JP2001025278A - 指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装置及びブラシレスモータコントローラ - Google Patents

指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装置及びブラシレスモータコントローラ

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JP2001025278A JP11189560A JP18956099A JP2001025278A JP 2001025278 A JP2001025278 A JP 2001025278A JP 11189560 A JP11189560 A JP 11189560A JP 18956099 A JP18956099 A JP 18956099A JP 2001025278 A JP2001025278 A JP 2001025278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーMOSFETトランジスタのゲート容
量が変わっても、指示された回転数と、モータの実際の
回転数とを容易に一致させることができる指示回転数変
更機能付きブラシレスモータ及びブラシレスモータコン
トローラを得る。 【解決手段】 カスタムICである制御装置1は、充電
回路10を外付けにし、内部に出力PWM信号生成回路
4を設ける。そして、コンデンサCaに出力PWM信号
生成回路4の定電流Is1と抵抗Raを介して電流Is
2とを流すことで、コンデンサCaの電圧波形を傾斜部
に丸みを帯びた「のこぎり波」とし、この「のこぎり
波」とFAN指示信号に基づく入力レベル信号との比較
で出力PWM信号のデューティ比を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホール素子を備え
たモータ本体部の回転子を回転させる駆動電力を送出す
るスイッチング素子のオンオフのためのPWM信号(回
転数に対応する)のデューティ比の変更に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に搭載される空調装置の送
風機ファンのモータは、電機子コイルに流れる電流の方
向を整流子とブラシとを用いて切り換えるブラシレスモ
ータが用いられるようになって来ている。
【0003】このブラシレスモータは、電機子コイル、
ロータ、シリンダ、ホール素子等からなるモータ本体部
と、電機子コイルに互いに異なる位相(120度のず
れ)の駆動信号を供給するパワーMOSトランジスタを
有するドライバ回路と、ホール素子からの検出信号及び
FAN指示信号等からロータの回転数を制御する複数相
の出力PWM信号をドライバ回路の各パワーMOSトラ
ンジスタの各ゲートに送出する制御装置とから構成され
ている。この制御装置は、実際はマイコン又はカスタム
ICである。
【0004】このような制御装置においては、FAN指
示信号が入力している間は各ホール素子の検出信号の周
期からモータ本体部のロータの回転数を求め、この回転
数と、空調制御アンプ(図示せず)からのFAN指示信
号が示す指示回転数(デューティ比)とから目標回転数
にするデューティ比を求める。そして、このデューティ
比のPWM信号を出力PWM信号とし、各相毎にタイミ
ングをずらした複数の出力PWM信号として同時に送出
する。
【0005】すなわち、各出力PWM信号の幅を変更す
ることにより、FAN指示信号に基づく回転数を得るよ
うにしていた。
【0006】また、FAN指示信号、希望とする回転数
を示すものであり、実際はこの回転数に対応したデュー
ティ比のパルスである。そして、このFAN指示信号の
パルスを平滑して直流レベルの電圧に変換された後に、
前述の制御装置にFAN指示信号として入力するように
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パワー
MOSFETトランジスタは製造誤差、温度等によって
ゲート容量が変化している場合があり、その結果、FA
N指示信号に基づく指示回転数よりも幅が長い駆動信号
が電機子コイルに送出されることになって実際の回転数
が早くなる場合があった。
【0008】ところが、従来のブラシレスモータの制御
装置は、パワーMOSFETトランジスタは製造誤差等
がない標準的なゲート容量としてFAN指示信号に基づ
く回転指示信号を生成し、この回転指示信号に基づく出
力PWM信号を生成してパワーMOSFETトランジス
タのゲートを制御している。
【0009】すなわち、パワーMOSFETトランジス
タのゲート容量が変わっている場合は、指示された回転
数とモータの実際の回転数とが一致するように出力PW
M信号のデューティ比を変更しなければならないので、
新たにプログラム又はカスタムICを作り直さなければ
ならないという課題があった。
【0010】従って、パワーMOSFETトランジスタ
のゲート容量が変わっても、制御装置(1)を作り直す
ことなく、指示された回転数と実際の回転数とを容易に
一致させることができることが望ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の指示回転数変更
