JP2002522803A - 多焦点非球面レンズ - Google Patents

多焦点非球面レンズ

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JP2002522803A JP2000564091A JP2000564091A JP2002522803A JP 2002522803 A JP2002522803 A JP 2002522803A JP 2000564091 A JP2000564091 A JP 2000564091A JP 2000564091 A JP2000564091 A JP 2000564091A JP 2002522803 A JP2002522803 A JP 2002522803A
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ジョン ビー ダブリュー レット
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、複式の視野領域を有するレンズ(10)を提供する。複式の視野領域は、第1の視野領域(12)、第1の視野領域の周りの第2の視野領域(12)及び第2の視野領域の周りの第3の視野領域(16)から成る。第1の視野領域は第1の度(屈折力)を有し、第2の視野領域は或る範囲の度を有し、第3の視野領域は第1の度とは異なる第2の度を有する。第1、第2及び第3の視野領域のうち一つは、単調な度の勾配を生じさせるよう設計された非球面を有し、他の視野領域は、ただ一つの値の度をもたらす球面か、これら単一の度をもつ領域内の光学収差を補正するよう設計された非球面かの何れかを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔関連出願の説明〕 本願は、1998年8月6日に出願された米国仮特許出願第60/095,6
01号の35U.S.C.119(e)の規定に基づいて出願日に関する利益を
主張している。
【0002】 〔発明の背景〕 同視(simultaneons vision )は、遠距離視及び近距離視の光学屈折力(パワ
ーと呼ばれることがある)がユーザの目の瞳孔領域内に同時に位置するような二
焦点コンタクトレンズの等級をさす。同視についての従来的な臨床上の理解は、
二焦点レンズが遠像と近像の両方を網膜上に同時に投影することである。関心の
ある物体の視認距離に応じて、像のうち一方は焦点に位置し、他方の像は焦点か
ら外れている。脳は、不適切な焦点ぼけの像を無視し、適切な焦点の合った像だ
けを処理することができると考えられる。したがって、物体が遠いところにあれ
近いところにあれ、レンズは依然として多くの患者に受け入れることができる視
覚レベルを提供することができる。
【0003】 従来、同視コンタクトレンズを提供する試みがあった。同視レンズの一タイプ
は、遠用屈折力及び近用屈折力が2つの同心状の光学ゾーンを形成する同心ゾー
ン型二焦点レンズである。これらレンズは、中央に遠用部をもつ構造又は中央に
近用部をもつ構造を有していた。2つのゾーンの寸法は、遠用屈折力と近用屈折
力の大きさがほぼ等しい領域が目の瞳孔領域内に設けられるように選択されてい
る。このレンズは、ユーザにレンズ上に2つの比較的大きな光学領域を提供する
という利点を持っている。しかしながら、ユーザの瞳孔の寸法はユーザによって
様々でありしかも周囲の光レベルに応答して変わるので、遠用屈折力と近用屈折
力の相対的な面積は、著しくばらつきを生じ、近距離視又は遠距離視を得るには
片方を犠牲にするようになっている。瞳孔サイズへのこの依存性はユーザの意識
的な制御下にはないので、この遠用又は近用バイアスは、特定のユーザの視覚的
要件にとって適当ではない場合がある。
【0004】 瞳孔サイズに対するこの依存性を緩和するため、追加の同心ゾーンをレンズ中
に組み込む場合がある。これについては、例えば米国特許第4,704,016
号(コーヘン氏)を参照されたい。かかるレンズの二焦点光学ゾーン全体は、一
連の同心状環状体からなり、これらは、目の瞳孔領域内に位置しなければならず
、しかも交互に遠用屈折力と近用屈折力を提供しなければならない。しかしなが
ら、環状体の式が増えるにつれ、もしこのゾーン(又は、その少なくとも大部分
)が瞳孔領域内に存在したままであることが必要であれば、各環状体の幅は減少
しなければならない。これにより、遠用屈折力及び近用屈折力の光学的品質が、
各ゾーンの寸法の減少により劣化する場合がある。加うるに、望ましくないエッ
ジ効果が、種々のゾーン相互間の境界部によって生じる。この光学的劣化は、多
式のゾーンを設けることにより瞳孔サイズへの依存性を軽減し得るという利点を
損ねる場合がある。
【0005】 別のタイプの同視レンズは、二焦点光学ゾーン内に、非球面を用いるものであ
り、この非球面は、選択された屈折力レンジにわたって連続した勾配をなす光学
屈折力をもたらす。屈折力の急勾配度を目の瞳孔領域内の近用屈折力値と遠用屈
折力値との所望の差(即ち、所望の二焦点加入屈折力)をもたらすよう設計され
なければならない。したがって、非球面同視レンズ設計の視覚的性能が、同心ゾ
ーン設計の場合と同一の瞳孔サイズへの依存性によって制限される。さらに、遠
用屈折力値と近用屈折力値との間の値のフルレンジにわたってあらゆる屈折力の
補正を可能にしようとすることにより、非球面設計は、任意の1つの特定の屈折
力値で得られる視覚の品質を損ねる。
【0006】 非球面レンズの一例が、米国特許第5,754,270号(レーゼ氏等)に示
されている。この米国特許は、同心状に配置された非球面の第1の光学ゾーン、
第2の非球面の同心状光学ゾーン及び第1のゾーンと第2のゾーンとの間の急激
な屈折力のずれをもたらす移行ゾーンを有するレンズを開示している。このレン
ズには、特定の屈折力値のところでユーザの視力を落とすという欠点がある。と
いうのは、これは、選択された屈折力を備えたゾーンではなく、種々の屈折力レ
ンジを有しているからである。
【0007】 さらに別の形式の同視レンズは、回折光学系を利用している。理論的には、こ
のレンズは、瞳孔サイズへの依存性が最小限の状態で遠距離視及び近距離視のほ
ぼ等しいレベルを提供するが、実際問題としては、回折二焦点コンタクトレンズ
の臨床上の受入れは比較的低調である。この受入れが低調であるという主な理由
は、回折光学系の固有の品質の制約にあるのか、製造が極めて困難な回折光学素
子の複雑さにあるのかははっきりとしていない。
【0008】 良好に働く設計品を開発するためには、上述の同視についての従来の説明が誤
解を招くものであることを先ず認識する必要がある。同視を近像及び遠像によっ
て説明することにより、従来の理論は、脳がなんとなく識別して別々に処理でき
る2つの別々の網膜像があることを仮定している。任意特定の時点において、目
は特定の視認距離のところにある問題の特定の物体を見ている。あらゆる同視レ
ンズの場合、その物体の部分的に劣化した像が網膜上に投影される。この像の劣
化の結果として視覚情報の減少が生じ(信号の劣化及びノイズの増加)、劣化し
た像の品質は、患者にとって受け入れることができる場合もあればそうではない
場合もある。この劣化の臨床上の効果は、視力及びコントラスト感覚の減少で客
観的に測定できる。劣化の主観的な効果は、ひとまとめにして「主観的ぼけ(su
bjective blur )」と呼ばれている種々の方法で患者によって知覚される。した
がって、同視レンズの装用時患者は、互いに別個の遠像と近像を選択することが
できない場合がある。主観的ぼけがある場合、患者は、劣化した像によって生じ
る視覚情報の減少レベルで機能を発揮しようとする場合がある。
【0009】 視覚系は、ノイズのうち何割かを除去することができるが、多くの患者は、主
観的ぼけに適合する素晴らしい能力を示す。患者によっては、適合力が非常に完
全なので、たとえ客観的な尺度ではこれら患者の視覚が明らかに損なわれても、
主観的ぼけを訴えない場合がある。しかしながら、逆の状況が、客観的な評価に
より、通常の視覚性能が示されているが、患者が逆説的に視力の低下についての
不満を訴える場合に生じることがある。
【0010】 したがって、遠距離及び近距離のところにある関心のある物体についての利用
可能な視覚情報を最大にすると同時に、視覚の妨害を最小限に抑える改良型設計
の同視レンズが要望されている。 〔発明の概要〕 本発明は、或る距離範囲にわたって視力を向上させながら、従来型レンズにお
いて形成される領域相互間の移行部に起因して生じる視覚障害を減少させる最適
化された構造のレンズを提供することにある。また、同心状設計の利点と非球面
設計の利点を組み合わせて、それぞれの欠点を最小限に抑えたユニークな一体形
設計にしたレンズが要望されている。
【0011】 概要を述べると、本発明は、複式の視覚領域を有するレンズを提供する。複式
の視覚領域は、第1の視覚領域、第1の視覚領域の周りの第2の視覚領域及び第
2の視覚領域の周りの第3の視覚領域を含む。第1の視覚領域は、第1の実質的
に単一の屈折力を有し、第2の視覚領域は、所定の屈折力レンジを有し、第3の
視覚領域は、第1の単一の屈折力とは別の第2の実質的に単一の屈折力を有して
いる。第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域のうち1つは、屈折
力が単調に漸変するよう設計された非球面であり、他の領域は、単一屈折力をも
たらすよう設計された球面又はこれら単一の屈折力領域内で光学収差を補正する
よう設計された非球面の何れかである。
【0012】 本発明は又、複式の視覚領域を有するレンズを提供する。かかる領域は、第1
の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域を含む。第2の視覚領域は、第
1の視覚領域と第3の視覚領域との間に位置している。第1、第2及び第3の視
覚領域は、屈折力プロフィールが単一の屈折力値及び漸変屈折力値の隣り合う領
域を示していても凹の方向が変わらないレンズの表面プロフィールの一部を形成
している。
【0013】 本発明はまた、眼鏡キットに関する。キットは、本発明に従って、細菌発育阻
止又は無菌溶液中に入れられた無菌パッケージ入りコンタクトレンズから成るコ
ンタクトレンズを含む。キットは、バイアルまたはブリスターパッケージ内に固
定されたレンズを有するのがよい。
【0014】 本発明の更にもう一つの特徴によれば、コンタクトレンズを使用する方法が提
供される。本発明の第1段階によれば、ユーザが自分の目の瞳孔上にコンタクト
