JP2002513896A - エネルギー案内チェーン - Google Patents

エネルギー案内チェーン

Info

Publication number
JP2002513896A
JP2002513896A JP2000547381A JP2000547381A JP2002513896A JP 2002513896 A JP2002513896 A JP 2002513896A JP 2000547381 A JP2000547381 A JP 2000547381A JP 2000547381 A JP2000547381 A JP 2000547381A JP 2002513896 A JP2002513896 A JP 2002513896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
strip
energy guide
rollers
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000547381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3670964B2 (ja
Inventor
ギュンター ブラーセ
Original Assignee
イグス・シュプリッツスタイレ・フュア・ディー・インドウストリ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19839270A external-priority patent/DE19839270C2/de
Application filed by イグス・シュプリッツスタイレ・フュア・ディー・インドウストリ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical イグス・シュプリッツスタイレ・フュア・ディー・インドウストリ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2002513896A publication Critical patent/JP2002513896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3670964B2 publication Critical patent/JP3670964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/12Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains
    • F16G13/16Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains with arrangements for holding electric cables, hoses, or the like
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/006Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成された互いに関節式に連結された多数のチェーンリンクを有し、上側条体、下側条体およびその二つの条体を連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能であり、上側条体が下側条体の上に載っているケーブルやホースなどを案内するためのエネルギー案内チェーンに関する。上側条体を下側条体の上においたままできるだけ少ない動力でできるだけ低い摩耗で移動させることができ、かつできるだけ簡単な設計のエネルギー案内チェーンを設計するために、上側条体(28)および/または下側条体(29)のチェーンリンクの少なくともいくつかにローラ(15)が設けられ、これらエネルギー案内チェーン(27)の移動時に対向する側の条体のチェーンリンクに設けられた走行面(19)を転動できるように構成することが提案される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成された互い
に関節式に連結された多数のチェーンリンクを有し、上側条体、下側条体および
その二つの条体を連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能であり
、上側条体が下側条体の上に載っているケーブルやホースなどを案内するための
エネルギー案内チェーンにおいて、上側条体および/または下側条体の少なくと
もいくつかのものにローラが設けられており、エネルギー案内チェーンの移動時
にこれらのローラが対向する条体のチェーンリンク上に設けられた走行面上を転
動できるようになされていることを特徴とするエネルギー案内チェーンに関する
【0002】 前記形式のエネルギー案内チェーンは用途によっては100メートルまたはそ
れ以上の領域にもわたる相当な長さを有する。したがって、駆動部はエネルギー
案内チェーンを移動させるために相応に高い駆動力を与えなければならない。こ
れは、特にエネルギー案内チェーンの上側条体が移動中に下側条体の上に載って
いて、非常に長いエネルギー案内チェーンによってかなりの大きさに達する対応
する滑り摩擦を克服しなければならないような場合である。チェーンリンクのそ
れぞれの滑り面の摩耗は上側条体と下側条体の間の摩擦によって増大する。
【0003】 エネルギー案内チェーンを移動させるためにはかなりの引張り力が必要である
から、エネルギー案内チェーンにおいて長さにも変化が生じ、これは応力を受け
ないチェーンの長さに対して容易におおよそ8%にも達し得る。この長さの変化
は、チェーンリンク間に常に存在する遊びとチェーンリンクに常に存在する弾性
の結果として生じる。このエネルギー案内チェーンの伸長は、エネルギー案内チ
ェーンによって案内されるホース等に対応する応力を生じさせる。
【0004】 特に長いエネルギー案内チェーンのために上側条体を支持する特別の支持構造
物を用意して、上側条体がこの支持構造物上を移動できるようにすることが通常
行なわれている。エネルギー案内チェーンの移動を容易にするために、支持構造
物に沿って転動することができるローラを設けたチェーンリンクがある。しかし
、この形式の支持構造物の構成は非常に複雑であり、また上側条体が下側条体の
上に配置されているエネルギー案内チェーンを移動させるときにはこの支持構造
物は用いられない。このような場合には、支持部材を側方に揺動させてエネルギ
ー案内チェーンの移動範囲から外すことができるように支持構造物を設計するこ
とが提案された。しかしこれは、対応する回動機構を必要とし、適切な保守を必
要としかつエネルギー案内チェーンの移動速度を制限する。一般に、必要な技術
的努力は全く別にしても、エネルギー案内チェーンの多くの適用分野では支持構
造物を用いることは有利ではない。
【0005】 本発明の目的は、上側条体を下側条体の上においたまま、できるだけ少ない動
力とできるだけ低い摩耗で移動させることができ、できるだけ設計の簡単なエネ
ルギー案内チェーンを設計することにある。
【0006】 本発明によれば前記の目的は上側条体および/または下側条体のチェーンリン
クの少なくともいくつかのものにローラを設け、これらのローラをエネルギー案
内チェーンの移動時に対向する側の条体のチェーンリンク上に設けた走行面上を
転動できるように配置することで解決される。
【0007】 この意味で、本発明におけるローラは、これらが走行面に接触してこれに対し
て移動する際に回転する要素であるものとして理解すべきである。たとえば、側
方に突出しているチェーン帯体の領域を走行面とすることができる。
【0008】 これらの手段の結果として、上側条体はローラによって下側条体の上を直接移
動することができ、上側条体と下側条体の間の摩擦は本発明によって提供される
ローラによって大幅に減少する。たとえば、本発明によるエネルギー案内チェー
ンの摩擦は、同様な設計の従来のエネルギー案内チェーンの摩擦の約6分の1ま
たはそれ以下であり、これは同じ駆動力についてチェーンを6倍またはそれ以上
の長さにできることを意味する。
【0009】 さらにまた、ローラを設けた結果として、同じ速度で移動する従来のエネルギ
ー案内チェーンと比較して伸が著しく小さくなる。上側条体と下側条体の間の接
触面における摩耗も著しく低下する。
【0010】 対向する条体のローラの走行面をチェーンリンクに直接形成するので、エネル
ギー案内チェーンを特に軽量に設計することができ、これは、エネルギー案内チ
ェーンの長さとその移動速度をこれに対応する高い値にできることを意味する。
【0011】 適切なベアリングを使用してローラをチェーン帯体の上に直接取り付けること
ができ、ローラの取付けを適当な安定した設計にすることができる。したがって
、コネクタを別途に必要としない。
【0012】 ローラをチェーン帯体に設けられた凹部の中に位置させ、対向する条体の側に
向かって少なくともチェーン帯体をわずかに越えて突出させることが好ましい。
この意味で、ローラの回転軸はチェーン帯体の断面中に位置している。
【0013】 ローラのための走行面は、対向条体に面するチェーン帯体の狭い側部によって
直接形成することができる。これに関連して、チェーン帯体をエネルギー案内チ
ェーンの延伸状態で連続した走行面が形成されるように設計することができるの
で、特にチェーン帯体の結合部において走行面の高さの差は非常に小さいか全く
ない。
【0014】 これに関連して、チェーン帯体の中にローラを受け入れるための凹部を、チェ
ーン帯体の横方向に、すなわちエネルギー案内チェーンの長手方向に直角な方向
において閉じた設計にすることができる。この方法で形成されたポケットは一方
の側部においてのみ開いており、内部が完全に包囲されたエネルギー案内チェー
ンの設計を可能にする。
【0015】 走行面上の表面圧を最少するように、ローラの幅はできるだけ大きくしなけれ
ばならない。この目的のために、チェーン帯体はローラの領域に必要に応じて対
応する幅を有するより広幅の部分を設けることができ、チェーン帯体の壁厚をチ
ェーン帯体の結合部に向かって、またはチェーン帯体の中心縦軸に向けて減少さ
せることができる。
【0016】 各チェーン帯体の狭い側部に1個、2個、またはそれ以上のローラを設けるこ
とができ、ローラをエネルギー案内チェーンの長手方向に互いに離間させること
によって、ローラおよびベアリングにかゝる応力を夫々の場合においていくつか
の異なるローラに分散させることができる。
【0017】 必要に応じてチェーン帯体の中央部または2つ以上のローラ間の中央部に置か
れた横方向部材によって帯体を連結することができる。対向する帯体の狭い側部
を二つの横方向部材によって連結することが好ましく、特に各横方向部材を帯体
上の結合部または端部のすぐ近くに位置させることができるので、特に長いリン
クの場合にチェーンリンクの安定性が増加する。このようにして、4個、または
必要であれば3個または2個だけの横方向部材によって帯体を連結することがで
きる。隣接する帯体の内部を部分的に覆う広幅部を横方向部材の側部に設けるこ
とは特に有利である。完全に閉じたケーブルチャネルとするように横方向部材に
頂部および底部部材を設ける場合には、帯体の一つの狭い側における隣接する横
方向部材間の間隔と帯体の長さを、ローラのないチェーンリンクのピッチの2倍
とすることが好ましい。したがって、特別の部品を必要とせずに閉じたチャネル
を形成するために、すでに使用されているリンクの2倍も多い頂部部材と底部部
材を、ローラを設けたリンクに取り付けることができる。
【0018】 別の構成では、各チェーン帯体には、チェーン帯体の中央部に取り付けた少な
くとも一つのローラを設けることができ、エネルギー案内チェーンの長手方向に
