JP2002524008A - 電子モータを有する装置 - Google Patents
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Abstract
Description
する。
ってそれらの内容を全面的に援用する。
)により示されており、ここでは各温度Tに目標回転数nが割り当てられている
。例えばファンでは、温度が上昇するときに回転数も高められる。ここでは回転
数/温度特性がアナログ構成素子によって決めされる。
た別の特性への切り替えも大きなコストを掛けずには不可能である。
するための方法を提供することである。
によって解決される。すなわち、回転数が可変物理量、とりわけ温度により制御
され、デジタル個別値の形態で記憶された特性曲線マップと、マイクロコントロ
ーラまたはマイクロプロセッサとを有する電気モータであって、前記特性曲線マ
ップは前記物理量の値を電気モータの相応する回転数値に割り当てるものであり
、前記マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサは記憶されたデジタル個
別値にアクセスする形式の電気モータによって解決される。このような電気モー
タには非常に多様性がある。なぜなら、記憶された特性曲線マップによりその回
転数特性を可変物理量の関数として容易に変更できるからである。ここではデジ
タル個別値を少なくとも部分的にベクトル形態で記憶すると特に有利であること
が判明した。なぜならこれにより個別値の処理が格段に簡単になるからである。
ステップを有する: a)デジタル形態の物理量に対する所望の値、および同様にデジタル形態の物理
量に対する実際値から、制御偏差を検出するため差を形成するステップ; b)この差の符号および絶対値を検出するステップ; c)前記符号に依存してアナログ記憶素子を充電または放電するステップ; d)充電または放電をそれぞれ、検出された差の絶対値の大きさ(量)に実質的
に比例する持続時間で行うステップ; e)アナログ記憶素子の充電に依存する値により調整素子のデューティ比を制御
するステップ;この調整素子はその出力信号により被制御物理量を制御する。こ
のようにして制御偏差を検出する際のデジタル精度が、この制御偏差を物理量の
制御にために引き続き処理することと非常に有利に結合される。
モータの回転数を温度に依存して制御するための方法によって解決される: a)メモリに特性曲線/規定点の値集合を記憶するステップ;この値集合は、所
定の温度を表す少なくとも1つの値とこの温度に配属された回転数情報を含む。 b)モータ回転数を制御する温度を表す瞬時値を、時間的間隔をおいて検出する
ステップ; c)この検出された値を、記憶された前記温度を表す値と比較するステップ;こ
の記憶された値は記憶した値集合に含まれている。 d)瞬時値に隣接して記憶された値を検出するステップ; e)この隣接した値から出発する補間により、検出された瞬時値についての回転
数情報を検出するステップ; f)この補間された回転数情報から導出された値を、目標回転数の設定のために
電気モータの回転数制御器に供給するステップ。このように少数の値集合を記憶
することによりモータの回転数特性を温度に依存して設定することができる。
装置でのA/D変換方法に関し、ここでこの分圧器のタップはコンパレータの一
方の入力端での電位を設定し、コンパレータの他方の入力端での電位はコンデン
サにより決められ、このコンデンサは定電流源を介して充電可能である。この方
法は以下のステップを実行する: a)まずコンデンサを放電するステップ; b)続いて、コンデンサを定電流源により充電する際に前記他方の入力端の電位
に達するため必要とする時間を測定するステップ; c)この時間を温度に依存する抵抗の温度に対する尺度として使用するステップ
。この方法により簡単にマイクロコントローラによって、電気モータの機能を制
御ないし調整することができる。このマイクロコントローラは、ステップa)で
コンデンサを放電させ、ステップc)での時間測定に用いることができる。これ
により全体で非常に簡単な方法が得られる。
た電気モータによって得られる。この離散値は支持値の形態で温度/回転数特性
曲線を定義し、離散値は、電気モータの外部に配置された入力装置へのデータ接
続を介して変更することができる。これによりこのようなモータを種々異なる顧
客要求に簡単に適合することができる。
の駆動方法に関する。このモータはマイクロプロセッサまたはマイクロコントロ
ーラ、およびこれに配属されたプログラムを有する。このプログラムは種々異な
る優先度にある多数のモータ機能を制御するために用いられ、以下のステップを
実行する。 a)モータの駆動に対して必要であり、要求可能な多数のルーチンを設定するス
テップ; b)要求可能なルーチンが必要であるときに、相応の要求信号をこのルーチンに
対してセットするステップ; c)上位のプログラム機能により、要求されたルーチンのうちどれが最高の優先
度を有しているか検査し、この最高優先度のルーチンを第1に実行するステップ
; d)この最高優先度のルーチンを実行した後、このルーチンに配属された要求信
号をリセットするステップ。このような方法は、マイクロプロセッサまたはマイ
クロコントローラの既存の計算能力を非常に有効に利用し、時間的にクリティカ
ルな所定の問い合わせ等を、所定の持続時間を上回らない間隔で繰り返すことを
可能にする。これは例えばデータバスの問い合わせであり、このバスを介してモ
ータにデータまたは命令が供給される。ここでこの方法は有利にはループの形式
でモータの運転中に常時繰り返される。また要求されるルーチンの形式に応じて
ループには種々異なる経過が生じる。プログラムで実行すべき要求可能なルーチ
ンがその実行中に、別の実行すべき要求可能なルーチンに対する要求信号を形成
できると特に有利である。これによりルーチンの密な連結が可能になり、ルーチ
ン間でそれぞれ時間的にクリティカルなプログラムステップを実行することがで
きる。
はマイクロコントローラと、バスとを有するモータに関する。このモータではマ
イクロプロセッサまたはマイクロコントローラがバスとモータを制御する。この
ようなモータは電子構成部材の低減により非常に安価であり、さらなる電子構成
部材を回避することによりモータの構造を非常に小型化することができる。モー
タ制御全体をマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラに移すことにより
、モータでの変更はソフトウエアだけを変更すればよい。
た、本発明の制限として理解すべきではない実施例、並びに従属請求項から明ら
かである。
器6により制御される。制御器6は、モータ9の回転数実際値8aを回転数発生
器8から受け取り、目標値23aを特性曲線機能部23から受け取る。特性曲線
機能部23は、A/D変換器10によりデジタルに変換され、元はアナログであ
るパラメータA2に基づき回転数制御器6に対する目標値23aを、メモリ4に
記憶された特性曲線“MEM+DATA”の支持値を用いて計算する。ここで支
持値により設定されない値は補間により計算される。
イクロコントローラ(μC)11により制御される。A/D変換器10は、μC
11に存在するコンパレータ20を使用して構成されており、NTC(負の抵抗
温度係数)抵抗18を介して検出された温度をデジタル化する。コンパレータ2
0は反転入力端子21と非反転入力端子22を有する。反転入力端子は以下、C
P−またはCMPIN−とも称する。また非反転入力端子は以下、CP+または
CMPIN+とも称する。これらの入力端子はμC11のプログラムによって制
御することができ、これについては以下に説明する。
との間に接続されている。その接続点21aは反転入力端子21と接続されてい
る。
との間に接続されており、その接続点22aはコンパレータ20の非反転入力端
子22と接続されている。
抵抗値は温度が上昇すると減少する。従いその電位は温度が上昇すると低下する
。
非反転入力端子22がプログラム制御されてアース100と接続されると、uC1
4=0となり、続いて非反転入力端子22が高抵抗状態(トリステート)に切り
替えられると、コンデンサ14は定電流源12を介して定電流により充電される
。その結果、uC14は線形に上昇する。
子20aをHIGHに切り替える。したがってコンデンサ14がuC14=0Vか
ら出発して、出力端子20aがHIGHに切り替わるまで充電される時間は、温
度に対する尺度である。この時間は、μC11で任意に選択可能な特性曲線に従
ってモータ9の回転数に対する目標値に変換される。
、A/D変換器10によりデジタル化された温度値からモータ目標回転数23a
を検出する。このために特性曲線機能部は、EEPROM機能部24を介して設
定値を不揮発性メモリ、ここではEEPROM26から受け取る。EEPROM
26は通信機能部28とバスインターフェース30を介して新たな特性曲線に対
する値を受け取り、これによりモータの温度特性を変更する。
に出力し、この回転数制御器はモータ通流電流を制御する。このことは例えば、
パルス幅変調発生器(PWM発生器)34の制御部またはブロック制御部45を
介して行うことができる。ブロック制御については、例えばDE4441372
