JP2001345682A - 三角波発生回路、pwm制御装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

三角波発生回路、pwm制御装置及び電動パワーステアリング装置

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JP2001345682A
JP2001345682A JP2000166741A JP2000166741A JP2001345682A JP 2001345682 A JP2001345682 A JP 2001345682A JP 2000166741 A JP2000166741 A JP 2000166741A JP 2000166741 A JP2000166741 A JP 2000166741A JP 2001345682 A JP2001345682 A JP 2001345682A
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potential
terminal
triangular wave
circuit
capacitor
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Jun Tsuchimochi
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振幅の温度特性に優れ、任意の電圧で変極す
る三角波を発生させることが出来、三角波の振幅を大き
く取ることが出来る三角波発生回路の提供。 【解決手段】 一方の端子に固定電位が与えられたコン
デンサC1と、これを定電流で充電する為の第1電流源
13と、第1電流源13からの定電流を固定電位の端子
へ流し、コンデンサC1から定電流を固定電位へ放電さ
せる為の第2電流源15と、コンデンサC1の他方の端
子及び第1電流源13と第2電流源15との接続をオン
/オフする為のスイッチ回路14,12と、他方の端子
の電位と固定電位より高い第1電位とを比較し、端子の
電位の方が低くなったときにスイッチ回路14,12を
オフ状態にする第1比較回路11と、他方の端子の電位
と第1電位より高い第2電位とを比較し、端子の電位の
方が高くなったときにスイッチ回路14,12をオン状
態にする第2比較回路10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三角波を発生させ
る三角波発生回路、この三角波発生回路が発生させた三
角波をPWM搬送波とし、制御対象機器をPWM制御す
るPWM制御装置、及びこのPWM制御装置によりPW
M制御される電動モータにより操舵補助する電動パワー
ステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ回路による一般的な三角波発生
回路としては、コンパレータのヒステリシスを利用して
三角波を発生させる三角波発生回路、及び方形波を積分
することにより三角波を発生させる三角波発生回路があ
る。これらの三角波発生回路では、トランジスタのオー
プンコレクタにより出力するので、発生させた三角波の
振幅はトランジスタのサチュレーション電圧(飽和電
圧)及び周波数定数に依存している。サチュレーション
電圧は、トランジスタのドライブ比、コレクタ電流、プ
ロセス等によって異なり、また、製造工程によるばらつ
きも大きく、製造会社も特性保証出来ない為、回路設計
者が正確に設定することが出来ない。また、更に温度変
化によるばらつきもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、アナログ処理に
より、PWM(Pulse Width Modulation)信号を作成す
る場合、図5(b)に示すように、三角波をその振幅内
の直流電圧値と比較して、図5(a)に示すようなPW
M信号を作成するが、上述したような三角波発生回路で
は、三角波の下限値VL及び上限値VHを正確に規定出
来ず、比較する為の最適な直流電圧値を設定し難い。そ
の為、0%及び100%付近のデューティ比の設定を効
率的に(振幅一杯に)行うことは出来ないという問題が
ある。
【0004】また、コンパレータのヒステリシスを利用
する三角波発生回路では、1つのコンパレータのヒステ
リシスを利用している為(充放電の切り替えポイントを
1つのコンパレータにより行っている為)、三角波の振
幅は、コンパレータの同相入力範囲を超えることは出来
ず、大きく設定することが出来ないという問題がある。
特開平11−122938号公報には、2つのディジタ
ルコンパレータにより、それぞれ三角波の下限値及び上
限値を規定するディジタル回路による「PWMパルス生
成回路とそれを用いた制御システム」が開示されてい
る。
【0005】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、第1発明では、振幅の温度特性に優
れ、任意の電圧で変極する三角波を発生させることが出
