JP2002513896A - エネルギー案内チェーン - Google Patents
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Hydraulic Turbines (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
Description
に関節式に連結された多数のチェーンリンクを有し、上側条体、下側条体および
その二つの条体を連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能であり
、上側条体が下側条体の上に載っているケーブルやホースなどを案内するための
エネルギー案内チェーンにおいて、上側条体および/または下側条体の少なくと
もいくつかのものにローラが設けられており、エネルギー案内チェーンの移動時
にこれらのローラが対向する条体のチェーンリンク上に設けられた走行面上を転
動できるようになされていることを特徴とするエネルギー案内チェーンに関する
。
れ以上の領域にもわたる相当な長さを有する。したがって、駆動部はエネルギー
案内チェーンを移動させるために相応に高い駆動力を与えなければならない。こ
れは、特にエネルギー案内チェーンの上側条体が移動中に下側条体の上に載って
いて、非常に長いエネルギー案内チェーンによってかなりの大きさに達する対応
する滑り摩擦を克服しなければならないような場合である。チェーンリンクのそ
れぞれの滑り面の摩耗は上側条体と下側条体の間の摩擦によって増大する。
から、エネルギー案内チェーンにおいて長さにも変化が生じ、これは応力を受け
ないチェーンの長さに対して容易におおよそ8%にも達し得る。この長さの変化
は、チェーンリンク間に常に存在する遊びとチェーンリンクに常に存在する弾性
の結果として生じる。このエネルギー案内チェーンの伸長は、エネルギー案内チ
ェーンによって案内されるホース等に対応する応力を生じさせる。
物を用意して、上側条体がこの支持構造物上を移動できるようにすることが通常
行なわれている。エネルギー案内チェーンの移動を容易にするために、支持構造
物に沿って転動することができるローラを設けたチェーンリンクがある。しかし
、この形式の支持構造物の構成は非常に複雑であり、また上側条体が下側条体の
上に配置されているエネルギー案内チェーンを移動させるときにはこの支持構造
物は用いられない。このような場合には、支持部材を側方に揺動させてエネルギ
ー案内チェーンの移動範囲から外すことができるように支持構造物を設計するこ
とが提案された。しかしこれは、対応する回動機構を必要とし、適切な保守を必
要としかつエネルギー案内チェーンの移動速度を制限する。一般に、必要な技術
的努力は全く別にしても、エネルギー案内チェーンの多くの適用分野では支持構
造物を用いることは有利ではない。
力とできるだけ低い摩耗で移動させることができ、できるだけ設計の簡単なエネ
ルギー案内チェーンを設計することにある。
クの少なくともいくつかのものにローラを設け、これらのローラをエネルギー案
内チェーンの移動時に対向する側の条体のチェーンリンク上に設けた走行面上を
転動できるように配置することで解決される。
て移動する際に回転する要素であるものとして理解すべきである。たとえば、側
方に突出しているチェーン帯体の領域を走行面とすることができる。
動することができ、上側条体と下側条体の間の摩擦は本発明によって提供される
ローラによって大幅に減少する。たとえば、本発明によるエネルギー案内チェー
ンの摩擦は、同様な設計の従来のエネルギー案内チェーンの摩擦の約6分の1ま
たはそれ以下であり、これは同じ駆動力についてチェーンを6倍またはそれ以上
の長さにできることを意味する。
ー案内チェーンと比較して伸が著しく小さくなる。上側条体と下側条体の間の接
触面における摩耗も著しく低下する。
ギー案内チェーンを特に軽量に設計することができ、これは、エネルギー案内チ
ェーンの長さとその移動速度をこれに対応する高い値にできることを意味する。
ができ、ローラの取付けを適当な安定した設計にすることができる。したがって
、コネクタを別途に必要としない。
向かって少なくともチェーン帯体をわずかに越えて突出させることが好ましい。
この意味で、ローラの回転軸はチェーン帯体の断面中に位置している。
直接形成することができる。これに関連して、チェーン帯体をエネルギー案内チ
ェーンの延伸状態で連続した走行面が形成されるように設計することができるの
で、特にチェーン帯体の結合部において走行面の高さの差は非常に小さいか全く
ない。
ーン帯体の横方向に、すなわちエネルギー案内チェーンの長手方向に直角な方向
において閉じた設計にすることができる。この方法で形成されたポケットは一方
の側部においてのみ開いており、内部が完全に包囲されたエネルギー案内チェー
ンの設計を可能にする。
ばならない。この目的のために、チェーン帯体はローラの領域に必要に応じて対
応する幅を有するより広幅の部分を設けることができ、チェーン帯体の壁厚をチ
ェーン帯体の結合部に向かって、またはチェーン帯体の中心縦軸に向けて減少さ
せることができる。
とができ、ローラをエネルギー案内チェーンの長手方向に互いに離間させること
によって、ローラおよびベアリングにかゝる応力を夫々の場合においていくつか
の異なるローラに分散させることができる。
れた横方向部材によって帯体を連結することができる。対向する帯体の狭い側部
を二つの横方向部材によって連結することが好ましく、特に各横方向部材を帯体
上の結合部または端部のすぐ近くに位置させることができるので、特に長いリン
クの場合にチェーンリンクの安定性が増加する。このようにして、4個、または
必要であれば3個または2個だけの横方向部材によって帯体を連結することがで
きる。隣接する帯体の内部を部分的に覆う広幅部を横方向部材の側部に設けるこ
とは特に有利である。完全に閉じたケーブルチャネルとするように横方向部材に
頂部および底部部材を設ける場合には、帯体の一つの狭い側における隣接する横
方向部材間の間隔と帯体の長さを、ローラのないチェーンリンクのピッチの2倍
とすることが好ましい。したがって、特別の部品を必要とせずに閉じたチャネル
を形成するために、すでに使用されているリンクの2倍も多い頂部部材と底部部
材を、ローラを設けたリンクに取り付けることができる。
くとも一つのローラを設けることができ、エネルギー案内チェーンの長手方向に
おけるローラの前方または後方に、好ましくは前方および後方に横方向部材を配
置する。チェーン帯体がこれらに取り付けたローラによって長くなう場合にはい
くつかの横方向部材を有する構成が特に好ましい。
って立ち上がる上昇斜面を有することができる。このようにして、チェーン帯体
を越えて突出するローラの高さを回転軸のどのような構成についても減少させる
ことができ、これはエネルギー案内チェーンの静かな走行に有利な効果を有する
。
を有するフランジを設けることができ、フランジはローラの回転軸よりも大きな
半径方向寸法の部を有することができ、これらの部分にはフランジをチェーン帯
体に取り付けるための手段が設けられている。これに関連して、ローラをフラン