.6を参照されたい。
発生器35,およびコンパレータ120を有する。例としてのPWM発生器34
の作用動作については図19を参照されたい。
ン式モータ9が示されている。この巻線相38の通流は、ここではフルブリッジ
回路37の形態のトランジスタ段36により行われる。ホール発生器40は駆動
機能部42に、ロータ39の瞬時位置についての情報を送出する。駆動機能部4
2はモータ9の正しいコミュテーションを行い、例えばモータ9が過負荷の際に
も確実に駆動させる。
例えばモータのスタート時に出力段36の通流電流を低減する。
が記載されており、これを参照されたい。
J型マイクロコントローラ(μC)11のピン配置図を示す。μC11内の表示
は製造者の表示に相当し、それぞれの線路のその他の表示は主として本願で使用
される符号を示す。位置を識別するために左上には黒い四分円が示されており、
これは以下の図面でも使用される。
およびホールセンサ40のホール信号を処理するための構成部材を有する。ホー
ル信号はモータ回転数の実際値を送出する。
)。この水晶発振子は例えば10MHzのクロック周波数を設定する。リセット
入力端Res(図3)はコンデンサ99を介してアース100と接続されると共
に、抵抗101を介して+Vccと接続されている。これら2つの構成素子は通
常のように、スイッチオン時にパワーアップリセットを形成する。
して+Vccと、またアース100と接続されている。その出力信号uHはコン
パレータ108(例えばLM2901D)の2つの入力端子に供給され、コンパ
レータのVcc入力端子にはろ波コンデンサ110が配属されている。コンパレ
ータ108の出力端子はフィードバック抵抗112を介してコンパレータ108
の非反転入力端子と、またいわゆるプルアップ抵抗114を介して+Vccと接
続されている。さらにコンパレータ108の出力端子はマイクロプロセッサ11
のポートHALLと直接接続されている。これによりこのマイクロプロセッサで
ロータマグネット39により制御されるホール信号を得る。この信号は常に、1
80゜elのロータ回転の間、値HALL=0を有し、引き続く180゜elの
回転の間、値HALL=1を有する。この信号の評価については後で図17に基
づいて説明する。HALL=1からHALL=0への各変化、またはその反対の
各変化はμC11での割込過程を引き起こす。
いる。他方の側では抵抗16と接続されており、この抵抗は他方の側で+Vcc
と接続されている。NTC抵抗18と抵抗16との間の接続ノード21aは、保
護抵抗89と、コンデンサ90および抵抗91からなるろ波素子とを介してμC
11の出力端子CP−(図3)と接続されている。コンデンサ14は一方の側で
アース100と接続され、他方の側で抵抗96と接続されている。この抵抗は他
方の側で+Vccと接続されている。コンデンサ14と抵抗96との間の接続ノ
ード22aは定電流源12および入力端子CP+と接続されている。定電流源1
2はpnpトランジスタ95(例えばBC8568)を有し、このトランジスタ
のベース電圧は抵抗92と93により定められ、その電流はエミッタ側で抵抗9
4により制限される。
(図6)に16進数0xFFがロードされ(16進数は前桁の0xにより示され
る)、ビットWDRENの1へのセットによりスタートする。ウォッチドッグタ
イマWDCNT79は、固定のタイムステップでその値を減分し、ゼロに達する
ときに内部リセットをμC11でトリガするモードで駆動される。このリセット
過程を阻止するためには、ウォッチドッグタイマWDCNT79をプログラムに
より周期的に後ロード(再ロード)しなければならない。これにより確実性が向
上する。なぜならμC11が例えばプログラム停止の際に後ロードされないと、
自動的にリセットを受け取り、再スタートするからである(ウォッチドッグ機能
)。
にセットされる。
4でコンフィギュレート(状態を規定)される。CP+はLOW(低電位、アー
ス)にセットされ、これによりコンデンサ20が放電される。CP−はTRIS
TATE(トライステート)にセットされ、抵抗16およびNTC抵抗18によ
り定められた電圧がCP−に印加される。ポートの状態TRISTATEは、こ
のポートが+Vccでもアース100でもなく、アイソレート(絶縁)されてい
ることを意味する。
6で開始する。ウォッチドッグタイマWDCNT79には(S100と同様に)
値0xFFがロードされ、WDREN:=1によりスタートする。以下に説明す
るステップS108からS118を通過した後、ステップS120で、ウォッチ
ドッグタイマWDCNT79がすでに値0xFBに達したか否かが検査される。
すなわち4回、減分したか否かが検査される。減分されていれば(Y=YES/
JA)、2つのバイトCNT_LB82とCNT_HB81から形成されるカウ
ンタCNT80(これを(CNT_HB,CNT_LB)として示すことができ
る(図6参照))がステップS122で増分され、S106へリターンジャンプ
する。S120でウォッチドッグタイマWDCNT79が0xFBより大きけれ
ば、S108へリターンジャンプされる。ウォッチドッグタイマ79は256μ
sのステップで減分されるから、0xFBまでのこの4つの減分ステップは10
24μsの時間に相応する。したがってCNT_LB82とCNT_HB81か
ら形成されるカウンタCNT80は1024μs=1.024msの分解能を有
する。
80の構造を概略的に示す。2つの8ビットカウンタCNT_HB81とCNT
_LB82は共働して16ビットカウンタCNT80として使用される。ここで
はCNT_LB82が低位ワード(ローバイト)であり、CNT_HB81が高
位ワード(ハイバイト)である。各バイトの最下位ビットはそれぞれLSBによ
り示されており、最高位ビットはMSBにより示されている。各バイトは8ビッ
トである。
る。図5のS106とS120で、例えば4:1の分周により、カウンタCNT
80は1.024ms毎に増分される。これは約1000Hzの周波数に相当す
る。CNT_LB82の増分時にオーバフローが生じると、すなわちCNT_L
B82が値0xFFを有して、増分されると、CNT_LB82は値0x00を
受け取り、オーバフロービット(キャリービット)がセットされる。CNT_L
B82の増分の後、CNT_HB81にはオーバフロービットを考慮してゼロが
加算される。すなわち各256毎に加算される。CNT_LB82の増分はCN
T_HB81を増分させ、したがってCNT_HB81は約256msの分解能
を有し、最大時間値は約65.5sである。2つの8ビットカウンタCNT_H
B81とCNT_LB82から構成されてなるカウンタCNT80は16ビット
カウンタとして作用し、ウォッチドッグタイマWDCNT79のそれぞれ4減分
ステップ後に1だけ増分される。
が、これらは複数の異なる機能を有する: ・CNT_LB82はA/D変換の際に次の時間に対するカウンタとして用いら
れる。すなわち、コンデンサ14がトランジスタ95を介して、CP+22の電
圧がNTC抵抗18によるCP−21での温度に依存する電圧と同じ高さになる
まで放電するのに必要な時間に対するカウンタとして用いられる。すなわちその
カウンタ状態はNTC抵抗18の温度に対する尺度である。 ・CNT_HB81は、順次連続するA/D変換間の時間に対するカウンタとし
て用いられる。この時間は例えば1秒に調整することができる。 ・CNT_HB81の最下位ビット(LSB)は付加的に、A/D変換中におけ
るCNT_LB82のオーバフローの指示として用いられる。
08からS120について説明する。
ていれば、S110で先行のNTC値NTC_VALがNTC_OLDに確保さ
れ、CNT_HBが0xFCにセットされ、CP+22がTRISTATEにセ
ットされる。これによりコンデンサ14は、抵抗92,93および94と定電流
源として接続されたトランジスタ95(図4)を介して充電され、CP+22の
電圧は線形に上昇する。そしてコンパレータ20がCMPEN:=1によりスタ
ートする。レジスタCNT_LBは、CNT_HBが0x00へリターンした後
、同様に値0x00を有する。したがってこれは、CP+22に印加される電圧
がCP−21に印加される電圧と同じ大きさになるまでの時間に対するカウンタ
として作用する。
間の時間(間隔)が設定される。レジスタCNT_HBは約256msの分解能
を有しているから、それぞれ4増分(0xFCから0xFD、0xFE、0xF
F、そして0x00へ)後、すなわち約1秒後に、新たなA/D変換が行われる
。0xFCの代わりに他の値を選択することもできるが、この値は0x00より
大きくなければならず、その最下位ビット83(図6)は0でなければならない
。これは、前者は新たなA/D変換を直ちにはスタートさせないためであり、ま
た後者は、A/D変換中におけるCNT_LB82のオーバフローの指示として
使用することができるようにするためである。
22での電圧が、CP−21でのNTC抵抗18による温度依存性の電圧に達す
るまで、図5の下部はS108とS112を介して実行され、他のステップは実
行されない。CP+22の電圧がCP−21の電圧に達すると、コンパレータの
