JP2007098414A - 圧延装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼板の生産性を落とすことなく、当該鋼板の金属学的組織を良好にする冷却温度制御を行うことのできる圧延装置を提供する。
【解決手段】圧延機と圧延が終了した圧延材2を冷却する冷却装置とを備える圧延装置1において、冷却装置6に装入される圧延材2の冷却開始板温度を所定の値に調整可能とする冷却開始温度制御装置10を、圧延ラインKに対してオフラインとなるように設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧延機により圧延材を熱間圧延した後に該圧延材を冷却装置により強制冷却する圧延装置に関する。
周知の如く、圧延装置により厚板等の鋼板を製造する際には、圧延機によりスラブ形状の鋼材である圧延材を熱間圧延して所定の厚さや幅にし、その後、該圧延材を冷却装置により強制的に冷却している。
この工程を材料学的又は金属学的に考えるならば、まず、圧延のため加熱されてオーステナイト組織となっている圧延材を、圧延後に空冷することでA3変態点以下の温度としてフェライト変態を起こさせ、フェライトと未変態のオーステナイトとが混在する組織とする。さらに冷却を進めることで、未変態のオーステナイトが、パーライトと呼ばれるフェライトとセメンタイトとの複相した組織やベイナイト組織などの第2相となる。
ところで、近年、ユーザーからの製品品質に対する要望は厳しく、高強度や高靱性に加えて降伏比の低減や疲労亀裂伝播特性の抑制など新たな付加機能を有する圧延材の供給が要求されている。このような特性を得るためには、圧延材中の軟質なフェライトと硬質な第2相との割合などを最適にコントロールすることが望ましい。しかしながら、従来の冷却装置では、かかる制御、特にフェライト組織を最適に制御することが難しく、このような特性を得ることが困難なため、例えば、圧延材を軟質のフェライトと硬質の第2相とからなる組織とした上で、さらに所定の熱処理を行い、硬質の第2相を再度変態させることで高品質な組成を有する鋼板を製造する等の新たな技術が必要となっていた。
このような要求に対応すべく、幾つかの技術が既に開発されている。
例えば、特許文献1には、熱間圧延終了後に所定時間の放冷(空冷)を行うことで、軟質のフェライトと硬質の第2相とが混在する組織を作ることができ、高い靱性と低降伏比とが実現された鋼板を製造する技術が開示されている。
特許文献2に開示された圧延装置は、圧延機と冷却装置との間に誘導加熱装置を備えるものとなっている。この誘導加熱装置は、圧延中又は圧延後における圧延材の温度不均一を無くすために当該圧延材を誘導加熱する。
特許文献3に記載された圧延装置は、冷却装置の下流側であって圧延ラインからバイパスされたライン上に熱処理炉が配置された構成となっている。
この圧延装置を用いることで、強制冷却された鋼板をオンラインで連続して熱処理(焼き戻し処理)することができ、品質のよい鋼板を製造することが可能である。加えて、一度ラインを外れたところ(オフライン)で熱処理しなければならない従来の圧延装置に比べて作業効率が向上し、生産性を落とすこと無く大量の熱処理を効率的に行うことができるものとしている。
特開2003−105439号公報 特開昭63−126608号公報 特開2002−212626号公報
しかしながら、高品質な組成を有する鋼板を製造すべく、特許文献1に記載された技術を実際の圧延装置に適用した場合、圧延材を冷却装置の手前で所定の時間(最大180秒)だけ待機させ空冷を行う必要がある。この空冷により圧延ライン上に圧延材が待機する状況が発生するため、次圧延を行うことができない状態となり、生産性が著しく低下することになる。すなわち、特許文献1の技術は、材料品質が高い鋼板を製造できるものの、生産性が非常に悪い操業となり、実際の生産ラインに採用するには困難がある。
特許文献2の技術は、冷却装置の上流側に誘導加熱装置を備えるものであるため、冷却装置に入る前の圧延材を加熱することができ、金属学的特性が良好な鋼板を製造することも可能であるが、特許文献1と同様に、圧延材加熱時に圧延ライン上に圧延材が待機する状況が発生するため、生産性が著しく低下する。