来、また、三角波の振幅を大きく取ることが出来る三角
波発生回路を提供することを目的とする。第2発明で
は、第1発明に係る三角波発生回路を備えたPWM制御
装置を提供することを目的とする。第3発明では、第2
発明に係るPWM制御装置を備えた電動パワーステアリ
ング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る三角波発
生回路は、一方の端子に固定電位が与えられたコンデン
サと、該コンデンサを定電流で充電する為の第1電流源
と、該第1電流源からの定電流を前記固定電位の端子へ
流し、前記コンデンサから定電流を前記固定電位の端子
へ放電させる為の第2電流源と、前記コンデンサの他方
の端子及び前記第1電流源と該第2電流源との接続をオ
ン/オフする為のスイッチ回路と、前記他方の端子の電
位と前記固定電位より高い第1電位とを比較し、前記他
方の端子の電位の方が低くなったときに前記スイッチ回
路をオフ状態にする第1比較回路と、前記他方の端子の
電位と前記第1電位より高い第2電位とを比較し、前記
他方の端子の電位の方が高くなったときに前記スイッチ
回路をオン状態にする第2比較回路とを備え、前記コン
デンサの他方の端子の電位を三角波として出力すべくな
してあることを特徴とする。
【0007】この三角波発生回路では、コンデンサが一
方の端子に固定電位が与えられ、第1電流源がコンデン
サを定電流で充電する。第2電流源が第1電流源からの
定電流を固定電位の端子へ流し、コンデンサから定電流
を固定電位の端子へ放電させ、スイッチ回路がコンデン
サの他方の端子及び第1電流源と第2電流源との接続を
オン/オフする。第1比較回路は、コンデンサの他方の
端子の電位と固定電位より高い第1電位とを比較し、コ
ンデンサの電位の方が低くなったときにスイッチ回路を
オフ状態にする。第2比較回路は、コンデンサの他方の
端子の電位と第1電位より高い第2電位とを比較し、コ
ンデンサの電位の方が高くなったときにスイッチ回路を
オン状態にする。そして、コンデンサの他方の端子の電
位を三角波として出力する。
【0008】これにより、振幅の温度特性に優れ、任意
の電圧で変極する三角波を発生させることが出来、ま
た、三角波の下限値及び上限値を別のコンパレータで判
別するので、三角波の振幅を大きく取ることが出来、P
WM信号を作成する場合に、0%及び100%付近のデ
ューティ比の設定処理を行うことが出来る三角波発生回
路を実現することが出来る。
【0009】第2発明に係るPWM制御装置は、請求項
1に記載された三角波発生回路を備え、該三角波発生回
路が発生させた三角波をPWM搬送波とし、該PWM搬
送波に基づき、制御対象機器をPWM制御すべくなして
あることを特徴とする。
【0010】このPWM制御装置では、請求項1に記載
された三角波発生回路を備え、この三角波発生回路が発
生させた三角波をPWM搬送波とし、このPWM搬送波
に基づき、制御対象機器をPWM制御するので、PWM
信号を作成する場合に、0%及び100%付近のデュー
ティ比の設定処理を行うことが出来る。
【0011】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置は、電動モータと、請求項2に記載され、前記電動モ
ータを操舵手段の操舵に応じてPWM制御するPWM制
御装置とを備え、前記電動モータにより操舵補助すべく
なしてあることを特徴とする。
【0012】この電動パワーステアリング装置では、電
動モータと、請求項2に記載され、電動モータを操舵手
段の操舵に応じてPWM制御するPWM制御装置とを備
え、電動モータにより操舵補助するので、操舵補助トル
クの上限値を大きく、下限値を小さく取ることが出来
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
それを示す図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る三角波発生回路の
実施の形態1の構成を示す回路図である。この三角波発
生回路1は、コンデンサC1の一方の端子が接地(固定
電位)され、コンデンサC1の他方の端子は、電流源1
3(第1電流源)の出力端子に接続され、電流源13の
入力端子は電源電圧が与えられている。コンデンサC1
の他方の端子は、スイッチ14(スイッチ回路)の一方
の端子に接続され、スイッチ14の他方の端子は電流源
15(第2電流源)の入力端子に接続され、スイッチ1
4の制御端子はRS−FF12(スイッチ回路)のQ出
力端子に接続されている。電流源15の出力端子は接地
されている。
【0014】電源電圧端子及び接地端子間には、抵抗R
1,R2,R3が直列に接続され、抵抗R1,R2の接
続節点には電位V1(第2電位)が、抵抗R2,R3の
接続節点には電位V2(第1電位)がそれぞれ生じてい
る。電位V1は比較回路10(第2比較回路)の反転入
力端子に与えられ、比較回路10の非反転入力端子は、
コンデンサC1の他方の端子に接続されている。比較回
