JPH0830520B2 - 走行移動体のケーブルガイド装置 - Google Patents

走行移動体のケーブルガイド装置

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JPH0830520B2
JPH0830520B2 JP512690A JP512690A JPH0830520B2 JP H0830520 B2 JPH0830520 B2 JP H0830520B2 JP 512690 A JP512690 A JP 512690A JP 512690 A JP512690 A JP 512690A JP H0830520 B2 JPH0830520 B2 JP H0830520B2
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cable
traveling
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cable duct
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信雄 北尾
博 安田
光郎 津布久
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Tsubakimoto Chain Co
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Fuji Electric Co Ltd
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばマテリアルハンドリング機器として
の高速サーボローダを対象とした走行移動体のケーブル
ガイド装置に関する。
〔従来の技術〕
まず、本発明の実施対象となる高速サーボローダ,お
よびそのケーブルガイド装置についての構成概要を第3
図で説明する。図において、1は支柱2に支持された走
行レール、3はレール上を走行する高速サーボローダな
どの走行移動体、4は走行移動体3に搭載したマニピュ
レータ、5は電装ボックスであり、該電装ボックス5と
地上側の電源制御部(図示せず)との間には走行移動体
3に対する給電,制御用のケーブルを収容したケーブル
ダクト6が敷設されている。ここで、ケーブルダクト6
は、第4図に示すように左右一対のリンク7,および左右
のリンク7の間にまたがって架設したロックスティと呼
ばれる上下一対のカバー片8,9とを組合せてダクトセグ
メントを作り、さらにこのダクトセグメントの多数個を
相互にピン結合して第5図のような折り曲げ自在なケー
ブルダクト6に組立てたものである。
かかるケーブルダクト6は、第3図,ないし第5図に
示すごとく一端をレール1と並べて地上側に固定し、中
間をヘアピン状に折り返した上で他端を走行移動体3の
電装ボックス5に結合して走行移動体3の走行経路に沿
って敷設されている。ここで、ヘアピン状に屈曲して敷
設されたケーブルダクト6に対して、第4図におけるカ
バー片8,9はそれぞれヘアピン屈曲部の外周側,内周側
に向いている。そして、このケーブルダクト6の内部を
通して給電,制御ケーブル10(第5図参照)が電装ボッ
クス5と地上側の電源制御部との間に配線されている。
上記の構成で、サーボローダの走行移動体3がレール
1の上を走行すると、これに追従する形でケーブルダク
ト6が次記のように従動する。すなわち、第3図の位置
から走行移動体3が左側に走行すると、ケーブルダクト
6はキャタピラの動きと同様にヘアピン屈曲部の位置が
逐次左に移り変わって実線から点線位置に移動する。こ
れによりレールに沿って配線した給電,制御用ケーブル
10を引き摺ったり、あるいは絡ませたりすることなく安
全に支持,案内することができる。また、ケーブルダク
ト6が移動する際には、前記ダクトセグメントの外周側
に面するカバー片8はレール1との間で擦り合うことな
く端に接触するだけであるのに対し、内周側に面するカ
バー片9はレール1ないし他のダグトセグメントのカバ
ー片同士と擦り合うように摺動する。
なお、かかる構造のケーブルダクトは、「ケーブルベ
ヤ」(商品名:(株)椿本チエインの製品)として既に
製品化されて市場に出回っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記したケーブルガイド装置を高速サーボ
ローダなどの走行移動体に連結して引き回すと、走行速
度2m/秒程度で約100dBにも達する高レベルな騒音が発生
し、この騒音が作業環境を悪化させる大きな原因となっ
ている。
すなわち、第3図において実線で表したケーブルダク
ト6の引き回し位置で走行移動体3が左右いずれかに走
行する場合には、ケーブルダクト6の下面,つまり先記
したカバー片9の装着されている側の面がレール1との
間で摺動する。また点線位置の状態で移動する場合に
は、一部の領域でケーブルダクト6が上下に折り重なっ
たままダクトセグメント同士が擦り合うように摺動す
る。
一方、ダクトセグメントは第4図で図示したように左
右一対のリンク7と上下一対のカバー片8,9との組立体
であり、かつ図示のようにカバー片はその前後端縁がエ
ッジ面を呈しており、またリンク7についても、その周
面上の各所にはリンク同士の連結構造に係わるエッジ状
に切欠き段部7aが形成されている。なお、第4図はカバ
ー片8を上にして描いた斜視図であって、リンク7の周
面に形成した切欠き段部7aはカバー片8の装着側(上面
側)のみしか見えないが、カバー片9が装着されるリン
クの下面側にも同様なエッジ状の切欠き段部が形成され
ている。
したがって、前述のようにケーブルダクト6の移動過
程でヘアピン状に屈曲したケーブルダクト6の内周側、
つまりカバー片9の装着側の面がレール1,ないしダクト
セグメント同士の間で摺動すると、単純な擦れ合いによ
る騒音に加えて、前記したエッジ状切欠き段部7aとの間
であたかも鱗を逆撫でしたと同様な齧り合いが生じてビ
ビリ音が発生し、これがケーブルダクトの移動に伴って
発生する騒音を非常に大きくしている。しかもこのビビ
リ音の周波数は走行移動体3の速度に比例するため、走
行速度早いほど騒音の音が高くなる。このために、従来
ではケーブルダクトの引回し移動に伴う騒音を低く抑え
るために、止むを得ず走行移動体3の走行速度を低く抑
えて運転するなどして対処している。
本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、ケ
ーブルダクトのセグメントを構成しているリンクの形状
を改良することにより、走行移動体の走行引回しに伴っ
て発生する騒音の大幅な低減化が図れるようにした走行
