JP4142815B2 - ブラシレスモータの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホール素子を備えたモータ本体部の回転子を回転させる駆動電力を送出するスイッチング素子のオンオフのためのPWM信号(回転数に対応する)のデューティ比の変更に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車に搭載される空調装置の送風機ファンのモータは、電機子コイルに流れる電流の方向を整流子とブラシとを用いて切り換えるブラシレスモータが用いられるようになって来ている。
【0003】
このブラシレスモータは、電機子コイル、ロータ、シリンダ、ホール素子等からなるモータ本体部と、電機子コイルに互いに異なる位相(120度のずれ)の駆動信号を供給するパワーMOSトランジスタを有するドライバ回路と、ホール素子からの検出信号及びFAN指示信号等からロータの回転数を制御する複数相の出力PWM信号をドライバ回路の各パワーMOSトランジスタの各ゲートに送出する制御装置とから構成されている。この制御装置は、実際はマイコン又はカスタムICである。
【0004】
このような制御装置においては、FAN指示信号が入力している間は各ホール素子の検出信号の周期からモータ本体部のロータの回転数を求め、この回転数と、空調制御アンプ(図示せず)からのFAN指示信号が示す指示回転数(デューティ比)とから目標回転数にするデューティ比を求める。そして、このデューティ比のPWM信号を出力PWM信号とし、各相毎にタイミングをずらした複数の出力PWM信号として同時に送出する。
【0005】
すなわち、各出力PWM信号の幅を変更することにより、FAN指示信号に基づく回転数を得るようにしていた。
【0006】
また、FAN指示信号、希望とする回転数を示すものであり、実際はこの回転数に対応したデューティ比のパルスである。そして、このFAN指示信号のパルスを平滑して直流レベルの電圧に変換された後に、前述の制御装置にFAN指示信号として入力するようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パワーMOSFETトランジスタは製造誤差、温度等によってゲート容量が変化している場合があり、その結果、FAN指示信号に基づく指示回転数よりも幅が長い駆動信号が電機子コイルに送出されることになって実際の回転数が早くなる場合があった。
【0008】
ところが、従来のブラシレスモータの制御装置は、パワーMOSFETトランジスタは製造誤差等がない標準的なゲート容量としてFAN指示信号に基づく回転指示信号を生成し、この回転指示信号に基づく出力PWM信号を生成してパワーMOSFETトランジスタのゲートを制御している。
【0009】
すなわち、パワーMOSFETトランジスタのゲート容量が変わっている場合は、指示された回転数とモータの実際の回転数とが一致するように出力PWM信号のデューティ比を変更しなければならないので、新たにプログラム又はカスタムICを作り直さなければならないという課題があった。
【0010】
従って、パワーMOSFETトランジスタのゲート容量が変わっても、制御装置(1)を作り直すことなく、指示された回転数と実際の回転数とを容易に一致させることができることが望ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のブラシレスモータの制御装置は、外部と内部とを接続させるための複数の端子(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端子を介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の各相の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数のスイッチング素子(Q1、Q2、…)に、外付けの充電回路(10)からの電圧(Vca)を入力して所定のデューティ比の出力PWM信号を出力する出力PWM信号生成回路(4)を備え、前記ホール素子からの検出信号と前記出力PWM信号との差から前記複数のスイッチング素子を制御する制御信号を送出する制御手段を備え、これらを集積化したIC部を有するブラシレスモータの制御装置(1)である。
【0012】
前記充電回路(10)は、
コンデンサ(Ca)と抵抗(Ra)とを直列接続し、その接続点が当該制御装置の前記IC部の端子(3k)に接続され、前記抵抗(Ra)に電源が接続されてなり、
前記IC部の出力PWM制御回路(4)は、
前記端子(3k)にコレクタを接続したトランジスタ(TR1)と、
前記端子(3k)を介して一定の電流を流す定電流回路(8)と、
前記基準電圧と前記端子(3k)の電圧とを比較し、前記端子(3k)の電圧が前記基準電圧以下の間は前記トランジスタ(TR1)をオフさせる出力信号を前記トランジスタ(TR1)のベースに送出するコンパレータ(com1)と、
