JP2546838B2 - ビタミン製剤の製造方法 - Google Patents

ビタミン製剤の製造方法

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JP2546838B2
JP2546838B2 JP62090008A JP9000887A JP2546838B2 JP 2546838 B2 JP2546838 B2 JP 2546838B2 JP 62090008 A JP62090008 A JP 62090008A JP 9000887 A JP9000887 A JP 9000887A JP 2546838 B2 JP2546838 B2 JP 2546838B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脂溶性ビタミン及び/またはカロチノイドを
含有する調製物の新規な製造方法、並びにかくして得ら
れる調製物に関する。
従来の技術において、そのまま投与するため、また製
薬学的投与形態の調製物、例えば錠剤、カプセル剤、粉
剤等、及び動物飼料の調製物に有用である脂溶性ビタミ
ン粉末組成物はすでに公知である。米国特許第2,756,17
7号は、ビタミン−活性物質、水、ゼラチン及び/また
はアラビアゴム、並びに糖を含有する乳濁液を生成さ
せ、該乳濁液を小滴に変え、該小滴から生じたビタミン
−活性粒子がその微粒子からなる状態が確立されるまで
相互に分離保持されるようにして、全体としてのり状粉
末として個々の小滴を捕集し、そしてのり状の捕集粉末
からビタミン−活性粒子を分離することによる乾燥した
自由流動性粉末の製造方法を開示している。上記の方法
に従って製造されるビタミン−含有粉末は水溶性であ
り、ほとんどの用途に対して満足すべき安定特性を示
す。しかしながら、この物質は、動物飼料の栄養価の強
化に用いる場合、ペレツト化の圧力に耐える問題を有し
ている。ビタミン含有物質は飼料用ペレツト化法の温
度、水分及び圧力条件下でその元の物理的形態を失う傾
向があり、これによって脂溶性ビタミンの安定性を譲歩
して、生成物の元の物理的形態の損失をもたらす。
高い安定性及び効力に特徴のある小球状におけるビタ
ミンまたはカロチノイドを含有する調製物を提供するこ
とが本発明の重要な目的である。更に、その元の物理的
形態を失うことなく、飼料ペレツト化法の温度、水分及
び圧力に耐える小球を提供することが目的である。また
更に、水に不溶性であり、バイオアベイラビリテイ(bi
oavailability)を保持し、そしてペレツト化する際に
すぐれた安定性を示す調製物を提供することが目的であ
る。
これらの全ての目的が本発明の方法に従って達成され
た。
1種もしくはそれ以上の脂溶性ビタミン及び/または
1種もしくはそれ以上のカロチノイドを含有する小ビー
ズ状の調製物を製造するためのこの方法は、活性物質、
水、ゼラチン及び糖を含有する乳濁液を生成せしめ、該
乳濁液を小滴に変え、該小滴を、その個々の微粒子から
なる状態が永続的に確立されるまで小的が相互に分離保
持されるようにして、殿粉質粉末の塊として捕集し、殿
粉質の捕集粉末から得られる粒子を分離する工程からな
り、そして該粒子を約90℃〜約180℃の温度で熱処理す
ることを特徴とする。
本発明の方法に従い、熱処理工程が、糖のカルボニル
基とゼラチン分子の遊離アミノ部分との間の反応によっ
て、小ビーズのゼラチンマトリツクスを不溶解性にす
る。生ずる小ビーズは水に不溶性であり、飼料ペレツト
化の圧力に対して安定性の増加を示す。この交サ結合法
が小ビーズを製造する際に用いられる成分に利用され、
組成物に交サ結合剤または添加物を加える必要がない。
本発明の実施において使用し得る脂溶性ビタミン−活
性物質はビタミンを産する油、プロビタミン、並びに天
然及び合成の双方の純粋なまたは実質的に純粋なビタミ
ン、或いはその化学的誘導体及びその混合物である。殊
に興味あるものはビタミンA−活性物質、更に詳細には
ビタミンAアセテートまたはビタミンAパルミテートを
含有する小ビーズの調製物であるが、しかし、またあら
ゆる脂溶性ビタミン−活性物質、例えばビタミンA,D,E
またはK、カロチノイド、例えばβ−カロチン、アスタ
キサンチン、カンタキサンチン、等、或いはかかる物質
の混合物を含む小ビーズを包含するものとする。
加えて、本方法は脂溶性薬剤の製造に適用し得る。こ
の場合の最終生成物は胃内では不溶性であるが、しか
し、腸液には可能性である。
本発明の方法における第一工程は活性物質を水、ゼラ
チン及び糖によって乳化することからなる。
本発明の実施において、実際に0〜約300の範囲にブ
ルーム(bloom)を有する全てのゼラチンを用いること
ができる。タイプA及びタイプBゼラチンの双方を用い
ることができる。
本方法に使用する乳濁液を生成させる際に用いる糖類
にはレブロース、グルコース、ラクトース、マルトース
及び転化糖(グルコース及びレブロースの混合物)があ
る。加えて、本発明の実施に際して、また高レブロース
