JP2002523350A - 錠剤における成分として使用する魚類ゼラチン状組成物 - Google Patents

錠剤における成分として使用する魚類ゼラチン状組成物

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    • A61K47/42Proteins; Polypeptides; Degradation products thereof; Derivatives thereof, e.g. albumin, gelatin or zein

Abstract

(57)【要約】 【課題】 錠剤の成分として使用することが適切な、魚類ゼラチン保護コロイドを含むゼラチン状組成物を提供すること。 【解決手段】 少なくとも50質量%の魚類ゼラチンを含む魚類ゼラチン状保護コロイド及び一又は複数の生理学的に活性な物質を含む粒子状組成物、ここで、該魚類ゼラチンはブルーム強度が100を越える魚類ゼラチンから少なくとも部分的に構成され、かつ粒子を形成する噴霧凝固法又は二重乳化法によって該組成物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一又は複数の生理学的に活性な物質及びゼラチン状保護コロイドを
含む粒子状組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
生理学的に活性な物質を保護コロイド、例えばゼラチン中に封入して該物質の
保存、輸送、取り扱い及び使用中に受ける影響から保護して該物質が物理的及び
化学的に分解するのを避けており、その影響には例えば酸素、湿度及び光の照射
からの影響並びに物理的な作用がある。さらに、活性物質が組成物中に存在する
他の物質又は使用時に接触する可能性がある物質と反応するのを避けるために、
保護コロイドを使用することがある。また、例えば物質の粘着性のために取り扱
い及び処理が困難な液体及び他の物質を、使用時の取り扱い及び処理に適する固
形形態、例えばマイクロカプセルの粉末に転換するのにも保護コロイドが使用さ
れる。 宗教上の理由から哺乳動物のゼラチンを受容できない場合には、魚類ゼラチン
が食品用途に使用されている。魚類ゼラチンはユダヤ教の規定に適合する食品で
ある。
【0003】 EP−A1−0 346 879は、固形の魚類ゼラチン被覆物で被覆した水不
溶性医薬の固形粒状物を含む組成物を開示しており、該組成物は魚類ゼラチンの
単純なコアセルベーションによって製造されている。魚類ゼラチンは5〜10℃
で溶融可能である。 WO 96/20612はカプセル化した食品又は芳香剤カプセルの製造方法
並びにその方法で製造したカプセルを開示している。この方法は、水性媒体中で
温水魚類ゼラチンと食品又は芳香剤粒子の混合物を形成し、複合コアセルベーシ
ョンによって16〜27℃より高い温度においてゼラチンで粒子をマイクロカプ
セル化してマイクロカプセル化したカプセルを形成し、かつ任意にカプセルを分
離することを含む。好ましくは、使用する温水魚類ゼラチンは約150から約3
00のブルーム(bloom)を有する。
【0004】 単一及び複合コアセルベーション技術ではゼラチンの相対的に低い濃度の溶液
を使用することが必要であり、このためこのような溶液から形成された粒子は相
対的に水の含量が高く、水を除去することは困難でかつ費用がかかる。コアセル
ベーションで製造した乾燥した又は乾燥していない粒子は双方とも機械的な作用
に抵抗する能力が低い。 GB−1 200 906は、乾燥した、粒子状の、自由に流動する形態にある
組成物であって、冷水に可溶性又は分散可能なゼラチン及び脂溶性ビタミンを含
む組成物の製造方法、40〜95℃の温度における塩基又は酸による処理でゼラ
チンを部分的に加水分解し、ゼラチン溶液を中和しかつ溶液中に一又は複数の脂
溶性ビタミンを分散分散させ、乳剤を細分して粒子とし、かつ粒子を固形化する
ことを含む方法を開示している。出発物質のゼラチンは低ブルームの又は高ブル
ームのゼラチンであってもよい。
【0005】 US−A−4,670,247は、ゼラチンと還元糖を含む保護コロイド及び
脂溶性ビタミン活性材料の水性乳剤を形成し、該乳剤を乾燥した粒子の形態に転