レンズを装着する。コンタクトレンズは、第1の屈折力を有する第1の視覚領域
及び第2の屈折力を有する第2の視覚領域からの移行部を有している。
【0015】 本明細書で用いる「レンズ」という用語は、広義に解釈され、コンタクトレン
ズ及び眼内レンズを含む多種多様なレンズを意味している。
【0016】 また、本明細書で用いる「屈折力」という用語は、広義に解釈され、単一屈折
力又は平均屈折力を含むものとする。
【0017】 さらに、本明細書で用いる「屈折力レンジ」という用語は、広義に解釈され、
一連の実質的に連続した又は非連続の屈折力を含むものとする。
【0018】 本明細書で用いる「領域」という用語は、広義に解釈され、ゾーン又は帯域を
含むものとする。
【0019】 本明細書で用いる「視覚領域」という用語は、ユーザの視覚に寄与する領域を
含むものである。
【0020】 本発明の内容は、その付随の目的及び利点とともに、添付の図面と関連して以
下の詳細な説明を読むと最もよく理解されよう。
【0021】 〔好ましい実施形態の詳細な説明〕 図1は、本発明の好ましい一実施形態の光学部分の正面図であり、その一部は
また、図3にグラフで示されている。図1は、中央に近用部をもつ構造のコンタ
クトレンズ10を示している。中央領域12は、所望の近用屈折力を生じさせる
単一屈折力領域である。外側領域16は、所望の遠用屈折力を生じさせる単一屈
折力領域である。中間領域14は、屈折力が領域12の近用屈折力から領域16
の遠用屈折力まで連続的且つ単調に変化した漸変屈折力非球面領域である。中央
領域12及び外側領域16は、好ましい実施形態では単一屈折力領域であるが、
これら領域の各々を、多式の屈折力を持つ複式の領域から形成してもよいことは
認識されるべきである。領域16内の破線で示す円は、代表的な瞳孔サイズの寸
法を表している。
【0022】 中間領域14は、焦点深度の長くなった領域として役立つ。したがって、中間
領域14は、遠距離視、近距離視及び中距離視についての物体距離を含む物体距
離範囲にわたる視覚に寄与する。関心のある物体が近距離位置にあるとき、中央
領域12及び中間領域14は組合せ状態で(以下の実験例のうち1つにおいて、
3.0mm瞳孔の面積の約70%又は3.5mm瞳孔の面積の約52%)が近距離視
に寄与する。関心のある物体が遠距離位置にあるとき、中間領域14及び外側領
域16は組合せ状態で(以下の実験例のうち1つにおいて、3.0mm瞳孔の面積
の約61%又は3.5mm瞳孔の面積の約72%)が遠距離視に寄与する。中間距
離では、中間領域14は、3.0mm瞳孔の面積の約32%又は3.5mm瞳孔の面
積の約24%にわたって有効レベルの中距離視をもたらす。
【0023】 3つの領域の寸法を、遠距離視と近距離視の両方について瞳孔面積を最大活用
するために正しく計算しなければならず、かかる寸法は、種々の要因、例えば、
必要な屈折力、瞳孔サイズ、目の収差並びに他の患者及び用途に関連した要因で
決まるであろう。かくして、所望ならば、各レンズを、ユーザの特定の屈折力処
方及び他の個々の特性に合うように特注するのがよい。ユーザの遠用屈折力及び
近用屈折力の処方に加えて、例えば瞳孔サイズ、職業上の要件及び人それぞれの
癖や好みのような要因を、特注設計のレンズ、即ち、特定のユーザの要望に合う
ように特別に選択された光学領域、屈折力値及び寸法を有するレンズを製造する
ために考慮するのがよい。変形例として、3つの領域の寸法を、平均的なユーザ
人口の最も多くの要件を満足するが大量生産から得られるスケールメリット(規
模の経済性)と両立する2,3の選択枝に標準化してもよい。また、非点収差を
補正するためにトーリック面をレンズに用いてもよい。トーリック面は、領域1
2,14,16と反対側の側面に用いられる。
【0024】 一実施形態では、各領域の直径及び代表的な瞳孔サイズに関する瞳孔面積の割
合が以下に一覧表示されている。
【0025】 表 1 領域 直径 屈折力 3.0 mm 3.5 mm 4.0 mm 4.5 mm 5.0 mm 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 面積% 面積% 面積% 面積% 面積% 12 1.86mm 近用 38% 28% 22% 17% 14% 14 2.52mm 漸変 32% 24% 18% 14% 12%16 8.00mm 遠用 29% 48% 60% 69% 75% 最も好ましい実施形態では、各領域の直径及び代表的な瞳孔サイズについての
瞳孔面積の割合が以下に一覧表示されている。
【0026】 表 2 領域 直径 屈折力 3.0 mm 3.5 mm 4.0 mm 4.5 mm 5.0 mm 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 面積% 面積% 面積% 面積% 面積% 12 1.83mm 近用 37% 27% 21% 17% 13% 14 2.46mm 漸変 30% 22% 17% 13% 11%16 8.00mm 遠用 33% 51% 62% 70% 76% 好ましい実施形態が表1及び表2に示されているが、中央領域12は、1.0
〜3.8mmの範囲、より好ましくは1.2mm〜2.1mmの範囲、最も好ましくは
1.5mm〜1.9mmの範囲にあるのがよい。中間領域14の最小直径は1.2mm
、最大直径は4.8mmであるのがよく、より好ましくは内径は1.2mm〜2.1
mmの範囲にあり、外径は2.3mm〜3.0mmの範囲にある。外側領域16は、最
小直径が2.0mm、最大直径が10.0mmであるのがよく、或いは好ましくは内
径は2.3mm〜3.0mm、外径は4.0mm〜9.0mmの範囲にある。
【0027】 レンズは、任意所望の値の二焦点加入屈折力を持つように容易に設計できる。
通常の臨床的手法では、最も普通に処方される加入屈折力は、+0.75D〜+
2.50Dの範囲にあるが、場合によってはこの範囲を越える加入屈折率が処方
される。次に、中央領域12及び外側領域16の曲率半径を処方された遠用屈折
力から決定し、加入屈折力を当業者が慣例的に用いている標準の光学処方箋から
決定する。次に、本発明の非球面領域を特定する変式を以下に詳細に説明する方
法を用いて決定する。以下の表には、表1及び表2に与えられた領域寸法を持つ
加入屈折力が+1.50Dのレンズの遠用屈折力のサンプル範囲についての結果
的に得られた仕様が一覧表示されている。表中、r1 ,r2 ,r3 は、中央領域
、中間領域及び外側領域の曲率半径を表す変式であり、p2 は、中間領域の非球
面度を表す変式であり、ε2 ,ε3 は、中間領域及び外側領域の位置の変式であ
る。これら変式は全て、これらそれぞれの表面についての式学的公式を展開する
際に以下に十分に説明される。これら実験例においては、多式の光学領域がコン
タクトレンズの前側表面上にあるが、所望ならば、各実験例をこれと等価な後側
表面形態についてコンピュータ処理できることが仮定されている。
【0028】 前側表面半径:8.30mm 中心厚さ:0.08mm 屈折率:1.412 二焦点加入屈折力:+1.50D 表 3 (表1の実験例に関し) 遠用屈折力 中央領域12 非球面領域14 外側領域16122 ε23 ε3 -5.00 8.953 8.579 -6.5612 -0.001 9.253 0.0022 -4.00 8.764 8.406 -6.0829 -0.0010 9.051 0.0022 -3.00 8.582 8.240 -5.6441 -0.0010 8.857 0.0022 -2.00 8.408 8.080 -5.2409 -0.0010 8.672 0.0022 -1.00 8.241 7.926 -4.8697 -0.0010 8.494 0.0022 表 4 (表1の実験例に関し) 遠用屈折力 中央領域12 非球面領域14 外側領域16122 ε23 ε3 -5.00 8.953 8.562 -7.1303 -0.0011 9.253 0.0021 -4.00 8.764 8.390 -6.6160 -0.0011 9.051 0.0021 -3.00 8.582 8.224 -6.1442 -0.0011 8.857 0.0021 -2.00 8.408 8.065 -5.7106 -0.0010 8.672 0.0021 -1.00 8.241 7.912 -5.3115 -0.0010 8.494 0.0022 中央領域12と中間領域14との間の移行部及び中間領域14と外側領域16
との間の移行部は、視力に対して相当な影響力を持っており、これは従来技術と
比べた場合の改良点である。図2は、従来型の同心状の2つの領域からなる二焦
点レンズの断面を示している(曲線は、表面プロフィールの特徴が図で見て分か
るようにするために誇張されている)。2つの同心状領域の交点のところ(図2
において点A)には、表面プロフィールに尖ったコーナーがあり、この尖ったコ
ーナーのところでの表面プロフィールの局所接線に不連続部がある。かくして、
表面プロフィールの局所接線は、交点にコーナーの各側から近づくと互いに異な
る極限値に近づく。尖ったコーナーの存在により、回折及びコーナーの各側に入
射する軸外れ光線相互間に生じるプリズマチックエラー又はプリズム差に起因す
る望ましくないエッジ効果が生じる。眼鏡用二焦点レンズでは、この誘起された
プリズマチックエラーは、「バイフォーカルジャンプ(bifocal jump)」と呼ば
れており、大抵の眼鏡用二焦点レンズは、この邪魔になる視覚効果を減少させる
よう特別に設計されている。
【0029】 図2のAのところの尖ったコーナーを、2つの領域を結ぶ融合曲線(図2に示
す破線の曲線B)によって丸めるのがよい。かかる融合曲線は、表面プロフィー
ルの局所接線中の不連続部を無くすことができ、例えば、元々の非融合表面に研
磨作業又はバフ仕上げ作業を行うことにより作ることができる。しかしながら、
尖ったコーナーを単に丸めるだけでは、コーナーもその効果も完全にはなくなら
ない。図2に示すように、元々の同心状領域の付近の表面プロフィールは、図で
は下に凹であるが、融合曲線Bの領域は、図面で見て上方に凹状である。例え接
線中に不連続部がなくても、勾配の値は場合によっては大きくなり、場合によっ
ては小さくなる。これは、表面プロフィールの2階導関式が丸くなったコーナー
の各側で符号を変えることを意味している。妨害となるエッジ効果が生じる恐れ
は、かかる融合プロフィールでは依然として存在している。本発明の移行部は、
これら邪魔になる効果を著しく回避する。
【0030】 図3は、横断面で見た場合の図1の実施形態を部分的に示している。中間非球