ジの片側または両側に取り付けることができる。回転軸をフランジの片側および
チェーン帯体の対向部にも取り付けることができる。
する側の条体の方向において架橋することのできる手段を設けることができる。
これは、例えば対応するキャップを使用することによって達成できる。これは、
対向する条体のチェーンリンクにある凹部の中にローラが取り付けられていない
場合に、一方の条体のローラがこれらの凹部に入り込むことを防止する。
きる。このようにして、エネルギー案内チェーンを既知のチェーンリンクから実
質的に構成し、これらの間にローラを付設したチェーンリンクを例えば数個のチ
ェーンリンクの間隔で挿入することができる。
平行に走行する狭い側部の一つにローラを受け入れるための凹部を設けて、チェ
ーン帯体の対向する狭い側部には凹部がなく、チェーン帯体には対向する側の条
体に面する狭い側部の一つを随意に取り付けることができるように設計すること
もできる。したがって同じチェーン帯体を、ローラ付きまたはローラなしの組立
品のために随意に使用することができる。この目的のためにはチェーン帯体をそ
の長手方向軸の周りに、またはチェーン帯体の長手方向に直角なチェーン帯体の
中心面を通じて延出する軸の周りに180°回転させるだけでよい。
きなピッチを有する。特に長さが非常に異なるリンクが交互に連結されていると
きには、曲げ半径を通過するチェーンの走行が一様でなくなるので長さがある寸
法を越えることは望ましくない。したがって、本発明の一つの形態では、外側に
突出したチェーン帯体の側部にローラを取り付け、また側方に向かって突出する
チェーン帯体のより広幅部が走行面とされる。このようにして、ローラを有しな
いチェーンリンクのピッチをローラを有するチェーンリンクに保持させることが
できる。
てのチェーン帯体(外側帯体と内側帯体の両方)に、走行面を形成するより広幅
部が好ましく設けられ、それによって、少なくとも一つの実質上閉じた走行面が
エネルギー案内チェーンの長さに沿って形成される。
できる。
ーンリンクにローラを設けることは必ずしも必要ではなく、したがって二つ以上
のチェーンリンクの間隔でローラをエネルギー案内チェーンに取り付けることも
できる。これに関連して、ローラ間を等間隔にし、たとえば4個又は5個のチェ
ーンリンク毎に対向ローラが設けられる。
置することもできる。したがって、ローラをより大きな頻度周期で配置すること
ができ、ローラ間隔はたとえば、あるチェーンリンクからみて、ローラを3個の
チェーンリンクの後に、次いで5個のチェーンリンクの後に、次いで3個のチェ
ーンリンクの後等のようにして、チェーンの長手方向に取り付けることができる
ように変えることができる。この意味において、チェーンリンクについてのロー
ラの配置を不規則にすることもできる。
なく、これは、チェーン帯体の種々の条体にわたるローラの配置が対称である必
要のないことを意味する。
時点において、すべてのローラが必ずしも同時に互いに接触せず、二三のローラ
のみが接触し、ローラ接触間の時間が変化し得るという利点を有する。この方法
で、ローラ相互の接触によって生ずる僅かな揺動をエネルギー案内チェーンにわ
たって不規則に分散させることができるので、エネルギー案内チェーンが急速に
移動したときにきに、エネルギー案内チェーンの全長に沿った脈動を防止するこ
とができる。これはエネルギー案内チェーンの静かな走行を改善することができ
る。
、対向する側、または両側にチェーン帯体の長手方向軸を越えて突出するローラ
を設けることができる。このようにしてこれらのローラを、上側条体または下側
条体の領域に随意に取り付けることができ、またはエネルギー案内チェーンが端
点の両側を移動できる場合には、チェーン帯体の両側に取り付けることができる
。
る騒音をさらに減少させ、下側条体と上側条体との間の摩擦をさらに低下させる
ために、本発明の好ましい態様ではローラが、ローラの走行面において互いに一
定距離をおいて位置するいくつかの案内溝によって形成された案内異型形状を有
しており、これらの案内溝の深さはこれと組合されるチェーン帯体の走行面を越
えてローラが突出する距離に少なくとも等しくなされている。
のローラが接触すると、これらのローラは案内溝の形状のためにほぼ一つの溝の
幅だけ片寄るので、互いに接触するローラの異型形状がかみ合うことになる。エ
ネルギー案内チェーンの弾性によって上側条体と下側条体とが互いに僅かに片寄
って走行することが容易になる。この片寄りはほぼ一つの案内溝の幅に相当する
。これによって、二つのローラが接触し合ったときに上下に重なる二つの条体の
圧縮が好ましく防止される。ここではローラは互いに上昇下降する必要はないの
で、そうでなければ上側条体に加えなければならない著しい引張り力が節減され
る。このようにして接近するロ−ラは互いに簡単に通過することができる。
が好ましい。
ン帯体の平行条体を有するエネルギー案内チェーンにローラを設けることも特に
可能である。たとえば、ローラを外側条体にのみ置くことができ、またローラを
チェーン帯体の一つまたは複数の内側条体上に交互に、または追加的に設けるこ
ともできる。
つの領域において、チェーンリンクの部分が相互に連結され、駆動体にもっとも
近いチェーンリンクが、チェーンの長手方向に沿っては実質的に非伸張性であり
チェーンの曲げ方向に可とう性のある少なくとも一つの部材によって張力に抗す
る態様で駆動体に連結されていることが特に好ましい。この形式の部材は、ドイ
ツ特許第19807083号に記載されており、その開示された内容はこゝに全
て含まれている。
によって、エネルギー案内チェーンを引張応力の下で伸長させずにチェーンを最
小の動力で非常に長い距離にわたって移動させることができる。これは特に長い
エネルギー案内チェーンが制御されることを一般的に可能にし、したがってエネ
ルギー案内チェーンの新しい適用分野を開くものである。
ている部分は、いくつかのチェーンリンクを含むことが好ましい。これらの部分
は同一でも異なっていてもよい。異なった長さのものを用いることが好ましく、
チェーンの引張応力が駆動体に向かって増加することによってこれらの部分が駆
動体に向かって短くなる。
一つを、チェーンの中で案内される索体の一つとすることができる。非伸張性部
材、または複数の非伸張性部材の少なくとも一つを索体とは別に配置することが
好ましい。索体は別に配置された一つまたは複数の部材をチェーンの内部に設け
ることができ、この部材はたとえば鋼製ケーブルから構成されている。しかし、
これらの特性を示す部材であれば他のあらゆる種類のものが考えられる。
ることが好ましく、駆動体に最も近い部分のチェーンリンクは、チェーンの長手
方向に非伸張性でありチェーンの曲げ方向に可とう性である少なくとも一つの部
材によって、張力に抗する態様で駆動体に連結されている。
張力に抗する態様で取り付け条片をチェーンリンクの対向する帯体に接続するこ
とが好ましい。
ことが好ましく、これらのクランプにも、鋼製ケーブルの端部用の締付け部材ま
たはその他の適切な部材が設けられる。
組合されるチェーンリンク用のリンクピンの機能を果たす。これは、帯体上のピ
ンが、直接に隣接するチェーンリンクの重なり合う領域における二つの整合した