機能付きブラシレスモータの制御装置は、外部と内部と
を接続させるための複数の端子(3a、3b、…)を設
け、これらのいずれかの端子を介して所定個のホール素
子を備えたモータ本体部の各相の電機子に異なる位相の
駆動電力を供給する複数のスイッチング素子(Q1、Q
2、…)に、所定のデューティ比にされた出力PWM信
号に基づく複数の制御信号を生成して送出する機能を集
積化してなるブラシレスモータの制御装置(1)であ
る。
【0012】この制御装置(1)は、コンデンサ(C
a)と抵抗(Ra)とを直列接続し、その接続点が当該
装置の端子(3k)に接続され、抵抗(Ra)に電源が
接続された外付けの充電回路(10)と、制御装置
(1)に内蔵され、端子(3k)に得られる充電回路
(10)の電圧(Vca)が基準電圧(Va)以下の間
は、コンデンサ(Ca)に電流を充電させることで傾斜
部が丸みを帯びたのこぎり波信号を生成し、こののこぎ
り波信号の電圧と、入力された回転指示信号の電圧との
比較結果を出力PWM信号とする出力PWM信号生成回
路(4)とを備えたことを要旨とする。
【0013】このため、出力PWM信号生成回路(4)
によって、端子(3k)に外付けされた充電回路(1
0)のコンデンサ(Ca)の電圧(Vca)が基準電圧
(Va)以下の間は、このコンデンサ(Ca)に対して
充電が行われる。
【0014】例えば、抵抗(Ra)に接続された電源V
ccによる電流(IS2)が抵抗(Ra)を介してコン
デンサ(Ca)に充電すると共に、出力PWM信号生成
回路(4)の定電流源(8)からの電流Is2が充電さ
れる。すなわち、充電電圧の波形はのこぎり波となり、
こののこぎり波の傾斜部が丸みを帯びることになる。
【0015】そして、こののこぎり波の電圧と、入力さ
れた回転指示信号の電圧とが比較された出力PWM信号
が生成される。
【0016】例えば、のこぎり波の電圧が回転指示信号
の電圧以下のときはHレベル、のこぎり波の電圧が回転
指示信号の電圧以上のときはLレベルの出力PWM信号
が生成される。
【0017】すなわち、のこぎり波の傾斜部が丸みを帯
びているので、回転指示信号の電圧に早く到達するの
で、出力PWM信号は、Hレベルの幅が狭くなり、Lレ
ベルの幅が長くなったデューティ比となる。
【0018】この出力PWM信号のデューティ比は、抵
抗(Ra)及びコンデンサ(Ca)からなる充電回路
(10)を外付けにしていることにより、抵抗(R
a)、コンデンサ(Ca)を取り替えることによって容
易に変更できる。
【0019】特に、出力PWM信号生成回路(4)をI
C(集積化)した場合は、スイッチング素子の特性が変
わっても、外付けの充電回路(10)を変更するだけで
よい。
【0020】また、本発明のブラシレスモータコントロ
ーラは、外部と内部とを接続させるための複数の端子
(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端子を
介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の各相
の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数のスイ
ッチング素子(Q1、Q2、…)に、回転数を示す回転
指示信号の電圧が端子(3j)に入力すると、その電圧
に基づく所定のデューティ比の出力PWM信号より生成
した複数の制御信号を送出する機能を集積化してなる制
御装置を有するブラシレスモータコントローラである。
【0021】このブラシレスモータコントローラは、回
転指示信号が制御装置(1)の端子(3j)に入力する
前に、この回転指示信号のデューティ比で増幅した電流
でコンデンサを充電すると共に、該電流をコンデンサと
は別の経路に強制的に分流させながらコンデンサの電圧
を端子(3j)に送出する指示回転数補正回路を備えた
ことを要旨とする。
【0022】このため、回転指示信号が入力すると、こ
の回転指示信号のデューティ比に対応する電圧値が小さ
くなってコンデンサに充電されて制御装置(1)の端子
(3j)に入力する。すなわち、入力した回転数より低
い回転数となって制御装置(1)に入力する。
【0023】さらに、ICである制御装置(1)に外付
けの充電回路(10)と、出力PWM信号生成回路
(4)を内蔵した制御装置(1)とから構成した場合
は、回転数指示信号は集積回路である制御装置の前段に
設けられた指示回転数補正回路によって入力された回転
数より低い回転数の電圧となって制御装置の端子(3
j)に入力する。
【0024】そして、この制御装置内に設けた出力PW
M信号生成回路(4)によって、低い回転数にされた回
転数指示信号と、端子(3k)に外付けされた充電回路
(10)を用いて得た傾斜部が丸みを帯びたのこぎり波
信号とが比較されて、さらに回転数が低減されたデュー
ティ比の出力PWM信号が生成される。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の指示回転数変更機
能付きブラシレスモータの制御装置によれば、抵抗とコ
ンデンサとを接続した外付けの充電回路によって傾斜部
が丸みを帯びたのこぎり波を得るように生成し、このの
こぎり波と入力された回転指示信号の電圧とを比較した
結果を、ホール素子を備えたモータ本体部に位相の異な
