JPH06235547A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH06235547A JPH06235547A JP5021381A JP2138193A JPH06235547A JP H06235547 A JPH06235547 A JP H06235547A JP 5021381 A JP5021381 A JP 5021381A JP 2138193 A JP2138193 A JP 2138193A JP H06235547 A JPH06235547 A JP H06235547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- energization
- rotation speed
- air conditioner
- lead angle
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンプレッサの油中に冷媒ガスが溶け込むこ
とを防止し、コンプレッサの長期信頼性の低下を防止す
る。 【構成】 位置検出回路9は、ブラシレスモータ2の各
相に誘起される電圧の検出によりモータロータの位置を
検出し、その検出信号を回転数検出手段5及び通電切換
手段8に出力する。進み角設定手段7は、回転数検出手
段5及び外気温度検出手段6から回転数N,外気温度T
を入力し、これらが設定値No ,To 以下になった場合
には、運転効率を敢えてダウンさせるため、進み角θを
それまでよりも大きく設定する。通電切換手段8は、こ
の設定された進み角θに基いて通電モードの切換えを行
う。
とを防止し、コンプレッサの長期信頼性の低下を防止す
る。 【構成】 位置検出回路9は、ブラシレスモータ2の各
相に誘起される電圧の検出によりモータロータの位置を
検出し、その検出信号を回転数検出手段5及び通電切換
手段8に出力する。進み角設定手段7は、回転数検出手
段5及び外気温度検出手段6から回転数N,外気温度T
を入力し、これらが設定値No ,To 以下になった場合
には、運転効率を敢えてダウンさせるため、進み角θを
それまでよりも大きく設定する。通電切換手段8は、こ
の設定された進み角θに基いて通電モードの切換えを行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンプレッサ駆動用モ
ータに直流ブラシレスモータを用いた空気調和機に関す
るものである。
ータに直流ブラシレスモータを用いた空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンプレッサ駆動用モータとしては、誘
導モータと共に、直流ブラシレスモータが多く用いられ
ている。直流ブラシレスモータは,モータロータに永久
磁石が用いられており、ロータの回転位置を検出しなが
ら、モータ巻線に印加する直流電圧の通電モードを順次
切換えていくことにより、駆動が行なわれるようになっ
ている。したがって、モータロータに発生するうず電流
による発熱をなくすことができ、誘導モータと比較し
て、入力を大幅に低減することが可能となる。
導モータと共に、直流ブラシレスモータが多く用いられ
ている。直流ブラシレスモータは,モータロータに永久
磁石が用いられており、ロータの回転位置を検出しなが
ら、モータ巻線に印加する直流電圧の通電モードを順次
切換えていくことにより、駆動が行なわれるようになっ
ている。したがって、モータロータに発生するうず電流
による発熱をなくすことができ、誘導モータと比較し
て、入力を大幅に低減することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気調
和機の使用条件の中に、外気温度が低くて室内温度が高
く、さらにコンプレッサ回転数が低い状態で運転される
場合がある。
和機の使用条件の中に、外気温度が低くて室内温度が高
く、さらにコンプレッサ回転数が低い状態で運転される
場合がある。
【0004】このような場合、例えば、暖房モードでは
室内機での冷媒の凝縮温度に比べてコンプレッサ内の油
温が低くなり、油中に冷媒ガスが溶け込むことになる。
そのため、油の粘度が低下し、コンプレッサ摺動部の摩
耗が増加して、コンプレッサの長期信頼性に悪影響を与
える結果となる。
室内機での冷媒の凝縮温度に比べてコンプレッサ内の油
温が低くなり、油中に冷媒ガスが溶け込むことになる。
そのため、油の粘度が低下し、コンプレッサ摺動部の摩
耗が増加して、コンプレッサの長期信頼性に悪影響を与
える結果となる。
【0005】そして、直流ブラシレスモータでは、入力
が低減しているのでコンプレッサの油温の低下が著しく
なり、上記問題点が発生する運転領域が一層拡大すると
いう事情があった。
が低減しているのでコンプレッサの油温の低下が著しく
なり、上記問題点が発生する運転領域が一層拡大すると
いう事情があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、コンプレッサの油中に冷媒ガスが溶け込むことを
防止し、コンプレッサの長期信頼性の低下を防止するこ
とが可能な空気調和機を提供しようとするものである。
あり、コンプレッサの油中に冷媒ガスが溶け込むことを
防止し、コンプレッサの長期信頼性の低下を防止するこ
とが可能な空気調和機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として第1の発明は、順次通電切換を行うインバ