一方、特許文献3の技術は、冷却装置で強制冷却された後の鋼板をオンラインで焼き戻しできる構成を有しているため、生産性を阻害することは少ないと思われる。しかしながら、冷却装置で冷却された圧延材を再加熱するものであるため、「軟質のフェライトと硬質の第2相とからなる組織とした上で、さらに所定の熱処理を行い、硬質の第2相を再度変態させる」といった「変態制御」を行うことは不可能である。
現状、ユーザーの高いニーズに応えるために挙がってきている現場からの要求は、鋼板の生産性を落とすことなく、前述したような変態制御を行うことのできる圧延装置であって、そのような圧延装置は、次圧延材の圧延作業を邪魔することなく且つ冷却装置の入側において現圧延材の板温度をコントロールすることによって初めて実現可能である。このような圧延装置は、特許文献1〜特許文献3のいずれとも異なり、仮に特許文献1〜特許文献3を如何様に組み合わせたとしても導出することは困難である。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、鋼板の生産性を落とすことなく、当該鋼板の金属学的組織を良好にできる圧延装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明にかかる技術的手段は、圧延材を熱間圧延する圧延機と該圧延機の圧延ライン下流側に配置され且つ圧延が終了した圧延材を冷却する冷却装置とを備える圧延装置において、前記冷却装置に装入される際の圧延材の板温度である冷却開始板温度を所定の値に調整可能とする冷却開始温度制御装置が、前記圧延ラインに対してオフラインとなる位置に設けられていることを特徴とする。
これによれば、圧延ラインからライン・オフした圧延材の板温度を、変態制御に必要な冷却開始板温度に調整することができ、製品鋼板の材料学的又は金属学的特性を良好にすることができる。加えて、現圧延材を温度調整のために滞留状態としたとしても、現圧延材は圧延ラインに対してオフラインとなっているため、圧延ライン上での次圧延材の移送が阻害されることが無く、圧延装置全体での生産性が著しく向上する。
好ましくは、前記冷却開始温度制御装置は、前記圧延ラインに対しオフラインとなる位置に設けられ、且つ圧延材の板温度を調整可能な温度調整手段と、前記圧延機と冷却装置との間に配設され、且つ圧延ライン上を移動する圧延材を当該圧延ラインから離脱させて前記温度調整手段へ搬送するシフト搬送手段と、を有する構成とするとよい。
この構成によれば、シフト搬送手段により、圧延ライン上の圧延材を当該圧延ラインから容易に離脱させることができ、オフライン状態の圧延材を温度調整手段により所定の冷却開始板温度にすることが可能となる。
なお、前記温度調整手段は、圧延材を空冷する空冷ゾーンから成る構成を有するとよい。また、温度調整手段は、圧延材を加熱する加熱装置であってもよく、圧延材を水冷により冷却する冷却装置であってもよい。温度調整手段として、圧延材からの放熱を抑制する保温ゾーンからなる構成であってもよい。
こうすることで、温度調整手段において、圧延材の温度を徐々に下げることもできたり(空冷ゾーン)、再度上昇させることもできたり(加熱装置)、急冷することもできる(水冷装置)。加えて、ある時間だけ一定とすることもできる(保温ゾーン)。
以上述べた圧延装置は、圧延が終了した圧延材をシフト搬送手段により圧延ラインから離脱させた上で温度調整手段まで搬送し、該温度調整手段により圧延材の板温度が冷却開始板温度となるように調整し、該冷却開始板温度になった圧延材をシフト搬送手段により再び圧延ライン上に払い出して、該払い出された圧延材を冷却装置により強制冷却するように制御する制御装置を有するとよい。
また、本発明にかかる技術的手段として、前記冷却開始温度制御装置は、圧延機と冷却装置との間に配置され、且つ圧延材を圧延ラインの上方に吊り上げ可能なリフト搬送手段を有しており、該リフト搬送手段により吊り上げられ圧延材が位置する場所が、圧延材を空冷する空冷ゾーンとなっている構成を採用することもできる。