・トウモロコシ・シロツプ(レブロース及びデキストロ
ースの混合物)を用いることもできる。
酸化防止剤、例えばブチル化されたヒドロキシアニソ
ール(BHA)、ブチル化されたヒドロキシトルエン(BH
T)、エトキシキン(6−エトキシ−1,2−ジヒドロ−2,
2,4−トリメチル−キノリン)、等、ヒューメクタン
ト、例えばグリセリン、ソルビトール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、等、乳化剤、例えば
レシチン、伸展剤及び溶解剤並びに着色剤を含めた他の
成分の少量をまた本発明の乳濁液中に配合することもで
きる。
ビタミン及び/またはカロチノイドを含む乳濁液の製
造は当該分野に精通せる者にとっては明白な方法によっ
て行うことができる。満足できることがわかった方法の
例とし、次の方法を挙げることができる:ゼラチンを水
に適度に加熱しながら溶解し、次に活性物質をこのゼラ
チン溶液に分散させるか、または乳化させる。糖並びに
全ての成分を活性物質の添加前または後に混合物中に導
入する。この混合物を、必要に応じて混合物を均等器に
通すことによって、全ての分散質が均一に分布するまで
撹拌する。
乳濁液の小滴を捕集するために本方法に用いる殿粉質
粉末は、下記の如く、捕集粉末に望ましいことが見出さ
れた特性を多いに与えるために、全体に殿粉及び/また
は化学的に変性した殿粉からなることができる。殿粉及
び/または変性殿粉に加えて、また捕集粉末には少量の
潤滑剤及び他の改質剤、例えばタルク、ケイ酸、小麦
粉、水素添加した脂肪及び公衆脂肪酸の金属塩、例えば
ステアリン酸カルシウムを含ませることもできる。捕集
粉末は次の特性を有するべきである:該粉末は実質的に
冷水に不溶性であるべきであり、更に水によるぬれに耐
性であるべきであり;水を吸収及び/または吸着するた
めにかなりの容量を有するべきであり;そして自由流動
性であるべきである。捕集粉末の重要な特徴は、その水
分含有量が約10%以下でなければならないことである。
所望の水分含有量は市販の殿粉または化学的に変性した
殿粉を乾燥することによって容易に達成することができ
る。
好ましい捕集粉末は、自動流動特性及び未変性殿粉よ
りも高度に水ぬれ耐性を有するために、実質的に全体に
疎水性基を含む変性殿粉からなる。このタイプの殿粉誘
導体、更に詳細には殿粉エステルは例えば米国特許第2,
613,206号に開示されている。「ドライ−フロー」(“D
ry−Flo")の名称でナシヨナル・スターチ・プロダク
ツ、インコーポレーテツド、ニユーヨーク(National
Starch Produsts,Inc.,New York)、New York、によ
って販売された水ぬれに耐性のある自由流動性殿粉エス
テルが本発明の好ましい具体例に対する特定の殿粉エス
テルとして有利に使用し得ることがわかった。上記の如
く、「ドライ−フロ」を使用前に水分含有量を減じるた
めに乾燥しなければならない。
捕集粉末中に活性物質を含む乳濁液の小滴の導入は同
様に当該分野に精通せる者自身が示唆し得る種々な方法
によって行うことができる。本発明のこの工程の実施に
おいて重要なことは、相互に分離した乳濁液の小滴によ
って、これらが「固化する」(“set up")のに十分に
長い時間、捕集粉末中に生ずる粒子を保持することであ
る。即ち、粒子は、その微粒子からなる状態が水を失う
ことによって、即ち、粒子が更に処理の最もきびしい条
件中で、例えば粒子を乾燥するために約45℃で皿に広げ
た際、集塊化しないか、または合体せぬ程度に永続的に
確立されるまで、相互に分離して保持されるべきであ
る。乳濁液小滴の「固化する」粒子への転化を明らかに
種々な方法で行うことができる。例えば乳濁液小滴を移
動ノズルによって捕集粉末の固定層上に、小滴が一緒に
流れないような間隔で落下させることができる。或い
は、捕集粉末を、小滴が該粉末中に一緒に流れぬような
速度で小滴を落下させるように調節した固定ノズルの下
に移動層として(例えばコンベアー・ベルト上として)
与えることができる。また他の方法は乳濁液小滴を撹拌
機を備えたタンブラーまたは容器中で捕集粉末の撹拌さ
れた塊中に噴霧することである。使用する特定の方法は
本発明に欠くことのできないものではない。しかしなが
ら、好ましい方法は乳濁液小滴の噴霧を空気中で捕集粉
末の撹拌された雲状のものまたは懸濁物中に導入するこ
とからなる。後者の説明として、量的生産において有用
であることがわかった方法は、小さな穴の数列を有する
回転する噴霧ヘツドを通して、回転する円筒形ドラム中
に含まれ且つ撹拌された粉末にした殿粉質物の空気中の
懸濁液に乳濁液を強制的に通し、該ドラム及び噴霧ヘツ
ドは反対方向に回転させ、従って、空気中の殿粉質粉末
の雲状物または懸濁物は入ってくる乳濁液噴霧に対して
反対回転でうず巻かれる。10℃以下に冷却した殿粉を流
動性にするために、殿粉床中に液体二酸化炭素の粉砕し
たドライアイスを含ませることが有利であることがわか
った。
捕集粉末から粒子の分離はそれ自体普通の操作によっ