前記回転指示信号の電圧と前記トランジスタ(TR1)のコレクタに得られる前記コンデンサの電圧(Vca)が回転指示信号の電圧以下のときは前記出力PWM信号を反転させるコンパレータ(com2)と
を備えたことを要旨とする。
【0013】
このため、出力PWM信号生成回路(4)によって、端子(3k)に外付けされた充電回路(10)のコンデンサ(Ca)の電圧(Vca)が基準電圧(Va)以下の間は、このコンデンサ(Ca)に対して充電が行われる。
【0014】
例えば、抵抗(Ra)に接続された電源Vccによる電流(IS2)が抵抗(Ra)を介してコンデンサ(Ca)に充電すると共に、出力PWM信号生成回路(4)の定電流源(8)からの電流Is2が充電される。すなわち、充電電圧の波形はのこぎり波となり、こののこぎり波の傾斜部が丸みを帯びることになる。
【0015】
そして、こののこぎり波の電圧と、入力された回転指示信号の電圧とが比較された出力PWM信号が生成される。
【0016】
例えば、のこぎり波の電圧が回転指示信号の電圧以下のときはHレベル、のこぎり波の電圧が回転指示信号の電圧以上のときはLレベルの出力PWM信号が生成される。
【0017】
すなわち、のこぎり波の傾斜部が丸みを帯びているので、回転指示信号の電圧に早く到達するので、出力PWM信号は、Hレベルの幅が狭くなり、Lレベルの幅が長くなったデューティ比となる。
【0018】
この出力PWM信号のデューティ比は、抵抗(Ra)及びコンデンサ(Ca)からなる充電回路(10)を外付けにしていることにより、抵抗(Ra)、コンデンサ(Ca)を取り替えることによって容易に変更できる。
【0019】
特に、出力PWM信号生成回路(4)をIC(集積化)した場合は、スイッチング素子の特性が変わっても、外付けの充電回路(10)を変更するだけでよい。
【0020】
また、本発明のブラシレスモータの制御装置は、外部と内部とを接続させるための複数の端子(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端子を介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の各相の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数のスイッチング素子(Q1、Q2、…)に、回転数を示す回転指示信号の電圧が端子(3j)に入力すると、その電圧に基づく所定のデューティ比の出力PWM信号より生成した複数の制御信号を送出する機能を集積化してなるIC部を有する制御装置を有するブラシレスモータの制御装置である。
【0021】
このブラシレスモータの制御装置は、充電回路(10)と、指示回転数補正回路(22)とを備えると共に、前記IC部に出力PWM制御回路(4)とを備え、
前記充電回路(10)は、
コンデンサ(Ca)と抵抗(Ra)とを直列接続し、その接続点が当該制御装置の前記IC部の端子(3k)に接続され、前記抵抗(Ra)に電源が接続されてなり、
前記指示回転数補正回路(22)は、
前記回転指示信号の入力に伴って、前記デューティ比に従って増幅した電流をコレクタに得るトランジスタ回路(TR、Rb、Rc、Rf)と、
前記トランジスタ回路のコレクタに一方を接続し、他方を前記端子(3j)に接続した抵抗(Rd)と、
前記制御装置(1)の端子(3j)に一方を接続し、他方をアースに接続したコンデンサChと、
抵抗ReとダイオードDとを直列接続して前記抵抗(Rd)に並列接続された放電制御部(22a)とを備え、
前記出力PWM制御信号(4)は、
前記端子(3k)にコレクタを接続したトランジスタ(TR1)と、
前記端子(3k)を介して一定の電流を流す定電流回路(8)と、
前記基準電圧(Vcc)と前記端子(3k)の電圧とを比較し、前記端子(3k)の電圧が前記基準電圧以下の間は前記トランジスタ(TR1)をオフさせる出力信号を前記トランジスタ(TR1)のベースに送出するコンパレータ(com1)と、
前記指示回転数補正回路(22)からの前記電圧(Vch)と前記トランジスタ(TR1)のコレクタに得られる前記コンデンサの電圧(Vca)とを比較し、前記電圧(Vch)以下のときは前記出力PWM信号を反転させるコンパレータ(com2)と
を備えたことを要旨とする。
【0022】
このため、回転指示信号が入力すると、この回転指示信号のデューティ比に対応する電圧値が小さくなってコンデンサに充電されて制御装置(1)の端子(3j)に入力する。すなわち、入力した回転数より低い回転数となって制御装置(1)に入力する。
【0023】
さらに、ICである制御装置(1)に外付けの充電回路(10)と、出力PWM信号生成回路(4)を内蔵した制御装置(1)とから構成した場合は、回転数指示信号は集積回路である制御装置の前段に設けられた指示回転数補正回路によって入力された回転数より低い回転数の電圧となって制御装置の端子(3j)に入力する。