る複数の駆動電力を送出するスイッチング素子のオンオ
フを制御する制御信号を得るための出力PWM信号とし
たことにより、この出力PWM信号は、そのデューティ
比が回転指示信号が示す回転数より低い回転数となるの
で、スイッチング素子のゲート容量が変化していても実
際の回転数が指示された回転数より早くなるということ
がない。
【0026】すなわち、スイッチング素子のゲート容量
が変化していても、モータ本体部の回転子の回転数を指
示された回転数に一致させることができるという効果が
得られている。
【0027】また、スイッチング素子の特性が変わって
も外付けの充電回路の抵抗、コンデンサを変更するだけ
で、出力PWM信号のデューティ比を容易に変更するこ
とができるという効果が得られている。
【0028】特に、出力PWM信号生成回路をIC化し
た場合に、スイッチング素子をパワーMOSFETとし
ている場合に、そのゲート容量が変わっても単に外付け
の抵抗、コンデンサを取り替えるだけで、そのゲート容
量の変動を補うデューティ比の出力PWM信号とするこ
とが容易にできる。このため、ICを作り直す必要がな
くなるのでコストを低減できる。
【0029】また、本発明のブラシレスモータコントロ
ーラによれば、制御装置の前段に指示回転数補正回路を
備え、この指示回転数補正回路が、回転指示信号が入力
すると、この回転指示信号のデューティ比に対応する電
圧値をコンデンサに充電させて小さくした後に、制御装
置に入力させることにより、スイッチング素子のゲート
を制御するために生成される出力PWM信号のデューテ
ィ比が小さくなるので、スイッチング素子のゲート容量
が変化していても、実際の回転数が指示された回転数以
上となることがないという効果が得られている。
【0030】また、入力された回転数に対してどの程度
低減させるかは、外付けされたコンデンサと抵抗によっ
て決定することが可能であるので、制御装置をICにし
ているときは、スイッチング素子の特性が変わっても、
制御装置を作り直すことなく、抵抗、コンデンサを変更
するだけで回転数を低減させる量を可変できるという効
果が得られている。
【0031】さらに、制御装置に充電回路を外付けし、
制御装置内にこの充電回路によって得られた傾斜部が丸
みを帯びたのこぎり波信号と、入力された回転指示信号
の電圧との比較結果を出力PWM信号とする出力PWM
信号生成回路を備えたことにより、前段で回転数が低減
された回転指示信号を、さらに回転数を低減させたデュ
ーティ比の出力PWM信号とすることが可能であるの
で、前段で補えなかった回転数の誤差を補うことが可能
となるという効果が得られている。
【0032】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は実施の形
態1の指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御
装置の概略構成図である。図1に示すブラシレスモータ
の制御装置1は、スイッチング素子を駆動するための出
力PWM信号のパルス幅を容易に変更するための機能を
有したカスタムICである。
【0033】この制御装置1は、端子3a〜端子3fを
介してモータ本体部2に位相の異なる電力を供給する駆
動回路6に接続され、端子3g〜3iを介してモータ本
体部2のホールIC(IC1、IC2、IC3)に接続
されている。このホール素子はそれぞれ磁気を検出した
ときには検出時に出力をHレベルにする正転信号とその
反転信号(総称した単に検出信号という)送出する。
【0034】これらのホール素子ICを有するモータ本
体部2の概略構成を初めに説明する。モータ本体部2
は、図2に示すように、シャフト12の一端の周囲に回
転検出用のためのマグネット13(以下センサマグネッ
ト13という)を設け、このセンサマグネット13の周
囲に6個の突極14a、14b、……を有する固定子1
4を取付けている。前述のセンサマグネット13はN極
とN極、S極とS極とがそれぞれ一対で対向させられ、
シャフト12の一方の端の周囲に設けられている。
【0035】また、固定子14の6個の突極14a、1
4b、……にはコイル15a、15b、……が巻き付け
られ、対向する2個のコイルで1相をなしている。すな
わち、6個のコイルで三相の駆動系を構成している。
【0036】この固定子14の外側にあるロータ16に
は図2に示すように、90度間隔でメインマグネット1
7a、17b、……が周設されている。ロータ16はシ
ャフト12の他端(図示せず)にシャフト12と一体で
回転可能に連結されている。
【0037】さらに、固定子14にはセンサマグネット
13の磁極(S極、N極)の磁界を検出するホール素子
18a(IC1)、18b(IC2)、18c(IC
3)が120度間隔で均等に配置されている。前述のセ
ンサマグネット13のS、N極は、90度間隔で設けら
れ、S極とN極とが隣接配置され、S極とS極及びN極
とN極とが対向配置させられている。
【0038】すなわち、ロータ16が360度回転する
と120度間隔に配置された各ホール素子18にはS極
とN極とが順次対向して行くので以下に説明する検出信
号が送出される。但し、N極とホール素子とが対向した
ときの出力はHレベル(正転)とする。
【0039】ホール素子18a(IC1)からは30度
