JP2002515630A - 電気信号ケーブル - Google Patents

電気信号ケーブル

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JP2002515630A
JP2002515630A JP2000548889A JP2000548889A JP2002515630A JP 2002515630 A JP2002515630 A JP 2002515630A JP 2000548889 A JP2000548889 A JP 2000548889A JP 2000548889 A JP2000548889 A JP 2000548889A JP 2002515630 A JP2002515630 A JP 2002515630A
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cable
signal cable
conductor
insulator
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ホフマン,ハイケ
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WL Gore and Associates GmbH
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
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    • H01B7/0892Flat or ribbon cables incorporated in a cable of non-flat configuration

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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも2つの導電体(1, 2, 3, 4, 4a, 4b)を備えた電磁波を伝送するための電気信号ケーブル(10)に関するものであり、ここで、少なくとも1つの導電体は信号導体(4a)であり、少なくとも1つの別な導電体は接地導体(4b)であり、その信号ケーブルの長さあたりの重さと、その電気信号導体の直径とその信号ケーブルのインピーダンスの積、との比が、下記の値を下回る。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、電気信号ケーブルに関する。 従来技術 電気信号ラインは、例えば、ヒューレットパッカード社の欧州特許出願EP−
A−0735544(Cartierら)により公知である。この特許出願は、変換器と
ディスプレープロセッサーの間に電気接続を与えるための変換器ケーブルを備え
た超音波システムを記載している。この出願における変換器ケーブルの第1の態
様は、複数のストリップライン又はサブケーブルアセンブリを有し、それらが、
外側の全体的シールドとしての1つの金属編組に囲まれる。この出願における変
換器ケーブルの第3の態様は、裸銅の薄いストリップを備えるシールド導体によ
って互いに隔てられた3層の押出リボンアセンブリを使用する。各サブケーブル
アセンブリは、同じサブケーブルアセンブリの中で、1つのサブケーブルアセン
ブリの中のいくつかの導電体を他の導電体から隔てる一体の電気シールドを備え
る。しかしながら、各サブケーブルアセンブリの外側には、2つのサブケーブル
アセンブリを互いに隔てるために設けられるシールドは存在しない。サブケーブ
ルアセンブリのスタックは、ジャケットとともに押出され、所望の長さの変換器
ケーブルを形成する。
【0002】 アンフェノールコーポレーションの米国特許第4847443号(Basconi) は
、連動する関係で互いに重ねられた複数のほぼ平坦な電気信号ラインセグメント
からなる電気信号ラインケーブルのもう1つの例を教示している。この従来技術
のケーブルの各々の電気信号ラインセグメントは、接地導体によって一方の面を
囲まれた少なくとも1つの信号導体をそれぞれが備える。複数の接地導体は、隣
接する信号導体の間のクロストークを抑制する接地面を効果的に形成する。導体
がその中に配置される絶縁材が、個別信号導体を覆って押出される。
【0003】 スリーエム社の欧州特許EP−B−0605600(Springerら)は、リボン
ケーブルとそれを製造するためのラミネート法を教示している。製造されたリボ
ンケーブルは、微細多孔質ポリプロピレンである絶縁体によって囲まれた複数の
均等間隔のフレキシブル導体を備える。 ダブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社の米国特許第4847443号(C
rawleyら)は、延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)からなる絶
縁体の中に配置された複数の導電体を有する多心導体フラットリボンケーブルを
教示している。
【0004】 PCT特許出願WO−A−91/09406(Ritchieら)は、ラミネート用フ
ィルムの間にホイルストリップを固定する接着剤を用い、絶縁用フィルムの相対
する層の間にラミネートされた長尺の導電性金属ホイルストリップからなる電線
を教示している。 ジーメンス社のドイツ特許出願DE−A−2424422は、絶縁用フィルム
の間にラミネートされた複数のフラットケーブルを備えたケーブルアセンブリを
教示している。
【0005】 スクウェアD社(パラタイン,イリノイ州)のPCT特許出願WO−A−80
/00389(Clarke)は、プログラムコントローラーに使用するインプット/
アウトプットのデータケーブルを教示している。このケーブルは、接地導体、論
理レベル電圧導体、及び多数の信号トラックを有する。その導体は、特定の仕方
でフレキシブルなプラスチック材料の2層又は3層の上に配置され、混信に対す
る高い免疫と低い誘導ロスを与える。層は互いに接合され、ラミネート構造を形
成する。
【0006】 ダブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社(フェニックス,アリゾナ州)は
、パーツ番号02−07605として丸形ケーブルを販売しており、これは、錫
メッキされた銅の編組シールドとPVCのジャケットチューブの中に収められた
132本の小形同軸ケーブルを備える。 発明の要旨 本発明の目的は、改良された電気信号ケーブルアセンブリを提供することであ
る。
【0007】 本発明のもう1つの目的は、容易に成端される電気信号ケーブルアセンブリを
提供することである。 本発明のもう1つの目的は、容易なハンドリングのために、超音波プローブの
ようなハンドヘルドセンサーデバイスに取付け可能なように、電気信号ケーブル
アセンブリの重量を減らすことである。
【0008】 本発明のもう1つの目的は、高い屈曲寿命と同時に低い重量を有する電気信号
ケーブルアセンブリを提供することである。 本発明のもう1つの目的は、超音波プローブのような高感度用途に適するよう
に、電気信号ケーブルアセンブリ内の個別信号導体の間のクロストークを最少限
にすることである。
【0009】 本発明のこれら及びその他の目的は、少なくとも2つの導電体を備えた電磁波
伝送用電気信号ケーブルを提供することによって達成され、ここで、少なくとも
1つの導電体は信号導体であり、少なくとも1つの別な導電体は接地導体であり
、その信号ケーブルの長さあたりの重量と、その信号ケーブルのインピーダンス
の比は、下記の値を下回り、
【0010】
【数3】
【0011】 とりわけ0.002g/m/Ωを下回る。 これは、とりわけ導電体の本数が多くかつ高インピーダンスのニーズがあって
も、単位長さあたりの非常に低重量のケーブルを得るといった長所を有し、容易
なハンドリングと長い屈曲寿命をもたらす。また、こうした信号ケーブルは、可
撓性と曲げについて非常に有利な特性を示す。
【0012】 電気信号ケーブルの実際の用途に応じ、導電体のパッケージ密度は1〜100
導体/mm2 の範囲である。 好ましい態様において、電気信号ケーブルは、同一面内に配置された導電体を
備えたフラットケーブルとして構成され、ここで、例えば、2番目ごと又は3番
目ごとの導電体が接地導体である。導電体は例えば互いに平行に配置される。
【0013】 特に好ましくは、各接地導体が、対応する信号導体と撚りペアとして一緒に配
置され、2つの導電体がリボンペアとして配置され、又は2つの導電体が互いに
同軸に配置される。 最もシンプルな構造は、少なくとも1つの信号導体が絶縁コーティングを備え
ることによって達成される。全ての接地導体は同じ電位を有するため、それらを
区別する必要はない。絶縁コーティングは、例えば異なる色により、電気信号ケ
ーブルの反対端部の同じ信号導体の識別を可能にする。
【0014】 好ましい態様において、少なくとも電気信号導体は、AWG30(アメリカン
ワイヤーゲージ30番)以下の直径のタイプである。 電気信号ケーブルの実際の用途に応じて、電気信号ケーブル中の導電体とりわ
け信号導体と接地導体の本数は、64〜512本である。 電気信号ケーブルの良好で安定な電気的特性は、信号導体を少なくとも1つの
層の中に配置し、少なくとも1つの接地導体を電気信号ケーブルの少なくとも1
つの別な層の中に配置することによって達成される。好ましい態様において、信
号導体層及び/又は接地導体層は、中心軸のまわりに編組され又は横巻きされる
。もう1つの好ましい態様において、少なくとも1つの信号導体層と少なくとも
1つの接地導体層が互いに重ねられる。
【0015】 好ましい態様において、少なくとも1つの信号導体層が、中心軸のまわりに円
筒状に配置され、その少なくとも1つの信号導体層は複数のフラットケーブルを
備え、その各々のフラットケーブルは、フラットケーブル絶縁体の中に収められ
てそれにより互いにあるピッチ距離aで隔てられた複数の同一面上の電気信号導
体を有する。アセンブリの中心軸のまわりのフラットケーブルの円筒状の配置は
、アセンブリが多方面に容易に曲がることを可能にし、このため、超音波プロー
ブのようなセンサーデバイスが、オペレーターによってある位置に容易に設置さ
れることができる。また、フラットケーブルの円筒状の配置は、電気信号ケーブ
ル内の何らかの応力が、ある長手方向の面に集中せずに、電気信号ケーブルの全
体に分散されるため、優れた屈曲寿命を保証する。
【0016】 本発明の好ましい展開において、フラットケーブルは、中心軸のまわりに円筒
状に編組され、本発明のもう1つの態様において、フラットケーブルは、中心軸
のまわりに円筒状に横巻きされ又は巻回される。電気信号ケーブル内の信号導体
が妨害磁場から遮蔽されることを確保する目的で、その少なくとも1つの信号導
体層のまわりに外側シールドが配置される。
【0017】 その複数の少なくとも1つの信号導体層が、中心軸のまわりに円筒状に配置さ
れることができ、そのような場合、好ましくは、それらは分離用円筒状シールド
のタイプの少なくとも1つの接地導体によって互いに隔てられる。それぞれが限
られた数の信号導体を備えた、電気信号ケーブル内の複数のフラットケーブルの
使用は、フラットケーブルの各々がアセンブリ内を動く自由度を有するため、電
気信号ケーブルの屈曲寿命とハンドリングが改良されるといった長所を有する。
分離用円筒状シールドは、信号導体層を互いに遮蔽するために使用され、その結
果、1つの信号導体層の個別信号導体の信号によって生じた漂遊電磁場は、もう
1つの信号導体層の個別信号導体の信号を妨害しない。さらに、少なくとも1つ
の接地導体としての分離用円筒状シールドは、基準インピーダンスポテンシャル
として機能する。
【0018】 その少なくとも1つの信号導体層の中にチューブ状スペーサーが配置され、フ
ィラー又は安定材として機能し、そのまわりにフラットケーブルが円筒状に配置
される。チューブ状スペーサーは、充実材やストランド材から構成され、又は中
空チューブの形態である。後者の場合、チューブ状スペーサーの内側は、流体、
又は例えばコントロール信号や電力用の付加的電気リード線を収めることができ
る。好ましくは、内側円筒状シールドが、チューブ状スペーサーと少なくとも1
つの信号導体層の間に配置され、チューブ状スペーサーの内側が付加的電気リー
ド線を含んで基準接地電位としても作用する場合に妨害電磁場に対するさらなる
保護を与える。
【0019】 本発明のもう1つの改良において、その少なくとも1つの信号導体層の外側の
1つと外側接地シールドの間に、外側円筒状シールドが配置され、第1絶縁層に
よって外側接地シールドから隔てられる。その外側接地シールドとジャケットの
間に第2絶縁層がさらに配置される。これらのシールド、絶縁層、及び外側ジャ
ケットは、電気信号ケーブルの内部を、機械的損傷やさらには外部妨害磁場から
保護する。
【0020】 電気信号ケーブルのフラットケーブルは、下側絶縁体に取り付けられた上側絶
縁体から構成され、これらは、本発明の好ましい態様において、互いにラミネー
トされる。本発明のもう1つの態様において、上側絶縁体は、ポリエステルやポ
リウレタンなどの熱可塑性接着剤の群から選択された接着剤によって、下側絶縁
体に接着される。また、フッ素化エチレン/プロピレンやペルフルオロアルコキ
シのようなフッ素化コポリマー、エポキシ樹脂接着剤、アミノ樹脂接着剤、フェ
ノール樹脂接着剤、又はシリコーン接着剤から作成された接着促進剤のコーティ
ングが、層を互いに接着させるために使用されることができる。
【0021】 絶縁体は、ポリエステル、ペルフルオロアルコキシ、フルオロエチレン−プロ
ピレン、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリメチルペン
テン、ポリテトラフルオロエチレン、又は延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン
からなる絶縁材の群から作成される。好ましくは、フルオロポリマーが使用され
、最も好ましくは、上側絶縁体と下側絶縁体が、延伸膨張ポリテトラフルオロエ
チレン(ePTFE)から作成される。延伸膨張PTFEは、非常に低い誘電率
を有し、かつ軽量である。このことは、アセンブリの電気特性が極めて良好であ
り、さらに、ePTFE誘電性材料を用いて構成された電気信号ケーブルが軽量
で、ケーブルの容易なハンドリングを可能にすることを保証する。しかも、eP
TFEから作成されたケーブルの屈曲寿命特性は、良好であることが知られてお
り、このため、この誘電性材料を用いて構成されたアセンブリもまた良好な屈曲
寿命特性を有する。また、このアセンブリは、押出ポリマー又は発泡ポリマーを
用いて構成されることもできる。
【0022】 本発明のもう1つの好ましい態様において、複数の信号導体層が互いに重ねら
れ、各信号導体層は、絶縁体の中に収められた複数の同一面内の電気信号導体を
備え、互いにあるピッチ距離aで互いに隔てられる。ピッチ距離は0.1mm〜
10mmであり、それにより、電気信号ケーブルの特性インピーダンスは50Ω
〜200Ωの範囲である。
【0023】 本発明の1つの改良において、電気信号ケーブルは、ラミネート結合によって
下側絶縁体に取付けられた上側絶縁体を備えた絶縁体を有して構成される。この
製造方法は比較的簡単であり、比較的短期間で大きい長さのケーブルアセンブリ
の製造を可能にする。 好ましくは、上側絶縁体と下側絶縁体は、ポリエチレン、ペルフルオロアルコ
キシ、フルオロエチレン−プロピレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、
ポリテトラフルオロエチレン、又は延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンからな
る絶縁材の群から作成され、より好ましくは、それらは、延伸膨張ポリテトラフ
ルオロエチレン(ePTFE)から作成される。延伸膨張PTFEは、非常に低
い誘電率と散逸を有し、したがって、非常に良好な電気性能を有する電気信号ケ
ーブルを提供する。
【0024】 本発明のもう1つの展開において、遮蔽用ストリップが、その少なくとも2つ
の信号導体層の間に位置し、1つの信号導体層の中の信号導体を、もう1つの信
号導体層の中の信号導体によって搬送されている信号から電磁遮蔽する。遮蔽用
ストリップを用いると、2つの隣接した信号導体層の中の信号導体間のクロスト
ークが、許容レベルよりも抑えられる。遮蔽用ストリップは、ラミネート接合に
よって絶縁体に取付け可能である。
【0025】 本発明のさらなる改良において、その信号導体層を囲む第1遮蔽用手段が、そ
の遮蔽用ストリップの少なくとも1つの端部に電気接続して設けられる。したが
って、遮蔽用ストリップの端部は、損傷から機械的に保護され、また、アンテナ
として作用することもできない。さらに、その第1遮蔽用手段を囲む絶縁層が設
けられることができ、次いでその絶縁層を囲む第2遮蔽用手段が設けられる。第
2遮蔽用手段は、信号導体層の中の信号導体を、電気信号ケーブルの外側の漂遊
電磁場から遮蔽する。次いで、その信号導体層を囲む第2遮蔽用手段を覆ってケ
ーブルジャケットが配置され、電気信号ケーブルアセンブリを機械的損傷から完
全に保護する。
【0026】 本発明の1つの態様において、電気信号ラインの形を整えるため、即ち、ケー
ブルジャケット内で信号導体層を適切に支持するために、少なくとも1つのスペ
ーサーがケーブルジャケット内に配置される。信号導体層は、互いに実質的に平
行な面内に配置されることができ、その場合、2つの三日月形スペーサーが設け
られる。また、信号導体層は、スペーサーのまわりに螺旋状に配置されることも
でき、その場合、スペーサーは円筒状の形状である。 発明の詳細な説明 図1に示した本発明の電気信号ケーブル10の第1の好ましい態様は、それぞれ
円状に配置され、例えば、延伸膨張PTFE(GORE−TEX(商標))から
なるジャケットによって囲まれた1〜4のタイプの複数の導電体を備える。各々
の導電体1〜4は、信号導体、接地導体、又は少なくとも1つの信号導体と少な
くとも1つの接地導体のアセンブリである。本願における用語「導体」は、丸形
ワイヤーに限られず、任意の幾何学的型式のワイヤーを包含するものであること
を認識することが重要であり、例えば、平導体、フラット導体、シールド導体、
ネット形導体、編組シールド導体、ホイル型導体、あるいは、エッジ付、三角形
、四半分型などのようないろいろな横断面形状の中空導体や編組導体が挙げられ
る。
【0027】 1〜4と表示した導電体は、1つの信号導体と1つの接地導体を備えたアセン
ブリのいろいろな例を示す。電気信号導体1は、撚りを入れられたペアのように
配置された1つの信号導体と1つの接地導体を備える。電気信号導体2は、リボ
ンペアのように配置された1つの信号導体と1つの接地導体を備える。電気信号
導体3は、外側ジャケットのない同軸配置における1つの信号導体と1つの接地
導体を備える。電気信号導体4は、1つの信号導体と1つの接地導体を備え、こ
こで、信号導体4aは、絶縁ジャケットを備えるのに対し、接地導体4bは、ドレン
ワイヤーとも称される普通のワイヤーである。
【0028】 図2に示したもう1つの態様において、全ての丸形導電体7は、図1による態
様の信号導体4aに類似の絶縁ジャケットを備えた信号導体である。接地導体4bの
代わりに、横断面が円形の少なくとも1つのシールド導体8が設けられる。この
円形接地導体8は、内側の信号導体を外側の信号導体から遮蔽する。必要である
限り、それぞれの信号導体7を含む区画をさらに形成するために、さらなる円形
接地導体を設けることができる。
【0029】 次に、図3〜11を参照して、本発明の電気信号ケーブルのいくつかのさらな
る態様が記載されており、ここでは、少なくとも1つの信号導体層が、中心軸の
まわりに円筒状に配置され、その少なくとも1つの信号導体層は複数のフラット
ケーブルを備え、その各々のフラットケーブルは、フラットケーブル絶縁体の中
に収められてそれによりピッチ距離aで互いに隔てられた複数の同一面内の電気
信号導体を有する。信号導体と少なくとも1つの接地導体は、異なる層の中に配
置され、信号導体は、いくつかのフラットケーブルの中に配置される。この信号
導体層は、サブケーブルアセンブリとも称される。
【0030】 図3と4は、中心軸15を有する本発明による円筒状電気信号ケーブルアセンブ
リ10を示す。本願における用語「円筒状」は、アセンブリが幾何学的に正確な円
筒であることを意味するものではない。そうではなく、その寸法が実質的に円筒
であるアセンブリ10もまた包含される。このようなアセンブリ10は、外力がアセ
ンブリ10の表面上に圧力を及ぼし、アセンブリ10の1つの面を「押しつぶし」、
楕円形横断面を有するアセンブリ10を形成したときに作成することができる。全
ての図において、同じ符号は同様なエレメントを指称するために用いる。
【0031】 アセンブリ10は、アセンブリ10の中心コアを形成する随意のチューブ状スペー
サー20を備える。チューブ状スペーサー20は、存在するならば、円筒状に配置さ
れた内側円筒状シールド30に囲まれ、その上に第1信号導体層40が配置される。
信号導体層40の構造は、以降で説明する。チューブ状スペーサー20は、通気性e
PTFE、PTFE、ポリアミド、ポリウレタン、パージョン、又は任意のその
他の適切な材料から作成される。チューブ状スペーサー20は、充実であることが
でき、あるいは、中空内部を有して冷却用流体、電気コントロールライン、電力
ライン、ガス等を運ぶこともできる。また、チューブ状スペーサー20は、編組又
はストランド材料から作成されることもできる。
【0032】 図3と4に示した本発明の態様において、第1信号導体層40が、第2信号導体
層60の中に配置され、円筒状シールド50の形態の分離用接地導体によって、第2
信号導体層60から隔てられる。第2信号導体層60は、第1信号導体層40と同じ構
造を有する。付加的な信号導体層が存在しない本発明の態様を考えることもでき
る。また、付加的な信号導体層が第2信号導体層60のまわりに配置され、付加的
な分離用円筒状シールドによって第2信号導体層60から隔てられた態様を考える
こともできる。
【0033】 外側円筒状シールド70は、信号導体層40、60の最も外側のまわりに配置される
。図3と4の態様において、外側円筒状シールド70が、第2信号導体層60のまわ
りに配置される。第1絶縁層80が、外側円筒状シールド70のまわりに配置され、
この上に外側シールド90が配置される。外側シールド90は接地され、アセンブリ
10の中の信号導体層40、60を妨害電磁場から遮蔽する。第2絶縁層100 が、外側
接地シールド90のまわりに配置され、次いで電気信号ケーブル10が、ジャケット
110 の中に配置される。
【0034】 第1絶縁層80と第2絶縁層100 は、例えば、PTFE、ePTFE、FEP、
又はポリエステルからなる。好ましくは、第1絶縁層80と第2絶縁層100 は、ダ
ブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社から入手可能な焼成GORE−TEX
(商標)テープから作成され、公知のワイヤー巻回技術を用いて電気信号ケーブ
ル10のまわりに巻回される。
【0035】 内側円筒状シールド30と分離用円筒状シールド50は、銅、アルミニウム、錫メ
ッキされた銅、銀メッキされた銅、ニッケルメッキされた銅、合金、又は金属化
された布帛の例えばアルミニウム化されたポリエステルのような金属もしくは金
属化されたポリマーから作成された編組、ホイル、横巻き、織物、又はワイヤー
のシールドである。本発明の後者の態様は、内側円筒状シールド30又は分離用円
筒状シールド50が存在しない態様を記載する。
【0036】 外側接地シールド90は、銅、アルミニウム、錫メッキされた銅、銀メッキされ
た銅、ニッケルメッキされた銅、合金、又はアルミニウム化されたポリエステル
のような金属もしくは金属化されたポリマーから作成された編組、ホイル、又は
ワイヤーのシールドである。本発明の1つの態様において、外側接地シールド90
は、約35°の編組角を有する銅編組からなる。ある用途において、外側接地シ
ールド90が省略されることができる。
【0037】 ジャケット110 は、シリコーン、ポリオレフィンの例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、又はポリエチルペンテン、フッ素化ポリマーの例えばフッ素化エチ
レン/プロピレン(FEP)、例えばTFEとペルフルオロプロピルビニルエー
テル(PFA)のコポリマーのペルフルオロ(アルコキシ)アルキランのごとき
フッ素化アルコキシポリマー、ポリウレタン(PU)、ポリ塩化ビニル(PVC
)、シリコーン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、又は延伸膨張PT
FEから作成される。本発明の1つの態様において、ジャケット110 はPVCか
らなる。本発明のもう1つの態様において、ジャケットは、シリコーンで強化さ
れたePTFEからなる。
【0038】 図3を詳しく見ることによって理解されるように、第1信号導体層40と第2信
号導体層60は、本発明の第1の態様において、互いに編組された複数のフラット
ケーブル45からなる。編組技術は当該分野で公知であり、適切な機械は、ラテラ
社(マンレサ、スペイン)、SPIRKA Maschinenbau GmbH(アルフェルド(ライン
)、ドイツ)、マグナテックインターナショナル社(シンキングスプリング、米
国)、Steeger GmbH & Co.(Wuppertal、ドイツ)から入手可能である。
【0039】 図4に示した本発明の第2の態様において、第1信号導体層40と第2信号導体
層60は、それぞれ2つの層の42a と42b 、62a と62b からなる。2つの層42a と
42b 、62a と62b の各々は、電気信号ケーブル10のまわりに反対方向に巻回又は
横巻きされた1つ又は複数のフラットケーブル45からなる。フラットケーブル45
を反対方向に横巻きすることは、異なるフラットケーブル45の中の個別信号導体
130 の間のクロストークが抑えられるといった利点を有する。層42a 、62a の最
初の1つが、第1方向に巻回される。層42b 、62b の第2の1つが、図に示した
ように、第2方向に巻回される。巻回技術は当該分野で公知であり、適切な機械
は、Ridgeway & Co.(Leicester、英国)、Roblon(デンマーク)、Innocable(フ
ランス) 、Stolberger(ドイツ)から入手可能である。
【0040】 図5は、フラットケーブル45の横断面図を示す。フラットケーブル45は、平行
面内に配置されて、上側絶縁層120aと下側絶縁層120bによって囲まれた複数の個
別信号導体130 から構成される。この例において、16の個別信号導体130 が0
.35mmのピッチ距離aで隔てられて示されている。ここで、このことは、本
発明を限定するものではなく、個別信号導体130 のいろいろなピッチ距離aと本
数が使用可能である。上側絶縁層120aと下側絶縁層120bは、以降で説明するよう
に、一緒にラミネートされる。この態様において、フラットケーブル45はラミネ
ートされて示されているが、押出技術を使用し、例えば、ポリウレタン、FEP
を主成分とする、又はポリエステルの層の中に個別信号導体130 を押出すことも
できる。あるいは、発泡又は充実のポリエチレンを使用することもできる。また
、上側絶縁層120aと下側絶縁層120bは、熱可塑性接着剤の例えばポリエステルや
ポリウレタンの接着剤を用いて一緒に接着することもできる。
【0041】 個別信号導体130 は、銅、ニッケルメッキされた銅、錫メッキされた銅、銀メ
ッキされた銅、錫メッキされた合金、銀メッキされた合金、又は銅合金のような
任意の導電性材料からなることができる。個別信号導体130 はラッカー処理をさ
れることができる。好ましくは、本発明で使用される個別信号導体は、丸形合金
ワイヤーからなる。また、フラット導体を使用することもできる。図5に示した
個別信号導体130 の本数は本発明を限定するものではない。個別信号導体130 の
軸は0.1〜10mmの範囲の第1ピッチ距離aで隔てられる。上側絶縁層120a
と下側絶縁層120bは、任意の絶縁性誘電材料の例えばポリエチレン、ポリエステ
ル、ペルフルオロアルコキシ、フルオロエチレン−プロピレン、ポリプロピレン
、ポリメチルペンテン、ポリテトラフルオロエチレン、又は延伸膨張ポリテトラ
フルオロエチレンから作成されることができる。好ましくは、米国特許第395
3556号、米国特許第4187390号、又は米国特許第4443657号に
記載のような延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンが使用される。
【0042】 上側絶縁層120aと下側絶縁層120bが延伸膨張PTFEからなる態様のフラット
ケーブル45の製造が、図6に例示されている。この方法は、米国特許第3082
292号(ゴア社)に教示のものと本質的に同じである。複数の個別信号導体13
0 、複数の個別信号導体130 の上に位置する上側絶縁体120a、及び複数の個別信
号導体130 の下に位置する下側絶縁体120bが、下側絶縁体120bと上側絶縁体120a
の間の結合を得るのに十分なラミネート温度の例えば327℃〜410℃の2つ
の加熱された逆回転圧力ローラー400aと400bの間を一緒に通される。それにより
、フラットケーブル45が作成される。この目的のため、上側圧力ローラー400aに
、多数の上側周囲溝410aが設けられ、その溝の各々は、圧力ローラー400aの円周
にそって互いにある距離で整列する上側周囲リブ420aによって隔てられる。同様
に、下側圧力ローラー400bに、多数の下側周囲溝410bが設けられ、その溝の各々
は、圧力ローラー400bの円周にそって互いにある距離で整列する下側周囲リブ42
0bによって隔てられる。上側圧力ローラー400aの各々の上側周囲溝410aは、隣接
した上側周囲リブ420aとともに、下側圧力ローラー400bの隣接した下側周囲リブ
420bを有する下側周囲溝410bの1つと整列し、電気信号導体130 の1つに対して
通路チャンネルを形成する。2つの圧力ローラー400a、400bと周囲溝410a、410b
の間の距離aは、上側周囲溝410aの1つと下側周囲溝410bの1つからなるペアの
間を、1つの導体410 と上側絶縁体420aと下側絶縁体420bが連続的に通過するよ
うな寸法で設計される。上側周囲リブ420aと下側周囲リブ420bは、互いに僅かな
間隔を有するため、上側絶縁体420aと下側絶縁体420bは、これらの位置で一緒に
しっかりと加圧され、フラットケーブル45の中間ゾーン440 を形成する。
【0043】 上側絶縁体120aの下側絶縁体120bと個別信号導体130 に対する接着性、及びフ
ラットケーブル45の中の互いの接着性を改良する目的で、フラットケーブル45は
焼成装置の中に導かれ、その中で、フラットケーブル45が加熱され、フラットケ
ーブル45の中間ゾーン140 の緊密な接合を獲得する。上側絶縁体120aと下側絶縁
体120bがPTFEからなる場合、327〜410℃の範囲の焼成温度が使用され
る。
【0044】 塩浴を備えた焼成オーブン150 の形態の焼成装置の態様の一例が、図7に大要
の簡略化した形態で例示されている。この例において、フラットケーブル45は、
焼成オーブン150 の中を連続的に通される。 屈曲寿命の測定は、図8に示したような装置を用いて行われる。試験される電
気信号ケーブル10の長さ1メートルのサンプルを、可動取付具520 に取付け、5
00gの重り540 を吊るす。可動取付具520 は、図8の矢印で示したように、±
90°の角度で電気信号ケーブルアセンブリ10の長さ30cmの第1端部525 を
揺動させることができる。曲がり半径は50mmである。サイクルカウンタ530
を使用し、電気信号ケーブル10の第1端部525 が揺動したサイクル数、即ち、ゼ
ロの垂直位置から+90°に、ゼロ位置に戻り、−90°位置に、そしてゼロ位
置に戻るサイクルの数をカウントする。固定具510a、510bは、電気信号ケーブル
10の他方の端部が揺動されるのを防ぐ。電気信号ケーブル10の中の個別信号導体
130 のオーム抵抗の測定は、互いに平行な1つのフラットケーブル45の中の16
の個別信号導体130 を接続することによって行われる。8つのフラットケーブル
45を互いに直列に接続する。16の個別信号導体130 をそれぞれが有する8つの
フラットケーブル45を備えた電気信号ケーブルアセンブリ10の全オーム抵抗を、
測定サイクルの開始時に測定し、次いでオーム抵抗が10%増加するまでに行っ
た測定サイクル数を計数する。ここで、最多で180000サイクルを行い、測
定後に得られた結果をプロットし、グラフ上に曲線をプロットすることによって
、オーム抵抗が10%増加するに要したサイクル数を計算した。この測定は、2
2±2℃の温度で行う。この試験のより詳細は、「German National Standard D
IN 0472 603 test F」に見られる。
【0045】 前述において、層40と60、フラットケーブル45は、電気信号導体のみを備える
として記載している。ここで、示した以外の態様も可能であり、こうした層40、
60又はこうしたフラットケーブル45は、1つ以上の電気信号導体を互いに隔てる
電気接地導体をさらに備えることもできる。これは、例えば、1つの層又は1つ
のフラットケーブルの電気信号導体のいくつかを接地電位に単に接続することで
可能である。1つの層又は1本のフラットケーブルの中の電気信号導体と接地導
体のこうした配置は、例えば、電気信号導体(S)と電気接地導体(G)を交互
にすることが挙げられ、GS配置と略称される。別な態様において、GSGGS
GGSG、GSSGGSSG、又はGSGSGSのような配置も挙げられる。本
願の説明において、GとSのみのいろいろな交互配置を有するフラットケーブル
は、本発明の電気信号ケーブルを既に構成していることを認識することが重要で
ある。
【0046】 次に、図12〜19を参照して、本発明の電気信号ケーブルの別な好ましい態
様を説明するが、ここでは、複数の信号導体層1020、1120、1220、1320、1620、
1720が互いに重ねられ、各々の信号導体層1020、1120、1220、1320、1620、1720
は、絶縁体1040a 、1040b の中に収められ、それにより第1ピッチ距離aによっ
て互いに隔てられた複数の同一面内の電気信号導体1030、1130、1230、1330、16
30、1730を備える。ここでも、各々の積層は、接地導体を付加的に備えることが
でき、それにより、各積層の間の層1050、1150、1250、1650、1750の形態の接地
導体は、部分的又は完全に省略することができる。
【0047】 図12は、本発明のもう1つの態様を示す。これは、複数のサブケーブルアセ
ンブリ又は信号導体層1020を備えた電気信号ケーブル1010を示す。図12におい
て、8つの信号導体層1020が示されている。ここで、これは本発明の単なる例示
であり、限定されるものではない。 各々の信号導体層1020は、平行面内に配置されて上側絶縁層1040a と下側絶縁
層1040b に囲まれた、複数の個別信号導体1030を備える。上側絶縁層1040a と下
側絶縁層1040b は、以降で説明するように、一緒にラミネートされる。個別信号
導体1030は、銅、ニッケルメッキされた銅、錫メッキされた銅、銀メッキされた
銅、錫メッキされた合金、銀メッキされた合金、又は銅合金のような任意の導電
性材料からなることができる。好ましくは、個別信号導体1030は、丸形銅ワイヤ
ーからなる。また、フラット導体を使用することもできる。
【0048】 図12に示した個別信号導体1030の本数は、本発明を限定するものではない。
個別信号導体1030の軸は0.1〜1mmの範囲の第1ピッチ距離aによって隔て
られる。上側絶縁層1040a と下側絶縁層1040b は、任意の絶縁性誘電材料の例え
ばポリエチレン、ポリエステル、ペルフルオロアルコキシ、フルオロエチレン−
プロピレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、又は延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンから作成されることができる。好
ましくは、米国特許第3953556号、米国特許第4187390号、又は米
国特許第4443657号に記載のような延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン
が使用される。
【0049】 信号導体層1020は、遮蔽用ストリップ1050によって互いに隔てられる。遮蔽用
ストリップ1050は、例えば、金属ホイル、金属編組、導電性テープ、又は金属化
された布地からなる。次の金属、即ち、銅、錫、銀、アルミニウム、又はこれら
の合金が使用可能である。本発明の1つの態様において、遮蔽用ストリップ1050
は、スタテックス社(ハンブルグ、ドイツ)から供給される約0.1mmの厚さ
と約9mmの幅を有するKasselタイプの銅被覆ポリアミド布帛からなる。
【0050】 信号導体層1020は、図13に概略的に示した装置1100を用い、信号導体層1020
の束を作成するように、1つをもう1つの上に平面状に配置される。 図13は、その上に信号導体層1020を形成する第1ストリップ1103が巻かれる
複数の第1スプール1102、及びその上に遮蔽用ストリップ1050を形成する第2ス
トリップ1105が巻かれる複数の第2スプール1104を示す。第2(遮蔽用)ストリ
ップ1105によって互いに隔てられた複数の第1(サブケーブルアセンブリ又は信
号導体層)ストリップ1103が、それぞれ、複数の第1スプール1102と複数の第2
スプール1104から巻き戻され、位置1106で互いに接合され、束1107を形成する。
【0051】 このようにして作成された信号導体層1020の束1107は、スライドして第1遮蔽
手段1060を形成するチューブの中に入る。第1遮蔽用手段1060は、銅、アルミニ
ウム、又は銀からなるホイルのような金属ホイル、又は金属化された布地からな
ることができる。本発明の1つの態様において、第1遮蔽手段は、スタテックス
社(ハンブルグ、ドイツ)から供給される約0.1mmの厚さと約9mmの幅を
有するKasselタイプの銅被覆ポリアミド布帛から作成される。実質的にチ
ューブ形を維持するため、複数のサブケーブルアセンブリ1020と第1遮蔽手段10
60の間に三日月形スペーサー1090が配置される。スペーサー1090は、通気性eP
TFE、PTFE、ポリアミド、パーロン、又はその他の絶縁性材料からなる。
【0052】 遮蔽用ストリップ端部1055は、サブケーブルアセンブリ1020のエッジ1025から
突き出し、各々の遮蔽用ストリップ端部1055が、もう1つの遮蔽用ストリップ端
部1055に触れるように、上方又は下方に曲がる。遮蔽用ストリップ端部1055の少
なくとも1つは、第1遮蔽手段1060と電気接触する。図12において、複数の信
号導体層1020の最も外側の1つの遮蔽用ストリップ端部1057と、信号導体層1020
の最も外側の1つの直ぐ近くの信号導体層1020が、第1遮蔽用手段1060と電気接
触していることが示されている。遮蔽用ストリップ1050と第1遮蔽用手段1060の
各々は、したがって、同じ電位に保たれる。当然、遮蔽用ストリップ1050と第1
遮蔽用手段1060を異なる電位に維持することもできる。この後者の場合、遮蔽用
ストリップ端部1055は、遮蔽用手段1060と電気接触しない。
【0053】 次いで、絶縁層1065が、既知のワイヤー巻回技術を用いて第1遮蔽用手段1060
の周りに巻回される。絶縁層1065は、例えば、PTFE、FEP、ePTFE、
又はポリエステルからなることができる。好ましくは、絶縁層1065は、ダブリュ
エルゴア・アンド・アソシエーツ社から入手可能な焼成GORE−TEX(商標
)テープからなる。
【0054】 第2遮蔽用手段1070は、第1遮蔽用手段1060を囲む。第2遮蔽用手段1070は、
金属又は金属化されたポリマーの例えば銅、アルミニウム、錫メッキされた銅、
銀メッキされた銅、ニッケルメッキされた銅、又はアルミニウム化されたポリエ
ステルから作成された編組、ホイル、又はワイヤーのシールドである。本発明の
1つの態様において、第2遮蔽用手段1070は、約35°の編組角を有する銅編組
からなる。
【0055】 ジャケット1080が第2遮蔽用手段1070を覆って配置される。ジャケット1080は
、シリコーン、ポリオレフィンの例えばポリエチレン、ポリプロピレン、又はポ
リエチルペンテン、フッ素化ポリマーの例えばフッ素化エチレン/プロピレン(
FEP)、ペルフルオロ(アルコキシ)アルキランのようなフッ素化アルコキシ
ポリマーの例えばTFEとペルフルオロプロピルビニルエーテル(PFA)のコ
ポリマー、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)、又は延伸膨張PTFEから作成される。本発明の1つの態様
において、ジャケット1080はPVCからなる。
【0056】 本発明のもう1つの態様が図14に示されている。この図において、同じ符号
は、図12の電気信号ケーブル1010の構成成分と同じ機能を有する電気信号ケー
ブル1110の構成成分を示すのに用いており、但し、数値が100 ほど大きい。本発
明のこの態様において、電気信号ケーブル1110のコアにチューブ状スペーサー11
90が使用され、信号導体層1120が、電気信号ライン1110のコア1200を軸にして螺
旋状に巻回される。電気信号ケーブル1110のこの態様の構成に使用される材料は
、上記で使用したものと同じである。
【0057】 電気信号ケーブル1110のこの態様は、上記の態様1010よりも実質的にフレキシ
ブルであるといった特長を有する。 電気信号ケーブル1210のもう1つの態様が図15に示されている。ここでも、
同じ符号が、図12の電気信号ライン10又は図13の電気信号ケーブル1110の構
成成分と同じ機能を有する電気信号ケーブル1210の構成成分を示すために用いら
れており、但し、数値が100 ほどさらに大きい。この態様の電気信号ラインにお
いて、第1遮蔽用手段1270の中に配置される前に、複数の信号導体層1220が撚り
を入れられ、こうして、実質的によりフレキシブルな電気信号ケーブル1210を得
る。ここでも、図12の態様に記載したのと同じ材料が、この電気信号ケーブル
1210の構成に使用される。
【0058】 図18は、平行面内に配置されて上側絶縁層1640a と下側絶縁層1640b によっ
て囲まれた複数の個別信号の電気信号導体1630を備えた信号導体層1620のもう1
つの例を示す。この信号導体層1620は、それぞれ、上側絶縁層1640a と下側絶縁
層1640b の外側面に取付けられた上側遮蔽用手段1650a と下側遮蔽用手段1650b
をさらに備える。上側遮蔽用手段1650a と下側遮蔽用手段1650b は、例えば、銅
又はアルミニウムのホイル、開孔銅ホイル、又は金属化されたポリアミドからな
ることができる。好ましい態様において、これらは、銅ホイルからなる。上側遮
蔽用手段1650a と下側遮蔽用手段1650b は、図18に示したように、端部1660a
と1660b で互いに接合される。ePTFEからなるジャケット1680が、上側遮蔽
用手段1650a と下側遮蔽用手段1650b に取付けられる。ジャケット1680もまたP
FA、FEP、又はPTFEからなることができる。
【0059】 図18に示した態様の信号導体層1620の製造は、図7に示した前述の信号導体
層1320と同じ仕方で行われる。ラミネート温度の逆回転する圧力ローラー1400a
と1400b の間を通される上側絶縁体1340a と下側絶縁体1340b に加え、上側遮蔽
用手段1650a 、下側遮蔽用手段1650b 、及びジャケット1680を形成するための材
料が、上側遮蔽用手段1650a と下側遮蔽用手段1650b が上側絶縁体1640a と下側
絶縁体1640b かつ端部1660a と1660b で互いにラミネートされるのを保証するの
に十分な温度で、逆回転圧力ローラーの中をさらに通される。
【0060】 ラミネートされる上側遮蔽用手段1650a と下側遮蔽用手段1650b の使用は、信
号導体層1620の間に配置される遮蔽用ストリップ1050なしに、複数のサブケーブ
ルアセンブリ又は信号導体層1620を備えた電気信号ケーブル1010の構成を可能に
する。 −例− 例1 これは、図3に示したように構成した。チューブ状スペーサー20はポリウレタ
ンチューブからなり、4.0mmの外径を有した。内側円筒状シールド30(外径
4.4mm)、分離用円筒状シールド50(外径6.0mm)、及び外側円筒状シ
ールド70(外径7.6mm)を、商標KASSELとしてスタテックス社(Brem
en、ドイツ)から供給された銅メッキのポリアミド布帛から作成した。第1信号
導体層40(外径5.6mm)と第2信号導体層60(外径7.2mm)の双方を、
1.3の誘電率を有するePTFEの間にラミネートされた0.35mmのピッ
チ距離の、Fhelps Dodge社(アービン、カリフォルニア州)から入手のPD13
5合金からなるAWG4007(アメリカンワイヤーゲージ4007番)の16
本の個別信号導体130 をそれぞれが備えた4つのフラットケーブル45から作成し
た。これらは20〜22°の編組角で編組した。第1絶縁体80(外径7.7mm
)と第2絶縁体100 (外径8.2mm)を、ダブリュエルゴア・アンド・アソシ
エーツ社から入手のePTFEのGORE−TEX(商標)バインダーから作成
した。外側シールド90は、10打数/インチ(2.54cm)の持数8を有する
36ボビンを用い、約40°の編組角で構成された編組裸合金ワイヤーから作成
した。ジャケット110 はPVCから作成し、10.0mmの外径を有した。
【0061】 屈曲寿命試験を電気信号ケーブルアレイについて行い、僅か6000〜600
00サイクルの間でオーム抵抗が10%増加したことを示した。これは、サブケ
ーブルアセンブリ40と60の極めて鋭い編組角によるものと考えられた。 例2 これは、図4に示したように構成した。チューブ状スペーサー20を、ダブリュ
エルゴア・アンド・アソシエーツ社(Putzbrunn、ドイツ)から入手の4.0mm
の外径を有するePTFEジョイントシーラントフィラー(JSF50)から作
成した。内側円筒状シールド30(外径4.4mm)、分離用円筒状シールド50(
外径6.0mm)、及び外側円筒状シールド70(外径7.6mm)を、商標KA
SSELとしてスタテックス社(Bremen、ドイツ)から供給された銅メッキのポ
リアミド布帛から作成した。第1信号導体層40(外径5.6mm)と第2信号導
体層60(外径7.2mm)の双方を、1.3の誘電率を有するePTFEの間に
ラミネートされた0.35mmのピッチ距離のPD135合金からなるAWG4
207の32本の個別信号導体130 をそれぞれが備えた2つのフラットケーブル
45から作成した。第1と第2の信号導体層40と60の第1層42a と62a は、フラッ
トケーブル45の1つから作成した。第1と第2の信号導体層40と60の第2層42b
と62b は、フラットケーブル45の他方の1つから作成した。これらは40°の巻
回角で巻回した。第1絶縁体80(外径7.7mm)と第2絶縁体100 (外径8.
2mm)はダブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社から入手可能なePTF
EのGORE−TEX(商標)バインダーから作成した。外側シールド90(外径
8.1mm)は、40°の編組角で編組裸合金ワイヤーから作成した。ジャケッ
ト110 は、ダブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社(Phoenix、アリゾナ州)
から商標SILKOREとして入手可能な10.5mmの外径を有するシリコー
ン強化ePTFEから作成した。
【0062】 屈曲寿命試験を電気信号ケーブルアレイについて行い、25000〜1100
00サイクルの後にオーム抵抗が10%増加したことを示した。個別信号導体13
0 の1つと外側シールド90の間のキャパシタンスは57pF/mであった。 例3 これは、図9に示したように構成した。この例は、例2の第1信号導体層と同
じで5.6mmの外径を有する第1信号導体層40を有する。ここで、この例は、
例2のフラットケーブル45と同じ仕方でラミネートされて、付加的な円筒状分離
用シールド50’によって隔てられた、AWG4207の48本の個別信号導体13
0 を備えたフラットケーブル45をそれぞれが有する2つの第2信号導体層60’と
60”を有する。第2信号導体層60’の第1のものの外径は7.4mmの外径を有
し、第2信号導体層60”の第2のものの外径は9.0mmの外径を有する。付加
的な円筒状分離用シールド50’は7.8mmの外径を有する。
【0063】 2つの第2信号導体層60’と60”を取り入れた結果、電気信号ケーブル10の外
側層の一部の外径は次のように変化した。外側円筒状シールド70は9.4mmの
外径を有し、第1絶縁体80は9.5mmの外径を有し、第2絶縁体100 は9.9
mmの外径を有し、一方、外側シールド90の外径は9.8mmであった。最後に
、ジャケット110 は11.4mmの外径を有した。
【0064】 この例において、256本の個別信号導体130 を備えた電気信号ケーブル10が
得られた。 例4 これは、図10に示したように構成した。チューブ状スペーサー20をダブリュ
エルゴア・アンド・アソシエーツ社から入手の4.0mmの外径を有するePT
FEジョイントシーラントフィラー(JSF50)から作成した。例1とは異な
り、内側円筒状シールド30、分離用円筒状シールド50、及び外側円筒状シールド
70は存在しなかった。第1信号導体層40’と2つの第2信号導体層60’と60”の
双方を、1.3の誘電率を有するePTFEの間にラミネートされた0.35m
mのピッチ距離の、AWG4207のPD135合金からなる16本の個別信号
導体130 をそれぞれが備えた4つのフラットケーブル45から作成した。これらを
約40°の編組角で編組した。信号導体層40’、60’、及び60”はそれぞれ5.
2mm、6.4mm、及び7.6mmの外径を有した。外側シールド90は8.0
mmの外径を有し、Fhelps Dodge社(アービン、カリフォルニア州)から入手の
AWG4001の編組PD135合金ワイヤーから作成し、約35°の編組角で
10打数/インチ(2.54cm)の持数8を有する36ボビンを用いて編組し
た。ジャケット110 は、ダブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社(Phoenix、
アリゾナ州)から商標SILKOREとして販売の約1mmの肉厚の強化ePT
FEから作成し、10.5mmの外径を有した。サブケーブルアセンブリ40’、
60’、60”は外側シールドとともにコアを形成し、これをジャケット110 の中に
引き込んだ。
【0065】 この例における個別信号導体130 の間の接地は、接地導体130 としての2番目
ごとの個別信号導体130 を用いることによって得られる。 この電気信号ケーブルアレイについて行った屈曲寿命試験は、180000サ
イクルの後のオーム抵抗の増加が10%よりもかなり低いことを示し、この時点
で屈曲寿命試験を止めた。 例5 この例は、PD135合金からなるAWG4207(直径0.07mm)の個
別信号導体から作成したフラットケーブル45を20°の角度で編組し、チューブ
状スペーサー20をポリウレタンから作成した以外は、例1と同じである。 例6 この例は、フラットケーブル45を20°の角度で編組し、PD135合金から
なるAWG4007(直径0.08mm)の個別信号導体130 を使用した以外は
、例4と同じである。
【0066】 この電気信号ケーブルアレイ10について行った屈曲寿命試験は、240000
サイクルの後のオーム抵抗の増加が10%よりもかなり低いことを示し、この時
点で屈曲寿命試験を止めた。 例7 この例は、編組に代えてフラットケーブル45を20°の角度で横巻き又は巻回
し、PD135合金からなるAWG4007(直径0.08mm)の個別信号導
体130 を使用した以外は、例4と同じとした。チューブ状スペーサー20としてポ
リウレタンチューブを使用した。
【0067】 この電気信号ケーブルアレイ10について行った屈曲寿命試験は、240000
サイクルの後のオーム抵抗の増加が10%よりもかなり低いことを示し、この時
点で屈曲寿命試験を止めた。 例8 この例は、PD135合金からなるAWG4007(直径0.08mm)の個
別信号導体130 を使用し、チューブ状スペーサー20としてポリウレタンチューブ
を使用した以外は、例2と同じとした。
【0068】 この電気信号ケーブルアレイ10について行った屈曲寿命試験は、180000
サイクルの後のオーム抵抗の増加が10%よりもかなり低いことを示し、この時
点で屈曲寿命試験を止めた。 例9 この例は図11に示す。チューブ状スペーサー20をダブリュエルゴア・アンド
・アソシエーツ社から入手のePTFEジョイントシーラントフィラー(JSF
50)から作成した。第1信号導体層40を1.3の誘電率を有するePTFEの
間にラミネートされた0.35mmのピッチ距離のPD135合金からなるAW
G4007(直径0.08mm)の16本の個別信号導体130 をそれぞれが備え
た、L1、L2、L3、及びL4と表示した4本のフラットケーブル45から構成した。外
側円筒状シールド70をスタテックス社(Bremen、ドイツ)から入手のKASSE
Lホイルから作成した。第1絶縁層80はダブリュエルゴア・アンド・アソシエー
ツ社(Putzbrunn、ドイツ)から入手可能なePTFEのGORE−TEX(商標
)バインダーから作成した。 例10 この例は、チューブ状スペーサー20としてポリウレタンチューブを使用し、ジ
ャケットをPVCから作成した以外は、例2と同じとした。
【0069】 この電気信号ケーブルアレイについて行った屈曲寿命試験は、180000サ
イクルの後のオーム抵抗の増加が10%よりもかなり低いことを示し、この時点
で屈曲寿命試験を止めた。 例11 この例は、個別信号導体がAWG4007のワイヤーからなり、ジャケットを
PVCからなる以外は、例2と同じである。
【0070】 この電気信号ケーブルアレイについて行った屈曲寿命試験は、180000サ
イクルの後のオーム抵抗の増加が10%よりもかなり低いことを示し、この時点
で屈曲寿命試験を止めた。 例12 この例の構成は図19に示しており、ここで、同じ符号は図12のそれらと同
じ成分を表示するために用いているが、但し、数値は700 ほど大きい。個別信号
導体1730は、AWG4001の銀メッキされた銅ワイヤーからなり、ダブリュエ
ルゴア・アンド・アソシエーツ社の工場(Pleinfeld、ドイツ)で製造されたGO
RE−TEX(商標)テープの上側絶縁層1740a と下側絶縁層1740b の中に埋設
された。各信号導体層1720は、16本の個別信号導体1730を有した。個別信号導
体の間のピッチ距離aは0.35mmであった。4つの信号導体層1720を、それ
らの間に遮蔽用ストリップ1750を使用せずに互いを上にして一緒に束にし、信号
導体層束1725を作成した。次いで、信号導体層束1725のペアを、スタテックス社
から供給されたKasselの銅被覆ポリアミド布帛からなる遮蔽用ストリップ
1750とともに配置した。信号導体層束1725のペアを、第1遮蔽用手段1760を形成
してKasselの銅被覆ポリアミド布帛からなるチューブの中に滑り込ませた
。遮蔽用ストリップ端部1755の1つを、第1遮蔽用手段1765に電気接触するよう
に配置した。次いで、GORE−TEX(商標)絶縁用テープの絶縁層1765を、
第1遮蔽用手段1760のまわりに巻回した。第2遮蔽用手段1770は、錫被覆された
銅の編組からなり、次いでポリ塩化ビニルからなるジャケット1780を滑らせて絶
縁層1765を覆った。このようにして、8枚の信号導体層1720と128本の個別信
号導体1730を備えた電気信号ラインケーブルアセンブリ1710が得られた。 例13 この例は、図12に示した本発明の態様にしたがって構成した。個別信号導体
1030は、AWG4001の銀メッキされた銅ワイヤーからなり、ダブリュエルゴ
ア・アンド・アソシエーツ社の工場(Pleinfeld、ドイツ)で製造されたGORE
−TEX(商標)テープの上側絶縁層1040a と下側絶縁層1040b の中に埋設され
た。各信号導体層1020は、16本の個別信号導体1030を有した。個別信号導体の
間のピッチ距離aは0.35mmであった。8枚の信号導体層1020を、各々の信
号導体層1020の間に、スタテックス社から供給されたKasselタイプの銅被
覆ポリアミド布帛からなる遮蔽用ストリップ1050とともに互いを上にして一緒に
束にした。遮蔽用ストリップ端部1055を第1遮蔽用手段1065に電気接触させて配
置した。8枚の信号導体層1020を、第1遮蔽用手段1060を形成するKassel
の銅被覆ポリアミド布帛からなるチューブの中に滑り込ませ、GORE−TEX
(商標)絶縁用テープの絶縁層1065をKassel布帛のまわりに巻回した。第
2遮蔽用手段1070は錫メッキされた銅の編組からなり、次いで、ポリ塩化ビニル
からなるジャケット1080を滑らせて絶縁層を覆った。このようにして、8層と1
28本の個別信号導体を備えた電気信号ラインケーブル1010が得られた。 例14 これは、AWG4207のPD135合金ワイヤーを使用した以外は、例13
と同じ仕方と同じ材料を使用して製造した。 比較例15 比較として、132本の小形同軸ケーブルの束を備えた従来のフラットケーブ
ルを使用した。導体は、AWG4207の銀メッキされた合金ワイヤー、絶縁体
は、ePTFE及び外側導体は銀メッキされた銅からなった。フルオロポリマー
のジャケットを外側導体を覆って押出した。次いで、錫メッキされた銅のシール
ドを132本の小形同軸ケーブルの束を覆って編組し、PVCのジャケットチュ
ーブを編組シールドを覆って押出した。この電気信号ラインアセンブリは、ダブ
リュエルゴア・アンド・アソシエーツ社よりパーツ番号02−07605として
市販されている。 比較的16 1.3の誘電率を有するePTFE絶縁材を備えたAWG44(直径0.05
4mm)の信号導体を用い、50オームのインピーダンスを有する従来技術の同
軸丸形ケーブルを作成した。 比較的17 1.3の誘電率を有するePTFE絶縁材を備えたAWG44(直径0.05
4mm)の信号導体を用い、80オームのインピーダンスを有する従来技術の同
軸丸形ケーブルを作成した。 比較的18 1.3の誘電率を有するePTFE絶縁材を備えたAWG46(直径0.03
99mm)の信号導体を用い、80オームのインピーダンスを有する従来技術の
同軸丸形ケーブルを作成した。 いろいろな誘電性材料を用いた追加例 上記に教示した構造を用いるが、いろいろな誘電率を有するいろいろな誘電性
材料を用いて追加例を行った。これらは、ピッチ距離が0.35mmのとき、上
側絶縁層120aと下側絶縁層120bの異なる厚さを必要とした。表1は、電気信号ケ
ーブル10のインピーダンスが80Ωに設計された場合を例示する。表2は、電気
信号ケーブル10のインピーダンスが50Ωに設計された場合を例示する。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】 クロストーク(dB/m) クロストークの測定もまた行い、下記の表に示した。この表において、Sは信
号を搬送する個別信号導体130 を示し、Gは同じフラットケーブル45の中で接地
導体として機能する個別信号導体130 を示す。xは、測定が行われる個別信号導
体130 を分離する個別信号導体130 を示す。表中の最後の6つの記載は、フラッ
トケーブル45の中の異なる層における個別信号導体130 の間で行われたクロスト
ークの測定を示す。これらの記載の最初の3つは、分離用円筒状シールドが接地
電位にある別なフラットケーブル層(L1-L2 、L1-L3 、L1-L4 )の個別信号導体
130 の間のクロストークを示す。これらの記載の最後の3つは、個別信号導体13
0 の一部が接地導体として機能する別なフラットケーブル層(L1-L2 、L1-L3 、
L1-L4 )の個別信号導体130 の間のクロストークを示す。例1、2、5、8、及
び9の場合、分離用円筒状シールドもまた接地電位にある。
【0074】
【表3】
【0075】 表4は、ダブリュエルゴア・アンド・アソシエーツ社から入手の電気信号ライ
ンの比較例のケーブルと対比した、本発明によって製造した電気信号ラインの電
気的機械的特性の比較を示す。
【0076】
【表4】
【0077】 信号/信号値は、同じ信号導体層1020の中の任意の2つの隣接した電気信号導
体1030の間のクロストークである。例12について、サブケーブル1/サブケー
ブル2についての値は、同じ信号導体層束1725の中、即ち、2つの隣接した信号
導体層1720の間に遮蔽用ストリップがない2つの隣接した信号導体層1720の中の
2つの対応した電気信号導体1730の間のクロストークである。サブケーブル1/
サブケーブル3についての値は、同じ信号導体層束1725の中の1つの信号導体層
1730によって隔てられた2つの信号導体層1720の中の2つの対応した電気信号導
体1730の間のクロストークである。同様に、サブケーブル1/サブケーブル4に
ついての値は、同じ信号導体層束1725の中の2つの信号導体層1720、即ち、1つ
の信号導体層束1725の中の最初と最後の信号導体層1720によって隔てられた2つ
の信号導体層1720の中の2つの対応する電気信号導体1730の間のクロストークで
ある。例12の束/束のクロストークについての値は、遮蔽用ストリップ1750の
直ぐ近くの信号導体層1720の中の2つの対応する電気信号導体1730の間、即ち、
1つの信号導体層束1725の中の第1信号導体層1720と別な信号導体層束1725の中
の最後の信号導体層1720の間のクロストークを測定することによって得られる。
【0078】 例13と14についてのクロストーク値は、当然ながら、異なる信号導体層10
20の中の2つの電気信号導体1030の間に少なくとも1つの遮蔽用ストリップ1050
が常に存在することを除き、同じ仕方で測定される。例13と14の信号導体層
1020は束にされていないため、束/束の間のクロストークについて得られた値は
ない。
【0079】 比較例に示したクロストークの値は、2つの隣接した電気信号導体の間で測定
した値である。 この表より、本発明によって製造された電気信号ラインは、比較例と対比して
はるかに良好な信号伝搬速度を有することが理解できる。電気信号導体の適切な
選択によって、クロストークは、比較例のそれと少なくとも比較できる値まで抑
えることができる。まさに実用においては、20dBよりも高い値が許容できる
ことが知られている。同じライン長さについて、本発明の電気信号ラインはかな
り軽量であり、即ち、132本のラインについて25%にも及ぶ重量削減が得ら
れる。 重さ 表6は、長さあたりの重さの測定と、例No.のそれぞれの計算を示し、ここ
で、長さあたりの重さの値を、電気信号ケーブルのキャパシタンスで割った。例
4において、長さあたりの重さは、1つの信号導体と2つの隣接接地導体を含む
「見かけ上の単一同軸」として測定した。
【0080】
【表5】
【0081】 表6から、本発明の電気信号ケーブルは、そのインピーダンスに対比して非常
に低い長さあたりの重さを有することが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、信号導体と接地導体のいろいろな態様を有する本発明電気信号ケーブ
ルの好ましい態様を横断面図で示す。
【図2】 図2は、電気信号ケーブルのもう1つの好ましい態様を横断面図で示す。
【図3】 図3は、本発明の電気信号ケーブルを斜視図で示す。
【図4】 図4は、本発明の電気信号ケーブルアセンブリのもう1つの態様を示す。
【図5】 図5は、本発明の電気信号ケーブルに使用されるフラットケーブルの横断面図
を示す。
【図6】 図6は、本発明の電気信号ケーブルのための複数の信号導体層を製造する方法
を示す。
【図7】 図7は、信号導体層の製造に使用される焼成装置を示す。
【図8】 図8は、電気信号ケーブルの屈曲寿命を試験するための装置の図を示す。
【図9】 図9は、本発明のもう1つの態様を示す。
【図10】 図10は、本発明のもう1つの態様を示す。
【図11】 図11は、本発明のもう1つの態様を示す。
【図12】 図12は、本発明のもう1つの好ましい態様による電気信号ケーブルを示す。
【図13】 図13は、図12の電気信号ケーブルの製造方法を示す。
【図14】 図14は、本発明のもう1つの態様による電気信号ケーブルを示す。
【図15】 図15は、本発明のもう1つの態様による電気信号ケーブルを示す。
【図17】 図17は、本発明に使用されるのに適する信号導体層のもう1つの例を示す。
【図18】 図18は、本発明の電気信号ケーブルのもう1つの態様を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ホフマン,ハイケ スイス国,7013 ドーマット/エムス,シ ェラット 20 Fターム(参考) 5G311 CA05 CB01 CB03 CC01 CC02 CD03 CE01 CE02 CE05 5G319 CA04 CB07

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの導電体(1, 2, 3, 4, 4a, 4b, 7, 8, 30, 5
    0, 70, 90, 130, 1030, 1050, 1060, 1070, 1150, 1130, 1270, 1330, 1630, 16
    50, 1750) を備えた電磁波伝送用電気信号ケーブル(10; 1010; 1110; 1210; 171
    0)であって、 その少なくとも1つの導電体は信号導体(4a, 7, 1030, 1130, 1330, 1630) で
    あり、その少なくとも1つの他の導電体は接地導体(4b, 8, 30, 50, 70, 90, 13
    0, 1050, 1060, 1070, 1150, 1270, 1650, 1750)であり その信号ケーブルの長さあたりの重さと、電気信号導体の直径とその信号ケー
    ブルのインピーダンスの積、の比が下記の値を下回る 【数1】 電気信号ケーブル(10; 1010; 1110; 1210; 1710)。
  2. 【請求項2】 その比が下記の値を下回る請求項1に記載の電気信号ケーブ
    ル(10; 1010; 1110; 1210; 1710)。 【数2】
  3. 【請求項3】 導電体の充填密度が1〜100本/mm2 の範囲である請求
    項1に記載の電気信号ケーブル(10; 1010; 1110; 1210; 1710)。
  4. 【請求項4】 電気信号ケーブルが、同一平面上に配置された導電体(130,
    1630) を備えたフラットケーブルとして構成された請求項1に記載の電気信号ケ
    ーブル(10)。
  5. 【請求項5】 2番目又は3番目ごとの導電体が接地導体である請求項4に
    記載の電気信号ケーブル(10)。
  6. 【請求項6】 導電体(130, 1630) が互いに平行に配置された請求項1に記
    載の電気信号ケーブル(10)。
  7. 【請求項7】 各接地導体が、撚りペア(1) として対応信号導体と一緒に配
    置された請求項1に記載の電気信号ケーブル(10)。
  8. 【請求項8】 2つの導電体がリボンペア(2) として配置された請求項1に
    記載の電気信号ケーブル(10)。
  9. 【請求項9】 2つの導電体(3) が互いに同軸に配置された請求項1に記載
    の電気信号ケーブル(10)。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの信号導体(4a)が絶縁コーティングを備え
    た請求項1に記載の電気信号ケーブル(10)。
  11. 【請求項11】 少なくとも電気信号導体が0.102mm以下の直径を有
    する請求項1に記載の電気信号ケーブル(10)。
  12. 【請求項12】 導電体のとりわけ信号導体と接地導体の数がそれぞれ64
    〜512本である請求項1に記載の電気信号ケーブル(10)。
  13. 【請求項13】 信号導体が少なくとも1つの層の中に配置され、少なくと
    も1つの接地導体が電気信号ケーブルの少なくとも1つの別な層の中に配置され
    た請求項1に記載の電気信号ケーブル(10)。
  14. 【請求項14】 信号導体層及び/又は接地導体層が、中心軸のまわりに編
    組又は横巻きされた請求項13に記載の電気信号ケーブル(10)。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの信号導体層と少なくとも1つの接地導体
    層が互いに重ねられた請求項13に記載の電気信号ケーブル(10)。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの信号導体層(40, 60)が中心軸(15)のまわ
    りに円筒状に配置され、その少なくとも1つの信号導体層(40, 60)が複数のフラ
    ットケーブル(45)を備え、そのフラットケーブル(45)の各々が、フラットケーブ
    ル絶縁体(120) の中に収められてそれによって互いにあるピッチ距離(a) で隔て
    られた複数の同一平面上の電気信号導体を有する請求項13に記載の電気信号ケ
    ーブル(10)。
  17. 【請求項17】 そのフラットケーブル(45)が中心軸(15)のまわりに円筒状
    に編組された請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  18. 【請求項18】 そのフラットケーブル(45)が中心軸(15)のまわりに円筒状
    に横巻きされた請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  19. 【請求項19】 外側シールド(90)がその少なくとも1つのサブケーブルア
    センブリ(40, 60)のまわりに配置された請求項16に記載の電気信号ケーブル(1
    0)。
  20. 【請求項20】 その複数の少なくとも1つの信号導体層(40, 60)が中心軸
    (15)のまわりに円筒状に配置された請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  21. 【請求項21】 その複数の少なくとも1つのサブケーブルアセンブリ(40,
    60)が分離用円筒状シールド(50, 70)によって互いに隔てられた請求項20に記
    載の電気信号ケーブル(10)。
  22. 【請求項22】 チューブ状スペーサー(20)がその少なくとも1つのサブケ
    ーブルアセンブリ(40, 60)の中に配置された請求項16に記載の電気信号ケーブ
    ル(10)。
  23. 【請求項23】 そのチューブ状スペーサー(20)が充実材料から構成された
    請求項22に記載の電気信号ケーブル(10)。
  24. 【請求項24】 そのチューブ状スペーサー(20)が中空チューブの形態であ
    る請求項22に記載の電気信号ケーブル(10)。
  25. 【請求項25】 そのチューブ状スペーサー(20)がストランド材料からなる
    請求項22に記載の電気信号ケーブル(10)。
  26. 【請求項26】 内側円筒状シールド(30)がそのチューブ状スペーサー(20)
    とその少なくとも1つの信号導体層(40, 60)の間に配置された請求項22に記載
    の電気信号ケーブル(10)。
  27. 【請求項27】 内側円筒状シールド(30)がその少なくとも1つの信号導体
    層(40, 60)の中に配置された請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  28. 【請求項28】 外側円筒状シールド(70)が、その少なくとも1つの信号導
    体層(40, 60)の外側の1つとその外側シールド(90)の間に配置された請求項19
    に記載の電気信号ケーブル(10)。
  29. 【請求項29】 その外側円筒状シールド(70)が、第1絶縁層(80)によって
    その接地シールド(90)から隔てられた請求項28に記載の電気信号ケーブル(10)
  30. 【請求項30】 第2絶縁層(100) が、その外側接地シールド(90)とそのジ
    ャケット(110) の間に配置された請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  31. 【請求項31】 そのフラットケーブル絶縁体(120) が、下側絶縁体(120b)
    に取付けられた上側絶縁体(120a)を備えた請求項16に記載の電気信号ケーブル
    (10)。
  32. 【請求項32】 そのフラットケーブル絶縁体(120) が、下側絶縁体(120b)
    にラミネートされた上側絶縁体(120a)を備えた請求項31に記載の電気信号ケー
    ブル(10)。
  33. 【請求項33】 そのフラットケーブル絶縁体(120) が、接着剤によって下
    側絶縁体(120b)に接着された上側絶縁体(120a)を備えた請求項31に記載の電気
    信号ケーブル(10)。
  34. 【請求項34】 その接着剤が、ポリエステル、ポリウレタン、又はフッ素
    化エチレン/プロピレンを含む熱可塑性接着剤の群から選択された請求項33に
    記載の電気信号ケーブル(10)。
  35. 【請求項35】 そのフラットケーブル絶縁体(120) が、接着促進剤を用い
    て下側絶縁体(120b)に取付けられた上側絶縁体(120a)を備えた請求項31に記載
    の電気信号ケーブル(10)。
  36. 【請求項36】 その接着促進剤が、フッ素化エチレン/プロピレンとペル
    フルオロアルコキシを含むフッ素化コポリマーの群から選択された請求項35に
    記載の電気信号ケーブル(10)。
  37. 【請求項37】 その上側絶縁体(120a)と下側絶縁体(120b)が、ペルフルオ
    ロアルコキシ、フルオロエチレン−プロピレン、ポリエステル、ポリエチレンと
    ポリプロピレンを含むポリオレフィン、ポリメチルペンテン、ポリテトラフルオ
    ロエチレン、又は延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンからなる絶縁材の群から
    形成された請求項31に記載の電気信号ケーブル(10)。
  38. 【請求項38】 その上側絶縁体(120a)と下側絶縁体(120b)が、延伸膨張ポ
    リテトラフルオロエチレンから形成された請求項37に記載の電気信号ケーブル
    (10)。
  39. 【請求項39】 そのフラットケーブル絶縁体(120) が、押出されたポリマ
    ーを含んでなる請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  40. 【請求項40】 ジャケット(110) が、その電気信号ケーブルアセンブリ(1
    0)の外側のまわりに配置された請求項16に記載の電気信号ケーブル(10)。
  41. 【請求項41】 複数の信号導体層(1020, 1120, 1220, 1320, 1620, 1720)
    が互いの上に重ねられ、各々の信号導体層(1020, 1120, 1220, 1320, 1620, 172
    0)が、絶縁体(1040a, 1040b)の中に収められて第1ピッチ距離aによって互いに
    隔てられた複数の同一面内の電気信号導体(1030, 1130, 1230, 1330, 1630, 173
    0)を備え、それによって第1ピッチ距離aが0.1mm〜10mmであり、電気
    信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)の特性インピーダンスが50Ω〜200
    Ωの範囲である請求項13に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)
  42. 【請求項42】 絶縁体(1040a, 1340a, 1640a, 1740a, 1040b, 1340b, 164
    0b, 1740b)が下側絶縁体(1040b, 1340b, 1640b, 1740b)に取付けられた上側絶縁
    体(1040a, 1340a, 1640a, 1740a)を備えた請求項41に記載の電気信号ケーブル
    (1010, 1110, 1210, 1710)。
  43. 【請求項43】 その上側絶縁体(1040a, 1340a, 1640a, 1740a)が、その下
    側絶縁体(1040b, 1340b, 1640b, 1740b)にラミネートされた請求項41に記載の
    電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  44. 【請求項44】 その上側絶縁体(1040a, 1340a, 1640a, 1740a)と下側絶縁
    体(1040b, 1340b, 1640b, 1740b)が、ポリエチレン、ペルフルオロアルコキシ、
    フルオロエチレン−プロピレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリテ
    トラフルオロエチレン、又は延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンからなる絶縁
    材の群から形成された請求項41に記載の電気信号ケーブル(10)。
  45. 【請求項45】 その上側絶縁体(1040a, 1340a, 1640a, 1740a)と下側絶縁
    体(1040b, 1340b, 1640b, 1740b)が、延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンから
    形成された請求項44に記載の電気信号ケーブル(10)。
  46. 【請求項46】 遮蔽用ストリップ(1050, 1150, 1250, 1650, 1750)が、少
    なくとも2つの信号導体層(1020, 1120, 1220, 1320, 1720)の間に位置する請求
    項41に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  47. 【請求項47】 その遮蔽用ストリップ(1050, 1150, 1250, 1650, 1750)が
    その絶縁体(1040a, 1340a, 1640a, 1740a, 1040b, 1340b, 1640b, 1740b)にラミ
    ネートされた請求項46に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  48. 【請求項48】 その遮蔽用ストリップ(1050, 1150, 1250, 1650, 1750)の
    少なくとも1つの端部(155) に電気接触する第1遮蔽用手段(1060, 1260, 1760)
    をさらに備えた請求項48に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)
  49. 【請求項49】 その第1遮蔽用手段(1060, 1260, 1760)がそのサブケーブ
    ルアセンブリ(1020, 1120, 1220, 1320, 1720)を囲む請求項48に記載の電気信
    号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  50. 【請求項50】 絶縁層(1065)がその第1遮蔽用手段(1060, 1260, 1760)を
    囲む請求項49に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  51. 【請求項51】 その第2遮蔽用手段(1070, 1170, 1270, 1770)がその信号
    導体層(1020, 1120, 1220, 1320, 1720)を囲む請求項41に記載の電気信号ケー
    ブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  52. 【請求項52】 絶縁層(1065, 1165, 1265, 1765)が、第1遮蔽用手段(106
    0, 1260, 1760)と第2遮蔽用手段(1070, 1170, 1270, 1770)の間に配置された請
    求項51に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  53. 【請求項53】 ケーブルジャケット(1080, 1180, 1280, 1780)がその信号
    導体層(1020, 1120, 1220, 1320, 1720)を囲む請求項41に記載の電気信号ケー
    ブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  54. 【請求項54】 少なくとも1つのスペーサー(1090, 1190, 1290, 1790)が
    電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)を付形するためにケーブルジャケッ
    ト(1080, 1180, 1280, 1780)の中に配置された請求項41に記載の電気信号ケー
    ブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  55. 【請求項55】 その信号導体層(1020, 1320, 1720)が、実質的に互いに平
    行な面内に配置され、上面と底面を有する請求項41に記載の電気信号ケーブル
    (1010, 1110, 1210, 1710)。
  56. 【請求項56】 その信号導体層(1020, 1320, 1720)を囲むケーブルジャケ
    ット(1080, 1280, 1780)をさらに備え、その少なくとも1つのスペーサー(1090,
    1290, 1790)が、相互に実質的に平行な面内に配置されたその信号導体層(1020,
    1320, 1720)の上面とケーブルジャケット(1080, 1280, 1780)の間に配置された
    第1の三日月形スペーサー(1090, 1290, 1790)と、相互に実質的に平行な面内に
    配置されたその信号導体層(1020, 1320, 1720)の下面とケーブルジャケット(108
    0, 1280, 1780)の間に配置された第2の三日月形スペーサー(1090, 1290, 1790)
    を備えた請求項55に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)。
  57. 【請求項57】 その信号導体層(1120)がスペーサー(1190)のまわりに螺旋
    状に配置された請求項54に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)
  58. 【請求項58】 電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)が円筒状の形
    状であってある軸を有し、そのスペーサー(1190)が円筒状の形状であってある軸
    を有し、そのスペーサー(1190)の軸が、電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1
    710)の軸と同軸である請求項57に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210,
    1710)。
  59. 【請求項59】 その電気信号ケーブル(1220)がそれ自身の軸のまわりに撚
    りを入れられた請求項41に記載の電気信号ケーブル(1010, 1110, 1210, 1710)
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