コンパレータ読み出しビット(CMPReadBit)がHIGHに切り替わり
、S112での比較からS114へジャンプする。
A/D変換中にCNT_LB82のオーバフローが生じたか否かが検査される。
CNT_LB82の値領域0x00から0xFFはできるだけ完全にD/A変換
のために使用すべきである。したがってコンパレータ回路の製造公差内で、上側
領域の値に対して、すなわち比較的低い温度に対してさらにオーバフローの生じ
ることがあり得る。このオーバフローは次のように識別できる。なぜなら、最下
位ビッット83がCNT_HB81のセットの際にS110で値0を受け取って
いるからである。CNT_LBのオーバフローが生じたなら、CNT_HB81
の最下位ビット83が値1を有する。そのような場合、CNT_LBにはS11
6で最大値0xFFが割り当てられ、それ以外の場合、S114から直接S11
8へジャンプされる。
される。反転はCNT_LBを値(255−CNT_LB)にする。これにより
今や、比較的小さなNTC値NTC_VALが比較的低い温度に、比較的大きな
値NTC_VALが比較的高い温度に相応する。コンパレータはCMPEN:=
0によりストップし、CP+22がLOWにセットされる。これによりコンデン
サ14は次のA/D変換の前に放電される。後者は、CNT_HBが値0に達す
るときに行われる。
/D変換の間の時間に対するカウンタとして用いられる。初期値は0xFFであ
り、CP+22はLOWであり、コンデンサ14は放電されている。
よりA/D変換がスタートする。CNT_HB81は次のA/D変換までの時間
を設定するために0xFCにセットされ、CP+はコンデンサ14を充電するた
めにTRISTATEにセットされる。
位86に達し、変数CMPReadBit(読出ビット)がその状態を0から1
へ変化する。そしてCNT_LB82のオーバフローが生じたか否かが検査され
、コンパレータ20(図2)が遮断され、CP+がLOWに切り替えられ、コン
デンサ14が再び放電される。次のA/D変換は、CNT_HBが0xFFから
0x00へ増分するとき、すなわち時点84’で行われる。
びセンサ故障機能が実施される。
)を示す。この特性曲線には、温度の経過例184と目標回転数(太い実線)が
プロットされている。
に沿って点186まで経過する。
るまで一定に留まる。これに続き目標回転数は、この温度に対して実線の特性曲
線により定められる目標回転数に点188で跳躍する。
9へ経過し、この点で経過例184は終了する。ヒステリシスは回転数の振動に
対抗的に作用する。なぜなら温度が下降するとき回転数は、温度が所定の最小値
だけ降下してから初めて低減されるからである。
変換器によりデジタル化された温度値NTC_VALを先行の前もって記憶され
た値NTC_OLDと比較することにより達成される。NTC_VALがNTC
_OLDより大きければ、このNTC_VALが目標回転数n_sの計算に対し
て使用される(S210)。なぜなら温度が上昇したからである。応答が「否定
」であれば、ステップS212でNTC_VALがNTC_OLDから減算され
る。この差がヒステリシス値HYSTより大きければ、ヒステリシスルーチンを
去り、値NTC_VALによりさらに処理される(S212)。それ以外の場合
、値NTC_VALに古い値NTC_OLDが割り当てられる(S214)。ヒ
ステリシス値HYSTはモータのコンフィギュレーション(状態設定)時にμC
11のRAM領域にロードすることができ、したがって任意にプログラミングす
ることができる。モータはヒステリシス機能により静粛な回転経過を得る。
C抵抗18(図4)ないしその端子が損傷した際、すなわちいわゆるセンサ故障
の際に、いわゆるセンサ故障回転数を目標回転数として設定する安全機能である
。例えばNTC抵抗が故障し、この抵抗が無限大の抵抗値を有すると、非常に小
さなNTC値NTC_VALが生じる。したがってセンサ故障温度値T_SAが
定義され、T_SAより小さい全てのNTC値NTC_VALではセンサ故障の
存在することが仮定される。
同じように1バイトの大きさ(例えばT_SA:=0x38)であるセンサ故障
温度値T_SAと比較される。NTC_VALが大きければ、目標回転数n_s
の計算は以下の図面に示されるように継続される(S202)。しかしNTC_
VALが小さければセンサ故障が存在し、目標回転数計算は完全に迂回され、目
標回転数n_sに対してセンサ故障回転数n_SA(通常はモータの最大回転数
)が、使用される(S204)。
M領域にロードされるものであり、したがって任意にプログラミング可能である
。
される。
より定義された特性曲線n=f(T)を示す。例えば0℃(点1)の温度は回転
数2000回転/分に相応し、30℃(点2)の温度も同じである。60℃(点
3)の温度は回転数4000回転/分に相応し、100℃(点4)の温度も同じ
である。温度−回転数点1,2,3および4の間はこの実施例では線形に補間さ
れる。所要の中間点の計算はμC11により行われる。
し、新たな値を有する点を記憶することにより特性曲線の簡単な変更を可能にす
る。センサ故障機能が使用されるならば、最低温度の規定点はセンサ故障温度T
_SA(図10のS200参照)に続く温度T_SA+1に選択される。センサ
故障機能が使用されないなら、最低温度の規定点は測定可能な最低温度(特性曲
線温度値0x00は例えば−62℃の温度に相応する)に選択される。
リスペースでの0xFF)。あるいは、最後の規定点より大きな全ての温度値に
対して最後の規定点の回転数を選択する。このようにすれば、最後の規定点もよ
り低い温度値を0xFFとして有することができる。
および回転数値を示す。これらの値はそれぞれ物理量およびプログラミング量と
して示されている。各温度値Tはメモリの1バイトを占有し、所属の回転数値n
は2バイトを占有する。場合によりさらに、2バイトの所属の勾配S=Δn/Δ
Tが記憶され、これにより補間を迅速化する。勾配の2バイトの最高位ビットは
ここで(+,-)符号ビットとして用いられ、したがって負の勾配も可能である。
プログラミングされた温度記憶値(0x00から0xFF)と物理的外部温度と
の対応関係はA/D変換器の回路構成に依存する。したがって例えば0x10の
温度記憶値が、−10℃の負の物理的温度に対応することもできる。
規定点はこの実施例ではそれぞれ1つの温度値、回転数値および勾配を有する。
この勾配は、1つの特性曲線規定点から次の特性曲線規定点までの領域に対して
の勾配である。μC11のスタート時に、温度値T(図12)がEEPROM2
6から読み出され、μC11のRAM領域に書き込まれる。これは高速アクセス
を可能にするためである。回転数値および勾配値はそのままEEPROM26に
留まり(RAMメモリが制限されているため)、必要な際にそこからロードされ
る。EEPROM26には、全ての温度値が1つのブロックに順次記憶されてお
り、回転数値および場合により勾配値も別のブロックに順次記憶されている。R
AMメモリが十分に存在する場合には、回転数および勾配もμC11のRAMメ
モリにロードすることができる。
はステップを示す)でカウンタNが1にセットされる。温度値はテーブルT(N
)としてファイルされ、S302でN番目の温度値T(N)がNTC_VALよ
り小さいか否かが比較される。小さい場合にはS301へジャンプし、Nが1だ
け高められる。これに続いて再びS302へジャンプする。NTC_VALがT
(N)よりもはや大きくなくなると、NTC_VAL=T(N)であるか、また
はT(N)とT(N−1)との間にあることがわかる。S304で等しい場合に
ついて検査される。等しければ、目標回転数n_sに特性曲線規定点Nの目標回
転数値n(N)が配属され、終了へジャンプする。
1が配属される。したがってAは、特性曲線規定点Nに先行する特性曲線規定点
に相応する。
第2規定点と第3規定点との間にある。Aはしたがって値2を有する。
07)。NTC_VALに所属する目標回転数n_sは、勾配S(N)とXとの
積を点Aの回転数n(A)に加算することにより求められる。すなわち、n_s
:=n(A)+X*S(N)である。
曲線規定点Nから特性曲線規定点N−1の方向へ定義することである。この場合
、n_sの計算(S306,S307)は、点N−1からではなく点Nから行わ
れる。
転数計算を示す。図13のS300からS305までは同じように実行される。
しかしS304でT(N)=NTC_VALでなければ、S306’でNTC_
VAL159(図14)を取り囲む2つの特性曲線規定点A:=N−1とB:=
Nが定義される(再び図14参照)。次にS307’で、点AとBとの間の勾配
が点Aから計算される。温度差D_T(ΔT)は、T(A)をT(B)から減算
することより計算され、回転数差D_n(Δn)はn(A)をn(B)から減算
することにより、勾配SはD_nのD_Tによる除算により計算される。NTC
_VALと温度値T(A)との間の間隔Xおよび目標回転数n_sは図13のよ
うに計算される。
7(図13)での計算の一部を省略でき、したがってプログラムコードおよびプ
ログラム処理時間を節約できることがわかる。
(図4)、OUT1,OUT2(図19)に対する所属の値、およびホール割込