こうすることで、圧延が終了した圧延材をリフト搬送手段により空冷ゾーンまで移動させ、該空冷ゾーンでの放冷により、圧延材の板温度を所定の冷却開始板温度まで冷却することができるようになる。
この圧延装置は、圧延が終了した圧延材をリフト搬送手段により空冷ゾーンまで移動させ、該空冷ゾーンで圧延材の板温度が冷却開始板温度となるように調整し、該冷却開始板温度になった圧延材をリフト搬送手段により再び圧延ライン上に払い戻し、該払い戻された圧延材を冷却装置により強制冷却するように制御する制御装置を有するとよい。
本発明にかかる圧延装置を用いることで、材料学的又は金属学的特性が良好となっている鋼板を、生産性を落とすことなく製造することができる。
以下、本発明にかかる圧延機の制御方法を、図を基に以下説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明にかかる圧延装置1の概略が示されている。この圧延装置1は厚鋼板を製造するものであって、上流側に圧延材2を加熱する加熱炉(図示せず)を有し、加熱炉の下流側には一対のワークロールと一対のバックアップロールとを備える粗圧延機(図示せず)が備えられている。
粗圧延機の下流側には、一対のワークロール3,3と一対のバックアップロール4,4とを備える仕上げ圧延機5が設けられている。
仕上げ圧延機5の下流側には、仕上げ圧延機5で圧延が終了した圧延材2を冷却する加速冷却装置6(冷却装置)が設けられている。加速冷却装置6は、圧延材2に水や空気を吹き付けたりして圧延材2を強制的に冷却し、所定の板温度を実現する。
加熱炉と粗圧延機の間、粗圧延機と仕上げ圧延機5との間、仕上げ圧延機5と加速冷却装置6との間には、圧延材2を搬送する搬送手段7が設けられており、この搬送手段7は、複数の駆動ロール又はフリーロールが連設されてなる。駆動ロールを駆動させることで圧延材2を下流側へ移送したり、逆駆動によって上流側に搬送し仕上げ圧延機5や粗圧延機でのリバース圧延を可能としている。
圧延材2は、加熱炉で加熱された後、搬送手段7で粗圧延機へ移送されて圧延され、その後、搬送手段7で仕上げ圧延機5に移送されて再度圧延を施されて、加速冷却装置6へ運ばれて強制冷却される。このような圧延材2の流れ方向を圧延ラインKと呼ぶ。なお、加速冷却装置6の前面(上流側)に圧延材2の平坦度を矯正するための熱間矯正機を設けてもよい。
以上述べた圧延装置1の構成は、従来からある圧延装置と略同様であるが、それに加え、本実施形態の圧延装置1は、加速冷却装置6に入る圧延材2の板温度である「冷却開始板温度」を所定の温度に制御可能とする冷却開始温度制御装置10を有している。この冷却開始温度制御装置10は、圧延ラインKに対してオフラインとなるように設けられている。
詳しくは、冷却開始温度制御装置10は、圧延ラインK上を移動する圧延材2を当該圧延ラインKから横方向(圧延ラインKに略垂直方向の搬送ラインN)にライン・オフさせるシフト搬送手段11と、シフト搬送手段11により搬送された圧延材2の板温度を調整する温度調整手段12とを有している。
シフト搬送手段11は、駆動ロールやフリーロールが連設されてなる帯状の搬送機構やシフトテーブルなどにより搬送するシステムであり、その基端側は、仕上げ圧延機5の下流側であって加速冷却装置6の上流側、すなわち仕上げ圧延機5と加速冷却装置6とをつなぐ搬送手段7の中途部に連結するように設けられている。ゆえに、搬送手段7上を下流側に移送される圧延材2は、シフト搬送手段11により当該搬送手段7からその側方に離脱可能となる。
シフト搬送手段11の中途部〜先端側には、温度調整手段12が設けられている。本実施形態の場合、温度調整手段12は、シフト搬送手段11の中途部に設けられた空冷ゾーン13であり、この空冷ゾーン13に配置された圧延材2は放冷状態となり、空気との熱伝達率に応じた冷却が進むことになる。
この空冷ゾーン13の上方には、当該空冷ゾーン13に配置された圧延材2の板温度を計測可能な板温度計14が設置されている。板温度計14は放射温度計から構成されることが好ましい。板温度計14に代えて、超音波などを用いることで金属組織を測定可能な「変態率センサ」等を設けることによって、更なる高度な制御も可能である。
