかる情報が提供される。
【００２４】 図２には、本発明に係る好ましい方法が示されている。工程２００に示すよう
に、顧客コンピュータ１００は先づ、図３に示すように安全プロバイダコンピュ
ータ１１０のウエブサイトに接続するとともに、安全プロバイダコンピュータ１
１０のウエブサイトの標準的な書式に記入することにより、安全プロバイダのサ
ービスに接続する。顧客が、安全プロバイダのウエブサイト及びサービスを利用
するために購入契約をすると、顧客は、安全プロバイダコンピュータ１１０のデ
ータベース１３０に記憶されるべき「ペルソナ」即ち顧客対象をつくることを促
される。一の実施の形態においては、この対象は、デジタル証明またはキーに対
して公的及び私的セグメントの双方を有することができる。別の実施の形態にお
いては、連係表も、顧客の名前及び発送アドレスのような顧客の個人情報と、シ
ノニムではない公的キー(public key)または対象の名前のような顧客の対象とを
連係させる安全プロバイダコンピュータ１１０のデータベース１３０に記憶され
る。あるいは、連係表は、銀行コンピュータにだけ記憶させて、安全プロバイダ
に知られないようにすることができる。かくして、顧客が安全プロバイダに対し
て匿名であることを望む場合には、顧客対象についての情報が安全プロバイダに
より記憶されるが、顧客対象を実際の顧客と連係させる連係情報は、顧客により
銀行にだけ提供される。パッケージに売り手により顧客対象または取引識別子と
ともにラベルが付されると、連係表は、最終的に、銀行コンピュータに顧客の口
座番号または私的即ち個人キー(private key)の許可を提供し、かつ、第三者で
ある運搬者に顧客の実際の名前とアドレスとを提供するのに使用される。
【００２５】 一の好ましい実施の形態においては、顧客は、安全プロバイダコンピュータ１
１０のウエブサイトに記憶されている個人化されたホームページを介して自分の
顧客対象をつくり、かつ、修正することができる。例えば、顧客がゴルファであ
る場合には、顧客は、「ゴルフォ」というペルソナ、即ち、顧客対象を創設する
ことができ、次に、この対象を使用して、インターネット上で匿名で操作するこ
とができる。ペルソナをつくる場合には、顧客は、例えば、（ゴルフォのような
）利用することができる名前を選択して、自分自身についての詳細な個人情報に
立ち入ることができる。かくして、ゴルフォのペルソナは、顧客の匿名の別の自
己として機能し、年齢、性別、関心事、趣味、シャツのサイズ、靴のサイズ、好
み、嫌いなもの、顧客が関心をもっている商品などのような個人情報を含むこと
ができる。このゴルフォというペルソナは、他の全ての顧客のペルソナとともに
、安全プロバイダコンピュータ１１０のデータベース１３０に記憶される。デー
タベースには、上記したように連係情報は記憶しても、しなくてもよい。
【００２６】 顧客が、安全プロバイダコンピュータのウエブサイトに接続を行うと、顧客に
は、顧客対象識別子番号または証明が提供され、これもデータベース１３０に記
憶される。顧客の銀行口座番号、クレジットカード番号またはホームページでは
なく、顧客対象識別子番号または証明は、顧客コンピュータ１００の「クッキー
」即ちデータベースに記憶させるのが好ましく、安全プロバイダコンピュータ１
１０にも記憶される。かくして、顧客が顧客コンピュータ１００を使用して安全
プロバイダウエブサイトにログを行いと、顧客対象識別番号または証明を安全プ
ロバイダコンピュータ１１０が使用して、安全プロバイダコンピュータ１１０の
ウエブサイトの顧客としてユーザを識別することができる。
【００２７】 顧客コンピュータ１００が、安全プロバイダコンピュータ１１０のウエブサイ
トのメンバとして識別されると、顧客コンピュータ１００は、工程２１０に示す
ように、安全プロバイダコンピュータ１１０のウエブサイトを介してインターネ
ットにアクセスして、安全に走査検索を開始することができる。
【００２８】 顧客コンピュータ１００が、図４に示す売り手ウエブサイトのような、顧客が
購入を希望するウエブサイトを決定すると、顧客コンピュータ１００は、工程２
２０において示すように、売り手コンピュータ１４０のウエブサイトに、自分の
「ゴルフォ」対象即ちペルソナとして入る。即ち、顧客コンピュータ１００が売
り手コンピュータ１４０のウエブサイトに入ると、売り手コンピュータ１４０に
は、公開することが許可されたゴルフォのペルソナ情報だけが提供される。ゴル
フォペルソナ即ち対象は、売り手コンピュータ１４０が所望の場合にペルソナを
介して顧客との関係を築くことができるように、顧客についての詳細な人工統計
学的及びサイコグラフ的な情報を提供する。例えば、顧客が規則的な基準でゴル
フ商のウエブサイトと接触すると、ゴルフ商の売り手コンピュータ１４０は、ゴ
ルフォペルソナのプロファイルを記憶することができる。ゴルフォがウエブサイ
トに戻ったことを売り手コンピュータ１４０が見ると、売り手コンピュータは、
売り手ウエブサイトの表示４００により示されるように、顧客に対し、ゴルフォ
ペルソナを介して、ゴルフォの前回の購入に基づいて売り手がゴルフォと考える
シャツを提供することができる。
【００２９】 即ち、顧客が売り手のウエブサイトにログすると、顧客は、対象に連係する実
際の顧客を明かさない顧客対象とログインする。売り手に明かされる情報は、安
全プロバイダコンピュータ１１０のウエブサイトのアドレスのゴルフォだけとな
る。かくして、ウエブサイトの安全かつ個人的な接触は、顧客対象を介して行う
ことができる。顧客対象はまた、自身のインターネットを操作し、関連する情報
を集め、次いで、顧客対象に割り当てられたタスクに基づいて集められた情報を
実際の顧客に報告するようにプログラミングすることができる。
【００３０】 本発明の別の観点においては、顧客対象には、売り手が商品を顧客に販売する