ータ装置の出力により、コンプレッサ駆動用直流ブラシ
レスモータを可変速制御する空気調和機において、前記
ブラシレスモータの磁極位置の検出に基いて回転数を検
出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段からの検
出回転数が所定値以下の場合に、前記通電切換時点につ
いての進み角を所定角度進めて設定する進み角設定手段
と、前記進み角設定手段で設定された進み角により定ま
るタイミングで、前記通電切換を行う通電切換手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
の手段として第1の発明は、順次通電切換を行うインバ
ータ装置の出力により、コンプレッサ駆動用直流ブラシ
レスモータを可変速制御する空気調和機において、前記
ブラシレスモータの磁極位置の検出に基いて回転数を検
出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段からの検
出回転数が所定値以下の場合に、前記通電切換時点につ
いての進み角を所定角度進めて設定する進み角設定手段
と、前記進み角設定手段で設定された進み角により定ま
るタイミングで、前記通電切換を行う通電切換手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、第2の発明は、第1の発明の構成お
いて、外気温度検出手段を含んでおり、前記進み角設定
手段は、前記検出回転数が所定値以下であって、且つ、
検出外気温度が所定値以下の場合に、前記通電切換時点
についての進み角を所定角度進めて設定するものである
ことを特徴としている。
いて、外気温度検出手段を含んでおり、前記進み角設定
手段は、前記検出回転数が所定値以下であって、且つ、
検出外気温度が所定値以下の場合に、前記通電切換時点
についての進み角を所定角度進めて設定するものである
ことを特徴としている。
【0009】そして、第3の発明は、第2の発明の構成
において、凝縮器の所定個所の温度検出に基いて冷媒の
凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段と、前記通電切換
時点を決定する際の基準となる前記検出回転数の所定値
が、凝縮温度と外気温度との組合わせに応じて複数記載
されている基準回転数変更テーブルと、を含んでおり、
前記進み角設定手段は、この基準回転数変更テーブルに
基いて前記検出回転数についての所定値を変更するもの
であることを特徴としている。
において、凝縮器の所定個所の温度検出に基いて冷媒の
凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段と、前記通電切換
時点を決定する際の基準となる前記検出回転数の所定値
が、凝縮温度と外気温度との組合わせに応じて複数記載
されている基準回転数変更テーブルと、を含んでおり、
前記進み角設定手段は、この基準回転数変更テーブルに
基いて前記検出回転数についての所定値を変更するもの
であることを特徴としている。
【0010】
【作用】第1の発明の構成に置いて、進み角設定手段
は、回転数検出手段から検出回転数を入力しており、こ
の検出回転数が所定値以下になると、通電切換時点につ
いての進み角をそれまでよりも所定角度だけ進めて設定
する。そして、通電切換手段は、この設定された進み角
により定まるタイミングで通電の切換えを行う。
は、回転数検出手段から検出回転数を入力しており、こ
の検出回転数が所定値以下になると、通電切換時点につ
いての進み角をそれまでよりも所定角度だけ進めて設定
する。そして、通電切換手段は、この設定された進み角
により定まるタイミングで通電の切換えを行う。
【0011】これにより、ブラシレスモータの駆動トル
クが低下し、効率が低下するため、入力が増大する。そ
のため、コンプレッサの油温の低下が防止され、油中に
冷媒ガスが溶け込むのを防止することができる。
クが低下し、効率が低下するため、入力が増大する。そ
のため、コンプレッサの油温の低下が防止され、油中に
冷媒ガスが溶け込むのを防止することができる。
【0012】第1の発明は、検出回転数の値に応じて、
進み角の設定を変更しているが、第2の発明では、検出
回転数と検出外気温度との双方の値に基いて進み角の設
定の変更を行なっている。これによれば、進み角の設定
の変更を、よりきめ細かに行うことができる。
進み角の設定を変更しているが、第2の発明では、検出
回転数と検出外気温度との双方の値に基いて進み角の設
定の変更を行なっている。これによれば、進み角の設定
の変更を、よりきめ細かに行うことができる。
【0013】また、第3の発明では、通電切換時点決定
の際の基準となる検出回転数の所定値を基準回転数変更
テーブルに記載された値に従って種々変更できるように
なっている。この基準回転数変更テーブルには、冷媒凝
縮温度と外気温度との組合わせに応じた値が複数記載さ
れている。したがって、この第3の発明によれば、進み
角の設定の変更につき、運転環境に応じてさらにきめ細
かな制御を行うことができる。
の際の基準となる検出回転数の所定値を基準回転数変更
テーブルに記載された値に従って種々変更できるように
なっている。この基準回転数変更テーブルには、冷媒凝
縮温度と外気温度との組合わせに応じた値が複数記載さ
れている。したがって、この第3の発明によれば、進み