の発生に対する時点を示す線図である。信号HALLに基づき、信号OUT1と
OUT2(図19)がモータ9の制御のためにコミュテーション(整流ないし転
流)され、実際ホール長(パルス幅ないしパルス立上り幅)HL_iが計算され
る。このコミュテーションと計算は実施例に示すように行われる。HALLの各
変化は、μC11でホール割込をトリガする。このホール割込は図16にYによ
り示されている。コミュテーションは、モータが静粛に回転するよう非常に精確
でなければならないから、この割込はモータの他の全ての過程に優先される。す
なわちこの割込は、ちょうど実行中の他のプロセス全てを中断する。但しちょう
ど動作中の命令はさらに実行され、それに引き続きこの割込の命令シーケンスが
実行され、次いで以前に中断されたプロセスが再び継続される。
ら読み出され、先行のタイマ割込の時点からの記憶されたタイマ値t_Oを減算
することにより、ホール長HL_i:=t_A−t_Oが計算される。これに続
いて瞬時のタイマ値t_Aがt_Oに記憶される(S320)。この実施例で使
用されるタイマの分解能は1μsであり、したがってホール長HL_iはμsで
提示される。このホール長はモータ9の回転数(単位時間当りの回転数即ち回転
速度)に対する尺度である。
(HIGH)であるか否かが検査される。HALL=1であれば、S324でO
UT2がLOWにセットされる。今や、OUT1とOUT2がLOWであるので
、S326で時間的なコミュテーションギャップ(休止期間)が挿入され、これ
によりコミュテーション時にブリッジ回路37での短絡が阻止される。コミュテ
ーションギャップは例えば50μsの持続時間である。S328でOUT1がH
IGHにセットされる。S329で続いて、ポートHALLがどのエッジでホー
ル割込HALL_INTをトリガすべきかをコンフィギュレートされる。エッジ
は、HIGHからLOWへの移行時(下降エッジ)に割込をトリガするか、また
はLOWからHIGHへの移行時(上昇エッジ)でトリガするように調整できる
。分岐S324からS329ではホール信号がHIGHであるから、ポートHA
LLは下降エッジでの割込、すなわちHIGHからLOWへの移行時の割込に調
整しなければならない。これにより次のホール変化の際に再びホール割込がトリ
ガされる。
反対方向のコミュテーションが行われ、HALL_VALの反対方向のセットが
行われる。コミュテーション時点の時間的シフトの実現については、DE197
00479.2を参照されたい。
以下に示す。秒単位でのホール長HL’に対しては HL’=T/P が妥当し、Tはロータ1回転に対する周期持続時間(s)、Pはロータのポール
数である。 T=1/f f=n/60 により、 HL’=60[s]/(n/[min-1]P) が得られる。ここでfは周波数Hz、nは毎分の回転数である。 ホールセンサを介して測定されたホール長はμsで提示されるから、HL’を
HL_sに再度正規化する。 HL_s=1000000HL’
相当する。 HL_s=15000000μs/2870=5226μs。 マシン内部の16進表現では0x146Aである。HL_iとHL_sの評価に
ついては図20を参照のこと。
部を示す。μC11のピン配列はここでも図3からわかる。同じ部材および同じ
に作用する部材には先行の図面と同じ参照符号が付してある。EEPROM26
は例えばタイプ“2-Wire Serial CMOS EEPROM AT24C01A”(ATMEL)である。
3)を受け取り、その入力端子SCLに信号ESCLを受け取る。2つの線路は
抵抗172,173を介して+Vccと接続されている。
セレクト)と接続されている。CSがHIGHであれば、EEPROM26は書
き込み保護され、CSがLOWであれば、データをEEPROM26に書き込み
ことができる。EEPROM26の端子VSS,AD,A1およびA2はアース
100と接続されており、EEPROM26の端子VCCは+Vccと接続され
ている。
シリアルバスであり、IICバスとして駆動することができる。
ログラミングされる。しかし再プログラミングはいつでも可能である。EEPR
OM26も例えば動作データメモリとして、例えばスイッチオンサイクル、最大
発生温度、作動(運転)時間(Betriebsstunden)および製造データのために用
いることができる。
ータ線路DATAが設けられており、このデータ線路は抵抗162を介してμC
11の端子SDAと接続されている。端子SDAからは抵抗165が+Vccに
接続されており、コンデンサ167がアース100に接続されている。さらに端
子SDAはpnpトランジスタ168のエミッタと接続されており、そのコレク
タはアース100と、そのベースは抵抗169を介してμC11の端子N16と
接続されている。
Kを有し、このクロック線路は抵抗163を介してμC11の端子SCLと接続
されている。μC11の端子SCLからは抵抗164が+Vccに、コンデンサ
166がアース100に接続されている。
端子SCLとをIICバスの双方向線路DATAと接続するために用いる。
いてのさらなる説明についてはDE19826458.5(intern:D215)を参
照されたい。
次連続する特別のバイトを外部IICバス30からμC11に伝送するとき、す
なわち例えばバイト0xFAと0x4Aを伝送するとき、μC11でビットB_
ACCESSがメモリ個所ACCESSでセットされ、B_ACCESSがセッ
トされると、パラメータを変更するための付加的機能、およびEEPROM26
を読み出し/書き込みするための付加的機能を使用することができるようになる
。このようにして例えば、特性曲線を顧客が不許可で変更することに対する保護
が得られる。
のカウンタは次のようにして実現される。すなわち、ファンのスタート時に3つ
のバイトからなる24ビット値WRK_TIMEをEEPROM26からμC1
1にロードし、A/D変換の各10番目の開始の際に、すなわち前の実施例では
各10分ごとに、24ビットカウンタWRK_TIMEを1だけ増分し、EEP
ROM26に書き戻すのである。このようにすれば値WRK_TIMEを例えば
バスIICバス30を介して問い合わせることができる。A/D変換の10の計
数は別のカウンタWRK_10を介して行われる。
の配置は図3から理解される。μC11の出力端子OUT1およびOUT2は、
Hブリッジ回路37として接続されたnpnトランジスタ141,142,14
3および144を制御する。OUT1がHIGHにそしてOUT2がLOWにセ
ットされるか、またはその反対にセットされた後、電流は固定子巻線38を介し
て一方または他方の方向に流れる。OUT1とOUT2の切り替えの間に、短時
間だけ両方ともLOWになる。これは、ブリッジ37での短絡を阻止するためで
ある。コミュテーションは電子的に行われ、ロータ39の位置はホールセンサ4
0を介して検出される。ホールセンサについては図4で詳細に説明した。
ている。RGLがHIGHにセットされると、コンデンサ124は充電される。
RGLがLOWにセットされるとコンデンサは放電され、RGLがトライステー
トTRISTATEであるとコンデンサ124はRGLから遮断され、その電圧
を維持する。下に説明する電流制限部44なしで、ノード点125はコンパレー
タ120の非反転入力端子と直接接続することができよう。
て非アクティブであり、抵抗126を介して比較的に小さなコンデンサ127に
コンデンサ124と同じ電圧が調整される。したがってμC11の出力端子RG
Lを介してコンパレータ120の非反転入力端子での電圧を調整することができ
る。
三角信号(三角波信号)が印加される。三角波発振器35はコンパレータ130
を有する。コンパレータ130の出力端子P3は、正帰還抵抗132を介してそ
の非反転入力端子に接続され、同様に負帰還抵抗131を介してコンパレータ1
30の出力端子P3はコンパレータ130の反転入力端子に接続されている。コ
ンデンサ135はコンパレータ130の反転入力端子とアース100との間に接
続されている。コンパレータ130の出力端子はさらに抵抗133を介して+V
ccと接続されている。コンパレータ130の非反転入力端子は夫々2つの抵抗
134、136を介して+Vccないしアース100と接続されている。
P1,P2,P3がプロットされている。装置をスイッチオンすると、P1は放
電されたコンデンサ135によってアース100に接続され、P2は134を介
して+Vccに接続され、したがってP1より大きくなる。したがってコンパレ
ータ出力端子およびP3はHIGHとなる。これによりコンデンサ135は抵抗
133と131を介して充電され、P1の電位およびひいては三角波信号は上昇
する。値P2は、 a)抵抗134,133および132の並列回路、および b)下部の分圧抵抗136から得られる。
りコンパレータ130の出力P3はLOWに、すなわちアースに切り替わる。し
たがってP3はゼロへ移行する。したがってコンデンサ135は抵抗131とコ
ンパレータ130を介して放電を開始し、これは三角信号の下降部分となる。値
P2は、 a)抵抗132と136の並列回路、および b)分圧抵抗134から得られる。
タ130は再びHIGHに切り替わり、P3には再び+Vccが印加される。こ