かどうかを決めることができるように、クレジットのレーティングまたはクレジ
ットの履歴が提供される。好ましくは、顧客対象には、例えば、仮想クレジット
カードを含む自身のクレジット装置が設けられる。かかる仮想クレジットカード
には、顧客が関係する売り手のウエブサイトに表示されるクレジットカードの名
称またはアイコンをクリックすることにより商品を時間通りに容易に購入するこ
とができるように、名称及びアイコン表示を与えるのが好ましい。かかる仮想ク
レジットカードを使用することにより、顧客は商品及びサービスをクレジットで
容易に購入することができる。クレジットカード取引は、顧客または顧客対象識
別子により許可される場合には、デジタル署名及びデジタル証明のような安全な
取引プロトコールを介して行うのが好ましい。かかる場合には、顧客対象自体に
は、物品を購入する場合に使用するデジタル署名及び証明情報を設けることがで
きる。
【００３１】 顧客が安全ウエブサイトからオンライン購入を行うことを決定すると、顧客は
、工程２３０に示すように、安全プロバイダウエブサイトの仮想クレジットカー
ドを表す、図４に示すアイコン４１０のようなアイコンをクリックするのが好ま
しい。選択される物品のリストはまた、売り手ウエブサイトの表示４３０で示す
ような「ショッピングカート」に表示することができる。
【００３２】 工程２４０に示すように、売り手は、次に、顧客の対象、売り手の番号、取引
識別子及び購入の額を銀行のコンピュータ１５０に送る。一の実施の形態におい
ては、顧客対象は、公的キー及び私的キーの許可コードからなる。一の好ましい
実施の形態においては、銀行コンピュータ１５０には、顧客対象または公的キー
の連係情報及び銀行コンピュータ１５０またはクレジットカード会社のコンピュ
ータが実際の顧客が誰であるかを定めることができる顧客情報のデータベース１
７０が設けられる。別の実施の形態においては、銀行のコンピュータまたはクレ
ジットカード会社のコンピュータは、顧客対象または公的キーを安全プロバイダ
コンピュータ１１０から引き出す即ち検索することができ、従って、連係情報を
物理的に所有している必要はない。次に、銀行コンピュータ１５０は、取引を許
可するかどうかの決定を行う。好ましくは、銀行は、実際の顧客の購入履歴及び
好みを決めることができないように、顧客の取引情報を知らないのが望ましい。
かくして、銀行は、勧誘などに関する顧客の取引情報を使用しない、あるいは売
らないことに同意することができ、あるいは、可能な場合には、銀行は、顧客が
取引を担保する金またはクレジットを有する場合には、購入が行われているもの
及び場所を知る必要はない。かくして、安全プロバイダに連係情報が設けられな
い場合には、顧客には、銀行が自己の取引情報を監視していないこと及び取引情
報を監視している安全プロバイダが顧客の実際の識別手段を顧客対象と連係させ
ることができないことが保証される。
【００３３】 別の実施の形態においては、売り手コンピュータ１４０は、支払いを許可する
のに、銀行コンピュータ１５０の代わりに安全プロバイダコンピュータ１１０と
接触することができる。安全プロバイダコンピュータ１１０は、顧客に請求書を
送り、あるいは顧客は、安全プロバイダコンピュータ１１０を用いて貸方／借方
口座を創設することができる。売り手コンピュータ１４０は、安全プロバイダコ
ンピュータ１１０に、顧客コンピュータ１００の購入に関する請求書を送ること
ができる。安全プロバイダコンピュータ１１０は、次に、請求書を顧客コンピュ
ータ１００に送ることができ、あるいは顧客コンピュータが貸方または借方口座
を安全プロバイダコンピュータ１１０によりつくっている場合には、安全プロバ
イダコンピュータ１１０は、顧客の口座を精算することができる。別の実施の形
態においては、安全プロバイダコンピュータ１１０は、顧客コンピュータ１００
に対する電子請求書提示を行い、支払い請求に関する情報を銀行コンピュータ１
５０に送信することができる。
【００３４】 銀行のコンピュータ１５０が、工程２５０に示すように、購入を許可すると、
銀行コンピュータ１５０は、どのコンピュータが支払い請求についての情報を銀
行コンピュータ１５０に送信したかにより、売り手の番号、取引識別子及び／ま
たは顧客対象もしくは公的キー、並びに、取引の承認を売り手コンピュータ１４
０または安全プロバイダコンピュータ１１０に戻す。取引の承認があると、売り
手は、以下において説明するように商品の匿名の出荷に備える。
【００３５】 本発明の重要な観点は、安全かつ匿名の出荷プロトコールを使用することにあ
る。この安全で匿名の方法が提供されているので、顧客は、顧客の名前、アドレ
スその他の顧客情報を売り手に明かすことなく、売り手に、注文を受けた品目を
顧客に対して出荷させることができる。一の好ましい実施の形態においては、本
発明は、顧客対象が所定の物品を購入することを決定すると発生される取引識別
子を使用する。工程２６０に示すように、売り手コンピュータ１４０は、商品を
出荷する準備ができると、運搬者コンピュータ１８０のような許可された運送者
（例えば、安全プロバイダと予め契約している運送者）と接触し、運搬者コンピ
ュータ１８０に取引識別子だけを開示する。別の実施の形態においては、売り手
コンピュータ１４０は、運搬者コンピュータ１８０に（「ゴルフォ」のような）
顧客対象を提供する。工程２７０に示すように、運搬者コンピュータ１８０は、
次に、安全プロバイダコンピュータ１１０または銀行コンピュータ１５０と接触
し、これらのコンピュータは、次いで、取引識別子を顧客と整合させる。次に、
顧客の情報は、安全プロバイダコンピュータ１１０または銀行コンピュータ１５
０により運搬者コンピュータ１８０に送られ、運搬者コンピュータは、ここで顧