路10の出力端子は、抵抗R4を通じてプルアップさ
れ、RS−FF12のR入力端子に接続されている。
【0015】電位V2は比較回路11(第1比較回路)
の非反転入力端子に与えられ、比較回路11の反転入力
端子は、コンデンサC1の他方の端子に接続されてい
る。比較回路11の出力端子は、抵抗R5を通じてプル
アップされ、RS−FF12のS入力端子に接続されて
いる。コンデンサC1の他方の端子の電位は、三角波信
号として、バッファ回路16を通じて出力される。
【0016】以下に、このような構成の三角波発生回路
1の動作を、それを示す図2のタイミングチャートを参
照しながら説明する。動作開始時、コンデンサC1内の
電荷を略0とすると、コンデンサC1の他方の端子電位
(a)は、電位V2以下であり、このとき、比較回路1
0の出力電位(b)はLレベル、比較回路11の出力電
位(c)はHレベルとなり、RS−FF12のQ端子出
力(d)はHレベルとなり、これにより、スイッチ14
はオフ状態となっている。
【0017】スイッチ14がオフ状態であり、コンデン
サC1が電流源13により定電流Iにより充電され、他
方の端子電位(a)が瞬時に電位V2を超えると、比較
回路11の出力電位(c)はLレベルとなるが、RS−
FF12のQ端子出力(d)はHレベルを保持し、スイ
ッチ14もオフ状態であり続け、コンデンサC1は電流
源13により充電され続け、他方の端子電位(a)は上
昇し続ける。
【0018】コンデンサC1が電流源13により定電流
Iにより充電され、他方の端子電位(a)が電位V1を
超えると、比較回路10の出力電位(b)はHレベルと
なり、RS−FF12のQ端子出力(d)は反転してL
レベルとなり、スイッチ14はオン状態となる。これに
より、定電流2Iを流す電流源15が、電流源13の出
力端子とコンデンサC1の他方の端子に接続され、電流
源15は、電流源13からの定電流IとコンデンサC1
からの放電電流Iとを流し始める。
【0019】電流源15が、電流源13からの定電流I
とコンデンサC1からの放電電流Iとを流し始めると、
他方の端子電位(a)が瞬時に電位V1を下回り、比較
回路10の出力電位(b)はLレベルとなり、RS−F
F12のQ端子出力(d)はLレベルを保持し、スイッ
チ14もオン状態であり続け、コンデンサC1は電流源
15により放電し続け、他方の端子電位(a)は下降し
続ける。
【0020】コンデンサC1が電流源15により放電し
続け、他方の端子電位(a)が下降して電位V2を下回
ると、比較回路11の出力電位(c)はHレベルとな
り、RS−FF12のQ端子出力(d)は反転してHレ
ベルとなり、スイッチ14はオフ状態となる。これによ
り、コンデンサC1が電流源13により定電流Iにより
充電され、他方の端子電位(a)が瞬時に電位V2を超
えると、比較回路11の出力電位(c)はLレベルとな
るが、RS−FF12のQ端子出力(d)はHレベルを
保持し、スイッチ14もオフ状態であり続け、コンデン
サC1は電流源13により充電され続け、他方の端子電
位(a)は上昇し続ける。
【0021】コンデンサC1が電流源13により定電流
Iにより充電され、他方の端子電位(a)が電位V1を
超えると、比較回路10の出力電位(b)はHレベルと
なり、RS−FF12のQ端子出力(d)は反転してL
レベルとなり、スイッチ14はオン状態となる。これに
より、定電流2Iを流す電流源15が、電流源13の出
力端子とコンデンサC1の他方の端子に接続され、電流
源15は、電流源13からの定電流IとコンデンサC1
からの放電電流Iとを流し始める。以下、同様にして、
コンデンサC1の他方の端子電位(a)は上昇/下降を
繰り返し、バッファ回路16は、この上昇/下降を繰り
返す電位を三角波信号として出力する。
【0022】実施の形態2.図3は、本発明に係るPW
M制御装置及び電動パワーステアリング装置の実施の形
態2の要部構成を示すブロック図である。この電動パワ
ーステアリング装置は、操舵軸(図示せず)に加えられ
たトルクを検出するトルクセンサ30が検出し出力した
トルク検出信号が、インターフェイス回路31を介して
マイクロコンピュータ32へ与えられ、車速を検出する
車速センサ40が検出し出力した車速信号が、インター
フェイス回路41を介してマイクロコンピュータ32へ
与えられる。
【0023】マイクロコンピュータ32から出力される
リレー制御信号がリレー駆動回路35へ入力され、リレ
ー駆動回路35はリレー制御信号に従ってフェイルセー
フリレー接点35aをオン又はオフさせる。マイクロコ
ンピュータ32から出力されるクラッチ制御信号はクラ
ッチ駆動回路36へ入力され、クラッチ駆動回路36は
クラッチ制御信号に従ってクラッチ39をオン又はオフ
させる。クラッチ39の駆動電源は、フェイルセーフリ
レー接点35aのモータ駆動回路33側端子から与えら
れる。
【0024】マイクロコンピュータ32は、トルク検出
信号、車速信号及び後述するモータ電流信号に基づき、
トルク/電流テーブル38を参照することにより、出力