面領域14の表面プロフィールは、実線で示された中央領域12及び外側領域1
6から区別するために破線で図3に示されている。本発明の中間領域14と中央
領域12又は外側領域16のいずれかとの境界部には目に見える物理的な区切り
はない。かくして、プロフィールは、尖った又は丸くなったコーナーが無く滑ら
かで連続しており、特定の形態については常時下に凹である。中央領域12と外
側領域16との間の中間領域14は完全に継目がないので、望ましくないエッジ
外乱、例えば二焦点ジャンプ効果を生じさせる尖った境界部はない。
【0031】 本発明の表面領域又はゾーンの各々は、回転面である。したがって、各ゾーン
の表面をその横断面について2次元で式学的に特定できる。すると、横断面を回
転軸線の周りに回転させることによって完全な3次元表面が作られる。本発明の
最も簡単な形態では、この回転軸線は、コンタクトレンズの光軸でもあり、コン
タクトレンズの幾何学的中心は、この軸線上に位置している。しかしながら、目
に対する光学系のより好ましい位置決めを達成するため、コンタクトレンズの光
学領域をコンタクトレンズの幾何学的中心からずらすことが適当な場合がある。
例えば、もしコンタクトレンズの平均位置が目に対して心合わせされていない場
合、光学領域の中心をずらしてこれらがコンタクトレンズではなく目に対して中
心合わせされるようにすることが望ましい場合がある。さらに、目自体は共心系
ではないことが知られている。かくして、瞳孔は通常は目に見える虹彩に対して
中心合わせされておらず、目の視軸は瞳孔に対して通常は中心合わせされていな
い。人は、コンタクトレンズの光学系を偏心させて光学領域の最終位置が瞳孔又
は目の視軸に対して中心合わせされるようにすることによってこれらすべての種
々のアライメントのずれを補償することができる。目に対する光学領域のこの所
望のアライメントを維持するため、コンタクトレンズはまた、これらレンズを例
えば通常トーリックコンタクトレンズに見受けられるように安定化するための適
当なシステムをさらに備える必要がある。さらに、プリズム安定化システムを用
いると目に対するコンタクトレンズの適正は向きを維持することができる。しか
しながら、レンズの幾何学的中心が光軸上に維持している場合にはかかる安定化
システムは不要である。
【0032】 回転非球面の横断面表面プロフィールは、コニックセクション(錐断面)によ
って便宜的に説明することができる。もし回転面の横断面が真のコニックセクシ
ョンではない場合、表面プロフィールの僅かな領域を依然としてコニックセクシ
ョンの一部で厳密に近似させることができる。
【0033】 コニックセクションについての方程式の一形態が、式1に与えられており、こ
こではrは、表面の頂点のところの曲率半径(頂点半径)、yは、コニックセク
ションの軸線からの表面上の点の距離、xは、頂点からの軸線の方向における表
面上の点の距離である。コンタクトレンズ技術においては、距離xは一般にサジ
タル距離又はサジタル深さと呼ばれ、2yは、サジタル距離xについての弦直径
(yは、弦直径の1/2である)。式1は、球面と非球面の両方を説明するのに
用いることができるので便利である。
【0034】 y2 =2rx−px2 式(1) p =1−e2 平面用 式(2) p =1/(1−e2 ) 急勾配用 式(3) p =1+k 又は k=p−1 式(4) 変式pは、表面の非球面度を説明する量であり、式2又は式3によりコニック
セクションのよく知られた偏心率eに関連している。式2は、表面上の点が頂点
位置から遠ざかるにつれて表面曲率が平べったくなっても適用でき、式3は、点
が頂点位置から遠ざかるにつれて表面曲率が急勾配になっても適用できる。式4
中の関連変式k=p−1を非球面度変式として用いることも適している。
【0035】 これら非球面度の変式と共通タイプの回転表面との間の関係が以下の表に要約
されている。
【0036】 表 5 タイプ コーニック断面 表 面 p e k 平べったい 円 球面 p=1 e=0 k=0 楕円 楕円面 0<p<1 0<e<1 -1<k<0 放物線 放物面 p=0 e=1 k=-1 双曲線 双曲面 p<0 1<e k<-1 急勾配 1<p 0<e<1 0<k かくして、非球面度変式pの適切な選択をした状態で、式2を用いて球面と非球
面の両方を説明することができる。
【0037】 本発明は、複式の領域を持つコンタクトレンズを提供するので、式1を式5の
状態で詳しく説明することができ、式5において、添字iはi番目の表面領域を
説明する式を示している。かくして、i=1は、第1の表面領域を示し、i=2
は、第2の表面領域を示しており、以下同様である。
【0038】 y2 =2ri x−pi2 i=1,2,3... 式(5) 式5は、表面の頂点が座標系の原点のところに位置している表面を表している
。互いに異なる表面の頂点がすべてが原点に位置しているわけではいないという
事実を考慮に入れるために、式5を式6の状態でさらに一般化する必要があり、
式6においてεi 及びηi は、それぞれ、表面の頂点のx座標及びy座標である
【0039】 (y−ηi2 =2ri (x−εi )−pi (x−εi2 式(6) 式6の逆の関係が、式7に与えられている。この式は、弦直径の1/2の関式と
して表面のサジタル深さについての便利な表現となっている。 (x−εi )= (y−ηi2 /ri 1+√{(1−pi (y−ηi2 /ri 2 } 式(7) 本発明の表面は、コニックセクションから得られる表面に限定されない。コニ
ックセクションから外れた非球面に対応するため、式7をさらに一般化して例え
ば式8におけるように高次の項を含むようにするのがよい。かかる高次の項を含
むことは、ある光学収差を最小限に抑え又は無くすために望ましい場合がある。
(x−εi )= (y−ηi2 /ri 1+√{(1−pi (y−ηi2 /ri 2 } +a(y−ηi4 +b(y−ηi6 +... 式(8) 式学的な展開を簡単にするため、これら高い高次の項は以下の説明においては
取り上げない。ただし、必要があれば本発明の変形実施形態においてこれらを取
り上げる場合がある。したがって、式8ではなく式7を以下の展開において用い
る。
【0040】 本発明の好ましい実施形態では、コンタクトレンズの前面は、多焦点光学ゾー
ン内に3つのゾーンを含む。各ゾーンはそれ自体の特定及び要件を有しているが
、3つのゾーンからなる表面を、上記式6から導き出される以下の式によって簡
単に書き表すことができる。
【0041】 (y−η12 =2r1 (x−ε1 )−p1 (x−ε12 但し、Z1 ≧2y≧0 式(9) (y−η22 =2r2 (x−ε2 )−p2 (x−ε22 但し、Z2 ≧2y≧Z1 式(10) (y−η32 =2r3 (x−ε3 )−p3 (x−ε12 但し、Z3 ≧2y≧Z2 式(11) これら式において、Z1 は、中央の第1のゾーンの弦直径であり、Z2 は、第
2のゾーンの弦直径(外径)であり、Z3 は、第3のゾーンの弦直径である。か
くして、3つのゾーンの表面プロフィールは、いったん特定の値がi=1,2,
3の場合に変式ri ,pi ,εi ,ηi 及びZi に割り当てられると、上述の式
によって完全に求められる。
【0042】 本発明の独特の特徴について、これらの物理的及び式学的要件で以下に説明す
る。次に、これら要件を用いて本発明の好ましい実施形態を特定する変式ri
i ,εi ,ηi ,Zi の値を導く。
【0043】 好ましい実施形態の仕様の開始点はゾーン寸法Z1 ,Z2 ,Z3 の選択である
。最も大きなゾーンZ3 は、従来の視覚用単レンズにおける光学ゾーン寸法に類
似している。したがって、これを目の平均瞳孔直径よりも著しく大きくなるよう
設計する。かくして、Z3 についての代表的な値は、8.0mmである。寸法には
大きな許容度があるが、これは通常は恐らくは6.0mm又は6.5mmよりも小さ
くはない。また、Z3 についての理論的な上限はレンズの全直径であるが、レン
ズの中央又は周辺領域が厚すぎたり又は薄すぎたりしないようにするためにZ3
は通常はレンズ直径よりも小さい。したがって、好ましい実施形態では、Z3
、大抵の低レンジから中レンジの屈折力について8.0mmに設定されているが、
これよりも大きな又は小さなZ3 の値は、これよりも高いプラスレンジ又はこれ
よりも高いマイナスレンジの屈折力について許容でき又は望ましい。
【0044】 好ましい実施形態では、中央ゾーン10は、近距離視について必要な屈折力を
提供するよう設計された単一屈折力ゾーンである。中央ゾーンが近用屈折力を有
する従来型レンズでは、Z1 の寸法は、中央近くのゾーンの領域が平均瞳孔直径
が3.0mm〜3.2mmの目の瞳孔面積の50%に実質的に等しくなるように選択
される。例えば、Z1 が2.1mmに等しい中央ゾーンは、3.0mm瞳孔の面積の
約50%である中央領域を提供する。この選択の理由は、目の瞳孔内に遠用屈折
力領域と近用屈折力領域の両方が同時に存在していることによりユーザにとって
或る程度の妥協が得られること及び遠距離視と近距離視の間の最もよいバランス
が、各屈折力領域を瞳孔面積の50%に実質的に等しくなるようにしなければな
らないことにある。
【0045】 しかしながら、この理由は、平均的な老視の人のあらゆる視覚的要望の分析に
基づいてはいるわけではない。改良型多焦点レンズは、優れた遠距離視及び近距
離視に関する品質を提供するだけでなく中距離視をも提供する。したがって、本
発明の目的は、遠用屈折力、近用屈折力及び中距離視のための累進屈折力をもた
らすよう少なくとも3つの光学ゾーン領域を提供することにある。累進屈折力を
備えたかかる第3の領域(これは、瞳孔面積の相当な部分を占める)を組み込ん
だ場合の当然の幾何学的結果は、中央の近用屈折力ゾーンのサイズを制限して瞳
孔面積の実質的に50%未満を占めるようにしなければならないということであ
る。
【0046】 瞳孔領域内に少なくとも3つの光学ゾーン領域を設けるという幾何学的な意味
とは別に、本発明の別の目的は、平均的なユーザの視覚上の要望を最も広い範囲
の通常の日々の活動全体を通じて満足させるようにゾーン領域の最適形態を構成
することにある。この目的のため、中央近傍のゾーンのサイズは、快適な読書の
ための視覚が得られるのに十分大きなものでなければならない。しかしながら、
もし中央近傍のゾーンが大きすぎると、近距離視を向上させるが、遠距離視及び
中距離視の品質をこれらが受け入れられないほど損なわれる程度まで減少させる
という犠牲を払わなければならない場合がある。したがって、全屈折力レンジに