【0024】
そして、この制御装置内に設けた出力PWM信号生成回路(4)によって、低い回転数にされた回転数指示信号と、端子(3k)に外付けされた充電回路(10)を用いて得た傾斜部が丸みを帯びたのこぎり波信号とが比較されて、さらに回転数が低減されたデューティ比の出力PWM信号が生成される。
【0025】
【発明の効果】
以上のように本発明の指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装置によれば、抵抗とコンデンサとを接続した外付けの充電回路によって傾斜部が丸みを帯びたのこぎり波を得るように生成し、こののこぎり波と入力された回転指示信号の電圧とを比較した結果を、ホール素子を備えたモータ本体部に位相の異なる複数の駆動電力を送出するスイッチング素子のオンオフを制御する制御信号を得るための出力PWM信号としたことにより、この出力PWM信号は、そのデューティ比が回転指示信号が示す回転数より低い回転数となるので、スイッチング素子のゲート容量が変化していても実際の回転数が指示された回転数より早くなるということがない。
【0026】
すなわち、スイッチング素子のゲート容量が変化していても、モータ本体部の回転子の回転数を指示された回転数に一致させることができるという効果が得られている。
【0027】
また、スイッチング素子の特性が変わっても外付けの充電回路の抵抗、コンデンサを変更するだけで、出力PWM信号のデューティ比を容易に変更することができるという効果が得られている。
【0028】
特に、出力PWM信号生成回路をIC化した場合に、スイッチング素子をパワーMOSFETとしている場合に、そのゲート容量が変わっても単に外付けの抵抗、コンデンサを取り替えるだけで、そのゲート容量の変動を補うデューティ比の出力PWM信号とすることが容易にできる。このため、ICを作り直す必要がなくなるのでコストを低減できる。
【0029】
また、本発明のブラシレスモータコントローラによれば、制御装置の前段に指示回転数補正回路を備え、この指示回転数補正回路が、回転指示信号が入力すると、この回転指示信号のデューティ比に対応する電圧値をコンデンサに充電させて小さくした後に、制御装置に入力させることにより、スイッチング素子のゲートを制御するために生成される出力PWM信号のデューティ比が小さくなるので、スイッチング素子のゲート容量が変化していても、実際の回転数が指示された回転数以上となることがないという効果が得られている。
【0030】
また、入力された回転数に対してどの程度低減させるかは、外付けされたコンデンサと抵抗によって決定することが可能であるので、制御装置をICにしているときは、スイッチング素子の特性が変わっても、制御装置を作り直すことなく、抵抗、コンデンサを変更するだけで回転数を低減させる量を可変できるという効果が得られている。
【0031】
さらに、制御装置に充電回路を外付けし、制御装置内にこの充電回路によって得られた傾斜部が丸みを帯びたのこぎり波信号と、入力された回転指示信号の電圧との比較結果を出力PWM信号とする出力PWM信号生成回路を備えたことにより、前段で回転数が低減された回転指示信号を、さらに回転数を低減させたデューティ比の出力PWM信号とすることが可能であるので、前段で補えなかった回転数の誤差を補うことが可能となるという効果が得られている。
【0032】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>
図1は実施の形態1の指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装置の概略構成図である。図1に示すブラシレスモータの制御装置1は、スイッチング素子を駆動するための出力PWM信号のパルス幅を容易に変更するための機能を有したカスタムICである。
【0033】
この制御装置1は、端子3a〜端子3fを介してモータ本体部2に位相の異なる電力を供給する駆動回路6に接続され、端子3g〜3iを介してモータ本体部2のホールIC(IC1、IC2、IC3)に接続されている。このホール素子はそれぞれ磁気を検出したときには検出時に出力をHレベルにする正転信号とその反転信号(総称した単に検出信号という)送出する。
【0034】
これらのホール素子ICを有するモータ本体部2の概略構成を初めに説明する。モータ本体部2は、図2に示すように、シャフト12の一端の周囲に回転検出用のためのマグネット13(以下センサマグネット13という)を設け、このセンサマグネット13の周囲に6個の突極14a、14b、……を有する固定子14を取付けている。前述のセンサマグネット13はN極とN極、S極とS極とがそれぞれ一対で対向させられ、シャフト12の一方の端の周囲に設けられている。