おけるローラの前方または後方に、好ましくは前方および後方に横方向部材を配
置する。チェーン帯体がこれらに取り付けたローラによって長くなう場合にはい
くつかの横方向部材を有する構成が特に好ましい。
【0019】 エネルギー案内チェーンの移動特性を改善するために、走行面はローラに向か
って立ち上がる上昇斜面を有することができる。このようにして、チェーン帯体
を越えて突出するローラの高さを回転軸のどのような構成についても減少させる
ことができ、これはエネルギー案内チェーンの静かな走行に有利な効果を有する
【0020】 チェーン帯体の凹部の中にローラを取り付けるために、ローラのベアリング部
を有するフランジを設けることができ、フランジはローラの回転軸よりも大きな
半径方向寸法の部を有することができ、これらの部分にはフランジをチェーン帯
体に取り付けるための手段が設けられている。これに関連して、ローラをフラン
ジの片側または両側に取り付けることができる。回転軸をフランジの片側および
チェーン帯体の対向部にも取り付けることができる。
【0021】 チェーン帯体がローラを受け入れるための凹部を有する場合には、凹部を対向
する側の条体の方向において架橋することのできる手段を設けることができる。
これは、例えば対応するキャップを使用することによって達成できる。これは、
対向する条体のチェーンリンクにある凹部の中にローラが取り付けられていない
場合に、一方の条体のローラがこれらの凹部に入り込むことを防止する。
【0022】 特に、ローラ付きチェーンリンクの間に通常のチェーンリンク設けることもで
きる。このようにして、エネルギー案内チェーンを既知のチェーンリンクから実
質的に構成し、これらの間にローラを付設したチェーンリンクを例えば数個のチ
ェーンリンクの間隔で挿入することができる。
【0023】 チェーン帯体は、これに代えて又は付加的に、これらがチェーンの長手方向に
平行に走行する狭い側部の一つにローラを受け入れるための凹部を設けて、チェ
ーン帯体の対向する狭い側部には凹部がなく、チェーン帯体には対向する側の条
体に面する狭い側部の一つを随意に取り付けることができるように設計すること
もできる。したがって同じチェーン帯体を、ローラ付きまたはローラなしの組立
品のために随意に使用することができる。この目的のためにはチェーン帯体をそ
の長手方向軸の周りに、またはチェーン帯体の長手方向に直角なチェーン帯体の
中心面を通じて延出する軸の周りに180°回転させるだけでよい。
【0024】 ローラ付きリンクは、従来のチェーンリンクよりもより長い長さ、すなわち大
きなピッチを有する。特に長さが非常に異なるリンクが交互に連結されていると
きには、曲げ半径を通過するチェーンの走行が一様でなくなるので長さがある寸
法を越えることは望ましくない。したがって、本発明の一つの形態では、外側に
突出したチェーン帯体の側部にローラを取り付け、また側方に向かって突出する
チェーン帯体のより広幅部が走行面とされる。このようにして、ローラを有しな
いチェーンリンクのピッチをローラを有するチェーンリンクに保持させることが
できる。
【0025】 このようなエネルギー案内チェーンの形態では、一つの条体の少なくともすべ
てのチェーン帯体(外側帯体と内側帯体の両方)に、走行面を形成するより広幅
部が好ましく設けられ、それによって、少なくとも一つの実質上閉じた走行面が
エネルギー案内チェーンの長さに沿って形成される。
【0026】 各ローラを走行面を形成するより広幅部における窓状の凹部を貫通することが
できる。
【0027】 ローラをチェーンリンクに種々の形態で配置することができる。すべてのチェ
ーンリンクにローラを設けることは必ずしも必要ではなく、したがって二つ以上
のチェーンリンクの間隔でローラをエネルギー案内チェーンに取り付けることも
できる。これに関連して、ローラ間を等間隔にし、たとえば4個又は5個のチェ
ーンリンク毎に対向ローラが設けられる。
【0028】 しかし、ローラをエネルギー案内チェーンの長さにわたって不規則な間隔で配
置することもできる。したがって、ローラをより大きな頻度周期で配置すること
ができ、ローラ間隔はたとえば、あるチェーンリンクからみて、ローラを3個の
チェーンリンクの後に、次いで5個のチェーンリンクの後に、次いで3個のチェ
ーンリンクの後等のようにして、チェーンの長手方向に取り付けることができる
ように変えることができる。この意味において、チェーンリンクについてのロー
ラの配置を不規則にすることもできる。
【0029】 さらに、同一のチェーンリンクの両方のチェーン帯体にローラを設ける必要は
なく、これは、チェーン帯体の種々の条体にわたるローラの配置が対称である必
要のないことを意味する。
【0030】 不規則または非対称のローラ配置は、エネルギー案内チェーンの移動中のある
時点において、すべてのローラが必ずしも同時に互いに接触せず、二三のローラ
のみが接触し、ローラ接触間の時間が変化し得るという利点を有する。この方法
で、ローラ相互の接触によって生ずる僅かな揺動をエネルギー案内チェーンにわ
たって不規則に分散させることができるので、エネルギー案内チェーンが急速に
移動したときにきに、エネルギー案内チェーンの全長に沿った脈動を防止するこ
とができる。これはエネルギー案内チェーンの静かな走行を改善することができ
る。
【0031】 エネルギー案内チェーンの動作条件に応じて、チェーン帯体は、その一方の側
、対向する側、または両側にチェーン帯体の長手方向軸を越えて突出するローラ
を設けることができる。このようにしてこれらのローラを、上側条体または下側
条体の領域に随意に取り付けることができ、またはエネルギー案内チェーンが端
点の両側を移動できる場合には、チェーン帯体の両側に取り付けることができる
【0032】 エネルギー案内チェーンの移動特性をさらに改善するために、すなわち発生す
る騒音をさらに減少させ、下側条体と上側条体との間の摩擦をさらに低下させる
ために、本発明の好ましい態様ではローラが、ローラの走行面において互いに一
定距離をおいて位置するいくつかの案内溝によって形成された案内異型形状を有
しており、これらの案内溝の深さはこれと組合されるチェーン帯体の走行面を越
えてローラが突出する距離に少なくとも等しくなされている。
【0033】 互いに他のチェーンリンク上を走行するローラを有する二つのチェーンリンク
のローラが接触すると、これらのローラは案内溝の形状のためにほぼ一つの溝の
幅だけ片寄るので、互いに接触するローラの異型形状がかみ合うことになる。エ
ネルギー案内チェーンの弾性によって上側条体と下側条体とが互いに僅かに片寄
って走行することが容易になる。この片寄りはほぼ一つの案内溝の幅に相当する
。これによって、二つのローラが接触し合ったときに上下に重なる二つの条体の
圧縮が好ましく防止される。ここではローラは互いに上昇下降する必要はないの
で、そうでなければ上側条体に加えなければならない著しい引張り力が節減され
る。このようにして接近するロ−ラは互いに簡単に通過することができる。
【0034】 案内溝はローラを互いに正確に整合させるようほぼ台形の断面形状とすること
が好ましい。
【0035】 ローラを少なくとも二つの条体に設けられなければならない三つ以上のチェー
ン帯体の平行条体を有するエネルギー案内チェーンにローラを設けることも特に
可能である。たとえば、ローラを外側条体にのみ置くことができ、またローラを
チェーン帯体の一つまたは複数の内側条体上に交互に、または追加的に設けるこ
ともできる。
【0036】 エネルギー案内チェーンの移動する駆動体に隣接するチェーンの少なくとも一
つの領域において、チェーンリンクの部分が相互に連結され、駆動体にもっとも
近いチェーンリンクが、チェーンの長手方向に沿っては実質的に非伸張性であり
チェーンの曲げ方向に可とう性のある少なくとも一つの部材によって張力に抗す
る態様で駆動体に連結されていることが特に好ましい。この形式の部材は、ドイ
ツ特許第19807083号に記載されており、その開示された内容はこゝに全
て含まれている。
【0037】 ローラの構成と組み合わされたエネルギー案内チェーンの非伸張性部材の構成
によって、エネルギー案内チェーンを引張応力の下で伸長させずにチェーンを最
小の動力で非常に長い距離にわたって移動させることができる。これは特に長い
エネルギー案内チェーンが制御されることを一般的に可能にし、したがってエネ
ルギー案内チェーンの新しい適用分野を開くものである。
【0038】 一つまたは複数の非伸張性部材によって連結されたチェーンリンクが配置され
ている部分は、いくつかのチェーンリンクを含むことが好ましい。これらの部分
は同一でも異なっていてもよい。異なった長さのものを用いることが好ましく、
チェーンの引張応力が駆動体に向かって増加することによってこれらの部分が駆
動体に向かって短くなる。
【0039】 非伸張性部材、またはこれらがいくつかある場合にはこれらの中の少なくとも
一つを、チェーンの中で案内される索体の一つとすることができる。非伸張性部
材、または複数の非伸張性部材の少なくとも一つを索体とは別に配置することが
好ましい。索体は別に配置された一つまたは複数の部材をチェーンの内部に設け
ることができ、この部材はたとえば鋼製ケーブルから構成されている。しかし、
これらの特性を示す部材であれば他のあらゆる種類のものが考えられる。
【0040】 個々の部分の端部に位置する隣接するチェーンリンクは、相互に連結されてい
ることが好ましく、駆動体に最も近い部分のチェーンリンクは、チェーンの長手
方向に非伸張性でありチェーンの曲げ方向に可とう性である少なくとも一つの部
材によって、張力に抗する態様で駆動体に連結されている。
【0041】 一つまたは複数の非伸張性部材を、横方向部材とは別に設けられた条片の上に
張力に抗する態様で取り付け条片をチェーンリンクの対向する帯体に接続するこ
とが好ましい。
【0042】 チェ−ンを通して案内される索体はクランプによってこれらの条片に固定する
ことが好ましく、これらのクランプにも、鋼製ケーブルの端部用の締付け部材ま
たはその他の適切な部材が設けられる。
【0043】 条片は、チェーンの横断方向にある端部にピンを有することができ、これらは
組合されるチェーンリンク用のリンクピンの機能を果たす。これは、帯体上のピ
ンが、直接に隣接するチェーンリンクの重なり合う領域における二つの整合した
開口部を通って到達することによって積極的な連結部を形成し、それによりこれ
らのチェーンリンクの回動軸を形成することを意味する。この構成によって、索
体および条片の上に取り付けられた別の非伸張性部材を回動軸の周りに回動的に
配置することができる。
【0044】 条片は、チェーンの横断方向にある端部に突出部を有することができ、これら
の突出部は、接合部間のチェーンリンクの内部の対応する形状の溝と係合する。
一連のチェーンのすべてのチェーンリンクに設けられた溝を使用して、チェーン
帯体の間に他の部品を取り付けることもできる。
【0045】 本発明によるエネルギー案内チェーンは、内側帯体と外側帯体ならびに山形チ
ェーンリンクから構成することができる。横方向部材は、夫々の場合において、
着脱可能に帯体に取り付けることができ、帯体と一体に成形することもでき、ま
たは閉じたチャネルが形成されるような幅を有することもできる。接合連結部は
たとえば一体形蝶番などのように任意に設計することもできる。
【0046】 以下本発明を図面に基づいて例を挙げて詳細に説明する。
【0047】 図1に示すチェーン帯体1は、関節式に内側帯体2(図2に示す)に連結され
て条体を形成する外側帯体として設計されている。この目的のために、リンクピ
ン5が外側帯体1の端部3、4に設けられ、対応するピンガイド8が内側帯体2
の端部部分6、7に設けられ、また対応する対応するストップ対9、10が設け
られて回動角を制限する。