て行うことができる。粉末及び粒子の混合物を、粒子は
保持し、一方捕集粉末は通す大きさの振盪しているふる
いに供給することが簡単で有利であることがわかった。
当該分野に精通せる者にとっては明白な如く、乳濁液の
小滴を生ずる条件、例えばノズル孔の大きさ、乳濁液の
粘度及び水分含有量%,等を、粒子の最終の大きさが実
質的に完全に10メツシユ(開口1.68mm)ふるいを通過
し、そして200メツシユ(開口74μ)ふるい上に保持さ
れる範囲にあるように調節することが有利である。動物
用試料調製物に対する好ましい粒径は20メツシユ(開口
841μ)ふるいを通過し、そして170メツシユ(開口88
μ)ふるい上に保持される範囲である。のり状捕集粉末
は小さな粒径を有するように選ばれ、粒子の全ての所望
の大きさ範囲に対して、用いる捕集粉末の粒子はかなり
小さい範囲が選ばれることが理解されよう。捕集粉末に
対する好ましい大きさは実質的に完全に200メツシユ
(開口74μ)ふるいを通過する範囲である。
活性物質を含み且つ乳濁液の小滴によって捕集粉末中
に生じた粒子を水分含有量10%以下、好ましくは約4〜
6%間に乾燥すべきである。粒子を種々な方法によって
乾燥することができる。捕集粉末自体が、乳濁液の滴中
に含まれる水の部分を吸収及び吸着する限り、或る程度
乾燥をもたらし、この乾燥は「固化」現象を開始させる
(即ち、小滴の粒子への変化、該粒子は更に処理中に他
の同様な粒子と接触した際にも、その個々の微粒子から
なる形態を保持する)。残りの水を種々な方法で除去す
ることができる。例えば全体の塊、即ち、粒子を含む捕
集粉末を乾燥し、次に乾燥した粒子から捕集粉末を分離
することができる。粉末中に粒子が生じて短時間後、即
ち、その個々の微粒子からなる形態が永続的に確立され
た後、但し、このものが完全に乾燥する前に粒子を分離
し、次に実質的に捕集粉末を含まぬ粒子を、例えば室温
で空気にさらすか、また炉中37℃〜45℃に適度に加熱し
て乾燥することが好ましい。
かくして得られる小球組成物を約90℃の温度で約2時
間乃至約180℃で約1分以内、好ましくは約105℃で60分
間乃至150℃で10分間熱処理することにより、ゼラチン
糖マトリツクスの交サ結合を生じる。本発明の方法によ
って製造した小球の効力検定は処理した際、例えばビタ
ミンAの損失を示さない;実際に、効力は小球の残存水
分の損失に比例して増加する。この反応には糖分子のカ
ルボニル基とゼラチン分子の遊離アミノ部分との反応が
含まれる。この方法で交サ結合した小球は沸騰水に不溶
性であり、動物飼料組成物のために該小球をペレツト化
する際に用いる条件に対して良好な安定性をもってい
る。
この方法で交さ結合した小球は沸騰水に不溶性であ
り、腸コーテイングの特性を示す;特定的には、このも
のは胃液(pH〜1)にわずかに溶解または溶解せず、但
し、腸液(pH〜8)に完全に溶解する。これらの特性
は、胃の酸環境によって崩壊し、そして/または腸管内
でよく吸収されるあらゆる物質(ビタミン、薬剤、カロ
チノイド、等)に有利である。かかる改質の正味の効果
が標的種(target species)におけるバイオアベイラ
ビリテイを改善する。
この交サ結合研究の重要な利点は、小球が貯蔵によっ
てもその初期溶解性を保持することである。アルデヒド
(例えば、ホルムアルデヒド、グリセルアルデヒド)ま
たはケトン交サ結合は時間と共に連続的に重合し、バイ
オアベイラビリテイの減少をもたらす傾向がある、模擬
胃及び腸液をこれらの調製物の試験管内における溶解を
測定するために用いた。選んだ調製物を、単一投薬レベ
ル(10,000IU/kg飼料)を用いてひな肝貯蔵法(chick
liver storage method)によって、予備生物利用性試
験において評価した。下記の結果は、熱硬化した不溶性
小球が、同様な組成の可溶性小球と比較した場合(100
%とする)、すぐれたバイオアベイラビリテイを有する
ことを示している。
平均沈着% 相対沈着% 実施例2 39.8 107 実施例4 40.3 108 実施例7B 42.7 115 本発明の粉末組成物は活性物質、好ましくはビタミン
A活性物質20〜30%,好ましくは23〜28%;還元糖2〜
20%、好ましくは5〜12%;ゼラチン35〜45%、好まし
くは36〜40%;疎水性殿粉5〜20%、好ましくは10〜15
%;酸化防止剤5〜13%、好ましくは6〜10%;湿潤剤
0〜15%、好ましくは5〜10%からなる。成分の範囲は
重量%である。
本発明の方法を次の実施例に関して更に説明する。
実施例1 約200ブルームのゼラチン246gを蒸留水300gに撹拌し
ながら約65℃に加熱して溶解させた。このゼラチン溶液
に撹拌しながら、ハイ・フラクトース・コーン・シロツ
プ(High Fructose Corn Syrup)(55%)45g及びグ
リセリン36gを加えた。このゼラリン/糖溶液に、約65
℃の温度でエトキシキン(EMQ)43gと共にあらかじめ溶
融した結晶性ビタミンAアセテート150g(2,900,000IU/
