JP2003055219A - マイクロカプセル並びに錠剤、食品用及び医薬品用配合剤 - Google Patents

マイクロカプセル並びに錠剤、食品用及び医薬品用配合剤

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JP2003055219A
JP2003055219A JP2001271011A JP2001271011A JP2003055219A JP 2003055219 A JP2003055219 A JP 2003055219A JP 2001271011 A JP2001271011 A JP 2001271011A JP 2001271011 A JP2001271011 A JP 2001271011A JP 2003055219 A JP2003055219 A JP 2003055219A
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microcapsules
acid
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Ryoji Yasue
良司 安江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トコフェロール及びトコトリエノールを含
有した油分を安定に錠剤中に配合でき、食品用配合剤や
医薬品用配合剤等の用途に好適な強度の大きなマイクロ
カプセルを提供する。 【解決手段】 トコフェロール及びトコトリエノールを
含有した油分と常温でゲル化する水溶性高分子からなる
多芯型構造を有することを特徴とするマイクロカプセル
およびマイクロカプセル製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヤシ科アブラヤシ
から抽出された、トコフェロール及びトコトリエノール
を含有した油分を包含したマイクロカプセル及びその用
途に関し、更に詳述すると、マイクロカプセルのカプセ
ル強度が高く、包含するヤシ科アブラヤシから抽出され
たトコフェロール及びトコトリエノールを含有した油分
の保存安定性に優れ、かつこれらを錠剤中等に安定に配
合することができ、食品用配合剤や医薬品用配合剤等の
用途に好適なマイクロカプセル及びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】トコフェロール及びトコトリエノール
は、不飽和脂肪酸や2重結合を有する化合物の酸化を防
ぎ酸化による細胞の老化を遅らせる。そして、抗不妊症
ビタミンととばれ妊娠促進作用、精子数増加作用、過酸
化脂質の生成抑制作用、血行改善作用および肩こり、頭
痛、冷え性等の改善作用があるために、食品、健康食
品、医薬品等に配合されている。
【0003】この場合、従来、トコフェロール及びトコ
トリエノールを含有した油分の配合は、そのままで、あ
るいはマイクロカプセル又は粉末等に加工して混合する
ことにより行われている。
【0004】これまで、特開昭59−122424号公
報では、ビタミンAの安定化剤として、特開2000−
106873号公報では酵素の安定化剤として、また、
特開2000−72670号公報では不飽和脂肪族化合
物の抗酸化剤としての使用が開示されている。
【0005】一方、特開平8−259422号公報には
食べることができないポリスチレン等の合成高分子でマ
イクロカプセル化している例が開示されている。
【0006】また、トコフェロール及びトコトリエノー
ルを含有した油分を芯物質として包含する通常の単芯型
マイクロカプセルは、通常芯物質が液状であるためマイ
クロカプセルの強度が低くなり、安定性に優れたマイク
ロカプセルが得られない。そのため、このマイクロカプ
セルを錠剤等に配合しても、打錠時の圧力でマイクロカ
プセルが破壊され、芯物質として包含されるトコフェロ
ール及びトコトリエノールを含有した油分の保存安定性
が悪くなり、また外観も油がしみ出して悪くなるという
問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的はマイクロカプセル強度が大きく、トコフェロール
及びトコトリエノールを含有した油分を安定に錠剤中に
配合することができ、食品用配合剤や医薬品用配合剤の
用途に好適であるマイクロカプセルを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、トコフェロール及びトコトリエノールを含有し
た油分を芯物質として配合する場合、常温でゲル化する
水溶性高分子を壁膜として使用する多芯型構造を有する
マイクロカプセルを調製すると、マイクロカプセル強度
が向上させることができることを見出した。そして得ら
れた多芯型構造を有するマイクロカプセルは十分な強度
を有するため、食品用配合剤や医薬品用配合剤等の各種
用途に好適に使用し、本発明を完成させるに至った。
【0009】即ち、本発明は、(1)芯物質がトコフェ
ロール及びトコトリエノールを含有した油分と、壁膜が
常温でゲル化する水溶性高分子を主体としてなることを
特徴とする多芯型構造を有するマイクロカプセル、
(2)(1)記載のマイクロカプセルを含有してなる錠
剤、(3)(1)記載のマイクロカプセルからなる食品
用配合剤、及び(4)(1)記載のマイクロカプセルか
らなる医薬品用配合剤を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の多芯型構造を有するマイ
クロカプセルは、芯物質としてトコフェロール及びトコ
トリエノールを含有した油分と、ゲル化する水溶性高分
子を主体とした壁膜となる水相成分とから構成されたも
のである。
【0012】本発明の多芯型構造を有するマイクロカプ
セルにおける芯物質となる油相成分としては、ヤシ科ア
ブラヤシから抽出したトコフェロール及びトコトリエノ
ールを含有した油分以外に、不飽和脂肪族、不飽和炭化
水素、カロチノイド、脂溶性ビタミン、食用油脂および
常温でゲル化又は固化させるゲル・固化物質が用いられ
る。
【0013】ここで、ヤシ科アブラヤシから抽出したト
コフェロール及びトコトリエノールを含有した油分は、
α−トコトリエノールを10〜30重量%、β−トコト
リエノール0〜10重量%、γ−トコトリエノール15
〜40重量%、δ−トコトリエノール5〜15重量%及
びα−トコフェロール10〜30重量%からなる。この
油分には、さらにβ、γ、δトコフェロールが0〜2重
量%含まれていてもよい。このうち、トコトリエノール
を50重量%以上含有するものが好ましく、特にトコト
リエノール70〜90重量%含有するものが好ましい。
【0014】上記ヤシ科アブラヤシから抽出した油分中
のトコフェロール及びトコトリエノールのマイクロカプ
セルへの配合量は特に制限されるものではなく、各化合
物の機能を発揮し得る有効量であればよく、通常マイク
ロカプセル全量(乾燥重量、以下同様)に対して1〜6
0%(重量%、以下同様)、好ましくは10〜55%、
より好ましくは15〜50%である。配合量が少なすぎ
ると生理活性物質としての効果が得られない場合があ
り、多すぎると十分なカプセル強度を得るのが困難とな
る場合がある。
【0015】不飽和脂肪族としては、例えば脂肪族の炭
素数が16〜24、特に18〜22の一酸及び二酸等を
挙げることができ、一方、不飽和炭化水素としては、例
えば炭素数18〜55、特に20〜40のポリオレフィ
ン等を挙げることができ、より具体的には、不飽和脂肪
族として、例えばエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサ
エン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイ
コサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸等、不飽和炭化
水素として、例えばリコペン、スクワレン、オレアスタ
ン(オリーブ油中に存在)、ザネン(ウバサメの肝油中
に存在)等を挙げることができ、これらは1種単独で又
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
本発明の場合、これらの中でも特にエイコサペンタエン
酸、ドコサヘキサエン酸、リノール酸、リノレン酸、リ
コペン等をより好適に使用することができる。
【0016】カロチノイドとしては、α−カロチン、β
−カロチン、γ−カロチン、パームカロチン、クリプト
キサンチン、キサントフィル、ゼアキサンチン、ロドキ
サンチン、カプサンチン、クロセチン等が挙げられる。
なお、これらのカロチノイドは、1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0017】脂溶性ビタミンとしては、ビタミンA1、
ビタミンA2、ビタミンA3、ビタミンD2、ビタミン
D3、プロビタミンD2、プロビタミンD3、ビタミン
E、ビタミンF、ビタミンK1、ビタミンK2、ビタミ
ンU等が挙げられる。なお、これらの脂溶性ビタミン
は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用す
ることができる。
【0018】上記トコフェロール及びトコトリエノール
を含有した油分を常温(20〜35℃)でゲル化又は固
化させるゲル・固化物質としては、例えばアスコルビン
酸の高級脂肪酸エステルを好適に使用することができ、
具体的には、アスコルビン酸と炭素数12〜20、特に
14〜18の脂肪酸とのエステル等を挙げることがで
き、より具体的には例えばアスコルビン酸ラウレート、
アスコルビン酸ミリステート、アスコルビン酸パルミテ
ート、アスコルビン酸ステアレート等が挙げられ、これ
らは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用す
ることができる。
【0019】本発明の場合、これらの中でも特にアスコ
ルビン酸パルミテート、アスコルビン酸ステアレート等
がより好適に使用できる。上記ゲル・固化物質の配合量
は、上記トコフェロール及びトコトリエノールを含有し