換することを含む脂溶性ビタミンビーズの製造方法を開示しており、この場合、
乾燥した粒子の形態を熱処理して糖とゼラチン分子の間に架橋をしている。ゼラ
チンは、約0〜300の間のブルームを有するいかななるゼラチンであってもよ
い。 EP−B1−0 347 751は、安定で、冷水に分散可能な脂溶性物質の粉
末配合物を開示しており、この物質は魚類ゼラチンの形態で保護コロイド中に封
入されている。使用される魚類ゼラチンは“Norland HiPure Liquid Gelatin”
であり、これはゼロブルームのゼラチンである。
【0006】 先行技術の魚類ゼラチン組成物を、広範囲の食品添加物として使用することが
できる。しかしながら、先行技術の組成物には錠剤の成分として使用するのに適
切ではないという欠点があり、それは打錠中に受ける機械的な作用に抵抗するの
に十分な強度を粒子が有していないからである。 US−A−4,892,889は、常用の噴霧乾燥法を使用して直接圧縮可能
なビタミン粉末を製造する方法を開示している。この方法は以下の工程を含んで
いる:(A)脂溶性ビタミン、30〜300のブルーム数を有するゼラチン、水
溶性炭水化物、及び水を組み合わせて混合物を形成する工程、及び(B)常用の
噴霧乾燥機で該混合物を噴霧乾燥して粉末を形成する工程、ただし、炭水化物の
含量はビタミンの押出を防止するのに十分な量である。
【0007】 US−A−2,824,807は、以下の工程を含む、例えばビタミンを含む
ゼラチン溶液の噴霧乾燥方法を開示する:−17.8〜93.3℃(0〜200
°F)の温度において冷却空気領域中で溶液を霧化して小滴を形成する工程及び
121.1〜537.7℃(250〜1000°F)の温度において乾燥領域中
で該小滴を乾燥する工程。 US−A−4,519,961は、以下の工程を含む酸化に感受性である物質
、例えばビタミンを粉砕する方法を開示している:フィルム形成性コロイドと糖
類を含む水溶液に分散した酸化感受性物質の懸濁液を用意する工程、噴霧塔の噴
霧領域の中で該懸濁液を噴霧して細分化した粒子を形成する一方、コロイドが固
化/ゼラチン化しない温度において疎水性噴霧補助剤と粒子を接触させる工程、
及び噴霧補助剤を有する粒子を流動床中で乾燥してそれを固化する工程。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明が解決しようとする技術的課題は、ユダヤ教の戒律に適合し、
かつ錠剤の成分として使用することが適切なゼラチン状組成物を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
該技術的課題は本発明の粒子組成物によって解決され、該組成物は一又は複数
の生理活性物質及び少なくとも50質量%の魚類ゼラチンを含む魚類ゼラチン保
護コロイドを含み、魚類ゼラチンは少なくとも部分的に100を越えるブルーム
強度を有する魚類ゼラチンより成り、粒子を形成する噴霧凝固法又は二重乳化法
によって該組成物を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
ブルーム強度が100を越える魚類ゼラチンを使用し、かつ噴霧凝固法又は二
重乳化法のいずれかを粒子形成法として使用して製造した粒子が、機械的作用、
例えば圧力、剪断力及び衝撃に関して先行技術の粒子より遙かに優れた抵抗性を
有していることが、驚くべきことに見出された。 従って、本発明は、機械的強度が高い魚類ゼラチンを含む組成物を製造するこ
とが可能であり、この高い強度の組成物を錠剤、例えば栄養補充錠剤の成分とし
て使用できという認識に基づいている。従って、本発明は、魚類ゼラチンで保護
した生理学的に活性な物質を含む錠剤を製造する可能性を提供したのである。 さらに、本発明は、錠剤の成分として使用してユダヤ教及びイスラム教の戒律
に従った組成物を製造する可能性を提供したのである。
【0011】 ゼラチンを含む粒子の機械的強度が打錠中に受ける機械的作用に抵抗するのに
十分ではない場合、該粒子は崩壊して活性物質を押し出すことになる。このよう
な押出によって、受け入れることができない錠剤の変色が生じる。さらに、この
ような押出によって活性物質が分解し、特に活性物質が酸化に対して感受性であ