関する要件を達成するため、ユーザの視覚上の要望を、中央近傍ゾーンの面積が
実質的に50%以下である場合に最もよく満足されることが分かる。
【0047】 好ましい実施形態では、Z1 =1.86mmの寸法が、3.00mm瞳孔直径の約
38%である中央近傍ゾーン12をもたらす。これよりも大きな瞳孔直径の場合
、この同一の中央近傍ゾーン12は、これよりも小さな瞳孔面積の部分を表して
いる。例えば、3.00mm瞳孔の面積の約38%に相当するZ1 =1.86mm中
央近傍ゾーン12の寸法が、3.50mm瞳孔の面積の約28%を占めるにすぎな
い。
【0048】 環状の第2のゾーン14は、漸変屈折力の領域であり、中距離視を可能にして
いる。その外径Z2 は、瞳孔内に漸変屈折力の実用的な光学領域をもたらすと共
に依然として最も外側の第3の光学領域又はゾーンによって得られる遠距離視の
視覚的品質を保持するよう選択されなければならない。
【0049】 第1及び第3のゾーンについての変式ri ,pi ,εi ,ηi は、遠用光学的
屈折力及び近用光学的屈折力に関する要件をもたらすように設計される単一屈折
力領域であるので、特定が比較的容易である。好ましい実施形態では、これら単
一屈折力ゾーンは、球形であるか、或いは例えばコンタクトレンズ又は目の球面
収差のような光学収差を補正する目的で非球面であってもよい。ゾーンの寸法は
、目の瞳孔内に収まるよう選択されるので、単一屈折力ゾーンの適当な球面収差
は比較的小さい。かくして、瞳孔サイズが3.6mm未満の場合、コンタクトレン
ズの対応の領域内の球面収差は、大抵の屈折力について実質的に約0.25D以
下である。その結果、このレベルの収差を補正するのに必要な非球面調整分もま
た小さい。目の球面収差は、個人個人で様々であるが、通常は、3.6mm以下の
瞳孔については約0.50D以下である。これには、幾分大きな非球面調整が必
要になるが、コンタクトレンズの多焦点出力範囲について必要な度合と比較して
依然として比較的小さい。
【0050】 以下の式学的展開において分かりやすくするために、単一屈折力ゾーンは、球
形であるものと仮定し、これは、これらの非球面度の値が、p1 =p3 =1であ
ることによって簡単に与えられることを意味する。さらに、これらゾーンについ
ての球面曲率半径r1 ,r3 は、レンズの遠用屈折力及び近用屈折力についての
処方により決定される。さらに、これら2つの球面ゾーンの曲率中心は、レンズ
の光軸を定める。この場合、当然のことながら、これら球面ゾーンの頂点は、光
軸上に位置しなければならず、それゆえにη1 =η3 =0が成り立つ。
【0051】 光軸に沿う第1及び第3の表面の頂点位置は、それぞれε1 ,ε3 によって特
定される。慣例的に、座標系の原点を、一般性を失わないで、中央ゾーンの表面
の頂点のところに位置するのがよい。即ちη1 =0である。すると、第3の表面
の頂点位置は、ε3 の値だけで決定される。頂点位置ε3 はまた、γ13を決定し
、このγ13は、第1の曲率中心と第3の表面の曲率中心との間の距離であり、式
12によって与えられる。 γ13=(r1 +ε3 )−(r1 +ε1 )=(r3 +ε3 )−r1 式(12) 第2の環状ゾーンがない場合、中心γ13相互間の距離を持つ第1及び第3の球
面は、式13によって与えられる直径Z13との架空のゾーン境界部のところで互
いに交わることになる。
【0052】 z13=2r1 sinα ここで、cosα=(r3 2 −r1 2 −γ13 2 )/2γ131 式(13) ε3 及びしたがってγ13を、Z13が以下の式14を満足するように選択されなけ
ればならない。第1及び第3の架空の交点境界は、第2のゾーンの表面の中に位
置しなければならない(そして、これによって置き換えられなければならない)
。もしそうでなければ、第1及び第3の表面は、第2のゾーンの外部の境界部の
ところで交わることになり、追加のゾーンが作為なく作られることになる。
【0053】 Z1 ≦Z13≦Z2 式(14) まず最初に、式14により、ε3 の選択においてある程度の許容範囲が得られ
γ13の値にこれに対応して許容範囲が生じるようになるように思われる。しかし
ながら、以下の記載から分かるように、第2のゾーン14内の屈折力の勾配の所
望の特性により、従来技術の多焦点レンズでは表されないε3 への追加の且つ重
要な制約が生じる。
【0054】 今や、第2のゾーンの球面についての仕様を完全にするr2 ,p2 ,ε2 ,η 2 についての値を決定することが残っている。レンズ表面の接線は、あらゆる点
のところで連続であり、特に互いに異なる領域又はゾーン相互間の境界部のとこ
ろで連続であることが本発明の必須の特徴である。i番目のゾーンについての表
面プロフィールの接線は、1階導関式y′により最も便宜的に表される。これは
式6から計算されて以下の式15が与えられる。
【0055】 (y−η1 )′=y′={ri −pi (x−εi )}/{(y−ηi )} 式(15) また、式15を式7で与えられた逆の関式と結合すると式16が得られる。この
式は、接線を弦直径から直接計算する表現が得られ、サジタル深さについての明
確な知識が不要なので便利である。 (y−η1 )y′=ri −pi (x−εi ) =rii (y−ηi2 /ri 1+√{1−pi (y−ηi2 /ri 2 } 式(16) y及びy′についての連続性要件が今や、第2のゾーンの球面を特定する変式r 2 ,p2 ,ε2 ,η2 を求めるために適用される。便宜上、量x1 ,y1 ,y1
′及びx3 ,y3 ,y3 ′が以下のように求められる。弦直径の1/2は、第1
のゾーンと第2のゾーンとの間の境界部のところで式17によって与えられる。
次に、式18〜式20によってx1 ,y1 ,y1 ′が求められる。
【0056】 y=Z1 /2 式(17) y1 =Z1 /2 式(18) x1 =x y=y1 の場合 式(19) y1 ′=y′ y=y1 の場合 式(20) 同様に、弦直径の1/2が、第2のゾーンと第3のゾーンとの間の境界部のとこ
ろで式21によって与えられ、x3 ,y3 ,y3 ′は式22〜式24によって求
められる。
【0057】 y=Z2 /2 式(21) y3 =Z2 /2 式(22) x3 =x y=y3 の場合 式(23) y3 ′=y′ y=y3 の場合 式(24) 上記の量x1 ,y1 ,y1 ′,x3 ,y3 ,y3 ′を用いると、本発明の連続性
の特徴が4つの条件又は式として簡単に要約できる。式6から、式25及び式2
6、式16から式27及び式28がそれぞれ得られる。 (y1 −η22 =2r2 (x1 −ε2 )−p2 (x1 −ε22 式(25) (y3 −η22 =2r2 (x3 −ε2 )−p2 (x3 −ε22 式(26) (y1 −η2 )y1 ′=r2 −p2 (x1 −ε2 ) 式(27) (y3 −η2 )y3 ′=r2 −p2 (x3 −ε2 ) 式(28) これら式25〜式28は、4つの未知式r2 ,p2 ,ε2 ,η2 についての4つ
の非線形方程式から成る系を表している。この方程式の系は非線形なので、式6
をステップバックしてこれを第2の表面について変形し、式29の一般的な2次
式にすることが便利である。
【0058】 Ax2 +By2 +Cxy+Dx+Ey=1 式(29) 式29は、外積項cxyをなくすことにより僅かに単純化できる。一般的な場合、
これは、座標系を適当に回転させることにより何時でも達成できるが、本発明の
回転面の対称性から、適当な座標回転はすでに行われており、したがってc=0
であると仮定できる。かくして、第2の表面についての変形されているが等価な
証言は、式30で与えられ、接線についてのこれに対応した関係は、式31で与
えられる。
【0059】 Ax2 +By2 +Dx+Ey=1 式(30) 2Ax+2Byy′+D+Ey′=0 式(31) 式25〜式28の連続性要件に等価な4つの方程式はこの場合次の式によって与
えられる。
【0060】 Ax1 2 +By1 2 +Dx1 +Ey1 =1 式(32) Ax3 2 +By3 2 +Dx3 +Ey3 =1 式(33) 2Ax1 +2By11 ′+D+Ey1 ′=0 式(34) 2Ax3 +2By33 ′+D+Ey3 ′=0 式(35) 式32〜式35は、4つの未知式A,B,D,Eについての4つの方程式からな
るkである。しかしながら、式25〜式28と比較した場合のこの表現の大きな
利点は、これはこの場合4つの未知式についての線形方程式のkであり、標準方
法によって解を求めることができるということにある。特に、このkの解は、ク
ラーメルの方法及び適当な4×4行列式を用いることにより直接書くことができ
る。かくして、Qは、式36で以下に特定される行列式を表す。
【0061】 |x1 21 211 | Q = |x3 23 233 | 式(36) |2x1 2y11 ′ 1 y1 ′| |2x3 2y33 ′ 1 y3 ′| 次に、クラーメルの規則を適用することにより(且つ、もし上記行列式Qが0で
なければ)、4つの未知式A,B,D,Eは式37〜式40によって与えられる
【0062】 |1 y1 211 | A=Q-1・|1 y3 233 | 式(37) |0 2y11 ′ 1 y1 ′| |0 2y33 ′ 1 y3 ′| |x1 2 1 x11 | B=Q-1・|x3 2 1 x33 | 式(38) |2x1 0 1 y1 ′| |2x3 0 1 y3 ′| |x1 21 2 1 y1 | D=Q-1・|x3 23 2 1 y3 | 式(39) |2x1 2y11 ′ 0 y1 ′| |2x3 2y33 ′ 0 y3 ′| |x1 21 21 1 | E=Q-1・|x3 23 23 1 | 式(40) |2x1 2y11 ′ 1 0 | |2x3 2y33 ′ 1 0 | 式6中の項をx,x2 ,y,y2 をそれぞれ式30中のこれらと対応した係式と
比較すると、r2 ,p2 ,ε2 ,η2 についての好ましい関係式が最終的に得ら
れる。
【0063】 p2 = A/B 式(41) r2 = 1/B2 ・[A+D2 /4+p22 /4] 式(42) ε2 =(2r2 B+D)/−2A 式(43) η2 =E/−2B 式(44) ε3 によって与えられた第3のゾーンの頂点位置は、式14によって与えられた
13についての一般的な要件だけを満足するものと仮定されていた。しかしなが
ら、本発明の目的は、球面第2のゾーンが、漸変屈折力が一方向にのみ単調に変
化する実用的な光学ゾーンを提供することにある。かかる屈折力のプロフィール