【0035】
また、固定子14の6個の突極14a、14b、……にはコイル15a、15b、……が巻き付けられ、対向する2個のコイルで1相をなしている。すなわち、6個のコイルで三相の駆動系を構成している。
【0036】
この固定子14の外側にあるロータ16には図2に示すように、90度間隔でメインマグネット17a、17b、……が周設されている。ロータ16はシャフト12の他端(図示せず)にシャフト12と一体で回転可能に連結されている。
【0037】
さらに、固定子14にはセンサマグネット13の磁極(S極、N極)の磁界を検出するホール素子18a(IC1)、18b(IC2)、18c(IC3)が120度間隔で均等に配置されている。前述のセンサマグネット13のS、N極は、90度間隔で設けられ、S極とN極とが隣接配置され、S極とS極及びN極とN極とが対向配置させられている。
【0038】
すなわち、ロータ16が360度回転すると120度間隔に配置された各ホール素子18にはS極とN極とが順次対向して行くので以下に説明する検出信号が送出される。但し、N極とホール素子とが対向したときの出力はHレベル(正転)とする。
【0039】
ホール素子18a(IC1)からは30度〜120度及び210度〜300度の角度間をHレベルにした検出信号SL1(正転)と、これを反転した検出信号SH1とが送出される。
【0040】
また、ホール素子18b(IC2)からは60度〜150度及び240度〜330度の角度間をLレベルにした検出信号SL2(正転)と、これを反転した検出信号SH2とが送出される。
【0041】
さらに、ホール素子18c(IC3)からは90度〜180度及び270度〜360度の角度間をHレベルにした検出信号SL3(正転)と、これを反転した検出信号SH3とが送出される。
【0042】
つまり、ホール素子は、回転方向に従って30度ずれて前述の角度の時にHレベル又はLレベルのタイミングで切り替わって行く検出信号SL1、SL2、SL3、SH1、SH2、SH3を出力している。
【0043】
これらの検出信号は、回転速度に応じてHレベル又はLレベルの間隔が狭まったり長くなったりするが、前述の角度間のときにHレベル又はLレベルになる。つまり、各ホール素子は回転速度に応じた周期の検出信号SL1、SL2、SL3、SH1、SH2、SH3を出力している。
【0044】
これらのホール素子は実際は2本の出力線(正転、反転用)で制御装置1にそれぞれ接続され、合計で6本が制御装置1に接続されるが、本説明では3本の線のみを示す。
【0045】
一方、駆動回路部6は、モータ制御装置10に接続された6個の抵抗R1、R2、……と、6個のパワー素子Q1、Q2……とからなり、モータ制御装置1からの各制御信号に基づく駆動信号を生成し、これらの駆動信号を対応するパワー素子Q1、Q2……に送出する。
【0046】
次に、制御装置1の構成を説明する。モータ制御装置1は、図1に示すように、内部に出力PWM信号生成回路4を備えている。この出力PWM信号生成回路4は図1に示すように、オープンコレクタタイプのコンパレータcom1及びコンパレータcom2と、トランジスタTR1及びトランジスタTR2と、Vcc電源を分圧する分圧抵抗R10、R11、R12と、定電流回路8と、抵抗R13とを備えている。
【0047】
また、出力PWM信号生成回路4は、端子3kを介して外付けされた充電回路10を有している。この充電回路10は、コンデンサCaと抵抗Raとを直列接続し、その接続点cを端子3kに接続している。また、抵抗Raは電源Vccに接続されている。
【0048】
コンパレータcom1は、プラス入力を定電流回路8と、トランジスタTR1のコレクタと、本カスタムIC(制御装置)の端子3kに接続されている。このトランジスタTR1のエミッタはアースに接続されている。
【0049】
すなわち、トランジスタTR1は、コンデンサCaの電圧Vcが所定レベルに到達したときにオフする。
【0050】
また、コンパレータcom1は、マイナス入力を分圧抵抗R1と分圧抵抗R2との分圧点aに接続している。
【0051】
さらに、トランジスタTR2は、コレクタを分圧抵抗R11、R12の分圧点bに接続し、ベースをコンパレータcom1の出力及びトランジスタTR1のベース並びに抵抗R13に接続している。また、このトランジスタTR2のエミッタはアースに接続されている。
【0052】
また、コンパレータCom2は、マイナス入力をトランジスタTR1のコレクタに接続し、プラス入力にFAN指示信号を電圧レベルに変換した入力レベル信号を入力し、出力端を後述する中央制御回路7に接続している。
【0053】
さらに、制御装置1は、センサ入力回路9と、中央制御回路7(ロジックで組まれている)と、駆動制御回路12等を備えている。
【0054】