移動体のケーブルガイド装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明のケーブルガイド
装置においては、ケーブルダクトの各セグメント毎に走
行移動体の走行に伴ってレールないしリンク同士と擦り
合うリンクの摺動面上に局部的な肉盛部を形成するもの
とする。
〔作用〕
上記の構成で、肉盛部はケーブルダクトのセグメント
を構成しているリンクに対して、ヘアピン状に折り曲げ
て敷設されたケーブルダクトの内周面側、つまり第4図
で示したカバー片9が装着される側の周面上に選択的に
形成されている。これに対してケーブルダクトの外周面
側、つまりカバー片8の装着面側は摺動面とならないの
で肉盛部は不要である。したがって、移動体の走行に伴
いケーブルダクトのセグメントがレールないしダクトセ
グメント同士の擦り合う際には、リンクの肉盛り部がレ
ール面ないし相手側リンクの肉盛り部に当接して摺動
し、端縁がエッジ面を呈しているカバー片,ないしリン
ク周面上の切欠き段部は摺動面から浮き上がって接触す
ることがない。これにより、いわゆる鱗の逆撫で現象に
よるビビリ音の発生がなくなり、全体としての騒音が大
幅に減少する。
〔実施例〕
第1図は本発明実施例によるケーブルダクトのダクト
セグメント組立図、第2図はケーブルダクトが重なり合
った摺動状態図であり、第4図に対応する同一部材には
同じ符号が付してある。
第1図(第1図は第4図に対して向きが上下逆様に描
かれている)において、ダクトセグメントの構成要素で
ある左右のリンク7につき、カバー片9の装着される側
の周面、つまり第5図に示すようにヘアピン状に折り曲
げた敷設状態で内周側に向く周面上には、台形状に膨出
する肉盛り部7bが形成されている。そして、第1図のよ
うにダクトセグメントを組立てた上で、第5図と同様に
多数個のダクトセグメントを連結してケーブルダクト6
を組立て構成する。なお、前記した肉盛部7bは、例えば
リン7を鋳造する際に同時に成形するか、あるいは溶接
法で肉盛り成形される。
かかる構成により、第2図のようにケーブルダクト6
が上下に折り重なって移動する場合には、前記したリン
ク7の肉盛り部7b同士が互いに接触し合って摺動する。
したがって、ダクトセグメントのカバー片9,ないしリン
ク自身の周面に形成した切欠き段部7aなどは摺動面から
浮き上がって擦り合うことがない。なお、ケーブルダク
ト6がレール1と摺動する領域でもリンク7の肉盛部7b
がレール面に当接して摺動するので他の部分は浮き上が
り、レール面と擦り合うことはない。
これにより、いわゆる鱗の逆撫で現象に伴う高いビビ
リ音が発生せず、僅かに肉盛撫7bの擦り合う音が発生す
るに止まる。しかも肉盛部7bを表面が滑らかな曲面を呈
する台形状に形成しておくことにより摺動が円滑となっ
て衝撃音も少なく、全体としての騒音が大幅に低減する
ようになる。なお、図示実施例のものを採用した実機運
転での発生騒音を実測したところによれば、走行移動体
の速度を2m/秒として、従来構造では100dBであった騒音
が77dBに減少し、体感騒音を大幅に減少できることが確
かめられた。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明のケーブルガイド装置によれ
ば、リンクの摺動面上に肉盛部を成形したことにより、
走行移動体の走行に従動してケーブルダクトを引回す際
に発生する摺動騒音を低減することができ、同じ移動体
の走行条件で従来構造では100dBにも達していた騒音を7
7dBにまで大幅に低減できた。したがって、走行系全体
でのトータル的な発生騒音を低く抑えながら走行移動体
の高速運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の構造を示すダクトセグメントの
構成斜視図、第2図は第1図によるケーブルダクトの折
り重なり摺動状態図、第3図は高速サーボローダの全体
構成図、第4図は従来におけるケーブル支持案内装置の
ダクトセグメントの分解斜視図、第5図は第4図のダク
トセグメントで構成したケーブルダクトの組立図であ
る。図において、 1:レール、3:走行移動体、6:ケーブルダクト、7:リン
ク、7b:肉盛部、8,9:カバー片、10:ケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津布久 光郎 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−96738(JP,A) 特開 平3−92645(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール上を走行する移動体と地上側との間
    に配線したケーブルのガイド装置であり、左右一対のリ
    ンクと該リンクの間にまたがる上下一対のカバー片の組
    合せからなるダクトセグメントを多数連結して折り曲げ
    自在なケーブルダクトを構成し、該ケーブルダクトの一
    端を走行移動体に他端を他上側に結合してレール上に沿
    いヘアピン状に折り曲げて敷設したものにおいて、前記
    ケーブルダクトの各セグメント毎に走行移動体の走行に
    伴ってレールないしリンク同士と擦り合うリンクの摺動
    面上に局部的な肉盛部を形成したことを特徴とする走行
    移動体のケーブルガイド装置。
JP512690A 1990-01-13 1990-01-13 走行移動体のケーブルガイド装置 Expired - Fee Related JPH0830520B2 (ja)

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DE19605775C1 (de) * 1996-02-16 1997-09-25 Igus Gmbh Energieführungskette mit Führungsanschlag
WO1999057457A1 (de) 1998-05-05 1999-11-11 Igus Spritzgussteile für die Industrie GmbH Energieführungskette
DE19839270C2 (de) * 1998-05-05 2000-10-26 Igus Gmbh Energieführungskette
JP4592583B2 (ja) * 2005-12-26 2010-12-01 ローランドディー.ジー.株式会社 大型プリンタ用ケーブル類保護案内装置

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