【0048】 帯体1、2は各々、帯体の長手方向軸に直角をなす中央平面に関し対称である
【0049】 チェーン帯体1、2の中間部11、12は広幅部として設計され、帯体1、2
のチェーン内部とは反対の側部において、帯体の長手方向軸に直角に延設された
斜面13、14を通じて端部2、3につづいている。
【0050】 ローラ15は、外側帯体1の中間部11における弧状の凹部15aの中に、フ
ランジ16によって回転的に取り付けられている。ローラの回転軸17は、一端
部ではフランジ16によって、また他端部ではチェーン帯体によって凹部中に固
定されている。
【0051】 ローラ15の突出域18は対向側の条体のチェーンリンク上の走行面を転動す
ることができるので、上側条体は下側条体の上におかれたまま移動することがで
きる。
【0052】 この実施例では、チェーン帯体の狭い側部19(図9を参照)は対向側の条体
のローラの走行面となり、結合部によって画定される隣接チェーンリンクの回動
軸の間に実施的に延出されている(図6〜8)。これは、エネルギー案内チェー
ンの延伸時に、走行面部26は継目連結部の高さにおいて隣接チェーン帯体間に
何等くぼみを形成せず、したがって高さの差がほとんどまたは全くないチェーン
の長さにわたるローラの連続走行面が得られる。
【0053】 走行面または側部19は、エネルギー案内チェーンの長手方向に延びてローラ
15の前後に位置する上昇斜面20を有し、これらはローラ15に向かって立ち
上がり、実質上帯体の回動軸の高さで始まる。これに関連して、上昇斜面20の
傾斜を比較的小さく、たとえば80mmの長さに対して約3mmの高さだけ上昇
させることができる。ローラ15の領域18は、上昇斜面20の頂部を超えて約
2mmだけ上方に突出している。
【0054】 内側帯体および外側帯体のローラのない狭い側部は、図示の実施例では上昇斜
面を有していない。
【0055】 図示の実施例では、ローラ15の直径は実質的にチェーン帯体1の高さの半分
に相当する。
【0056】 したがって、ローラに対する上昇角(ローラの周面と上昇斜面との間の角度)
は比較的小さい。しかし、チェーン帯体の高さに対して著しく小さな直径を有す
るローラを使用することもできる。
【0057】 チェーン帯体1、2の中央部11、12を広くすることで、この位置における
ローラの走行面を広げることも可能であり、これによって、チェーン帯体の狭い
側部19に対する表面圧力が低下し、したがって材料への応力はさらに低下する
【0058】 図1、2、3、および5にも示すように、横方向部材22を取り付けるための
ピン21の対が、広幅の中央部11、12の高さで互いに実質的に離間して配置
されているので、対向する内側帯体と外側帯体は4つの横方向部材によって連結
され、それによってチェーンリンクの安定性が増加する。これに関連して、外側
帯体のピン21はエネルギー案内チェーンの長手方向においてロ−ラ15の前後
に配置されている。内側帯体の横方向部材22も互いにある距離をおいて取り付
けられている(図5)。チェーン帯体1の対向側が(図示するように)ローラを
設けていない場合には、この側のチェーン帯体はローラの高さに位置する単一の
横方向部材によって随意に連結することもできる。
【0059】 図3における実施例によれば、二個(またはさらにそれ以上の)のローラを一
つのチェーン帯体に直列に取り付けることもできる。この場合も、ローラはフラ
ンジによって広幅部に取り付けられる。図1、2のチェーン帯体におけるように
、横方向部材22は広幅部の端部に設けられている。それらはは、必要に応じて
ローラの間に設けることもできる。ローラ15間の走行面部は帯体の対向する狭
い側に平行に延出されている。
【0060】 図4、9に示すように、ローラ15は、これらが対向する条体のローラと接触
してこれらに乗り上げるまで対向する条体のチェーン帯体1の狭い側部19の上
を転動する。
【0061】 図4、9はまた、凹部15aにおいて、ローラの回転軸17が一端でフランジ
16によって固定され、他端でチェーン帯体によって固定されていることを示し
ている。回転軸はボールベアリング25の軸受輪24を有する。フランジ16は
チェーン帯体に3本の植込みボルト23によって非回転的に取り付けられ、帯体
1と完全に同一平面にあるので、フランジは側方に突出していない。これに関連
して、ローラ15はチェーン帯体の幅の約半分である。フランジ11が、実質上
ローラ12を囲むように設計することもできる。
【0062】 ローラ15のフランジ11によるチェーン帯体への直接の取り付けによって、
特に安定したローラの取り付けがえられる。ローラはエネルギー案内チェーンの
断面内に位置し、回転軸はチェーン帯体の断面内に位置し、したがって突出する
領域はなくなる。
【0063】 チェーン帯体1の狭い側部19を越えて突出している領域18の高さはローラ
15の直径に対して比較的小さいので、エネルギー案内チェーンの非常に静かで
円滑な動作が可能になる。
【0064】 図4(下方)に示すように、ローラを取り外したときにチェーンリンクのそれ
ぞれの狭い側部19に面する開口部をキャップ25aで覆うことができ、これを
取り付けるためにスナップ部材25bを帯体に設けることができ、ローラの取付
け部材は組み立てられたままにしておくことができる。同じキャップまたは別の
キャップを使用して、ローラの取付け部材を受け入れる側部片の側域を覆うこと
もできる。これに関連して、キャップを帯体のそれぞれの外表面と面一にするこ
とができる。
【0065】 図5に示すように、二つの横方向部材22が、内側帯体と外側帯体の端部3、
4に直接隣接して配置されている。外側帯体1における横方向部材22の端部の
広幅部36は、僅かに小さな遊びを伴って内側帯体の端部部4の内側に重なり合
っているので、この重なり合いによってチェーンの安定性が増加する。
【0066】 小さな動力でローラ15によって下側条体の上を上側条体を移動させるために
は、エネルギー案内チェーン27のすべてのチェーン帯体にローラを設ける必要
はない(図6に示すように)。そうではなく、それらをチェーン帯体上で互いに
、たとえばチェーンリンクの3個または4個ごとに離間させて設けることができ
る。ローラを近接させて、たとえば各チェーンリンク毎に配置した場合には、屈
曲領域30から上側条体28へ遷移する間にもローラがまず下側条体29と接触
し、それによって滑り摩擦が回避される。
【0067】 同じエネルギー案内チェーン27においてローラのないチェーンリンク37よ
りも長いローラを有するチェーンリンク38を設けることもできる(図6)。
【0068】 図6ないし8に示すように、充分に安定性のあるエネルギー案内チェーンでは
、重なり合された上側条体は、僅かに突出したローラによって自立式に配置され
、ローラを介してのみ下側条体の上に載っており、したがって上側条体と下側条
体が相対移動する場合に摩擦が特に低い値になる。上昇斜面20(図7)によっ
てチェーン条体間の間隙が広げられる。
【0069】 ローラに関連して特に重要な別の構成部分として、図10に示すように、チェ
ーンの長手方向には非伸張性でチェーンの曲げ方向には可とう性のある鋼製ケー
ブルをエネルギー案内チェーンに取り付けることができる。
【0070】 図10に示す例は、固定基台32と可動駆動体33との間に索体31を受け入
れて案内するためのエネルギー案内チェーン27を示し、駆動体は横方向部材(
図10には図示せず)によって互いに連結された横断方向の対向する帯体1から
成る二つの平行な帯体の条体を有する。各帯体の条体の直接隣り合う帯体1a、
1bはチェーンの曲げ方向に互いに相対的に回動することができる。
【0071】 図10にさらに示すように、駆動体33からチェインの上側条体と曲げ領域条
体を通り連続してチェーンの下側条体へ延出するチェーンの一つの部分には、非
伸張性でチェーンの曲げ方向に可とう性である部材34(34a、34b、34
c、34d、34e、34f、34g)が設けられている。これらの部材はチェ
ーンリンク35a、35b、35c、35d、35e、35f、35gを相互に
連結し、これらはいくつかのチェーンリンクによって相互にかつ駆動体33から
離れた部分においてチェーンの組合される領域において取付けられている。
【0072】 図11は、本発明によるエネルギー案内チェーンの第2の実施例を示す。ここ
では、ローラ15はチェーン帯体1、2の外側に取り付けられている。ローラ1
5は覆われていない。外側帯体1と内側帯体2の側部に設けられたL形断面を有
する広幅部39は走行面として使用され、ローラ15を有するチェーンリンク3
8の上に窓状の凹部を有し、これをローラ15が通過する。チェーン帯体1、2
の外側にチェーンの断面を越えてローラ15を配置することは、ローラを有する
チェーンリンク38のピッチをもっと小さくできること、すなわちローラのない
チェーンリンク37のピッチと同程度に小さくできる利点を有する。
【0073】 図12の切欠図に特に明確に示すように、ローラ15は、関連するチェーン帯
体1の外側に一体的に成形されたベアリングピン41の上に止め輪42で固定さ
れたボールベアリング25(単に略画として示す)によって取り付けられている
【0074】 両帯体条体の外側帯体1と内側帯体2に設けられたL形状断面の広幅部39は
、各々長手方向にローラ15のための閉じた走行面を形成し、この構成では、図
13、14に示すように、ローラ15に向かって立上がる上昇斜面を設けること
もできる。
【0075】 図13、14は、エネルギー案内チェーンの二つの異なる移動位置、すなわち
ローラ付きチェーンリンク38の二つの異なった相対的な位置を示す。図14は
、横方向にずれた位置にあるローラ付きチェーンリンク38を示す。図13に示
すように上側条体28と下側条体29のローラ15が接触するときには、上側条
体28に示すローラ15は上昇斜面20と下側条体29のローラ15を「上昇」
しなければならないので、上側条体28は下側条体29に対して上昇せねばなら
ない。上昇斜面20は、広幅部39の走行面上におけるローラ15の突出を最小
にするので、エネルギー案内チェーンのむらのある走行を引き起こすことのある
ローラ15相互間の脈動的な飛び跳ねは生じない。
【0076】 図15〜18は、本発明によるエネルギー案内チェーンの特に好ましい第3実
施例を示し、ここではローラ15は案内異型形状、すなわち互いに離間した台形
断面を有するいくつかの全周案内溝40を設けている。二つの接触しているロー
ラの案内溝40の間にある突条43は正面で接触し、案内溝が台形断面であるた
めに、図15に示すように上側条体28と下側条体29の相対位置に横方向のず
れを生じさせる。このずれは一つの案内溝40の幅にほぼ等しいので、上側条体
28のローラは下側条体29のローラを通過する。この目的のためには、案内溝
40の深さは当然広幅部39によって形成される走行面からのローラ15の距離
よりも大きいかまたは等しくなければならない。
【0077】 エネルギー案内チェーンの弾性によって、上側条体28と下側条体29とが比
較的大きな距離にわたって容易にこのようなずれた位置をとることができ、これ
によって摩擦を確実に非常に低い値にする。
【0078】 図17に特に明確に示すように、上側条体28のチェーンリンクのローラと下
側条体29のチェーンリンクのローラとが接触すると、前者のローラが後者のロ
ーラを通過する。
【0079】 チェーン帯体とローラはプラスチックでつくられることが好ましい。しかし、
他の材料の組合せも可能である。たとえば、チェーン帯体および/またはローラ
を金属材料で作ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるエネルギー案内チェーンの外側帯体の夫々の図である。
【図2】 本発明によるエネルギー案内チェーンの内側帯体の夫々の図である。
【図3】 外側帯体の第2の態様を示す図である。