客のアドレスを知って、商品を顧客に直接出荷することができる。かくして、安
全プロバイダ及び／または銀行並びに運搬会社は顧客が誰であるかを知るが、顧
客の実際の識別手段は売り手から保護される。
【００３６】 顧客対象はまた、種々の他の目的に使用することができる。かくして、本発明
の別の観点においては、顧客対象またはペルソナは、顧客のために情報を集め、
次いで、ビデオの再生及び音声の合成のような対話式コンピュータ技術を使用し
、視覚及び／または聴覚手段を介して顧客と対話形式で連絡を取ることにより、
顧客と対話形式で連絡を取って、どの情報が見つかったかをペルソナに言葉で及
び／または原文で説明させることができる。当然であるが、かかる情報はまた、
コンピュータのスクリーン上でテキストのような従来のフォーマットで得ること
ができる。本発明の別の観点においては、売り手／顧客対象の対話を電子メール
を介して行うことができ、電子メールシステムは、対象またはペルソナレベルで
の売り手／顧客関係を図るのに使用することができる。更に、電子メールを介し
て、安全プロバイダは、安全プロバイダが顧客の実際の識別手段を知っているか
どうかを顧客に直接申し出ることができる。かくして、売り手と安全プロバイダ
は、電子メールで、自分の電子メールアドレスが提供されている顧客対象にオフ
ァーを送ることができ、顧客対象は返事の電子メールで、あるいは売り手または
安全プロバイダウエブサイトに接触することにより、かかる電子メールに応答す
ることができる。
【００３７】 インターネットによる安全な伝送を確保するために、本発明は、異なる暗号化
(encryption)方法を使用して、ユーザに匿名性を提供するとともに、第三者がユ
ーザのクレジットカード番号または銀行口座番号を不正に入手するのを防止する
ことができる。そのために、一の好ましい実施の形態においては、本発明のシス
テムは、ＲＳＡ公的キー暗号化を使用している。コンピュータの安全保護の分野
の当業者が承知しているように、ＲＳＡキー技術は、２つの特性を有している。
先づ、これは、デジタル署名システムの基礎とすることができる。第２に、これ
は、暗号化情報を記憶するのに使用することができる。ＲＳＡデジタル署名シス
テムにおいては、公的キーは、デジタル署名を確認するのに使用される。私的即
ち個人キーは、データのブロックに関する署名を行うのに使用される。公的キー
のホルダは、購入者がデータのブロックにデジタル署名を行うことを要求するこ
とにより、購入を確認することができる。署名が公的キーと整合したときには、
購入者の識別手段が確認され、販売者は第三者である運送者に対し、装置の出荷
の準備を進めることができる。
【００３８】 顧客コンピュータ１００には、私的キーを設けるのが好ましいが、公的キーは
データベース１３０に記憶される。公的キーは、顧客対象及び顧客の銀行口座ま
たはクレジットカード番号のような情報を含む。最も重要なことは、公的キーは
、先行技術の電子商取引において必要とされるような、顧客出荷アドレスのごと
き情報を含まないことである。顧客コンピュータ１００に公的キーと私的キーが
割り当てられると、顧客コンピュータ１００は、安全プロバイダコンピュータ１
１０を介してインターネットにダイアル操作をして、走査検索を開始することが
できる。
【００３９】 顧客コンピュータ１００が売り手コンピュータ１４０のウエブサイトに入ると
、売り手コンピュータ１４０には公的キーが提供される。顧客コンピュータ１０
０が、顧客が売り手のウエブサイト１４０から購入を行いたいことを売り手コン
ピュータに通知すると、公的キー、取引番号及び購入額が売り手コンピュータ１
４０により銀行コンピュータ１５０に送られる。好ましい実施の形態においては
、銀行コンピュータ１５０には、全ての公的キーのデータベースへのアクセスが
提供される。次に、銀行コンピュータ１５０は、顧客コンピュータ１００が私的
キーを使用して購入に関する「署名を行う」ことを要求することができる。顧客
コンピュータ１００からの応答に基づいて、かつ、顧客のクレジット履歴に基づ
いて、銀行コンピュータ１５０は、取引が認められるかどうかを決定する。取引
が承認されると、売り手コンピュータ１４０に通知が行われる。次いで、売り手
コンピュータ１４０は、顧客により購入された商品を取引番号または顧客対象と
ともに、第三者の運搬者に上記したように渡すことができる。運搬者コンピュー
タ１８０は、この取引番号または顧客対象を使用して、安全プロバイダコンピュ
ータ１１０または銀行コンピュータ１５０から顧客の名前及び住所から引き出す
ことができるとともに、パッケージを顧客に配送することができる。
【００４０】 本発明の別の好ましい実施の形態においては、顧客は、安全プロバイダに、顧
客のオンラインサーフィン(surfing)活動及び好みを突き止めさせることを選択
することができる。これは、ユーザの知らないうちにサーフィン活動を突き止め
るウエブサイトとは異なる。本発明によれば、顧客は、安全プロバイダと購入の
契約をすることにより、安全プロバイダがサーフィン及び取引の習慣即ち癖を突
き止めて、顧客に一層のサービスを提供することを、予め知ることができる。例
えば、安全プロバイダコンピュータ１１０は、顧客コンピュータ１００の走査検
索癖及び購入癖を監視することにより、広く購入されている商品及び人気のある
売り手を知ることができる。更に、走査検索癖を監視することにより、顧客対象
が必要とする将来の購入及びサービスを予測するうえで、安全プロバイダコンピ
ュータ１１０を援助することができる。安全プロバイダは、この情報を使用する
ことにより、メンバが広く購入する多量の商品を購入することができるとともに
、売り手と特別の取引を行う、メンバの卸売業者としての役割を果たすことがで
きる。
【００４１】 顧客は、安全プロバイダがリアルタイム情報を持つことにより、顧客または顧