角の設定の変更につき、運転環境に応じてさらにきめ細
かな制御を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6に基き
説明する。図1は、第2の発明の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
説明する。図1は、第2の発明の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【0015】図1において、インバータ装置1は、複数
のトランジスタ及びダイオードから構成されており、そ
の出力はブラシレスモータ2に供給される。また、PW
M信号生成回路3は、PWM制御のためのPWM信号を
生成し、これを通電モード制御回路4に出力している。
本実施例では、通電モードは、(0)〜(5)の6個の
通電モードに分割されており、通電モード制御回路4
は、各通電モードの切換えを順次位置検出回路9の出力
に基いたタイミングで行う。
のトランジスタ及びダイオードから構成されており、そ
の出力はブラシレスモータ2に供給される。また、PW
M信号生成回路3は、PWM制御のためのPWM信号を
生成し、これを通電モード制御回路4に出力している。
本実施例では、通電モードは、(0)〜(5)の6個の
通電モードに分割されており、通電モード制御回路4
は、各通電モードの切換えを順次位置検出回路9の出力
に基いたタイミングで行う。
【0016】通電モード制御回路4は、回転数検出手段
5,外気温度検出手段6,進み角設定手段7,通電切換
手段8により構成されている。位置検出回路9は、ブラ
シレスモータ2のU相,V相,W相の誘起電圧の検出に
基き電気角60°毎のモータロータの回転位置を検出
し、その位置検出信号を回転数検出手段5に出力してい
る。
5,外気温度検出手段6,進み角設定手段7,通電切換
手段8により構成されている。位置検出回路9は、ブラ
シレスモータ2のU相,V相,W相の誘起電圧の検出に
基き電気角60°毎のモータロータの回転位置を検出
し、その位置検出信号を回転数検出手段5に出力してい
る。
【0017】図2は、位置検出回路9が各相の検出電圧
の位置検出を行うタイミングを示したタイムチャートで
ある。図示したように、各相の電圧の極性が変化した時
点を把えて位置検出を行い、位置モード(0)〜(5)
の検出を行なっている。
の位置検出を行うタイミングを示したタイムチャートで
ある。図示したように、各相の電圧の極性が変化した時
点を把えて位置検出を行い、位置モード(0)〜(5)
の検出を行なっている。
【0018】そして、図示の例では、通電モードの切換
時点が位置モードから30°遅れているが、本発明は、
この通電モードの切換時点を、矢印で示すように、ある
程度進め、敢えて効率の悪い運転を行なわせようとする
ものである。
時点が位置モードから30°遅れているが、本発明は、
この通電モードの切換時点を、矢印で示すように、ある
程度進め、敢えて効率の悪い運転を行なわせようとする
ものである。
【0019】すなわち、図3(a)は通常運転の場合を
示しており、位置検出回路9は電気角60°(to 秒)
毎にパルスを出力している。通電モード切換は、このパ
ルスの出力後電気角30°だけ遅れて通電モードの切換
えを行うようにしている。この30°だけ遅れた位置が
進み角θ=0°の位置であるため、位置検出回路9のパ
ルス出力からの角度αとθとの関係はθ=30°−αで
表わされることになる。そして、通常運転の場合、最も
効率の良い運転となる進み角θはθ=0°からθ=10
°の範囲に存在していることがわかっているので、イン
バータ周波数すなわちブラシレスモータの回転数に応じ
て適切なθの値を選択するようにする。
示しており、位置検出回路9は電気角60°(to 秒)
毎にパルスを出力している。通電モード切換は、このパ
ルスの出力後電気角30°だけ遅れて通電モードの切換
えを行うようにしている。この30°だけ遅れた位置が
進み角θ=0°の位置であるため、位置検出回路9のパ
ルス出力からの角度αとθとの関係はθ=30°−αで
表わされることになる。そして、通常運転の場合、最も
効率の良い運転となる進み角θはθ=0°からθ=10
°の範囲に存在していることがわかっているので、イン
バータ周波数すなわちブラシレスモータの回転数に応じ
て適切なθの値を選択するようにする。
【0020】ところが、コンプレッサの回転数が一定以
下に低下すると、前述したように、このままではコンプ
レッサの油温が低下し、油中に冷媒ガスが溶け込む現象
が発生する。そこで、図3(b)に示すように、進み角
θを例えばθ=30°と大きく設定し、ブラシレスモー
タの運転効率をある程度ダウンさせるようにする。これ
により、ブラシレスモータの発熱量が増加するので、コ
ンプレッサの油温低下を防止することができる。
下に低下すると、前述したように、このままではコンプ
レッサの油温が低下し、油中に冷媒ガスが溶け込む現象
が発生する。そこで、図3(b)に示すように、進み角
θを例えばθ=30°と大きく設定し、ブラシレスモー
タの運転効率をある程度ダウンさせるようにする。これ
により、ブラシレスモータの発熱量が増加するので、コ
ンプレッサの油温低下を防止することができる。
【0021】次に、図1の通電モード制御回路4の動作
を図4のフローチャートに基き説明する。通電切換手段
8はタイマを内蔵しており、位置検出回路9からの位置
検出パルスの入力があったことを判別すると(ステップ