り又は錠剤の他の成分と反応する可能性がある場合には分解する。 本発明の組成物のさらなる利点は、該組成物から製造した錠剤が変色するとい
う技術的な問題及び活性物質が酸化されることを回避し得ることである。 その上、本発明の粒子組成物は、先行技術の製品と比較して保存安定性が改良
されていることも示された。この事実は粒子の機械的強度が改良されたことにも
よると考えられ、強度の改良が保存中の活性成分の分解を減少させている。 本発明の好ましい態様においては、魚類ゼラチンを含む保護コロイドは、少な
くとも70質量%の、好ましくは少なくとも90質量%の魚類ゼラチンを含む。
【0012】 本発明の好ましい態様においては、魚類ゼラチンは少なくとも50質量%の、
より好ましくは少なくとも70質量%の、最も好ましくは少なくとも90質量%
の100を越えるブルーム強度を有する魚類ゼラチンを含む。 魚類ゼラチンを含む保護コロイドは、ブルーム強度が100を越える魚類ゼラ
チンのみから成ることができ、又はこのような魚類ゼラチンとブルーム強度が1
00より低いゼラチンを含むほかのいずれの魚類ゼラチンとの混合物であっても
よい。魚類ゼラチンは、ブルーム強度に関わらず、部分的に加水分解されていて
もよい。 本発明の好ましい態様において、魚類ゼラチンは100〜300、好ましくは
120〜300、より好ましくは140〜300、さらに好ましくは160〜2
80、さらに好ましくは180〜260、最も好ましくは200〜240のブル
ーム強度を有する。 好ましくは、魚類ゼラチンのゲル化温度は10〜30℃、より好ましくは11
〜29℃、さらに好ましくは12〜28℃、さらに好ましくは13〜27℃、さ
らに好ましくは14〜26℃、さらに好ましくは15〜23℃、さらに好ましく
は16〜22℃、最も好ましくは17〜21℃である。
【0013】 魚類ゼラチンに加えて、魚類ゼラチンを含む保護コロイドは以下を含むことが
できる:滲出物、例えばアラビアゴム、トラガカントゴム、カラヤゴム及びガッ
チゴム;海草からの抽出物、例えば寒天、アルギネート、カラギーナン及びファ
ーセララン(furcellaran);植物からの抽出物、例えばペクチン、アラビノガ
ラクタン及び植物タンパク質性ヒドロコロイド;海洋及び陸上動物からの抽出物
、例えばユダヤ教の戒律に適合したゼラチン、カゼイン及びカゼイネート;種子
の粉末、例えばグアル、イナゴマメ及び大豆の粉末;種子のタンパク質、例えば
大豆タンパク質;穀類の粉末、例えばデンプン及び微結晶セルロース;生合成又
は発酵により誘導したヒドロコロイド、例えばデキストラン、キサンタン及びカ
ードラン(curdlan);化学的に変性したヒドロコロイド、例えばメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースを含むセ
ルロース誘導体、並びに変性デンプン及び低メイトキシル化ペクチンを含む他の
誘導体;合成ヒドロコロイド、例えばポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシビニルポリマー等。また、R. A. Morton, "Fat Soluble Vitam
ins", Intern. Encyclopedia of Food and Nutrition, Vol. 9, Pergamon Press
, pp. 128-131、1970年を挙げることができ、これを参考として本明細書に取り
込む。魚類ゼラチンを含む保護コロイド中に含まれる好ましい付加的なコロイド
は、アラビアゴム、植物タンパク質性ヒドロコロイド、ユダヤ教の戒律に適合し
たゼラチン、カゼイン、カゼイネート、大豆タンパク質、変性デンプン及びこれ
らの混合物である。
【0014】 保護剤の作用に加えて、魚類ゼラチンを含む保護剤は乳化剤としての作用も含
む。しかしながら、本発明の組成物はさらに乳化剤を含むことができ、例えばア
スコルビルパルミテート、脂肪酸のモノ−及びジグリセリド及びその誘導体、並
びにレシチンを含むことができる。 本発明の組成物は、ゼラチンを含む組成物で常用される以下の成分をさらに含
むことができる:例えば抗酸化剤、例えばt−ブチルヒドロキシトルエン(BH