〜120度及び210度〜300度の角度間をHレベル
にした検出信号SL1(正転)と、これを反転した検出
信号SH1とが送出される。
【0040】また、ホール素子18b(IC2)からは
60度〜150度及び240度〜330度の角度間をL
レベルにした検出信号SL2(正転)と、これを反転し
た検出信号SH2とが送出される。
【0041】さらに、ホール素子18c(IC3)から
は90度〜180度及び270度〜360度の角度間を
Hレベルにした検出信号SL3(正転)と、これを反転
した検出信号SH3とが送出される。
【0042】つまり、ホール素子は、回転方向に従って
30度ずれて前述の角度の時にHレベル又はLレベルの
タイミングで切り替わって行く検出信号SL1、SL
2、SL3、SH1、SH2、SH3を出力している。
【0043】これらの検出信号は、回転速度に応じてH
レベル又はLレベルの間隔が狭まったり長くなったりす
るが、前述の角度間のときにHレベル又はLレベルにな
る。つまり、各ホール素子は回転速度に応じた周期の検
出信号SL1、SL2、SL3、SH1、SH2、SH
3を出力している。
【0044】これらのホール素子は実際は2本の出力線
(正転、反転用)で制御装置1にそれぞれ接続され、合
計で6本が制御装置1に接続されるが、本説明では3本
の線のみを示す。
【0045】一方、駆動回路部6は、モータ制御装置1
0に接続された6個の抵抗R1、R2、……と、6個の
パワー素子Q1、Q2……とからなり、モータ制御装置
1からの各制御信号に基づく駆動信号を生成し、これら
の駆動信号を対応するパワー素子Q1、Q2……に送出
する。
【0046】次に、制御装置1の構成を説明する。モー
タ制御装置1は、図1に示すように、内部に出力PWM
信号生成回路4を備えている。この出力PWM信号生成
回路4は図1に示すように、オープンコレクタタイプの
コンパレータcom1及びコンパレータcom2と、ト
ランジスタTR1及びトランジスタTR2と、Vcc電
源を分圧する分圧抵抗R10、R11、R12と、定電
流回路8と、抵抗R13とを備えている。
【0047】また、出力PWM信号生成回路4は、端子
3kを介して外付けされた充電回路10を有している。
この充電回路10は、コンデンサCaと抵抗Raとを直
列接続し、その接続点cを端子3kに接続している。ま
た、抵抗Raは電源Vccに接続されている。
【0048】コンパレータcom1は、プラス入力を定
電流回路8と、トランジスタTR1のコレクタと、本カ
スタムIC(制御装置)の端子3kに接続されている。
このトランジスタTR1のエミッタはアースに接続され
ている。
【0049】すなわち、トランジスタTR1は、コンデ
ンサCaの電圧Vcが所定レベルに到達したときにオフ
する。
【0050】また、コンパレータcom1は、マイナス
入力を分圧抵抗R1と分圧抵抗R2との分圧点aに接続
している。
【0051】さらに、トランジスタTR2は、コレクタ
を分圧抵抗R11、R12の分圧点bに接続し、ベース
をコンパレータcom1の出力及びトランジスタTR1
のベース並びに抵抗R13に接続している。また、この
トランジスタTR2のエミッタはアースに接続されてい
る。
【0052】また、コンパレータCom2は、マイナス
入力をトランジスタTR1のコレクタに接続し、プラス
入力にFAN指示信号を電圧レベルに変換した入力レベ
ル信号を入力し、出力端を後述する中央制御回路7に接
続している。
【0053】さらに、制御装置1は、センサ入力回路9
と、中央制御回路7(ロジックで組まれている)と、駆
動制御回路12等を備えている。
【0054】センサ入力回路9は、ヒステリシス特性を
有する3個のコンパレータ(図示せず)を備え、それぞ
れのコンパレータがホールIC(IC1、IC2、IC
3)からの正転、反転の検出信号を比較し、両方の検出
信号の差が所定以上になったときに出力信号S1、S
2、S3を中央制御回路7にそれぞれ送出する。つま
り、このコンパレータはヒステリシスを有しているので
検出信号に重畳したノイズやチャタリングの影響を防止
したロータの回転速度に応じた周期の出力信号S1、S
2、S3(電気角がそれぞれ30度ずれた位相の出力信
号)を出力している。
【0055】中央制御回路7は、センサ入力回路9から
の出力信号S1,S2,S3を入力し この出力信号S
1、S2、S3が入力する毎に進角制御のためのクロッ
ク信号CKMを生成したり、クロック信号CKMおよび
進角時間設定信号MS(どの程度進角させるかを示す信
号)を入力して、センサ入力回路9からの出力信号S
1,S2,S3に対し進角処理(進角前信号あるいは進
角後信号を生成)を行う。また、三相制御回路、オーバ
ラップ回路、上下短絡禁止回路、出力OFF回路、PW
M合成回路等を有し、進角前信号あるいは進角後信号に
対し、内部の論理回路を用いて、信号G1,G2,G
3,G4,G5,G6を生成する。これら信号は、電気
角60度に相当するオン時間を有する信号であり、それ
ぞれ、トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
6に対応するものである。そして、ローサイド側をPW
M信号として駆動制御回路12に送出する。
【0056】上記のように構成されたブラシレスモータ
の制御装置1の動作を以下に説明する。図3は本実施の