1)、タイマを停止させると共に、位置検出周期がto
秒(電気角で60°相当の時間)あったことを記憶する
(ステップ2,3)。そして、タイマをリセットし(ス
テップ4)、再度タイマをスタートさせる(ステップ
5)。
を図4のフローチャートに基き説明する。通電切換手段
8はタイマを内蔵しており、位置検出回路9からの位置
検出パルスの入力があったことを判別すると(ステップ
1)、タイマを停止させると共に、位置検出周期がto
秒(電気角で60°相当の時間)あったことを記憶する
(ステップ2,3)。そして、タイマをリセットし(ス
テップ4)、再度タイマをスタートさせる(ステップ
5)。
【0022】進み角設定手段7は,回転数検出手段5及
び外気温度検出手段6から回転数N及び外気温度Tを入
力しており、これらが共に設定値No ,To 以下になっ
た場合には,α=0すなわち進み角θ=30°にセット
する(ステップ6,7,11)。一方、ステップ7でN
>No となった場合には、通常運転の場合の進み角にな
るようにθをセットする(ステップ8)。つまり、α=
30°〜20°の範囲(進み角θ=0°〜10°の範
囲)内で回転数Nの値に応じて適切なαを選択してセッ
トする。ここで、α=(t/to )×60°となるの
で、通電切換手段8は、内蔵しているタイマにより、θ
=30°−α=30°−(t/to )×60°になった
時点を判別し(ステップ9)、次の通電モードに切換を
行う(ステップ10)。
び外気温度検出手段6から回転数N及び外気温度Tを入
力しており、これらが共に設定値No ,To 以下になっ
た場合には,α=0すなわち進み角θ=30°にセット
する(ステップ6,7,11)。一方、ステップ7でN
>No となった場合には、通常運転の場合の進み角にな
るようにθをセットする(ステップ8)。つまり、α=
30°〜20°の範囲(進み角θ=0°〜10°の範
囲)内で回転数Nの値に応じて適切なαを選択してセッ
トする。ここで、α=(t/to )×60°となるの
で、通電切換手段8は、内蔵しているタイマにより、θ
=30°−α=30°−(t/to )×60°になった
時点を判別し(ステップ9)、次の通電モードに切換を
行う(ステップ10)。
【0023】なお、図1の通電モード制御回路4は、第
2の発明の実施例を示したものであるが、図1の構成か
ら外気温度検出手段6を削除すれば第1の発明の実施例
となる。この場合、図4のフローチャートにおけるステ
ップ6は省略されることになる。
2の発明の実施例を示したものであるが、図1の構成か
ら外気温度検出手段6を削除すれば第1の発明の実施例
となる。この場合、図4のフローチャートにおけるステ
ップ6は省略されることになる。
【0024】図5は第3の発明の実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図における通電モード制御回路4
Aは、図1における通電モード制御回路4の構成に、凝
縮温度検出手段10及び基準回転数変更テーブル11を
加えたものである。
ロック図である。この図における通電モード制御回路4
Aは、図1における通電モード制御回路4の構成に、凝
縮温度検出手段10及び基準回転数変更テーブル11を
加えたものである。
【0025】この通電モード制御回路4Aによれば、図
4のフローチャートのステップ7における設定値N
o を、外気温度T,凝縮御とTc の組合せに応じた最適
の値に設定することができる。なお、この場合,To =
5℃に設定され、5℃よりTが高い場合、進み角は通常
運転のままである。
4のフローチャートのステップ7における設定値N
o を、外気温度T,凝縮御とTc の組合せに応じた最適
の値に設定することができる。なお、この場合,To =
5℃に設定され、5℃よりTが高い場合、進み角は通常
運転のままである。
【0026】図6は、この基準回転数変更テーブルの記
憶内容を示す説明図であり、図示するように、T,Tc
の値の組合わせに応じて種々の設定値が定められてい
る。
憶内容を示す説明図であり、図示するように、T,Tc
の値の組合わせに応じて種々の設定値が定められてい
る。
【0027】進み角設定手段7は、回転数検出手段5,
外気温度検出手段6,凝縮温度検出手段10から回転数
N,外気温度T,凝縮温度Tc を入力し,この基準回転
数変更テーブル11に基いて、図4のステップ7の判別
で用いる設定値No を最適の値に設定することができ
る。
外気温度検出手段6,凝縮温度検出手段10から回転数
N,外気温度T,凝縮温度Tc を入力し,この基準回転
数変更テーブル11に基いて、図4のステップ7の判別
で用いる設定値No を最適の値に設定することができ
る。
【0028】なお、図4のステップ6では、外気温度T
と設定値To との大小関係について判別を行なっている
が、例えば、凝縮温度とコンプレッサ温度との偏差を求
め、この偏差が所定値以下となったか否かの判別を行う
ようにすることも可能である。
と設定値To との大小関係について判別を行なっている
が、例えば、凝縮温度とコンプレッサ温度との偏差を求
め、この偏差が所定値以下となったか否かの判別を行う
ようにすることも可能である。
【0029】また、本願発明では、進み角θを大きくし
て運転効率をダウンさせる制御は、主として暖房モード
における場合を想定している。しかし、冷房モードにお
いても、コンプレッサが低回転となる特定の負荷状態に
おいては、冷媒が油中に溶け込む可能性があり、このよ