のようにして例えば25kHzの三角信号が発生する。
おいて、コンパレータ120の非反転入力端子(+)の基準信号よりも下にあれ
ば、コンパレータ120の出力端子OFFはHIGHである。そして下部トラン
ジスタ141ないし143は論理AND素子147ないし148を介して、OU
T1ないしOUT2によりスイッチングすることができる。三角信号の電圧が基
準信号の電圧よりも高ければ、コンパレータ120の出力端子OFFはLOWで
あり、したがって固定子巻線38には通電しない。
ューティ比を調整することができる。デューティ比とは、三角信号の一周期中に
コンパレータ120の出力がHIGHである期間と全体期間との割合である。こ
のデューティ比は0%から100%の間とすることができる。モータ回転数が過
度に高い場合、コンデンサ124はRGLを介して放電され、これによりデュー
ティ比は減少される。この制御全体はパルス幅変調(PWM)と称される。プル
アップ抵抗128は、コンパレータ120のオープンコレクタ出力端子OFFが
HIGHのときに+Vccまでプルアップするのに用いる。
、コンデンサ124が初期化時に所定の時間だけRGLを介して充電され、これ
によりコンデンサ127の電圧はブリッジ37のスイッチオンに必要な最小値に
達する。
ースへ流れることにより実現される。抵抗140を流れる電流が大きければ大き
いほど、抵抗140での電圧も高くなり、したがってノード点149での電位も
高くなる。
サ127の電圧を低下させ、コンパレータ120の出力端子におけるデューティ
比はこれにより小さくなる。抵抗126は、大きなコンデンサ124が電流制限
の際に共に放電し、電流制限が進行するのを阻止する。なぜなら小さなコンデン
サ127は急速に放電することができるからである。アクティブな電流制限が終
了した後、比較的に小さなコンデンサ127はコンデンサ124により再び充電
され、その電圧にセットされる。したがって抵抗126とコンデンサ127は電
流制限部44の優先度を規定する。
ルタ素子を有する。このフィルタ素子はnpnトランジスタ150によって、そ
のベースに十分に高い電圧が印加されるとき、コンパレータ120の非反転入力
端子をアースに引き込むように作用する。その後方には、別の抵抗153と15
5およびコンデンサ154からなるろ波素子が配置されている。
.5を参照されたい。電流制限部はそこに記載のように、コンパレータによって
も構成でき、かつプログラム制御することができる。
16参照)から計算される。この計算は図21で詳細に説明する。結果は、制御
偏差の量(絶対値)に対する正の調整量CNT_Rであり、符号VZ_Rはモー
タが過度に高速(VZ_R=0)であるか、または過度に緩慢(VZ_R=1)
であるかを指示する。
ータは過度に緩慢であり、コンデンサ124(図19)を充電しなければならな
い。このためにS422でポートRGL(図3,図19)がRGL:=1により
HIGHにセットされる。同じようにVZ_R=0の場合、すなわちモータが過
度に高速である場合は、S420でポートRGLがRGL:=0によりLOWに
セットされる。
する時間だけ待機される。そしてこの時間の間にコンデンサ124およびひいて
はコンデンサ127(図19)が充電ないし放電される。
えば10μsだけ待機される。これに続いてS426で、CNT_R>0か否か
が検査される。肯定であれば、ループカウンタとして使用される値CNT_Rは
まだ処理されない。そしてS424にリターンジャンプする。S426でCNT
_R=0であれば、ループを合計CNT_R回通過したことになり、このときC
NT_Rとは、S404で計算された元の値CNT_Rの意味である。
ISTATEにセットされ、コンデンサ124の充電ないし放電は終了する。
わち図20のS404での計算の数値例を示す。S440で、目標回転数に相応
する「ホール長」HL_sと測定されたホール長HL_i(図16)との差D_
HLが計算される。例として目標回転数が1000回転/分であるとする。この
目標回転数は、15000μsの「ホール長」と、ひいては0x3A98の2バ
イト表現に相応する。実際回転数はここでは1100回転/分である。これは1
3636μsのホール長と、0x3544の2バイト表現に相応する。したがっ
て差D_HLは0x0554であり、S440では2進で表現されている。
4でVZ_Rがゼロにセットされ、それ以外の場合、S446でD_HLは反対
の差(HL_i−HL_s)により計算される。したがって答えは正であり、符
号VZ_Rが1にセットされる。
MSB)には常にゼロがシフトされる。シフトを行うのは、調整量CNT_Rが
1バイトの大きさしかなく、制御偏差H_DLはしばしば過度に大きいからであ
る。3回右へシフトすることは、余りを考慮しない8による整数割り算に相当す
る。シフトの際にLBの最下位3ビットの情報は失われてしまう。S440から
の例としてのシフトは2進表現で示されている。
定であれば、シフトされたD_HLは相変わらず1バイトより大きく、CNT_
RがS458で最大値0xFF(2進:11111111)にセットされる。S
450でHB=0であれば、S452でLB=0であるか否かも検査される。L
Bが0でなければ、S456でCNT_RはLBにセットされる。上の例ではC
NT_Rは0xAAにセットされ、これは10進で170に相応する。S452
でLB=0であれば、S448でのシフトの前であっても制御偏差がLBの下位
3ビットに存在することが可能である。長い間小さな制御偏差を維持しないよう
にするため、CNT_RはS454で0x01にセットされる。符号VZ_Rと
値CNT_Rとは図21のルーチンの最後で、図20での制御のために使用され
る。
場合に対して示す。図23は、信号OFFを調整コンデンサ124の充電時で、
図24は信号OFFを調整コンデンサ124の放電時で示す。
パレータ120の反転入力端子(-)と接続されている。出力端子RGLは、μ
C11内部の等価回路により、それぞれの状態RGL=TRISTATE、RG
L=HIGHおよびRGL=LOWについて示されている。電流制限抵抗123
を介して調整コンデンサ124はRGLによって、変化しないままか(図22)
、充電されるか(図23)または放電される(図24)。出力端子OFFには、
電圧U_Cにより定められるデューティ比を備えたPWM信号が存在する。
それぞれの状態において示す。ここで図23Bと24BにおいてRGLは、時点
194でRGL=TRISTATEからHIGH又はLOWに切り替わる。
35により形成された三角信号の電圧U_Dと調整コンデンサ124の電圧U_
Cとを出力端子RGLのそれぞれの状態において示す。ここでは三角電圧U_D
の瞬時値が常に値0より大きいことに注意すべきである。
M信号OFFを示す。図22Dでデューティ比は時間(の経過)に対して等しく
、図23DではU_Cが上昇するにつれて大きくなり、図24CではU_Cが減
少するにつれて小さくなる。
の上昇は断えず(何度も)中断される。これは、図29で説明するように制御が
小さな時間部分または小片に分割されているためである。図29で制御の各呼び
出しの際にRGLはHIGHにセットされ、コンデンサ124は短時間だけ充電
される。制御を去る前にRGLは再びTRISTATEにセットされ、コンデン
サ124の電圧U_Cは一定に留まる。図23Eには充電が記号”CH”により
示されており、一定のインターバルが記号”N−CH”により示されている。
デンサ124は放電され、同様に図29にしたがって経過する。
の抵抗温度係数)抵抗NTCにより検出される(図2と図4)。A/D変換A/
Dを介してS502でNTC抵抗の電圧U_NTCからデジタル温度値NTC_
VALが検出される(図2,4,5,6,および7)。S504で特性曲線のヒ
ステリシスHYSTが実現される(図8と9)。センサ故障機能ではS506で
、A/D変換器A/Dの故障が存在するか否かが検査される(図10)。センサ
故障YESの場合には、目標回転数の計算を迂回し、S508で固定のセンサ故
障回転数n_SAが選択され、ホール長計算“CALC HL_s”にS512
でジャンプする。(センサ故障NOのとき)ヒステリシス機能HYSTからのN
TC値NTC_VALにより、S510で特性曲線関数“f(NTC_VAL)
”を介して目標回転数n_sが計算される(図11,12,13,14および1
5)。目標回転数はS512でホール長計算“CALC HL_s”により“ホ
ール長”HL_sに換算される。モータの実際回転数はS514で、信号HAL
Lを送出するホールセンサを介して検出される(図4,16,および17)。信
号HALLによりトリガされたホール割込を介してS516(“MEAS HL
_i”)で、2つのホール割込間のホール長HL_iが測定される(図16と1
7)。目標値および実際値に対する2つのホール長を用い制御器“CALC”が
S518で、HL_sとHL_iの差の大きさに対する調整値CNT_Rを、ま
た符号VZ_Rを計算する(図21)。CNT_RとVZ_Rに基づいて、OU
Tにおいてコンデンサ124の電圧U_CがS520で上昇されるかまたは減少
される(図19と20)。コンデンサ124の電圧U_Cを介してPWMS52
2でPWM信号のデューティ比が調整される(図19)。PWM信号のデューテ