T)、t−ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸、アスコル
ビルパルミテート、アスコルビン酸ナトリウム、トコフェロール、TBHQ、エ
トキシキニン、プロピルガレート、及びハーブの抽出物、すなわちローズマリー
抽出物;粉末化剤、例えばデンプン、変性デンプン、トリカルシウムホスフェー
ト、ラクトース、マンニトール、エチルセルロース、凝固アルブミン、硬化ゼラ
チン、カゼイン、ステアレート−Ca、ステアレート−Na、金属石鹸、水素化
ヒマシ油、ポリオキシド、タルク、ワックス及びシリケート;抗−ケーキング(
anti-caking)剤、例えばトリカルシウムホスフェート及びシリケート、すなわ
ち二酸化ケイ素及びケイ酸アルミニウムナトリウム;可塑剤、例えば炭水化物及
び炭水化物アルコール、例えばショ糖、グルコース、フルクトース、ラクトース
、転化糖、ソルビトール、マンニトール、マルトデキストリン、グリセリン及び
これらの混合物、好ましくはショ糖、ラクトース、マルトデキストリン及びこれ
らの混合物。
【0015】 ゲル化に引き続いて、本発明の組成物の魚類ゼラチンを架橋することが可能で
あり、架橋は、炭水化物又はアルデヒド又はこれらの組合せ物の存在下にゼラチ
ンを熱及び/又は化学処理することによって、及び/又は酵素で処理することに
よって得ることができる。架橋はその常法のいずれによっても行うことができる
。 100を越えるブルーム強度を有する魚類ゼラチンは、広範囲の種々の温水魚
から得られ、例えばマグロ及びテラピア(tilapia)から得られる。適切な市販
品の例は、Croda Colloids Ltd., 英国からのゲル化魚類ゼラチン及び、SKW Bio
systems, フランスからの、ROUSSELOT(登録商標)FG、例えばROUSSELOT(登録
商標)200 FG 30である。
【0016】 本発明の生理学的に活性な物質は、物質の物理的又は化学的分解を回避するた
めに、保存、輸送、処理及び使用する場合に保護、例えば酸素、湿度、光の照射
、及び物理的な作用からの保護が必要ないかなる物質であってもよい。さらに、
保護コロイドを、活性物質が組成物中に存在する他の物質と反応すること、又は
使用中に活性物質が接触する可能性のある物質と反応することを阻止するために
使用してもよい。また、保護コロイドは、例えば粘着性があるために取扱い及び
処理が困難な液状物及び他の物質を、使用時の取扱い及び処理に適する固形形態
、例えばミクロカプセルの粉末に転換するために使用される。
【0017】 本発明で使用するのに適する生理学的に活性な物質は、脂溶性物質、例えばビ
タミン、脂肪酸、油及び脂肪で、そのうち脂肪酸は、例えばモノ−及びポリ不飽
和脂肪酸で、これを例えば(n−3)脂肪酸ドコサヘキサエン酸(DHA)及び
エイコサペンタエン酸(EPA)を含む魚油の形態で添加することができ、また
例えば(n−6)脂肪酸γ−リノレン酸、カルテノイド、例えばβ−カロテン、
ルテイン、リコペン、β−クリプトキサンチン及びゼアキサンチンを含むヒマシ
油並びにオオマツヨイグサ油の形態で添加することができる;水溶性物質、例え
ばビタミンC;酵素、例えばアミラーゼ;薬物、例えばグリセオフルビン、イブ
プロフェン、ベンゾジアゼピン、フェナセチン、ホルモン及びパラセタモール;
及び他の栄養補助剤、例えばミネラルである。
【0018】 本発明の組成物は粒子の形態、例えばマイクロカプセルの粉末である。粒子の
構造は、生理学的に活性な物質のコアを多数、通常はいくつかを封入する魚類ゼ
ラチンを含む保護コロイドの連続したマトリックスである。本発明の粒子状組成
物は好ましくは流動性である。
【0019】 本発明はさらに、粒子状の魚類ゼラチンを含む組成物の製造方法に関し、該方
法は以下の工程を含む:コロイドのゲル化温度より高い温度の魚類ゼラチンを含
む保護コロイドの水溶液を用意する工程において、該コロイドが少なくとも50
質量%の魚類ゼラチンを含み、該魚類ゼラチンが100を越えるブルーム強度の
魚類ゼラチンから少なくとも部分的に成っている工程、該溶液に一又は複数の生
理学的に活性な物質を添加して水性混合物を得る工程、該水性混合物に噴霧凝固
法又は二重乳化法を適用して該水性混合物を粒子に転換し、かつそのゲル化温度