形態1の動作を説明するタイミングチャートである。
【0057】制御装置1は、図示しない回路によって、
FAN指示信号と、センサ入力回路9からの出力信号S
1,S2,S3とに基づくクロック信号(現在の回転速
度に対応する周期)とを用いて生成した差を目標回転数
とし、この目標回転数に対応する電圧を入力レベル信号
として生成している。
【0058】一方、出力PWM信号生成回路4は、電源
Vccの入力に伴って、充電回路10は、抵抗Raを介
してコンデンサCaに電流Is2が充電されると共に定
電圧回路8からの定電流Is1がコンデンサCaに充電
させられる。
【0059】この抵抗Raを有して電流Is2を追加す
る理由を図3の波形図を用いて説明する。トランジスタ
TR1がコンデンサCaの電圧Vcが所定レベルに到達
したときにオフさせられる出力PWM信号生成回路4と
しているので、抵抗Raが存在しないときは、コンデン
サCaの充放電特性は直線的になり、トランジスタTR
1のコレクタには図3の(a)に示すように傾斜部が直
線的な「のこぎり波」となってコンパレータcom2の
マイナス端子に入力する。
【0060】コンパレータcom2は、この「のこぎり
波」と分圧抵抗R10、R11の分圧点aの電圧Vaと
比較し、図3の(b)に示すように、電圧Va以下の
「のこぎり波」の間は出力をHレベル、電圧Va以上の
「のこぎり波」の間は出力をLレベルにした出力PWM
信号を中央制御回路7に送出してトランジスタQ1、Q
2、…、Q6をオンオフさせる。この出力PWM信号の
Hレベルの時間をth、Lレベルの時間をtkとする。
【0061】しかし、パワーMOSFETトランジスタ
はゲート容量が変化していると、FAN指示信号に基づ
いて生成した出力PWM信号よりも、モータ本体部2の
各コイルに送出される駆動パルスが幅が長くなって実際
の回転数が早くなる。
【0062】ところが、図1に示すように、抵抗Raを
介して電流Is2をコンデンサCaに充電させている
の、図4の(b)のようにトランジスタTR1がオンオ
フされる毎に、図4の(a)に示すように傾斜部が直線
的な「のこぎり波」とならないで図4の(c)に示すよ
うに傾斜部が丸みを帯びたような「のこぎり波」とな
る。
【0063】すなわち、コンパレータcom2は、図4
の(c)の傾斜部が丸みを帯びたような「のこぎり波」
と、分圧抵抗R10、R11の分圧点aの電圧Vaと比
較することになるので、図4の(d)に示すように、出
力PWM信号のHレベルの時間は時間thより短い時間
tmとなり、Lレベルの時間は時間tkより長い時間t
pとなる。
【0064】この時間は、コンデンサcaと抵抗Raと
を外付けしているので、スイッチング素子、モータが変
わってもカスタムICを作り直さなくとも容易に変更で
きる。
【0065】次に、図1及び図4を用いて動作を具体的
に説明する。トランジスタTR1がオフの間は、定電流
源8からの定電流I1が端子3kを介して外付けのコン
デンサCaに充電されると共に、電流is2が抵抗Ra
を介してコンデンサCaに充電される。すなわち、コン
デンサCaの電圧Vcaは、図4の(c)に示すように
傾斜が緩やかな「のこぎり波」となる。
【0066】この「のこぎり波」の電圧がコンパレータ
com1で分圧点aの電圧Vaと比較される。このと
き、トランジスタTR2がオフとすると、分圧点aの電
圧VaはトランジスタTR2がオンとなったときよりは
低い電圧Va1となっている。
【0067】すなわち、コンパレータcom1は、電圧
Va1より、コンデンサCaの電圧Vac(「のこぎり
波」)が低い間は出力をLレベルに維持している。ま
た、コンデンサCaの電圧Vac(「のこぎり波」)が
電圧Va1に到達したときは出力をHレベルにする。従
って、図4の(b)に示すようなタイミングでトランジ
スタTR1はオンオフすることによって、トランジスタ
TR1のコレクタには、コンデンサCaの電圧Vcaは
膨らみを持った傾斜の「のこぎり波」を発生させてい
る。
【0068】この「のこぎり波」は、コンパレータco
m2のマイナス入力に入力し、コンパレータcom2は
FAN回転指示信号を直流レベルにした入力レベル信号
と比較した出力PWM信号を送出する。コンパレータc
om2は入力レベル信号の電圧以下の間はHレベルを出
力し、入力レベル信号の電圧以上の間はLレベルの出力
PWM信号を中央制御回路7に送出する。
【0069】すなわち、コンパレータcom2によっ
て、図4の(c)及び(d)に示すように傾斜部に「丸
み」を帯びた「のこぎり波」と比較するので、傾斜部が
直線的な「のこぎり波」と比較すると、早く入力レベル
信号の電圧に到達する。
【0070】この結果、コンパレータcom2によっ
て、図4の(d)に示すように、斜線部分はカットされ
るので、出力PWM信号のHレベルの時間は時間thよ
り短い時間tmとなり、Lレベルの時間は時間tkより
長い時間tpとなる。
【0071】従って、パワーMOSFETトランジスタ
のゲート容量が変化しても、FAN指示信号に基づく出
力PWM信号のデューティ比を小さくすることが可能で
あるからモータ本体部2が実際の回転数が早くなるとい
うことがない。
【0072】尚、本発明に係るブラシレスモータの制御
装置は、上記実施の形態で説明したブロアモータでの使