センサ入力回路9は、ヒステリシス特性を有する3個のコンパレータ(図示せず)を備え、それぞれのコンパレータがホールIC(IC1、IC2、IC3)からの正転、反転の検出信号を比較し、両方の検出信号の差が所定以上になったときに出力信号S1、S2、S3を中央制御回路7にそれぞれ送出する。つまり、このコンパレータはヒステリシスを有しているので検出信号に重畳したノイズやチャタリングの影響を防止したロータの回転速度に応じた周期の出力信号S1、S2、S3(電気角がそれぞれ30度ずれた位相の出力信号)を出力している。
【0055】
中央制御回路7は、センサ入力回路9からの出力信号S1,S2,S3を入力し この出力信号S1、S2、S3が入力する毎に進角制御のためのクロック信号CKMを生成したり、クロック信号CKMおよび進角時間設定信号MS(どの程度進角させるかを示す信号)を入力して、センサ入力回路9からの出力信号S1,S2,S3に対し進角処理(進角前信号あるいは進角後信号を生成)を行う。また、三相制御回路、オーバラップ回路、上下短絡禁止回路、出力OFF回路、PWM合成回路等を有し、進角前信号あるいは進角後信号に対し、内部の論理回路を用いて、信号G1,G2,G3,G4,G5,G6を生成する。これら信号は、電気角60度に相当するオン時間を有する信号であり、それぞれ、トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6に対応するものである。そして、ローサイド側をPWM信号として駆動制御回路12に送出する。
【0056】
上記のように構成されたブラシレスモータの制御装置1の動作を以下に説明する。図3は本実施の形態1の動作を説明するタイミングチャートである。
【0057】
制御装置1は、図示しない回路によって、FAN指示信号と、センサ入力回路9からの出力信号S1,S2,S3とに基づくクロック信号(現在の回転速度に対応する周期)とを用いて生成した差を目標回転数とし、この目標回転数に対応する電圧を入力レベル信号として生成している。
【0058】
一方、出力PWM信号生成回路4は、電源Vccの入力に伴って、充電回路10は、抵抗Raを介してコンデンサCaに電流Is2が充電されると共に定電圧回路8からの定電流Is1がコンデンサCaに充電させられる。
【0059】
この抵抗Raを有して電流Is2を追加する理由を図3の波形図を用いて説明する。トランジスタTR1がコンデンサCaの電圧Vcが所定レベルに到達したときにオフさせられる出力PWM信号生成回路4としているので、抵抗Raが存在しないときは、コンデンサCaの充放電特性は直線的になり、トランジスタTR1のコレクタには図3の(a)に示すように傾斜部が直線的な「のこぎり波」となってコンパレータcom2のマイナス端子に入力する。
【0060】
コンパレータcom2は、この「のこぎり波」と分圧抵抗R10、R11の分圧点aの電圧Vaと比較し、図3の(b)に示すように、電圧Va以下の「のこぎり波」の間は出力をHレベル、電圧Va以上の「のこぎり波」の間は出力をLレベルにした出力PWM信号を中央制御回路7に送出してトランジスタQ1、Q2、…、Q6をオンオフさせる。この出力PWM信号のHレベルの時間をth、Lレベルの時間をtkとする。
【0061】
しかし、パワーMOSFETトランジスタはゲート容量が変化していると、FAN指示信号に基づいて生成した出力PWM信号よりも、モータ本体部2の各コイルに送出される駆動パルスが幅が長くなって実際の回転数が早くなる。
【0062】
ところが、図1に示すように、抵抗Raを介して電流Is2をコンデンサCaに充電させているの、図4の(b)のようにトランジスタTR1がオンオフされる毎に、図4の(a)に示すように傾斜部が直線的な「のこぎり波」とならないで図4の(c)に示すように傾斜部が丸みを帯びたような「のこぎり波」となる。
【0063】
すなわち、コンパレータcom2は、図4の(c)の傾斜部が丸みを帯びたような「のこぎり波」と、分圧抵抗R10、R11の分圧点aの電圧Vaと比較することになるので、図4の(d)に示すように、出力PWM信号のHレベルの時間は時間thより短い時間tmとなり、Lレベルの時間は時間tkより長い時間tpとなる。
【0064】
この時間は、コンデンサcaと抵抗Raとを外付けしているので、スイッチング素子、モータが変わってもカスタムICを作り直さなくとも容易に変更できる。
【0065】
次に、図1及び図4を用いて動作を具体的に説明する。トランジスタTR1がオフの間は、定電流源8からの定電流I1が端子3kを介して外付けのコンデンサCaに充電されると共に、電流is2が抵抗Raを介してコンデンサCaに充電される。すなわち、コンデンサCaの電圧Vcaは、図4の(c)に示すように傾斜が緩やかな「のこぎり波」となる。
【0066】
この「のこぎり波」の電圧がコンパレータcom1で分圧点aの電圧Vaと比較される。このとき、トランジスタTR2がオフとすると、分圧点aの電圧VaはトランジスタTR2がオンとなったときよりは低い電圧Va1となっている。