【図4】 ローラの高さにおけるチェーン帯体の断面図である。
【図5】 エネルギー案内チェーンの一部分の上面図である。
【図6】 上側条体が下側条体の上に載っている三つのエネルギー案内チェーンと、ロー
ラの種々の配置を示す側部図である。
【図7】 異なった移動位置における図6によるエネルギー案内チェーンの拡大図である
【図8】 異なった移動位置における図6によるエネルギー案内チェーンの拡大図である
【図9】 上側条体が下側条体の上に載っている異なった移動位置におけるエネルギー案
内チェーンの断面図である。
【図10】 駆動体とチェーンリンクとを連結する非伸張性部材を有するエネルギー案内チ
ェーンの側部図である。
【図11】 上側条体が下側条体の上に載っており、ローラは外側に向かって突出したチェ
ーン帯体の側部に位置している、本発明によるエネルギー案内チェーンの第2の
態様を示す図である。
【図12】 図11に示す例の部分切欠図である。
【図13】 上側条体が下側条体の上に載っている本発明の第2実施例によるエネルギー案
内チェーンの側部図である。
【図14】 上側条体が下側条体の上に載っている本発明の第2実施例によるエネルギー案
内チェーンの側部図である。
【図15】 上側条体が下側条体の上に載っており、ローラが一つの異型形状を有する本発
明の第3実施例によるエネルギー案内チェーンの図である。
【図16】 図15に示す例の部分切欠図である。
【図17】 エネルギー案内チェーンが異なった移動位置にある、本発明の第3実施例によ
るエネルギー案内チェーンの側部図である。
【図18】 エネルギー案内チェーンが異なった移動位置にある、本発明の第3実施例によ
るエネルギー案内チェーンの側部図である。
【符号の説明】
1 外側帯体 2 内側帯体 3、4 端部 5 リンクピン 6、7 端部 8 ピンガイド 9、10 ストップ対 11、12 中央部 13、14 斜面 15 ローラ 15a 凹部 16 フランジ 17 回転軸 18 領域 19 狭い側部 20 上昇斜面 21 ピン 22 横方向部材 23 植込みボルト 24 軸受輪 25 ボールベアリング 25a キャップ 25b スナップ部材 26 走行面部 27 エネルギー案内チェーン 28 上側条体 29 下側条体 30 たわみ領域 31 索体 32 基台 33 駆動体 34 非伸張性部材 35 チェーンリンク 36 広幅部 37 ローラのないチェーンリンク 38 ローラ付きチェーンリンク 39 チェーン帯体の広幅部 40 案内溝 41 ベアリングピン 42 止め輪 43 突条
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月6日(2000.1.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成された互い
に関節式に連結された多数のチェーンリンクを有する、ケーブルやホースなどを
案内するためのエネルギー案内チェーンであって、上側条体、下側条体、および
これらの二つを連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能であり、
上側条体は下側条体の上に載っており、上側条体および/または下側条体の少な
くともいくつかにローラが設けられており、これらのローラはエネルギー案内チ
ェーンの移動時に対向する側の条体のチェーンリンクに設けられた走行面上を転
動できるように配置されているエネルギー案内チェーンに関する。 さらにまた本発明は、横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成
された互いに関節式に連結された多数ののチェーンリンクを有する、ケーブルや
ホースなどを案内するためのエネルギー案内チェーンであって、上側条体、下側
条体、およびこれらの二つを連結する屈曲領域を形成するように移動することが
可能であり、上側条体は下側条体の上に載っているエネルギー案内チェーンに関
する。
【0002】 前記形式のエネルギー案内チェーンは用途によっては100メートルまたはそ
れ以上の領域にもわたる相当な長さを有する。したがって、駆動部はエネルギー
案内チェーンを移動させるために相応に高い駆動力を与えなければならない。こ
れは、特にエネルギー案内チェーンの上側条体が移動中に下側条体の上に載って
いて、非常に長いエネルギー案内チェーンによってかなりの大きさに達する対応
する滑り摩擦を克服しなければならないような場合である。チェーンリンクのそ
れぞれの滑り面の摩耗は上側条体と下側条体の間の摩擦によって増大する。
【0003】 エネルギー案内チェーンを移動させるためにはかなりの引張り力が必要である
から、エネルギー案内チェーンにおいて長さにも変化が生じ、これは応力を受け
ないチェーンの長さに対して容易におおよそ8%にも達し得る。この長さの変化
は、チェーンリンク間に常に存在する遊びとチェーンリンクに常に存在する弾性
の結果として生じる。このエネルギー案内チェーンの伸長は、エネルギー案内チ
ェーンによって案内されるホース等に対応する応力を生じさせる。
【0004】 特に長いエネルギー案内チェーンのために上側条体を支持する特別の支持構造
物を用意して、上側条体がこの支持構造物上を移動できるようにすることが通常
行なわれている。エネルギー案内チェーンの移動を容易にするために、支持構造
物に沿って転動することができるローラを設けたチェーンリンクがある。しかし
、この形式の支持構造物の構成は非常に複雑であり、また上側条体が下側条体の
上に配置されているエネルギー案内チェーンを移動させるときにはこの支持構造
物は用いられない。このような場合には、支持部材を側方に揺動させてエネルギ
ー案内チェーンの移動範囲から外すことができるように支持構造物を設計するこ
とが提案された。しかしこれは対応する回動機構を必要とし、適切な保守を必要
とし、かつエネルギー案内チェーンの移動速度を制限する。一般に、必要な技術
的努力は全く別にしても、エネルギー案内チェーンの多くの適用分野では支持構
造物を用いることは有利ではない。 英国特許第1444307A号は、他の支持領域と共に一つの平面を構成する
ように方向付けられた支持領域をチェーンリンクのいくつかに設けたエネルギー
案内チェーンを開示している。支持領域はエネルギー案内チェーンの内側に設け
られている。所定のチェーンリンクには支持ロールが設けられており、これらの
ロールはその周囲表面によって隣接支持領域を越えて突出しており、これによっ
てそれらは支持領域の設けられた凹部を通過する。こゝには、軽量のチェーンリ
ンクを構成することができかつ、大きな支持力を分散できるような好ましい態様
でチェーンリンクを介して支持力を放散させることができるエネルギー案内チェ
ーンが提供される。
【0005】 本発明の目的は、上側条体を下側条体の上においたまま、できるだけ少ない動
力とできるだけ低い摩耗で移動させることができ、できるだけ設計が簡単であり
、長いエネルギー案内チェーンの場合でも単純に構成されたエネルギー案内チェ
ーンの案内が得られるようなエネルギー案内チェーンを設計することである。
【0006】 本発明によれば前記の目的は、ローラがローラの走行面において互いにある距
離をへだてゝ位置付けられたいくつかの周面案内溝によって形成された案内異型
形状を有することで解決される。本発明によるローラのこれらの特色によって、
移動特性をさらに改善することができ、ノイズの発生がさらに低下され、さらに
下側条体と上側条体との間の摩擦を低下させることができる。同時に、エネルギ
ー案内チェーンの信頼性の高い案内が得られる。 さらに、本発明の目的は、特に長いチェーンリンクの場合においてチェーンリ
ンクの安定性を向上させたエネルギー案内チェーンを提供することにある。 本発明によればこの目的はチェーンの長手方向に互いにある距離でへだてられ
た二つの横方向部材をチェーンリンクの一つの狭い側部に設けることで解決され
る。 互いに他のチェーンリンク上を走行するローラを設けた二つのチェーンリンク
のローラが接触し合うと、これらのローラは案内溝の形状のためにほぼ一つ分の
溝の幅だけ片寄るので、互いに接触し合うローラの異型形状がかみ合うことにな
る。エネルギー案内チェーンの弾性によって上側条体と下側条体とは互いに僅か
に片寄って容易に走行することができる。この片寄りはほぼ一つの案内溝の幅に
相当する。これによって、二つのローラが接触し合ったときに二つの上下に重な
る条体の圧縮が好ましく防止される。 案内溝の深さは、組合されるチェーン帯体の走行面を越えてローラが突出する
距離に少なくとも等しいことが特に好ましい。これによって、ローラの互いの上
昇および下降の必要がなく防止されるので、そうでなければ上側条体に加えなけ
ればならない相当の量の引張り力が低減される。このようにして接近するロ−ラ
は互いに簡単に通過することができる。 案内溝にはローラを互いに正確に整合させるようにするほぼ台形の断面形状を
設けることが好ましい。
【0007】 この意味で、本発明におけるローラは、これらが走行面に接触してこれに対し
て移動する際に回転する要素であるものとして理解すべきである。たとえば、側
方に突出しているチェーン帯体の領域を走行面とすることができる。
【0008】 これらの手段の結果として、上側条体はローラによって下側条体の上を直接移
動することができ、上側条体と下側条体の間の摩擦は本発明によって提供される
ローラによって大幅に減少する。たとえば、本発明によるエネルギー案内チェー
ンの摩擦は、同様な設計の従来のエネルギー案内チェーンの摩擦の約6分の1ま
たはそれ以下であり、これは同じ駆動力についてチェーンを6倍またはそれ以上
の長さにできることを意味する。
【0009】 さらにまた、ローラを設けた結果として、同じ速度で移動する従来のエネルギ
ー案内チェーンと比較して伸が著しく小さくなる。上側条体と下側条体の間の接
触面における摩耗も著しく低下する。
【0010】 対向する条体のローラの走行面をチェーンリンクに直接形成するので、エネル
ギー案内チェーンを特に軽量に設計することができ、これは、エネルギー案内チ
ェーンの長さとその移動速度をこれに対応する高い値にできることを意味する。
【0011】 適切なベアリングを使用してローラをチェーン帯体の上に直接取り付けること
ができ、ローラの取付けを適当な安定した設計にすることができる。したがって
、コネクタを別途に必要としない。
【0012】 ローラをチェーン帯体に設けられた凹部の中に位置させ、対向する条体の側に
向かって少なくともチェーン帯体をわずかに越えて突出させることが好ましい。
この意味で、ローラの回転軸はチェーン帯体の断面中に位置している。
【0013】 ローラのための走行面は、対向条体に面するチェーン帯体の狭い側部によって
直接形成することができる。これに関連して、チェーン帯体をエネルギー案内チ
ェーンの延伸状態で連続した走行面が形成されるように設計することができるの
で、特にチェーン帯体の結合部において走行面の高さの差は非常に小さいか全く
ない。
【0014】 これに関連して、チェーン帯体の中にローラを受け入れるための凹部を、チェ
ーン帯体の横方向に、すなわちエネルギー案内チェーンの長手方向に直角な方向
において閉じた設計にすることができる。この方法で形成されたポケットは一方
の側部においてのみ開いており、内部が完全に包囲されたエネルギー案内チェー
ンの設計を可能にする。
【0015】 走行面上の表面圧を最少するように、ローラの幅はできるだけ大きくしなけれ
ばならない。この目的のために、チェーン帯体はローラの領域に必要に応じて対
応する幅を有するより広幅の部分を設けることができ、チェーン帯体の壁厚をチ
ェーン帯体の結合部に向かって、またはチェーン帯体の中心縦軸に向けて減少さ
せることができる。
【0016】 各チェーン帯体の狭い側部に1個、2個、またはそれ以上のローラを設けるこ