用に限られるものではなく、ラジエータ用モータ等の様
々なブラシレスモータに適応が可能である。
【0073】<実施の形態2>図1は実施の形態2のブ
ラシレスモータコントローラの概略構成図である。図1
に示すブラシレスモータコントローラ20は、FAN指
示信号が制御装置1(IC)に入力する前に、FAN指
示信号のデューティ比より低めにした電圧に変換して実
施の形態1と同様な制御装置1(カスタムIC)に送出
する指示回転数補正回路22を備えている。
【0074】また、制御装置1は、実施の形態1の機能
の他に、端子3jに入力するFAN指示信号の電圧を検
出し、この電圧が所定範囲を満たしているときは、次第
に電圧を増加させて行ってFAN指示信号の電圧に到達
させるソフトスタート波形を生成し、このソフトスター
ト波形に従った出力PWM信号を生成する機能を備え
て、パワーMOSFETであるパワー素子Q1、Q2、
…をオンオフさせている。
【0075】次に、指示回転数補正回路22の構成を説
明する。指示回転数補正回路22は、トランジスタTR
のベースにFAN指示信号を入力する抵抗Rfを接続し
ている。このトランジスタTRはエミッタをVDD電源
に接続し、コレクタを抵抗Rcに接続している。また、
ベースとエミッタ間には抵抗Rbが接続されている。
【0076】さらに、トランジスタTRのコレクタには
抵抗Rdの一方が接続されている。この抵抗Rdの他方
は制御装置1(IC)の端子3jに接続されている。
【0077】また、端子3j及び抵抗Rdの他方には平
滑用の電界コンデンサChが接続されている。
【0078】さらに、この抵抗Rdには、抵抗Reとダ
イオードDとを直列接続した放電制御部22aが並列接
続されている。なお、ダイオードDのアノードは抵抗R
dの他方に接続され、カソードが抵抗Reに接続されて
いる。
【0079】すなわち、放電制御部22aは電界コンデ
ンサChの電流を強制的に抵抗Rcを介して放電させて
いる。
【0080】上記のように構成されたブラシレスモータ
コントローラの動作を以下に説明する。
【0081】FAN回転指示信号(入力PWM信号とも
いう)が抵抗Rfを介してトランジスタTRのベースに
入力すると、この信号がLレベルの間はトランジスタT
Rがオン状態となって電流Iを抵抗Rcに流すと共に、
抵抗Rdを介して電界コンデンサChに充電させる。
【0082】このとき、放電制御部22aが抵抗Rdに
並列接続されているので、抵抗Rdを介して電界コンデ
ンサCh側に流れる電流Iは放電制御部22aを介して
分流する。
【0083】つまり、FAN指示信号が例えば100回
転のデューティ比のパルスとなってトランジスタTRに
入力したとすると、電界コンデンサChの電圧Vchは
100回転より低い回転数に相当する電圧Vcaとなっ
て制御装置1の端子3jに入力する。
【0084】この放電制御部22aを抵抗Rdに並列接
続する理由を説明する。放電制御部22aが抵抗Rdに
並列接続されていない場合は、FAN回転指示信号が抵
抗Rfを介してトランジスタTRのベースに入力する
と、この信号がLレベルの間はトランジスタTRがオン
状態となって電流Iを抵抗Rcに流すと共に、抵抗Rd
を介して電界コンデンサChに充電させる。
【0085】つまり、図6に示すように、FAN回転指
示信号が高回転を示すデューティ比のパルスになるに従
って電界コンデンサChの電圧Vchは直線的(図6の
点線)に上昇することになる。
【0086】すなわち、制御装置1の端子3kにはFA
N回転指示信号が示す回転数に対応する電圧が入力する
ことになるから、パワーMOSFETトランジスタのゲ
ート容量の変化によってFAN指示信号に基づく指示回
転数よりも幅が長い駆動信号が電機子コイルに送出され
ることになって実際の回転数が早くなってしまう。
【0087】そこで、放電制御部22aを抵抗Rdに並
列接続することにより、FAN指示信号がトランジスタ
TRに入力したとき、この信号がLレベルの間はトラン
ジスタTRがオン状態となって電流Iを抵抗Rdに流し
て電界コンデンサCaに充電させると共に、ダイオード
D及び抵抗Reを介して分流させる。
【0088】従って、電界コンデンサChの電圧Vch
は、図6に示すようにFAN回転指示信号のデューティ
比に対応して直線的に上昇しないで、湾曲的に上昇して
行くことになる。
【0089】例えばFAN回転指示信号が1000回転
を示すデューティ比のパルスとなっているとすると、1
000回転より低い回転数の電圧がFAN回転指示信号
として制御装置1の端子3jに入力される。
【0090】<実施の形態3>実施の形態2においては
制御装置(IC)の前段においてFAN回転指示信号を
補正するようにしたが、制御装置(IC)はアナログ回
路、デジタル回路等が混在しており、前段においてFA
N回転指示信号を補正したとしても、これらのアナログ
回路、デジタル回路がFAN回転指示信号を用いて出力
PWM信号を生成するので、その出力PWM信号には誤
差が生じる。
【0091】このような誤差を調整可能とするために、
実施の形態3においては、図7に示すように実施の形態
1の制御装置(IC)の前段に指示回転数補正回路22
を設けたブラシレスモータコントローラ19とする。
【0092】次に動作を以下に説明する。図8は本実施
の形態3の動作を説明するタイミングチャートである。