【0067】
すなわち、コンパレータcom1は、電圧Va1より、コンデンサCaの電圧Vac(「のこぎり波」)が低い間は出力をLレベルに維持している。また、コンデンサCaの電圧Vac(「のこぎり波」)が電圧Va1に到達したときは出力をHレベルにする。従って、図4の(b)に示すようなタイミングでトランジスタTR1はオンオフすることによって、トランジスタTR1のコレクタには、コンデンサCaの電圧Vcaは膨らみを持った傾斜の「のこぎり波」を発生させている。
【0068】
この「のこぎり波」は、コンパレータcom2のマイナス入力に入力し、コンパレータcom2はFAN回転指示信号を直流レベルにした入力レベル信号と比較した出力PWM信号を送出する。コンパレータcom2は入力レベル信号の電圧以下の間はHレベルを出力し、入力レベル信号の電圧以上の間はLレベルの出力PWM信号を中央制御回路7に送出する。
【0069】
すなわち、コンパレータcom2によって、図4の(c)及び(d)に示すように傾斜部に「丸み」を帯びた「のこぎり波」と比較するので、傾斜部が直線的な「のこぎり波」と比較すると、早く入力レベル信号の電圧に到達する。
【0070】
この結果、コンパレータcom2によって、図4の(d)に示すように、斜線部分はカットされるので、出力PWM信号のHレベルの時間は時間thより短い時間tmとなり、Lレベルの時間は時間tkより長い時間tpとなる。
【0071】
従って、パワーMOSFETトランジスタのゲート容量が変化しても、FAN指示信号に基づく出力PWM信号のデューティ比を小さくすることが可能であるからモータ本体部2が実際の回転数が早くなるということがない。
【0072】
尚、本発明に係るブラシレスモータの制御装置は、上記実施の形態で説明したブロアモータでの使用に限られるものではなく、ラジエータ用モータ等の様々なブラシレスモータに適応が可能である。
【0073】
は実施の形態2のブラシレスモータコントローラの概略構成図である。図に示すブラシレスモータコントローラ20は、FAN指示信号が制御装置1(IC)に入力する前に、FAN指示信号のデューティ比より低めにした電圧に変換して実施の形態1と同様な制御装置(カスタムIC)に送出する指示回転数補正回路22を備えている。
【0074】
また、制御装置1は、実施の形態1の機能の他に、端子3jに入力するFAN指示信号の電圧を検出し、この電圧が所定範囲を満たしているときは、次第に電圧を増加させて行ってFAN指示信号の電圧に到達させるソフトスタート波形を生成し、このソフトスタート波形に従った出力PWM信号を生成する機能を備えて、パワーMOSFETであるパワー素子Q1、Q2、…をオンオフさせている。
【0075】
次に、指示回転数補正回路22の構成を説明する。指示回転数補正回路22は、トランジスタTRのベースにFAN指示信号を入力する抵抗Rfを接続している。このトランジスタTRはエミッタをVDD電源に接続し、コレクタを抵抗Rcに接続している。また、ベースとエミッタ間には抵抗Rbが接続されている。
【0076】
さらに、トランジスタTRのコレクタには抵抗Rdの一方が接続されている。この抵抗Rdの他方は制御装置1(IC)の端子3jに接続されている。
【0077】
また、端子3j及び抵抗Rdの他方には平滑用の電界コンデンサChが接続されている。
【0078】
さらに、この抵抗Rdには、抵抗ReとダイオードDとを直列接続した放電制御部22aが並列接続されている。なお、ダイオードDのアノードは抵抗Rdの他方に接続され、カソードが抵抗Reに接続されている。
【0079】
すなわち、放電制御部22aは電界コンデンサChの電流を強制的に抵抗Rcを介して放電させている。
【0080】
上記のように構成されたブラシレスモータコントローラの動作を以下に説明する。
【0081】
FAN回転指示信号(入力PWM信号ともいう)が抵抗Rfを介してトランジスタTRのベースに入力すると、この信号がLレベルの間はトランジスタTRがオン状態となって電流Iを抵抗Rcに流すと共に、抵抗Rdを介して電界コンデンサChに充電させる。
【0082】
このとき、放電制御部22aが抵抗Rdに並列接続されているので、抵抗Rdを介して電界コンデンサCh側に流れる電流Iは放電制御部22aを介して分流する。
【0083】
つまり、FAN指示信号が例えば100回転のデューティ比のパルスとなってトランジスタTRに入力したとすると、電界コンデンサChの電圧Vchは100回転より低い回転数に相当する電圧Vcaとなって制御装置1の端子3jに入力する。
【0084】
この放電制御部22aを抵抗Rdに並列接続する理由を説明する。放電制御部22aが抵抗Rdに並列接続されていない場合は、FAN回転指示信号が抵抗Rfを介してトランジスタTRのベースに入力すると、この信号がLレベルの間はトランジスタTRがオン状態となって電流Iを抵抗Rcに流すと共に、抵抗Rdを介して電界コンデンサChに充電させる。