gビタミンA活性)を加え、十分に分散するまで均等化
した。この乳濁液に撹拌しながら、あらかじめ約55℃に
加熱した追加の蒸留水275〜300mlを加え、噴霧に適する
粘度にした。この乳濁液を、前記の如き回転する噴霧ヘ
ツド及び反対に回転するドラムを備えた装置に入れた。
あらかじめ水分含有量3〜5%に乾燥した「ドライ−フ
ロ」約7kg及び粉砕したドライアイス3.5gをドラムに加
えた。乳濁液を「ドライ−フロ」床中に噴霧し、170メ
ツシユ開口88μふるいを通す前に、殿粉及びビタミン小
球の混合物を一夜放置し、ふるい上に残った小球を捕集
し、乾燥皿に広げ、炉中にて37℃で7時間乾燥して、水
分含有量4%にした。温度150℃に設定した電気炉中
に、予熱したステンレス・スチール皿上で10分間加熱す
ることによって、小ビーズを交サ結合させた。かくして
得られた小ビーズは水に不溶性であり、粒径20〜170メ
ツシユ(開口841〜88μ)、水分含有量1%及び効力検
定したビタミンA活性687,000IU/gを有していた。
実施例2 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 156 EMQ 57 ラクトース 42 グリセリン 42 低ブルームゼラチン(タイプA、約100ブルーム) 240 蒸留水:乳濁液用 240 噴霧用 十分な量 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを150℃に15分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性674,000IU/g
を有していた。
実施例3 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 168 BHT 60 転化糖 51 グリセリン 39 低ブルームゼラチン(タイプB、約75ブルーム) 240 蒸留水(乳濁液用) 240 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを150℃に10分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性690,000IU/g
を有していた。
実施例4 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 156 EMQ 57 グルコース 42 グリセリン 42 低ブルームゼラチン(タイプA、約100ブルーム) 240 蒸留水(乳濁液用) 240 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを135℃で30分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性699,000IU/g
を有していた。
実施例5 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 156 EMQ 57 結晶性レブロース 54 グリセリン 54 低ブルームゼラチン(タイプA、約100ブルーム) 216 蒸留水(乳濁液用) 220 乳濁液を20%w/w水酸化ナトリウム溶液でpH値8.2に調
節した。
かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを105℃で60分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性686,000IU/g
を有していた。
実施例6 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 150 EMQ 43 フラクトース・コーン・シロツプ(55%) 92 ゼラチン(約200ブルーム) 246 蒸留水(乳濁液用) 300 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを150℃で10分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性684,000IU/g
を有していた。
実施例7 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 156 EMQ 57 転化糖 55 グリセリン 42 低ブルームゼラチン(タイプA、約100ブルーム) 240 蒸留水(乳濁液用) 240 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを3分割し、各部分を次の条件を用いて交サ