【0093】FAN回転指示信号の入力に伴って、指示
回転数補正回路22は、図8の(a)に示すようにFA
N回転指示信号のデューティ比に対応して直線的に上昇
しないで、湾曲的に上昇していく様な特性の電圧値に変
換して端子3jに送出する。すなわち、入力した回転数
よりは回転数が低くなる電圧値を端子3jに送出する。
【0094】出力PWM信号生成回路4は、電源Vcc
の入力に伴って、充電回路10は、抵抗Raを介してコ
ンデンサCaに電流Is2を充電する。また出力PWM
信号生成回路4内の定電圧回路8からの定電流Is1が
コンデンサCaに充電させられる。
【0095】すなわち、図8の(b)のようにトランジ
スタTR1がオンオフされる毎に、傾斜部が直線的(点
線で示している)な「のこぎり波」とならないで図8の
(b)に示すように傾斜部が丸みを帯びたような「のこ
ぎり波」となる。
【0096】コンパレータcom2はトランジスタTR
1のコレクタにおける傾斜部が丸みを帯びたような「の
こぎり波」と、FAN回転指示信号に基づく入力レベル
と比較することになるので、図8の(c)に示すよう
に、出力PWM信号のHレベルの時間は、傾斜部を直線
的にしたときの時間thより短い時間tmとなり、Lレ
ベルの時間は、傾斜部を直線的にしたときの時間tkよ
り長い時間tpとなる。
【0097】この時間は、コンデンサcaと抵抗Raと
を外付けしているので、スイッチング素子、モータが変
わってもカスタムICを作り直さなくとも、出力PWM
信号のデューティ比を変更できる。
【0098】尚、本発明に係るブラシレスモータの制御
装置は、上記実施の形態で説明したブロアモータでの使
用に限られるものではなく、ラジエータ用モータ等の様
々なブラシレスモータに適応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の指示回転数変更機能付きブラシ
レスモータの制御装置の概略構成図である。
【図2】モータ本体部の構成図である。
【図3】本実施の形態1の抵抗Raを有して電流IS2
を追加する理由を説明する波形図である。
【図4】本実施の形態1の動作を説明する波形図であ
る。
【図5】実施の形態2のブラシレスモータコントローラ
の概略構成図である。
【図6】実施の形態2による指示回転数の低下を説明す
る説明図である。
【図7】実施の形態3のブラシレスモータコントローラ
の概略構成図である。
【図8】実施の形態3による各部の動作を説明する波形
図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 モータ本体部 3a〜3k 端子 6 駆動回路部 7 中央制御回路 8 定電流回路 9 センサ入力回路 13 センサマグネット com1 コンパレータ com2 コンパレータ TR1 トランジスタ 3a〜3f 端子 22 指示回転数補正回路 22a 放電制御部 TR トランジスタ Rd 抵抗 Ch 電界コンデンサ com1 コンパレータ com2 コンパレータ TR1 トランジスタ Ra 抵抗 Ca コンデンサ
フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 栄二 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 Fターム(参考) 5H560 AA01 BB04 BB08 BB12 DA02 DA19 EB01 EC04 RR03 TT07 TT10 UA05 XA04 XA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部と内部とを接続させるための複数の
    端子(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端
    子を介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の
    各相の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数の
    スイッチング素子(Q1、Q2、…)に、所定のデュー
    ティ比にされた出力PWM信号に基づく複数の制御信号
    を生成して送出する機能を集積化してなるブラシレスモ
    ータの制御装置(1)であって、 コンデンサ(Ca)と抵抗(Ra)とを直列接続し、そ
    の接続点が当該装置の端子(3k)に接続され、前記抵
    抗(Ra)に電源が接続された外付けの充電回路(1
    0)と、 前記制御装置(1)に内蔵され、前記端子(3k)に得
    られる前記充電回路(10)の電圧(Vca)が基準電
    圧(Va)以下の間は、前記コンデンサ(Ca)に電流
    を充電させることで傾斜部が丸みを帯びたのこぎり波信
    号を生成し、こののこぎり波信号の電圧と、入力された
    回転指示信号の電圧との比較結果を前記出力PWM信号
    とする出力PWM信号生成回路(4)とを有することを
    特徴とする指示回転数変更機能付きブラシレスモータの
    制御装置。
  2. 【請求項2】 出力PWM信号生成回路(4)は、 前記端子(3k)にコレクタを接続したトランジスタ
    (TR1)と、 前記端子(3k)を介して一定の電流を流す定電流回路