【0085】
つまり、図6に示すように、FAN回転指示信号が高回転を示すデューティ比のパルスになるに従って電界コンデンサChの電圧Vchは直線的(図6の点線)に上昇することになる。
【0086】
すなわち、制御装置1の端子3kにはFAN回転指示信号が示す回転数に対応する電圧が入力することになるから、パワーMOSFETトランジスタのゲート容量の変化によってFAN指示信号に基づく指示回転数よりも幅が長い駆動信号が電機子コイルに送出されることになって実際の回転数が早くなってしまう。
【0087】
そこで、放電制御部22aを抵抗Rdに並列接続することにより、FAN指示信号がトランジスタTRに入力したとき、この信号がLレベルの間はトランジスタTRがオン状態となって電流Iを抵抗Rdに流して電界コンデンサCaに充電させると共に、ダイオードD及び抵抗Reを介して分流させる。
【0088】
従って、電界コンデンサChの電圧Vchは、図6に示すようにFAN回転指示信号のデューティ比に対応して直線的に上昇しないで、湾曲的に上昇して行くことになる。
【0089】
例えばFAN回転指示信号が1000回転を示すデューティ比のパルスとなっているとすると、1000回転より低い回転数の電圧がFAN回転指示信号として制御装置1の端子3jに入力される。
【0090】
<実施の形態3>
実施の形態2においては制御装置(IC)の前段においてFAN回転指示信号を補正するようにしたが、制御装置(IC)はアナログ回路、デジタル回路等が混在しており、前段においてFAN回転指示信号を補正したとしても、これらのアナログ回路、デジタル回路がFAN回転指示信号を用いて出力PWM信号を生成するので、その出力PWM信号には誤差が生じる。
【0091】
このような誤差を調整可能とするために、実施の形態3においては、図7に示すように実施の形態1の制御装置(IC)の前段に指示回転数補正回路22を設けたブラシレスモータコントローラ19とする。
【0092】
次に動作を以下に説明する。図8は本実施の形態3の動作を説明するタイミングチャートである。
【0093】
FAN回転指示信号の入力に伴って、指示回転数補正回路22は、図8の(a)に示すようにFAN回転指示信号のデューティ比に対応して直線的に上昇しないで、湾曲的に上昇していく様な特性の電圧値に変換して端子3jに送出する。すなわち、入力した回転数よりは回転数が低くなる電圧値を端子3jに送出する。
【0094】
出力PWM信号生成回路4は、電源Vccの入力に伴って、充電回路10は、抵抗Raを介してコンデンサCaに電流Is2を充電する。また出力PWM信号生成回路4内の定電圧回路8からの定電流Is1がコンデンサCaに充電させられる。
【0095】
すなわち、図8の(b)のようにトランジスタTR1がオンオフされる毎に、傾斜部が直線的(点線で示している)な「のこぎり波」とならないで図8の(b)に示すように傾斜部が丸みを帯びたような「のこぎり波」となる。
【0096】
コンパレータcom2はトランジスタTR1のコレクタにおける傾斜部が丸みを帯びたような「のこぎり波」と、FAN回転指示信号に基づく入力レベルと比較することになるので、図8の(c)に示すように、出力PWM信号のHレベルの時間は、傾斜部を直線的にしたときの時間thより短い時間tmとなり、Lレベルの時間は、傾斜部を直線的にしたときの時間tkより長い時間tpとなる。
【0097】
この時間は、コンデンサcaと抵抗Raとを外付けしているので、スイッチング素子、モータが変わってもカスタムICを作り直さなくとも、出力PWM信号のデューティ比を変更できる。
【0098】
尚、本発明に係るブラシレスモータの制御装置は、上記実施の形態で説明したブロアモータでの使用に限られるものではなく、ラジエータ用モータ等の様々なブラシレスモータに適応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装置の概略構成図である。
【図2】モータ本体部の構成図である。
【図3】本実施の形態1の抵抗Raを有して電流IS2を追加する理由を説明する波形図である。
【図4】本実施の形態1の動作を説明する波形図である。
【図5】実施の形態2のブラシレスモータコントローラの概略構成図である。
【図6】実施の形態2による指示回転数の低下を説明する説明図である。
【図7】実施の形態3のブラシレスモータコントローラの概略構成図である。
【図8】実施の形態3による各部の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 制御装置
2 モータ本体部
3a〜3k 端子
6 駆動回路部
7 中央制御回路
8 定電流回路
9 センサ入力回路
13 センサマグネット
com1 コンパレータ
com2 コンパレータ
TR1 トランジスタ