客対象に製品のオファーをちょうど間に合ってあるいは直前に提供することがで
きる。顧客データの全てにアクセスするが、顧客の識別手段またはアドレス情報
には必ずしもアクセスしない安全プロバイダコンピュータ１１０はまた、顧客の
識別手段を損なうことなく、記憶されている人工統計学情報及び好み情報を売り
手コンピュータ１４０に提供することができる。かくして、売り手からのオファ
ーを受け及び／または顧客により設定された好みに基づいてこのオファーを顧客
に提供するかどうかの決定を顧客対象が行うことができるので、プロバイダによ
り、売り手は、顧客にとって面倒ではない情報を、目標とされる対象群に送るこ
とができる。かくして、顧客対象の識別子は、実際には、売り手コンピュータ１
４０からの「頼まれていない」オファーの篩いとすることができる。更に、安全
プロバイダコンピュータ１１０は、従来の方法では届かない深さまで、市場調査
を行うことができる。かくして、安全プロバイダコンピュータ１１０に記憶され
ている顧客対象識別子を使用する顧客コンピュータ１００が、多くの異なるショ
ッピングに対してかかる対象識別子を使用する場合には、安全プロバイダコンピ
ュータ１１０は、顧客の購入習慣即ち癖全体についてのデータにアクセスするこ
とができる。例えば、安全プロバイダデータベース１３０は、ＢＭＷの自動車及
びゴルフセータのような、特定の消費者を示す情報を含む一方で、アウディの自
動車及びサイクリングジャージのような別の消費者を示す情報を含むことができ
る。安全プロバイダコンピュータ１１０は、潜在的な市場活動及び購買の機会を
確認する相関関係を明らかにするように統計学的な研究を行うことができる。例
えば、個々の消費者の情報に対する信頼を損なうことなく、安全プロバイダは、
ゴルフウエアの製造者に関する市場調査研究を行うとともに、アウディの所有者
ではなく、ＢＭＷの所有者にその製造者をアドバイスすることができる。
【００４２】 本発明の別の好ましい実施の形態においては、売り手コンピュータ１４０は、
安全プロバイダコンピュータ１１０のウエブサイトに、表示されるべき特定のオ
ファーを提供することができる。これを行うために、安全プロバイダコンピュー
タ１１０は、売り手コンピュータ１４０が記入することができるウエブのページ
に、売り手が書き込みを行う標準化された書式を提供することができる。安全プ
ロバイダコンピュータ１１０は、次に、標準化された書式のそれぞれを、顧客コ
ンピュータ１００にだけ利用することができるウエブサイトに対する仮想報告ボ
ードに記入する(post)ことができる。この実施の形態によれば、オファーは安全
プロバイダコンピュータ１１０を介して行われるので、顧客は、特別のオファー
を受けるのに安全でないウエブサイトでショッピングを行う必要がないという利
点が得られる。これらのオファーは、全ての顧客コンピュータが見ることができ
るように記入することができ、あるいは特定の顧客コンピュータ１００に向ける
ことができる。更に、顧客は、オファーを見ることを望むかどうかを決定する選
択権を有することができる。
【００４３】 価格の剽窃を防止するために、売り手の広告は、顧客コンピュータ１００にだ
けアクセスすることができる安全プロバイダコンピュータ１１０のウエブサイト
領域に記入するのが好ましい。従って、売り手コンピュータ１４０は、別の売り
手コンピュータ１４０からくるオファーを見ることができない。あるいは、許可
された売り手コンピュータ１４０（即ち、安全プロバイダの顧客に到達するよう
に安全プロバイダと購入契約をした売り手）は、互いのオファーを見ることを許
容されるが、許可を受けていない売り手は許可を受けた売り手のオファーを見る
ことができない。
【００４４】 本発明の更に別の観点においては、（仮想販売員対象のような）対話形式の情
報仮想売り手代理対象は、所定のウエブサイトに対するガイドとして提供される
。例えば、売り手コンピュータ１４０のウエブサイトにアクセスすると、売り手
対象には、サイトを介して受動的に操作する代わりに、活動的なキャラクタまた
は売り手ペルソナが顧客と遭遇するように、ペルソナが与えられる。売り手のペ
ルソナは、次に、仮想販売員の役割を行い、顧客の質問を尋ね、顧客の応答に基
づいて推奨を行う。顧客対象の識別子との対話により、売り手対象は、累積的に
知識豊富になり、顧客の好み及び履歴を記憶することができるとともに、売り手
／買い手の関係を順向的に追求する。
【００４５】 ウエブサイトからの売り手のキャラクタまたはペルソナの評判が所望され、か
かる評判は、（印刷メディア、ＴＶ、ラジオなどを介して行われるような）広告
を介して高めることにより、ペルソナが「ブランド化される」ようになり、ある
いは売り手の会社と密接に連係するとともに、会社の商標またはサービスマーク
として機能するようになるのが好ましい。売り手のキャラクタが商標として会社
を代表していることを顧客が認知することは、キャラクタと遭遇したときにキャ
ラクタとのなじみ感が付与され、ウエブサイトと最初に接触してキャラクタと対
話するという顧客の側の要望が満たされ、かつ、キャラクタとの対話における顧
客の楽しみのレベルが高められるといったような、多くの理由から望ましい。こ
れらの利点により、売り手は、ウエブサイトに対する通信を多くするとともに、
顧客がウエブサイトに接触したときに顧客の楽しみのレベルを高めることができ
る。
【００４６】 本発明の関連する観点においては、情報を有する仮想顧客対象は、顧客が、遭
遇する売り手対象またはペルソナとの顧客自身の対話についてインターネットを
調査し、あるいはインターネットの毎日の混乱（終了したＵＲＬ、緩慢な接続、
情報の積み過ぎなど）を処理する必要がないように、提供されるのが望ましい。