    (8)と、 前記基準電圧と前記端子(3k)の電圧とを比較し、こ
    の比較結果で前記トランジスタ(TR1)をオンオフす
    るコンパレータ(com1)と、 前記回転指示信号の電圧と前記トランジスタ(TR1)
    のコレクタに得られる前記コンデンサの電圧とを比較
    し、この比較結果を前記出力PWM信号とするコンパレ
    ータ(com2)とを有することを特徴とする請求項1
    記載の指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記コンパレータ(com1)は、前記
    端子(3k)の電圧が前記基準電圧以下の間は前記トラ
    ンジスタ(TR1)をオフさせる出力信号を前記トラン
    ジスタ(TR1)のベースに送出し、 前記コンパレータ(com2)は、前記コンデンサの電
    圧(Vca)が回転指示信号の電圧以下のときは前記出
    力PWM信号を反転させることを特徴とする請求項2記
    載の指示回転数変更機能付きブラシレスモータの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 外部と内部とを接続させるための複数の
    端子(3a、3b、…)を設け、これらのいずれかの端
    子を介して所定個のホール素子を備えたモータ本体部の
    各相の電機子に異なる位相の駆動電力を供給する複数の
    スイッチング素子(Q1、Q2、…)に、回転数を示す
    回転指示信号の電圧が端子(3j)に入力すると、その
    電圧に基づく所定のデューティ比の出力PWM信号より
    生成した複数の制御信号を送出する機能を集積化してな
    る制御装置を有するブラシレスモータコントローラであ
    って、 前記回転指示信号が前記制御装置(1)の端子(3j)
    に入力する前に、この回転指示信号のデューティ比で増
    幅した電流でコンデンサを充電すると共に、該電流を前
    記コンデンサとは別の経路に強制的に分流させながら前
    記コンデンサの電圧を前記端子(3j)に送出する指示
    回転数補正回路(22)とを有することを特徴とするブ
    ラシレスモータコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記指示回転数補正回路(22)は、 前記回転数に対応するデューティ比の回転指示信号の入
    力に伴って、前記デューティ比に従って増幅した電流を
    コレクタに得るトランジスタ回路(TR、Rb、Rc、
    Rf)と、 前記トランジスタ回路のコレクタに一方を接続し、他方
    を前記制御装置(1)の端子(3j)に接続した抵抗
    (Rd)と、 前記制御装置(1)の端子(3j)に一方を接続し、他
    方をアースに接続したコンデンサChと、 抵抗ReとダイオードDとを直列接続して前記抵抗(R
    d)に並列接続された放電制御部(22a)とを有する
    ことを特徴とする請求項4記載のブラシレスモータコン
    トローラ。
  6. 【請求項6】 前記放電制御部(22a)は、前記ダイ
    オードDのアノードを前記抵抗Rdの他方に接続し、カ
    ソードを前記抵抗Reに接続していることを特徴とする
    請求項4又は5記載のブラシレスモータコントローラ。
  7. 【請求項7】 前記制御装置(1)には、 コンデンサ(Ca)と抵抗(Ra)とを直列接続し、そ
    の接続点が当該制御装置の端子(3k)に接続され、前
    記抵抗(Ra)に電源が接続された外付けの充電回路
    (10)と、 前記制御装置に内蔵され、前記端子(3k)に得られる
    前記充電回路(10)の電圧(Vca)が基準電圧(V
    a)以下の間は、前記コンデンサ(Ca)に電流を充電
    させることで傾斜部が丸みを帯びたのこぎり波信号を生
    成し、こののこぎり波信号の電圧と、前記入力された回
    転指示信号の電圧との比較結果を前記出力PWM信号と
    する出力PWM信号生成回路(4)とを備えてなる請求
    項4、5又は6記載のブラシレスモータコントローラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001950A1 (en) * 2002-06-20 2003-12-31 Comair Rotron, Inc. Motor with dynamic current draw
EP1608064A1 (de) * 2004-06-14 2005-12-21 Delphi Technologies, Inc. Treiberschaltung für Pulsbreitenmodulation
CN103368482A (zh) * 2012-04-05 2013-10-23 立锜科技股份有限公司 风扇马达驱动器、产生脉宽调变信号的方法及控制电路
JP2016226263A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 ローム株式会社 モータ駆動装置、モータ駆動回路、モータ駆動icおよびそれを用いた冷却装置、電子機器

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