ィ比を介してS524で最後にモータの速度が制御される。
ートである。ファンのスイッチオンの後、μC11で内部リセットがトリガされ
る。S600でμC11が初期化(INIT)される。例えばパラメータがEE
PROM26から読み出され、PWM制御のコンデンサ124(図19)が最小
値に充電され、ウォッチドッグタイマWDCNT79がA/D変換のためにスタ
ートする。
ャはS602で開始する。機能マネージャは個々のサブプログラムの経過を制御
する。
処理される。これにはS602での通信機能COMMが含まれる。なぜならII
Cバス30(図18)を例えば2kのボー速度の場合には250μs毎に検査し
なければならないからである。S604でA/D変換(S502,図25)が呼
び出され、S606でモータ回転数の制御RGLが行われる(図25のS518
およびS520)。
て1ビットがリザーブされる。 この実施例では機能レジスタ195は1バイトの大きさである。これは最下位
ビット(LSB)から始まって、要求可能な機能に対する以下の要求ビットを定
義する。これについては下に説明する: ・ヒステリシス機能およびセンサ故障機能に対するFCT_FILT ・特性曲線点規定機能に対するFCT_PT ・回転数補間機能に対するFCT_IPOL ・HL_sの計算のためのホール長計算機能に対するFCT_HL
ネージャ190に依存することができる。機能レジスタ195は、この実施例で
は1バイトを占有するが、さらに別のバイトだけ拡張することもできる。
は、要求された機能のビットが1にセットされる。次回、機能マネージャ190
が実行の際に、比較的に優先度の高い別の要求可能な機能を呼び出さなければ、
この機能が実行される。
び0にセットする。これにより、実行時に処理できない機能が可能になる。なぜ
ならこの機能は例えば過度に長い時間を必要とし、分割して複数の呼び出しで処
理すべきだからである。
れぞれ、それらの要求ビットがセットされているか否かが検査される。1つの機
能において肯定であれば、この機能が実行され、これに続いて再び機能マネージ
ャ190の開始S602へジャンプする。機能レジスタ195の検査順序は要求
可能な機能の優先度を設定する。機能マネージャ190においてより高いランク
の機能はより高い優先度を有する。
S606に追加しても、IICバスの2つの問い合わせ間の最大許容時間を決し
て上回らない長さでなければならない。2kボー速度と、最大許容時間が250
μSである上記の例では、S610からS624で呼び出される機能(複数)に
対する最大処理時間は約100μsである。したがって図25で実行される機能
は通常、時間的に短い区間に分割しなければならない。
ているか否か、すなわち値1を有するか否か検査される。セットされていれば、
FILT、S612へジャンプし、ヒステリシス機能(S504,図25)とセ
ンサ故障機能(S506とS508,図25)がFILTで実行される。これら
はフィルタ機能と称される。なぜならヒステリシス機能により値NTC_VAL
の負方向への小さな変動がろ波され、センサ故障機能により不可能な値NTC_
VALがろ波されるからである。さらにNTC_VALの先行値についての平均
値形成(変動平均)が可能である。
CT_PTがセットされているか否かが検査される。セットされていれば、計算
変形に応じて、測定された値NTC_VALを取り囲む特性曲線規定点の1つか
たは2つがPT、S614で検出され、ロードされる(S510の一部、図25
)。
れば、S620でFCT_IPOLがセットされ、IPOL,S622で、値N
TC_VALに所属する目標回転数値n_sの計算が実行される(S510の一
部、図25)。
、S624でFCT_HLがセットされ、目標回転数n_sからHL、S626
で「ホール長」HL_sが計算される(S512,図25)。これに続いて再び
S602へジャンプする。
、アクションなしでS602へリターンジャンプし、機能マネージャ190の各
実行の際に実行される機能が新たに呼び出される。 機能マネージャにより、μC11のリソースを最適に使用することができる。
Cバス30(図18)が読み取られ、ないし書き込まれ、またはデータがEEP
ROMに書き込まれ、ないしこれから読み出される S604のA/D変換も同様に機能マネージャの各実行の際に呼び出される。
示す。S100からS104の初期化部197は、メインプログラムのS600
の初期化部INITで実行される。A/D変換へのジャンプはS106とS10
8との間の点Aで行われる。比較WDCNT>0xFBの結果(S120)が否
定(N)であれば、点Bで再びA/D変換を去る。ステップS106を忘れてい
るわけではない。S120でもはやWDCNT>0xFBでなければ、図5に示
すようにS122で(CNT_HB81,CNT_LB82)から形成されたカ
ウンタCNT80が増分され、これに続いてS106でウォッチドッグタイマW
DCNTが再び0xFFにセットされ、ウォッチドッグタイマが新たにスタート
される。
すると、S118で要求ビットFCT_FILTが1にセットされ、これにより
次に可能な際にS612(図26)でフィルタ機能が実行される。 S606(図26)では、制御RGL(S518とS520,図25)が呼び
出される。
こでは図20から出発する。図20と同じ部分または同じ作用の部分には同じ参
照符号が付してあり、再度説明しない。
算の直後に去る。このことはフラグFLAG_Rの導入により達成される。S4
00でFLAG_R=1でなければ、制御が新たに呼び出される。S402でF
LAG_R:=1によりFLAG_Rが1にセットされ、制御がアクティブであ
ることが通知される。これに続いて図20のように、制御計算がS404で実行
され、制御からジャンプする。
ィブであり、図20のステップS418からS428のようにコンデンサ124
を充電ないし放電しなければならない。
い。なぜなら、PWM制御のコンデンサ124(図19)の充電ないし放電はし
ばしば100μsをこえる長さを必要とするからである。
しの際(図26のS606)に部分的に充電ないし放電される。これにより制御
の呼び出しが、IICバスによる最大許容時間、例えば100μsをこえること
を必要とすることがない。
NおよびステップS410からS416が導入される。S410では変数TMP
_Rに値(CNT_R−8)が配属される。すなわち調整量値CNT_Rは数8
だけ減少される。TMR_R>0であれば、S412でS416へジャンプし、
それ以外の場合はS414へジャンプする。S416では、すなわちCNT_R
が8より大きい場合には、カウンタ変数Nに値8が配属され、CNT_Rに値T
MP_Rが配属される。これにより新たな調整量CNT_Rが制御の次の呼び出
しの際に既知である。S414では、すなわちCNT_Rが8以下の場合、カウ
ンタ変数Nに値CNT_Rが配属され、FLAG_Rが0にセットされる。なぜ
ならCNT_Rは制御のこの呼び出しの際に完全に処理されるからである。
してコンデンサ124がループの実行中に充電ないし放電される。しかしこのル
ープは、図20とは異なり、CNT_R回実行されるのではなく、N回、すなわ
ち8回実行される。このためにS424’とS426’でCNT_RはNにより
置換される。
よって、新たなNTC_VALが存在する場合には、次の機会にS610(図2
6)からヒストリシス機能(図9)およびセンサ故障機能(図10)が呼び出さ
れる。
FILTは再び0にセットされ、S612でFCT_PTは1にセットされる。
これによりS614への次のジャンプの際に特性曲線検出機能S618が呼び出
される。
し、FCT_IPOLを1にセットする。S620への次のジャンプの際に、さ
らにS622が呼び出される。回転数補間機能がS622で終了すると、これは
FCT_IPOLを0に、FCT_HLを1にセットする。
出され、その終了時にFCT_HLは再び0にセットされる。S626では「ホ
ール長」に対する目標値HL_sが計算される。
のときにIICバス30により規定される時間制限を簡単に満たすことができる
。さらにサブプログラムと割込ルーチンを別のサブプログラムにより簡単に呼び
出すことができる。
スク、例えば自動車モータの制御を行うマイクロコントローラまたはマイクロプ
ロセッサを有する全ての機器に適する。
。 図5は、A/D変換のフローチャートである。 図6は、A/D変換に使用するカウンタの構造図である。 図7は、A/D変換経過のタイムチャートである。 図8は、ヒステリシスを有する特性曲線である。 図9は、ヒステリシス機能のフローチャートである。 図10は、センサ概要のフローチャートである。 図11は、4つの規定点を有する特性曲線の規定例を示す線図である。 図12は、図11の特性曲線の規定点の表である。 図13は、目標回転数を規定特性曲線から計算するためのフローチャートである
。 図14は、所定の温度に対して補間された点の特性曲線である。 図15は、規定特性曲線から目標回転数を計算するための変形実施例のフローチ
ャートである。 図16は、ホール信号および配属されたモータ信号の概略図である。 図17は、ホール割込ルーチンのフローチャートである。 図18は、EEPROMの制御とバスを介したアクセスに重要な部材の回路図で