3a〜3f 端子
22 指示回転数補正回路
22a 放電制御部
TR トランジスタ
Rd 抵抗
Ch 電界コンデンサ
com1 コンパレータ
com2 コンパレータ
TR1 トランジスタ
Ra 抵抗
Ca コンデンサ

Claims (2)

  1. 外部と内部とを接続させるための複数の端子(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端子を介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の各相の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数のスイッチング素子(Q1、Q2、…)に、外付けの充電回路(10)からの電圧(Vca)を入力して所定のデューティ比の出力PWM信号を出力する出力PWM信号生成回路(4)を備え、前記ホール素子からの検出信号と前記出力PWM信号との差から前記複数のスイッチング素子を制御する制御信号を送出する制御手段を備え、これらを集積化したIC部を有するブラシレスモータの制御装置(1)であって、
    前記充電回路(10)は、
    コンデンサ(Ca)と抵抗(Ra)とを直列接続し、その接続点が当該制御装置の前記IC部の端子(3k)に接続され、前記抵抗(Ra)に電源が接続されてなり、
    前記IC部の出力PWM制御回路(4)は、
    前記端子(3k)にコレクタを接続したトランジスタ(TR1)と、
    前記端子(3k)を介して一定の電流を流す定電流回路(8)と、
    前記基準電圧と前記端子(3k)の電圧とを比較し、前記端子(3k)の電圧が前記基準電圧以下の間は前記トランジスタ(TR1)をオフさせる出力信号を前記トランジスタ(TR1)のベースに送出するコンパレータ(com1)と、
    前記回転指示信号の電圧と前記トランジスタ(TR1)のコレクタに得られる前記コンデンサの電圧(Vca)が回転指示信号の電圧以下のときは前記出力PWM信号を反転させるコンパレータ(com2)と
    を有することを特徴とする指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装置。
  2. 外部と内部とを接続させるための複数の端子(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端子を介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の各相の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数のスイッチング素子(Q1、Q2、…)に、回転数を示す回転指示信号の電圧が端子(3j)に入力すると、その電圧に基づく所定のデューティ比の出力PWM信号より生成した複数の制御信号を送出する機能を集積化してなるIC部を有する制御装置を有するブラシレスモータの制御装置であって、
    充電回路(10)と、指示回転数補正回路(22)とを備えると共に、前記IC部に出力PWM制御回路(4)とを備え、
    前記充電回路(10)は、
    コンデンサ(Ca)と抵抗(Ra)とを直列接続し、その接続点が当該制御装置の前記IC部の端子(3k)に接続され、前記抵抗(Ra)に電源が接続されてなり、
    前記指示回転数補正回路(22)は、
    前記回転指示信号の入力に伴って、前記デューティ比に従って増幅した電流をコレクタに得るトランジスタ回路(TR、Rb、Rc、Rf)と、
    前記トランジスタ回路のコレクタに一方を接続し、他方を前記端子(3j)に接続した抵抗(Rd)と、
    前記制御装置(1)の端子(3j)に一方を接続し、他方をアースに接続したコンデンサChと、
    抵抗ReとダイオードDとを直列接続して前記抵抗(Rd)に並列接続された放電制御部(22a)とを備え、
    前記出力PWM制御信号(4)は、
    前記端子(3k)にコレクタを接続したトランジスタ(TR1)と、
    前記端子(3k)を介して一定の電流を流す定電流回路(8)と、
    前記基準電圧(Vcc)と前記端子(3k)の電圧とを比較し、前記端子(3k)の電圧が前記基準電圧以下の間は前記トランジスタ(TR1)をオフさせる出力信号を前記トランジスタ(TR1)のベースに送出するコンパレータ(com1)と、
    前記指示回転数補正回路(22)からの前記電圧(Vch)と前記トランジスタ(TR1)のコレクタに得られる前記コンデンサの電圧(Vca)とを比較し、前記電圧(Vch)以下のときは前記出力PWM信号を反転させるコンパレータ(com2)と
    を有することを特徴とするブラシレスモータの制御装置
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