が、図4に示されている。図4では、光学屈折力は、本発明の好ましい実施形態
の一例について弦直径2yの関式としてプロットされている。中央の第1のゾー
ン内の光学屈折力は、近用屈折力値では本質的に一定である。周辺の第3のゾー
ン内では、屈折力は、遠用屈折力の値のところでは本質的に一定である。第2の
ゾーン内では、屈折力は、近用屈折力値から遠用屈折力値まで連続且つ単調に変
化している。出力値プロフィールのこの所望の形態を第2のゾーン内に生じさせ
るのに十分な条件は、η2 =0である。したがって、η2 =0が、本発明の好ま
しい実施形態の一条件である。
【0064】 式44から、E=0の時、η2 =0である。式40の行列式を展開することに
より、式45で以下に与えられた関係を満足するとき、η2 =E=0であること
が示される。 (x1 −x3 )= (y1 −η12 −(y3 −η32 (y1 −η1 )y1 ′−(y3 −η3 )y3 ′ 式(45) 事実、式45は、ε3 に対する所望の制約である。式46は、式47で与えられ
た形態にまとめることができる恒等式である。この場合、式47中の項を、式4
5及び式7を用いて導くことができる。その結果は、連続性要件と関連して、η 2 =0を成り立たせ、しかも非球面の第2のゾーンの屈折力プロフィールが図4
に示す単調な推移の所望の特性を有するようにする第3の表面についてのε3
関する条件である(ε1 =0と見なしているかどうかとは関係なく)。
【0065】 (x1 −ε1 )−(x3 −ε3 )=(x1 −x3 )−(ε1 −ε3 ) 式(46) (ε1 −ε3 )=(x1 −x3 )−(x1 −ε1 )+(x3 −ε3 ) 式(47) 驚くほど小さい(約1/2μm)好ましい実施形態からの表面のずれは、望ま
しくない光学効果を生じさせる場合があることがわかる。好ましい実施形態から
のかかる僅かな物理的ずれは相当大きな光学効果、例えば屈折力プロフィール中
に望ましくない凸凹を生じさせる場合があるので、製造プロセスを所用の表面プ
ロフィールが中実に作られるように高度に制御しなければならない。非球面が研
磨又はブレンド法によって作られる従来型レンズでは、この方法は結果的に得ら
れる表面プロフィールの分析的な説明を可能にするのに十分には制御されない。
この低レベルの制御は、図4に示す所望の屈折力プロフィールを生じさせる特定
の要件を信頼性をもって満足させることができず、研磨又はブレンド法によって
得られる出力プロフィールが図5及び図6に示す望ましくない効果を有すること
になる恐れが極めて高い。
【0066】 コンタクトレンズ10は、球面レンズと非球面レンズの両方の利点を持つレン
ズが結果的に得られるようにする以下の条件に合致している。
【0067】 1. コンタクトレンズ10の表面プロフィールを横断面に関して見た場合(
図3)、中間領域14と中央領域12の交点と中間領域14と外側領域16との
交点の両方は、滑らかで連続しており鋭いコーナーがない。表面プロフィール上
の任意の点がいずれかの側から交点に近づくにつれ、その点の曲線の接線は、実
際の交点のところでまったく同一の値に近づく。式学的には、この必要条件は、
横断面プロフィールの1階導関式(dy/dx又はy′)は連続であり、特に、
1階導関式がゾーン相互間の交点で連続するということである。
【0068】 デカルト座標系及び上述の表現では、1階導関式y′についてのこの連続性要
件は、中央領域12と中間領域14との間の境界のところにおいて以下のように
まとめることができる。
【0069】 limy′=y1 ′(yが下からZ1 /2に近づくにつれ) limy′=y′ (yが上からZ1 /2に近づくにつれ) 及びy′=y1 ′ (y=Z1 /2の時) 即ち、1階導関式y′は、中央領域12と中間領域14との間の境界で単一且
つ唯一の値y1 ′を有し、yがこれら領域相互間の境界のいずれの側からZ1
2に近づくにつれ、この単一の値y1 ′に近づく。
【0070】 同様に、1階導関式y′は、中間領域14と外側領域16との間の境界で単一
且つ唯一の値y3 ′を有する。
【0071】 limy′=y3 ′(yが下からZ2 /2に近づくにつれ) limy′=y3 ′(yが上からZ2 /2に近づくにつれ) 及びy′=y3 ′ (y=Z2 /2の時) 2. 横断面で見たとき、コンタクトレンズ10の表面プロフィールは、光学
領域全体にわたって常に凸であるか又は常に凹である。凹の方向は符号を変える
局所領域がない。式学的にはこれは、表面プロフィール上には変曲点がないこと
を意味する。というのは、表面プロフィールの2階導関式は符号を変えないから
である。同様に、これにより、1階導関式又は正接は、表面プロフィール上の任
意の点がこれら領域を横切っているときに単調に変化することを意味している。
表面プロフィールは、尖ったコーナーがなく、丸いコーナーもない。表面プロフ
ィールは滑らかであり、尖った又は丸いコーナーのいずれかを意味する「隆起(
bump)」又は「起伏(wave)」がない。
【0072】 3. 非球面の中間領域14は、屈折力の変化が中央領域12の屈折力から外
側領域16の屈折力まで連続且つ単調に変化する漸変屈折力の領域である。非球
面の正確な形状を、特に計算してこの意図した屈折力プロフィールを生じさせな
ければならない。というのは、所用の形状からほんの僅かずれていても、図5及
び図6に示す望ましくない屈折力プロフィールの形式が生じる場合があるからで
ある。かかる連続且つ単調に変化している屈折力プロフィールを生じさせること
により、中間の非球面領域14は、焦点深度が長くなった焦点深度の光学領域と
して役立ち、しかも、中程度の視覚距離の有効な視覚を生じさせる。
【0073】 上記3つの条件のもとで、これら領域の寸法を計算して遠距離視、近距離視及
び中距離視の瞳孔領域を最大活用する必要がある。この方法では、本発明の場合
上記3つの条件をすべて満足しなければならない。条件をすべて満足できなけれ
ば、従来型レンズで通常顕著に見られる視覚障害の恐れが生じる。これら視覚障
害は、構成要素領域の境界部のところのエッジ効果及び非球面を十分に特徴づけ
て制御できない場合に生じる不適切な屈折力プロフィールの存在によって引き起
こされる場合がある。
【0074】 従来型同心ゾーン設計とは異なり、単一屈折力領域と単調な漸変屈折力領域と
の本発明における一体化により、関心のある物体が見て遠距離にあれ、近距離に
あれ或いは中距離にあれ、瞳孔領域の利用が任意の時点でいっそう高くなる。こ
れにより、すべての視覚距離のところで関心のある物体について利用できる視覚
情報が最大になる。瞳孔サイズへの依存性は、瞳孔のより多くの部分が任意の時
点で利用されるので低くなる。これは、領域の境界部のところに望ましくないエ
ッジ又は二焦点ジャンプ効果を導入することなく達成される。というのは、適正
に構成されていると、単一屈折力領域相互間の継目のない移行部が、中間領域1
4によって得られるからである。
【0075】 図7に示す本発明の別の実施形態では、レンズは、3つの領域の直径が、近用
光学屈折力についての瞳孔面積の割合を多くするよう構成されている点を除き、
図1の好ましい実施形態と同一である。この場合もまた、中間領域24を、本発
明について上述したすべての条件を満足するよう計算する。
【0076】 表 6 領域 直径 屈折力 3.0 mm 3.5 mm 4.0 mm 4.5 mm 5.0 mm 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 面積% 面積% 面積% 面積% 面積% 22 2.07mm 48% 35% 27% 21% 17% 24 2.71mm 34% 25% 19% 15% 12%26 7.50mm 18% 40% 54% 64% 71% この構成例についての上述の表から、瞳孔直径が小さい場合、近用屈折率に当て
られる瞳孔面積の割合は、従来型レンズの50%レベルに近い。
【0077】 しかしながら、平均的なユーザにとっては、この構成は、遠距離条件、中距離
条件及び近距離条件のあらゆる範囲にわたって最もよい視覚性能をもたらすもの
ではないことがわかる。有用な臨床評価は、例えば視力測定により得られるよう
な視覚上の働きの客観的尺度だけでなく、被験者により生じる視覚品質の主観的
等級付けをも含む。図1に示す好ましい実施形態は、図7の実施形態と比べて性
能が向上している。これは、近用屈折力を備えた中央領域が全視覚距離範囲に対
応するために瞳孔面積の50%以下を占めるという先に分かったことと一致して
いる。
【0078】 本発明の別の変形実施形態が図8に示されている。図示のコンタクトレンズ3
0は、中央に遠用部をもつ構造の実施形態である。好ましい実施形態では、中央
領域32は、所望の遠用屈折力を生じさせる単一屈折力領域である。外側領域3
6は、近用屈折力を生じさせる単一屈折力領域である。中間領域34は、中央領
域32から外側領域36への連続した屈折力移行部をもたらす漸変屈折力非球面
領域である。図8の実施形態では、互いに異なる屈折力領域の直径は、図7の場
合と同一であるが、遠用屈折力及び近用屈折力の順番は逆になっている。
【0079】
【表1】 表 7 領域 直径 屈折力 3.0 mm 3.5 mm 4.0 mm 4.5 mm 5.0 mm 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 瞳孔内の 面積% 面積% 面積% 面積% 面積% 32 2.07mm 48% 35% 27% 21% 17% 34 2.71mm 34% 25% 19% 15% 12%36 7.50mm 18% 40% 54% 64% 71% サンプル屈折力レンジについての個々の表面領域の仕様が、以下に与えられて
おり、この場合もまた、便宜上前側表面の構成が仮定されている。
【0080】 後側表面半径:8.30mm 中心厚さ:0.08mm 屈折率:1.412 二焦点加入屈折力:+1.50D 表 8 遠用屈折力 中央領域32 非球面領域34 外側領域36122 ε23 ε3 -5.00 9.253 9.601 8.5612 0.0009 8.953 -0.0023 -4.00 9.051 9.384 8.0829 0.0009 8.764 -0.0023 -3.00 8.857 9.177 7.6441 0.0009 8.582 -0.0023 -2.00 8.672 8.978 7.2409 0.0009 8.408 -0.0023 -1.00 8.494 8.788 6.8697 0.0009 8.241 -0.0023 本発明の屈折力領域を、目と生物適合性があり且つ良好な光学品質の支持面で
ある任意適当な軟質材料から作られたソフトコンタクトレンズの前側表面又は後
側表面上に配置するのがよい。これら軟質材料としては、総称してヒドロゲルと
して知られている含水ポリマー及びコポリマー、最小限の水を含むシリコーンエ
ラストマー及び含水シリコーンポリマーが挙げられるが、これらには限定されな
い。幾つかの適当なヒドロゲル材料の例としては、ヒドロキシエチルメチルメタ
クリレート、エトキシエチルメタクリレート、ジアセトンアクリルアミド、グリ
セリルメタクリレート、メチルメタクリレートのポリマー及びコポリマーが挙げ
られる。
【0081】 本発明はまた、例えばポリメチルメタクリレート、種々のシリコーンアクリレ
ートポリマー及びフルオロアクリレートポリマーのような材料から作られた硬質
又はハードコンタクトレンズの前側表面又は後側表面に配置してもよい。
【0082】 本発明のレンズは、旋盤による切削加工法又は成形法によって製造できる。も
し旋盤による切削加工法を用いる場合、旋盤切削設備は、球面及び非球面プロフ
ィールを含む表面全体を機械加工できなければならない。この能力を備えた旋盤
の一クラスは、2軸又はX−Y旋盤と通称されている。というのは、バイトの位
置を2つの互いに独立し且つ直交方向で式値制御できるからである。上述の座標
系では、2つの直交方向は、X軸(サジタル距離の方向)とY軸(弦直径の方向
)である。他の旋盤は、カムフォロアの移動量を変えることによりバイトの移動
量を制御する。非球面は、カムフォロアがマスターとして役立つカム又はテンプ
レートのプロフィールを辿ると作られる。しかしながら、この方法はまず最初に
、所望の非球面のためのマスターであるカムを作製する方法を必要とするので、
これら旋盤は、非球面全体を意のままに機械加工する融通性を備えていない。
【0083】 旋盤装置はまた、本発明の特定の連続性及び屈折力プロフィール要件を満足す
るようにするのに適した精度及び正確さのレベルをもたらさなければならない。
最適表面からの1/2μm台の僅かなずれであっても、図5及び図6に示す望ま
しくない屈折力プロフィールが生じる場合があることは先に述べた。この所望の
制御レベルを可能にする高精度X−Y旋盤が利用できる。したがって、X−Y旋
盤は、融通性、精度及び正確さの利点をすべて兼ね備えるので好ましい旋盤によ
る切削法を提供している。
【0084】 本発明の別の好ましい製造方法は、成形法によるものである。この方法ではま
ず最初に、最終の完成品としての部品の状態に忠実に複製できなければならない
精度の高いマスター部品の制作をしなければならない。マスター部品は、極めて
精度の高いX−Y旋盤を用いて適当に耐久性のある金属から機械加工される場合
が多い。この方法の利点は、本発明の非球面を正確に作るという努力を、非常に
品質の高い金属マスターの製作に集中できることにある。
【0085】 注型法として知られている方法では、金属マスターは、コンタクトレンズを直
接成形するのには用いられない。これとは異なり、2段階成形法では、何千個も
のプラスチックマスターをポリプロピレン又は他の幾つかの適当な硬質ポリマー
材料から射出成形する。プラスチック部品は代表的には、最終のコンタクトレン
ズを注型するのに1回だけ用いられ、その後捨てられる。次に、コンタクトレン
ズを食塩水中で水和してこれらの最終形態にする。
【0086】 この注型法のための適当な金属マスターの設計では、以下の工程を必要とする
【0087】 1. 射出成形プラスチック部品の収縮率を求めなければならない。本発明の
実験例を製造するのに用いられる方法では、ポリプロピレンが用いられ、この場
合収縮率は用いられるポリプロピレンの等級、射出成形法の条件及び他の要因に
応じて約1〜5%である。
【0088】 2. 選択されたコンタクトレンズのポリマー材料の水和に起因する膨張率を
求めなければならない。本発明の方法では、ポリマー材料の膨張率は、ポリマー
の配合に応じて約3〜11%であることが分かる。
【0089】 3. 本発明の方法では、金属マスターを、所望の最終的な幾何学的形状を達
成するムーア社(コネチカット州ブリッジポート所在)非球面創成旋盤を用いて
製造する。次に、金属マスターを用いて、最終のコンタクトレンズの注型法のた
めのポリプロピレンからプラスチック部品を射出成形する。
【0090】 コンタクトレンズ10はまた、湿式注型法として知られている方法を用いても
製造できる。低分子量希釈剤を添加して水和中置き換えられるヒドロキシエチル
メチルメタクリレート(HEMA)混合物を注型し、水和中に堆積制御を行う。
理想的な湿式注型法の場合、膨潤は0である。しかしながら、多くの場合、少量
の希釈液を添加して水和中ある程度の膨潤が生じるようにする。ある範囲の濃度
の希釈剤を用いてレンズを製造し、各場合において上首尾の結果が得られた。
【0091】 希釈剤の濃度範囲により、原材料のままのモノマーミックス中にこれに対応し
た範囲の固形分が得られる。本発明の方法では、固形分の高い配合物は、固形分
の低い配合物よりもレンズ性能が良好であることが判明した。しかしながら、固
形分の低い配合物は、或る幾つかの利点、例えば、(1)固形分の低いモノマー
は、多くの希釈剤を含有し、固形分の高い配合物と比較して、重合及び水和中に
おける膨張量が少ないこと、(2)従って、固形分の低い配合物についての金属
マスターの寸法は最終のコンタクトレンズの寸法に近いこと(その理由は膨張率
が固形分の高い配合物の膨張率よりも低いからである)、(3)固形分の低い配
合物の歩留りが高いこと(その理由は、膨張率自体が低い場合、ポリマーの膨張
プロセス中のばらつきが小さいからである)を有するように思われる。したがっ
て、固形分の低い配合物を、固形分の高い配合物とほぼ同程度に良好に作用する
よう具体化できれば、固形分の低い配合物が好ましい。
【0092】 希釈剤の濃度が約33%の湿式注型紫外線吸収HEMAポリマーを、米国特許
第4,028,295号、第5,637,726号、第5,866,635号及
び第5,729,322号に記載された材料と類似した好ましい材料として選択
した。なおかかる米国特許の内容を本明細書の一部を形成するものとしてここに
引用する。
【0093】 本発明は、キット40としても市販できる。キット40は、本発明に従って構
成されたコンタクトレンズ42を無菌包装及び細菌発育阻止溶液又は無菌溶液中
に入れた状態で有している。レンズ42はまた、バイアル(vial)又はブリスタ
ーパッケージ内に固定してもよく、かかるレンズは、貯蔵ケース44を有してい
る。キット40は、洗浄溶液46及び消毒液48のうち少なくとも一方を更に有
するのがよい。洗浄液46は従来型洗浄溶液から成るのがよい。同様に、消毒液
48は、従来型消毒剤を含むのがよい。キット40は、従来型湿潤剤50を更に
有するのがよい。
【0094】 本発明は、耐久性のあるコンタクトレンズ、買い替えが頻繁なコンタクトレン
ズ又は1日で使い捨てのコンタクトレンズにも用いることができる。オーダメー
ド(MTO)のコンタクトレンズもまた、本発明で具体化できる。このオーダメ
ードのコンタクトレンズは、以下のもの、即ち、旋盤により切削加工され、注型
され、射出成形され、又は米国特許第5,110,278号に記載されているよ
うにベース湾曲部上で注型され光学多焦点表面上で旋盤により切削加工された球
状又はトーリック状、着色、印刷、UV遮断材料のうち任意の組合せをふくむの
がよく、トーリックの場合についてはかかる米国特許の開示内容を本明細書の一
部を形成するものとしてここに引用する。本発明はまた、米国特許第4,976
,533号(ナップ氏)、第4,582,402号(ナップ氏)、第4,704
,017号(カッパ氏)、第5,414,477号(ジャーケ氏)、第4,66
8,240号(ロザーク氏)、第5,034,166号(ローリングズ氏)、第
5,116,112号(ローリングズ氏)及び第5,302,978号(エバン
ス氏)に記載されているような着色多焦点及び着色トーリック多焦点コンタクト
レンズに具体化することもでき、かかる米国特許の開示内容を本明細書の一部を
形成するものとしてここに引用する。より詳細には、本発明は、ユーザの目の虹
彩に隣接して位置していて、米国特許第5,302,978号に開示されている
ような暗い実質的に光吸収性の色の帯を含む領域を有するのがよく、かかる米国
特許の開示内容を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。加うる
に、着色レンズパターン、タコ印刷法及びインキと結合剤の混合物を、エム・ク
イン氏及びビー・アトキンス氏の名義で1999年4月23日に出願された米国
特許出願第09/298,141号に開示されているような本発明のレンズに用
いることができ、かかる米国特許出願の開示内容を本明細書の一部を形成するも
のとしてここに引用する。パターンを付着させるためにレンズの表面に押し込ま
れた可撓性パッドを用いるタコ印刷法を用いてもよい。インキは、顔料、強調剤
(enhancing paste )及び活性化溶液(activation solution )を含む。また、
ハーマン・ファウブ氏の名義で1998年7月21日に出願された米国特許出願
第09/121,071号に開示されているようなUV遮断材料もまた、本発明
に用いることができる。なお、かかる米国特許出願の開示内容を本明細書の一部
を形成するものとしてここに引用する。
【0095】 米国特許第4,976,533号、第4,582,402号又は第4,704
,017号にしたがって作られたレンズでは、着色剤を非水和レンズに添加し、
それにより、印刷効果を行い、次に水和を行うようにする。
【0096】 本発明はまた、米国特許第5,020,898号、第5,062,701号及
び第4,976,533号に記載されているようなトーリックレンズに適用して
もよく、かかる米国特許の開示内容を本明細書の一部を形成するものとしてここ
に引用する。患者が老視であろうとなかろうと、患者の屈折異常の最適な光学的
補正を行うことが望ましい。したがって、もし老視の患者に屈折異常に対する相
当大きな非点収差成分があれば、本発明をトーリックコンタクトレンズに用いる
ことが望ましい。かかる組合せは、患者の全屈折異常を補正すると共に老眼に生
じる近距離に合焦させる屈折力の低下を補償する。大抵のトーリックコンタクト
レンズでは、トーリック面は前側表面又は後側表面のいずれかに配置されるので
、経済的な製造上の観点からは、本発明の二焦点要素を、トーリックではない表
面、即ちトーリック面とは反対側の表面上に配置することが有利である(しかし
ながら、必要であるというわけではない)。両トーリックコンタクトレンズでは
、前側表面と後側表面の両方がトーリックであり、二焦点要素はいずれの表面に
も配置できる。例えばプリズムバラスト及び薄いゾーンのようなトーリックレン
ズを安定化させるための方法のうち任意のものを用いて二焦点トーリック組合せ
レンズを安定化させてもよい。
【0097】 図10及び図11は、実用的な好ましいトーリックレンズ200を示しており
、トーリック部分が本発明のレンズの前面又は後面に設けられている。好ましい
実施形態200は、0.030mmのエッジリフト202及び0.150mmの周辺
厚さ204を有している。レンズ200は、0.380mmのコーナー厚さ206
を有している。図11を参照すると、上方レンチキュラー部分210、光学ゾー
ン212及びキャリヤ214が示されている。好ましい実施形態では、レンズ2
00は、1.0mmのトリム幅220及び30°のコーナー角度222を有してい
る。当然のことながら、これら寸法は、当業者には認識されるように設計変更で
きる。
【0098】 本発明はまた、本発明にしたがって作られたコンタクトレンズを用いる方法に
も関する。この方法は、ユーザがコンタクトレンズを自分の目の瞳孔上に装着す
る段階を含む。コンタクトレンズは、本発明にしたがって作られたものである。 本発明はまた、それぞれが本発明にしたがって作られた形態のコンタクトレン
ズを組合せを処方する方法を含む。大抵のユーザでは、かかる形態の組合せを用
いると、本発明の1つの形態で達成される視覚的性能範囲よりも視覚的性能範囲
が一層広くなる。モノビジョン(monovision)として知られている使用方法では
、互いに異なる屈折力の従来型単視レンズを2つの目について処方する。代表的
には、遠用屈折力を処方した単視レンズをユーザの利き目に装着し、近用屈折力
を処方したレンズを利き目ではない方の目に装着する(ただし、被験者によって
は、この順序を逆にして遠用屈折力のレンズを利き目ではない方の目に装着する
のが好ましい場合がある)。この方法は、打倒なレベルの遠距離視及び近距離視
をもたらすことができるが、一度に1つの目しか使えない。確かに、多くのユー
ザは、視覚の総合的なレベルがモノビジョンでは受け入れることができないこと
が分かる。というのは、この方法は両眼視を妨げると共に中距離視をもたらさな
いからである。
【0099】 本発明の組合せの処方は、モノビジョンでは成功を制限するこれら欠点を最小
限に抑えることができる。かかる一組合せ方法では、近用屈折力を持つ比較的小
さな中央領域を備えた本発明のレンズを一方の目に処方する。近距離視をこの目
についてかかる形態では重要でないようにするが、中央領域は依然として、近距
離視の最小限ではあるが有効レベルをもたらすのに十分大きい。他方、かかる形
態の遠距離視は比較的高められる。この同一方法では、近用屈折力を持つ比較的
大きな中央領域を備えた本発明のレンズを他方の目に処方する。この形態を備え
た目に関し、近距離視は比較的高められ、重要とされていない遠距離視は依然と
して有効である。代表的には、近用屈折力を持つ比較的小さな中央領域を備えた
レンズを利き目に処方し、比較的大きな中央領域を備えたレンズを利き目でない
方の目に処方するが、逆の順序も個々のケースでは好ましい場合がある。
【0100】 この組合せ処方を行う方法は、モノビジョン法で可能なレベルよりも非常に高
いレベルの両眼視力をもたらすという大きな利点を有している。というのは、遠
距離視と近距離視の両方の実用レベルが2つの目に同時に得られるからである。
この方法は、漸変屈折力中間領域が各目のレンズ中に存在しているので両眼に中
遠距離両眼視力をもたらすという利点をさらに有している。かくして、モノビジ
ョン法の大きな欠点の両方が、本発明の組合せ処方のこの方法により大幅に軽減
され又はなくなっている。
【0101】 上述の実施形態は、例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、
上記説明及び添付の図面ではなく特許請求の範囲の記載によって定められる。本
発明は、その精神から逸脱することなく他の特定の形態で実施できる。例えば、
追加の領域を本発明の設計中に組み込んでもよい。特に、さらに別の実施形態と
しては、追加の非球面領域及び外側の球面領域を設けてレンズが3つの球面領域
及び2つの非球面領域を有するようにしてもよい。種々の領域の寸法は、ユーザ
の瞳孔領域内に収まるよう寸法決めされなければならない。特許請求の範囲に記
載された本発明の範囲に属する設計変更は、本発明の範囲に含まれるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい一実施形態に従って構成されたコンタクトレンズの光学部分
の正面図である。
【図2】 従来型レンズの横断面を示すグラフ図である。
【図3】 図1に示す好ましい実施形態の横断面を示すグラフ図である。
【図4】 好ましい実施形態の弦直径の関式として光学屈折力を示すグラフ図である。
【図5】 不正確な屈折力プロフィールを持つレンズを示すグラフ図である。
【図6】 不正確な屈折力プロフィールを持つ別のレンズを示すグラフ図である。
【図7】 別の好ましい実施形態に従って構成されたコンタクトレンズの光学部分の正面
図である。
【図8】 別の好ましい実施形態に従って構成されたコンタクトレンズの光学部分の正面
図である。
【図9】 別の好ましい実施形態に従って構成されたキットを示す略図である。
【図10】 更に別の好ましい実施形態に従って構成されたコンタクトレンズの光学部分の
正面図である。
【図11】 図10の実施形態の横断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/06 G02B 3/06 3/10 3/10 13/00 13/00 13/08 13/08 13/18 13/18 G02C 7/04 G02C 7/04 11/00 11/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 2H006 BA01 BB02 BB05 BC01 BC02 BC03 BC06 BD03 2H087 KA20 PA01 PA17 PB01 QA02 QA06 QA12 QA32 RA04 RA05 RA08 RA12 SA81 UA01 4C097 AA24 AA25 BB01 CC01 DD01 EE03 FF01 FF03 MM03 MM04 SA02

Claims (77)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の視覚領域、第1の視覚領域の周りの第2の視覚領域及
    び第2の視覚領域の周りの第3の視覚領域を含む複式の領域を有するレンズであ
    って、第1の視覚領域は、第1の実質的に単一の屈折力を有し、第2の視覚領域
    は、所定の屈折力レンジを有し、第3の視覚領域は、第1の単一の屈折力とは別
    の第2の実質的に単一の屈折力を有し、第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第
    3の視覚領域のうち少なくとも1つは、非球面であり、他の領域は、球面である
    ことを特徴とするレンズ。
  2. 【請求項2】 第1の視覚領域は、近用補正屈折力を有し、第3の視覚領域
    は、遠用補正屈折力を有していることを特徴とする請求項1記載のレンズ。
  3. 【請求項3】 第1の視覚領域は、中央領域であることを特徴とする請求項
    2記載のレンズ。
  4. 【請求項4】 第1の視覚領域及び第3の視覚領域は、球面であり、第2の
    視覚領域は、非球面であることを特徴とする請求項3記載のレンズ。
  5. 【請求項5】 第2の視覚領域のレンズ内径は、1.2mm〜2.1mmであり
    、そのレンズ外径は、2.3mm〜3.0mmであることを特徴とする請求項4記載
    のレンズ。
  6. 【請求項6】 第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域は、ユ
    ーザの瞳孔を覆うことを特徴とする請求項4記載のレンズ。
  7. 【請求項7】 レンズは、UV遮断材料を有することを特徴とする請求項6
    記載のレンズ。
  8. 【請求項8】 レンズは、印刷されていることを特徴とする請求項6記載の
    レンズ。
  9. 【請求項9】 レンズは、タコ印刷されていることを特徴とする請求項6記
    載のレンズ。
  10. 【請求項10】 可撓性パッドは、パターンを付けるためにレンズの表面に
    当てて押し下げられることを特徴とする請求項9記載のレンズ。
  11. 【請求項11】 顔料、強調剤及び活性化溶液を含むインキが用いられるこ
    と特徴とする請求項10記載のレンズ。
  12. 【請求項12】 ユーザの虹彩に隣接した領域は、暗い実質的に光吸収性の
    色の帯を含むことを特徴とする請求項6記載のレンズ。
  13. 【請求項13】 第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域は、
    レンズの第1の表面上に設けられ、トーリック面が、レンズの第2の表面上に設
    けられていることを特徴とする請求項6記載のレンズ。
  14. 【請求項14】 レンズは、着色剤を含むことを特徴とする請求項4又は1
    3記載のレンズ。
  15. 【請求項15】 第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域は、
    レンズの後側表面上に設けられていることを特徴とする請求項13記載のレンズ
  16. 【請求項16】 レンズの少なくとも一部は、旋盤で切削加工されているこ
    とを特徴とする請求項15記載のレンズ。
  17. 【請求項17】 レンズは、注型成形されていることを特徴とする請求項6
    記載のレンズ。
  18. 【請求項18】 レンズは、環状虹彩色ゾーンを有していることを特徴とす
    る請求項6記載のレンズ。
  19. 【請求項19】 第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域を含
    む複式の領域から成るレンズであって、第2の視覚領域は、第1の視覚領域と第
    3の視覚領域との間に位置し、第1、第2及び第3の視覚領域は、凹の方向が変