加えて、温度調整手段12は、シフト搬送手段11の先端部に設けられた保温ゾーン15を有している。保温ゾーン15は、シフト搬送手段11の先端部の上方や側方に断熱材等で構成された保温壁や保温カバー体が配置される構成となっており、圧延材2の周囲を断熱材が取り囲むものとなっている。保温ゾーン15内への圧延材2の出入りが可能なように、前述した保温壁や保温カバー体の一部(シフト搬送手段11側)は開閉自在となっている。保温ゾーン15内に装入された圧延材2の板温度は略一定のままで推移するようになる。
次に、圧延が終了した圧延材2が冷却されることで、その組織が金属学的にどのように変化するかを述べることにする。なぜならば、本発明にかかる冷却開始温度制御装置10は、金属学的組織が良好な圧延材を得るべく、冷却開始板温度を制御するものだからである。
図2は、加熱された圧延材(鋼)を連続冷却した場合、その内部でどのような変態が起き組織が変わるかを示した「連続冷却変態曲線(CCT曲線)」の一例である。横軸が時間を示し縦軸が板温度を示している。
この図において、オーステナイト状態にある圧延材2を、L1の冷却曲線のように急速に冷却した場合(例えば、冷却速度30℃/sec)、圧延材2はマルテンサイト組織Mを有するものとなり、焼きが入った状態となる。L2の冷却曲線のようにやや急速に冷却を行った場合(例えば、冷却速度15℃/sec)、圧延材2はベイナイト組織Bを有するものとなる。L3の冷却曲線のように冷却を行った場合(例えば、冷却速度5℃/sec)、圧延材2はフェライト組織Fとベイナイト組織Bが混在するものとなる。L4の冷却曲線のように冷却を行った場合(例えば、冷却速度0.5℃/sec)、圧延材2はフェライト組織Fとパーライト組織Pが混在するものとなる。このフェライト組織Fとパーライト組織Pが混在するものが通常の厚鋼板の組織である。
近年、厚鋼板に対する材料学的品質の要求が厳しくなり、例えば、高品質の低降伏比鋼(低YR鋼)の特性を有する厚鋼板を製造して欲しいとの要望が多くある。このような場合、仕上げ圧延機5で圧延が終わった圧延材2を、加速冷却装置6でL1〜L4冷却曲線の様に冷却するだけでは、高品質の低降伏比鋼を製造することはできない。
そこで、例えば、図3(a)に示すように、L51冷却曲線に沿った空冷(徐冷)でフェライト変態を進行させ、その後Bs点以上の温度域からL52冷却曲線に沿った強制冷却を行うことによって、第2相を強じん且つ硬質なベイナイト組織Bにすることができる。すなわち、このプロセスによって軟質なフェライト組織Fと硬質な第2相とを有する組織を高度に制御して鋼材を製造することが可能となる。
さらに、図3(b)の如く、圧延後の圧延材2をフェライト等温変態が可能な板温度で略一定時間保温して(L62曲線)、フェライト分率や粒径を高度に制御することにより、さらに特性の優れた鋼板の製造も可能となる。
以上述べたような冷却を加速冷却装置6だけを用いることで実現することは不可能ではない。しかしながら、当該冷却では徐冷によるフェライト変態の制御を行う必要があり、圧延ラインK上にオンラインで設置されている加速冷却装置6で圧延材2の徐冷を行った場合、圧延ラインK上に圧延材2が滞留することとなって、圧延装置1全体の生産性が著しく落ちることになる。現圧延材2Aが低降伏比鋼であって、それに続く次圧延材2Bが急冷可能な鋼の場合などは、生産性の低下が特に著しい。
しかしながら、本実施形態にかかる圧延装置1を用いることで、厚鋼板の生産性を落とすことなく、当該厚鋼板の金属学的組織を良好にし材料学的特性をよくする冷却温度制御を行うことができる。
以下、本実施形態の圧延装置1において、加速冷却装置6に入る前の圧延材2の板温度(圧延材2の冷却開始板温度)を制御する方法を以下に説明する。なお、現圧延材2Aが低降伏比鋼を要求されるものであって、次圧延材2Bが通常の鋼特性を要求されるものとする。
まず、仕上げ圧延が終了した現圧延材2Aは、搬送手段7で仕上げ圧延機5の下流側に移送される。その後、加速冷却装置6に装入されるのではなく、シフト搬送手段11により圧延ラインKからライン・オフされ、空冷ゾーン13へ移送される。