レベル指令値を作成し、作成した出力レベル指令値はモ
ータ駆動回路33へ与えられる。モータ駆動回路33
は、フェイルセーフリレー接点35aを通じて、車載バ
ッテリーPの電源電圧が印加され、与えられた出力レベ
ル指令値に基づき、操舵補助用の電動モータ34(ブラ
シレスモータ)を回転駆動させる。
【0025】電動モータ34が回転する際、回転子位置
検出器44がその回転子位置を検出し、モータ駆動回路
33は、この検出した回転子位置信号に基づき、電動モ
ータ34を回転制御する。電動モータ34に流れるモー
タ電流は、モータ電流検出回路37により検出され、モ
ータ電流信号としてマイクロコンピュータ32に与えら
れる。
【0026】図4は、電動モータ34、モータ駆動回路
33、モータ電流検出回路37及び回転子位置検出器4
4の構成例を示すブロック図である。電動モータ34
は、コイルA,B,Cがスター結線された固定子34a
と、コイルA,B,Cが発生させる回転磁界により回転
する回転子34bとを備え、回転子位置検出器44が回
転子34bの回転位置を検出する。
【0027】モータ駆動回路33は、スイッチング回路
8が、正極側端子と接地端子との間に直列接続されたト
ランジスタQ1,Q2と、逆方向に直列接続されたダイ
オードD1,D2とが並列接続され、直列接続されたト
ランジスタQ3,Q4と、逆方向に直列接続されたダイ
オードD3,D4とが並列接続され、直列接続されたト
ランジスタQ5,Q6と、逆方向に直列接続されたダイ
オードD5,D6とが並列接続されている。
【0028】トランジスタQ1,Q2の共通接続節点
と、ダイオードD1,D2の共通接続節点とには、スタ
ー結線されたコイルAの他方の端子Uが接続され、トラ
ンジスタQ3,Q4の共通接続節点と、ダイオードD
3,D4の共通接続節点とには、スター結線されたコイ
ルBの他方の端子Vが接続され、トランジスタQ5,Q
6の共通接続節点と、ダイオードD5,D6の共通接続
節点とには、スター結線されたコイルCの他方の端子W
が接続されている。
【0029】回転子位置検出器44が検出した、回転子
34bの回転位置は、ゲート制御回路9に通知される。
モータ駆動回路33は、マイクロコンピュータ32から
与えられた出力レベル指令が、比較回路2の反転入力端
子に入力され、比較回路2の非反転入力端子には、実施
の形態1において説明した三角波発生回路1が出力した
PWM搬送波(三角波)が入力される。
【0030】ゲート制御回路9には、比較回路2が出力
レベル指令とPWM搬送波とを比較し作成したPWM指
令値(パルス幅変調されたパルス列)、及びマイクロコ
ンピュータ32から与えられた回転方向の指示信号が与
えられる。ゲート制御回路9は、与えられた回転子34
bの回転位置及び回転方向の指示信号に応じて、トラン
ジスタQ1〜Q6の各ゲートをオン/オフし、例えば、
U−V,U−W,V−W,V−U,W−U,W−V,U
−Vのように、固定子34aに流れる電流の経路を切り
換え、回転磁界を発生させる。
【0031】回転子34bは、永久磁石であり、この回
転磁界から回転力を受け回転する。ゲート制御回路9
は、また、比較回路2から与えられたPWM指令値に従
って、トランジスタQ1〜Q6のオン/オフをPWM
(Pulse Width Modulation)制御することにより、ブラ
シレスモータである電動モータ34の回転トルクを増減
制御する。ダイオードD1〜D6は、トランジスタQ1
〜Q6のオン/オフにより発生するノイズを吸収する為
のものである。モータ電流検出回路37は、電動モータ
34の各端子U,V,Wに流れる電流を検出して加算
し、モータ電流信号としてマイクロコンピュータ32へ
与える。
【0032】以下に、このような構成の電動パワーステ
アリング装置の動作を説明する。マイクロコンピュータ
32は、トルクセンサ30が検出したトルク検出信号を
インターフェイス回路31を介して読込み、車速センサ
40が検出した車速信号をインターフェイス回路41を
介して読込む。マイクロコンピュータ32は、読込んだ
車速信号及び読込んだトルク検出信号から、トルク/電
流テーブル38を参照して、目標モータ電流を決定す
る。
【0033】次いで、マイクロコンピュータ32は、モ
ータ電流検出回路37からモータ電流信号を読込み、決
定した目標モータ電流と読込んだモータ電流信号との差
を演算し、演算した差に基づき、モータ34に目標モー
タ電流を流すべく、出力レベル指令値を決定する。
【0034】次に、マイクロコンピュータ32は、回転
方向を決定し、決定した出力レベル指令値及び回転方向
の指示信号をモータ駆動回路33へ与える。モータ駆動
回路33は、与えられた出力レベル指令値及び回転方向
の指示信号に基づき、モータ34を回転駆動させる。
【0035】このときのモータ駆動回路33の三角波発
生回路1の動作は、実施の形態1において説明した三角
波発生回路1の動作(図2)と同様であるので、説明を
省略する。比較回路2は、出力レベル指令と三角波発生