より低い温度に冷却して粒子をゲル化してゲル化粒子を得る工程、及びゲル化し
た粒子から過剰の水をすべて除去して乾燥した粒子を得る工程。 本発明の方法で製造した粒子は、従来技術の粒子と比較して機械的な強度が改
良されている。
【0020】 噴霧凝固法及び二重乳化法のいずれの方法においても、製造される粒子のゲル
化は温度をそのゲル化温度より低くすることによって影響を受ける。この点が他
の型の噴霧方法、例えば常用の噴霧乾燥法と異なることであり、噴霧乾燥では噴
霧で形成された小滴はゲル化せず、乾燥によって固化する。粒子がこのようにゲ
ル化することによって、本発明の方法で得られた粒子の機械的な強度が改良され
ると考えられる。 付加的な成分は水溶性であればいかなるものでもゼラチンと共に溶解すること
が好ましい。そうしない場合は、付加的な成分は生理学的に活性な物質と共に添
加する。 過剰な水の除去はその常法のいずれによっても行うことができ、例えばろ過、
トレイでの乾燥、流動床乾燥、好ましくは噴霧凝固法と結合して適切な噴霧塔中
で行うことができる。
【0021】噴霧凝固 本発明に関して、“噴霧凝固法”という表現は、乾燥する前に粒子のゲル化温
度より下の温度に低下させることによって噴霧中に形成される粒子が実質的にゲ
ル化するすべての噴霧技術を含む。 噴霧方法は、そのための常用のいかなる装置、例えば回転噴霧器、加圧ノズル
、真空ノズル及び超音波ノズルを使用して行うことができる。 噴霧凝固処理において、乳剤のゲル化点/融点より高い温度、すなわち約30
℃〜約95℃でかつ好ましくは50〜600mPa.sの粘度のヒドロコロイドを含
む懸濁液を、噴霧ノズル又は噴霧ウイールを使用して噴霧室に噴霧することが好
ましく、該室の温度は0℃〜約40℃であってこれによってゼラチン化ヒドロコ
ロイドのマイクロカプセルが形成される。
【0022】 粉末状の噴霧用の補形剤は、噴霧室に吹き込まれるのが好ましく、それはゼラ
チン化したマイクロカプセルが凝集するのを防ぐためであり、かつ室の壁に付着
するのを防ぐためである。噴霧用の補形剤は、最終製品の質量に対して0.5〜
50質量%の量で添加することが好ましい。 マイクロカプセルを流動床に移動させ、ここで残留水分を0〜10%(好まし
くは2〜5%)まで乾燥し、かつ過剰の噴霧用の補形剤を分離する。乾燥用空気
の温度は好ましくは0℃〜60℃である。
【0023】二重乳化法 本発明に関して、“二重乳化法”という表現は、以下の工程を含むすべての方
法を意味する:ゼラチンと生理学的に活性な物質の第1の水性混合物を製造する
工程、水と混和しない媒体中に粒子として第1の水性混合物を配送して第2の混
合物を製造する工程、及び粒子のゲル化温度より低い温度まで第2の混合物を冷
却する工程。水と混和しない媒体中への第1の水性媒体の配送を、その常法、例
えば噴霧、攪拌及び液流分離によって行うことができる。水と混和しない媒体は
、例えば鉱油、ヒマシ油又はプロピレングリコールであってよい。 本発明はさらに常用の補形剤並びに一又は複数の生理学的に活性な物質及びゼ
ラチン状の保護コロイドを含む組成物を含む錠剤に関する。本発明の錠剤の特徴
は、ゼラチン状の保護コロイドが少なくとも50質量%の魚類ゼラチンを含むこ
とであり、該魚類ゼラチンは100を越えるブルーム強度を有する魚類ゼラチン
から少なくとも部分的に成り、さらに組成物を粒子を形成する噴霧凝固法又は二
重乳化法によって得ることができることも特徴である。
【0024】定義 本明細書で使用する“ゲル化温度”という表現は、BS 757:1975、
10項の試験方法によって決定する硬化点を意味する。該標準試験方法において
、空気乾燥したゼラチンの10%溶液を45℃から20℃へ冷却する。試験する
ゼラチンのゲル化温度が20℃より低い場合は、温度をゲル化がみられるまで低
下させるのは当然である。 本発明に関して、“ブルーム強度”という表現は、BS 757:1975、
10項の試験方法で決定するゲルの強度を意味する。 “水性混合物”という表現は、水溶液、水性乳液又は水性懸濁液を意味する。 以下で、実施例を参照して本発明をさらに詳細に説明する。
【0025】方法: 圧縮前のビタミンAの抽出可能性 原理: 活性物質としてビタミンAを含むマイクロカプセル粉末をエーテルと接触させ