ある。 図19は、電気モータの調整と駆動に重要な部材の回路図である。 図20は、回転数調整の基本経過に対するフローチャートである。 図21は、図20の調整に対する目標値と符号の計算のフローチャートである。 図22Aから図22Dは、正しい回転数でモータを調整するための概略図である
。 図23Aから図23Eは、比較的に低い回転数でモータを調整するための概略図
である。 図24Aから図24Eは、比較的に高い回転数でモータを調整するための概略図
である。 図25は、調整の全体フローチャートである。 図26は、機能マネージャの有利な実施例の概略図である。 図27は、機能マネージャで使用される機能レジスタの概略図である。 図28は、機能マネージャに対して変形されたA/D変換ルーチンのフローチャ
ートである。 図29は、機能マネージャに対して変形された調整ルーチンのフローチャートで
ある。
Claims (68)
- 【請求項1】 回転数が可変物理量(2)、とりわけ温度により制御される
電子モータにおいて、 デジタル個別値の形態で記憶された特性マップを有し、 該特性マップは前記物理量を電子モータの相応の回転数に割り当て、 マイクロコントローラ(11)またはマイクロプロセッサを有し、 該マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサは、前記記憶されたデジタ
ル個別値にアクセスする、 ことを特徴とする電子モータ。 - 【請求項2】 前記デジタル個別値は少なくとも部分的にベクトル形態で記
憶されている、請求項1記載の電子モータ。 - 【請求項3】 マイクロコントローラ(11)またはマイクロプロセッサに
は、特性マップに記憶されたデジタル個別値の間を補間するためのプログラムが
配属されている、請求項1または2記載の電子モータ。 - 【請求項4】 アナログ物理量(2)をデジタル値に変換するためのA/D
変換器(10)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の電子モータ
(9)。 - 【請求項5】 A/D変換がオーバフローしたか否かを検査する装置を有す
る、請求項4記載の電子モータ。 - 【請求項6】 オーバフローが発生した場合には、A/D変換時に発生した
デジタル値を先行のデジタル値により置換する、請求項5記載の電子モータ。 - 【請求項7】 A/D変換の後にヒステリシス機能(S504)が接続され
、 該ヒステリシス機能では、物理量の変化が小さい場合に、先行のA/D変換に
より検出されたデジタル値を維持し、モータの回転数変動を低減する、請求項1
から6までのいずれか1項記載の電子モータ。 - 【請求項8】 該ヒステリシス機能は、一方の方向に物理量が変化するとき
にのみ作用し、反対の方向に変化するときは作用しない、請求項7記載の電子モ
ータ。 - 【請求項9】 A/D変換の後に妥当性検査機能(S506)が接続され、 該妥当性検査機能は、A/D変換の際に検出されたデジタル値を妥当性につい
て検査し、妥当性のないデジタル値を先行のデジタル値により置換する、請求項
1から8までのいずれか1項記載の電子モータ。 - 【請求項10】 電子モータには回転数制御器(6)が配属されており、 A/D変換の際に形成された信号を、前記回転数制御器に対する目標値信号の
形成のために使用する、請求項1から9までのいずれか1項記載の電子モータ。 - 【請求項11】 電子モータのロータが所定の回転角を通過するのに必要と
する時間に実質的に比例するデジタル信号を実際値信号として用いる、請求項1
0記載の電子モータ。 - 【請求項12】 A/D変換の際に検出されたデジタル値を、ロータ(39
)が所定の回転角を通過するのに必要となる時間に対する値に変換する(S51
2)、請求項10または11記載の電子モータ。 - 【請求項13】 デジタル目標値信号とデジタル実際値信号との差、または
その反対の差を形成し、これにより制御偏差の尺度に対するデジタル偏差信号(
CNT_R)および当該デジタル偏差の符号に対するデジタル符号信号(VZ_
R)を得る、請求項12記載の電子モータ。 - 【請求項14】 電子モータの制御のためのPWM調整器が設けられており
、 該PWM調整器のデューティ比は、コンデンサ(124)の電圧により制御可
能であり、 該コンデンサは、前記デジタル偏差信号の絶対値に実質的に比例する時間の間
、充電または放電され、 前記符号信号により、コンデンサが充電されるかまたは放電されるかが制御さ
れる、請求項13記載の電子モータ。 - 【請求項15】 特性マップのデジタル値を記憶するために不揮発性メモリ
(26)が設けられている、請求項1から14までのいずれか1項記載の電子モ
ータ。 - 【請求項16】 不揮発性メモリ(26)に記憶されたデジタル個別値の少
なくとも一部は変更可能である、請求項15記載の電子モータ。 - 【請求項17】 端子(30)を有し、 該端子は、値を不揮発性メモリ(26)に入力するための入力装置と接続可能
である、請求項16記載の電子モータ。 - 【請求項18】 データバスへの接続路が設けられており、 該データバスを介してデータが不揮発性メモリへ伝送可能である、請求項16
または17記載の電子モータ。 - 【請求項19】 不揮発性メモリ(26)へのおよび/または不揮発性メモ
リからのデータ伝送は、電子モータのマイクロプロセッサまたはマイクロコント
ローラ(11)により制御可能である、請求項17または18記載の電子モータ
。 - 【請求項20】 モータのマイクロコントローラ(11)またはマイクロプ
ロセッサは、外部入力装置とのデータ接続のためにデータ接続のいわゆるスレー
ブとして構成されている、請求項19記載の電子モータ。 - 【請求項21】 動作時間が計数される、請求項1から20までのいずれか
1項記載の電子モータ。 - 【請求項22】 動作時間は外部から問い合わせ可能である、請求項22記
載の電子モータ。 - 【請求項23】 デジタル個別値は少なくとも部分的に、所属の勾配を有す
る点として記憶されている、請求項1または2記載の電子モータ。 - 【請求項24】 物理量、とりわけ回転数を制御するための方法において、 a)デジタル形態の物理量に対する所望の値、および該物理量に対する実際値か
ら、同様にデジタル形態で差を形成し、制御偏差を検出する工程; b)前記差の符号および絶対値を検出する工程; c)前記符号に依存してアナログ蓄積素子を充電または放電する工程; d)前記充電または放電の持続時間が、検出された差の絶対値量に実質的に比例
するように行う工程; e)前記アナログ蓄積素子の充電に依存する値により調整素子のデューティ比を
制御する工程、 該調整素子はその出力信号により被制御物理量を制御する工程(図20)、 を含むことを特徴とする物理量の制御方法。 - 【請求項25】 アナログ蓄積素子の電荷変化の過程を時間的に別個の少な
くとも2つの過程に分割し、 当該過程の間で少なくとも1つの別のプロセスを実行する(図29)、請求項
24記載の方法。 - 【請求項26】 前記別のプロセスは比較的に高い優先度を有するプロセス
である、請求項25記載の方法。 - 【請求項27】 該調整素子としてPWM調整器を使用し、 アナログ蓄積素子の電荷に依存する値により、前記PWM調整器のデューティ
比を制御する(図22,23および図24)、請求項24から26までのいずれ
か1項記載の方法。 - 【請求項28】 制御偏差として検出された差を定数、とりわけ1より小さ
い定数と乗算する(図21)、請求項24から27までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項29】 前記乗算を、2進値として存在する数をレジスタでシフト
することにより行う(図21)、請求項28記載の方法。 - 【請求項30】 制御偏差として検出された差を、所定の大きさを上回る場
合、先行する値により置換する(図21)、請求項24から29までのいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項31】 差を形成する際に、所定の最大値を上回る値が発生するか
否かを検査し、上回る値が発生する場合には当該差を所定の値により置換する(
図21)、請求項30記載の方法。 - 【請求項32】 乗算過程により、差に対して値ゼロが得られたときは、当
該値をゼロとは異なる値により置換する(図21)、請求項28または29記載
の方法。 - 【請求項33】 電子モータの回転数を温度に依存して制御する方法におい
て、 a)メモリに特性曲線規定点の値集合を記憶する工程であって、該値集合は少な
くとも、所定の温度を表す値と、該温度に配属された回転数情報とを含む工程; b)モータ回転数を制御する温度を表す瞬時値を、時間間隔をおいて検出する工
程; c)当該検出された値を、記憶された前記温度を表す値と比較する工程であって
、該温度を表す値は記憶された値集合に含まれている工程; d)前記瞬時値に隣接する記憶値を検出する工程; e)前記隣接する値から出発する補間によって、検出された瞬時値についての回
転数情報を検出する工程; f)当該補間された回転数情報から導出された値(H_L)を目標回転数の設定