とができ、ローラをエネルギー案内チェーンの長手方向に互いに離間させること
によって、ローラおよびベアリングにかゝる応力を夫々の場合においていくつか
の異なるローラに分散させることができる。
【0017】 必要に応じてチェーン帯体の中央部または2つ以上のローラ間の中央部に置か
れた横方向部材によって帯体を連結することができる。対向する帯体の狭い側部
を二つの横方向部材によって連結することが好ましく、特に各横方向部材を帯体
上の結合部または端部のすぐ近くに位置させることができるので、特に長いリン
クの場合にチェーンリンクの安定性が増加する。このようにして、4個、または
必要であれば3個または2個だけの横方向部材によって帯体を連結することがで
きる。隣接する帯体の内部を部分的に覆う広幅部を横方向部材の側部に設けるこ
とは特に有利である。完全に閉じたケーブルチャネルとするように横方向部材に
頂部および底部部材を設ける場合には、帯体の一つの狭い側における隣接する横
方向部材間の間隔と帯体の長さを、ローラのないチェーンリンクのピッチの2倍
とすることが好ましい。したがって、特別の部品を必要とせずに閉じたチャネル
を形成するために、すでに使用されているリンクの2倍も多い頂部部材と底部部
材を、ローラを設けたリンクに取り付けることができる。
【0018】 別の構成では、各チェーン帯体には、チェーン帯体の中央部に取り付けた少な
くとも一つのローラを設けることができ、エネルギー案内チェーンの長手方向に
おけるローラの前方または後方に、好ましくは前方および後方に横方向部材を配
置する。チェーン帯体がこれらに取り付けたローラによって長くなう場合にはい
くつかの横方向部材を有する構成が特に好ましい。
【0019】 エネルギー案内チェーンの移動特性を改善するために、走行面はローラに向か
って立ち上がる上昇斜面を有することができる。このようにして、チェーン帯体
を越えて突出するローラの高さを回転軸のどのような構成についても減少させる
ことができ、これはエネルギー案内チェーンの静かな走行に有利な効果を有する
【0020】 チェーン帯体の凹部の中にローラを取り付けるために、ローラのベアリング部
を有するフランジを設けることができ、フランジはローラの回転軸よりも大きな
半径方向寸法の部を有することができ、これらの部分にはフランジをチェーン帯
体に取り付けるための手段が設けられている。これに関連して、ローラをフラン
ジの片側または両側に取り付けることができる。回転軸をフランジの片側および
チェーン帯体の対向部にも取り付けることができる。
【0021】 チェーン帯体がローラを受け入れるための凹部を有する場合には、凹部を対向
する側の条体の方向において架橋することのできる手段を設けることができる。
これは、例えば対応するキャップを使用することによって達成できる。これは、
対向する条体のチェーンリンクにある凹部の中にローラが取り付けられていない
場合に、一方の条体のローラがこれらの凹部に入り込むことを防止する。
【0022】 特に、ローラ付きチェーンリンクの間に通常のチェーンリンク設けることもで
きる。このようにして、エネルギー案内チェーンを既知のチェーンリンクから実
質的に構成し、これらの間にローラを付設したチェーンリンクを例えば数個のチ
ェーンリンクの間隔で挿入することができる。
【0023】 チェーン帯体は、これに代えて又は付加的に、これらがチェーンの長手方向に
平行に走行する狭い側部の一つにローラを受け入れるための凹部を設けて、チェ
ーン帯体の対向する狭い側部には凹部がなく、チェーン帯体には対向する側の条
体に面する狭い側部の一つを随意に取り付けることができるように設計すること
もできる。したがって同じチェーン帯体を、ローラ付きまたはローラなしの組立
品のために随意に使用することができる。この目的のためにはチェーン帯体をそ
の長手方向軸の周りに、またはチェーン帯体の長手方向に直角なチェーン帯体の
中心面を通じて延出する軸の周りに180°回転させるだけでよい。
【0024】 ローラ付きリンクは、従来のチェーンリンクよりもより長い長さ、すなわち大
きなピッチを有する。特に長さが非常に異なるリンクが交互に連結されていると
きには、曲げ半径を通過するチェーンの走行が一様でなくなるので長さがある寸
法を越えることは望ましくない。したがって、本発明の一つの形態では、外側に
突出したチェーン帯体の側部にローラを取り付け、また側方に向かって突出する
チェーン帯体のより広幅部が走行面とされる。このようにして、ローラを有しな
いチェーンリンクのピッチをローラを有するチェーンリンクに保持させることが
できる。
【0025】 このようなエネルギー案内チェーンの形態では、一つの条体の少なくともすべ
てのチェーン帯体(外側帯体と内側帯体の両方)に、走行面を形成するより広幅
部が好ましく設けられ、それによって、少なくとも一つの実質上閉じた走行面が
エネルギー案内チェーンの長さに沿って形成される。
【0026】 各ローラを走行面を形成するより広幅部における窓状の凹部を貫通することが
できる。
【0027】 ローラをチェーンリンクに種々の形態で配置することができる。すべてのチェ
ーンリンクにローラを設けることは必ずしも必要ではなく、したがって二つ以上
のチェーンリンクの間隔でローラをエネルギー案内チェーンに取り付けることも
できる。これに関連して、ローラ間を等間隔にし、たとえば4個又は5個のチェ
ーンリンク毎に対向ローラが設けられる。
【0028】 しかし、ローラをエネルギー案内チェーンの長さにわたって不規則な間隔で配
置することもできる。したがって、ローラをより大きな頻度周期で配置すること
ができ、ローラ間隔はたとえば、あるチェーンリンクからみて、ローラを3個の
チェーンリンクの後に、次いで5個のチェーンリンクの後に、次いで3個のチェ
ーンリンクの後等のようにして、チェーンの長手方向に取り付けることができる
ように変えることができる。この意味において、チェーンリンクについてのロー
ラの配置を不規則にすることもできる。
【0029】 さらに、同一のチェーンリンクの両方のチェーン帯体にローラを設ける必要は
なく、これは、チェーン帯体の種々の条体にわたるローラの配置が対称である必
要のないことを意味する。
【0030】 不規則または非対称のローラ配置は、エネルギー案内チェーンの移動中のある
時点において、すべてのローラが必ずしも同時に互いに接触せず、二三のローラ
のみが接触し、ローラ接触間の時間が変化し得るという利点を有する。この方法
で、ローラ相互の接触によって生ずる僅かな揺動をエネルギー案内チェーンにわ
たって不規則に分散させることができるので、エネルギー案内チェーンが急速に
移動したときにきに、エネルギー案内チェーンの全長に沿った脈動を防止するこ
とができる。これはエネルギー案内チェーンの静かな走行を改善することができ
る。
【0031】 エネルギー案内チェーンの動作条件に応じて、チェーン帯体は、その一方の側
、対向する側、または両側にチェーン帯体の長手方向軸を越えて突出するローラ
を設けることができる。このようにしてこれらのローラを、上側条体または下側
条体の領域に随意に取り付けることができ、またはエネルギー案内チェーンが端
点の両側を移動できる場合には、チェーン帯体の両側に取り付けることができる
【0032】 ローラを少なくとも二つの条体に設けられなければならない三つ以上のチェー
ン帯体の平行条体を有するエネルギー案内チェーンにローラを設けることも特に
可能である。たとえば、ローラを外側条体にのみ置くことができ、またローラを
チェーン帯体の一つまたは複数の内側条体上に交互に、または追加的に設けるこ
ともできる。
【0033】 エネルギー案内チェーンの移動する駆動体に隣接するチェーンの少なくとも一
つの領域において、チェーンリンクの部分が相互に連結され、駆動体にもっとも
近いチェーンリンクが、チェーンの長手方向に沿っては実質的に非伸張性であり
チェーンの曲げ方向に可とう性のある少なくとも一つの部材によって張力に抗す
る態様で駆動体に連結されていることが特に好ましい。この形式の部材は、ドイ
ツ特許第19807083号に記載されており、その開示された内容はこゝに全
て含まれている。
【0034】 ローラの構成と組み合わされたエネルギー案内チェーンの非伸張性部材の構成
によって、エネルギー案内チェーンを引張応力の下で伸長させずにチェーンを最
小の動力で非常に長い距離にわたって移動させることができる。これは特に長い
エネルギー案内チェーンが制御されることを一般的に可能にし、したがってエネ
ルギー案内チェーンの新しい適用分野を開くものである。
【0035】 一つまたは複数の非伸張性部材によって連結されたチェーンリンクが配置され
ている部分は、いくつかのチェーンリンクを含むことが好ましい。これらの部分
は同一でも異なっていてもよい。異なった長さのものを用いることが好ましく、
チェーンの引張応力が駆動体に向かって増加することによってこれらの部分が駆
動体に向かって短くなる。
【0036】 非伸張性部材、またはこれらがいくつかある場合にはこれらの中の少なくとも
一つを、チェーンの中で案内される索体の一つとすることができる。非伸張性部
材、または複数の非伸張性部材の少なくとも一つを索体とは別に配置することが
好ましい。索体は別に配置された一つまたは複数の部材をチェーンの内部に設け
ることができ、この部材はたとえば鋼製ケーブルから構成されている。しかし、
これらの特性を示す部材であれば他のあらゆる種類のものが考えられる。
【0037】 個々の部分の端部に位置する隣接するチェーンリンクは、相互に連結されてい
ることが好ましく、駆動体に最も近い部分のチェーンリンクは、チェーンの長手
方向に非伸張性でありチェーンの曲げ方向に可とう性である少なくとも一つの部
材によって、張力に抗する態様で駆動体に連結されている。
【0038】 一つまたは複数の非伸張性部材を、横方向部材とは別に設けられた条片の上に
張力に抗する態様で取り付け条片をチェーンリンクの対向する帯体に接続するこ
とが好ましい。
【0039】 チェ−ンを通して案内される索体はクランプによってこれらの条片に固定する
ことが好ましく、これらのクランプにも、鋼製ケーブルの端部用の締付け部材ま
たはその他の適切な部材が設けられる。
【0040】 条片は、チェーンの横断方向にある端部にピンを有することができ、これらは
組合されるチェーンリンク用のリンクピンの機能を果たす。これは、帯体上のピ
ンが、直接に隣接するチェーンリンクの重なり合う領域における二つの整合した
開口部を通って到達することによって積極的な連結部を形成し、それによりこれ
らのチェーンリンクの回動軸を形成することを意味する。この構成によって、索
体および条片の上に取り付けられた別の非伸張性部材を回動軸の周りに回動的に
配置することができる。
【0041】 条片は、チェーンの横断方向にある端部に突出部を有することができ、これら
の突出部は、接合部間のチェーンリンクの内部の対応する形状の溝と係合する。
一連のチェーンのすべてのチェーンリンクに設けられた溝を使用して、チェーン
帯体の間に他の部品を取り付けることもできる。
【0042】 本発明によるエネルギー案内チェーンは、内側帯体と外側帯体ならびに山形チ
ェーンリンクから構成することができる。横方向部材は、夫々の場合において、
着脱可能に帯体に取り付けることができ、帯体と一体に成形することもでき、ま
たは閉じたチャネルが形成されるような幅を有することもできる。接合連結部は
たとえば一体形蝶番などのように任意に設計することもできる。
【0043】 以下本発明を図面に基づいて例を挙げて詳細に説明する。
【0044】 図1に示すチェーン帯体1は、関節式に内側帯体2(図2に示す)に連結され
て条体を形成する外側帯体として設計されている。この目的のために、リンクピ
ン5が外側帯体1の端部3、4に設けられ、対応するピンガイド8が内側帯体2