て活性物質を抽出し、抽出量を分光測光によって決定する。マイクロカプセル中
の活性物質の全量も、加熱して水中にマイクロカプセルを溶解させ、エーテルで
活性物質を抽出しかつ分光測光によって活性物質の含量を測定して決定する。全
活性物質に対する抽出された活性物質の比率として、結果を表す。マイクロカプ
セル粉末から抽出される可能性のある活性物質の値が、マイクロカプセルの活性
物質を保護する能力を表す。
【0026】手順: 1.約1gのビタミンAを含むマイクロカプセル粉末を計り(少数第2位まで)
、かつ定量的に100mlのメスフラスコに移す。 2.約50mlのエーテルを加え、フラスコを2分間手で振る。フラスコに100
mlの目盛りまでエーテルを入れ、フラスコの内容物を混合する。溶液を5分間静
置する。 3.溶液から試料を取り、イソプロパノールを対照として使用して、326nm(
最大)における吸収を測定する。吸収が0.200〜0.900の範囲内となる
ようにする。そうならない場合、試料をイソプロパノールで希釈して再度測定す
る。希釈を行う場合、イソプロパノールによる希釈から15分以内に測定を行う
必要がある。
【0027】圧縮後のビタミンAの抽出可能性 原理: 活性剤としてビタミンAを含むマイクロカプセル粉末に所定の時間一定の圧力
をかけて錠剤を製造する。錠剤にエーテルを接触させて活性物質を抽出し、抽出
量を分光測光で決定する。マイクロカプセル中の活性物質の全量も、加熱して水
中にマイクロカプセルを溶解させ、エーテルで活性物質を抽出し、分光測光によ
って活性物質の量を測定して決定する。全活性物質に対する抽出された活性物質
の比率として、結果を表す。錠剤から抽出される可能性のある活性物質の値が、
圧縮工程を経たマイクロカプセルの活性物質を保護する能力を表す。
【0028】手順: 1.ビタミンAを含むマイクロカプセル粉末を約2.0g秤量し、二つのピスト
ンの間にセルに置き、125MPa(1250バール)の圧力を5分間かけて錠剤
を形成する。 2.錠剤を秤量した紙に移し、秤量し(小数点4位まで)かつ200mlのメスフ
ラスコに定量的に移す。 3.約100mlの石油エーテルを加え、フラスコを10分間超音波処理する。フ
ラスコを200mlまで石油エーテルで満たし、フラスコの内容物を混合する。溶
液を5分間放置する。 4.溶液から5mlの試料を取り、イソプロパノールで希釈して約10IUビタミ
ンA/mlの濃度とし、イソプロパノールを対照にして326nm(最大)における
吸収を測定する。吸収は0.200〜0.900の範囲内にあることが必要であ
る。そうでない場合は、試料をさらにイソプロパノールで希釈して再度測定する
。イソプロパノールで希釈してから15分以内に測定する必要がある。
【0029】 比較例1 乳化タンク中で65℃において2438グラムの魚類ゼラチン(Norland Prod
ucts Inc., USA製のNorland Dry Non Gelling Fish Gelatine, lot # 7154 NGKD
、0ブルーム)と2976グラムのショ糖を4.0リットルの脱塩水に溶解した
。280万IU/gのビタミンAアセテート2000グラムとt−ブチルヒドロキ
シトルエン(BHT)140gの混合物をビーカー中で65℃まで加熱した。ゼ
ラチンとショ糖の水溶液にゆっくり攪拌しながら油状混合物を添加し、次いで4
0分間65℃で激しく攪拌した。次いで、最終乳剤を2.75リットルの脱塩水
で希釈して0.168Pa・s(168cP)の粘度とした。油状小滴の平均径を計測
したところ0.28μmであった。引き続いて乳剤を噴霧塔中で噴霧し、デンプ
ンで小滴を被覆し、乾燥した。一部の乳剤のみを噴霧した。30/120メッシ
ュの篩にかけた後、570,000IU/gの力価を有する約1kgの粒子が得られ
、圧縮前の抽出可能性は全ビタミンA含量に対して0.1%、圧縮後の抽出可能
性は全ビタミンA含量に対して35.6%であった。
【0030】 比較例2 乳化タンク中で65℃において2438グラムの魚類ゼラチン(200ブルー
ム、SKW Biosystems、フランス製のRousselot 200 FG 30)と2976グラムの