た油分を常温でゲル化又は固化させることができる量で
あり、通常マイクロカプセル全量に対して1〜10%、
好ましくは2〜7%とすると好適である。ゲル・固化物
質の配合量が多すぎると、マイクロカプセル調製時に上
記トコフェロール及びトコトリエノールを含有した油分
の粘度が高くマイクロカプセル化が困難となる場合があ
り、少なすぎるとマイクロカプセル調製後に上記トコフ
ェロール及びトコトリエノールを含有した油分が常温に
おいてもゲル化又は固化せず、保存安定性が悪くなる場
合がある。また、同様の理由により、上記トコフェロー
ル及びトコトリエノールを含有した油分に対する配合割
合は、トコフェロール及びトコトリエノールを含有した
油分:ゲル・固化物質(重量比)=10:1〜1:5、
特に5:1〜1:3とすると好適である。
【0020】食用油脂としては、植物油、動物油、合成
油等を用いることができる。具体的には、例えばコーン
油、ナタネ油、綿実油、大豆油、サフラワー油、ひまわ
り油、ゴマ油、小麦胚芽油、オリーブ油、月見草油、椿
油、茶実油、アボガド油、ひまし油、コーヒー油、カシ
ューナッツ油、カカオビーンズ油、落花生油、魚油、パ
ーム油、パーム核油、ヤシ油、豚脂、牛脂、鶏脂、イカ
油、鯨油等の動植物油脂やこれらの動植物油脂の部分水
添加油脂または完全水素添加油脂、オレイン酸、リノー
ル酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、エイコサペン
タエン酸、ドコサヘキサエン酸等の不飽和脂肪酸エステ
ルまたはその不飽和アルコール等が挙げられる。また、
合成油としては、例えば中鎖グリセリド等が挙げられ
る。これらの食用油脂は、それぞれ単独でも、2種以上
を適宜組み合わせて用いてもよい。この場合、上記トコ
フェロール及びトコトリエノールを含有した油分及びゲ
ル・固化剤との配合割合は、重量比でトコフェロール及
びトコトリエノールを含有した油分及びゲル・固化剤:
食用油脂=1:1〜1:40、特に2:3〜1:30の
範囲であることが望ましい。上記範囲を超えて食用油脂
が多くなるとカプセル強度が低下する場合があり、一
方、上記トコフェロール及びトコトリエノールを含有し
た油分及びゲル・固化剤が多くなると油相の粘度が高く
なり、取り扱い性が悪くなる場合がある。
【0021】また、マイクロカプセルには抗酸化剤が配
合されているとより好適であり、抗酸化剤としては、例
えばアスコルビン酸、アスコルビン酸のアルカリ金属
塩、アスコルビン酸の脂肪酸エステル、没食子酸のエス
テル類、エリソルビン酸、ブチル化ヒドロキシトルエン
(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)
等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜
組み合わせて使用することができる。この場合、抗酸化
剤は、水相、油相の両方に用いることができ、特に、水
相にアスコルビン酸、及びその金属塩、油相にアスコル
ビン酸の脂肪酸エステル類をもちいることが好ましい。
【0022】上記抗酸化剤の配合量は抗酸化有効量であ
り、通常マイクロカプセル全量に対し0.1〜10%で
ある。
【0023】一方、本発明のマイクロカプセルにおける
壁膜となる水相成分としては、ゲル化する水溶性高分子
を主体とし、通常、この他に糖類、抗酸化剤、水溶性ビ
タミン、アミノ酸、増粘剤及び安定化剤等が適宜常用量
使用される。
【0024】上記ゲル化する水溶性高分子としては、例
えばゼラチン、寒天、カラギーナン、ジェランガム、ペ
クチン、カードラン等を挙げることができ、これらは1
種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用すること
ができ、本発明の場合、これらの中でも特にゼラチンが
好適であり、より好ましくはゼリー強度100ブルーム
(#)以上のゼラチン、更に好ましくは150〜380
ブルーム(#)のゼラチンである。ここで、ゼラチンの
ゼリー強度が低すぎるとカプセル強度が低くなり、例え
ば錠剤配合時の圧力でカプセルが破壊して、上記トコフ
ェロール及びトコトリエノールを含有した油分が劣化す
る場合がある。なお、このようなゼラチンとしてはA型
及びB型のいずれを用いてもよい。また、上記ゼリー強
度を有するゼラチンは、2種以上のゼラチンを混合した
ものであってもよく、混合物としてのゼリー強度が上記
範囲となる限り、この混合物を構成する1種又は2種以
上のゼラチンが上記ゼリー強度の範囲から外れていても
よい。なお、ゼラチンの上記ゼリー強度は、JISK6
503に準拠して測定したものである。
【0025】上記ゲル化する水溶性高分子の配合量は、
通常マイクロカプセル全量に対して10〜60%、好ま
しくは20〜55%の範囲で配合すると好適である。ゲ
ル化する水溶性高分子の配合量が少なすぎると十分なカ
プセル強度が得られない場合があり、多すぎると上記ト
コフェロール及びトコトリエノールを含有した油分及び
ゲル・固化物質の配合量が相対的に減少し、生理活性物
質としての機能を発揮できない場合がある。
【0026】抗酸化剤としては、上記油相成分で例示し
ている成分と同様のものを用いることができるが、特に
水溶性のものが好ましい。
【0027】増粘剤としては、アルギン酸ナトリウム、
カゼインナトリウム、でんぷん、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、キトサ
ン、グアガム、タマリンドガム、ローカストビーンガ
ム、トラガントガム、タラガム、カシアガム、アラビノ
ガラクタン、スクレログルカン、プルラン、デキストラ
ン、アルブミン、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げら
れる。なお、これらの増粘剤は、1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0028】水溶性ビタミンとしては、ビタミンB1、
ビタミンB2、ビタミンB6、ニコチン酸、ニコチン酸
アミド、パントテン酸、ビタミンH、葉酸、ビタミンB
12、コリン、イノシット、ビタミンL1、ビタミンL
2、ビタミンB13、ビタミンBT、リポ酸、ビタミン
B14、ビタミンB15、ビタミンBx、ビタミンP等
が挙げられる。なお、これらの水溶性ビタミンは、1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。
【0029】アミノ酸としては、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニ
ン、システイン、シスチン、メチオニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、フェニルアラ
ニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリ
ン、オキシプリン等が挙げられる。なお、これらのアミ
ノ酸は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使
用することができる。
【0030】安定化剤としては、例えばクエン酸、酒石
酸、アジピン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、リン酸、
フィチン酸、ソルビン酸、エリソルビン酸及びこれらの
アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩な等が挙げられ
る。なお、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み
合わせて用いることができる。
【0031】糖類としては、単糖類、二糖類及び多糖類
を用いることができ、単糖類としては、例えばアラビノ
ース、キシロース、ガラクトース、グルコース、マンノ
ース、イノシトール、マンニトール、グルコン酸等が挙
げられる。二糖類としては、例えばマルトース、アガラ
ビオース、イソマルトース、サッカロース、ソホース、
ラクトース、スタキオース等が挙げられ、多糖類として
は、例えばアガロース、アミロース、グルコマンナン、
デキストラン等が挙げられる。なお、これらの糖類は、
1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用するこ
とができる。
【0032】本発明のマイクロカプセルは、以上の成分
から構成されるものであり、マイクロカプセルの平均粒
子径は、好ましくは50〜3,000μm、より好まし
くは100〜2,000μmの範囲である。平均粒子径
が小さすぎるとマイクロカプセルの表面積が増え、酸素
に接触する機会が多くなり、安定性が悪くなる場合があ
り、大きすぎると十分なカプセル強度が得られない場合
がある。また、多芯型構造のマイクロカプセルで上記ト
コフェロール及びトコトリエノールを含有した芯物質の
平均粒子径は、好ましくは0.01〜20μm、より好
ましくは0.05〜10μmの範囲である。芯物質の平
均粒子径が上記範囲を逸脱するとカプセル強度が不十分
となる場合がある。また、同様の理由により、上記芯物
質の平均粒子径とマイクロカプセルの平均粒子径との比
率は、マイクロカプセルの平均粒子径が芯物質の平均粒
子径の好ましくは50〜300,000倍、より好まし
くは100〜60,000倍である。
【0033】本発明のマイクロカプセルは、上記壁膜の
水分含量をマイクロカプセル全体の乾燥重量に対して1
0%以下にすることが望ましい。水分含量が多すぎると
マイクロカプセルの壁膜の強度が低くなり、例えば錠剤
に配合する時に圧力でカプセルが破壊して上記トコフェ
ロール及びトコトリエノールを含有した油分が劣化する
場合がある。なお、水分含量が低すぎるとマイクロカプ
セルを調製する際に乾燥するのに時間がかかる場合があ
る。更に、雑菌等の繁殖を抑える目的から、水分含量を
7%以下に抑えることがより望ましい。ここで、本発明
における水分含量は、食品添加物公定書記載の一般試験
法、乾燥減量試験法(温度:105℃、時間:一時間)
に従って測定されたものである。また、この水分含量