の端部部分6、7に設けられ、また対応する対応するストップ対9、10が設け
られて回動角を制限する。
【0045】 帯体1、2は各々、帯体の長手方向軸に直角をなす中央平面に関し対称である
【0046】 チェーン帯体1、2の中間部11、12は広幅部として設計され、帯体1、2
のチェーン内部とは反対の側部において、帯体の長手方向軸に直角に延設された
斜面13、14を通じて端部2、3につづいている。
【0047】 ローラ15は、外側帯体1の中間部11における弧状の凹部15aの中に、フ
ランジ16によって回転的に取り付けられている。ローラの回転軸17は、一端
部ではフランジ16によって、また他端部ではチェーン帯体によって凹部中に固
定されている。
【0048】 ローラ15の突出域18は対向側の条体のチェーンリンク上の走行面を転動す
ることができるので、上側条体は下側条体の上におかれたまま移動することがで
きる。
【0049】 この実施例では、チェーン帯体の狭い側部19(図9を参照)は対向側の条体
のローラの走行面となり、結合部によって画定される隣接チェーンリンクの回動
軸の間に実施的に延出されている(図6〜8)。これは、エネルギー案内チェー
ンの延伸時に、走行面部26は継目連結部の高さにおいて隣接チェーン帯体間に
何等くぼみを形成せず、したがって高さの差がほとんどまたは全くないチェーン
の長さにわたるローラの連続走行面が得られる。
【0050】 走行面または側部19は、エネルギー案内チェーンの長手方向に延びてローラ
15の前後に位置する上昇斜面20を有し、これらはローラ15に向かって立ち
上がり、実質上帯体の回動軸の高さで始まる。これに関連して、上昇斜面20の
傾斜を比較的小さく、たとえば80mmの長さに対して約3mmの高さだけ上昇
させることができる。ローラ15の領域18は、上昇斜面20の頂部を超えて約
2mmだけ上方に突出している。
【0051】 内側帯体および外側帯体のローラのない狭い側部は、図示の実施例では上昇斜
面を有していない。
【0052】 図示の実施例では、ローラ15の直径は実質的にチェーン帯体1の高さの半分
に相当する。
【0053】 したがって、ローラに対する上昇角(ローラの周面と上昇斜面との間の角度)
は比較的小さい。しかし、チェーン帯体の高さに対して著しく小さな直径を有す
るローラを使用することもできる。
【0054】 チェーン帯体1、2の中央部11、12を広くすることで、この位置における
ローラの走行面を広げることも可能であり、これによって、チェーン帯体の狭い
側部19に対する表面圧力が低下し、したがって材料への応力はさらに低下する
【0055】 図1、2、3、および5にも示すように、横方向部材22を取り付けるための
ピン21の対が、広幅の中央部11、12の高さで互いに実質的に離間して配置
されているので、対向する内側帯体と外側帯体は4つの横方向部材によって連結
され、それによってチェーンリンクの安定性が増加する。これに関連して、外側
帯体のピン21はエネルギー案内チェーンの長手方向においてロ−ラ15の前後
に配置されている。内側帯体の横方向部材22も互いにある距離をおいて取り付
けられている(図5)。チェーン帯体1の対向側が(図示するように)ローラを
設けていない場合には、この側のチェーン帯体はローラの高さに位置する単一の
横方向部材によって随意に連結することもできる。
【0056】 図3における実施例によれば、二個(またはさらにそれ以上の)のローラを一
つのチェーン帯体に直列に取り付けることもできる。この場合も、ローラはフラ
ンジによって広幅部に取り付けられる。図1、2のチェーン帯体におけるように
、横方向部材22は広幅部の端部に設けられている。それらはは、必要に応じて
ローラの間に設けることもできる。ローラ15間の走行面部は帯体の対向する狭
い側に平行に延出されている。
【0057】 図4、9に示すように、ローラ15は、これらが対向する条体のローラと接触
してこれらに乗り上げるまで対向する条体のチェーン帯体1の狭い側部19の上
を転動する。
【0058】 図4、9はまた、凹部15aにおいて、ローラの回転軸17が一端でフランジ
16によって固定され、他端でチェーン帯体によって固定されていることを示し
ている。回転軸はボールベアリング25の軸受輪24を有する。フランジ16は
チェーン帯体に3本の植込みボルト23によって非回転的に取り付けられ、帯体
1と完全に同一平面にあるので、フランジは側方に突出していない。これに関連
して、ローラ15はチェーン帯体の幅の約半分である。フランジ11が、実質上
ローラ12を囲むように設計することもできる。
【0059】 ローラ15のフランジ11によるチェーン帯体への直接の取り付けによって、
特に安定したローラの取り付けがえられる。ローラはエネルギー案内チェーンの
断面内に位置し、回転軸はチェーン帯体の断面内に位置し、したがって突出する
領域はなくなる。
【0060】 チェーン帯体1の狭い側部19を越えて突出している領域18の高さはローラ
15の直径に対して比較的小さいので、エネルギー案内チェーンの非常に静かで
円滑な動作が可能になる。
【0061】 図4(下方)に示すように、ローラを取り外したときにチェーンリンクのそれ
ぞれの狭い側部19に面する開口部をキャップ25aで覆うことができ、これを
取り付けるためにスナップ部材25bを帯体に設けることができ、ローラの取付
け部材は組み立てられたままにしておくことができる。同じキャップまたは別の
キャップを使用して、ローラの取付け部材を受け入れる側部片の側域を覆うこと
もできる。これに関連して、キャップを帯体のそれぞれの外表面と面一にするこ
とができる。
【0062】 図5に示すように、二つの横方向部材22が、内側帯体と外側帯体の端部3、
4に直接隣接して配置されている。外側帯体1における横方向部材22の端部の
広幅部36は、僅かに小さな遊びを伴って内側帯体の端部部4の内側に重なり合
っているので、この重なり合いによってチェーンの安定性が増加する。
【0063】 小さな動力でローラ15によって下側条体の上を上側条体を移動させるために
は、エネルギー案内チェーン27のすべてのチェーン帯体にローラを設ける必要
はない(図6に示すように)。そうではなく、それらをチェーン帯体上で互いに
、たとえばチェーンリンクの3個または4個ごとに離間させて設けることができ
る。ローラを近接させて、たとえば各チェーンリンク毎に配置した場合には、屈
曲領域30から上側条体28へ遷移する間にもローラがまず下側条体29と接触
し、それによって滑り摩擦が回避される。
【0064】 同じエネルギー案内チェーン27においてローラのないチェーンリンク37よ
りも長いローラを有するチェーンリンク38を設けることもできる(図6)。
【0065】 図6ないし8に示すように、充分に安定性のあるエネルギー案内チェーンでは
、重なり合された上側条体は、僅かに突出したローラによって自立式に配置され
、ローラを介してのみ下側条体の上に載っており、したがって上側条体と下側条
体が相対移動する場合に摩擦が特に低い値になる。上昇斜面20(図7)によっ
てチェーン条体間の間隙が広げられる。
【0066】 ローラに関連して特に重要な別の構成部分として、図10に示すように、チェ
ーンの長手方向には非伸張性でチェーンの曲げ方向には可とう性のある鋼製ケー
ブルをエネルギー案内チェーンに取り付けることができる。
【0067】 図10に示す例は、固定基台32と可動駆動体33との間に索体31を受け入
れて案内するためのエネルギー案内チェーン27を示し、駆動体は横方向部材(
図10には図示せず)によって互いに連結された横断方向の対向する帯体1から
成る二つの平行な帯体の条体を有する。各帯体の条体の直接隣り合う帯体1a、
1bはチェーンの曲げ方向に互いに相対的に回動することができる。
【0068】 図10にさらに示すように、駆動体33からチェインの上側条体と曲げ領域条
体を通り連続してチェーンの下側条体へ延出するチェーンの一つの部分には、非
伸張性でチェーンの曲げ方向に可とう性である部材34(34a、34b、34
c、34d、34e、34f、34g)が設けられている。これらの部材はチェ
ーンリンク35a、35b、35c、35d、35e、35f、35gを相互に
連結し、これらはいくつかのチェーンリンクによって相互にかつ駆動体33から
離れた部分においてチェーンの組合される領域において取付けられている。
【0069】 図11は、本発明によるエネルギー案内チェーンの第2の実施例を示す。ここ
では、ローラ15はチェーン帯体1、2の外側に取り付けられている。ローラ1
5は覆われていない。外側帯体1と内側帯体2の側部に設けられたL形断面を有
する広幅部39は走行面として使用され、ローラ15を有するチェーンリンク3
8の上に窓状の凹部を有し、これをローラ15が通過する。チェーン帯体1、2
の外側にチェーンの断面を越えてローラ15を配置することは、ローラを有する
チェーンリンク38のピッチをもっと小さくできること、すなわちローラのない
チェーンリンク37のピッチと同程度に小さくできる利点を有する。
【0070】 図12の切欠図に特に明確に示すように、ローラ15は、関連するチェーン帯
体1の外側に一体的に成形されたベアリングピン41の上に止め輪42で固定さ
れたボールベアリング25(単に略画として示す)によって取り付けられている
【0071】 両帯体条体の外側帯体1と内側帯体2に設けられたL形状断面の広幅部39は
、各々長手方向にローラ15のための閉じた走行面を形成し、この構成では、図
13、14に示すように、ローラ15に向かって立上がる上昇斜面を設けること
もできる。
【0072】 図13、14は、エネルギー案内チェーンの二つの異なる移動位置、すなわち
ローラ付きチェーンリンク38の二つの異なった相対的な位置を示す。図14は
、横方向にずれた位置にあるローラ付きチェーンリンク38を示す。図13に示
すように上側条体28と下側条体29のローラ15が接触するときには、上側条
体28に示すローラ15は上昇斜面20と下側条体29のローラ15を「上昇」
しなければならないので、上側条体28は下側条体29に対して上昇せねばなら
ない。上昇斜面20は、広幅部39の走行面上におけるローラ15の突出を最小
にするので、エネルギー案内チェーンのむらのある走行を引き起こすことのある
ローラ15相互間の脈動的な飛び跳ねは生じない。
【0073】 図15〜18は、本発明によるエネルギー案内チェーンの特に好ましい第3実
施例を示し、ここではローラ15は案内異型形状、すなわち互いに離間した台形
断面を有するいくつかの全周案内溝40を設けている。二つの接触しているロー
ラの案内溝40の間にある突条43は正面で接触し、案内溝が台形断面であるた
めに、図15に示すように上側条体28と下側条体29の相対位置に横方向のず
れを生じさせる。このずれは一つの案内溝40の幅にほぼ等しいので、上側条体
28のローラは下側条体29のローラを通過する。この目的のためには、案内溝
40の深さは当然広幅部39によって形成される走行面からのローラ15の距離
よりも大きいかまたは等しくなければならない。
【0074】 エネルギー案内チェーンの弾性によって、上側条体28と下側条体29とが比
較的大きな距離にわたって容易にこのようなずれた位置をとることができ、これ
によって摩擦を確実に非常に低い値にする。
【0075】 図17に特に明確に示すように、上側条体28のチェーンリンクのローラと下
側条体29のチェーンリンクのローラとが接触すると、前者のローラが後者のロ
ーラを通過する。
【0076】 チェーン帯体とローラはプラスチックでつくられることが好ましい。しかし、
他の材料の組合せも可能である。たとえば、チェーン帯体および/またはローラ
を金属材料で作ることもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CA,C N,CZ,HU,IN,JP,KR,PL,US,ZA