ショ糖を6.0リットルの脱塩水に溶解し、一夜保存してトラップした気泡を除
去した。280万IU/gのビタミンAアセテート2000グラムとブチレート化
ヒドロキシトルエン(BHT)140グラムの混合物を65℃までビーカー中で
加熱した。ゼラチンとショ糖の水溶液にゆっくり攪拌しながら油状混合物を添加
し、次いで40分間65℃で激しく攪拌した。次いで、最終乳剤を1.5リット
ルの脱塩水で希釈して0.164Pa・s(164cP)の粘度とした。油状小滴の平
均径を計測したところ0.29μmであった。 引き続いて乳剤を噴霧塔中で噴霧し、デンプンで小滴を被覆し、乾燥した。一
部の乳剤のみを噴霧した。30/120メッシュの篩にかけた後、552,00
0IU/gの力価を有する約1kgの粒子が得られ、圧縮前の抽出可能性は全ビタミ
ンA含量に対して0.1%、圧縮後の抽出可能性は全ビタミンA含量に対して2
9.5%であった。
【0031】 実施例3 乳化タンク中で65℃において2438グラムの魚類ゼラチン(200ブルー
ム、Croda Colloids Ltd., UK製)と2976グラムのショ糖を5.0リットル
の脱塩水に溶解し、一夜保存してトラップした気泡を除去した。280万IU/g
のビタミンAアセテート2000グラムとt−ブチルヒドロキシトルエン(BH
T)140グラムの混合物を65℃までビーカー中で加熱した。ゼラチンとショ
糖の水溶液にゆっくり攪拌しながら油状混合物を添加し、次いで40分間65℃
で激しく攪拌した。次いで、最終乳剤を2.45リットルの脱塩水で希釈して0
.172Pa・s(172cP)の粘度とした。油状小滴の平均径を計測したところ0
.29μmであった。引き続いて乳剤を噴霧塔中で噴霧し、デンプンで小滴を被
覆し、乾燥した。一部の乳剤のみを噴霧した。30/120メッシュの篩にかけ
た後、593,000IU/gの力価を有する約1kgの粒子が得られ、圧縮前の抽
出可能性は全ビタミンA含量に対して0.1%、圧縮後の抽出可能性は全ビタミ
ンA含量に対して7.9%であった。この結果から、本発明の組成物の圧縮後の
抽出可能性は、先行技術である比較例1及び2の組成物の結果より遙かに優れて
いることが明らかである。
【0032】 実施例4 乳化タンク中で65℃において2438グラムの魚類ゼラチン(200ブルー
ム、SKW Biosystems、フランス製のRousselot 200 FG 30)と2976グラムの
ショ糖を5.0リットルの脱塩水に溶解し、一夜保存してトラップした気泡を除
去した。280万IU/gのビタミンAアセテート2000グラムとt−ブチルヒ
ドロキシトルエン(BHT)140グラムの混合物を65℃までビーカー中で加
熱した。ゼラチンとショ糖の水溶液にゆっくり攪拌しながら油状混合物を添加し
、次いで40分間65℃で激しく攪拌した。次いで、最終乳剤を3.5リットル
の脱塩水で希釈して0.168Pa・s(168cP)の粘度とした。油状小滴の平均
径を計測したところ0.29μmであった。引き続いて乳剤を噴霧塔中で噴霧し
、デンプンで小滴を被覆し、乾燥した。一部の乳剤のみを噴霧した。30/12
0メッシュの篩にかけた後、584,000IU/gの力価を有する約1kgの粒子
が得られ、圧縮前の抽出可能性は全ビタミンA含量に対して0.1%、圧縮後の
抽出可能性は全ビタミンA含量に対して12.1%であった。この結果から、本
発明の組成物の圧縮後の抽出可能性は、先行技術である比較例1及び2の組成物
の結果より遙かに優れていることが明らかである。
【0033】 実施例5 乳化タンク中で65℃において2250グラムの魚類ゼラチン(200ブルー
ム、SKW Biosystems、フランス製のRousselot 200 FG 30)と3375グラムの
ショ糖を5.0リットルの脱塩水に溶解し、一夜保存してトラップした気泡を除
去した。170万IU/gのビタミンAパルミテート1500グラムとdl−α−ト
コフェロール93グラムの混合物を65℃までビーカー中で加熱した。ゼラチン
とショ糖の水溶液にゆっくり攪拌しながら油状混合物を添加し、次いで40分間
65℃で激しく攪拌した。次いで、最終乳剤を4.55リットルの脱塩水で希釈
して0.168Pa・s(168cP)の粘度とした。油状小滴の平均径を計測したと