その後、空冷ゾーン13に配置された現圧延材2Aは空冷状態となり、L51冷却曲線のように温度が低下してゆく。現圧延材2Aが空冷ゾーン13に位置する間に、次圧延材2Bは圧延ラインK上を下流側に進み、仕上げ圧延機5→加速冷却装置6へと進む。
板温度計14により板温度が所定のものとなったことが確認された現圧延材2Aは、シフト搬送手段11の駆動ロールを逆転させることで、その基端側まで搬送され、搬送手段7に再び払い戻される、換言すれば圧延ラインKにオンライン状態となる。圧延ラインKに戻された現圧延材2Aは、加速冷却装置6に搬送され、図3のL52冷却曲線に沿った水冷(急冷)が行われる。
こうすることで、次圧延材2Bを圧延ラインK上に待たせることなく、現圧延材2Aの冷却状態を所望のものとすることができ、現圧延材2Aの金属学的組織を良好にでき材料特性をよいものとすることができる。
以上述べた様な圧延材2の温度制御、すなわち、どのタイミングで圧延材2を圧延ラインKから離脱すなわちライン・オフさせ、どのように板温度を調整し、どのタイミングで圧延ラインKに払い戻すか等は、圧延装置1に備えられた制御装置8により管理されている。
図4には、この制御装置8で圧延装置1を制御する手順が示されている。
まず、圧延材2の炭素濃度等を基にA3変態温度などを算出すると共に、製品に要求される金属学的組織や材料特性を基にした冷却曲線(図3のL51及びL52など)を求める。これら求められた変態温度や冷却曲線に基づいて、圧延材2の冷却開始板温度の目標値を決定する(S1)。
次に、仕上げ圧延機5で圧延が終わった後の圧延材2の板温度が、前記目標温度に等しいかどうかをチェックして(S2)、両板温度が等しければ、圧延材2をライン・オフすることなく加速冷却装置6内へ送るようにする(S8)。
もし、圧延後の板温度が前記目標温度と異なる場合には、シフト搬送手段11を用いて、圧延材2をライン・オフして温度調整手段12に移送する(S3)。当該温度調整手段12では、圧延材2を冷却したり保温したりすると共に加熱したり(詳細は後述)して、圧延材2の板温度を調整するようにする(S4)。
その後、板温度が目標温度にあるか否かをチェックすると共に、圧延ラインK上に他の圧延材2があるか否かを確認する(S5,S6)。板温度が目標温度と異なったり圧延ラインK上に他の圧延材2があった場合、S4ステップに戻るようにする。
板温度が目標温度と等しく、圧延ラインK上に他の圧延材2が存在しない場合、シフト搬送手段11の駆動ロールを反転させることで圧延材2を圧延ラインK上に戻し、加速冷却装置6に入れる(S7)。
なお、以上述べた空冷ゾーン13や保温ゾーン15において、圧延材2の直下にある駆動ロールを短時間に正逆回転させることで、圧延材2を当該ゾーン13,15を出ることなく所定距離だけ反復移動するようにすることは非常に好ましい。
なぜならば、空冷ゾーン13や保温ゾーン15に留まるように圧延材2を配置した場合、シフト搬送手段11を構成する駆動ロールやフリーロールは圧延材2の下面の決まった位置と常に接することになり、その接触部での温度低下が著しいものとなって、圧延材2下面における温度分布が不均一となる可能性大である。ところが、駆動ロールを正逆回転させる圧延材2を反復移動させると、ロールと圧延材2下面とが常に同じ場所で接しないようになり、圧延材2下面での不均一な温度降下を防止できる。
また、空冷ゾーン13に設けられている板温度計14に代えて、圧延材2の金属組織を直接計測可能な、例えば、フェライト変態測定装置を配置するようにしてもよい。このフェライト変態測定装置により、圧延材2の金属組織を直接測定し、圧延材2を圧延ラインKに戻す時間(タイミング)を制御することは非常に好ましい。
[第2実施形態]
次に、本発明にかかる圧延装置1Bの第2実施形態を述べる。
図5に示すように、本実施形態が第1実施形態と比して大きく異なる点は、シフト搬送手段11に代えて、圧延が終了した圧延材2を圧延ラインKの上方に吊り上げ可能なリフト搬送手段16を有している点にある。また、リフト搬送手段16により吊り上げられ圧延材2が位置する場所が、圧延材2を空冷する空冷ゾーン13となっている点にある。他の点においては第1実施形態と略同様である。