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向部材によって連結された平行な帯体によって形成され
    た互いに関節式に連結された多数のチェーンリンクを有し、上側条体、下側条体
    およびその二つの条体を連結する屈曲領域を形成するように移動することが可能
    であり、上側条体が下側条体の上に載っているケーブルやホースなどを案内する
    ためのエネルギー案内チェーンにおいて、上側条体(28)および/または下側
    条体(29)の少なくともいくつかのものにローラ(15)が設けられており、
    エネルギー案内チェーン(27)の移動時にこれらのローラが対向する側の条体
    のチェーンリンク上に設けられた走行面(19)上を転動できるようになされて
    いることを特徴とするエネルギー案内チェーン。
  2. 【請求項2】 ローラ(15)がチェーン帯体(1)に直接取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のエネルギー案内チェーン。
  3. 【請求項3】 走行面(19)が対向する条体(28、29)に面するチェ
    ーン帯体(1)の狭い側部(19)によって形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載のエネルギー案内チェーン。
  4. 【請求項4】 ローラ(15)がチェーン帯体(1)に設けられた凹部(1
    5a)の中に位置して、少なくともチェーン帯体(1)をわずかに越えて突出し
    ていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエネルギー案内
    チェーン。
  5. 【請求項5】 各チェーン帯体(1)に、エネルギー案内チェーン(27)
    の長手方向において互いに離間している少なくとも2個のローラ(15)が設け
    られていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエネルギー
    案内チェーン。
  6. 【請求項6】 各チェーン帯体(1)に、少なくとも1個のローラ(15)
    が、チェーン帯体(1)の中央部(11、12)に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。
  7. 【請求項7】 走行面(19)が、ローラ(15)に対して立ち上がる上昇
    斜面(20)を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の
    エネルギー案内チェーン。
  8. 【請求項8】 ローラ(15)が、ローラ(15)のベアリング部(17)
    を有するフランジ(16)によってチェーン帯体(1)の凹部に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のエネルギー案内チ
    ェーン。
  9. 【請求項9】 ローラ(15)を受け入れるための凹部(15a)を架橋す
    ることができる手段(25a)が設けられていることを特徴とする請求項1から
    8のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。
  10. 【請求項10】 狭い側部(19)の一つのものにローラ(15)を受け入
    れるための凹部(15a)を有するチェーン帯体(19)が設けられており、対
    向する狭い側部(19)は連続して構成され、チェーン帯体(1)は、対向する
    条体(28、29)に面する二つの狭い側部(19)の一つを随意に取り付ける
    ことができるようになされていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一
    項に記載のエネルギー案内チェーン。
  11. 【請求項11】 チェーンの長手方向に離間された2個の横方向部材(22
    )が、チェーンリンクの一つの狭い側部(19)に設けられていることを特徴と
    する請求項1から9のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。
  12. 【請求項12】 ローラ(15)が外向きに突出するチェーン帯体(1)の
    側部に取り付けられ、側部に向かって突出するチェーン帯体(1、2)のより広
    幅部(39)が走行面として設けられていることを特徴とする請求項1または2
    に記載のエネルギー案内チェーン。
  13. 【請求項13】 一つの条体の少なくともすべてのチェーン帯体(外側帯体
    (1)と内側帯体(2)の両方)が走行面を形成する広幅部(39)を設けてお
    り、それにより少なくとも一つの実質的に閉じた走行面がエネルギー案内チェー
    ンの長さに沿って形成されることを特徴とする請求項12に記載のエネルギー案
    内チェーン。
  14. 【請求項14】 各ローラ(15)が走行面を形成するより広幅部(39)
    における窓状の凹部を貫通していることを特徴とする請求項12または13に記
    載のエネルギー案内チェーン。
  15. 【請求項15】 ローラ(15)を有するチェーンリンクが、二つ以上のチ
    ェーンリンクを隔てゝ取り付けられていることを特徴とする請求項1から14の
    いずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。
  16. 【請求項16】 ローラ(15)を有するチェーンリンクが、エネルギー案
    内チェーン(27)の長さにわたって不規則な間隔で分配されていることを特徴
    とする請求項1から15のいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。
  17. 【請求項17】 ローラ(15)が、ローラ(15)の走行面に互いに離間
    して設けられたいくつかの全周案内溝(40)によって形成される案内異型形状
    を有し、案内溝(40)の深さが、これに組合されるチェーン帯体(1)の走行
    面を越えてローラ(15)が突出する距離に少なくとも等しいことを特徴とする
    請求項1から6または請求項8から16のいずれか一項に記載のエネルギー案内
    チェーン。
  18. 【請求項18】 案内溝(40)が台形状の断面を有することを特徴とする
    請求項17に記載のエネルギー案内チェーン。
  19. 【請求項19】 チェーン帯体(1)の3個以上の平行な条体が設けられ、
    少なくとも二つの条体の上にローラ(15)が設けられていることを特徴とする
    請求項1から18までのいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーン。
  20. 【請求項20】 二つの平行な帯体の条体が、横方向部材(22)によって
    互いに連結された横方向に対向する帯体(1)で構成されており、固定基台(3
    2)と可動駆動体(33)との間に索体(31)を受け入れてこれを案内するた
    めの請求項1から19までのいずれか一項に記載のエネルギー案内チェーンにお
    いて、各帯体の条体の直接隣り合う帯体が、チェーンの屈曲する方向に互いに回
    動することができ、駆動体(33)に隣接するチェーンの少なくとも一つの領域
    では、チェーンリンク(35a、35b、35c、35d、35e、35f、3
    5g)の部分が相互に連結され、駆動体(33)に最も近いチェーンリンク(3
    5e)は、チェーンの長手方向に実質的に伸長不可能でチェーンの曲がる方向に
    可とう性のある少なくとも一つの部材(34)によって、張力に抗するように駆
    動体(33)に連結されていることを特徴とするエネルギー案内チェーン。
JP2000547381A 1998-05-05 1999-05-05 エネルギー案内チェーン Expired - Fee Related JP3670964B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19819845 1998-05-05
DE19819845.0 1998-05-05
DE19839270A DE19839270C2 (de) 1998-05-05 1998-08-28 Energieführungskette
DE19839270.2 1998-08-28
PCT/DE1999/001351 WO1999057457A1 (de) 1998-05-05 1999-05-05 Energieführungskette