は、主にマイクロカプセルの壁膜中に存在する自由水の
量を示すものである。
【0034】本発明のマイクロカプセルの調製方法は、
特に制限されないが、例えば以下に示す方法により効率
よく調製することができる。
【0035】即ち、上記壁膜を構成する各成分を水に溶
解して水相を調製し、これに芯物質となる上記トコフェ
ロール及びトコトリエノールを含有した油相を乳化させ
て上記油相を分散質とするO/W型乳化物を形成し、次
いで上記O/W型乳化物の水相を固化させて、上記油相
を芯物質とする上記ゲル化する水溶性高分子のマイクロ
カプセル膜を形成してもよいが、より好ましくは上記水
相全体の50〜80%の水相と芯物質となる油相とでW
/O型乳化物を形成した後、残りの水相を添加し、転相
乳化させて、O/W型乳化物を形成することが望まし
い。なお、乳化機としては、アジホモミキサー、ニーダ
ー、マイルダー等が用いられるが、特にアジホモミキサ
ーが好ましい。また、温度条件としては、特に制限され
ないが、水溶性高分子がゲル化しない温度領域で乳化さ
せることが望ましい。
【0036】次に、上記O/W型乳化物の水相によって
マイクロカプセル膜(壁膜)を形成する方法としては、
公知の造粒方法等を採用することができるが、本発明の
場合、特に液中硬化法、スプレークーリング法又は粉床
法が好適である。
【0037】液中硬化法とは、油脂等の分散媒中でO/
W型乳化物の粒子を硬化後、分散媒を分離除去すること
により含水状態のマイクロカプセルを得る方法である。
具体的には、得られたO/W型乳化物を200〜100
0重量%の食用油脂中に上記ゲル化する水溶性高分子が
ゲル化しない温度領域で分散し、含水粒子が100〜3
000μmの平均粒子径となるよう、分散力をコントロ
ールする。その後、食用油脂の温度を上記ゲル化する水
溶性高分子がゲル化する温度領域に設定して、該化合物
のゲル化領域で含水粒子の水相を固化させた後、含水粒
子に付着した食用油脂を完全に除去し、含水マイクロカ
プセルを調製する方法である。
【0038】スプレークーリング法とは、O/W型乳化
物を噴霧し、水相を冷却固化させた後、捕集することに
より含水状態のマイクロカプセルを得る方法である。具
体的には、O/W型乳化物のゲル化領域の温度雰囲気に
設定した塔中に、ゲル化しない温度状態のO/W型乳化
物を回転円盤式ノズルや二流体加圧ノズル等を用いて含
水粒子が100〜3000μmの平均粒子径となるよう
に噴霧し、水相を固化させた後、捕集する方法である。
【0039】粉床法とは、O/W型乳化物を粉床に噴霧
し、水相を固化させた後、粉床中から含水粒子を捕集し
て、含水マイクロカプセルを得る方法である。具体的に
は、ゲル化しない温度状態のO/W型乳化物をでんぷん
等の粉床中に回転円盤式ノズルや二流体加圧ノズル等を
用いて含水粒子が100〜3000μmの平均粒子径と
なるように噴霧し、水相を固化させた後、粉床から含水
粒子を捕集する方法である。なお、含水粒子に付着した
余分な粉は、通常乾燥後に除去する。
【0040】更に、上記含水マイクロカプセルを、例え
ば減圧静置乾燥、通風乾燥、流動層乾燥等を用いること
により乾燥し、上述したように好ましくはマイクロカプ
セル中の水分含量を10%以下にする。なお、乾燥方法
については、特に制限されないが、マイクロカプセル同
士の凝集を防ぐため、ゲル化する水溶性高分子のゲル化
温度以下で乾燥することが望ましい。なお、このような
方法により得られたマイクロカプセルは、上記油相から
なる芯物質が上記ゲル化する水溶性高分子を主体とする
壁膜中に分散した多芯型構造を有するマイクロカプセル
である。
【0041】なお、本発明のマイクロカプセルの強度
は、特に限定されるものではないが、本発明の目的を考
慮すれば、後述するマイクロカプセルの強度評価方法に
従い、室温(20〜25℃)で測定を行って圧縮強度を
算出する場合、0.5〜2kgf/mm、特に0.6
〜1kgf/mmであることが望ましい。
【0042】このようにして得られた本発明の多芯型構
造を有するマイクロカプセルは、そのまま所用の用途に
供することができるが、強度が高いため、錠剤に成形し
て用いることもできる。本発明のマイクロカプセルを錠
剤化するに際しては、例えば乳糖、ステアリン酸マグネ
シウム、コーンスターチ、糖エステル等の賦形剤等と共
に、打錠圧200〜2000kgf/cm、特に30
0〜1500kgf/cmで打錠することが好まし
い。この場合、錠剤中のマイクロカプセルの含有量は、
0.5〜20%、特に1〜15%であることが好まし
い。
【0043】本発明の多芯型構造を有するマイクロカプ
セルは、従来トコフェロール及びトコトリエノールを含
有した油分が用いられてきた用途と同様の用途に使用さ
れるが、特に本発明のマイクロカプセルは、健康食品、
油脂食品、乳製品、菓子、めん類、調味料、飼料等の食
品用配合剤、錠剤、カプセル、顆粒等の医薬品用配合剤
等の各種用途に好適なものである。
【0044】
【発明の効果】本発明の多芯型構造を有するマイクロカ
プセルは、マイクロカプセル強度が高いので芯物質とし
て包含するトコフェロール及びトコトリエノールを含有
した油分の保存安定性に優れる上、錠剤に配合しても破
壊しない。従って、本発明の多芯型構造を有するマイク
ロカプセルは、錠剤等へも安定に配合することができる
ものである。
【0045】上記多芯型構造を有するマイクロカプセル
に内包されるトコフェロール及びトコトリエノールは、
不飽和脂肪酸や2重結合をもつ化合物の酸化を防ぎ酸化
による細胞の老化を遅らせる。そして、抗不妊症ビタミ
ンととばれ妊娠促進作用、精子数増加作用、過酸化脂質
の生成抑制作用、血行改善作用、および肩こり、頭痛、
冷え性改善作用があるために、種々の用途への応用が期
待されている。これらの機能を利用して、本発明の多芯
型構造を有する強度の大きなマイクロカプセルを含有す
る錠剤、本発明の多芯型構造を有するマイクロカプセル
からなる食品用、医薬品用配合剤は、食品、健康食品、
医薬品等の各種用途に好適に用いられるものである。
【0046】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0047】まず、多芯型構造を有するマイクロカプセ
ルの調製方法、マイクロカプセルを含有した錠剤の成形
方法及び安定性・強度評価方法等について、以下に説明
する。 (1)多芯型構造を有するマイクロカプセルの調製方法 (a)調製法1(転相乳化法) かき混ぜ機を備えた溶解槽中に、トコフェロール及びト
コトリエノールを含有した油分と必要に応じて不飽和脂
肪酸、不飽和炭化水素、食用油、カロチノイド、ビタミ
ン、油ゲル化剤を所定の割合で添加し、120℃まで加
熱して溶解した後、70℃まで冷却して油相を調製し
た。別に、水の中に所定量のゲル化する水溶性高分子と
必要に応じて抗酸化剤、安定化剤、ビタミン、アミノ
酸、増粘剤、糖類を加え、70℃に加熱し、溶解するこ
とにより水相を調製した。
【0048】次いで、溶解槽中の油相を70℃に保ち、
この油相に対して、水相を70重量%の割合で添加し、
良くかき混ぜてW/O型乳化物を形成した。その後更
に、残りの水相を添加して、O/W型乳化物を形成し
た。このO/W型乳化物を通常行われている液中硬化
法、スプレークーリング法又は粉床法によりカプセル化
した後、乾燥処理をして、トコフェロール及びトコトリ
エノールを含有した油分を含有した多芯型構造のマイク
ロカプセルを得た。
【0049】(b)調製法2(機械乳化法) かき混ぜ機を備えた溶解槽中に、トコフェロール及びト
コトリエノールを含有した油分と必要に応じて不飽和脂
肪酸、不飽和炭化水素、食用油、カロチノイド、ビタミ
ン、油ゲル化剤を所定の割合で添加し、120℃まで加
熱して溶解した後、70℃まで冷却して油相を調製し
た。別に、水の中に所定量のゲル化する水溶性高分子と
必要に応じて抗酸化剤、安定化剤、ビタミン、アミノ
酸、増粘剤、糖類を加え、70℃に加熱し、溶解するこ
とにより水相を調製した。
【0050】次いで、アジホモミキサーに油相を移送し
た後、70℃においてこの水相を油相にかき混ぜながら
添加し、O/W型乳化物を調製した。このO/W型乳化
物を通常行われている液中硬化法、スプレークーリング
法又は粉床法によりカプセル化した後、乾燥処理をし
て、トコフェロール及びトコトリエノールを含有した油
分を含有した多芯型構造のマイクロカプセルを得た。な
お、上記調製法1,2において、液中硬化法の場合、分
散媒としてコーン油を用い、カプセルを濾過分離後、石
油エーテルで洗浄した。
【0051】(2)マイクロカプセルの強度評価 マイクロカプセルの強度は、島津製作所(株)島津微小
圧縮試験機(MCTM−500)を用い、室温(20〜
25℃)でマイクロカプセル1粒の粒子径が10%変位
した時の荷重を測定した。得られた荷重値を下記平松ら
の式「日本鉱業学会誌81.10.24(1964)参
照」より、圧縮強度を算出し、マイクロカプセルの強度
を評価した。St=2.8P/πd(式中、Stは圧
縮強度(kgf/mm又はN/mm)、Pは荷重
(kg又はN)、dは粒子径(mm)を示す。)
【0052】(3)錠剤成形法及び成形時のマイクロカ
プセル評価 乳糖445mg、ステアリン酸マグネシウム5mg及び
マイクロカプセル50mgを配合し、打錠圧1000k
g/cmで錠剤の成形を行った。マイクロカプセルが
破壊しているかどうかの判定は、錠剤成形後、トコフェ
ロール及びトコトリエノールを含有した油分がしみ出し
ているか否かを目視観察することにより行い、下記評価
基準に従って錠剤成形時のマイクロカプセルの状態を評
価した。 ○:全くしみ出ていない(カプセルの破壊なし) △:ややしみ出ているのが認められる(カプセルの破壊
ややあり) ×:しみ出ている(カプセルの破壊)
【0053】(4)錠剤中のマイクロカプセル安定性評
価 1リットル容量のサンプル瓶に上記(3)で成形した錠
剤を20錠入れ、40℃の恒温槽にて2ヶ月間保存した
後、錠剤中のマイクロカプセルに残存するトコフェロー
ル及びトコトリエノールを含有した油分を溶媒(シクロ
ヘキサン等)で抽出し、高速液体クロマトグラフィーで