開口部を通って到達することによって積極的な連結部を形成し、それによりこれ
らのチェーンリンクの回動軸を形成することを意味する。この構成によって、索
体および条片の上に取り付けられた別の非伸張性部材を回動軸の周りに回動的に
配置することができる。
の突出部は、接合部間のチェーンリンクの内部の対応する形状の溝と係合する。
一連のチェーンのすべてのチェーンリンクに設けられた溝を使用して、チェーン
帯体の間に他の部品を取り付けることもできる。
ェーンリンクから構成することができる。横方向部材は、夫々の場合において、
着脱可能に帯体に取り付けることができ、帯体と一体に成形することもでき、ま
たは閉じたチャネルが形成されるような幅を有することもできる。接合連結部は
たとえば一体形蝶番などのように任意に設計することもできる。
て条体を形成する外側帯体として設計されている。この目的のために、リンクピ
ン5が外側帯体1の端部3、4に設けられ、対応するピンガイド8が内側帯体2
の端部部分6、7に設けられ、また対応する対応するストップ対9、10が設け
られて回動角を制限する。
。
のチェーン内部とは反対の側部において、帯体の長手方向軸に直角に延設された
斜面13、14を通じて端部2、3につづいている。
ランジ16によって回転的に取り付けられている。ローラの回転軸17は、一端
部ではフランジ16によって、また他端部ではチェーン帯体によって凹部中に固
定されている。
ることができるので、上側条体は下側条体の上におかれたまま移動することがで
きる。
のローラの走行面となり、結合部によって画定される隣接チェーンリンクの回動
軸の間に実施的に延出されている(図6〜8)。これは、エネルギー案内チェー
ンの延伸時に、走行面部26は継目連結部の高さにおいて隣接チェーン帯体間に
何等くぼみを形成せず、したがって高さの差がほとんどまたは全くないチェーン
の長さにわたるローラの連続走行面が得られる。
15の前後に位置する上昇斜面20を有し、これらはローラ15に向かって立ち
上がり、実質上帯体の回動軸の高さで始まる。これに関連して、上昇斜面20の
傾斜を比較的小さく、たとえば80mmの長さに対して約3mmの高さだけ上昇
させることができる。ローラ15の領域18は、上昇斜面20の頂部を超えて約
2mmだけ上方に突出している。
面を有していない。
に相当する。
は比較的小さい。しかし、チェーン帯体の高さに対して著しく小さな直径を有す
るローラを使用することもできる。
ローラの走行面を広げることも可能であり、これによって、チェーン帯体の狭い
側部19に対する表面圧力が低下し、したがって材料への応力はさらに低下する
。
ピン21の対が、広幅の中央部11、12の高さで互いに実質的に離間して配置
されているので、対向する内側帯体と外側帯体は4つの横方向部材によって連結
され、それによってチェーンリンクの安定性が増加する。これに関連して、外側
帯体のピン21はエネルギー案内チェーンの長手方向においてロ−ラ15の前後
に配置されている。内側帯体の横方向部材22も互いにある距離をおいて取り付
けられている(図5)。チェーン帯体1の対向側が(図示するように)ローラを
設けていない場合には、この側のチェーン帯体はローラの高さに位置する単一の
横方向部材によって随意に連結することもできる。
つのチェーン帯体に直列に取り付けることもできる。この場合も、ローラはフラ
ンジによって広幅部に取り付けられる。図1、2のチェーン帯体におけるように
、横方向部材22は広幅部の端部に設けられている。それらはは、必要に応じて
ローラの間に設けることもできる。ローラ15間の走行面部は帯体の対向する狭
い側に平行に延出されている。
してこれらに乗り上げるまで対向する条体のチェーン帯体1の狭い側部19の上
を転動する。
16によって固定され、他端でチェーン帯体によって固定されていることを示し
ている。回転軸はボールベアリング25の軸受輪24を有する。フランジ16は
チェーン帯体に3本の植込みボルト23によって非回転的に取り付けられ、帯体
1と完全に同一平面にあるので、フランジは側方に突出していない。これに関連
して、ローラ15はチェーン帯体の幅の約半分である。フランジ11が、実質上
ローラ12を囲むように設計することもできる。
特に安定したローラの取り付けがえられる。ローラはエネルギー案内チェーンの
断面内に位置し、回転軸はチェーン帯体の断面内に位置し、したがって突出する
領域はなくなる。
15の直径に対して比較的小さいので、エネルギー案内チェーンの非常に静かで
円滑な動作が可能になる。
ぞれの狭い側部19に面する開口部をキャップ25aで覆うことができ、これを
取り付けるためにスナップ部材25bを帯体に設けることができ、ローラの取付
け部材は組み立てられたままにしておくことができる。同じキャップまたは別の
キャップを使用して、ローラの取付け部材を受け入れる側部片の側域を覆うこと
もできる。これに関連して、キャップを帯体のそれぞれの外表面と面一にするこ
とができる。
4に直接隣接して配置されている。外側帯体1における横方向部材22の端部の
広幅部36は、僅かに小さな遊びを伴って内側帯体の端部部4の内側に重なり合
っているので、この重なり合いによってチェーンの安定性が増加する。
は、エネルギー案内チェーン27のすべてのチェーン帯体にローラを設ける必要
はない(図6に示すように)。そうではなく、それらをチェーン帯体上で互いに
、たとえばチェーンリンクの3個または4個ごとに離間させて設けることができ
る。ローラを近接させて、たとえば各チェーンリンク毎に配置した場合には、屈
曲領域30から上側条体28へ遷移する間にもローラがまず下側条体29と接触
し、それによって滑り摩擦が回避される。
りも長いローラを有するチェーンリンク38を設けることもできる(図6)。
、重なり合された上側条体は、僅かに突出したローラによって自立式に配置され
、ローラを介してのみ下側条体の上に載っており、したがって上側条体と下側条
体が相対移動する場合に摩擦が特に低い値になる。上昇斜面20(図7)によっ
てチェーン条体間の間隙が広げられる。
ーンの長手方向には非伸張性でチェーンの曲げ方向には可とう性のある鋼製ケー
ブルをエネルギー案内チェーンに取り付けることができる。
れて案内するためのエネルギー案内チェーン27を示し、駆動体は横方向部材(
図10には図示せず)によって互いに連結された横断方向の対向する帯体1から
成る二つの平行な帯体の条体を有する。各帯体の条体の直接隣り合う帯体1a、
1bはチェーンの曲げ方向に互いに相対的に回動することができる。
体を通り連続してチェーンの下側条体へ延出するチェーンの一つの部分には、非
伸張性でチェーンの曲げ方向に可とう性である部材34(34a、34b、34
c、34d、34e、34f、34g)が設けられている。これらの部材はチェ
ーンリンク35a、35b、35c、35d、35e、35f、35gを相互に
連結し、これらはいくつかのチェーンリンクによって相互にかつ駆動体33から
離れた部分においてチェーンの組合される領域において取付けられている。
では、ローラ15はチェーン帯体1、2の外側に取り付けられている。ローラ1
5は覆われていない。外側帯体1と内側帯体2の側部に設けられたL形断面を有