顧客は、コンピュータのスクリーンに視覚表示され、かつ、カスタマイズされあ
るいは顧客の人間としての特徴に物理的に似るように、または顧客の漫画、親し
みのあるキャラクタ、動物その他の視認対象に似るように構成することができる
顧客ペルソナとすることができる。あるいは、顧客対象の識別子は、目に見えな
いものとすることができ、即ち、ファイル、アイコン、プログラミング対象など
により簡単に表すことができる。好ましくは、顧客は、顧客ではなく顧客対象の
識別子が、インターネットショッピングを調査する「努力」を行い、かつ、有用
なまたは顧客により所望される情報を集めることができるように、顧客について
の特徴、個人情報、履歴及び人口統計学的な情報を顧客対象に提供することがで
きる。顧客対象は、インターネット、あるいはより多くの努力、知識もしくは平
均的な消費者が所有しまたは使うことを希望するノウハウを必要とするインター
ネットツールを使用することを学ぶ場合に、顧客よりも上首尾であると考えられ
る。
【００４７】 例えば、顧客対象またはペルソナには、顧客が男性であり、３２歳であり、喫
煙者であり、ワイン好きであり、テニスプレーヤであり、セダンを運転し、家を
所有し、ガーデニングが好きであるなどといった顧客の個人的な特徴を提供する
ことができる。ペルソナに提供される情報が多くなるにつれて、顧客の十分な特
徴が得やすくなるとともに、ペルソナが情報を調査しているときに「より好都合
な」("smarter")ペルソナとすることができる。例えば、ペルソナがＬサイズの
軽量セータを購入することを顧客が要求するが、顧客が赤色を好まないことをペ
ルソナに言い忘れた場合には、ペルソナは、所望しない赤のセータを含むセータ
を集めて買う可能性がある。顧客は、赤のセータが自分のペルソナにより探し出
されたことを見つけると、将来の調査のために、赤のセータは好まないという新
たな特徴をペルソナに加えることができる。ペルソナに加えられる情報が多くな
ると、ペルソナは情報量がより多くなる。
【００４８】 売り手コンピュータと顧客コンピュータの双方に提供されるソフトウエアによ
り、対話キャラクタを発生させることができる。この場合、顧客コンピュータの
走査検索には、顧客コンピュータのビデオスクリーンに対話キャラクタを表現す
ることができるように、（ジャバ(Java)プラグインまたはアクティブ(Active)Ｘ
コントロールのような）必要な「プラグイン」("plug-in")を提供することがで
きる。
【００４９】 更に、ニュートラルネットワーク学習のような人工知能（ＡＩ）技術を使用す
ることにより、顧客対象またはペルソナは、ペルソナと顧客との継続する対話及
び現在の好みに基づき、顧客の所望する及び所望しない特徴を学習するようにプ
ログラミングすることができる。かくして、顧客が、顧客ペルソナにセータ、シ
ョーツ及びネクタイを購入させるとともに、赤のセータ、赤のショーツ及び赤の
ネクタイを含む商品が見つけ出され、しかも顧客が赤以外の色の商品を選択した
ときには、ペルソナは、顧客が衣類に関しては赤の色を好まないことをＡＩ技術
を通じて「学習する」することができるので、査定において十分に確信があると
きには、赤の衣類を購入することはなくなる。従って、顧客と自分のペルソナと
の会話が多くなるにつれて、ペルソナは一層「好都合」となり、顧客とペルソナ
との対話は本発明により著しく促進される。
【００５０】 本発明の別に観点においては、売り手対象は、あたかも顧客が売り手の店に迷
い込んで、販売員が顧客に近づいた場合のように、仮想ショッピングにおいて顧
客対象と対話を行うことができる。顧客対象は、顧客の好み（またはそのサブセ
ット）を、顧客対象が所望する商品を有する売り手対象と関連させる。しかしな
がら、売り手対象がかかる商品のストックを持たない場合には、顧客対象の情報
を使用して別の商品を推奨することができる。例えば、顧客対象がＢＭＷまたは
メルセデスを買うために調査を行っているときに、売り手対象がアウディだけし
か持っていない場合には、この顧客はドイツ製の自動車を好む可能性があると考
えられるので、アウディを考えることを顧客対象に推奨することができる。顧客
がアウディを好んでいないことが顧客対象から特定されない場合には、顧客は売
り手対象からの推奨を受ける可能性がある。売り手対象が顧客対象と一層頻繁に
対話すれば、その他の好み、要求及びオファーをより多く知りあるいは学ぶこと
ができる。このような常に成長する対象の相互関係により、売り手と買い手との
関係を一層高めることができる。
【００５１】 上記した構成についてのこれらの及び他の変更と組み合わせを、特許請求の範
囲に記載の本発明から逸脱することなく利用することができるので、好ましい実
施の形態についての上記説明は、単なる例示であって、本発明を限定するもので
はない。
【００５２】
【発明の効果】
本発明は、売り手が自分の商品及びサービスをインターネットのウエブサイト
において表示し、かつ、顧客が売り手のウエブサイトから匿名で走査検索して購
入を行うことができることを所望する小売り産業などに利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係るコンピュータシステムの好ましい実施の形態を示す概略線図であ
る。
【図２】 本発明に係る好ましい実施の形態において行われる工程を示すフローチャート
図である。
【図３】 サンプル安全プロバイダのウエブサイトを示す図である。
【図４】 サンプル売り手ウエブサイトを示す図である。
【符号の説明】