ころ0.29μmであった。引き続いて乳剤を噴霧塔中で噴霧し、デンプンで小
滴を被覆し、乾燥した。一部の乳剤のみを噴霧した。30/120メッシュの篩
にかけた後、287,000IU/gの力価を有する約1kgの粒子が得られ、圧縮
前の抽出可能性は全ビタミンA含量に対して0.04%、圧縮後の抽出可能性は
全ビタミンA含量に対して11.4%であった。この結果から、本発明の組成物
の圧縮後の抽出可能性は、先行技術である比較例1及び2の組成物の結果より遙
かに優れていることが明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ムソース イェンセン ニーナ デンマーク デーコー2900 ヘレループ ヒョーイスガールト アレ 47 Fターム(参考) 4C076 AA36 AA64 BB01 CC23 DD37 DD67 EE38 EE41 EE42 EE58 FF21 GG27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも50質量%の魚類ゼラチンを含む魚類ゼラチン状
    保護コロイド及び一又は複数の生理学的に活性な物質を含む粒子状組成物、ここ
    で、該魚類ゼラチンはブルーム強度が100を越える魚類ゼラチンから少なくと
    も部分的に構成され、かつ粒子を形成する噴霧凝固法又は二重乳化法によって該
    組成物を得ることができる。
  2. 【請求項2】 魚類ゼラチン状保護コロイドが少なくとも70質量%の魚類
    ゼラチンを含むことを特徴とする、請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 魚類ゼラチン状保護コロイドが少なくとも90質量%の魚類
    ゼラチンを含むことを特徴とする、請求項2の組成物。
  4. 【請求項4】 魚類ゼラチン状保護コロイドがさらにアラビアゴム、植物性
    タンパク質ヒドロコロイド、ユダヤ教の戒律に適合したゼラチン、カゼイン、カ
    ゼイネート、大豆タンパク質、及び/又は変性デンプンを含むことを特徴とする
    、先の請求項1ないし3のいずれかの組成物。
  5. 【請求項5】 魚類ゼラチンが100を越えるブルーム強度を有する魚類ゼ
    ラチンを少なくとも50質量%含むことを特徴とする、先の請求項1ないし4の
    いずれかの組成物。
  6. 【請求項6】 魚類ゼラチンが100を越えるブルーム強度を有する魚類ゼ
    ラチンを少なくとも70質量%含むことを特徴とする、請求項5の組成物。
  7. 【請求項7】 魚類ゼラチンが180〜260のブルーム強度を有すること
    を特徴とする、先の請求項1ないし6のいずれかの組成物。
  8. 【請求項8】 魚類ゼラチンが15〜25℃のゲル化温度を有することを特
    徴とする、先の請求項1ないし7のいずれかの組成物。
  9. 【請求項9】 以下の工程を含む粒子状魚類ゼラチン状組成物の製造方法: 魚類ゼラチン状保護コロイドの水溶液を該コロイドのゲル化温度より高い温度
    において準備する工程、ここで該コロイドは少なくとも50質量%の魚類ゼラチ
    ンを含み、該ゼラチンは100を越えるブルーム強度を有する魚類ゼラチンから
    少なくとも部分的に構成されている、 該溶液に一又は複数の生理学的に活性な物質を添加して水性混合物を得る工程
    、 噴霧凝固法又は二重乳化法を溶液に適用して溶液を粒子に転換させかつ粒子を
    そのゲル化温度より低い温度まで冷却することによって粒子をゲル化してゲル化
    粒子を得る工程、及び 過剰の水をすべてゲル化粒子から除去して乾燥粒子を得る工程。
  10. 【請求項10】 常用成分並びに一又は複数の生理学的に活性な物質及びゼ
    ラチン状保護コロイドを含む組成物を含む錠剤、ここで、該ゼラチン状保護コロ
    イドは少なくとも50質量%の魚類ゼラチンを含み、該ゼラチンはブルーム強度
    が100を越える魚類ゼラチンから少なくとも部分的に構成され、かつ粒子を形
    成する噴霧凝固法又は二重乳化法によって該組成物を得ることができる。
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