    わらないレンズの表面プロフィールの一部を形成していることを特徴とするレン
    ズ。
  20. 【請求項20】 レンズは、注型成形されていることを特徴とする請求項1
    9記載のレンズ。
  21. 【請求項21】 レンズは、旋盤で切削加工されていることを特徴とする請
    求項19記載のレンズ。
  22. 【請求項22】 レンズは、トーリック面の部分を有することを特徴とする
    請求項21記載のレンズ。
  23. 【請求項23】 レンズは、環状虹彩色ゾーンを有していることを特徴とす
    る請求項19記載のレンズ。
  24. 【請求項24】 第2の視覚領域は、所定の距離範囲にわたる視覚を向上さ
    せる所定の屈折力レンジを持つ光学領域であることを特徴とする請求項19記載
    のレンズ。
  25. 【請求項25】 第1の視覚領域は、中央領域であり、第3の視覚領域は、
    外側領域であることを特徴とする請求項24記載のレンズ。
  26. 【請求項26】 複式の視覚領域は、同心状に配置されていることを特徴と
    する請求項25記載のレンズ。
  27. 【請求項27】 レンズは、着色剤を含むことを特徴とする請求項26記載
    のレンズ。
  28. 【請求項28】 レンズは、緑色の着色剤を含み且つ透明であること特徴と
    する請求項27記載のレンズ。
  29. 【請求項29】 レンズは、環状虹彩色ゾーンを有していることを特徴とす
    る請求項26記載のレンズ。
  30. 【請求項30】 レンズは、UV遮断材料を有することを特徴とする請求項
    26記載のレンズ。
  31. 【請求項31】 レンズは、印刷されていることを特徴とする請求項26記
    載のレンズ。
  32. 【請求項32】 レンズは、タコ印刷されていることを特徴とする請求項3
    1記載のレンズ。
  33. 【請求項33】 可撓性パッドが、レンズの表面にパターンを付けるために
    レンズの表面に当てて押し下げられることを特徴とする請求項31記載のレンズ
  34. 【請求項34】 第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域は、
    レンズの第1の表面上に設けられ、トーリック面が、レンズの第2の表面上に設
    けられていることを特徴とする請求項26記載のレンズ。
  35. 【請求項35】 細菌発育阻止又は無菌溶液中に入れられた無菌パッケージ
    入りコンタクトレンズから成るコンタクトレンズ用眼鏡キットであって、前記レ
    ンズは、第1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域を含む複式の領域
    から成り、第2の視覚領域は、第1の視覚領域と第3の視覚領域との間に位置し
    、第1、第2及び第3の視覚領域は、凹の方向が変わらないレンズの表面プロフ
    ィールの一部を形成していることを特徴とする眼鏡キット。
  36. 【請求項36】 レンズは、バイアル内に固定されていることを特徴とする
    請求項35記載の眼鏡キット。
  37. 【請求項37】 レンズは、ブリスターパッケージ内に固定されていること
    を特徴とする請求項35記載の眼鏡キット。
  38. 【請求項38】 湿潤剤を更に有することを特徴とする請求項35記載の眼
    鏡キット。
  39. 【請求項39】 コンタクトレンズの使用法であって、ユーザが自分の目の
    瞳孔上にコンタクトレンズを装着する段階を有し、前記コンタクトレンズは、第
    1の視覚領域、第2の視覚領域及び第3の視覚領域を含む複式の領域から成り、
    第2の視覚領域は、第1の視覚領域と第3の視覚領域との間に位置し、第1、第
    2及び第3の視覚領域は、凹の方向が変わらないレンズの表面プロフィールの一
    部を形成していることを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】 コンタクトレンズの中央に設けられていて、近距離の物体
    を見るように構成された直径が1.2mm〜2.1mmの第1の球面ゾーンと、第1
    の球面ゾーンの周りの非球面ゾーンと、非球面ゾーンの周りに位置していて、遠
    距離の物体を見るように構成された第2の球面ゾーンとから成ることを特徴とす
    る多焦点コンタクトレンズ。
  41. 【請求項41】 第1の球面ゾーンの直径は、1.5mm〜1.9mmであるこ
    とを特徴とする請求項40記載のコンタクトレンズ。
  42. 【請求項42】 第1の球面ゾーンの直径は、1.86mmであること特徴と
    する請求項41記載のコンタクトレンズ。
  43. 【請求項43】 第1の球面ゾーンの直径は、1.83mmであること特徴と
    する請求項41記載のコンタクトレンズ。
  44. 【請求項44】 非球面ゾーンのレンズ内径は、1.2mm〜2.1mmであり
    、そのレンズ外径は、2.3mm〜3.0mmであることを特徴とする請求項40記
    載のコンタクトレンズ。
  45. 【請求項45】 第2の球面ゾーンのレンズ内径は、2.3mm〜3.0mmで
    あり、そのレンズ外径は、4.0mm〜8.4mmであることを特徴とする請求項4
    0記載のコンタクトレンズ。
  46. 【請求項46】 第1の球面ゾーンは、約1.5mm2 〜3.5mm2 の範囲の
    面積を有していること特徴とする請求項40記載のコンタクトレンズ。
  47. 【請求項47】 第2の球面ゾーンは、約1mm2 〜6mm2 の範囲の面積を有
    していること特徴とする請求項40記載のコンタクトレンズ。
  48. 【請求項48】 レンズは、水晶体眼内レンズであること特徴とする請求項
    40記載のコンタクトレンズ。
  49. 【請求項49】 レンズは、無水晶体眼内レンズであること特徴とする請求
    項40記載のコンタクトレンズ。
  50. 【請求項50】 レンズは、目の後眼房に移植されていることを特徴とする
    請求項40記載のコンタクトレンズ。
  51. 【請求項51】 レンズは、目の前眼房に移植されていることを特徴とする
    請求項40記載のコンタクトレンズ。
  52. 【請求項52】 レンズは、目の水晶体包に移植されていることを特徴とす
    る請求項40記載のコンタクトレンズ。
  53. 【請求項53】 レンズは、目の角膜に移植されていることを特徴とする請
    求項40記載のコンタクトレンズ。
  54. 【請求項54】 レンズは、装用期間が長くなったコンタクトレンズであり
    、コンタクトレンズは、目の中で1日〜30日間連続装用できることを特徴とす
    る請求項40記載のコンタクトレンズ。
  55. 【請求項55】 レンズは、頻繁に交換されるコンタクトレンズであり、レ
    ンズは、1週間〜12週間で交換されることを特徴とする請求項40記載のコン
    タクトレンズ。
  56. 【請求項56】 レンズは、使い捨てコンタクトレンズであること特徴とす
    る請求項40記載のコンタクトレンズ。
  57. 【請求項57】 レンズは、1日限りの使い捨てコンタクトレンズであるこ
    と特徴とする請求項40記載のコンタクトレンズ。
  58. 【請求項58】 レンズは、硬質コンタクトレンズであること特徴とする請
    求項40記載のコンタクトレンズ。
  59. 【請求項59】 レンズは、ガス浸透性硬質コンタクトレンズであること特
    徴とする請求項40記載のコンタクトレンズ。
  60. 【請求項60】 トーリック面の部分を更に有することを特徴とする請求項
    40記載のコンタクトレンズ。
  61. 【請求項61】 UV遮断材料を更に有することを特徴とする請求項40記
    載のコンタクトレンズ。
  62. 【請求項62】 UV遮断材料は、ベンゾトリアゾールを含むことを特徴と
    する請求項61記載のコンタクトレンズ。
  63. 【請求項63】 ベンゾフェノンを更に含むことを特徴とする請求項62記
    載のコンタクトレンズ。
  64. 【請求項64】 着色剤を更に含むことを特徴とする請求項60記載のコン
    タクトレンズ。
  65. 【請求項65】 オーダメードのレンズを製造する方法であって、ユーザの
    瞳孔サイズ及びレンズの所要加入屈折力のうち少なくとも一方を測定する工程と
    、複式の視覚領域を有する多焦点レンズを製造する工程と、該工程は、ユーザの
    要望に合うよう球面及び非球面領域を寸法決めする工程及びレンズにユーザの所
    要加入屈折力に対応する加入屈折力を与える工程のうち少なくとも一方を含むこ
    とを特徴とする方法。
  66. 【請求項66】 レンズは、着色剤を含むことを特徴とする請求項65記載
    の方法。
  67. 【請求項67】 レンズは、印刷されていることを特徴とする請求項65記
    載の方法。
  68. 【請求項68】 レンズは、タコ印刷されていることを特徴とする請求項6
    5記載の方法。
  69. 【請求項69】 可撓性パッドが、パターンを付けるためにレンズの表面に
    当てて押し下げられることを特徴とする請求項68記載の方法。
  70. 【請求項70】 顔料、強調剤及び活性化溶液を含むインキが用いられるこ
    と特徴とする請求項69記載の方法。
  71. 【請求項71】 レンズは、環状虹彩色ゾーンを有していることを特徴とす
    る請求項65記載の方法。
  72. 【請求項72】 レンズは、UV遮断材料を有することを特徴とする請求項
    65記載の方法。
  73. 【請求項73】 レンズは、トーリック面の部分を有することを特徴とする
    請求項65記載の方法。
  74. 【請求項74】 トーリック面は、レンズの前側表面上に設けられ、複式の
    視覚領域は、レンズの後側表面上に設けられていることを特徴とする請求項73
    記載の方法。
  75. 【請求項75】 トーリック面部分は、成形され、複式の視覚領域は、旋盤
    により切削加工されていることを特徴とする請求項61記載の方法。
  76. 【請求項76】 虹彩に隣接したレンズ領域は、実質的に光吸収性の色の破
    線の帯を含むことを特徴とする請求項65記載の方法。
  77. 【請求項77】 レンズは、不透明な着色剤を含むことを特徴とする請求項
    65記載の方法。
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