回路1が出力したPWM搬送波(三角波)とを比較し
て、PWM指令値(パルス幅変調されたパルス列)を作
成し、ゲート制御回路9に与える。
【0036】ゲート制御回路9は、与えられた回転子3
4bの回転位置及び回転方向の指示信号に応じて、トラ
ンジスタQ1〜Q6の各ゲートをオン/オフし、例え
ば、U−V,U−W,V−W,V−U,W−U,W−
V,U−Vのように、固定子34aに流れる電流の経路
を切り換え、回転磁界を発生させ、回転子34bは、こ
の回転磁界から回転力を受け回転する。ゲート制御回路
8cは、このとき、比較回路2bから与えられたPWM
指令値に従って、トランジスタQ1〜Q6のオン/オフ
をPWM(Pulse Width Modulation)制御することによ
り、ブラシレスモータである電動モータ34の回転トル
クを増減制御する。
【0037】
【発明の効果】第1発明に係る三角波発生回路によれ
ば、振幅の温度特性に優れ、任意の電圧で変極する三角
波を発生させることが出来、また、三角波の下限値及び
上限値を別のコンパレータで判別するので、三角波の振
幅を大きく取ることが出来、PWM信号を作成する場合
に、0%及び100%付近のデューティ比の設定処理を
行うことが出来る三角波発生回路を実現することが出来
る。
【0038】第2発明に係るPWM制御装置によれば、
PWM信号を作成する場合に、0%及び100%付近の
デューティ比の設定処理を行うことが出来る。
【0039】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置によれば、操舵補助トルクの上限値を大きく、下限値
を小さく取ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三角波発生回路の実施の形態1の
構成を示す回路図である。
【図2】図1に示した三角波発生回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】本発明に係るPWM制御装置及び電動パワース
テアリング装置の実施の形態2の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】電動モータ、モータ駆動回路、モータ電流検出
回路及び回転子位置検出器の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】従来のPWM制御装置の動作を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
1 三角波発生回路 2 比較回路 8 スイッチング回路 9 ゲート制御回路 10 比較回路(第2比較回路) 11 比較回路(第1比較回路) 12 RS−FF(スイッチ回路) 13 電流源(第1電流源) 14 スイッチ(スイッチ回路) 15 電流源(第2電流源) 16 バッファ回路 30 トルクセンサ 32 マイクロコンピュータ 33 モータ駆動回路 34 電動モータ 37 モータ電流検出回路 38 トルク/電流テーブル 40 車速センサ 44 回転子位置検出器 C1 コンデンサ V1 電位(第2電位) V2 電位(第1電位)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端子に固定電位が与えられたコン
    デンサと、該コンデンサを定電流で充電する為の第1電
    流源と、該第1電流源からの定電流を前記固定電位の端
    子へ流し、前記コンデンサから定電流を前記固定電位の
    端子へ放電させる為の第2電流源と、前記コンデンサの
    他方の端子及び前記第1電流源と該第2電流源との接続
    をオン/オフする為のスイッチ回路と、前記他方の端子
    の電位と前記固定電位より高い第1電位とを比較し、前
    記他方の端子の電位の方が低くなったときに前記スイッ
    チ回路をオフ状態にする第1比較回路と、前記他方の端
    子の電位と前記第1電位より高い第2電位とを比較し、
    前記他方の端子の電位の方が高くなったときに前記スイ
    ッチ回路をオン状態にする第2比較回路とを備え、前記
    コンデンサの他方の端子の電位を三角波として出力すべ
    くなしてあることを特徴とする三角波発生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された三角波発生回路を
    備え、該三角波発生回路が発生させた三角波をPWM搬
    送波とし、該PWM搬送波に基づき、制御対象機器をP
    WM制御すべくなしてあることを特徴とするPWM制御
    装置。
  3. 【請求項3】 電動モータと、請求項2に記載され、前
    記電動モータを操舵手段の操舵に応じてPWM制御する
    PWM制御装置とを備え、前記電動モータにより操舵補
    助すべくなしてあることを特徴とする電動パワーステア
    リング装置。
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