のために電子モータの回転数制御器に供給する工程(図25)、 を含むことを特徴とする制御方法。 - 【請求項34】 補間された回転数情報を線形補間により求める(図14)
、請求項33記載の方法。 - 【請求項35】 少なくとも1つの特性曲線規定点に対して、所定の温度を
表す値と当該値に配属された回転数情報とに加えて、線形補間のために勾配を記
憶する(図12)、請求項34記載の方法。 - 【請求項36】 メモリに記憶された値は変更可能である(図18)、請求
項33から35までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項37】 温度を表すために検出された値を、先行する検出の際に温
度を表すために検出された値と比較し、 温度が上昇した場合かまたは温度が所定の最小値だけ減少した場合にだけ、目
標回転数の設定に用いる値を変更する、請求項33から36までのいずれか1項
記載の方法。 - 【請求項38】 前記所定の最小値は変数として記憶する、請求項37記載
の方法。 - 【請求項39】 前記所定の最小値は、バスを介して不揮発性メモリで変更
可能である(図18)、請求項38記載の方法。 - 【請求項40】 温度を表すために検出された値を妥当性について検査し、 当該検出された値が、実際には発生しない温度、とりわけ過度に低い温度に相
応する場合、所定の回転数目標値を形成する(図10)、請求項33から39ま
でのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項41】 発生しない温度に対しては最低温度とみなし、当該温度以
下の全ての温度に、所定の回転数情報を配属する、請求項40記載の方法。 - 【請求項42】 所定の最低温度と所属の回転数情報とを不揮発性メモリに
記憶し、変更可能とする(図18)、請求項41記載の方法。 - 【請求項43】 温度を表すために検出された値が実際には発生しない温度
に相応する場合、電子モータをその最大回転数に調整する、請求項42記載の方
法。 - 【請求項44】 モータ回転数を制御するためにパルス幅変調を使用し、 当該パルス幅変調では、コンパレータの一方の入力端子に印加される三角信号
と、コンパレータの他方の入力端子にコンデンサにより設定される電圧とを使用
し、 該電圧はマイクロコントローラにより変更可能である、請求項33から43ま
でのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項45】 コンデンサの電荷の変化は、少なくとも一度、別のプロセ
スにより中断される(図29)、請求項44記載の方法。 - 【請求項46】 温度に依存する抵抗を含む分圧器を備えた装置でのA/D
変換方法であって、 前記分圧器のタップがコンパレータの一方の入力端子における電位を設定し、 コンパレータの他方の入力端子における電位はコンデンサにより定められ、 該コンデンサは定電流源を介して充電可能である形式の方法において、 a)まずコンデンサを放電させる工程; b)続いて、定電流源による充電の際にコンデンサが他方の入力端子の電位に達
するまでに必要な時間を測定する工程; c)当該時間を温度に依存する抵抗の温度に対する尺度として使用する工程(図
7)、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項47】 前記工程a)でコンデンサを充電させ、工程c)で時間測
定に用いるマイクロコントローラまたはマイクロプロセッサが設けられている(
図4)、請求項46記載の方法。 - 【請求項48】 支持値の形態で温度/回転数特性曲線を定義する離散値が
記憶装置に記憶された電子モータであって、 前記離散値は、電子モータの外部に配置された入力装置へのデータ接続路を介
して変更可能である、 ことを特徴とする電子モータ。 - 【請求項49】 該記憶装置は不揮発性メモリ(26)である、請求項48
記載の電子モータ。 - 【請求項50】 該記憶装置はEEPROM(26)である、請求項49記
載のモータ。 - 【請求項51】 外部バスへの接続路を有するマイクロプロセッサまたはマ
イクロコントローラが設けられており、当該マイクロプロセッサまたはマイクロ
コントローラは、離散値を外部バスから不揮発性メモリへさらに出力するよう構
成されている、請求項48から50までのいずれか1項記載のモータ。 - 【請求項52】 マイクロコントローラ(11)には、外部バスを介したア
クセスに対するパスワード機能が配属されている、請求項51記載のモータ。 - 【請求項53】 マイクロコントローラは、記憶装置に記憶された離散値に
対してチェックサム機能を有している、請求項51または52記載のモータ。 - 【請求項54】 電子コミュテーション式モータの駆動方法であって、 該モータには、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラと、これに配
属されたプログラムとが配属されており、 該プログラムは、優先度の種々異なる複数ないし多数のモータ機能を制御する
ために用いると共に、以下の工程; a)モータの駆動に必要な多数の要求可能なルーチンを設ける工程; b)要求可能なルーチンが必要な場合、相応の要求信号を当該ルーチンに対して
セットする工程; c)上位のプログラム機能によって、要求されたルーチンの位置のどれが最高の
優先度を有するか検査し、優先度が最高の当該ルーチンを第1に実行する工程; d)最高優先度の当該ルーチンを実行した後、該ルーチンに配属された要求信号
をリセットする工程(図26); を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項55】 ループの形式に応じて、モータの運転中に常時繰り返す(
図26)、請求項54記載の方法。 - 【請求項56】 プログラムで実行すべき要求可能なルーチンがその実行中
に、別の実行すべき要求可能なルーチンに対する要求信号を形成する、請求項5
4または55記載の方法。 - 【請求項57】 上位のプログラム機能は、それぞれ要求されたルーチンの
処理後に、モータの駆動に必要であり、かつ時間的にクリティカルなプログラム
ステップのシーケンスを実行し、次に要求されたルーチンをスタートする(図2
6)、請求項54から56までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項58】 上位のプログラム機能は、要求可能なルーチンの処理後に
、モータに設けられたデータバスへの接続をそれぞれ問い合わせする(図26)
、請求項57記載の方法。 - 【請求項59】 要求可能なルーチンの最大持続時間を、データバスを介す
るデータ伝送の所望のボー速度により設定する(図26)、請求項58記載の方
法。 - 【請求項60】 モータのコミュテーションを、瞬時のプログラム経過を中
断するそれぞれの割込中に行う(図17)、請求項54から59までのいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項61】 ちょうど実行中の命令を、瞬時のプログラム経過の割込に
より行われる中断前に処理する、請求項60記載の方法。 - 【請求項62】 ロータ位置を検出するためホール発生器を有する電子コミ
ュテーション式モータに対して適用し、ホール発生器の出力信号の所定形式の変
化によって割込をトリガする、請求項60または61記載の方法。 - 【請求項63】 要求された機能は、これが完全に処理されると直ちにその
要求信号をリセットする(図26)、請求項54から62までのいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項64】 マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ(11)
とバスとを有し、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ(11)はバ
スとモータの両方を制御することを特徴とするモータ。 - 【請求項65】 マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ(11)
は付加的に、モータに供給されるアナログ信号のA/D変換を制御する、請求項
64記載のモータ。 - 【請求項66】 マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ(11)
は付加的に温度/回転数特性曲線を実現する、請求項64または65記載のモー
タ。 - 【請求項67】 マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ(11)
は、少なくとも1つの機能へのバスを介したアクセスに対するパスワード保護機
能を有する、請求項64から66までのいずれか1項記載のモータ。 - 【請求項68】 マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ(11)
は動作時間カウンタを有する、請求項64から67までのいずれか1項記載のモ
ータ。
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