詳しくは、リフト搬送手段16は、圧延材2の周縁を複数位置で把持するCフック等のフック17と、該フック17の基端から延びるワイヤ18と、ワイヤ18を巻き取ることでフック17に把持された圧延材2を搬送手段7の上方に吊り上げ可能とするクレーン本体(図示せず)とから構成されている。
本実施形態の圧延装置1Bにおいて、圧延材2の冷却開始板温度を制御する方法を以下に説明する。
まず、仕上げ圧延が終了した現圧延材2Aは、搬送手段7で仕上げ圧延機5の下流側に移送される。その後、リフト搬送手段16のフック17を、圧延材2の周縁を把持するように取り付ける。そして、クレーン本体を操作させ、圧延材2を搬送手段7の上方に吊り上げ、圧延ラインKからライン・オフさせる。
リフト搬送手段16により吊り上げられた場所は空冷ゾーン13となっているため、この位置において、現圧延材2Aは空冷状態となり板温度が低下してゆく。現圧延材2Aが空冷ゾーン13に位置する間に、次圧延材2Bは圧延ラインK上、すなわち現圧延材2Aの下方を下流側に進み、仕上げ圧延機5→加速冷却装置6へと進む。
空冷ゾーン13において、板温度が予定されたものとなったことが確認された現圧延材2Aは、クレーン本体を操作させることで、搬送手段7上に載置され、圧延ラインKにオンライン状態となる。圧延ラインKに戻された現圧延材2Aは、加速冷却装置6に搬送され急冷(水冷)が行われる。
こうすることで、次圧延材2Bを圧延ラインK上に待たせることなく、現圧延材2Aの冷却状態を所望のものとすることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明にかかる圧延装置1Cの第3実施形態を述べる。
図6に示すように、本実施形態が第1実施形態と比して大きく異なる点は、冷却開始温度制御装置10Cを構成する温度調整手段12Cが、圧延材2を加熱する加熱装置20を備えることである。他の点においては第1実施形態と略同様である。
詳しくは、シフト搬送手段11の中途部からその搬送方向に略直交する方向に圧延材2を移送できる第2シフト搬送手段19が設けられており、この第2シフト搬送手段19の途中に、高周波誘導加熱により圧延材2を加熱可能とする高周波加熱装置20が設けられている。
高周波加熱装置20は、当該装置20内に第2シフト搬送手段19により搬送されてきた圧延材2に対し、渦電流を発生させるものである。この渦電流により圧延材2がジュール発熱して板温度が上昇する。
なお、図6に示すように、高周波加熱装置20が、圧延材2全体を覆う大きさを有さない場合は、圧延材2の板温度を均一化すべく、第2シフト搬送手段19上において圧延材2をその搬送ライン方向に前後移動させる。そうすることで、当該圧延材2全体を急速且つ均一に加熱することができる。
以上述べた圧延装置1において、冷却開始板温度を制御する方法を以下に説明する。
まず、圧延が終了した現圧延材2Aは、搬送手段7で仕上げ圧延機5の下流側に移送される。その後、シフト搬送手段11により圧延ラインKからライン・オフされ、第2シフト搬送手段19を介して高周波加熱装置20へ送られる。この間に現圧延材2Aの板温度は空冷により下がる。
その後、高周波加熱装置20へ装入された現圧延材2Aは加熱状態となり、温度が上昇した上でその温度のままとすることができる。そうすることで、圧延材2Aにおけるフェライト組織Fの等温保持変態が可能となる。特に高温側で等温保持すれば変態速度を抑制することができるため、圧延ラインKとの同期をより高度にとることができ生産性の面で非常に有効である。
現圧延材2Aが高周波加熱装置20に位置する間に、次圧延材2Bは圧延ラインK上を下流側に進み、仕上げ圧延機5→加速冷却装置6へと進む。
高周波加熱装置20の入側に設けられた板温度計14により予定された板温度となったことが確認された現圧延材2Aは、第2シフト搬送手段19を介してシフト搬送手段11に払い戻され、シフト搬送手段11により、再び搬送手段7に戻される。圧延ラインKに戻された現圧延材2Aは、加速冷却装置6に搬送され、急冷(水冷)が行われる。