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004236508A Division JP4121029B2 (ja) 1998-05-05 2004-08-16 エネルギー案内チェーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002513896A true JP2002513896A (ja) 2002-05-14
JP3670964B2 JP3670964B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=26045938

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000547381A Expired - Fee Related JP3670964B2 (ja) 1998-05-05 1999-05-05 エネルギー案内チェーン
JP2004236508A Expired - Lifetime JP4121029B2 (ja) 1998-05-05 2004-08-16 エネルギー案内チェーン

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004236508A Expired - Lifetime JP4121029B2 (ja) 1998-05-05 2004-08-16 エネルギー案内チェーン

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6425238B1 (ja)
EP (1) EP1076784B1 (ja)
JP (2) JP3670964B2 (ja)
CN (2) CN1239833C (ja)
DE (2) DE59913826D1 (ja)
WO (1) WO1999057457A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997412B2 (en) 2003-08-18 2006-02-14 Tsubakimoto Chain Co. Cable or the like protection and guide device
JP2009534592A (ja) * 2006-04-21 2009-09-24 イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュクレンクター ハフトゥング エネルギーガイドチェーン
JP2015521253A (ja) * 2012-04-19 2015-07-27 イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング エネルギーガイドチェーン

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999057457A1 (de) * 1998-05-05 1999-11-11 Igus Spritzgussteile für die Industrie GmbH Energieführungskette
DE20001505U1 (de) * 2000-01-27 2000-03-30 Igus Gmbh Energieführungskette
FR2835034A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-25 Kabelschlepp France Dispositif de decharge d'efforts pour chaines porte-cables
AU4235802A (en) * 2002-05-20 2003-11-27 Andreas Krumbacher Combinations flexible apparatus (multiple flexibletrack)
JP3836758B2 (ja) * 2002-07-01 2006-10-25 本田技研工業株式会社 ケーブル支持部構造
JP3716986B2 (ja) * 2002-11-11 2005-11-16 株式会社椿本チエイン 引出し用ケーブル類の案内保持具
US7055555B2 (en) * 2003-02-20 2006-06-06 Woolfenden Ken D Cable layout tool
DE202004005800U1 (de) * 2004-04-08 2005-08-25 Igus Gmbh Energieführungskette
EP1584841B1 (de) * 2004-04-10 2007-02-28 ekd gelenkrohr GmbH Energieführungskette
JP2008511931A (ja) * 2004-08-30 2008-04-17 ユニバーシティ オブ ユタ リサーチ ファウンデーション 遠隔計算システムのためのローカルに動作されるデスクトップ環境
JP4111958B2 (ja) * 2005-03-11 2008-07-02 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置
EP1705770A1 (de) 2005-03-21 2006-09-27 ekd gelenkrohr GmbH Verfahren zum Betrieb einer Energieführungskette und Ablagerinne zur Durchführung des Verfahrens
JP4076550B2 (ja) * 2005-06-23 2008-04-16 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置
JP4476187B2 (ja) * 2005-07-01 2010-06-09 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置
US7240477B1 (en) 2006-03-20 2007-07-10 Dade Behring Inc. Flexible router for liquid tubes and electrical ribbon cables
DE202006006492U1 (de) * 2006-04-20 2006-06-22 Igus Gmbh Energieführungskette mit angeformtem Gleitschuh
DE202006006638U1 (de) 2006-04-21 2006-06-22 Igus Gmbh Energieführungskette
DE202006006645U1 (de) 2006-04-21 2006-07-06 Igus Gmbh Energieführungskette
JP4209431B2 (ja) * 2006-06-01 2009-01-14 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置用スケーティング台車
DE102006049434A1 (de) * 2006-10-16 2008-04-17 Kabelschlepp Gmbh Energieführungssystem für lange Verfahrwege
US20100155544A1 (en) * 2008-12-23 2010-06-24 Chou Chi-Pin Chain With Follow-Up Rolling Assemblies
CN102460871B (zh) * 2009-06-26 2015-01-28 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于在医疗诊断装置中导引线缆或其它管线的导引链条
EP2549144B2 (en) 2011-07-19 2023-06-14 Findalto S.r.l. Energy chain provided with retractable supporting wheels
JP5618933B2 (ja) * 2011-07-25 2014-11-05 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置
DE202012003908U1 (de) 2012-04-19 2012-05-15 Igus Gmbh Energieführungskette mit Rollen
ITMI20120972A1 (it) * 2012-06-05 2013-12-06 Findalto S R L Sistema portacavi
DE202012103407U1 (de) 2012-09-06 2012-11-08 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Leitungsführungseinrichtung mit Riemenbetrieb
DE102012111545A1 (de) 2012-11-28 2014-05-28 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Energieführungssystem für lange Verfahrwege
DE102012111542A1 (de) * 2012-11-28 2014-05-28 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Energieführungssystem für lange Verfahrwege mit Führungskanal
DE102012113082A1 (de) 2012-12-24 2014-06-26 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Energieführungsvorrichtung mit wenigstens einer Antriebseinrichtung für lange Verfahrwege
WO2014125727A1 (ja) 2013-02-15 2014-08-21 村田機械株式会社 搬送設備と自動倉庫
DE202013101421U1 (de) * 2013-04-03 2013-04-23 Igus Gmbh Öffnungshilfe
DE202014100540U1 (de) 2014-02-07 2014-03-20 Igus Gmbh Energieführungskette und Überwachungssystem zum Schutz gegen Leitungsabriss
DE202014002511U1 (de) 2014-03-24 2014-04-25 Igus Gmbh Anordnung von Energieführungsketten und Führungsrinnen zum Führen von flexiblen Leitungen
DE202014105940U1 (de) 2014-12-09 2015-01-07 Igus Gmbh Haspelvorrichtung für mindestens eine Leitung und Versorgungseinrichtung mit dieser Haspelvorrichtung
CN104999331A (zh) * 2015-07-16 2015-10-28 佛山市普拉迪数控科技有限公司 一种内置防磨耐用拖链的长型机床
CN104976283A (zh) * 2015-07-16 2015-10-14 佛山市普拉迪数控科技有限公司 一种防磨耐用的拖链
CN105020337A (zh) * 2015-07-16 2015-11-04 佛山市普拉迪数控科技有限公司 一种防偏防磨耐用的拖链
CN105179598A (zh) * 2015-07-16 2015-12-23 佛山市普拉迪数控科技有限公司 一种内置防磨耐用拖链的导向槽
JP6421109B2 (ja) 2015-11-16 2018-11-07 株式会社椿本チエイン ケーブル類保護案内装置及びガイドレール
US10367339B2 (en) * 2017-05-10 2019-07-30 The Boeing Company Snag mitigating cable track apparatus
DE202017105644U1 (de) 2017-09-18 2017-10-30 Igus Gmbh Energieführungskette mit Laufrollen
CN107565494B (zh) * 2017-09-27 2024-02-02 中国电子科技集团公司第五十四研究所 一种平面内旋转运动有限角度走线装置
DE102019116367A1 (de) * 2019-06-17 2020-12-17 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Leitungsführungseinrichtung
DE102019116369A1 (de) * 2019-06-17 2020-12-17 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Leitungsführungseinrichtung mit Vertiefungen
DE202019105730U1 (de) * 2019-10-16 2019-11-04 Tsubaki Kabelschlepp GmbH Leitungsführungseinrichtung sowie Seitenlasche und Glied dafür
DE202019107117U1 (de) * 2019-12-19 2021-04-19 Igus Gmbh Energieführungskette und Speichereinheit für eine Energieführungskette
WO2022123308A1 (de) 2020-12-10 2022-06-16 Igus Gmbh Energiefuhrüngsketten für lange verfahrwege, insbesondere mit laufrollen
DE202021101817U1 (de) 2021-04-06 2022-07-19 Igus Gmbh Energieführungskette mit eigener Energiequelle und Kettenglied hierfür
CA3241868A1 (en) 2021-12-10 2023-06-15 Igus Gmbh Energy chain having plain bearing rings

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE531977A (ja) * 1953-10-29
DE1131964B (de) * 1960-10-29 1962-06-20 Kabelschlepp Gmbh Anordnung zur Zufuhr von Verbrauchsmitteln aller Art durch Leitungen zu auf Bahnen zu bewegenden Teilen
US3053358A (en) 1961-07-05 1962-09-11 Porter Co Inc H K Adjustable cable way connector
SE372078B (ja) * 1973-04-18 1974-12-09 K Boerjesson
GB1444307A (en) * 1974-10-01 1976-07-28 Borjesson Kv Chain construction
CS183455B1 (en) 1976-06-30 1978-06-30 Miroslav Krasa Devic for wiring and laying the energetic flexible current supply
US4462565A (en) * 1983-01-17 1984-07-31 Lockheed Corporation Erectable and retractable support for rolling conductor track
JPS60125441A (ja) * 1983-12-06 1985-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ケ−ブルドラツグチエ−ン
DE3531066A1 (de) * 1985-08-30 1987-03-12 Igus Gmbh Energiezufuehrungskette
GB2219439A (en) * 1988-06-06 1989-12-06 Gore & Ass Flexible housing
DE3928237C1 (ja) 1989-08-26 1990-08-23 Kabelschlepp Gmbh, 5900 Siegen, De
DE3928236C1 (ja) 1989-08-26 1990-10-25 Kabelschlepp Gmbh, 5900 Siegen, De
DE3929095A1 (de) 1989-09-01 1991-03-21 Igus Gmbh Energiefuehrungskette
JPH0830520B2 (ja) * 1990-01-13 1996-03-27 株式会社椿本チエイン 走行移動体のケーブルガイド装置
DE4325259C2 (de) 1993-07-28 1995-07-20 Igus Gmbh Energieführungskette
DE19541928C1 (de) 1995-11-10 1997-06-12 Igus Gmbh Energieführungskette
DE19605775C1 (de) * 1996-02-16 1997-09-25 Igus Gmbh Energieführungskette mit Führungsanschlag
KR100388323B1 (ko) * 1998-02-20 2003-06-25 이구스 슈프리츠구쓰타일레 퓌어 디 인두스트리 게엠베하 에너지 안내 체인
WO1999057457A1 (de) * 1998-05-05 1999-11-11 Igus Spritzgussteile für die Industrie GmbH Energieführungskette
DE19839270C2 (de) * 1998-05-05 2000-10-26 Igus Gmbh Energieführungskette

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997412B2 (en) 2003-08-18 2006-02-14 Tsubakimoto Chain Co. Cable or the like protection and guide device
JP2009534592A (ja) * 2006-04-21 2009-09-24 イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュクレンクター ハフトゥング エネルギーガイドチェーン
JP4885268B2 (ja) * 2006-04-21 2012-02-29 イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング エネルギーガイドチェーン
JP2015521253A (ja) * 2012-04-19 2015-07-27 イグス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクター ハフトゥング エネルギーガイドチェーン
KR101739634B1 (ko) 2012-04-19 2017-05-24 이구스 게엠베하 롤러를 포함하는 에너지 유도 체인

Also Published As

Publication number Publication date
US6425238B1 (en) 2002-07-30
JP4121029B2 (ja) 2008-07-16
JP3670964B2 (ja) 2005-07-13
DE59914631D1 (de) 2008-03-13
CN1239833C (zh) 2006-02-01
CN1492163A (zh) 2004-04-28
CN1299447A (zh) 2001-06-13
US6612104B2 (en) 2003-09-02
WO1999057457A1 (de) 1999-11-11
EP1076784B1 (de) 2003-10-22
DE59913826D1 (de) 2006-10-12
CN1119538C (zh) 2003-08-27
US20020124548A1 (en) 2002-09-12
JP2005048953A (ja) 2005-02-24
EP1076784A1 (de) 2001-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002513896A (ja) エネルギー案内チェーン
KR100391837B1 (ko) 에너지 안내 체인
US4114467A (en) Snap-on wear pad
KR100287251B1 (ko) 안내 멈춤 장치를 갖춘 에너지 가이드 체인
US7004310B2 (en) Belt band conveyor having separate guide shoes
JP4028238B2 (ja) エネルギー案内チェーン
EP1054825B1 (en) Conveyor device
BR0213394B1 (pt) conjunto para acionar um sistema de transportador de passageiros.
FI62804B (fi) Med vaogade sidovaeggar foersett transportband
US3985224A (en) Conveyor belt
US4629063A (en) Chain link for a product capturing chain
US20190234142A1 (en) Chain for a screen device
US4438842A (en) Slide conveyor with side stabilizers
KR100377842B1 (ko) 동력 공급 체인
JP2022537510A (ja) クリーンルーム用途のためのサポートチェーンを有するラインガイド及びそのためのサポートチェーン
US4719840A (en) Stiff-backed ramming chain
EP0189413B1 (en) Sliding shoe arrangement
EP0025676B1 (en) Slide conveyor with side stabilizers
FI64707C (fi) Kedjekonstruktion
US3616707A (en) Flat link chain
JPH0729331Y2 (ja) 高負荷伝動用vベルト
JP2001221294A (ja) ケーブルチェーン
JPS5937356A (ja) 動力伝達用無端ベルト
JP3213707B2 (ja) チェーン式動力伝動用ベルト
CN220430486U (zh) 一种曲向履带底盘及设有该底盘的机器人

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040511

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050328

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3670964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees