JP2002521562A - 二相鋼の製造方法及び製造装置 - Google Patents

二相鋼の製造方法及び製造装置

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JP2002521562A JP2000561368A JP2000561368A JP2002521562A JP 2002521562 A JP2002521562 A JP 2002521562A JP 2000561368 A JP2000561368 A JP 2000561368A JP 2000561368 A JP2000561368 A JP 2000561368A JP 2002521562 A JP2002521562 A JP 2002521562A
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Abstract

(57)【要約】 ロールスタンド(1)における最後の成形ステップ後に所期の冷却によって製造され、その際フェライト70〜90%かつマルテンサイト30〜10%から成る二相組織が調整される二相鋼(2)の製造の際に、鋼寸法及びストリップ速度とは無関係に二相組織の調整を行うために、本発明によれば前後に配設されている水冷段(7)を有する冷却区間(6)における冷却を、ゆるやかな冷却の形で実施することが提案される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼の冷却中特にその仕上げ圧延後の水冷によって、制御された温度
管理及び特定された冷却方針によって、熱間圧延された状態から70〜90%の
フェライトと30〜10%のマルテンサイトとから成る二相組織を有する二相鋼
を製造する方法であって、その際第1冷却段で冷却曲線はフェライト 領域に入り 、必要なフェライト 割合に達した後に第2冷却段でマルテンサイト開始温度の下 方の温度に冷却される前記方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼の相応する冷却によって得られる組織変更は、公知である。例えばドイツ国
特許出願第4416752号明細書には、熱間幅広ストリップの製造方法が記載
されており、その際連続鋳造機械と補償炉との間の第1変態の前にブラームの表
面温度がオーステナイトからフェライト への組織変更が調整される限り(程度に )十分な深さ(2mm)に低下される。この際冷却時間は、少なくともオーステ
ナイトの70%がフェライト /パーライトに変態されるように選択される。補償 炉においては、これに続いてオーステナイト粒度境界の新たなオリエンテーショ
ンを伴ってオーステナイトにおける変態が行われる。この方法でスクラップ、第
2選択、特に銅割合を有する一次オーステナイトの粒度境界への銅の不所望な集
積なしに生材料として使用されることができることが達成される。
【0003】 二相鋼の製造では、同様に生じる組織変更が得られた冷却によって利用される
が、しばしば変態が行われた後である。二相組織の調整は、その際実質的に装置
技術的に可能な冷却速度及び鋼組成に依存する。二相鋼の製造の際に第1冷却段
階における十分なフェライト 形成が重要である。
【0004】 十分なフェライト 形成は、続いて行われる空冷を伴う例えば水冷により略62 0℃〜650℃の温度で装置技術的に達成される。空冷の持続は第2冷却段階が
開始される前にオーステナイトの少なくとも70%がフェライト に変態されるよ うに選択される。第1冷却段階の間並びに空冷の間はパーライト変態が回避され
るべきである。
【0005】 第2冷却段階において、ストリップ巻き取り温度がマルテンサイト温度の下方
に達するような冷却容量が存在しなければならない。その場合にのみフェライト 及びマルテンサイトを構成部分に有する二相組織の形成が確保される。この公知
の仕上げは小さいストリップ速度の場合は問題無い、そのわけは第1冷却段階の
終了後にマルテンサイト変態のための十分な冷却容量が存在するからである。
【0006】 非常に高いストリップ速度では、勿論第2冷却段階の開始が、続くマルテンサ
イト形成が不完全に行われるか、全く行われない程度に付設の冷却区間において
ずらされることができる、そのわけは必要な低い温度(220℃以下)の調整の
ための冷却容量が不十分だからである。それからフェライト 、ベーナイト、マル テンサイトをある割合で有して成る混合組織が生じ、混合組織は純粋な二相組織
の所期の機械的特性を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この技術水準から出発して、本発明発明の課題は、二相鋼の製造のための方法
及び装置を提供し、それによって高いストリップ速度でもオーステナイトからフ
ェライト への迅速かつ量的に十分な組織変更を可能にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、方法的には請求項1に特定された措置、即ち、第1冷却段階の間
鋼の冷却曲線は、冷却曲線がフェライト形成が迅速に行われることができかつ第
2冷却段階の開始前に既にオーステナイトの少なくとも70%がフェライトに変
態されているような高い温度でフェライト領域に入るように、20K/s〜30
K/sの低い冷却速度に調整されることによって解決される。
【0009】 しかし公知の方法よりも低い冷却速度による本発明による緩やかな冷却によっ
て、冷却曲線は公知の方法の場合よりも高い温度で時間的に遅れてフェライト領
域に入り、即ちオーステナイトからフェライトへの変態は、公知の方法の場合よ
りも高い温度で幾分遅れて開始され、そして変態は、高い温度に基づいてより迅
速にも行われる。できる限り迅速に、同時に高い変態温度でフェライト領域に達
する場合には作用は好適である。
【0010】 その際公知の方法に対して少なくとも70%の変態程度は、続いて行われるマ
ルテンサイト形成のために所定の冷却区間に充分な冷却容量がある程早期に達成
される。即ち第1冷却段階後にオーステナイトの充分多くの量がフェライトに変
態され、その結果さもなければ通常の空冷が不要にされ得かつ第2冷却段階が第
1冷却段階に直接続いて行われることができる。
【0011】 所望の低い冷却速度で冷却を実施するために、本発明によればゆるやかな冷却
の原理が適用される。このことは、互いに間隔をおいて前後に配置された水冷段
から水が冷却物上にもたらされる水冷である。水冷段の数、それらの相互間隔並
びに水冷段の有効長さの影響力によって、冷却速度若しくは供給される水量が、
冷却物(その冷却物質量及び又は冷却物表面)に最適に適合される。冷却は、無
段階に変えられる冷媒量によっても実現されることができる。
【0012】 冷却物への適合によって、緩やかな冷却が、−迅速な冷却による公知の方法の
場合のような−危険が存在することなしに、冷却曲線が急激過ぎる冷却によって
先にフェライト領域を通り過ぎることなしに、所望の変態程度が達成されるまで
の間時間的に引き延ばされる。
【0013】 技術水準による冷却と比較して、ゆるやかな冷却又は無段階に変えられる冷媒
量の場合には変態温度に達するまでに僅かな水しか調達されない。この差水量は
、フェライトから残留オーステナイト中に炭素混合物形成を促進しかつフェライ
ト形成を加速するために、変態の間中供給される。残留したオーステナイト領域
は、既に20〜30K/sの冷却速度でマルテンサイトに変態される程度に富化
されている。
【0014】 充分なフェライト形成を保証するために、空気冷却のための特定された保持時
間が最早必要ないので、二相鋼の製造は冷却区間の一部で行われることができる
。その際冷却区間の利用された部分は、空冷による公知の方法の場合よりも非常
に短い。
【0015】 空冷なしに二相鋼のための必要な組織成分が調整されることができる場合、経
営者にとって本質的な利点が生じる。二相鋼の製造のために僅かしか装置構成部
分を必要としない。同時に従来に比して変わったプロセスパラメータ及びストリ
ップパラメータ(例えば高いストリップ速度)を有する製造多様化が拡げられる
ことができる。
【0016】 本発明の方法の実施のための装置は、仕上げロールスタンドの後方に配設され
ていて、互いに間隔をおいて配設されている複数の水冷区間又は無段階に変えら
れる冷媒量から成る冷却区間によって特徴づけられている。水冷段の数、その有
効長さ及びその相互間隔は、本発明によれば変更可能であり、その結果この冷却
区間は冷却物の可変大きさ並びに相異なるストリップ速度に簡単な方法で適合さ
れることができる。
【0017】 本発明の他の利点、詳細及び特徴は、図面に図式的に表された実施例の次の説
明から把握される。