こうすることで、次圧延材2Bを圧延ラインK上に待たせることなく、現圧延材2Aの冷却状態を所望のものとすることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明にかかる圧延装置1Dの第4実施形態を述べる。
図7に示すように、本実施形態が第1実施形態と比して大きく異なる点は、冷却開始温度制御装置10Dを構成する温度調整手段12Dが、圧延材2を水冷により冷却する第2の冷却装置(第2冷却装置21)を備えることである。他の点においては第1実施形態と略同様である。
詳しくは、シフト搬送手段11の中途部からその搬送方向に略直交する方向(図7では、圧延ラインKに沿って上流側)に圧延材2を移送できる第3シフト搬送手段22が設けられており、この第3シフト搬送手段22上に、圧延材2の表面に冷却水を噴射する水冷ノズル(図示せず)を複数備えた第2冷却装置21が設けられている。水冷ノズルからは、冷却水がスプレー状もしくはラミナ状に噴射され、圧延材2を所定の板温度まで冷却することができる。第2冷却装置21の入側(シフト搬送手段11に近い側)には、圧延材2の板温度を測る板温度計14が設けられている。
なお、図7に示すように、第2冷却装置21が、圧延材2全体を収納できる大きさを有さない場合は、圧延材2の温度降下を均一化すべく、第3シフト搬送手段22において圧延材2をその搬送ライン方向に前後移動させ、当該圧延材2全体に冷却水が均一に吹き付けられるようにことは非常に好ましい。
加えて、第1実施形態と略同様に、本圧延装置1は、シフト搬送手段11の中途部に設けられた空冷ゾーン13と、シフト搬送手段11の先端部に設けられた保温ゾーン15とを温度調整手段12Dとして備えている。
また、第3実施形態と略同様に、本圧延装置1は、シフト搬送手段11の中途部からその搬送方向に略直交する方向(圧延ラインKに沿って下流側)に圧延材2を移送できる第2シフト搬送手段19が設けられており、この第2シフト搬送手段19上に、高周波を加えることで圧延材2を加熱可能とする高周波加熱装置20が設けられている。
以上述べた圧延装置1において、冷却開始板温度を制御する方法を以下に説明する。
まず、仕上げ圧延が終了した現圧延材2Aは、搬送手段7で仕上げ圧延機5の下流側に移送される。その後、シフト搬送手段11により圧延ラインKから離脱し、第3シフト搬送手段22を介して第2冷却装置21へ移送される。この間に、現圧延材2Aの板温度は
空冷により低下する。
第2冷却装置21に配置された現圧延材2Aは、冷却水をかけられることで水冷される。現圧延材2Aが第2冷却装置21に位置する間に、次圧延材2Bは圧延ラインK上を下流側に進み、仕上げ圧延機5→加速冷却装置6へと進む。
その後、現圧延材2Aを第3シフト搬送手段22、シフト搬送手段11を介して空冷ゾーン13に移動させて、空冷(徐冷)させる。その後、現圧延材2Aはシフト搬送手段11を介して搬送手段7に再び戻されて、圧延ラインKにライン・オン状態となる。圧延ラインKに戻された現圧延材2Aは加速冷却装置6に搬送され、加速冷却が行われる。
こうすることで、次圧延材2Bを圧延ラインK上に待たせることなく、現圧延材2Aの冷却状態を所望のものとすることができる。
なお、所望とする金属学的組織や材料特性を得るために、現圧延材2Aを昇温する必要があれば、第2シフト搬送手段19を介して加熱装置20に入れるとよい。板温度一定とする必要があれば、現圧延材2Aを保温ゾーン15に配置するようにしたらよい。例えば、A3変態点前後で加熱冷却を繰り返すことによりオーステナイト粒径が微細化するため、現圧延材2Aを、第2冷却装置21と加熱装置20との間で複数回往復させることで、非常に微細組織であって、軟質のフェライト組織Fと硬質の第2相とが均一に存在する新しい金属組織を備えたものとすることができるようになる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
すなわち、各実施形態における空冷ゾーン13、保温ゾーン15、加熱装置20、第2冷却装置21のそれぞれの位置関係は、これに限定されるものではない。つまり、圧延材の冷却開始板温度を所定のものに調整可能な装置を、圧延ラインに対してオフラインとなるように設けるといった技術的思想を備える圧延装置は、本発明の技術的範囲に属する。
圧延装置の第1実施形態の構成を示す斜視図である。 連続冷却変態曲線(CCT曲線)を示したものである。 圧延後の圧延材を冷却する際の冷却曲線を示したものである(空冷操作)。 圧延装置の制御手順を示したフローチャートである。 圧延装置の第2実施形態の構成を示す斜視図である。 圧延装置の第3実施形態の構成を示す斜視図である。 圧延装置の第4実施形態の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 圧延装置
2 圧延材
5 仕上げ圧延機
6 冷却装置(加速冷却装置)
7 搬送手段
8 制御装置
10 冷却開始温度制御装置
11 シフト搬送手段
12 温度調整手段
13 空冷ゾーン
14 板温度計
15 保温ゾーン
16 リフト搬送手段
19 第2シフト搬送手段
20 加熱装置
21 第2冷却装置
22 第3シフト搬送手段
K 圧延ライン
N 搬送ライン

Claims (9)

  1. 圧延材を熱間圧延する圧延機と該圧延機の圧延ライン下流側に配置され且つ圧延が終了した圧延材を冷却する冷却装置とを備える圧延装置において、
    前記冷却装置に装入される際の圧延材の板温度である冷却開始板温度を所定の値に調整可能とする冷却開始温度制御装置が、前記圧延ラインに対してオフラインとなる位置に設けられていることを特徴とする圧延装置。
  2. 前記冷却開始温度制御装置は、
    前記圧延ラインに対しオフラインとなる位置に設けられ、且つ圧延材の板温度を調整可能な温度調整手段と、
    前記圧延機と冷却装置との間に配設され、且つ圧延ライン上を移動する圧延材を当該圧延ラインから離脱させて前記温度調整手段へ搬送するシフト搬送手段と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の圧延装置。
  3. 前記温度調整手段は、圧延材を空冷する空冷ゾーンを有することを特徴とする請求項2に記載の圧延装置。
  4. 前記温度調整手段は、圧延材を加熱する加熱装置を有することを特徴とする請求項2に記載の圧延装置。
  5. 前記温度調整手段は、圧延材を水冷により冷却する第2の冷却装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の圧延装置。
  6. 前記温度調整手段は、圧延材からの放熱を抑制する保温ゾーンを有することを特徴とする請求項2に記載の圧延装置。
  7. 前記圧延装置には、圧延が終了した圧延材をシフト搬送手段により圧延ラインから離脱させた上で温度調整手段まで搬送し、該温度調整手段により圧延材の板温度が冷却開始板温度となるように調整し、該冷却開始板温度になった圧延材をシフト搬送手段により再び圧延ライン上に払い出して、該払い出された圧延材を冷却装置により強制冷却するように制御する制御装置が備えられていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の圧延装置。
  8. 前記冷却開始温度制御装置は、圧延機と冷却装置との間に配置され、且つ圧延材を圧延ラインの上方に吊り上げ可能なリフト搬送手段を有しており、
    該リフト搬送手段により吊り上げられ圧延材が位置する場所が、圧延材を空冷する空冷ゾーンとなっていることを特徴とする請求項1に記載の圧延装置。
  9. 前記圧延装置には、圧延が終了した圧延材をリフト搬送手段により空冷ゾーンまで移動させ、該空冷ゾーンで圧延材の板温度が冷却開始板温度となるように調整し、該冷却開始板温度になった圧延材をリフト搬送手段により再び圧延ライン上に払い戻し、該払い戻された圧延材を冷却装置により強制冷却するように制御する制御装置が備えられていることを特徴とする請求項8に記載の圧延装置。
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