５０ インターネット １００ 顧客コンピュータ １１０ 安全プロバイダコンピュータ １２０ 安全接続パイプライン １３０ データベース １４０ 売り手コンピュータ １５０ 銀行コンピュータ １７０ データベース １８０ 第三者運搬者コンピュータ ２００ 工程 ２１０ 工程 ２２０ 工程 ２３０ 工程 ２４０ 工程 ２５０ 工程 ２６０ 工程 ２７０ 工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５１２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５１２ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，Ｙ Ｕ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】売り手ウエブサイトにアクセスしかつ売り手ウエブサイトから
    商品を電子購入するようにコンピュータネットワークに接続された顧客コンピュ
    ータを有し物理的な場所にいる複数の顧客がコンピュータネットワークを通じて
    アクセスすることができる前記売り手ウエブサイトを有する売り手から購入した
    商品を配達するコンピュータ実行方法であって、 （ａ）各顧客の識別手段と物理的場所をそれぞれの顧客対象と連係情報を介し
    て連係させる工程と、 （ｂ）連係情報を売り手ウエブサイトから離隔した場所にある安全コンピュー
    タに記憶する工程と、 （ｃ）顧客の識別手段及び物理的場所を明かすことなく顧客対象の識別手段を
    使用して顧客コンピュータにより売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程と、 （ｄ）顧客コンピュータを使用して顧客により売り手ウエブサイトで商品を注
    文するとともに、顧客による注文が始まったときに、（ｉ）売り手コンピュータ
    により取引の識別子を自動的に発生し、（ｉｉ）顧客が注文した商品のパッケー
    ジを取引識別子とともに売り手によりエンコードし、かつ、（ｉｉｉ）売り手コ
    ンピュータにより安全コンピュータに取引識別子を顧客対象とともに送る工程と
    、 （ｅ）売り手コンピュータにより送られる取引識別子を連係情報を使用して安
    全コンピュータにおいて顧客の識別手段及び物理的アドレスと連係させるととも
    に、取引識別子と顧客の連係された識別手段及び物理的アドレスとを共通の運搬
    者のコンピュータに自動的に送る工程と、 （ｆ）エンコードされたパッケージを売り手により共通の運搬者に出荷する工
    程と、 （ｇ）取引識別子と連係する顧客の識別手段及び物理的場所を使用して共通の
    運搬者により取引識別子を読み取り、かつ、顧客の物理的場所にパッケージを物
    理的に配達する工程とを備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】顧客により注文された商品のコストを示す情報と顧客対象とを
    売り手コンピュータから金融機関コンピュータにコンピュータネットワークを介
    してクレジット承認のために送る工程と、顧客対象のクレジット状況を確認する
    工程と、顧客に対してクレジットを承認しまたは断るメッセージを金融機関コン
    ピュータから売り手コンピュータに自動的に送る工程とを更に備えることを特徴
    とする請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】安全コンピュータは金融機関コンピュータからなることを特徴
    とする請求項２に記載の方法。
  4. 【請求項４】顧客対象のクレジット状況の確認は安全プロバイダから金融機
    関により得られる連係情報に基づいて顧客の識別手段を確認することにより行う
    ことを特徴とする請求項２に記載の方法。
  5. 【請求項５】売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程は、顧客対象により
    売り手ウエブサイトに対して１つ以上の顧客の特徴を明らかにして、売り手ウエ
    ブサイトにかかる顧客の特徴を使用させることにより、顧客に提供された商品と
    情報を売り手ウエブサイトに戻ったときに顧客対象を使用してカスタマイズする
    工程を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  6. 【請求項６】売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程は、顧客により特定
    される命令に従って顧客のために買い物をするようにプログラム化された顧客対
    象により少なくとも何度か顧客の対話なしに自動的に行われることを特徴とする
    請求項１に記載の方法。
  7. 【請求項７】顧客対照は聴覚及び／または視覚表示装置の表示により顧客コ
    ンピュータを介して顧客に擬人化されることを特徴とする請求項１に記載の方法
    。
  8. 【請求項８】安全コンピュータは顧客が売り手ウエブサイトに匿名で接続す
    ることができる安全プロバイダコンピュータからなることを特徴とする請求項１
    に記載の方法。
  9. 【請求項９】売り手コンピュータサイトにアクセスしかつ売り手ウエブサイ
    トから商品を電子購入するようにコンピュータネットワークに接続された顧客コ
    ンピュータを有し物理的な場所にいる複数の顧客がコンピュータネットワークを
    通じてアクセスすることができるコンピュータウエブサイトを有する売り手から
    購入した商品を配達するコンピュータ実行方法であって、 （ａ）各顧客の識別手段と物理的場所をそれぞれの顧客対象と連係情報を介し
    て連係させる工程と、 （ｂ）連係情報を売り手ウエブサイトから離隔した場所にある安全コンピュー
    タに記憶する工程と、 （ｃ）顧客の識別手段及び物理的場所を明かすことなく顧客対象の識別手段を
    使用して顧客コンピュータにより売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程と、 （ｄ）顧客コンピュータを使用して顧客により売り手ウエブサイトで商品を注
    文するとともに、顧客による注文が始まったときに、顧客が注文した商品のパッ
    ケージを顧客対象とともにエンコードする工程と、 （ｅ）エンコードされたパッケージを売り手により共通の運搬者に出荷する工
    程と、 （ｆ）連係情報を共通の運搬者に提供する工程と、 （ｇ）共通の運搬者により顧客対象を読み取り、顧客対象と連係する顧客の識
    別手段及び物理的場所を引き出し、かつ、顧客の物理的場所にパッケージを物理
    的に配達する工程とを備えることを特徴とする方法。
  10. 【請求項１０】顧客により注文された商品のコストを示す情報と顧客対象と
    を売り手コンピュータから金融機関コンピュータにコンピュータネットワークを
    介してクレジット承認のために送る工程と、顧客対象のクレジット状況を確認す
    る工程と、顧客に対してクレジットを承認しまたは断るメッセージを金融機関コ
    ンピュータから売り手コンピュータに自動的に送る工程とを更に備えることを特
    徴とする請求項９に記載の方法。
  11. 【請求項１１】安全コンピュータは金融機関コンピュータからなることを特
    徴とする請求項１０に記載の方法。
  12. 【請求項１２】安全コンピュータは顧客が売り手ウエブサイトに匿名で接続
    することができる安全プロバイダコンピュータからなることを特徴とする請求項
    １０に記載の方法。
  13. 【請求項１３】顧客対象のクレジット状況の確認は安全プロバイダから金融
    機関により得られる連係情報に基づいて顧客の識別手段を確認することにより行
    うことを特徴とする請求項１０に記載の方法。
  14. 【請求項１４】連係情報はコンピュータネットワークを介して共通の運搬者
    のコンピュータに伝送されることを特徴とする請求項９に記載の方法。
  15. 【請求項１５】売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程は、顧客対象によ
    り売り手ウエブサイトに対して１つ以上の顧客の特徴を明らかにして、売り手ウ
    エブサイトにかかる顧客の特徴を使用させることにより、顧客に提供された商品
    と情報を売り手ウエブサイトに戻ったときに顧客対象を使用してカスタマイズす
    る工程を含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。
  16. 【請求項１６】売り手ウエブサイトに匿名で接続する工程は、顧客により特
    定される命令に従って顧客のために買い物をするようにプログラム化された顧客
    対象により少なくとも幾度か顧客の対話なしに自動的に行われることを特徴とす
    る請求項９に記載の方法。
  17. 【請求項１７】顧客対照は聴覚及び／または視覚表示装置の表示を介して顧
    客コンピュータを介して顧客に擬人化されることを特徴とする請求項９に記載の
    方法。
  18. 【請求項１８】売り手ウエブサイトにアクセスするように接続された複数の
    顧客コンピュータを有するコンピュータネットワークによって売り手ウエブサイ
    トに対するアクセスを提供する売り手コンピュータから商品、サービス及び／ま
    たは情報を提供するコンピュータシステムにおけるコンピュータキャラクタ発生
    システムであって、 （ａ）売り手コンピュータで実行可能であるとともに、売り手を示しかつ売り
    手コンピュータサイトを介して顧客を対話形式で案内する対話式売り手キャラク
    タを前記売り手コンピュータに発生させる指示を含むキャラクタ発生プログラム
    を備え、 （ｂ）前記キャラクタ発生プログラムは前記顧客コンピュータが売り手ウエブ
    サイトにアクセスして前記顧客コンピュータが顧客コンピュータと連係する表示
    装置に前記対話式売り手キャラクタを表示するときに前記顧客コンピュータにキ
    ャラクタ表示指令を送るように動作を行い、 （ｃ）前記対話式売り手キャラクタは、前記対話式売り手キャラクタが前記売
    り手ウエブサイトからコンピュータネットワークを通じて商品、サービス及び／
    または情報を知ることを所望する顧客により前記売り手と同一視されるように売
    り手に関する商標機能を提供し、前記対話式売り手キャラクタは代表的な能力を
    もって代理する特定の個人的特徴を有する人間を代表する態様で顧客による通信
    を示す顧客コンピュータからの入力に応答するようにペルソナを更に有すること
    を特徴とするシステム。
  19. 【請求項１９】前記売り手コンピュータは売り手ウエブサイトと対話する顧
    客コンピュータの識別手段を記録するとともに各顧客コンピュータの売り手コン
    ピュータとの取引を示す履歴データを記録し、前記売り手キャラクタは各顧客コ
    ンピュータからの入力に一部が基づきかつ前記個人的特徴と関連する前記履歴情
    報に一部が基づいて前記入力に応答することを特徴とする請求項１８に記載のシ
    ステム。
  20. 【請求項２０】前記売り手キャラクタは顧客コンピュータと連係する履歴デ
    ータに基づいて各顧客コンピュータにより取得を引き出す傾向がある応答を前記
    売り手キャラクタが予測することができる人工知能機能を有することを特徴とす
    る請求項１９に記載のシステム。
  21. 【請求項２１】前記売り手キャラクタは前記各顧客コンピュータにより要求
    された入手することができる商品、サービス及び／または情報をチェックすると
    ともに、前記顧客コンピュータにより要求されたものとは異なるが、履歴データ
    に基づいて前記顧客コンピュータに問題のものであると考えられる商品またはサ
    ービスをチェックすることを特徴とする請求項２０に記載のシステム。
  22. 【請求項２２】前記売り手キャラクタは前記個人的特徴と関連する顔の表情
    、動作の特徴及び声のアクセントとともに表示されることを特徴とする請求項１
    ８に記載のシステム。
  23. 【請求項２３】コンピュータネットワークにより売り手ウエブサイトへのア
    クセスを提供する売り手コンピュータから売り手ウエブサイトにアクセスするよ
    うにネットワークに接続された複数の顧客コンピュータに商品、サービス及び／
    または情報を提供する対話式コンピュータ実行方法であって、 （ａ）商品、サービス及び／または情報を前記売り手サイトから取得すること
    を所望する個人を表す複数の顧客対象を提供する工程を備え、前記各顧客対象に
    は個人的な好みと個人についての情報を示すユーザの特徴のセットが提供されて
    おり、更に （ｂ）売り手を示すペルソナであって、売り手により提供される商品、サービ
    ス及び／または情報についての情報を示す売り手の特徴のセットが提供されてい
    る売り手ペルソナを提供する工程と、 （ｃ）前記顧客対象と前記売り手ペルソナ対象とが互いに動的に対話を行い、
    ユーザの特徴と売り手の特徴の前記セットの１つ以上のサブセットを交換するこ
    とにより、売り手コンピュータにより提供される商品、サービス及び／または情
    報が前記ユーザペルソナ対象にとって関係のあるものかどうかを定めるように前
    記売り手コンピュータサイトにネットワークを介して顧客対象をもって接触する
    工程とを備えることを特徴とする方法。
  24. 【請求項２４】前記安全プロバイダコンピュータにより前記少なくとも１つ
    の顧客コンピュータに関して集められかつ前記売り手に提供される人工統計学情
    報と購入関心に基づいて前記安全プロバイダコンピュータを介して前記少なくと
    も１つの顧客コンピュータに売り手コンピュータにより販売オファーを目標とし
    て示す工程を更に備え、前記顧客対象は販売のオファーが顧客コンピュータに提
    示されているかどうかを定めるように顧客により構成されることを特徴とする請
    求項２３に記載の方法。
  25. 【請求項２５】安全プロバイダコンピュータのウエブサイトで広告を行う方
    法であって、 （ａ）安全プロバイダコンピュータに接続された顧客コンピュータが安全プロ
    バイダウエブサイトで許可された売り手のオファーにアクセスすることができる
    ように安全プロバイダコンピュータを提供する工程と、 （ｂ）１つ以上の売り手オファーを安全プロバイダウエブサイトに記入する工
    程とを備え、前記オファーは顧客コンピュータにより見ることができるだけであ
    ることを特徴とする方法。
  26. 【請求項２６】故意にネットワークの操作を監視するとともに安全プロバイ
    ダにより複数の顧客の履歴を購入するコンピュータ実行方法であって、 （ａ）各顧客に顧客の人口統計学的情報を有することに同意するように要求し
    かつ安全プロバイダにより追跡された履歴を購入することにより各顧客に安全プ
    ロバイダとの口座をつくることを要求する工程と、 （ｂ）安全プロバイダの安全プロバイダコンピュータを介して口座を設立した
    顧客のコンピュータにコンピュータネットワークに対するオンラインアクセスを
    提供する工程と、 （ｃ）顧客が自分の人口統計学的な情報を更新しかつ変更するとともに自分の
    顧客コンピュータを介して購入を行うときに顧客の人工統計学的情報を追跡しか
    つ記憶するとともに安全プロバイダコンピュータにより履歴を購入する工程とを
    備えることを特徴とする方法。
  27. 【請求項２７】顧客の人口統計学的情報に基づいて安全プロバイダコンピュ
    ータにより選択される購入されるべき商品を少なくとも１つの顧客コンピュータ
    に提供するとともに、安全プロバイダにより追跡された履歴を購入する工程を更
    に備えることを特徴とする請求項２６に記載の方法。
  28. 【請求項２８】顧客の識別情報を含まない修正された形態で安全プロバイダ
    コンピュータにより集められかつ前記売り手に提供される顧客の人工統計学情報
    と購入履歴に基づいて前記安全プロバイダコンピュータを介して少なくとも１つ
    の顧客コンピュータに売り手コンピュータにより販売オファーを目標として示す
    工程を更に備え、前記顧客対象は販売のオファーが顧客コンピュータに提示され
    ているかどうかを定めるように顧客により構成されることを特徴とする請求項２
    ６に記載の方法。
  29. 【請求項２９】安全プロバイダコンピュータのウエブサイトに外部の売り手
    オファーを提供する方法であって、 （ａ）外部の売り手オファーを転記するウエブサイトの領域にメンバの顧客コ
    ンピュータがアクセスすることができる安全プロバイダウエブサイトを形成する
    工程と、 （ｂ）売り手のオファーがメンバの顧客コンピュータによってだけ見ることが
    できるように安全プロバイダウエブサイトを構成する工程とを備えることを特徴
    とする方法。
  30. 【請求項３０】安全プロバイダと前もって購入の契約をした売り手だけが外
    部の売り手オファーを転記するウエブの領域を見ることができることを特徴とす
    る請求項２９に記載の方法。
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