する広幅部39は走行面として使用され、ローラ15を有するチェーンリンク3
8の上に窓状の凹部を有し、これをローラ15が通過する。チェーン帯体1、2
の外側にチェーンの断面を越えてローラ15を配置することは、ローラを有する
チェーンリンク38のピッチをもっと小さくできること、すなわちローラのない
チェーンリンク37のピッチと同程度に小さくできる利点を有する。
体1の外側に一体的に成形されたベアリングピン41の上に止め輪42で固定さ
れたボールベアリング25(単に略画として示す)によって取り付けられている
。
、各々長手方向にローラ15のための閉じた走行面を形成し、この構成では、図
13、14に示すように、ローラ15に向かって立上がる上昇斜面を設けること
もできる。
ローラ付きチェーンリンク38の二つの異なった相対的な位置を示す。図14は
、横方向にずれた位置にあるローラ付きチェーンリンク38を示す。図13に示
すように上側条体28と下側条体29のローラ15が接触するときには、上側条
体28に示すローラ15は上昇斜面20と下側条体29のローラ15を「上昇」
しなければならないので、上側条体28は下側条体29に対して上昇せねばなら
ない。上昇斜面20は、広幅部39の走行面上におけるローラ15の突出を最小
にするので、エネルギー案内チェーンのむらのある走行を引き起こすことのある
ローラ15相互間の脈動的な飛び跳ねは生じない。
施例を示し、ここではローラ15は案内異型形状、すなわち互いに離間した台形
断面を有するいくつかの全周案内溝40を設けている。二つの接触しているロー
ラの案内溝40の間にある突条43は正面で接触し、案内溝が台形断面であるた
めに、図15に示すように上側条体28と下側条体29の相対位置に横方向のず
れを生じさせる。このずれは一つの案内溝40の幅にほぼ等しいので、上側条体
28のローラは下側条体29のローラを通過する。この目的のためには、案内溝
40の深さは当然広幅部39によって形成される走行面からのローラ15の距離
よりも大きいかまたは等しくなければならない。
較的大きな距離にわたって容易にこのようなずれた位置をとることができ、これ
によって摩擦を確実に非常に低い値にする。
側条体29のチェーンリンクのローラとが接触すると、前者のローラが後者のロ
ーラを通過する。
他の材料の組合せも可能である。たとえば、チェーン帯体および/またはローラ
を金属材料で作ることもできる。
ラの種々の配置を示す側部図である。
。
。
内チェーンの断面図である。
ェーンの側部図である。
ーン帯体の側部に位置している、本発明によるエネルギー案内チェーンの第2の
態様を示す図である。
内チェーンの側部図である。
内チェーンの側部図である。
明の第3実施例によるエネルギー案内チェーンの図である。
るエネルギー案内チェーンの側部図である。
るエネルギー案内チェーンの側部図である。
に関節式に連結された多数のチェーンリンクを有する、ケーブルやホースなどを
案内するためのエネルギー案内チェーンであって、上側条体、下側条体、および
これらの二つを連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能であり、
上側条体は下側条体の上に載っており、上側条体および/または下側条体の少な
くともいくつかにローラが設けられており、これらのローラはエネルギー案内チ
ェーンの移動時に対向する側の条体のチェーンリンクに設けられた走行面上を転
動できるように配置されているエネルギー案内チェーンに関する。 さらにまた本発明は、横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成
された互いに関節式に連結された多数ののチェーンリンクを有する、ケーブルや
ホースなどを案内するためのエネルギー案内チェーンであって、上側条体、下側
条体、およびこれらの二つを連結する屈曲領域を形成するように移動することが
可能であり、上側条体は下側条体の上に載っているエネルギー案内チェーンに関
する。
れ以上の領域にもわたる相当な長さを有する。したがって、駆動部はエネルギー
案内チェーンを移動させるために相応に高い駆動力を与えなければならない。こ
れは、特にエネルギー案内チェーンの上側条体が移動中に下側条体の上に載って
いて、非常に長いエネルギー案内チェーンによってかなりの大きさに達する対応
する滑り摩擦を克服しなければならないような場合である。チェーンリンクのそ
れぞれの滑り面の摩耗は上側条体と下側条体の間の摩擦によって増大する。
から、エネルギー案内チェーンにおいて長さにも変化が生じ、これは応力を受け
ないチェーンの長さに対して容易におおよそ8%にも達し得る。この長さの変化
は、チェーンリンク間に常に存在する遊びとチェーンリンクに常に存在する弾性
の結果として生じる。このエネルギー案内チェーンの伸長は、エネルギー案内チ
ェーンによって案内されるホース等に対応する応力を生じさせる。
物を用意して、上側条体がこの支持構造物上を移動できるようにすることが通常
行なわれている。エネルギー案内チェーンの移動を容易にするために、支持構造
物に沿って転動することができるローラを設けたチェーンリンクがある。しかし
、この形式の支持構造物の構成は非常に複雑であり、また上側条体が下側条体の
上に配置されているエネルギー案内チェーンを移動させるときにはこの支持構造
物は用いられない。このような場合には、支持部材を側方に揺動させてエネルギ
ー案内チェーンの移動範囲から外すことができるように支持構造物を設計するこ
とが提案された。しかしこれは対応する回動機構を必要とし、適切な保守を必要
とし、かつエネルギー案内チェーンの移動速度を制限する。一般に、必要な技術
的努力は全く別にしても、エネルギー案内チェーンの多くの適用分野では支持構
造物を用いることは有利ではない。 英国特許第1444307A号は、他の支持領域と共に一つの平面を構成する
ように方向付けられた支持領域をチェーンリンクのいくつかに設けたエネルギー
案内チェーンを開示している。支持領域はエネルギー案内チェーンの内側に設け
られている。所定のチェーンリンクには支持ロールが設けられており、これらの
ロールはその周囲表面によって隣接支持領域を越えて突出しており、これによっ
てそれらは支持領域の設けられた凹部を通過する。こゝには、軽量のチェーンリ
ンクを構成することができかつ、大きな支持力を分散できるような好ましい態様
でチェーンリンクを介して支持力を放散させることができるエネルギー案内チェ
ーンが提供される。
力とできるだけ低い摩耗で移動させることができ、できるだけ設計が簡単であり
、長いエネルギー案内チェーンの場合でも単純に構成されたエネルギー案内チェ
ーンの案内が得られるようなエネルギー案内チェーンを設計することである。
離をへだてゝ位置付けられたいくつかの周面案内溝によって形成された案内異型
形状を有することで解決される。本発明によるローラのこれらの特色によって、
移動特性をさらに改善することができ、ノイズの発生がさらに低下され、さらに
下側条体と上側条体との間の摩擦を低下させることができる。同時に、エネルギ
ー案内チェーンの信頼性の高い案内が得られる。 さらに、本発明の目的は、特に長いチェーンリンクの場合においてチェーンリ
ンクの安定性を向上させたエネルギー案内チェーンを提供することにある。 本発明によればこの目的はチェーンの長手方向に互いにある距離でへだてられ
た二つの横方向部材をチェーンリンクの一つの狭い側部に設けることで解決され
る。 互いに他のチェーンリンク上を走行するローラを設けた二つのチェーンリンク
のローラが接触し合うと、これらのローラは案内溝の形状のためにほぼ一つ分の
溝の幅だけ片寄るので、互いに接触し合うローラの異型形状がかみ合うことにな
る。エネルギー案内チェーンの弾性によって上側条体と下側条体とは互いに僅か
に片寄って容易に走行することができる。この片寄りはほぼ一つの案内溝の幅に
相当する。これによって、二つのローラが接触し合ったときに二つの上下に重な
る条体の圧縮が好ましく防止される。 案内溝の深さは、組合されるチェーン帯体の走行面を越えてローラが突出する
距離に少なくとも等しいことが特に好ましい。これによって、ローラの互いの上
昇および下降の必要がなく防止されるので、そうでなければ上側条体に加えなけ
ればならない相当の量の引張り力が低減される。このようにして接近するロ−ラ
は互いに簡単に通過することができる。 案内溝にはローラを互いに正確に整合させるようにするほぼ台形の断面形状を
設けることが好ましい。
て移動する際に回転する要素であるものとして理解すべきである。たとえば、側
方に突出しているチェーン帯体の領域を走行面とすることができる。
動することができ、上側条体と下側条体の間の摩擦は本発明によって提供される
ローラによって大幅に減少する。たとえば、本発明によるエネルギー案内チェー
ンの摩擦は、同様な設計の従来のエネルギー案内チェーンの摩擦の約6分の1ま
たはそれ以下であり、これは同じ駆動力についてチェーンを6倍またはそれ以上
の長さにできることを意味する。
ー案内チェーンと比較して伸が著しく小さくなる。上側条体と下側条体の間の接
触面における摩耗も著しく低下する。
ギー案内チェーンを特に軽量に設計することができ、これは、エネルギー案内チ
ェーンの長さとその移動速度をこれに対応する高い値にできることを意味する。
ができ、ローラの取付けを適当な安定した設計にすることができる。したがって
、コネクタを別途に必要としない。
向かって少なくともチェーン帯体をわずかに越えて突出させることが好ましい。
この意味で、ローラの回転軸はチェーン帯体の断面中に位置している。
直接形成することができる。これに関連して、チェーン帯体をエネルギー案内チ
ェーンの延伸状態で連続した走行面が形成されるように設計することができるの
で、特にチェーン帯体の結合部において走行面の高さの差は非常に小さいか全く
ない。
ーン帯体の横方向に、すなわちエネルギー案内チェーンの長手方向に直角な方向
において閉じた設計にすることができる。この方法で形成されたポケットは一方
の側部においてのみ開いており、内部が完全に包囲されたエネルギー案内チェー
ンの設計を可能にする。
ばならない。この目的のために、チェーン帯体はローラの領域に必要に応じて対
応する幅を有するより広幅の部分を設けることができ、チェーン帯体の壁厚をチ
ェーン帯体の結合部に向かって、またはチェーン帯体の中心縦軸に向けて減少さ
せることができる。
とができ、ローラをエネルギー案内チェーンの長手方向に互いに離間させること
によって、ローラおよびベアリングにかゝる応力を夫々の場合においていくつか
の異なるローラに分散させることができる。
れた横方向部材によって帯体を連結することができる。対向する帯体の狭い側部
を二つの横方向部材によって連結することが好ましく、特に各横方向部材を帯体
上の結合部または端部のすぐ近くに位置させることができるので、特に長いリン
クの場合にチェーンリンクの安定性が増加する。このようにして、4個、または
必要であれば3個または2個だけの横方向部材によって帯体を連結することがで
きる。隣接する帯体の内部を部分的に覆う広幅部を横方向部材の側部に設けるこ
とは特に有利である。完全に閉じたケーブルチャネルとするように横方向部材に
頂部および底部部材を設ける場合には、帯体の一つの狭い側における隣接する横
方向部材間の間隔と帯体の長さを、ローラのないチェーンリンクのピッチの2倍
とすることが好ましい。したがって、特別の部品を必要とせずに閉じたチャネル
を形成するために、すでに使用されているリンクの2倍も多い頂部部材と底部部
材を、ローラを設けたリンクに取り付けることができる。
くとも一つのローラを設けることができ、エネルギー案内チェーンの長手方向に
おけるローラの前方または後方に、好ましくは前方および後方に横方向部材を配
置する。チェーン帯体がこれらに取り付けたローラによって長くなう場合にはい
くつかの横方向部材を有する構成が特に好ましい。
って立ち上がる上昇斜面を有することができる。このようにして、チェーン帯体
を越えて突出するローラの高さを回転軸のどのような構成についても減少させる
ことができ、これはエネルギー案内チェーンの静かな走行に有利な効果を有する
。
を有するフランジを設けることができ、フランジはローラの回転軸よりも大きな
半径方向寸法の部を有することができ、これらの部分にはフランジをチェーン帯
体に取り付けるための手段が設けられている。これに関連して、ローラをフラン
ジの片側または両側に取り付けることができる。回転軸をフランジの片側および
チェーン帯体の対向部にも取り付けることができる。
する側の条体の方向において架橋することのできる手段を設けることができる。
これは、例えば対応するキャップを使用することによって達成できる。これは、
対向する条体のチェーンリンクにある凹部の中にローラが取り付けられていない
場合に、一方の条体のローラがこれらの凹部に入り込むことを防止する。
きる。このようにして、エネルギー案内チェーンを既知のチェーンリンクから実
質的に構成し、これらの間にローラを付設したチェーンリンクを例えば数個のチ
ェーンリンクの間隔で挿入することができる。
平行に走行する狭い側部の一つにローラを受け入れるための凹部を設けて、チェ
ーン帯体の対向する狭い側部には凹部がなく、チェーン帯体には対向する側の条
体に面する狭い側部の一つを随意に取り付けることができるように設計すること
もできる。したがって同じチェーン帯体を、ローラ付きまたはローラなしの組立
品のために随意に使用することができる。この目的のためにはチェーン帯体をそ
の長手方向軸の周りに、またはチェーン帯体の長手方向に直角なチェーン帯体の
中心面を通じて延出する軸の周りに180°回転させるだけでよい。
きなピッチを有する。特に長さが非常に異なるリンクが交互に連結されていると
きには、曲げ半径を通過するチェーンの走行が一様でなくなるので長さがある寸
法を越えることは望ましくない。したがって、本発明の一つの形態では、外側に
突出したチェーン帯体の側部にローラを取り付け、また側方に向かって突出する
チェーン帯体のより広幅部が走行面とされる。このようにして、ローラを有しな
いチェーンリンクのピッチをローラを有するチェーンリンクに保持させることが
できる。
てのチェーン帯体(外側帯体と内側帯体の両方)に、走行面を形成するより広幅
部が好ましく設けられ、それによって、少なくとも一つの実質上閉じた走行面が
エネルギー案内チェーンの長さに沿って形成される。
できる。
ーンリンクにローラを設けることは必ずしも必要ではなく、したがって二つ以上
のチェーンリンクの間隔でローラをエネルギー案内チェーンに取り付けることも
できる。これに関連して、ローラ間を等間隔にし、たとえば4個又は5個のチェ
ーンリンク毎に対向ローラが設けられる。
置することもできる。したがって、ローラをより大きな頻度周期で配置すること
ができ、ローラ間隔はたとえば、あるチェーンリンクからみて、ローラを3個の
チェーンリンクの後に、次いで5個のチェーンリンクの後に、次いで3個のチェ
ーンリンクの後等のようにして、チェーンの長手方向に取り付けることができる
ように変えることができる。この意味において、チェーンリンクについてのロー
ラの配置を不規則にすることもできる。
なく、これは、チェーン帯体の種々の条体にわたるローラの配置が対称である必
要のないことを意味する。
時点において、すべてのローラが必ずしも同時に互いに接触せず、二三のローラ
のみが接触し、ローラ接触間の時間が変化し得るという利点を有する。この方法
で、ローラ相互の接触によって生ずる僅かな揺動をエネルギー案内チェーンにわ
たって不規則に分散させることができるので、エネルギー案内チェーンが急速に
移動したときにきに、エネルギー案内チェーンの全長に沿った脈動を防止するこ
とができる。これはエネルギー案内チェーンの静かな走行を改善することができ
る。
、対向する側、または両側にチェーン帯体の長手方向軸を越えて突出するローラ
を設けることができる。このようにしてこれらのローラを、上側条体または下側
条体の領域に随意に取り付けることができ、またはエネルギー案内チェーンが端
点の両側を移動できる場合には、チェーン帯体の両側に取り付けることができる
。
ン帯体の平行条体を有するエネルギー案内チェーンにローラを設けることも特に
可能である。たとえば、ローラを外側条体にのみ置くことができ、またローラを
チェーン帯体の一つまたは複数の内側条体上に交互に、または追加的に設けるこ
ともできる。
つの領域において、チェーンリンクの部分が相互に連結され、駆動体にもっとも
近いチェーンリンクが、チェーンの長手方向に沿っては実質的に非伸張性であり
チェーンの曲げ方向に可とう性のある少なくとも一つの部材によって張力に抗す
る態様で駆動体に連結されていることが特に好ましい。この形式の部材は、ドイ
ツ特許第19807083号に記載されており、その開示された内容はこゝに全
て含まれている。
によって、エネルギー案内チェーンを引張応力の下で伸長させずにチェーンを最
小の動力で非常に長い距離にわたって移動させることができる。これは特に長い
エネルギー案内チェーンが制御されることを一般的に可能にし、したがってエネ
ルギー案内チェーンの新しい適用分野を開くものである。
ている部分は、いくつかのチェーンリンクを含むことが好ましい。これらの部分
は同一でも異なっていてもよい。異なった長さのものを用いることが好ましく、
チェーンの引張応力が駆動体に向かって増加することによってこれらの部分が駆
動体に向かって短くなる。
一つを、チェーンの中で案内される索体の一つとすることができる。非伸張性部
材、または複数の非伸張性部材の少なくとも一つを索体とは別に配置することが
好ましい。索体は別に配置された一つまたは複数の部材をチェーンの内部に設け
ることができ、この部材はたとえば鋼製ケーブルから構成されている。しかし、
これらの特性を示す部材であれば他のあらゆる種類のものが考えられる。
ることが好ましく、駆動体に最も近い部分のチェーンリンクは、チェーンの長手
方向に非伸張性でありチェーンの曲げ方向に可とう性である少なくとも一つの部
材によって、張力に抗する態様で駆動体に連結されている。
張力に抗する態様で取り付け条片をチェーンリンクの対向する帯体に接続するこ
とが好ましい。
ことが好ましく、これらのクランプにも、鋼製ケーブルの端部用の締付け部材ま
たはその他の適切な部材が設けられる。
組合されるチェーンリンク用のリンクピンの機能を果たす。これは、帯体上のピ
ンが、直接に隣接するチェーンリンクの重なり合う領域における二つの整合した
開口部を通って到達することによって積極的な連結部を形成し、それによりこれ
らのチェーンリンクの回動軸を形成することを意味する。この構成によって、索
体および条片の上に取り付けられた別の非伸張性部材を回動軸の周りに回動的に
配置することができる。
の突出部は、接合部間のチェーンリンクの内部の対応する形状の溝と係合する。
一連のチェーンのすべてのチェーンリンクに設けられた溝を使用して、チェーン
帯体の間に他の部品を取り付けることもできる。
ェーンリンクから構成することができる。横方向部材は、夫々の場合において、
着脱可能に帯体に取り付けることができ、帯体と一体に成形することもでき、ま
たは閉じたチャネルが形成されるような幅を有することもできる。接合連結部は
たとえば一体形蝶番などのように任意に設計することもできる。
て条体を形成する外側帯体として設計されている。この目的のために、リンクピ
ン5が外側帯体1の端部3、4に設けられ、対応するピンガイド8が内側帯体2
の端部部分6、7に設けられ、また対応する対応するストップ対9、10が設け
られて回動角を制限する。
。
のチェーン内部とは反対の側部において、帯体の長手方向軸に直角に延設された
斜面13、14を通じて端部2、3につづいている。
ランジ16によって回転的に取り付けられている。ローラの回転軸17は、一端
部ではフランジ16によって、また他端部ではチェーン帯体によって凹部中に固
定されている。
ることができるので、上側条体は下側条体の上におかれたまま移動することがで
きる。
のローラの走行面となり、結合部によって画定される隣接チェーンリンクの回動
軸の間に実施的に延出されている(図6〜8)。これは、エネルギー案内チェー
ンの延伸時に、走行面部26は継目連結部の高さにおいて隣接チェーン帯体間に
何等くぼみを形成せず、したがって高さの差がほとんどまたは全くないチェーン
の長さにわたるローラの連続走行面が得られる。
15の前後に位置する上昇斜面20を有し、これらはローラ15に向かって立ち
上がり、実質上帯体の回動軸の高さで始まる。これに関連して、上昇斜面20の
傾斜を比較的小さく、たとえば80mmの長さに対して約3mmの高さだけ上昇
させることができる。ローラ15の領域18は、上昇斜面20の頂部を超えて約
2mmだけ上方に突出している。
面を有していない。
に相当する。
は比較的小さい。しかし、チェーン帯体の高さに対して著しく小さな直径を有す
るローラを使用することもできる。
ローラの走行面を広げることも可能であり、これによって、チェーン帯体の狭い
側部19に対する表面圧力が低下し、したがって材料への応力はさらに低下する
。
ピン21の対が、広幅の中央部11、12の高さで互いに実質的に離間して配置
されているので、対向する内側帯体と外側帯体は4つの横方向部材によって連結
され、それによってチェーンリンクの安定性が増加する。これに関連して、外側
帯体のピン21はエネルギー案内チェーンの長手方向においてロ−ラ15の前後
に配置されている。内側帯体の横方向部材22も互いにある距離をおいて取り付
けられている(図5)。チェーン帯体1の対向側が(図示するように)ローラを
設けていない場合には、この側のチェーン帯体はローラの高さに位置する単一の
横方向部材によって随意に連結することもできる。
つのチェーン帯体に直列に取り付けることもできる。この場合も、ローラはフラ
ンジによって広幅部に取り付けられる。図1、2のチェーン帯体におけるように
、横方向部材22は広幅部の端部に設けられている。それらはは、必要に応じて
ローラの間に設けることもできる。ローラ15間の走行面部は帯体の対向する狭
い側に平行に延出されている。
してこれらに乗り上げるまで対向する条体のチェーン帯体1の狭い側部19の上
を転動する。
16によって固定され、他端でチェーン帯体によって固定されていることを示し
ている。回転軸はボールベアリング25の軸受輪24を有する。フランジ16は
チェーン帯体に3本の植込みボルト23によって非回転的に取り付けられ、帯体
1と完全に同一平面にあるので、フランジは側方に突出していない。これに関連
して、ローラ15はチェーン帯体の幅の約半分である。フランジ11が、実質上
ローラ12を囲むように設計することもできる。
特に安定したローラの取り付けがえられる。ローラはエネルギー案内チェーンの
断面内に位置し、回転軸はチェーン帯体の断面内に位置し、したがって突出する
領域はなくなる。
15の直径に対して比較的小さいので、エネルギー案内チェーンの非常に静かで
円滑な動作が可能になる。
ぞれの狭い側部19に面する開口部をキャップ25aで覆うことができ、これを
取り付けるためにスナップ部材25bを帯体に設けることができ、ローラの取付
け部材は組み立てられたままにしておくことができる。同じキャップまたは別の
キャップを使用して、ローラの取付け部材を受け入れる側部片の側域を覆うこと
もできる。これに関連して、キャップを帯体のそれぞれの外表面と面一にするこ
とができる。
4に直接隣接して配置されている。外側帯体1における横方向部材22の端部の
広幅部36は、僅かに小さな遊びを伴って内側帯体の端部部4の内側に重なり合
っているので、この重なり合いによってチェーンの安定性が増加する。
は、エネルギー案内チェーン27のすべてのチェーン帯体にローラを設ける必要
はない(図6に示すように)。そうではなく、それらをチェーン帯体上で互いに
、たとえばチェーンリンクの3個または4個ごとに離間させて設けることができ
る。ローラを近接させて、たとえば各チェーンリンク毎に配置した場合には、屈
曲領域30から上側条体28へ遷移する間にもローラがまず下側条体29と接触
し、それによって滑り摩擦が回避される。
りも長いローラを有するチェーンリンク38を設けることもできる(図6)。
、重なり合された上側条体は、僅かに突出したローラによって自立式に配置され
、ローラを介してのみ下側条体の上に載っており、したがって上側条体と下側条
体が相対移動する場合に摩擦が特に低い値になる。上昇斜面20(図7)によっ
てチェーン条体間の間隙が広げられる。
ーンの長手方向には非伸張性でチェーンの曲げ方向には可とう性のある鋼製ケー
ブルをエネルギー案内チェーンに取り付けることができる。
れて案内するためのエネルギー案内チェーン27を示し、駆動体は横方向部材(
図10には図示せず)によって互いに連結された横断方向の対向する帯体1から
成る二つの平行な帯体の条体を有する。各帯体の条体の直接隣り合う帯体1a、
1bはチェーンの曲げ方向に互いに相対的に回動することができる。
体を通り連続してチェーンの下側条体へ延出するチェーンの一つの部分には、非
伸張性でチェーンの曲げ方向に可とう性である部材34(34a、34b、34
c、34d、34e、34f、34g)が設けられている。これらの部材はチェ
ーンリンク35a、35b、35c、35d、35e、35f、35gを相互に
連結し、これらはいくつかのチェーンリンクによって相互にかつ駆動体33から
離れた部分においてチェーンの組合される領域において取付けられている。
では、ローラ15はチェーン帯体1、2の外側に取り付けられている。ローラ1
5は覆われていない。外側帯体1と内側帯体2の側部に設けられたL形断面を有
する広幅部39は走行面として使用され、ローラ15を有するチェーンリンク3
8の上に窓状の凹部を有し、これをローラ15が通過する。チェーン帯体1、2
の外側にチェーンの断面を越えてローラ15を配置することは、ローラを有する
チェーンリンク38のピッチをもっと小さくできること、すなわちローラのない
チェーンリンク37のピッチと同程度に小さくできる利点を有する。
体1の外側に一体的に成形されたベアリングピン41の上に止め輪42で固定さ
れたボールベアリング25(単に略画として示す)によって取り付けられている
。
、各々長手方向にローラ15のための閉じた走行面を形成し、この構成では、図
13、14に示すように、ローラ15に向かって立上がる上昇斜面を設けること
もできる。
ローラ付きチェーンリンク38の二つの異なった相対的な位置を示す。図14は
、横方向にずれた位置にあるローラ付きチェーンリンク38を示す。図13に示
すように上側条体28と下側条体29のローラ15が接触するときには、上側条
体28に示すローラ15は上昇斜面20と下側条体29のローラ15を「上昇」
しなければならないので、上側条体28は下側条体29に対して上昇せねばなら
ない。上昇斜面20は、広幅部39の走行面上におけるローラ15の突出を最小
にするので、エネルギー案内チェーンのむらのある走行を引き起こすことのある
ローラ15相互間の脈動的な飛び跳ねは生じない。
施例を示し、ここではローラ15は案内異型形状、すなわち互いに離間した台形
断面を有するいくつかの全周案内溝40を設けている。二つの接触しているロー
ラの案内溝40の間にある突条43は正面で接触し、案内溝が台形断面であるた
めに、図15に示すように上側条体28と下側条体29の相対位置に横方向のず
れを生じさせる。このずれは一つの案内溝40の幅にほぼ等しいので、上側条体
28のローラは下側条体29のローラを通過する。この目的のためには、案内溝
40の深さは当然広幅部39によって形成される走行面からのローラ15の距離
よりも大きいかまたは等しくなければならない。
較的大きな距離にわたって容易にこのようなずれた位置をとることができ、これ
によって摩擦を確実に非常に低い値にする。
側条体29のチェーンリンクのローラとが接触すると、前者のローラが後者のロ
ーラを通過する。
他の材料の組合せも可能である。たとえば、チェーン帯体および/またはローラ
を金属材料で作ることもできる。
Claims (20)
- 【請求項1】 横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成され
た互いに関節式に連結された多数のチェーンリンクを有し、上側条体、下側条体
およびその二つの条体を連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能
であり、上側条体が下側条体の上に載っているケーブルやホースなどを案内する
ためのエネルギー案内チェーンにおいて、上側条体(28)および/または下側
条体(29)の少なくともいくつかのものにローラ(15)が設けられており、
エネルギー案内チェーン(27)の移動時にこれらのローラが対向する側の条体
のチェーンリンク上に設けられた走行面(19)上を転動できるようになされて
いることを特徴とするエネルギー案内チェーン。 - 【請求項2】 ローラ(15)がチェーン帯体(1)に直接取り付けられて
いることを特徴とする請求項1記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項3】 走行面(19)が対向する条体(28、29)に面するチェ
ーン帯体(1)の狭い側部(19)によって形成されていることを特徴とする請
求項1または2記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項4】 ローラ(15)がチェーン帯体(1)に設けられた凹部(1
5a)の中に位置して、少なくともチェーン帯体(1)をわずかに越えて突出し
ていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエネルギー案内
チェーン。 - 【請求項5】 各チェーン帯体(1)に、エネルギー案内チェーン(27)
の長手方向において互いに離間している少なくとも2個のローラ(15)が設け
られていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエネルギー
案内チェーン。 - 【請求項6】 各チェーン帯体(1)に、少なくとも1個のローラ(15)
が、チェーン帯体(1)の中央部(11、12)に取り付けられていることを特
徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項7】 走行面(19)が、ローラ(15)に対して立ち上がる上昇
斜面(20)を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の
エネルギー案内チェーン。 - 【請求項8】 ローラ(15)が、ローラ(15)のベアリング部(17)
を有するフランジ(16)によってチェーン帯体(1)の凹部に取り付けられて
いることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のエネルギー案内チ
ェーン。 - 【請求項9】 ローラ(15)を受け入れるための凹部(15a)を架橋す
ることができる手段(25a)が設けられていることを特徴とする請求項1から
8のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項10】 狭い側部(19)の一つのものにローラ(15)を受け入
れるための凹部(15a)を有するチェーン帯体(19)が設けられており、対
向する狭い側部(19)は連続して構成され、チェーン帯体(1)は、対向する
条体(28、29)に面する二つの狭い側部(19)の一つを随意に取り付ける
ことができるようになされていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一
項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項11】 チェーンの長手方向に離間された2個の横方向部材(22
)が、チェーンリンクの一つの狭い側部(19)に設けられていることを特徴と
する請求項1から9のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項12】 ローラ(15)が外向きに突出するチェーン帯体(1)の
側部に取り付けられ、側部に向かって突出するチェーン帯体(1、2)のより広
幅部(39)が走行面として設けられていることを特徴とする請求項1または2
に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項13】 一つの条体の少なくともすべてのチェーン帯体(外側帯体
(1)と内側帯体(2)の両方)が走行面を形成する広幅部(39)を設けてお
り、それにより少なくとも一つの実質的に閉じた走行面がエネルギー案内チェー
ンの長さに沿って形成されることを特徴とする請求項12に記載のエネルギー案
内チェーン。 - 【請求項14】 各ローラ(15)が走行面を形成するより広幅部(39)
における窓状の凹部を貫通していることを特徴とする請求項12または13に記
載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項15】 ローラ(15)を有するチェーンリンクが、二つ以上のチ
ェーンリンクを隔てゝ取り付けられていることを特徴とする請求項1から14の
いずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項16】 ローラ(15)を有するチェーンリンクが、エネルギー案
内チェーン(27)の長さにわたって不規則な間隔で分配されていることを特徴
とする請求項1から15のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項17】 ローラ(15)が、ローラ(15)の走行面に互いに離間
して設けられたいくつかの全周案内溝(40)によって形成される案内異型形状
を有し、案内溝(40)の深さが、これに組合されるチェーン帯体(1)の走行
面を越えてローラ(15)が突出する距離に少なくとも等しいことを特徴とする
請求項1から6または請求項8から16のいずれか一項に記載のエネルギー案内
チェーン。 - 【請求項18】 案内溝(40)が台形状の断面を有することを特徴とする
請求項17に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項19】 チェーン帯体(1)の3個以上の平行な条体が設けられ、
少なくとも二つの条体の上にローラ(15)が設けられていることを特徴とする
請求項1から18までのいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。 - 【請求項20】 二つの平行な帯体の条体が、横方向部材(22)によって
互いに連結された横方向に対向する帯体(1)で構成されており、固定基台(3
2)と可動駆動体(33)との間に索体(31)を受け入れてこれを案内するた
めの請求項1から19までのいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーンにお
いて、各帯体の条体の直接隣り合う帯体が、チェーンの屈曲する方向に互いに回
動することができ、駆動体(33)に隣接するチェーンの少なくとも一つの領域
では、チェーンリンク(35a、35b、35c、35d、35e、35f、3
5g)の部分が相互に連結され、駆動体(33)に最も近いチェーンリンク(3
5e)は、チェーンの長手方向に実質的に伸長不可能でチェーンの曲がる方向に
可とう性のある少なくとも一つの部材(34)によって、張力に抗するように駆
動体(33)に連結されていることを特徴とするエネルギー案内チェーン。
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