【0018】
【実施例】
図1には、最後の仕上げロールスタンド1、圧延物若しくは冷却物1及び転向
ロール若しくは駆動体4を備えた巻取り機3とから成る圧延ラインの端が図式的
に表されている。圧延ラインのこの部分の上方には、2つの相異なる冷却区間が
記載されている。技術水準による冷却区間5による連なっている注がれる水供給
によって冷却物2の早期の、迅速な冷却が行われる。冷却区間6には、本発明に
よれば互いに間隔をおいて水冷段7が配設されており、それによって冷却が緩や
かに行われる。
【0019】 相異なる冷却方法5、6によって得られる相異なる変態結果は、次の図式的図
を例として記載される。
【0020】 図2において、公知の方法による冷却の場合の冷却曲線9の時間−温度−変態
−図がそして緩やかな冷却の場合の冷却曲線10が表されており、その際横座標
には時間Zが、そして縦座標には温度T°Cが表されている。
【0021】 冷却曲線9は、今日普通に使用されている方針(後に空冷を伴って、特定の巻
取り温度への早期、かつ迅速な冷却、その後マルテンサイト開始温度の下方の低
い温度に更に冷却すること)の場合の冷却を示す。冷却曲線は、その第1冷却段
階11で比較的早期に点8でフェライト形成のための変態領域(フェライト領域
)に達しそして第2冷却段階13によって点17でマルテンサイト開始温度の下
方の温度(M=マルテンサイト、B=ベ−ナイト、P=パーライト)への更なる
冷却が行われる前に、空冷による保持時間のためにこの領域(F)で比較的長く
留まる。
【0022】 これに対して冷却曲線9に比して緩やかな冷却の場合のその第1冷却段階14
による冷却曲線10は、先ず遅れて点15でフェライト領域Fに達する。フェラ
イト領域Fに達した後先ず緩やかな冷却が保持されるので、空冷による時間のか
かる保持時間は必要なくかつ冷却曲線10は、時間的に早期にフェライト領域F
を通り過ぎる。
【0023】 その際緩やかな冷却曲線は、フェライト領域Fの内方で、所望の変態程度が達
成されるまでの間正しく保持される。その後直ちに第2冷却段階16で更なる冷
却が行われる。
【0024】 記載された相異なる冷却方針、公知の迅速な冷却及び緩やかな冷却によって達
成可能なオーステナイト変態は、次の両図示、即ち図3及び4から把握され、そ
の際それによって横座標には冷却時間Zが秒で、縦座標にはフェライトへのオー
ステナイト変態の変態程度Uが表されている。
【0025】 迅速な冷却(図3)では、冷却曲線9の第1冷却段階11の間、先ず略53%
まで強力にフェライト形成が行われ、それからフェライト形成は次の空冷12で
は略62%に増大する。しかしこれでは、二相鋼の製造のためには尚不十分であ
る。
【0026】 これに対して冷却曲線10による緩やかな冷却(図4)では、同一の時間に既
に第1冷却段階14で明らかに高いフェライト含有量になりかつ第2冷却段階1
6が開始される前に既にオーステナイトの略82%が変態される(今日製造され
る二相鋼は一般に>80%フェライトの割合を有する)。
【0027】 本発明は、図示された例の冷却曲線に制限されずに、本発明の意味で高い変態
温度に繋がる無段階に変えられる冷媒量による冷却システムにおける例のような
他の冷却曲線も可能である。本発明はまた、水冷に制限されず、高い温度でフェ
ライト領域の早期達成に繋がる他の冷却システムも使用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、迅速な冷却及び緩やかな冷却の図式図並びに圧延ラインにおけるその
付設を示す図である。
【図2】 図2は、時間−温度−変態の関係を示す図である。
【図3】 図3は、迅速変態の場合のオーステナイト変態の程度を示す図である。
【図4】 図4はゆるやかな冷却の場合のオーステナイト変態の度合を示す図である。
【符号の説明】
1 仕上げロールスタンド 6 冷却区間 7 水冷段 10 冷却曲線 14 第1冷却段階 16 第2冷却段階
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月3日(2000.8.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 非常に高いストリップ速度では、勿論第2冷却段階の開始が、続くマルテンサ
イト形成が不完全に行われるか、全く行われない程度に付設の冷却区間において