常法により濃度の測定を行った。得られた濃度値から錠
剤中のトコフェロール及びトコトリエノールを含有した
油分の残存率を算出し、錠剤中の多芯型構造を有するマ
イクロカプセルの安定性を評価した。
【0054】[実施例1]表1に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度100#のゼ
ラチン、抗酸化剤としてアスコルビン酸、糖類としてサ
ッカロース、油相にトコフェロール及びトコトリエノー
ルを含有した油分、食用油脂として大豆油、油ゲル化剤
としてアスコルビン酸パルミテートを用い、水相及び油
相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)に従
い油滴平均粒子径0.1μmのO/W型乳化物を形成し
た。そのO/W型乳化物を用い液中硬化法によりマイク
ロカプセル化を行った。洗浄後、20℃、−600mm
Hgにおいて減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイクロ
カプセルの5重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径40
0μmのマイクロカプセルを調製した。表1に示す様
に、マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプ
セルの破壊もなく、残存率も90%と良好であることが
わかった。
【0055】[実施例2]表1に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度150#のゼ
ラチン、安定化剤としてクエン酸ナトリウム、糖類とし
てサッカロース、油相にトコフェロール及びトコトリエ
ノールを含有した油分、食用油脂として大豆油、油ゲル
化剤としてアスコルビン酸ステアレートを用い、水相及
び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)
に従い油滴平均粒子径0.5μmのO/W型乳化物を形
成した。そのO/W型乳化物を用い液中硬化法によりマ
イクロカプセル化を行った。洗浄後、20℃、−600
mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイ
クロカプセルの10重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒
径800μmのマイクロカプセルを調製した。表1に示
す様に、マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロ
カプセルの破壊もなく、残存率も94%と良好であるこ
とがわかった。
【0056】[実施例3]表1に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#のゼ
ラチン、増粘剤としてキサンタンガム、油相にトコフェ
ロール及びトコトリエノールを含有した油分、食用油脂
としてコーン油、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記
調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径0.01
μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物
を用い液中硬化法によりマイクロカプセル化を行った。
洗浄後、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾
燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの7重量%まで
乾燥し、多芯型構造で粒径1000μmのマイクロカプ
セルを調製した。表1に示す様に、マイクロカプセルの
評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存
率も98%と良好であることがわかった。
【0057】[実施例4]表1に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度380#のゼ
ラチン、抗酸化剤としてアスコルビン酸ナトリウム、安
定化剤として酒石酸ナトリウム、アミノ酸としてグリシ
ン、糖類としてグルコース、油相にトコフェロール及び
トコトリエノールを含有した油分、油ゲル化剤としてア
スコルビン酸ミリステートを用い、水相及び油相をそれ
ぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平
均粒子径0.3μmのO/W型乳化物を形成した。その
O/W型乳化物を用い液中硬化法によりマイクロカプセ
ル化を行った。洗浄後、20℃、−600mmHgにお
いて減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイクロカプセル
の5重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径300μmの
マイクロカプセルを調製した。表1に示す様に、マイク
ロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊
もなく、残存率も99%と良好であることがわかった。
【0058】[実施例5]表1に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度50#と38
0#のゼラチン、ビタミンとしてビタミンB1、増粘剤
としてキトサン、糖類としてアラビノース、油相にトコ
フェロール及びトコトリエノールを含有した油分、食用
油脂としてサフラワー油、ビタミンとしてビタミンA
1、油ゲル化剤としてアスコルビン酸ラウレートを用
い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転
相乳化法)に従い油滴平均粒子径0.2μmのO/W型
乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い液中硬化
法によりマイクロカプセル化を行った。洗浄後、20
℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水
分含量をマイクロカプセルの8重量%まで乾燥し、多芯
型構造で粒径500μmのマイクロカプセルを調製し
た。表1に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は良
好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も91%と
良好であることがわかった。
【0059】[実施例6]表1に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度50#と30
0#のゼラチン、抗酸化剤としてエリソルビン酸、安定
化剤としてリンゴ酸、アミノ酸としてアラニン、糖類と
してキシロース、油相にトコフェロール及びトコトリエ
ノールを含有した油分、食用油脂としてオリーブ油、ビ
タミンとしてビタミンA2を用い、水相及び油相をそれ
ぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平
均粒子径20μmのO/W型乳化物を形成した。そのO
/W型乳化物を用い液中硬化法によりマイクロカプセル
化を行った。洗浄後、20℃、−600mmHgにおい
て減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの
9重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径2000μmの
マイクロカプセルを調製した。表1に示す様に、マイク
ロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊
もなく、残存率も93%と良好であることがわかった。
【0060】[実施例7]表2に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子として寒天、抗酸化剤としてア
スコルビン酸ナトリウム、安定化剤として乳酸、ビタミ
ンとしてパントテン酸、糖類としてマンノース、油相に
トコフェロール及びトコトリエノールを含有した油分、
食用油脂としてパーム油、ビタミンとしてビタミンA3
を用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1
(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径1μmのO/W型
乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い液中硬化
法によりマイクロカプセル化を行った。洗浄後、20
℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水
分含量をマイクロカプセルの4重量%まで乾燥し、多芯
型構造で粒径700μmのマイクロカプセルを調製し
た。表2に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は良
好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も94%と
良好であることがわかった。
【0061】[実施例8]表2に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてカラギーナン、抗酸化剤
としてアスコルビン酸、アミノ酸としてグルタミン酸、
増粘剤としてローカストビーンガム、糖類としてキシロ
ース、油相にトコフェロール及びトコトリエノールを含
有した油分、食用油脂としてヤシ油、ビタミンとしてビ
タミンD2を用い、油ゲル化剤としてアスコルビン酸パ
ルミテートを用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上
記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径0.5
μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物
を用い液中硬化法によりマイクロカプセル化を行った。
洗浄後、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾
燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの6.8重量%
まで乾燥し、多芯型構造で粒径650μmのマイクロカ
プセルを調製した。表2に示す様に、マイクロカプセル
の評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残
存率も95%と良好であることがわかった。
【0062】[実施例9]表2に示したように、水相に
ゲル化する水溶性高分子としてジェランガム、抗酸化剤
としてエリソルビン酸、ビタミンとしてリポ酸、増粘剤
としてメチルセルロース、糖類としてマルトース、油相
にトコフェロール及びトコトリエノールを含有した油
分、食用油脂としてゴマ油、カロチノイドとしてβ−カ
ロチン、ビタミンとしてビタミンD3を用い、水相及び
油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)に
従い油滴平均粒子径1.5μmのO/W型乳化物を形成
した。そのO/W型乳化物を用い液中硬化法によりマイ
クロカプセル化を行った。洗浄後、20℃、−600m
mHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイク
ロカプセルの8.7重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒
径850μmのマイクロカプセルを調製した。表2に示
す様に、マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロ
カプセルの破壊もなく、残存率も94%と良好であるこ
とがわかった。
【0063】[実施例10]表2に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてペクチン、抗酸化剤と
してアスコルビン酸ナトリウム、安定化剤としてソルビ
ン酸、増粘剤としてグアガム、油相にトコフェロール及
びトコトリエノールを含有した油分、カロチノイドとし
てパームカロチン、油ゲル化剤としてアスコルビン酸ス
テアレートを用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上
記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径0.8
μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物
を用い液中硬化法によりマイクロカプセル化を行った。
洗浄後、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾
燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの4重量%まで
乾燥し、多芯型構造で粒径470μmのマイクロカプセ
ルを調製した。表2に示す様に、マイクロカプセルの評
価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率
も90%と良好であることがわかった。
【0064】[実施例11]表2に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#と
寒天、抗酸化剤としてアスコルビン酸、安定化剤として
クエン酸ナトリウム、ビタミンとしてニコチン酸、油相
にトコフェロール及びトコトリエノールを含有した油
分、不飽和脂肪酸としてエイコサペンタエン酸、カロチ
ノイドとしてクリプトキサンチン、油ゲル化剤としてア
スコルビン酸ミリステートを用い、水相及び油相をそれ
ぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平
均粒子径0.1μmのO/W型乳化物を形成した。その
O/W型乳化物を用い液中硬化法によりマイクロカプセ
ル化を行った。洗浄後、20℃、−600mmHgにお
いて減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイクロカプセル
の8.2重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径350μ
mのマイクロカプセルを調製した。表2に示す様に、マ
イクロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセルの
破壊もなく、残存率も90%と良好であることがわかっ
た。
【0065】[実施例12]表2に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#と
カラギーナン、安定化剤としてフィチン酸ナトリウム、
アミノ酸としてロイシン、糖類としてスタキオース、油
相にトコフェロール及びトコトリエノールを含有した油
分、不飽和脂肪酸としてドコサヘキサエン酸、カロチノ
イドとしてカプサンチン、ビタミンとしてビタミンA1
を用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1
(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径0.3μmのO/
W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い液中
硬化法によりマイクロカプセル化を行った。洗浄後、2
0℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、
水分含量をマイクロカプセルの7.9重量%まで乾燥
し、多芯型構造で粒径480μmのマイクロカプセルを
調製した。表2に示す様に、マイクロカプセルの評価結
果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も9
5%と良好であることがわかった。
【0066】[実施例13]表3に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#と
ジェランガム、抗酸化剤としてアスコルビン酸ナトリウ
ム、アミノ酸としてイソロイシン、増粘剤としてキトサ
ン、糖類としてソホース、油相にトコフェロール及びト
コトリエノールを含有した油分、不飽和脂肪酸としてリ
ノール酸、食用油脂として大豆油、ビタミンとしてビタ
ミンA2、油ゲル化剤としてアスコルビン酸ステアレー
トを用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法
1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径1μmのO/W
型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い液中硬
化法によりマイクロカプセル化を行った。洗浄後、20
℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水
分含量をマイクロカプセルの6.3重量%まで乾燥し、
多芯型構造で粒径500μmのマイクロカプセルを調製
した。表3に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は
良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も92%
と良好であることがわかった。
【0067】[実施例14]表3に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#と
ペクチン、抗酸化剤としてエリソルビン酸、安定化剤と
してクエン酸ナトリウム、アミノ酸としてプロリン、増
粘剤としてプルラン、糖類としてアガロース、油相にト
コフェロール及びトコトリエノールを含有した油分、不
飽和脂肪酸としてリノレン酸、食用油脂としてコーン
油、ビタミンとしてビタミンA3、増粘剤としてアスコ
ルビン酸ステアレートを用い、水相及び油相をそれぞれ
調製し、上記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒
子径1.3μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/
W型乳化物を用い液中硬化法によりマイクロカプセル化
を行った。洗浄後、20℃、−600mmHgにおいて
減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの
8.3重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径670μm
のマイクロカプセルを調製した。表3に示す様に、マイ
クロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破
壊もなく、残存率も93%と良好であることがわかっ
た。
【0068】[実施例15]表3に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子として寒天及びカラギーナ
ン、抗酸化剤としてアスコルビン酸、アミノ酸としてセ
リン、増粘剤としてキサンタンガム、油相にトコフェロ
ール及びトコトリエノールを含有した油分、不飽和脂肪
酸としてエイコサペンタエン酸、不飽和炭化水素として
リコペン、食用油脂としてナタネ油、ビタミンとしてビ
タミンD2を用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上
記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径10μ
mのO/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を
用い液中硬化法によりマイクロカプセル化を行った。洗
浄後、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥
を行い、水分含量をマイクロカプセルの5.4重量%ま
で乾燥し、多芯型構造で粒径1500μmのマイクロカ
プセルを調製した。表3に示す様に、マイクロカプセル
の評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残
存率も97%と良好であることがわかった。
【0069】[実施例16]表3に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてカラギーナンとペクチ
ン、ビタミンとして葉酸、増粘剤としてデキストラン、
糖類としてアミロース、油相にトコフェロール及びトコ
トリエノールを含有した油分、不飽和脂肪酸としてドコ
サヘキサエン酸。不飽和炭化水素としてザネン、食用油
脂としてサフラワー油、カロチノイドとしてβ−カロチ
ン、ビタミンとしてビタミンD3を用い、水相及び油相
をそれぞれ調製し、上記調製法2(機械乳化法)に従い
油滴平均粒子径5μmのO/W型乳化物を形成した。そ
のO/W型乳化物を用い粉床法によりマイクロカプセル
化を行った。更に、入風温度20℃の流動層乾燥装置に
より、水分含量をマイクロカプセルの8.8重量%まで
乾燥し、多芯型構造で粒径1000μmのマイクロカプ
セルを調製した。表3に示す様に、マイクロカプセルの
評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存
率も90%と良好であることがわかった。
【0070】[実施例17]表3に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてジェランガムとカラギ
ーナン、安定化剤としてクエン酸ナトリウム、ビタミン
としてコリン、増粘剤としてカゼインナトリウム、油相
にトコフェロール及びトコトリエノールを含有した油
分、不飽和脂肪酸としてリノール酸、不飽和炭化水素と
してオレアスタン、食用油脂としてオリーブ油、カロチ
ノイドとしてパームカロチン、油ゲル化剤としてアスコ
ルビン酸パルミテートを用い、水相及び油相をそれぞれ
調製し、上記調製法2(機械乳化法)に従い油滴平均粒
子径8μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/W型
乳化物を用い粉床法によりマイクロカプセル化を行っ
た。更に、入風温度20℃の流動層乾燥装置により、水
分含量をマイクロカプセルの7.5重量%まで乾燥し、
多芯型構造で粒径800μmのマイクロカプセルを調製
した。表3に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は
良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も91%
と良好であることがわかった。
【0071】[実施例18]表3に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてペクチンとジェランガ
ム、抗酸化剤としてアスコルビン酸、アミノ酸としてア
スパラギン酸、糖類としてグルコマンナン、油相にトコ
フェロール及びトコトリエノールを含有した油分、不飽
和脂肪酸としてリノレン酸、カロチノイドとしてクリプ
トキサンチン、油ゲル化剤としてアスコルビン酸ミリス
テートを用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調
製法2(機械乳化法)に従い油滴平均粒子径2μmのO
/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い粉
床法によりマイクロカプセル化を行った。更に、入風温
度20℃の流動層乾燥装置により、水分含量をマイクロ
カプセルの7重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径83
0μmのマイクロカプセルを調製した。表3に示す様
に、マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプ
セルの破壊もなく、残存率も90%と良好であることが
わかった。
【0072】[実施例19]表4に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度150#の
ゼラチンと寒天、ビタミンとしてビタミンB1、増粘剤
としてキトサン、糖類としてアラビノース、油相にトコ
フェロール及びトコトリエノールを含有した油分、食用
油脂としてサフラワー油、ビタミンとしてビタミンA
1、油ゲル化剤としてアスコルビン酸ラウレートを用
い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法2(機
械乳化法)に従い油滴平均粒子径0.2μmのO/W型
乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い粉床法に
よりマイクロカプセル化を行った。更に、入風温度20
℃の流動層乾燥装置により、水分含量をマイクロカプセ
ルの8重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径500μm
のマイクロカプセルを調製した。表4に示す様に、マイ
クロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破
壊もなく、残存率も95%と良好であることがわかっ
た。
【0073】[実施例20]表4に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度150#の
ゼラチンとカラギーナン、抗酸化剤としてエリソルビン
酸、安定化剤としてリンゴ酸、アミノ酸としてアラニ
ン、糖類としてキシロース、油相にトコフェロール及び
トコトリエノールを含有した油分、食用油脂としてオリ
ーブ油、ビタミンとしてビタミンA2を用い、水相及び
油相をそれぞれ調製し、上記調製法2(機械乳化法)に
従い油滴平均粒子径20μmのO/W型乳化物を形成し
た。そのO/W型乳化物を用い粉床法によりマイクロカ
プセル化を行った。更に、入風温度20℃の流動層乾燥
装置により、水分含量をマイクロカプセルの9重量%ま
で乾燥し、多芯型構造で粒径2000μmのマイクロカ
プセルを調製した。表4に示す様に、マイクロカプセル
の評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残
存率も97%と良好であることがわかった。
【0074】[実施例21]表4に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度150#の
ゼラチンとペクチン、抗酸化剤としてアスコルビン酸ナ
トリウム、安定化剤として乳酸、ビタミンとしてパント
テン酸、糖類としてマンノース、油相にトコフェロール
及びトコトリエノールを含有した油分、食用油脂として
パーム油、ビタミンとしてビタミンA3、油ゲル化剤と
してアスコルビン酸パルミテートを用い、水相及び油相
をそれぞれ調製し、上記調製法2(機械乳化法)に従い
油滴平均粒子径1μmのO/W型乳化物を形成した。そ
のO/W型乳化物を用い粉床法によりマイクロカプセル
化を行った。更に、入風温度20℃の流動層乾燥装置に
より、水分含量をマイクロカプセルの4重量%まで乾燥
し、多芯型構造で粒径700μmのマイクロカプセルを
調製した。表4に示す様に、マイクロカプセルの評価結
果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も9
3%と良好であることがわかった。
【0075】[実施例22]表4に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度150#の
ゼラチンとジェランガム、抗酸化剤としてアスコルビン
酸、アミノ酸としてグルタミン酸、増粘剤ローカストビ
ーンガム、糖類としてラクトース、油相にトコフェロー
ル及びトコトリエノールを含有した油分、食用油脂とし
てヤシ油、ビタミンとしてビタミンD2、油ゲル化剤と
してアスコルビン酸パルミテートを用い、水相及び油相
をそれぞれ調製し、上記調製法2(機械乳化法)に従い
油滴平均粒子径0.5μmのO/W型乳化物を形成し
た。そのO/W型乳化物を用い粉床法によりマイクロカ
プセル化を行った。更に、入風温度20℃の流動層乾燥
装置により、水分含量をマイクロカプセルの6.8重量
%まで乾燥し、多芯型構造で粒径650μmのマイクロ
カプセルを調製した。表4に示す様に、マイクロカプセ
ルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、
残存率も90%と良好であることがわかった。
【0076】[実施例23]表4に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度150#の
ゼラチンとカラギーナン、抗酸化剤としてエリソルビン
酸、安定化剤としてリンゴ酸、ビタミンとしてリポ酸、
増粘剤としてメチルセルロース、糖類としてマルトー
ス、油相にトコフェロール及びトコトリエノールを含有
した油分、食用油脂としてゴマ油、カロチノイドとして
β−カロチン、ビタミンとしてビタミンD3を用い、水
相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法2(機械乳化
法)に従い油滴平均粒子径1.5μmのO/W型乳化物
を形成した。そのO/W型乳化物を用い粉床法によりマ
イクロカプセル化を行った。更に、入風温度20℃の流
動層乾燥装置により、水分含量をマイクロカプセルの
8.7重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径850μm
のマイクロカプセルを調製した。表4に示す様に、マイ
クロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破
壊もなく、残存率も90%と良好であることがわかっ
た。
【0077】[実施例24]表4に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度50#のゼ
ラチンとカラギーナン及び寒天、抗酸化剤としてアスコ
ルビン酸、安定化剤としてクエン酸ナトリウム、ビタミ
ンとしてニコチン酸、油相にトコフェロール及びトコト
リエノールを含有した油分、不飽和脂肪酸としてエイコ
サペンタエン酸、カロチノイドとしてクリプトキサンチ
ン、油ゲル化剤としてアスコルビン酸ミリステートを用
い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法2(機
械乳化法)に従い油滴平均粒子径0.1μmのO/W型
乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い粉床法に
よりマイクロカプセル化を行った。更に、入風温度20
℃の流動層乾燥装置により、水分含量をマイクロカプセ
ルの8.2重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径200
μmのマイクロカプセルを調製した。表4に示す様に、
マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプセル
の破壊もなく、残存率も97%と良好であることがわか
った。
【0078】[実施例25]表5に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度50#のゼ
ラチンとジェランガム及びペクチン、安定化剤としてフ
ィチン酸ナトリウム、アミノ酸としてロイシン、糖類と
してスタキオース、油相にトコフェロール及びトコトリ
エノールを含有した油分、不飽和脂肪酸としてドコサヘ
キサエン酸、カロチノイドとしてカプサンチン、ビタミ
ンとしてビタミンA1を用い、水相及び油相をそれぞれ
調製し、上記調製法2(機械乳化法)に従い油滴平均粒
子径0.3μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/
W型乳化物を用い粉床法によりマイクロカプセル化を行
った。更に、入風温度20℃の流動層乾燥装置により、
水分含量をマイクロカプセルの7.9重量%まで乾燥
し、多芯型構造で粒径860μmのマイクロカプセルを
調製した。表5に示す様に、マイクロカプセルの評価結
果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も9
0%と良好であることがわかった。
【0079】[実施例26]表5に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度50#のゼ
ラチンとペクチン及びカラギーナン、抗酸化剤としてア
スコルビン酸ナトリウム、アミノ酸としてイソロイシ
ン、増粘剤としてキトサン、糖類としてソホース、油相
にトコフェロール及びトコトリエノールを含有した油
分、不飽和脂肪酸としてリノール酸、食用油脂として大
豆油、ビタミンとしてビタミンA2、油ゲル化剤として
アスコルビン酸ステアレートを用い、水相及び油相をそ
れぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)に従い油滴
平均粒子径0.1μmのO/W型乳化物を形成した。そ
のO/W型乳化物を用いスプレークーリング法によりマ
イクロカプセル化を行った。更に、20℃、−600m
mHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイク
ロカプセルの6.3重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒
径350μmのマイクロカプセルを調製した。表5に示
す様に、マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロ
カプセルの破壊もなく、残存率も92%と良好であるこ
とがわかった。
【0080】[実施例27]表5に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度50#のゼ
ラチンと寒天及びジェランガム、抗酸化剤としてエリソ
ルビン酸、安定化剤としてクエン酸ナトリウム、アミノ
酸としてプロリン、増粘剤としてプルラン、糖類として
アガロース、油相にトコフェロール及びトコトリエノー
ルを含有した油分、不飽和脂肪酸としてリノレン酸、食
用油脂としてコーン油、ビタミンとしてビタミンA3、
油ゲル化剤としてアスコルビン酸ステアレートを用い、
水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳
化法)に従い油滴平均粒子径0.5μmのO/W型乳化
物を形成した。そのO/W型乳化物を用いスプレークー
リング法によりマイクロカプセル化を行った。更に、2
0℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、
水分含量をマイクロカプセルの8.3重量%まで乾燥
し、多芯型構造で粒径450μmのマイクロカプセルを
調製した。表5に示す様に、マイクロカプセルの評価結
果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も9
4%と良好であることがわかった。
【0081】[実施例28]表5に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度100#及
び200#のゼラチンとカラギーナン、安定化剤として
リンゴ酸、アミノ酸としてアルギニン、糖類としてイノ
シトール、油相にトコフェロール及びトコトリエノール
を含有した油分、不飽和脂肪酸としてエイコサペンタエ
ン酸、不飽和炭化水素としてリコペン、カロチノイドと
してカプサンチン、ビタミンとしてビタミンA1、油ゲ
ル化剤としてアスコルビン酸ステアレートを用い、水相
及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化
法)に従い油滴平均粒子径3μmのO/W型乳化物を形
成した。そのO/W型乳化物を用いスプレークーリング
法によりマイクロカプセル化を行った。更に、20℃、
−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水分含
量をマイクロカプセルの5.9重量%まで乾燥し、多芯
型構造で粒径660μmのマイクロカプセルを調製し
た。表5に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は良
好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も97%と
良好であることがわかった。
【0082】[実施例29]表5に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度100#及
び200#のゼラチンと寒天、抗酸化剤としてエリソル
ビン酸、ビタミンとしてイノシット、増粘剤としてでん
ぷん、糖類としてマンニトール、油相にトコフェロール
及びトコトリエノールを含有した油分、不飽和炭化水素
としてザネン、食用油脂として大豆油、カロチノイドと
してβ−カロチン、ビタミンとしてビタミンA2、油ゲ
ル化剤としてアスコルビン酸ミリステートを用い、水相
及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化
法)に従い油滴平均粒子径0.5μmのO/W型乳化物
を形成した。そのO/W型乳化物を用いスプレークーリ
ング法によりマイクロカプセル化を行った。更に、20
℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水
分含量をマイクロカプセルの6.3重量%まで乾燥し、
多芯型構造で粒径300μmのマイクロカプセルを調製
した。表5に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は
良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も96%
と良好であることがわかった。
【0083】[実施例30]表5に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度100#及
び200#のゼラチンとカラギーナン、抗酸化剤として
アスコルビン酸、安定化剤としてクエン酸ナトリウム、
増粘剤としてメチルセルロース、油相にトコフェロール
及びトコトリエノールを含有した油分、不飽和炭化水素
としてオレアスタン、食用油脂としてコーン油、カロチ
ノイドとしてパームカロチン、ビタミンとしてビタミン
A3用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法
1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径2μmのO/W
型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用いスプレ
ークーリング法によりマイクロカプセル化を行った。更
に、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を
行い、水分含量をマイクロカプセルの6.9重量%まで
乾燥し、多芯型構造で粒径750μmのマイクロカプセ
ルを調製した。表5に示す様に、マイクロカプセルの評
価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率
も98%と良好であることがわかった。
【0084】[実施例31]表6に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度100#及
び200#のゼラチンとジェランガム、アミノ酸として