結合させた: 熱処理 効力検定(IU/g) 7A 150℃で10分間 712,000 7B 135℃で25分間 690,000 7C 120℃で50分間 712,000 実施例8 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 156 EMQ 57 転化糖 55 グリセリン 42 加水分解したゼラチン 270 蒸留水(乳濁液用) 270 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを150℃で10分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性701,000IU/g
を有していた。
実施例9 実施例1に述べた方法において、乳濁液を次の成分か
ら製造した: g ビタミンAアセテート、結晶性、2,900,000IU/g 150 EMQ 43 ハイ・フラクトース・コーン・シロツプ(55%) 45 プロピレングリコール 36 ゼラチン(約200ブルーム)246 蒸留水(乳濁液用) 300 かくして得られた乳濁液を実施例1に述べた如き同一
装置及び同様な方法によって粒子にした。
小ビーズを150℃で10分間加熱することによって交サ
結合させた。かくして得られた小ビーズは実質的に実施
例1と同様の平均径及び効力検定した活性694,000IU/g
を有していた。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1種もしくはそれ以上の脂溶性ビタミン及
    び/または1種もしくはそれ以上のカロチノイド、水、
    ゼラチン及び還元糖を含有する乳濁液を形成せしめ、該
    乳濁液に小滴に変え且つそれらを永続的に確立した微粒
    子形態に変え、得られる粒子を分離することからなり、
    そしてこれらの粒子を約90℃〜約180℃の温度で熱処理
    することを特徴とする、1種もしくはそれ以上の脂溶性
    ビタミン及び/または1種もしくはそれ以上のカロチノ
    イドを含有する小ビーズ状の調製物の製造方法。
  2. 【請求項2】1種もしくはそれ以上の脂溶性ビタミン及
    び/または1種もしくはそれ以上のカロチノイド、水、
    ゼラチン及び還元糖を含有する乳濁液を形成せしめ、該
    乳濁液に小滴に変え、該小滴を、その個々の微粒子形態
    が永続的に確立されるまで小滴が相互に分離保持される
    ようにして、粉末の塊中に捕集し、得られる粒子を捕集
    粉末から分離する工程からなり、そしてこれらの粒子を
    約90℃〜約180℃の温度で熱処理することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】熱処理を約90℃の温度で2時間乃至約180
    ℃の温度で約1分間以下行うことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】熱処理を約105℃で60分間乃至約150℃で約
    10分間行うことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項
    のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】脂溶性ビタミン活性物質を含有する調製物
    を製造することを特徴とする特許請求の範囲第1〜4項
    のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】1種もしくはそれ以上の脂溶性ビタミン及
    び/または1種もしくはそれ以上のカロチノイド、水、
    ゼラチン及び還元糖を含有する乳濁液を形成せしめ、該
    乳濁液に小滴に変え且つそれらを永続的に確立した微粒
    子形態に変え、得られる粒子を分離することからなり、
    そしてかくして得られうる粒子を約90℃〜約180℃の温
    度で熱処理することを特徴とする方法によって得られう
    る、1種もしくはそれ以上の脂溶性ビタミン及び/また
    は1種もしくはそれ以上のカロチノイドを含有する小ビ
    ーズ状の調製物。
  7. 【請求項7】1種もしくはそれ以上の脂溶性ビタミン及
    び/または1種もしくはそれ以上のカロチノイド、水、
    ゼラチン及び還元糖を含有する乳濁液を形成せしめ、該
    乳濁液に小滴に変え、該小滴を、その個々の微粒子形態
    が永続的に確立されるまで小滴が相互に分離保持される
    ようにして、粉末の塊中に捕集し、得られる粒子を捕集
    粉末から分離する工程からなり、そしてかくして得られ
    うる粒子を約90℃〜約180℃の温度で熱処理することを
    特徴とする方法によって得られうる特許請求の範囲第6
    項記載の調製物。
  8. 【請求項8】活性物質20〜30%、還元糖2〜20%、ゼラ
    チン35〜45%、疎水性殿粉5〜20%、酸化防止剤5〜13
    %及び湿潤剤0〜15%からなる特許請求の範囲第6項ま
    たは第7項記載の調製物。
  9. 【請求項9】活性物質が脂溶性ビタミン活性物質である
    特許請求の範囲第6〜8項のいずれかに記載の調製物。
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