ずらされることができる、そのわけは必要な低い温度(220℃以下)の調整の
ための冷却容量が不十分だからである。それからフェライト 、ベーナイト、マル テンサイトをある割合で有して成る混合組織が生じ、混合組織は純粋な二相組織
の所期の機械的特性を有する。 ヨーロッパ特許出願第0747495号明細書から、その組織が少なくとも7
5%のフェライト と少なくとも10%のマルテンサイトとを有する熱間圧延され た鋼板の製造方法が公知である。製造のために、鋼は、熱間圧延後に所期の冷却
を施され、かつ第1冷却段階で2〜15℃/sの冷却速度で8〜40秒の時間内
にAr1点と730℃との間の温度に冷却され、その後第2冷却段階で1秒当たり
20〜150℃の冷却速度で300℃の温度に冷却される。選択的に第1冷却段
階に先行して、Ar3点の温度以下にまで達する20〜150℃/sの冷却速度に
よる急速な冷却が行われる。 1982年9月30日付の日本国特許第191(Cー127) VOL006の
特許抄録及び1982年6月29日付の日本国特許出願第57104650号明
細書(神戸製鋼所)から、フェライトと1〜30%のマルテンサイトとから成る
熱間圧延された鋼板の製造方法が公知であり、鋼板は同様に2段階で冷却される
。先ずこの公知の方法では緩やかにAr1変態点及び550℃まで5〜30℃/s
の冷却速度で冷却され、これに続いて第2冷却段階で>30℃/sの急速な冷却
速度で350℃〜500℃の範囲の温度まで冷却される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼の冷却中特にその仕上げ圧延後の水冷によって、制御され
    た温度管理及び特定された冷却方針によって、熱間圧延された状態から70〜9
    0%のフェライトと30〜10%のマルテンサイトとから成る二相組織を有する
    二相鋼を製造する方法であって、その際第1冷却段階で冷却曲線はフェライト 領 域に入り、必要なフェライト 割合に達した後に第2冷却段階でマルテンサイト開 始温度の下方の温度に冷却される前記方法において、 第1の冷却段階(14)の間、鋼の冷却曲線(10)が、フェライト形成が急
    速に行われることができかつ第2冷却段階(16)の開始前に既にオーステナイ
    トの少なくとも70%がフェライトに変態されるような高い温度で冷却曲線(1
    0)がフェライト 領域に入るような20Ks/s〜30Ks/sの低い冷却速度 に鋼の冷却曲線(10)が調整されることを特徴とする前記装置。
  2. 【請求項2】 第2冷却段階(16)が、空冷の中間接続なしにかつ保持時
    間なしに直接第1冷却段階(14)に続いて行われることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1冷却段階(14)における冷却が、前後に間隔をおいて
    配設された水冷段(7)によって又は冷媒量を無段階に変更可能な冷却システム
    で緩やかな冷却によって行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法
  4. 【請求項4】 少なくとも70%の所期のフェライト含有量までオーステナ
    イトのフェライトへの変態の間緩やかな冷却が続行されることを特徴とする請求
    項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 熱間圧延された状態から二相鋼を製造するための請求項1か
    ら4までのうちのいずれか1つに記載の方法を実施するための装置において、 最後の仕上げロールスタンド(1)の後方に配設されていて互いに間隔をおい
    て配設された複数の水冷段(7)を備えた又は冷却媒体を無段階に変更可能な冷
    却システムを備えた水冷区間(6)を特徴とする前記装置。
  6. 【請求項6】 水冷段(7)の数、その有効長さ及びその相互間隔が、変更
    可能又は流量調整の際に無段階に調整可能であることを特徴とする請求項5に記
    載の装置。
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DE19833321.8 1998-07-24
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