うな制御が必要となる場合がある。
て運転効率をダウンさせる制御は、主として暖房モード
における場合を想定している。しかし、冷房モードにお
いても、コンプレッサが低回転となる特定の負荷状態に
おいては、冷媒が油中に溶け込む可能性があり、このよ
うな制御が必要となる場合がある。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、使用条
件に応じて、通電切換時点についての進み角を大きく
し、運転効率を敢えてダウンさせる制御を行う構成とし
たので、コンプレッサの油中に冷媒ガスが溶け込むこと
を防止でき、コンプレッサの長期信頼性の低下を防止す
ることができる。
件に応じて、通電切換時点についての進み角を大きく
し、運転効率を敢えてダウンさせる制御を行う構成とし
たので、コンプレッサの油中に冷媒ガスが溶け込むこと
を防止でき、コンプレッサの長期信頼性の低下を防止す
ることができる。
【図1】第2の発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1の動作を説明するためのタイムチャート。
【図3】図1の動作を説明するためのタイムチャート。
【図4】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】第3の発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図6】図5における基準回転数変更テーブルの内容を
示す説明図。
示す説明図。
1 インバータ装置 2 ブラシレスモータ 4,4A 通電モード制御回路 5 回転数検出手段 6 外気温度検出手段 7 進み角設定手段 8 通電切換手段 9 位置検出回路 10 凝縮温度検出手段 11 基準回転数変更テーブル
Claims (4)
- 【請求項1】順次通電切換を行うインバータ装置の出力
により、コンプレッサ駆動用直流ブラシレスモータを可
変速制御する空気調和機において、 前記ブラシレスモータの磁極位置の検出に基いて回転数
を検出する回転数検出手段と、 前記回転数検出手段からの検出回転数が所定値以下の場
合に、前記通電切換時点についての進み角を所定角度進
めて設定する進み角設定手段と、 前記進み角設定手段で設定された進み角により定まるタ
イミングで、前記通電切換を行う通電切換手段と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】請求項1記載の空気調和機において、外気
温度検出手段を含んでおり、前記進み角設定手段は、前
記検出回転数が所定値以下であって、且つ、検出外気温
度が所定値以下の場合に、前記通電切換時点についての
進み角を所定角度進めて設定するものであることを特徴
とする空気調和機。 - 【請求項3】請求項2記載の空気調和機において、凝縮
器の所定個所の温度検出に基いて冷媒の凝縮温度を検出
する凝縮温度検出手段と、前記通電切換時点を決定する
際の基準となる前記検出回転数の所定値が、凝縮温度と
外気温度との組合わせに応じて複数記載されている基準
回転数変更テーブルと、を含んでおり、前記進み角設定
手段は、この基準回転数変更テーブルに基いて前記検出
回転数についての所定値を変更するものであることを特
徴とする空気調和機。 - 【請求項4】請求項1乃至3に記載の空気調和機におい
て、前記進み角設定手段が設定する進み角の所定角度を
ほぼ30°としたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021381A JPH06235547A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021381A JPH06235547A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235547A true JPH06235547A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12053516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021381A Pending JPH06235547A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06235547A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004266904A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータの運転制御装置 |
JP2008206323A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動機駆動装置 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5021381A patent/JPH06235547A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004266904A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータの運転制御装置 |
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