ヒスチジン、糖類としてサッカロース、油相にトコフェ
ロール及びトコトリエノールを含有した油分、食用油脂
としてナタネ油、ビタミンとしてビタミンD2、水相及
び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化法)
に従い油滴平均粒子径0.5μmのO/W型乳化物を形
成した。そのO/W型乳化物を用いスプレークーリング
法によりマイクロカプセル化を行った。更に、20℃、
−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水分含
量をマイクロカプセルの7.7重量%まで乾燥し、多芯
型構造で粒径400μmのマイクロカプセルを調製し
た。表6に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は良
好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も90%と
良好であることがわかった。
【0085】[実施例32]表6に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#及
のゼラチンとカラギーナン及びジェランガム、抗酸化剤
としてアスコルビン酸、安定化剤としてリンゴ酸、アミ
ノ酸としてメチオニン、増粘剤としてタマリンドガム、
糖類としてキシロース、油相にトコフェロール及びトコ
トリエノールを含有した油分、食用油脂としてサフラワ
ー油、カロチノイドとしてクリプトキサンチン、ビタミ
ンとしてビタミンD3用い、水相及び油相をそれぞれ調
製し、上記調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子
径0.05μmのO/W型乳化物を形成した。そのO/
W型乳化物を用いスプレークーリング法によりマイクロ
カプセル化を行った。更に、20℃、−600mmHg
において減圧静置乾燥を行い、水分含量をマイクロカプ
セルの8.8重量%まで乾燥し、多芯型構造で粒径20
00μmのマイクロカプセルを調製した。表6に示す様
に、マイクロカプセルの評価結果は良好でマイクロカプ
セルの破壊もなく、残存率も95%と良好であることが
わかった。
【0086】[実施例33]表6に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#の
ゼラチンと寒天及びペクチン、ビタミンとしてニコチン
酸アミド、糖類としてグルコース、油相にトコフェロー
ル及びトコトリエノールを含有した油分、食用油脂とし
てオリーブ油、カロチノイドとしてカプサンチン、油ゲ
ル化剤としてアスコルビン酸パルミテートを用い、水相
及び油相をそれぞれ調製し、上記調製法1(転相乳化
法)に従い油滴平均粒子径20μmのO/W型乳化物を
形成した。そのO/W型乳化物を用いスプレークーリン
グ法によりマイクロカプセル化を行った。更に、20
℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾燥を行い、水
分含量をマイクロカプセルの10重量%まで乾燥し、多
芯型構造で粒径800μmのマイクロカプセルを調製し
た。表6に示す様に、マイクロカプセルの評価結果は良
好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存率も91%と
良好であることがわかった。
【0087】[実施例34]表6に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#の
ゼラチンとカラギーナン及び寒天、抗酸化剤としてアス
コルビン酸、安定化剤としてリンゴ酸、増粘剤としてカ
シアガム、糖類としてイノシトール、油相にトコフェロ
ール及びトコトリエノールを含有した油分、不飽和脂肪
酸としてエイコサペンタエン酸、カロチノイドとしてβ
−カロチン、油ゲル化剤としてアスコルビン酸パルミテ
ートを用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記調製
法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径10μmのO
/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用いス
プレークーリング法によりマイクロカプセル化を行っ
た。更に、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置
乾燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの5重量%ま
で乾燥し、多芯型構造で粒径500μmのマイクロカプ
セルを調製した。表6に示す様に、マイクロカプセルの
評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、残存
率も98%と良好であることがわかった。
【0088】[実施例35]表6に示したように、水相
にゲル化する水溶性高分子としてゼリー強度300#の
ゼラチンとジェランガム及びペクチン、抗酸化剤として
アスコルビン酸、アミノ酸としてシステイン、増粘剤と
してプルラン、糖類としてサッカロース、油相にトコフ
ェロール及びトコトリエノールを含有した油分、不飽和
脂肪酸としてドコサヘキサエン酸、カロチノイドとして
パームカロチン、油ゲル化剤としてアスコルビン酸パル
ミテートを用い、水相及び油相をそれぞれ調製し、上記
調製法1(転相乳化法)に従い油滴平均粒子径1μmの
O/W型乳化物を形成した。そのO/W型乳化物を用い
スプレークーリング法によりマイクロカプセル化を行っ
た。更に、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置
乾燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの7.7重量
%まで乾燥し、多芯型構造で粒径700μmのマイクロ
カプセルを調製した。表6に示す様に、マイクロカプセ
ルの評価結果は良好でマイクロカプセルの破壊もなく、
残存率も98%と良好であることがわかった。
【0089】[比較例1]表7に示すトコフェロール及
びトコトリエノールを含有した油分20mg(実施例1
のカプセル中の含量と同量)と乳糖445mg及びステ
アリン酸マグネシウム5mgを配合し、打錠圧1000
kg/cmで錠剤の成形を行った。その結果、トコフ
ェロール及びトコトリエノールを含有した油分は錠剤中
で不均一で、油分のしみだしがあり安定性も52%と悪
いことが分かった。
【0090】[比較例2]表7に示すトコフェロール及
びトコトリエノールを含有した油分20mg(実施例1
のカプセル中の含量と同量)と油ゲル化剤としてアスコ
ルビン酸パルミテート2.5mgを混合溶解し、乳糖4
45mg及びステアリン酸マグネシウム5mgを配合し
て、打錠圧1000kg/cmで錠剤の成形を行っ
た。その結果、トコフェロール及びトコトリエノールを
含有した油分は錠剤中で不均一で、油分のしみだしがあ
り安定性も65%と悪いことが分かった。
【0091】[比較例3]表7に示すゼラチン300#
21gとペクチン4.2gを40℃の水に溶解し全量を
600gとした。ここにトコフェロール及びトコトリエ
ノールを含有した油分を200g添加し粒径を1000
μmに調整した。次に酢酸を添加し相分離をさせゼラチ
ン及びペクチンを膜材とするカプセルを得た。このカプ
セルに5%塩化カルシウム100g添加しカプセルを硬
化して、20℃、−600mmHgにおいて減圧静置乾
燥を行い、水分含量をマイクロカプセルの8.7重量%
まで乾燥した。このカプセル50mgと乳糖445mg
及びステアリン酸マグネシウム5mgを配合し、打錠圧
1000kg/cmで錠剤の成形を行った。その結
果、マイクロカプセルは破壊し、トコフェロール及びト
コトリエノールを含有した油分が錠剤からしみだし、安
定性も42%と悪いことが分かった。
【0092】
【表1】
【表1】
【0093】
【表2】
【0094】
【表3】
【0095】
【表4】
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多芯
型構造を有するマイクロカプセルは、カプセル強度が大
きいので、芯物質として包含するトコフェロール及びト
コトリエノールを含有した油分の保存安定性に優れ、ま
た、錠剤にも安定に配合することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 C 47/30 47/30 Fターム(参考) 4B018 LE01 MD26 ME06 ME10 MF08 4B035 LC06 LE07 LE12 LG12 LG20 LG22 LK04 LP36 4C076 AA36 AA61 BB01 CC23 EE42 FF63 GG16 GG30 4C086 AA01 BA09 MA05 MA35 MA38 MA52 ZA81 ZC21 ZC29 4C088 AB83 AC04 BA08 MA05 MA35 MA38 MA52 NA03 ZA81 ZC21 ZC29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヤシ科アブラヤシから抽出されたトコフェ
    ロール及びトコトリエノールを含有した油分と、常温で
    ゲル化する水溶性高分子からなる多芯型構造を有するマ
    イクロカプセル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロカプセルを含有
    してなる錠剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のマイクロカプセルからな
    る食品用配合剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のマイクロカプセルからな
    る医薬品用配合剤。
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